JP6147885B2 - 自動改札機および自動改札機の制御方法 - Google Patents

自動改札機および自動改札機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明の実施形態は、自動改札機および自動改札機の制御方法に関する。
従来、災害等で停電が発生した場合、自動改札機が、バックアップ用電源装置により動作し、不要な入場を防止する共に利用者の速やかな避難を図るための通行遮断板による通行制御を行うものが提案されている。しかしながら、このような自動改札機は、停電にならないと動作せず、停電になるまでの段階で利用者を早期に避難させるのが難しい。
特開平11−110592号公報
本発明が解決しようとする課題は、地震が発生した場合に迅速に利用者を避難させることができる自動改札機および自動改札機の制御方法を提供することを目的とする。
実施形態によれば、自動改札機は、ドアと、媒体処理手段と、設定手段と、第1の処理手段と、第2の処理手段とを有する。媒体処理手段は、利用者か提示する乗車券媒体を処理する。設定手段は、動作モードを通常モードあるいは地震対応モードの何れかに設定する。第1の処理手段は、前記設定手段により通常モードが設定されている場合、前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する。第2の処理手段は、前記設定手段により地震対応モードが設定されている場合、前記ドアを開放状態とし、前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する。
実施形態に係る自動改札機を含む駅務システムの構成を示す図。 実施形態に係る自動改札機を含む駅務システムの他の構成を示す図。 実施形態に係る自動改札機の外観構成を示す外観図。 実施形態に係る自動改札機の制御系統の第1の構成例を示すブロック図。 実施形態に係る自動改札機の制御系統の第2の構成例を示すブロック図。 実施形態に係るICカードの構成例を示すブロック図。 実施形態に係る自動改札機の動作モードの切替処理の例を説明するためのフローチャート。 実施形態に係る自動改札機における緊急地震対応モードでの動作例を説明するためのフローチャート。 実施形態に係る自動改札機における通常モードでの動作例を説明するためのフローチャート。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に係る自動改札機1を含む駅務システムの全体構成を概略的に示す図である。
図1に示す駅務システムは、鉄道などの交通機関における種々の駅務処理を行う種々の駅務機器から構成されるシステムである。図1に示す構成例において、駅務システムは、複数の自動改札機1、監視盤2、および、上位装置(センタサーバ)3などから構成されている。
上記自動改札機1は、鉄道の駅構内の改札口などに設置される。自動改札機1は、利用者が所持する乗車券媒体に記録された情報に基づいて各利用者の通行(入場あるいは出場)の可否を判定し、その判定結果に基づいて改札口における利用者の通行を制御するものである。自動改札機1は、乗車券媒体としての非接触式ICカードあるいは磁気記憶媒体などの乗車券媒体を処理する機能を有し、利用者が入場あるいは出場する際に乗車券媒体から情報を読み取ったり、乗車券媒体に情報を書き込んだりする。
なお、本実施形態においては、乗車券媒体が非接触式(無線式)のICカード(以下、単に、ICカードとも称する)である場合を想定して説明するものとする。ただし、乗車券媒体が磁気記録媒体などのICカード以外の記録媒体であっても、改札処理を行うために乗車券媒体に記録すべき情報は同様であるため、以下に説明する実施形態は、乗車券媒体がICカード以外の記録媒体である場合にも適用できる。
また、自動改札機1は、複数の動作モードを有し、所定の条件に応じて動作モードを切り替える機能を有する。本実施形態に係る自動改札機1は、動作モードとして、少なくとも通常モードと緊急地震対応モードとを有する。通常モードは、利用者が提示する乗車券媒体から読み取った情報に基づいて入場或いは出場の可否を判定し、その判定結果に従って利用者の通行を制御する動作モードである。緊急地震対応モードは、地震発生時における利用者の避難をできるだけ阻害しないように、緊急地震速報などの地震発生の通知を受けて利用者の通行を無条件で許可する状態とする動作モードである。
上記監視盤2は、操作装置と制御装置とにより構成される。上記監視盤2は、各自動改札機1と通信回線などを介して接続され、各自動改札機1の動作状況を監視したり、各自動改札機1へデータを転送したり、係員の操作指示に応じて自動改札機へ制御指示を送ったりするものである。たとえば、監視盤2は、センタサーバ3から緊急地震速報の通知を受けた場合、受信した緊急地震速報を直ちに各自動改札機1へ通知する機能を有する。また、監視盤2は、外部システム4からの緊急地震速報を直接的に受信する機能を有するものであっても良い。この場合、監視盤2は、センタサーバ3を経由せずに直接的に外部システム4からの緊急地震速報を受信し、受信した緊急地震速報を直ちに各自動改札機1へ通知する。監視盤2から緊急地震速報の通知を受けると、各自動改札機1は、動作モードを通常モードから緊急地震対応モードに切り替える。
上記センタサーバ3は、サーバコンピュータなどにより構成され、電鉄会社の管理センタなどに設置される。上記センタサーバ3は、当該駅務システム内における各駅務機器からのデータ収集、収集したデータの集計、収受したデータに基づく各駅務機器の運用状況や運用データの管理、あるいは、各駅務装置へのデータの配信などの機能を有する。また、センタサーバ3は、外部システム4との通信機能を有する。たとえば、センタサーバ3は、外部システム4からの緊急地震速報を受信した場合、受信した緊急地震速報を直ちに監視盤2へ通知する機能を有する。
また、図2は、実施形態に係る駅務システムの変形例である。
図2に示す駅務システムは、各自動改札機1が、センタサーバ3あるいは監視盤2などを経由せずに、外部システム4から発信された緊急地震速報を直接的に受信する機能を有する点が、図1に示す駅務システムの構成例とは異なる。図2に示す構成例において、各自動改札機1は、外部システム4からの緊急地震速報の受信に応じて動作モードを通常モードから緊急地震対応モードに切り替える。
また、図2に示す構成例では、各自動改札機1は、緊急地震速報を受信した場合、緊急地震速報を受信したことを監視盤2へ通知するようにしても良い。この場合、監視盤2は、何れかの自動改札機1から緊急地震速報を受信すると、他の自動改札機1へ緊急地震速報を転送するようにしても良い。これにより、外部システムとの通信機能を具備していない自動改札機が駅務システムに含まれる場合であっても、通信の不具合などで一部の自動改札機が緊急地震速報を受信できなかった場合であっても、全ての自動改札機1へ緊急地震速報を確実に通知することが可能となる。
次に、自動改札機1の構成について説明する。
図3は、実施形態に係る自動改札機1の外観構成を概略的に示す斜視図である。
図3に示すような自動改札機1は、自動改札機1は、例えば、駅構内の改札口に複数台並べて設置され、2台1組で1つの改札用の通路を形成している。自動改札機1は、改札用の通路を1方向にのみ通過可能な入場専用あるいは出場専用の専用機として用いられる場合と、改札用の通路を両方向に通過可能な両用機として用いられる場合とがある。
自動改札機1は、無線によるデータ通信が可能な無線通信機器としての非接触式(無線式)のICカードCに記憶されている情報に基づいて改札処理を行う機能を有する。ICカードCは、自動改札機1により乗車券として処理されるものであり、定期券、運賃精算のための料金前払い方式のストアードフェアカード、あるいは、運賃精算のための料金後払い方式のカードなどとして機能する乗車券媒体である。
通常時、上記ICカードCを所持する利用者は、上記自動改札機1が形成する通路を通過する場合、自身が所持しているICカードCを所定の通信範囲に提示する。すると、通常モードの自動改札機1では、利用者が提示したICカードCを捕捉(通信状態)し、ICカードに記録されている情報を読み取る。通常モードの自動改札機1は、利用者が提示するICカードから読み取った情報に基づいて通行の可否を判断し、その判断結果に基づいて当該利用者の通行を制御するとともに、改札処理の結果としての情報を当該ICカードCに書き込む。
図3に示す構成例において、自動改札機1を形成する筐体上面の一端部には、上記のような乗車券として用いられるICカードCとの無線通信(データの読取及び書込み)を行うためのカードリーダライタRWが設けられている。上記カードリーダライタRWは、電波の送受信を行うアンテナ(図示しない)及び送受信回路などにより構成されている。また、上記自動改札機1を形成する筐体上面の他端部には、利用者や駅員などに対して案内を行うための案内表示部5が設けられている。上記案内表示部5は、例えば、液晶表示装置などにより構成される。
さらに、上記自動改札機1を形成する筐体の通路側の側面の両端部には、それぞれ通行者の通行の許可不許可を行う開閉動作可能なドア6とドア6とが設けられている。それらのドア6、6は、動作モード、利用者が所持するICカードCの判定結果、及び、人間検知センサ11〜17、21〜26の検知結果などに基づいて開閉制御されるようになっている。また、上記自動改札機1を形成する筐体上面には、小児券や無効券が投入されたことなどの動作状態を表示する状態表示部7が設けられている。
上記自動改札機1を形成する筐体上面のセンサカバー内には、人間検知センサ11〜17が設けられている。さらに、自動改札機1を形成する筐体の通路側の側面には、人間検知センサ21〜26が設けられている。上記人間検知センサ11〜17、21〜26は、反射型の検知センサ、あるいは透過型の検知センサにより構成される。上記人間検知センサ11〜17、21〜26は、通路内の人間を検知するものである。これらの人間検知センサ11〜17、21〜26の検知結果に基づいて通路を通過中の利用者の位置、あるいは、利用者が大人か子供かなどが判定されるようになっている。
また、入場用或いは出場用の専用機として用いられる自動改札機1では、利用者が通行する方向が定められており、その方向に対して利用者が通路に進入する側のドア6が開放された状態となっており、通路を退場する側のドア6が通行可否の判定結果などに応じて制御される。これに対して、上記両用機として用いられる自動改札機1では、利用者が通行する方向が予め決まっていない。このため、上記両用機として用いられる自動改札機1では、図示しない接近センサなどの検知結果に基づいて自動改札機に接近してきた利用者を検知し、利用者が接近してきた側からの通行を制御する。
すなわち、両用機として用いられる自動改札機1では、利用者の接近してきた方向に応じて通路の通行方向が決定され、入場用の自動改札機として機能するか、出場用の自動改札機として機能するかが切り替えられる。このような自動改札機1は、利用者の接近してきた方向に応じた通路の通行方向に対して、利用者が通路に進入する側のドア6を開放し、退場する側のドア6を通行可否の判定結果などに応じて制御する。また、両用機として用いられる自動改札機1では、利用者の接近に応じて通行方向が決定されるため、利用者が自動改札機1近傍にいない場合には両側のドア6が開放された状態で待機するようになっている。
なお、上記自動改札機1にて磁気式記録媒体としての磁気式乗車券も処理可能としても良い。この場合、自動改札機1は、上面の一端部(通路の進入口側の端部)に有効期間や利用区間などの改札情報が磁気エンコード記録された磁気式乗車券(定期券や普通乗車券など)が投入される投入口が設けられ、上面の他端部(通路の退出口側の端部)に案内表示部5の手前に投入口から受入れた磁気式乗車券を排出する取出口が設けられる。
図4は、自動改札機1の制御系統の第1の構成例を示すブロック図である。
図4は、図1に示す駅務システムの構成例に対応する自動改札機1の構成例である。
図4に示す構成例において、自動改札機1は、制御部31により全体が制御される。上記制御部31には、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)33、データメモリ34、表示制御回路36、ドア開閉機構37、人間検知センサ11〜17、21〜26、カードリーダライタRW、および、伝送制御回路38などが接続されている。
制御部31は、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)などにより構成され、ROMなどのメモリに記憶されているプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。たとえば、制御部31は、CPUがプログラムを実行することにより、1又は複数のICカードから読み取った情報に基づく入場又は出場の判定処理、カードリーダライタRWを制御してICカードに情報を書き込ませる書込処理、利用者の入場又は出場を制御するためにドア6の開閉を制御する通行制御処理などを実現する。
上記ROM32は、予めデータが記憶されている不揮発性のメモリで構成される。例えば、上記ROM32には、制御部31により実行される制御プログラムや制御データなどが記憶されている。上記RAM33は、一時的にデータを記憶する揮発性メモリで構成される。例えば、上記RAM33は、上記制御部31にて実行される制御プログラムなどのバッファメモリとして機能する。上記データメモリ34は、書き換え可能な不揮発性メモリなどにより構成される。上記データメモリ34には、例えば、通行判定を行うための運賃情報、或いは、監視盤2を介して上位装置としてのセンタサーバ3からダウンロードされたデータなどが記憶される。
上記表示制御回路36は、上記案内表示部5の表示制御を行うものである。例えば、上記表示制御回路36は、上記制御部31からの指示に応じて上記案内表示部5に通行の可否を示す情報などを表示する。上記ドア開閉機構37は、上記ドア6を開閉する機構である。上記ドア開閉機構37は、上記制御部31による制御に基づいて上記ドア6を開閉駆動するようになっている。
また、上記カードリーダライタRWは、上記制御部31からの動作指示に基づいてICカードCとのデータの送受信を行う。たとえば、カードリーダライタRWは、カードリーダライタ全体の制御を司る制御部、通信データなどを一時的に記憶するメモリ、制御部31とのデータの送受信を行うインターフェース、送受信回路、および、アンテナなどで構成される。送受信回路は、無線電波を送受信するアンテナを介してICカードCとのデータの送受信を行うものであり、例えば、変復調回路、送信回路、受信回路などにより構成される。
上記伝送制御回路38は、たとえば、ネットワーク通信用のインターフェースにより構成される。伝送制御回路38は、監視盤2、あるいは監視盤2を介したセンタサーバ(上位装置)3とのデータ通信を行う。
図5は、自動改札機1の制御系統の第2の構成例を示すブロック図である。
図5は、図2に示す駅務システムの構成例に対応する自動改札機1の構成例である。
図5に示す構成例において、自動改札機1は、制御部31、ROM32、RAM33、データメモリ34、表示制御回路36、ドア開閉機構37、人間検知センサ11〜17、21〜26、カードリーダライタRW、および、伝送制御回路38に加えて、受信部41が設けられる。
受信部41は、外部システム4から発信される緊急地震速報を受信する通信モジュールで構成される。受信部41は、たとえば、携帯電話通信用の電波を受信できる通信モジュールであっても良いし、広域の無線LANなどの無線通信用の電波を受信できる通信モジュールであっても良い。受信部41は、外部システム4から発信される緊急地震速報を直ぐに受信できる状態となっており、受信した緊急地震速報を直ちに制御部31へ通知するようになっている。これにより、第2の構成例では、各自動改札機1は、監視盤2及びセンタサーバ3を含む駅務システム内におけるネットワークの通信状態に関らず、緊急地震速報を即座に検知できる。
なお、制御部31、ROM32、RAM33、データメモリ34、表示制御回路36、ドア開閉機構37、人間検知センサ11〜17、21〜26、カードリーダライタRW、および、伝送制御回路38については、図4に示す第1の構成例として説明したものと同様なもので実現できるため、詳細な説明は省略するものとする。
次に、上記ICカードCの構成例について説明する。
図6は、上記ICカードCの構成例を示すブロック図である。
ICカードCは、図6に示すように、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、送受信回路55、アンテナ56、および電源生成部57を有する。CPU51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、送受信回路55及び電源生成部57などの各部は、ICチップにより構成され、ICチップとアンテナ56とを接続したモジュールMがプラスチックなどで形成されたカード状の本体(筐体)内に埋設されたICカードCを構成している。
上記CPU51は、ICカードの制御手段としての機能し、ICカード全体の制御を司るものである。CPU51は、ROM52、或いは不揮発性メモリ54などのメモリに記憶されたプログラムを実行することにより種々の処理機能を実現する。たとえば、CPU51は、ROM52に記憶されたプログラムを実行することにより、カードリーダライタRWから受信したコマンドに応じた各種の処理を実現するようになっている。
上記ROM52は、プログラムメモリとして機能し、例えば、マスクROMなどの書換え不可能な不揮発性メモリにより構成されている。上記ROM52には、当該ICカードCの動作を司る制御プログラムやデータなどが記憶されている。カードリーダライタRWなどの外部からの種々のコマンドに対する当該ICカードCの動作は、上記ROM52に記憶される各コマンドに対応する各制御プログラムにより実現される。
上記RAM53は、ワーキングメモリとして機能し、書換え可能な揮発性メモリにより構成されている。上記RAM53は、例えば、外部との通信データや上記CPU51により実行される種々の処理における作業用のデータなどを一時的に記憶するバッファメモリとして利用される。
上記不揮発性メモリ54は、書換え可能な不揮発性のデータメモリとして機能し、たとえば、EEPROM(登録商標)やフラッシュメモリなどの記憶内容が書換え可能な不揮発性のメモリにより構成されている。上記不揮発性メモリ54には、当該ICカードの使用目的や使用用途に応じた運用データとしての各種データが格納(記憶)される。本実施の形態において、不揮発性メモリ54には、少なくとも乗車券情報および改札情報が記録されるものとする。
上記不揮発性メモリ54に記憶される乗車券情報は、定期券、運賃精算のためのSFカード、あるいは、運賃精算のための料金後払い方式のカードとして当該ICカードCを使用するための情報である。乗車券情報は、自動改札機1等の駅務機器による処理によって一部の情報が書き換えられる。たとえば、乗車券情報は、カード固有の番号であるカード番号、カード発行会社情報、券種を示す券種情報、利用可能な利用区間(乗車区間)を示す利用区間情報、定期券情報(定期区間、有効期間)、SFカードの残額情報、個人情報(氏名、連絡先等)、利用ログ情報などの情報である。
また、上記不揮発性メモリ54に記憶される改札情報は、自動改札機1による改札処理によって書き込まれる情報である。たとえば、自動改札機1での入場処理では、入場時間、入場駅および入場フラグなどの入場情報が改札情報として不揮発性メモリ54に書き込まれ、自動改札機1での出場処理では、出場時間、出場駅、および、出場フラグなどの出場情報が改札情報として不揮発性メモリ54に書き込まれる。
上記送受信回路55は、上記アンテナ56を介して上記カードリーダライタRWなどの外部機器とのデータ通信を行うものである。上記送受信回路55は、例えば、変調回路、復調回路、送信回路及び受信回路などにより構成される。上記アンテナ56は、電波の送受信を行うものである。上記アンテナ56は、例えば、当該ICカードCの筐体内に埋設され、上記CPU51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、送受信回路55及び電源生成部57などの機能を有するICチップに接続されている。
上記送受信回路55及び上記アンテナ56は、ICカードの通信手段として機能し、上記カードリーダライタRWとのデータの送受信を実現するものである。例えば、上記カードリーダライタRWから電波で送信されたコマンドは、上記アンテナ56により受信されて受信信号として上記送受信回路55に供給される。上記送受信回路55では、上記アンテナ56から供給された受信信号を復調して上記CPU51へ供給するようになっている。また、当該ICカードC内で生成された送信データは、上記送受信回路55により変調されて上記アンテナ56を介して外部へ送信される。
上記電源生成部57は、ICカードの電源生成手段として機能し、アンテナ56が受信した電力波から動作電圧を生成するものである。上記電源生成部57は、上記アンテナ56が受信した電力波から生成した動作電圧を当該ICカードC内の各部に供給するようになっている。
次に、自動改札機1が緊急地震速報を受信した場合の処理について説明する。
図7は、実施形態に係る自動改札機1における動作モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
たとえば、図4に示す第1の構成例の自動改札機1は、監視盤2あるいはセンタサーバ3と監視盤2とを介して、外部システム4から発信された緊急地震速報を受信する。また、図5に示す第2の構成例の自動改札機1は、外部システム4から発信された緊急地震速報を受信部41により受信する。
自動改札機1の制御部31は、緊急地震速報を受信すると(ステップS11、YES)、直ちに動作モードを緊急地震対応モードに変更する(ステップS12)。緊急地震対応モードは、自動改札機1の全てのドアを開放して、利用者が無条件で出場或いは入場できる状態とする動作モードである。緊急地震対応モードにおける自動改札機1の動作例については、後述するものとする。
緊急地震速報を受けて緊急地震対応モードとなった後、各自動改札機1の制御部31は、監視盤2からの安全確認済みを示す安全確認通知の受信待ちとなる(ステップS13)。安全確認通知は、例えば、受信した緊急地震速報(或いは実際に発生した地震)に対して安全が確認されたことを示す通知であり、監視盤2から各自動改札機1へ配信される。安全確認通知は、駅又は鉄道の係員(管理責任者)が監視盤2あるいはセンタサーバ3に安全が確認されたことを入力することにより、監視盤2あるいはセンタサーバ3から各自動改札機1へ配信される。たとえば、駅又は鉄道の係員(管理責任者)は、緊急地震速報後における実際の地震の発生状況、地震による実際の被害状況、および駅構内あるいは路線などの安全確認状況に基づいて総合的に安全を確認した後、安全が確認されたことを監視盤2あるいはセンタサーバ3に入力する。
安全確認通知を受信していない場合、つまり、安全確認通知を受信するまでの間(ステップS13、NO)、制御部31は、自動改札機1の動作モードを緊急地震対応モードのままとする。また、安全確認通知を受信した場合(ステップS13、YES)、制御部31は、所定の回復期間が終了したか否かを判断する(ステップS14)。回復期間は、緊急地震対応モードに移行してから通常モードへ移行するまでの期間として設定される。たとえば、回復期間は、緊急地震速報を受けてからの所定期間、安全確認通知を受けてからの所定期間、あるいは、駅又は鉄道の係員(管理責任者)が指定する期間が設定されるものとする。
なお、安全確認通知を受信した時点で動作モードを通常モードに切り替える運用であれば、回復期間は設定しなくても良い。ただし、各自動改札機1が緊急地震速報を受信してから短時間で安全確認通知を受信することもありうるとすれば、緊急地震対応モード中に出場あるいは入場した利用者に対する円滑な誘導などを行うために、回復期間を設定する運用も考えられる。本実施形態に係る自動改札機1では、所定の回復期間が設定されるものとして説明するものとする。
安全確認通知を受信後に回復期間が終了したと判断した場合(ステップS14、YES)、制御部31は、動作モードを緊急地震対応モードから通常モードに切り替える(ステップS15)。本実施形態に係る自動改札機1では、緊急地震対応モードから通常モードへの切り替えがあると、緊急地震対応モードのときに出場あるいは入場した利用者が所持するICカードを通常モードで処理することが想定される。このため、本実施形態に係る自動改札機1では、通常モードにおいても、緊急地震対応モード中に出場あるいは入場した利用者に対応するための処理機能を有する。本実施形態に係る自動改札機1による通常モードでの改札処理については、後述するものとする。
次に、自動改札機1における緊急地震対応モードでの動作について説明する。
図8は、本実施形態に係る自動改札機1における緊急地震対応モードでの動作例を説明するためのフローチャートである。
緊急地震速報を受信した自動改札機1の制御部31が動作モードを緊急地震対応モードに切り替えたものとする。緊急地震速報の受信に応じて動作モードを緊急地震対応モードに切り替える場合、制御部31は、直ちに全てのドア6を開放する(ステップS21)。緊急地震対応モード中において、各自動改札機1は、入場用、出場用あるいは両用機の何れであるかに係らず、全てのドア6を開放したままの状態で保持する。
さらに、動作モードを緊急地震対応モードに切り替えると、制御部31は、利用者の通行検知を含む通行判定処理および通行制御処理などを停止し(ステップS22)、案内表示部5に緊急地震対応モードである事、あるいは、緊急避難を促す案内などを表示する(ステップS23)。
なお、緊急地震対応モードとして出場を促し、かつ、入場を抑止したい場合、構造的に入場だけを制限しえる自動改札機1については、ドアを閉鎖した状態で保持し、入場を控えて避難することを案内表示するようにしても良い。ただし、この場合も、入場専用の自動改札機1が形成する通路からも出場できる可能性があれば、当該自動改札機1は、利用者の避難を優先してドアを開放すべきものと考えられる。
また、緊急地震対応モードとしてドアを開放したままの状態において、当該自動改札機1の制御部31は、カードリーダライタの通信範囲に翳されたICカードに対して緊急改札情報の書き込みを行う。すなわち、緊急地震対応モード中の自動改札機1におけるカードリーダライタRWの通信範囲にICカードが翳されると(ステップS22、YES)、制御部31は、カードリーダライタRWに翳されたICカードに緊急改札情報を書き込む(ステップS23)。
ここで、緊急改札情報は、緊急地震対応モード中に通行(出場又は入場)した事を示す最低限の情報(緊急出場情報或いは緊急入場情報)であるものし、緊急地震対応モード中の自動改札機1のカードリーダライタRWは、ICカードとの認証処理或いはICカードからの情報の読取処理などは行わず、できるだけ高速にICカードに対して緊急改札情報の書き込みだけを行うものとする。この場合、全ての利用者の円滑な通行を優先するため、書込み処理にエラーが発生しても、エラー案内などのエラー処理を行わないようにしても良い。
また、緊急改札情報としては、たとえば、日時だけの情報であっても良いし、入出場フラグを書き換えるだけでも良い。本実施形態においては、緊急改札情報は、通行日時、処理駅、および、緊急地震対応モードを示すフラグ情報を含むものとする。
緊急地震対応モードでドア6を開放状態としている自動改札機1は、ICカードなどの乗車券媒体の提示がなくても、利用者の通常を無条件で許可する。しかしながら、緊急地震対応モード中に緊急改札情報を書き込むことなく出場あるいは入場した利用者のICカードは、不揮発性メモリに記録されている入出場サイクルが正常でない可能性がある。つまり、緊急地震対応モード中に緊急改札情報を書き込むことなく出場あるいは入場した利用者のICカードは、緊急地震対応モード後の通常モードの自動改札機1では入出場サイクルなどが正常でないために通常の通行判定処理では通行不可となることがある。このようなICカードは、通常モードに移行した後は、利用者自身が駅の係員に緊急地震対応モード中に出場あるいは入場した事を告げて、係員対応で入出場サイクルを正常な状態に書き換えてもらう必要がある。
また、緊急地震対応モードにおいては、たとえば、多数の利用者が避難のため出場することが予想されうる。このような状況では、回復後(緊急地震対応モードの終了後)に多数の利用者が一斉に再入場することが見込まれる。従って、緊急地震対応モードであっても、利用者のICカードに緊急地震対応モード中に出場した旨の最低限の情報(緊急改札情報)を書き込んでおけば、緊急地震対応モード後の再入場時にであっても、自動改札機は、緊急改札情報を参照して通行判定を行える。つまり、緊急改札情報を参照することにより緊急地震対応モード中に出場又は入場した利用者のICカードも、通常モードの自動改札機1で処理できるものとなる。
以上のように、緊急地震対応モードで動作中の自動改札機は、ドアを開放し、通行判定を停止することにより、無条件での利用者の通行を許可するとともに、利用者がカードリーダライタにICカードを提示した場合には当該ICカードに緊急改札情報を書き込むようにする。これにより、利用者の円滑な避難などを優先させつつ、回復後には円滑な自動改札機の利用が行えるシステムを提供できる。
次に、自動改札機1における通常モードでの動作について説明する。
図9は、本実施形態に係る自動改札機1における通常モードでの動作例を説明するためのフローチャートである。
通常モードにおいて、自動改札機1の制御部31は、カードリーダライタRWにより処理対象となるICカードからの応答信号を要求するポーリングを行っている。カードリーダライタRWの通信範囲に翳されたICカードは、カードリーダライタRWからのポーリングに対して応答信号を送信する。ICカードからの応答信号は、カードリーダライタRWにより受信され、制御部31へ通知される。
ICカードからの応答信号を受信した場合(ステップS31、YES)、制御部31は、応答信号の発信元であるICカードとの通信状態を確立(捕捉)し、当該ICカードから情報を読み取る(ステップS32)。ここで、制御部31は、ICカードから乗車券情報および改札情報を読み取るとともに、当該ICカードが緊急改札情報を保持していればその緊急改札情報も読み取る。
利用者が提示したICカードから緊急改札情報が読み取れなかった場合(ステップS33、NO)、制御部31は、当該ICカードから読み取った乗車券情報および改札情報による通常の通行判定を行う(ステップS34)。なお、緊急地震対応モード時の緊急改札情報をICカードに書き込むことなく、入出場した利用者は、ICカードに記録されている入出場サイクル(入出場フラグ)などが不適切となっている可能性があるため、通行判定が通行不可となることがある。このような場合、通行不可となった利用者は、たとえば、緊急地震対応モード時に入出場した旨を駅の係員に説明して、係員対応によってICカードの記録状態を正常な状態に書き換える作業が必要となる。
また、利用者が提示したICカードから緊急改札情報を読み取った場合(ステップS33、YES)、制御部31は、当該ICカードから読み取った緊急改札情報を加味して、当該ICカードから読み取った乗車券情報および改札情報による通行判定を行う(ステップS35)。たとえば、緊急改札情報に緊急地震対応モード時の通行駅を示す情報が含まれれば、制御部31は、緊急地震対応モード時の通行駅を乗り継ぎ駅とした通行判定を行うようにしても良い。
また、入場判定処理である場合、制御部31は、緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して新たに入場情報を書き込むようにしても良い。また、入場判定処理である場合、制御部31は、緊急改札情報が有効で、かつ、直前の改札情報が入場情報であれば、入場を許可して直前の改札情報としての入場情報が有効となるように更新するようにしても良い。
また、出場判定処理である場合、制御部31は、緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して出場を許可して新たに出場情報を書き込むようにしても良い。また、出場判定処理である場合、制御部31は、緊急改札情報が有効で、かつ、直前の改札情報が入場情報であれば、直前の改札情報としての入場情報を基準に通行判定(ただし、入場情報の入場日時などは無視する)を行うようにしても良い。また、出場判定処理である場合、制御部31は、緊急改札情報が有効で、かつ、直前の改札情報が出場情報であれば、直前の改札情報としての出場情報を無視して緊急改札情報に含まれる緊急地震対応モード時の通行駅を基準に通行判定を行うようにしても良い。
上述したように、緊急改札情報を加味して通行判定を行った場合、制御部31は、当該ICカードに対して緊急改札情報を消去、或いは無効化する消去処理を行う(ステップS36)。この消去処理は、緊急改札情報が次回以降の通行判定に影響しないようにするための処理である。たとえば、消去処理としては、緊急改札情報を用いた通行判定が実施済みであることを記録しておき、緊急改札情報自体を完全に消去しなくても良い。
上記ステップS34あるいはS35で通行判定結果が得られると、制御部31は、通行判定結果に応じて当該利用者に対する通行制御処理を行う(ステップS37)。たとえば、制御部31は、通行許可と判定した場合には、利用者が提示したICカードに新たな改札情報を記録してドア6を開放し、通行不可と判定した場合には、通行不可と判定された旨の案内を案内表示部5に表示してドア6を閉鎖する。
上記のように、本実施形態に係る自動改札機は、利用者が提示する乗車券媒体から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定してその判定結果に応じてドアの開閉を制御する通常モードで動作し、通常モードで動作中に緊急地震速報を受信した場合には、動作モードを地震対応モードとして、地震対応モードが解除されるまでドアを開放状態とするようにしたものである。
これにより、本実施形態に係る自動改札機では、緊急地震速報の情報を受信(検知)した場合には、直ちにドアを開放させて、全利用者を無条件で通常可能な状態とすることができる。この結果として、地震発生直後あるいは実際には揺れが発生する前の早いタイミングで、速やかに利用者を避難させることができる。また、停電が発生する規模の地震でなくても緊急地震速報が配信されれば、ドアを開放状態とことができ、より広範囲な規模の地震にも対応可能となる。
さらに、本実施形態に係る自動改札機では、緊急地震対応モードにおいて利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録し、通常モードにおいて緊急改札情報を読み取った場合には読み取った緊急改札情報を加味して通行判定を行う。これにより、緊急地震対応モード中に入出場した利用者のICカードに対しても緊急改札情報を加味して改札処理を行うことができ、緊急地震対応モードから回復した後における利用者に対する円滑な改札処理を提供できる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下、原出願の出願当初における特許請求の範囲の記載を付記する。
[1]
利用者の通行を制御する自動改札機において、
利用者の通行を制御するためのドアと、
利用者か提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定する通行判定手段と、
前記通行判定手段による判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する通行制御手段と、
緊急地震速報を受信する受信手段と、
前記受信手段により緊急地震速報を受信した場合、動作モードを地震対応モードとし、地震対応モードが解除されるまで前記ドアを開放状態とする制御手段と、
を有する自動改札機。
[2]
前記受信手段は、前記緊急地震速報を上位装置から受信するインターフェースである、
前記[1]に記載の自動改札機。
[3]
前記受信手段は、外部システムから発信された前記緊急地震速報を受信するインターフェースである、
前記[1]に記載の自動改札機。
[4]
さらに、前記地震対応モードにおいて前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する記録手段を有する、
前記[1]乃至[3]の何れか1つに記載の自動改札機。
[5]
さらに、前記地震対応モードにおいて前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する記録手段を有し、
前記通行判定手段は、前記地震対応モードが解除された後、前記緊急改札情報を加味して通行判定を行う、
前記[4]に記載の自動改札機。
[6]
利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
利用者が提示する乗車券媒体から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定し、前記通行の可否の判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する通常モードで動作し、
前記通常モードで動作中に緊急地震速報を受信した場合、動作モードを地震対応モードとして、地震対応モードが解除されるまで前記ドアを開放状態とする、
を有する自動改札機の制御方法。
[7]
さらに、前記地震対応モードにおいて利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録し、
前記通常モードでは、前記緊急改札情報を読み取った場合には読み取った緊急改札情報を加味して通行判定を行う、
前記[6]に記載の自動改札機の制御方法。
C…ICカード、1…自動改札機、2…監視盤、3…センタサーバ、4…外部システム、RW…カードリーダライタ、5…案内表示部、6…ドア、31…制御部、32…ROM、33…RAM、34…データメモリ、36…表示制御回路、37…ドア開閉機構。

Claims (4)

  1. 利用者の通行を制御する自動改札機において、
    利用者の通行を制御するためのドアと、
    利用者提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
    動作モードを通常モードあるいは地震対応モードの何れかに設定する設定手段と、
    前記設定手段により通常モードが設定されている場合、前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する第1の処理手段と、
    前記設定手段により地震対応モードが設定されている場合、前記ドアを開放状態とし、前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に処理駅を示す緊急改札情報を記録する第2の処理手段と、
    を有し、
    前記第1の処理手段は、前記媒体処理手段により乗車券媒体から緊急改札情報を読み取った場合、読み取った緊急改札情報が有効であれば、前記緊急改札情報が示す処理駅を乗り継ぎ駅として通行の可否を判定し前記乗車券媒体に記録されている前記緊急改札情報を無効化する、
    自動改札機。
  2. 利用者の通行を制御する自動改札機において、
    利用者の通行を制御するためのドアと、
    利用者が提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
    動作モードを通常モードあるいは地震対応モードの何れかに設定する設定手段と、
    前記設定手段により通常モードが設定されている場合、前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する第1の処理手段と、
    前記設定手段により地震対応モードが設定されている場合、前記ドアを開放状態とし、前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する第2の処理手段と、
    を有し、
    前記第1の処理手段は、前記媒体処理手段により乗車券媒体から緊急改札情報を読み取った場合、読み取った緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して通行を許可し前記乗車券媒体に記録されている前記緊急改札情報を無効化し、
    前記設定手段は、安全確認通知を受信すると、動作モードを地震対応モードから通常モードに設定する、
    自動改札機。
  3. 利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
    動作モードが通常モードである場合、利用者が提示する乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御し、
    動作モードが地震対応モードである場合、前記ドアを開放状態とし、利用者が提示する乗車券媒体に処理駅を示す緊急改札情報を記録し、
    動作モードが通常モードである場合、乗車券媒体から読み取った緊急改札情報が有効であれば、前記緊急改札情報が示す処理駅を乗り継ぎ駅として通行の可否を判定し前記乗車券媒体に記録されている緊急改札情報を無効化する、
    動改札機の制御方法。
  4. 利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
    動作モードが通常モードである場合、利用者が提示する乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御し、
    動作モードが地震対応モードである場合、前記ドアを開放状態とし、利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録し、
    動作モードが通常モードである場合、乗車券媒体から読み取った緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して通行を許可し前記乗車券媒体に記録されている緊急改札情報を無効化し、
    安全確認通知を受信すると、動作モードを地震対応モードから通常モードに設定する、
    自動改札機の制御方法。
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