JP6147885B2 - 自動改札機および自動改札機の制御方法 - Google Patents
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Description
図1は、実施の形態に係る自動改札機1を含む駅務システムの全体構成を概略的に示す図である。
図1に示す駅務システムは、鉄道などの交通機関における種々の駅務処理を行う種々の駅務機器から構成されるシステムである。図1に示す構成例において、駅務システムは、複数の自動改札機1、監視盤2、および、上位装置(センタサーバ)3などから構成されている。
図2に示す駅務システムは、各自動改札機1が、センタサーバ3あるいは監視盤2などを経由せずに、外部システム4から発信された緊急地震速報を直接的に受信する機能を有する点が、図1に示す駅務システムの構成例とは異なる。図2に示す構成例において、各自動改札機1は、外部システム4からの緊急地震速報の受信に応じて動作モードを通常モードから緊急地震対応モードに切り替える。
図3は、実施形態に係る自動改札機1の外観構成を概略的に示す斜視図である。
図3に示すような自動改札機1は、自動改札機1は、例えば、駅構内の改札口に複数台並べて設置され、2台1組で1つの改札用の通路を形成している。自動改札機1は、改札用の通路を1方向にのみ通過可能な入場専用あるいは出場専用の専用機として用いられる場合と、改札用の通路を両方向に通過可能な両用機として用いられる場合とがある。
図4は、図1に示す駅務システムの構成例に対応する自動改札機1の構成例である。
図4に示す構成例において、自動改札機1は、制御部31により全体が制御される。上記制御部31には、ROM(リード・オンリ・メモリ)32、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)33、データメモリ34、表示制御回路36、ドア開閉機構37、人間検知センサ11〜17、21〜26、カードリーダライタRW、および、伝送制御回路38などが接続されている。
図5は、図2に示す駅務システムの構成例に対応する自動改札機1の構成例である。
図5に示す構成例において、自動改札機1は、制御部31、ROM32、RAM33、データメモリ34、表示制御回路36、ドア開閉機構37、人間検知センサ11〜17、21〜26、カードリーダライタRW、および、伝送制御回路38に加えて、受信部41が設けられる。
図6は、上記ICカードCの構成例を示すブロック図である。
ICカードCは、図6に示すように、CPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、送受信回路55、アンテナ56、および電源生成部57を有する。CPU51、ROM52、RAM53、不揮発性メモリ54、送受信回路55及び電源生成部57などの各部は、ICチップにより構成され、ICチップとアンテナ56とを接続したモジュールMがプラスチックなどで形成されたカード状の本体(筐体)内に埋設されたICカードCを構成している。
図7は、実施形態に係る自動改札機1における動作モードの切り替え処理を説明するためのフローチャートである。
たとえば、図4に示す第1の構成例の自動改札機1は、監視盤2あるいはセンタサーバ3と監視盤2とを介して、外部システム4から発信された緊急地震速報を受信する。また、図5に示す第2の構成例の自動改札機1は、外部システム4から発信された緊急地震速報を受信部41により受信する。
図8は、本実施形態に係る自動改札機1における緊急地震対応モードでの動作例を説明するためのフローチャートである。
また、緊急改札情報としては、たとえば、日時だけの情報であっても良いし、入出場フラグを書き換えるだけでも良い。本実施形態においては、緊急改札情報は、通行日時、処理駅、および、緊急地震対応モードを示すフラグ情報を含むものとする。
図9は、本実施形態に係る自動改札機1における通常モードでの動作例を説明するためのフローチャートである。
以下、原出願の出願当初における特許請求の範囲の記載を付記する。
[1]
利用者の通行を制御する自動改札機において、
利用者の通行を制御するためのドアと、
利用者か提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定する通行判定手段と、
前記通行判定手段による判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する通行制御手段と、
緊急地震速報を受信する受信手段と、
前記受信手段により緊急地震速報を受信した場合、動作モードを地震対応モードとし、地震対応モードが解除されるまで前記ドアを開放状態とする制御手段と、
を有する自動改札機。
[2]
前記受信手段は、前記緊急地震速報を上位装置から受信するインターフェースである、
前記[1]に記載の自動改札機。
[3]
前記受信手段は、外部システムから発信された前記緊急地震速報を受信するインターフェースである、
前記[1]に記載の自動改札機。
[4]
さらに、前記地震対応モードにおいて前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する記録手段を有する、
前記[1]乃至[3]の何れか1つに記載の自動改札機。
[5]
さらに、前記地震対応モードにおいて前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する記録手段を有し、
前記通行判定手段は、前記地震対応モードが解除された後、前記緊急改札情報を加味して通行判定を行う、
前記[4]に記載の自動改札機。
[6]
利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
利用者が提示する乗車券媒体から読み取った情報に基づいて通行の可否を判定し、前記通行の可否の判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する通常モードで動作し、
前記通常モードで動作中に緊急地震速報を受信した場合、動作モードを地震対応モードとして、地震対応モードが解除されるまで前記ドアを開放状態とする、
を有する自動改札機の制御方法。
[7]
さらに、前記地震対応モードにおいて利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録し、
前記通常モードでは、前記緊急改札情報を読み取った場合には読み取った緊急改札情報を加味して通行判定を行う、
前記[6]に記載の自動改札機の制御方法。
Claims (4)
- 利用者の通行を制御する自動改札機において、
利用者の通行を制御するためのドアと、
利用者が提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
動作モードを通常モードあるいは地震対応モードの何れかに設定する設定手段と、
前記設定手段により通常モードが設定されている場合、前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する第1の処理手段と、
前記設定手段により地震対応モードが設定されている場合、前記ドアを開放状態とし、前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に処理駅を示す緊急改札情報を記録する第2の処理手段と、
を有し、
前記第1の処理手段は、前記媒体処理手段により乗車券媒体から緊急改札情報を読み取った場合、読み取った緊急改札情報が有効であれば、前記緊急改札情報が示す処理駅を乗り継ぎ駅として通行の可否を判定し前記乗車券媒体に記録されている前記緊急改札情報を無効化する、
自動改札機。 - 利用者の通行を制御する自動改札機において、
利用者の通行を制御するためのドアと、
利用者が提示する乗車券媒体を処理する媒体処理手段と、
動作モードを通常モードあるいは地震対応モードの何れかに設定する設定手段と、
前記設定手段により通常モードが設定されている場合、前記媒体処理手段により乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御する第1の処理手段と、
前記設定手段により地震対応モードが設定されている場合、前記ドアを開放状態とし、前記媒体処理手段により利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録する第2の処理手段と、
を有し、
前記第1の処理手段は、前記媒体処理手段により乗車券媒体から緊急改札情報を読み取った場合、読み取った緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して通行を許可し前記乗車券媒体に記録されている前記緊急改札情報を無効化し、
前記設定手段は、安全確認通知を受信すると、動作モードを地震対応モードから通常モードに設定する、
自動改札機。 - 利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
動作モードが通常モードである場合、利用者が提示する乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御し、
動作モードが地震対応モードである場合、前記ドアを開放状態とし、利用者が提示する乗車券媒体に処理駅を示す緊急改札情報を記録し、
動作モードが通常モードである場合、乗車券媒体から読み取った緊急改札情報が有効であれば、前記緊急改札情報が示す処理駅を乗り継ぎ駅として通行の可否を判定し前記乗車券媒体に記録されている緊急改札情報を無効化する、
自動改札機の制御方法。 - 利用者の通行を制御するためのドアを有する自動改札機の制御方法であって、
動作モードが通常モードである場合、利用者が提示する乗車券媒体から読み取る情報に基づいて通行の可否を判定し、判定結果に応じて前記ドアの開閉を制御し、
動作モードが地震対応モードである場合、前記ドアを開放状態とし、利用者が提示する乗車券媒体に緊急改札情報を記録し、
動作モードが通常モードである場合、乗車券媒体から読み取った緊急改札情報が有効であれば、直前の改札情報を無視して通行を許可し前記乗車券媒体に記録されている緊急改札情報を無効化し、
安全確認通知を受信すると、動作モードを地震対応モードから通常モードに設定する、
自動改札機の制御方法。
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