JP7493338B2 - 制御装置 - Google Patents
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Description
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図4に示すように、プラント温度Tdegのプロフィールと所望のプラント温度De_Tdegのプロフィールの差異が最も小さくなるように、調整後PIDゲイン値を決定する。得られたPID制御器5のPゲイン値、Iゲイン値、Dゲイン値をそれぞれKp_new,Ki_new,Kd_newとする。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定、及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定の少なくとも一つを実行し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図5に示す処理を実行する。
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力する。一方、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
Tdegのオーバーシュート量がK_Tdeg_O1以上、又は、
Tdegのアンダーシュート量がK_Tdeg_U1以上
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力し、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
Kp_new≧K_Kp_new_H、又は、
Ki_new≧K_Ki_new_H、又は、
Kd_new≧K_Kd_new_H
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力する。一方、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
Tg_VO≧K_Tg_VO_H
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示す処理を実行する。
・fp_ref=1の場合、所望の出力値演算部4のパラメータb1を下記のように(パラメータb1が大きくなるように)補正して、制御対象の出力の推定値の応答特性を低下する。
b1=b1+k1_b1
・fp_ref=0の場合、所望の出力値演算部4のパラメータb1は、現在の値を維持する。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばプラント21の温度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図9、図10に示す処理を実行する。
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図4に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図5、図6、図7に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばプラント21の温度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図9、図10に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図4に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図5、図6、図7に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばプラント21の温度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図9、図10に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
制御対象特性検知部7は、PID制御器ゲイン値調整部2で調整されたPIDゲイン値又はパラメータ変更部6で演算された所望の出力値演算部4の変更パラメータを用いて制御対象の特性パラメータを演算する。なお、制御対象特性検知部7は、調整されたPIDゲイン値に代えて、調整されたPIDゲイン値に基づいて演算された(PIDゲイン値とは異なる)パラメータ値を用いて制御対象の特性パラメータを演算してもよい。また、制御対象特性検知部7は、PIDゲイン値、PIDゲイン値に基づいて演算された(PIDゲイン値とは異なる)パラメータ値、及び所望の出力値演算部4のパラメータの複数を用いて制御対象の特性パラメータを演算してもよい。
Tbl_deg_char_1を参照して、Kp_new,Ki_new,Kd_newの値から制御対象(プラント21)の応答特性を診断する。
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図4に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図5、図6、図7に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばプラント21の温度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図9、図10に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
制御対象異常判定部8は、PID制御器ゲイン値調整部2で調整されたPIDゲイン値又はパラメータ変更部6で演算された所望の出力値演算部4の変更パラメータを用いて制御対象異常フラグを演算する。なお、制御対象異常判定部8は、調整されたPIDゲイン値に代えて、調整されたPIDゲイン値に基づいて演算された(PIDゲイン値とは異なる)パラメータ値を用いて制御対象の制御対象異常フラグを演算してもよい。また、制御対象異常判定部8は、PIDゲイン値、PIDゲイン値に基づいて演算された(PIDゲイン値とは異なる)パラメータ値、及び所望の出力値演算部4のパラメータの複数を用いて制御対象の制御対象異常フラグを演算してもよい。
・下記の条件を満たす場合、制御対象異常フラグf_ano_obj=1を出力し、
それ以外の場合、f_ano_obj=0を出力する。
Kp_new≧Kp_deg_ano
Ki_new≧Ki_deg_ano
Kd_new≧Kd_deg_ano
・下記の条件を満たす場合、制御対象異常フラグf_ano_obj=1を出力し、
それ以外の場合、f_ano_obj=0を出力する。
deg_ano≧K_deg_ano
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
制御対象異常判定部8は、パラメータ変更部6で演算された所望の出力値演算部4の変更パラメータを用いて、制御対象の異常を示す異常フラグを演算する。それ以外は、実施例1と同じであるので、詳述しない。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図4に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かを判定し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図5、図6、図7に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばプラント21の温度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図9、図10に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
制御対象異常判定部8は、パラメータ変更部6で演算された所望の出力値演算部4の変更パラメータを用いて制御対象異常フラグを演算する。具体的には、図18に示す処理を実行する。
・b1(出力値演算部パラメータ)からテーブルTbl_deg_ano_2を参照して、deg_ano(制御対象の異常度)を求める。
・下記の条件を満たす場合、制御対象異常フラグf_ano_obj=1を出力し、
それ以外の場合、f_ano_obj=0を出力する。
deg_ano≧K_deg_ano
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図12に示すように、速度VSPプロフィールと所望の速度De_VSPプロフィールの差異が最も小さくなるように、調整後PIDゲイン値を決定する。得られたPID制御器5のPゲイン値、Iゲイン値、Dゲイン値をそれぞれKp_new,Ki_new,Kd_newとする。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定、及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定の少なくとも一つを実行し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図19に示す処理を実行する。
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力し、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
VSPのオーバーシュート量がK_VSP_O1以上、又は、
VSPのアンダーシュート量がK_VSP_U1以上
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えば自動運転車22の速度)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図22に示す処理を実行する。
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図24に示すように、位置POSプロフィールと所望の位置De_POSプロフィールの差異が最も小さくなるように、調整後PIDゲイン値を決定する。得られたPID制御器5のPゲイン値、Iゲイン値、Dゲイン値をそれぞれKp_new,Ki_new,Kd_newとする。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定、及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定の少なくとも一つを実行し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図25に示す処理を実行する。
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力し、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
POSのオーバーシュート量がK_POS_O1以上、又は、
POSのアンダーシュート量がK_POS_U1以上
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばロボット23の位置)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図26に示す処理を実行する。
本実施例においては、制御対象の所望の出力値を演算する所望の出力値演算部4と、所望の出力値(時系列信号など)と制御対象の出力値(時系列信号など)との差が小さくなるように、PID制御器5のゲイン値を調整するPID制御器ゲイン値調整部2と、制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、PID制御器ゲイン値調整部2によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、所望の出力値演算部4のパラメータの値を変更するパラメータ変更部6とを備え、PID制御器ゲイン値調整部2は、所望の出力値演算部4のパラメータの値が変更された後、PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置1について示す。
PID制御器ゲイン値調整部2は、PID制御器5のゲイン値を調整する。具体的には、図28に示すように、飛行速度FSPプロフィールと所望の飛行速度De_FSPプロフィールの差異が最も小さくなるように、調整後PIDゲイン値を決定する。得られたPID制御器5のPゲイン値、Iゲイン値、Dゲイン値をそれぞれKp_new,Ki_new,Kd_newとする。
パラメータ変更判定部3は、制御対象からの出力のオーバーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定、及びアンダーシュート量が所定範囲内にあるか否かの判定の少なくとも一つを実行し、判定結果に応じて、所望の出力値演算部4のパラメータの変更を許可する。具体的には、図29に示す処理を実行する。
・下記の条件a)が成立する場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=1を出力し、条件a)が成立しない場合、パラメータ変更許可フラグfp_ref=0を出力する。
条件a)
FSPのオーバーシュート量がK_FSP_O1以上、又は、
FSPのアンダーシュート量がK_FSP_U1以上
パラメータ変更部6は、パラメータ変更判定部3で変更が許可された場合、所望の出力値演算部4の変更パラメータ(パラメータの値)を演算する。具体的には、図8に示すように、実施例1と同じであるので、詳述しない。
所望の出力値演算部4は、制御目標に基づいて、制御対象の出力(例えばロボット23の位置)の所望のプロフィールを演算する。具体的には、図30に示す処理を実行する。
このように、制御対象の特性が変化した場合、所望の出力値演算部4のパラメータ値とPIDゲイン値を順次調整することによって、制御対象の特性変化に応じた応答特性を実現するように、PIDゲイン値を自動調整するPID制御系が可能となり、ドローン制御システムのロバスト性、信頼性及び精度を向上できる。
2 PID制御器ゲイン値調整部
3 パラメータ変更判定部
4 所望の出力値演算部4
5 PID制御器5
6 パラメータ変更部
7 制御対象特性検知部
8 制御対象異常検知部
11 制御装置の記憶装置
12 制御装置のCPU
13 制御装置のROM
14 制御装置のRAM
15 制御装置のデータバス
16 制御装置の入力回路
17 制御装置の入出力ポート
18 制御装置の出力回路
21 プラント
22 自動運転車
23 ロボット
24 ドローン
Claims (11)
- 制御対象の所望の出力値を演算する演算部と、
前記所望の出力値と前記制御対象の出力値との差が小さくなるように、PID制御器のPIDゲイン値を調整するゲイン値調整部と、
前記演算部のパラメータ値を変更するパラメータ変更部とを備え、
前記ゲイン値調整部は、前記PIDゲイン値を調整し、
前記パラメータ変更部は、
前記PIDゲイン値が調整された後、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値を用いたとき、前記制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値を用いたとき、前記制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値を用いたとき、前記制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、前記演算部のパラメータ値を変更し、
前記ゲイン値調整部は、前記演算部のパラメータ値が変更された後、前記PIDゲイン値を再調整することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記ゲイン値調整部が前記PIDゲイン値を再調整した後、
前記パラメータ変更部は、
前記再調整されたPIDゲイン値を用いて前記制御対象を制御したとき、
前記制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、
前記制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、
前記制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、前記演算部のパラメータ値を再変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記演算部は、伝達関数で表され、
前記パラメータ変更部は、前記伝達関数の時定数を所定量大きくする、前記伝達関数の無駄時間を所定量大きくする、及び、前記伝達関数の次数を所定量大きくする、の少なくとも一つによって、前記演算部のパラメータ値を変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記演算部は、伝達関数で表され、
前記パラメータ変更部が、前記伝達関数の時定数を所定量大きくする、前記伝達関数の無駄時間を所定量大きくする、及び、前記伝達関数の次数を所定量大きくする、の少なくとも一つによって、前記演算部のパラメータ値を変更して、前記ゲイン値調整部が前記PIDゲイン値を再調整した後、
前記パラメータ変更部は、
前記再調整されたPIDゲイン値を用いて前記制御対象を制御したとき、
前記制御対象の出力の計測値及び推定値のオーバーシュート量及びアンダーシュート量の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定範囲内にない場合、
前記ゲイン値調整部によって新たに演算されたゲイン値が所定値に達した場合、
前記制御対象への入力値が所定範囲内にない場合、及び、
前記制御対象への入力値が所定値に達した場合、の少なくとも一つが成立すると、前記伝達関数の時定数を再度、所定量大きくする、前記伝達関数の無駄時間を再度、所定量大きくする、及び、前記伝達関数の次数を再度、所定量大きくする、の少なくとも一つによって、前記演算部のパラメータ値を再変更することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記調整されたPIDゲイン値、前記調整されたPIDゲイン値に基づいて演算されたパラメータ値、及び、前記演算部のパラメータ値の少なくとも一つに基づいて、前記制御対象の特性を検知する検知部を備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記演算部は、伝達関数で表され、
前記調整されたPIDゲイン値、前記調整されたPIDゲイン値に基づいて演算されたパラメータ値、前記伝達関数の時定数、前記伝達関数の無駄時間、及び、前記伝達関数の次数の値の少なくとも一つに基づいて、前記制御対象の特性を検知する検知部を備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記調整されたPIDゲイン値、及び、前記調整されたPIDゲイン値に基づいて演算されたパラメータ値の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、前記制御対象が異常であると判定する異常判定部を備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記演算部のパラメータ値が所定範囲内にない場合、前記制御対象が異常であると判定する異常判定部を備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記演算部は、伝達関数で表され、
前記伝達関数の時定数、前記伝達関数の無駄時間、及び、前記伝達関数の次数の値の少なくとも一つが所定範囲内にない場合、前記制御対象が異常であると判定する異常判定部を備えることを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
前記ゲイン値調整部は、FRITを用いて、前記PIDゲイン値を調整することを特徴とする制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置であって、
少なくとも、プラントを制御する装置、自動運転車を制御する装置、ロボットを制御する装置、及び飛行体を制御する装置のいずれかであることを特徴とする制御装置。
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