JP2021006772A - 位置判定システムおよび位置判定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定局が設定位置にあるかどうかを判定する。【解決手段】移動体と第1固定局との間の無線通信により特定される第1測定距離と、前記移動体と第2固定局との間の無線通信により特定される第2測定距離と、前記移動体と第3固定局との間の無線通信により特定される第3測定距離と、前記移動体と第4固定局との間の無線通信により特定される第4測定距離とを取得する取得部と、前記第1測定距離と、前記第2測定距離と、前記第3測定距離とに応じて、前記移動体の位置を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記移動体の位置と、前記第4固定局の設定位置とに応じて、前記第4固定局と前記移動体との間における目標距離を算定する算定部と、前記第4測定距離と、前記目標距離とを比較することで、前記第4固定局が前記設定位置にあるか否かを判定する判定部とを具備する位置判定システム。【選択図】図1
Description
本発明は、位置判定システムおよび位置判定方法に関する。
例えば、特許文献1には、走行台車と、当該走行台車に各種の指令を送信する複数のアクセスポイントとを具備する走行台車システムが開示されている。移動先、移動速度または動作内容等の指令が各アクセスポイントから走行台車に送信される。
特許文献1の技術において、例えば走行台車に対して指令を送信するためには、当該走行台車の位置を特定する必要がある。例えば各アクセスポイントと走行台車との間において無線通信を利用して、当該アクセスポイントと走行台車との距離を算定し、当該距離を利用した三点測位により走行台車の位置を特定する技術が従来から提案されている。しかし、以上の構成のもとでは、各アクセスポイントが設定された位置からずれていると、走行台車の位置を適切に特定できないという問題がある。
以上の課題を解決するために、本発明の好適な態様に係る位置判定システムは、移動体と第1固定局との間の無線通信により特定される第1測定距離と、前記移動体と第2固定局との間の無線通信により特定される第2測定距離と、前記移動体と第3固定局との間の無線通信により特定される第3測定距離と、前記移動体と第4固定局との間の無線通信により特定される第4測定距離とを取得する取得部と、前記第1測定距離と、前記第2測定距離と、前記第3測定距離とに応じて、前記移動体の位置を特定する特定部と、前記特定部により特定された前記移動体の位置と、前記第4固定局の設定位置とに応じて、前記第4固定局と前記移動体との間における目標距離を算定する算定部と、前記第4測定距離と、前記目標距離とを比較することで、前記第4固定局が前記設定位置にあるか否かを判定する判定部とを具備する。
A.第1実施形態
図1は、第1実施形態に係る作業管理システム100の構成図である。図1に例示される通り、作業管理システム100は、複数の固定局10[n](n=1〜4)と移動体20と管理装置30とを具備する。作業管理システム100は、例えば工場または倉庫等の産業用の施設内で利用される。複数の固定局10[n]および移動体20は、当該施設内に設置される。複数の固定局10[n]は、例えば施設内に所定の間隔をあけて設置される。移動体20は、施設内を移動する産業用ロボットであり、例えば無人搬送車(Automated guided vehicle)である。移動体20と管理装置30とは、通信網を介して相互に通信可能である。移動体20は、管理装置30からの指示に応じて施設内を移動する。
図1は、第1実施形態に係る作業管理システム100の構成図である。図1に例示される通り、作業管理システム100は、複数の固定局10[n](n=1〜4)と移動体20と管理装置30とを具備する。作業管理システム100は、例えば工場または倉庫等の産業用の施設内で利用される。複数の固定局10[n]および移動体20は、当該施設内に設置される。複数の固定局10[n]は、例えば施設内に所定の間隔をあけて設置される。移動体20は、施設内を移動する産業用ロボットであり、例えば無人搬送車(Automated guided vehicle)である。移動体20と管理装置30とは、通信網を介して相互に通信可能である。移動体20は、管理装置30からの指示に応じて施設内を移動する。
管理装置30は、移動体20を管理するサーバ装置である。例えばパーソナルコンピュータ等の情報端末を管理装置30として利用してもよい。具体的には、管理装置30は、各種の指示を表す情報(以下「指示情報」という)Sを移動体20に送信する。例えば、移動先、移動速度、または、動作内容等を指定する指示情報Sが移動体20に送信される。指示情報Sを受信した移動体20は、当該指示情報Sが表す指示に応じて移動および動作する。
ここで、管理装置30が移動体20を制御するには、施設内を移動する移動体20の位置を把握する必要がある。移動体20の位置(以下「移動体位置」という)を特定するために複数の固定局10[n]が利用される。各固定局10[n]は、移動体20と無線により通信可能である。移動体位置は、複数の固定局10[n]のうち3つの固定局10[n]の各々と、移動体20との間における距離(以下「測定距離」という)Lnを利用した三点測位により特定される。測定距離Lnは、移動体20と固定局10[n]との間の無線通信により特定される。
図2は、固定局10[n]の構成を例示するブロック図である。図2に例示される通り、固定局10[n]は、制御装置11と記憶装置12と時計部13と発信機14とを具備する。時計部13は、所定の周期でパルス含むクロック信号にもとづいて時刻を計時する時計装置である。時計部13の時刻は、固定局10[n]の現在時刻とも換言できる。発信機14は、Bluetooth(登録商標)またはWi-Fi(登録商標)等の近距離無線通信により無線信号を送信する発信機器である。各固定局10[n]は、当該固定局10[n]の近傍に移動体20が移動すると、当該移動体20と通信可能になる。例えば、固定局10[n]からの無線信号を十分な強度で受信可能な位置に移動体20が移動すると、当該移動体20と固定局10[n]とが通信可能になる。例えば、固定局10[n]は、当該固定局10[n]を中心とした半径10m〜30mの範囲内において移動体20と通信可能である。第1実施形態では、4個の固定局10[n]の各々と通信可能な位置に移動体20がある場合を想定する。
制御装置11は、例えば固定局10[n]の各要素を制御する単数または複数のプロセッサで構成される。例えば、制御装置11は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の1種類以上のプロセッサにより構成される。記憶装置12は、制御装置11が実行するプログラムと制御装置11が使用する各種のデータとを記憶する単数または複数のメモリである。例えば磁気記録媒体もしくは半導体記録媒体等の公知の記録媒体が記憶装置12として利用される。
制御装置11は、測定距離Lnの特定に利用される送信時刻情報Daを生成する。具体的には、制御装置11は、時計部13が示す時刻(以下「送信時刻」という)を取得し、当該送信時刻を表す情報を送信時刻情報Daとして生成する。次に、制御装置11は、送信時刻において送信時刻情報Daを発信機14から移動体20に送信する。すなわち、送信時刻情報Daが表す送信時刻は、当該送信時刻情報Daの送信時における時計部13の時刻である。
発信機14は、制御装置11からの指示に応じて送信時刻情報Daを無線信号により移動体20に送信する。移動体20は、無線信号の送信元である固定局10[n]を識別可能である。例えば固定局10[n]を識別する識別情報を含む送信時刻情報Daを無線信号により送信する構成、または、固定局10[n]毎に相異なる周波数帯域の無線信号により送信時刻情報Daを送信する構成が採用される。
図1の移動体20は、各固定局10[n]から送信された送信時刻情報Daを受信し、当該送信時刻情報Daが表す送信時刻に応じて測定距離Lnを算定する。具体的には、移動体20は、送信時刻情報Daの送信時刻と、当該送信時刻情報Daを受信した時点における当該移動体20の時刻(以下「受信時刻」という)とを利用して測定距離Lnを特定する。移動体20の時刻は、当該移動体20に搭載された時計部により計時される時刻である。受信時刻と送信時刻との差分Δtと、無線信号の伝播速度Vsとに応じて測定距離Lnが特定される。例えば、差分Δtを伝播速度Vsで積算(Δt×Vs)することで測定距離Lnが特定される。差分Δtは、固定局10[n]と移動体20との間における送信時刻情報Daの送受信に要した時間であり、移動体20が固定局10[n]から離れているほど大きくなる。伝播速度Vsは、既知の速度であり、例えば光速である。移動体20は、各固定局10[n]について算定した測定距離Lnを管理装置30に送信する。すなわち、測定距離L1、測定距離L2、測定距離L3および測定距離L4が管理装置30に送信される。測定距離L1は「第1測定距離」の例示であり、測定距離L2は「第2測定距離」の例示であり、測定距離L3は「第1測定距離」の例示であり、測定距離L4は「第4測定距離」の例示である。
図3は、管理装置30の構成を例示するブロック図である。図3に例示される通り、管理装置30は、制御装置31と記憶装置32と通信装置33とを具備する。通信装置33は、制御装置31による制御のもとで移動体20と通信する通信機器である。第1実施形態の通信装置33は、移動体20から送信された測定距離Lnを受信する。具体的には、測定距離L1、測定距離L2、測定距離L3および測定距離L4が通信装置33により受信される。
制御装置31は、例えば管理装置30の各要素を制御する単数または複数のプロセッサで構成される。例えば、制御装置31は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の1種類以上のプロセッサにより構成される。
記憶装置32は、制御装置31が実行するプログラムと制御装置31が使用する各種のデータとを記憶する単数または複数のメモリである。例えば磁気記録媒体もしくは半導体記録媒体等の公知の記録媒体が記憶装置32として利用される。具体的には、記憶装置32は、各固定局10[n]の設定位置Pnを記憶する。すなわち、固定局10[1]の設定位置P1と、固定局10[2]の設定位置P2と、固定局10[3]の設定位置P3と、固定局10[4]の設定位置P4とが記憶装置32に記憶される。設定位置Pnは、施設内において固定局10[n]が設置される初期的な位置であり、例えば絶対座標で表したデータである。例えば、作業管理システム100の利用者により設定位置Pnが設定される。
制御装置31は、通信制御部311、特定部312、算定部313および判定部314として機能する。通信制御部311は、通信装置33に各測定距離Lnを受信する動作を通信装置33に実行させる。すなわち、通信制御部311は、測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3と測定距離L4とを取得する。通信制御部311は「取得部」の例示である。
特定部312は、通信制御部311が取得した複数の測定距離Lnのうち3つの測定距離Lnを利用した三点測位により移動体位置を特定する。第1実施形態では、測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3とに応じて移動体位置を特定する構成を例示する。具体的には、特定部312は、3つの固定局10[n]にそれぞれ対応する3つの測定距離L1−L3と、当該各固定局10[n]の設定位置Pnとに応じて、移動体位置を特定する。3つの固定局10[n]の各々について、当該固定局10[n]の設定位置Pnを中心として測定距離Lnを半径とした円が観念される。当該3つの固定局10[n]のそれぞれについて観念された3つの円の交点に対応する移動体位置が特定される。移動体位置は、例えば施設内における移動体20の位置を絶対座標で表したデータである。なお、移動体20の移動に応じて移動体位置も変化する。
ここで、施設内の固定局10[n]は、例えば作業者との接触、経年劣化による施設の歪み、または、地震等の様々な要因により、設定位置Pnからずれる場合がある。前述の特定部312では、固定局10[n]が設定位置Pnにあることを前提として移動体位置が特定される。したがって、固定局10[n]が設定位置Pnからずれていると移動体位置に誤差が生じるという問題がある。以上の事情を考慮して、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する。なお、固定局10[1]、固定局10[2]および固定局10[3]は、設定位置Pnにあることが保証された固定局10[n]である。したがって、測定距離L1、測定距離L2および測定距離L3に応じて算定された移動体位置は真値である。
算定部313は、固定局10[4]と移動体20との間における目標距離Lcを算定する。目標距離Lcは、特定部312により特定された移動体位置と、固定局10[4]の設定位置P4とに応じて算定される。以上の説明から理解される通り、固定局10[4]が設定位置P4にある場合における、当該固定局10[4]と移動体20との間の距離が、目標距離Lcである。
判定部314は、測定距離L4と目標距離Lcとを比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する。第1実施形態の判定部314は、測定距離L4と目標距離Lcとの差分を算定し、当該差分の絶対値|L4−Lc|を所定の閾値と比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する。絶対値|L4−Lc|は、設定位置P4から固定局10[4]がずれた位置にあるほど大きくなる。なお、固定局10[4]が設定位置P4からずれていない場合には、絶対値|L4−Lc|は0になる。具体的には、判定部は、絶対値|L4−Lc|が閾値を下回る場合には、固定局10[4]が設定位置P4にあると判定し、絶対値|L4−Lc|が閾値を上回る場合には、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定する。所定の閾値は、例えば移動体位置に許容される誤差等を考慮して設定される。なお、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かの判定において、絶対値|L4−Lc|と閾値とを比較することは必須ではない。例えば、判定部314は、測定距離L4が目標距離Lcと同じ距離であれば、固定局10[4]が設定位置P4にあると判定し、測定距離L4が目標距離Lcと異なる距離であれば、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定してもよい。
第1実施形態の判定部314は、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定した場合に、当該固定局10[4]の位置に異常があることを、管理装置30の利用者に通知する。利用者への通知の方法は任意である。例えば、管理装置30に搭載された表示装置による表示または管理装置30に搭載された放音装置による放音により、固定局10[4]の位置に異常があることを通知する。管理装置30は「位置判定システム」として機能する。
図4は、管理装置30の制御装置31における処理のフローチャートである。例えば、管理装置30による利用者からの指示を契機として図4の処理が開始される。図4の処理を開始すると、通信制御部311は、各固定局10[n]について算定された測定距離Lnを移動体20から取得する(SA1)。特定部312は、測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3とに応じて、移動体位置を特定する(SA2)。算定部313は、特定部312により特定され移動体位置と、固定局10[4]の設定位置P4とに応じて、目標距離Lcを算定する(SA3)。判定部314は、測定距離L4と目標距離Lcとを比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する(SA4)。具体的には、測定距離L4と目標距離Lcとの差分の絶対値|L4−Lc|と、所定の閾値とを比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かが判定される。固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合(SA4:NO)、当該固定局10[4]の位置に異常があることを通知する(SA5)。他方、固定局10[4]が設定位置P4にあると判定された場合(SA4:YES)、図4の処理を終了する。ステップSA1−SA4の処理は「位置判定方法」に相当する。
上述した通り、固定局10[4]の位置が設定位置P4からずれていると、移動体位置に誤差が生じるという問題がある。第1実施形態では、移動体位置と固定局10[4]の設定位置P4とに応じて算定された目標距離Lcと、測定距離L4とを比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定することが可能である。移動体位置は、3つの固定局10[1]−10[3]の各々と移動体20との間における無線通信により特定され、測定距離L4は、固定局10[4]と移動体20との間における無線通信により特定される。すなわち、各固定局10[n]と移動体20との間における無線通信を利用した簡便な構成により、固定局10[4]が位置P4にあるか否かを判定できる。
第1実施形態では特に、測定距離L4と目標距離Lcとの差分の絶対値|L4−Lc|が閾値を下回る場合には、固定局10[4]が設定位置P4にあると判定され、測定距離L4と目標距離Lcとの差分の絶対値|L4−Lc|が閾値を上回る場合には、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定される。したがって、絶対値|L4−Lc|と閾値とを比較する簡便な構成で、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定することができるという利点がある。
なお、実際には、施設内には、固定局10[1]−10[4]を含む複数の固定局が存在する。複数の固定局10[n]のうち設定位置Pnにあることが保証された3つの固定局10[n]の各々が、「第1固定局」と「第2固定局」と「第3固定局」とであり、設定位置Pnにあるか否かが判定される固定局10[n]が「第4固定局」である。すなわち、固定局10[1]は「第1固定局」の例示であり、固定局10[2]は「第2固定局」の例示であり、固定局10[3]は「第3固定局」の例示であり、固定局10[4]は「第4固定局」の例示である。移動体20は、「第1固定局」と「第2固定局」と「第3固定局」と「第4固定局」と通信可能な位置にある。
B.第2実施形態
第2実施形態を説明する。なお、以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
第2実施形態を説明する。なお、以下の各例示において機能が第1実施形態と同様である要素については、第1実施形態の説明で使用した符号を流用して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図5は、第2実施形態に係る作業管理システム100の構成図である。第2実施形態では、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合に、固定局10[4]の位置を特定する構成を例示する。すなわち、設定位置P4からずれた場所にある固定局10[4]の位置が特定される。以下、判定部314により固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合の処理を説明する。固定局10[4]の位置の特定には、固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]とが利用される。図5に例示される通り、第2実施形態では、固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]との各々が固定局10[4]と無線通信が可能である。以下の説明では、固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]とを区別する必要がない場合には、固定局10[k](k=1〜3)と表記する。
固定局10[k]と固定局10[4]との間の無線通信により、当該固定局10[k]と固定局10[4]との間の距離(以下「固定局距離」という)Hkが特定される。固定局10[k]の制御装置11は、固定局距離Hkの特定に利用される送信時刻情報Dbを生成する。送信時刻情報Dbは、当該送信時刻情報Dbを送信する送信時刻を表す情報であり、第1実施形態の送信時刻情報Dbと同様の方法で生成される。次に、制御装置11は、送信時刻において送信時刻情報Daを発信機14から固定局10[4]に送信する。なお、管理装置30は、例えば、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定した場合に、送信時刻情報Dbを固定局10[4]に送信する指示を、移動体20を介して各固定局10[k]に送信する。当該指示を受信した固定局10[k]は、固定局10[4]に対して送信時刻情報Dbを送信する。
固定局10[4]は、各固定局10[k]から送信された送信時刻情報Dbを受信し、当該送信時刻情報Dbが表す送信時刻に応じて固定局距離Hkを算定する。具体的には、固定局10[4]は、送信時刻情報Dbの送信時刻と、送信時刻情報Dbを受信した時点における固定局10[4]の時計部13が示す受信時刻とを利用して固定局距離Hkを特定する。固定局距離Hkは、測定距離Lnと同様の方法で特定される。固定局10[4]は、固定局10[1]における固定局距離H1と、固定局10[2]における固定局距離H2と、固定局10[3]における固定局距離H3とを移動体20を介して管理装置30に送信する。
図6は、第2実施形態に係る管理装置30における制御装置31の構成を例示するブロック図である。図6に例示される通り、第2実施形態の制御装置31は、第1実施形態の制御装置31に、処理部315と更新部316とを追加した構成である。通信制御部311と特定部312と算定部313と判定部314とは、第1実施形態と同様の処理を実行する。
判定部314は、第1実施形態と同様に、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する。通信制御部311は、固定局距離H1と固定局距離H2と固定局距離H3とを固定局10[4]から移動体20を介して取得する。処理部315は、固定局10[4]の位置を特定する。具体的には、処理部315は、固定局10[4]から送信された固定局距離H1と固定局距離H2と固定局距離H3とを利用した三点測位により、固定局10[4]の位置を特定する。すなわち、固定局10[4]の現在位置が特定される。固定局10[4]の位置の特定には、記憶装置32に記憶された設定位置P1と設定位置P2と設定位置P3とが利用される。以上の説明から理解される通り、処理部315は、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合に3個の固定局10[k]の各々と、固定局10[4]との固定局距離Hkに応じて、固定局10[4]の位置を特定する要素として機能する。
更新部316は、固定局10[4]の設定位置P4を、処理部315により特定された固定局10[4]の位置に更新する処理(以下「更新処理」という)を実行する。すなわち、記憶装置32に記憶された設定位置P4が、固定局10[4]の現在位置に更新される。
図7は、第2実施形態に係る管理装置30の制御装置31における処理のフローチャートである。例えば、管理装置30による利用者からの指示を契機として図7の処理が開始される。図7の処理は、図4のステップSA1−ステップSA4にステップSB1−ステップSB3を追加した構成である。ステップSA1−ステップSA4の処理は、第1実施形態と同様に実行される。固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合(SA4:NO)、通信制御部311は、3つの固定局10[k]のそれぞれに対応する3つの固定局距離Hkを取得する(SB1)。固定局距離H1と固定局距離H2と固定局距離H3とは、固定局10[4]から移動体20を介して送信される。
処理部315は、通信制御部311が取得した3つの固定局距離Hkに応じて、固定局10[4]の位置を特定する(SB2)。更新部316は、更新処理を実行することで、処理部315により特定された固定局10[4]の位置に設定位置P4を更新する。他方、固定局10[4]が設定位置P4にあると判定された場合(SA4:YES)、図7の処理を終了する。なお、異常を通知する処理(図4のステップSA5)を実行した後に、ステップSB1の処理を実行してもよい。
第2実施形態においても第1実施形態と同様の効果が実現される。第2実施形態では、記憶装置32に記憶された設定位置P4が、処理部315により特定された固定局10[4]の位置に更新される。したがって、固定局10[4]を含む3つの固定局10[n]を利用して移動体位置を特定する場合にも、当該更新後の設定位置P4を利用して移動体位置を適切に特定することができる。
C.第3実施形態
図8は、第3実施形態に係る作業管理システム100の構成を例示するブロック図である。図8に例示される通り、第3実施形態の作業管理システム100は、第1実施形態の作業管理システム100に作業装置40を追加した構成である。作業装置40は、固定局10[4]と無線通信可能な作業用の機器であり、施設内に固定される。例えば、電気製品の組み立て、溶接、塗装、または、検品等の作業を行う各種の産業用ロボットが作業装置40として例示される。作業装置40は、固定局10[4]から送信される指示(以下「制御信号」という)Wに応じて動作する。例えば、動作の内容を指示する制御信号Wが送信される。制御信号Wは、例えば近距離無線通信により送信される無線信号である。
図8は、第3実施形態に係る作業管理システム100の構成を例示するブロック図である。図8に例示される通り、第3実施形態の作業管理システム100は、第1実施形態の作業管理システム100に作業装置40を追加した構成である。作業装置40は、固定局10[4]と無線通信可能な作業用の機器であり、施設内に固定される。例えば、電気製品の組み立て、溶接、塗装、または、検品等の作業を行う各種の産業用ロボットが作業装置40として例示される。作業装置40は、固定局10[4]から送信される指示(以下「制御信号」という)Wに応じて動作する。例えば、動作の内容を指示する制御信号Wが送信される。制御信号Wは、例えば近距離無線通信により送信される無線信号である。
例えば、固定局10[4]が設定位置P4からずれた結果、固定局10[4]から作業装置40までの距離が離れ、作業装置40が制御信号Wを十分な強度で受信できなくなる場合がある。以上の場合には、作業者により固定局10[4]を設定位置P4に移動させる必要があるため、更新処理が不要になる。そこで、固定局10[4]と作業装置40との間における通信(以下「制御通信」という)に影響があるか否かを更新処理の実行の可否に加味する。
第3実施形態の更新部316は、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響しない場合に、更新処理を実行する。他方、更新部316は、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響する場合に、更新処理を実行せずに、固定局10[4]の位置に異常があることを通知する。すなわち、固定局10[4]の異常を通知することで、固定局10[4]を設定位置P4に移動することを作業者に促す。したがって、固定局10[4]と作業装置40との間の通信が正常になる。
固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響するか否かを判定する方法は任意である。例えば、作業装置40が受信した制御信号Wの受信強度に応じて、制御通信に影響するか否かが判定される。例えば十分な受信強度で制御信号Wを受信できる場合には、制御通信に影響がないと判定され、十分な受信強度で制御信号Wを受信できない場合には、制御通信に影響があると判定される。作業装置40は、例えば制御信号Wの受信強度を固定局10[4]および移動体20を介して管理装置30に送信する。また、作業装置40は、作業装置40と移動体20とが直接的に通信可能な場合は、当該移動体20を介して受信強度を送信してもよいし、管理装置30と通信可能な場合は、当該管理装置30に直接的に受信強度を送信してもよい。管理装置30の通信制御部311は、制御信号Wの受信強度を取得し、更新部316は、当該受信強度に応じて、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響するか否かを判定する。
図9は、第3実施形態に係る管理装置30における制御装置31の処理のフローチャートである。図9の処理は、図7の処理にステップSC1およびステップSC2を追加した構成である。ステップSC1は、ステップSA4とステップSB1との間に実行される。判定部314は、第2実施形態と同様に、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定する(SA4)。固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合(SA4:NO)、更新部316は、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響するか否かを判定する(SC1)。固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響しないと判定された場合(SC1:NO)、ステップSB1−ステップSB3の処理が実行される。すなわち、更新処理が実行される。
他方、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響すると判定された場合(SC1:YES)、更新部316は、ステップSB1−ステップSB3を実行せずに、固定局10[4]の位置に異常があることを通知する(SC2)。したがって、更新部316による通知を確認した作業者は、固定局10[4]の位置を設定位置P4に移動することができる。固定局10[4]が設定位置P4にあると判定された場合(SA4:YES)、ステップSC1−ステップSB3の処理は実行せずに図9の処理を終了する。
なお、ステップSC1の処理をステップSB2の処理の後に実行してもよい。以上の構成では、例えば固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響するか否かを、ステップSB2で特定した固定局10[4]の位置に応じて判定される。例えば、固定局10[4]の位置から作業装置40の位置が十分に離れている場合には制御通信に影響すると判定され、ステップSC2の処理が実行される。他方、固定局10[4]の位置が作業装置40の位置に近い場合には制御通信に影響しないと判定され、ステップSC3の処理が実行される。作業装置40の位置は、管理装置30の記憶装置32に事前に記憶される。
第3実施形態においても第2実施形態と同様の効果が実現される。第3実施形態では、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響する場合には、更新処理が実行されずに、固定局10[4]の位置に異常があることが通知される。したがって、作業者が固定局10[4]を設定位置P4に移動することで、制御通信が正常に維持される。また、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響しない場合には更新処理が実行される。すなわち、制御通信に影響がない距離しか固定局10[4]が設定位置P4からずれていない場合には、作業者が固定局10[4]を設定位置P4に移動することなく、更新処理が実行される。
D.変形例
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
以上に例示した各形態は多様に変形され得る。前述の各形態に適用され得る具体的な変形の態様を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の態様は、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合され得る。
(1)前述の各形態では、移動体20が測定距離Lnを特定したが、管理装置30が測定距離Lnを特定してもよい。移動体20は、固定局10[n]から送信された送信時刻情報Daの送信時刻と、送信時刻情報Daを受信した時点における受信時刻とを管理装置30に送信する。管理装置30の特定部312は、送信時刻と受信時刻とに応じて測定距離Lnを特定し、当該測定距離Lnから移動体位置を特定する。以上の構成では、特定部312が、測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3と測定距離L4とを取得する「取得部」として機能する。
また、固定局10[n]が測定距離Lnを特定してもよい。具体的には、移動体20が送信時刻を表す情報を固定局10[n]に送信し、固定局10[n]は当該情報を受信した受信時刻と、当該情報の送信時刻とから測定距離Lnを特定する。特定した測定距離Lnは移動体20を介して管理装置30に送信される。なお、固定局10[n]が測定距離Lnを特定する構成では、複数の固定局10[n]のうちの何れかが通信網を介してサーバ装置を通信する構成も採用される。例えば、サーバ装置と接続する固定局10[n]に対して、各固定局10[n]が測定距離Lnを送信する。当該固定局10[n]は、各固定局10[n]の測定距離Lnを集約してサーバ装置に送信する。サーバ装置は、受信した測定距離Lnから移動体20の位置を特定し、指示情報Sを生成する。サーバ装置は、指示情報Sを移動体20に送信してもよいし、通信可能な固定局10[n]を介して移動体20に送信してもよい。すなわち、管理装置30を省略してもよい。なお、サーバ装置が管理装置30を介して移動体20に指示情報Sを送信してもよい。作業管理システム100がサーバ装置を具備する構成では、当該サーバ装置を「位置判定システム」として利用してもよい。
(2)第2実施形態および第3実施形態では、固定局10[4]の位置の特定に固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]とを利用したが、固定局10[4]の位置の特定に利用される固定局10[n]は以上の例示に限定されない。実際には、固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]とを含む複数の固定局10[n](n=1〜N)が施設内には存在する。当該複数の固定局10[n]のうち固定局10[4]と通信可能な任意の3つの固定局10[n]を利用して、固定局10[4]の位置が特定される。すなわち、処理部315は、固定局10[4]が設定位置P4にないと判定された場合に、固定局10[1]と固定局10[2]と固定局10[3]とを含む複数の固定局10[n]のうち、3個の固定局10[n]の各々と、固定局10[4]との間の無線通信により特定される固定局距離Hkに応じて、固定局10[4]の位置を特定する。なお、固定局10[4]の位置の特定に利用される固定局10[n]の個数は、3つに限定されない。例えば、4つの固定局[n]を利用して固定局10[4]の位置を特定してもよい。4つの固定局[n]のそれぞれに対応する4個の固定局距離を利用して固定局10[4]の位置を特定する構成によれば、固定局10[4]の位置を高精度に特定することができる。
また、移動体位置が特定された移動体20が当該移動体位置にある間は、当該移動体20を利用して固定局10[4]の位置を特定してもよい。具体的には、複数の固定局10[n]のうち2つの固定局10[n]と移動体20とが利用される。2つの固定局10[n]の各々と、移動体20とから、固定局10[4]に対して送信時刻情報Dbが送信される。各送信時刻情報Dbを受信した固定局10[4]は、2つの固定局10[n]の各々における固定局距離と、移動体20における固定局距離とを特定する。
(3)前述の各形態において、移動体20が移動体位置を特定する構成も採用される。すなわち、管理装置30の機能が移動体20に搭載される。以上の構成では、固定局10[4]が基準位置にあるか否かを移動体20が判定する。
(4)前述の各形態では、固定局10[n]が移動体20に送信時刻情報Daを送信し、移動体20が当該送信時刻情報Daを受信することで、測定距離Lnを特定したが、測定距離Lnを特定する方法は以上の例示に限定されない。例えば、移動体20が固定局10[n]に無線信号を送信し、当該無線信号を受信した直後に固定局10[n]は移動体20に対して無線信号を送信する。移動体20は、無線信号を固定局10[n]に送信した時刻と、固定局10[n]からの無線信号を受信した時刻とを利用して測定距離Lnを特定する。同様に、第2実施形態および第3実施形態においても固定局距離Hを特定する方法は任意である。
(5)前述の各形態において、例えば、測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3とに応じて特定した移動体位置(以下「第1移動体位置」という)と、測定距離L1−L3のうちの2つの測定距離Lnと測定距離L4とに応じて特定した移動体位置(以下「第2移動体位置」という)とを比較することで、固定局10[4]が設定位置P4にあるか否かを判定してもよい。固定局10[4]が設定位置P4にある場合は、第1移動体位置と第2移動体位置とは同じになり、固定局10[4]が設定位置P4にない場合は、第1移動体位置と第2移動体位置とは相違する。
(6)第3実施形態において、固定局10[4]と移動体20との間における通信に影響があるか否かを更新処理の実行の可否に加味してもよい。測定距離L1と測定距離L2と測定距離L3とに応じて特定された移動体位置に移動体20がいる場合において、例えば固定局10[4]から送信された信号を移動体20が受信する受信強度に応じて更新処理の実行の可否が決定する。すなわち、作業装置40は、移動体20とは異なる装置と、移動体20との双方を含む。
(7)第3実施形態では、作業装置40が制御信号Wを受信する受信強度に応じて、制御通信に影響があるか否かを判定したが、制御通信に影響があるか否かを判定する方法は以上の例示に限定されない。例えば、作業装置40から固定局10[4]に無線信号を送信する構成では、固定局10[4]が当該無線信号を受信する受信強度に応じて制御通信に影響があるか否かを判定してもよい。
(8)第3実施形態では、固定局10[4]が設定位置P4にないことが制御通信に影響する場合には、更新処理を実行せずに、固定局10[4]の位置に異常があることを通知したが、例えば、更新処理の実行後に固定局10[4]の位置に異常があることを通知してもよい。以上の構成では、例えば固定局10[4]が設定位置P4の履歴を記憶装置32に記憶しておくことで、固定局10[4]の位置ずれ量を特定してもよい。
100…作業管理システム、10…固定局、11…制御装置、12…記憶装置、13…時計部、14…発信機、20…移動体、30…管理装置、31…制御装置、311…通信制御部、312…特定部、313…算定部、314…判定部、315…処理部、316…更新部、32…記憶装置、33…通信装置、40…作業装置。
Claims (6)
- 移動体と第1固定局との間の無線通信により特定される第1測定距離と、前記移動体と第2固定局との間の無線通信により特定される第2測定距離と、前記移動体と第3固定局との間の無線通信により特定される第3測定距離と、前記移動体と第4固定局との間の無線通信により特定される第4測定距離とを取得する取得部と、
前記第1測定距離と、前記第2測定距離と、前記第3測定距離とに応じて、前記移動体の位置を特定する特定部と、
前記特定部により特定された前記移動体の位置と、前記第4固定局の設定位置とに応じて、前記第4固定局と前記移動体との間における目標距離を算定する算定部と、
前記第4測定距離と、前記目標距離とを比較することで、前記第4固定局が前記設定位置にあるか否かを判定する判定部と
を具備する位置判定システム。 - 前記第4測定距離と、前記目標距離との差分の絶対値が閾値を下回る場合には、前記第4固定局が前記設定位置にあると判定し、
前記第4測定距離と、前記目標距離との前記絶対値が閾値を上回る場合には、前記第4固定局が前記設定位置にないと判定する
請求項1の位置判定システム。 - 前記第4固定局が前記設定位置にないと判定された場合に、前記第1固定局と前記第2固定局と前記第3固定局とを含む複数の固定局のうち3個の固定局の各々と、前記第4固定局との間の無線通信により特定される固定局距離に応じて、前記4固定局の位置を特定する処理部と、
前記第4固定局の設定位置を、前記処理部により特定された前記第4固定局の位置に更新する更新処理を実行する更新部とを具備する
請求項1または請求項2の位置判定システム。 - 前記更新部は、
前記第4固定局が前記設定位置にないことが、前記第4固定局と無線通信可能な作業装置と、当該第4固定局との間における通信に影響しない場合に、前記更新処理を実行する
請求項3の位置判定システム。 - 前記更新部は、
前記第4固定局が前記設定位置にないことが、前記第4固定局と無線通信可能な作業装置と、当該第4固定局との間における通信に影響する場合に、前記第4固定局の位置に異常があることを通知する
請求項3または請求項4の位置判定システム。 - 移動体と第1固定局との間の無線通信により特定される第1測定距離と、前記移動体と第2固定局との間の無線通信により特定される第2測定距離と、前記移動体と第3固定局との間の無線通信により特定される第3測定距離と、前記移動体と第4固定局との間の無線通信により特定される第4測定距離とを取得し、
前記第1測定距離と、前記第2測定距離と、前記第3測定距離とに応じて、前記移動体の位置を特定し、
前記特定された前記移動体の位置と、前記第4固定局の設定位置とに応じて、前記第4固定局と前記移動体との間における目標距離を算定し、
前記第4測定距離と、前記目標距離とを比較することで、前記第4固定局が前記設定位置にあるか否かを判定する
コンピュータにより実現される位置判定方法。
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JP2019120706A JP2021006772A (ja) | 2019-06-28 | 2019-06-28 | 位置判定システムおよび位置判定方法 |
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