JP7506856B2 - 情報処理プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、印刷装置と無線通信を行う端末装置で実行される情報処理プログラムに関する。
1台のPCと複数のプリンタが、ブルートゥース(登録商標)による通信で接続可能であり、PCは印刷データの印刷形式に対応しているプリンタのみを含むリストを作成し、そのリストからプリンタを選択する手法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2007-226747号公報
しかしながら上記従来技術は、ある一つの印刷装置で印刷実行中に、例えば印刷媒体が消耗したり媒体詰まりが生じて印刷が中断した場合、消耗した印刷媒体の代わりとなり得る印刷媒体が装填された他の印刷装置に優先順位を付けて、代行印刷可能な候補リストとして表示することまでは考慮されていなかった。
本発明の目的は、代行印刷可能な印刷装置を優先順位で順位付けて表示できる情報処理プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明は、通信部、表示部、操作部、記憶部、及び制御部を有し、前記通信部により複数の印刷装置と無線通信可能な端末装置の前記制御部で実行される情報処理プログラムであって、前記通信部を介して前記複数の印刷装置のそれぞれに装着されている印刷媒体に関する印刷媒体情報を取得する取得処理;前記複数の印刷装置のうち、ユーザが所望する第1印刷装置と無線通信の接続を行う接続処理;前記端末装置から送信された印刷データに基づく前記第1印刷装置での印刷実行中に印刷動作が中断した場合、前記取得処理で取得した前記印刷媒体情報に基づいて、前記第1印刷装置の代わりに印刷動作を実行させる他の印刷装置の優先順位を決定する決定処理;前記決定処理で決定した前記優先順位に対応する表示態様で、前記他の印刷装置の識別情報を、前記表示部に表示させる表示処理;を実行することを特徴とする。
本願発明の情報処理プログラムにおいては、印刷装置と無線通信可能な端末装置が備える制御部により実行される。端末装置は情報処理プログラムにより無線通信を介して印刷データを送信し、印刷装置が受信した印刷データに基づいて印刷動作を実行する。ここで本願発明において、端末装置は、無線通信範囲内に存在する複数の印刷装置のうち、ユーザが所望する1つの印刷装置(第1印刷装置)のみと無線通信の接続を行う接続処理を実行して印刷データを送信することで、印刷動作させる印刷装置を選択できる。
端末装置を用いてある1つの印刷装置に印刷動作を実行させている際には、例えば媒体切れや媒体詰まりなどの要因により印刷動作が中断する場合がある。このとき、印刷動作が中断した印刷装置に対して媒体の補充作業や詰まりの解消作業を行う代わりに、すぐに印刷動作が可能な他の印刷装置に代行印刷を実行させたいという要望がある。
しかしながら、印刷装置は一般的に多様な種類の印刷媒体を交換して装着可能であり、またその時点で装着している印刷媒体の残量が充分であるとは限らない。つまり、端末装置と無線通信可能な他の印刷装置が複数存在していても、それぞれが装着している印刷媒体について必要な残量があるか、又は、希望する種類に近いものか等の代行条件も考慮して代行印刷させる印刷装置を選択すべきである。そのために、ユーザがそれぞれの印刷装置に装着されている印刷媒体を調べる作業は非常に煩雑であり、どの印刷装置を選択して代行印刷させるべきかを円滑かつ迅速に判断することが難しかった。
これに対して本願発明の情報処理プログラムは、端末装置が備える通信部を介して複数の印刷装置のそれぞれに装着されている印刷媒体に関する印刷媒体情報(印刷媒体の種類や残量などを含む情報)を取得する取得処理を実行する。そして、最初の第1印刷装置での印刷実行中に印刷動作が中断した場合に、上記取得処理で取得した印刷媒体情報に基づいて、代行印刷を実行させる他の印刷装置の優先順位を決定する決定処理を実行する。その後さらに、決定処理で決定した優先順位に対応する表示態様で、他の印刷装置の識別情報を、表示部に表示させる表示処理を実行する。
これにより、それまで使用していた印刷装置の印刷動作が中断した場合には、他に端末装置と無線通信が可能な複数の印刷装置それぞれの識別情報を例えばリスト形式で自動的に表示部に表示できる。そしてその表示では、それぞれの印刷媒体情報に基づき代行条件を考慮した優先順位で表示させることができる。この結果、代行印刷可能な印刷装置を優先順位で順位付けて表示でき、ユーザがどの印刷装置に代行印刷させるかの選択判断を容易にすることができる。
本発明によれば、代行印刷可能な印刷装置を優先順位で順位付けて表示できる。
本発明の実施形態の情報処理プログラムを実行する操作端末を備えた印刷処理システムの全体構成を表すシステム構成図である。 印刷処理システムの機能的構成を表す機能ブロック図である。 操作端末と各ラベルプリンタとの間における情報送受の様子を表す図である。 操作端末が記憶する使用中プリンタデータと代行順位プリンタリストの内容を模式的に表す図である。 操作端末に使用中プリンタデータと代行順位プリンタリストを表示させた一例を表す図である。 代行プリンタのランプと対応するアイコンを同時に点滅表示させた状態を説明する図である。 操作端末のCPUが実行するリスト更新端末処理の処理手順を表すフローチャートである。 操作端末のCPUが実行する代行プリンタ選択処理の処理手順を表すフローチャートである。 サーバを設けた場合の当該サーバと操作端末と各ラベルプリンタとの間における情報送受の様子を表す図である。 電源オフ状態も管理する代行順位プリンタリストの内容を模式的に表す図である。 操作端末に電源オフ状態のプリンタデータを含む代行順位プリンタリストを表示させた一例を表す図である。 サーバのCPUが実行するリスト更新サーバ処理の処理手順を表すフローチャートである。 操作端末のCPUが実行する代行プリンタ選択処理の処理手順を表すフローチャートである。 ユーザに代行プリンタを選択させる場合に、操作端末に代行順位プリンタリストを表示させた一例を表す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しつつ説明する。
本発明の一実施形態を図1~図8により説明する。
<印刷処理システムの構成>
まず、図1を参照しつつ、本実施形態の情報処理プログラムを実行する操作端末を備えた印刷処理システムの全体構成を説明する。
図1に示すように、本実施形態の印刷処理システム1は、操作端末2と、少なくとも1つ(この例では5つ)のラベルプリンタ3A,3B,3C,3D,3Eと、を有している。ラベルプリンタ3A,3B,3C,3D,3Eは、例えばBluetooth(登録商標)による無線通信(以下適宜、単に「Bluetooth(登録商標)通信」という)によって操作端末2と接続可能である。言い替えれば、ラベルプリンタ3A,3B,3C,3D,3Eは、操作端末2から、Bluetooth(登録商標)通信による通信範囲内にある。この結果、各ラベルプリンタ3A,3B,3C,3D,3Eと、操作端末2との間で、互いにデータの送受信を行うことができる。なお、以下適宜、「ラベルプリンタ3A,3B,3C,3D,3E」を区別せず総称する場合、単に「ラベルプリンタ3」という。また、操作端末2が端末装置の一例に相当し、ラベルプリンタ3が印刷装置の一例に相当している。
操作端末2は、操作ボタン14と、表示機能を備えかつ接触操作可能な表示部であるタッチパネル17と、を有する、いわゆるスマートフォンである。なお、操作端末2は、スマートフォンに限られず、いわゆるフィーチャーフォン、タブレット型コンピュータ、ノート型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ等でもよく、また表示部はタッチパネル17でなくてもよい。
ラベルプリンタ3は、操作端末2との間で各種の情報や指示信号を送受し、操作端末2における操作者であるユーザの操作に基づき、所望のテキストや画像等の印字を備えた印字ラベルLを作成する。
<機能的構成>
次に、図2を参照しつつ、印刷処理システムの機能的構成を説明する。
図2に示すように、操作端末2は、CPU12と、RAM及びROM等からなるメモリ13と、上記操作ボタン14と、通信制御部15と、フラッシュメモリ等の大容量記憶装置16と、上記タッチパネル17と、を有する。なお、タッチパネル17の表示機能部分は表示部の一例に相当し、通信制御部15は通信部の一例に相当し、メモリ13が記憶部に相当し、CPU12は制御部の一例に相当する。またタッチパネル17の操作機能部分と上記操作ボタン14とが操作部の一例に相当する。これらを総称して、以下適宜、単に「操作部14等」と称する。
メモリ13のRAMには、例えばユーザがタッチパネル17を適宜に操作することで作成された、上記印字ラベルLに表記したい所望の印字内容に対応した印刷データが記憶される。
CPU12は、メモリ13のRAMの一時記憶機能を利用しつつ、メモリ13のROMや大容量記憶装置16に記憶された各種プログラムを実行することで、操作端末2全体の制御を行う。なお、このプログラムには、後述する図7、図8、図13のフローに示す処理を実行する、情報処理プログラムが含まれる。
通信制御部15は、ラベルプリンタ3との間で行われる無線通信の制御を行う。
大容量記憶装置16は、例えば本体メモリであるが、これに限られず、SDメモリカード等の適宜の外部メモリでもよい。
ラベルプリンタ3は、制御回路201と、表示部205と、操作部206と、通信制御部208と、テープロールホルダ部として機能するカートリッジホルダ210と、カートリッジホルダ210に設けたカートリッジセンサ212と、印字ヘッド204と、カッタ207と、搬送装置209と、を有する。
制御回路201は、CPU、RAM、及びROM等からなる。ROMには、制御回路201のCPUに対し所定の処理を実行させる処理プログラムが記憶されている。
通信制御部208は、操作端末2の通信制御部15との間で行われる無線通信の制御を行う。
カートリッジホルダ210には、テープ202を巻回したテープロール203(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示)を備えたカートリッジ(図示省略)を着脱可能である。なお、テープ202が印刷媒体の一例に相当する。
このときカートリッジホルダ210に装着されたカートリッジの種類等がカートリッジセンサ212により検出され、対応する情報が制御回路201の上記CPUにより取得される。なお、この例では、カートリッジセンサ212は公知の手法により、上記カートリッジ内のテープ202の残量を検出することも可能である。以上の結果、制御回路201のCPUは、カートリッジセンサ212からの上記情報の取得により、当該ラベルプリンタ3に装着されている上記カートリッジに収納された、上記テープ202に関する印刷媒体情報(例えば、テープ幅、テープ色、テープ種類、等の媒体種別情報や媒体残量情報を含む)を取得する。なお、カートリッジホルダ210に代え、テープロール203そのものを直接着脱可能なテープロールホルダを設けてもよい。この場合は、適宜の公知の手法により当該テープロール203に関する上記印刷媒体情報が検出され、制御回路201のCPUへと出力される。
搬送装置209は、印字ヘッド204に対向して設けられており、テープロール203から繰り出されるテープ202を搬送する。
印字ヘッド204は、搬送装置209により搬送されるテープ202に対し、操作端末2から受信された印刷データに基づく印字を行う。
カッタ207は、印字後のテープ202を所定の長さに切断して印字ラベルLとする。
<本実施形態の特徴>
上述したように操作端末2は、無線通信を介して印刷データと印刷指令を送信し、ラベルプリンタ3が受信した印刷データに基づいて印刷動作を実行する。ここで図3に示すように、操作端末2は、その無線通信範囲R内に存在する複数のラベルプリンタ3のうち、ユーザが所望する1つのラベルプリンタ3(図示する例ではラベルプリンタ3B)のみと無線通信の接続を行う接続処理を実行して印刷データと印刷指令を送信することで、印刷動作させるラベルプリンタ3Bを選択できる。
操作端末2を用いてある1つのラベルプリンタ3Bに印刷動作を実行させている際には、例えばテープ切れやテープ詰まりなどの要因により印刷動作が中断する場合がある。このとき、印刷動作が中断したラベルプリンタ3Bに対してテープ202の補充作業や詰まりの解消作業を行う代わりに、すぐに印刷動作が可能な他のラベルプリンタ3A,3C,3D,3Eに代行印刷を実行させたいという要望がある。
しかしながら、ラベルプリンタ3は一般的に多様な種類のテープ202を備えたカートリッジを交換して装着可能であり、またその時点で装着しているテープ202の残量が充分であるとは限らない。つまり、操作端末2と無線通信可能な他のラベルプリンタ3が複数存在していても、それぞれが装着しているテープ202について必要な残量があるか、又は、希望する種類に近いものか等の代行条件も考慮して代行印刷させるラベルプリンタ3を選択すべきである。そのために、ユーザがそれぞれのラベルプリンタ3に装着されているテープ202を調べる作業は非常に煩雑であり、どのラベルプリンタ3を選択して代行印刷させるべきかを円滑かつ迅速に判断することが難しかった。
これに対して本実施形態では、操作端末2において、無線通信が可能な複数のラベルプリンタ3の識別情報を、それぞれの印刷媒体情報に基づいて代行条件を考慮した優先順位で表示することにある。以下、その詳細を順を追って説明する。
<操作端末におけるデータ処理について>
図3に示す例では、操作端末2の無線通信範囲R内に存在する5つのラベルプリンタ3のうちでラベルプリンタ3Bの1つだけが、操作端末2と上記Bluetooth(登録商標)通信の接続が確立しており、印刷データと印刷指令を送受している。このときのラベルプリンタ3Bを、以下において使用中プリンタという。
このとき、並行して全てのラベルプリンタ3からは、上記制御回路201のCPUの制御により、当該ラベルプリンタ3の識別情報と、装着されたカートリッジに備えられるテープ202の上記印刷媒体情報等とを併せたプリンタデータが、ブロードキャスト送信されている。このブロードキャスト送信は、例えば、上記Bluetooth(登録商標)通信における、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以下、BLEと略記)規格のアドバタイジングや、Classic規格のペアリングによって所定周期ごとに行われる。操作端末2では、そのブロードキャスト送信された、各ラベルプリンタ3の上記プリンタデータが受信されている。なお、この例におけるラベルプリンタ3Bが第1印刷装置に相当し、操作端末2がこのラベルプリンタ3Bと無線通信の接続を行う処理が接続処理に相当する。
操作端末2は、受信した各ラベルプリンタ3のプリンタデータを、図4に示す例のデータ構成でメモリ13に記憶する。すなわち、図中の上方に示す使用中プリンタデータと、図中の下方に示す代行順位プリンタリストの各プリンタデータと、を記憶する。
使用中プリンタデータは、その時点でBluetooth(登録商標)通信の接続が確立している使用中プリンタ(図3に示す例のラベルプリンタ3B)のプリンタデータだけで構成している。このプリンタデータには、当該使用中プリンタデータに対応するラベルプリンタ3Bの外観を表す画像データであるアイコンと、当該使用中プリンタに装着されているテープ202のテープ幅、テープ色、テープ種類、及び残量と、当該使用中プリンタにあらかじめ付与されたプリンタ名(図示する例では「B」)と、Bluetooth(登録商標)通信の種類(図示する例の「Classic」又は「BLE」)と、シリアルナンバー(図中では「S/N」と略記)と、その時点の稼働状態を表すステータスが含まれている。なお、上記アイコン、プリンタ名、Bluetooth(登録商標)通信の種類、シリアルナンバー、及びステータスが、識別情報の一例に相当し、テープ幅、テープ色、テープ種類、及び残量が、印刷媒体情報及び属性情報の一例に相当し、そのうちのテープ幅がサイズの一例に相当する。また、使用中プリンタデータにおけるステータスの内容は、常に操作端末2との接続が確立していることを意味する「接続中」となる。
代行順位プリンタリストは、操作端末2が受信した全てのラベルプリンタ3のプリンタデータをリスト形式で列記して構成されている。この列記の順番は、その時点の使用中プリンタに代えて代行印刷させる場合の代行条件を考慮した優先順位の順番で列記されている。その優先順位について詳しくは、使用中プリンタがテープ切れやテープ詰まりなどの要因で印刷が中断した場合に、引き続きできるだけ多くの印字ラベルLを作成できるか、またはできるだけ希望する印刷態様に近い印刷ができるか、などの代行条件をより多く満たせる順位となる。代行条件については、残量を重視してその後の印刷量を優先するか、もしくは使用中プリンタデータに対する他の属性情報(テープ幅、テープ色、テープ種類)の類似度合いを重視するか、などの多様な基準に基づいてあらかじめ設定しておく。なお、図示する例の代行順位プリンタリストでは、属性情報の類似度合いを基準とした代行条件で優先順位を決定している。詳しくは、使用中プリンタに装着されているテープに対して、各ラベルプリンタ3に装着されているテープの、テープ幅、テープ色、テープ種類の順番で類似度合いを決定してゆく。
なお、代行順位プリンタリストにおいても使用中プリンタデータが含まれるが、その優先順位は使用中プリンタの代わりに代行印刷させる際の順位であるため、最も低い優先順位で列記される。また本実施形態の例では、使用中プリンタデータ以外の各プリンタデータのステータスはいずれも、操作端末2とBluetooth(登録商標)通信で接続していないことを意味する「切断」となる。
<操作端末の挙動について>
本実施形態の例においては、ラベルプリンタ3での印刷動作中に、操作端末2は、図5(a)に示すようにその時点で作成してある使用中プリンタリストと代行順位プリンタリストをタッチパネル17に表示する。なお、図中では代行順位プリンタリストの上位の一部だけが表示されているが、タッチパネル17上で上方にスクロール操作することで全ての代行順位プリンタリストを表示させることができる。図5(a)に示す例では、表示の煩雑を避けるために各プリンタデータのうちのアイコンとプリンタ名だけ表示し、その他に詳細データのデータ表示を指示する操作アイコンを表示している。ユーザは、データ表示の操作アイコンをタップすることで、図5(b)に示すように対応するプリンタデータの全ての項目を表示させることができる。なお、このときの代行順位プリンタリストの表示において、各プリンタデータを優先順位の順番で列挙して表示する態様が、表示態様の一例に相当する。
そして、使用中プリンタが上記要因などで印刷を中断したことを検知した際には、操作端末2は、代行順位プリンタリストで最も優先順位が高いラベルプリンタ3(この例ではラベルプリンタ3A)を代行プリンタとして自動的に選択して代行印刷させる。このとき、それまでの使用中プリンタであったラベルプリンタ3Bから、代行プリンタとして選択したラベルプリンタ3AにBluetooth(登録商標)通信の接続先を切り替えた際には、図6に示すように、操作端末2はラベルプリンタ3Aのプリンタデータを新たな使用中プリンタデータとして表示する。また、代行順位プリンタリストにおいてラベルプリンタ3Aの優先順位が最も低くなり、他のラベルプリンタ3の優先順位が1つずつ繰り上がるよう列記順序が更新され、それに対応して表示内容も変更する。
このとき、実在する複数のラベルプリンタ3のうちのどれが新たな使用中プリンタとなったかを目視で確認しやすいように、使用中プリンタであるラベルプリンタ3Aに備えられたランプを一定時間点滅させるとともに、タッチパネル17上の使用中プリンタデータのアイコンも同様に一定時間点滅させる。なお、この例のラベルプリンタ3Aが第2印刷装置の一例に相当する。
<制御手順>
上記代行順位プリンタリストを作成するために、操作端末2のCPU12が実行するリスト更新端末処理の処理手順を図7に表すフローチャートによって説明する。なお、このフローは、予め全てのプリンタデータを含めた代行順位プリンタリストが作成された状態を前提とし、上記Bluetooth(登録商標)通信のアドバタイジングと同等の周期ごとに実行される。
まずステップS105で、CPU12は、全てのラベルプリンタ3から新たに受信したプリンタデータを取得する。このとき、上記Bluetooth(登録商標)通信のBLE規格に対応するアドバタイジングや、Classic規格に対応するペアリングを使い分けて無線通信範囲R内に存在する全てのラベルプリンタ3からプリンタデータを取得する。なお、この手順が取得処理の一例に相当する。
次にステップS110へ移り、CPU12は、上記ステップS105で取得した各プリンタデータを、それぞれ代行順位プリンタリストにおいて対応するプリンタデータに上書きして更新する。
次にステップS115へ移り、CPU12は、上記ステップS105で取得したプリンタデータのうち、使用中プリンタデータに相当するプリンタデータを取得する。
次にステップS120へ移り、CPU12は、上記ステップS115で取得した使用中プリンタデータにおける属性情報との類似度合いに応じて、代行順位プリンタリストにおけるその他の各プリンタデータの優先順位を決定する。なお、この手順が決定処理の一例に相当する。
次にステップS125へ移り、CPU12は、上記ステップS120で決定した優先順位に応じて、代行順位プリンタリスト内の各プリンタデータを並び替える。
次にステップS130へ移り、CPU12は、使用中プリンタデータと代行順位プリンタリストをタッチパネル17に表示する。なお、この手順が表示処理の一例に相当する。そして、このフローを終了する。
次に、上記リスト更新端末処理により更新された代行順位プリンタリストを利用して代行プリンタを選択するために、操作端末2のCPU12が実行する代行プリンタ選択処理の処理手順を図8に表すフローチャートによって説明する。なお、このフローは、操作端末2が使用中プリンタにおける印刷の中断を検知した際に実行が開始される。
まずステップS205で、CPU12は、その時点で作成されている代行順位プリンタリストをメモリ13から取得する。
次にステップS210へ移り、CPU12は、上記ステップS210で取得した代行順位プリンタリストにおいて優先順位が1番のラベルプリンタ3を代行プリンタとして選択する。
次にステップS215へ移り、CPU12は、それまでの使用中プリンタとのBluetooth(登録商標)通信の接続を解除し、上記ステップS210で選択した代行プリンタとあらためて接続する。
次にステップS220へ移り、CPU12は、代行プリンタを新たな使用中プリンタとして、未印刷分の印刷データと印刷指令を送信する。
次にステップS225へ移り、CPU12は、新たな使用中プリンタデータにおけるステータスを「接続中」に変更する。また、代行順位プリンタリストにおいて、それまでに使用中プリンタデータとしていたプリンタデータのステータスを「切断」に変更するとともに、そのプリンタデータの優先順位を最も低くして他のプリンタデータの優先順位を1つずつ繰り上げるよう列記順序を更新する。
次にステップS230へ移り、CPU12は、使用中プリンタデータと代行順位プリンタリストをタッチパネル17に表示する。なお、この手順が表示処理の一例に相当する。
次にステップS235へ移り、CPU12は、上記ステップS230でタッチパネル17上に表示した使用中プリンタデータのアイコンを一定時間点滅表示させるとともに、使用中プリンタに対してランプを同じ時間点滅させる指令を送信する。そして、このフローを終了する。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態では、操作端末2が、自身に備える通信制御部15を介して複数のラベルプリンタ3のそれぞれに装着されているテープ202に関する印刷媒体情報(テープ202の種類や残量などを含む情報)を取得するステップS105の手順を実行する。そして、最初の使用中プリンタであるラベルプリンタ3Bでの印刷実行中に印刷動作が中断した場合に、上記ステップS105で取得した印刷媒体情報に基づいて、代行印刷を実行させる他のラベルプリンタ3の優先順位を決定するステップS120を実行する。その後さらに、そのステップS120で決定した優先順位に対応する列記の順序で、他のラベルプリンタ3の識別情報(アイコン、プリンタ名、シリアルナンバー)を、タッチパネル17に表示させるステップS130、S230を実行する。
これにより、それまで使用していたラベルプリンタ3Bの印刷動作が中断した場合には、他に操作端末2と無線通信が可能な複数のラベルプリンタ3それぞれの識別情報を、例えばリスト形式の代行順位プリンタリストとして自動的にタッチパネル17に表示できる。そしてその表示では、それぞれの印刷媒体情報に基づき代行条件を考慮した優先順位で表示させることができる。この結果、代行印刷可能なラベルプリンタ3を優先順位で順位付けて表示でき、ユーザがどのラベルプリンタ3に代行印刷させるかの選択判断を容易にすることができる。
また、本実施形態では特に、印刷媒体情報は、テープ202のテープ種類、テープ幅、テープ色、及び残量の少なくとも1つの属性情報を含み、ステップS120の手順では、使用中プリンタであるラベルプリンタ3Bに装着されているテープ202の属性情報に対する、他のラベルプリンタ3のテープ202の属性情報の類似度合に応じて、それぞれのプリンタデータの代行順位プリンタリストにおける優先順位を決定する。これにより、具体的かつ適切なテープ202の属性情報に基づいて、その時点の使用中プリンタとできるだけ近い印刷態様で代行印刷が可能な他のラベルプリンタ3の選択判断が容易となる。
また、本実施形態では特に、操作端末2のCPU12は、タッチパネル17に表示された代行プリンタ(新たな使用中プリンタ)のアイコンを点滅表示の表示態様で強調して表示させる。これにより、ユーザはどのラベルプリンタ3を代行プリンタとして選択したかをタッチパネル17で視覚的に再確認できる。なお、代行プリンタのアイコンの強調表示の表示態様は、点滅表示に限定されない。例えば、アイコンの色や大きさを変更してもよい。
<変形例>
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。なお、各変形例において、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明及び図示を省略又は簡略化する。
(1)各機器の電源オフに対応する場合
一般的にラベルプリンタ3は、電源オン状態であればその時点で装着しているテープ202の印刷媒体情報を自ら検知して操作端末2などの外部機器へ送信することができるが、電源オフ状態ではそのような印刷媒体情報の送受ができないことはもちろん、当該ラベルプリンタ3の存在自体も外部機器から検知できなくなるものが多い。そしてラベルプリンタ3は、無線通信方式や利用形態(例えばバッテリ駆動での利用)によっては自動的に電源オフ状態となるものがある。このため、操作端末2の無線通信範囲R内に複数のラベルプリンタ3が物理的に存在していても、電源オフ状態のものがあれば代行印刷させる候補として存在自体を検知できないとともに、印刷媒体情報も取得できない。
また、操作端末2においても、常に電源オン状態、もしくは各ラベルプリンタ3と無線通信が可能な状態(無線通信範囲R内に位置している状態、無線通信を介した情報送受可能状態、等)にあるとは限らず、各ラベルプリンタ3から送信される全てのプリンタデータを受信できるとは限らない。
これに対して本変形例での印刷処理システム1Aでは、図9に示すように、操作端末2と、サーバ31と、を備える。操作端末2は、無線通信範囲R内に存在する全てのラベルプリンタ3と無線通信が可能である。操作端末2は、サーバ31と例えば無線LANにより通信が可能である。また、操作端末2は、インターネットを介してサーバ31に接続する構成であってもよい。この場合、サーバ31は、クラウドサーバであってもよい。サーバ31は、操作端末2から各ラベルプリンタ3のプリンタデータを受信する。サーバ31は、受信したプリンタデータに基づいて、代行順位プリンタリストを更新して記憶する。
なお、バッテリ駆動型のラベルプリンタ3において、省電力対応として何も処理、制御していない状態が一定時間経過した場合に自動的に電源オフ状態とする機能を有している。このようなラベルプリンタ3においては、電源オフ状態となる直前に、その時点のプリンタデータを使用履歴として操作端末2に送信する。操作端末2は、受信したプリントデータをサーバ31に送信する。サーバ31は、操作端末2から受信したプリントデータにより、代行順位プリンタリストを上書きする。このように、サーバ31は、代行順位プリンタリストの内容が常に全てのラベルプリンタ3について最新のプリンタデータを記憶した状態となる。
また、サーバ31による代行順位プリンタリストの管理においては、図10に示すように、電源オフ状態となったラベルプリンタ3のプリンタデータにおけるステータスの内容を「電源OFF」に変更することで、その時点でそのラベルプリンタ3が電源オフ状態となっていることを認識できる。この電源オフ状態の判別については、ラベルプリンタ3自体が電源オフ状態となる直前に、ステータス情報を操作端末2に送信し、操作端末2がステータス情報をサーバ31に送信してもよいし、サーバ31が一定期間プリンタデータを送信しないラベルプリンタ3に対して電源オフ状態となったものと判別してもよい。また、それまで電源オフ状態であったラベルプリンタ3がまた電源オン状態となった場合、そのプリンタデータを受信したサーバ31が、対応するステータスの内容を「電源OFF」から「切断」に変更する。
そして、操作端末2は、任意のタイミングで使用中プリンタに印刷動作を行わせてその中断を検知した場合、サーバ31からその時点の最新の状態の代行順位プリンタリストを取得することができる。
なお、電源オフ状態のラベルプリンタ3に対して電源オン状態とするためには、ユーザが手動で当該ラベルプリンタ3の電源を投入する作業が必要となる。このため、操作端末2のタッチパネル17に代行順位プリンタリストを表示する際には、図11に示すように、その時点で電源オフ状態(ステータスが「電源OFF」)となっているラベルプリンタ3のプリンタデータを、図示する例のグレー背景などのような特別な表示態様で表示し、ユーザに電源投入作業を促すようにする。
本変形例においてサーバ31が代行順位プリンタリストを作成するために、当該サーバ31のCPU(特に図示せず)が実行するリスト更新サーバ処理の処理手順を図12に表すフローチャートによって説明する。このフローは、予め全てのプリンタデータを含めた代行順位プリンタリストが作成された状態を前提とし、サーバ31に電源が投入された際に実行を開始する。なお以下においては、上記図7に示したリスト更新端末処理と相違する手順についてのみ説明し、同じ手順については説明を省略する。
まずステップS106で、サーバ31のCPUは、操作端末2から、ラベルプリンタ3のプリンタデータを受信したか否かを判定する。サーバ31のCPUは、ラベルプリンタ3のプリンタデータを受信した場合、判定が満たされ(S106:YES)、ステップS109へ移る。
ステップS109では、サーバ31のCPUは、受信したプリンタデータを、代行順位プリンタリストにおいて対応するプリンタデータに上書きして更新する。そしてステップS115へ移る。以下、ステップS115~ステップS130の各手順については上記図7に示したリスト更新端末処理と同じであるが、このリスト更新サーバ処理ではステップS130の後に上記ステップS106へ戻って同様の手順を繰り返す。
一方、上記ステップS106の判定において、プリンタデータを受信していない場合、判定は満たされず(S106:NO)、ステップS107へ移る。
ステップS107では、サーバ31のCPUは、操作端末2から代行順位プリンタリストを要求する信号を受信したか否かを判定する。要求する信号を受信していない場合、判定は満たされず(S107:NO)、上記ステップS106へ戻って同様の手順を繰り返す。
一方、代行順位プリンタリストを要求する信号を受信している場合、判定が満たされ(S107:YES)、ステップS108へ移る。
ステップS108では、サーバ31のCPUは、その時点の代行順位プリンタリストを操作端末2へ送信する。そして、上記ステップS106へ戻り、同様の手順を繰り返す。
次に、本変形例において操作端末2のCPU12が実行する代行プリンタ選択処理の処理手順を図13に表すフローチャートによって説明する。なお、このフローについても、操作端末2が使用中プリンタにおける印刷の中断を検知した際に実行が開始される。また以下においても、上記図8に示した代行プリンタ選択処理と相違する手順についてのみ説明し、同じ手順については説明を省略する。
まず、ステップS201で、操作端末2のCPU12は、サーバ31に対して代行順位プリンタリストを要求する信号を送信し、それにより返信された代行順位プリンタリストを取得する。
次にステップS202へ移り、操作端末2のCPU12は、上記ステップS201で取得した代行順位プリンタリストをタッチパネル17に表示する。このとき、ステータスの内容が「電源OFF」となっているプリンタデータについては、グレー背景を重ねて表示する。
次にステップS203へ移り、操作端末2のCPU12は、上記ステップS202の表示を開始してから一定時間経過した間に電源オン状態のラベルプリンタ3が1台でも存在するか否か、言い換えるとプリンタデータを1つでも受信したか否かを判定する。電源オン状態のラベルプリンタ3の存在を1台でも確認できた場合、判定が満たされ(S203:YES)、ステップS206へ移る。
ステップS206では、操作端末2のCPU12は、上記ステップS203で受信したプリンタデータで代行順位プリンタリストを更新し、そのステータスを「切断」にする。それとともに、それら電源オン状態のラベルプリンタ3のうち代行順位プリンタリストで最も優先順位が高いプリンタデータに対応するラベルプリンタ3を代行プリンタとして選択する。そして、ステップS215へ移る。以下、ステップS215~ステップS235の各手順については、上記図8に示した代行プリンタ選択処理と同じであるため、説明を省略する。
一方、上記ステップS203の判定において、電源オン状態のラベルプリンタ3の存在を1台も確認できなかった場合、言い換えると電源オン状態であってすぐに代行印刷可能なラベルプリンタ3が存在しない、又はユーザがいずれかのラベルプリンタ3の電源を投入しなかった場合、判定は満たされず(S203:NO)、ステップS204へ移る。
ステップS204では、操作端末2のCPU12は、その時点の使用中プリンタに対してテープの補充や詰まりを解消して使用の継続を指示する旨をタッチパネル17に表示して報知する。そして、このフローを終了する。
以上説明したように、本変形例では、操作端末2が一度でも使用したラベルプリンタ3については、その印刷媒体情報を使用履歴としてサーバ31に記憶しておく。そして操作端末2は、電源オフ状態にあるラベルプリンタ3の印刷媒体情報をサーバ31から取得する。これにより操作端末2は、その時点で電源オン状態にあるラベルプリンタ3とともに、その時点で電源オフ状態にあるラベルプリンタ3についてもそれぞれの存在の検知と対応する印刷媒体情報を取得でき、優先順位の決定段階で全てのラベルプリンタ3を対象とすることができる。
また、本変形例では特に、操作端末2は、電源オフ状態のラベルプリンタ3の、電源オフ状態となる直前の印刷媒体情報がサーバ31に記憶される。
これにより、操作端末2はその時点で電源オフ状態にあるラベルプリンタ3についても最新の印刷媒体情報をサーバ31から取得でき、代行印刷させるラベルプリンタ3の優先順位を適切に決定できる。
なお、本変形例ではサーバ31が代行順位プリンタリストを更新していたが、本発明はこれに限られない。他にも、サーバ31は、プリンタデータの受信とそれに対応する上書き保存を行うだけとし、操作端末2がサーバ31から最新の各プリンタデータを取得して、それらに基づき代行順位プリンタリストを操作端末2側で新たに作成してもよい。また、操作端末2自体が各ラベルプリンタ3の電源オフ状態を検知し、メモリ13に記憶している代行順位プリンタリストにおいて対応するプリンタデータのステータス内容を「電源OFF」に変更してもよい。
(2)ユーザが代行プリンタを任意に選択する場合
上記実施形態においては、操作端末2が代行順位プリンタリストで最も優先順位の高いプリンタデータに対応するラベルプリンタ3を自動的に代行プリンタとして選択していたが、本発明はこれに限られない。他にも、図14に示すように、操作端末2がタッチパネル17に代行順位プリンタリストを表示し、ユーザがそのうちのいずれか任意に選択したプリンタデータに対応するラベルプリンタ3を代行プリンタとして決定してもよい。このときユーザは、各プリンタデータの詳細データを確認した上で代行プリンタを決定できる。そして操作端末2は、ユーザの操作により決定したラベルプリンタ3に対して無線通信の接続先を切り替える。なお、このようにユーザが決定した代行プリンタが第2印刷装置の一例に相当し、操作端末2において接続先を切り替える処理が接続先切替処理の一例に相当する。
以上説明したように、本変形例では、操作端末2がタッチパネル17に表示されたラベルプリンタ3の識別情報の中から、ユーザがタッチパネル17での操作を介して所望の代行プリンタを選択したとき、無線通信の接続先をその代行プリンタに切り替える処理を行う。これにより、最も優先順位の高いものに限られずユーザが任意に選択した代行プリンタで代行印刷させることができる。言い替えれば、代行順位プリンタリストで優先順位が低くても、ユーザの都合により代行プリンタを選択できる。なお、本変形例のようにユーザが手動で代行プリンタ(新たな使用中プリンタ)を選択決定した場合にこそ、その代行プリンタが備えるランプとタッチパネル17上に表示されているアイコンとを同時に点滅表示させて視覚的にその対応関係を確認できることは特に有用である。
また、図9に示す印刷処理システム1Aの更なる変形例として、図示はしないが、操作端末2以外に、他の操作端末が1台以上ある構成であってもよい。この場合、他の操作端末の無線通信範囲は、操作端末2の無線通信範囲Rと全部又は一部が重なっていてもよいし、無線通信範囲R外にあってもよい。他の操作端末は、操作端末2と同様に、サーバ31と無線LAN又はインターネットを介して通信可能であって、自身の無線通信範囲内に存在している複数のラベルプリンタと無線通信を行い、各プリンタデータを受信し、サーバ31に送信する。サーバ31は、操作端末毎に代行順位プリンタリストが作成されて記憶されており、操作端末2及び他の操作端末から受信したプリンタデータにより、それぞれの代行順位プリンタリストを上書きする。
このとき、操作端末2と他の操作端末の両方が、同じラベルプリンタのプリンタデータを受信可能である場合は、サーバ31は、一方の操作端末が受信した最新のプリンタデータで、それぞれの代行順位プリンタリストを上書きする。これによって、例えば操作端末2が一時的に電源オフの状態であっても、他の操作端末が受信したプリンタデータでもって、代行順位プリンタリストが上書きされるので、代行順位プリンタリストは常に最新の状態に保たれる。
また、操作端末2は、サーバ31から自身の代行順位プリンタリストを取得するだけでなく、他の操作端末の代行順位プリンタリストも取得してもよい。即ち、例えば、操作端末2を所有するユーザと、他の操作端末を所有する別のユーザが、同じ組織やグループに所属している場合には、操作端末2が、他の操作端末の代行順位プリンタリストも取得して表示することで、操作端末2を所有するユーザは、代行印刷するラベルプリンタを更に効率良く選択することができる。
なお、以上の説明において、「垂直」「平行」「平面」等の記載がある場合には、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「垂直」「平行」「平面」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に垂直」「実質的に平行」「実質的に平面」という意味である。
また、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
但し、例えばしきい値(図7、図8、図12、図13のフローチャート参照)や基準値等、所定の判定基準となる値あるいは区切りとなる値の記載がある場合は、それらに対しての「同一」「等しい」「異なる」等は、上記とは異なり、厳密な意味である。
なお、以上において、図1、図2、図3、図6、図9等の各図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
また、図7、図8、図12、図13のフローチャートは本発明を上記フローチャートのフローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は順番の変更等をしてもよい。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 印刷処理システム
2 操作端末(端末装置)
3 ラベルプリンタ(印刷装置)
12 CPU(制御部)
13 メモリ(記憶部)
14 操作ボタン(操作部)
15 通信制御部(通信部)
17 タッチパネル(表示部、操作部)
31 サーバ
201 制御回路
202 テープ(印刷媒体)
204 印字ヘッド
208 通信制御部
209 搬送装置
R 通信範囲

Claims (6)

  1. 通信部、表示部、操作部、記憶部、及び制御部を有し、前記通信部により複数の印刷装置と無線通信可能な端末装置の前記制御部で実行される情報処理プログラムであって、
    前記通信部を介して前記複数の印刷装置のそれぞれに装着されている印刷媒体に関する印刷媒体情報を取得する取得処理であって、印刷を実行した使用履歴がある前記印刷装置の前記印刷媒体情報を記憶した前記端末装置の前記記憶部又は前記端末装置と接続するサーバから、前記複数の印刷装置のうち使用履歴がある電源オフ状態の前記印刷装置についての前記印刷媒体情報を取得する、前記取得処理
    前記複数の印刷装置のうち、ユーザが所望する第1印刷装置と無線通信の接続を行う接続処理;
    前記端末装置から送信された印刷データに基づく前記第1印刷装置での印刷実行中に印刷動作が中断した場合、前記取得処理で取得した前記印刷媒体情報に基づいて、前記第1印刷装置の代わりに印刷動作を実行させる他の印刷装置の優先順位を決定する決定処理;
    前記決定処理で決定した前記優先順位に対応する表示態様で、前記他の印刷装置の識別情報を、前記表示部に表示させる表示処理;
    前記決定処理で決定した前記他の印刷装置の中から代行印刷装置を選択する代行印刷装置選択処理であって、所定のタイミングにて前記他の印刷装置の中に電源オン状態の前記印刷装置が存在しているかを判断し、電源オン状態の前記印刷装置が存在していると判断される場合に、電源オン状態の前記印刷装置のうち優先順位が最も高い印刷装置を前記代行印刷装置として選択する、前記代行印刷装置選択処理
    を実行することを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 請求項1記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記取得処理は、
    前記電源オフ状態の印刷装置が、電源オフ状態となる直前に前記端末装置又は前記サーバへ送信した前記印刷媒体情報を取得する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  3. 請求項1又は2に記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記印刷媒体情報は、前記印刷媒体の種類、サイズ、色、及び残量の少なくとも1つの属性情報を含み、
    前記決定処理は、
    前記第1印刷装置の前記印刷媒体の属性情報に対する、前記他の印刷装置の前記印刷媒体の属性情報の類似度合に応じて前記優先順位を決定する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記制御部は、さらに、
    前記表示部に表示された前記他の印刷装置の前記識別情報の中から、ユーザが前記操作部を介して所望の第2印刷装置を選択したとき、接続先を前記第2印刷装置に切り替える接続先切替処理;
    を実行することを特徴とする情報処理プログラム。
  5. 請求項4記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記制御部は、
    前記表示部に表示された前記第2印刷装置の識別情報の表示態様を、強調して表示させる
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理プログラムにおいて、
    前記通信部は、ブルートゥース(登録商標)による無線通信を行う
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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