JP2023136687A - ワイヤハーネス - Google Patents

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弘行 荒川
Hiroyuki Arakawa
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Abstract

【課題】ハーネス本体を車両に固定するスペースが限られる場合であっても、第1ハーネス本体および第2ハーネス本体を車両に固定することを可能とするワイヤハーネスを提供する。【解決手段】ワイヤハーネスは、第1ハーネス本体30と、車両に固定されて且つ第1ハーネス本体の一部を収容する第1固定部材60と、を備える。第1ハーネス本体は、電気経路を構成する部材である。第1固定部材は、取り付け部を備える。取り付け部には、第2固定部材100が取り付けられる。第2固定部材は、第1ハーネス本体とは別の第2ハーネス本体50を第1固定部材に固定するための部材である。第2ハーネス本体は、ワイヤハーネスとは別のワイヤハーネスにおいて電気経路を構成する部材である。【選択図】図3

Description

本開示は、ワイヤハーネスに関する。
たとえば下記特許文献1には、ハーネス本体をクランプにて車両に固定することが記載されている。
特開2021-158883号公報
ところで、近年、車両の電動化に伴い、車両に搭載される電動装置の数や種類が増加している。また、車両内部のスペースは限られているため、電動装置に電力を供給するワイヤハーネスのハーネス本体を固定可能な箇所に大きな制約が生じている。そのため、ハーネス本体を車両に固定するためのスペースが不足することがある。
そこで、ハーネス本体を車両に固定するスペースが限られる場合であっても、ハーネス本体を車両に固定することを目的とする。
第1ハーネス本体と、車両に固定されて且つ前記第1ハーネス本体の少なくとも一部を収容する第1固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記第1ハーネス本体は、電気経路を構成する部材であり、前記第1固定部材は、取り付け部を備え、前記取り付け部には、第2固定部材が取り付けられ、前記第2固定部材は、前記第1ハーネス本体とは別の第2ハーネス本体を前記第1固定部材に固定するための部材であり、前記第2ハーネス本体は、前記ワイヤハーネスとは別のワイヤハーネスにおいて電気経路を構成する部材である。
本開示のワイヤハーネスによれば、ハーネス本体を車両に固定するスペースが限られる場合であっても、第1ハーネス本体および第2ハーネス本体を車両に固定することが可能となる。
図1は、一実施形態にかかるワイヤハーネスの全体構成を示す図である。 図2は、一実施形態にかかるハーネス本体の断面を示す斜視図である。 図3は、一実施形態にかかるワイヤハーネスのうちプロテクタ部分を示した斜視図である。 図4は、一実施形態にかかるプロテクタの構成を示す分解斜視図である。 図5は、一実施形態にかかるプロテクタの一部の構成を示す斜視図である。 図6は、一実施形態にかかるクリップの構成を示す斜視図である。 図7Aは、上記一実施形態にかかる変更例のクリップの構成を示す斜視図である。 図7Bは、上記一実施形態にかかる変更例のクリップの構成を示す側面図である。
[本開示の実施形態の説明]
始めに本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のワイヤハーネスは、
[1]第1ハーネス本体と、車両に固定されて且つ前記第1ハーネス本体の少なくとも一部を収容する第1固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、前記第1ハーネス本体は、電気経路を構成する部材であり、前記第1固定部材は、取り付け部を備え、前記取り付け部には、第2固定部材が取り付けられ、前記第2固定部材は、前記第1ハーネス本体とは別の第2ハーネス本体を前記第1固定部材に固定するための部材であり、前記第2ハーネス本体は、前記ワイヤハーネスとは別のワイヤハーネスにおいて電気経路を構成する部材である。
上記構成では、第1ハーネス本体が固定部材によって車両に固定される。また、第2ハーネス本体については、第2固定部材が取り付け部に取り付けられることにより、第2固定部材によって第1固定部材に固定される。すなわち、第1ハーネス本体および第1固定部材を備えるワイヤハーネスに、第2ハーネス本体を備える別のワイヤハーネスを固定する。これにより、第2ハーネス本体を車両に固定することに起因して車体と接触するスペースをさらに確保する要求が生じることを抑制できる。したがって、ハーネス本体を車両に固定するスペースが限られる場合であっても、第1ハーネス本体および第2ハーネス本体を車両に固定することが可能となる。
[2]前記取り付け部は、挿入孔を備え、前記第2固定部材は、前記第2ハーネス本体を前記第1固定部材に固定するクリップであり、前記クリップは、収容部、および挿入部を備え、前記収容部は、前記第2ハーネス本体の少なくとも一部が収容される部材であり、前記挿入部は、前記挿入孔に嵌め込まれる部材であることが好ましい。
上記構成では、第2固定部材を、挿入部を備えたクリップとする。これにより、挿入孔に挿入部を挿入することによって、クリップである第2固定部材を第1固定部材に固定できる。
[3]前記取り付け部は、前記第1固定部材に設けられた複数の取り付け部のうちの一つであることが好ましい。
上記構成では、第1固定部材が取り付け部を複数備える。そのため、第2ハーネス本体は、第1固定部材の複数箇所のそれぞれに設けられた取り付け部の付近で固定される。そのため、第1固定部材が取り付け部を1つのみ備える場合と比較して、第2ハーネス本体をより確実に固定することができる。
[4]前記複数の取り付け部は、前記第1固定部材のうちの前記第1ハーネス本体の長さ方向の両端部に設けられていることが好ましい。
上記構成では、第1固定部材のうちの第1ハーネス本体の長さ方向の両端部のそれぞれに取り付け部が設けられている。そのため、それら各取り付け部に第2固定部材を取り付けることによって、それら各取り付け部の付近で第2ハーネス本体を固定できる。したがって、第2ハーネス本体の変位を確実に規制する領域を極力大きくすることができる。
[5]前記第1固定部材は、車体に接触するリブを備えることが好ましい。
車体の表面は複雑な起伏を有する傾向がある。そのため、第1固定部材の1つの面を車体の面に面接触させることは困難となることがある。そこで、上記構成では、第1固定部材に車体に接触するリブを設ける。これにより、リブを車体に接触させることによって第1固定部材を車体に固定できる。
[6]前記第1ハーネス本体は、コルゲートチューブを備え、前記第1固定部材は、前記第1ハーネス本体に対向する内周面にリブを有していることが好ましい。
上記構成では、第1ハーネス本体が長さ方向に変位しようとすると、リブがコルゲートチューブの環状凸部に接触する。そのため、第1ハーネス本体が長さ方向に変位することが抑制される。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のワイヤハーネスの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。各図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張または簡略化して示す場合がある。また、各部分の寸法比率については各図面で異なる場合がある。また、本明細書における「直交」は、厳密に直交の場合のみでなく、本実施形態における作用ならびに効果を奏する範囲内で概ね直交する場合も含まれる。
また、本明細書における「対向」とは、面同士又は部材同士が互いに正面の位置にあることを指し、互いが完全に正面の位置にある場合だけでなく、互いが部分的に正面の位置にある場合を含む。また、本明細書における「対向」とは、2つの部分の間に、2つの部分とは別の部材が介在している場合と、2つの部分の間に何も介在していない場合の両方を含む。
「ワイヤハーネスの全体構成」
図1に示す高電圧ワイヤハーネス10は、車両Vに搭載される。車両Vは、たとえば、電気自動車であってもよい。またたとえば、車両Vは、車載原動機としてモータジェネレータ16に加えて内燃機関を備えるハイブリッド電気自動車であってもよい。
高電圧ワイヤハーネス10は、車両Vの前部に設置されたインバータ14と、インバータ14よりも車両Vの後方に設置された高電圧バッテリ12とを電気的に接続する。高電圧ワイヤハーネス10は、車両Vの前後方向に延びるように長尺状に形成されている。
インバータ14は、直流電圧源である高電圧バッテリ12の端子電圧を交流電圧に変換してモータジェネレータ16に印加する。高電圧バッテリ12の端子電圧は、たとえば数百ボルトである。高電圧バッテリ12は、車載コンピュータの電源となる低電圧バッテリよりも端子電圧が高い。
高電圧ワイヤハーネス10は、コネクタ20,22、高電圧ハーネス本体30、およびプロテクタ60を備えている。
コネクタ20,22は、高電圧ワイヤハーネス10の両端部に設けられている。コネクタ20,22は、高電圧ハーネス本体30と電子機器とを電気的に接続するインターフェースを構成する。高電圧ハーネス本体30は、電気経路を構成する長尺状の部材である。
図2に、高電圧ハーネス本体30の構成を示す。
図2に示すように、高電圧ハーネス本体30は、絶縁電線36を備える。絶縁電線36は、導電性を有する芯線32と、芯線32の外周を囲うとともに絶縁性を有する絶縁被覆34とを備える。芯線32は、たとえば、複数の金属素線を撚り合わせて構成された撚線としてもよい。またたとえば、芯線32は、単一の導体によって構成された単芯線としてよい。絶縁被覆34は、たとえば、芯線32の外周面を周方向全周にわたって被覆している。絶縁被覆34は、たとえば、絶縁性を有する樹脂材料により構成されている。
高電圧ハーネス本体30は、絶縁電線36を囲むコルゲートチューブ40を備える。コルゲートチューブ40の外周面は、高電圧ハーネス本体30の外周面を構成する。コルゲートチューブ40は、可撓性を有することから、容易に屈曲可能である。コルゲートチューブ40は、その長さ方向に沿って環状凹部42と環状凸部44とが交互に連なって設けられた蛇腹構造を有する。環状凹部42および環状凸部44の各々は、コルゲートチューブ40の周方向に沿って1周する環状をなしている。コルゲートチューブ40の材料としては、たとえば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂を用いることができる。
「プロテクタについて」
図3に、高電圧ワイヤハーネス10のうちのプロテクタ60近傍を拡大して示す。プロテクタ60には、クリップ100が取り付けられている。クリップ100には、低電圧ワイヤハーネスを構成する低電圧ハーネス本体50が嵌め込まれている。これにより、低電圧ハーネス本体50は、プロテクタ60に固定される。なお、低電圧ハーネス本体50は、低電圧バッテリによって供給される電力を伝送する電気経路を構成する。低電圧ワイヤハーネスは、低電圧ハーネス本体50に加えて、コネクタ等を備えている。プロテクタ60は、樹脂製である。プロテクタ60の材料は、たとえば、ポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ABS樹脂などの合成樹脂等であってもよい。
図4に示すように、プロテクタ60は、ベース部材70と蓋部90とを備える。ベース部材70は、底板部72と、底板部72のうち長さ方向に直交する方向の両側に設けられた側壁74と、を備える。ここで、長さ方向とは、プロテクタ60に高電圧ハーネス本体30の一部が収容された状態における高電圧ハーネス本体30の長さ方向と一致する。高電圧ハーネス本体30の長さ方向とは、高電圧ハーネス本体30内の電流の流れる方向である。底板部72、一対の側壁74、および蓋部90によって区画される空間に、高電圧ハーネス本体30の一部が収容される。すなわち、高電圧ハーネス本体30の長さ方向に直交する断面において、高電圧ハーネス本体30の外周は、全て、プロテクタ60によって囲まれている。すなわち、同断面において、高電圧ハーネス本体30の中心から径方向に放射状に延ばした半直線は、かならずプロテクタ60を横切る。
底板部72および側壁74のうち、長さ方向の両端部には、リブ78が設けられている。リブ78は、コルゲートチューブ40が備える互いに隣接する環状凸部44同士の間に配置される。
側壁74には、雌部76が設けられている。雌部76には、蓋部90の雄部92が嵌め込まれる。雌部76に雄部92が嵌め込まれることによって、ベース部材70に蓋部90が固定される。これにより、プロテクタ60から蓋部90が取り除かれることによって形成される開口部が封鎖される。
側壁74のうちの長さ方向の両端部には、クリップ100を嵌め込むための挿入孔80が形成されている。ベース部材70には、長さ方向に直交する方向に突出して、固定用突出部82が結合されている。
図5に示すように、ベース部材70のうち蓋部90に対向する面とは逆側の面には、固定用突起84,86が設けられている。固定用突起84,86は、車両Vの床部Fに設けられた穴に嵌め込まれることによって、プロテクタ60を車体に固定する部材である。固定用突起84は、固定用突出部82に設けられている。固定用突起86は、ベース部材70の長さ方向の端部に設けられている。また、ベース部材70には、車体に接触するリブ88が設けられている。リブ88は、床部Fに接触する。
図6に、クリップ100の構成を示す。クリップ100は、リング状の収容部102と、挿入部104と、を備える。収容部102には、低電圧ハーネス本体50の一部が収容される。すなわち、低電圧ハーネス本体50の長さ方向に直交する断面において、低電圧ハーネス本体50の外周面の全周が、収容部102によって囲まれる。換言すれば、同断面において、低電圧ハーネス本体50の中心から径方向に延びる半直線は、必ず収容部102を貫く。
挿入部104は、先端部ほど細くなる形状である先細り形状を有する。挿入部104は、挿入方向Diに直交する断面の断面積が拡大縮小可能となっている。挿入部104が、挿入孔80に嵌め込まれるときには、一旦、同断面積が縮小する。そして、挿入部104が挿入孔80に嵌め込まれると、同断面積が拡大する。拡大したときの同断面積は、挿入孔80の開口面積よりも大きい。したがって、クリップ100がプロテクタ60から外れることが抑制される。
「本実施形態の作用および効果」
高電圧ワイヤハーネス10は、高電圧ハーネス本体30に加えて、プロテクタ60を備える。プロテクタ60は、固定用突起84,86が車体の穴に嵌め込まれることによって、車体に固定される。これにより、高電圧ハーネス本体30が車体に固定される。換言すれば、高電圧ワイヤハーネス10のうちの一部が車体に固定される。
また、低電圧ハーネス本体50は、クリップ100によってプロテクタ60に固定される。これにより、低電圧ハーネス本体50がプロテクタ60に固定される。換言すれば、高電圧ワイヤハーネス10に、低電圧ハーネス本体50を備える低電圧ワイヤハーネスが固定される。これにより、低電圧ハーネス本体50を車両に固定することに起因して、車体と接触するスペースをさらに確保する要求が生じることを抑制できる。したがって、ワイヤハーネスを車両に固定するスペースが限られる場合であっても、高電圧ワイヤハーネス10および低電圧ワイヤハーネスを車両に固定することが可能となる。
以上説明した本実施形態によれば、さらに以下に記載する作用および効果が得られる。
(1)低電圧ハーネス本体50をプロテクタ60に固定する部材として、クリップ100を採用した。クリップ100は、挿入方向Diに直交する断面の断面積が拡大および縮小可能な挿入部104を備える。そのため、プロテクタ60の挿入孔80にクリップ100を挿入するのみで、クリップ100をプロテクタ60に固定できる。したがって、クリップ100をプロテクタ60に固定するための構造を簡素化することができる。
(2)プロテクタ60にクリップ100を嵌め込む挿入孔80を複数箇所設けた。これにより、低電圧ハーネス本体50は、複数箇所でプロテクタ60に固定される。そのため、プロテクタ60が挿入孔80を1つのみ備える場合と比較して、低電圧ハーネス本体50をより確実に固定することができる。
(3)プロテクタ60の長さ方向の両端部に、挿入孔80を設けた。そのため、それら各挿入孔80にクリップ100を嵌め込むことによって、低電圧ハーネス本体50の変位を確実に規制する領域を極力大きくすることができる。
(4)プロテクタ60に、車体に接触するリブ88を備えた。床部F等の車体の表面は複雑な起伏を有する傾向がある。そのため、ベース部材70の1つの面を車体の面に面接触させることは困難となることがある。そこで、本実施形態では、高電圧ハーネス本体30に、車体に接触するリブ88を備えた。これにより、床部Fに起伏がある場合であっても、高電圧ハーネス本体30を車体に固定できる。
(5)高電圧ハーネス本体30は、コルゲートチューブ40を備える。また、プロテクタ60のうちの高電圧ハーネス本体30に対向する内周面にリブ78を備えた。そのため、プロテクタ60に高電圧ハーネス本体30が収容されると、コルゲートチューブ40の外周において隣接する環状凸部44にリブ78が挟まれる。これにより、高電圧ハーネス本体30が長さ方向に変位しようとすると、リブ78がコルゲートチューブ40の環状凸部44に接触する。そのため、高電圧ハーネス本体30が長さ方向に変位することが抑制される。
(6)プロテクタ60に、固定用突出部82を備えた。これにより、固定用突出部82を備えない場合と比較して、プロテクタ60を車体に固定する箇所の自由度を高めることができる。そのため、車体におけるワイヤハーネスの固定箇所の制約に応じつつもプロテクタ60を車体に確実に固定できる。
また、固定用突出部82に固定用突起84を設けることにより、固定用突出部82を設けない場合と比較して、ベース部材70に設ける一対の固定用突起84,86間の距離を大きくすることができる。したがって、プロテクタ60を車体により強固に固定することができる。
<対応関係>
上記「本開示の実施形態の説明」における事項と、上記「本開示の実施形態の詳細」の欄に記載した事項との対応関係は、次の通りである。以下では、「本開示の実施形態の説明」の欄に記載した番号毎に、対応関係を示している。[1]第1ハーネス本体は、高電圧ハーネス本体30に対応する。第1固定部材は、プロテクタ60に対応する。取り付け部は、挿入孔80に対応する。第2固定部材は、クリップ100に対応する。第2ハーネス本体は、低電圧ハーネス本体50に対応する。[2]挿入部は、挿入部104に対応する。[3,4]挿入孔80が2箇所設けられていることに対応する。[5]リブは、リブ88に対応する。[6]コルゲートチューブは、コルゲートチューブ40に対応する。リブは、リブ78に対応する。
<その他の実施形態>
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態および以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
「第1ハーネス本体、第2ハーネス本体について」
・高電圧ハーネス本体30を構成するコルゲートチューブ40としては、樹脂製に限らない。たとえば金属製であってもよい。
・高電圧ハーネス本体30が、コルゲートチューブ40を備えることは必須ではない。たとえば、第1ハーネス本体が、表面に凹凸がない樹脂製のパイプを備えてもよい。またたとえば、第1ハーネス本体が、表面に凹凸がない金属製のパイプを備えてもよい。
・第1ハーネス本体が、高電圧ハーネス本体30であることは必須ではない。たとえば、低電圧ハーネス本体50であってもよい。
・第2ハーネス本体が、低電圧ハーネス本体50であることは必須ではない。たとえば、高電圧ハーネス本体30であってもよい。
・第1ハーネス本体と第2ハーネス本体との2つのうちのいずれか1つが、高電圧ハーネス本体30であって且つ、残りの1つが低電圧ハーネス本体50であることは必須ではない。たとえば第1ハーネス本体と第2ハーネス本体との双方とも、高電圧ハーネス本体であってもよい。
「取り付け部について」
・挿入孔80が、プロテクタ60の長さ方向の両端部に形成されることは必須ではない。また、挿入孔80の数が2つであることも必須ではない。
・取り付け部は、挿入部104が挿入されることによって抜けなくなる口径の挿入孔80を有することは必須ではない。たとえば、取り付け部が、ボルトの締結孔を有してもよい。これは、たとえば、下記「第2固定部材について」の欄に記載したクリップ110に適用して好適である。
「第1固定部材について」
・上記実施形態では、2個の固定用突起84,86を備えるプロテクタ60を例示したが、第1固定部材が、車体に固定するための部材を2個備えることは必須ではない。たとえば、第1固定部材が、車体に固定するための部材を3個以上備えてもよい。またたとえば、第1固定部材が、車体に固定するための部材を1個のみ備えてもよい。その場合であっても、たとえば車体の起伏の形状等によっては、その起伏を第1固定部材の変位を規制する部材として利用することによって、第1固定部材を車体に強固に固定することは可能である。
・第1固定部材が、車体に接触するリブ88を備えることは必須ではない。
・上記実施形態では、ベース部材70と蓋部90とを備えるプロテクタ60を例示したが、第1固定部材が、互いに分離可能なベース部材と蓋部とを備えることは必須ではない。たとえば、ベース部材と蓋部90とがヒンジ機構によって連結された部材であってもよい。
・第1固定部材が、蓋部を備えることによって、第1ハーネス本体を収容する収容空間を開閉可能な部材であることは、必須ではない。たとえば、第1固定部材は、蓋部を備えることなく、第1ハーネス本体を挿入する挿入孔が設けられている部材であってもよい。
・上記実施形態ではベース部材70に限ってリブ78を設けたが、これに限らない。たとえば、蓋部90にもリブを設けてもよい。またたとえば、ベース部材70には、リブ78を設けないものの、蓋部90にはリブを設けてもよい。
・第1固定部材が樹脂製であることは必須ではない。たとえば金属製であってもよい。
・第1固定部材が接触する車体としては、床部Fに限らない。
・第1固定部材が、車両Vの内部に配置されることは必須ではない。たとえば床部Fのうちの車両Vの外側に接触して固定されるものであってもよい。
「第2固定部材について」
・第2固定部材であるクリップとしては、図6に例示した構成の部材に限らない。たとえば、図7Aに例示するクリップ110であってもよい。図7Aに示すクリップ110は第1挿入孔112および第2挿入孔114を備える。そして、図7Bに示すように、第1挿入孔112および第2挿入孔114にボルト120を貫通させて第1固定部材に締結することによって、低電圧ハーネス本体50を収容する収容孔116が形成される。
「ワイヤハーネスの用途について」
・高電圧ワイヤハーネスが、高電圧バッテリ12とインバータ14とを電気的に接続する電気経路を構成することは必須ではない。たとえば、モータジェネレータ16とインバータ14とを電気的に接続する電気経路を構成してもよい。これは、たとえば車両Vの前部にモータジェネレータ16を配置するとともに、車両Vの後部にインバータ14および高電圧バッテリ12を配置することによって実現できる。
・高電圧ワイヤハーネスが、1つの電気経路を構成することは必須ではない。たとえば、高電圧バッテリと、2つのインバータとを電気的に接続するY字状の電気経路を構成してもよい。
「ワイヤハーネスの配置について」
・ワイヤハーネスが、車両Vの前部に配置された電子機器と車両Vの後部に配置された電子機器とを電気的に接続する経路を構成することは必須ではない。これは、たとえば、車両の前部にモータジェネレータを配置するとともに、車両Vの後部に高電圧バッテリおよびインバータを配置する構成において実現できる。すなわち、ワイヤハーネスによって、高電圧バッテリとインバータとを電気的に接続する電気経路を構成すればよい。その場合であっても、ワイヤハーネスにプロテクタを備えることにより、同プロテクタによってワイヤハーネスを固定できる。しかも、同プロテクタによって別のワイヤハーネスを固定することもできる。
・ワイヤハーネスの一部が車両の床下に配置されることは必須ではない。
「そのほか」
・今回開示された実施形態および変更例はすべての点で例示であって、本発明はこれらの例示に限定されるものではない。すなわち、本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 高電圧ワイヤハーネス
12 高電圧バッテリ
14 インバータ
16 モータジェネレータ
20 コネクタ
22 コネクタ
30 高電圧ハーネス本体
32 芯線
34 絶縁被覆
36 絶縁電線
40 コルゲートチューブ
42 環状凹部
44 環状凸部
50 低電圧ハーネス本体
60 プロテクタ
70 ベース部材
72 底板部
74 側壁
76 雌部
78 リブ
80 挿入孔
82 固定用突出部
84 固定用突起
86 固定用突起
88 リブ
90 蓋部
92 雄部
100 クリップ
102 収容部
104 挿入部
110 クリップ
112 第1挿入孔
114 第2挿入孔
116 収容孔
120 ボルト

Claims (6)

  1. 第1ハーネス本体と、車両に固定されて且つ前記第1ハーネス本体の少なくとも一部を収容する第1固定部材と、を備えるワイヤハーネスであって、
    前記第1ハーネス本体は、電気経路を構成する部材であり、
    前記第1固定部材は、取り付け部を備え、
    前記取り付け部には、第2固定部材が取り付けられ、
    前記第2固定部材は、前記第1ハーネス本体とは別の第2ハーネス本体を前記第1固定部材に固定するための部材であり、
    前記第2ハーネス本体は、前記ワイヤハーネスとは別のワイヤハーネスにおいて電気経路を構成する部材である、ワイヤハーネス。
  2. 前記取り付け部は、挿入孔を備え、
    前記第2固定部材は、前記第2ハーネス本体を前記第1固定部材に固定するクリップであり、
    前記クリップは、収容部、および挿入部を備え、
    前記収容部は、前記第2ハーネス本体の少なくとも一部が収容される部材であり、
    前記挿入部は、前記挿入孔に嵌め込まれる部材である、請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記取り付け部は、前記第1固定部材に設けられた複数の取り付け部のうちの一つである、請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記複数の取り付け部は、前記第1固定部材のうちの前記第1ハーネス本体の長さ方向の両端部に設けられている、請求項3に記載のワイヤハーネス。
  5. 前記第1固定部材は、車体に接触するリブを備える、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
  6. 前記第1ハーネス本体は、コルゲートチューブを備え、
    前記第1固定部材は、前記第1ハーネス本体に対向する内周面にリブを有している、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイヤハーネス。
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