JP7500479B2 - 改札システム、および、監視装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、改札システム、および、監視装置に関する。
従来、無人駅や閑散駅には、改札処理を行うための簡易改札機が設置されることがある。無人駅や閑散駅に設置される簡易改札機は、管轄駅などに設置される監視装置としての監視盤に接続されている。簡易改札機および監視盤を含む改札システムでは、管轄駅に駐在する係員が操作する監視盤からの制御指示に応じて遠隔で簡易改札機の動作状況の監視および動作制御を行う。
しかしながら、従来の改札システムでは、管轄駅の監視盤が簡易改札機の電源をオンしたりオフしたりすることができない。改札システムの運用としては、終車後に、監視盤からの制御コマンドによって簡易改札機の通路設定を中止状態にすることにより簡易改札機の利用を停止するようにしている。このような改札システムでは、簡易改札機は終車後も電源がオフされることがないため、通常の運用ルーチンにおいて再起動されることがなくなる。この結果として、簡易改札機は、内部のメモリが長期間にわたって開放されることがなくなってしまうことが有り得る。
また、従来の簡易改札機は、プログラムの更新や設定内容の更新などで再起動が必要となる場合がある。監視盤に通信接続される簡易改札機は、更新プログラムや更新データを監視盤からダウンロードすることが可能である。しかしながら、更新プログラムや更新データを有効にするための再起動が必要である場合、従来の改札システムでは、係員が実際に簡易改札機の設置駅へ行って簡易改札機の電源スイッチを操作することにより再起動を実行させる作業が必要となる。
特開2018-45375号公報
上記の課題を解決するために、本発明は、簡易改札機におけるメモリの開放および更新を遠隔で行える改札システムおよび監視装置を提供することを目的とする。
実施形態によれば、改札システムは、監視装置と簡易改札機とを有する。監視装置は、第1の通信部と操作部と第1のプロセッサとを有する。簡易改札機は、第2の通信部と第2のプロセッサとを有する。第1の通信部は、簡易改札機と通信する。操作部は、第1の通信部により通信する簡易改札機に対する終車後の処理の指示を入力する。第1のプロセッサは、操作部により簡易改札機に対する終車後の処理の指示が入力された場合、簡易改札機に対して通路設定の中止を指示するコマンドと再起動を要求する再起動コマンドとを送信する。第2の通信部は、監視装置と通信する。第2のプロセッサは、第2の通信部により監視装置から通路設定の中止を指示するコマンドに応じて通路設定を中止とし、監視装置からの再起動コマンドに応じて再起動を行う。
図1は、実施形態に係る改札システム全体の構成例を概略的に示すブロック図である。 図2は、実施形態に係る簡易改札機の設置例を示す外観図である。 図3は、実施形態に係る簡易改札機の構成例を示すブロック図である。 図4は、実施形態に係る監視盤の構成例を示すブロック図である。 図5は、実施形態に係る改札システムにおける監視盤による終車後の簡易改札機に対する終車処理の例を説明するためのタイミングチャートである。 図6は、実施形態に係る改札システムにおける監視盤による簡易改札機に対する更新処理の例を説明するためのタイミングチャートである。
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
まず、各実施形態に係る改札システムの構成について説明する。
図1は、各実施形態に係る改札システム1の構成例を概略的に示す図である。
図1に示す構成において、改札システム1は、上位装置10、監視盤(監視装置)20、改札機21、および、簡易改札機30などを有する。改札システム1は、例えば、鉄道などの事業者ごとに構築され、各駅などに設置される改札機などの各駅務機器が接続されるシステムである。
以下に説明する本実施形態に係る改札システム1は、監視盤20が、通常の改札機21だけでなく、簡易改札機30を監視(制御)する構成を備える。改札機21は、駅係員が対応可能な改札口(管轄駅の改札口)に設置され、通行を制御するドアなどを有する改札装置であるものとする。また、簡易改札機30は、人物の通行を物理的に阻止するためのドアなどが設置されていない改札装置であるものとする。簡易改札機30は、例えば、駅係員が常駐していない無人駅あるいは閑散駅(以下、中間駅と称する)に設置される。また、簡易改札機30は、有人駅であっても駅係員が配置されていない場所に設けられた改札口に設置されるようにしても良い。
上位装置10は、改札システム全体を管理するセンタなどに設置される。上位装置10は、改札システム全体のデータを管理する情報処理装置を含む。監視盤20および改札機21は、有人駅(図1に示す例では、A駅とする)に配置される。監視盤20は、駅に勤務する係員が操作するものであり、各改札装置の状態を監視したり特定の改札装置に対する動作指示を入力したりするものである。
図1に示す構成例において、A駅は、中間駅であるB駅も管轄する管轄駅できる。管轄駅としてのA駅に設置される監視盤20は、A駅の改札機21だけでなく、中間駅としてのB駅に設置される簡易改札機30にも通信接続される。すなわち、監視盤20は、管轄駅に設置される改札機21と管轄駅の管轄内にある中間駅に設置される簡易改札機30に通信接続される。監視盤20は、管轄駅の改札機21だけでなく、中間駅の簡易改札機30に対しても動作指示を供給できるように構成される。
簡易改札機30は、管轄駅によって管理される中間駅に設置される。簡易改札機30は、利用者が提示する券媒体に基づく改札処理を実行する。例えば、簡易改札機30は、改札処理として、券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、通行を許可する利用者の券媒体に対して所定の処理(通行料金の精算処理や通行記録の書き込み処理など)を実行する。ただし、簡易改札機30は、改札処理として利用者が提示する券媒体を処理する機能を有するものであれば良く、通行の可否判定の結果に応じて人物の通行を物理的に制御するドアなどの構成を具備しないものであって良い。
図2は、簡易改札機30の設置例を示す外観図である。図2に示す設置例によれば、簡易改札機30は、駅構内へ入場あるいは駅構外へ出場するための通路(入退場口)を形成するように設置される。利用者は、通路(入退場口)を通行する際(入場又は出場の際)に、簡易改札機30に券媒体を提示する。簡易改札機30は、利用者が提示する券媒体に対して入場処理又は出場処理を実施する。
なお、簡易改札機30は、図2に示す構成に限定されるものではない。簡易改札機30は、入退場口(改札口)に設置され、利用者が提示する券媒体を処理する機能を有するものであれば良い。例えば、簡易改札機30は、入退場用の通路を形成する筐体を有するものでなくても良く、券媒体を処理する券処理部と表示部とを前面に備えるスタンド型の筐体を有するものであっても良い。
中間駅に設置される簡易改札機30は、管轄駅に設置される監視盤20にネットワークを介して接続される。図1に示すように、B駅に設置される簡易改札機30は、A駅に設置される監視盤20に動作状況を通知する。これにより、A駅の監視盤20では、B駅の簡易改札機30の動作状況を監視できる。
また、簡易改札機30は、監視盤20からの指示に応じて動作モード(通路設定)を変更したり、監視盤20からの更新データを保存したり、監視盤20の指示に応じて動作したりする機能を有する。例えば、本実施形態に係る簡易改札機30は、監視盤20の再起動コマンドに応じて再起動を実行する。
監視盤20は、管轄駅の改札口に設置される改札機21および中間駅に設置される簡易改札機30に接続される。また、監視盤20は、ネットワークを介して上位装置10にも接続する。例えば、監視盤20は、上位装置10と各簡易改札機30とのデータ通信を中継する。監視盤20は、接続される改札機21および簡易改札機30の動作状態を監視し、各改札機21およい簡易改札機30に対して遠隔で動作指示を供給する。
また、監視盤20は、上位装置10から供給される情報を各改札機21および簡易改札機30へ配信する機能を有する。また、監視盤20は、各改札機21および簡易改札機30から受信した情報を保持しておき、所定のタイミング又は上位装置10からの要求に応じて保持した情報を上位装置10へ送信するようにしても良い。例えば、監視盤20は、上位装置10から簡易改札機30に対する更新データ(更新プログラムおよび設定内容の更新情報など)を取得した場合、任意のタイミングで簡易改札機30へ更新データをダウンロード(配信)する。
次に、実施形態に係る改札システム1における簡易改札機30の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る改札システム1における簡易改札機30の構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、簡易改札機30は、プロセッサ31、ROM32、RAM33、記憶部34、通信部35、券処理部36、および、表示部37などを有する。
プロセッサ31、ROM32およびRAM33は、簡易改札機30全体を制御するメイン制御部として機能する。プロセッサ31は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ31は、ROM32又は記憶部34が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。ROM32は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM32は、プロセッサ31が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM33は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM33は、プログラムをロードしたり、プロセッサ31が処理中のデータを保持したりする。RAM33は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部34は、データを記憶するメモリである。記憶部34は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶部34は、改札処理において通行判定に用いる運賃情報などの情報を記憶する。また、記憶部34は、プロセッサ31が実行可能なプログラムなどのデータを記憶しても良い。
通信部35は、監視盤20或は監視盤20を介して上位装置10とデータ通信を行なう為の通信インターフェースである。
券処理部36は、利用者が提示する券媒体を処理するものである。券処理部36は、利用者が提示する券媒体から情報を読み取り、読み取った情報による改札処理結果に応じた情報を書込む。券処理部36は、利用者が提示する券媒体(簡易改札機が対応可能な媒体)に対応した処理機構を有する処理ユニットである。
実施形態に係る改札システムで利用可能な券媒体は、簡易改札機が読取および書込みが可能な乗車券情報などの情報を記録する記録媒体であれば良い。例えば、券媒体は、非接触通信により情報の送受信を行う非接触式ICカード、磁気記録部に情報が記録される磁気式の記録媒体(磁気券)、QRコード(登録商標)などのコード化した情報を記録(印刷又は表示)する記録媒体、非接触ICカードと同様な機能を有する携帯電話機などのモバイル端末、或は、QRコード(登録商標)などのコード化した情報を表示するモバイル端末などがある。
利用者が提示する券媒体がICカードである場合、券処理部36は、カードリーダライタにより構成される。また、利用者が提示する券媒体が磁気券である場合、券処理部36は、磁気券を処理する機構を有する処理ユニットにより構成される。また、券処理部36は、磁気券とICカードとの両方を処理する機能を有する処理ユニットで構成しても良い。以下に説明する各実施形態では、主に、利用者が提示する券媒体がICカードである場合を想定して説明するものとし、券処理部36がカードリーダライタであることを想定して説明するものとする。券処理部36は、磁気券を処理する処理ユニットであっても良いし、磁気券とICカードとの両方を処理する機能を有する処理ユニットであっても良い。
券処理部36としてのカードリーダライタ(カードRW)は、利用者が所持する乗車券媒体としてのICカードとのデータ通信を行うインターフェースである。券処理部36としてのカードRWは、非接触式ICカードとしての近距離無線通信を行うためのアンテナおよび通信制御部などにより構成される。例えば、カードRWは、プロセッサ31からの指示に基づいて、データの読出しを要求するコマンドをICカードへ送信し、そのコマンドに対するレスポンスとして読出データをICカードから受信する。また、カードRWは、プロセッサ31からの指示に基づいてデータの書き込みを要求するコマンドをICカードへ送信し、そのコマンドに対するレスポンス(書き込み結果)をICカードから受信する。
表示部37は、利用者に対する案内などを表示する。例えば、表示部37は、利用者が提示した券媒体による通行の可否結果などを表示する。また、表示部37は、当該簡易改札機30の通路設定を中止(改札処理の中止)とする場合、通行不可(改札処理が中止中)であることを案内する案内画面を表示するようにしても良い。
次に、実施形態に係る改札システム1における監視盤20の構成について説明する。
図4は、実施形態に係る改札システム1における監視盤20の構成例を示すブロック図である。
図4に示すように、監視盤20は、プロセッサ41、ROM42、RAM43、記憶部44、第1通信部45、第2通信部46、および、電源制御部49などを有する。
プロセッサ41、ROM42およびRAM43は、監視盤20全体を制御する制御部として機能する。プロセッサ41は、例えば、CPUなどの演算部である。プロセッサ41は、ROM42又は記憶部44が記憶するプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。ROM42は、不揮発性のメモリであり、プログラムメモリとして機能する。ROM42は、プロセッサ41が実行するプログラムや制御データなどを記憶する。RAM43は、一時的にデータを保持するワーキングメモリとして機能する。RAM43は、プログラムをロードしたり、プロセッサ41が処理中のデータを保持したりする。RAM43は、通信データなどを一時的に保持するバッファメモリとしても機能する。
記憶部44は、データを記憶するメモリである。記憶部44は、HDD或はSSDなどの書換え可能な不揮発性メモリを含む。記憶部44は、簡易改札機3から取集する情報又は上位装置10から受信するデータを記憶する。
第1通信部45は、上位装置10と通信するための通信インターフェースである。第2通信部46は、改札機21および簡易改札機30と通信するための通信インターフェースである。また、第2通信部46は、管轄駅に設置される改札機21と通信する通信インターフェースと中間駅に設置される簡易改札機30と通信するための通信インターフェースとをそれぞれ設けたものであっても良い。また、第1通信部45および第2通信部46は、1つの通信インターフェースで構成しても良い。
電源制御部49は、簡易改札機30の電源を制御するものである。電源制御部49は、例えば、簡易改札機30に対して再起動(電源のオフおよびオン)を指示するための制御基板で構成する。電源制御部49は、簡易改札機30を再起動させる制御信号(再起動コマンド)を供給できるものであれば良い。電源制御部49は、プロセッサ41がプログラムを実行することにより実現する機能であっても良い。
次に、実施形態に係る改札システム1における監視盤20と簡易改札機30との動作例について説明する。
実施形態に係る改札システム1において、監視盤20は、終車後に簡易改札機30の通路設定を中止状態とする。すなわち、簡易改札機30は、通路設定として、稼働状態(中止解除状態)又は中止状態とすることができる。簡易改札機30は、稼働状態において利用者が提示する券媒体に基づく改札処理を実行し、中止状態において利用者に対する改札処理を中止する。ただし、中止状態において、簡易改札機30は、改札処理を実行しないが、電源がオンの状態であり、監視盤20との通信などを行える状態となっているものとする。
まず、実施形態に係る改札システムにおける監視盤20による終車後の簡易改札機30に対する終車処理について説明する。
図5は、実施形態に係る改札システムにおける監視盤20による終車後の簡易改札機30に対する終車処理を説明するためのタイミングチャートである。
ここでは、中間駅の簡易改札機30は、終車後に通路設定を中止状態とする運用となっているものとする。本実施形態において、終車処理は、簡易改札機30の通路設定を中止状態とする処理と再起動を実行する処理とを含むものとする。
管轄駅の係員は、終車後、監視盤20の操作部48において中間駅の簡易改札機30に対する終車に伴う通路設定の中止の指示を入力する。例えば、係員は、終車後、監視盤20の操作部48において中間駅の簡易改札機30を指定して終車処理を指示する。監視盤20のプロセッサ41は、係員が操作部48に入力する終車に伴う簡易改札機30に対する通路設定の中止の指示を受け付ける(ST11)。
終車に伴う通路設定の中止の指示を受け付けると、監視盤20のプロセッサ41は、中間駅の簡易改札機30に対して通路設定の中止を要求するコマンドを第2通信部46により送信する(ST12)。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20からの通路設定の中止指示を受信する。プロセッサ31は、監視盤20からの通路設定の中止指示に従って自身の動作モードとして通路設定を中止状態に設定する(ST21)。通路設定を中止に設定すると、プロセッサ31は、通信部35を介して監視盤20に通路設定を中止にしたことを通知する(ST22)。
通路設定を中止にした旨の通知を受けると、監視盤20のプロセッサ41は、当該簡易改札機30に対して再起動コマンドを送信する(ST13)。プロセッサ41は、簡易改札機30から通路設定を中止にした旨の通知を受けた場合、終車後の通路設定の中止であれば、当該簡易改札機30を再起動させるものと判断する。これにより、プロセッサ41は、終車後の処理として通路設定を中止状態とした簡易改札機30に対して再起動コマンドを送信することができる。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20から再起動コマンドを受信すると、通路設定を中止としたまま、自身を再起動させる(ST23)。プロセッサ31は、一旦電源をオフすることで当該簡易改札機30内の各部を完全にシャットダウンした後、再度電源を供給することで再起動させる。これにより、簡易改札機30は、RAMなどに一時記憶されデータがクリアされることでメモリが解放され、更新データなどが有効となる。プロセッサ31は、監視盤20からの再起動コマンドに応じた再起動が完了すると、通信部35を介して監視盤20に再起動が正常終了したことを示す通知を送信する(ST24)。
監視盤20のプロセッサ41は、終車後の通路設定の中止に伴う再起動が完了した旨の通知を受信すると、当該簡易改札機30における終車後の通路設定の中止が完了したことを報知する(ST14)。例えば、プロセッサ41は、表示部47に通路設定の中止したことを表示するとともに再起動が正常に行われたことを表示する。これにより、管轄駅の係員は、監視盤20の表示部47を見ることで、中間駅の簡易改札機の通路設定が中止状態となったことと当該簡易改札機が再起動されたことを確認できる。
なお、上述した動作例では、通路設定を中止とする処理を実行した後に再起動を行うものとしたが、通路設定を中止とする処理と再起動とはどの順番で実施しても良く、先に再起動を行ってから通路設定を中止とする処理を行うようにしても良い。例えば、係員による監視盤での簡易改札機の再起動を指示入力に応じて簡易改札機が再起動を実行し、再起動後に係員が監視盤で簡易改札機の通路設定の中止を指示することで通路設定を中止とするようにしても良い。
以上の処理によって、実施形態に係る改札システムは、監視盤が終車後の処理として通路設定の中止指示と再起動の指示とによって簡易改札機の通路設定を中止にするとともに再起動を実行させることができる。この結果として、係員が遠隔地にある簡易改札機へ実際に行って手作業で再起動させることがなくても、終車後に簡易改札機のメモリを再起動によって開放することができ、簡易改札機の継続的な安定した運用を実現できる。
次に、実施形態に係る改札システムにおける監視盤20による簡易改札機30における更新データを有効にする更新処理について説明する。
図6は、実施形態に係る改札システムにおける監視盤20による簡易改札機30に対する更新処理を説明するためのタイミングチャートである。
監視盤20は、任意のタイミングで更新データ(更新用のプログラムあるいは更新用の制御情報など)を簡易改札機30へダウンロードできるものとする。ここでは、監視盤20のプロセッサ41は、第2通信部46を介して更新データ(以下、更新プログラムとする)を簡易改札機30にダウンロードするのとする(ST31)。
簡易改札機30のプロセッサ31は、監視盤20からダウンロードされる更新プログラムを記憶部34に保存する。プロセッサ31は、記憶部34に保存した更新プログラムを監視盤20からの更新データのインストール要求(更新要求)に応じてインストールする。また、インストールされた更新プログラムは、簡易改札機30が再起動されることで有効になるものとする。
管轄駅の係員は、簡易改札機30に更新プログラムをインストールさせる場合、監視盤20の操作部48においてダウンロードした更新プログラムのインストールの実行指示を入力する。監視盤20のプロセッサ41は、係員が操作部48に入力した更新プログラムのインストールの実行指示を受け付ける(ST11)。
更新プログラムのインストールの実行指示を受け付けると、プロセッサ41は、更新プログラムをインストールする対象となる簡易改札機30の通路設定が中止状態であるか否かを判断する。対象の簡易改札機3の通路設定が中止状態である場合(ST33、YES)、プロセッサ31は,ST35へ進み、対象の簡易改札機30へ更新プログラムのインストールを指示する。
対象の簡易改札機30の通路設定が中止状態でない場合(ST33、NO)、プロセッサ31は、更新プログラムのインストール中に生じる可能性がある不具合を防止するため、当該簡易改札機30に対して通路設定を中止とする処理を要求するコマンドを第2通信部46により送信する(ST34)。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20からの通路設定の中止を要求するコマンドを受信する。プロセッサ31は、監視盤20からの通路設定の中止を要求するコマンドに従って自身の動作モードとしての通路設定を中止状態に設定する(ST41)。通路設定を中止に設定すると、プロセッサ31は、通信部35を介して監視盤20に通路設定を中止にしたことを通知する(ST42)。
通路設定を中止にした旨の通知を受けた場合、又は、対象の簡易改札機3の通路設定が中止状態である場合(ST33、YES)、プロセッサ31は,ST35へ進み、対象の簡易改札機30へ更新プログラムのインストールを指示するコマンドを第2通信部46により送信する(ST35)。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20からの更新プログラムのインストールを指示するコマンドを受信すると、記憶部34に保存している更新プログラムをインストールする処理を実行する(ST43)。更新プログラムのインストールが完了すると、プロセッサ31は、通信部35を介して監視盤20に更新プログラムをインストールしたことを通知する(ST44)。
更新プログラムをインストールしたことを示す通知を受信すると、監視盤20のプロセッサ41は、当該簡易改札機30に対して再起動コマンドを送信する(ST36)。すなわち、プロセッサ41は、簡易改札機30にインストールした更新プログラムを有効にするため、当該簡易改札機30を再起動させるものと判断する。これにより、プロセッサ41は、更新プログラムをインストールした簡易改札機30を再起動させるための再起動コマンドを送信することができる。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20から再起動コマンドを受信すると、通路設定を中止としたままで再起動を実行する(ST45)。プロセッサ31は、一旦電源をオフして簡易改札機30内の各部を完全にシャットダウンした後、再度電源を供給することで再起動させる。これにより、簡易改札機30は、インストールされた更新プログラムおよび更新プログラムに伴う更新設定などが有効となる。プロセッサ31は、監視盤20からの再起動コマンドに応じた再起動が完了すると、通信部35を介して監視盤20に再起動が正常終了したことを示す通知を送信する(ST46)。
監視盤20のプロセッサ41は、更新プログラムをインストールした簡易改札機30から再起動が完了した旨の通知を受信すると、当該簡易改札機30における更新プログラムが有効になったものと判断する。
再起動の完了によって更新プログラムが有効となった場合、プロセッサ31は、更新実行の指示が入力されたときに当該簡易改札機30の通路設定が中止状態であったか否かを判断する(ST37)。通路設定が中止状態であった場合、プロセッサ31は、当該簡易改札機30を中止状態のままとするものとし、更新完了を報知する(ST39)。例えば、プロセッサ31は、更新完了した簡易改札機30を表示部47に表示させて更新完了した簡易改札機30を報知する。
更新実行の指示が入力されたときに通路設定が中止状態でなかった場合(ST37、NO)、プロセッサ31は、当該簡易改札機30を更新実行の開始前に状態に戻すため、当該簡易改札機30の通路設定を中止解除状態とするものとする。この場合、プロセッサ31は、当該簡易改札機30に対して通路設定を中止解除とする処理を要求するコマンドを第2通信部46により送信する(ST38)。
簡易改札機30のプロセッサ31は、通信部35により監視盤20からの通路設定の中止解除を要求するコマンドを受信すると、通路設定を中止解除状態に設定する(ST47)。通路設定を中止解除とすると、プロセッサ31は、通信部35を介して監視盤20に通路設定を中止解除としたことを通知する(ST48)。
通路設定を中止解除とした旨の通知を受けた場合、プロセッサ31は、更新完了を表示部47に表示することなどにより更新完了を報知する(ST39)。
以上の処理によって、実施形態に係る改札システムは、監視盤からの更新実行の指示と再起動の指示とによって更新プログラムなどの更新データを簡易改札機にインストールでき、インストールした更新データを再起動によって有効にすることができる。この結果、係員が遠隔地にある簡易改札機へ実際に行って手作業で再起動させる必要がなく、簡易改札機を含む改札システムを効率よく運用することが可能となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…改札システム、20…監視盤(監視装置)、30…簡易改札機、31…プロセッサ(第2のプロセッサ)、34…記憶部、35…通信部(第2の通信部)、36…券処理部、41…プロセッサ(第1のプロセッサ)、44…記憶部、46…第2通信部(通信部、第1の通信部)、47…表示部、48…操作部。

Claims (12)

  1. 監視装置と簡易改札機とを有する改札システムであって、
    前記監視装置は、
    前記簡易改札機と通信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部により通信する前記簡易改札機に対する終車後の処理の指示を入力するための操作部と、
    前記操作部により前記簡易改札機に対する終車後の処理の指示が入力された場合、前記簡易改札機に対して通路設定の中止を指示するコマンドと再起動を要求する再起動コマンドとを送信する第1のプロセッサと、を有し、
    前記簡易改札機は、
    前記監視装置と通信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部により前記監視装置から通路設定の中止を指示するコマンドに応じて通路設定を中止とし、前記監視装置からの再起動コマンドに応じて再起動を行う第2のプロセッサと、を有する、
    改札システム。
  2. 前記監視装置の第1のプロセッサは、
    前記簡易改札機から通路設定が中止となった旨の通知を受けた後に前記再起動コマンドを前記簡易改札機へ送信する、
    請求項1に記載の改札システム。
  3. 前記監視装置の第1のプロセッサは、
    前記簡易改札機から通路設定の中止と再起動とが完了した旨の通知を受けた場合に前記簡易改札機における終車後の処理が完了した旨を報知する、
    請求項1又は2の何れかに記載の改札システム。
  4. 監視装置と簡易改札機とを有する改札システムであって、
    前記監視装置は、
    前記簡易改札機と通信する第1の通信部と、
    前記第1の通信部により通信する前記簡易改札機に対する動作指示を入力するための操作部と、
    前記操作部により前記簡易改札機に対する更新指示が入力された場合、前記簡易改札機に対して更新データのインストールを指示するコマンドと再起動を要求する再起動コマンドとを送信する第1のプロセッサと、を有し、
    前記簡易改札機は、
    前記更新データを記憶する記憶部と、
    前記監視装置と通信する第2の通信部と、
    前記第2の通信部により前記監視装置からの前記更新データのインストールを指示するコマンドに応じて前記記憶部に記憶する前記更新データをインストールし、前記更新データのインストールが終了した後に前記監視装置からの再起動コマンドに応じた再起動を実行する第2のプロセッサと、を有する、
    改札システム。
  5. 前記監視装置の第1のプロセッサは、
    前記簡易改札機から前記更新データのインストールが完了した旨の通知を受けた後に、前記再起動コマンドを前記簡易改札機へ送信する、
    請求項4に記載の改札システム。
  6. 前記監視装置の第1のプロセッサは、
    前記第1の通信部により前記簡易改札機へ更新データを送信し、
    前記簡易改札機の第2のプロセッサは、
    前記第2の通信部により受信する前記監視装置からの更新データを前記記憶部に記憶する、
    請求項4又は5の何れかに記載の改札システム。
  7. 改札機を監視する監視装置において、
    前記監視装置は、
    中間駅に設置される簡易改札機と通信する通信部と、
    前記通信部により通信する前記簡易改札機に対する終車後の処理の指示を入力するための操作部と、
    前記操作部により前記簡易改札機に対する終車後の処理の指示が入力された場合、前記簡易改札機に対して通路設定の中止を指示するコマンドと再起動を要求する再起動コマンドとを送信するプロセッサと、
    を有する監視装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記簡易改札機から通路設定が中止となった旨の通知を受けた後に、前記再起動コマンドを前記簡易改札機へ送信する、
    請求項7に記載の監視装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記簡易改札機から通路設定の中止と再起動とが完了した旨の通知を受けた場合に、前記簡易改札機における終車後の処理が完了した旨を報知する、
    請求項7又は8の何れかに記載の監視装置。
  10. 改札機を監視する監視装置において、
    中間駅に設置される簡易改札機と通信する通信部と、
    前記通信部により通信する前記簡易改札機に対する動作指示を入力するための操作部と、
    前記操作部により前記簡易改札機に対する更新指示が入力された場合、前記簡易改札機に対して更新データのインストールを指示するコマンドと再起動を要求する再起動コマンドとを送信するプロセッサと、
    を有する監視装置。
  11. 前記プロセッサは、
    前記簡易改札機から前記更新データのインストールが完了した旨の通知を受けた後に、前記再起動コマンドを前記簡易改札機へ送信する、
    請求項10に記載の監視装置。
  12. 前記プロセッサは、
    前記通信部により前記簡易改札機へ前記更新データを送信した後、前記更新データを記憶部に記憶している前記簡易改札機に対して前記更新データのインストールを指示するコマンドと前記再起動コマンドとを送信する、
    請求項10又は11の何れかに記載の監視装置。
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