JP7489844B2 - ファイバーレーザ用定盤及びファイバーレーザ加工装置 - Google Patents

ファイバーレーザ用定盤及びファイバーレーザ加工装置 Download PDF

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Description

本発明は、ファイバーレーザ用定盤及びファイバーレーザ加工装置に関する。
従来、ファイバーレーザを用いて被加工材を切断するファイバーレーザ加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6063670号公報
ファイバーレーザ加工装置では、ファイバーレーザ用定盤の架台上に被加工材を配置して、ファイバーレーザを用いて被加工材を切断する場合がある。例えば、下方に向かって照射され、被加工材を切断したファイバーレーザの一部は、架台を通してファイバーレーザ用定盤の底部で反射される。反射されたファイバーレーザの一部は、再び架台を通過する。
ファイバーレーザが人間の目に入ると、失明の恐れがある。このため、被加工材を切断したファイバーレーザの強度を弱めることが、要望されている。
一方で、プラズマを用いて被加工材を切断するプラズマ加工装置が知られている。プラズマ加工装置用の定盤には、被加工材の切断時に発生したヒューム(被加工材による粉塵)を回収するために、水を用いている。
ファイバーレーザ加工装置においても、ヒュームの被加工材上部への浮遊を抑制する方法として、水を用いた定盤がある。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、被加工材を切断したファイバーレーザの強度を弱めたファイバーレーザ用定盤及びファイバーレーザ加工装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明のファイバーレーザ用定盤は、被加工材を下方から支持する支持面を有する架台と、上方に向かって開口して、前記架台よりも下方に配置され、内部に水が収容される収容部と、下方を向く下向き面を有し、前記収容部内に配置された反射部と、を備え、前記収容部は、底壁と、前記底壁の外周縁から上方に向かって延びる周壁と、を有し、前記反射部は、前記周壁の内面に固定され、前記下向き面は、平面視における前記収容部の中央に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜していることを特徴としている。
ここで言う架台を通すとは、架台の脇を通すこと、架台が複数の部材で形成されている場合には複数の部材の間を通すこと、及び架台に貫通孔が形成されている場合には架台の貫通孔を通すことを意味する。
この発明によれば、発明者らは鋭意検討の結果、水は、ヒュームを回収するだけでなく、ファイバーレーザを吸収することを見出した。例えば、下方に向かって照射されたファイバーレーザで、架台の支持面により支持された被加工材を切断する。被加工材から発生したヒュームは、水により回収される。一方で、架台を通したファイバーレーザの少なくとも一部は、架台よりも下方に配置された水に吸収される。これにより、被加工材を切断したファイバーレーザの強度を弱めることができる。
また、収容部内に入射し、収容部の底面で上方に向かって反射したファイバーレーザが、下向き面で下方に向かって反射される。従って、収容部内に入射したファイバーレーザを収容部の外部に漏れ難くすることができる。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記反射部を複数備え、前記複数の反射部は、上下方向に互いに間隔を空けて配置されていてもよい。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記架台は、上面が前記支持面である支持部を備え、前記支持部には、前記支持部を上下方向に沿って貫通する貫通孔が形成されていてもよい。
この発明によれば、支持部の支持面により、被加工材を下方から支持することができる。また、例えば、下方に向かって照射されたファイバーレーザは、架台の貫通孔に沿って照射されるため、ファイバーレーザが貫通孔の内面に反射されるのを抑えて架台を通ることができる。収容部の底部等で反射されたファイバーレーザの反射光は、下方から貫通孔内に入射する。その際に、貫通孔の内面でこの反射光が反射されることで、反射光を上方に案内することができる。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記架台と前記水との間に形成される空間を下部空間としたときに、前記下部空間を挟むように配置された供給部及び回収部を備え、前記供給部は、前記下部空間に向かって空気を供給し、前記回収部は、前記下部空間に供給された前記空気を吸い込んでもよい。
この発明によれば、被加工材から発生したヒュームが、下部空間に流れ込む。この下部空間内のヒュームを、供給部から下部空間に向かって供給された空気により、下部空間から排出する。そして、下部空間を挟んで供給部とは反対側に配置された回収部により、下部空間から排出された空気を吸い込む。このように、供給部及び回収部により、下部空間に流れ込んだヒュームを効率的に回収することができる。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記収容部の内面に配置され、ファイバーレーザを吸収する第1吸収体を備えてもよい。
この発明によれば、収容部内に入射したファイバーレーザを、水に加えて、第1吸収体により吸収することができる。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記水には、ファイバーレーザを吸収する第2吸収体が混ぜられていてもよい。
この発明によれば、収容部内に入射したファイバーレーザを、水に加えて、第2吸収体により吸収することができる。
また、前記ファイバーレーザ用定盤において、前記架台の前記支持面と水面との上下方向の距離は、150mm以上であってもよい。
この発明によれば、例えば、ファイバーレーザにより被加工材を切断する際に、上方から被加工材にアシストガスを供給する。アシストガスは、ファイバーレーザが被加工材を切断するのを助ける。アシストガスは、架台を通して、架台よりも下方に配置された水に吹付けられる。被加工材の切断時に発生したヒュームは、例えば被加工材よりも下方に流れて、水に混ざる。このとき、アシストガスが吹付けられた水が上方に跳ねて、水滴等が被加工材の下面に付着し、水中のヒュームが被加工材に付着する虞がある。
このような場合であっても、架台の支持面と水面との上下方向の距離、すなわち、支持面により支持される被加工材の下面と水面との上下方向の距離を150mm以上とすることで、水から跳ね上がった水滴等が被加工材に届き難くなる。従って、水中のヒュームが被加工材に付着するのを抑制することができる。
また、本発明のファイバーレーザ加工装置は、前記のいずれかに記載のファイバーレーザ用定盤と、前記架台よりも上方に配置され、ファイバーレーザを下方に向かって、前記架台を通して照射するヘッドと、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、ヘッドから照射され、被加工材を切断したファイバーレーザの強度を弱めるファイバーレーザ用定盤を用いて、ファイバーレーザ加工装置を構成することができる。
また、前記ファイバーレーザ加工装置において、前記ヘッドを水平面に沿う水平方向に挟む一対のカバーと、前記収容部を前記水平方向に挟む一対の仕切り板と、を備え、平面視において、前記一対の仕切り板は前記一対のカバーの間に配置されていてもよい。
この発明によれば、ヘッドから照射され、被加工材を切断し、架台を通ったファイバーレーザは、一対の仕切り板の間で反射される。一対の仕切り板の間から架台を通って上方に向かうファイバーレーザは、平面視において、一対の仕切り板は一対のカバーの間に配置されているため、一対の仕切り板の間に入射し、一対の仕切り板の間で反射される。
従って、一対の仕切り板の間から架台を通って上方に向かったファイバーレーザが、ファイバーレーザ加工装置の外部に漏れるのを抑制することができる。
本発明のファイバーレーザ用定盤及びファイバーレーザ加工装置によれば、被加工材を切断したファイバーレーザの強度を弱めることができる。
本発明の一実施形態のファイバーレーザ加工装置におけるファイバーレーザ照射部及び制御部の概略構成の一例を説明する概念図である。 同ファイバーレーザ加工装置におけるファイバーレーザ用定盤の概略構成の一例を説明する、第2水平方向に直交する断面図である。 同ファイバーレーザ用定盤の概略構成の一例を説明する、第1水平方向に直交する断面図である。 同ファイバーレーザ用定盤における架台の斜視図である。 同ファイバーレーザ用定盤における収容部の第1変形例を示す断面図である。 同ファイバーレーザ用定盤における収容部の第2変形例を示す断面図である。 実験結果1における、鋼板の切断長に対するヒュームの発生量の変化を表す図である。 実験結果2における、水面高さを説明する断面図である。 実験結果3における、反射光の強度を測定する測定位置を示す図である。 実験結果4において、ビーカを用いない場合の鋼板及びパワーメータの配置を示す断面図である。 鋼板上のファイバーレーザのバーンパターンを示す写真である。 パワーメータ上のファイバーレーザのバーンパターンを示す写真である。 実験結果4において、水が入っていないビーカを用いる場合の鋼板及びパワーメータの配置を示す断面図である。 鋼板上のファイバーレーザのバーンパターンを示す写真である。 実験結果4において、水が入っているビーカを用いる場合の鋼板及びパワーメータの配置を示す断面図である。 ビーカの底部におけるファイバーレーザのバーンパターンを示す写真である。 パワーメータ上のファイバーレーザのバーンパターンを示す写真である。 実験結果6における実験装置の概要を示す断面図である。 鋼板の切断跡を示す図である。 水面高さが100mmの場合の、鋼板の切断前の状態を示す写真である。 水面高さが100mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 水面高さが160mmの場合の、鋼板の切断前の状態を示す写真である。 水面高さが160mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 実験結果7における実験装置の概要を示す断面図である。 水面高さが60mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 水面高さが90mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 水面高さが120mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 水面高さが150mmの場合の、鋼板の切断後の状態を示す写真である。 実験結果8で用いられるヒューム水を示す写真である。 同ヒューム水にファイバーレーザを入射させた状態を示す写真である。 実験結果9における、水の深さに対するパワーメータの測定結果の変化を示す図である。 実験結果10における実験装置の概要を示す断面図である。 実験結果10における、仕様No.1でのパワーメータの受光部の反射状況を示す写真である。 実験結果10における、仕様No.2でのパワーメータの受光部の反射状況を示す写真である。
以下、本発明に係るファイバーレーザ加工装置の一実施形態を、図1から図33を参照しながら説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態のファイバーレーザ加工装置1は、ファイバーレーザ照射部10と、ファイバーレーザ用定盤30と、制御部50と、を備えている。なお、図2等においては、ファイバーレーザ照射部10の要部のみを示す。
ファイバーレーザ照射部10は、レーザ加工ヘッド(ヘッド)11と、機体カバー(カバー)12と、レーザビーム照射部13と、コリメートレンズ14と、集光レンズ15と、保護ガラス15Aと、アシストガス供給部16と、サーボ制御器17と、を備えている。
図1に示すように、レーザ加工ヘッド11は、ヘッド本体11aと、レーザノズル11bと、を備えている。ヘッド本体11aは、円筒状に形成されている。ヘッド本体11aは、軸線が上下方向に沿うように配置されている。レーザノズル11bは、中空の円錐状に形成されている。レーザノズル11bは、ヘッド本体11aの下端に、ヘッド本体11aと同軸に配置されている。レーザノズル11bでは、下方に向かうに従い漸次、レーザノズル11bの外径及び内径が小さくなる。レーザノズル11bの下端には、ノズル孔11cが形成されている。
レーザノズル11bの下端には、第1遮光スカート21が固定されている。第1遮光スカート21は、ノズル孔11cを囲うように配置されている。
図2に示すように、本実施形態では、ファイバーレーザ照射部10は機体カバー12を一対備えている。一対の機体カバー12は、レーザ加工ヘッド11を、図示しない水平面に沿う第1水平方向(水平方向)Xに挟んでいる。一対の機体カバー12は、上下方向Zに沿って延びている。ここで、第1水平方向X及び上下方向Zにそれぞれ直交する方向を、第2水平方向Yと言う。
一対の機体カバー12は、鋼製の板材等により形成されている。一対の機体カバー12は、ファイバーレーザ照射部10の図示しないフレーム等に固定されている。
各機体カバー12の下端には、第2遮光スカート22が固定されている。
図1に示すように、レーザビーム照射部13は、例えばレーザ発振器25と、コアファイバ26と、を備えている。
レーザ発振器25は、励起光を発する。コアファイバ26の第1端部は、レーザ発振器25に接続されている。コアファイバ26の第1端部には、励起光が入射する。コアファイバ26内では、励起光が繰り返し反射されてレーザ発信に至る。そして、コアファイバ26の第2端部から、ファイバーレーザ(ファイバーレーザ光)L1が発せられる。
コリメートレンズ14は、コアファイバ26の第2端部に対向している。コリメートレンズ14は、ファイバーレーザL1を平行光にする。平行光になったファイバーレーザL1は、上方からレーザ加工ヘッド11内に入射する。
本実施形態では、集光レンズ15及び保護ガラス15Aは、レーザ加工ヘッド11の内部に配置されている。集光レンズ15は、平行光になったファイバーレーザL1を集める。そして、コリメートレンズ14及び集光レンズ15を通過したファイバーレーザL1は、ノズル孔11cから、鋼板(被加工材)W1に向かって照射される。
保護ガラス15Aは、耐熱性を有し、ファイバーレーザL1が通過することが可能な材質のガラスにより形成されている。保護ガラス15Aは、集光レンズ15よりも下方に配置されている。保護ガラス15Aは、鋼板W1を切断する際に、集光レンズ15等が損傷するのを防止する。
アシストガス供給部16は、酸素や不活性ガス等のアシストガスGを、レーザ加工ヘッド11のヘッド本体11aに形成された貫通孔11dに供給する。ノズル孔11cからは、ファイバーレーザL1が下方に向かって照射されるとともに、アシストガスGが下方に向かって噴射される。
サーボ制御器17は、制御部50からの指示に基づいてレーザ加工ヘッド11を、第1水平方向X、第2水平方向Y、及び上下方向Zに移動させる。そして、サーボ制御器17は、鋼板W1の所定位置にレーザ加工ヘッド11を移動させる。さらに、サーボ制御器17は、制御部50からの指示に基づいてレーザ加工ヘッド11を、ファイバーレーザ用定盤30上を切断経路に基づいて移動させる。
ファイバーレーザ用定盤30は、いわゆる水槽式切断定盤、水張り切断定盤である。図2及び図3に示すように、ファイバーレーザ用定盤30は、架台31と、収容部32と、第1吸収体33と、反射部34と、仕切り板35と、エアー供給部(供給部)36と、集塵装置(回収部)37と、を備えている。
図2から図4に示すように、架台31は、全体として平板状に形成されている。架台31は、架台31の厚さ方向が上下方向Zに沿うように配置されている。架台31は、水平面上で蛇行するように折り曲げられた複数の蛇行板40を、互いに接合することで構成されている。複数の蛇行板40により、支持部41が構成される。すなわち、架台31は支持部41を備えている。支持部41の上面は、支持面41aである。支持部41には、支持部41を上下方向Zに沿って貫通する貫通孔41bが複数形成されている。貫通孔41bは、平面視で菱形状を呈している(図4参照)。架台31には、ダイヤブロックII(日酸TANAKA株式会社製)を好ましく用いることができる。
支持部41の支持面41aは、鋼板W1を鋼板W1の下方から支持する。
図2及び図3に示すように、前記ファイバーレーザ照射部10のレーザ加工ヘッド11は、架台31よりも上方に配置されている。レーザ加工ヘッド11は、ファイバーレーザL1を下方に向かって、架台31の貫通孔41bを通して照射する。
収容部32は、内部に水W3を収容する容器である。例えば、収容部32は有底筒状に形成され、底壁43と、周壁44と、フランジ45と、を備えている。底壁43は、平面視で矩形状を呈する板状に形成されている。底壁43は、底壁43の厚さ方向が上下方向Zに沿うように配置されている。周壁44は、底壁43の外周縁から上方に向かって延びている。フランジ45は、周壁44の上端縁から水平面に沿って、周壁44の内側に向かって突出している。
収容部32を構成する底壁43、周壁44、及びフランジ45は、鋼製の板材等により形成されている。例えば、第1水平方向Xにおける周壁44のピッチL6は、約800mmである。
収容部32では、周壁44の上端部が上方に向かって開口している。収容部32は、架台31よりも下方であって、架台31の下方に配置されている。収容部32は、架台31を挟んで、レーザ加工ヘッド11とは反対側に配置されている。収容部32のフランジ45は、架台31を架台31の下方から支持している。収容部32の内部には、水W3が収容される。水W3は、架台31よりも下方に配置されている。
例えば、図2に示す架台31の支持面41aと水面W4との上下方向Zの距離L7は、150mm以上であることが好ましい。水面W4は、水W3の上面(表面)である。以下、この距離を、水面高さと言う場合がある。
ここで、架台31と水W3との間に形成される空間を、下部空間S1と言う。
本実施形態では、第1吸収体33としてカーボングラファイト製のシートが用いられている。第1吸収体33は、ファイバーレーザL1を吸収する。第1吸収体33は、収容部32の内面に配置されている。より詳しく説明すると、第1吸収体33は、収容部32の底壁43の上面に、この上面の全面にわたって固定されている。
なお、第1吸収体33は、カーボングラファイトに限定されない。
反射部34は、本実施形態では平板状に形成され、収容部32内に配置されている。反射部34は、収容部32の内面に固定されている。より詳しく説明すると、反射部34は、周壁44の内面に固定されている。反射部34は、平面視における収容部32の中央に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。反射部34の下面は、斜め下方を向く下向き面34aである。下向き面34aは、平面視における収容部32の中央に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
なお、下向き面は斜め下方を向くとしたが、下向き面は下方を向いていればよい。反射部34の形状は、平板状に限定されない。
収容部32内の水W3には、ファイバーレーザL1を吸収する第2吸収体(不図示)が混ぜられていてもよい。第2吸収体には、鋼板W1の切断時に発生するヒューム(不図示)や、コロイド等を用いることができる。
本実施形態では、ファイバーレーザ用定盤30は、仕切り板35を一対備えている。一対の仕切り板35は、上下方向Zに沿って延びている。一対の仕切り板35は、収容部32を水平方向Xに挟んでいる。平面視において、一対の仕切り板35は、ファイバーレーザ照射部10の一対の機体カバー12の間に配置されている。
一対の仕切り板35は、鋼製の板材等により形成されている。一対の仕切り板35は、架台31を架台31の下方から支持している。
なお、ファイバーレーザ用定盤30は、架台31を架台31の下方から支持する一対のレール等を備えてもよい。この場合、一対のレールは第2水平方向Yに延び、第1水平方向Xに互いに間隔を空けて配置される。
エアー供給部36には、ブロー装置を用いることができる。図3に示すように、エアー供給部36は、下部空間S1に向かって空気を供給する。供給部36は、下部空間S1において一様な層流となる適正な風速で空気を供給することが好ましい。
集塵装置37には、吸引装置を用いることができる。例えば、集塵装置37は、図示はしないがフィルタと、吸引機と、を備えている。集塵装置37は、下部空間S1に供給された空気を吸い込む。本実施形態では、供給部36及び集塵装置37は、下部空間S1を第2水平方向Yに挟むように配置されている。すなわち、下部空間S1に対する第2水平方向Yの第1側に、供給部36が配置されている。下部空間S1に対する第2水平方向Yの第1側とは反対の第2側に、集塵装置37が配置されている。
制御部50は、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)と、記憶装置(Memory)と、を備えている。CPUは、各種演算処理を実行する。記憶装置には、CPUを制御するための制御プログラム、鋼板W1を切断する切断経路等が記憶されている。
図1に示すように、制御部50と、レーザビーム照射部13のレーザ発振器25、アシストガス供給部16、サーボ制御器17、エアー供給部36、集塵装置37とは、信号ケーブル51を介して互いに接続されている。
次に、本実施形態のファイバーレーザ用切断方法(以下では、単に切断方法と言う)について説明する。
予め、収容部32内に水W3を入れておく。
まず、支持工程(ステップS11)において、架台31の支持面41a上に鋼板W1を配置し、支持面41aにより鋼板W1を下方から支持する。
制御部50は、アシストガス供給部16、エアー供給部36、集塵装置37を駆動する。アシストガス供給部16が供給したアシストガスGは、レーザ加工ヘッド11のノズル孔11cから下方に向かって噴射される。供給部36は、下部空間S1に向かって空気を供給する。集塵装置37は、下部空間S1に供給された空気を吸い込む。
支持工程S11が終了すると、ステップS3に移行する。
次に、切断工程(ステップS13)において、制御部50は、記憶装置に記憶された切断経路に基づいて、レーザ発振器25及びサーボ制御器17を駆動する。具体的には、レーザ発振器25を駆動することで、レーザ加工ヘッド11から、すなわち架台31よりも上方から、ファイバーレーザL1を下方に向かって照射する。下方に向かって照射されたファイバーレーザL1は、鋼板W1を切断すると、ファイバーレーザL1が架台31の貫通孔41bの内面に反射されるのを抑えて架台31を通る。制御部50はサーボ制御器17を駆動することで、レーザ加工ヘッド11を切断経路に基づいて第1水平方向X、第2水平方向Y、及び上下方向Zに移動させる。こうして、ファイバーレーザL1により、鋼板W1を切断経路に基づいて切断する。鋼板W1において、ファイバーレーザL1により切断された部分には、溝W2(図1参照)が形成される。溝W2は、鋼板W1を上下方向Zに貫通している。鋼板W1の切断時に鋼板W1から発生したヒュームの一部は、水W3により回収される。前記ヒュームの残部の一部は、集塵装置37により下部空間S1の空気とともに回収される。
架台31を通ったファイバーレーザL1は、収容部32内に入射する。切断工程S13が終了すると、ステップS5に移行する。
次に、吸収工程(ステップS15)において、架台31を通したファイバーレーザL1の少なくとも一部を、水W3に吸収させる。より詳しく説明すると、図2に示すように収容部32内に入射したファイバーレーザL1は、第1吸収体33、反射部34の下向き面34a等で反射されて反射光L2となる。この際に、収容部32内に入射したファイバーレーザL1の少なくとも一部は、水W3に吸収される。
水W3内から上方に向かった反射光L2は、下方から架台31の貫通孔41b内に入射する。反射光L2は、架台31の貫通孔41bの内面で反射されてさらに上方に向かい、一対の機体カバー12の間に入射する。
吸収工程S15が終了すると切断方法の全工程が終了し、鋼板W1に、切断経路に基づいた溝W2が形成される。
なお、図5に示すように、第1吸収体33を、収容部32の周壁44の内面に配置してもよい。この変形例では、収容部32には、反射部34が固定されていない。また、図5、及び後述する図6では、収容部32は、フランジ45を備えていない。
このように構成することで、収容部32内に入射したファイバーレーザL1を、水W3に加えて、複数の第1吸収体33により、さらに効率的に吸収することができる。
また、図6に示すように、収容部32内に案内部55を備えてもよい。案内部55は、架台31と同様に構成されている。すなわち、案内部55には、上下方向Zに貫通する貫通孔55aが複数形成されている。案内部55は、水W3の水面W4上に配置されている。
このように構成することで、収容部32の内面で反射された反射光L2を、案内部55の貫通孔55aの内面で反射して、さらに上方に向かわせることができる。
(実験結果)
以下では、ファイバーレーザ加工装置、ファイバーレーザ、及び鋼板等を用いた実験結果について説明する。
(実験結果1)
ファイバーレーザ加工装置を用いて鋼板を切断する際の、鋼板の切断長に対する、ヒュームの発生量の変化を測定した。なお、実験結果1では、ヒュームの純粋な発生量を求めるため、収容部を用いていない。
比較例として、プラズマ加工装置に対しても、鋼板の切断長とヒュームの発生量との関係を求めた。
両加工装置による実験条件を、以下のように揃えた。
・鋼板:厚さが16mmの軟鋼。
・エアー供給部及び集塵装置による、下部空間における風速は、0.5m/s(秒)。
実験条件を揃えるため、ファイバーレーザ加工装置の出力は、20kW(キロワット。CW:Continuous Wave)とした。このとき、切断速度は2100mm/min(ミリメートル毎分)であった。
プラズマ加工装置の出力は、330Aとした。このとき、切断速度は2500mm/minであった。
両加工装置を用いて、切断長によるヒュームの発生量の変化を計測した。
実験結果を、図7に示す。図7において、横軸は鋼板の切断長(m)を表し、縦軸はヒュームの発生量(g)を表す。実線による線L11は、ファイバーレーザ加工装置による実験結果を表し、点線による線L12は、プラズマ加工装置による実験結果を表す。
この結果から、切断長と、ヒュームの発生量との間には、直線性(比例関係)があることが分かった。切断長1m当たりでは、ファイバーレーザ加工装置では2.48g、プラズマ加工装置では5.97gのヒュームが発生することが分かった。
(2.48/5.97)の式の値は約42%であるため、ファイバーレーザ加工装置ではプラズマ加工装置に比べて、単位切断長1m当たりのヒュームの発生量が約42%と、少ないことが分かった。
なお、プラズマ加工装置ではファイバーレーザ加工装置に比べて、単位切断長1m当たりのヒュームの発生量が、(5.97/2.48)の式の値から、2.4倍になる。
(実験結果2)
水面高さに対する、ヒュームの発生量の変化を測定した。
図8に示すように、収容部32上に架台31及び鋼板W1を配置し、レーザ加工ヘッド11からファイバーレーザL1(不図示)を照射して、鋼板W1を切断した。
実験条件を、以下のようにした。
・鋼板W1:厚さが16mmの軟鋼。
・切断長:250mm。
・ファイバーレーザ加工装置の出力は20kW(CW)、切断速度は2100mm/min。
このとき、表1に示すように、水面高さL7を、150mm、80mmと変化させた。
Figure 0007489844000001
なお、収容部32内に水W3が収容されていない場合(水無し)は、水面高さL7が無限大(∞)の場合に相当する。表1中のヒュームの発生量は、切断長1m当たりの、下部空間S1におけるヒュームの発生量(g/m)を意味する。
例えば、水面高さL7が150mmの場合、ヒュームの発生量は1.6g/mである。水無しの場合に対するヒュームの発生量の削減率は、(2.4-1.6)/2.4の式から、33%である。
表1の結果から、水面高さL7が小さい(鋼板W1と水面W4とが近い)ほど、ヒュームの発生量が少ないことが分かった。
この理由は、水面高さL7が小さいほど、ヒュームが水W3の中に封じ込まれ、水面W4上方に浮遊するヒューム量が低減することが考えられる。
(実験結果3)
架台31及び収容部32の有無による、反射光L2の強度の変化を測定した。
下記の切断条件で、図9に示すように、レーザ加工ヘッド11により、第2水平方向Yに、幅320mmの往復走行を繰り返し行い、ファイバーレーザL1により鋼板W1に切断線(溝)を形成した。
ファイバーレーザL1により鋼板W1を切断している最中、レーザ加工ヘッド11が、幅320mmの中央に位置しているときの、各測定位置におけるファイバーレーザL1の反射光L2の強度を測定した。第1水平方向Xの測定位置は切断線を基準に、上下方向Zの測定位置は架台31の支持面(上面)41aを基準とした。
第1水平方向Xの測定位置は、切断線から第1水平方向Xの距離で、600mm、900mm、1700mmとした。なお、600mmは、ファイバーレーザ用定盤30の端の位置である。900mmは、図示しないカバーの位置である。1700mmは、図示しない光電管の位置である。
図9中に、反射光L2の強度を測定する測定位置を、符号P1で示す。
なお、架台31の高さ(上下方向Zの長さ)は、125mmとした。収容部32の高さは、120mmとした。水W3の深さは、90mmとした。
〔切断条件〕
・鋼板W1:厚さが12mmの中部鋼鈑SS400(一般構造用圧延鋼材)。
・ファイバーレーザ加工装置の出力は9kW(CW)、切断速度は2000mm/min。
・アシストガスの圧力:0.1MPa(メガパスカル。O
・倣い高さ:1.0mm
・シールドガス:100L/min(リットル毎分。Air)
・各機体カバーは、開ける。
条件1として、ファイバーレーザ加工装置に架台31が有り、収容部32が無い場合の反射光L2の強度の測定結果を、表2に示す。
なお、反射光の出力の安全基準は、日本工業規格JIS C 6802:「レーザー製品の安全基準」等に定められている。定められた最大許容露光量(MPE)は、50W/mである。
Figure 0007489844000002
例えば、架台31の支持面41aから上方に600mmの測定位置を例にとって説明する。
切断線から第1水平方向Xに600mmの測定位置で、反射光L2の強度は0.7W/mである。切断線から第1水平方向Xに900mmの測定位置で、反射光L2の強度は21.2W/mである。切断線から第1水平方向Xに1700mmの測定位置で、反射光L2の強度は0.7W/mである。
条件2として、ファイバーレーザ加工装置に架台31が有り、収容部32が有る場合の反射光L2の強度の測定結果を、表3に示す。
Figure 0007489844000003
条件3として、ファイバーレーザ加工装置に架台31が無く、収容部32が有る場合の反射光L2の強度の測定結果を、表4に示す。
Figure 0007489844000004
表2の結果と表3の結果とを比べたときに、架台31の下方に収容部32を配置した状態で、ファイバーレーザL1により切断を行うことで、測定位置での反射光L2の強度が低減されることが分かった。
(実験結果4)
ファイバーレーザL1の、水W3への作用を調査した。
調査は、ファイバーレーザL1の光路上に、ビーカ及び水W3が無い場合(条件1)、水W3は無いがビーカが有る場合(条件2)、ビーカ及び水W3が有る場合(条件3)の、3種類の条件で行った。
なお、水W3には、水道水を用いている。
〔条件1〕
図10に示すように、溝W2が形成された鋼板W1の下方に、パワーメータ(電力計)D1を配置した。例えば、鋼板W1の厚さは、12mmである。鋼板W1とパワーメータD1との距離は、250mmである。パワーメータD1の厚さは、70mmである。
ファイバーレーザL1は、溝W2を通り、パワーメータD1の受光部D1aに照射された。このファイバーレーザL1の出力指令は、3.5kWであった。
矢印A1のように見たときの、鋼板W1上のファイバーレーザL1のバーンパターンを、図11に示す。なお、図11、及び後述する図12等の中に、寸法を測定するためのスケール(物差し)D2を示す。スケールD2の最小目盛りは、1mmである。図11中のファイバーレーザL1による焼跡L1aの径は、約1.5mmであった。
矢印A2のように見たときの、パワーメータD1上のファイバーレーザL1のバーンパターンを、図12に示す。図12中のファイバーレーザL1による焼跡L1aの径は、約14.0mmであった。パワーメータD1によるファイバーレーザL1の強度の測定結果は、2,996Wであった。
〔条件2〕
図14に示すように、条件1の構成に対してさらに、鋼板W1における溝W2の周縁部上にビーカD3を配置した。ビーカD3は、ガラスで形成されている。ビーカD3の高さは、105mmである。ビーカD3内には、水W3は入っていない。
矢印A4のように見たときの、鋼板W1上のファイバーレーザL1のバーンパターンを、図14に示す。図14中のファイバーレーザL1による焼跡L1aの径は、図11に示すバーンパターンと同様に、約1.5mmであった。
〔条件3〕
図15に示すように、条件2の構成に対してさらに、ビーカD3内に水W3を入れた。水W3の深さは、70mmであり、水W3の体積は300mlであった。
矢印A5のように見たときの、ビーカD3の底部におけるファイバーレーザL1のバーンパターンを、図16に示す。図16中のファイバーレーザL1による焼跡L1aの径は、約2.5mmであった。ファイバーレーザL1の光軸上に水W3を配置すると、焼跡L1aの径が大きくなった。水W3によりファイバーレーザL1が拡散した、と思われる。
矢印A6のように見たときの、パワーメータD1上のファイバーレーザL1のバーンパターンを、図17に示す。図17中のファイバーレーザL1による焼跡L1aの最大径は、約9.0mmであった。パワーメータD1による測定結果は、60Wであった。
一般的に、ファイバーレーザの波長帯の光は、水に入射すると散乱する。水W3を用いた実験では、水W3によりファイバーレーザL1のパワーが減衰することと、水W3の温度が上昇することが確認できた。これにより、散乱に加え、水W3中の不純物により、ファイバーレーザL1が吸収されたと推測される。
(実験結果5)
ファイバーレーザL1の、水W3の状態による作用の変化を調査した。
水W3として、表5に示す電気伝導率の水道水、及び純水を用いた。
図15に示す実験環境を用いた。
Figure 0007489844000005
水道水の電気伝導率は22.5(mS/m)(ミリジーメンス毎メートル)であり、純水の電気伝導率は0.03(mS/m)である。
表6に示すように、計測前の水道水、純水の温度を測定した。
Figure 0007489844000006
計測前の水道水の水温は20℃であり、計測前の純水の水温は10℃である。
出力指令が2980WのファイバーレーザL1を、出力時間15sの間、水道水、純水に照射した。水道水、純水に対応するパワーメータD1による測定結果は、120W、100Wであった。このため、水道水、純水への照射エネルギは2860W、2880Wであり、水道水、純水に与えられた熱量は、42900J、43200Jとなる。水道水、純水の予測上昇温度は、34℃、34℃となる。
ファイバーレーザL1を照射した後の、水道水、純水の計測後の水温は、46℃、37℃であった。水道水、純水の実際上昇温度は、26℃、27℃となった。水道水、純水の、予測上昇温度に対する実際上昇温度の比率は、76%、78%であった。
水道水と純水とでは、水中の不純物の度合いが異なる。しかし、不純物の度合いが違っても、水道水と純水との間にファイバーレーザL1の吸収に違いは見られなかった。
予測上昇温度に対する実際上昇温度の比率が約80%であったため、計測誤差も含めて、ファイバーレーザL1の出力の約20%は、水中又は水面で反射している可能性があると考えられる。
(実験結果6)
水W3の跳ね上がりによる鋼板W1の汚染の予備調査をした。
図18に示すように、一対の架台31を、水平面に沿って互いに間隔を空けて配置した。一対の架台31の支持面41a上に、鋼板W1を掛け渡した。鋼板W1の下方に、水W3が入った収容部32を配置した。架台31の厚さは、125mmとした。鋼板W1の厚さは、12mmとした。水W3の深さは、85mmとした。水面高さL7を、100mm、160mmと変化させた。
レーザ加工ヘッド11により、鋼板W1を第2水平方向Yに350mm、1往復切断した。図19に、鋼板W1の切断跡(溝)W11を示す。切断跡W11の長さは、約700mmである。このときの、鋼板W1の下面の、水W3による汚染状況を確認した。
切断条件は、下記のようにした。
〔切断条件〕
・鋼板W1:厚さが12mmの中部鋼鈑SS400。
・ファイバーレーザ加工装置の出力は9kW(CW)、切断速度は2000mm/min。
・アシストガスの圧力:0.1MPa(O
・倣い高さ:1.0mm
・シールドガス:100L/min(Air)
・レーザ加工ヘッドのレーザノズル:C15Eノズル
図20に、水面高さL7が100mmの場合の、鋼板W1の下面の切断前の状態を示す。図21に、水面高さL7が100mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。図21中の鋼板W1には、切断跡W11が形成されている。鋼板W1の下面における領域R1に、水W3及びヒュームが付着していた。
図22に、水面高さL7が160mmの場合の、鋼板W1の下面の切断前の状態を示す。図23に、水面高さL7が160mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。この場合、鋼板W1の下面に水W3は付着していなかったが、ヒュームが付着していた。
(実験結果7)
水W3の跳ね上がりによる鋼板W1の汚染の調査をした。
図24に示すように、収容部32を下方から、ジャッキ等の昇降装置60により支持した。昇降装置60により、水面高さL7を、60mm~160mmと変化させた。各場合において、レーザ加工ヘッド11により、鋼板W1を第2水平方向Yに150mm切断した。
その他の切断条件は、実験結果6における切断条件と同一である。
図25に、水面高さL7が60mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。図25、及び後述する図26等中の矢印A11は、鋼板W1を切断した向きを示す。図26に、水面高さL7が90mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。図27に、水面高さL7が120mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。図28に、水面高さL7が150mmの場合の、鋼板W1の下面の切断後の状態を示す。
水面高さL7が、60mm、80mm、90mm、100mm、120mm、150mm、160mm、及び水が無い場合の、鋼板W1への水W3の付着の有無をまとめた結果を、表7に示す。
Figure 0007489844000007
水が無い状態は、水面高さL7が無限大(∞)であることに相当する。
水面高さL7が、60mm以上120mm以下のときには、鋼板W1の下面への水W3の付着が有ることが分かった。一方で、水面高さL7が、150mm以上のときには、鋼板W1の下面への水W3の付着が無いことが分かった。
(実験結果8)
ファイバーレーザL1の出力の、水W3による減衰を調査した。
図15に示す実験環境において、表8に示すように出力が互いに異なるファイバーレーザL1を、15秒間水W3に照射した際に、パワーメータD1によりファイバーレーザL1の強度を測定した。
Figure 0007489844000008
ファイバーレーザL1の出力が3000W、6000W、及び8000Wのときに、パワーメータD1の測定結果は、77W、78W、80Wであった。ファイバーレーザL1の出力によって、水W3を通過したファイバーレーザL1の強度に差は見られなかった。
ファイバーレーザL1の出力が3000Wのときに、ビーカD3内の水W3の深さを、表9に示すように70mm、90mmとした。
Figure 0007489844000009
水W3の深さが70mm、90mmの場合のパワーメータD1の測定結果は、77W、78Wであった。水W3の深さによって、水W3を通過したファイバーレーザL1の強度に差は見られなかった。
なお、ファイバーレーザL1の強度が大きいため、水W3の深さが浅いと、ビーカD3(収容部32)の底部等が損傷する虞がある。このため、水W3の深さは、一定以上必要である。
図29に、ヒュームが混ぜられた水W3(以下、ヒューム水W6とも言う)を、ビーカD3に入れた状態を示す。
図30に示すように、ヒューム水W6に上方からファイバーレーザL1を照射すると、水面W4でファイバーレーザL1が発光する。
例えば、ファイバーレーザL1の出力が3000W、水(水道水)W3、ヒューム水W6の深さが70mmの場合で説明する。
表10に示すように、水W3の場合(水W3に混ぜられた第2吸収体が無い場合)には、パワーメータD1の測定結果は77Wである。一方で、ヒューム水W6の場合(水W3にヒュームが混ぜられている場合)には、パワーメータD1の測定結果は0Wである。
Figure 0007489844000010
ヒューム水W6では、ヒュームでファイバーレーザL1を吸収していることが確認できた。ヒューム水W6に照射されたファイバーレーザL1の強度は、100%減衰することが分かった。
(実験結果9)
ファイバーレーザの強度の水の深さによる減衰の変化を調査した。
図15に示す実験環境において、水W3の深さに対するパワーメータD1の測定結果を調査した。調査結果を、表11及び図31に示す。
Figure 0007489844000011
図31において、横軸は水の深さ(mm)を表し、縦軸はパワーメータD1の測定結果を表す。
なお、水の深さが0mmの場合は、ビーカD3内に水W3が無いことを意味する。水の深さが10mm以上の場合で、ファイバーレーザL1の強度が大きく減衰することが分かった。
(実験結果10)
図32に示す実験環境において、実験を行った。この実験環境は、図15に示す実験環境に対して、アルミホイル65,66を設ける場合があることが異なる。
上部アルミホイル65は、レーザ加工ヘッド11から鋼板W1の上までのファイバーレーザL1の光路、及びビーカD3を覆う。下部アルミホイル66は、鋼板W1の下からパワーメータD1の上までのファイバーレーザL1の光路を覆う。
表12に示すように、上部アルミホイル65の有無、下部アルミホイル66の有無、及びビーカD3内の水W3の有無を変えた仕様No.1からNo.5に対して実験を行った。
Figure 0007489844000012
例えば、仕様No.1では、上部アルミホイル65は無く、下部アルミホイル66は無く、ビーカD3内に水W3は無い。
仕様No.1からNo.5において、パワーメータD1の測定結果は、2980W、85W、85W、260W、260Wだった。
なお、図33に、仕様No.1でのパワーメータD1の受光部D1aの反射状況を示す。なお、図33、及び後述する図34中で反射しているのは、可視光線ではない。図34に、仕様No.2でのパワーメータD1の受光部D1aの反射状況を示す。仕様No.2では、仕様No.1に比べて、ファイバーレーザL1の散乱が起こっていることが分かった。
例えば、仕様No.1に対して、ビーカD3内に水W3を入れて仕様No.2とすると、パワーメータD1の測定結果は、2980Wから85Wに減少する。さらに、仕様No.2に対してアルミホイル65,66を用いて仕様No.5とすると、パワーメータD1の測定結果は260Wに増加する。これは、水W3によって反射や散乱したファイバーレーザL1が、アルミホイル65,66の反射によってパワーメータD1に測定されたことを示している。
この実験結果により、水W3によって、吸収だけでなく、反射や散乱が起きていることが分かった。また、水面における反射よりも、水面下での屈折が起こって散乱している傾向が見られた。
以上説明したように、本実施形態のファイバーレーザ用定盤30及び切断方法によれば、発明者らは鋭意検討の結果、水W3は、ヒュームを回収するだけでなく、ファイバーレーザL1を吸収することを見出した。下方に向かって照射されたファイバーレーザL1で、架台31の支持面41aにより支持された鋼板W1を切断する。鋼板W1から発生したヒュームは、水W3により回収される。一方で、架台31を通したファイバーレーザL1の少なくとも一部は、水W3に吸収される。これにより、鋼板W1を切断したファイバーレーザL1の強度を弱めることができる。
ヒュームを水W3により回収させることで、ヒュームが架台31に付着することが抑えられる。これにより、架台31のメンテナンスを容易にしたり、架台31の交換間隔を長くすることができる。
ファイバーレーザL1が水W3に吸収されるため、架台31として、例えばダイヤブロックII等のような複雑な構造の架台を用いずに、さな板のような比較的簡単な構造の架台を用いることができる。
架台31が備える支持部41には、複数の貫通孔41bが形成されている。支持部41の支持面41aにより、鋼板W1を下方から支持することができる。また、レーザ加工ヘッド11から下方に向かって照射されたファイバーレーザL1は、架台31の貫通孔41bに沿って照射されるため、ファイバーレーザL1が貫通孔41bの内面に反射されるのを抑えて架台31を通ることができる。収容部32の底部等で反射されたファイバーレーザL1の反射光L2は、下方から貫通孔41b内に入射する。その際に、貫通孔41bの内面でこの反射光L2が反射されることで、反射光L2を上方に案内することができる。
ファイバーレーザ用定盤30は、エアー供給部36及び集塵装置37を備えている。鋼板W1から発生したヒュームが、下部空間S1に流れ込む。この下部空間S1内のヒュームを、エアー供給部36から下部空間S1に向かって供給された空気により、下部空間S1から排出する。そして、下部空間S1を挟んでエアー供給部36とは反対側に配置された集塵装置37により、下部空間S1から排出された空気を吸い込む。このように、エアー供給部36及び集塵装置37により、下部空間S1に流れ込んだヒュームを効率的に回収することができる。
ファイバーレーザ用定盤30は、第1吸収体33を備えている。これにより、収容部32内に入射したファイバーレーザL1を、水W3に加えて、第1吸収体33により吸収することができる。
水W3に第2吸収体が混ぜられていることで、収容部32内に入射したファイバーレーザL1を、水W3に加えて、第2吸収体により吸収することができる。
ファイバーレーザ用定盤30は、反射部34を備えている。従って、収容部32内に入射し、収容部32の底面で上方に向かって反射したファイバーレーザL1が、下向き面34aで下方に向かって反射される。従って、収容部32内に入射したファイバーレーザL1を収容部32の外部に漏れ難くすることができる。
架台31の支持面41aと水面W4との上下方向Zの距離L7は、150mm以上である。鋼板W1を切断する際に用いられるアシストガスGは、架台31を通して、架台31よりも下方に配置された水W3に吹付けられる。鋼板W1の切断時に発生したヒュームは、例えば鋼板W1よりも下方に流れて、水W3に混ざる。このとき、アシストガスGが吹付けられた水W3が上方に跳ねて、水滴等が鋼板W1の下面に付着し、水W3中のヒュームが鋼板W1に付着する虞がある。
このような場合であっても、架台31の支持面41aと水面W4との上下方向Zの距離L7、すなわち、架台31により支持される鋼板W1の下面と水面W4との上下方向Zの距離L7を150mm以上とすることで、水W3から跳ね上がった水滴等が鋼板W1に届き難くなる。従って、水W3中のヒュームが鋼板W1に付着するのを抑制することができる。
また、本実施形態のファイバーレーザ加工装置1によれば、レーザ加工ヘッド11から照射され、鋼板W1を切断したファイバーレーザL1の強度を弱めるファイバーレーザ用定盤30を用いて、ファイバーレーザ加工装置1を構成することができる。
平面視において、一対の仕切り板35は一対の機体カバー12の間に配置されている。レーザ加工ヘッド11から照射され、鋼板W1を切断し、架台31を通ったファイバーレーザL1は、一対の仕切り板35の間で反射される。一対の仕切り板35の間から架台31を通って上方に向かうファイバーレーザL1は、平面視において、一対の仕切り板35は一対の機体カバー12の間に配置されているため、一対の仕切り板35の間に入射し、一対の仕切り板35の間で反射される。
従って、一対の仕切り板35の間から架台31を通って上方に向かったファイバーレーザL1が、ファイバーレーザ加工装置1の外部に漏れるのを抑制することができる。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の構成の変更、組み合わせ、削除等も含まれる。
例えば、前記実施形態では、架台31には複数の貫通孔31aが形成されているとした。しかし、架台31が備える支持部41に形成される貫通孔41bの数は、1つでもよい。
また、架台は、平面や山形の形状をしたフラットバーを横並びに配置するタイプや、横と縦に格子状に配置するタイプが一般的にある。ファイバーレーザL1の反射対策用には、格子状に配置するタイプが有効である。
また、架台は、平板状に形成された複数の支持片(部材)で構成されてもよい。架台は、平板状に形成された1枚の部材で構成されてもよい。
ファイバーレーザ用定盤30は、第1吸収体33、反射部34、仕切り板35、エアー供給部36、及び集塵装置37を備えなくてもよい。
被加工材は、鋼板W1であるとした。しかし、被加工材はこれに限定されず、銅板、アルミニウム板等でもよい。
1 ファイバーレーザ加工装置
11 レーザ加工ヘッド(ヘッド)
12 機体カバー(カバー)
30 ファイバーレーザ用定盤
31 架台
32 収容部
33 第1吸収体
34 反射部
34a 下向き面
35 仕切り板
36 エアー供給部(供給部)
37 集塵装置(回収部)
41 支持部
41a 支持面
41b 貫通孔
L1 ファイバーレーザ
S1 下部空間
W1 鋼板(被加工材)
W3 水
W4 水面
X 第1水平方向(水平方向)
Z 上下方向

Claims (9)

  1. 被加工材を下方から支持する支持面を有する架台と、
    上方に向かって開口して、前記架台よりも下方に配置され、内部に水が収容される収容部と、
    下方を向く下向き面を有し、前記収容部内に配置された反射部と、
    を備え、
    前記収容部は、底壁と、前記底壁の外周縁から上方に向かって延びる周壁と、を有し、
    前記反射部は、前記周壁の内面に固定され、
    前記下向き面は、平面視における前記収容部の中央に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している、ファイバーレーザ用定盤。
  2. 前記反射部を複数備え、
    前記複数の反射部は、上下方向に互いに間隔を空けて配置されている、
    請求項1に記載のファイバーレーザ用定盤。
  3. 前記架台は、上面が前記支持面である支持部を備え、
    前記支持部には、前記支持部を上下方向に沿って貫通する貫通孔が形成されている、
    請求項1に記載のファイバーレーザ用定盤。
  4. 前記架台と前記水との間に形成される空間を下部空間としたときに、
    前記下部空間を挟むように配置された供給部及び回収部を備え、
    前記供給部は、前記下部空間に向かって空気を供給し、
    前記回収部は、前記下部空間に供給された前記空気を吸い込む、
    請求項1又は2に記載のファイバーレーザ用定盤。
  5. 前記収容部の内面に配置され、ファイバーレーザを吸収する第1吸収体を備える、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のファイバーレーザ用定盤。
  6. 前記水には、ファイバーレーザを吸収する第2吸収体が混ぜられている、
    請求項1から4のいずれか一項に記載のファイバーレーザ用定盤。
  7. 前記架台の前記支持面と水面との上下方向の距離は、150mm以上である、
    請求項1から6のいずれか一項に記載のファイバーレーザ用定盤。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のファイバーレーザ用定盤と、
    前記架台よりも上方に配置され、ファイバーレーザを下方に向かって、前記架台を通して照射するヘッドと、
    を備える、
    ファイバーレーザ加工装置。
  9. 前記ヘッドを水平面に沿う水平方向に挟む一対のカバーと、
    前記収容部を前記水平方向に挟む一対の仕切り板と、
    を備え、
    平面視において、前記一対の仕切り板は前記一対のカバーの間に配置されている、
    請求項8に記載のファイバーレーザ加工装置。
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