JP7497174B2 - ポリエステル樹脂組成物及びその成形品、並びにこれらの製造方法 - Google Patents

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本開示は、ダイレクトブロー成形品に適したポリエステル樹脂組成物及びその成形品に関する。また、本開示は、当該ポリエステル樹脂組成物及びその成形品を製造する方法に関する。
現在、ダイレクトブロー用樹脂としては、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等が一般的に使用されている。ポリ塩化ビニルは焼却時に有害ガスを発生するため、その使用量は減少してきている。また、ポリエチレンは結晶に由来する白濁が生じるので、透明性の良好な成形体を得ることは困難である。一方、ポリエチレンテレフタレートは、力学特性、ガスバリア性、安全性、衛生性等の点でポリ塩化ビニルより優れており、透明中空容器用の素材として極めて適している。しかし、一般に溶融粘度があまり高くないためにポリエチレンテレフタレートをダイレクトブロー成形しようとすると、押出後のパリソンがドローダウンしてしまい中空容器に成形することが難しく、また、延伸ブロー時に結晶化が起こり易いために、たとえ容器が成形できても透明性が不十分になることが多いという問題がある。
特許第3331719号公報 特許第3173753号公報 特許第6043377号公報
上記問題を解決するために、ポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸や1,4-シクロヘキサンジメタノール等を共重合したポリエチレンテレフタレートが提案されている。しかし、これらは結晶化の抑制は可能であるが、溶融粘度を上昇させることができないために、高分子量にまで重合度を上げて溶融粘度を上げる必要がある。固相重合により重合度を上げることは可能であるが、一般的に融着しやすく、比較的低温で固相重合するため、重合時間が長くなり、効率よく生産することができなかった。例えば、特許文献1では、比較的低温で固相重合しており、固相重合時間が長いので、生産性が不良であり、色調が不良であった。また、溶融粘度を上げるため、特許文献2では、架橋剤を添加する方法や特許文献3ではヒンダードフェノール系抗酸化剤を添加する方法が提案されている。特許文献2の方法では、固相重合中にゲル化しやすく、そのため成形品に未溶融物によるぶつが発生しやすい問題があった。また、特許文献3の方法では、ヒンダードフェノール系抗酸化剤の一部が反応し溶融粘度が高くなるため、溶融粘度の制御が難しく、溶融粘度が高くなりすぎる傾向があるため、成形温度を高くする必要があり、着色の問題や成形品の融着不良による落下での割れの問題があった。
本発明者等は、この様な従来の問題点を解決する為に鋭意検討した結果、樹脂組成は透明性、固相重合性の観点から、1,4-シクロヘキサンジメタノールを5.0~10.0モル%、ジエチレングリコールを1.0~4.0モル%含む共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂を選定し、架橋剤やヒンダードフェノール系抗酸化剤を使用しないで、(1)微小チップの使用、(2)多量のゲルマニウム(Ge)触媒の使用、(3)リン原子(P)の含有量の選定により、固相重合が速く、極限粘度1.12~1.20dl/gの樹脂を効率よく生産できる。また、このポリエステル樹脂組成物はドローダウンが小さいので、ダイレクトブロー成形性が良好で、成形品の透明性、落下衝撃性が良好で、未溶融物によるぶつの発生がなく、色調も良好である。
本開示の第1視点によれば、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分、ジオール成分としてエチレングリコール成分を主成分とする共重合ポリエステル含むポリエステル樹脂組成物が提供される。ジオール成分は、ジオール成分のモル数に対して、1,4-シクロヘキサンジメタノールを5.0~10.0モル%、及びジエチレングリコール成分を1.0~4.0モル%含む。ジカルボン酸成分において、3個以上のカルボキシ基を有する多官能性酸成分はジカルボン酸成分のモル数に対して0.02モル%以下である。ジオール成分において、3個以上のヒドロキシ基を有する多官能性アルコール成分はジオール成分のモル数に対して0.02モル%以下である。ジカルボン酸成分の仕込みモル数に対するジオール成分の仕込みモル数の比(ジオール成分の仕込みモル数/ジカルボン酸成分の仕込みモル数)が1.1以上1.2以下である。極限粘度が1.12~1.20dl/gである。ポリエステル樹脂組成物の質量に対してGe原子含有量が65~100ppmである。ポリエステル樹脂組成物の質量に対してP原子含有量が1~50ppmである。末端カルボキシ基が20当量/トン以下である。270℃におけるメルトフローレートが0.5~7.5g/10minである。
本開示の第2視点によれば、第1視点に係るポリエステル樹脂組成物を成形したダイレクトブロー成形品が提供される。
本開示の第3視点によれば、重合触媒としてゲルマニウム化合物を用い、リン化合物を添加し、ジカルボン酸のモル数に対して95モル%以上のテレフタル酸を含むジカルボン酸成分と、ジオールのモル数に対して90モル%以上のエチレングリコール及び5~10モル%の1,4-シクロヘキサンジメタノールを含むジオール成分とを、前記ジカルボン酸成分の仕込みモル数に対する前記ジオール成分の仕込みモル数の比(ジオール成分の仕込みモル数/ジカルボン酸成分の仕込みモル数)が1.1以上1.2以下となるように混合し、溶融重合させて、チップ形態を有する中間物を作製する溶融重合工程と、前記中間物であるチップを208℃以上の重合温度で固相重合する固相重合工程と、を含む、ポリエステル樹脂組成物の製造方法が提供される。ゲルマニウム化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してゲルマニウム原子の含有量が65~100ppmとなるように添加する。ジカルボン酸成分において、3個以上のカルボキシ基を有する多官能性酸化合物はジカルボン酸成分のモル数に対して0.02モル%以下である。ジオール成分において、3個以上のヒドロキシ基を有する多官能性アルコール化合物はジオール成分のモル数に対して0.02モル%以下である。リン化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してリン原子の含有量が1~50ppmとなるように添加する。固相重合工程におけるチップは100個当たり1.0~2.5gである。
本開示の第4視点によれば、第3視点に係る製造方法によってポリエステル樹脂組成物を得る工程と、ポリエステル樹脂組成物をダイレクトブロー成形する工程と、を含むダイレクトブロー成形品の製造方法が提供される。
本開示のポリエステル樹脂組成物は、優れた透明性、成形性、落下衝撃性、及び色調を有する。本開示のポリエステル樹脂組成物の製造方法は、このようなポリエステル樹脂組成物を製造することができる。
本開示のダイレクトブロー成形品は、優れた透明性及び色調を有する。本開示のダイレクトブロー成形品の製造方法は、このようなダイレクトブロー成形品を製造することができる。
以下に第1実施形態に係るポリエステル樹脂組成物について具体的に詳述する。
本発明のポリエステル樹脂は、ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分を含み、ジオール成分としてエチレングリコール成分を含むポリエチレンテレフタレートを主たる構成とする樹脂である。ジオール成分は、1,4-シクロヘキサンジメタノール成分を5.0~10.0モル%、ジエチレングリコール(DEG)成分を1.0~4.0モル%含む。
本開示において「主成分」とは、ジカルボン酸成分又はジオール成分の主な成分であることを示す。例えば、テレフタル酸成分は、ジカルボン酸成分のモル数に対して、90モル%以上、95モル%以上、又は100モル%とすることができる。エチレングリコール成分は、ジオール成分のモル数に対して、86モル%以上とすることができる。エチレングリコール成分は、ジオール成分のモル数に対して、94モル%以下とすることができる。
1,4-シクロヘキサンジメタノール成分の共重合率は5.0モル%以上であり、好ましくは5.5モル%以上である。共重合率が5.0モル%未満では、結晶化しやすいので成形品が白濁しやすい。また、耐落下衝撃性が低くなってしまう。1,4-シクロヘキサンジメタノール成分の共重合率は10.0モル%以下であり、8.0モル%以下である。共重合率が10.0モル%を超えると、固相重合で融着しやすいため、固相重合温度が比較的低くなり、固相重合時間が長くなる。このため、ポリエステル樹脂の色調が悪くなってしまう。
DEG成分の共重合率は1.0モル%以上であり、好ましくは2.0モル%以上である。DEGの共重合率が1モル%未満の場合、結晶化抑制が不十分となる。DEG成分の共重合率は4.0モル%以下であり、好ましくは3.5モル%以下である。DEGの共重合率が4モル%を超える場合、溶融安定性が不十分となり、ポリエステル樹脂の色調が不良となる。
ジカルボン酸成分及びジオール成分は、トリメリット酸成分、ピロメリット酸成分、トリメチロールプロパン成分などの3個以上のカルボキシ基を有する多官能性酸成分及び/又は3個以上のヒドロキシ基を有する多官能性アルコール成分が0.02モル%以下であり、好ましくは実質的に含有しない。ジカルボン酸成分及びジオール成分が多官能性成分を含むと、固相重合でポリエステル樹脂がゲル化しやすく、成形品にぶつが発生するなどの問題が生じてしまう。
また、ジカルボン酸成分及びジオール成分は、上記以外の成分として、各成分の5モル%以下であれば他の共重合成分を含むことができる。例えば、酸成分は、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸などの脂肪族ジカルボン酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸などの脂環族ジカルボン酸等を含むことができる。例えば、グリコール成分は、ヘキサメチレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,2-プロパンジオール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、ビスフエノールAのエチレンオキシド付加物等を含むことができる。
本開示のポリエステル樹脂組成物のGe原子含有量はポリエステル樹脂組成物の質量に対して65ppm以上であり、好ましくは70ppm以上である。Ge原子含有量が65ppm未満では、溶融或いは固相重合時間が長くなり生産性が不良となると共に、ポリエステル樹脂の色調が悪くなる。Ge原子含有量はポリエステル樹脂組成物の質量に対して100ppm以下であり、好ましくは90ppm以下である。Ge原子含有量が100ppmを超えると、成形時の分解が進み、ドローダウンが大きくなる。
本開示のポリエステル樹脂組成物のP原子含有量は1ppm以上であり、好ましくは10ppm以上であり、さらに好ましくは20ppm以上である。P原子含有量が1ppm未満では、色調が不良となる。P原子含有量は50ppm以下であり、好ましくは45ppm以下であり、更に好ましくは40ppm以下である。P原子含有量が50ppmを超える場合は、溶融或いは固相重合時間が長くなるので、生産性が不良となると共に、ポリエステル樹脂の色調が悪くなる。
本開示のポリエステル樹脂組成物の固有粘度は1.12dl/g以上であり、好ましくは、1.14dl/g以上であり、更に好ましくは1.15dl/g以上である。固有粘度が1.12dl/g未満では、溶融粘度が低くなるため、成形時のドローダウンが大きくなり、成形が難しくなる。固有粘度は1.20dl/g以下であり、好ましくは、1.19dl/g以下、更に好ましくは1.18dl/g以下である。固有粘度が1.20dl/gを超えると、固相重合時間が長くなり、生産性が不良となると共に、ポリエステル樹脂の色調が悪くなる。
本開示のポリエステル樹脂組成物の末端カルボキシ基は20当量/トン以下であり、好ましくは15当量/トン以下である。末端カルボキシ基が20当量/トンを超える場合、成形時のIV低下が大きくなり、成形時の熱安定性が良くないので、色調が不良となる。また、IV低下により、成形性(ドローダウン性)、耐落下衝撃性が不良となる。
本開示のポリエステル樹脂組成物の270℃におけるメルトフローレートは0.5g/10min以上であり、好ましくは1.0g/10min以上である。270℃におけるメルトフローレートが0.5g/10min未満では、押出時にトルクが高くなるため成形に問題を生じ、成形温度を高くする必要があり、そのため成形時に分解が進み、ドローダウンが大きくなり、着色等の問題がある。270℃におけるメルトフローレートは7.5g/10min以下であり、好ましくは5.0g/10min以下である。270℃におけるメルトフローレートが7.5g/10minを超える場合は、成形時のドローダウンが大きくなり、成形性が不良となる。
本開示のポリエステル樹脂組成物において、構造等不明な場合があり、本開示のポリエステル樹脂組成物を組成、構造、特性等によって直接特定することが困難であるか、又はおよそ実際的ではない場合がある。このような場合には、本開示のポリエステル樹脂組成物は、不可能・非実際的事情があることになるので、その製造方法によって特定することが許されるべきものである。
本発明のポリエステル樹脂組成物には、本発明のポリエステル樹脂組成物の本質的な性質を変えない範囲で、公知の添加剤、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、熱安定剤、着色剤などを添加しても良い。
本開示のポリエステル樹脂組成物は、優れた透明性、成形性、耐落下衝撃性、及び色調を有する。
以下に第2実施形態に係るポリエステル樹脂組成物の製造方法について具体的に詳述する。
本発明のポリエステル樹脂組成物の製造方法は、公知のポリエステルの製造方法を適用することができる。即ち、本発明のポリエステル樹脂組成物はジカルボン酸とジオールとを溶融重合反応させる直接法、或いはジカルボン酸低級アルキルエステル化合物とジオールとをエステル交換反応によって溶融重縮合反応させるエステル交換法のいずれかによってプレポリマーを製造し、その後、固相重合を施す。好ましくは、溶融重合後、固相重合前にチップの表面を処理し、粗面化すると好ましい。固相重合では溶融重合で得られたポリエステルのプレポリマーを減圧下または不活性ガス流通下において融点または軟化点以下の温度に加熱し、目的とする極限粘度のポリエステル樹脂組成物を得ることができる。
溶融重合工程においては、ジカルボン酸のモル数に対して95モル%以上、好ましくは100モル%のテレフタル酸を含むジカルボン酸と、ジオールのモル数に対して90モル%以上のエチレングリコール及び5~10モル%の1,4-シクロヘキサンジメタノールを含むジオールとを溶融重合させる。
エステル化工程は、例えば、加熱装置、攪拌機及び留出管を備えた反応槽に原料を仕込み、無触媒で、反応により生じた水を留去しながら反応を進行させることによって行うことができる。エステル化反応は、例えば、0~3kg/cmGの圧力下で、240℃~270℃で行うことができ、245℃~255℃であると好ましい。反応時間は、例えば、3~7時間程度とすることができる。エステル化工程において、ジカルボン酸成分のモル数に対するジオール成分のモル数の比(ジオール成分のモル数/ジカルボン酸成分のモル数;以下「G/Aモル比」という)は、1.2以下であると好ましく、1.18以下であるとより好ましく、1.16以下であるとさらに好ましい。G/Aモル比が1.2を超えると、ポリエステル樹脂組成物中のジエチレングリコールが増えて、ポリエステル樹脂組成物の色調が低下してしまう。G/Aモル比は1.1以上であると好ましい。G/Aモル比は1.1未満となると、エステル化反応の進行が不十分となってしまう。
3個以上のカルボキシ基を有する化合物又は3個以上のヒドロキシ基を有する化合物は、ジカルボン酸/ジオールのモル数に対して好ましくは0.02モル%以下であり、ジカルボン酸及びジオールは3個以上のカルボキシ基又はヒドロキシ基を有する化合物を実質量含まないと好ましい。3個以上のカルボキシ基又はヒドロキシ基を有する化合物を0.02モル%超えて含むと、溶融重合或いは固相重合時に架橋しゲル化したり、成形品にぶつが発生する等の問題が起こりやすい。
重合触媒はゲルマニウム(Ge)触媒であり、二酸化ゲルマニウム等の公知のGe触媒を使用することができる。ゲルマニウム化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してゲルマニウム原子の含有量が65~100ppmとなるように添加する。Ge原子含有量が65ppm未満では、溶融或いは固相重合時間が長くなり生産性が不良となると共に、ポリエステル樹脂の色調が悪くなる。Ge原子含有量が100ppmを超えると、ポリエステル樹脂の色調及び耐落下衝撃性が悪くなると共に、成形時の分解が進み、ドローダウンが大きくなる。
溶融重合工程においてリン化合物を原料に添加する。リン化合物は公知のリン酸化合物及び亜リン酸化合物から選択することができる。これらの中で、色調改善効果が高いリン酸が好ましい。リン化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してリン原子の含有量が1~50ppm、好ましくは10~45ppm、更に好ましくは20~40ppmとなるように添加する。P原子含有量が1ppm未満では、色調が不良となる。P原子含有量が50ppmを超える場合は、溶融或いは固相重合時間が長くなるので、生産性が不良となる。
リン酸化合物は、例えば、リン酸、トリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリフェニルホスフェートなどが挙げられるが、リン酸が色調改善効果が高いので好ましい。
亜リン酸化合物は、例えば、亜リン酸、トリス(2,4-ジ-t-ブチルフフェニル)ホスファイト、ビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、2,2-メチレン(4,6-ジ-t-ブチルフェニル)オクチルホスファイトなどが挙げられるが、色調改良効果が高いビス(2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスフアイト、ビス(2,4-ジ-t-ブチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトが好ましい。
溶融重合工程における押出工程で中間体(プレポリマー)のチップを形成する。中間体のチップは、100個当たりのチップの質量が1.0g以上、好ましくは1.4g以上である。100個のチップの質量が1.0g未満の場合、ミスカットが増加するので好ましくない。中間物のチップは、100個当たりのチップの質量が2.5g以下、好ましくは2.0g以下である。100個のチップの質量が2.5gを超える場合は、固相重合速度が遅くなり、生産性が不良となり、色調は不良となる。チップ100個当たりの質量は、ストランドを冷却してカッターでチップにする時のカッター回転数によって調整することができる。
DEGは、溶融重合でエチレングリコールより副生するので、溶融重合工程におけるG/Aモル比、溶融重合温度、Ge添加量、P添加量、水酸化テトラエチルアンモニウムや酢酸ナトリウム等の添加で制御することができる。
溶融重合工程における重合温度は、260℃以上であり、好ましくは265℃以上である。溶融重合温度が260℃未満であると重合速度が非常に遅くなってしまう。溶融重合工程における重合温度は、290℃以下であり、好ましくは280℃以下である。溶融重合温度が290℃を超えると色調が不良となる。重合槽内の圧力は、例えば、最終的には0.4kPa以下、好ましくは0.2kPa以下まで減圧すると好ましい。
溶融重合工程において得られる中間体(プレポリマー)の固有粘度IVは0.45~0.80dl/gであると好ましく、より好ましくは0.50~0.75dl/gである。溶融重合工程の重合時間は、3.0時間以上であると好ましく、より好ましくは4.0時間以上である。溶融重合時間が3.0時間未満であるとIVが低すぎとなり、固相重合時間が長くなるので良くない。溶融重合工程における重合温度は、7.0時間以下であると好ましく、より好ましくは6.0時間以下である。溶融重合温度が7.0時間を超えると色調が不良となる。
中間体チップは剪断処理を施し、チップ表面を粗面化する方が結晶化工程、固相重合工程でチップ間の融着がしにくいので、比較的高温で結晶化、固相重合できるので好ましい。剪断処理はチップ表面に剪断応力を加えることによって行うことができる。例えば、株式会社サタケ製ペレット表面処理機で処理し、チップ表面を粗面化する。粗面化の度合いは、株式会社キーエンス製形状解析レーザー顕微鏡等で算術平均高さ等で評価することができる。粗面化の度合いは、算術平均高さで0.1μm以上が好ましく、1.0μm以上であれば更に好ましい。
次に、溶融重合工程で得られた中間物チップを用いて中間体を結晶化後、固相重合させる。ドラム型の結晶化装置、固相重合装置や連続固相重合装置等を使用することができる。結晶化条件は、例えば、真空下或いは窒素等の不活性ガス中で、120~190℃の温度で、30分~4時間加熱する。次に、真空下或いは窒素等の不活性ガス中で、190~220℃で30~50時間加熱して固相重合する。
固相重合工程における重合温度は、190℃以上であると好ましく、より好ましくは200℃以上であり、さらに好ましくは208℃以上である。固相重合温度が190℃未満であると固相重合速度が非常に遅くなってしまう。固相重合工程における重合温度は、220℃以下であると好ましく、より好ましくは215℃以下である。固相重合温度が220℃を超えると融着しやすくなる。
固相重合工程における重合時間は、30時間以上であると好ましく、より好ましくは35時間以上である。固相重合温度が30時間未満であると固有粘度が低くなってしまう。固相重合工程における重合温度は、50時間以下であると好ましく、より好ましくは40時間以下である。固相重合温度が50時間を超えると生産性が低下してしまう。
最終的に得られたポリエステル樹脂組成物における末端カルボキシ基は、溶融重合工程におけるG/Aモル比、溶融重合温度、Ge添加量、P添加量、水酸化テトラエチルアンモニウムや酢酸ナトリウム等の添加で制御することができる。
ポリエステル樹脂組成物のメルトフローレートは、1,4-シクロヘキサンジメタノールの添加量、ジエチレングリコール共重合率、及びIVで制御することができる。
ポリエステル樹脂組成物の固相粘度は、1,4-シクロヘキサンジメタノール及びジエチレングリコールの共重合率、Ge添加量、P添加量、固相重合温度等で固相重合速度を調整することによって、固相重合時間で制御することができる。
第2実施形態に係る製造方法により、第1実施形態に係るポリエステル樹脂組成物を製造することができる。
以下に第3実施形態に係るポリエステル樹脂組成物の成形品、及び第4実施形態に係る成形品の製造方法について説明する。
本開示のポリエステル樹脂組成物の成形品は、第1実施形態に係るポリエステル樹脂組成物を所望の形状に成形して製造したものとすることができる。成形方法としては、例えば、ダイレクトブロー法を適用することができる。ダイレクトブロー成形は、一般に公知の方法で行うことができる。例えば、成形温度はシリンダー温度270~290℃、ダイス温度230~250℃に設定することができる。ダイレクトブロー成形は、例えば、株式会社タハラ製のPET用ダイレクトブロー成形機を使用して行うことができる。
本開示によれば、透明かつ無色であると共に、耐落下衝撃性の高いポリエステル樹脂の成形品を得ることができる。
本開示のポリエステル樹脂組成物及びその成形品並びにこれらの製造方法について、以下に例を挙げて説明する。しかしながら、本開示のポリエステル樹脂組成物及びその成形品並びにこれらの製造方法は以下の例に限定されるものではない。
(実施例1~3、比較例1~9、11、参考例10
ステンレス製オートクレーブにTPA、EG、1,4-シクロヘキサンジメタノール(CHDM)を表1~表3の樹脂組成(比較例9のみトリメチロールプロパン(TMP)を添加)で、ジオール成分のモル数/ジカルボン酸成分のモル数=1.16、250℃、200kPaの条件下でエステル化を行い、その後、リン酸、Ge触媒を仕込んで、275℃、100Paの減圧下で重縮合反応を行った。押出のカッター回転数を調整して、表1~表3のIV、100チップの質量のチップを採取した。その後、ドラム乾燥機で120℃×15Hr(真空)(比較例2のみ、110℃×15Hr(真空))の条件で結晶化し、ドラム型の固相重合機で表1~表3の条件(真空下で固相重合)で固相重合し、冷却後、固相重合品のチップを採取した。得られたチップを分析及び評価結果を表1~表3に示した。表において用いた略語は以下の通りである。表1~表3に示す評価項目の評価方法及び評価基準を以下に示す。
TPA:テレフタル酸、EG:エチレングリコール、DEG:ジエチレングリコール、1,4-CHDM:1,4-シクロヘキサンジメタノール、TMP:トリメチロールプロパン、Ge:ゲルマニウム、P:リン、100W:100チップの質量
(1)極限粘度:ポリエステル樹脂組成物を1,1,2,2-テトラクロロエタン/フェノール=40/60(質量比)の混合溶媒に溶解し、20℃での溶液粘度から求めた。
(2)樹脂組成:ブルカー・バイオスピン社製FT-NMR装置(DPX400型)を使用し、重水素化クロロホルムにポリエステル樹脂組成物を溶解し、テトラメチルシランを標品として混合し、プロトンNMRスペクトルを測定し、NMRスペクトルより、1,4-CHDM共重合率を算出した。
(3)DEG含有量:粉砕微粉化したポリエステル樹脂組成物を水酸化カリウムのメタノール溶液で加熱アルカリ分解し、生成したジオール成分を中和後、ガスクロマトグラフで測定した。
(4)金属含有量:ポリエステル樹脂組成物1.0gを硫酸及び硝酸にて加熱湿式灰化処理し、ICP発光分析装置(エスアイアイ社製SPS1500VR)にて、Ge、P含有量を測定した。
(5)末端カルボキシ基:粉砕微粉化したポリエステル樹脂組成物100mgをベンジルアルコール5mlに加熱溶解し、これにクロロホルム5mlを加えて希釈した後、フェノールレッドを指示薬とし、0.1N-水酸化ナトリウム/ベンジルアルコール溶液により滴定し、定量した。
(6)メルトフローレート:ポリエステル樹脂組成物を130℃×15Hr真空乾燥した
後、MI測定機を使用して、測定温度270℃、荷重2.16kg、オリフイス径2mm、滞留6分の条件でメルトフローレート(g/10分)を測定した。
(7)成形性評価:ポリエステル樹脂組成物を130℃×15Hr真空乾燥した後、PET用ダイレクトブロー成形機(株式会社タハラ製)を使用して、シリンダー温度を280℃、ダイス温度を240℃(比較例1,4は250℃)、金型:水冷の条件で200mlボトル(質量20g)を成形し、次のように成形性を評価した。
○:連続成形可;
△:ドローダウンが大或いは小のため、成形が困難;
×:ドローダウンが非常に大或いは非常に小のため、成形不可。
(8)透明性評価:上記の成形で得られた200mlボトル(質量20g)の透明性を目視で評価した。
○:透明性良好;
×:白濁或いはぶつあり。
(9)色調評価:上記の成形で得られた200mlボトル(質量20g)の色調を目視で評価した。
○:無色;
×:黄味。
(10)落下衝撃性評価:上記の成形で得られた200mlボトル(質量20g)に水を満杯に入れ、コンクリートの床に、高さ1.2m×2回落下テストし、次のように評価した。
○:5本落下テストし、全部割れなかった;
△:5本落下テストし、1~2本割れた;
×:5本落下テストし、3本以上割れた。
実施例1~3においては、成形性、透明性、色調、及び耐落下衝撃性が良好なポリエステル樹脂組成物及び成形品を得ることができた。
比較例1においては1,4-シクロヘキサンジメタノール成分が少なく、白濁が生じると共に、十分な耐衝撃性が得られなかった。比較例2においては、1,4-シクロヘキサンジメタノール成分が多く、固相重合時間が長いので、色調が不良となった。
比較例3においては極限粘度が低くポリエステル樹脂組成物の成形ができなかった。比較例4においては極限粘度が高く、固相重合時間が長いので、色調が不良となった。
比較例5においてはゲルマニウム触媒量が少なく、溶融重合時間、固相重合時間が長いので、色調が不良となった。また、末端カルボキシル基が高いので、成形時のIV低下が大であり、成形性、耐落下衝撃性が不良となった。比較例6においてもゲルマニウム触媒の量が多く、成形時のIV低下が大であるため、成形性、色調、耐落下衝撃性が不良となった。
比較例7においてはリン化合物を添加しておらず、色調が不良となった。比較例8においてはリン化合物の添加量が多く、溶融重合時間、固相重合時間が長いので、色調が不良となった。また、末端カルボキシル基が高いので、成形時のIV低下が大であり、成形性、耐落下衝撃性が不良となった。
比較例9においては、多官能成分を入れたため、ぶつが発生した。
参考例10においては、溶融重合工程で得られた100チップ当たりの重さが重い、即ち、チップ粒径が大であるため、固相重合時間が長くなり、色調が不良となった。比較例11においては100チップ当たりの重さが軽い、即ち、チップ粒径が小であるため、溶融重合でミスカットが多発しチップ化ができなかった。
Figure 0007497174000001


Figure 0007497174000002


本開示のポリエステル樹脂及びその成形品、並びにこれらの製造方法は、上記実施形態及び実施例に基づいて説明されているが、上記実施形態及び実施例に限定されることなく、本発明の範囲内において、かつ本発明の基本的技術思想に基づいて、各開示要素(請求の範囲、明細書及び図面に記載の要素を含む)に対し種々の変形、変更及び改良を含むことができる。また、本発明の請求の範囲の範囲内において、各開示要素の多様な組み合わせ・置換ないし選択が可能である。
本発明のさらなる課題、目的及び形態(変更形態含む)は、請求の範囲を含む本発明の全開示事項からも明らかにされる。
本書に記載した数値範囲については、別段の記載のない場合であっても、当該範囲内に含まれる任意の数値ないし範囲が本書に具体的に記載されているものと解釈されるべきである。
本発明のポリエステル樹脂組成物は、透明性、成形性、耐落下衝撃性、色調に優れ、化粧品容器などのダイレクトブロー成形品に適したポリエステル樹脂組成物である。従って、産業上極めて有用である。

Claims (6)

  1. ジカルボン酸成分としてテレフタル酸成分、ジオール成分としてエチレングリコール成分を主成分となる共重合ポリエステル含むポリエステル樹脂組成物であって、
    前記ジオール成分は、ジオール成分のモル数に対して、1,4-シクロヘキサンジメタノールを5.0~10.0モル%、及びジエチレングリコール成分を1.0~4.0モル%含み、
    前記ジカルボン酸成分において、3個以上のカルボキシ基を有する多官能性酸成分はジカルボン酸成分のモル数に対して0.02モル%以下であり、
    前記ジオール成分において、3個以上のヒドロキシ基を有する多官能性アルコール成分はジオール成分のモル数に対して0.02モル%以下であり、
    前記ジカルボン酸成分の仕込みモル数に対する前記ジオール成分の仕込みモル数の比(ジオール成分の仕込みモル数/ジカルボン酸成分の仕込みモル数)が1.1以上1.2以下であり、
    極限粘度が1.12~1.20dl/gであり、
    前記ポリエステル樹脂組成物の質量に対してGe原子含有量が65~100ppmであり、
    前記ポリエステル樹脂組成物の質量に対してP原子含有量が1~50ppmであり、
    末端カルボキシ基が20当量/トン以下であり、
    270℃におけるメルトフローレイトが0.5~7.5g/10minであることを特徴とするポリエステル樹脂組成物。
  2. 請求項1に記載のポリエステル樹脂組成物を成形したダイレクトブロー成形品。
  3. 重合触媒としてゲルマニウム化合物を用い、リン化合物を添加し、ジカルボン酸のモル数に対して95モル%以上のテレフタル酸を含むジカルボン酸成分と、ジオールのモル数に対して90モル%以上のエチレングリコール及び5~10モル%の1,4-シクロヘキサンジメタノールを含むジオール成分とを、前記ジカルボン酸成分の仕込みモル数に対する前記ジオール成分の仕込みモル数の比(ジオール成分の仕込みモル数/ジカルボン酸成分の仕込みモル数)が1.1以上1.2以下となるように混合し、溶融重合させて、チップ形態を有する中間物を作製する溶融重合工程と、
    前記中間物であるチップを208℃以上の重合温度で固相重合する固相重合工程と、を含み、
    前記ゲルマニウム化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してゲルマニウム原子の含有量が65~100ppmとなるように添加し、
    前記ジカルボン酸成分において、3個以上のカルボキシ基を有する多官能性酸化合物はジカルボン酸成分のモル数に対して0.02モル%以下であり、
    前記ジオール成分において、3個以上のヒドロキシ基を有する多官能性アルコール化合物はジオール成分のモル数に対して0.02モル%以下であり、
    前記リン化合物は、製造されるポリエステル樹脂組成物の質量に対してリン原子の含有量が1~50ppmとなるように添加し、
    前記固相重合工程における前記チップは100個当たり1.0~2.5gである、ポリエステル樹脂組成物の製造方法。
  4. 得られるポリエステル樹脂の末端カルボキシ基が20当量/トン以下である、請求項3に記載のポリエステル樹脂組成物の製造方法。
  5. 前記中間物であるチップの表面を粗面化する工程を含む、請求項3に記載のポリエステル樹脂組成物の製造方法。
  6. 請求項3から5のいずれかに記載の製造方法によってポリエステル樹脂組成物を得る工程と、
    前記ポリエステル樹脂組成物をダイレクトブロー成形する工程と、を含む、
    ダイレクトブロー成形品の製造方法。
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