JP7488749B2 - エレベーターシステム及びエレベーター非接触ボタン操作検出方法 - Google Patents

エレベーターシステム及びエレベーター非接触ボタン操作検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、エレベーターシステム及びエレベーター非接触ボタン操作検出方法に関する。
近年の感染症対策や衛生対策から、エレベーターのかご内の操作ボタンや、乗り場のかご呼びボタンを、非接触ボタンとすることが提案されている。
非接触ボタンは、ボタンが配置された箇所に光の検出部を設けて、指などがボタンに近づいたときの光量の変化に基づいて、従来のタッチ操作と同様の操作が行われたと判定するものである。
このような非接触ボタンをかご内に配置することで、ボタンに触れることなく行き先階の登録などの操作を行うことができ、エレベーター利用者がウィルスなどに感染するリスクを軽減することができる。
特開2002-100975号公報
非接触ボタンは、光量の変化に基づいて操作を検出するものであるため、ボタンが設置された箇所の状況に応じて、誤動作する可能性がある。例えば、非接触ボタンの光の検出窓の汚れによって、指が近接していない状況であっても、指が近接していると誤検出する場合がある。
また、かご内に太陽光などの光が入射する場合、その入射光によっても、非接触ボタンが誤動作する可能性がある。
ここで、エレベーターの分野で従来から使用されている光センサとしては、扉の開閉安全装置が知られている。すなわち、扉の開閉安全装置は、発光素子と受光素子による検知部を扉に設置して、かごの乗降者を検出した際に、扉が閉まることを防止している。そして、受光素子の経時変化による劣化による誤動作を防ぐために、開閉安全装置の受光素子が検出した受光量についてオフセット調整を行うことが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
非接触ボタンについても、特許文献1に記載されているように、ボタンに設置された受光素子の経時変化による劣化を補正するオフセット調整を行えば、経時変化による誤動作を防止することができる。
しかしながら、経時変化による劣化を補正するオフセット調整は、素子の感度の低下を補正するものであり、検出窓の一時的な汚れや、一時的な太陽光の入射に対しては対処することができない。エレベーター内の非接触ボタンが、一時的な要因で誤動作するようになると、エレベーターは、利用者が操作していないボタンが操作されたと誤検出して、乗降者がいない階床が停止階に登録される等の不具合が発生し、エレベーターとして好ましくない状態になってしまう。
本発明の目的は、非接触ボタンの誤検出を防ぐことができるエレベーターシステム及びエレベーター非接触ボタン操作検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、エレベーターシステムとして、乗りかご内又は乗り場にエレベーター利用者が操作するためのボタンが配置されたものであり、ボタンに配置された受光窓の受光量から、ボタンの操作を検出する非接触操作検出部と、非接触操作検出部が検出した受光量のオフセット値を検出し、検出したオフセット値を受光量の検出信号から減算して差分値を得る補正部と、を備える。ここで、非接触操作検出部は、補正部が得た差分値から非接触操作を検出する。そして、補正部は、所定時間連続して非接触操作検出部が検出した受光量の値に基づいて、オフセット値を設定すると共に、非接触操作検出部が検出した受光量の値からオフセット値を減算した差分値がマイナスの値になったとき、オフセット値を更新するようにした。
本発明によれば、ボタンの非接触操作を受光量から検出する際に、オフセット値の調整が行われ、ボタンに配置された受光窓の汚れなどの要因による誤操作検出を防止することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施の形態例によるシステムの例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態例による乗りかご内の操作盤の例を示す正面図である。 本発明の一実施の形態例による乗りかご内の操作盤の操作例を示す図である。 本発明の一実施の形態例による補正部の処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による補正部の自動オフセット調整の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例による検出信号の例を示す波形図である。
以下、本発明の一実施の形態例(以下、「本例」と称する)を、添付図面を参照して説明する。
[システム構成]
図1は、本例のエレベーターシステムの全体構成を示す。
本例のエレベーターシステムは、エレベーター制御装置100と、そのエレベーター制御装置100の制御により走行(昇降)する乗りかご200とを備える。図1では、主として乗りかご200内でのエレベーター利用者のボタンなどの操作に基づいて、エレベーター制御装置100が停止階を登録する構成を示し、乗りかご200を走行させる駆動系の構成は省略する。
エレベーター制御装置100は、受信部101、非接触入力検出部102、ボタン操作検出部103、停止階許可判定部104、登録判定部105、目的階登録部106、表示指令部107、音案内処理部108、外部情報取得部109、及びボタン制御部110を備える。
受信部101は、乗りかご200内の操作盤制御装置201からの信号を受信する。すなわち、受信部101は、かご内ボタン202の操作信号と、非接触ボタン210の操作信号を受信する。
非接触入力検出部102は、受信部101が受信した信号から、非接触ボタン210の操作信号を抽出する。非接触入力検出部102で抽出された操作信号は、停止階許可判定部104に供給される。
ボタン操作検出部103は、受信部101が受信した信号から、かご内ボタン202の操作信号を抽出する。ボタン操作検出部103で抽出された操作信号は、停止階許可判定部104に供給される。
停止階許可判定部104は、供給される操作信号の内容を判定して、操作信号で指示された停止階の許可を行うか否かを判定する。例えば、特定の階の停止が通常許可されない設定であるとき、該当する階のボタンの操作信号が供給されていても、停止階許可判定部104は不許可と判定する。停止が認められた階の操作情報は、登録判定部105及び目的階登録部106に供給される。
なお、停止階許可判定部104が停止階を許可しなかった場合、停止階許可判定部104は、表示指令部107に対して、乗りかご200に設置されたかご内表示器222で「指示された階は停止できません」などの案内表示を実行させる指示を行う。また、停止階許可判定部104が停止階を許可しなかった場合、停止階許可判定部104は、音案内処理部108に対して、乗りかご200に設置された音出力装置232から同様の文面の案内音声を出力する指示を行う。
登録判定部105は、停止階許可判定部104が許可した停止階の操作信号に基づいて、乗りかご200の停止階を登録する。登録判定部105での停止階の登録情報は、目的階登録部106及びボタン制御部110に伝送される。
目的階登録部106は、登録判定部105で登録された目的階の情報を記憶する。この目的階登録部106に記憶された目的階の情報は、乗りかご200が登録された目的階に到着したときに消去される。
また、目的階登録部106は、音案内処理部108に対して、乗りかご200が目的階(停止階)に到着したとき、乗りかご200に設置された音出力装置232から、「××階に止まります」のような停止階の案内音声を出力する指示を行う。
外部情報取得部109は、エレベーターの管制センタや外部のサイトと通信を行い、エレベーターの運転に必要な情報を取得する。ここで、外部情報取得部109が取得する情報には、エレベーターが設置された地点の天気についての情報が含まれる。
ボタン制御部110は、乗りかご200内の操作盤240(図2)に配置された、かご内ボタン202の点灯、点滅、及び消灯を制御する。すなわち、ボタン制御部110は、点灯処理部111、点滅処理部112、及び消灯処理部113を備え、かご内ボタン202の点灯、点滅、及び消灯を実行する。
乗りかご200は、操作盤制御装置201、かご内ボタン202、非接触ボタン210、表示制御装置221、かご内表示器222、音制御装置231、及び音出力装置232を備える。
操作盤制御装置201は、かご内ボタン202の操作による操作信号と、非接触ボタン210の操作による操作信号とを、エレベーター制御装置100の受信部101に伝送する。また、操作盤制御装置201は、ボタン制御部110からのボタンの点灯、点滅、及び消灯の指示を受信し、受信した指示に基づいて、かご内ボタン202の点灯、点滅、及び消灯を実行する。
かご内ボタン202は、乗りかご200に配置された、エレベーター利用者が直接ボタンの表面に触れることで、操作が行われるボタンであり、従来からエレベーターに設置されたものである。かご内ボタン202としては、乗りかご200が停止する階床ごとのボタン、扉の開ボタン、閉ボタンなどがある。
非接触ボタン210は、各かご内ボタン202に隣接して配置されたボタンであり、エレベーター利用者の指などのボタンへの接近を検出して、操作が行われるボタンである。例えば、指がボタン表面から数センチ以内に接近したとき、該当するボタンの操作が行われる。
非接触ボタン210は、非接触操作検出部211、外乱光検出部212、補正部213、及び記録部214を備える。
非接触操作検出部211は、非接触ボタンに相当する受光窓の内部に、近赤外線の出力素子と、その出力素子から出力された近赤外線の反射成分を受光する受光センサとが配置された構成になっている。そして、非接触操作検出部211は、受光センサから近赤外線の受光量に対応した検出信号を出力する。すなわち、受光窓にエレベーター利用者の指などが近接したとき、受光センサでの近赤外線の受光量が増大するので、非接触操作検出部211は、受光センサの受光量が所定の閾値を超えたとき、非接触操作ありの操作信号を出力する。
外乱光検出部212は、受光窓の内部に配置された不図示の照度センサを備え、照度センサで検出された照度値に基づいて、太陽光などの外乱光を検出する。外乱光検出部212が検出した外乱光の強さなどの情報は、補正部213に供給される。
補正部213は、非接触ボタンに相当する受光窓のオフセットレベルを検出し、非接触操作検出部211が非接触操作の有無を検出する際に、検出レベルについてのオフセット調整を行う。
また、補正部213は、外乱光検出部212から供給される外乱光の強さなどの情報に基づいて、非接触ボタンの操作の有効/無効の判断を行う。さらに、非接触ボタン210の補正部213は、エレベーター制御装置100の外部情報取得部109から、現在の天気についての情報を取得する。天気の情報は、補正部213での判断が適正か否かの判断に使用される。補正部213の判断が適正でない場合には、記録部214に判定エラーの情報が記録される。補正部213が行うこれらの補正などの処理の詳細については後述する。
表示制御装置221は、エレベーター制御装置100の表示指令部107からの指令に基づいて、かご内表示器222の表示を制御する。
音制御装置231は、エレベーター制御装置100の音案内処理部108からの指示に基づいて、音出力装置232からの案内音声の出力を制御する。
[かご内操作盤の構成]
図2は、乗りかご200に設置された、かご内操作盤240の構成を示す。
かご内操作盤240は、乗りかご200の扉の脇に設置され、かご内ボタン202、非接触ボタン210、かご内表示器222、及び音出力装置232を有する。
図2の例では、かご内ボタン202として、5個の停止階登録ボタン202a,202b,202c,202d,202eと、扉開ボタン202fと、扉閉ボタン202gとを有する。5個の停止階登録ボタン202a~202eは、乗りかご200が停止する階ごとに割当てられたボタンである。
非接触ボタン210は、それぞれのかご内ボタン202の右隣りに配置されている。すなわち、5個の停止階登録ボタン202a~202eの脇に、5個の非接触ボタン210a~210eが配置され、扉開ボタン202f及び扉閉ボタン202gの脇に、それぞれ非接触ボタン210f,210gが配置されている。
それぞれのかご内ボタン202は、エレベーター利用者がボタンにタッチすることで操作が行われる。また、それぞれの非接触ボタン210は、エレベーター利用者がボタンに指などを近接させることで操作が行われる。なお、かご内操作盤240に非接触ボタン210として見えている箇所は、センサの受光窓に相当する。
図3は、かご内ボタン202の操作例(a)と非接触ボタン210の操作例(b)を示す。
図3(a)に示すように、利用者の指f1で、3階登録用のかご内ボタン202cに触れることで、3階が停止階に登録され、該当するかご内ボタン202cが点灯する。
また、図3(b)に示すように、利用者の指f2を、非接触ボタン210cとしての受光窓に近接させた場合にも、同様に3階が停止階に登録され、かご内ボタン202cが点灯する。
それぞれの非接触ボタン210は、各かご内ボタン202と非常に近接して配置してあるため、非接触ボタン210に隣接したかご内ボタン202に利用者が触れずに、かご内ボタン202に利用者が指を近づけた場合にも、操作ありが検出される。
なお、図1に示す非接触ボタン210内の非接触操作検出部211や外乱光検出部212などの各構成要素は、各非接触ボタン210a~210gが個別に持つことになる。
[処理の流れ]
図4は、非接触ボタン210が指などの物体の接近を検出する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、最初に非接触ボタン210の非接触操作検出部211は、近赤外線の受光素子の受光量を読み出す(ステップS11)。そして、補正部213は、ステップS11での受光量をオフセット値に設定する(ステップS12)。その後、非接触操作検出部211は、一定周期(例えば10m秒周期)で、受光量を読み出す(ステップS13)。そして、非接触操作検出部211は、ステップS13で読み出した受光量から、ステップS12で補正部213が設定したオフセット値を減算した差分値を算出する(ステップS14)。
次に、非接触操作検出部211は、差分値が予め設定された非接触操作判別用のしきい値を超えているか否かを判断する(ステップS15)。このステップS15で、しきい値を超えていると判断したとき(ステップS15のYes)、非接触操作検出部211は、外乱光検出部212が検出した照度の値から、太陽光(外乱光)の入力があるか否かを判断する(ステップS16)。このステップS16では、外乱光検出部212が検出した照度の値が、予め設定された特定の照度値を超えたとき、太陽光の入力があると判断する。
ステップS16で、太陽光の入力があると判断した場合(ステップS16のYes)、非接触操作検出部211は、エレベーター制御装置100の外部情報取得部109が取得した天気情報に基づいて、現在の天気が晴れでないか否かを判断する(ステップS17)。このステップS17で、現在の天気が晴れでない場合(ステップS17のYes)、非接触操作検出部211は、記録部214に異常値の検出を記録する(ステップS18)。このステップS18で記録した異常値の検出の情報は、当該エレベーターの点検や監視時に、非接触ボタン210が適正に作動しているか否かのチェックとして利用される。
そして、ステップS17で、現在の天気が晴れと判断した場合(ステップS17のNo)、並びにステップS18で異常値の検出を記録した後、非接触操作検出部211は、非接触検知による操作信号の出力をオフに設定する(ステップS19)。
また、ステップS15で、しきい値を超えていないと判断したとき(ステップS15のNo)、非接触操作検出部211は、外乱光検出部212が検出した照度の値から、太陽光の入力があるか否かを判断する(ステップS22)。
ステップS22で、太陽光の入力があると判断した場合(ステップS22のYes)、非接触操作検出部211は、非接触検知による操作信号のエレベーター制御装置100側への出力をオフに設定する(ステップS19)。
そして、ステップS16で、太陽光の入力がないと判断した場合(ステップS16のNo)、並びに、ステップS22で、太陽光の入力がないと判断した場合(ステップS22のNo)、非接触操作検出部211は、非接触検知による操作信号のエレベーター制御装置100側への出力をオンに設定する(ステップS21)。
この非接触検知による操作信号の出力をオンに設定した状態では、非接触操作検出処理が実行され、ステップS14で検出される差分値の値によって、利用者の指などの物体のボタンへの接近を検出して、非接触ボタン210による非接触操作が可能な状態になる。
ステップS19での非接触検知による操作信号の出力のオフ、あるいはステップS21での非接触検知による操作信号の出力のオンを設定した後、補正部213は、自動オフセット調整を行ってオフセット値を修正する(ステップS20)。その後、非接触操作検出部211は、ステップS13での次の周期での受光量の読み出しに戻る。
図5は、ステップS20において、非接触ボタン210が行う自動オフセット調整の流れを示すフローチャートである。
まず、補正部213は、非接触操作検出部211での受光量を読み出す(ステップS31)。そして、補正部213は、受光量の検出値から、そのとき設定されているオフセット値を減算した差分値を取得する(ステップS32)。その後、補正部213は、差分値が、予め設定されたオフセット値判断用のしきい値n以上か否かを判断する(ステップS33)。
ステップS33で、差分値が、予め設定されたオフセット値更新判断用のしきい値n以上であると判断したとき(ステップS33のYes)、補正部213は、しきい値n以上の状態がm分以上(例えば1分以上)継続しているか否かを判断する(ステップS34)。このステップS34で、しきい値n以上の状態がm分以上継続していると判断した場合(ステップS34のYes)、補正部213は、ステップS31で読み出した現在の受光量を、新たなオフセット値に更新する(ステップS35)。
また、ステップS34で、しきい値n以上の状態がm分以上継続していないと判断した場合には(ステップS34のNo)、補正部213は、オフセット値を更新せずに処理を終了する。
次に、ステップS33で、差分値が、予め設定されたオフセット値更新判断用のしきい値n以上でないと判断したとき(ステップS33のNo)、補正部213は、差分値が、しきい値nのマイナス値(-n)よりも小さいか否かを判断する(ステップS36)。
このステップS36で、差分値が(-n)よりも小さい値であると判断したとき(ステップS36のYes)、補正部213は、ステップS31で読み出した現在の受光量を、新たなオフセット値に更新する(ステップS35)。
一方、ステップS36で、差分値が(-n)よりも小さい値と判断された場合には、この状態は、例えば非接触ボタン210の受光窓に何らかの汚れが付着してオフセット値が高く調整された状態から、その汚れが除去された状態に相当するから、オフセット値の更新処理が行われる。あるいは、太陽光のような強い外乱光が受光素子に入力した状態から、その入力がなくなった状態でも、同様に判断され、オフセット値の更新処理が行われる。
また、ステップS36で、差分値が、(-n)よりも小さい値でない場合(ステップS36のNo)、補正部213は、オフセット値を更新せずに終了する。
[検出信号の例]
図6は、本例の非接触ボタン210の非接触操作検出部211が検出する受光量に対応した近接検出信号(a)と、外乱光検出部212が検出する太陽光などの外乱光検出信号(b)の例を示す。
図6に示す期間t1は、太陽光の入力がない状態で、指などの近接がない場合を示す。太陽光の入力がない状態で、指などの近接がない場合には、近接検出信号が低いレベルである。
そして、指などが非接触ボタン210に近接したとき、期間t2に示すように、受光量に対応した近接検出信号のレベルが高くなり、そのレベルに応じて、非接触操作の検出信号が出力される。
図6に示す期間t3は、指などの近接がない状態で、非接触ボタン210の受光窓に何らかの汚れが付着して、近接検出信号のレベルがある程度高くなった状態を示す。本例の場合、その状態で読み出された受光量がオフセット値に設定されるため、受光窓の汚れによる誤検出を防止することができる。特に本例の場合には、図5のフローチャートのステップS34で説明したように、ある程度の時間継続して、その高いレベルの受光量が検出された場合には、オフセット値が調整されるので、汚れが付着して継続してレベルが変化したときだけオフセット値が調整され、一時的な変化でオフセットレベルが誤調整されることを防ぐことができる。
また、図5のフローチャートのステップS36で説明したように、その汚れによる受光量の低下がなくなったとき、オフセット値を再調整するようにしたことで、汚れが清掃などで除去されたとき、直ちに適正なオフセット値に調整されるようになる。
図6に示す期間t4は、非接触ボタン210の受光窓に太陽光などの外乱光が入射した状態を示す。太陽光などの外乱光が入射した場合、近接検出信号のレベルは外乱光の状態によって激しく変化する。
ここで、外乱光検出部212が検出する太陽光などの外乱光検出信号で、外乱光の入力が検出され、非接触ボタン210がオフ状態になる。
したがって、本例の非接触ボタン210は、太陽光などの外乱光の入力があっても、誤って非接触操作検出信号を出力することがない。
なお、太陽光の入力がある状態でも、例えば、利用者の手などが非接触ボタン210に覆いかぶさって、太陽光の非接触ボタン210の受光窓への入力がない状態が発生すると、補正部213では、太陽光がない状態での適正なオフセット値に調整されて、非接触操作が可能な状態になる。
以上説明したように、本例のエレベーターシステムによると、非接触ボタン210では、オフセット値の調整が行われるため、常に適正な非接触操作検出を行うことが可能になる。また、本例のエレベーターシステムによると、太陽光などの外乱光の入力時の誤動作についても適切に防ぐことができる。
[変形例]
なお、本発明は、上述した実施の形態例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施の形態例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
例えば、上述した実施の形態例では、非接触ボタン210は、乗りかご200内のかご内操作盤240に配置した例を説明した。これに対して、エレベーターの乗り場のかご呼びボタンなどのその他のエレベーター利用者が操作するボタンについても、同様の非接触ボタンとして構成してもよい。
また、上述した実施の形態例では、乗りかご200などに複数配置したそれぞれの非接触ボタン210が、外乱光検出部212や補正部213を備えて、各非接触ボタン210が個別にオフセット値の設定を行うようにした。これに対して、例えば外乱光検出部212は、かご内操作盤240が1個だけ備えて、複数の非接触ボタン210でオフセット値の設定を共通して行うようにしてもよい。
また、異常を記録する記録部214についても、それぞれの非接触ボタン210が記録部214を備える代わりに、操作盤制御装置201が共通の記録部を備えるようにしてもよい。あるいは、エレベーター制御装置100が操作盤制御装置201からの情報を取得して、非接触ボタン210を記録してもよい。
また、天気情報を取得して、太陽光の検出が適正でない可能性を記録するための判断処理を、エレベーター制御装置100又は操作盤制御装置201が行うようにしてもよい。
また、太陽光の検出などで非接触操作を受け付けない状態のときには、かご内表示器222で非接触操作ができない旨の表示をしたり、音出力装置232から非接触操作ができない旨の音声案内をしてもよい。
さらにまた、図1のブロック図では、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものだけを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。また、図4及び図5に示すフローチャートにおいて、処理結果に影響を及ぼさない範囲で、複数の処理を同時に実行するか、あるいは処理順序を変更してもよい。
100…エレベーター制御装置、101…受信部、102…非接触入力検出部、103…ボタン操作検出部、104…停止階許可判定部、105…登録判定部、106…目的階登録部、107…表示指令部、108…音案内処理部、109…外部情報取得部、110…ボタン制御部、111…点灯処理部、112…点滅処理部、113…消灯処理部、200…乗りかご、201…操作盤制御装置、202…かご内ボタン、210…非接触ボタン、211…非接触操作検出部、212…外乱光検出部、213…補正部、214…記録部、221…表示制御装置、222…かご内表示器、231…音制御装置、232…音出力装置、240…操作盤

Claims (5)

  1. 乗りかご内又は乗り場にエレベーター利用者が操作するためのボタンが配置されたエレベーターシステムであって、
    前記ボタンに配置された受光窓の受光量から、前記ボタンの操作を検出する非接触操作検出部と、
    前記非接触操作検出部が検出した受光量の検出信号からオフセット値を検出し、検出したオフセット値を前記受光量の検出信号から減算して差分値を得る補正部と、を備え、
    前記非接触操作検出部は、前記補正部で得た差分値から前記ボタンの非接触操作を検出し、
    前記補正部は、所定時間連続して前記非接触操作検出部が検出した受光量の値に基づいて、前記オフセット値を設定すると共に、前記非接触操作検出部が検出した受光量の値から前記オフセット値を減算した差分値がマイナスの値になったとき、前記オフセット値を更新する
    エレベーターシステム。
  2. さらに外乱光検出部を備え、
    前記外乱光検出部が、太陽光の入力を検知している間、前記非接触操作検出部での前記ボタンの操作の検出を停止させる
    請求項1に記載のエレベーターシステム。
  3. さらに外部情報取得部を備え、
    前記外部情報取得部が取得した天気情報で、エレベーターの設置箇所の天気が晴れ以外で、前記外乱光検出部が、太陽光の入力を検知したとき、異常であることを記録する
    請求項に記載のエレベーターシステム。
  4. 前記非接触操作検出部は、近赤外線の出力素子と、前記出力素子から出力された近赤外線の反射成分を受光する受光センサとを備え、
    前記外乱光検出部は、照度センサが検出した照度から太陽光の入力を検出する
    請求項に記載のエレベーターシステム。
  5. 乗りかご内又は乗り場に、エレベーター利用者が操作するためのボタンが配置されたエレベーターに適用されるエレベーター非接触ボタン操作検出方法であって、
    前記ボタンに配置された受光窓の受光量から、前記ボタンの操作を検出する非接触操作検出処理と、
    前記非接触操作検出処理により検出した受光量のオフセット値を検出し、検出したオフセット値を前記受光量の検出信号から減算して差分値を得る補正処理と、を含み、
    前記非接触操作検出処理は、前記補正処理で得た差分値から非接触操作を検出し、
    前記補正処理は、所定時間連続して前記非接触操作検出処理により検出した受光量の値に基づいて、前記オフセット値を設定すると共に、前記非接触操作検出処理で検出した受光量の値から前記オフセット値を減算した差分値がマイナスの値になったとき、前記オフセット値を更新する
    エレベーター非接触ボタン操作検出方法。
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