JP7493061B2 - 洗濯機の制御方法 - Google Patents

Description

本発明は、洗濯機技術の分野に関し、具体的には、洗濯機の制御方法を提供する。

洗濯機で衣類を洗濯する過程において、室外の環境が暗い場合、例えば、届く光線が少ない隅に洗濯機を設置した場合、作業者が洗濯機内部の衣類の洗濯状況を確認することが困難となる。特に、例えばセーターなどの一部の特殊の衣類は、それ自体の材料がもろく、大きな打撃力に耐えることができず、衣類の洗濯中に、作業者は、洗濯パラメータを調整して、様々な衣類の洗濯に適応させるために、洗濯機内部の衣類の具体的な洗濯状態をはっきり見たい場合が多い。

従来技術において、洗濯機は、内部が回転するため、内部に発光ランプを取り付けにくく、且つ、発光ランプのために外部電源を別途に配置する必要があり、これに鑑み、従来技術における洗濯機には、一般にドラム内光源が設置されていなく、当業者が設置したくないのではなく、発光ランプのために外部電源を別途に配置することがあまりにも困難であり、製造コストが高すぎるからである。

対応して、当分野では、回転による従来の洗濯機の内部への外部電源の配置が難しいという問題を解決するための、新規洗濯機の制御方法を必要とする。

従来技術の上記の問題を解決するために、即ち、回転により洗濯機の内部への外部電源の配置が難しいという従来の問題を解決するために、本発明は、洗濯機の制御方法を提供し、前記洗濯機は、回転槽と、前記回転槽の底部に設置されるとともに、クラッチを介して前記回転槽に接続されるパルセータとを含み、前記洗濯機は、磁石供給モジュール、磁石誘導発電モジュール及び発光ランプをさらに含み、
前記磁石誘導発電モジュールは、前記回転槽や前記パルセータの一方に固定され、前記磁石供給モジュールは、前記磁石誘導発電モジュールの位置に対応して前記回転槽や前記パルセータの他方に固定され、
前記発光ランプは、前記磁石誘導発電モジュールに電気的に接続されるとともに、前記磁石誘導発電モジュールに固定されるか、又は前記磁石誘導発電モジュールと一緒に前記回転槽又は前記パルセータに固定され、
前記磁石供給モジュールは、磁場を発生し、前記磁石誘導発電モジュールが前記磁石供給モジュールに近づいたり遠ざかったりする経路を往復移動するとき、前記磁石誘導発電モジュールの内部に電気エネルギーが発生して、前記発光ランプに電力を供給することができ、
前記制御方法は、
前記回転槽と前記パルセータとを固定接続させる閉状態にあるように前記クラッチを制御するステップと、
前記回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップと、
前記回転槽と前記パルセータとを分離させる開状態にあるように前記クラッチを制御するステップと、
前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止するように制御するステップと、を含むことを特徴とする。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記回転槽と前記パルセータとを固定接続させる閉状態にあるように前記クラッチを制御するステップは、具体的には、
前記洗濯機の動作状態を決定するステップと、
前記洗濯機の動作状態が洗濯、すすぎ又は脱水である場合、前記回転槽と前記パルセータとを固定接続させる閉状態にあるように前記クラッチを制御するステップと、を含む。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止するように制御するステップの後、前記制御方法は、さらに、
前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数を取得するステップと、
前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数に応じて、前記制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように前記洗濯機を選択的に制御するステップと、を含む。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数に応じて、前記制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように前記洗濯機を選択的に制御するステップは、具体的には、
前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数≧設定回数である場合、前記制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように前記洗濯機を制御するステップを含む。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数に応じて、前記制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように前記洗濯機を選択的に制御するステップは、具体的には、
前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数＜設定回数である場合、前記回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップに戻るように前記洗濯機を制御するステップを含む。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記磁石誘導発電モジュールは、第１ケース、コイル及び導磁体を含み、前記第１ケースは、前記回転槽又は前記パルセータに固定され、前記コイルは前記第１ケースの内側に固定され、前記導磁体は前記コイルの内側に固定されるとともに、前記磁石供給モジュールに対応して設置され、前記発光ランプは前記コイルに電気的に接続される。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記磁石誘導発電モジュールは、さらに、前記第１ケースの内側に固定される第２ケースを含み、前記コイルは前記第２ケースの外側に巻設され、前記導磁体は前記第２ケースの内側に固定される。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記導磁体は鉄芯である。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記発光ランプは紫外線殺菌ランプ又はＬＥＤ照明ランプであり、及び／又は、
前記磁石供給モジュールは永久磁石である。

上記の洗濯機の制御方法の好ましい技術案において、前記洗濯機は縦型洗濯機であり、対応して、前記回転槽は内槽であり、及び／又は、
前記磁石供給モジュールは永久磁石である。

当業者であれば、本発明の技術案において、洗濯機は、回転槽と、回転槽の底部に設置されるとともに、クラッチを介して回転槽に接続されるパルセータとを含み、洗濯機は、磁石供給モジュール、磁石誘導発電モジュール及び発光ランプをさらに含み、磁石誘導発電モジュールは、回転槽又はパルセータの一方に固定され、磁石供給モジュールは、磁石誘導発電モジュールの位置に対応して回転槽又はパルセータの他方に固定され、発光ランプは磁石誘導発電モジュールに電気的に接続されるとともに、磁石誘導発電モジュールに固定されるか、又は磁石誘導発電モジュールと一緒に回転槽又はパルセータに固定され、磁石供給モジュールは、磁場を発生し、磁石誘導発電モジュールが磁石供給モジュールに近づいたり遠ざかったりする経路を往復移動するとき、磁石誘導発電モジュールの内部に電気エネルギーが発生して、発光ランプに電力を供給することができ、
洗濯機の制御方法は、
回転槽とパルセータとを固定接続させる閉状態にあるようにクラッチを制御するステップと、
回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップと、
回転槽とパルセータとを分離させる開状態にあるようにクラッチを制御するステップと、
回転槽又はパルセータが減速又は停止するように制御するステップと、を含むことを理解できる。

上記の設置方式の洗濯機では、回転槽とパルセータとの相対的な回転に駆動されて、磁石供給モジュール及び磁石誘導発電モジュールも相対的に移動し、さらに、電気エネルギーが発生されるが、本発明では、このような洗濯機のための制御方法を設計し、回転槽とパルセータとの相対的な回転を強化することができる。これにより、洗濯機自体に設置された自己発電構造と洗濯機の制御方法との組み合わせにより、洗濯機の自己発電機能が実現されて、洗濯機の内部に照明を提供することができ、洗濯機の内部に別途に配線する必要がなく、漏電のリスクもなく、回転槽と静止している洗濯機ハウジングとの間の動／静電気的接続が困難であるという問題も解決し、実用性が高く、問題を解決する発想が新規である。

本発明の洗濯機の全体構造の模式図である。 図１のＡ箇所の拡大図である。 本発明の洗濯機の制御方法の主要フローチャートである。 本発明の洗濯機の制御方法の詳細フローチャートである。

以下、図面を参照しながら、縦型洗濯機を合わせて本発明の洗濯機の制御方法に関する好ましい実施形態について説明する。当業者であれば、これらの実施形態は、本発明の技術原理を解釈するために用いられるだけで、本発明の保護範囲を限定するものではないことを理解されたい。当業者は、具体的な適用シーンに適応させるために、必要に応じて調整することができる。例えば、明細書では、発光ランプを照明ランプの例として説明したが、本発明の発光ランプは、他のニーズに応えるために、紫外線殺菌ランプ又は蚊除けランプなどの他の機能性ランプであってもよいことは明らかである。

図１及び図２を参照し、可能な一実施形態において、洗濯機は、回転槽５と、回転槽５の底部に設置されるとともに、クラッチ（図示なし）を介して回転槽５に接続されるパルセータ４とを含み、洗濯機は、磁石供給モジュール１、磁石誘導発電モジュール２及び発光ランプ３をさらに含み、磁石誘導発電モジュール２は、回転槽５又はパルセータ４の一方に固定され、磁石供給モジュール１は、磁石誘導発電モジュール２の位置に対応して回転槽５又はパルセータ４の他方に固定され、発光ランプ３は、磁石誘導発電モジュール２に電気的に接続されるとともに、磁石誘導発電モジュール２に固定されるか、又は磁石誘導発電モジュール２と一緒に回転槽５又はパルセータ４に固定され、磁石供給モジュール１は、磁場を発生し、磁石誘導発電モジュール２が、磁石供給モジュール１に近づいたり遠ざかったりする経路を往復移動するとき、磁石誘導発電モジュール２の内部に電気エネルギーが発生して、発光ランプ３に電力を供給することができる。

上記の構造についての記述により、当業者であれば、上記の技術案は、パルセータ４と回転槽５との相対的な回転に駆動されて、磁石誘導発電モジュール２が、磁石供給モジュール１に近づいたり遠ざかったりする経路を往復移動し、磁石誘導発電モジュール２が磁石供給モジュール１に近づいたり遠ざかったりするため、磁石誘導発電モジュール２自体の内部に、変化する磁場が発生されて、発光ランプ３への電力供給を実現することを理解することができる。しかし、洗濯機の各動作状態のうち、すべての動作状態に回転槽５とパルセータ４との相対的な回転があるのではなく、また、相対的な回転があるとしても、相対的な回転の速度差がニーズを満たすと保証することができず、例えば、縦型洗濯機の洗濯状態では、パルセータ４と回転槽５との相対的な回転速度が限られており、この場合、発電量で発光ランプの照明を維持することが難しく、そのため、当分野では、依然として、この種類の洗濯機の通常運転モードでの発電量が足りないという問題を解決するための、洗濯機の制御方法を必要とし、本発明の制御方法の主要フローチャートは図３に示すとおりであり、
回転槽とパルセータとを固定接続させる閉状態にあるようにクラッチを制御するステップＳ１００と、
回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップＳ２００と、
回転槽とパルセータとを分離させる開状態にあるようにクラッチを制御するステップＳ３００と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止するように制御するステップＳ４００と、を含む。

発電量が不足して補給する必要がある場合、洗濯機が上記の制御方法に入るように制御することができ、まず、クラッチを閉じて、回転槽５とパルセータ４とが共に高い設定回転速度になるようにし、その後、クラッチを開き、かつ、回転槽５又はパルセータ４のうちの一方が減速又は停止するように制御し、他方は、慣性により依然として回転速度が高く、この場合、回転槽５とパルセータ４との間の回転速度の差に駆動されて、磁石供給モジュール１及び磁石誘導発電モジュール２に高い相対的な変位速度が発生し、さらに、十分な電気エネルギーを発生して、発光ランプ３に電力を供給することができる。

以下、図２及び図４を参照し、本発明の制御方法の具体的な実施形態について詳細に説明し、図４に示すように、本発明の制御方法は、
洗濯機の動作状態を決定するステップＳ１１０と、
洗濯機の動作状態が洗濯、すすぎ又は脱水である場合、回転槽とパルセータとを固定接続させる閉状態にあるようにクラッチを制御するステップＳ１２０と、
回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップＳ２００と、
回転槽とパルセータとを分離させる開状態にあるようにクラッチを制御するステップＳ３００と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止するように制御するステップＳ４００と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止する回数を取得するステップＳ５００と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止する回数に応じて、制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように洗濯機を選択的に制御するステップＳ６００と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止する回数≧設定回数である場合、制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように洗濯機を制御するステップＳ６１０と、
回転槽又はパルセータが減速又は停止する回数＜設定回数である場合、回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップに戻るように洗濯機を制御するステップＳ６２０と、を含む。

本発明の詳細フローチャートは、主要フローチャートに比べ、洗濯機の動作状態を判断するステップＳ１１０及びＳ１２０を追加し、洗濯機の動作状態は複数あるが、どの動作状態でも本発明の制御方法に適用できるのではなく、例えば、洗濯機の動作状態が衣類乾燥である場合、水中で衣類を洗濯する状態ではないため、回転槽５とパルセータ４との相対的な移動により、衣類が隙間に巻き込まれる可能性があるが、これは当業者が望むことではなく、したがって、この動作状態では、できるだけ本発明の制御方法を適用しなく、洗濯機の動作状態を判断することにより、衣類又は洗濯機に損傷を与えずに、本発明をより確実に実施することができる。

また、ステップＳ５００～Ｓ６２０を新しく追加し、回転槽５又はパルセータ４が減速または停止する回数を制御することにより、照明電力量又は照明時間を満たすか否かを判断し、回転槽５又はパルセータ４が減速又は停止する回数≧設定回数である場合、照明用電力が既に満たされており、洗濯機は正常に動作することができ、そのため、制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように洗濯機を制御し、回転槽５又はパルセータ４が減速又は停止する回数＜設定回数である場合、照明用電力が依然と不足するか又は照明時間が依然と不足し、電気エネルギーを発生し続ける必要があり、そのため、回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップＳ２００に戻るように洗濯機を制御して、電気エネルギーを発生し続ける。

ここまでは、本発明の洗濯機の制御方法の主なステップについての説明を完了したが、上記の技術案は、洗濯機の構造を例示的に説明しただけで、本発明の磁石供給モジュール１、磁石誘導発電モジュール２などの構造の具体的な実施形態をより理解させるために、以下、本発明の洗濯機の構造をより十分に示すために、洗濯機の具体的な構造について説明する。

具体的には、可能な一実施形態において、図２に示すように、縦型洗濯機の回転槽５の底部には、磁石を発生するための磁石供給モジュール１が固定設置されており、それは永久磁石であってもよいし、当然のことながら、電磁石又は他の磁場を発生できる装置又は機器などであってもよい。パルセータ４の磁石供給モジュール１に対応する位置に、磁石誘導発電モジュール２（ここで、対応する位置とは、回転中に両者が互いに近づいたり遠ざかったりすることができる位置を意味する）が固定されており、磁石誘導発電モジュール２は、第１ケース２１、第２ケース２２、コイル２３及び導磁体２４を含み、かつ、第１ケース２１及び第２ケース２２は、両方とも密閉ケースである。第１ケース２１はパルセータ４に固定され、第２ケース２２は第１ケース２１の内側に固定され、コイル２３は第２ケース２２の外側に巻設され、導磁体２４は、コイル２３の内側に固定されるとともに、磁石供給モジュール１に対応して設置され、発光ランプ３はコイル２３に電気的に接続される。ここで、導磁体２４は鉄芯であってもよいし、当然のことながら、他の構成要素又は装置であってもよく、永久磁石が近づいたり遠ざかったりすることにつれてそれ自体が磁場変化を発生できる物体であればよい。

その動作プロセス全体は、回転槽５とパルセータ４とが相対的に移動する場合、パルセータ４が回転槽５に対して１周回転する度に、磁石誘導発電モジュール２は、永久磁石に１回近づき且つ永久磁石から１回遠ざかり、対応して、導磁体２４が永久磁石に近づくとき、それ自体の磁場が大きくなり、永久磁石から遠ざかると、それ自体の磁場が小さくなる。このようにして、導磁体２４の磁場の大きさの変化が１回終わり、磁場が変化し続けることにより、磁気誘導線がコイル２３に対して移動し、コイル２３で磁気誘導線をカットすることを実現し、それにより、電流が発生して、発光ランプ３を点灯する。

以上より、本発明は、磁石供給モジュール１及び磁石誘導発電モジュール２を有する洗濯機の制御方法を提供し、洗濯機の発電能力を向上させることができ、さらに、洗濯機の内部を照明し、これで洗濯機内部での照明が困難であるという従来技術における問題を解決した。そして、異なる動作状態について、本発明の制御方法を選択的に使用し、洗濯機の動作中の安全性をより一層確保した。また、本発明は、さらに、ステップＳ５００～Ｓ６２０の、循環回数を判断することにより電力量の発生が設定要件を満たすか否かを間接的に判断するステップも設定し、それにより、洗濯機の十分な照明時間が実現されるか、又は、洗濯機は、充分な照明電力量を取得する。

なお、上記の実施形態は、本発明の原理を説明するためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではなく、本発明の原理から逸脱しない条件で、当業者は、本発明がより具体的な適用シーンに適用できるように、上記の構造を調整することができる。

例えば、代替可能な一実施形態において、第２ケース２２は、内部に対して構造の最適化及び防水をより良く行うために設置されたものであるが、それ自体は密閉キャビィティであるため、第２ケース２２は必須ものではないことは明らかであり、第２ケース２２を省略しても可能な実施形態であり、対応して、コイル２３を第１ケース２１の内壁又は底部に直接固定し、導磁体２４を第１ケース２１の底部に固定すればよく、これらは、本発明の原理から逸脱しないため、いずれも本発明の保護範囲内に入る。

例えば、代替可能な別の実施形態において、発光ランプ３は、ＬＥＤランプなどの照明用ランプであってもよいし、紫外線殺菌ランプなどの殺菌用ものであってもよく、両者を組み合わせて、機能を切り替えて使用するものであってもよく、例えば虫除けランプ等の機能性ランプであってもよく、これらは、本発明の原理から逸脱しないため、いずれも本発明の保護範囲に入る。

例えば、代替可能な別の実施形態において、図２に磁石誘導発電モジュール２及び磁石供給モジュール１を例示的に示したが、両者の数を任意に設定でき、かつ、両者を同数に設置する必要がないことは明らかであり、例えば、回転槽５の底部に円環経路で３つの磁石供給モジュール１を設置するが、パルセータ４に５つの磁石誘導発電モジュール２を設置してもよく、それは依然としてパルセータ４の回転につれて発電して、発光ランプ３を点灯することができ、これらは、本発明の原理から逸脱しないため、いずれも本発明の保護範囲に入る。

最後に、本発明は、縦型洗濯機を例として説明したが、本発明の洗濯機の制御方法は、例えばドラム洗濯機などの他の洗濯機にも適用できることは明らかである。洗濯機が縦型洗濯機であると、対応して回転槽５は内槽であり、洗濯機がドラム洗濯機であると、対応して回転槽５は内ドラムである。

当業者であれば分かるように、上記の洗濯機は、例えばプロセッサ、コントローラ、メモリなどの一部の他の公知の構造も含み、ここで、メモリは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、リードオンリーメモリ、プログラマブルリードオンリーメモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、シリアルメモリ、パラレルメモリ、又はレジスタ等を含むが、これらに限定されず、プロセッサは、ＣＰＬＤ／ＦＰＧＡ、ＤＳＰ、ＡＲＭプロセッサ、ＭＩＰＳプロセッサなどを含むが、これらに限定されない。これらの周知の構造は、本開示の実施形態を不必要に不明瞭にするために、図面に示されていない。

上記の実施例は、各ステップを上記の順序に従って説明したが、当業者であれば、上記実施形態では、各ステップを上述の順序で記載したが、本実施形態の効果を奏するために、各ステップを必ずしもこのような順序で実行する必要はなく、同時（並列的に）実行してもよいし、逆の順序で実行してもよく、それらの簡単な変更も本発明の保護範囲に含まれることを理解できる。

以上、図面に示す好ましい実施形態を参照しながら、本発明の技術案を説明したが、当業者であれば、本発明の保護範囲がこれらの実施形態に限定されないことを容易に理解できる。当業者であれば、本発明の原理から逸脱せずに、関連する技術的特徴に対して同等の変更または置換を行うことができ、そのような変更または置換の後の技術案は、いずれも本発明の保護範囲内に入る。

１ 磁石供給モジュール
２ 磁石誘導発電モジュール
２１ 第１ケース
２２ 第２ケース
２３ コイル
２４ 導磁体
３ 発光ランプ
４ パルセータ
５ 回転槽

Claims (3)

1. 洗濯機の制御方法であって、
   洗濯機は、回転槽と、前記回転槽の底部に設置されるとともに、クラッチを介して前記回転槽に接続されるパルセータとを含み、前記洗濯機は、磁石供給モジュール、磁石誘導発電モジュール及び発光ランプをさらに含み、
   前記磁石誘導発電モジュールは、前記回転槽や前記パルセータの一方に固定され、前記磁石供給モジュールは、前記磁石誘導発電モジュールの位置に対応して前記回転槽や前記パルセータの他方に固定され、
   前記発光ランプは、前記磁石誘導発電モジュールに電気的に接続されるとともに、前記磁石誘導発電モジュールに固定されるか、又は前記磁石誘導発電モジュールと一緒に前記回転槽又は前記パルセータに固定され、
   前記磁石供給モジュールは、磁場を発生し、前記磁石誘導発電モジュールが前記磁石供給モジュールに近づいたり遠ざかったりする経路を往復移動するとき、前記磁石誘導発電モジュールの内部に電気エネルギーが発生して、前記発光ランプに電力を供給することができ、
   制御方法は、
   前記洗濯機の動作状態を決定するステップと、
   前記洗濯機の動作状態が洗濯又はすすぎである場合、前記回転槽と前記パルセータとを固定接続させる閉状態にあるように前記クラッチを制御するステップと、
   前記回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップと、
   前記回転槽の回転が前記設定速度に達した後、前記回転槽と前記パルセータとを分離させる開状態にあるように前記クラッチを制御するステップと、
   前記発光ランプに電力を供給するための十分な電気エネルギーを発生するために、前記回転槽と前記パルセータとの間の回転速度の差を十分に大きくし、前記磁石誘導発電モジュールと前記磁石供給モジュールとの相対的な変位速度を増加させ、前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止するように制御するステップと、を含むことを特徴とする洗濯機の制御方法。
2. 前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止するように制御するステップの後に、さらに、
   前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数を取得するステップと、
   前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数に応じて、前記制御方法に入る前の洗濯、すすぎ又は脱水の動作状態に戻るように前記洗濯機を選択的に制御するステップと、を含み、
   前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数≧設定回数である場合、前記制御方法に入る前の洗濯又はすすぎの動作状態に戻るように前記洗濯機を制御するステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の洗濯機の制御方法。
3. 前記回転槽又は前記パルセータが減速又は停止する回数＜設定回数である場合、前記回転槽の回転が設定速度まで加速するように制御するステップに戻るように前記洗濯機を制御するステップを含むことを特徴とする請求項２に記載の洗濯機の制御方法。
   

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