JP7487085B2 - 筒形防振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車のエンジンマウントやモータマウント、デフマウントなどに用いられる筒形防振装置に関するものである。
従来から、特開2009-216126号公報(特許文献1)のような、インナ軸部材とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体で連結された構造を有する筒形防振装置が知られており、例えば車両用のマウントとして用いられている。
ところで、筒形防振装置は、インナ軸部材とアウタ筒部材の軸直角方向の相対変位量を制限することによって本体ゴム弾性体の耐久性を確保するために、ストッパ機構を備える場合がある。ストッパ機構は、特許文献1にも示されているように、例えば、インナ軸部材とアウタ筒部材がストッパゴムを介して当接することにより構成される。
特開2009-216126号公報
しかしながら、筒形防振装置は、配設スペースの制限や要求される本体ゴム弾性体の特性等によって、インナ軸部材とアウタ筒部材の径方向間の距離が制限される場合もある。このような場合には、ストッパゴムの厚さが十分に確保されないことによって、インナ軸部材とアウタ筒部材のストッパゴムを介した当接に際して、筒形防振装置のばね特性が急激に硬くなって、ストッパ当接時の振動や衝撃が問題となるおそれがあった。特許文献1では、インナ軸部材の外周面に設けられたストッパゴムが薄肉であることから、インナ軸部材とアウタ筒部材のストッパゴムを介した当接に際して、振動状態の悪化等が問題となることも考えられた。
本発明の解決課題は、ストッパ当接時の柔らかいばね特性を実現して、高動ばね化による振動等を防ぐことができる、新規な構造の筒形防振装置を提供することにある。
以下、本発明を把握するための好ましい態様について記載するが、以下に記載の各態様は、例示的に記載したものであって、適宜に互いに組み合わせて採用され得るだけでなく、各態様に記載の複数の構成要素についても、可能な限り独立して認識及び採用することができ、適宜に別の態様に記載の何れかの構成要素と組み合わせて採用することもできる。それによって、本発明では、以下に記載の態様に限定されることなく、種々の別態様が実現され得る。
第一の態様は、インナ軸部材とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体によって連結された筒形防振装置であって、前記インナ軸部材が外周面に開口するインナ凹所を備え、該インナ凹所の周壁内面が底面から開口へ向けて狭くなることなく延びており、該インナ凹所がインナストッパゴムによって充填されて、該インナストッパゴムの先端面は、振動が入力されると前記アウタ筒部材側と当接する初期当接面と、該初期当接面を外れた逃げ面とを備えているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、インナストッパゴムがインナ凹所に充填されていることで、インナ軸部材とアウタ筒部材の間のクリアランスを変えることなく、インナストッパゴムを厚肉化することができて、インナストッパゴムの柔らかいばね特性による緩衝性能の向上が図られる。
インナストッパゴムは、アウタ筒部材側と部分的に当接し、アウタ筒部材側で拘束されない逃げ面において膨出変形を許容される。それゆえ、インナ凹所内のインナストッパゴムが実質的に変形不能とされることはなく、インナストッパゴムの厚肉化による緩衝性能を有効に得ることができる。従って、ストッパ当接時の振動等がストッパゴムの緩衝性によって低減されて、車両の良好な乗り心地の実現などに寄与し得る。
第二の態様は、第一の態様に記載された筒形防振装置において、前記インナ軸部材の軸方向中央部分に外周へ向けて突出する突出部が設けられており、前記インナ凹所が該突出部の先端面に開口して形成されているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、インナ軸部材の突出部の突出寸法によって、インナ軸部材とアウタ筒部材の間の距離や、インナ軸部材の車両等への締結位置などを調節することができる。インナ軸部材において突出部によって厚肉となる部分を利用してインナ凹所を設けることにより、インナストッパゴムの厚さ寸法を大きく得ることができる。突出部にインナ凹所を設けることにより、突出部の形成によるインナ軸部材の部分的な厚肉化が抑えられて、例えばインナ軸部材を型成形する場合に巣などの成形不良が回避され易くなり、インナ軸部材の形成材料を金型のキャビティに高圧で充填する等の特殊な成形手段が不要になる。
第三の態様は、第一又は第二の態様に記載された筒形防振装置において、前記アウタ筒部材の内周面に前記インナストッパゴムと対向するアウタストッパゴムが設けられているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、ストッパ機構において、インナ軸部材とアウタ筒部材がインナストッパゴムだけでなくアウタストッパゴムを介して当接することから、ストッパ当接時の緩衝性能がより高められて、ストッパ当接時の振動等が一層低減される。
第四の態様は、第三の態様に記載された筒形防振装置において、前記インナストッパゴムと前記アウタストッパゴムが前記本体ゴム弾性体と一体形成されているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、インナストッパゴムとアウタストッパゴムを簡単な構造で設けることができる。本体ゴム弾性体とは要求特性が異なるストッパゴムにおいて、インナ凹所の形状や大きさによって特性を調節することが可能であり、ストッパゴムに要求されるばね特性等を本体ゴム弾性体と一体のゴムによって実現することができる。
第五の態様は、第三又は第四の態様に記載された筒形防振装置において、前記アウタストッパゴムは、前記インナストッパゴムへ向けて突出する当接突部を備えており、該インナストッパゴムにおける該当接突部との当接面が前記初期当接面とされているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、アウタストッパゴムの厚さを当接突部によって大きく確保することにより、ストッパ当接時の緩衝性能の向上が図られる。当接突部をアウタストッパゴムにおいて部分的に設けることによって、例えば、インナストッパゴムの突出先端面が平坦な場合でも、インナストッパゴムにおける初期当接面と逃げ面を分けて設定し易くなる。
第六の態様は、第一~第五の何れか1つの態様に記載された筒形防振装置において、前記インナストッパゴムが、前記インナ凹所の開口より外側まで突出して該インナ凹所の開口周縁部に固着されているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、ストッパ当接時にインナストッパゴムの自由表面である逃げ面が大きく確保されて、柔らかいばね特性を実現し易くなると共に、インナストッパゴムの耐久性の向上も図られ得る。
第七の態様は、第一~第六の何れか1つの態様に記載された筒形防振装置において、前記インナ凹所の周壁内面が前記底面から前記開口へ向けて拡開するテーパ形状とされているものである。
本態様に従う構造とされた筒形防振装置によれば、初期当接面がアウタ筒部材側に当接したストッパ当接時に、インナ凹所内のインナストッパゴムが変形し易くなって、インナストッパゴムの柔らかいばね特性が効率的に実現される。
本発明によれば、ストッパ当接時の柔らかいばね特性を実現して、高動ばね化による振動等を防ぐことができる。
本発明の第一の実施形態としてのエンジンマウントを示す斜視図 図1に示すエンジンマウントの断面図であって、図3のII-II断面に相当する図 図2のIII-III断面図 図1に示すエンジンマウントを構成するインナ軸部材の斜視図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1~図3には、本発明に従う構造とされた筒形防振装置の第一の実施形態として、自動車用の筒形マウント10が示されている。筒形マウント10は、例えば、自動車用のエンジンマウント、モータマウント、デフマウント等に適用される。筒形マウント10は、インナ軸部材12とアウタ筒部材14が本体ゴム弾性体16によって弾性連結された構造を有している。以下の説明において、原則として、上下方向とは図2中の上下方向を、前後方向とは図3中の左右方向を、左右方向とはマウント中心左右方向である図2中の左右方向を、それぞれ言う。
インナ軸部材12は、アルミニウム合金などの金属によって形成されて、全体としてロッド状とされている。インナ軸部材12は、図4にも示すように、左右方向の中央部分が大径の固着部18とされている。固着部18は、長円柱状の上部20と、上部20から下方へ突出する幅狭の下部22とを備えている。上部20は、左右方向の中央部分において前後方向の側面に開口する一対の凹部24,24を備えている。下部22は、上部20の下方において前後方向の中央部分に設けられている。下部22は、前後両側面が図3に示すように凹状断面の湾曲面とされており、突出先端側である下側へ向けて前後方向の幅寸法が小さくなっている。
インナ軸部材12の固着部18には、上面に開口するインナ凹所26が設けられている。インナ凹所26は、一対の凹部24,24に対して前後方向の中央側へ離れた位置に設けられている。インナ凹所26は、固着部18の上部20の略全体にわたる上下方向の深さ寸法を有している。インナ凹所26は、左右方向が長手とされた細長い略長方形の開口形状を有しており、左右方向の開口幅寸法Laが前後方向の開口幅寸法Waよりも大きくされている。インナ凹所26の底面28は、上下方向と直交する平面とされていると共に、前後方向及び左右方向の端部が湾曲状に立ち上がって周壁内面30に対して滑らかに連続している。インナ凹所26の周壁内面30は、インナ凹所26の底面28から開口へ向けて略一定の断面形状で延びているか、或いはインナ凹所26の底面28から開口へ向けて断面形状が大きくなっている。要するに、インナ凹所26の周壁内面30は、オーバーハングやアンダーカット形状を有していない。本実施形態では、周壁内面30が深さ方向で傾斜してインナ凹所26の底面28から開口へ向けて拡開するテーパ形状とされており、インナ凹所26は、深さ方向である上下方向と直交する方向の断面が、開口側である上方へ行くに従って大きくなっている。
インナ軸部材12は、固着部18から左右方向両側へ突出する一対の締結部32,32を備えている。締結部32は、固着部18と一体形成されており、固着部18の上部20から突出する板状部分と、固着部18の下部から突出する凸条部分とを、一体的に備えている。締結部32には、上下方向に貫通するボルト穴34が形成されている。締結部32は、上面が固着部18の上面よりも下方に位置しており、これによって、固着部18の上端部が締結部32の上面よりも上方に突出する突出部36とされている。インナ凹所26は、突出部36の突出先端面に開口して、突出部36の突出方向が深さ方向とされていることから、突出部36の突出高さによってインナ凹所26の深さ寸法を大きく設定することが可能とされている。
アウタ筒部材14は、金属等で形成されて、略円筒形状とされている。アウタ筒部材14は、内径寸法がインナ軸部材12の最大外法寸法よりも大きくされており、インナ軸部材12が挿通可能とされている。
インナ軸部材12の固着部18がアウタ筒部材14に挿通され、それらインナ軸部材12の固着部18とアウタ筒部材14の径方向間に本体ゴム弾性体16が配されている。本体ゴム弾性体16は、図3に示すように、インナ軸部材12とアウタ筒部材14を相互に連結する前後一対のゴム腕38,38を備えている。ゴム腕38,38は、前後方向の内側端部がインナ軸部材12の固着部18に加硫接着されていると共に、前後方向の外側端部がアウタ筒部材14の内周面に加硫接着されている。インナ軸部材12におけるゴム腕38の固着部分には、凹部24が設けられており、ゴム腕38の自由長が長く確保されて、ゴム腕38のばね特性のチューニング自由度を大きく得ることができると共に、ゴム腕38の耐久性の向上が図られている。
ゴム腕38,38を備える本体ゴム弾性体16は、インナ軸部材12の固着部18の表面を左右方向の中央部分において覆っていると共に、アウタ筒部材14の内周面を覆っている。なお、インナ軸部材12の固着部18とアウタ筒部材14は、左右方向端部が本体ゴム弾性体16よりも左右方向の外側へ突出している。
インナ軸部材12の固着部18及び一対のゴム腕38,38の上側には、本体ゴム弾性体16を左右方向に貫通する第一のすぐり孔40が設けられている。第一のすぐり孔40は、周方向に半周に満たない長さで延びている。インナ軸部材12の固着部18及び一対のゴム腕38,38の下側には、本体ゴム弾性体16を左右方向に貫通する第二のすぐり孔42が設けられている。第二のすぐり孔42は、周方向に半周に満たない長さで延びている。そして、第一のすぐり孔40と第二のすぐり孔42の周方向端部間に一対のゴム腕38,38が配されている。
本体ゴム弾性体16は、第一のすぐり孔40の上側壁部を構成するアウタストッパゴムとしての第一のアウタストッパゴム44を一体的に備えている。第一のアウタストッパゴム44は、アウタ筒部材14の内周面に固着されている。第一のアウタストッパゴム44は、周方向の中央部分において下方へ向けて突出する当接突部としての第一の当接突部46を備えている。第一の当接突部46は、第一のすぐり孔40の周方向中央部分において、インナ軸部材12のインナ凹所26の開口に向けて下向きに突出している。第一の当接突部46は、略矩形ブロック状とされている。第一の当接突部46は、前後方向の幅寸法が先端部分において基端部分よりも小さくされた段付き形状とされている。第一の当接突部46は、左右方向の長さ寸法が、第一のアウタストッパゴム44におけるアウタ筒部材14の内周面を覆うゴム層部分よりも小さくされており、当該ゴム層部分の左右方向の中間部分において内周へ向けて突出している。第一の当接突部46の先端面は、左右方向の長さ寸法Lbがインナ凹所26の開口の左右長さ寸法Laよりも小さくされていると共に、前後方向の幅寸法Wbがインナ凹所26の開口の前後幅寸法Waに対して略同じ或いはより小さくされている。第一の当接突部46の先端面には、先細の山形断面で前後方向に延びる第一の緩衝突起48が、左右方向の中央部分に設けられている。第一の当接突部46は、本実施形態では第一のアウタストッパゴム44の中央に設けられているが、第一のアウタストッパゴム44の中央を外れた位置に設けられていてもよい。
本体ゴム弾性体16は、第二のすぐり孔42の下壁部を構成してアウタ筒部材14の内周面に固着される第二のアウタストッパゴム50を備えている。第二のアウタストッパゴム50は、周方向の中央部分において上方へ向けて突出する第二の当接突部52を備えている。第二の当接突部52は、第二のすぐり孔42の周方向の中央部分において、インナ軸部材12のインナ凹所26の開口に向けて上向きに突出している。第二の当接突部52は、略矩形ブロック状とされている。第二の当接突部52は、左右方向の長さ寸法が、第二のアウタストッパゴム50におけるアウタ筒部材14の内周面を覆うゴム層部分と略同じとされており、当該ゴム層部分の左右方向の全体において内周へ向けて突出している。第二の当接突部52は、左右方向において後述する第二のインナストッパゴム62よりも大きな長さ寸法を有していると共に、前後方向においても第二のインナストッパゴム62よりも大きな幅寸法を有している。第二の当接突部52の先端面には、先細の山形断面で前後方向に延びる第二の緩衝突起54が、左右方向の中央部分に設けられている。
インナ軸部材12の固着部18の上部20には、インナストッパゴムとしての第一のインナストッパゴム56が固着されている。第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26内に充填状態で配されていると共に、インナ凹所26の開口よりも上側まで突出している。第一のインナストッパゴム56は、第一のアウタストッパゴム44に対して下方に離れて配されており、第一のアウタストッパゴム44と第一のインナストッパゴム56が少なくとも一部で上下に対向して配されている。第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26内に充填された部分の上下方向の高さ寸法が、インナ凹所26の開口から上側へ突出した部分の高さ寸法よりも、インナ凹所26の深さによって大きくされている。これにより、インナ軸部材12からの第一のインナストッパゴム56の突出高さを低くしながら、後述する第一のインナストッパゴム56の低ばね化や緩衝特性,非線形特性などの要求特性がインナ凹所26内に充填された部分によって有効に実現される。第一のインナストッパゴム56は、前後方向において一対のゴム腕38,38に連続しており、本体ゴム弾性体16と一体的に設けられている。第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26の開口よりも上側まで突出した部分が、インナ凹所26の開口周縁部において固着部18の上面に固着されている。第一のインナストッパゴム56は、左右両側においてインナ凹所26の開口周縁部に固着された部分が、インナ凹所26から離れるに従って上下方向で薄肉となっており、上面がインナ凹所26から離れるに従って下方に位置するように傾斜している。
第一のインナストッパゴム56の上面は、上下方向に対して略直交して広がる平面を有しており、当該平面部分は、第一のアウタストッパゴム44の第一の当接突部46よりも左右方向の長さ寸法が大きくされている。これにより、第一のインナストッパゴム56の上面において、第一の当接突部46の先端面と対向する部分が、後述する第一のストッパ機構64の当接初期段階において第一のアウタストッパゴム44と当接する初期当接面58とされている。また、第一のインナストッパゴム56の上面において、第一の当接突部46の先端面よりも左右方向外側に外れて位置する部分が、後述する第一のストッパ機構64の当接初期段階において第一のアウタストッパゴム44と当接しない逃げ面60とされている。なお、逃げ面60は、第一のインナストッパゴム56と第一のアウタストッパゴム44の当接が進行して大きく圧縮されることによって、第一のアウタストッパゴム44と当接するようになっていてもよい。
インナ軸部材12の固着部18の下部22には、本体ゴム弾性体16と一体形成された第二のインナストッパゴム62が固着されている。第二のインナストッパゴム62は、下部22の下面を覆っており、第二のアウタストッパゴム50に対して上方に離れて配されている。第二のインナストッパゴム62は、前後方向において一対のゴム腕38,38に連続している。第二のインナストッパゴム62は、第二のアウタストッパゴム50の第二の当接突部52に比して、前後方向の幅寸法が小さくされていると共に、左右方向の長さ寸法が大きくされている。
かくの如き構造とされた筒形マウント10は、例えば、インナ軸部材12がパワーユニット等の振動源に取り付けられると共に、アウタ筒部材14が車両ボデー等の防振対象に取り付けられる。そして、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の間へ振動が入力されると、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の相対変位が生じ、それらインナ軸部材12とアウタ筒部材14をつなぐ一対のゴム腕38,38の弾性変形によって、ゴムの内部摩擦によるエネルギー減衰作用等に基づく防振効果が発揮される。
ところで、車両が段差を乗り越える等して、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の間に上下方向の衝撃的な大振幅振動が入力されると、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の上下方向の相対的な変位量が、第一のストッパ機構64と第二のストッパ機構66によって制限される。
すなわち、インナ軸部材12がアウタ筒部材14に対して上方へ大きく相対変位すると、インナ軸部材12の固着部18の上部20とアウタ筒部材14とが、第一のインナストッパゴム56及び第一のアウタストッパゴム44を介して当接して、第一のストッパ機構64が構成される。そして、第一のストッパ機構64によって、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の相対変位量が制限される。また、インナ軸部材12がアウタ筒部材14に対して下方へ大きく相対変位すると、インナ軸部材12の固着部18の下部22とアウタ筒部材14とが、第二のインナストッパゴム62及び第二のアウタストッパゴム50を介して当接して、第二のストッパ機構66が構成される。そして、第二のストッパ機構66によって、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の相対変位量が制限される。
このように、インナ軸部材12のアウタ筒部材14に対する上下方向の相対変位量が、第一,第二のストッパ機構64,66によって、上下方向の両側において制限されている。それゆえ、インナ軸部材12とアウタ筒部材14の過大な相対変位による本体ゴム弾性体16の損傷などが防止される。
第一のストッパ機構64において、第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26に充填されていることから、上下方向の厚さ寸法が大きくされている。更に、第一のストッパ機構64の当接初期段階において第一の当接突部46に当接する初期当接面58は、第一のインナストッパゴム56の上面において部分的に設けられており、他の部分が第一のアウタストッパゴム44に初期段階で当接しない逃げ面60とされている。これにより、第一のストッパ機構64の当接初期段階において、インナ凹所26に充填された第一のインナストッパゴム56が逃げ面60の変形を伴う弾性変形を許容され、第一のインナストッパゴム56のばね定数が比較的に小さくなる。その結果、ストッパ当接初期において、第一のインナストッパゴム56と第一のアウタストッパゴム44の当接による振動等が緩和されて、車両の乗り心地の改善などが図られる。
なお、第一のストッパ機構64の当接初期段階では、第一のインナストッパゴム56が第一の緩衝突起48だけに当接するのではなく、第一のインナストッパゴム56が第一の緩衝突起48の左右両側に広がる第一の当接突部46の突出先端の平面部分にも当接するようになっている。即ち、本実施形態の第一の緩衝突起48のように、第一のアウタストッパゴム44や第一のインナストッパゴム56の先端部分に設けられる緩衝や打音低減などの初期当たり特性改善のための凹凸に関して、当該凹凸の有無がアウタ筒部材14側と当接する第一のインナストッパゴム56の初期当接面58の領域(大きさ)に影響しない。
第一のインナストッパゴム56の初期当接面58の領域は、実質的にストッパ機能を発揮し始める際のアウタ筒部材14側(第一の当接突部46)への当接状態となる領域であり、具体的には、例えば第一のストッパ機構64のばね特性の線形領域の開始段階における第一のインナストッパゴム56のアウタ筒部材14側への当接面の領域(第一のインナストッパゴム56の表面)として把握することができる。
本実施形態では、インナ凹所26が開口へ向けて拡開する形状とされていることから、インナ凹所26内の第一のインナストッパゴム56が逃げ面60の変形を伴う弾性変形を許容され易くなっている。それゆえ、インナ凹所26内に配された第一のインナストッパゴム56が実質的に変形不能に拘束された死にゴムになり難く、第一のインナストッパゴム56の低ばね化がより効果的に実現される。
また、第一のアウタストッパゴム44が第一のインナストッパゴム56に向けて突出する第一の当接突部46を備えており、第一のストッパ機構64の当接初期段階において第一の当接突部46と接触する第一のインナストッパゴム56の上面が、初期当接面58とされている。これにより、第一のインナストッパゴム56の上面に初期当接面58を外れた逃げ面60をより確実に設定することができて、インナ凹所26内の第一のインナストッパゴム56の変形を有効に許容することができる。
第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26の開口よりも上方へ突出して、インナ凹所26の開口周縁部にも固着されている。これにより、第一のストッパ機構64においてストッパ荷重の受圧面積を確保しながら、逃げ面60をより広く得ることができて、第一のインナストッパゴム56の低ばね化が効果的に図られる。
さらに、第一の当接突部46の先端面に第一の緩衝突起48が突出していることにより、第一のインナストッパゴム56と第一のアウタストッパゴム44の当接初期のばね特性の変化がより緩やかとされる。それゆえ、急激なばね特性の変化に起因する振動等の発生を、より効果的に防止することができる。
第二のストッパ機構66において、第二のインナストッパゴム62は、第二のアウタストッパゴム50の第二の当接突部52に対して前後方向で部分的に当接する。それゆえ、第二の当接突部52は、側面だけでなく、先端面における第二のインナストッパゴム62と当接する箇所を外れた部分も自由表面とされる。従って、第二の当接突部52は、第二のインナストッパゴム62の当接によって先端面の全面が拘束される場合よりもばね定数が小さくなって、ストッパ当接時の振動や衝撃等を防ぐことができる。
さらに、第二の当接突部52の突出先端面に第二の緩衝突起54が設けられていることにより、第二のインナストッパゴム62と第二のアウタストッパゴム50の当接初期のばね特性の変化がより緩やかとされる。それゆえ、急激なばね特性の変化に起因する振動等の発生を、より効果的に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について詳述してきたが、本発明はその具体的な記載によって限定されない。例えば、第一のインナストッパゴム56は、必ずしもインナ凹所26の開口から外周(上方)へ突出している必要はなく、全体がインナ凹所26内に配されていてもよい。また、第一のインナストッパゴム56の先端面において、第一のアウタストッパゴム44に向けて突出する突部を部分的に設けることにより、当該突部の先端面を初期当接面58とし、当該突部を外れた部分の第一のインナストッパゴム56の先端面を逃げ面60とすることもできる。
第一のアウタストッパゴム44の第一の当接突部46は、前後方向においてインナ凹所26の開口幅寸法よりも小さな幅寸法とされていてもよい。この場合には、第一のインナストッパゴム56の先端面における前後方向の両端部分も逃げ面60を構成し得ることから、ストッパ当接初期において第一のインナストッパゴム56の自由表面の面積を大きく確保可能となる。もっとも、第一の当接突部46は、前後方向の幅寸法が、インナ凹所26の前後方向の開口幅寸法よりも大きくされていてもよく、逃げ面60の面積を調節することによって、ストッパ当接時のばね特性をチューニングすることができる。
第一の当接突部46は、インナ凹所26の開口に対して左右方向の何れかへずれて配されていてもよい。この場合には、第一の当接突部46の左右何れか一方の端部がインナ凹所26の開口上に位置し、第一の当接突部46の左右何れか他方の端部がインナ凹所26の開口から外周側へ外れていてもよい。要するに、第一のインナストッパゴム56の表面の少なくとも一部に逃げ面60が設けられていればよく、逃げ面60の位置、大きさ、数などは特に限定されない。
尤も、第一の当接突部46などで構成されるアウタ筒部材14側における第一のインナストッパゴム56の先端面への初期当接面は、前記実施形態のように、インナ凹所26の深さ方向の投影において、少なくとも一部がインナ凹所26の開口縁よりも内方に位置していることが望ましい。要するに、第一のインナストッパゴム56の先端面において、初期当接面58とされていない領域が、インナ凹所26の開口上に設定されていることが望ましい。これにより、第一のインナストッパゴム56の先端面において、アウタ筒部材14側への初期当接状態下での自由表面(アウタ筒部材14側へ当接していない面)が、インナ凹所26の開口上で確保されて、第一のストッパ機構64における緩衝性能などの特性の更なる向上が図られ得る。なお、前記実施形態のように、第一のインナストッパゴム56がインナ凹所26の開口端から外方へ所定高さで突出する外方突出ゴム部を有している場合には、インナ凹所26の深さ方向の投影においてインナ凹所26の開口端の全体が初期当接面58とされていても良い。かかる場合には、インナ凹所26の深さ方向の投影においてインナ凹所26の開口端を外周側に外れた領域において逃げ面60を設定することにより、第一のストッパ機構64における初期当接状態下でも第一のインナストッパゴム56における自由表面を確保できて緩衝性能などの特性の向上が図られ得る。また、第一のインナストッパゴム56は、インナ凹所26に対して底部から開口部に向かって充填状態であれば良い。具体的には、例えばインナ凹所26の開口端と略面一に第一のインナストッパゴム56が充填されて、インナ凹所26の開口端が第一のインナストッパゴム56の先端面とされていても良いし、インナ凹所26の開口端から少し凹んだ(例えば抉られたような)先端面をもって第一のインナストッパゴム56が形成されていても良い。なお、第一のインナストッパゴム56においてインナ凹所26の開口端に至らない先端面を採用する場合には、例えばインナ凹所26内へ開口端よりも小さな突出端面をもって入り込むような第一のアウタストッパゴムを設けることで逃げ面60を設定することができる。
第一のアウタストッパゴム44の第一の当接突部46は、必須ではない。また、第一のアウタストッパゴム44はなくてもよく、第一のインナストッパゴム56がアウタ筒部材14に直接当接するようにしてもよい。
緩衝突起48,54は、振動や打音の低減を図るために設けられることが望ましいが、必須ではない。また、例えば、第一の当接突部46に複数の緩衝突起48を設けることもできる。緩衝突起48,54は、前記実施形態に示した突条形状に限定されず、スポット的な略半球状の突起や、複数の凹部や溝による凹凸構造なども採用され得る。
インナ軸部材12の具体的な形状は、特に限定されず、例えば円柱形状や多角柱形状などであってもよい。また、インナ軸部材12は、必ずしも1つの部品だけで構成されるものに限定されず、例えば、柱状部材の左右方向中央部分に別体の筒状部材を外挿して、当該柱状部材によってインナ凹所26の底面28を構成し、当該筒状部材によってインナ凹所26の周壁内面30を構成することも可能である。
例えば、第二のストッパ機構66に相当するストッパ機構を筒形防振装置とは別に設けるなどして、筒形防振装置において第二のストッパ機構66を省略することもできる。インナ軸部材12の上下両側にそれぞれインナ凹所26を設けることにより、第一のストッパ機構64だけでなく、第二のストッパ機構66にも本発明に係る構造を適用することができる。
10 筒形マウント(筒形防振装置)
12 インナ軸部材
14 アウタ筒部材
16 本体ゴム弾性体
18 固着部
20 上部
22 下部
24 凹部
26 インナ凹所
28 底面
30 周壁内面
32 締結部
34 ボルト穴
36 突出部
38 ゴム腕
40 第一のすぐり孔
42 第二のすぐり孔
44 第一のアウタストッパゴム(アウタストッパゴム)
46 第一の当接突部(当接突部)
48 第一の緩衝突起
50 第二のアウタストッパゴム
52 第二の当接突部
54 第二の緩衝突起
56 第一のインナストッパゴム(インナストッパゴム)
58 初期当接面
60 逃げ面
62 第二のインナストッパゴム
64 第一のストッパ機構
66 第二のストッパ機構

Claims (7)

  1. インナ軸部材とアウタ筒部材が本体ゴム弾性体によって連結された筒形防振装置であって、
    前記インナ軸部材が外周面に開口するインナ凹所を備え、該インナ凹所の周壁内面が底面から開口へ向けて狭くなることなく延びており、
    該インナ凹所がインナストッパゴムによって充填されて、
    該インナストッパゴムの先端面は、振動が入力されると前記アウタ筒部材側と当接する初期当接面と、該初期当接面を外れた逃げ面とを備えている筒形防振装置。
  2. 前記インナ軸部材の軸方向中央部分に外周へ向けて突出する突出部が設けられており、
    前記インナ凹所が該突出部の先端面に開口して形成されている請求項1に記載の筒形防振装置。
  3. 前記アウタ筒部材の内周面に前記インナストッパゴムと対向するアウタストッパゴムが設けられている請求項1又は請求項2に記載の筒形防振装置。
  4. 前記インナストッパゴムと前記アウタストッパゴムが前記本体ゴム弾性体と一体形成されている請求項3に記載の筒形防振装置。
  5. 前記アウタストッパゴムは、前記インナストッパゴムへ向けて突出する当接突部を備えており、該インナストッパゴムにおける該当接突部との当接面が前記初期当接面とされている請求項3又は4に記載の筒形防振装置。
  6. 前記インナストッパゴムが、前記インナ凹所の開口より外側まで突出して該インナ凹所の開口周縁部に固着されている請求項1~5の何れか一項に記載の筒形防振装置。
  7. 前記インナ凹所の周壁内面が前記底面から前記開口へ向けて拡開するテーパ形状とされている請求項1~6の何れか一項に記載の筒形防振装置。
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