JP7533073B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体構造に関するものである。
自動車などの車両は、フロントウィンドウガラスの下方に位置するインストルメントパネルを備える。インストルメントパネルの天面には、デフロスタが設けられている。デフロスタは、インストルメントパネル内などに配置された空調ユニット(HVACとも称される)からの空調風をフロントウィンドウガラスに向けて吹き出すことで、フロントウィンドウガラスの曇りを除去する。
特許文献1には、フロントガラスとドアガラス(サイドウィンドウガラス)との間に設けられたフロントピラーガーニッシュと、フロントピラーガーニッシュに形成された空調用アウトレットとを備えた車両用空調構造が記載されている。フロントピラーガーニッシュは、フロントピラーの車内側に固定されている。フロントピラーとフロントピラーガーニッシュとの間の空間にはピラーダクトが形成されている。また空調用アウトレットは、フロントガラスに隣接するドアガラス側に向くように配置されている。
特許文献1では、車両用空調装置(空調ユニット)からの空気がピラーダクトから空調用アウトレットを介してドアガラスに配風されるので、ドアガラスの除曇および氷結除去を行う、としている。
特開2014-88089号公報
しかし特許文献1の車両用空調構造では、インストルメントパネル内に配置された空調ユニットからフロントピラーまで到達するダクトをインストルメントパネル内に敷設する必要がある。このため、インストルメントパネル内にダクトを敷設するためのスペースが必要となる。
またダクトを敷設するとしても、インストルメントパネル内に配置された各種部品を避けながら敷設することになる。このため、空調ユニットからの空調風の送風効率が良好になるとは限らず、フロントウィンドウガラスに隣接する所定の窓ガラスの曇りや霜を十分に除去できない場合があり得る。
本発明は、このような課題に鑑み、フロントウィンドウガラスに隣接する所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる車体構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体構造の代表的な構成は、車両のフロントウィンドウガラスの下方に位置するインストルメントパネルと、フロントウィンドウガラスの側縁に沿って上下方向に延びるフロントピラーと、を備える車体構造において、車体構造はさらに、インストルメントパネルの天面に設けられフロントウィンドウガラスに向けて空調風を吹き出すデフロスタと、フロントピラーを介してフロントウィンドウガラスの側部に隣接する所定の窓ガラスと、フロントピラーの車内側に設けられたトリム部材とを備え、トリム部材は、フロントウィンドウガラスの下端に隣接して形成されデフロスタからフロントウィンドウガラスに沿って車幅方向外側に流れる空調風を取り入れる前側開口部と、所定の窓ガラスに隣接して形成された後側開口部と、前側開口部と後側開口部とを連通し前側開口部から取り入れられた空調風を後側開口部まで通過させるダクトとを有し、後側開口部は、ダクトを通過した空調風を所定の窓ガラスに向けて吹き出すことを特徴とする。
本発明によれば、フロントウィンドウガラスに隣接する所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる車体構造を提供することができる。
本発明の実施例に係る車体構造が適用される車両を概略的に示す図である。 図1の車体構造の要部を示す図である。 図2の車体構造のA-A断面図である。 図2の車体構造での空調風の流れを示す図である。 図3の車体構造のA-A断面図の一部を拡大して示す図である。 図4の車体構造の変形例を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る車体構造の代表的な構成は、車両のフロントウィンドウガラスの下方に位置するインストルメントパネルと、フロントウィンドウガラスの側縁に沿って上下方向に延びるフロントピラーと、を備える車体構造において、車体構造はさらに、インストルメントパネルの天面に設けられフロントウィンドウガラスに向けて空調風を吹き出すデフロスタと、フロントピラーを介してフロントウィンドウガラスの側部に隣接する所定の窓ガラスと、フロントピラーの車内側に設けられたトリム部材とを備え、トリム部材は、フロントウィンドウガラスの下端に隣接して形成されデフロスタからフロントウィンドウガラスに沿って車幅方向外側に流れる空調風を取り入れる前側開口部と、所定の窓ガラスに隣接して形成された後側開口部と、前側開口部と後側開口部とを連通し前側開口部から取り入れられた空調風を後側開口部まで通過させるダクトとを有し、後側開口部は、ダクトを通過した空調風を所定の窓ガラスに向けて吹き出すことを特徴とする。
上記構成によれば、フロントピラーの車内側に設けられたトリム部材にフロントウィンドウガラスに隣接して前側開口部を形成し、所定の窓ガラスに隣接して後側開口部を形成している。さらに、トリム部材の内部には前側開口部と後側開口部を連通するダクトを形成している。このため、デフロスタからフロントウィンドウガラスに沿って車幅方向外側に流れる空調風は、トリム部材の前側開口部から取り入れられ、ダクトを通って後側開口部から吹き出される。
すなわちトリム部材では、前側開口部が吸気口として機能し、後側開口部が送風口として機能する。そして送風口としての後側開口部は、フロントピラーを介してフロントウィンドウガラスに隣接する所定の窓ガラスに、デフロスタからの空調風を吹き付けることができ、この所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる。なお所定の窓ガラスとは、例えばサイドウィンドウガラスや、フロントウィンドウガラスとサイドウィンドウガラスの間に設定される小窓(フロントピラーガラス)である。したがって、上記構成によれば、インストルメントパネル内に空調ユニットからフロントピラーまで延びる専用ダクトを敷設することなく、フロントウィンドウガラスに隣接する所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる。
上記のフロントウィンドウガラスは、インストルメントパネルの天面に対して垂直に近い角度で立っていて、デフロスタは、インストルメントパネルの天面の前端中央部に設けられていて、トリム部材の前側開口部は、フロントウィンドウガラスの上下幅のうち少なくとも下半分の範囲に形成されていて、後側開口部は、所定の窓ガラスの上下幅のうち少なくとも上半分の範囲に形成されていて、ダクトは、前側開口部から後側開口部に向かうほど上下幅が小さくなっている。
このように、インストルメントパネルの天面の前端中央部にデフロスタが配置されているため、空調風は、扇状に展開して、フロントウィンドウガラスの側縁においては上側よりも下側の方がより大きな速度を有している。このため、上記構成のように、トリム部材の前側開口部をフロントウィンドウガラスの上下幅のうち少なくとも下半分の範囲に形成することで、デフロスタからの空調風を吸気口としての前側開口部から効率的に吸気することができる。
また、車両は、フロントウィンドウガラスがインストルメントパネルの天面に対して垂直に近い角度(水平面に対し45度より垂直に近い角度)で立っているため、インストルメントパネルとルーフとの距離が離れていて、車高も高く、前席に着座したときの乗員の目線すなわちアイポイントが比較的高い位置にある。そこで上記構成では、トリム部材の送風口としての後側開口部を所定の窓ガラスの上下幅のうち少なくとも上半分の範囲に形成することで、所定の窓ガラスのうち、前席に着座したときのアイポイントからの目線上にある高い位置の範囲に空調風を吹き出すことができる。このため、所定の窓ガラスのうち高い位置の範囲において曇りや霜をより確実に除去できる。
さらに上記構成では、トリム部材のダクトは前側開口部から後側開口部に向けて上下幅が小さくなるノズル状に形成されている。このため、デフロスタからの空調風は、前側開口部から取り込まれ、ノズル状のダクトを通ることで流速が上がり、さらに後側開口部から所定の窓ガラスに吹き出されるため、所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる。
上記の後側開口部は、所定の窓ガラスに向かって吹き出す空調風の吹出方向が、所定の窓ガラスのガラス面に対して上面視で20~30度の角度を成すように形成されている。
このように、後側開口部から所定の窓ガラスに向かって上面視で20~30度の角度を成すように空調風を吹き出すことにより、所定の窓ガラスの曇りや霜をよりより確実に除去できる。なお角度を30度より大きくすると、所定の窓ガラスのうち後側開口部から近い範囲にしか空調風を吹き出すことができず、角度を20度より小さくすると、所定の窓ガラスに向けて空調風を吹き出すことが困難になる。このため、空調風の吹出方向を上記範囲の角度にすることで、所定の窓ガラスに向けて空調風を効率的に送風することができる。
上記のトリム部材は、ダクトの車室側に配置された中空のトリム内側部と、ダクトのフロントピラー側に配置された中空のトリム外側部とを有し、トリム内側部およびトリム外側部の内部には、断熱部材が配置されている。
このように、トリム部材のトリム外側部は、ダクトのフロントピラー側に配置され、さらに中空であってその内部には断熱部材が配置されている。このためフロントピラーが金属製で温度が低い状態になっていても、トリム外側部は、フロントピラーと断熱されている。またトリム内側部は、ダクトの車室側に配置され、中空の内部には断熱部材が配置されているため、車室内と断熱されている。これにより、デフロスタからの空調風は、ダクトを通過するとき、温度が変化し難くなる。したがって上記構成によれば、所定の窓ガラスに吹き付けられる空調風のダクト内での温度の低下を防止し、結露し難くできるため、所定の窓ガラスの曇りや霜をより確実に除去できる。
上記の所定の窓ガラスは、フロントウィンドウガラスとサイドウィンドウガラスとの間に設定される小窓としてのフロントピラーガラスであり、フロントピラーは、フロントウィンドウガラスとフロントピラーガラスの間に配置され車内側にトリム部材が設けられた前側フロントピラーと、フロントピラーガラスとサイドウィンドウガラスとの間に配置された後側フロントピラーとを有する。
上記構成では、フロントウィンドウガラスとサイドウィンドウガラスの間に小窓(フロントピラーガラス)が設定された車両において、フロントウィンドウガラスとフロントピラーガラスの間に配置された前側フロントピラーにトリム部材を車内側から設けている。このため、デフロスタからフロントウィンドウガラスに沿って車幅方向外側に流れる空調風は、トリム部材の前側開口部から取り入れられ、ダクトを通って後側開口部からフロントピラーガラスに吹き出される。したがって上記構成によれば、フロントピラーガラスの曇りや霜をより確実に除去できる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本発明の実施例に係る車体構造100が適用される車両102を概略的に示す図である。図2は、図1の車体構造100の要部を示す図である。図3は、図2の車体構造100のA-A断面図である。なお以下各図において、車両前後方向をそれぞれ矢印Front、Back、車幅方向の左右をそれぞれ矢印Left、Right、車両上下方向をそれぞれ矢印Up、Downで例示する。
車体構造100は、フロントウィンドウガラス104と、インストルメントパネル106(図2参照)とを備える。インストルメントパネル106は、フロントウィンドウガラス104の下方に位置している。車両102では、図2に示すフロントウィンドウガラス104がインストルメントパネル106の天面108に対して垂直に近い角度θa(例えば、60~90度)で立っている。なお角度θaは、水平面に対して45度より垂直に近い角度である。
このため、車両102は、インストルメントパネル106とルーフ110との距離が離れていて、車高も高く、前席に着座したときの乗員の目線すなわちアイポイントが比較的高い位置にある。
また車体構造100では、図2に示すように、フロントウィンドウガラス104とサイドウィンドウガラス112の間に、小窓としてのフロントピラーガラス114が設定されている。車体構造100はさらに、図3に示すフロントピラー116を備える。フロントピラー116は、前側フロントピラー118と後側フロントピラー120とを有する。
前側フロントピラー118は、フロントウィンドウガラス104とフロントピラーガラス114の間に配置され、図2に示すフロントウィンドウガラス104の側縁122に沿って上下方向に延びている。つまり、フロントピラーガラス114は、フロントピラー116のうち前側フロントピラー118を介してフロントウィンドウガラス104の側部に隣接するガラスである。また、後側フロントピラー120は、サイドドア124(図3参照)の車内側でフロントピラーガラス114とサイドウィンドウガラス112との間に配置され、図2に示すように上下方向に延びている。
さらに車体構造100は、図2に示すデフロスタ126とトリム部材128とを備える。デフロスタ126は、インストルメントパネル106の天面108の前端中央部130に設けられている。デフロスタ126は、インストルメントパネル106内に配置された不図示の空調ユニット(HVACとも称される)からの空調風をフロントウィンドウガラス104に向けて吹き出すことで、フロントウィンドウガラス104の曇りや霜を除去する。
トリム部材128は、図3に示すように前側フロントピラー118の車内側に設けられている。トリム部材128は、図2に示す前側開口部132と、後側開口部134と、ダクト136とを有する。前側開口部132は、フロントウィンドウガラス104の下端137に隣接して形成されたスリット状の開口である。前側開口部132は、フロントウィンドウガラス104の上下幅のうち少なくとも下半分の範囲、例えば図中点線Bよりも下側の範囲に形成されている。なお前側開口部132には、フィン138が設けられている。
後側開口部134は、フロントピラーガラス114に隣接して形成されたスリット状の開口である。後側開口部134は、フロントピラーガラス114の上下幅のうち少なくとも上半分の範囲、例えば図中点線Bよりも上側の範囲に形成されている。なお後側開口部134には、フィン140が設けられている。
ダクト136は、前側開口部132と後側開口部134とを連通し、前側開口部132から後側開口部134に向けて上下幅が小さくなるノズル状に形成されている。なお図3に示すように後側フロントピラー120の車内側には、他のトリム部材142が設けられている。
図4は、図2の車体構造100での空調風の流れを示す図である。図4(a)は、車体構造100のデフロスタ126からフロントウィンドウガラス104に向けて空調風(矢印C参照)が吹き出された状態を示している。図4(b)は、デフロスタ126から吹き出された空調風の風圧分布を示している。
デフロスタ126からの空調風は、図4(b)に示す領域144aが最も風速が速く、領域144b、144c、114dの順で風速が遅くなり、領域144eが最も風速が遅い。つまり、図4(a)に示すインストルメントパネル106の天面108の前端中央部130にデフロスタ126が配置されているため、空調風は、矢印Cに示すように扇状に展開する。そして、図4(b)に示すようにフロントウィンドウガラス104の側縁122においては上側よりも下側の方がより大きな速度を有している。
そこで車体構造100では、図4(a)に示すようにトリム部材128の前側開口部132をフロントウィンドウガラス104の上下幅のうち少なくとも下半分の範囲に形成している。これにより、デフロスタ126からの空調風を前側開口部132から効率的に吸気することができる(矢印C参照)。すなわち前側開口部132は、デフロスタ126からフロントウィンドウガラス104に沿って車幅方向外側に流れる空調風を取り入れる吸気口として機能する。また前側開口部132は、フィン138によって取り入れる空調風を整流することもできる。
図5は、図3の車体構造100のA-A断面図の一部を拡大して示す図である。図中では、前側フロントピラー118の車内側に設けられたトリム部材128およびその周辺構造を示している。
ダクト136は、図5に示すように前側開口部132から取り入れられた空調風(矢印D参照)を後側開口部134まで通過させる。また矢印Dに示す空調風は、ノズル状のダクト136を通ることで流速が高められる。そして後側開口部134は、ダクト136を通過した空調風をフロントピラーガラス114に向けて吹き出す(矢印E参照)。すなわち後側開口部134は、空調風を吹き出す送風口として機能する。また後側開口部134は、図4(a)に示すフィン140によって吹き出す空調風を整流することもできる。
ここで車両102は、上記したように前席に着座したときの乗員の目線すなわちアイポイントが比較的高い位置にある。そこで車体構造100では、トリム部材128の送風口としての後側開口部134をフロントピラーガラス114の上下幅のうち少なくとも上半分の範囲に形成している。これにより、後側開口部134は、フロントピラーガラス114のうち、アイポイントからの目線上にある高い位置の範囲F(図4(a)参照)に空調風を吹き出すことができる。このため、フロントピラーガラス114のうち高い位置の範囲Fにおいて曇りや霜をより確実に除去できる。
また後側開口部134は、図5に示すようにフロントピラーガラス114に向かって吹き出す空調風の矢印Eに示す吹出方向が、フロントピラーガラス114のガラス面146に対して上面視で20~30度の角度θbを成すように形成されている。
このように、後側開口部134からフロントピラーガラス114に向かって上記の角度θbを成すように空調風を吹き出すことにより、フロントピラーガラス114の曇りや霜をより確実に除去できる。一例として角度θbを30度より大きくすると、フロントピラーガラス114のうち後側開口部134から近い範囲にしか空調風を吹き出すことができない。一方、角度θbを20度より小さくすると、フロントピラーガラス114に向けて空調風を吹き出すことが困難になる。このため、空調風の吹出方向を上記範囲の角度θbにすることで、フロントピラーガラス114に向けて空調風を効率的に送風することができる。
図5に示すようにトリム部材128は、トリム内側部148とトリム外側部150とを有する。トリム内側部148は、ダクト136の車室側に配置された中空の部位であって、その内部には断熱部材152が配置されている。このため、トリム内側部148は、車室内と断熱されている。
トリム外側部150は、ダクト136の前側フロントピラー118側に配置された中空の部位であって、その内部には断熱部材154が配置されている。このため前側フロントピラー118が金属製で温度が低い状態になっていても、トリム外側部150は、前側フロントピラー118と断熱されている。
これにより、デフロスタ126からの空調風は、トリム内側部148とトリム外側部150の間に位置するダクト136を通過するとき、温度が変化し難くなる。したがって車体構造100によれば、フロントピラーガラス114に吹き付けられる空調風のダクト136内での温度の低下を防止し、結露し難くできるため、フロントピラーガラス114の曇りや霜をより確実に除去できる。
このように車体構造100では、インストルメントパネル106内に空調ユニットから前側フロントピラー118まで延びる専用ダクトを敷設することなく、フロントピラーガラス114の曇りや霜をより確実に除去できる。また、インストルメントパネル106内に専用ダクトを敷設する必要がないため、専用ダクトのためのスペースを確保する必要もなく、インストルメントパネル106の設計上の自由度が損なわれない。
また車体構造100において、フロントウィンドウガラス104とサイドウィンドウガラス112の間に、小窓としてのフロントピラーガラス114が設定されていない場合について説明する。この場合の車体構造では、後側フロントピラー120が存在せず、前側フロントピラー118を介してフロントウィンドウガラス104の側部に隣接するガラスは、サイドウィンドウガラス112となる。このような車体構造では、デフロスタ126からの空調風は、前側フロントピラー118の車内側に設けられたトリム部材128を介してサイドウィンドウガラス112に吹き付けられ、サイドウィンドウガラス112の曇りや霜をより確実に除去できる。
なお断熱部材152、154は、例えば発泡スチロールなどであり、断熱性だけでなく緩衝性や吸音性も有している。またフロントウィンドウガラス104、フロントピラーガラス114は、図5に示すシール部材156、158によってそれぞれシールされている。
図6は、図4の車体構造100の変形例を示す図である。図6(a)に示す変形例である車体構造100Aは、前側フロントピラー118の車内側にトリム部材128Aが設けられている点で、上記の車体構造100と異なる。
トリム部材128Aは、図6(a)に示すように、前側開口部132Aをフロントウィンドウガラス104の上下幅の下半分だけでなく上半分の範囲にもわたって形成している。これにより、車体構造100Aでは、デフロスタ126からの空調風を前側開口部132Aから好適に吸気し(矢印C、G参照)、ダクト136Aを通過した空調風を後側開口部134からフロントピラーガラス114に好適に吹き出すことができる。
図6(b)に示す変形例である車体構造100Bは、前側フロントピラー118の車内側にトリム部材128Bが設けられている点で、上記の車体構造100と異なる。
トリム部材128Bは、前側開口部132A(図6(a)参照)と、上記の後側開口部134に加え、他の後側開口部134A、134Bと、ダクト136Bとを有する。後側開口部134、134A、134Bは、フロントピラーガラス114に隣接して上下に断続的に配置され、フロントピラーガラス114の上下幅の上半分だけでなく下半分の範囲にもわたって形成されている。
後側開口部134は、上記したようにフロントピラーガラス114のうち高い位置の範囲Fに空調風を吹き出す。また後側開口部134Aは、フロントピラーガラス114のうち範囲Fよりも低い位置の範囲Hに空調風を吹き出す(矢印I参照)。さらに後側開口部134Bは、フロントピラーガラス114のうち範囲Hよりも低い位置の範囲Jに空調風を吹き出す(矢印K参照)。
このため車体構造100Bでは、デフロスタ126からの空調風を前側開口部132Aから好適に吸気できる(矢印C、G参照)。さらに車体構造100Bでは、ダクト136Bを通過した空調風を複数の後側開口部134、134A、134Bからフロントピラーガラス114の上下にわたる広い範囲F、H、Jに好適に吹き出すことができる。したがって車体構造100Bによれば、フロントピラーガラス114の上下にわたる広い範囲F、H、Jで曇りや霜をより確実に除去できる。
また、ダクト136B内には、前側開口部132Aから後側開口部134、134A、134Bに向かって延びるリブ160、160A、160Bが形成されている。これにより、車体構造100Bでは、ダクト136B内を通過する空調風をリブ160、160A、160Bにより整流することもできる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体構造に利用することができる。
100、100A、100B…車体構造、102…車両、104…フロントウィンドウガラス、106…インストルメントパネル、108…インストルメントパネルの天面、110…ルーフ、112…サイドウィンドウガラス、114…フロントピラーガラス、116…フロントピラー、118…前側フロントピラー、120…後側フロントピラー、122…フロントウィンドウガラスの側縁、124…サイドドア、126…デフロスタ、128、128A、128B、142…トリム部材、130…天面の前端中央部、132、132A…前側開口部、134、134A、134B…後側開口部、136、136A、136B…ダクト、137…フロントウィンドウガラスの下端、138、140…フィン、144a、144b、144c、144d、144e…空調風の領域、146…フロントピラーガラスのガラス面、148…トリム内側部、150…トリム外側部、152、154…断熱部材、156、158…シール部材、160、160A、160B…リブ

Claims (4)

  1. 車両のフロントウィンドウガラスの下方に位置するインストルメントパネルと、前記フロントウィンドウガラスの側縁に沿って上下方向に延びるフロントピラーと、を備える車体構造において、当該車体構造はさらに、
    前記インストルメントパネルの天面に設けられ前記フロントウィンドウガラスに向けて空調風を吹き出すデフロスタと、
    前記フロントピラーを介して前記フロントウィンドウガラスの側部に隣接する所定の窓ガラスと、
    前記フロントピラーの車内側に設けられたトリム部材とを備え、
    前記トリム部材は、
    前記フロントウィンドウガラスの下端に隣接して形成され前記デフロスタから前記フロントウィンドウガラスに沿って車幅方向外側に流れる空調風を取り入れる前側開口部と、
    前記所定の窓ガラスに隣接して形成された後側開口部と、
    前記前側開口部と前記後側開口部とを連通し前記前側開口部から取り入れられた空調風を前記後側開口部まで通過させるダクトとを有し、
    前記後側開口部は、前記ダクトを通過した空調風を前記所定の窓ガラスに向けて吹き出し、
    前記フロントウィンドウガラスは、前記インストルメントパネルの天面に対して垂直に近い角度で立っていて、
    前記デフロスタは、前記インストルメントパネルの天面の前端中央部に設けられていて、
    前記トリム部材の前側開口部は、前記フロントウィンドウガラスの上下幅のうち少なくとも下半分の範囲に形成されていて、
    前記後側開口部は、前記所定の窓ガラスの上下幅のうち少なくとも上半分の範囲に形成されていて、
    前記ダクトは、前記前側開口部から前記後側開口部に向かうほど上下幅が小さくなっていることを特徴とする車体構造。
  2. 前記後側開口部は、前記所定の窓ガラスに向かって吹き出す空調風の吹出方向が、該所定の窓ガラスのガラス面に対して車両上面視で20~30度の角度を成すように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記トリム部材は、
    前記ダクトの車室側に配置された中空のトリム内側部と、
    前記ダクトの前記フロントピラー側に配置された中空のトリム外側部とを有し、
    前記トリム内側部および前記トリム外側部の内部には、断熱部材が配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 前記所定の窓ガラスは、前記フロントウィンドウガラスとサイドウィンドウガラスとの間に設定される小窓としてのフロントピラーガラスであり、
    前記フロントピラーは、
    前記フロントウィンドウガラスと前記フロントピラーガラスの間に配置され車内側に前記トリム部材が設けられた前側フロントピラーと、
    前記フロントピラーガラスと前記サイドウィンドウガラスとの間に配置された後側フロントピラーとを有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車体構造。
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