JP7424242B2 - コネクタ - Google Patents

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Description

本開示は、コネクタに関するものである。
従来、車両に搭載される電気機器のケースに装着されるコネクタが知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のコネクタは、電線の端部に接続された端子金具と、その端子金具を保持するコネクタハウジングと、コネクタハウジングを外側から覆うシールドシェルとを有している。コネクタハウジングには、コネクタハウジングに嵌合されたシールドシェルに係止するロックアームが設けられている。ロックアームは、シールドシェルの嵌合時にはそのシールドシェルに押されて撓み空間に退避し、シールドシェルが正規位置まで嵌合されると弾性復帰してシールドシェルに係止する。これにより、シールドシェルがコネクタハウジングから抜けることを抑制できる。
特開2018-41635号公報
ところが、上述したコネクタでは、例えばロックアームが長くなると、ロックアームが座屈しやすくなる。ロックアームが座屈すると、ロックアームによるシールドシェルの保持力が低下し、シールドシェルがコネクタハウジングから抜けるおそれがある。
本開示の目的は、コネクタハウジングからシールドシェルが抜けることを抑制できるコネクタを提供することにある。
本開示のコネクタは、電線と、電線の端部に接続された接続端子と、前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、前記電線の外周面に取り付けられた環状のゴム栓と、前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記ゴム栓を押さえるバックリテーナと、前記コネクタハウジングの外周を覆うシールドシェルと、を有し、前記コネクタハウジングは、収容空間と、前記収容空間に向かって弾性変形可能に構成され、前記シールドシェルと係止する係止片とを有し、前記バックリテーナは、前記収容空間に収容されて前記係止片と接触する接触部を有している。
本開示のコネクタによれば、コネクタハウジングからシールドシェルが抜けることを抑制できるという効果を奏する。
図1は、一実施形態のワイヤハーネスを示す概略構成図である。 図2は、一実施形態のコネクタ及びケースを示す概略分解斜視図である。 図3は、一実施形態のコネクタを示す概略斜視図である。 図4は、一実施形態のコネクタを示す概略分解斜視図である。 図5は、一実施形態のケースに装着されたコネクタを示す概略断面図である。 図6は、一実施形態のコネクタハウジングを示す概略断面図である。 図7は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図である。 図8は、一実施形態のコネクタハウジングを示す概略斜視図である。 図9は、一実施形態のコネクタを示す概略断面図である。 図10は、一実施形態のバックリテーナを示す概略斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
[1]本開示のコネクタは、電線と、電線の端部に接続された接続端子と、前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、前記電線の外周面に取り付けられた環状のゴム栓と、前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記ゴム栓を押さえるバックリテーナと、前記コネクタハウジングの外周を覆うシールドシェルと、を有し、前記コネクタハウジングは、収容空間と、前記収容空間に向かって弾性変形可能に構成され、前記シールドシェルと係止する係止片とを有し、前記バックリテーナは、前記収容空間に収容されて前記係止片と接触する接触部を有している。
この構成によれば、電線に取り付けられたゴム栓の抜け止めを行うためのバックリテーナに、コネクタハウジングの係止片と接触する接触部が設けられる。この接触部が収容空間において係止片と接触されることにより、係止片が接触部によって支持され、係止片が収容空間に向かって弾性変形することが規制される。このため、係止片とシールドシェルとの係止が意図せずに解除されることを抑制できる。また、接触部によって係止片が支持されるため、係止片が長くなった場合であっても、係止片が座屈することを抑制でき、係止片によるシールドシェルの保持力が低下することを抑制できる。これらにより、シールドシェルがコネクタハウジングから抜けることを抑制できる。
[2]前記バックリテーナは、前記ゴム栓を押さえるリテーナ部と、前記リテーナ部と連結された連結部とを有し、前記接触部は、前記連結部から前記係止片に向かって突出する突起であることが好ましい。この構成によれば、連結部から係止片に向かって突出する突起によって、係止片が支持される。これにより、係止片が収容空間に向かって弾性変形することを抑制できる。
[3]前記突起は、前記係止片が延びる方向に沿って延びるように形成されていることが好ましい。この構成によれば、係止片が延びる方向に沿って延びる突起によって、係止片を支持できるため、係止片が長くなった場合であっても、係止片が座屈することを好適に抑制できる。
[4]前記連結部は、前記コネクタハウジングに対する前記バックリテーナの挿入方向において、前記リテーナ部よりも前記挿入方向に向かって突出する突出部を有し、前記コネクタハウジングは、前記突出部が収容される収容部を有していることが好ましい。
この構成によれば、連結部に設けた突出部が、ゴム栓を押さえるリテーナ部よりも深くコネクタハウジングに挿入される。このため、例えばゴム栓に水圧が加わった場合であっても、バックリテーナが挿入方向と交差する方向に傾くことを抑制できる。これにより、バックリテーナが傾くことに起因してバックリテーナがコネクタハウジングから抜けることを抑制できる。
[5]前記突出部のうち前記挿入方向と交差する方向の端面が前記収容部の内面に接触していることが好ましい。この構成によれば、突出部の端面が収容部の内面に接触することにより、バックリテーナが挿入方向と交差する方向に傾くことを好適に抑制できる。これにより、バックリテーナがコネクタハウジングから抜けることを好適に抑制できる。
[6]前記接続端子は、前記電線と接続される電線接続部と、相手端子と接続される端子接続部とを有し、前記コネクタハウジングは、前記端子接続部を保持する保持孔を有し、前記端子接続部の先端部は、前記保持孔の端面から突出して設けられており、前記端子接続部は、前記相手端子と対向する側の端面を有し、前記コネクタハウジングは、前記端子接続部の前記端面を支持する支持部を有し、前記支持部は、前記保持孔の端面から突出して形成されていることが好ましい。
この構成によれば、保持孔の端面から突出する端子接続部のうち相手端子と対向する側の端面が支持部により支持されるため、端子接続部が相手端子に向かって傾くことを抑制できる。これにより、コネクタを接続相手のケース等に挿入する場合に、端子接続部の先端部が相手端子に接触することを抑制できる。このため、コネクタの挿入作業をスムーズに行うことができ、コネクタの挿入作業性を向上させることができる。
ここで、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
[7]前記支持部は、前記端子接続部の前記端面と対向する本体部と、前記本体部から前記本体部と前記端子接続部とが対向する方向に突出するリブとを有していることが好ましい。この構成によれば、本体部にリブを設けたことにより、支持部全体の強度を向上させることができる。このため、支持部により端子接続部を好適に支持することができ、端子接続部が相手端子に向かって傾くことを好適に抑制できる。
[8]前記コネクタハウジングは、前記係止片を第1係止片とした場合に、前記保持孔の内部に設けられて前記端子接続部と係止する第2係止片を有し、前記保持孔は、前記端子接続部の前記端面と対向する底壁部を有し、前記底壁部は、前記端子接続部を間にして前記第2係止片と対向する位置に設けられた凹部を有し、前記本体部は、前記凹部を除く前記底壁部の端面から突出して形成されているが好ましい。この構成によれば、本体部が凹部を除く底壁部のみに形成されるため、本体部が大型化することを抑制できる。これにより、支持部を設けたことによるコネクタハウジングの樹脂量の増加を抑制でき、コネクタハウジングのコスト増大を抑制できる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張又は簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。本明細書における「平行」や「直交」は、厳密に平行や直交の場合のみでなく、本実施形態における作用効果を奏する範囲内で概ね平行や直交の場合も含まれる。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(ワイヤハーネス10の全体構成)
図1に示すワイヤハーネス10は、2個又は3個以上の電気機器(機器)を電気的に接続する。ワイヤハーネス10は、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等の車両Vの前部に設置されたインバータ11と、インバータ11よりも車両Vの後方に設置された高圧バッテリ12とを電気的に接続する。インバータ11は、車両走行の動力源となる車輪駆動用のモータ(図示略)と接続される。インバータ11は、高圧バッテリ12の直流電力から交流電力を生成し、その交流電力をモータに供給する。高圧バッテリ12は、例えば、数百ボルトの電圧を供給可能なバッテリである。
ワイヤハーネス10は、複数(本実施形態では2本)の電線20と、複数の電線20を一括して包囲する外装部材25と、電線20の両端部に取り付けられた一対のコネクタ30とを有している。電線20の一端部はコネクタ30を介してインバータ11と接続され、電線20の他端部はコネクタ30を介して高圧バッテリ12と接続されている。電線20は、例えば、高電圧・大電流に対応可能な高圧電線である。外装部材25は、内部に収容した電線20を飛翔物や水滴から保護する。
図2に示すように、各コネクタ30は、インバータ11及び高圧バッテリ12(図1参照)等の電気機器が有する導電性のケース15に固定される。各コネクタ30は、例えば、ケース15内に設けられた相手端子200(図5参照)と電気的に接続される。ケース15の材料としては、例えば、鉄系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
(ケース15の構成)
ケース15は、箱状をなすケース本体16と、ケース本体16に一体に設けられ、ケース本体16の外部に突出した環状をなす装着部17とを有している。装着部17は、装着部17を貫通する装着孔17Xを有することにより環状に形成されている。
ここで、本明細書における「環」は、全体がつながって切れ目がなく輪になっている構造、つまり始点と終点とが一致する無端状の構造を意味する。また、本明細書における「環」は、外縁形状が円形の円環、外縁形状が楕円形や長円形の環、外縁形状が多角形の多角形環、外縁形状が角丸多角形の環を含み、外縁形状が直線又は曲線で結ばれる任意の閉じた形状からなるものを言う。「環」は、平面視において貫通孔を有する形状であり、外縁形状と貫通孔の内周形状とが同じ形状であるものや、外縁形状と貫通孔の内周形状とが異なる形状であるものを含む。「環」は、貫通孔の中心を通る中心軸が延びる軸方向に沿って延びる所定の長さを有するものを含み、その長さの大小は問わない。また、本明細書における「環状」は、全体として環と見做せればよく、C字状のように一部に切り欠きやスリット等を有するものを含む。
装着孔17Xは、ケース本体16の内部空間とケース本体16の外部空間とを連通するように形成されている。装着孔17Xは、例えば、貫通方向から見た形状が長手方向と短手方向とを有する扁平形状に形成されている。本明細書において、「扁平形状」には、例えば、長方形、長円形や楕円形などが含まれる。なお、本明細書における「長方形」は、長辺と短辺を有するものであり、正方形を除いたものである。また、本明細書における「長方形」には、稜部を面取りした形状や、稜部を丸めた形状も含まれる。本明細書における「長円形」は、2つの略等しい長さの平行線と2つの半円形からなる形状である。本実施形態の装着孔17Xは、貫通方向から見た形状が長円形状に形成されている。
なお、各図面中のXYZ軸におけるX軸はコネクタ30の前後方向を表し、Y軸はX軸と直交するコネクタ30の左右方向(幅方向)を表し、Z軸はXY平面に対して直交するコネクタ30の上下方向(高さ方向)を表している。以下の説明では、便宜上、X軸に沿って延びる方向を前後方向Xと称し、Y軸に沿って延びる方向を左右方向Yと称し、Z軸に沿って延びる方向を上下方向Zと称する。また、以下の説明では、図2におけるX矢印方向を前方、Z矢印方向を上方とする。
ケース15は、コネクタ30をケース15に固定するための1つ又は複数(本実施形態では、2つ)の固定部18を有している。2つの固定部18は、例えば、装着部17の左右方向Yの両側に設けられている。各固定部18は、例えば、ケース本体16の外部に突出するように形成されている。各固定部18には、固定部18を上下方向Zに貫通するボルト固定孔18Xが形成されている。
(コネクタ30の構成)
図3及び図4に示すように、コネクタ30は、複数の電線20の端部とそれぞれ接続された複数の接続端子40と、複数の接続端子40を保持するコネクタハウジング50とを有している。図4に示すように、コネクタ30は、コネクタハウジング50の外周に装着されたゴムリング91,92,93と、フロントリテーナ100と、電線20の端部に装着されたゴム製のゴム栓110と、バックリテーナ120と、コネクタハウジング50を外側から覆うシールドシェル170とを有している。
(接続端子40の構成)
図5に示すように、各接続端子40は、例えば、電線20の端部と接続される電線接続部41と、相手端子200と接続される端子接続部42とを有している。各接続端子40は、例えば、電線接続部41と端子接続部42とが前後方向Xに連なって一体に形成された単一部品である。各接続端子40の材料としては、例えば、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼などの金属材料を用いることができる。接続端子40は、例えば、導電性に優れた金属板をプレス加工することによって形成することができる。
(電線接続部41の構成)
電線接続部41は、電線20の端部と電気的に接続されている。ここで、電線20は、導体よりなる芯線21と、芯線21の外周を被覆する絶縁被覆22とを有する被覆電線である。電線接続部41は、例えば、絶縁被覆22から露出された芯線21の端部に対して接続されている。電線接続部41は、例えば、圧着や超音波溶接などによって芯線21に接続されている。これにより、電線接続部41と芯線21とが電気的及び機械的に接続されている。
(端子接続部42の構成)
端子接続部42は、例えば、平板状に形成されている。端子接続部42には、例えば、ボルトB1が挿入される貫通孔42Xが形成されている。貫通孔42Xは、端子接続部42を板厚方向(ここでは、上下方向Z)に貫通するように形成されている。端子接続部42は、例えば、ボルトB1により、相手端子200と電気的及び機械的に接続されている。端子接続部42は、相手端子200と対向する側の端面42A(ここでは、下面)を有している。端子接続部42には、例えば、貫通孔42Xと電線接続部41との間に、端子接続部42を板厚方向に貫通する係止孔42Yが形成されている。
(コネクタハウジング50の構成)
図2に示すように、コネクタハウジング50は、例えば、前後方向Xに延びる環状をなしている。コネクタハウジング50は、例えば、上下方向Zよりも左右方向Yに長い扁平形状に形成されている。コネクタハウジング50は、ケース15の装着孔17Xに挿入される挿入部51と、ケース15の外側に配置される外側配置部70とを有している。挿入部51は、装着孔17Xに対して、前後方向Xに沿って後方から前方に向かって挿入(嵌合)される。コネクタハウジング50は、例えば、挿入部51と外側配置部70とがコネクタハウジング50の軸方向(ここでは、前後方向X)に連なって一体に形成された単一部品である。コネクタハウジング50の材料としては、例えば、合成樹脂などの絶縁材料を用いることができる。
図4に示すように、挿入部51は、例えば、外側配置部70の前端から前方に突出して形成されている。挿入部51は、装着孔17X(図2参照)の内周面に対応した形状の外周面を有する環状に形成されている。挿入部51は、例えば、上下方向Zよりも左右方向Yに長い扁平形状に形成されている。本実施形態の挿入部51は、長円環状に形成されている。
(挿入部51の構成)
図2に示すように、挿入部51の外周面には、ゴムリング91が収容される収容溝51Xが形成されている。収容溝51Xは、挿入部51の外周面から挿入部51の径方向内側に凹むように形成されている。収容溝51Xは、例えば、挿入部51の外周面の周方向全周にわたって形成されている。収容溝51Xには、ゴムリング91が嵌合されている。ゴムリング91は、コネクタハウジング50の外周面とケース15の内周面との間をシールする。
挿入部51の外周面には、ゴムリング92が収容される収容溝51Yが形成されている。収容溝51Yは、例えば、収容溝51Xよりも後方に設けられている。収容溝51Yは、挿入部51の外周面から挿入部51の径方向内側に凹むように形成されている。収容溝51Yは、例えば、挿入部51の外周面の周方向全周にわたって形成されている。収容溝51Yには、ゴムリング92が嵌合されている。ゴムリング92は、コネクタハウジング50の外周面とケース15の内周面との間をシールする。
(ゴムリング91,92の構成)
ゴムリング91,92は、弾性変形可能に構成されている。ゴムリング91,92は、例えば、Oリングである。ゴムリング91,92は、例えば、挿入部51の周方向全周にわたって連続した環状に形成されている。本実施形態のゴムリング91,92は、その内周形状及び外周形状が長円形状をなす長円環状に形成されている。
(挿入部51の構成)
図3に示すように、挿入部51は、例えば、左右方向Yに並ぶ複数(本実施形態では、2つ)の保持孔52を有している。各保持孔52は、挿入部51を前後方向Xに貫通するように形成されている。各保持孔52の内部には、接続端子40が保持されている。保持孔52の内部に保持された複数の接続端子40は、前後方向Xから見て挿入部51の長手方向に間隔を空けて並んでいる。
図5に示すように、各保持孔52の内部には、係止片53が設けられている。各係止片53の上方には、収容空間62が形成されている。各収容空間62は、係止片53の上面と保持孔52の内周面との間に形成された隙間によって構成されている。各収容空間62は、前方に開放するように形成されている。
各係止片53は、例えば、各保持孔52の内部において、保持孔52の後端部における内周面から下方に突出した後に保持孔52の内部を前後方向Xに沿って前方に延びるように形成されている。各係止片53は、保持孔52の内周面と接続される基端部(ここでは、後端部)を固定端とし、基端部と前後方向Xにおいて反対側に位置する先端部(ここでは、前端部)を自由端とする片持ち状に形成されている。各係止片53は、ばね性を有している。各係止片53は、保持孔52の内部において、係止片53の先端部が係止片53の基端部に対して上下方向Zにずれるように弾性変形可能に構成されている。各係止片53は、例えば、弾性変形による上下方向Zへの撓みが可能に構成されている。各係止片53は、例えば、収容空間62に向かって弾性変形可能に構成されている。各係止片53の先端部には、各係止片53の下面から下方に突出する係止凸部54が形成されている。
各保持孔52には、各接続端子40が後方側から挿入される。例えば、各接続端子40の端子接続部42が各保持孔52に挿入されている。端子接続部42は、例えば、保持孔52の内部において、係止片53の下方に配置されている。接続端子40は、例えば、端子接続部42の係止孔42Yに係止片53の係止凸部54が嵌合することにより、保持孔52の内部に保持されている。ここで、各係止片53は、接続端子40が保持孔52に挿入される際に、その接続端子40の端子接続部42に押し上げられて収容空間62に退避する。すなわち、各係止片53は、接続端子40の挿入時に、端子接続部42に押圧されて弾性変形して上方に撓み、収容空間62に退避する。その後、各係止片53は、接続端子40が正規位置まで挿入されると、弾性復帰して接続端子40に係止する。具体的には、端子接続部42の係止孔42Yが上下方向Zにおいて係止凸部54と重なる位置まで挿入されると、係止片53が弾性復帰して係止凸部54が係止孔42Yに嵌合され、係止凸部54が係止孔42Yに係止する。
収容空間62には、例えば、フロントリテーナ100が収容されている。フロントリテーナ100は、例えば、板状に形成されている。フロントリテーナ100は、例えば、コネクタハウジング50の前端側から収容空間62に収容される。フロントリテーナ100は、例えば、各保持孔52に各接続端子40を挿入した後に、収容空間62に前方から挿入される。フロントリテーナ100は、例えば、係止片53が収容空間62に向かって撓むことを規制する機能を有している。
端子接続部42のうち貫通孔42Xの形成された前端部は、保持孔52の前端面よりも前方に突出するように形成されている。すなわち、端子接続部42の前端部は、保持孔52(挿入部51)の外部に露出されている。
図6に示すように、各保持孔52は、底壁部55を有している。底壁部55は、例えば、係止片53よりも下方に設けられている。底壁部55には、例えば、係止片53と対向する位置に下方に凹む凹部55Xが形成されている。凹部55Xは、例えば、底壁部55の上面から下方に凹むように形成されている。凹部55Xは、例えば、接続端子40を間にして係止片53と対向する位置に設けられている。凹部55Xは、例えば、前後方向Xに沿って延びている。
図5に示すように、挿入部51は、例えば、保持孔52の前端面から前方に突出し、端子接続部42の端面42Aを支持する支持部57を有している。支持部57は、端子接続部42の下方に設けられている。支持部57は、端子接続部42が相手端子200に向かって傾くことを規制している。支持部57は、例えば、前後方向Xに沿って前方に延びている。
図6に示すように、支持部57は、例えば、接続端子40の幅方向(ここでは、左右方向Y)の端部のうち片側の端部のみに対応して設けられている。本実施形態の支持部57は、接続端子40の幅方向の端部のうちコネクタハウジング50の左右方向Yの外側の端部のみを支持するように設けられている。すなわち、本実施形態の支持部57は、左右方向Yの外側の端部のみで端子接続部42の端面42Aを支持している。
支持部57は、例えば、コネクタハウジング50に対する接続端子40の挿入方向の反対方向(ここでは、前後方向X)から見た平面形状がL字状に形成されている。例えば、支持部57は、保持孔52の貫通方向から見た平面形状がL字状に形成されている。支持部57は、例えば、端子接続部42の端面42Aを支持する本体部57Aと、本体部57Aから上方に突出するリブ57Bとを有している。支持部57は、例えば、本体部57Aとリブ57Bとが連続して一体に形成されている。
本体部57Aは、例えば、端子接続部42の端面42Aと対向している。本体部57Aは、例えば、左右方向Yに沿って延びている。本体部57Aは、例えば、保持孔52の底壁部55のうち凹部55X以外の部分に形成されている。リブ57Bは、例えば、本体部57Aと端面42Aとが対向する方向(ここでは、上下方向Z)に沿って延びている。リブ57Bは、例えば、本体部57Aの上面から上下方向Zに沿って上方に延びている。リブ57Bは、例えば、本体部57Aの左右方向Yの端部の上面から上方に延びている。リブ57Bは、例えば、端子接続部42の左右方向Yの端面と対向して設けられている。リブ57Bの左右方向Yの厚みは、例えば、本体部57Aの上下方向Zの厚みよりも厚い。
(外側配置部70の構成)
図4に示すように、外側配置部70は、例えば、挿入部51の後端から後方に突出して形成されている。外側配置部70は、例えば、前後方向Xから見た形状が上下方向Zよりも左右方向Yに長い環状をなしている。外側配置部70の外周寸法は、例えば、挿入部51の外周寸法よりも小さく形成されている。
ここで、本明細書における「A部材の外周寸法」とは、A部材の外周面をA部材の周方向に沿って一回りした長さをいう。また、本明細書における「A部材の内周寸法」とは、A部材の内周面をA部材の周方向に沿って一回りした長さをいう。
外側配置部70は、例えば、左右方向Yに並ぶ複数(ここでは、2つ)の収容孔71を有している。各収容孔71は、外側配置部70を前後方向Xに貫通するように形成されている。各収容孔71は、例えば、前後方向Xに延びる円環状をなしている。
図5に示すように、外側配置部70の外周面には、ゴムリング93が収容される収容溝70Xが形成されている。外側配置部70の外周面には、一対の収容凸部72,73が形成されている。各収容凸部72,73は、外側配置部70の外周面から外側配置部70の径方向外側に突出している。各収容凸部72,73は、外側配置部70の周方向全周にわたって連続的に設けられており環状をなしている。一対の収容凸部72,73は、例えば、前後方向Xにおいて間隔を空けて平行に設けられている。収容凸部72と収容凸部73とは、例えば、外側配置部70の外周面からの高さが等しい。各収容凸部72,73は、例えば、外側配置部70の外周面からの高さが外側配置部70の周方向全周にわたって一定に形成されている。これら一対の収容凸部72,73によって、収容溝70Xが構成されている。収容溝70Xは、例えば、外側配置部70の外周面の周方向全周にわたって形成されている。収容溝70Xには、ゴムリング93が嵌合されている。ゴムリング93は、コネクタハウジング50の外周面とシールドシェル170の内周面との間をシールする。
なお、本明細書において「等しい」とは、正確に等しい場合の他、寸法公差等の影響により比較対象同士に多少の相違がある場合も含む。
(ゴムリング93の構成)
ゴムリング93は、弾性変形可能に構成されている。ゴムリング93は、例えば、Oリングである。ゴムリング93は、例えば、外側配置部70の周方向全周にわたって連続した環状に形成されている。本実施形態のゴムリング93は、その内周形状及び外周形状が長円形状をなす長円環状に形成されている。
(外側配置部70の構成)
図7に示すように、外側配置部70の外周面には、一対のロックアーム75が設けられている。一対のロックアーム75は、例えば、外側配置部70に一体に設けられている。一対のロックアーム75は、例えば、外側配置部70の上下方向Zの両側面に1つずつ設けられている。図4に示すように、各ロックアーム75は、例えば、隣り合う収容孔71の外周面の間に設けられている。
ここで、図8に示すように、隣り合う収容孔71の間に位置する外側配置部70の外周面には、例えば、外側配置部70の径方向内側に凹む凹部70Yが形成されている。凹部70Yは、例えば、収容凸部73から前後方向Xに沿って後方に延びている。凹部70Yは、例えば、後方に開放するように形成されている。凹部70Yは、例えば、コネクタハウジング50の径方向外側に開放するように形成されている。
図7に示すように、各ロックアーム75は、例えば、凹部70Yの底面から外側配置部70の径方向外側に延びる柱部76と、柱部76から前後方向Xに沿って後方に延びる係止片77とを有している。各柱部76は、例えば、凹部70Yの底面から上下方向Zに沿って垂直に立ち上がるように形成されている。各柱部76は、例えば、収容凸部73と間隔を空けて設けられている。ここで、各係止片77と各凹部70Yの底面との間には、収容空間79が形成されている。各収容空間79は、例えば、後方に開放するように形成されている。
各係止片77は、例えば、柱部76の突出先端部から後方に延びている。各係止片77の先端部(ここでは、後端部)は、例えば、収容孔71(図5参照)の後端面よりも後方に突出するように形成されている。各係止片77の先端部には、外側配置部70の外周面と反対側、つまり外側配置部70の径方向外側に突出した係止凸部78が形成されている。各係止片77は、例えば、柱部76と接続される基端部(ここでは、前端部)を固定端とし、基端部と前後方向Xにおいて反対側に位置する先端部(ここでは、後端部)を自由端とする片持ち状に形成されている。各係止片77は、ばね性を有している。各係止片77は、係止片77の先端部が係止片77の基端部に対して上下方向Zにずれるように弾性変形可能に構成されている。各係止片77は、例えば、弾性変形による上下方向Zへの撓みが可能に構成されている。各係止片77は、例えば、収容空間79に向かって弾性変形可能に構成されている。各係止片77は、例えば、コネクタハウジング50の軸方向において、支持部57が形成された前端部とは反対側の後端部に形成されている。
外側配置部70の外周には、シールドシェル170が後方側から嵌合される。ここで、シールドシェル170の構成について説明する。
(シールドシェル170の構成)
シールドシェル170は、例えば、外側配置部70の外周を覆う被覆部171と、被覆部171の外周から突出して形成された固定部172とを有している。シールドシェル170は、被覆部171と固定部172とが一体に形成された単一部品である。シールドシェル170の材料としては、例えば、銅系やアルミニウム系などの金属材料を用いることができる。
(被覆部171の構成)
被覆部171は、例えば、外側配置部70の外周を周方向全周にわたって包囲するように形成されている。被覆部171は、例えば、外側配置部70の外周面に対応した形状の内周面を有する環状に形成されている。本実施形態の被覆部171は、長円環状に形成されている。
被覆部171は、例えば、第1筒部173と第2筒部174とを有している。第1筒部173は、第2筒部174よりも前方に設けられている。第1筒部173は、外側配置部70のうち収容溝70Xの外周を周方向全周にわたって包囲するように形成されている。第1筒部173の内周寸法は、例えば、収容溝70Xを構成する収容凸部72,73の外周寸法と等しい寸法に設定されている。第1筒部173の前後方向Xの長さは、例えば、挿入部51の後端面と収容凸部73の後端面との間の距離と等しい。
第2筒部174の内周寸法は、例えば、第1筒部173の内周寸法よりも小さく形成されている。このため、被覆部171の内周面には、段差が形成されている。例えば、被覆部171の内側では、第2筒部174の前端面が第1筒部173から露出されている。第2筒部174は、外側配置部70のうち収容溝70Xよりも後方に位置する外周面を周方向全周にわたって包囲するように形成されている。第2筒部174の内周寸法は、例えば、収容溝70Xを除く外側配置部70の外周寸法と等しい寸法に設定されている。第2筒部174の前後方向Xの長さは、例えば、収容凸部73の後端面と係止凸部78との間の距離と等しい。
(固定部172の構成)
固定部172は、例えば、被覆部171(第1筒部173)の前端部から上方に突出するように形成されている。固定部172の左右方向Yの幅は、被覆部171の左右方向Yの幅よりも広い。固定部172の左右方向Yの両端部には、前後方向Xに沿って前方に突出した接続部175がそれぞれ設けられている。各接続部175には、接続部175を上下方向Zに貫通する固定孔175Xが形成されている。
シールドシェル170は、コネクタハウジング50の後端側から外側配置部70の外側に嵌合される。シールドシェル170は、例えば、バックリテーナ120がリテーナ収容部81に収容される前に、外側配置部70の外側に嵌合される。シールドシェル170は、外側配置部70の外周を包囲している。シールドシェル170は、例えば、被覆部171(第2筒部174)の後端面が係止片77の係止凸部78と係止することにより、コネクタハウジング50に対する前後方向Xの位置決めがなされている。ここで、各係止片77は、シールドシェル170が外側配置部70の外側に嵌合される際に、そのシールドシェル170の被覆部171に押されて収容空間79に退避する。すなわち、各係止片77は、シールドシェル170の嵌合時に、被覆部171の内周面に押圧されて弾性変形して凹部70Yの底面に向かって撓み、収容空間79に退避する。その後、各係止片77は、シールドシェル170が正規位置まで嵌合されると、弾性復帰して係止凸部78が被覆部171の後端面に係止する。このとき、例えば、第1筒部173の前端面が挿入部51の後端面に接触するとともに、第2筒部174の前端面が収容凸部73の後端面に接触している。例えば、第1筒部173は、挿入部51の後端面から収容凸部73までの外側配置部70の外周面を被覆している。第1筒部173の内側では、ゴムリング93が、収容溝70Xの底面と第1筒部173の内周面との間をシールする。図5に示すように、第2筒部174は、例えば、収容凸部73の後端面から収容孔71の後端面までの外側配置部70の外周面を被覆している。
固定部172の接続部175は、例えば、固定孔175Xが固定部18のボルト固定孔18Xと上下方向Zに重なるように、固定部18に重ね合わされる。そして、固定孔175X及びボルト固定孔18Xに挿入されるボルトB2により、接続部175と固定部18とが固定される。これにより、シールドシェル170がケース15に固定されるとともに、シールドシェル170がケース15に電気的に接続される。
(収容孔71の構成)
各収容孔71は、各保持孔52と連通している。各収容孔71の内部には、例えば、電線接続部41と電線20の芯線21との接続部分が収容されている。収容孔71の内部には、例えば、電線20の絶縁被覆22の端部が収容されている。
図9に示すように、外側配置部70は、例えば、複数の収容孔71の間に設けられた仕切壁80を有している。仕切壁80は、例えば、左右方向Yに並ぶ2個の収容孔71を仕切るように設けられている。仕切壁80は、例えば、外側配置部70の奥壁から前後方向Xに沿って後方に延びている。仕切壁80の後端面は、例えば、収容孔71の後端面よりも前方側(挿入部51側)の位置に設けられている。すなわち、仕切壁80の後端面は、収容孔71の後端面よりも前方側に後退した位置に設けられている。
各収容孔71の内部には、例えば、電線20に装着された環状のゴム栓110が収容されている。ゴム栓110は、電線20の外周面と収容孔71の内周面との間をシールする。各収容孔71の後端部には、例えば、バックリテーナ120が収容されるリテーナ収容部81が形成されている。リテーナ収容部81は、例えば、仕切壁80よりも後方に設けられている。リテーナ収容部81は、例えば、複数の収容孔71の後端部における内部空間が互いに連通して構成されている。例えば、複数の収容孔71の後端部における内部空間は、仕切壁80の後方に位置する空間によって互いに連通されている。リテーナ収容部81は、例えば、複数の収容孔71の後端部における内部空間と、それら内部空間を連通する空間とによって構成されている。リテーナ収容部81は、後方に開放するように形成されている。リテーナ収容部81には、例えば、バックリテーナ120が挿入方向D1に沿って挿入される。ここで、本実施形態の挿入方向D1は、前後方向Xと平行をなす方向であって、前後方向Xの後方から前方に向かう方向である。
(リテーナ収容部81の構成)
図8に示すように、リテーナ収容部81は、例えば、凹部70Yに設けられたスリット82を有している。スリット82は、凹部70Yの底面に設けられている。スリット82は、凹部70Yの底面の後端面から挿入方向D1(ここでは、前方)に沿って延びている。スリット82は、後方に開放している。スリット82は、例えば、仕切壁80の後端面よりも前方まで延びている。スリット82は、上下方向Zにおいて、係止片77と重なる位置に設けられている。スリット82は、例えば、凹部70Yの左右方向Yの中央部に設けられている。
リテーナ収容部81は、例えば、仕切壁80に設けられた収容部83を有している。収容部83は、例えば、上下方向Zにおいて、一対の凹部70Yの間に設けられている。収容部83は、例えば、仕切壁80の後端面から挿入方向D1(ここでは、前方)に沿って延びている。収容部83は、後方に開放している。
収容部83は、例えば、上壁部84と、底壁部85と、一対の側壁部86とを有している。各側壁部86は、例えば、収容部83と各収容孔71とを仕切るように設けられている。各側壁部86の後端面は、例えば、上壁部84及び底壁部85の後端面よりも前方側の位置に設けられている。
上壁部84及び底壁部85の後端面には、例えば、スリット87が形成されている。スリット87は、上壁部84及び底壁部85の後端面から挿入方向D1(ここでは、前方)に沿って延びている。スリット87は、例えば、後方に開放している。スリット87は、例えば、前後方向Xにおいて、側壁部86の位置まで延びている。スリット87は、例えば、上下方向Zにおいて、係止片77と重なる位置に設けられている。スリット87は、例えば、上下方向Zにおいて、スリット82と重なる位置に設けられている。スリット87は、例えば、収容部83の左右方向Yの中央部に設けられている。
(バックリテーナ120の構成)
図9に示すように、バックリテーナ120は、リテーナ収容部81に収容されている。バックリテーナ120は、例えば、ゴム栓110の後方に設けられている。バックリテーナ120は、例えば、ゴム栓110を後方から押さえることにより、ゴム栓110が収容孔71から抜けることを抑制している。
バックリテーナ120は、例えば、収容孔71の後端部に収容されるリテーナ部130と、リテーナ部130に連結された連結部140とを有している。本実施形態のバックリテーナ120は、2つのリテーナ部130と、それら2つのリテーナ部130を連結する連結部140とを有している。2つのリテーナ部130と連結部140は、例えば、挿入方向D1と交差する方向(ここでは、左右方向Y)に並んで設けられている。2つのリテーナ部130は、例えば、左右方向Yにおいて、連結部140を挟むように設けられている。バックリテーナ120は、例えば、リテーナ部130と連結部140とが連続して一体に形成された単一部品である。
図5に示すように、各リテーナ部130は、例えば、前後方向Xに延びる環状をなしている。各リテーナ部130は、例えば、収容孔71の内周面に沿った形状の外周面を有している。各リテーナ部130は、例えば、各リテーナ部130を挿入方向D1(ここでは、前後方向X)に貫通する貫通孔130Xを有している。各貫通孔130Xの内周面は、例えば、電線20の絶縁被覆22の外周面に沿った形状に形成されている。各リテーナ部130の前端面は、例えば、ゴム栓110の後端面に接触している。各リテーナ部130は、例えば、各リテーナ部130の外周面に形成された複数の固定爪131を有している。リテーナ収容部81には、固定爪131と同数の係止孔88が設けられている。バックリテーナ120は、各リテーナ部130の複数の固定爪131がそれぞれ係止孔88に嵌ることにより、リテーナ収容部81に対して固定されている。なお、各電線20は、各リテーナ部130の貫通孔130Xを通って、収容孔71の後端からコネクタハウジング50の外部に引き出されている。
図10に示すように、連結部140は、例えば、2つのリテーナ部130の間に設けられ、2つのリテーナ部130を連結するように設けられている。連結部140は、例えば、平板状に形成されている。連結部140は、例えば、上下方向Zに所定の厚みを有している。連結部140は、例えば、2つのリテーナ部130の間において左右方向Yに延びている。連結部140の前後方向Xの長さは、例えば、各リテーナ部130の前後方向Xの長さと等しい。連結部140の前端面は、例えば、各リテーナ部130の前端面と同一平面上に形成されている。連結部140の後端面は、例えば、各リテーナ部130の後端面と同一平面上に形成されている。
連結部140の後端部には、例えば、リテーナ部130と連結部140とが並ぶ並び方向(ここでは、左右方向Y)と挿入方向D1(ここでは、前後方向)との双方と交差する方向(ここでは、上下方向Z)に延びる壁部141が設けられている。壁部141は、例えば、バックリテーナ120がリテーナ収容部81(図9参照)に収容された場合に、仕切壁80(図9参照)に接触する。壁部141は、例えば、コネクタハウジング50(図9参照)に対するバックリテーナ120の挿入量を規制している。壁部141は、例えば、連結部140の上下両面から上下方向Zに突出している。例えば、壁部141は、連結部140の上面から上方に突出するとともに、連結部140の下面から下方に突出している。壁部141は、例えば、連結部140の左右方向Yの全長にわたって延びている。壁部141の前後方向Xの長さは、連結部140の前後方向Xの長さよりも短い。壁部141の後端面は、例えば、各リテーナ部130の後端面と同一平面上に形成されている。
図7に示すように、連結部140には、例えば、各係止片77に向かって突出する一対の突起142,143が設けられている。各突起142,143は、係止片77に接触している。各突起142,143は、その一部が収容空間79に収容されている。各突起142,143は、例えば、係止片77と上下方向Zに重なる位置に設けられている。図10に示すように、各突起142,143は、例えば、連結部140から、リテーナ部130と連結部140とが並ぶ並び方向(ここでは、左右方向Y)と挿入方向D1(ここでは、前後方向)との双方と交差する方向(ここでは、上下方向Z)に突出している。
各突起142,143は、例えば、連結部140の左右方向Yの中央部に設けられている。一対の突起142,143は、例えば、上下方向Zにおいて互いに重なる位置に設けられている。突起142は、例えば、連結部140の上面から上方に突出している。突起142は、例えば、壁部141の上面よりも上方に突出している。例えば、連結部140の上面からの突起142の上下方向Zの高さは、連結部140の上面からの壁部141の上下方向Zの高さよりも高い。突起143は、例えば、連結部140の下面から下方に突出している。突起143は、例えば、壁部141の下面よりも下方に突出している。例えば、連結部140の下面からの突起143の上下方向Zの高さは、連結部140の下面からの壁部141の上下方向Zの高さよりも高い。各突起142,143は、例えば、係止片77(図7参照)が延びる方向(ここでは、前後方向X)に沿って延びるように形成されている。各突起142,143は、例えば、連結部140の前後方向Xの全長にわたって延びている。例えば、各突起142,143の前後方向Xの長さは、壁部141の前後方向Xの長さよりも長い。
連結部140のうち挿入方向D1の奥側の端面(ここでは、前端面)には、例えば、その前端面から挿入方向D1(ここでは、前方)に沿って突出する突出部145が設けられている。突出部145は、例えば、リテーナ部130の前端面よりも前方に突出している。突出部145は、例えば、前後方向Xに延びている。突出部145は、例えば、連結部140の左右方向Yの中央部に設けられている。突出部145は、例えば、突起142,143の基端部と接続された部分の連結部140に設けられている。突出部145は、例えば、リテーナ部130と連結部140とが並ぶ並び方向(ここでは、左右方向Y)に延びている。突出部145の左右方向Yの長さは、例えば、連結部140の左右方向Yの長さよりも短い。突出部145は、例えば、上下方向Zに所定の厚みを有している。突出部145の上下方向Zの長さは、例えば、連結部140の上下方向Zの長さと等しい。突出部145の上下方向Zの長さは、例えば、図8に示した収容部83に収容可能な長さに設定されている。
突出部145の下面には、例えば、凹部146が形成されている。凹部146は、例えば、突出部145の下面から上方に凹むように形成されている。凹部146は、例えば、突出部145の左右方向Yの中央部に設けられている。凹部146は、例えば、前後方向Xに延びている。凹部146は、例えば、突出部145の前後方向Xの全長にわたって延びている。
本実施形態のバックリテーナ120は、一対の分割体150,151と、各分割体150,151の一端部を互いに連結するヒンジ152とを有している。分割体150は、例えば、突起142を有している。分割体151は、例えば、突起143を有している。ヒンジ152は、可撓性を有している。ヒンジ152は、例えば、各分割体150,151よりも薄く形成されている。ヒンジ152は、例えば、各分割体150,151の左右方向Yの一端部に連結されている。ヒンジ152は、一対の分割体150,151を開閉可能に連結している。すなわち、バックリテーナ120は、ヒンジ152を支点にして一対の分割体150,151が開閉可能に構成されている。例えば、バックリテーナ120は、一対の分割体150,151が閉じた閉姿勢(図10参照)の場合に、上述したリテーナ部130と連結部140と突出部145とが構成される。このとき、リテーナ部130と連結部140と突出部145とには、前後方向Xに延びるスリット155が形成されている。スリット155は、例えば、各分割体150,151の左右方向Yの全長にわたって延びている。
図9に示すように、バックリテーナ120は、コネクタハウジング50のリテーナ収容部81に対して挿入方向D1に沿って後方から挿入される。バックリテーナ120は、例えば、シールドシェル170が外側配置部70の外側に嵌合された後に、リテーナ収容部81に挿入される。リテーナ収容部81にバックリテーナ120が挿入されると、バックリテーナ120の各リテーナ部130が各収容孔71に収容される。また、図7に示すように、バックリテーナ120の突起142,143がコネクタハウジング50の収容空間79及びスリット82,87に挿入される。このとき、突起142,143は、突起142の先端面(ここでは、上端面)及び突起143の先端面(ここでは、下端面)がそれぞれ係止片77に接触しながら収容空間79及びスリット82,87に挿入される。突起142,143が各収容空間79に収容されると、それら突起142,143により係止片77が支持されるため、係止片77が収容空間79に向かって弾性変形することが規制される。ここで、シールドシェル170が正規位置まで嵌合していない場合、例えば被覆部171の内周面によって係止凸部78が凹部70Yの底面に向かって押圧されている場合には、突起142,143を収容空間79に挿入することができない。これは、係止凸部78が収容空間79に向かって撓むことにより、収容空間79の上下方向Zの長さが狭くなっているためである。このため、バックリテーナ120をリテーナ収容部81に挿入することにより、シールドシェル170がコネクタハウジング50に対して正規位置まで嵌合したか否かを検知することができる。なお、突起142,143の前端面は、例えば、スリット82,87の奥壁に接触する。
さらに、リテーナ収容部81にバックリテーナ120が挿入されると、バックリテーナ120の突出部145がリテーナ収容部81の収容部83に収容される。このとき、突出部145のうち挿入方向D1と交差する端面(ここでは、上面及び下面)が収容部83の内面に接触している。例えば、突出部145の上面は、収容部83の内面を構成する上壁部84の下面に接触している。また、突出部145の下面は、例えば、収容部83の内面を構成する底壁部85の上面に接触している。例えば、凹部146の側壁を構成する突出部145の下面が底壁部85の上面に接触している。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
(1)電線20に取り付けられた環状のゴム栓110の抜け止めを行うためのバックリテーナ120に、シールドシェル170と係止する係止片77と接触する突起142,143を設けた。この構成によれば、突起142,143が収容空間79において係止片77と接触されることにより、係止片77が突起142,143によって支持され、係止片77が収容空間79に向かって弾性変形することが規制される。このため、係止片77とシールドシェル170との係止が意図せずに解除されることを抑制でき、シールドシェル170がコネクタハウジング50から抜けることを抑制できる。また、突起142,143によって係止片77が支持されるため、係止片77が長くなった場合であっても、係止片77が座屈することを抑制でき、係止片77によるシールドシェル170の保持力が低下することを抑制できる。これにより、シールドシェル170がコネクタハウジング50から抜けることを抑制できる。
(2)バックリテーナ120の連結部140に、リテーナ部130よりも挿入方向D1に向かって突出する突出部145を設けた。また、コネクタハウジング50に、突出部145が収容される収容部83を設けた。この構成によれば、突出部145が、ゴム栓110を押さえるリテーナ部130よりも深くコネクタハウジング50に挿入される。このため、例えばゴム栓110に水圧が加わった場合であっても、バックリテーナ120が挿入方向D1と交差する方向に傾くことを抑制できる。これにより、バックリテーナ120が傾くことに起因してバックリテーナ120がコネクタハウジング50から抜けることを抑制できる。
(3)突出部145の上面が収容部83の内面を構成する上壁部84の下面に接触し、突出部145の下面が収容部83の内面を構成する底壁部85の上面に接触している。これにより、例えばゴム栓110に水圧が加わった場合であっても、バックリテーナ120が挿入方向D1と交差する方向に傾くことを好適に抑制できる。
(4)コネクタハウジング50の保持孔52の前端面から前方に突出し、端子接続部42のうち相手端子200と対向する側の端面42Aを支持する支持部57を設けた。この構成によれば、端子接続部42の端面42Aが支持部57により支持されるため、端子接続部42が相手端子200に向かって傾くことを抑制できる。これにより、コネクタ30を接続相手であるケース15に挿入する場合に、端子接続部42の先端部が相手端子200に接触することを抑制できる。例えば、コネクタ30をケース15に挿入する場合に、相手端子200を保持する端子台に端子接続部42の先端部が接触することを抑制できる。このため、コネクタ30の挿入作業をスムーズに行うことができ、コネクタ30の挿入作業性を向上させることができる。
(5)支持部57を、端子接続部42の端面42Aと対向する本体部57Aと、本体部57Aから本体部57Aと端子接続部42とが対向する方向に突出するリブ57Bとから構成した。この構成によれば、本体部57Aにリブ57Bを設けたことにより、支持部57全体の強度を向上させることができ、支持部57の剛性を向上させることができる。このため、支持部57により端子接続部42を好適に支持することができ、端子接続部42が相手端子200に向かって傾くことを好適に抑制できる。
(他の実施形態)
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上記実施形態では、支持部57を、接続端子40の幅方向の端部のうちコネクタハウジング50の左右方向Yの外側の端部のみを支持するように設けたが、これに限定されない。例えば、支持部57を、接続端子40の幅方向の端部のうちコネクタハウジング50の左右方向Yの内側の端部のみを支持するように設けてもよい。すなわち、支持部57を、左右方向Yにおいて、複数の接続端子40の間に設けるようにしてもよい。
・上記実施形態の支持部57を、接続端子40の幅方向の両端部にそれぞれ設けるようにしてもよい。
・上記実施形態の支持部57の本体部57Aを、接続端子40の幅方向の全長にわたって延びるように形成してもよい。
・上記実施形態の支持部57に、リブ57Bの上端からリブ57Bと接続端子40とが対向する方向に突出し、接続端子40の上面と対向する突出部を設けてもよい。この場合の支持部57は、例えば、保持孔52の貫通方向から見た平面形状がU字状に形成される。
・上記実施形態の支持部57では、本体部57Aの上面から上方に突出するリブ57Bを設けたが、これに限定されない。本体部57Aの下面から下方に突出するリブを設けてもよい。
・上記実施形態の支持部57からリブ57Bを省略してもよい。この場合には、支持部57が本体部57Aのみで構成される。
・上記実施形態の支持部57を省略してもよい。
・上記実施形態では、バックリテーナ120の突出部145に凹部146を設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、凹部146を省略してもよい。
・上記実施形態では、突出部145を、突起142,143の基端部と接続された部分の連結部140の前端面に設けるようにしたが、これに限定されない。例えば、突出部145を、突起142,143と左右方向Yにずれた位置のみに形成してもよい。
・上記実施形態では、突出部145の上下方向Zの長さを、連結部140の上下方向Zの長さと等しくしたが、これに限定されない。例えば、突出部145の上下方向Zの長さを、連結部140の上下方向Zの長さよりも短くしてもよいし、連結部140の上下方向Zの長さよりも長くしてもよい。
・上記実施形態の突出部145に、リテーナ収容部81と係止する係止部を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態のバックリテーナ120から突出部145を省略してもよい。
・上記実施形態のバックリテーナ120では、連結部140から上方及び下方にそれぞれ突出する一対の突起142,143を設けたが、これに限定されない。例えば、突起142,143のうち一方の突起を省略してもよい。
・上記実施形態のバックリテーナ120では、接触部を突起142,143に具体化したが、これに限定されない。接触部としては、収容空間79に収容されて係止片77に接触する構造を有していれば、その他の構造は特に限定されない。
・上記実施形態では、バックリテーナ120を、一対の分割体150,151とヒンジ152とによって構成したが、これに限定されない。例えば、ヒンジ152を省略し、一対の分割体150,151を一体に形成してもよい。この場合には、スリット155が省略される。
・上記実施形態のバックリテーナ120から壁部141を省略してもよい。
・上記実施形態では、ゴム製のゴム栓110を押さえるようにバックリテーナ120を設けたが、これに限定されない。例えば、ゴム以外の弾性体からなる環状のシール部材を押さえるようにバックリテーナ120を設けてもよい。この場合には、環状のシール部材が電線20の外周面に取り付けられる。
・上記実施形態では、コネクタハウジング50に保持される接続端子40の個数は、特に限定されるものではなく、車両Vの仕様に応じて接続端子40の個数は変更することができる。例えば、コネクタハウジング50に保持される接続端子40は、1つ又は3つ以上であってもよい。接続端子40の数に応じて、バックリテーナ120のリテーナ部130の数も変更可能である。
・車両Vにおけるインバータ11と高圧バッテリ12の配置関係は、上記実施形態に限定されるものではなく、車両構成に応じて適宜変更してもよい。例えば、高圧バッテリ12が車両Vの床の略全体に配置されていてもよい。
・上記実施形態では、ワイヤハーネス10によって接続される電気機器としてインバータ11及び高圧バッテリ12を採用したが、これに限定されない。例えば、インバータ11と車輪駆動用のモータとを接続するワイヤハーネスに採用してもよい。すなわち、車両に搭載される電気機器間を電気的に接続するものであれば適用可能である。
・上記実施形態では、電線20を高圧電線に具体化したが、電線20を低圧電線に具体化してもよい。
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ワイヤハーネス
11 インバータ
12 高圧バッテリ
15 ケース
16 ケース本体
17 装着部
17X 装着孔
18 固定部
18X ボルト固定孔
20 電線
21 芯線
22 絶縁被覆
25 外装部材
30 コネクタ
40 接続端子
41 電線接続部
42 端子接続部
42A 端面
42X 貫通孔
42Y 係止孔
50 コネクタハウジング
51 挿入部
51X,51Y 収容溝
52 保持孔
53 係止片(第2係止片)
54 係止凸部
55 底壁部
55X 凹部
57 支持部
57A 本体部
57B リブ
62 収容空間
70 外側配置部
70X 収容溝
70Y 凹部
71 収容孔
72,73 収容凸部
75 ロックアーム
76 柱部
77 係止片(第1係止片)
78 係止凸部
79 収容空間
80 仕切壁
81 リテーナ収容部
82 スリット
83 収容部
84 上壁部
85 底壁部
86 側壁部
87 スリット
88 係止孔
91,92,93 ゴムリング
100 フロントリテーナ
110 ゴム栓
120 バックリテーナ
130 リテーナ部
130X 貫通孔
131 固定爪
140 連結部
141 壁部
142,143 突起
145 突出部
146 凹部
150,151 分割体
152 ヒンジ
155 スリット
170 シールドシェル
171 被覆部
172 固定部
173 第1筒部
174 第2筒部
175 接続部
175X 固定孔
200 相手端子
V 車両
B1 ボルト
B2 ボルト
D1 挿入方向

Claims (8)

  1. 電線と、
    電線の端部に接続された接続端子と、
    前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、
    前記電線の外周面に取り付けられた環状のゴム栓と、
    前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記ゴム栓を押さえるバックリテーナと、
    前記コネクタハウジングの外周を覆うシールドシェルと、を有し、
    前記コネクタハウジングは、収容空間と、前記収容空間に向かって弾性変形可能に構成され、前記シールドシェルと係止する係止片とを有し、
    前記バックリテーナは、前記収容空間に収容されて前記係止片と接触する接触部を有しており、
    前記バックリテーナは、前記ゴム栓を押さえるリテーナ部と、前記リテーナ部と連結された連結部とを有し、
    前記接触部は、前記連結部から、前記リテーナ部と前記連結部とが並ぶ方向と前記バックリテーナの挿入方向との双方が交差する方向に突出する突起であるコネクタ。
  2. 電線と、
    電線の端部に接続された接続端子と、
    前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、
    前記電線の外周面に取り付けられた環状のゴム栓と、
    前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記ゴム栓を押さえるバックリテーナと、
    前記コネクタハウジングの外周を覆うシールドシェルと、を有し、
    前記コネクタハウジングは、収容空間と、前記収容空間に向かって弾性変形可能に構成され、前記シールドシェルと係止する係止片とを有し、
    前記バックリテーナは、前記収容空間に収容されて前記係止片と接触する接触部を有しており、
    前記バックリテーナは、前記ゴム栓を押さえるリテーナ部と、前記リテーナ部と連結された連結部とを有し、
    前記接触部は、前記連結部から前記係止片に向かって突出する突起であり、
    前記連結部は、前記コネクタハウジングに対する前記バックリテーナの挿入方向において、前記リテーナ部よりも前記挿入方向に向かって突出する突出部を有し、
    前記コネクタハウジングは、前記突出部が収容される収容部を有しているコネクタ。
  3. 前記突出部のうち前記挿入方向と交差する方向の端面が前記収容部の内面に接触している請求項に記載のコネクタ。
  4. 前記突起は、前記係止片が延びる方向に沿って延びるように形成されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
  5. 前記接続端子は、前記電線と接続される電線接続部と、相手端子と接続される端子接続部とを有し、
    前記コネクタハウジングは、前記端子接続部を保持する保持孔を有し、
    前記端子接続部の先端部は、前記保持孔の端面から突出して設けられており、
    前記端子接続部は、前記相手端子と対向する側の端面を有し、
    前記コネクタハウジングは、前記端子接続部の前記端面を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記保持孔の端面から突出して形成されている請求項1から請求項のいずれか1項に記載のコネクタ。
  6. 前記支持部は、前記端子接続部の前記端面と対向する本体部と、前記本体部から前記本体部と前記端子接続部とが対向する方向に突出するリブとを有している請求項に記載のコネクタ。
  7. 前記コネクタハウジングは、前記係止片を第1係止片とした場合に、前記保持孔の内部に設けられて前記端子接続部と係止する第2係止片を有し、
    前記保持孔は、前記端子接続部の前記端面と対向する底壁部を有し、
    前記底壁部は、前記端子接続部を間にして前記第2係止片と対向する位置に設けられた凹部を有し、
    前記本体部は、前記凹部を除く前記底壁部の端面から突出して形成されている請求項に記載のコネクタ。
  8. 電線と、
    電線の端部に接続された接続端子と、
    前記接続端子を保持するコネクタハウジングと、
    前記電線の外周面に取り付けられた環状のゴム栓と、
    前記コネクタハウジングに取り付けられ、前記ゴム栓を押さえるバックリテーナと、
    前記コネクタハウジングの外周を覆うシールドシェルと、を有し、
    前記コネクタハウジングは、収容空間と、前記収容空間に向かって弾性変形可能に構成され、前記シールドシェルと係止する係止片とを有し、
    前記バックリテーナは、前記収容空間に収容されて前記係止片と接触する接触部を有しており、
    前記接続端子は、前記電線と接続される電線接続部と、相手端子と接続される端子接続部とを有し、
    前記コネクタハウジングは、前記端子接続部を保持する保持孔を有し、
    前記端子接続部の先端部は、前記保持孔の端面から突出して設けられており、
    前記端子接続部は、前記相手端子と対向する側の端面を有し、
    前記コネクタハウジングは、前記端子接続部の前記端面を支持する支持部を有し、
    前記支持部は、前記保持孔の端面から突出して形成されており、
    前記支持部は、前記端子接続部の前記端面と対向する本体部と、前記本体部から前記本体部と前記端子接続部とが対向する方向に突出するリブとを有しており、
    前記コネクタハウジングは、前記係止片を第1係止片とした場合に、前記保持孔の内部に設けられて前記端子接続部と係止する第2係止片を有し、
    前記保持孔は、前記端子接続部の前記端面と対向する底壁部を有し、
    前記底壁部は、前記端子接続部を間にして前記第2係止片と対向する位置に設けられた凹部を有し、
    前記本体部は、前記凹部を除く前記底壁部の端面から突出して形成されているコネクタ。
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