JP7485192B2 - 制御装置、制御システム、制御方法および制御プログラム - Google Patents

制御装置、制御システム、制御方法および制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御技術に関するものであり、特に、協調して動作するロボットにおける自律制御に関するものである。
複数のロボットの動きを制御する際に、複数のロボットが協調して動く、マルチエージェントシステムが用いられることがある。マルチエージェントシステムのロボットは、自身のセンサが観測した情報と、近くに存在するロボットとのローカルな通信に基づいて、自身の行動を決定する。ロボットは、互いに通信することでロボット間の距離を適切な距離に保つことで動作する。そのような複数のロボット間で通信を行って位置を制御する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1には、ロボット間の通信断絶を検知した際に、通信を復活させるようにロボットを移動させる方法が示されている。また、特許文献2には、人が所持している送信機と通信を行う受信機と、周囲の物体を検出するセンサを有する自律型ロボットが示されている。特許文献2のロボットは、センサで検出した物体との接触を避けるように動作する。また、特許文献3には、互いの位置を認識して動く複数の自律移動ロボットが示されている。
非特許文献1には、マルチエージェントシステム全体での通信の強さを数値化し、通信の強さの値を一定以上に保つようにロボット間の距離に制限をかけることで、通信を維持する方法が示されている。また、非特許文献2には、安全性の維持するための自動制御技術が示されている。
特開2017-62768号公報 特表2019-502501号公報 特開2017-59217号公報
Da Cai, Sentang Wu, and Jia Deng, "Distributed Global Connectivity Maintenance and Control of Multi-Robot Networks", IEEE Access, Volume 5, 2017, pp.9398-9414 Aaron D. Ame, xiangru xu, Jessy W. Grizzle, Paulo and Tabuada, "Control Barrier Function Based Quadratic Programs for Safety Critical Systems", IEEE Transactions on Automatic Control, Volume 62, Issue 8, August, 2017, pp.3861-3876
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の技術では、通信が断絶したときに通信が回復するようにロボットの位置を動かしているが、通常のロボットの動作を継続することが出来ない。また、特許文献2、特許文献3および非特許文献1の技術においては、通信ができないときに自動制御することはできない。非特許文献2にも、通信ができない状態のときに自動制御を行う技術は記載されていない。そのため、各先行技術文献記載の技術は、通信環境が悪いときなどにロボットの位置の制御を継続して行うことができない恐れがある。
本発明は、上記の課題を解決するため、ロボット間の通信が断続的に行われる環境でもロボットの位置の制御を継続することができる制御装置等を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の制御装置は、制約条件算出部と、制御部を備えている。制約条件算出部は、制約関連情報と、第1のロボットおよび第2のロボットの現在の位置情報とを基に、第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。制約関連情報は、第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、第2のロボットの制御に用いられている情報である。また、制約条件算出部は、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。制御部は、制約条件算出部が特定した制約条件を満たしているまま動作するように第1のロボットの位置を制御する。
本発明の制御方法は、制約条件算出部は、制約関連情報と、第1のロボットおよび第2のロボットの現在の位置情報とを基に、第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。制約関連情報は、第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、第2のロボットの制御に用いられている情報である。。また、本発明の制御方法は、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。本発明の制御方法は、制約条件算出部が特定した制約条件を満たしているまま動作するように第1のロボットの位置を制御する。
本発明のプログラム記録媒体は、制御プログラムを記録している。制御プログラムは、制約条件算出部は、制約関連情報と、第1のロボットおよび第2のロボットの現在の位置情報とを基に、第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。制約関連情報は、第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、第2のロボットの制御に用いられている情報である。処理をコンピュータに実行させる。また、制御プログラムは、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する処理をコンピュータに実行させる。制御プログラムは、制約条件算出部が特定した制約条件を満たしているまま動作するように第1のロボットの位置を制御する処理をコンピュータに実行させる。
本発明によると、ロボット間の通信が断続的に行われる環境でもロボットの位置の制御を継続することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第1の実施形態の第1の制御装置の構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の第1のロボットと第2のロボットの動作状態の例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態の第2の制御装置の構成の例を示す図である。 本発明の第1の実施形態の第1の制御装置および第2の制御装置の動作フローの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の制御装置の動作フローの例を示す図である。 本発明の実施形態の他の構成の例を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の制御システムの構成を示す図である。本実施形態の制御システムは、第1の制御装置10と、第2の制御装置20を備えている。第1の制御装置10は、第1のロボットの制御装置として備えられ、第1のロボットの位置を制御する。第2の制御装置20は、第2のロボットの制御装置として備えられ、第2のロボットの位置を制御する。本実施形態の制御システムは、互いに協調して動作する第1のロボットと第2のロボットによって構成されるマルチエージェントシステムの制御システムである。ロボットの数は、3台以上であってもよい。3台以上の場合にも、各ロボットは、制御装置をそれぞれ備える。
第1の制御装置10の構成について説明する。図2は、第1の制御装置10の構成の例を示す図である。第1の制御装置10は、通信部11と、制約条件算出部12と、制御部13と、位置情報取得部14を備えている。
通信部11は、第2の制御装置20と無線通信を行う。通信部11は、第2の制御装置20との間で、ロボットの位置情報および制約関連情報を送受信する。制約関連情報については後で説明する。
第1のロボットの時刻tにおける位置情報は、(xA(t),t)で表される。xA(t)は、時刻tにおける第1のロボットの位置を示す情報(たとえば、ベクトル)である。ロボットの位置をベクトルで示す際の原点および座標系は、制御システムがロボットの制御を行う場所において、あらかじめ設定されている。すなわち、位置情報は、時刻tにおけるロボットの位置を示す情報と、時刻tの情報が関連付けられた情報である。同様に、第2のロボットの時刻tにおける位置情報は、(xB(t),t)で表される。xB(t)は、時刻tにおける第2のロボットの位置を示す情報(たとえば、ベクトル)である。以降、説明の便宜上、位置を示す情報は、「ベクトル」を用いて表されているとする。
図3は、第1のロボットと第2のロボットの動作状態の例を模式的に示す図である。図3は、時刻tにおいて、第1のロボットが位置xA(t)に存在し、第2のロボットが位置xB(t)に存在していることを示している。図3の第1のロボットと第2のロボットは、互いに通信を行っているが、通信環境が悪いときには確率的に通信を行っている状態となる。すなわち、通信環境が悪いときに、第1のロボットの第1の制御装置10と、第2のロボットの第2の制御装置20の間の通信は断続的に行われる。確率的および断続的な通信とは、データの送受信が常時、交互または同時に行われるとは限らず、例えば、通信環境の悪化で通信ができない場合に、あるロボットから別のロボットへのデータ送信のみが2回以上連続で行われることがある通信のことをいう。
制約関連情報は、制御部13がロボットの位置を制御する際に用いる制約条件を制約条件算出部12が算出する際に用いられる。制約条件を球体(または、円)によって表す場合に、制約関連情報は、たとえば、制約の中心点を示す位置ベクトルと、制約が設定された時刻とを含む情報である。言い換えると、制約関連情報は、たとえば、ある時刻にて設定される制約に基づきロボットが動作可能な領域を表す情報、または、ある時刻にて設定される制約に基づきロボットの位置を限定する範囲を表す情報等である。制約条件は、必ずしも、球体で表されている必要はなく、直方体等の多面体や、曲線等を用いて表されていてもよい。説明の便宜上、以降では、制約関連情報は、球(または、円)によって表されているとする。
制約関連情報は、例えば、第1の制約関連情報と、第2の制約関連情報のように2つの情報として送受信される。このとき、第1の制約関連情報が、たとえば、制約の中心点がc1であり、時刻t’に設定されたとすると、第1の制約関連情報は、(c1, t’)で表される。また、第2の制約関連情報が、たとえば、制約の中心点がc2であり、時刻t''に設定されたとすると、第2の制約関連情報は、(c2, t’’)で表される。時刻t’と時刻t’’は、同一であってもよい。
制約条件算出部12は、通信部11を介して送受信する位置情報および制約関連情報を用いて制約条件の候補を算出し、第1のロボットの位置の制御に用いる制約条件を、時刻情報を用いて特定する。制約条件算出部12は、協調して動作しているロボット(たとえば、第2のロボット)と第1のロボットとの間の距離が距離R以下になるように制約条件を設定する。距離Rの値は、例えば、複数のロボット間において通信可能な距離およびロボットの用途に適したロボット間の距離に基づいてあらかじめ設定されている。
制約条件算出部12が算出する制約条件の候補の算出方法の例について説明する。第1のロボットの第1の制御装置10は、時刻t’’’において、第2のロボットから第1の制約関連情報として(c1, t’)、第2の制約関連情報として(c2, t’’)、および第2のロボットの位置情報(xB(t’’’) , t’’’)を取得したとする。
制約条件算出部12は、第1の制約関連情報を用いた時刻tにおける第1の制約条件の候補を以下の式1のように算出する。
第1の制約条件の候補:
[式1]
Figure 0007485192000001
このとき、制約の中心点であるc_1は、例えば、以下の式2のように示される。
[式2]
Figure 0007485192000002
|| ||は、ノルムを示している。ただし、制約条件の式は、2-ノルムを用いて示されていなくともよく、様々なノルムを用いることができる。制約関連情報において、c_1を制約の中心点の座標というのは、制御部13が式1の制約条件の候補に従って第1のロボットの位置の制御を行ったとすると、第1のロボットが動くことができる範囲は、式2に示されるようにc_1を中心点とする球または円の範囲内となるからである。
制約条件算出部12は、第2の制約関連情報を用いた時刻tにおける第1の制約条件および第2の制約条件の候補を以下の式3のように算出する。
第1の制約条件および第2の制約条件の候補:
[式3]
Figure 0007485192000003
このとき、制約の中心点であるc_1は、例えば、以下の式4のように示される。
[式4]
Figure 0007485192000004
制御部13が式2の制約条件の候補に従って第1のロボットの位置の制御を行ったとすると、第1のロボットが動くことができる範囲は、式4に示されるようにc2を中心点とする球または円の範囲内となる。
また、時刻t’’’における位置情報を基に、制約条件算出部12は、第2の制約条件の候補を以下の式5のように算出する。
第2の制約条件の候補:
[式5]
Figure 0007485192000005
制約の中心であるcは、時刻t’’’における第1のロボットの位置がxA(t’’’)であったとすると、以下の式6のように示される。
[式6]
Figure 0007485192000006
制約条件算出部12は、制約条件の候補のうち現在のロボットの位置が各式に示される条件を満たす候補の中からどの候補を採用するかを、時刻情報を用いて決定する。
制約関連情報および制約条件に用いられているc1、c2、およびc3は、第1のロボットと第2のロボットのある時刻における位置情報に基づいたものであれば中心に設定されていなくてもよい。c1、c2、およびc3は、例えば、基準点と、第1のロボットおよび第2のロボットが作る三角形の内心または重心として設定されていてもよい。c1、c2、およびc3が第1のロボットと第2のロボットの中心点として設定される場合には、Rの値は、第1のロボットと第2のロボットの間で通信可能な最大の距離を考慮して設定される。c1、c2、およびc3が第1のロボットと第2のロボットの中心点として設定される場合には、第1のロボットおよび第2のロボットは、互いの距離がR以下となる範囲を自由に動ける
制約条件算出部12は、制約条件の候補の中で、現在のロボットの位置が制約条件を満たさないものを除外する。制約条件算出部12は、残った制約条件の候補の中で、もっとも新しい時刻のものを新たな制約条件として設定する。また、制約条件算出部12は、現在、制御部13が第1のロボットの制御に用いている制約条件よりも時刻が古い候補を候補から除外する。
制約条件算出部12は、式1および式2で示される候補と、式3および式4で示される候補のうち時刻情報が新しい方を新たな第1の制約条件として決定する。時刻情報が新しいとは、もう一方の時刻よりも時刻が後のことをいう。また、制約条件算出部12は、式3および式4で示される候補と、式5および式6で示される候補のうち時刻情報が新しい方を新たな第2の制約条件として決定する。制約条件算出部12は、制約条件の候補が存在しない場合には、制約条件を更新しない。
制御部13は、制約条件算出部12が算出した制約条件に基づいてロボットの制御を行う。制御部13は、例えば、制御バリア関数を用いて第1の制約条件および第2の制約条件を満たすように第1のロボットの位置を制御する。制御バリア関数を用いて位置を制御する方法は、例えば、非特許文献2に記載されている。
位置情報取得部14は、第1のロボットの位置を特定する。位置情報取得部14は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)から得る情報を用いて第1のロボットの位置を特定する。位置情報取得部14は、GNSS以外の方法で第1のロボットの位置を特定してもよい。例えば、位置情報取得部14は、第1のロボットが稼働している場所に設置されている複数の基準点からの距離を用いて第1のロボットの位置を特定してもよい。また、位置情報取得部14は、第1のロボットが稼働している場所の監視システムがカメラまたはセンサを用いて検出した第1のロボットの位置の情報を監視システムから取得してもよい。
第1の制御装置10の通信部11、制約条件算出部12、制御部13および位置情報取得部14は、単数または複数の半導体装置を用いて構成されている。半導体装置には、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)を用いることができる。通信部11、制約条件算出部12、制御部13および位置情報取得部14における各処理は、CPU(Central Processing Unit)上でコンピュータプログラムを実行することで行われてもよい。
第2の制御装置20の構成について説明する。図4は、第2の制御装置20の構成の例を示す図である。第2の制御装置20は、通信部21と、制約条件算出部22と、制御部23と、位置情報取得部24を備えている。通信部21、制約条件算出部22、制御部23および位置情報取得部24の構成と機能は、第1の制御装置10の同名称の部位とそれぞれ同様である。すなわち、第2の制御装置20は、第1のロボットから取得した第1のロボットの位置情報および制約関連情報と、第2のロボットの位置情報を用いて第2のロボットの制約条件の候補を算出する。第2の制御装置は、時刻情報を用いて第2のロボットの位置を制御する制約条件を決定し、決定した制約条件を満たすように第2のロボットの位置を制御する。
本実施形態の制御システムの動作について説明する。図5は、第1の制御装置10の動作フローの例を示す図である。以下の説明は、2台のロボットが互いに距離をR以下になるように制御する場合を例に行う。また、以下では、第1のロボットの第1の制御装置10が、第2のロボットから第2のロボットの位置情報と制約関連情報を受け取り、第1のロボットの位置を制御する際に用いる制約条件を更新する場合を例に説明する。
図5において、第1の制御装置10の通信部11は、協調して動く第2のロボットから、第2のロボットの位置情報と制約関連情報を取得する(ステップS11)。通信部11は、例えば、第1の制約関連情報(c_1, t’)、第2の制約関連情報(c, t’’)および時刻t’’’における第2のロボットの位置xB(t’’’)の情報を受け取る。
第2のロボットから制約関連情報および位置情報が取得されると、制約条件算出部12は、制約条件の候補を算出する(ステップS12)。制約条件算出部12は、例えば、第1の制約関連情報から式1および式2で示される第1の制約条件の候補を算出し、第2の制約関連情報から式3および式4で示される第1の制約条件の候補を算出する。また、制約条件算出部12は、第2の制約関連情報から式に3および式4で示される第2の制約条件の候補を算出する。さらに、制約条件算出部12は、第2のロボットの位置xB(t’’’)と、時刻t’’’における第1のロボットの位置xA(t’’’)を基に、式5および式6で示される第2の制約条件の候補を算出する。制約条件算出部12は、時刻t’’’における第1のロボットの位置xA(t’’’)を位置情報取得部14から取得する。位置情報取得部14は、第1のロボットの位置の情報を第1のロボットの位置を特定した時刻と関連付けて保持している。第1のロボットの位置xA(t’’’)は、第2のロボットの位置xB(t’’’)の情報が取得された時刻における第1のロボットの位置の情報であってもよい。
制約条件の候補を算出すると、制約条件算出部12は、現在の状態、すなわち、第1のロボットの現在の位置が制約条件の各候補を満たすかを判定する。現在の状態によって満たされる制約条件の候補があるとき(ステップS13でYes)、制約条件算出部12は、制約条件の候補の時刻を比較し、時刻が新しい制約条件の候補を新たな制約条件として決定する(ステップS14)。制約条件算出部12は、例えば、現在の状態が式1および式2で示される候補と、式3および式4で示される候補の両方を満たすとき、2つの候補の時刻を比較し、時刻が新しい方を第1の制約条件として決定する。また、制約条件算出部12は、例えば、現在の状態が式3および式4で示される候補と、式5および式6で示される候補の両方を満たすとき、2つの候補の時刻を比較し、時刻が新しい方を第2の制約条件として決定する。
第1の制約条件および第2の制約条件が決定されると、制御部13は、制御に用いる制約条件を、制約条件算出部12が決定した第1の制約条件および第2の制約条件に更新する。制約条件を更新すると、制御部13は、更新した制約条件を満たすように第1のロボットの位置を制御する(ステップS15)。
ステップS13において、現在の状態を満たす制約条件の候補が無いとき(ステップS13でNo)、制御部13は、設定済みの制約条件を用いて第1のロボットの位置を制御する(ステップS15)。すなわち、現在の状態を満たす制約条件の候補が無いとき、制約条件の更新は行われない。
ステップS15において、制御部13が第1のロボットの位置の制御を行っている際に制御部13は、第1のロボットの動作の終了条件を満たす情報の入力が行われているかを確認する。終了条件は、例えば、ロボットの動作を停止する命令、またはロボットの動作の目的が完了したことを示す情報が第1の制御装置10に入力されたときに条件を満たすように設定される。
第1のロボットが動作を継続していて終了条件を満たさないとき(ステップS16でNo)、第1の制御装置10は、ステップS11からの動作を繰り返す。ステップS16において終了条件を満たすとき(ステップS16でYes)、第1の制御装置10は、制約条件の更新および第1のロボットの位置の制御の動作を完了する。
本実施形態の制御システムの動作について、より具体的な例を用いて説明する。制御システムが各ロボットの位置の制御の動作を開始すると、第1の制御装置10および第2の制御装置20は、それぞれの位置情報を互いに送受信する。このとき、時刻tにおいて、第1のロボットの位置は、xA(t)、第2のロボットの位置は、x(t)であったとする。
第1の制御装置10の通信部11は、第1のロボットの位置情報を受け取ると、第1の制御装置10の制約条件算出部12は、制約条件を算出する。
第1のロボットの第1の制御装置10の制約条件算出部12は、以下の式7および式8で示される第1の制約条件と式9および式10で示される第2の制約条件を算出する。
第1の制約条件:
[式7]
Figure 0007485192000007
[式8]
Figure 0007485192000008
第2の制約条件:
[式9]
Figure 0007485192000009
[式10]
Figure 0007485192000010
動作開始直後の時刻tでは、式7および式8と、式9および式10とに示すように、第1のロボットの第1の制約条件と第2の制約条件は、互いに同一となる。
第2のロボットの第2の制御装置20の制約条件算出部22も同様に以下の式11および式12で示される第1の制約条件と式13および式14で示される第2の制約条件を算出する。
第1の制約条件:
[式11]
Figure 0007485192000011
[式12]
Figure 0007485192000012
第2の制約条件:
[式13]
Figure 0007485192000013
[式14]
Figure 0007485192000014
動作開始直後の時刻tでは、式11および式12と、式13および式14とに示すように、第2のロボットの第1の制約条件と第2の制約条件も、互いに同一となる。
制約条件が算出されると、第1の制御装置10の制御部13は、算出した制約条件を満たすように第1のロボットの位置の制御を開始する。また、第2の制御装置20の制御部23も同様に制約条件を満たすように第2のロボットの位置の制御を開始する。
時刻tよりも後の時刻tにおいて、第1のロボットの第1の制御装置10が第2のロボットに、時刻tにおける第1のロボットの位置情報、第1の制約関連情報および第2の制約関連情報を送信したとする。このとき送信される第1の制約関連情報は、第1の制御装置10において第1の制約条件に用いられている、第1のロボットと第2のロボットの中心点の情報に対応している。また、第2の制約関連情報は、第1の制御装置10において第2の制約条件に用いられている、第1のロボットと第2のロボットの中心点の情報に対応している。すなわち、このとき、第1の制御装置10が送信する第1の制約関連情報および第2の制約関連情報は、時刻t0の情報となる。
第1のロボットの位置情報および制約関連情報を受け取ると、第2の制御装置20の制約条件算出部22は、制約条件を算出する。このとき、第1のロボットから受信する第1の制約関連情報は、時刻t0におけるものであり、式8で示される制約の中心点の情報を含む。制約条件算出部22が第1の制約関連情報を用いて算出する第1の制約条件の候補は、以下の式15のようになる。
[式15]
Figure 0007485192000015
また、制約条件算出部22は、式10で示される制約の中心点の情報を含む第2の制約関連情報を基に以下の式16の第1の制約条件の候補と第2の制約条件の候補を算出する。
[式16]
Figure 0007485192000016
第2の制約関連情報を基にした第1の制約条件および第2の制約条件の候補を算出すると、制約条件算出部22は、時刻tにおける位置情報を用いて以下の式17および式18で示される第2の制約条件の候補を算出する。
[式17]
Figure 0007485192000017
[式18]
Figure 0007485192000018
このとき、制約条件算出部22は、時刻tにおける第2のロボットの位置が式を満たさない制約条件の候補を候補から除外する。
時刻tにおける第2のロボットの位置が式15、式16および式17のすべてを満たすとすると、制約条件算出部22は、第1の制約条件を決定する際に、式15と式16を比較するが同一の時刻の情報を用いて算出されている式のため、例えば、式15を第1の制約条件として決定する。また、制約条件算出部22は、第2の制約条件を決定する際に、式16と式17の時刻を比較する。このとき、時刻tよりも時刻tの方が新しいため、制約条件算出部22は、時刻tの式17を第2の制約条件として決定する。
以上のような処理の結果、時刻tのときに第2の制御装置20が保持している制約条件は、以下の式19および式20で示される第1の制約条件と、式21および式22で示される第2の制約条件のようになる。
第1の制約条件:
[式19]
Figure 0007485192000019
[式20]
Figure 0007485192000020
第2の制約条件:
[式21]
Figure 0007485192000021
[式22]
Figure 0007485192000022
制約条件が決定されると、制御部23は、決定された式19および式20で示される第1の制約条件と、式21および式22で示される第2の制約条件とを満たすように第2のロボットの位置を制御する。
次に、時刻t1より後の時刻tに第1のロボットの第1の制御装置10が第2のロボットに制約関連情報を送信したとする。このとき、第1の制御装置10が送信する情報は、時刻tの第1の制約関連情報および第2の制約関連情報であるため、制約条件算出部22は、同じ時刻の情報を用いて算出されている式19および式20で示される第1の制約条件を更新しない。
制約条件算出部22は、第2の制約関連情報に基づいて第2の制約条件の候補を以下の式23および式24のように算出する。
[式23]
Figure 0007485192000023
[式24]
Figure 0007485192000024
しかし、式23および式24で示される候補は、現在の制約条件よりも前の時刻の情報が用いられているため、制約条件算出部22は、式23および式24を候補から除外する。また、制約条件算出部22は、時刻tにおける位置情報を用いて、第2の制約条件の候補を以下の式25および式26のように算出する。
[式25]
Figure 0007485192000025
[式26]
Figure 0007485192000026
式25および式26で示される第2の制約条件の候補を算出すると、候補が1つであるため、制約条件算出部22は、式25および式26を第2の制約条件として決定する。
以上のような処理の結果、時刻tのときに第2の制御装置20が保持している制約条件は、以下の式27および式28で示される第1の制約条件と、式29および式30で示される第2の制約条件のようになる。
第1の制約条件:
[式27]
Figure 0007485192000027
[式28]
Figure 0007485192000028
第2の制約条件:
[式29]
Figure 0007485192000029
[式30]
Figure 0007485192000030
さらによりも時刻tよりも後の時刻tに、第2のロボットの第2の制御装置20が制約関連情報を第1のロボットに送信したとする。このとき、送信されるのは、時刻tにおける位置情報、時刻t0の情報を用いて設定されている式28で示される制約の中心の情報を含む第1の制約関連情報、時刻t2の情報を用いて設定されている式309で示される制約の中心の情報を含む第2の制約関連情報である。
制約関連情報を受け取ると、第1のロボットの第1の制御装置10の制約条件算出部12は、第1の制約条件の候補を算出する。制約条件算出部12は、時刻tの第1の制約関連情報を用いて算出した以下の式31および式32で示される第1の制約条件の候補を算出する。
[式31]
Figure 0007485192000031
[式32]
Figure 0007485192000032
また、制約条件算出部12は、時刻t2の第2の制約関連情報を用いて第1の制約条件の候補と第2の制約条件の候補として以下の式33および式34を算出する。
[式33]
Figure 0007485192000033
[式34]
Figure 0007485192000034
さらに、制約条件算出部12は、時刻tにおける位置情報を用いて第2の制約条件の候補として式35および式36を算出する。
[式35]
Figure 0007485192000035
[式36]
Figure 0007485192000036
このとき、第1のロボットの位置が式31および式32と、式33および式34を満たしたとすると、制約条件算出部12は、時刻情報が新しい式33および式34を第1の制約条件として決定する。また、制約条件算出部12は、式33および式34と、式35および式36とを比較し、時刻tの方が新しいため、時刻tにおける式35および式36を第2の制約条件として決定する。
時刻tにおいて制約条件を更新した後の第1のロボットの第1の制約条件は下記の式37および式38で示す通りとなる。また、時刻tにおいて制約条件を更新した後の第1のロボットの第2の制約条件は、下記の式39および式40で示す通りとなる。
第1の制約条件:
[式37]
Figure 0007485192000037
[式38]
Figure 0007485192000038
第2の制約条件:
[式39]
Figure 0007485192000039
[式40]
Figure 0007485192000040
制御部13は、式37および式38で示される第1の制約条件と、式39および式40で示される第2の制約条件とを満たすように第1のロボットの位置を制御する。
時刻t3よりも後の時刻tにおいて、第1のロボットの第1の制御装置10が第2のロボットに位置情報および制約関連情報を送信したとする。位置情報および制約関連情報を受け取ると、第2のロボットの第2の制御装置20の制約条件算出部22は、第1の制約関連情報と第2の制約関連情報から第1の制約条件の候補を算出する。第1のロボットから第2のロボットに送られる第1の制約関連情報は、時刻t2における情報であるため、制約条件算出部22は、新たな第1の制約条件の候補として以下の式41および式42を算出する。
[式41]
Figure 0007485192000041
[式42]
Figure 0007485192000042
第1ロボットから第2のロボットに送られる第2の制約関連情報は、時刻tにおける情報であり、制約条件算出部22は、新たな第1の制約条件および第2の制約条件の候補として以下の式43および式44を算出する。
[式43]
Figure 0007485192000043
[式44]
Figure 0007485192000044
制約条件算出部22は、時刻t4の位置情報を用いて第2の制約条件の候補として以下の式45および式46を算出する。
[式45]
Figure 0007485192000045
[式46]
Figure 0007485192000046
第2のロボットの位置が式41および式42で示される候補と、式43および式44で示される候補と、式45および式46で示される候補のすべての候補の条件を満たしたとすると、制約条件算出部22は、時刻情報が新しい式を制約条件として決定する。第2のロボットの位置が全ての式を満たすとき、制約条件算出部22は、時刻情報を用いて第1の制約条件として式43および式44、第2の制約条件として式45および式46を決定する。新たな制約条件が決定されると、制御部23は、第2のロボットの制御に用いる制約条件を、制約条件算出部22で決定された制約条件の情報で更新し、更新した制約条件を満たすように第2のロボットの位置を制御する。
上記のような動作を繰り返すとことで、制約条件の更新が行われ、更新された制約条件を基に、各制御装置の制御部は、ロボットを制御する。上記の説明では、例えば、時刻t1および時刻t2において、第2のロボットだけが第1のロボットからの情報の受信を続けている。しかし、第1のロボットと第2のロボットの制御部は、更新後において共通する制約条件を有している。このように、制約条件の更新規則から、実際の通信が確率的になりどのような順序で行われても共通の制約条件によって制御が行われる。
ある時刻において第1のロボットの第1の制御装置10および第2のロボットの第2の制御装置20は、以下の式47および式48に示すような共通した制約条件を保持している。
第1の装置の制約条件:
[式47]
Figure 0007485192000047
第2の装置の制約条件:
[式48]
Figure 0007485192000048
第1のロボットおよび第2のロボット、式47および式48に示されるように、中心点をcとして、半径R/2の共通の球(または円)の中に存在する。よって、第1のロボットと第2のロボットの間の距離は、必ずR以下になる。
上記の説明では、第1のロボットと第2のロボットの距離がR以下になるように制御されているが、第1のロボットと第2のロボットの距離の最小値がさらに設定されてもよい。最小値が設定される場合には、例えば、上記の制約条件の式において不等号の向きを逆に設定した式においてRに代えて最小値Rminを用いることで制約条件を設定することができる。また、第1のロボットと第2のロボットの通信可能な距離に制約が無い場合には、第1のロボットと第2のロボットの距離の最小値のみが制約条件として設定されていてもよい。
また、制約関連情報において、第1のロボットおよび第2のロボットが移動可能な範囲が設定されていてもよい。第1のロボットおよび第2のロボットの移動可能な範囲は、例えば、移動可能な範囲を示す多角形の頂点の座標としてされる。時刻tにおける移動可能な範囲を示すn個の頂点の多角形の情報は、例えば、([P,P,・・・,P],t)として示される。例えば、多角形が四角形の場合に、P=(0,2)、P=(1,2)、P=(1,0)、P=(0,0)であるとすると、各ロボットは、x軸方向に長さ1の、y軸方向に長さ2の長方形内を移動可能になる。また、第1のロボットおよび第2のロボットの制御装置は、時刻tにおいて、相手のロボットが移動可能な範囲または移動禁止の範囲を設定して制約関連情報として相手側のロボットに送信してもよい。そのような構成とすることで、例えば、制御装置が制御を行っているロボットと相手側のロボットの動作する範囲を互に重ならないようにすることができる。
上記の説明は、2台のロボットがそれぞれ制約条件の算出を行う構成を例に行っているが、2台のロボットのうち、片方の1台のロボット(リーダーロボット)が2台分の制約条件を決定してもよい。そのような構成とした場合、もう一方のロボットは、制約条件を決定したロボットから制約条件を取得して位置の制御を行う。
本実施形態の制御システムは、3台以上のロボットの制御の用いることもできる。例えば、制御システムを、4台のロボットで、1台のリーダーロボットに3台のフォロワーロボットが追随するというような構成にしてもよい。そのような構成とした場合、リーダーロボットと各フォロワーロボットの2台×3セットについて、それぞれ制約条件が設定される。すなわち、リーダーロボットは、合計6個の制約条件を有し、フォロワーロボットは、2個の制約条件を有する。
上記の説明において制約条件は、ロボットの位置x(t)を用いて算出されているが、x(t)は位置情報のみに限定されない。例えば、制約条件は、位置情報に加えて、ロボットの向きおよび速度を含む情報によって設定されていてもよい。また、上記の説明では、制約条件の算出においてノルムの2乗|| ||を用いているが、他の関数を用いて制約条件の設定が行われてもよい。
海中などの視界が悪く通信が不安定な状況では、ロボット間の距離が離れると、センサで相手のロボットの位置を観測することは困難になる、そのような環境において、通信は断続的になり確率的にしか成功しない。相手のロボットの位置を直接、検出することができない場合において、ロボットは互いの位置情報を通信で送受信することで相手のロボットの位置情報を取得する。しかし、通信が確率的にしか成功しない状況では、常に互いの位置を把握することはできない。そのため、通信が継続していることを前提にした制御システムでは、各ロボットは位置の安定した制御を継続することが出来ない恐れがある。
一方で、本実施形態の制御システムにおいて第1のロボットに搭載されている第1の制御装置10は、過去の時刻における第1のロボットおよび第2のロボットの位置を用いて生成されている情報であり、第2のロボットの制御に用いられている制約関連情報と、第2のロボットの位置情報を取得している。第1の制御装置10は、制約関連情報と、第2のロボットの現在位置の情報を用いて、第1のロボットの移動範囲を示す制約条件の候補を複数、算出し、制約条件の候補のうち時刻情報が新しい制約条件を第1のロボットの位置の制御に用いる制約条件として特定している。このように、制約関連情報を介して第2のロボットと情報を共有しつつ、時刻情報が新しい条件を用いることで、通信環境の悪化で通信が断続的になり、双方向の通信が確率的にしか行えない状態でも、制約条件の更新および第1のロボットの位置の制御を継続することができる。第2のロボットに搭載されている第2の制御装置も同様である。その結果、本実施形態の制御システムは、ロボット間の通信が断続的に行われる環境でもロボットの位置の制御を継続することができる。
言い換えると、第1のロボットにおける制約条件算出部12は、第1時刻における第1のロボットの位置と、第1時刻における第2のロボットの位置とを用いて決定される、動作範囲を測定する基準位置(たとえば、(c1, t’)、(c2, t’’)等、すなわち、第1時刻置における基準位置)の履歴と、第1時刻以降の第2時刻における第2のロボットの位置とを用いて、第2時刻以降における第1のロボットと第2のロボットとの間の位置関係が所定の範囲(例えば、球)内になるよう、第1のロボットが動作可能な領域を規定する制約条件を表す情報を作成する。
言い換えると、制約条件算出部12は、第1時刻において第1のロボットおよび第2のロボットの動作範囲を表す制約情報における基準位置を表す基準情報と、第1時刻以降の第2時刻における第1のロボットの位置を表す位置情報と、第2時刻における第2のロボットの位置を表す位置情報とを用いて、第2時刻以降における第1のロボットと第2のロボットとの位置関係が所定の範囲となるよう、第1のロボットの動作範囲を表す制約情報における基準位置を算出するともいうことができる。
そして、制御部13は、算出した基準位置によって定まる制約情報(たとえば、球内、多面体内、多角形内、円外等)を満たしているまま動作するよう、第1のロボットの位置を制御する。言い換えると、制御部13は、算出した基準位置によって定まる制約情報に従い、第2時刻以降における第1のロボットの動作を制御するともいうことができる。
そして、第1のロボットにおける制約条件算出部12は、ある時間が経過した後に、該制約条件を表す情報を、上述した処理と同様な処理を行うことによって更新してもよい。第2のロボットにおける第2の制御装置20も、第1のロボットにおける第1の制御装置10と同様な処理を実行する。
図5における処理を言い換えると、制約条件算出部12は、第1のロボットと第2のロボットとが動作可能な領域を規定する制約条件を表す、第1時刻における制約情報と、第1時刻以降の第2時刻における制約情報との中から、第2時刻以降の第3時刻における第1のロボットの位置が制約条件を満たしている制約情報を選択する処理を実行しているともいうことができる。そして、制御部13は、選択した制約情報に従い、第3時刻以降の第1のロボットの動作を制御する。
尚、通信が行われる時刻と、位置情報を取得する時刻とは、必ずしも、同じである必要はない。また、第1の制御装置10と、第2の制御装置20とは、必ずしも、ある時刻に、相互の位置情報を交換する必要はない。たとえば、ある時刻に第2の制御装置20が第1時刻における第1のロボットの位置を取得し、ある時刻とは異なる時刻に第1の制御装置10が第1時刻における第2のロボットの位置を取得してもよい。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図6は、本実施形態の制御装置100の構成の例を示す図である。
本実施形態の制御装置100は、制約条件算出部101と、制御部102を備えている。制約条件算出部101は、制約関連情報と、第1のロボットおよび第2のロボットの現在の位置情報とを基に、第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する。制約関連情報は、第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、第2のロボットの制御に用いられている情報である。制御部102は、制約条件算出部101が特定した制約条件を満たしているまま動作するように第1のロボットの位置を制御する。
第1の実施形態の制約条件算出部12および位置情報取得部14は、制約条件算出部101の一例である。制約条件算出部101は、制約条件算出手段の一態様である。第1の実施形態の制御部13は、制御部102の一例である。制御部102は、制御手段の一態様である。
制御装置100の動作について説明する。図7は、制御装置100の動作フローの例を示す図である。制約条件算出部101は、制約関連情報と、第1のロボットおよび第2のロボットの現在の位置情報とを基に、第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出する(ステップS101)。制約関連情報は、第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、第2のロボットの制御に用いられている情報である。制約条件の候補を算出すると、制約条件算出部101は、算出した制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する(ステップS102)。新しい制約条件が特定されると、制御部102は、制約条件算出部101が特定した制約条件を満たしているまま動作するように第1のロボットの位置を制御する(ステップS103)。
本実施形態の制御装置100は、過去の時刻における第1のロボットおよび第2のロボットの位置に基づいた情報が用いられている制約関連情報と、第1のロボットと第2のロボットの現在位置を基に、第1のロボットの移動範囲を示す制約条件の候補を算出している。また、制御装置100は、算出した制約条件の候補のうち時刻情報が新しい制約条件の候補を特定することで第1のロボットの位置の制御に用いる制約条件を決定している。このように、制約関連情報を介して第2のロボットと情報を共有しつつ、時刻情報が新しい条件を用いることで、制御装置100は、通信が断続的に行われる場合においても、相手と共有している情報を基に適切に制約条件を更新して制御を継続することができる。その結果、本実施形態の制御装置100は、ロボット間の通信が断続的に行われる環境でもロボットの位置の制御を継続することができる。
第1の実施形態の第1の制御装置10および第2の制御装置20、並びに第2の実施形態の制御装置100における各処理は、コンピュータプログラムをコンピュータで実行することによって行うことができる。図8は、第1の実施形態の第1の制御装置10および第2の制御装置20、並びに第2の実施形態の制御装置100における各処理を行うコンピュータプログラムを実行するコンピュータ200の構成の例を示したものである。コンピュータ200は、CPU201と、メモリ202と、記憶装置203と、入出力I/F(Interface)204と、通信I/F205を備えている。
CPU201は、記憶装置203から各処理を行うコンピュータプログラムを読み出して実行する。CPU201は、CPUとGPU(Graphics Processing Unit)の組み合わせによって構成されていてもよい。メモリ202は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等によって構成され、CPU201が実行するコンピュータプログラムや処理中のデータが一時記憶される。記憶装置203は、CPU201が実行するコンピュータプログラムを記憶している。記憶装置203は、例えば、不揮発性の半導体記憶装置によって構成されている。記憶装置203には、ハードディスクドライブ等の他の記憶装置が用いられてもよい。入出力I/F204は、作業者からの入力の受付および表示データ等の出力を行うインタフェースである。通信I/F205は、他の制御装置との間でデータの送受信を行うインタフェースである。
各処理の実行に用いられるコンピュータプログラムは、記録媒体に格納して頒布することもできる。記録媒体としては、例えば、データ記録用磁気テープや、ハードディスクなどの磁気ディスクを用いることができる。また、記録媒体としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)等の光ディスクを用いることもできる。不揮発性の半導体記憶装置を記録媒体として用いてもよい。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 第1の制御装置
11 通信部
12 制約条件算出部
13 制御部
14 位置情報取得部
20 第2の制御装置
21 通信部
22 制約条件算出部
23 制御部
24 位置情報取得部
100 制御装置
101 制約条件算出部
102 制御部
200 コンピュータ
201 CPU
202 メモリ
203 記憶装置
204 入出力I/F
205 通信I/F

Claims (10)

  1. 第2のロボットから、前記第2のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている制約関連情報を受信し、前記第2のロボットに、前記第1のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成される制約関連情報を送信する通信手段と、
    前記第2のロボットから受信する制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した前記制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する制約条件算出手段と、
    前記制約条件算出手段が特定した前記制約条件を満しているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する制御手段と
    を備える制御装置。
  2. 第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した前記制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定する制約条件算出手段と、
    前記制約条件算出手段が特定した前記制約条件を満しているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する制御手段と
    を備え、
    前記制約条件算出手段は、第1時刻における第1の制約関連情報と第2時刻における第2の制約関連情報を基に第1の制約条件の候補をそれぞれ算出し、前記第2の制約関連情報と、前記第2のロボットから受信した位置情報と前記第1のロボットの位置を基に第2の制約条件の候補をそれぞれ算出し、時刻を基に前記第1の制約条件と前記第2の制約条件を特定し、
    前記制御手段は、特定した前記第1の制約条件および前記第2の制約条件を満たすように前記第1のロボットの位置を制御する、
    制御装置。
  3. 前記制約条件算出手段は、過去の複数の時刻における前記第1のロボットと前記第2のロボットの位置座標を用いて生成された複数の前記制約関連情報を基に複数の制約条件を算出し、前記位置座標が取得された時刻を基に前記第1のロボットの位置の制御に用いる前記制約条件を決定する請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記制約条件算出手段は、前記第1のロボットと前記第2のロボットの間の距離があらかじめ設定された距離以内となる条件を満たすように前記第1の制約条件と前記第2の制約条件を決定する請求項に記載の制御装置。
  5. 請求項1からいずれかに記載の制御装置からなり、第1のロボットの制御を行う第1の制御装置と、
    第2のロボットの制御を行う第2の制御装置と
    を備え、
    前記第1の制御装置の前記制約条件算出手段は、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出する制御システム。
  6. 第2のロボットから、前記第2のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている制約関連情報を受信し、
    前記第2のロボットに、前記第1のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成される制約関連情報を送信し、
    第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、
    算出した前記制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定し、
    特定した前記制約条件を満たしているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する制御方法。
  7. 過去の複数の時刻における前記第1のロボットと前記第2のロボットの位置座標を用いて生成された複数の前記制約関連情報を基に複数の制約条件を算出し、前記位置座標が取得された時刻を基に前記第1のロボットの位置の制御に用いる前記制約条件を決定する請求項に記載の制御方法。
  8. 第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に算出される、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補として、第1時刻における第1の制約関連情報と第2時刻における第2の制約関連情報を基に第1の制約条件の候補をそれぞれ算出し、
    前記第2の制約関連情報と、前記第2のロボットから受信した位置情報と前記第1のロボットの位置を基に第2の制約条件の候補をそれぞれ算出し、算出した前記第1の制約条件および前記第2の制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を前記第1の制約条件と前記第2の制約条件に特定し、
    特定した前記第1の制約条件および前記第2の制約条件を満しているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する、
    制御方法。
  9. 第2のロボットから、前記第2のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている制約関連情報を受信する処理と、
    前記第2のロボットに、前記第1のロボットの現在位置、並びに過去の時刻における前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの位置に基づいて生成される制約関連情報を送信する処理と、
    第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補を算出し、算出した前記制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を特定す処理と、
    特定した前記制約条件を満たしているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する処理と
    をコンピュータに実行させる制御プログラム。
  10. 第1のロボットおよび第2のロボットの過去の位置情報を用いて生成され、前記第2のロボットの制御に用いられている情報である制約関連情報と、前記第1のロボットおよび前記第2のロボットの現在の位置情報とを基に算出される、前記第1のロボットが移動可能な範囲の条件を示す制約条件の候補として、第1時刻における第1の制約関連情報と第2時刻における第2の制約関連情報を基に第1の制約条件の候補をそれぞれ算出する処理と、
    前記第2の制約関連情報と、前記第2のロボットから受信した位置情報と前記第1のロボットの位置を基に第2の制約条件の候補をそれぞれ算出し、算出した前記第1の制約条件および前記第2の制約条件の候補のうち時刻が新しい制約条件を前記第1の制約条件と前記第2の制約条件に特定する処理と、
    特定した前記第1の制約条件および前記第2の制約条件を満しているまま動作するように前記第1のロボットの位置を制御する処理と
    をコンピュータに実行させる制御プログラム。
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