JP7487162B2 - 医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム - Google Patents

医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、医用情報処理装置、医用情報処理方法およびプログラムに関する。
従来、被検者に放射線(例えば、X線)を照射し、当該被検者を透過した放射線の強度分布を検出して対象物の放射線画像を撮影する放射線検出装置を備えた放射線撮影システムが知られている。
放射線を用いた検査(放射線検査)に際しては、一般に、各診療科の医師によって撮影部位や撮影方法等を含む検査情報が設定される。そして、設定された検査情報に基づき放射線撮影システムを用いて放射線撮影が実施される。
近年では、AI(Artificial Intelligence)技術が医用画像診断支援向けに進歩している。放射線撮影システムには診断支援向けの画像処理が搭載されているが、放射線撮影システム外の画像処理を利用することにより医師にとってさらに有用な支援を得ることができる。
放射線撮影システムは外部の画像処理システムと処理元となる画像、処理後の画像を送受信する形で連携し、放射線撮影システムに搭載されない処理がなされた画像を診断に提供することができる。
特開2004-295184
放射線撮影システムで生成された撮影画像と撮影画像を元画像とし、外部システムで生成された処理画像は元画像と関連付けされていることが望ましい。しかし、外部システムによっては元画像に関連付けするための情報が処理画像に付帯されていないケースがある。その場合、操作者による手動操作による関連付けもしくは、接続先毎に外部システム側や受信側の仕様変更が必要となり非常に不便であった。
本発明は上記課題に鑑み、撮影画像と撮影画像を元画像として外部システムで生成された処理画像の関連付けを自動で実施することにより、業務効率を向上させることを目的の一つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本明細書の開示の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記課題を解決するために、本発明に係る医用情報処理装置は、撮影装置により撮影された医用画像であり、外部システムにおいて処理対象となる元画像を前記外部システムに送信する送信手段と、前記外部システムにおいて処理が施されることにより前記送信した元画像から生成される処理画像と前記処理画像の付帯情報を取得する取得手段と、医用画像を記憶する記憶手段から、前記処理画像の付帯情報を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付ける関連付け手段と、を備え、前記関連付け手段は、前記元画像の画像情報と前記処理画像の付帯情報とを比較し、前記付帯情報の不足を前記画像情報で補足することを特徴とする。

本発明に係る医用情報処理装置によれば、撮影画像と撮影画像を元画像として外部システムで生成された処理画像の関連付けを自動で実施することにより、業務効率を向上させることができる。撮影画像と処理画像の関連付けが外部システムによらず自動的に実施される。よって、操作者による手動操作での関連付けミスが無くなり、外部システム毎の仕様変更が不要となるため効率的に業務を実施することができる。
本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影装置1を含む医用情報処理システムの概略構成の一例を示す図。 図1に示す全体制御部の概略構成の一例を示す図。 図2に示す記憶部に記憶されている撮影画像の情報と情報取得部により取得された処理画像の情報の一例を示す図。 図2に示す記憶部に記憶されている撮影画像の情報と処理画像の情報の一例を示す図。 本発明の第1の実施形態を示し、図1の表示部に表示される新規検査入力画面の一例を示す図。 本発明の第1の実施形態を示し、図1の表示部に表示される撮影画面の一例を示す図。 本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影装置1による医用情報処理方法として処理画像の登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1、第3の実施形態に係る放射線撮影装置1による医用情報処理方法として処理画像の元となった画像情報のシリーズを特定するための条件を決定する検索条件決定手順の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2、第3の実施形態に係る放射線撮影装置1による医用情報処理方法として処理画像の元となった画像情報の画像を特定するための条件を決定する検索条件決定手順の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態を示し、図6の109aに表示される撮影方法ボタンの一例を示す図。 本発明の第3の実施形態を示し、図6の105内に表示される撮影方法ボタンの例を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る放射線撮影装置1による医用情報処理方法として処理画像の元となった画像情報にシリーズを追加し追加したシリーズに処理画像を関連付ける手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施形態を示し、図1に示す全体制御部の概略構成の一例を示す図。
以下、添付図面に従って本明細書に開示の放射線撮影システムの好ましい実施形態について詳説する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本明細書に開示の放射線撮影システムの技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。また、本明細書の開示は下記実施形態に限定されるものではなく、本明細書の開示の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本明細書の開示の範囲から除外するものではない。即ち、後述する各実施形態及びその変形例を組み合わせた構成も全て本明細書に開示の実施形態に含まれるものである。なお、以下では放射線撮影システムを例として説明を行うが、被検者を撮影するモダリティは、MRI装置、X線CT装置、3次元超音波撮影装置、光音響トモグラフィ装置、PET/SPECT、OCT装置などのその他の医用画像撮影装置であってもよい。すなわち、本実施形態に係る一連の処理は種々の医用画像撮影装置と医用情報処理装置を含む医用情報処理システムにより実現でき、放射線画像だけでなく、その他の医用画像に適用してもよい。また、本開示における画像は、表示部に表示されている状態だけでなく画像データとしてデータベースや記憶部に記憶されている状態、送受信される状態も含む。
(第1の実施形態)
<放射線撮影システムの構成>
本発明の第1の実施形態について、図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態の放射線撮影システムの構成例を示す図である。図1に示すように、本実施形態の放射線撮影システムは、放射線撮影装置1と、検査の進捗を管理するHIS(Hospital Information System)11とを備える。
また、本実施形態の放射線撮影システムは、検査オーダを放射線撮影装置1に伝達するRIS(Radiology Information System)12を備える。さらに、本実施形態の放射線撮影システムは、放射線画像を管理するPACS(Picture Archiving and Communication Systems)13と、放射線画像をプリント出力するプリンタ14と、放射線画像に対する処理を実施する外部処理装置17が接続されている。
HIS11は、病院管理システムであり、会計情報を管理するサーバを含んでいる。放射線撮影を行う場合、操作者は、HIS11の端末(入力部)より検査指示を入力する。そして、HIS11は、放射線撮影の依頼先である病院の放射線部門に依頼情報を伝達する。この依頼情報を検査オーダという。検査オーダには、依頼元の部門名、検査ID、検査項目、及び被検者(被検体)に関する患者情報(被検体情報)などが含まれる。
放射線部門は、RIS12が検査オーダを受信すると、放射線撮影に関する撮影情報(撮影部位情報、撮影方向情報、及び手技情報など)を検査オーダに撮影プロトコルとして付加し、放射線撮影装置1へ伝達する。放射線撮影装置1は、受信した検査オーダに従って、放射線撮影を実施する。放射線撮影装置1は、撮影された放射線画像を取得し、放射線画像と検査オーダとを関連付けた検査情報を生成して、放射線画像とともに出力する。
PACS13は、画像管理を主目的としたサーバである。PACS13と接続された高精細モニタによって、放射線画像の検像作業や詳細な後処理や診断作業が実施される。このように、放射線撮影装置1で取得された放射線画像は、PACS13へ伝達される。
また、放射線撮影装置1における検査の実施情報(画像ID及び撮影日時など)は、HIS11へ伝達される。HIS11へ伝達された実施情報は、検査の進捗管理以外に、検査後の会計処理にも用いられる。
外部処理装置17は、放射線画像に対して画像処理等を行う装置である。AI(Artificial Intelligence)技術を用いた診断支援処理などを行い、生成された処理画像を放射線撮影装置1やPACS13など装置へ伝達する。放射線撮影装置1は外部処理装置からの受け取った処理画像を撮影画像(外部システムにおいて処理される前の元画像)とともに提示し、放射線撮影装置1に搭載されない処理を提供する。
放射線撮影装置1、HIS11、RIS12、PACS13、プリンタ14、および外部処理装置17の間は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)などで構成されるネットワーク15を介して接続される。
なお、これらの各装置には、1つ又は複数のコンピュータが含まれる。コンピュータには、例えば、CPUなどの主制御手段、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶手段が備えられている。また、コンピュータには、ネットワークカードなどの通信手段、キーボード、ディスプレイ、及びタッチパネルなどの入出力手段などが備えられていてもよい。これらの各構成手段は、バスなどにより電気的に接続され、主制御手段が記憶手段に記憶されたプログラムを実行することにより制御される。
図1に示すように、撮影室100には、放射線撮影を行う放射線撮影装置1が設置されている。また、撮影室100には、放射線を発生させる放射線発生装置制御部4と、被検者10を透過した放射線を検出することにより放射線画像を撮影する放射線検出器7と、撮影台6とが設置されている。
放射線撮影装置1は、放射線画像や各種情報を表示する表示部2と、操作者が操作を行う操作部3と、各構成要素を制御する制御部5とを備えている。
放射線発生装置制御部4は、放射線発生部8における放射線の撮影条件を設定して、放射線発生部8を制御する。放射線発生部8は、放射線を発生する放射線源として機能する。放射線発生部8は、例えば、放射線管球により実現され、被検者10(例えば、被検者の特定部位)に向けて放射線を照射する。
放射線発生部8は、所望の照射範囲に放射線を照射することができる。放射線発生部8の照射面には、放射線を遮蔽する絞り(図示しない)が設置されている。操作者は、放射線を遮蔽する絞りを制御することにより、放射線発生部8から照射される放射線の照射範囲を調整することができる。
放射線撮影システムは、放射線発生部8から照射される放射線を検出する放射線検出器7を備えている。放射線検出器7は、被検者10を透過した放射線を検出し、放射線に応じた画像データを出力するものである。なお、画像データは、放射線画像と言い換えられる。
具体的には、放射線検出器7は、被検者10を透過した放射線を、透過放射線量に相当する電荷として検出する。例えば、放射線検出器7には、放射線を電荷に変換するa-Seなどの放射線を直接的に電荷に変換する直接変換型センサや、CsIなどのシンチレータとa-Siなどの光電変換素子を用いた間接型センサが用いられる。
放射線検出器7は、検出された電荷をA/D変換することにより、画像データを生成して記憶部(図示しない)に蓄積する。放射線検出器7は、画像情報(画像ID、撮影日時、及び画像データの転送状況)を画像データに付与して、画像データとともに放射線撮影装置1へ転送可能である。
表示部2は、例えば、液晶ディスプレイなどで実現され、各種情報を操作者(例えば、撮影技師や医師など)に対して表示する。操作部3は、例えば、マウスや操作ボタンなどで構成され、操作者からの各種指示を各構成要素に入力する。なお、表示部2と操作部3は、それらが一体となったタッチパネルとして実現されてもよい。
放射線撮影装置1の制御部5は、無線LANを介して、放射線検出器7に接続されている。制御部5と放射線検出器7の間では、画像データや制御信号などが送受信される。すなわち、放射線撮影によって放射線検出器7に記憶された画像データは、無線LANを介して制御部5へ出力(転送)される。
<放射線撮影システムの説明>
本発明の放射線撮影システムについて、図2を用いて詳細に説明する。放射線撮影装置1は、放射線検出器7から出力された放射線画像に対して画像処理を行ない、画像を生成する制御部5を備えている。制御部5は、コンピュータ上で動作するアプリケーション機能を有している。制御部5は、放射線検出器7の動作を制御するとともに、表示部2へ放射線画像を出力したり、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)を出力したりする。すなわち、制御部5は、医用画像のサムネイルと処理画像のサムネイルとを表示部に表示する表示制御手段の一例に相当する。また、制御部5は、表示部に表示された医用画像への画像編集の指示を受け付ける受付手段としても機能し、操作者からの指示に基づいて切り出し、アノテーションのような画像編集を行うことができる。
制御部5は、放射線検出器7の撮影制御を行う撮影制御部21と、撮影により得られた放射線画像の画像処理を行う画像処理部22と、放射線検出器7から出力される放射線画像や検査オーダ、撮影プロトコル、撮影方法などの各種情報を記憶する記憶部23とを備える。また、制御部5は、放射線画像と検査オーダとが関連付けられた検査情報を管理する検査管理部24と、生成された画像オブジェクトを外部に出力または外部から入力する入出力部27と、外部で処理された処理画像の情報を取得する情報取得部28と、処理画像の情報から処理の元画像となる撮影画像の画像情報を特定するための検索条件を決定する検索条件決定部29と、決定した検索条件から記憶部に記憶されている画像情報を特定する画像情報特定部30を備える。
記憶部23は、検査管理部24で管理される検査情報と撮影プロトコル、撮影方法、放射線検出器7から出力される放射線画像、検査管理に必要な各種情報を記憶する。また、記憶部23は、検査オーダに関連付けられた撮影プロトコルを、撮影プロトコルを識別する識別情報とともに記憶する。
図3の表50は記憶部23に記憶されている撮影画像の画像情報の一例である。画像情報として例えば、画像ID、シリーズID、検査ID、元画像ID、シリーズNo、照射時刻(撮影時刻)が画像毎に記憶される。すなわち、画像情報は、画像を識別する画像識別子、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子、画像が撮影された検査を識別する検査識別子を含み、さらに、シリーズ番号、撮影時刻に関する情報を含んでいてもよい。
表51、52、53、は入出力部27が受信し情報取得部28によって取得された処理画像に付帯されている情報の一例である。表51、52、53はそれぞれ別の処理システムで処理された処理画像の情報であってもよいし、全て同じ処理システムで処理された処理画像の情報でもよい。画像毎に画像IDが付帯され、シリーズID、検査ID、シリーズNo、照射時刻は元になった画像情報の値が付帯されている。また、元画像IDは元になった画像情報の画像IDが付帯されている。ここでは、それぞれ別の処理システムから画像を受信したと想定している。そのため、表51にはシリーズIDが、表52にはシリーズIDと元画像IDとシリーズNoが、表53ではシリーズIDと元画像IDと照射時刻が付帯されていない。
図4は、図3の表50で示した画像情報と図3の表51、52、53で示した画像情報を元にした処理画像が関連付けされた状態のテーブルである。
検査管理部24は、検査オーダが関連付けられた、撮影プロトコルを管理する。例えば、放射線撮影装置1にて検査情報を生成する場合、検査管理部24は操作部3より入力された被検者情報および撮影プロトコルを関連付け、新規の検査情報を作成することもできる。一方、RIS12から検査が依頼される場合、検査管理部24は受信した検査オーダと関連付けられた撮影プロトコルの識別情報を用いて、記憶部23に記憶されている撮影プロトコルを抽出する。抽出した撮影プロトコルを検査オーダと関連付け、新規の検査情報を作成する。新規に作成された検査情報は記憶部23に記憶される。また、検査管理部24は情報取得部28が取得した処理画像に付帯する付帯情報と画像情報特定部30が特定した画像情報の関連付けを行う。ここで、検査管理部24は、例えば、処理画像の元となる撮影画像の画像情報を処理画像にさらに付帯させる、または、処理画像の付帯情報を撮影画像の画像情報に書き換えることにより関連付けを行う。すなわち、撮影画像の画像情報と処理画像の付帯情報を比較し、画像情報に比べて付帯情報に不足している情報があれば画像情報を用いて情報を補足してもよいし、付帯している情報そのものを画像情報に書き換えてもよい。作成された情報は記憶部23に記憶される。
撮影制御部21は、放射線検出器7に蓄積された放射線画像の転送を要する転送要求信号を放射線検出器7に送信し、放射線検出器7から放射線画像を受信する。撮影制御部21は、受信した放射線画像を放射線検出器7に関する放射線検出器情報とともに管理する。また、撮影制御部21は、放射線画像を検査管理部24にて管理される検査情報、撮影プロトコルと関連付ける。
画像処理部22は、撮影制御部21より得た撮影プロトコルおよび画像情報を用いて、放射線画像に画像処理を行う。ここで画像処理された放射線画像は、表示部2において表示される。あるいは、入出力部27より外部出力される。画像処理部22は、輝度・コントラストのような画像自体を調整する画像処理を行う。さらに、画像処理部22は、調整済みの放射線画像に対して、切り出し、アノテーションのような加工処理を行うこともできる。
入出力部27は、RIS13から検査オーダや、外部処理装置17から処理画像の入力を受け付ける。また、放射線画像をPACS13、プリンタ14、外部処理装置17等の外部の装置へ、検査実施情報をHIS11へ出力する。すなわち、入出力部27は、処理対象となる元画像を外部システムに送信する送信手段の一例に相当する。
情報取得部28は、入出力部27が得た処理画像に付帯されている情報を取得する。また、取得した情報を検査管理部24や検索条件決定部29に出力する。
検索条件決定部29は、情報取得部28が取得した処理画像の情報から、元になった撮影画像の画像情報を特定するための情報を検索条件として決定する。すなわち、検索条件決定部29は、付帯情報に含まれる情報のうち、元画像の検索に用いる情報を検索条件として決定する決定手段の一例に相当する。決定した検索条件を画像情報特定部30に出力する。
画像情報特定部30は、検索条件決定部29が決定した検索条件を用い記憶部23から元になった撮影画像の画像情報を特定する。特定した画像情報は検査管理部24で処理画像と関連付けされ、記憶部23に記憶される。すなわち、検査管理部24は、医用画像を記憶する記憶手段から、処理画像の付帯情報を用いて検索された元画像の画像情報と処理画像の付帯情報とを関連付ける関連付け手段の一例に相当する。また、検索条件決定部29により決定された検索条件に従って検索された元画像の画像情報と処理画像の付帯情報とを関連付ける関連付け手段の一例に相当する。
以上が、本発明の一実施形態に係る放射線撮影システムの構成の一例についての説明である。なお、図1に示す構成は、あくまで一例であり、適宜変更できる。例えば、図1では、放射線撮影装置1に対してネットワーク15を介して各種装置が接続されているが、必ずしも放射線撮影装置1は、このような装置と接続される必要はない。診断画像がDVDのような可搬媒体へ出力され、可搬媒体を介して各種装置へ入力されても良い。また、このネットワーク15は有線で構成されていても、一部が無線信号伝送路で構成されていても良い。
<撮影処理>
ここで、図1に示す放射線撮影システムによる検査の流れに沿って放射線画像を撮影する際の処理の手順を説明する。
まず、検査依頼書またはRIS12からの検査依頼により放射線撮影装置1に対して患者情報および検査情報を入力する。患者情報は、患者名、患者IDなどを含み、検査情報は、患者に対して実施する撮影の内容を規定した撮影情報を含む。
放射線撮影装置1は、表示制御部16の制御により、図5(a)に示すような新規検査入力画面を表示部2に表示する。新規検査入力画面は、図5(a)に示すように、患者情報入力領域101と、患者情報確定ボタン102と、依頼検査リスト103とを含む。また、新規検査入力画面は、患者情報表示領域104と、撮影情報表示領域105と、撮影情報入力ボタン106と、検査開始ボタン107とを含んで構成される。
依頼検査リスト103には、RIS12より受信した検査が並べられ一覧表示される。依頼検査リスト103よりいずれかの検査を選択すると、図5(b)に示すように、患者情報表示領域104には、当該選択された患者に対応する患者情報(患者ID、患者名、生年月日等)が表示される。また、撮影情報表示領域105には、検査IDが表示され、その直ぐ下の領域には、当該検査IDに対応する撮影情報が表示される。撮影情報は、上述した通り、RIS12から受信する。図5の例の場合、撮影情報に対応した撮影方法ボタン109(胸部正面ボタン109a、胸部側面ボタン109b)が配されている。撮影情報入力ボタン106の押下に従って、図5(c)に示すように撮影情報入力領域108を表示し、さらに撮影方法を追加することもできる。図5(c)の例では、撮影情報入力領域108に複数の撮影方法選択ボタン114が表示されており、これを選択することで撮影方法を追加できる。追加された撮影方法は撮影情報表示領域105に胸部正面ボタン109a、胸部側面ボタン109bと並べて表示される。各撮影方法は撮影方法IDと対応付けられている。
操作者は、患者情報及び撮影情報を確認した後、検査開始ボタン107を押下する。これにより、実施する検査が確定する。検査開始ボタン107の押下に従って、放射線撮影装置1は、図6に示すような撮影画面を表示部2に表示する。撮影画面は、撮影時に用いられる画面である。
撮影画面は、基本的には、図5で説明した新規検査入力画面と同様の表示領域を有して構成される。新たに追加される表示領域としては、図6に示すように、画像表示領域110と、メッセージ領域111と、画像処理設定領域112と、検査終了ボタン113とが挙げられる。
撮影画面が表示されると、撮影情報表示領域105内で最も上部に配された撮影方法ボタン109aがデフォルトで選択状態になっている。これに伴って、放射線撮影装置1の制御部5は、当該撮影方法ボタン(撮影方法)に対応して設定された撮影条件(管電圧、管電流、照射時間等)を放射線発生制御部4に向けて送信する。すると、制御部5は、当該撮影条件に従って放射線検出器7を制御して撮影の準備を整える。
準備が整うと、放射線撮影装置1は、撮影可能状態へ遷移する。このとき、メッセージ領域111には、撮影可能状態であることを示す「Readyメッセージ」が表示される。
続いて、操作者は、撮影方法を確認し、撮影のセッティング及び患者のポジショニングを行う。一連の撮影準備が完了すると、操作者は、メッセージ領域111を参照して撮影可能状態であることを確認した後、放射線照射スイッチ(不図示)を押下する。すると、放射線撮影装置1は、放射線発生部8により被写体(患者の特定部位)に向けて放射線を照射させ、放射線検出器7により当該被写体を透過した放射線を検出させる。これにより、放射線画像の撮影が行われる。
撮影が完了すると、放射線撮影装置1の制御部5は、放射線検出器7から撮影画像を取得するとともに、当該取得した撮影画像に対して所定の画像処理条件に基づいて画像処理を実施する。所定の画像処理条件は、撮影方法に対応して予め規定されている。
画像処理が終了すると、放射線撮影装置1は、当該画像処理された撮影画像を画像表示領域110に表示する。また、撮影方法ボタン109内にサムネイル114を作成する。操作者は、当該撮影画像のコントラスト等を変更したい場合、画像処理設定領域112に設けられたコントラストや輝度等のボタンを操作する。
同様に、出力画像の切り出し領域を変更したい場合は、切り出しボタン122および切り出し枠126等を操作し、所望の切り出し領域を指定する。診断情報となる文字列を付与する場合、アノテーションボタン123等を操作し、アノテーション126に示すような文字列を画像上に重ねる。画像の向きが診断に適さない場合、回転ボタン120、反転ボタン121等を使って幾何変換を行う。以上のように、操作者は、当該画像表示領域110に表示された撮影画像に対して追加の画像編集を実施できる。
外部処理装置17での画像処理を利用したい場合は、外部処理ボタン130を押下する。撮影方法にはあらかじめ外部処理を有効とするか、有効な場合の外部処理の要求先、外部処理の内容が設定されている。あるいは、制御部5が外部処理システムへの医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行ってもよい。外部処理システムが複数存在する場合には、複数存在する外部処理システムそれぞれについて医用画像の送信を有効にするか否かの設定を行ってもよいし、一括で送信を有効にするか否かの設定を行ってもよい。例えば、画像表示領域110に胸部正面ボタン109aの画像が表示されている場合、胸部正面ボタン109aに対応する撮影方法の外部処理を有効とするかの設定に従って、外部処理ボタン130は有効となる。
外部処理ボタン130を押下すると、画像表示領域110に表示されている放射線画像を外部処理装置17へ送信する。すなわち、医用画像の送信が有効にされた場合に処理対象となる画像を外部処理システムに送信することができる。外部処理システムが複数存在する場合には、複数存在するうち予め処理要求を行うように設定された外部処理システムに医用画像を送信する。送信する放射線画像には、例えば自身を識別するための画像ID、シリーズID、検査IDや検査の情報としてシリーズNo、照射時刻などを付帯する。
RIS12より受信した検査オーダには撮影情報が含まれている。外部処理が有効と設定された撮影方法を指定することで、HIS11やRIS12から外部処理による画像生成を要求する構成にもできる。
外部処理装置17より処理画像を受け付けると、処理画像に付帯する情報から元になった撮影画像の画像情報を特定する。そして、処理元にあたる画像情報を用いて、撮影画像の画像情報と処理画像の付帯情報の関連付けがなされる。または、処理画像の受信とは別の通信にて、画像情報を受け取っても良い。関連付けられた処理画像は撮影画像と同じ撮影方法ボタン109a内にサムネイルとして表示される。
次の撮影として撮影方法ボタン109bが指定されると、制御部5は、当該撮影条件に従って放射線検出器7を制御して撮影の準備を整える。または、撮影方法ボタン109bが指定され、放射線の照射が実施されたことをもって、撮影方法ボタン109aの撮影の画像確認が完了したものとしてもよい。
操作者は、上述した手順を繰り返して撮影情報表示領域105内の全撮影方法の撮影を実施する。全ての撮影が終了すると、操作者は、検査終了ボタン113を押下する。これにより、一連の検査が終了する。放射線撮影装置1は、制御部5において、その検査情報、撮影条件等を付帯情報として付与したうえで、画像オブジェクトを、例えば、PACS13、プリンタ14、自装置におけるROM等に出力する。HIS11へは、検査終了を通知する検査実施情報を送信する。検査終了までに受信した処理画像の識別子を検査内のオブジェクトとして検査実施情報に含める。放射線撮影装置1は、再度、新規検査入力画面を表示する。
<処理画像の登録処理>
図7は、本発明の第1の実施形態に係る放射線撮影装置1の制御部5による医用情報処理方法として処理画像登録処理の処理手順の一例を示すフローチャートである。また、図8は図7のステップS103を詳細に示すフローチャートである。図6に示す撮影画面を参照しながら説明を行う。まず、操作者が外部処理ボタン130を押下すると、表示中の画像オブジェクトを外部システムへ出力する。続いて、外部システムで処理が完了し、入出力部27はステップS101で生成された処理画像を受信する。情報取得部28はステップS102で受信した処理画像から付帯されている情報を取得する。検索条件決定部29は取得した処理画像の情報が例えば、表51のようにシリーズの特定に至る識別子(元画像ID,シリーズID)が付帯している場合(ステップS201/YES)、ステップ202でシリーズの特定に至る識別子を検索条件として決定する。すなわち、付帯情報が、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子を含む場合、記憶手段から、付帯情報に含まれるシリーズ識別子を用いて元画像を検索し、処理画像の付帯情報と元画像の画像情報とを関連付けることができる。
付帯していなかった場合(ステップS201/No)で取得した処理画像の情報が例えば、表52のように、検査の特定に至る識別子(検査ID)と検査内で画像を特定できる情報(照射時刻)が付帯している場合(ステップS203/YES)、ステップS204で検査の特定に至る識別子と検査内で画像を特定できる情報を検索条件として決定する。
付帯していなかった場合(ステップS203/No)で取得した処理画像の情報が例えば表53のように検査の特定に至る識別子(検査ID)と検査内でシリーズを特定できる情報(シリーズNo)が付帯している場合(ステップS205/YES)、ステップS206で検査の特定に至る識別子と検査内で画像を特定できる情報を検索条件として決定する。すなわち、付帯情報が、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子を含まない場合、付帯情報に含まれるシリーズ識別子以外の情報を用いて元画像を検索し、付帯情報と元画像の画像情報とを関連付けることができる。特に、画像が撮影された検査を識別する検査識別子および検査において画像を特定可能な情報、または、検査識別子および検査においてシリーズを特定可能な情報を用いて元画像を検索し、処理画像の付帯情報と元画像の画像情報とを関連付けることができる。。付帯していなかった場合(ステップS205/NO)については、後述する第3の実施形態で説明する。
画像情報特定部30はステップS104において、決定した検索条件を利用し画像テーブルより処理画像の元画像である撮影画像の画像情報を特定する。続いて、検査管理部24はステップS105において、処理画像の情報のシリーズIDを特定した画像情報のシリーズIDとすることで関連付ける。検査管理部24はステップS106において、画像情報と関連付けた処理画像の情報を保存する。
これにより、処理画像と撮影画像がシリーズ単位で自動的に関連付けされ手動操作による関連付けが必要なくなる。また、処理画像にシリーズを特定する識別子が付帯されていない場合でも、シリーズに関連付けをすることが可能となる。
上記実施例では、処理画像の情報を取得し元になった撮影画像の画像情報を関連付けることで関連付けを実現していたが、処理画像そのものに対し撮影画像の画像情報を関連付けてもよい。
また、ステップS203、ステップS205の判定はどちらが先であってもよい。
また、放射線画像を例にしたが他にも、長尺の部分画像、長尺の合成画像、エネルギーサブトラクション画像、動画像等であってもよい。
以上によれば、撮影画像と処理画像の関連付けが外部システムによらず自動的に実施される。よって、操作者による手動操作での関連付けミスが無くなり、外部システム毎の仕様変更が不要となるため効率的に業務を実施することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第2の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
<処理画像の登録処理>
第1の実施形態では、処理画像の情報のシリーズIDを特定した画像情報のシリーズIDとすることで関連付けを行ったが、画像IDによる関連付けをしてもよい。例えば1つのシリーズ内に複数の撮影画像が含まれる場合、シリーズによる関連付けでは処理画像の元になった撮影画像を確認することができないが、画像IDによる関連付けを行うことで元になった撮影画像を確認することができる。
画像IDによる関連付けを行う場合は、処理画像の元となった撮影画像の画像情報のIDを特定する必要が有る。
図9は処理画像の情報から元となった撮影画像の画像情報のIDを特定するための検索条件を決定するフローチャートである。
検索条件決定部29は取得した処理画像の情報に元になった撮影画像の特定に至る識別子(元画像ID)が付帯している場合(ステップS201/YES)、ステップ202で元になった撮影画像の特定に至る識別子を検索条件として決定する。
付帯していなかった場合(ステップS201/No)で取得した処理画像の情報に検査の特定に至る識別子と検査内で画像を特定できる情報が付帯している場合(ステップS203/YES)、ステップS204で検査の特定に至る識別子と検査内で画像を特定できる情報を検索条件として決定する。すなわち、付帯情報が、画像を識別する画像識別子を含む場合、記憶手段から付帯情報に含まれる画像識別子を用いて元画像を検索し、処理画像の付帯情報と元画像の画像情報とを関連付けることができる。
付帯していなかった場合(ステップS203/No)で取得した処理画像の情報にシリーズの特定に至る識別子とシリーズ内で画像を特定できる情報が付帯している場合(ステップS205/YES)、ステップS206でシリーズの特定に至る識別子とシリーズ内で画像を特定できる情報を検索条件として決定する。すなわち、付帯情報が、画像を識別する画像識別子を含まない場合に、付帯情報に含まれる画像識別子以外の情報を用いて元画像を検索し、付帯情報と元画像の画像情報とを関連付けることができる。特に、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子およびシリーズにおいて画像を特定可能な情報、または、画像が撮影された検査を識別する検査識別子および検査において画像を特定可能な情報を用いて元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることができる。付帯していなかった場合(ステップS205/NO)については、後述する第3の実施形態で説明する。画像情報特定部30はステップS104において、決定した検索条件をキーとし画像テーブルより画像情報を特定する。続いて、検査管理部24はステップS105において、処理画像の情報の元画像IDを特定した撮影画像の画像情報の画像IDとすることで関連付ける。検査管理部24はステップS106において、撮影画像の画像情報と関連付けた処理画像の情報を保存する。関連付けられた処理画像は図10に示すように撮影画像と同じ撮影方法ボタン109a内に114cのように撮影画像とグルーピングされ、サムネイルが表示される。また、ステップS203、ステップS205の判定はどちらが先であってもよい。
これにより、処理画像と撮影画像が画像単位で自動的に関連付けされ手動操作による関連付けが必要なくなる。また、処理画像に画像を特定する識別子が付帯されていない場合でも、撮影画像に関連付けをすることが可能となる。
上記実施例では、処理画像の情報を取得し元になった撮影画像の画像情報を関連付けることで関連付けを実現していたが、処理画像そのものに対し画像情報を関連付けてもよい。
また、ステップS203、ステップS205の判定はどちらが先であってもよい。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第3の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態、第2の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1、第2の実施形態と異なる事項について説明を行う。
<処理画像の登録処理>
第1、第2の実施形態では元になった撮影画像の画像情報のシリーズ又は画像を特定する検索条件を決定したが、これらの検索条件に決定できなかった場合(図8、図9のステップS205/NO)はステップS207において、検査の特定に至る識別子を検査特定用の条件として決定する。
図12は、上記ステップS207を実施後に実施されるフローチャートである。
ステップS107において、検索条件決定部29はステップS207で決定した検索条件をキーとし画像テーブルより検査を特定する。続いて、検査管理部24はステップS108において、特定した検査に対しシリーズを追加する。すなわち、検査管理部24は、画像が属するシリーズを追加するシリーズ追加手段の一例に相当する。追加するシリーズIDは新規に発番され、ステップS109において、処理画像の情報のシリーズIDを上記ステップS108で追加したシリーズのIDとすることで関連付ける。すなわち、付帯情報が、画像が撮影された検査を識別する検査識別子と組み合わせる、検査において画像を特定できる情報または検査においてシリーズを特定できる情報を含まなかった場合、検査識別子を用いて検査を検索し、検索により抽出された検査に対してシリーズを追加し、追加したシリーズと処理画像の付帯情報とを関連付けることができる。また、画像が撮影された検査を識別する検査識別子と組み合わせる検査において画像を特定できる情報、または画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子とシリーズにおいて画像を特定できる情報を含まなかった場合、検査識別子を用いて検査を検索し、検索により抽出された検査に対してシリーズを追加し、追加したシリーズと処理画像の付帯情報とを関連付けることができる。検査管理部24はステップS110において、関連付けた処理画像の情報を保存する。関連付けられた処理画像は図11に示すように撮影画像とは別に追加された撮影方法ボタン109b内に114dのようにサムネイルが表示される。撮影方法ボタンに表示される名称やセンサの種類などの情報は操作者が予め設定したものや放射線撮影システム側で自動的に生成されるものでもよい。また、処理画像が複数枚であった場合にはステップS108において、追加するシリーズの数を画像毎としてもよい。その場合、関連付けられた処理画像は画像毎に追加されたシリーズに図11の109d、109e内の114g、114hのようにサムネイルが表示される。また、同様に処理画像が複数枚であった場合にはステップS108において、追加するシリーズの数を1つとしてもよい。その場合、関連付けられた処理画像は追加されたシリーズに図11の109c内の114e、114fのようにサムネイルが表示される。
これにより、処理画像と撮影画像がシリーズ単位で自動的に関連付けされ手動操作による関連付けが必要なくなる。また、処理画像の元になった撮影画像が属するシリーズや撮影画像そのものを特定できなかった場合でも、検査内のシリーズに関連付けすることが可能となる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第4の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
第1の実施形態では、処理画像に付帯する情報から元になった撮影画像の画像情報を特定し関連付けを実施していたが、処理画像を受信した際に、直近で送信した撮影画像であり、かつ関連付けが完了していない撮影画像の画像情報と関連付けを実施してもよい。すなわち、外部システムに直近送信された医用画像であり、外部システムにおいて処理が施された処理画像との関連付けが完了していない医用画像の画像情報と処理画像の付帯情報とを関連付けることができる。
図13の送信画像記憶部31は入出力部27から外部処理装置17に送信した撮影画像を記憶する。入出力部27が処理画像を受信すると検査管理部24によって、受信した処理画像と送信画像記憶部31に記憶されている撮影画像が関連付けされる。関連付けについては第1の実施形態や第2の実施形態で示した手段で良い。関連付けされた処理画像は記憶部23に記憶される。
これにより、処理画像と撮影画像が自動的に関連付けされ手動操作による関連付けが必要なくなる。また、処理画像に情報を付帯しない外部システムとのやり取りでも画像情報の関連付けをすることが可能となる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。なお、以下に記載する第5の実施形態の説明では、上述した第1の実施形態と共通する事項については説明を省略し、上述した第1の実施形態と異なる事項について説明を行う。
第1の実施形態では、処理画像に付帯されている画像IDが画像毎に固有のIDとなっていた。もし処理画像に付帯されている画像IDが元になった画像情報の画像IDだった場合、処理画像と元になった画像情報が別の画像であると認識できなくなってしまう。受信した処理画像に付帯されている画像IDが既に記憶部23に記憶されていた場合、検査管理部24は受信した処理画像に付帯されている画像IDを固有の値に変更を行う。すなわち、検査管理部24は処理画像の付帯情報に含まれる画像IDと同じ画像IDが既に記憶手段に記憶されていた場合、前記付帯情報に含まれる画像IDを固有の値に変更する変更手段の一例に相当する。処理画像に画像IDが付帯されていなかった場合でも同様の処理を行う。
もしくは、撮影画像を外部の処理システムに送信する際に撮影画像を複製し、複製した撮影画像の画像IDを固有の値に変更を行う。複製した撮影画像を外部の処理システムに送信することで画像IDの重複を避けてもよい。つまり、複製元の画像の画像IDと異なる値に画像IDを変更した複製された画像を外部システムに送信してもよい。
これにより、処理画像に付帯している情報を変更しない外部システムとのやり取りでも画像情報の関連付けをすることが可能となる。
1 放射線撮影装置
2 表示部
3 操作部
4 放射線発生装置制御部
5 制御部
6 撮影台
7 放射線検出器
8 放射線発生部
10 被験者
11 HIS
12 RIS
13 PACS
14 プリンタ
15 ネットワーク
16 表示制御部
17 外部処理装置

Claims (16)

  1. 撮影装置により撮影された医用画像であり、外部システムにおいて処理対象となる元画像を前記外部システムに送信する送信手段と、
    前記外部システムにおいて処理が施されることにより前記送信した元画像から生成される処理画像と前記処理画像の付帯情報を取得する取得手段と、
    医用画像を記憶する記憶手段から、前記処理画像の付帯情報を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付ける関連付け手段と、
    を備え
    前記関連付け手段は、前記元画像の画像情報と前記処理画像の付帯情報とを比較し、前記付帯情報の不足を前記画像情報で補足することを特徴とする医用情報処理装置。
  2. 前記画像情報は、画像を識別する画像識別子、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子、画像が撮影された検査を識別する検査識別子を含むことを特徴とする請求項1に記載の医用情報処理装置。
  3. 前記画像情報は、シリーズ番号、撮影時刻に関する情報をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の医用情報処理装置。
  4. 前記処理画像の付帯情報は、画像を識別する画像識別子を含み、
    前記関連付け手段は、前記記憶手段から、前記付帯情報に含まれる画像識別子を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  5. 前記関連付け手段は、前記付帯情報が画像を識別する画像識別子を含まない場合に、前記付帯情報に含まれる前記画像識別子以外の情報を用いて前記元画像を検索し、前記付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  6. 前記関連付け手段は、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子および前記シリーズにおいて画像を特定可能な情報、または、画像が撮影された検査を識別する検査識別子および前記検査において画像を特定可能な情報を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項に記載の医用情報処理装置。
  7. 前記処理画像の付帯情報は、画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子を含み、
    前記関連付け手段は、前記記憶手段から、前記付帯情報に含まれるシリーズ識別子を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  8. 前記関連付け手段は、前記付帯情報が画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子を含まない場合に、前記付帯情報に含まれる前記シリーズ識別子以外の情報を用いて前記元画像を検索し、前記付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  9. 前記関連付け手段は、画像が撮影された検査を識別する検査識別子および前記検査において画像を特定可能な情報、または、前記検査識別子および前記検査においてシリーズを特定可能な情報を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付けることを特徴とする請求項に記載の医用情報処理装置。
  10. 前記付帯情報に含まれる情報のうち、前記元画像の検索に用いる情報を検索条件として決定する決定手段をさらに含み、
    前記関連付け手段は、決定手段により決定された検索条件に従って検索された前記元画像の画像情報と前記処理画像の付帯情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  11. 画像が属するシリーズを追加するシリーズ追加手段をさらに備え、
    前記関連付け手段は、前記付帯情報が、画像が撮影された検査を識別する検査識別子と組み合わせる、前記検査において画像を特定できる情報または前記検査においてシリーズを特定できる情報を含まなかった場合、前記検査識別子を用いて検査を検索し、検索により抽出された検査に対して前記シリーズ追加手段によりシリーズを追加し、前記追加したシリーズと前記処理画像の付帯情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  12. 画像が属するシリーズを追加するシリーズ追加手段をさらに備え、
    前記関連付け手段は、前記付帯情報が、画像が撮影された検査を識別する検査識別子と組み合わせる前記検査において画像を特定できる情報または画像が属するシリーズを識別するシリーズ識別子と前記シリーズにおいて画像を特定できる情報を含まなかった場合、前記検査識別子を用いて検査を検索し、検索により抽出された検査に対して前記シリーズ追加手段によりシリーズを追加し、前記追加したシリーズと前記処理画像の付帯情報とを関連付けることを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  13. 前記処理画像の付帯情報に含まれる画像IDと同じ画像IDが既に前記記憶手段に記憶されていた場合、前記付帯情報に含まれる画像IDを固有の値に変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  14. 画像の複製を行う複製手段をさらに備え、
    前記送信手段は、複製元の画像の画像IDと異なる値に画像IDを変更した前記複製手段により複製された画像を前記外部システムに送信することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の医用情報処理装置。
  15. 撮影装置により撮影された医用画像であり、外部システムにおいて処理対象となる元画像を前記外部システムに送信する送信工程と、
    前記外部システムにおいて処理が施されることにより前記送信した元画像から生成される処理画像と前記処理画像の付帯情報を取得する取得工程と、
    医用画像を記憶する記憶手段から、前記処理画像の付帯情報を用いて前記元画像を検索し、前記処理画像の付帯情報と前記元画像の画像情報とを関連付ける関連付け工程と、
    を備え
    前記関連付け工程は、前記元画像の画像情報と前記処理画像の付帯情報とを比較し、前記付帯情報の不足を前記画像情報で補足することを特徴とする医用情報処理方法。
  16. コンピュータを、請求項1乃至1のいずれか1項に記載の医用情報処理装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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