JP2013135778A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯時に発生した泡を、リントや糸くずの付着による誤検知無く確実に検知して、電気部品などの故障を防止できる洗濯乾燥機を提供すること。
【解決手段】洗濯槽である回転ドラム31から温風送風経路49に進入した泡を検知するための泡検知センサ70を、光軸が互いに略直交するように配置した発光素子と受光素子とで構成し、制御手段は、第一の設定受光電圧となる発光電流値を記憶し、この発光電流値で発光した時の受光電圧と第二の設定受光電圧とを比較して泡の有無を検知し、泡を検知したときには、排水手段である排水弁を動作させて排水を行い、泡を消去する。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣類の洗濯および乾燥を行う洗濯乾燥機に関するものである。
従来この種の洗濯乾燥機は、洗濯物を収容するための洗濯槽である回転ドラムと、回転ドラムを収容する水受け槽とを有していた。回転ドラムは、回転軸が水平あるいは傾斜している。水受け槽には、設定された水位まで水が給水され、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などが行われる。また、洗濯乾燥機は、給水された水の水位を検知する水位検知手段を有し、水がある水位を超えると、溢水排水部によって排水を行う。衣類の乾燥を行う機能としては、温風発生手段からの温風が、外槽の側面に設けられた送風口から送り込まれる(例えば、特許文献1参照)。
具体的には、回転ドラムは、外周部全面に多数の通水孔を有し、また、内壁面に数個の突起板を有し、水受け槽に回転自在に配設されている。水受け槽は、ばね体によって揺動可能に吊り下げられており、下部に排水接続ホースの一端が接続される。排水接続ホースの他端は、排水ポンプに接続され、排水ポンプの他端側には排水ホースが接続され、水受け槽内の水(洗濯水)が排水される。排水ポンプに接続された排水ホースは、上方向に立ち上がっており、溢水面の高さで一旦90度以上の角度で下方向に折り返されている。
一方、乾燥機能としては、水受け槽の上方には温風取入れ口が設けられており、水受け槽の下方には温風送風口が設けられている。これら温風取入れ口と温風送風口とは、温風送風経路によって連通している。水受け槽内の空気は、送風ファンによって、温風取入れ口から取り込まれ、ヒータ等によって加熱されて温風となり、その後、温風送風口から送風される。
また、温風送風経路の内壁に設けた1対の電極によって、泡を検知する洗濯乾燥機がある(例えば、特許文献2参照)。
特開平10−201991号公報 特開2005−143531号公報
しかしながら、上記のとおり従来の洗濯乾燥機は、温風取入れ口が水受け槽の上方、温風送風口が水受け槽の下方に設けられる。これは、温風は上にたまる性質があるためであり、すなわち、空気を上から取り入れて、下から送風することにより、乾燥効率を高くするためである。しかしながら、送風口を可能な限り下方にすると、水の溢水レベルとほぼ同等レベルに達する場合がある。この場合、洗濯中に生じた泡が、水位の上昇と共に送風口から侵入し易くなる。洗剤を含んだ水は泡が立ちやすく、また、洗剤成分によって、泡は電気伝導度が高い。従って、泡が送風口から侵入し、ヒータやファンモータ等の電気部品に付着した場合、腐食あるいは電気ショートなどの不具合が発生する。
また、特許文献2のように、温風送風経路内に泡検知用の電極を設けた場合、電極は洗濯槽(回転ドラム)から流れ出る空気に晒されることになる。洗濯槽から流れ出る空気には、洗濯物から発生する細かなリントや糸くずが含まれているため、電極にリントや糸くずが付着し易い。特に、一対の電極間が導通するか否かにより泡の有無を検知する構成の場合には、一対の電極は、その間の距離が近くなるように構成される。従って、電極間にリントや糸くずが付着しやすく、次の洗濯時等に、泡が温風送風経路に進入していないにもかかわらず、電極間に付着したリントや糸くずによって電極間が導通するため、泡が進入したと誤検知する可能性があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、洗濯中に発生した泡が電気部分に付着して故障等が発生することのないようにするとともに、リントや糸くずの付着による泡が侵入したとの誤検知を防止することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、洗濯物を収容するための洗濯槽を内包した外槽と、洗濯物を乾燥させるための温風発生手段と、前記洗濯槽内に温風を循環させるための温風送風経路と、前記温風送風経路に設けられ、前記洗濯槽で発生した泡が前記温風送風経路内に進入したことを検知するための泡検知センサと、前記外槽内の水を排水する排水手段と、一連の洗濯動作と前記温風発生手段と泡検知センサの信号と前記排水手段とを制御する制御手段とを備え、前記泡検知センサは発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸とは略直交し、前記制御手段は第一の設定受光電圧に対応する発光電流値を記憶し、前記発光電流値で前記発光素子を発光させた場合の前記受光素子の受光電圧と第二の設定受光電圧とを比較して泡の有無を検知するものである。
この構成により、温風送風経路内に電極の様な突起を有することなく、温風送風経路の内壁が滑らかな泡センサとなり、リントや糸くずの影響を受けずに泡が検知される。
本発明の洗濯乾燥機は、リントや糸くずの付着による誤検知が防止された泡センサにより、洗濯中に発生した泡が電気部分に付着して不具合が発生することを防止することができる。
本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の側断面図 同洗濯乾燥機の別な側断面図 同洗濯乾燥機の泡検知部の構成図 同洗濯乾燥機の、一部をブロック化した回路図 同洗濯乾燥機の入力設定手段および表示手段の正面図 同洗濯乾燥機の動作のフローチャート 同洗濯乾燥機の初期化のフローチャート 本発明の実施の形態2の洗濯乾燥機の経年補正のフローチャート
第1の発明は、洗濯物を収容するための洗濯槽を内包した外槽と、洗濯物を乾燥させるための温風発生手段と、前記洗濯槽内に温風を循環させるための温風送風経路と、前記温風送風経路に設けられ、前記洗濯槽で発生した泡が前記温風送風経路内に進入したことを検知するための泡検知センサと、前記外槽内の水を排水する排水手段と、一連の洗濯動作と前記温風発生手段と前記泡検知センサの信号と前記排水手段とを制御する制御手段とを備え、前記泡検知センサは発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸とは略直交し、前記制御手段は、第一の設定受光電圧に対応する発光電流値を記憶し、前記発光電流値で前記発光素子を発光した場合の、前記受光電圧と第二の設定受光電圧とを比較して泡の有無を検知するように構成したので、異常に発生した泡を検知することができ、温風送風経路内に突起を有することなく滑らかな内壁の経路にすることでリントや糸くずの付着がなくこれらによる誤検知を防止することができる。また、発光素子の光軸と受光素子の光軸とが略直角となるように配置されているので、発光面や受光面に泡が到達する前に検知することが可能となり、泡の到達による受光面、発光面の汚れが少なく抑えることが出来ることで、長期にわたって検知の信頼性を確保することができる。
第2の発明は、特に第1の発明の制御手段は、泡を検知しなかった場合に、洗濯終了時の第一の設定受光電圧に対応する発光電流値を再設定して記憶し直すようにしたので、受発光面に埃付着などで透過度に経時的変化が生じても補正するので確実に泡を検知することが可能である。
第3の発明は、特に第1、第2の発明の排水手段は、泡を検知した場合に、排水手段を動作させて外槽内の水を排水するようにしたので、泡がヒータやファンモータ等の電気部品に付着し、腐食あるいは電気ショートの状態とならないようにそれ以上の泡の侵入を阻止することができる。
第4の発明は、特に第1、第2の発明の制御手段は、泡検知センサによって泡を検知した場合に、排水手段を動作させて外槽内の水を、所定の水位までまたは全て排水し、温風発生手段を排水手段の動作中および動作終了後に連続または間欠で動作させるようにしたので、排水することによって、それ以上の泡の侵入を防止できる。温風発生手段を動作させ風で泡を押し出し熱で泡が付着し難いように表面を乾燥させることが可能である。
第5の発明は、さらに、発光素子および受光素子の動作波長を、可視光領域を主たる波長としたので、より安価な泡検知センサを実現可能である。
以下、本発明の実施の形態について、ドラム式洗濯乾燥機を例に図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1および図2は、ともに本発明の実施の形態1における洗濯乾燥機の断面図であり、特に図2は温風送風経路の断面を含む断面図である。図1に示すように、洗濯物を収容するための洗濯槽である回転ドラム31は、有底円筒形に形成され、外周部全面に多数の通水孔32を有する。回転ドラム31は、外槽である水受け槽33内に回転自在に配設されている。回転ドラム31の回転軸(回転中心軸)34は、正面側から背面側に向けて下向きに傾斜している。この回転軸34には、モータ35が、水受け槽33の背面に取り付けられ、回転ドラム31を正転、逆転方向に回転駆動する。回転ドラム31の内壁面には、数個の突起板36が設けられている。
水受け槽33の正面側の上向き傾斜面である開口部には、蓋体37が開閉自在に設けられ、この蓋体37を開くことにより衣類出入口38を通して回転ドラム31内に洗濯物を出し入れすることができる。蓋体37は上向きに傾斜して設けられているため、使用者は腰を屈めることなく、洗濯物を出し入れすることができる。
水受け槽33は、洗濯乾燥機本体39から、ばね体40とダンパー41により揺動可能に吊り下げられている。水受け槽33の下部には、排水経路42の一端が接続され、排水経路42の他端は排水弁43に接続され、これにより、水受け槽33内の洗濯水が排水される。給水弁44は、給水経路45を通して水受け槽33内に水を給水するものである。水位検知手段46は、水受け槽33内の水位を検知するものである。
なお、本実施の形態では、排水弁43が排水手段として動作するが、排水手段としては他に、排水ポンプを用いることができる。また、回転ドラム31の回転軸34が、正面側から背面側に向けて下向きに傾斜した構成について説明しているが、回転軸は水平であってもよい。
本実施の形態における洗濯乾燥機の乾燥機能の構成について、図2を用いて説明する。乾燥機能は、主にヒータ47、送風ファン48、温風送風経路49から構成される。水受け槽33の上面背部には、水受け槽33内の空気を取り入れる温風取入れ口50が設けられ、水受け槽33の背面の下方には、温風送風口51が設けられている。温風送風経路49は温風取入れ口50と温風送風口51とに連通され、図2の矢印の方向に空気が循環する。すなわち、水受け槽33内の空気は、送風ファン48によって、温風取入れ口50から取り込まれ、ヒータ47によって加熱されて温風となり、その後、温風送風口51から再び水受け槽33内へ送風される。このように温風が循環することによって、水受け槽33内の洗濯物が乾燥する。また、水受け槽33の下面前部には溢水排水部52の溢水流入口53が設けられ、温風送風経路49内の温風送風口51付近には、泡検知センサ70が設けられている。この溢水流入口53の最下部が溢水面55となり、泡検知センサ70の光軸(後述)はこの溢水面55よりも上方に位置する。
泡検知センサ70は、図3のように構成されている。すなわち、温風送風経路49の軸中心に対して垂直となる光軸上に、赤外線発光ダイオードなどの発光素子70bと赤外線フォトトランジスタなどの受光素子70aとが、互いの光軸が略直交するように配置されている。
温風送風経路49は光軸周辺において、発光素子70bおよび受光素子70aの有効波長(動作波長)に対して透過性を持つような材質によって構成されている。通常の運転では、発光素子70bと受光素子70aとの間の温風送風経路49の内部は空気であり、光の透過性が良好である。この場合、発光素子70bから照射された光は、温風送風経路49の下方に向かって照射され、受光素子70aにはほとんど入って来ない。ここで、温風送風経路49の内部に泡が侵入すると、泡によって光が反射され、発光素子70bから照射された光の一部が受光素子70aに入ってくる。このため、通常の場合、すなわち、温風送風経路49の内部が空気の場合と比べて、発光素子70bの発光量を一定とした時に受光素子70aの出力電圧が上昇する。これによって泡の有無を検知することができる。
なお、発光素子70bおよび受光素子70aの有効波長(動作波長)は、赤外線領域に限らず、可視光領域であっても良い。その場合は、温風送風経路49は光軸周辺において、可視光領域に対して透過性を持つような材質によって構成される。さらに、発光素子70b、受光素子70aの感度が高い場合は、互いの光軸が正確に直交していなくても、泡の有無を検知することができる。すなわち、泡の有無の検知ができる範囲であれば、発光素子70bの光軸と受光素子70aの光軸との角度は直角からずれていても本発明の実施の形態の範囲である。なお、可視光領域を主たる検知波長とした発光素子70bと受光素子70aとの組み合わせであれば、安価な素子を用いることができるため、泡検知センサ70を安価に提供することができる。また、光軸のずれに許容幅があれば、製造上の光軸ばらつき管理を厳格に行う必要がなく生産性の良い泡検知センサ70を提供することができる。
制御装置56は、図4の回路図(一部はブロック図として示す)のように構成されている。制御装置56は、モータ35、排水弁43、給水弁44、送風ファン48、ヒータ47などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を逐次制御するマイクロコンピュータからなる制御手段57を有している。制御手段57は、運転コース等を設定するための入力設定手段58からの情報を受け取り、その情報を表示手段59に表示させて使用者に知らせるとともに、入力設定手段58によって運転開始が設定されると、水受け槽33内の水位を検知する水位検知手段46等からのデータを受け取り、負荷駆動手段60を介して、排水弁43、給水弁44、送風ファン48、ヒータ47などの動作を制御し、洗濯や乾燥運転を行う。
このとき、制御手段57は、モータ35のロータの位置を検出する位置検出部61からの情報に基づいて、駆動回路62を介してインバータ回路63を制御することによりモータ35を回転制御するようにしている。モータ35は直流ブラシレスモータで、図示していないが、3相巻線を有するステータと、リング上に2極の永久磁石を配設しているロータとで構成し、ステータは3相巻線を構成する第1の巻線35a、第2の巻線35b、第3の巻線35cをスロットを設けた鉄心に巻き付けて構成している。
インバータ回路63は、パワートランジスタ(IGBT)と逆導通ダイオードの並列回路からなるスイッチング素子で構成している。第1のスイッチング素子63aと第2のスイッチング素子63bの直列回路と、第3のスイッチング素子63cと第4のスイッチング素子63dの直列回路と、第5のスイッチング素子63eと第6のスイッチング素子63fの直列回路で構成し、各スイッチング素子の直列回路は並列接続している。
ここで、スイッチング素子の直列回路の両端は入力端子で、直流電源を接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子の接続点に、それぞれ出力端子を接続している。出力端子は、3相巻線のU端子、V端子、W端子に接続し、スイッチング素子の直列回路を構成する2つのスイッチング素子のオン・オフの組合せにより、U端子、V端子、W端子をそれぞれ正電圧、零電圧、解放の3状態にする。
スイッチング素子のオン・オフは、ホールICからなる3つの位置検出手段61a、61b、61cからの情報に基づいて制御手段57により制御される。位置検出手段61a、61b、61cは電気角で120度の間隔でロータが有する永久磁石に対向するように、ステータに配設されている。
ロータが1回転する間に、3つの位置検出手段61a、61b、61cは、それぞれ電気角で120度の間隔でパルスを出力する。制御手段57は、3つの位置検出手段61a、61b、61cのいずれかの信号の状態が変わったときを検知し、位置検出手段61a、61b、61cの信号を基に、スイッチング素子63a〜63fのオン・オフ状態を変えていくことで、U端子、V端子、W端子を正電圧、零電圧、解放の3状態にし、ステータの第1の巻線35a、第2の巻線35b、第3の巻線35cに通電して磁界を作り、ロータを回転させるよう構成している。
また、スイッチング素子63a、63c、63eはそれぞれパルス幅変調(PWM)制御され、例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を制御することで、ロータの回転数を制御するようにしてあり、制御手段57は、3つの位置検出手段61a、61b、61cのいずれかの信号の状態が変わるたびにその周期を検出し、その周期よりロータの回転数を算出して、設定回転数になるようにスイッチング素子63a、63c、63eをPWM制御する。
電流検知手段64は、インバータ回路63の一方の入力端子に接続した抵抗65と、この抵抗65に接続した電流検知回路66とで構成し、インバータ回路63の入力電流値を検知し、その出力を制御手段57に入力している。モータ35が直流ブラシレスモータの場合は、トルクは入力電流にほぼ比例するので、抵抗65に接続した電流検知回路66により、インバータ回路63の入力電流値を検知することで、モータ35のトルクを検知することができる。
布量検知手段67は、回転ドラム31内の洗濯物の量を検知するもので、回転ドラム31を所定回転数(例えば、200r/min)に立ち上げるときの電流検知回路66からの信号により回転ドラム31内の洗濯物の量を検知するようにしている。
商用電源24は、ダイオードブリッジ68、チョークコイル69、平滑用コンデンサ72からなる直流電源変換装置を介して、インバータ回路63に接続している。ただし、これは一例であり、直流ブラシレスモータの構成、インバータ回路63の構成等は、これに限定されるものではない。
泡検知センサ70は、温風送風経路49の軸中心に対して垂直となる光軸上に赤外線発光ダイオードなどの発光素子70bと赤外線フォトトランジスタなどの受光素子70aとが、互いの光軸が略直交するように配置されている。通常の運転では、発光素子70bと受光素子70aとの間の温風送風経路49の内部は空気であり、光の透過性が良好である。この時、発光素子70bから照射された光は温風送風経路49の下方に向かって照射され、受光素子70aにはほとんど入って来ない。ここで、温風送風経路49の内部に泡が侵入すると、泡によって光が反射され、発光素子70bから照射された光の一部が受光素子70aに入ってくる。このため、通常の場合、場合、すなわち、温風送風経路49の内部が空気の場合と比べて、発光素子70bの発光量を一定とした時に受光素子70aの出力電圧が降下する。これによって泡の有無を検知することができる。
発光素子70bの発光量は、電流調整回路71を経て制御手段57のパルス幅変調(PWM)によって設定される。例えば、繰り返し周波数10kHzでハイ、ローの通電比を決めたパルス波形が、電流調整回路71で平滑されて直流化され、発光素子70bを一定発光させる。この場合、発光素子70bの駆動は、ピーク値を設定値に一定としたパルス駆動としても良い。受光素子70aは温風送風経路49の透過度合いに応じて内部抵抗が変化するので、制御手段57で内蔵抵抗と分圧して電圧変化として取得可能である。すなわち、この内蔵抵抗を制御手段57の電源電圧+側に、受光素子70aを電源電圧基準(0V)側になるよう直列接続した場合、泡での光反射量が高いと、受光素子70aの内部抵抗は小さいので受光素子70aの両端電圧は低くなり、逆に、泡での光反射量が低いと、受光素子70aの内部抵抗は大きいので受光素子70aの両端電圧は高くなる。記憶手段80は発光素子70bの発光量を設定するパルス幅変調(PWM)の通電比などを記憶し、必要に応じて制御手段57からのデータの読み込み書き込みを行う。
入力設定手段58は、図5に示すように、洗い時間を設定する洗い時間設定スイッチ58a、すすぎ回数を設定するすすぎ回数設定スイッチ58b、脱水時間を設定する脱水時間設定スイッチ58c、乾燥時間を設定する乾燥時間設定スイッチ58d、スタート・一時停止スイッチ58e、電源入りスイッチ58f、電源切りスイッチ58gなどを有している。また、第1のコース設定スイッチ58hと第2のコース設定スイッチ58iとを有し、さらに、乾燥設定スイッチ58jを設けている。
第1のコース設定スイッチ58hは、運転するコースを設定するもので、洗い、すすぎ、脱水、乾燥の一連の行程を行うコースと、洗い、すすぎ、脱水の各行程を行うコースと、乾燥行程のみを行うコースとを、1回オンするごとに上記の順に切換設定できるようにしている。
第2のコース設定スイッチ58iは、おまかせコース、お急ぎコース、わたし流コース、毛布コース、1時間洗乾コースなどを切換設定するもので、1回オンするごとに上記の順に切り換えられるようにしている。乾燥設定スイッチ58jは乾燥行程でふんわりキープコースを設定するものである。
表示手段59は、洗い時間表示部59a、すすぎ回数表示部59b、脱水時間表示部59c、乾燥時間表示部59dと第2のコース設定スイッチ58iで設定されるコースを表示するコース設定表示部59eなどを有している。また、洗剤量表示部59f、残り時間表示部59g、数字表示部59hを有している。
次に、以上のように構成された洗濯乾燥機について、洗濯中に泡検知センサ70が泡を検知した場合の動作および作用を、図6のフローチャートを用いて説明する。
洗濯を開始し(ステップ101)、泡の検知有無を一時記憶する泡検知フラグFbを0とし(ステップ102)、一旦、泡検知無しとする。
記憶手段80に記憶されているPWM通電比に基づいて発光素子70bを一定発光させる発光電流値を設定する(ステップ103)。発光素子70bの一定発光に対する受光素子70aの両端電圧Voを第二の設定受光電圧Vsと比較し(ステップ104)、Vo<Vsでない場合は(ステップ104のNo)、泡の存在が無いとして洗濯動作を継続し、その後、洗濯終了し(ステップ105)、正常終了する(ステップ106)。ここで、第二の設定受光電圧Vsは、例えば制御手段57の電源電圧を5VとすればVs=2Vのように、実際の泡による反射度によって適宜設定する。
一方、Vo<Vsの場合は(ステップ104のYes)、泡が存在するとして、下記のとおりの、泡を消去するための動作(異常処理)のシーケンスに入る。
まず、排水を開始し(ステップ107)、回転ドラム31を回転させ(ステップ108)、これにより、喫水面の泡の消去を促進する。また、ヒータ47と送風ファン48を動作させ(ステップ109)、これにより、泡を吹き飛ばしながら表面を乾燥させ、泡を消去させていく。その後、水受け槽33内の水が徐々に抜けて所定水位まで排水が完了し(ステップ110)、回転ドラム31、ヒータ47、送風ファン48を停止し(ステップ111)、泡消去の動作を終了し、前回水位まで給水する(ステップ112)。
このあと、再度、受光素子70aの両端電圧Voを測定し(ステップ113で)、Vo<Vsでない場合は(ステップ113のNo)、泡の存在が無い、すなわち泡の消去が完了したと判断し、通常洗濯の動作に復帰する。一方、Vo<Vsの場合は(ステップ113のYes)、泡の消去ができていないと判断し、排水開始(ステップ107)から給水(ステップ112の)までの泡消去動作を、所定回数であるN回(ステップ114、ステップ114のNo)繰り返す。この繰り返しを所定回数N回行っても泡が消去されない場合は(ステップ114のYes)、水受け槽33内の水を排水し(ステップ115)、泡の検知有無を一時記憶する泡検知フラグFbを1にする(ステップ116)。すなわち、これ以上の泡の消去は無理であると判断するもので、この場合は、泡発生異常として表示手段59に「U17」を表示し(ステップ117)、この状態で動作を終了する(ステップ118)。
なお、ステップ109におけるヒータ47と送風ファン48の動作は、ヒータ47および送風ファン48の両方を動作させることができる。一方、ヒータ47のみを間欠的に動作させても、泡の消去あるいは表面の乾燥をすることは可能であり、間欠的に行うことにより消費電力の削減が可能である。また、ステップ110における所定水位まで排水した後、一定時間、ヒータ47、送風ファン48を運転すれば、一層の泡消去効果を得ることが可能となる。
以上により、洗濯中に泡を検知した場合は泡を消去するように動作し、泡の消去が完了したときは洗濯動作に復帰し、泡の消去動作をN回繰り返しても消去できない場合は泡の発生が非常に多いため異常を表示し一旦洗濯動作を中止し、泡が消滅するまで放置させることができる。また、異常を表示することによって、使用者に対して洗剤の使用量が多いなど示唆することが可能である。
次に、発光素子70bを一定発光させる初期値の設定について、図7のフローチャートを用いて説明する。初期値設定をスタートさせた後、例えば10mAに相当するPWM通電比でもって発光素子70bを一定発光させる(ステップ201)。この値は発光素子70bの性能などによって任意に決定するものであり、10mAである必要はないが、これら処理の後で記憶するであろう設定値より低めの値とする。この発光素子70bの一定発光に対する受光素子70aの両端電圧Voを、第一の設定受光電圧4.0±0.1Vと比較する(ステップ202)。この値は受光素子70aの性能や温風送風経路49の透過度合いなどによって任意に決定するものであり、4.0±0.1Vである必要はないが、泡がある場合の受光素子70aの両端電圧Voと区分可能な高めの値とする。Vo>4.0±0.1Vである場合は(ステップ202のNo)、発光電流が少ない場合であるため、PWM通電比を増やして発光素子70bの発光電流を加算させる(ステップ203)させ、再びステップ202に戻る。Vo=4.0±0.1Vとなれば(ステップ202のYes)、初期設定が終了したと判定し、その時のPWM通電比を記憶手段80に記憶する(ステップ204)。以上によって、発光素子70bの発光効率、受光素子70aの感度、温風送風経路49の透過度などの製造ばらつき、などを補正することが出来る。これにより、正確な泡の検知を行うことが出来る。この動作は洗濯開始時に自動的に毎回行っても良いが、洗濯乾燥機の工場出荷前に実施することでも良い。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2における洗濯乾燥機ついて、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本実施の形態は、洗濯中の泡検知について、経年変化を補正することにより、その検知精度を高めるものであり、他の構成は実施の形態1と同様である。
経年補正がスタートした際、洗濯終了直前に、泡検知フラグFbが1の場合(ステップ301のYes)、泡の存在があるために正しく補正できない可能性があるので、補正せずに(ステップ306)経年補正を終了する。
一方、泡検知フラグFbが1でない場合(ステップ301のNo)、泡の存在が無いので、経年補正のシーケンスに入る。記憶手段80に記憶されているPWM通電比に対応する発光電流値でもって発光素子70bを一定発光させる(ステップ302)。この発光素子70bの一定発光に対する受光素子70aの両端電圧Voを、第一の設定受光電圧4.0±0.1Vと比較する(ステップ303)。ここで、温風送風経路49の透過度などに汚れの付着などの変化がなければVo=4.0±0.1Vとなり(ステップ303のYes)、設定終了と判定し、その時のPWM通電比を記憶手段80に記憶して(ステップ305)、経年補正を終了する。一方、温風送風経路49が汚れの付着などによって透過度が低下した場合、Voは4.0±0.1Vよりも高くなってしまう(ステップ303のNo)。この場合、発光電流値を増やして補正を行えば、次回の検知精度が向上する。すなわち、PWM通電比を増やして発光素子70bの発光電流を加算し(ステップ304)、Vo=4.0±0.1Vとなるようにする。これを満足した時の新しいPWM通電比を記憶手段80に記憶させて(ステップ305)、経年補正を終了する。
これによれば、温風送風経路49の内面に汚れが付着して透過度が変化するなどの経年変化が発生しても、補正が行われ、正しい検知を行うことが可能となる。なお、この動作は洗濯終了直前に実施する場合で説明したが、泡検知フラグFbの値を記憶手段80に記憶して、次回洗濯の開始時に記憶手段80から前回の泡検知フラグFbの値を読み出して判定後に補正を実施してもよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は発光素子と受光素子とで泡を検知することが可能となり、消泡動作を行うので、異常発生した泡から電気部品を保護できる防止手段を有する洗濯乾燥機等として有用である。
31 回転ドラム(洗濯槽)
33 水受け槽(外槽)
34 回転軸(回転中心軸)
35 モータ
37 蓋体
38 衣類出入口
39 洗濯乾燥機本体
40 ばね体
41 ダンパー
42 排水経路
43 排水弁(排水手段)
44 給水弁
45 給水経路
46 水位検知手段
47 ヒータ
48 送風ファン
49 温風送風経路
50 温風取入れ口
51 温風送風口
52 溢水排水部
53 溢水流入口
55 溢水面
56 制御装置
57 制御手段
70 泡検知センサ
70a 受光素子
70b 発光素子

Claims (5)

  1. 洗濯物を収容するための洗濯槽を内包した外槽と、
    洗濯物を乾燥させるための温風発生手段と、
    前記洗濯槽内に温風を循環させるための温風送風経路と、
    前記温風送風経路に設けられ、前記洗濯槽で発生した泡が前記温風送風経路内に進入したことを検知する泡検知センサと
    前記外槽内の水を排水する排水手段と、
    一連の洗濯動作と前記温風発生手段と前記泡検知センサの信号と前記排水手段とを制御する制御手段とを備え、
    前記泡検知センサは、発光素子と受光素子とを有し、前記発光素子の光軸と前記受光素子の光軸とが略直交し、
    前記制御手段は、第一の設定受光電圧に対応する発光電流値を記憶し、前記発光電流値で前記発光素子を発光させた場合の、前記受光素子の受光電圧と第二の設定受光電圧とを比較して泡の有無を検知する洗濯乾燥機。
  2. 前記制御手段は、前記泡検知センサによって泡を検知しなかった場合に、前記第一の設定受光電圧に対応する前記発光電流値を再設定して記憶し直す請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. 前記制御手段は、前記泡検知センサによって泡を検知した場合に、前記排水手段を動作させて前記外槽内の水を排水させる請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. 前記制御手段は、前記泡検知センサによって泡を検知した場合に、前記排水手段を動作させて前記外槽内の水を、所定の水位までまたは全て排水し、前記温風発生手段を前記排水手段の動作中および動作終了後に連続または間欠で動作させる請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. 前記発光素子および前記受光素子は、可視光領域の波長を主たる動作波長とした請求項1〜4いずれか1項記載の洗濯乾燥機。
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