JP7502408B1 - スクータ型車両 - Google Patents

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Abstract

Figure 0007502408000001
【課題】クラッチハブを駆動軸から容易に取り外すことができるスクータ型車両を提供する。
【解決手段】スクータ型車両1は、駆動軸21とクラッチハブ31とダンパ51とリアホイール61を備える。リアホイール61は、ハウジング63を備える。ハウジング63は、ダンパ51を収容する。クラッチハブ31は、ボス32とフランジ33と複数の爪41を備える。各爪41は、ダンパ51と接触する。フランジ33はベース34と取っ手35を備える。ベース34は爪41を支持する。取っ手35は、ベース34から径方向外方に延びる。車両側面視において、ベース34は、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する。車両側面視において、各取っ手35は、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する部分を含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、スクータ型車両に関する。
特許文献1は自動二輪車を開示する。特許文献1の自動二輪車は、鞍乗型車両に分類される。特許文献1の自動二輪車は、スクータ型車両に分類されない。特許文献1の自動二輪車は、リアアスクルとクラッチハブとダンパとホイールを備える。リアアスクルは、自動二輪車の幅方向に延びる。クラッチハブは、リアアスクルに支持される。クラッチハブは、リアアスクルに対して回転可能である。ダンパは、クラッチハブと接触する。ホイールは、リアアスクルに支持される。ホイールは、リアアスクルに対して回転可能である。ホイールは、ダンパを支持する。ホイールは、ハウジングを備える。ハウジングは、ダンパを収容する
特許文献1の自動二輪車は、さらに、エンジンとチェーンとドリブンスプロケットを備える。チェーンは、エンジンとドリブンスプロケットを連結する。ドリブンスプロケットは、クラッチハブに固定される。
エンジンは、回転動力を発生する。ドリブンスプロケットは、チェーンを介して、エンジンの回転動力を受ける。ドリブンスプロケットは、リアアスクルに対して回転する。クラッチハブは、ドリブンスプロケットと一体に回転する。クラッチハブも、リアアスクルに対して回転する。ホイールは、ダンパを介して、ドリブンスプロケットおよびクラッチハブから、回転動力を受ける。ホイールは、ドリブンスプロケットおよびクラッチハブと実質的に一体に、回転する。ホイールは、リアアスクルに対して回転する。
エンジンの回転動力は、リアアスクルに伝達されない。エンジンの回転動力は、リアアスクルを経由せずに、クラッチハブに伝達される。このため、リアアスクルは、クラッチハブを回転させない。クラッチハブは、リアアスクルから回転動力を受けない。クラッチハブは、リアアスクルと一体に回転しない。エンジンの回転動力は、リアアスクルを経由せずに、ホイールに伝達される。このため、リアアスクルはホイールを回転させない。ホイールは、リアアスクルから回転動力を受けない。
特許文献2は自動二輪車を開示する。特許文献2の自動二輪車は、スクータ型車両に分類される。特許文献2の自動二輪車は、駆動軸とクラッチハブとダンパとホイールを備える。駆動軸は、自動二輪車の幅方向に延びる。クラッチハブは、駆動軸と一体に回転する。ダンパはクラッチハブと接触する。ホイールは、駆動軸に支持される。ホイールは、駆動軸に対して回転可能である。ホイールは、ダンパを支持する。ホイールは、ハウジングを備える。ハウジングは、ダンパを収容する。
特許文献2の自動二輪車は、さらに、パワーユニットを備える。パワーユニットは、駆動軸に連結される。パワーユニットは、例えば、エンジンと減速ギヤを含む。減速ギヤは、駆動軸の一端に連結される。特許文献2の自動二輪車は、ドリブンスプロケットを備えない。特許文献2のクラッチハブは、ドリブンスプロケットに連結されない。
エンジンは、回転動力を発生する。駆動軸は、減速ギヤを介して、エンジンの回転動力を受ける。駆動軸は回転する。クラッチハブは、駆動軸と一体に回転する。ホイールは、ダンパを介して、駆動軸およびクラッチハブから、回転動力を受ける。ホイールは、駆動軸およびクラッチハブと実質的に一体に、回転する。
エンジンの回転動力は、駆動軸に伝達される。エンジンの回転動力は、駆動軸を経由して、クラッチハブに伝達される。このため、駆動軸は、クラッチハブを回転させる。クラッチハブは、駆動軸から回転動力を受ける。クラッチハブは、駆動軸と一体に回転する。エンジンの回転動力は、駆動軸を経由して、ホイールに伝達される。このため、駆動軸はホイールを回転させる。ホイールは、ダンパを介して、駆動軸から回転動力を受ける。
特開2011-213232号公報 特開2003-154804号公報
本発明者らは、スクータ型車両に特有の課題を知見した。スクータ型車両は、例えば、特許文献2の自動二輪車である。
スクータ型車両は、駆動軸を備える。このため、スクータ型車両は、ドリブンスプロケットを備えない。スクータ型車両のクラッチハブは、ドリブンスプロケットに連結されない。ここで、クラッチハブは、ハウジングと同等またはこれよりも小さい。例えば、クラッチハブの径は、ハウジングの径と同等またはこれよりも小さい。したがって、クラッチハブを駆動軸から取り外し難いことがある。これが、スクータ型車両に特有の課題である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、クラッチハブを駆動軸から容易に取り外すことができるスクータ型車両を提供することを目的とする。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、本発明は、スクータ型車両であって、
前記スクータ型車両の幅方向と平行な第1軸線に沿って延び、前記第1軸線回りに回転する駆動軸と、
前記駆動軸と一体に前記第1軸線回りに回転するクラッチハブと、
前記クラッチハブと接触するダンパと、
前記駆動軸に支持され、前記駆動軸に対して前記第1軸線回りに回転可能であり、前記ダンパを支持し、前記ダンパを介して前記駆動軸から回転動力を受けるホイールと、
を備え、
前記ホイールは、
前記第1軸線に沿って延びる筒形状を有し、前記ダンパを収容するハウジングと、
を備え、
前記クラッチハブは、
前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸と一体に前記第1軸線回りに回転し、かつ、前記駆動軸に対して前記第1軸線に沿って移動可能なボスと、
前記ボスから径方向外方に延びるフランジと、
前記フランジに取り付けられ、前記ダンパと接触する複数の爪と、
を備え、
前記フランジは、
前記爪を支持するベースと、
前記ベースから径方向外方に延びる複数の取っ手と、
を備え、
前記スクータ型車両の側面視において、前記ベースは、前記ハウジングの外周縁の内方に位置し、
前記スクータ型車両の側面視において、前記取っ手のそれぞれは、前記ハウジングの前記外周縁の外方に位置する部分を含む
スクータ型車両である。
スクータ型車両は、駆動軸とクラッチハブとダンパとホイールを備える。駆動軸は、第1軸線に沿って延びる。第1軸線は、スクータ型車両の幅方向と平行である。駆動軸は、第1軸線回りに回転する。クラッチハブは、駆動軸と一体に回転する。クラッチハブは、第1軸線回りに回転する。ダンパは、クラッチハブと接触する。ホイールは、駆動軸に支持される。ホイールは、駆動軸に対して第1軸線回りに回転可能である。ホイールは、ダンパを支持する。駆動軸は、クラッチハブおよびダンパを介して、ホイールに回転動力を伝達する。ホイールは、ダンパを介して、駆動軸から回転動力を受ける。
ホイールは、ハウジングを備える。ハウジングは、第1軸線に沿って延びる筒形状を有する。ハウジングは、ダンパを収容する。このため、ホイールは、ダンパを好適に支持する。
クラッチハブは、ボスとフランジと複数の爪を有する。ボスは、駆動軸に取り付けられる。ボスは、駆動軸と一体に回転する。このため、クラッチハブが駆動軸と一体に回転することは容易である。ボスは、第1軸線回りに回転する。このため、クラッチハブが第1軸線回りに回転することは容易である。フランジは、ボスから延びる。フランジは、第1軸線の径方向外方に延びる。各爪は、フランジに取り付けられる。各爪は、ダンパと接触する。このため、ダンパがクラッチハブに接触することは容易である。
ボスは、駆動軸に対して第1軸線に沿って移動可能である。このため、駆動軸からクラッチハブを取り外すことは可能である。
フランジは、ベースを備える。ベースは、爪を支持する。このため、爪をフランジに取り付けることは容易である。ハウジングは、外周縁を有する。ベースは、スクータ型車両の側面視において、ハウジングの外周縁の内方に位置する。このため、ベースを掴むことは困難である。例えば、スクータ型車両のユーザーの指をベースに掛けることは、困難である。
しかしながら、フランジは、複数の取っ手を備える。各取っ手は、ベースから延びる。各取っ手は、第1軸線の径方向外方に延びる。各取っ手は、スクータ型車両の側面視において、ハウジングの外周縁の外方に位置する部分を含む。このため、取っ手を掴むことは容易である。例えば、スクータ型車両のユーザーの指を取っ手に掛けることは、容易である。さらに、取っ手を第1軸線の方向に移動することは、容易である。よって、駆動軸に対してクラッチハブを第1軸線の方向に移動することは容易である。したがって、駆動軸からクラッチハブを取り外すことは容易である。
以上の通り、本スクータ型車両によれば、クラッチハブを駆動軸から容易に取り外すことができる。
上述したスクータ型車両において、前記スクータ型車両の側面視において、隣り合う2つの前記取っ手の間において、前記ハウジングの前記外周縁は視認されることが好ましい。
このため、各取っ手は、比較的に小さい。よって、各取っ手の重量は比較的に軽い。したがって、取っ手がクラッチハブに追加されたときのクラッチハブの重量の増加は比較的に小さい。
上述したスクータ型車両において、前記スクータ型車両の側面視において、前記ハウジングの前記外周縁は、前記取っ手と重ならない部分を含むことが好ましい。
このため、取っ手は、比較的に小さい。よって、取っ手の重量は比較的に軽い。したがって、取っ手がクラッチハブに追加されたときのクラッチハブの重量の増加は比較的に小さい。
上述したスクータ型車両において、前記スクータ型車両の側面視において、前記取っ手のそれぞれは、前記ハウジングの前記外周縁と重なることが好ましい。
このため、取っ手がベースから径方向外方に延びることは容易である。取っ手がスクータ型車両の側面視においてハウジングの外周縁の外方に位置する部分を有することは、容易である。
上述したスクータ型車両において、
前記取っ手のそれぞれは、
前記スクータ型車両の側面視において、前記ハウジングの前記外周縁の内方に位置する基端と、
前記スクータ型車両の側面視において、前記ハウジングの前記外周縁の外方に位置する先端と、
を有することが好ましい。
このため、スクータ型車両の側面視において取っ手がハウジングの外周縁と重なることは、容易である。
上述したスクータ型車両において、前記スクータ型車両の側面視において、前記取っ手のそれぞれは、前記基端から前記先端に向かって先細りになっていることが好ましい。
このため、各取っ手は、一層小さい。よって、各取っ手の重量は一層軽い。したがって、取っ手がクラッチハブに追加されたときのクラッチハブの重量の増加は一層小さい。
上述したスクータ型車両において、前記取っ手のそれぞれは、互いに、離れた位置に配置されることが好ましい。
取っ手のそれぞれは、互いに、接触していない。このため、各取っ手は、一層小さい。よって、各取っ手の重量は一層軽い。したがって、取っ手がクラッチハブに追加されたときのクラッチハブの重量の増加は一層小さい。
上述したスクータ型車両において、前記取っ手の数は、4つであることが好ましい。
取っ手の数は比較的に少ない。このため、取っ手の総重量は比較的に軽い。よって、取っ手がクラッチハブに追加されたときのクラッチハブの重量の増加は比較的に小さい。
上述したスクータ型車両において、
前記取っ手は、
第1取っ手と、
第2取っ手と、
を含み、
前記スクータ型車両の側面視において、前記第1取っ手と前記第2取っ手は、互いに反対方向に延び、
前記スクータ型車両の側面視において、前記第1取っ手と前記第2取っ手はそれぞれ、前記第1軸線と直交する第1仮想直線上に配置されることが好ましい。
スクータ型車両の側面視において、第1取っ手と第2取っ手は、互いに反対方向に延びる。このため、取っ手を掴むことは一層容易である。例えば、第1取っ手と第2取っ手を両手で掴むことは容易である。さらに、スクータ型車両の側面視において、第1取っ手と第2取っ手はそれぞれ、第1仮想直線上に配置される。第1仮想直線は、第1軸線と直交する。このため、第1取っ手と第2取っ手を第1軸線の方向に移動することは、容易である。よって、駆動軸に対してクラッチハブを第1軸線の方向に移動することは容易である。したがって、駆動軸からクラッチハブを取り外すことは容易である。
上述したスクータ型車両において、
前記スクータ型車両の側面視において、前記ベースは、前記第1取っ手と前記第2取っ手の間に介在していることが好ましい。
このため、スクータ型車両の側面視において第1取っ手と第2取っ手が互いに反対方向に延びることは、容易である。
上述したスクータ型車両において、
前記爪は、
第1爪と、
第2爪と、
を含み、
前記スクータ型車両の側面視において、前記第1爪と前記第2爪はそれぞれ、前記第1仮想直線上に配置されることが好ましい。
このため、第1取っ手と第2取っ手を移動することによって、第1爪と第2爪を移動することは容易である。上述の通り、第1取っ手と第2取っ手を第1軸線の方向に移動することは、容易である。よって、第1爪と第2爪を第1軸線の方向に移動させることは、容易である。したがって、第1爪と第2爪をダンパから抜くことは容易である。
上述したスクータ型車両において、
前記第1爪は、前記スクータ型車両の側面視において、前記ボスと前記第1取っ手の間に介在し、
前記第2爪は、前記スクータ型車両の側面視において、前記ボスと前記第2取っ手の間に介在することが好ましい。
よって、第1爪と第2爪を第1軸線の方向に移動させることは、一層容易である。したがって、第1爪と第2爪をダンパから抜くことは一層容易である。
上述したスクータ型車両において、前記取っ手と前記ベースは、一体に成形されることが好ましい。
このため、フランジの構造は簡素である。
上述したスクータ型車両において、前記ベースと前記取っ手は、前記第1軸線と直交する同一平面上に配置されることが好ましい。
このため、取っ手はベースに堅牢に支持される。よって、取っ手を第1軸線の方向に移動することは、一層容易である。
上述したスクータ型車両において、前記取っ手は、前記第1軸線の径方向から見て、前記ベースと重なることが好ましい。
このため、取っ手はベースに堅牢に支持される。よって、取っ手を第1軸線の方向に移動することは、一層容易である。
上述したスクータ型車両において、前記フランジは、前記取っ手と前記ベースの間に形成される段差部を有することが好ましい。
このため、取っ手を掴むことは一層容易である。例えば、指を段差部に掛けることは、容易である。例えば、指を段差部に掛けることによって、取っ手をしっかりと掴むことは容易である。よって、取っ手を第1軸線の方向に移動することは、一層容易である。
上述したスクータ型車両において、
前記スクータ型車両は、
前記駆動軸を回転駆動するパワーユニットと、
を備え、
前記駆動軸は、
前記パワーユニットに接続される第1端と、
前記ボスに接続される第2端と、
を有することが好ましい。
ボスは駆動軸の第2端に接続される。このため、クラッチハブを駆動軸から取り外すことは、一層容易である。クラッチハブを第2端から取り外すことは、一層容易である。さらに、パワーユニットは駆動軸の第1端に接続される。このため、クラッチハブを駆動軸から取り外すとき、パワーユニットはクラッチハブと干渉しない。クラッチハブを第2端から取り外すとき、パワーユニットはクラッチハブと干渉しない。よって、クラッチハブを駆動軸から取り外すことは、さらに一層容易である。
上述したスクータ型車両において、前記ダンパおよび前記ハウジングは、前記スクータ型車両の前記幅方向において、前記パワーユニットと前記フランジの間に配置されることが好ましい。
このため、クラッチハブを駆動軸から取り外すとき、ハウジングおよびダンパはクラッチハブと干渉しない。よって、クラッチハブを駆動軸から取り外すことは、さらに一層容易である。
本発明のスクータ型車両によれば、クラッチハブを駆動軸から容易に取り外すことができる。
実施形態に係るスクータ型車両の左側面図である。 図1のII-II線に沿う断面図である。 クラッチハブの斜視図である。 クラッチハブの側面図である。 クラッチハブの背面図である。 リアホイールの側面図である。 クラッチハブとリアホイールの拡大側面図である。 クラッチハブを駆動軸に着脱する手順を説明する図である。 クラッチハブとリアホイールの斜視図である。 クラッチハブとリアホイールの分解斜視図である。
以下、図面を参照して本発明に係るスクータ型車両1について説明する。
1.スクータ型車両1の概略構成
図1は、実施形態に係るスクータ型車両1の左側面図である。スクータ型車両1は、スクータ型の自動二輪車である。
図1は、スクータ型車両1の前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zを示す。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは、スクータ型車両1に乗車した運転者(ライダーともいう)を基準として定義される。前後方向X、幅方向Yおよび上下方向Zは互いに直交する。前後方向Xおよび幅方向Yは、水平である。上下方向Zは、鉛直である。
「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」はそれぞれ、スクータ型車両1に乗車した運転者にとっての「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「右方」、「左方」を意味する。本明細書において特に断らない限り、「前方」および「後方」は、前後方向Xと平行な方向のみならず、前後方向Xに近い方向も含む。前後方向Xと近い方向は、例えば前後方向Xとのなす角度が45度以下の方向である。同様に、特に断らない限り、「右方」および「左方」は、幅方向Yと平行な方向のみならず、幅方向Yに近い方向も含む。特に断らない限り、「上方」および「下方」は、上下方向Zと平行な方向のみならず、上下方向Zに近い方向も含む。各図では、参考として、FRONT、REAR、UP、DOWN、RIGHT、LEFTを適宜に示す。
本明細書では、「スクータ型車両1の側面視において」を、適宜に「車両側面視において」という。
スクータ型車両1は、ハンドル3とシート4とフートボード5を備える。ハンドル3は、スクータ型車両1の前部に配置される。シート4は、ハンドル3よりも後方に配置される。フートボード5は、ハンドル3よりも後方で、かつ、シート4よりも前方に配置される。フートボード5は、ハンドル3およびシート4よりも下方に配置される。スクータ型車両1の運転者は、運転者の手でハンドル3を握る。運転者は、シート4に座る。運転者は、フートボード5に運転者の足を置く。
スクータ型車両1は、凹部空間6を形成する。凹部空間6は、空きスペース(unoccupied space)である。凹部空間6は、ハンドル3よりも後方に位置する。凹部空間6は、シート4よりも前方に位置する。凹部空間6は、フートボード5よりも上方に位置する。凹部空間6は、上方に開放される。凹部空間6は、下方に延びる。凹部空間6は、ハンドル3およびシート4よりも低い位置まで延びる。運転者がスクータ型車両1に容易に乗降することを、凹部空間6は許容する。例えば、運転者が凹部空間6に運転者の脚を通すことによって、運転者がスクータ型車両1に乗降することは容易である。
スクータ型車両1は、フロントフォーク7とフロントホイール8とフロントタイヤ9を備える。フロントフォーク7は、ハンドル3に連結される。フロントフォーク7は、ハンドル3から下方かつ前方に延びる。フロントホイール8は、フロントフォーク7の下部に支持される。フロントタイヤ9は、フロントホイール8に保持される。
スクータ型車両1は、車体フレームとパワーユニット11とリアホイール61とリアタイヤ69を備える。車体フレームの図示を省略する。パワーユニット11は、車体フレームに支持される。パワーユニット11は、車体フレームに対して揺動する。パワーユニット11は、車体フレームから後方に延びる。リアホイール61は、パワーユニット11に支持される。リアホイール61は、パワーユニット11の後部に支持される。パワーユニット11は、リアホイール61を回転駆動する。リアタイヤ69は、リアホイール61に保持される。
リアホイール61は、本発明における「ホイール」の例である。
パワーユニット11は、例えば、エンジンとトランスミッションとケース12を備える。エンジンとトランスミッションの図示を省略する。エンジンは、例えば、内燃機関である。エンジンは、車体フレームに対して揺動する。エンジンは、ユニットスイングエンジンに分類される。トランスミッションは、例えば、無段変速機(CVT)である。ケース12は、エンジンとトランスミッションを収容する。
図2は、図1のII-II線に沿う断面図である。スクータ型車両1は、駆動軸21を備える。駆動軸21は、パワーユニット11に連結される。駆動軸21は、パワーユニット11の後部に連結される。
駆動軸21は、パワーユニット11に直接的に連結される。駆動軸21は、例えば、トランスミッションに連結される。
駆動軸21は、パワーユニット11から延びる。駆動軸21は、幅方向Yに延びる。
駆動軸21は、第1軸線22を有する。第1軸線22は、仮想的な直線である。第1軸線22は、駆動軸21の中心を通る。第1軸線22は、幅方向Yと平行である。駆動軸21は、第1軸線22に沿って延びる。
駆動軸21は、ケース12に支持される。駆動軸21は、ベアリング71を介して、ケース12に支持される。ベアリング71は、例えば、ボールベアリングである。駆動軸21は、ケース12に対して回転可能である。駆動軸21は、第1軸線22回りに回転可能である。
スクータ型車両1は、クラッチハブ31を備える。クラッチハブ31は、駆動軸21に支持される。クラッチハブ31は、駆動軸21と一体に回転する。クラッチハブ31は、第1軸線22回りに回転する。
クラッチハブ31は、ドリブンスプロケットに連結されない。スクータ型車両1は、クラッチハブ31に連結されるドリブンスプロケットを備えない。クラッチハブ31は、ドリブンプーリーに連結されない。スクータ型車両1は、クラッチハブ31に連結されるドリブンプーリーを備えない。
スクータ型車両1は、ダンパ51を備える。ダンパ51は、クラッチハブ31と接触する。
ダンパ51は、弾性体である。ダンパ51は、圧縮変形可能である。ダンパ51が圧縮されるとき、ダンパ51は復元力を発揮する。ダンパ51は、例えば、ゴム、樹脂およびエラストマの少なくともいずれかからなる。
リアホイール61は、駆動軸21に支持される。リアホイール61は、ベアリング72を介して、駆動軸21に支持される。ベアリング72は、例えば、ボールベアリングである。リアホイール61は、駆動軸21に対して回転可能である。リアホイール61は、第1軸線22回りに回転可能である。
リアホイール61は、クラッチハブ31に支持される。リアホイール61は、ベアリング73を介して、クラッチハブ31に支持される。ベアリング73は、例えば、ニードルベアリングである。リアホイール61は、クラッチハブ31に対して回転可能である。リアホイール61は、クラッチハブ31回りに回転可能である。
リアホイール61は、ダンパ51を支持する。
回転動力の伝わり方を説明する。パワーユニット11は、回転動力を発生する。具体的には、エンジンは、回転動力を発生する。パワーユニット11は、駆動軸21に回転動力を伝達する。具体的には、トランスミッションは、エンジンから駆動軸21に回転動力を伝達する。トランスミッションがエンジンから駆動軸21に回転動力を伝達するとき、トランスミッションは回転動力の回転速度を変えてもよい。駆動軸21は、パワーユニット11から回転動力を受ける。駆動軸21は、第1軸線22回りに回転する。クラッチハブ31は、駆動軸21と一体に回転する。クラッチハブ31は、第1軸線22回りに回転する。リアホイール61は、ダンパ51を介して、駆動軸21およびクラッチハブ31から回転動力を受ける。リアホイール61は、第1軸線22回りに回転する。リアホイール61は、駆動軸21およびクラッチハブ31と実質的に一体に、回転する。
2.駆動軸21とクラッチハブ31とダンパ51とリアホイール61の詳細
図2を参照する。駆動軸21は、パワーユニット11から右方に延びる。駆動軸21は、パワーユニット11の右方に配置される。第1軸線22は、パワーユニット11と交差する。図示を省略するが、駆動軸21は、車両側面視において、パワーユニット11と重なる。
「車両側面視において」とは、「第1軸線22から見て」または「第1軸線22の方向から見て」と同じ意味である。
駆動軸21は、第1端23と第2端24を有する。第1端23は、例えば、駆動軸21の左端である。第2端24は、例えば、駆動軸21の右端である。第1端23は、パワーユニット11に接続される。第2端24は、クラッチハブ31に接続される。
クラッチハブ31は、パワーユニット11の右方に配置される。クラッチハブ31の全部は、パワーユニット11の全部よりも、右方に配置される。図示を省略するが、クラッチハブ31は、車両側面視において、パワーユニット11と重なる。
図2は、車両中心面Cを示す。車両中心面Cは、仮想的な平面である。車両中心面Cは、幅方向Yに垂直である。車両中心面Cは、幅方向Yにおけるスクータ型車両1の中心を通る。パワーユニット11は、車両中心面Cの左方に配置される。例えば、パワーユニット11の全部は、車両中心面Cの左方に配置される。クラッチハブ31は、車両中心面Cの右方に配置される。例えば、クラッチハブ31の全部は、車両中心面Cの右方に配置される。
図2-5を参照する。図3は、クラッチハブ31の斜視図である。図4は、クラッチハブ31の側面図である。図5は、クラッチハブ31の背面図である。
クラッチハブ31は、ボス32を備える。ボス32は、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。ボス32は、駆動軸21の外方に配置される。ボス32は、駆動軸21の径方向外方に配置される。駆動軸21は、ボス32を貫通する。
ボス32は、駆動軸21に取り付けられる。駆動軸21は、外周面を有する。ボス32は、内周面を有する。ボス32の内周面は、駆動軸21の外周面に取り付けられる。
ボス32は、駆動軸21の第2端24に取り付けられる。すなわち、第2端24は、ボス32に接続される。
ボス32は、駆動軸21に対して回転不能である。ボス32は、駆動軸21と一体に回転する。ボス32は、第1軸線22回りに回転する。
さらに、ボス32は、駆動軸21に対して第1軸線22に沿って移動可能である。ボス32は、駆動軸21に対して幅方向Yに移動可能である。ボス32は、駆動軸21に対して摺動可能である。ボス32と駆動軸21は、例えば、セレーション嵌合によって、互いに連結される。よって、クラッチハブ31は駆動軸21から離脱可能である。
例えば、ボス32は、駆動軸21に対して右方に移動可能である。ボス32が駆動軸21に対して右方に移動するとき、ボス32は駆動軸21から離脱する。ボス32が駆動軸21に対して右方に移動するとき、ボス32は第2端24から離脱する。すなわち、クラッチハブ31は駆動軸21から離脱する。クラッチハブ31は第2端24から離脱する。クラッチハブ31は駆動軸21から分離される。
例えば、ボス32は、駆動軸21に対して左方に移動可能である。ボス32が駆動軸21に対して左方に移動するとき、ボス32は駆動軸21に取り付けられる。ボス32が駆動軸21に対して左方に移動するとき、ボス32は第2端24に取り付けられる。ボス32が駆動軸21に対して左方に移動するとき、第2端24はボス32に差し込まれる。すなわち、クラッチハブ31は駆動軸21に取り付けられる。クラッチハブ31は第2端24に取り付けられる。クラッチハブ31は駆動軸21に連結される。
図2を参照する。上述の通り、パワーユニット11は、クラッチハブ31の左方に配置される。このため、パワーユニット11は、クラッチハブ31が駆動軸21に対して右方に移動することを、妨げない。よって、パワーユニット11は、クラッチハブ31が駆動軸21から離脱することを、妨げない。
スクータ型車両1は、ストッパ75を備える。ストッパ75は、クラッチハブ31が駆動軸21から離脱することを禁止する。ストッパ75は、幅方向Yにおいてボス32の外方に位置する。車両中心面Cとストッパ75の間の距離は、車両中心面Cとボス32の間の距離よりも、大きい。ストッパ75は、ボス32の右方に配置される。ストッパ75は、ボス32と接触する。ストッパ75は、ボス32が駆動軸21に対して右方に移動することを禁止する。
ストッパ75は、駆動軸21に取り付けられる。ストッパ75は、駆動軸21の第2端24に取り付けられる。ストッパ75は、例えば、ナット75aとワッシャー75bを含む。
クラッチハブ31は、フランジ33を備える。フランジ33は、環形状を有する。フランジ33は、ボス32の径方向外方に配置される。フランジ33は、車両側面視において、ボス32の外方に配置される。フランジ33は、ボス32に接続される。フランジ33は、ボス32に固定される。フランジ33は、ボス32から延びる。フランジ33は、径方向外方に延びる。フランジ33は、第1軸線22の半径方向に延びる。
クラッチハブ31は、複数の爪41を備える。各爪41は平板形状を有する。爪41の数は、例えば、4つである。爪41は、ボス32の径方向外方に配置される。爪41は、車両側面視において、ボス32の外方に配置される。第1軸線22と爪41の間の距離は、第1軸線22とボス32の間の距離よりも、大きい。
爪41は、フランジ33に取り付けられる。爪41は、フランジ33に接続される。爪41は、フランジ33に固定される。爪41は、フランジ33から延びる。爪41は、幅方向Yに延びる。爪41は、フランジ33に対して実質的に垂直である。さらに、爪41は、径方向に延びる。爪41は、第1軸線22の半径方向に延びる。爪41は、車両側面視において、フランジ33と重なる。
爪41は、ダンパ51と接触する。
図4を参照する。複数の爪41は、車両側面視において、第1軸線22を中心とする円周上に並ぶ。複数の爪41は、第1軸線22回りに等間隔で配列される。複数の爪41は、例えば、90度の間隔を空けて、配列される。
4つの爪41を区別するとき、各爪41を、「第1爪41a」、「第2爪41b」、「第3爪41c」および「第4爪41d」と呼ぶ。
第1爪41aと第2爪41bは、車両側面視において、互いに反対方向に延びる。
図4は、第1仮想直線E1を示す。第1仮想直線E1は、第1軸線22と直交する。第1爪41aと第2爪41bは、車両側面視において、第1仮想直線E1上に配置される。第1爪41aと第2爪41bはそれぞれ、車両側面視において、第1仮想直線E1に沿って延びる。ボス32は、車両側面視において、第1仮想直線E1上に配置される。ボス32は、車両側面視において、第1爪41aと第2爪41bの間に配置される。
第3爪41cと第4爪41dは、車両側面視において、互いに反対方向に延びる。
図4は、第2仮想直線E2を示す。第2仮想直線E2は、第1軸線22と直交する。第2仮想直線E2は、第1仮想直線E1と直交する。第3爪41cと第4爪41dは、車両側面視において、第2仮想直線E2上に配置される。第3爪41cと第4爪41dはそれぞれ、車両側面視において、第2仮想直線E2に沿って延びる。ボス32は、車両側面視において、第2仮想直線E2上に配置される。ボス32は、車両側面視において、第3爪41cと第4爪41dの間に配置される。
図5は、長さWを示す。長さWは、幅方向Yにおけるクラッチハブ31の長さである。長さWは、比較的に短い。ボス32と爪41はともに、フランジ33から同じ方向に延びるからである。
具体的に説明する。ボス32は、幅方向Yにおいてフランジ33から内方に延びる。ボス32は、フランジ33から車両中心面Cに向かって延びる。ボス32は、幅方向Yにおいてフランジ33の内方に位置する。ボス32の全部は、幅方向Yにおいて、フランジ33の全部よりも、内方に位置する。ボス32は、幅方向Yにおいてフランジ33の外方に位置する部分を有しない。同様に、爪41は、幅方向Yにおいてフランジ33から内方に延びる。爪41は、フランジ33から車両中心面Cに向かって延びる。爪41は、幅方向Yにおいてフランジ33の内方に位置する。爪41の全部は、幅方向Yにおいて、フランジ33の全部よりも、内方に位置する。爪41は、幅方向Yにおいてフランジ33の外方に位置する部分を有しない。
より具体的に説明する。ボス32は、フランジ33から左方に延びる。ボス32は、フランジ33の左方に位置する。ボス32の全部は、フランジ33の全部よりも、左方に位置する。ボス32は、フランジ33の右方に位置する部分を有しない。同様に、爪41は、フランジ33から左方に延びる。爪41は、フランジ33の左方に位置する。爪41の全部は、フランジ33の全部よりも、左方に位置する。爪41は、フランジ33の右方に位置する部分を有しない。
ボス32は、爪41よりも左方の位置まで延びる。
図2、6を参照する。図6は、リアホイール61の側面図である。
リアホイール61は、ハブ62を備える。ハブ62は、駆動軸21に支持される。ハブ62は、内周面を有する。ハブ62の内周面は、駆動軸21の外周面に支持される。
上述したベアリング72は、駆動軸21とハブ62の間に設置される。ベアリング72は、駆動軸21の外周面とハブ62の内周面の間の隙間に設置される。ハブ62は、駆動軸21に対して回転可能である。
ハブ62の一部は、ボス32の径方向外方に位置する。ハブ62の一部は、車両側面視において、ボス32の外方に位置する。
ボス32の一部は、駆動軸21とハブ62の間に差し込まれる。ボス32の一部は、駆動軸21の外周面とハブ62の内周面の間の隙間に位置する。図示を省略するが、第1軸線22の径方向から見て、ボス32の一部は、ハブ62の一部と重なる。例えば、車両平面視において、ボス32の一部は、ハブ62の一部と重なる。例えば、車両正面視において、ボス32の一部は、ハブ62の一部と重なる。例えば、車両背面視において、ボス32の一部は、ハブ62の一部と重なる。
ボス32は、ダンパ51よりも右方の位置から、ダンパ51よりも左方の位置まで、延びる。
ハブ62は、ボス32に支持される。ボス32は、外周面を有する。ハブ62の内周面は、ボス32の外周面に支持される。
上述したベアリング73は、ボス32とハブ62の間に設置される。ベアリング73は、ボス32の外周面とハブ62の内周面の間の隙間に設置される。ハブ62は、ボス32に対して回転可能である。
ベアリング73は、幅方向Yにおいて、ベアリング72の外方に位置する。車両中心面Cとベアリング73の間の距離は、車両中心面Cとベアリング72の間の距離よりも、大きい。ベアリング73は、ベアリング72の右方に位置する。
スクータ型車両1は、不図示のシール部材を備える。シール部材は、ボス32とハブ62の間に設置される。シール部材は、ボス32の外周面とハブ62の内周面の間の隙間に設置される。シール部材は、ボス32とハブ62の間に水が入ることを防止する。シール部材は、幅方向Yにおいて、ベアリング73の外方に位置する。シール部材は、ベアリング73の右方に位置する。シール部材は、ベアリング73を水から保護する。シール部材は、例えば、オイルシールである。
ハブ62は、ハウジング63を備える。ハウジング63は、ダンパ51を支持する。ハウジング63は、ダンパ51を収容する。ハウジング63は、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。駆動軸21は、ハウジング63を貫通する。
ハウジング63は、内周壁63aと外周壁63bを備える。内周壁63aは、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。外周壁63bは、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。外周壁63bの径は、内周壁63aの径よりも大きい。内周壁63aは、駆動軸21の外方に配置される。内周壁63aは、駆動軸21の径方向外方に配置される。外周壁63bは、内周壁63aの外方に配置される。外周壁63bは、内周壁63aの径方向外方に配置される。第1軸線22と外周壁63bの間の距離は、第1軸線22と内周壁63aの間の距離よりも、大きい。
図6を参照する。ハウジング63は、内周壁63aと外周壁63bに加えて、隔壁63cを備える。隔壁63cは、径方向に延びる。隔壁63cは、第1軸線22の半径方向に延びる。例えば、各隔壁63cは、内周壁63aから外周壁63bに延びる。隔壁63cは、さらに、幅方向Yに延びる。
ダンパ51は、内周壁63aの径方向外方に配置される。ダンパ51は、車両側面視において、内周壁63aの外方に配置される。ダンパ51は、内周壁63aと接触する。
ダンパ51は、外周壁63bの径方向内方に配置される。ダンパ51は、車両側面視において、外周壁63bの内方に配置される。ダンパ51は、外周壁63bと接触する。
ダンパ51は、4つのダンパ片52を備える。各ダンパ片52は、ハウジング63に収容される。4つのダンパ片52は、車両側面視において、第1軸線22を中心とする円周上に並ぶ。各ダンパ片52は、車両側面視において、実質的に扇形形状を有する。各ダンパ片52は、隔壁63cと接触する。
各ダンパ片52は、爪41と接触する。各ダンパ片52は、孔53を有する。孔53は、幅方向Yに延びる。孔53は、さらに、径方向に延びる。孔53は、第1軸線22の半径方向に延びる。爪41は、孔53に挿入される。
各孔53は、車両側面視において、各爪41と同じ位置に配置される。例えば、2つの孔53は、車両側面視において、第1仮想直線E1上に配置される。他の2つの孔53は、車両側面視において、第2仮想直線E2上に配置される。
ハウジング63は、車両側面視において、外周縁63dを有する。外周縁63dは、外周壁63bによって規定される。外周縁63dは、車両側面視において、実質的に円形状を有する。
図2を参照する。ダンパ51とハウジング63は、幅方向Yにおいてフランジ33の内方に配置される。車両中心面Cとダンパ51の間の距離は、車両中心面Cとフランジ33の間の距離よりも、小さい。車両中心面Cとハウジング63の間の距離は、車両中心面Cとフランジ33の間の距離よりも、小さい。ダンパ51の全部は、幅方向Yにおいて、フランジ33の全部よりも、内方に配置される。ハウジング63の全部は、幅方向Yにおいて、フランジ33よりも、内方に配置される。
ダンパ51とハウジング63は、フランジ33の左方に配置される。ハウジング63の全部は、フランジ33の全部よりも、左方に配置される。ダンパ51の全部は、フランジ33の全部よりも、左方に配置される。
このため、ダンパ51とハウジング63は、クラッチハブ31が駆動軸21に対して幅方向Yの外方に移動することを、妨げない。ダンパ51とハウジング63は、クラッチハブ31が駆動軸21に対して右方に移動することを、妨げない。よって、ダンパ51とハウジング63は、クラッチハブ31が駆動軸21から離脱することを、妨げない。
ハウジング63は、フランジ33と向かい合う。ダンパ51は、フランジ33と向かい合う。
ダンパ51とハウジング63は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とフランジ33の間に配置される。ダンパ51の全部は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とフランジ33の間に配置される。ハウジング63の全部は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とフランジ33の間に配置される。言い換えれば、フランジ33は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とダンパ51の間に配置されない。フランジ33は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とハウジング63の間に配置されない。
ダンパ51とハウジング63は、パワーユニット11の右方に配置される。ダンパ51の全部は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11の全部よりも、右方に配置される。ハウジング63の全部は、パワーユニット11の全部よりも、右方に配置される。
図示を省略するが、ダンパ51とハウジング63は、車両側面視において、パワーユニット11と重なる。
ハブ62は、さらに、ブレーキドラム64を備える。ブレーキドラム64は、幅方向Yにおいてハウジング63の内方に位置する。ブレーキドラム64は、ハウジング63の左方に位置する。ブレーキドラム64は、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。
スクータ型車両1は、制動機構81を備える。制動機構81は、ドラムブレーキに分類される。制動機構81は、ブレーキシュー82とアンカーピン83とカム84とブレーキレバー85を備える。ブレーキシュー82は、ブレーキドラム64の径方向内方に配置される。アンカーピン83は、ブレーキシュー82を支持する。ブレーキシュー82は、アンカーピン82回りに揺動可能である。カム84は、ブレーキシュー82をアンカーピン83回りに揺動させて、ブレーキシュー82をブレーキドラム64に接触させるように構成される。ブレーキレバー85は、カム84に連結される。ブレーキレバー85が操作されたとき、カム84はブレーキシュー82をブレーキドラム64に接触させる。ブレーキシュー82がブレーキドラム64に接触したとき、リアホイール61は制動される。
なお、ハウジング63は、ブレーキシュー83と接触しない。外周壁53dは、ブレーキシュー83と接触しない。
リアホイール61は、スポーク65とリム66を備える。スポーク65は、ハブ62に支持される。スポーク65は、径方向外方に延びる。スポーク65は、ハブ62から放射状に延びる。リム66は、スポーク65に支持される。リム66は、リアホイール61の外縁に位置する。リム66は、リング形状を有する。リム66は、リアタイヤ69を保持する。
3.フランジ33の詳細
図3-5を参照する。フランジ33は、ベース34を備える。ベース34は、車両側面視において、実質的に、円環形状を有する。ベース34は、略平坦な板形状を有する。ベース34は、ボス32の径方向外方に配置される。ベース34は、車両側面視において、ボス32の外方に配置される。ベース34は、ボス32に接続される。ベース34は、ボス32に固定される。ベース34は、ボス32から延びる。ベース34は、径方向外方に延びる。ベース34は、第1軸線22の半径方向に延びる。ベース34の径は、ボス32の径よりも大きい。
ベース34は、爪41を支持する。爪41は、車両側面視において、ベース34と重なる。爪41の全部は、車両側面視において、ベース34と重なる。
フランジ33は、複数の取っ手35を備える。各取っ手35は、車両側面視において、実質的に三角形状を有する。取っ手35は、略平坦な板形状を有する。取っ手35の数は、例えば、爪41の数と等しい。取っ手35の数は、例えば、4つである。取っ手35は、ベース34の径方向外方に配置される。取っ手35は、車両側面視において、ベース34の外方に配置される。第1軸線22と取っ手35の間の距離は、第1軸線22とベース34の間の距離よりも、大きい。取っ手35は、ベース34に接続される。取っ手35は、ベース34に固定される。各取っ手35は、ベース34から延びる。各取っ手35は、径方向外方に延びる。各取っ手35は、第1軸線22の半径方向に延びる。
各取っ手35は、爪41の径方向外方に配置される。各取っ手35は、車両側面視において、爪41の外方に配置される。第1軸線22と取っ手35の間の距離は、第1軸線22と爪41の間の距離よりも、大きい。取っ手35は、車両側面視において、爪41と重ならない。
各取っ手35は、基端36と先端37を有する。基端36は、ベース34に接続される。先端37は、基端36の径方向外方に配置される。第1軸線22と先端37の間の距離は、第1軸線22と基端36の間の距離よりも、大きい。各取っ手35は、基端36から先端37に延びる。
各取っ手35は、車両側面視において、基端36から先端37に向かって先細りになっている。
各取っ手35は、互いに、離れた位置に配置される。各取っ手35は、互いに、接触していない。
各取っ手35の基端36は、互いに、離れた位置に配置される。各取っ手35の基端36は、互いに、接触していない。
複数の取っ手35は、車両側面視において、第1軸線22を中心とする円周上に並ぶ。複数の取っ手35は、第1軸線22回りに等間隔で配列される。複数の取っ手35は、例えば、90度の間隔を空けて、配列される。
図4を参照する。4つの取っ手35を区別するとき、各取っ手35を、「第1取っ手35a」、「第2取っ手35b」、「第3取っ手35c」および「第4取っ手35d」と呼ぶ。
第1取っ手35aと第2取っ手35bは、車両側面視において、互いに反対方向に延びる。ベース34は、車両側面視において、第1取っ手35aと第2取っ手35bの間に介在する。
第1取っ手35aと第2取っ手35bはそれぞれ、車両側面視において、第1仮想直線E1上に配置される。第1取っ手35aと第2取っ手35bはそれぞれ、車両側面視において、第1仮想直線E1に沿って延びる。ボス32は、車両側面視において、第1取っ手35aと第2取っ手35bの間に位置する。ボス32は、車両側面視において、第1取っ手35aと第2取っ手35bの間に介在する。
第1爪41aは、車両側面視において、ボス32と第1取っ手35aの間に位置する。第2爪41bは、車両側面視において、ボス32と第2取っ手35bの間に位置する。
第3取っ手35cと第4取っ手35dは、車両側面視において、互いに反対方向に延びる。ベース34は、車両側面視において、第3取っ手35cと第4取っ手35dの間に介在する。
第3取っ手35cと第4取っ手35dはそれぞれ、車両側面視において、第2仮想直線E2上に配置される。第3取っ手35cと第4取っ手35dはそれぞれ、車両側面視において、第2仮想直線E2に沿って延びる。ボス32は、車両側面視において、第3取っ手35cと第4取っ手35dの間に位置する。ボス32は、車両側面視において、第3取っ手35cと第4取っ手35dの間に介在する。
第3爪41cは、車両側面視において、ボス32と第3取っ手35cの間に位置する。第4爪41dは、車両側面視において、ボス32と第4取っ手35dの間に位置する。
取っ手35は、ベース34と一体に形成される。取っ手35は、ベース34から分離不能である。
取っ手35は、爪41と一体に成形される。取っ手35は、爪41から分離不能である。
取っ手35は、ボス32と一体に成形される。取っ手35は、ボス32から分離不能である。
ベース34と取っ手35は、第1軸線22と直交する同一平面上に配置される。図5を参照する。図5は、仮想平面Fを示す。仮想平面Fは、第1軸線22と直交する。ベース34と取っ手35はともに、仮想平面F上に配置される。
取っ手35は、第1軸線22の径方向から見て、ベース34と重なる。取っ手35の少なくとも一部は、第1軸線22の径方向から見て、ベース34と重なる。例えば、取っ手35の少なくとも一部は、車両平面視において、ベース34と重なる。例えば、取っ手35の少なくとも一部は、車両正面視において、ベース34と重なる。例えば、取っ手35の少なくとも一部は、車両背面視において、ベース34と重なる。
フランジ33は、段差部38を有する。段差部38は、ベース34と取っ手35の間に形成される。段差部38は、ベース34と取っ手35の間の境界に位置する。取っ手35の表面は、ベース34の表面と実質的に平行である。但し、取っ手35の表面は、ベース34の表面と面一に形成されていない。取っ手35の表面は、ベース34の表面から僅かにずれている。
段差部38は、第1段差部38aと第2段差部38bを含む。第2段差部38bは、第1段差部38aとは反対に位置する。
例えば、フランジ33は、第1面33aを有する。第1面33aは、幅方向Yの外方を向く。第1面33aは、右方を向く。第1面33aは、「フランジ33の外面」または「フランジ33の右面」と呼ばれてもよい。第1段差部38aは、第1面33aに位置する。
例えば、フランジ33は、第2面33bを有する。第2面33bは、第1面33aとは反対に位置する。第2面33bは、幅方向Yの内方を向く。第2面33bは、左方を向く。第2面33aは、「フランジ33の内面」または「フランジ33の左面」と呼ばれてもよい。第2段差部38bは、第2面33bに位置する。
取っ手35は、ドリブンスプロケットではない。取っ手35は、チェーンに連結されない。スクータ型車両1は、取っ手35に連結されるチェーンを備えない。取っ手35は、ドリブンプーリーではない。取っ手35は、ベルトに連結されない。スクータ型車両1は、取っ手35に連結されるベルトを備えない。
図7は、クラッチハブ31とリアホイール61の拡大側面図である。フランジ33は、車両側面視において、ダンパ51と重なる。フランジ33は、車両側面視において、ダンパ51の全部と重なる。ダンパ51は、車両側面視において、視認されない。「視認されない」とは、「視認不能である」または「見えない」と同じ意味である。
ベース34は、車両側面視において、ダンパ51と重なる。ベース34は、車両側面視において、ダンパ51の全部と重なる。
ボス32は、車両側面視において、ダンパ51の内方に配置される。ボス32は、車両側面視において、ダンパ51の径方向内方に配置される。ボス32は、車両側面視において、ダンパ51と重ならない。
取っ手35は、車両側面視において、ダンパ51の外方に配置される。取っ手35は、車両側面視において、ダンパ51の径方向外方に配置される。第1軸線22と取っ手35の間の距離は、第1軸線22とダンパ51の間の距離よりも、大きい。取っ手35は、車両側面視において、ダンパ51と重ならない。
フランジ33は、車両側面視において、ハウジング63と重なる。ただし、フランジ33は、車両側面視において、ハウジング63の全部と重ならない。ハウジング63は、車両側面視においてフランジ33と重なる部分と、車両側面視においてフランジ33と重ならない部分を有する。車両側面視においてフランジ33と重なるハウジング63の部分は、車両側面視において、視認されない。車両側面視においてフランジ33と重ならないハウジング63の部分は、車両側面視において、視認される。「視認される」とは、「視認可能である」または「見える」と同じ意味である。
フランジ33は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dと重なる。ただし、フランジ33は、車両側面視において、外周縁63dの全部と重ならない。外周縁63dは、車両側面視においてフランジ33と重なる部分と、車両側面視においてフランジ33と重ならない部分を有する。車両側面視においてフランジ33と重なる外周縁63dの部分は、車両側面視において、視認されない。車両側面視においてフランジ33と重ならない外周縁63dの部分は、車両側面視において、視認される。
ボス32は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。ボス32は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。ボス32の全部は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。ボス32の径は、ハウジング63の径よりも小さい。ここで、ハウジング63の径は、外周縁63dの径と等しい。第1軸線22とボス32の間の距離は、第1軸線22と外周縁63dの間の距離よりも、小さい。
図示を省略するが、爪41は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。爪41は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。爪41の全部は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。第1軸線22と爪41の間の距離は、第1軸線22と外周縁63dの間の距離よりも、小さい。
ベース34は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。ベース34は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。ベース34の径は、ハウジング63の径よりも小さい。第1軸線22とベース34の間の距離は、第1軸線22と外周縁63dの間の距離よりも、小さい。
ベース34の全部は、車両側面視において、外周縁63dの内方に位置する。ベース34の全部は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。ベース34は、車両側面視において、外周縁63dの外方に位置する部分を有しない。ベース34は、車両側面視において、外周縁63dと重ならない。
各取っ手35は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dと重なる。各取っ手35は、車両側面視において、外周縁63dの内方の位置から、外周縁63dの外方の位置まで突出する。
各取っ手35は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する部分を含む。言い換えれば、各取っ手35は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する部分を含む。
例えば、基端36は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する。基端36は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。基端36の全部は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する。第1軸線22と基端36の間の距離は、第1軸線22と外周縁63dの間の距離よりも、小さい。
各取っ手35は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する部分を含む。言い換えれば、各取っ手35は、車両側面視において、外周縁63dの径方向外方に位置する部分を含む。
例えば、先端37は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する。先端37は、車両側面視において、外周縁63dの径方向外方に位置する。先端37の全部は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する。第1軸線22と先端37の間の距離は、第1軸線22と外周縁63dの間の距離よりも、大きい。
ハウジング63の外周縁63dは、車両側面視において、隣り合う2つの取っ手35の間において、視認される。ハウジング63の外周縁63dは、車両側面視において、ベース34の外方において、視認される。ハウジング63の外周縁63dは、車両側面視において、ベース34の径方向外方において、視認される。
具体的には、ハウジング63の外周縁63dは、第1部分63d1と第2部分63d2を有する。第1部分63d1は、車両側面視において、取っ手35と重なる。第1部分63d1は、車両側面視において、視認されない。第2部分63d2は、車両側面視において、取っ手35と重ならない。第2部分63d2は、車両側面視において、視認される。第2部分63d2は、車両側面視において、隣り合う2つの取っ手35において、視認される。第2部分63d2は、車両側面視において、ベース34の外方において、視認される。第2部分63d2は、車両側面視において、ベース34の径方向外方において、視認される。
4.クラッチハブ31を駆動軸21に着脱する手順
メンテナンスのために、スクータ型車両1のユーザーはクラッチハブ31を駆動軸21に着脱することがある。メンテナンスは、例えば、ダンパ51の交換である。スクータ型車両1のユーザーは、例えば、スクータ型車両1の運転者である。スクータ型車両1のユーザーは、例えば、スクータ型車両1を整備する人である。
図8は、クラッチハブ31を駆動軸21に着脱する手順を説明する図である。図9は、クラッチハブ31とリアホイール61の斜視図である。図10は、クラッチハブ31とリアホイール61の分解斜視図である。クラッチハブ31を駆動軸21から取り外す手順は、第1ステップと第2ステップを含む。
第1ステップ
駆動軸21からストッパ75を取り外す。
第2ステップ
クラッチハブ31を駆動軸21から取り外す。
具体的には、スクータ型車両1のユーザーは、取っ手35を握る。例えば、ユーザーは、先端37を掴む。例えば、ユーザーは、ユーザーの指を取っ手35に掛ける。例えば、ユーザーは、ユーザーの指を先端37に掛ける。例えば、ユーザーは、ユーザーの指を段差部38に掛ける。例えば、ユーザーは、ユーザーの指を第1段差部38aに掛ける。例えば、ユーザーは、ユーザーの指を第2段差部38bに掛ける。例えば、ユーザーは、ユーザーの両手で、2つの取っ手35を握る。例えば、ユーザーは、ユーザーの右手で第1取っ手35aを握り、ユーザーの左手で第2取っ手35bを握る。
そして、ユーザーは、取っ手35を引く。例えば、ユーザーは、取っ手35を幅方向Yの外方に引く。例えば、ユーザーは、取っ手35を右方向に引く。例えば、ユーザーは、取っ手35を右方向に平行移動させる。これにより、ボス32は、駆動軸21に対して摺動する。ボス32は、駆動軸21に対して第1軸線22に沿って移動する。例えば、ボス32は、駆動軸21に対して幅方向Yの外方に移動する。例えば、ボス32は、駆動軸21に対して右方向に移動する。そして、ボス32は駆動軸21から外れる。ボス32は第2端24から外れる。すなわち、クラッチハブ31は駆動軸21から外れる。クラッチハブ31は第2端24から外れる。
その結果、ダンパ51は、車両側面視において、視認される。ダンパ51は、幅方向Yの外方に開放される。ダンパ51は、右方に開放される。このため、ユーザーにとってハウジング63からダンパ51を取り出すことは、容易である。
クラッチハブ31を駆動軸21に取り付ける手順は、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外す手順と逆である。クラッチハブ31を駆動軸21に取り付ける手順は、第3ステップと第4ステップを含む。
第3ステップ
クラッチハブ31を駆動軸21が取り付ける。
具体的には、スクータ型車両1のユーザーは、取っ手35を握る。そして、ユーザーは、取っ手35を駆動軸21に向けて押す。例えば、ユーザーは、取っ手35を幅方向Yの内方に押す。例えば、ユーザーは、取っ手35を左方向に押す。例えば、ユーザーは、取っ手35を左方向に平行移動させる。これにより、駆動軸21は、ボス32に挿入される。第2端24は、ボス32に挿入される。ボス32は、駆動軸21に対して摺動する。ボス32は、駆動軸21に対して幅方向Yの内方に移動する。ボス32は、駆動軸21に対して左方に移動する。そして、ボス32は駆動軸21に取り付けられる。ボス32は第2端24に取り付けられる。すなわち、クラッチハブ31は駆動軸21に取り付けられる。クラッチハブ31は第2端24に取り付けられる。
第4ステップ
駆動軸21にストッパ75を取り付ける。
5.実施形態の効果
スクータ型車両1は、駆動軸21とクラッチハブ31とダンパ51とリアホイール61を備える。駆動軸21は、第1軸線22に沿って延びる。第1軸線22は、幅方向Yと平行である。駆動軸21は、第1軸線22回りに回転する。クラッチハブ31は、駆動軸21と一体に回転する。クラッチハブ31は、第1軸線22回りに回転する。ダンパ51は、クラッチハブ31と接触する。リアホイール61は、駆動軸21に支持される。リアホイール61は、駆動軸21に対して第1軸線22回りに回転可能である。リアホイール61は、ダンパ51を支持する。駆動軸21は、クラッチハブ31およびダンパ51を介して、リアホイール61に回転動力を伝達する。リアホイール61は、ダンパ51を介して、駆動軸21から回転動力を受ける。
リアホイール61は、ハウジング63を備える。ハウジング63は、第1軸線22に沿って延びる筒形状を有する。ハウジング63は、ダンパ51を収容する。このため、リアホイール61は、ダンパ51を好適に支持する。
クラッチハブ31は、ボス32とフランジ33と複数の爪41を有する。ボス32は、駆動軸21に取り付けられる。ボス32は、駆動軸21と一体に回転する。このため、クラッチハブ31が駆動軸21と一体に回転することは容易である。ボス32は、第1軸線22回りに回転する。このため、クラッチハブ31が第1軸線22回りに回転することは容易である。フランジ33は、ボス32から延びる。フランジ33は、第1軸線22の径方向外方に延びる。各爪41は、フランジ33に取り付けられる。各爪41は、ダンパ51と接触する。このため、ダンパ51がクラッチハブ31に接触することは容易である。
ボス32は、駆動軸21に対して第1軸線22に沿って移動可能である。このため、駆動軸21からクラッチハブ31を取り外すことは可能である。
フランジ33は、ベース34を備える。ベース34は、爪41を支持する。このため、爪41をフランジ33に取り付けることは容易である。ハウジング63は、外周縁63dを有する。ベース34は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する。言い換えれば、ベース34は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。このため、ベース34を掴むことは困難である。例えば、スクータ型車両1のユーザーの指をベース34に掛けることは、困難である。
しかしながら、フランジ33は、複数の取っ手35を備える。各取っ手35は、ベース34から延びる。各取っ手35は、第1軸線22の径方向外方に延びる。各取っ手35は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する部分を含む。言い換えれば、各取っ手35は、車両側面視において、外周縁63dの径方向外方に位置する部分を含む。このため、取っ手35を掴むことは容易である。例えば、スクータ型車両1のユーザーの指を取っ手35に掛けることは、容易である。
さらに、取っ手35を第1軸線22の方向に移動することは、容易である。例えば、取っ手35を幅方向Yの外方に引くことは、容易である。よって、駆動軸21に対してクラッチハブ31を第1軸線22の方向に移動することは容易である。例えば、駆動軸21に対してクラッチハブ31を幅方向Yの外方に引くことは容易である。したがって、駆動軸21からクラッチハブ31を取り外すことは容易である。
以上の通り、スクータ型車両1によれば、クラッチハブ31を駆動軸21から容易に取り外すことができる。
車両側面視において、隣り合う2つの取っ手35の間において、ハウジング63の外周縁63dは視認される。このため、各取っ手35は、比較的に小さい。よって、各取っ手35の重量は比較的に軽い。したがって、取っ手35がクラッチハブ31に追加されたときのクラッチハブ31の重量の増加は比較的に小さい。
車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dは、取っ手35と重ならない部分を含む。このため、取っ手35は、比較的に小さい。よって、取っ手35の重量は比較的に軽い。したがって、取っ手35がクラッチハブ31に追加されたときのクラッチハブ31の重量の増加は比較的に小さい。
車両側面視において、取っ手35のそれぞれは、ハウジング63の外周縁63dと重なる。このため、取っ手35がベース34から径方向外方に延びることは容易である。取っ手35が車両側面視においてハウジング63の外周縁63dの外方に位置する部分を有することは、容易である。取っ手35が車両側面視において外周縁63dの径方向外方に位置する部分を有することは、容易である。
取っ手35のそれぞれは、基端36と先端37を有する。基端36は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの内方に位置する。言い換えれば、基端36は、車両側面視において、外周縁63dの径方向内方に位置する。先端37は、車両側面視において、ハウジング63の外周縁63dの外方に位置する。言い換えれば、先端37は、車両側面視において、外周縁63dの径方向外方に位置する。このため、車両側面視において各取っ手35がハウジング63の外周縁63dと重なることは、容易である。
車両側面視において、取っ手35のそれぞれは、基端36から先端37に向かって先細りになっている。このため、各取っ手35は、一層小さい。よって、各取っ手35の重量は一層軽い。したがって、取っ手35がクラッチハブ31に追加されたときのクラッチハブ31の重量の増加は一層小さい。
取っ手35のそれぞれは、互いに、離れた位置に配置される。取っ手35のそれぞれは、互いに、接触していない。このため、各取っ手35は、一層小さい。よって、各取っ手35の重量は一層軽い。したがって、取っ手35がクラッチハブ31に追加されたときのクラッチハブ31の重量の増加は一層小さい。
取っ手35の数は、4つである。取っ手35の数は比較的に少ない。このため、取っ手35の総重量は比較的に軽い。よって、取っ手35がクラッチハブ31に追加されたときのクラッチハブ31の重量の増加は比較的に小さい。
取っ手35は、第1取っ手35aと第2取っ手35bを含む。車両側面視において、第1取っ手35aと第2取っ手35bは、互いに反対方向に延びる。このため、取っ手35を掴むことは一層容易である。例えば、第1取っ手35aと第2取っ手35bを両手で掴むことは容易である。
車両側面視において、第1取っ手35aと第2取っ手35bはそれぞれ、第1仮想直線E1上に配置される。第1仮想直線E1は、第1軸線22と直交する。このため、第1取っ手35aと第2取っ手35bを第1軸線22の方向に移動することは、容易である。例えば、第1取っ手35aと第2取っ手35bを第1軸線22の方向に平行移動することは、容易である。よって、駆動軸21に対してクラッチハブ31を第1軸線22の方向に移動することは容易である。したがって、駆動軸21からクラッチハブ31を取り外すことは容易である。
車両側面視において、ベース34は、第1取っ手35aと第2取っ手35bの間に介在している。このため、車両側面視において第1取っ手35aと第2取っ手35bが互いに反対方向に延びることは、容易である。
爪41は、第1爪41aと第2爪41bを含む。第1爪41aと第2爪41bはそれぞれ、車両側面視において、第1仮想直線E1上に配置される。このため、第1取っ手35aと第2取っ手35bを移動することによって、第1爪41aと第2爪41bを移動することは容易である。上述の通り、第1取っ手35aと第2取っ手35bを第1軸線22の方向に移動することは、容易である。例えば、第1取っ手35aと第2取っ手35bを第1軸線22の方向に平行移動することは、容易である。よって、第1爪41aと第2爪41bを第1軸線22の方向に移動させることは、容易である。例えば、第1爪41aと第2爪41bを第1軸線22の方向に平行移動させることは、容易である。したがって、第1爪41aと第2爪41bをダンパ51から抜くことは容易である。
第1爪41aは、車両側面視において、ボス32と第1取っ手35aの間に介在する。第2爪41bは、車両側面視において、ボス32と第2取っ手35bの間に介在する。よって、第1爪41aと第2爪41bを第1軸線22の方向に移動させることは、一層容易である。例えば、第1爪41aと第2爪41bを第1軸線22の方向に平行移動させることは、一層容易である。したがって、第1爪41aと第2爪41bをダンパ51から抜くことは一層容易である。
取っ手35とベース34は、一体に成形される。このため、フランジ33の構造は簡素である。
ベース34と取っ手35は、第1軸線22と直交する同一平面上に配置される。具体的には、ベース34と取っ手35はともに、仮想平面F上に配置される。仮想平面Fは、第1軸線22と直交する。このため、取っ手35はベース34に堅牢に支持される。よって、取っ手35を第1軸線22の方向に移動することは、一層容易である。
取っ手35は、第1軸線22の径方向から見て、ベース34と重なる。このため、取っ手35はベース34に堅牢に支持される。よって、取っ手35を第1軸線22の方向に移動することは、一層容易である。
フランジ33は、段差部38を有する。段差部38は、取っ手35とベース34の間に形成される。このため、取っ手35を掴むことは一層容易である。例えば、指を段差部38に掛けることは、容易である。例えば、指を段差部38に掛けることによって、取っ手35をしっかりと掴むことは容易である。よって、取っ手35を第1軸線22の方向に移動することは、一層容易である。
スクータ型車両1は、パワーユニット11を備える。パワーユニット11は、駆動軸21を回転駆動する。駆動軸21は、第1端23と第2端24を有する。第1端23は、パワーユニット11に接続される。第2端24は、ボス32に接続される。すなわち、ボス32は駆動軸21の第2端24に接続される。このため、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外すことは、一層容易である。クラッチハブ31を第2端24から取り外すことは、一層容易である。さらに、パワーユニット11は駆動軸21の第1端23に接続される。このため、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外すとき、パワーユニット11はクラッチハブ31と干渉しない。クラッチハブ31を第2端24から取り外すとき、パワーユニット11はクラッチハブ31と干渉しない。よって、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外すことは、さらに一層容易である。
ダンパ51およびハウジング63は、幅方向Yにおいて、パワーユニット11とフランジ33の間に配置される。このため、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外すとき、ハウジング63およびダンパ51はクラッチハブ31と干渉しない。よって、クラッチハブ31を駆動軸21から取り外すことは、さらに一層容易である。
6.変形実施形態
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施形態では、各取っ手35は、互いに、離れた位置に配置された。各取っ手35は、互いに、接触していない。但し、これに限られない。各取っ手35は、互いに接触していてもよい。例えば、各取っ手35の基端36は、互いに接触していてもよい。
(2)実施形態では、取っ手35の数は、4つであった。但し、これに限られない。取っ手35の数は、2つ、または、3つであってもよい。あるいは、取っ手35の数は、4つよりも多くでもよい。
(3)実施形態では、爪41の数は、4つであった。但し、これに限られない。爪41の数は、2つ、または、3つであってもよい。あるいは、爪41の数は、4つよりも多くでもよい。
(4)実施形態では、段差部38は、第1段差部38aと第2段差部38bを含む。但し、これに限られない。段差部38は、第1段差部38aと第2段差部38bのいずれかを含まなくてもよい。第1段差部38aと第2段差部38bのいずれかが、省略されてもよい。
(5)実施形態では、フランジ33は段差部38を有する。但し、これに限られない。フランジ33は、段差部38を有しなくてもよい。段差部38は、省略されてもよい。取っ手35の表面は、ベース34の表面と面一に形成されてもよい。
(6)実施形態では、パワーユニット11は車体フレームに対して揺動した。但し、これに限られない。パワーユニット11は、車体フレームに固定されてもよい。パワーユニット11は、車体フレームに対して揺動不能であってもよい。
(7)実施形態では、エンジンは、車体フレームに対して揺動可能であった。エンジンは、ユニットスイングエンジンに分類された。但し、これに限られない。エンジンは、リジッドマウントエンジンに分類されてもよい。エンジンは、車体フレームに固定されてもよい。エンジンは、車体フレームに対して揺動不能であってもよい。
(8)実施形態では、パワーユニット11はエンジンを備えた。但し、これに限られない。パワーユニット11は、電気モータを備えてもよい。パワーユニット11は、エンジンを備えなくてもよい。
(9)実施形態では、制動機構81はドラムブレーキに分類された。但し、これに限られない。制動機構81は、ディスクブレーキに分類されてもよい。
(10)実施形態では、フロントホイール8の数は1つである。但し、これに限られない。フロントホイール8の数は2つであってもよい。実施形態では、リアホイール61の数は1つである。これに限られない。リアホイール61の数は2つであってもよい。
(11)実施形態および上記(1)から(10)で説明した各変形実施形態については、さらに各構成を他の変形実施形態の構成に置換または組み合わせるなどして適宜に変更してもよい。
1 :スクータ型車両
11 :パワーユニット
21 :駆動軸
22 :第1軸線
23 :第1端
24 :第2端
31 :クラッチハブ
32 :ボス
33 :フランジ
34 :ベース
35 :取っ手
35a:第1取っ手
35b:第2取っ手
36 :基端
37 :先端
38 :段差部
41 :爪
41a:第1爪
41b:第2爪
51 :ダンパ
61 :リアホイール(ホイール)
62 :ハブ
63 :ハウジング
63a:内周壁
63b:外周壁
63c:隔壁
63d:外周縁
C :車両中心面
E1 :第1仮想直線
E2 :第2仮想直線
F :仮想平面(同一平面)
W :スクータ型車両の幅方向におけるクラッチハブの長さ
X :スクータ型車両の前後方向
Y :スクータ型車両の幅方向
Z :スクータ型車両の上下方向

Claims (15)

  1. スクータ型車両であって、
    前記スクータ型車両の幅方向と平行な第1軸線に沿って延び、前記第1軸線回りに回転する駆動軸と、
    前記駆動軸と一体に前記第1軸線回りに回転するクラッチハブと、
    前記クラッチハブと接触するダンパと、
    前記駆動軸に支持され、前記駆動軸に対して前記第1軸線回りに回転可能であり、前記ダンパを支持し、前記ダンパを介して前記駆動軸から回転動力を受けるホイールと、
    を備え、
    前記ホイールは、
    前記第1軸線に沿って延びる筒形状を有し、前記ダンパを収容するハウジングと、
    を備え、
    前記クラッチハブは、
    前記駆動軸に取り付けられ、前記駆動軸と一体に前記第1軸線回りに回転し、かつ、前記駆動軸に対して前記第1軸線に沿って移動可能なボスと、
    前記ボスから径方向外方に延びるフランジと、
    前記フランジに取り付けられ、前記ダンパと接触する複数の爪と、
    を備え、
    前記フランジは、
    前記爪を支持するベースと、
    前記ベースから径方向外方に延びる複数の取っ手と、
    を備え、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記ベースは、前記ハウジングの外周縁の内方に位置し、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記取っ手のそれぞれは、前記ハウジングの前記外周縁の外方に位置する部分を含む
    スクータ型車両
  2. 請求項1に記載のスクータ型車両において、
    前記スクータ型車両の側面視において、隣り合う2つの前記取っ手の間において、前記ハウジングの前記外周縁は視認される
    スクータ型車両。
  3. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手のそれぞれは、前記ハウジングの前記外周縁と重なる
    スクータ型車両。
  4. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手のそれぞれは、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記ハウジングの前記外周縁の内方に位置する基端と、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記ハウジングの前記外周縁の外方に位置する先端と、
    を有する
    スクータ型車両。
  5. 請求項4に記載のスクータ型車両において、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記取っ手のそれぞれは、前記基端から前記先端に向かって先細りになっている
    スクータ型車両。
  6. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手のそれぞれは、互いに、離れた位置に配置される
    スクータ型車両。
  7. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手の数は、4つである
    スクータ型車両。
  8. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手は、
    第1取っ手と、
    第2取っ手と、
    を含み、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記第1取っ手と前記第2取っ手は、互いに反対方向に延び、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記第1取っ手と前記第2取っ手はそれぞれ、前記第1軸線と直交する第1仮想直線上に配置される
    スクータ型車両。
  9. 請求項8に記載のスクータ型車両において、
    前記爪は、
    第1爪と、
    第2爪と、
    を含み、
    前記スクータ型車両の側面視において、前記第1爪と前記第2爪はそれぞれ、前記第1仮想直線上に配置される
    スクータ型車両。
  10. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手と前記ベースは、一体に成形される
    スクータ型車両。
  11. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記ベースと前記取っ手は、前記第1軸線と直交する同一平面上に配置される
    スクータ型車両。
  12. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記取っ手は、前記第1軸線の径方向から見て、前記ベースと重なる
    スクータ型車両。
  13. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記フランジは、前記取っ手と前記ベースの間に形成される段差部を有する
    スクータ型車両。
  14. 請求項1または2に記載のスクータ型車両において、
    前記スクータ型車両は、
    前記駆動軸を回転駆動するパワーユニットと、
    を備え、
    前記駆動軸は、
    前記パワーユニットに接続される第1端と、
    前記ボスに接続される第2端と、
    を有する
    スクータ型車両。
  15. 請求項14に記載のスクータ型車両において、
    前記ダンパおよび前記ハウジングは、前記スクータ型車両の前記幅方向において、前記パワーユニットと前記フランジの間に配置される
    スクータ型車両。
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