JP7482738B2 - フォーマポンプ - Google Patents
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Description
この種のフォーマポンプでは、押下ヘッドを押下することで、ステムの下降に伴い液用ピストン及び空気用ピストンが下降する。これにより、液用シリンダから内容液が、空気用シリンダから空気が、それぞれ気液混合室に供給される。内容液は、気液混合室において空気と混合されることで発泡した後、ノズル孔を通じて吐出される。
しかしながら、従来のフォーマポンプでは、ステムが上方付勢状態に設けられているため、内容液を吐出させるには大きな押下力を要する。そのため、特に幼児一人が片手操作によって内容液を吐出させることが難しかった。一方で、例えば幼児が両手で押下ヘッドを押下した場合には、ノズル孔から吐出される内容液を受け取れず、いたずらに内容液が吐出される可能性があった。
本発明の一態様に係るフォーマポンプは、内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、押下操作可能な押下部、及び内容液を吐出するノズル孔を有し、前記ステムに上下動可能に設けられた押下ヘッドと、前記ポンプを前記口部に取り付ける装着キャップと、を備え、前記ポンプは、前記ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダと、前記ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダと、前記液用シリンダから移送される内容液と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合させ、内容液を発泡させる気液混合室と、を備え、前記押下ヘッドと前記ステムとの間には、前記気液混合室に連通するとともに、前記ステムに対する前記押下ヘッドの上方移動に伴い拡大し、前記ステムに対する前記押下ヘッドの下方移動に伴い縮小する貯留空間が形成され、前記貯留空間と前記ノズル孔とを接続する接続流路を通じた前記ノズル孔の外部と前記貯留空間との間の連通及び遮断を切り替える切替部を有する。
本態様によれば、気液混合室を通過した内容液が貯留空間に流入することで、貯留空間の圧力によってステムに対して押下ヘッドが押し上げられる。これにより、貯留空間内に内容液が貯留される。この状態で、接続流路を通じたノズル孔の外部と貯留空間との間を連通させた後、ステムに対して押下ヘッドを押し下げることで、貯留空間の内容液がノズル孔を通じて吐出される。すなわち、本態様のフォーマポンプでは、貯留空間に内容液を貯留させる貯留操作と、貯留空間の内容液を吐出させる吐出操作と、を別々に行うことを促すことができる。そして、吐出操作においては、ステムに対して押下ヘッドを押下することで、ステムに作用する上方付勢力の影響を受けずに押下ヘッドを押下することができる。その結果、吐出操作に要する押下力を軽減できる。例えば、フォーマポンプを親と幼児が一緒に利用する場合において、親と幼児が一緒に、若しくは幼児一人が両手でステムを押下することで、内容液がノズル孔からいたずらに吐出されるのを抑制した上で、貯留操作を行うことができる。そして、吐出操作においては、例えば幼児一人が片手でも行い易くなるので、ノズル孔から吐出される内容液をもう片方の手で受け取り易くなる。
その結果、本態様のフォーマポンプでは、例えば幼児と親が同一のフォーマポンプを利用する場合に、幼児であっても内容液の吐出を簡単に行うことができる。
一方、ノズル孔の外部と貯留空間との連通が遮断されている場合に押下ヘッドを押下しようとした場合には、押下ヘッドの押下に伴う貯留空間等の圧力増加やステムに作用する上方付勢力等の影響で押下ヘッドが押し難くなる。これによっても、幼児が一人でフォーマポンプを操作して、内容液がいたずらに吐出されるのを抑制できる。
なお、接続流路を通じて貯留空間とノズル孔の外部とを予め連通させた状態で、押下ヘッドを押下することで、貯留操作を経ずに直接吐出操作を行うこともできる。これにより、親が一人でフォーマポンプを使用する場合での操作性の低下を抑制できる。
本態様によれば、貯留操作の際に操作片を介してステムを押下することで、貯留操作をより簡単に行うことができる。
本態様によれば、上ヘッドの回動操作によって連通位置及び遮断位置を簡単に切り替えることができる。しかも、貯留空間での圧力が上ヘッドの回動方向に作用し難いので、上ヘッドが不意に連通位置に移行することを抑制できる。
本態様によれば、開閉操作部を介して蓋部を開閉することで、簡単にノズル孔を開放させることができる。これにより、吐出操作を容易に行うことができる。
(第1実施形態)
図1に示す吐出容器1は、有底筒状の容器本体11と、容器本体11の口部11aに着脱可能に装着されたフォーマポンプ12と、を備えている。
容器本体11には、内容液が収容される。内容液は、例えば洗剤(シャンプーやボディソープ、ハンドソープ等)や消毒液等、体に塗布する液体が挙げられる。
装着筒16bは、口部11aに着脱可能に螺着されている。但し、装着筒16bは、アンダーカット嵌合等の螺着以外の方法に口部11aに装着されていてもよい。
天壁16aは、口部11aの上方において径方向に延びている。天壁16aの内周縁は、口部11aに対して径方向の内側に位置している。
ガイド筒16cには、装着キャップ16に対する押下ヘッド17の下方移動を規制するための規制部材18が着脱可能に装着される。
シリンダ周壁41は、軸線Oと同軸に配置されている。シリンダ周壁41の上端部は、天壁16aの外周部分に下方から取り付けられている。
シリンダ底壁42は、シリンダ周壁41の下端縁から径方向の内側に突出している。
収容筒45は、シリンダ底壁42の内周縁から下方に延びている。
テーパ部46は、収容筒45の下端から下方に延びている。テーパ部46は、下方に向かうに従い漸次縮径している。テーパ部46の下端縁には、取付筒47がテーパ部46と一体に形成されている。取付筒47には、吸上筒48が嵌合されている。吸上筒48は、下端開口が容器本体11の底部に近接している。
棒状部51は、液用シリンダ22内を上下方向に沿って延びている。棒状部51の上部は、液用シリンダ22から上方に突出している。
下部弁体52は、棒状部51の下端部に形成されている。下部弁体52は、液用弁部材23の上下動に伴い、テーパ部46の内周面に接離可能に構成されている。下部弁体52は、液用シリンダ22内の加圧時にテーパ部46の内周面に接触して、テーパ部46の下端開口部を閉塞した状態に保持し、液用シリンダ22内の減圧時にテーパ部46の内周面から離反して、テーパ部46の下端開口部を開放する逆止弁である。
上部弁体53は、棒状部51の上端部に形成されている。上部弁体53は、上方に向かうに従い漸次拡大するテーパ筒状に形成されている。
摺動筒55は、液用シリンダ22内において棒状部51の周囲を取り囲んでいる。摺動筒55は、液用ピストン24の上下動に伴い、収容筒45の内周面上を摺動する。
基筒部56は、摺動筒55における上下方向の中央部から上方に延びている。基筒部56の上端開口縁には、上部弁体53が上方から接離する。上部弁体53は、吐出容器1は、流通時のシールとして機能するものである。すなわち、上部弁体53は、内容液を吐出させるにあたって、液用シリンダ22内を加圧することで、基筒部56の上端開口縁から離反して基筒部56の上端開口部を開放する。
外筒61は、上下方向の両端部がシリンダ周壁41の内周面上を上下方向に摺動可能に構成されている。
内筒62は、外筒61の内側に軸線Oと同軸に配置されている。
弁筒部67内には、内筒62の下部(連結部63の内フランジ部よりも下方に位置する部分)が嵌合されている。
弁本体68は、弁筒部67から径方向の外側に張り出している。弁本体68は、上下方向に弾性変形可能に構成されている。弁本体68の外周縁は、連結部63の内フランジ部に下方から接離可能に構成されている。すなわち、弁本体68は、連結部63の内フランジ部に当接した状態において、連通孔64を下方から閉塞している。これにより、連通孔64を通じた空気用シリンダ21の上室21a及び下室21b間の連通が遮断される。一方、弁本体68は、連結部63の内フランジ部から下方に離反することで、連通孔64を通じて空気用シリンダ21の上室21a及び下室21b間が連通する。
下ステム81は、下筒部85と、台座部87と、着座部88と、を備えている。
台座部87は、下筒部85のうち内筒62よりも下方に位置する部分から径方向の外側に張り出している。台座部87は、下ステム81と液用ピストン24との相対移動に伴い、内筒62の下端縁に接離可能に構成されている。
着座部88は、下筒部85の上端部から径方向の内側に張り出している。
本体筒95は、ガイド筒16cを通じて装着キャップ16よりも上方に突出している。本体筒95の下端部には、本体筒95の下方から下筒部85が嵌合されている。
囲繞筒96は、本体筒95の下端から下方に延びている。囲繞筒96の内径は、本体筒95の内径よりも大きくなっている。囲繞筒96は、内筒62の上端部を径方向の外側から取り囲んでいる。したがって、内筒62は、台座部87と本体筒95の下端縁との間を下筒部85に沿って上下動する。なお、貯留部91及び操作片92の構成は、後述する。
ケーシング100は、上方に位置するものほど大径に形成された多段筒状に形成されている。ケーシング100の内側は、液用シリンダ22から移送される内容液と、空気用シリンダ21から移送される空気と、が混合する気液混合室S2を構成している。ケーシング100のうち下方に位置する小径部は、下筒部85内に配置されている。ケーシング100のうち上方に位置する大径部は、本体筒95内に嵌合されている。
内周壁111は、接続壁110の外周縁から下方に延びている。内周壁111は、軸線Oと同軸に配置された筒状に形成されている。
底壁112は、内周壁111の下端縁から径方向の外側に張り出している。
外周壁113は、底壁112の外周縁から上方に延びている。外周壁113は、軸線Oと同軸に配置された筒状に形成されている。外周壁113の上端部には、径方向の外側に突出する規制突起115が形成されている。
下外装筒130は、外周壁113の周囲を取り囲んでいる。下外装筒130の下端部には、径方向の内側に突出する係止突起135が形成されている。係止突起135は、上ステム82に対する押下ヘッド17の上方移動に伴い規制突起115に下方から当接し、上ステム82に対する押下ヘッド17の上方移動を規制する。
嵌合筒132は、頂壁部131の外周部分から下方に延びている。嵌合筒132は、貯留部91の内側に進入している。すなわち、嵌合筒132は、上ステム82に対する押下ヘッド17の上下動に伴い、貯留部91内を上下動する。
連結部133の底壁133bは、周壁133aの下端開口部を閉塞している。底壁133bの外周部分のうち、軸線Oに対して径方向の一方側(以下、後方とする。)に位置する部分には、底壁133bを上下方向に貫通する連通孔133c(連通部)が形成されている。なお、押下ヘッド17が収縮位置にあるとき、連結部133の下部は本体筒95内に位置している。
連結筒141は、上外装筒140の内側に軸線Oと同軸に配置されている。連結筒141の内側には、連結部133の周壁133aがアンダーカット嵌合されている。具体的に、連結筒141の下端部には、係合突起141aが形成されている。係合突起141aは、連結筒141の全周に亘って延びている。係合突起141aは、周壁133aの上端部に形成された係合突起133dに下方から係合している。これにより、上ヘッド121は、下ヘッド120に対する上方移動が規制された状態で、軸線O回りに回動可能に設けられている。
ノズル筒144は、連通筒142のうち、軸線Oを間に挟んで上連通溝142aと径方向で対向する位置に接続されている。図示の例において、ノズル筒144は、軸線Oに対して後方に向けて延びている。ノズル筒144は、上外装筒140、連結筒141及び連通筒142を貫通して、連通筒142内で開口している。ノズル筒144の先端開口部は、内容液を吐出するノズル孔144aとして機能する。なお、押下ヘッド17において、連通筒142内及びノズル筒144内は、貯留空間S3とノズル孔144aとの間を接続する接続流路S4を構成している。
基筒部150は、嵌合筒132内に嵌合されている。
摺動筒151は、基筒部150の下端部に、基筒部150に対して径方向の外側に張り出した状態で設けられている。摺動筒151の上下両端部は、外周壁113の内周面に密に接する。摺動筒151は、上ステム82に対する押下ヘッド17の上下動に伴い、外周壁113の内周面上を摺動する。
図1に示すように、まずは操作片92を介してステム14を押下する。この際、ステム14の下方移動に伴い、摺動筒151と外周壁113との間に作用する摩擦力は、静摩擦力よりも小さい。その結果、押下ヘッド17、ステム14、発泡部28及び液用ピストン24が一体となって空気用ピストン25に対して下方に移動する。
この構成によれば、気液混合室S2を通過した内容液が貯留空間S3に流入することで、貯留空間S3の圧力によってステム14に対して押下ヘッド17が押し上げられる。これにより、貯留空間S3内に内容液が貯留される。この状態で、接続流路S4を通じたノズル孔144aの外部と貯留空間S3との間を連通させた後、ステム14に対して押下ヘッド17を押し下げることで、貯留空間S3の内容液がノズル孔144aを通じて吐出される。すなわち、本実施形態のフォーマポンプ12では、貯留空間S3に内容液を貯留させる貯留操作と、貯留空間S3の内容液を吐出させる吐出操作と、を別々に行うことを促すことができる。そして、吐出操作においては、ステム14に対して押下ヘッド17を押下することで、ステム14に作用する上方付勢力の影響を受けずに押下ヘッド17を押下することができる。その結果、吐出操作に要する押下力を軽減できる。例えば、幼児と親が同一のフォーマポンプ12を利用する場合において、親と幼児が一緒に、若しくは幼児一人が両手でステム14を押下することで、内容液がノズル孔144aからいたずらに吐出されるのを抑制した上で、貯留操作を行うことができる。そして、吐出操作においては、例えば幼児一人が片手でも行い易くなるので、ノズル孔144aから吐出される内容液をもう片方の手で受け取り易くなる。
その結果、本実施形態のフォーマポンプ12では、例えば幼児と親が同一のフォーマポンプ12を利用する場合に、幼児であっても内容液の吐出を簡単に行うことができる。
一方、ノズル孔144aの外部と貯留空間S3との連通が遮断されている場合に押下ヘッド17を押下しようとした場合には、押下ヘッド17の押下に伴う貯留空間S3等の圧力増加やステム14に作用する上方付勢力等の影響で押下ヘッド17が押し難くなる。これによっても、幼児が一人でフォーマポンプ12を操作して、内容液がいたずらに吐出されるのを抑制できる。
この構成によれば、貯留操作の際に操作片92を介してステム14を押下することで、貯留操作をより簡単に行うことができる。
この構成によれば、上ヘッド121の回動操作によって連通位置及び遮断位置を簡単に切り替えることができる。しかも、貯留空間S3での圧力が上ヘッド121の回動方向に作用し難いので、上ヘッド121が不意に連通位置に移行することを抑制できる。
本実施形態のフォーマポンプ200は、切替部201がノズル筒144の先端部に設けられた点で、上述した実施形態と相違している。
図4に示すフォーマポンプ200において、押下ヘッド202の下ヘッド210は、筒部211と、規制突起212と、を備えている。
規制突起212は、筒部211の下端部の一部から径方向の内側に突出している。
ヘッド連結筒231は、押下部230における外周部分から下方に延びている。ヘッド連結筒231内には、外周壁113がアンダーカット嵌合等によって連結されている。
ピストン連結筒232は、押下部230のうちヘッド連結筒231の内側に位置する部分から下方に延びている。
装着筒250は、前後方向に開口する筒状に形成されている。装着筒250は、ノズル筒144の先端部に装着されている。図示の例において、ノズル筒144の先端部は、装着筒250の内側にアンダーカット嵌合等によって連結されている。
蓋部251は、装着筒250の一部にヒンジ255を介して回動可能に連結されている。蓋部251は、装着筒250の前端開口部を開閉する。すなわち、蓋部251は、開位置において、装着筒250の前端開口部を通じてノズル孔144aを開放する。これにより、貯留空間S3とノズル孔144aの外部とが接続流路S4を通じて連通する。一方、蓋部251は、閉位置において、装着筒250の前端開口部を閉塞する。これにより、貯留空間S3とノズル孔144aの外部との接続流路S4を通じた連通が遮断される。
開閉操作部252は、蓋部251の外周縁から下方に突出している。開閉操作部252は、指等を引っ掛け、蓋部251を開閉操作するためのものである。
すなわち、開閉操作部252を介して蓋部251を開閉することで、簡単にノズル孔144aを開放させることができる。これにより、吐出操作を容易に行うことができる。
上述した実施形態では、ステム14が操作片92を備える構成について説明したが、操作片92を備えない構成であってもよい。
上述した第1実施形態では切替弁134が接続流路S4の上流端部に設けられ、第2実施形態では切替部201が接続流路S4の下流端部に設けられた構成とした。但し、切替部は、接続流路S4に設けられて貯留空間S3とノズル孔144aの外部との連通及び遮断を切り替える構成であれば、接続流路S4の任意の位置に設けることが可能である。
上述した実施形態では、貯留操作と吐出操作とを別々に行う構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、上述したフォーマポンプを親が一人で使用する場合には、貯留操作を経ずに直接吐出操作を行ってもよい。すなわち、接続流路S4を通じて貯留空間S3とノズル孔144aの外部とを連通させた状態で、押下ヘッドを押下して、内容液を吐出させることもできる。これにより、親が一人でフォーマポンプを使用する場合での操作性の低下を抑制できる。
11a…口部
12…フォーマポンプ
14…ステム
15…ポンプ
16…装着キャップ
17…押下ヘッド
21…空気用シリンダ
22…液用シリンダ
24…液用ピストン
25…空気用ピストン
27…付勢部材
85…下筒部(ステム本体)
87…台座部(ステム本体)
88…着座部(ステム本体)
90…本体部(ステム本体)
91…貯留部(ステム本体)
92…操作片
95…本体筒
96…囲繞筒
120…下ヘッド
121…上ヘッド
133…連結部(切替部)
133c…連通孔(連通部)
134…切替弁(切替部)
134a…下連通溝(連通部)
143…押下部
144a…ノズル孔
201…切替部
202…押下ヘッド
210…下ヘッド
220…上ヘッド
230…押下部
251…蓋部
252…開閉操作部
255…ヒンジ
Claims (4)
- 内容液が収容される容器本体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に配設されるステムを有するポンプと、
押下操作可能な押下部、及び内容液を吐出するノズル孔を有し、前記ステムに上下動可能に設けられた押下ヘッドと、
前記ポンプを前記口部に取り付ける装着キャップと、を備え、
前記ポンプは、
前記ステムに連係する液用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた液用シリンダと、
前記ステムに連係する空気用ピストンが内部に上下摺動可能に設けられた空気用シリンダと、
前記液用シリンダから移送される内容液と前記空気用シリンダから移送される空気とを混合させ、内容液を発泡させる気液混合室と、を備え、
前記押下ヘッドと前記ステムとの間には、前記気液混合室に連通するとともに、前記ステムに対する前記押下ヘッドの上方移動に伴い拡大し、前記ステムに対する前記押下ヘッドの下方移動に伴い縮小する貯留空間が形成され、
前記貯留空間と前記ノズル孔とを接続する接続流路を通じた前記ノズル孔の外部と前記貯留空間との間の連通及び遮断を切り替える切替部を有するフォーマポンプ。 - 前記ステムは、
前記液用ピストン及び前記空気用ピストンに連係するステム本体と、
前記ステム本体のうち、前記装着キャップの外側に位置する部分から上下方向に交差する方向に張り出し、前記ステムを押下操作可能とする操作片と、を備えている請求項1に記載のフォーマポンプ。 - 前記押下ヘッドは、
前記押下部及び前記ノズル孔を有する上ヘッドと、
前記切替部を有するとともに、前記上ヘッドと前記ステムとを接続する下ヘッドと、を備え、
前記切替部には、前記貯留空間に連通する連通部が形成され、
前記上ヘッドは、前記連通部を通じて前記接続流路と前記貯留空間とを連通させる連通位置、及び前記連通部を通じて前記接続流路と前記貯留空間との連通を遮断する遮断位置の間を回動可能に前記下ヘッドに支持されている請求項1又は請求項2に記載のフォーマポンプ。 - 前記切替部は、
前記ノズル孔を開閉する蓋部と、
前記蓋部のうち前記押下ヘッドの外部に位置する部分に設けられ、前記蓋部を開閉操作する開閉操作部と、を備えている請求項1から請求項3の何れか1項に記載のフォーマポンプ。
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