JP7504844B2 - 給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は給湯機に関する。
浴槽に溜められた湯水を除菌する技術として、例えば特許文献1に記載の技術がある。特許文献1では、浴槽の湯水を加熱する熱交換器を備えており、浴槽と熱交換器との間に循環回路を形成している。循環回路は、熱交換器に接続され浴槽から熱交換器に向けて湯水を流す戻り配管と、熱交換器に接続され熱交換器で加熱した湯水を浴槽に流す往き配管と、湯水を循環させる循環ポンプと、戻り配管上に配置され湯水を除菌する除菌装置と、ヒータとを備えている。また、ヒータは、除菌装置よりも重力方向における下方に配置されている。そして、ヒータの熱が除菌装置に伝達し、除菌装置の凍結が防止される。
特許第6819182号公報
特許文献1に記載の技術においては、除菌装置の凍結防止のためにヒータを設置するようにしているので、給湯機の部品が増加し、コストが増加するといった課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決し、コストの増加を抑制し、除菌装置の凍結を抑制することができる給湯機を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、浴槽を循環する湯水が流通する戻り配管と、前記戻り配管内に配置され、湯水を流通させる風呂循環ポンプと、前記戻り配管内に配置され、前記風呂循環ポンプよりも重力方向における上方に配置された除菌装置と、を備えた給湯機であって、前記風呂循環ポンプは、重力方向における上方の位置に吸入管及び吐出管を備えると共に、前記戻り配管での湯水の流通が停止した状態において湯水の一部が内部に貯水されるように構成し、前記除菌装置は、流入管が前記風呂循環ポンプの前記吐出管に接続され、前記浴槽に湯水が無く前記戻り配管での湯水の流通が停止した状態において、前記風呂循環ポンプを駆動させて前記風呂循環ポンプの内部に貯水された湯水を供給して前記除菌装置の凍結を抑制することを特徴とする。
本発明によれば、コストの増加を抑制し、除菌装置の凍結を抑制した給湯機を提供することができる。
本発明の実施例1に係る給湯機Sの全体構成図である。 本発明の実施例1に係る風呂循環ポンプと除菌装置との接続状態を示す図である。 本発明の実施例1に係る凍結防止運転のフローチャートである。 浴槽Bに残水が有って、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。 浴槽Bに残水が有って、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。 浴槽Bに残水が無く、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。 浴槽Bに残水が無く、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。 本発明の実施例2に係る給湯機Sの全体構成図である。 本発明の実施例2に係る風呂循環ポンプと除菌装置との接続状態を示す図である。
以下、本発明の実施例について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
<給湯機S>
図1は、本発明の実施例1に係る給湯機Sの全体構成図である。図1に示すように、実施例1に係る給湯機Sは、タンクユニットTUと、ヒートポンプユニットHPUと、リモコンRCと、を備えており、循環アダプタ49を介して配管41,48で浴槽Bと接続されている。
[タンクユニット]
タンクユニットTUは、タンク1と、ストレーナ2と、減圧弁3と、給湯用混合弁4と、湯張り用混合弁5と、湯張り用開閉弁6と、浴槽汚水のタンクへの逆流を防止するための逆流防止弁7と、循環調整弁8と、風呂循環ポンプ9と、追焚き用熱交換器10と、ヒートポンプの沸き上げ制御に用いる三方弁11と、排水弁12と、逃し弁13と、除菌装置14と、逆止弁CV1~CV7と、制御部20と、温度センサ21~29と、フローメータ31,32と、水位センサ33と、を備えている。
タンク1は、ヒートポンプユニットHPUで沸き上げられた高温水を貯留する。なお、タンク1には、タンク1に貯留されている高温水量を検出するための温度センサ21~25が設けられている。
給水源(水道管)からの水道水は、ストレーナ2、逆止弁CV1を通り、減圧弁3で減圧される。減圧された水道水は、タンク1の下部、逆止弁CV2を介して給湯用混合弁4の第1入口、逆止弁CV3を介して湯張り用混合弁5の第1入口へ供給される。なお、タンクユニットTUに流入する水道水の温度を検出するための温度センサ26が設けられている。
また、タンク1の下部から水道水が供給されることにより、タンク1内に貯水された高温水が押し上げられ、タンク1の上部の配管から流出し、逆止弁CV4を介して給湯用混合弁4の第2入口、逆止弁CV5を介して湯張り用混合弁5の第2入口へ供給される。
給湯用混合弁4は、逆止弁CV2を介して流入した低温水(水道水)と、逆止弁CV4を介して流入した高温水とを、所定の給湯温度となるように混合し、蛇口(図示せず)などの給湯端末(図示せず)に供給する。
制御部20は、フローメータ31で給湯端末(図示せず)への給湯を検知する。また、制御部20は、温度センサ28で検出した給湯温度が所定の温度となるように、給湯用混合弁4の開度を制御する。
湯張り用混合弁5は、逆止弁CV3を介して流入した低温水(水道水)と、逆止弁CV5を介して流入した高温水とを、所定の湯張り温度となるように混合し、逆止弁CV6,7を介して、浴槽Bに供給する。湯張り用開閉弁6は、制御部20により弁の開閉が制御され、注湯の指令を受けると湯張り用開閉弁6が開弁し、注湯が終了すると湯張り用開閉弁6が閉弁する。また、制御部20は、温度センサ28で検出した湯張り温度が所定の温度となるように、湯張り用混合弁5の開度を制御する。また、制御部20は、水位センサ33で浴槽Bの水位を検知する。
逆流防止弁7は、浴槽B内の湯水が、湯張り用開閉弁6の上流側に逆流することを防止する装置であり、逆流防止弁7の排水口から逆流した湯水を排水する。
図1に示すように、浴槽Bから、配管41、配管42、水位センサ33、風呂循環ポンプ9、除菌装置14、配管43、循環調整弁8、配管44、追焚き用熱交換器10、配管45、配管47、配管48を通り、再び浴槽Bに戻る追焚き循環回路(循環回路)が設けられている。また、追焚き循環回路(循環回路)は、循環調整弁8で分岐して配管46を通り、配管47と接続するようになっている。
風呂循環ポンプ9は、追焚き循環回路に設けられ、浴槽Bに貯水された湯水を、配管41,42を介して吸い上げ、配管43を介して、循環調整弁8へと送水する。
循環調整弁8は、入口に配管43が接続され、第1出口に配管44が接続され、第2出口に配管46が接続されている。配管41、配管42、配管43、配管44は、浴槽BからタンクユニットTUに湯水が戻される戻り配管として機能し、浴槽Bを循環する湯水が流通する。風呂循環ポンプ9は、戻り配管内に配置され、戻り配管内に湯水を流通させる。
追焚き用熱交換器10は、タンク1の内側上部に配置されており、タンク1の上部に貯水された高温水で配管44から流入した湯水を加熱して、配管45へと送る。
配管45から加熱された湯水と、配管46から加熱されていない湯水とを混合し、適温な湯水として、配管47、配管48を介して、浴槽Bに戻すようになっている。配管45、配管46、配管47、配管48は、タンクユニットTUから浴槽Bに湯水を送水する往き配管として機能している。
制御部20は、温度センサ29で検出した浴槽Bの湯水温度と、温度センサ30で検出した追焚き用熱交換器10で加熱された湯水温度とに基づいて、浴槽Bに戻す湯水が適温となるように循環調整弁8の開度を調整する。
三方弁11は、タンクユニットTUとヒートポンプユニットHPUを接続する配管が凍結することを防止する運転時に使用されるものであり、ヒートポンプユニットHPUで加熱された高温水を再びヒートポンプユニットHPUに戻すことにより、高温水を循環させて配管の凍結を防止する。排水弁12は、手動で開閉する弁であり、メンテナンス時にタンク1内の水を排水する際に使用する排水口と、タンク1内の水を非常用水として使用する際の排水口と、を備えている。逃し弁13は、タンク1の耐圧を超えない所定圧になったときに開弁して大気(外気)に開放するようになっている。
[ヒートポンプユニット]
ヒートポンプユニットHPUは、圧縮機51と、液冷媒熱交換器52と、膨張弁53と、空気熱交換器54と、送風ファン55と、循環ポンプ56と、制御部57と、温度センサ58~60と、を備えている。
ヒートポンプユニットHPUは、タンクユニットTUのタンク1から取り出した水を沸き上げる際や沸き増しの際に用いられるものであり、圧縮機51、液冷媒熱交換器52、膨張弁53、空気熱交換器54からなり冷媒が循環するヒートポンプサイクルを備えている。送風ファン55は、空気熱交換器54に外気を送風し、熱交換を促進させるものである。循環ポンプ56は、タンク1の下部から液冷媒熱交換器52へと接続する管路上に配置されており、タンク1の下部から水を取り出し、液冷媒熱交換器52を通り、タンク1の上部へと戻すことができるようになっている。
制御部57は、タンクユニットTUの制御部20と通信可能に接続されている。例えば、制御部20から沸き上げ運転の指令を受けると、タンク1から液冷媒熱交換器52へ流入する水の温度を計測する温度センサ58と、液冷媒熱交換器52からタンク1へ流入する湯の温度を計測する温度センサ59と、外気温度を計測する温度センサ60(外気温度センサ)とに基づいて、圧縮機51、送風ファン55、および、循環ポンプ56を制御して、タンク1の水を沸き上げる運転を行う。
[リモコン]
リモコンRCは、浴槽Bの近くに設置されるふろリモコンRC1と、給湯端末(図示せず)の近くに設置される台所リモコンRC2と、を備えている。使用者はリモコンRC(ふろリモコンRC1,台所リモコンRC2)の操作部(図示せず)を操作することにより、各種の運転を指令したり、給湯温度、湯張り温度、追焚き温度等を設定したりすることができる。
[除菌装置と風呂循環ポンプ]
図2は、本発明の実施例1に係る風呂循環ポンプと除菌装置との接続状態を示す図である。図2では、タンクユニットTUへの風呂循環ポンプ9、除菌装置14をタンクユニットTUに設置する状態に応じて、上下を定義する。
風呂循環ポンプ9には、重力方向における上方の位置に、吸入管9a及び吐出管9bが備えられている。また、吸入管9a及び吐出管9bは、吸入方向及び吐出方向が重力方向における上方を向いている。風呂循環ポンプ9の吸入管9aには配管42が接続され、吐出管9bには除菌装置14の流入管14aが接続されている。除菌装置14の流出管14bには配管43が接続されている。図2では、風呂循環ポンプ9と除菌装置14が配管を介さず、直接接続されている。また、除菌装置14は、風呂循環ポンプ9よりも重力方向における上方に配置されている。
除菌装置14は、浴槽Bから吸い上げた湯水を除菌するものである。湯水を除菌する手段としては、例えば紫外線(UV)が用いられる。除菌装置14の内部には、湯水の流れを方向転換させる流路が形成されている。例えば、流入管14aから流入した湯水を上方に導き、上方で方向転換させて下方に導き、さらに下方で方向転換させて上方に導き、流出管14bから流出させる。すなわち、除菌装置14の内部では、湯水を所定時間滞留させる。そして、除菌装置14には紫外線照射手段を設置し、除菌装置14内で滞留させた湯水に紫外線を照射し、湯水を除菌する。除菌された湯水は配管43を通り、追焚き用熱交換器10で加熱された後、浴槽Bに戻る。浴槽Bに貯水される湯水は、追焚き循環回路(循環回路)を循環する過程で除菌される。
タンクユニットTUは、屋外に設置されるため、冬季においては氷点下の外気温に曝される場合がある。外気温が氷点下になると、風呂循環ポンプ9、除菌装置14、各配管等に溜まった水が凍結し、これらの機器が破損する場合がある。凍結を防止するために、例えばヒータを設置してヒータが発生する熱を利用して各機器の凍結を防止する手法がある。しかしながら、ヒータを設置すると、給湯機の部品が増加し、コストが増加する課題がある。この課題を解決するために手段について以下説明する。
図3は、本発明の実施例1に係る凍結防止運転のフローチャートである。凍結防止運転は、制御部20の記憶装置に記憶されているプログラムに基づいて、制御部20が実行し、各機器を制御する。
タンクユニットTUの制御部20は、ヒートポンプユニットHPUに設置されている温度センサ60を用いて外気温度OTを検出する。温度センサ60は、ヒートポンプユニットHPUの制御部57を介して外気温度OTを検出する。
ステップS101において、温度センサ60で検出された外気温度OTが第1設定温度OT1(3℃)よりも低い場合(ステップS101のYes)には、制御部20は配管46側に湯水が流れるように循環調整弁8を切り替える(ステップS102)。
ステップS101において、温度センサ60で検出された外気温度OTが第1設定温度OT1(3℃)よりも高い場合(ステップS101のNo)には、ステップS101の動作を繰り返す。なお、実施例1では、一例として第1設定温度OT1を3℃に設定しているが、第1設定温度OT1は任意に設定すれば良い。
次に、制御部20は、風呂循環ポンプ9のスイッチをONし、風呂循環ポンプ9駆動させる(ステップS103)。風呂循環ポンプ9を駆動すると、浴槽Bの湯水が配管41、配管42、風呂循環ポンプ9、除菌装置14、配管43、循環調整弁8、配管46、配管47、配管48を流れ、再び浴槽Bに戻る凍結防止運転回路が形成される。
次に、制御部20は、浴槽Bに湯水が残っているか否か、残水チェックを実行(ステップS104)し、浴槽Bに残水が有る場合(ステップS105のYes)には、温度センサ29で風呂温度BT(湯水温度)を検出する(ステップS106)。
次に、制御部20は、温度センサ29で検出した風呂温度BT(湯水温度)に基づいて、風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を決定する(ステップS107)。そして、ステップS107にて決定したON/OFF時間で、風呂循環ポンプ9を駆動・停止する(ステップS108)。ここで、風呂循環ポンプ9のON/OFF時間(駆動・停止時間)について、図4A及び図4Bを用いて説明する。
図4Aは、浴槽Bに残水が有って、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。図4Bは、浴槽Bに残水が有って、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。実施例1では、第2設定温度OT2(-5℃)は第1設定温度OT1(3℃)よりも低い温度に設定している。
風呂循環ポンプ9のON/OFF時間は、制御部20の記憶装置に予め記憶されており、記憶装置に記憶された情報に基づき、制御部20の中央処理装置が風呂循環ポンプ9を制御する。
実施例1では、温度センサ60の検出温度(外気温度OT)と、温度センサ29の検出温度(風呂温度BT)に基づいて、風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を決定している。
まず、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合について説明する。
図4Aにおいて、温度センサ29の検出される風呂温度BTが30℃以上(30℃≦風呂温度BT)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、30分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが10℃以上30℃未満(10℃≦風呂温度BT<30℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、10分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが5℃以上10℃未満(5℃≦風呂温度BT<10℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、5分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが1℃以上5℃未満(1℃≦風呂温度BT<5℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を停止させず、連続運転させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが1未満(風呂温度BT<1℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を停止させず、追焚き運転させる。
させる。追焚き運転時、制御部20は、配管44に湯水が流れるよう循環調整弁8を切り替える。
次に、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合について説明する。
図4Bにおいて、温度センサ29の検出される風呂温度BTが30℃以上(30℃≦風呂温度BT)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、10分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが10℃以上30℃未満(10℃≦風呂温度BT<30℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、5分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが5℃以上10℃未満(5℃≦風呂温度BT<10℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、5分間停止(OFF)させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが1℃以上5℃未満(1℃≦風呂温度BT<5℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を停止させず、連続運転させる。
温度センサ29の検出される風呂温度BTが1℃未満(風呂温度BT<1℃)の場合、制御部20は風呂循環ポンプ9を停止させず、追焚き運転させる。
させる。追焚き運転時、制御部20は、配管44に湯水が流れるよう循環調整弁8を切り替える。
図3に戻り、説明を続ける。ステップS105において、浴槽Bに残水が無い場合(ステップS105のNo)には、制御部20は、予め決められたON/OFF時間で、風呂循環ポンプ9を駆動・停止する(ステップS109)。ここで、風呂循環ポンプ9のON/OFF時間について、図5A及び図5Bを用いて説明する。
図5Aは、浴槽Bに残水が無く、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。図5Bは、浴槽Bに残水が無く、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合における風呂循環ポンプ9のON/OFF時間を示す図である。風呂循環ポンプ9のON/OFF時間は、制御部20の記憶装置に予め記憶されており、記憶装置に記憶された情報に基づき、制御部20の中央処理装置が風呂循環ポンプ9を制御する。
まず、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合について説明する。図5Aにおいて、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、15分間停止(OFF)させる。
次に、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合について説明する。図5Bにおいて、制御部20は風呂循環ポンプ9を5分間駆動(ON)させ、10分間停止(OFF)させる。
図5A及び図5Bでは、浴槽Bには残水が無いので、風呂温度BTに基づく風呂循環ポンプ9のON/OFFは実行されない。また、浴槽Bには残水が無いので、戻り配管(配管41、配管42、配管43)での湯水の流通は停止している。
上述したように実施例1の風呂循環ポンプ9には、重力方向における上方の位置に吸入管9a及び吐出管9bが備えられ、それぞれの吸入方向及び吐出方向が重力方向における上方を向いている。このため、戻り配管(配管41、配管42、配管43)での湯水の流通が停止した状態においても、風呂循環ポンプ9の内部から湯水が排水されず、湯水の一部が風呂循環ポンプ9の内部に貯水されている。浴槽Bに残水が無い場合には、風呂循環ポンプ9の内部に貯水された湯水を利用して凍結防止運転を実行する。
風呂循環ポンプ9を駆動すると、風呂循環ポンプ9の内部に貯水された湯水が吐出管9bから吐出され、除菌装置14に送水される。風呂循環ポンプ9には、浴槽Bから湯水が供給されないので、除菌装置14に送水された湯水は、重力により風呂循環ポンプ9に戻される。そして、再び風呂循環ポンプ9の吐出管9bから吐出され、除菌装置14に送水される。風呂循環ポンプ9が駆動すると、上記の動作を繰り返し、凍結防止運転が実行される。
制御部20は、温度センサ60の検出温度と第2設定温度OT2(-5℃)を比較して風呂循環ポンプ9の停止時間を変更している。図5A及び図5Bの場合、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)よりも高い場合、温度センサ60の検出温度が第2設定温度OT2(-5℃)以下の場合に比べ、風呂循環ポンプ9の停止時間を長くしている。これにより、風呂循環ポンプ9の運転時間が減少し、風呂循環ポンプ9の寿命を延ばすことができる。
図3に戻り、説明を続ける。ステップS110において、温度センサ60で検出された外気温度OTが第3設定温度OT3(5℃)以上の場合(ステップS110のYes)には、制御部20は風呂循環ポンプ9を停止させて凍結防止運転を中止し、ステップS101の処理を実行する。実施例1では、第3設定温度OT3(5℃)は、第1設定温度OT1(3℃)よりも高い温度に設定している。
ステップS110において、温度センサ60で検出された外気温度OTが第3設定温度OT3(5℃)未満の場合(ステップS110のNo)には、制御部20はステップS105からの処理を実行する。
上記のようにして制御部20は、凍結防止運転を実行する。
実施例1では、浴槽Bに残水が無い状態、すなわち戻り配管での湯水の流通が停止した状態において、風呂循環ポンプ9から吐出される湯水が届く位置に除菌装置14を配置していることを特徴とする。
実施例1によれば、浴槽Bに残水が無い状態においても、風呂循環ポンプ9駆動させて風呂循環ポンプ9の内部に貯水された湯水を除菌装置14に供給するようにしているので、コストの増加を抑制し、除菌装置14の凍結を抑制する給湯機を提供することができる。
次に、本発明の実施例2について、図6及び図7を用いて説明する。図6は、本発明の実施例2に係る給湯機Sの全体構成図である。図7は、本発明の実施例2に係る風呂循環ポンプと除菌装置との接続状態を示す図である。
実施例1では風呂循環ポンプ9の吐出管9bに除菌装置14の流入管14aを接続したが、実施例2では風呂循環ポンプ9の吐出管9bと除菌装置14の流入管14aとの間に、戻り配管の一部である配管43aを配置している。その他の構成については実施例1と同様である。
図6及び図7において、風呂循環ポンプ9の吐出管9bには、配管43aの一端が接続され、除菌装置14の流入管14aには、配管43aの他端が接続されている。除菌装置14の流出管14bには配管43bの一端が接続されている。除菌装置14は、戻り配管の一部である配管43aを介して風呂循環ポンプ9の吐出管9bに接続されている。
配管43aの長さは、風呂循環ポンプ9の吐出能力、風呂循環ポンプ9の内部に貯水できる湯水量に応じて適宜設定する。すなわち、戻り配管での湯水の流通が停止した状態において、風呂循環ポンプ9から吐出される湯水が除菌装置14に届くよう配管43aの長さを決定する。
実施例2によれば、除菌装置14を戻り配管の一部である配管43aを介して風呂循環ポンプ9の吐出管9bに接続するようにしているので、除菌装置14の設置の自由度を向上することができる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。
1…タンク、2…ストレーナ、3…減圧弁、4…給湯用混合弁、5…湯張り用混合弁、6…湯張り用開閉弁、7…逆流防止弁、8…循環調整弁、9…風呂循環ポンプ、9a…吸入管、9b…吐出管、10…追焚き用熱交換器、11…三方弁、12…排水弁、13…逃し弁、14…除菌装置、14a…流入管、14b…流出管、20…制御部、21…温度センサ、22~30…温度センサ、31,32…フローメータ、33…水位センサ、41~48…配管、49…循環アダプタ、51…圧縮機、52…液冷媒熱交換器、53…膨張弁、54…空気熱交換器、55…送風ファン、56…循環ポンプ、57…制御部、58~60…温度センサ、CV1~CV7…逆止弁、HPU…ヒートポンプユニット、RC…リモコン、RC1…ふろリモコン、RC2…台所リモコン、S…給湯機、TU…タンクユニット

Claims (2)

  1. 浴槽を循環する湯水が流通する戻り配管と、前記戻り配管内に配置され、湯水を流通させる風呂循環ポンプと、前記戻り配管内に配置され、前記風呂循環ポンプよりも重力方向における上方に配置された除菌装置と、を備えた給湯機であって、
    前記風呂循環ポンプは、重力方向における上方の位置に吸入管及び吐出管を備えると共に、前記戻り配管での湯水の流通が停止した状態において湯水の一部が内部に貯水されるように構成し、
    前記除菌装置は、流入管が前記風呂循環ポンプの前記吐出管に接続され、
    前記浴槽に湯水が無く前記戻り配管での湯水の流通が停止した状態において、前記風呂循環ポンプを駆動させて前記風呂循環ポンプの内部に貯水された湯水を供給して前記除菌装置の凍結を抑制することを特徴とする給湯機。
  2. 請求項1において、
    前記除菌装置は、前記戻り配管の一部を介して前記風呂循環ポンプの前記吐出管に接続したことを特徴とする給湯機。
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