JP7480620B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関するものである。
従来、車両に搭載される電気機器のケースに装着されるコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のコネクタは、先端にボルト挿入孔を有し、電気機器内に設けられた相手端子とボルト締めにより接続される複数の端子金具を有している。これら複数の端子金具は、相手端子との接続部分が端子金具の長さ方向に揃って横並びに配置されている。
特開2015-60680号公報
ところで、上述したコネクタでは、相手端子に対する組み付け性の向上が望まれており、この点においてなお改善の余地があった。
本開示の目的は、組み付け性を向上できるコネクタを提供することにある。
本開示のコネクタは、複数の収容部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに保持された複数の接続端子と、前記複数の収容部にそれぞれ収容された複数のナットと、を有し、前記各接続端子は、前記ナットとボルトによるボルト締結により相手端子と接続される端子接続部を有しており、複数の前記端子接続部は、前記複数の接続端子が並ぶ並び方向において互いに離れて設けられるとともに、前記並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられている。
本開示のコネクタによれば、組み付け性を向上できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のコネクタ及びケースを示す概略分解斜視図である。 図3は、一実施形態のコネクタを示す概略分解斜視図である。 図4は、一実施形態のケースに装着されたコネクタを示す概略断面図である。 図5は、一実施形態のコネクタを示す概略平面図である。 図6は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図(図4における6-6線断面図)である。 図7は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図(図6における7-7線断面図)である。 図8は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図(図4における8-8線断面図)である。 図9は、一実施形態のナットカバーを示す概略斜視図である。 図10は、一実施形態のコネクタを示す概略正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、複数の収容部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに保持された複数の接続端子と、前記複数の収容部にそれぞれ収容された複数のナットと、を有し、前記複数の接続端子の各々は、前記ナットとボルトによるボルト締結により相手端子と接続される端子接続部を有しており、複数の前記端子接続部は、前記複数の接続端子が並ぶ並び方向において互いに離れて設けられるとともに、前記並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられている。
この構成によれば、複数の端子接続部が、複数の接続端子の並び方向において互いに離れて設けられるとともに、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられる。このため、並び方向及びその並び方向と直交する2方向の3方向において、複数の端子接続部が隣り合って配置されない。したがって、上記3方向のうちボルトの締結方向と平行な方向を除く2方向から、端子接続部に対して相手端子を接続することができる。これにより、並び方向から見た平面視において複数の端子接続部が互いに重なる位置に設けられる場合に比べて、端子接続部に対する相手端子の組付方向(接続方向)を増加させることができ、その組付方向の自由度を向上させることができる。この結果、相手端子と端子接続部との組み付け性を向上させることができる。
[2]前記収容部に収容された前記ナットを覆うナットカバーを更に有し、前記ナットは、挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、前記ナットカバーは、前記挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、前記ナットカバーは、前記挿入方向の反対方向への前記ナットの移動を規制することが好ましい。
この構成によれば、挿入方向に沿ってナットが収容部に挿入され、挿入方向に沿ってナットカバーが収容部に挿入される。これにより、収容部に対するナットの挿入方向と、収容部に対するナットカバーの挿入方向とを同一の方向に設定することができる。このため、ナットとナットカバーとの挿入方向が異なる場合に比べて、コネクタの組立工数を削減することができる。
[3]前記挿入方向は、前記ボルトの締結方向と交差する方向であることが好ましい。この構成によれば、ナット及びナットカバーが、ボルトの締結方向と交差する方向に沿って収容部に挿入される。このため、ボルトの締結方向から見た平面視において、ナットカバーがナットと重なる位置に設けられることが抑制される。これにより、例えばボルトの締め付け作業時等に、ナットに対してボルトの締付方向から過剰な荷重がかかる場合であっても、その荷重がナットカバーに加わることを抑制できる。したがって、上述した過剰な荷重に起因してナットカバーが損傷することを抑制できる。
[4]前記ナットカバーは、前記コネクタハウジングとは別部品であり、前記ナットは、上面と、下面と、前記上面と前記下面との間に設けられた4つの側面とを有する四角柱に形成されており、前記ナットは、前記上面と前記下面との間を貫通する貫通孔を有し、前記4つの側面のうち3つの側面が前記収容部の内面を構成する前記コネクタハウジングに支持されており、残りの1つの側面が前記ナットカバーに支持されていることが好ましい。
この構成によれば、ナットの4つの側面のうち3つの側面がコネクタハウジングにより支持され、残りの1つの側面がナットカバーにより支持される。このため、ボルトの締め付け作業時に、ボルトの締め付け力、つまりナットがボルトの締結方向周りに回転しようとする力を、コネクタハウジングとナットカバーとによって受けることができる。これにより、コネクタハウジング及びナットカバーによって、ボルトの締め付け作業時におけるナットの位置ずれを抑制することができる。
[5]前記ナットの前記上面及び前記下面のうち一方が前記収容部の内面を構成する前記コネクタハウジングに支持されており、前記ナットの前記上面及び前記下面のうち他方が前記端子接続部に支持されていることが好ましい。
この構成によれば、ナットのうちボルトの締結方向の端面である上面及び下面がコネクタハウジング及び端子接続部により支持される。このため、ナットに対してボルトの締付方向から過剰な荷重がかかる場合であっても、その荷重を、剛性の高いコネクタハウジングや端子接続部により受けることができる。したがって、上述した過剰な荷重に起因してコネクタが損傷することを抑制できる。
[6]前記ナットカバーは、前記ナットに対向する端面を有する本体部と、前記本体部の前記端面から前記挿入方向に向かって突出して形成された複数のリブとを有し、前記複数のリブは、前記ナットの前記残りの1つの側面に接触していることが好ましい。この構成によれば、ナットの1つの側面がナットカバーの複数のリブにより支持される。このため、ボルトの締め付け力を、複数のリブによって受けることができる。これにより、ボルトの締め付け時にナットカバーにかかる応力を分散させることができるため、ボルトの締め付け時にナットカバーが損傷することを抑制できる。
[7]前記ナットカバーは、前記ナットに対向する端面を有する本体部と、前記本体部の前記端面から前記挿入方向に向かって突出して形成された係止片とを有し、前記収容部は、前記係止片と係止する係止部を有していることが好ましい。この構成によれば、ナットカバーの係止片を収容部の係止部と係止させることにより、ナットカバーが収容部から外れることを抑制できる。
[8]前記ナットカバーは、複数個設けられており、複数の前記ナットカバーは、前記複数の収容部に個別に収容されており、前記複数のナットカバーは、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成されていることが好ましい。この構成によれば、複数のナットカバーが互いに同一の形状及び同一の大きさに形成されるため、部品の共通化を図ることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(導電路10の全体構成)
図1に示す導電路10は、2個又は3個以上の電気機器(機器)を電気的に接続する。導電路10は、ワイヤハーネス20と、ワイヤハーネス20の両端部と接続される一対の機器側のコネクタ30とを有している。導電路10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両の前部に設置されたインバータ11と、インバータ11よりも車両の後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。導電路10は、例えば、車両の床下を通るように配索されている。インバータ11は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
(ワイヤハーネス20の構成)
ワイヤハーネス20は、複数(本実施形態では2本)の電線21と、電線21の両端部に取り付けられた一対の電線側コネクタ22と、複数の電線21を一括して包囲する保護管23とを有している。一方の電線側コネクタ22はインバータ11に取り付けられた機器側のコネクタ30に接続され、他方の電線側コネクタ22は高圧バッテリ12に取り付けられた機器側のコネクタ30に接続されている。保護管23としては、例えば、金属製や樹脂製のパイプ、樹脂等からなり可撓性を有するコルゲートチューブやゴム製の防水カバー又はこれらを組み合わせて用いることができる。保護管23は、例えば、内部に収容する電線21を飛翔物や液体から保護する。
各コネクタ30は、インバータ11及び高圧バッテリ12等の電気機器が有する導電性のケース15に固定される。各コネクタ30には、各電線側コネクタ22が嵌合され、各電線側コネクタ22が電気的に接続される。ケース15の材料としては、例えば、鉄系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
(ケース15の構成)
図2に示すように、ケース15は、箱状をなすケース本体16と、ケース本体16に一体に設けられ、ケース本体16の外部に突出した筒状をなす装着部17とを有している。装着部17は、装着部17を貫通する装着孔17Xを有することにより筒状に形成されている。装着孔17Xは、ケース本体16の内部空間とケース本体16の外部空間とを連通するように形成されている。装着孔17Xは、例えば、貫通方向から見た形状が長手方向と短手方向とを有する扁平形状に形成されている。本明細書において、「扁平形状」には、例えば、長方形、長円形や楕円形などが含まれる。本明細書における「長円形」は、2つの略等しい長さの平行線と2つの半円形からなる形状である。本実施形態の装着孔17Xは、貫通方向から見た形状が長円形状に形成されている。本実施形態の装着部17は、略長円筒状に形成されている。
なお、各図面中のXYZ軸におけるX軸はコネクタ30の前後方向を表し、Y軸はX軸と直交するコネクタ30の左右方向(幅方向)を表し、Z軸はXY平面に対して直交するコネクタ30の上下方向(高さ方向)を表している。以下の説明では、便宜上、X軸に沿って延びる方向を前後方向Xと称し、Y軸に沿って延びる方向を左右方向Yと称し、Z軸に沿って延びる方向を上下方向Zと称する。また、以下の説明では、図2におけるX矢印方向を前方、Z矢印方向を上方とする。
ケース15は、コネクタ30をケース15に固定するための固定部18を有している。固定部18は、例えば、ケース本体16の外部に突出するように形成されている。固定部18は、例えば、装着部17と一体に形成されている。固定部18は、例えば、装着部17と上下方向Zに並んで設けられている。本実施形態の固定部18は、装着部17の上方に設けられている。固定部18には、ボルト固定孔18Xが形成されている。ボルト固定孔18Xは、例えば、前後方向Xに延びるように形成されている。
(コネクタ30の構成)
図3及び図4に示すように、コネクタ30は、例えば、複数(本実施形態では、2個)の金属製の接続端子40A,40Bと、接続端子40A,40Bが装着されたコネクタハウジング50と、コネクタハウジング50の外周面に取り付けられたゴムリング71及びゴムリング72とを有している。コネクタ30は、例えば、複数(本実施形態では、2個)のナット80と、複数(本実施形態では、2個)のナットカバー90とを有している。コネクタハウジング50は、例えば、筒状をなしている。
(接続端子40A,40Bの構成)
図4に示すように、各接続端子40A,40Bは、例えば、コネクタハウジング50の軸方向(ここでは、前後方向X)に沿って延びるように形成されている。接続端子40A,40Bは、例えば、コネクタハウジング50の軸方向に直交する方向(ここでは、左右方向Y)よりもコネクタハウジング50の軸方向に長い長尺状に形成されている。本実施形態では、接続端子40A,40Bの幅方向が左右方向Yに一致し、接続端子40A,40Bの長さ方向が前後方向Xに一致する。
各接続端子40A,40Bは、雄型端子部41と、端子接続部42と、雄型端子部41と端子接続部42とを連結する連結部43とを有している。各接続端子40A,40Bは、例えば、雄型端子部41と連結部43と端子接続部42とが長さ方向(ここでは、前後方向X)に連なって一体に形成された単一部品である。各接続端子40A,40Bの材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。各接続端子40A,40Bは、その構成金属の種類や使用環境に応じて、銀メッキ、錫メッキやアルミニウムメッキ等の表面処理を施してもよい。
雄型端子部41は、例えば、円柱状に形成されている。雄型端子部41は、例えば、連結部43から後方に向かって延びるように形成されている。雄型端子部41は、例えば、図1に示した電線側コネクタ22に設けられる雌型端子(図示略)を介して電線21と電気的に接続される。
連結部43は、例えば、円柱状に形成されている。連結部43は、例えば、雄型端子部41よりも大径に形成されている。連結部43は、例えば、雄型端子部41から前方に向かって延びるように形成されている。連結部43は、例えば、コネクタハウジング50に保持されている。例えば、連結部43は、コネクタハウジング50に対して一体的に装着されている。
端子接続部42は、例えば、平板状に形成されている。端子接続部42は、例えば、連結部43の前端部から前方に向かって延びるように形成されている。端子接続部42は、例えば、コネクタハウジング50に保持されている。例えば、端子接続部42は、コネクタハウジング50に対して一体的に装着されている。
端子接続部42は、端子接続部42を板厚方向(ここでは、上下方向Z)に貫通する貫通孔44を有している。貫通孔44は、例えば、貫通方向(ここでは、上下方向Z)から見た形状が円形状に形成されている。
端子接続部42は、例えば、ケース本体16の内部空間において、相手端子100と電気的に接続される。ここで、相手端子100は、例えば、図1に示したインバータ11や高圧バッテリ12等の電気機器の接続端子である。相手端子100は、例えば、平板状に形成されたバスバである。相手端子100は、例えば、板厚方向(ここでは、上下方向Z)に貫通する貫通孔101を有している。貫通孔101は、例えば、貫通方向(ここでは、上下方向Z)から見た形状が円形状に形成されている。各接続端子40A,40Bは、ボルトB1により相手端子100と接続されている。各接続端子40A,40Bは、例えば、ボルトB1及びナット80によるボルト締結によって相手端子100と接続されている。具体的には、各端子接続部42の貫通孔44と各相手端子100の貫通孔101とが上下方向Zに重なるように、端子接続部42の上面に相手端子100が設けられる。そして、ボルトB1の軸部が締結方向C1(本実施形態では、上下方向Z)に沿って上方から貫通孔44及び貫通孔101に貫通され、そのボルトB1の軸部にナット80が締結されることにより、端子接続部42と相手端子100とが接続されている。これにより、接続端子40A,40Bと相手端子100とが電気的に接続される。ここで、ボルトB1の締結方向C1は、例えば、ボルトB1の軸部の軸方向と平行な方向である。また、ボルトB1の締結方向C1は、例えば、ボルトB1の軸部が貫通孔44,101に貫通する方向と平行な方向である。なお、各相手端子100の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。各相手端子100は、その構成金属の種類や使用環境に応じて、銀メッキ、錫メッキやアルミニウムメッキ等の表面処理を施してもよい。
接続端子40Bは、例えば、接続端子40Aよりも長く形成されている。接続端子40Bの長さ方向に沿う寸法は、例えば、接続端子40Aの長さ方向に沿う寸法よりも長い。接続端子40A,40Bは、例えば、連結部43の長さ方向に沿う寸法が互いに異なる寸法に設定されている。接続端子40Bの連結部43は、例えば、接続端子40Aの連結部43よりも長さ方向に沿う寸法が長く形成されている。なお、接続端子40Aの雄型端子部41と接続端子40Bの雄型端子部41とは互いに同じ形状及び同じ寸法に形成されている。また、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは同じ形状及び同じ寸法に形成されている。
複数の接続端子40A,40Bは、例えば、各接続端子40A,40Bの幅方向(ここでは、左右方向Y)及び長さ方向(ここでは、前後方向X)の双方と直交する方向(ここでは、上下方向Z)に沿って並んで設けられている。複数の接続端子40A,40Bは、例えば、ボルトB1の締結方向C1(ここでは、上下方向Z)に沿って並んで設けられている。本実施形態の接続端子40A,40Bは、Z軸に沿って並んでいる。複数の接続端子40A,40Bは、それら接続端子40A,40Bが並ぶ並び方向(ここでは、上下方向Z)において互いに離れて設けられている。接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは、接続端子40A,40Bの並び方向において互いに離れて設けられている。本実施形態では、接続端子40Aが接続端子40Bよりも上方に設けられている。本実施形態の接続端子40A,40Bの並び方向は、ボルトB1の締結方向C1と平行な方向である。本実施形態の接続端子40A,40Bの並び方向は、端子接続部42の板厚方向と平行な方向である。
図5に示すように、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは、接続端子40A,40Bの並び方向(ここでは、上下方向Z)から見た平面視において、互いに重ならない位置に設けられている。すなわち、複数の接続端子40A,40Bでは、端子接続部42が接続端子40A,40Bの並び方向において互いに重ならない位置に設けられている。
図4に示すように、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは、例えば、ボルトB1の締結方向C1において互いに重ならない位置に設けられている。接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは、例えば、接続端子40A,40Bの並び方向と直交する方向(ここでは、前後方向X)において互いに異なる位置に設けられている。本実施形態では、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とが接続端子40A,40Bの長さ方向において互いに異なる位置に設けられている。接続端子40Bの端子接続部42は、例えば、接続端子40Aの端子接続部42よりも前方に突出するように形成されている。以上説明したように、本実施形態では、接続端子40Aの端子接続部42と、接続端子40Bの端子接続部42とが階段状に配置されるように設けられている。なお、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とは、接続端子40A,40Bの幅方向(ここでは、左右方向Y)において互いに同じ位置に設けられている。
複数の接続端子40A,40Bでは、例えば、雄型端子部41の後端部が接続端子40A,40Bの並び方向(ここでは、上下方向Z)において互いに重なる位置に設けられている。また、接続端子40Bの連結部43は、例えば、上下方向Zにおいて接続端子40Aの連結部43及び端子接続部42と重なるように形成されている。
(コネクタハウジング50の構成)
図2に示すように、コネクタハウジング50は、例えば、前後方向Xに延びる略筒状をなしている。コネクタハウジング50は、例えば、左右方向Yよりも上下方向Zに長い扁平形状に形成されている。コネクタハウジング50は、ケース15の外側に配置されるフード部51と、ケース15の装着孔17Xに挿入される挿入部52とを有している。コネクタハウジング50は、例えば、フード部51と挿入部52とがコネクタハウジング50の軸方向に連なって一体に形成された単一部品である。コネクタハウジング50の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
(フード部51の構成)
フード部51は、例えば、左右方向Yよりも上下方向Zに長い扁平形状に形成されている。フード部51は、例えば、その外周形状が長円形状をなし、前後方向Xに延びた筒状をなしている。本実施形態のフード部51は、長円筒状に形成されている。フード部51の前端の外周面には、フード部51の径方向外側に張り出した固定部53が形成されている。固定部53は、例えば、概略板状に形成されている。固定部53には、固定部53の板厚方向(ここでは、前後方向X)に貫通するボルト挿通孔53Xが形成されている。
図4に示すように、ボルト挿通孔53X内には、固定ボルトB2が挿通可能な金属製のカラー54が組み付けられている。コネクタハウジング50は、固定部53のボルト挿通孔53Xとケース15の固定部18に設けられたボルト固定孔18Xとに固定ボルトB2をねじ込むことにより、ケース15に固定される。このため、コネクタハウジング50の固定部53は、ケース15の外側に配置される。
フード部51の固定部53よりも後方の外周面には、例えば、ゴムリング71が収容される収容溝51Xが形成されている。収容溝51Xは、例えば、フード部51の外周面の周方向全周にわたって形成されている。収容溝51Xには、ゴムリング71が嵌合されている。ゴムリング71は、例えば、コネクタ30と電線側コネクタ22(図1参照)とを嵌合させた際に、フード部51の外周面と電線側コネクタ22の内周面との間をシールする。
(挿入部52の構成)
挿入部52は、例えば、フード部51の前端から前方に突出して形成されている。挿入部52は、筒状をなす筒部55と、筒部55よりも前方に突出して形成された端子保持部56A,56Bとを有している。
(筒部55の構成)
筒部55は、例えば、装着孔17Xの内周面に対応した形状の外周面を有する筒状に形成されている。筒部55は、例えば、その外周形状が長円形状をなし、前後方向Xに延びた筒状をなしている。本実施形態の筒部55は、長円筒状に形成されている。
筒部55の外周面には、例えば、ゴムリング72が収容される収容溝55Xが形成されている。収容溝55Xは、例えば、筒部55の外周面の周方向全周にわたって形成されている。収容溝55Xには、ゴムリング72が嵌合されている。ゴムリング72は、挿入部52を装着孔17Xに嵌合させた際に、コネクタハウジング50の外周面と装着孔17Xの内周面との間をシールする。
(端子保持部56A,56Bの構成)
端子保持部56A,56Bは、例えば、筒部55の奥壁に設けられている。端子保持部56A,56Bは、例えば、筒部55の奥壁から前方に突出するように形成されている。端子保持部56A,56Bは、その一部又は全部が装着孔17Xよりも前方に突出してケース15の内部空間内に突出して設けられている。
端子保持部56Aは、接続端子40Aを保持している。端子保持部56Bは、接続端子40Bを保持している。複数の端子保持部56A,56Bは、例えば、上下方向Zに並んで一体に形成されている。端子保持部56Bの寸法は、例えば、コネクタハウジング50の軸方向において、端子保持部56Aよりも長く形成されている。端子保持部56Bの前端部は、端子保持部56Aの前端部よりも前方に突出するように形成されている。端子保持部56Bの前端部は、端子保持部56Aの前端部から露出されている。端子保持部56Aの前端部には、接続端子40Aの端子接続部42が保持されている。端子保持部56Bの前端部には、接続端子40Bの端子接続部42が保持されている。端子保持部56A,56Bの前端部では、例えば、階段状の段差が形成されている。
端子保持部56A,56Bは、例えば、保持孔57A,57Bをそれぞれ有している。保持孔57A,57Bは、例えば、端子保持部56A,56Bをそれぞれ前後方向Xに貫通するように形成されている。保持孔57A,57Bの内部には、例えば、接続端子40A,40Bがそれぞれ保持されている。コネクタ30では、例えば、接続端子40Aが端子保持部56Aに一体化され、接続端子40Bが端子保持部56Bに一体化されている。例えば、接続端子40A,40Bは、インサート成形などにより、端子保持部56A,56Bに対して一体的に装着されている。例えば、接続端子40A,40Bのうち端子接続部42及び連結部43は、インサート成形などにより、端子保持部56A,56Bに対して一体的に装着されている。
ここで、各接続端子40A,40Bの雄型端子部41は、筒部55の奥壁からフード部51に向かって後方に突出して形成されている。各雄型端子部41は、例えば、筒部55の後端付近まで延びるように形成されている。これら複数の雄型端子部41の間には、例えば、仕切壁58が形成されている。仕切壁58は、例えば、上下方向Zに並ぶ2個の雄型端子部41の間に設けられ、筒部55の奥壁から前後方向Xに沿って後方に延びるように形成されている。仕切壁58は、例えば、フード部51の内部空間まで延びるように形成されている。
(収容部60A,60Bの構成)
コネクタハウジング50は、複数の収容部60A,60Bを有している。収容部60Aは、例えば、端子保持部56Aの前端部に設けられている。収容部60Aは、例えば、ボルトB1の締結方向C1から見た平面視において、接続端子40Aの端子接続部42と重なる位置に設けられている。収容部60Bは、例えば、端子保持部56Bの前端部に設けられている。収容部60Bは、例えば、ボルトB1の締結方向C1から見た平面視において、接続端子40Bの端子接続部42と重なる位置に設けられている。図3に示すように、複数の収容部60A,60Bには、複数のナット80が個別に収容される。複数の収容部60A,60Bには、複数のナットカバー90が個別に収容される。各収容部60A,60Bには、各ナット80が挿入方向D1に沿って挿入されて収容される。各収容部60A,60Bには、各ナットカバー90が挿入方向D1に沿って挿入されて収容される。本実施形態では、各収容部60A,60Bに対する各ナット80の挿入方向D1と、各収容部60A,60Bに対する各ナットカバー90の挿入方向D1とが同一の方向に設定されている。本実施形態の挿入方向D1は、前後方向Xと平行をなす方向であって、前後方向Xの前方から後方に向かう方向である。図4に示すように、本実施形態の挿入方向D1は、ボルトB1の締結方向C1と交差する方向に設定されている。本実施形態の挿入方向D1は、各接続端子40A,40Bの長さ方向と平行な方向に設定されている。複数の収容部60A,60Bは、例えば、接続端子40A,40Bの並び方向において互いに離れて設けられるとともに、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられている。
(ナット80の構成)
ここで、ナット80の構成について説明する。
図3に示すように、各ナット80は、例えば、四角柱に形成されている。各ナット80は、上面と、上下方向Zにおいて上面と反対側の下面と、上面と下面との間に設けられた4つの側面とを有している。各ナット80は、ナット80を厚さ方向に貫通する貫通孔84を有している。各貫通孔84は、例えば、ナット80の上面から下面まで貫通するように形成されている。各貫通孔84は、例えば、その貫通孔84の貫通方向(ここでは、上下方向Z)から見た形状が円形状に形成されている。各貫通孔84は、例えば、上面及び下面の平面中央に形成されている。各貫通孔84は、例えば、各ナット80が収容部60A,60Bに収容された状態において、端子接続部42の貫通孔44と上下方向Zに重なるように形成されている。ナット80は、例えば、貫通孔84の貫通方向から見た平面形状が四角形に形成されている。
(収容部60Aの構成)
次に、収容部60Aの構造について説明する。
収容部60Aは、例えば、ナット80が収容されるナット収容部61と、ナットカバー90が収容されるナットカバー収容部62とを有している。ナットカバー収容部62は、例えば、ナット収容部61の外側に設けられている。
(ナット収容部61の構成)
ナット収容部61は、例えば、端子保持部56Aの前端部に設けられている。ナット収容部61は、例えば、端子保持部56Aの前端部の下部に設けられている。ナット収容部61は、例えば、前方に開放するように形成されている。
図3及び図6に示すように、ナット収容部61は、例えば、土台部63と、土台部63の上面に形成された一対の側壁部64と、一対の側壁部64の間に形成された奥壁部65と、土台部63と対向して設けられた上壁部66と、上壁部66に保持された端子接続部42の下面とによって構成されている。
ここで、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
図3に示すように、各側壁部64は、例えば、土台部63の上面から上方に突出するように形成されている。各側壁部64は、例えば、土台部63の上面から連続して上方に立ち上がるように形成されている。各側壁部64は、例えば、前後方向Xに延びている。各側壁部64は、例えば、土台部63の前端面から後方に離れた位置に形成されている。例えば、各側壁部64は、土台部63の前端面から後方に離れた位置から前後方向Xに沿って後方に延びるように形成されている。一対の側壁部64は、左右方向Yにおいて互いに離れて設けられている。
図6に示すように、各側壁部64は、ナット収容部61の内面を構成する側面64Aと、ナット収容部61の外面を構成する側面64Bと、側面64Aと側面64Bとの間に設けられた上面とを有している。各側面64Aは、例えば、平面に形成されている。一対の側面64Aは、例えば、左右方向Yにおいて互いに対向している。一対の側面64Aの間の間隔は、例えば、ナット80の左右方向Yの長さと等しい。各側面64Aは、例えば、ナット収容部61に収容されたナット80の側面と接触している。
ここで、本明細書において「等しい」とは、正確に等しい場合の他、寸法公差等の影響により比較対象同士に多少の相違がある場合も含む。
図3に示すように、一対の側壁部64の間に位置する土台部63の上面には、その上面から下方に凹む凹部63Xが形成されている。凹部63Xの底面は、例えば、ナット収容部61の底面を構成している。凹部63Xの内側面は、例えば、各側壁部64の側面64Aと連続して一体に形成されている。例えば、凹部63Xの内側面は、側面64Aと段差無く連続して形成されている。
凹部63Xの底面には、例えば、凹部63Yが形成されている。凹部63Yは、例えば、凹部63Xの底面から下方に凹むように形成されている。凹部63Yは、例えば、端子接続部42の貫通孔44と上下方向Zに重なる位置に設けられている。図4に示すように、凹部63Yには、例えば、相手端子100の貫通孔101と端子接続部42の貫通孔44とナット80の貫通孔84とに貫通されたボルトB1の軸部の先端が収容される。
図6に示すように、奥壁部65は、例えば、ナット収容部61の後端に設けられている。奥壁部65は、例えば、一対の側壁部64の後端部同士を接続するように形成されている。奥壁部65は、例えば、左右方向Yに延びている。奥壁部65は、例えば、各側壁部64と同様に、土台部63の上面から上方に突出するように形成されている。奥壁部65の上下方向Zの高さは、例えば、側壁部64の上下方向Zの高さと等しい。奥壁部65は、ナット収容部61の内面を構成する奥壁面を有している。
図7に示すように、上壁部66は、例えば、一対の側壁部64の上面に形成されている。上壁部66は、例えば、上下方向Zから見た平面形状の大きさが土台部63の平面形状の大きさと等しい。但し、土台部63の凹部63Xの底面と上下方向Zにおいて重なる部分には、上壁部66は形成されていない。換言すると、上壁部66には、凹部63Xの底面全面を露出する開口部が形成されている。
上壁部66の上面には、端子接続部42が収容される収容凹部66Xが形成されている。収容凹部66Xは、例えば、上壁部66の上面から下方に凹むように形成されている。収容凹部66Xは、例えば、上下方向Zにおいて、側壁部64及び奥壁部65(図6参照)と重なる部分に形成されている。収容凹部66Xの上下方向Zから見た平面形状は、端子接続部42の平面形状と等しい。端子接続部42は、例えば、収容凹部66Xに収容されている。端子接続部42は、例えば、上壁部66と一体化されている。例えば、端子接続部42は、インサート成形などにより、上壁部66と一体化されている。このとき、端子接続部42の下面の一部、具体的には端子接続部42の下面のうち凹部63X,63Yの底面と上下方向Zにおいて重なる部分が、収容凹部66Xの底面から露出されている。
ここで、凹部63Xの底面から収容凹部66Xの底面までの上下方向Zの高さは、例えば、ナット80の上下方向Zの高さと等しい。すなわち、凹部63Xの底面から端子接続部42の下面までの上下方向Zの高さは、例えば、ナット80の上下方向Zの高さと等しい。
以上説明した土台部63の凹部63Xの底面及び内側面と、側壁部64の側面64Aと、奥壁部65(図6参照)の奥壁面と、凹部63Xの底面と対向する端子接続部42の下面とに囲まれた空間によって、ナット収容部61が構成されている。
図3に示すように、ナット収容部61には、ナット80が挿入方向D1に沿って前方側から挿入される。ナット80は、例えば、挿入方向D1に沿ってナット収容部61に圧入されてナット収容部61に収容される。図6に示すように、各ナット80は、1つの側面がナット収容部61の奥壁部65に接触するまで、挿入方向D1に沿ってナット収容部61に挿入される。図6及び図7に示すように、ナット収容部61に収容されたナット80は、例えば、下面が凹部63Xの底面に接触し、上面が端子接続部42の下面に接触し、側面が側壁部64の側面64A及び奥壁部65の奥壁面に接触している。このとき、図7に示すように、ナット80の貫通孔84は、ボルトB1の締結方向C1から見た平面視において、端子接続部42の貫通孔44と重なるように設けられている。
(ナットカバー収容部62の構成)
次に、ナットカバー収容部62の構成について説明する。
上壁部66は、例えば、左右方向Yにおいて、各側壁部64の側面64Bよりも外方に張り出すように形成されている。土台部63は、例えば、左右方向Yにおいて、各側壁部64の側面64Bよりも外方に張り出すように形成されている。図3に示すように、上壁部66は、例えば、前後方向Xにおいて、各側壁部64の前端面よりも前方に張り出すように形成されている。土台部63は、例えば、前後方向Xにおいて、各側壁部64の前端面よりも前方に張り出すように形成されている。例えば、上壁部66のうち側壁部64よりも外方及び前方に突出した部分は、土台部63の上面と対向している。そして、側壁部64と、その側壁部64よりも外方及び前方に突出した土台部63の上面と、側壁部64よりも外方及び前方に突出した上壁部66の下面とによって囲まれた空間により、ナットカバー90が収容されるナットカバー収容部62が構成されている。ナットカバー収容部62は、例えば、ナット収容部61を外側から囲むように形成されている。例えば、ナットカバー収容部62は、左右方向Yの外方及び前後方向Xの前方からナット収容部61を囲むように形成されている。ナットカバー収容部62は、例えば、前方に開放するように形成されている。
図6に示すように、ナットカバー収容部62を構成する側壁部64は、例えば、ナットカバー90と係止する係止部67を有している。各係止部67は、例えば、側壁部64の側面64Bから左右方向Yに沿って外方に突出するように形成されている。各係止部67は、例えば、側面64Bの前後方向Xのうち前方側に設けられている。各係止部67の前端部には、例えば、ガイド面67Aが形成されている。ガイド面67Aは、係止部67のうち左右方向Yの外方に位置する面に形成されている。ガイド面67Aは、例えば、係止部67の前端面から後方に向かうに連れて外方に広がるように形成されている。ガイド面67Aは、例えば、ナットカバー90の挿入方向D1と直交する方向(ここでは、上下方向Z)から見た平面視において、係止部67の前端面から後方に向かうに連れて、左右方向Yの外方に広がるように傾斜して形成されている。
(収容部60Bの構成)
図8に示すように、収容部60Bは、例えば、ナット80が収容されるナット収容部61と、ナットカバー90が収容されるナットカバー収容部62とを有している。すなわち、収容部60Bは、図6に示した収容部60Aと略同じ構造を有している。このため、収容部60Aと同一の部材にはそれぞれ同一の符号を付して示し、それら各要素についての詳細な説明は省略する。
(ナットカバー90の構成)
次に、ナットカバー90の構成について説明する。
図3に示すように、複数のナットカバー90は、例えば、コネクタハウジング50とは別部品である。複数のナットカバー90は、例えば、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成されている。
図9に示すように、各ナットカバー90は、例えば、平板状に形成されている。各ナットカバー90は、平板状の本体部91と、本体部91の端面91Aに形成された一対の係止片92とを有している。各ナットカバー90は、例えば、本体部91と一対の係止片92とが連続して一体に形成された一体部品である。各ナットカバー90は、例えば、上下方向Zから見た平面形状がU字状に形成されている。各ナットカバー90の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
(本体部91の構成)
本体部91は、例えば、上下方向Zよりも左右方向Yに長い長尺に形成されている。本体部91は、例えば、上下方向Zに所定の幅を有する帯状に形成されている。本体部91の左右方向Yの中央部には、他の部分よりも上下方向Zの幅が広く形成された幅広部93が形成されている。幅広部93の端面91Aには、その端面91Aから挿入方向D1に沿って後方に向かって突出する複数(本実施形態では、3つ)のリブ94が形成されている。ここで、図6に示すように、本体部91の端面91Aは、ナット80に対向する端面である。複数のリブ94は、例えば、左右方向Yにおいて互いに離れて設けられている。複数のリブ94は、例えば、端面91Aからの突出量、つまり挿入方向D1に沿う長さが互いに等しい。複数のリブ94は、例えば、ナット収容部61に収容されたナット80の側面と接触している。図9に示すように、各リブ94は、例えば、上下方向Zに延びている。各リブ94は、例えば、幅広部93の上下方向Zの全長にわたって延びている。
(係止片92の構成)
各係止片92は、例えば、本体部91の左右方向Yの各端部に設けられている。一対の係止片92は、左右方向Yにおいて、互いに対向するように設けられている。各係止片92は、本体部91の端面91Aから挿入方向D1に沿って後方に向かって突出している。各係止片92は、本体部91と接続される基端部を固定端とし、基端部と挿入方向D1において反対側に位置する先端部を自由端とする片持ち状に形成されている。各係止片92は、ばね性を有している。各係止片92は、例えば、弾性変形による左右方向Yへの撓みが可能に構成されている。ナットカバー90では、弾性変形により、一対の係止片92の間の左右方向Yにおける距離を変化させることができる。一対の係止片92は、例えば、端面91Aからの突出量、つまり挿入方向D1に沿う長さが互いに同じ寸法に設定されている。各係止片92の寸法は、例えば、挿入方向D1において、各リブ94よりも長く形成されている。各係止片92の先端部には、例えば、左右方向Yに向かって突出する係止部95が形成されている。各係止部95は、例えば、左右方向Yの内方に向かって突出している。一対の係止部95は、例えば、左右方向Yにおいて互いに対向するように設けられている。
図3に示すように、各ナットカバー90は、挿入方向D1に沿って前方側からナットカバー収容部62に挿入されて収容される。すなわち、各ナットカバー90は、ナット80の挿入方向D1と同一の挿入方向D1に沿ってナットカバー収容部62に挿入される。複数のナットカバー90は、複数の収容部60A,60Bのナットカバー収容部62に個別に収容される。図6及び図8に示すように、ナットカバー90がナットカバー収容部62に収容されると、各係止片92の係止部95がナットカバー収容部62の係止部67に係止される。詳述すると、ナットカバー90がナットカバー収容部62に対して挿入方向D1に沿って挿入されると、各係止部95が各係止部67のガイド面67Aに摺動しながら、一対の係止片92が左右方向Yの外方に撓むように弾性変位する。これにより、係止部95が係止部67を乗り越えて挿入方向D1の奥側(図中右側)に移動する。係止部95が係止部67よりも挿入方向D1の奥側に移動すると、一対の係止片92が元の形状に戻るように弾性復帰し、各係止部95が各係止部67に係止する。具体的には、各係止部95の前面が各係止部67の後面に係止する。これら各係止部95及び各係止部67が係止されると、ナットカバー90がナットカバー収容部62から抜けることが抑制される。そして、ナットカバー収容部62にナットカバー90が収容されると、そのナットカバー90の複数のリブ94の後端面がナット80の側面に接触される。このナットカバー90により、ナット80が挿入方向D1の反対方向(ここでは、X矢印方向)に移動することを規制できる。ここで、ナットカバー収容部62に収容されたナットカバー90は、本体部91の端面91Aが各側壁部64の前端面に接触されている。また、各係止片92は、ナットカバー収容部62において、各側壁部64の側面64Bに沿ってその側面64Bの外方に収容されている。
図10に示すように、ナットカバー90の本体部91のうち幅広部93以外の部分は、ナットカバー収容部62において、上壁部66と土台部63との間に収容されている。また、幅広部93は、例えば、ナットカバー収容部62において、土台部63の凹部63Xに収容されるとともに、その凹部63Xの底面を露出する上壁部66の開口部に収容されている。
ここで、図6及び図8に示すように、各収容部60A,60Bでは、各ナット80の4つの側面のうち3つの側面がナット収容部61の内面を構成するコネクタハウジング50により支持され、残りの1つの側面がナットカバー90により支持される。また、図7に示すように、各ナット収容部61において、各ナット80の下面がナット収容部61を構成するコネクタハウジング50(具体的には、凹部63Xの底面)により支持され、各ナット80の上面がナット収容部61に露出する端子接続部42の下面により支持される。これにより、各ナット収容部61において、各ナット80の移動が規制され、各ナット80が貫通孔84の中心軸を中心として回転することが規制される。
(接続端子40A,40Bと相手端子100との接続方法)
次に、接続端子40A,40Bと相手端子100との接続方法について説明する。
図4に示すように、まず、固定ボルトB2によりケース15に固定されるとともに、収容部60A,60Bの各々にナット80及びナットカバー90が収容されたコネクタ30を準備する。
次に、接続端子40A,40Bのうち接続端子40Bに相手端子100が接続される。詳述すると、まず、接続端子40Bの端子接続部42の上面に相手端子100が重ねられる。具体的には、相手端子100の貫通孔101が、ボルトB1の締結方向C1から見た平面視において、接続端子40Bの端子接続部42の貫通孔44及びナット80の貫通孔84と重なるように、接続端子40Bの端子接続部42の上面に相手端子100が重ねられる。このとき、複数の端子接続部42が、接続端子40A,40Bの並び方向において互いに離れて設けられ、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられている。このため、例えば、並び方向及びその並び方向と直交する前後方向X及び左右方向Yの3方向において、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とが隣り合って配置されていない。したがって、接続端子40Bの端子接続部42から相手端子100を、並び方向、前後方向X及び左右方向Yの3方向のうちボルトB1の締結方向C1と平行な方向である並び方向を除く前後方向X及び左右方向Yの2方向に少なくとも引き出すことができる。換言すると、接続端子40Bの端子接続部42に対して相手端子100を少なくとも2方向から接続することが可能になっている。なお、図示の例では、接続端子40Bの端子接続部42に対して相手端子100が前後方向Xから接続されている。
次に、ボルトB1の軸部が締結方向C1に沿って上方から貫通孔101,44に貫通され、そのボルトB1の軸部が収容部60B内で回転の規制されたナット80の貫通孔84にねじ込まれる。例えば、レンチ等の工具によりボルトB1を締め付けることにより、貫通孔101,44に貫通されるボルトB1の軸部にナット80が締結され、端子接続部42と相手端子100とが接続される。このとき、ボルトB1の締め付け力(図中破線矢印参照)、つまりナット80がボルトB1の締結方向C1周りに回転しようとする力を、コネクタハウジング50とナットカバー90とによって受けることができる。すなわち、ナット80の3つの側面と接触してナット80の回転を規制するコネクタハウジング50と、ナット80の1つの側面と接触してナット80の回転を規制するナットカバー90とによって、ボルトB1の締め付け力を受けることができる。このため、ボルトB1の締め付け作業時に、ボルトB1の締め付け力に起因してナット80が位置ずれすることを抑制できる。このとき、ナットカバー90は、複数のリブ94(図6参照)によってボルトB1の締め付け力を受けることができる。これにより、ボルトB1の締め付け時にナットカバー90にかかる応力を分散させることができるため、ボルトB1の締め付け時にナットカバー90が損傷することを好適に抑制できる。
さらに、収容部60Bでは、ナット80の下面が収容部60Bを構成するコネクタハウジング50により支持され、ナット80の上面が収容部60Bを構成する端子接続部42の下面により支持されている。このため、ボルトB1の締め付け時等にナット80の下方に向かって過剰な荷重がかかる場合であっても、その荷重をコネクタハウジング50で受けることができる。したがって、ナットカバー90よりも剛性の高いコネクタハウジング50により、上述した過剰な荷重を受けることができる。この結果、ナットカバー90及びコネクタハウジング50が上記過剰な荷重に起因して損傷することを抑制できる。
次に、接続端子40Aの端子接続部42の上面に相手端子100が重ねられる。そして、接続端子40Bと相手端子100との接続と同様に、ボルトB1とナット80とのボルト締結により、接続端子40Aの端子接続部42と相手端子100とが接続される。このとき、相手端子100は、接続端子40Bの場合と同様に、接続端子40Aの端子接続部42に対して少なくとも2方向から接続することができる。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)複数の端子接続部42が、接続端子40A,40Bの並び方向において互いに離れて設けられ、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられている。このため、並び方向及びその並び方向と直交する前後方向X及び左右方向Yにおいて、接続端子40Aの端子接続部42と接続端子40Bの端子接続部42とが隣り合って配置されていない。並び方向、前後方向X及び左右方向Yの3方向のうちボルトB1の締結方向C1と平行な方向である並び方向を除く前後方向X及び左右方向Yの2方向から、端子接続部42に対して相手端子100を接続することができる。これにより、並び方向から見た平面視において複数の端子接続部42が互いに重なる位置に設けられる場合に比べて、端子接続部42に対する相手端子100の組付方向(接続方向)を増加させることができ、その組付方向の自由度を向上させることができる。この結果、相手端子100と端子接続部42との組み付け性を向上させることができる。
(2)換言すると、接続端子40A,40Bの端子接続部42から相手端子100を、前後方向X及び左右方向Yの2方向に少なくとも引き出すことができる。このため、相手端子100の引き出し方向の自由度を向上させることができる。
(3)挿入方向D1に沿ってナット80を収容部60A,60Bに挿入し、挿入方向D1に沿ってナットカバー90を収容部60A,60Bに挿入するようにした。これにより、収容部60A,60Bに対するナット80の挿入方向と、収容部60A,60Bに対するナットカバー90の挿入方向とを同一の方向に設定することができる。すなわち、収容部60A,60Bに対して、ナット80とナットカバー90とを同一の挿入方向D1に沿って挿入することができる。このため、収容部60A,60Bに対するナット80とナットカバー90との挿入方向が互いに異なる場合に比べて、コネクタ30の組立工数を削減することができる。
(4)各ナット80の4つの側面のうち3つの側面をコネクタハウジング50により支持し、残りの1つの側面をナットカバー90により支持した。このため、ボルトB1の締め付け作業時に、ボルトB1の締め付け力、つまりナット80がボルトB1の締結方向C1周りに回転しようとする力を、コネクタハウジング50とナットカバー90とによって受けることができる。これらコネクタハウジング50及びナットカバー90によって、ボルトB1の締め付け作業時におけるナット80の位置ずれを抑制することができる。
(5)ところで、ボルトB1の締め付け作業において、レンチ等の工具をボルトB1の頭部に誤って衝撃的に当ててしまう可能性がある。この場合には、ボルトB1の軸部の先端からナット80にも衝撃力が加わり、ナット80の下面を支持する部材にも衝撃力が加わる。このとき、ナット80の下面が剛性の低いナットカバーにより支持されている場合には、上記衝撃力によってナットカバーが損傷するおそれがある。すると、ナットカバーによってナット80を支持できなくなり、ナット80の位置ずれが生じ、ボルトB1をスムーズに締め付けることができなくなるという問題が生じる。
これに対し、本実施形態では、ナット80及びナットカバー90を、ボルトB1の締結方向C1と交差する方向である挿入方向D1に沿って収容部60A,60Bに収容するようにした。さらに、ナット80の下面を、収容部60A,60Bの内面を構成するコネクタハウジング50で支持するようにした。これにより、ナット80の下面を、ナットカバー90よりも剛性の高いコネクタハウジング50により支持することができる。このため、上述した衝撃力がナット80に加わった場合であっても、その衝撃力を剛性の高いコネクタハウジング50で受けることができる。したがって、上記衝撃力によって、コネクタ30の部品が損傷することを好適に抑制できる。
(6)複数のナットカバー90を、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成した。これにより、部品の共通化を図ることができる。
(7)ナットカバー90の本体部91に幅広部93を設けた。これにより、コネクタハウジング50にナットカバー90を挿入する際に操作力を加えられる面積を大きくできる。このため、コネクタハウジング50に対するナットカバー90の組立作業性を向上できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、複数のナットカバー90を、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成したが、これに限定されない。例えば、複数のナットカバー90を互いに異なる大きさに形成してもよい。例えば、複数のナットカバー90を互いに異なる形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、複数のナットカバー90を、複数の収容部60A,60Bに個別に挿入するようにしたが、これに限定されない。例えば、複数の収容部60A,60Bに対して1つのナットカバーを挿入するようにしてもよい。
・上記実施形態におけるナットカバー90の形状は特に限定されない。例えば、複数のリブ94を省略してもよい。例えば、本体部91の幅広部93を省略してもよい。例えば、本体部91から挿入方向D1に沿って突出し、ナット80の側面とナット収容部61の内面との間に挿入される突起片を設けるようにしてもよい。例えば、ナットカバー90を箱型に形成してもよい。
・上記実施形態では、収容部60A,60Bに対するナット80の挿入方向D1と、収容部60A,60Bに対するナットカバー90の挿入方向D1とを同一の方向に設定したが、これに限定されない。例えば、収容部60A,60Bに対するナット80とナットカバー90の挿入方向を互いに異なる方向に設定してもよい。
・上記実施形態では、コネクタハウジング50とナットカバー90とを別部材で構成したが、これに限定されない。例えば、コネクタハウジング50とナットカバー90とを一体に形成してもよい。この場合には、例えばナットカバー90がヒンジ等を介してコネクタハウジング50と一体に形成される。
・上記実施形態のナットカバー90を省略してもよい。
・上記実施形態におけるナット80の形状は特に限定されない。例えば、貫通孔84の貫通方向から見たナット80の平面形状を、三角形状や、五角形以上の多角形状に形成してもよい。
・上記実施形態では、ボルトB1の締結方向C1を、複数の接続端子40A,40Bの並び方向と一致するように設定したが、これに限定されない。例えば、ボルトB1の締結方向C1を、複数の接続端子40A,40Bの並び方向と交差する方向と一致するように設定してもよい。
・上記実施形態では、複数の接続端子40A,40Bの並び方向を、各端子接続部42の板厚方向と一致するように設定したが、これに限定されない。例えば、複数の接続端子40A,40Bの並び方向を、各端子接続部42の幅方向と一致するように設定してもよい。
・上記実施形態では、複数の端子接続部42を、接続端子40A,40Bの長さ方向に互いにずらすことにより、接続端子40A,40Bの並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けるようにした。しかし、これに限定されない。例えば、複数の端子接続部42を、接続端子40A,40Bの長さ方向及び並び方向の双方と直交する方向に互いにずらすことにより、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けるようにしてもよい。例えば、複数の端子接続部42を、それら端子接続部42の幅方向に互いにずらすことにより、並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態における接続端子40A,40Bの形状は特に限定されない。上記実施形態では、接続端子40A,40Bが雄型端子部41を有するようにしたが、これに限定されない。例えば、接続端子40A,40Bが雌型端子部を有するようにしてもよい。この場合には、例えば、電線側コネクタ22が雄型端子部を有することになる。
・上記実施形態のコネクタ30における収容部60A,60Bの個数は特に限定されない。収容部60A,60Bの個数は、3個以上であってもよい。
・上記実施形態のコネクタハウジング50に装着される接続端子40A,40Bの個数は、特に限定されない。接続端子40A,40Bの個数は、3個以上であってもよい。
・車両におけるインバータ11と高圧バッテリ12の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。
・上記実施形態では、導電路10によって接続される電気機器としてインバータ11及び高圧バッテリ12を採用したが、これに限定されない。例えば、インバータ11と車輪駆動用のモータとを接続する電線に採用してもよい。すなわち、車両に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであれば適用可能である。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 導電路
11 インバータ
12 高圧バッテリ
15 ケース
16 ケース本体
17 装着部
17X 装着孔
18 固定部
18X ボルト固定孔
20 ワイヤハーネス
21 電線
22 電線側コネクタ
23 保護管
30 コネクタ
40A,40B 接続端子
41 雄型端子部
42 端子接続部
43 連結部
44 貫通孔
50 コネクタハウジング
51 フード部
51X 収容溝
52 挿入部
53 固定部
53X ボルト挿通孔
54 カラー
55 筒部
55X 収容溝
56A,56B 端子保持部
57A,57B 保持孔
58 仕切壁
60A,60B 収容部
61 ナット収容部
62 ナットカバー収容部
63 土台部
63X 凹部
63Y 凹部
64 側壁部
64A,64B 側面
65 奥壁部
66 上壁部
66X 収容凹部
67 係止部
67A ガイド面
71,72 ゴムリング
80 ナット
84 貫通孔
90 ナットカバー
91 本体部
91A 端面
92 係止片
93 幅広部
94 リブ
95 係止部
100 相手端子
101 貫通孔
B1 ボルト
B2 固定ボルト
C1 締結方向
D1 挿入方向

Claims (10)

  1. 複数の収容部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに保持された複数の接続端子と、
    前記複数の収容部にそれぞれ収容された複数のナットと、を有し、
    前記複数の接続端子の各々は、前記ナットとボルトによるボルト締結により相手端子と接続される端子接続部を有しており、
    複数の前記端子接続部は、前記複数の接続端子が並ぶ並び方向において互いに離れて設けられるとともに、前記並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられており、
    前記複数の接続端子は、前記並び方向のみに沿って並んで設けられているコネクタ。
  2. 前記収容部に収容された前記ナットを覆うナットカバーを更に有し、
    前記ナットは、挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向の反対方向への前記ナットの移動を規制する請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記挿入方向は、前記ボルトの締結方向と交差する方向である請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ナットカバーは、前記コネクタハウジングとは別部品であり、
    前記ナットは、上面と、下面と、前記上面と前記下面との間に設けられた4つの側面とを有する四角柱に形成されており、
    前記ナットは、前記上面と前記下面との間を貫通する貫通孔を有し、
    前記4つの側面のうち3つの側面が前記収容部の内面を構成する前記コネクタハウジングに支持されており、残りの1つの側面が前記ナットカバーに支持されている請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記ナットの前記上面及び前記下面のうち一方が前記収容部の内面を構成する前記コネクタハウジングに支持されており、前記ナットの前記上面及び前記下面のうち他方が前記端子接続部に支持されている請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記ナットカバーは、前記ナットに対向する端面を有する本体部と、前記本体部の前記端面から前記挿入方向に向かって突出して形成された複数のリブとを有し、
    前記複数のリブは、前記ナットの前記残りの1つの側面に接触している請求項4又は請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記ナットカバーは、前記ナットに対向する端面を有する本体部と、前記本体部の前記端面から前記挿入方向に向かって突出して形成された係止片とを有し、
    前記収容部は、前記係止片と係止する係止部を有している請求項2から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタ。
  8. 前記ナットカバーは、複数個設けられており、
    複数の前記ナットカバーは、前記複数の収容部に個別に収容されており、
    前記複数のナットカバーは、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成されている請求項2から請求項7のいずれか1項に記載のコネクタ。
  9. 複数の収容部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに保持された複数の接続端子と、
    前記複数の収容部にそれぞれ収容された複数のナットと、を有し、
    前記複数の接続端子の各々は、前記ナットとボルトによるボルト締結により相手端子と接続される端子接続部を有しており、
    複数の前記端子接続部は、前記複数の接続端子が並ぶ並び方向において互いに離れて設けられるとともに、前記並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられており、
    前記収容部に収容された前記ナットを覆うナットカバーを更に有し、
    前記ナットは、挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向の反対方向への前記ナットの移動を規制しており、
    前記挿入方向は、前記ボルトの締結方向と交差する方向であり、
    前記ナットカバーは、前記コネクタハウジングとは別部品であり、
    前記ナットは、上面と、下面と、前記上面と前記下面との間に設けられた4つの側面とを有する四角柱に形成されており、
    前記ナットは、前記上面と前記下面との間を貫通する貫通孔を有し、
    前記4つの側面のうち3つの側面が前記収容部の内面を構成する前記コネクタハウジングに支持されており、残りの1つの側面が前記ナットカバーに支持されており、
    前記ナットカバーは、前記ナットに対向する端面を有する本体部と、前記本体部の前記端面から前記挿入方向に向かって突出して形成された複数のリブとを有し、
    前記複数のリブは、前記ナットの前記残りの1つの側面に接触しているコネクタ。
  10. 複数の収容部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに保持された複数の接続端子と、
    前記複数の収容部にそれぞれ収容された複数のナットと、を有し、
    前記複数の接続端子の各々は、前記ナットとボルトによるボルト締結により相手端子と接続される端子接続部を有しており、
    複数の前記端子接続部は、前記複数の接続端子が並ぶ並び方向において互いに離れて設けられるとともに、前記並び方向から見た平面視において互いに重ならない位置に設けられており、
    前記収容部に収容された前記ナットを覆うナットカバーを更に有し、
    前記ナットは、挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向に沿って前記収容部に挿入されて収容されており、
    前記ナットカバーは、前記挿入方向の反対方向への前記ナットの移動を規制しており、
    前記ナットカバーは、複数個設けられており、
    複数の前記ナットカバーは、前記複数の収容部に個別に収容されており、
    前記複数のナットカバーは、互いに同一の形状及び同一の大きさに形成されているコネクタ。
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