JP7478495B1 - 車椅子移動支援具 - Google Patents

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Abstract

比較的簡易な構造で多様な車椅子に取付可能な車椅子移動支援具を提供する。パイプフレーム(2)及び取付部材(5)で構成される。パイプフレーム(2)は、第1のパイプフレーム(2a)、第2のパイプフレーム(2b)及び挟着部材(3)から成り、第1のパイプフレーム(2a)と第2のパイプフレーム(2b)は一端において挟着部材(3)により固定される。第1のパイプフレーム(2a)と第2のパイプフレーム(2b)の他端にはそれぞれ取付部材(5a)と取付部材(5b)が設けられる。取付部材(5)は、把持部と挟着部により車椅子のレッグパイプを挟着し、位置調整ナットを用いて固定する。レッグパイプとパイプフレーム(2)の軸方向との間の角度は75~85°である。第1のパイプフレーム(2a)又は第2のパイプフレーム(2b)を構成する繋ぎ手フレームと握り部フレームはそれぞれ継手部材を用いて略直角に接続される。

Description

本発明は、幅広いタイプの車椅子に取付可能な移動支援具に関するものである。
東日本大震災のような大規模な緊急避難が必要な場合や、砂地、雪道、砂利道、泥沼地などの不整地における移動、登り坂における移動など、車椅子の後方の握り部(グリップ)を押して移動するのは非常に困難である。また、災害時に限らず日常生活や旅行などの場合においても、段差や登り坂などが存在する場所での利用に不便を感じるユーザは多い。
車椅子の移動支援具は、緊急避難が必要な時に、一般の車椅子に簡便かつ短時間で取り付けられることが必要とされる。
また、通常時、車椅子の移動支援具は、スペースをとらずに収納できることが要求される。
そこで、本発明者は既に、車椅子の左右のフロントパイプ又は左右のレッグパイプの何れかに、挟着させて着脱自在に取付ける一対の取付部材と、一対の取付部材が両端部に設けられたコ字状のパイプフレームから成る車椅子移動支援具を提案している(特許文献1を参照)。かかる車椅子移動支援具において、パイプフレームは車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの軸方向に対して略直角に取り付けられる。
車椅子移動支援具を車椅子に取り付けた場合の持ち手の適切な高さは、使用者の身長などによって異なるが、特許文献1の車椅子移動支援具では、取付角度を調節する機構は有していないため、取付対象となる車椅子のフロントパイプやレッグパイプの傾斜による影響を受けることになる。しかしながら、車椅子は一般的な車椅子の他に競技用のものなど多様な種類が存在し、更にはオーダーメイドで作製される車椅子も存在する。そのため、フロントパイプやレッグパイプの形状や幅などは、車椅子によって多種多様である。
したがって、多様な形状を有する車椅子に対して、ユーザの望む適切な角度で取り付けることのできる車椅子移動支援具が望まれている。
国際公開パンフレットWO2013/171949
上記状況に鑑みて、本発明は、比較的簡易な構造で多様な車椅子に取付可能な車椅子移動支援具を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明の車椅子移動支援具は、車椅子の左右のフロントパイプ又は左右のレッグパイプの何れかに、挟着させて着脱自在に取付ける一対の取付部材と、一対の取付部材が両端部に設けられたコ字状のパイプフレームから成る車椅子移動支援具において、取付部材によりフロントパイプ又はレッグパイプに取り付けた際に、フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向との間の角度が75~85°である。
従来、車椅子は介助者が後方から押すことによって、移動を補助できるように構成されている。しかしながら、車椅子での災害時等の緊急避難や、車椅子の不整地走行や登り坂における走行の場合、車椅子の後方から両手で押すだけでは、移動が困難である場合が多い。
本発明の車椅子移動支援具は、車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの何れかに、挟着させて着脱自在に取付け可能な取付部材を両端部に備えたパイプフレームを持ち上げた上で牽引することにより、車椅子を人力車のように牽引し、車椅子での災害時等の緊急避難や、車椅子の不整地走行や登り坂における走行移動を容易に支援する。また、災害時に限らず日常生活や旅行などの場合においても、段差や登り坂などが存在する場所での利用が容易となる。
コ字状のパイプフレームとは、2本の並行のパイプフレームとそれらを直交する方向で接続するパイプフレームから成り、平面図でコ字状の形状を呈するパイプフレームである。
フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向との間の角度は75~85°であるが、より好ましくは80°である。なおここでの「角度」は、「夾角」のことであり、図10(2)に示す角度θを指す。
フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向が略直角ではなく、所定の傾斜が設けられることにより、取付対象となる車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプに傾斜が設けられている場合でも、フロントパイプ又はレッグパイプの傾斜による影響を緩和して、パイプフレームを略水平に近い状態に取り付けたり、ユーザの身長・体形やユーザの好み等に合わせて持ち手の高さを自在に調整することが可能である。
図18は車椅子の説明図を示す。一般に車椅子にはフットプレート14やレッグベルト26を支持するためにレッグパイプ12が設けられる。また、レッグパイプ12やアームパイプ15はフロントパイプ11により支持される。本明細書では、図18に示すレッグパイプ12のように、車椅子の前方に向けて下方に傾斜するレッグパイプを「後傾型」、車椅子の後方に向けて下方に傾斜するレッグパイプを「前傾型」と呼ぶ。また、以下において、車椅子に着座した者から見て右側のレッグパイプを「右レッグパイプ」、左側のレッグパイプを「左レッグパイプ」とも呼ぶ。
一対の取付部材は、フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向との間の角度が75~85°となるように設けられるため、本発明の車椅子移動支援具の上下を反転させると、一対の取付部材は、フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向との間の角度が95~105°となるように設けられたことと同様となる(図10(1)参照)。このように、本発明の車椅子移動支援具をリバーシブルな構成とすることで幅広いタイプの車椅子に対して、ユーザのニーズに合わせた取付が可能となる。
本発明の車椅子移動支援具において、取付部材は、パイプフレームの端部に内側に屈曲して形成された挟着部と、該挟着部の前方であってパイプフレームの端部に内側に屈曲して付設された把持部を備え、把持部又は挟着部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を把持し、挟着部又は把持部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接することが好ましい。すなわち、把持部がパイプの一部分を把持する場合は、挟着部がパイプの一部分を圧接し、挟着部がパイプの一部分を把持する場合は、把持部がパイプの一部分を圧接する。
これにより、車椅子移動支援具を、車椅子に簡便に短時間で取り付け・取り外しすることができる。
本発明の車椅子移動支援具において、把持部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を把持し、挟着部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接する場合は、挟着部がパイプフレームの周囲に設けられたネジ山と螺接する位置調整ナットと当接し、該位置調整ナットをパイプフレームの軸心を回転軸として回転させることで、挟着部がパイプフレームの軸心に沿って移動し、車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接することが好ましい。これにより、取り付け・取り外しの利便性が向上する。
本発明の車椅子移動支援具は、把持部又は挟着部が、トグルクランプを用いてパイプフレームに取り付けられることでもよい。トグルクランプを用いて取り付けられることにより、誰でもワンタッチで容易に挟着又は解除が可能となる。把持部にトグルクランプが用いられる場合は、例えば、フック型のトグルクランプが連結され、挟着部がパイプの一部分を把持し、把持部がパイプの一部分を圧接する。また、挟着部にトグルクランプが用いられる場合は、例えば、横押型のトグルクランプが連結され、把持部がパイプの一部分を把持し、挟着部がパイプの一部分を圧接する。
本発明の車椅子移動支援具において、パイプフレームは、略直線状の一対の繋ぎ手フレームと、略直線状の一対の握り部フレームと、一対の握り部フレームを両端内部で接続する挟着部材と、繋ぎ手フレームと握り部フレームを直角に繋ぐ一対の継手部材を備えることが好ましい。これにより、強度を確保しつつ、握り部フレームの略直線状の部位を長く設けることができ、車椅子の左右のフロントパイプ間又はレッグパイプ間の多様なサイズに対応できる。
挟着部材は、両端を留め具などにより固定することでもよい。
本発明の車椅子移動支援具において、握り部フレームの端部近傍の外周面に凸部が設けられ、挟着部材は、握り部フレームに外嵌する円筒形状で、外周面の中央にグリップ部、外周面の両端に雄螺子部、内周面に凸部と係合する複数の凹部が設けられる挟着部材本体と、雌螺子部が設けられた一対の留め具を備え、円筒形状は、2つの半円筒部材がヒンジ部を介して開閉自在に連結されることが好ましい。
凸部と凹部が係合する構成とされることにより、一対の握り部フレーム安定的に固定できる。また、凹部が複数設けられることにより、凸部を係合させる凹部を適宜調整して、繋ぎ手フレーム相互間の幅を自在に調整できる。したがって、複数の凹部は、所定間隔毎に設けられることが好ましい。
留め具に設けられた雌螺子部は、挟着部材本体に設けられた雄螺子部と螺合する構造である。
本発明の車椅子移動支援具は、2つの半円筒部材の間に弾性部材が設けられ、挟着部材本体に外力が加わらない状態で、半円筒部材が開いた状態となることが好ましい。半円筒部材が開いた状態が基本的な状態となることで、半円筒部材が閉じられた略円筒形状の状態のまま、握り部フレームを挿通して取り付けてしまうことにより、凸部等が破損・脱落することを防止できる。弾性部材は2つの半円筒部材を連結するように設けられていればよく、例えばヒンジ部に設けられてもよい。弾性部材としては、例えばバネが用いられる。
本発明の車椅子移動支援具において、繋ぎ手フレームは、断面形状が長円形状若しくは楕円形状、又は凹部若しくは凸部が設けられた形状であり、かつ複数の径の異なるパイプフレーム部材から成り、各段のパイプフレーム部材が入子式となっており、多段のパイプフレーム部材が直線的に伸縮して長さが調整できることでもよい。断面形状が長円形状若しくは楕円形状、又は凹部若しくは凸部が設けられた形状とされることにより、入子式となったパイプフレーム部材が不意に回動することを防止できる。凹部若しくは凸部は、例えば入子式となったパイプフレーム部材の外側のパイプフレームに凹部、内側のパイプフレームに凸部を設け、当該凹凸部が嵌合するように設けてもよいし、内側のパイプフレームに凹部、外側のパイプフレームに凸部を設け、当該凹凸部が嵌合するように設けてもよい。
長さ調整の機構については、例えば2本の径が異なるパイプフレームで構成される場合、一方のパイプフレームの内径と他方のパイプフレームの外径が略同じで、一方のパイプフレームの管内を他方のパイプフレームがスライド移動できるように構成する。なお、パイプフレームは、軽量の樹脂や金属などから成る。パイプ状にすることにより軽量にできる。
本発明の車椅子移動支援具において、握り部フレームは、断面形状が長円形状又は楕円形状であることでもよい。握り部フレームについて、断面形状が長円形状又は楕円形状とされることにより、握り易さが向上する。また、握り部フレームに別の部材を係合又は係着する際の安定性を向上できる。
本発明によれば、比較的簡易な構造で多様な車椅子に取り付けられるといった効果を有する。
実施例1の車椅子移動支援具の平面図 実施例1の車椅子移動支援具の構成説明図 挟着部材本体の説明図 挟着部材の取付説明図 挟着部材及び握り部フレームの機能説明図 パイプフレームの機能説明図 継手部材の説明図 第1の支援部材の取付部材の説明図 第2の支援部材の取付部材の説明図 実施例1の取付部材の取付イメージ図 実施例1の取付部材の平面図 実施例1の把持部及び挟着部による挟着イメージ図 実施例1の繋ぎ手フレームの断面イメージ図 実施例1の繋ぎ手フレームの機能説明図 実施例1の車椅子移動支援具の使用イメージ図 実施例2の繋ぎ手フレームの断面イメージ図 実施例3の取付部材の平面図 車椅子の説明図
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、本発明の範囲は、以下の実施例や図示例に限定されるものではなく、幾多の変更及び変形が可能である。
図1は、実施例1の車椅子移動支援具の平面図を示している。図1に示すように、実施例1の車椅子移動支援具1は、パイプフレーム2及び取付部材5で構成される。具体的には、パイプフレーム2は、第1のパイプフレーム2a、第2のパイプフレーム2b及び挟着部材3から成り、第1のパイプフレーム2aと第2のパイプフレーム2bは一端において挟着部材3により固定される。また、取付部材5は、取付部材(5a,5b)から成る。第1のパイプフレーム2aと第2のパイプフレーム2bの他端にはそれぞれ取付部材(5a,5b)が設けられる。
図2は、実施例1の車椅子移動支援具の構成説明図を示している。図2に示すように、車椅子移動支援具1は、図1に示す挟着部材3を取り外すことで、第1の支援部材1aと第2の支援部材1bに分解できる。挟着部材3は、挟着部材本体30と留め具(31a,31b)に分解され、図2では留め具31aは握り部フレーム3aの外面上に、留め具31bは握り部フレーム3bの外面上に、それぞれ遊嵌されている。
第1のパイプフレーム2aは、握り部フレーム3a、繋ぎ手フレーム4a及び継手部材9aで構成される。取付部材5aは把持部6a、挟着部7a及び位置調整ナット8aを備える。繋ぎ手フレーム4aは、外パイプフレーム42aの内側に内パイプフレーム41aが嵌挿され、長さを自在に調整した上で留め具32aを用いて固定できる。内パイプフレーム41aと握り部フレーム3aの一端は継手部材9aを用いて略直角に接続される。接続には螺子等の留め具(図示せず)を用いている。握り部フレーム3aの他端近傍にはストッパーリング33aが設けられる。
同様に、第2のパイプフレーム2bは、握り部フレーム3b、繋ぎ手フレーム4b及び継手部材9bで構成される。取付部材5bは把持部6b、挟着部7b及び位置調整ナット8bを備える。繋ぎ手フレーム4bは、外パイプフレーム42bの内側に内パイプフレーム41bが嵌挿され、長さを自在に調整した上で留め具32bを用いて固定できる。内パイプフレーム41bと握り部フレーム3bの一端は継手部材9bを用いて略直角に接続される。接続には螺子等の留め具(図示せず)を用いている。握り部フレーム3bの他端近傍にはストッパーリング33bが設けられる。
このように、第1の支援部材1aと第2の支援部材1bは、上下に線対称となっている以外は同様の構造であり、以下の第1の支援部材1aに関する説明は、特に限定のない限り、第2の支援部材1bにも当てはまるものとする。
図3は挟着部材本体の説明図であり、(1)は閉じた状態、(2)は開いた内側の状態を示している。図3(1)に示すように、挟着部材本体30は中央にグリップ30aが設けられ、両端に雄螺子部30bが設けられている。また図3(2)に示すように、挟着部材本体30は、ヒンジ部30dを介して開閉可能となっており、内部には複数の凹部30cが形成されストッパーリング(33a,33b)と係合する構造となっている。図示しないがヒンジ部30dには弾性部材としてバネが内蔵されており、外力が加わらない状態では、図3(2)に示すように挟着部材本体30は開いた状態となっている。これは、挟着部材本体30を用いて握り部フレーム(3a,3b)を挟着した上で留め具(31a,31b)により固定することをユーザが認識しやすい構造としたものであり、ユーザが誤って挟着部材本体30を閉じた状態のまま、握り部フレーム(3a,3b)に外嵌することにより、ストッパーリング(33a,33b)が脱落したり、部材が破損したりすることを防止できる。
図4は、挟着部材の取付説明図であり、(1)は挟着部材本体を開いた状態、(2)は挟着部材本体を閉じ留め具固定前の状態、(3)は挟着部材本体を閉じ留め具固定後の状態、を示している。図4(1)に示すように、挟着部材3を用いて握り部フレーム(3a,3b)を固定する際には、まず開いた状態の挟着部材本体30の凹部30cに握り部フレーム(3a,3b)のストッパーリング(33a,33b)を係合させて位置決めする。
図5は、挟着部材及び握り部フレームの機能説明図であり(1)は左右のパイプフレームの間隔を小さくする場合、(2)は左右のパイプフレームの間隔を大きくする場合を示している。位置決めにおいて左右のパイプフレームの間隔を小さくしたい場合は、図5(1)に示すようにストッパーリング33aとストッパーリング33bの間隔が小さくなるように凹部30cに係合させる。これに対して、左右のパイプフレームの間隔を大きくしたい場合は、図5(2)に示すようにストッパーリング33aとストッパーリング33bの間隔が大きくなるように凹部30cに係合させる。
位置決めを行った後、図4(2)に示すように挟着部材本体30を閉じて握り部フレーム(3a,3b)を挟持する。留め具(31a,31b)の内面には図示しないが雌螺子部が設けられており、雄螺子部30bと留め具(31a,31b)をそれぞれ螺合して、図4(3)に示すように固定する。
図6は、パイプフレームの機能説明図であり、(1)は左右のパイプフレームの間隔を小さくした場合、(2)は左右のパイプフレームの間隔を大きくした場合を示している。図6(1)に示すように、取付対象となる車椅子の左右のレッグパイプ12間の幅Wが小さい場合は、左右のパイプフレームの幅Wを小さくした状態で固定でき、図6(2)に示すように、左右のレッグパイプ12間の幅Wが大きい場合は、左右のパイプフレームの幅Wを大きくした状態で固定できる。本実施例では左右のパイプフレームの最小幅がWであり300mm、最大幅がWであり480mmである。したがって、取付対象となる車椅子の左右のレッグパイプ12間の幅が300~480mmのものにつき取付可能であり、幅広い車椅子に利用できる。なお、本実施例において左右のパイプフレームの幅を300~480mmとしたのは、分解時の携行性を考慮したものであるため、例えば、子供用の車椅子などでは、300mm未満に調整可能な構成としてもよいし、これとは逆に、大型の車椅子などでは、480mmを超えるサイズに調整可能な構成としてもよい。
ここで、継手部材(9a,9b)を用いた固定構造について説明する。図7は、継手部材の説明図であり、(1)は実施例1のパイプフレーム、(2)は比較例のパイプフレームを示している。
図7(2)に示す比較例のパイプフレーム200では、1本のパイプを略直角に屈曲してそれぞれ第1のパイプフレーム200aと第2のパイプフレーム200bを形成しているため、屈曲部をある程度湾曲した形状として強度を確保する必要がある。これに対して、図7(1)に示す実施例1のパイプフレーム2では、内パイプフレーム41aと握り部フレーム3aは継手部材9aを用いて略直角に接続されている。同様に、内パイプフレーム41bと握り部フレーム3bについても継手部材9bを用いて略直角に接続されている。そのため、強度を確保しつつ握り部フレーム(3a,3b)の直線状の部位を比較例のパイプフレーム200よりも長く設けることが可能である。これにより、図7(1)及び(2)に示すように、第1のパイプフレーム200aと第2のパイプフレーム200bの間隔を最も小さくした場合の幅Wと、第1のパイプフレーム2aと第2のパイプフレーム2bの間隔を最も小さくした場合の幅Wを比較すると、実施例1のパイプフレーム2の方がより幅を小さくできることが分かる。
したがって、実施例1の構成とすることで幅広いサイズの車椅子に取付可能である。
次に、車椅子の構造と、取付部材の構造及び機能について説明する。図18は車椅子の説明図であり、フロントパイプ11とレッグパイプ12に関して、車椅子全体における位置を確認するためのものである。図18に示すように、一般に車椅子にはフットプレート14やレッグベルト26を支持するためにレッグパイプ12が設けられる。また、レッグパイプ12やアームパイプ15はフロントパイプ11により支持される。
取付部材(5a,5b)は車椅子に設けられた左右のフロントパイプ11又はレッグパイプ12に取り付けて固定する。本実施例では後傾型のレッグパイプ12に取り付けて固定する例を説明する。
図8は、第1の支援部材の取付部材の説明図であり、(1)は非挟着時、(2)は挟着時の状態をそれぞれ示している。図8(1)に示すように、第1の支援部材1aにおいて繋ぎ手フレーム4aの端部に取付部材5aが設けられる。図8(2)に示すように、取付部材5aは、把持部6aと挟着部7aにより車椅子の右側のレッグパイプ12を挟着し、位置調整ナット8aを用いて固定する構造である。レッグパイプ12は後傾型であるが、把持部6a及び挟着部7aが第1の支援部材1aの長手方向に対して直角に設けられるのではなく、傾斜を付けて設けられているため、挟着時においても第1の支援部材1aの前方が上方に上がり過ぎないように取り付けることが可能である。
図9は、第2の支援部材の取付部材の説明図であり、(1)は後傾型のレッグパイプに取り付けた場合、(2)は前傾型のレッグパイプに取り付けた場合をそれぞれ示している。図9(1)に示すように、第2の支援部材1bにおいて繋ぎ手フレーム4bの端部に取付部材5bが設けられ、取付部材5bは、把持部6bと挟着部7bにより車椅子の左側のレッグパイプ12を挟着し、位置調整ナット8bを用いて固定する構造である。第1の支援部材1aと同様に、把持部6b及び挟着部7bが第2の支援部材1bの長手方向に対して直角に設けられるのではなく傾斜を付けて設けられているため、挟着時においても第2の支援部材1bの前方が上方に上がり過ぎないように取り付けることが可能である。
ここで、取付部材に傾斜が設けられた機能について説明する。ユーザの身長・体形やユーザの好み等によっては、車椅子への取付時における握り部フレーム(3a,3b)の高さをより高くすることを望む場合もあれば、より低くすることを望む場合も存在する。ここではユーザは、車椅子移動支援具車椅子への取付時において握り部フレーム(3a,3b)がより水平となることを望んでいるものとする。
図10は、実施例1の取付部材の取付イメージ図であり、(1)は後傾型の右レッグパイプへの取付イメージ、(2)は前傾型の右レッグパイプへの取付イメージをそれぞれ示している。なおここでは説明の便宜上、パイプフレームや取付部材の形状をデフォルメしている。
比較例の車椅子移動支援具では、レッグパイプ(12,12a)の軸方向に対して、略直角に取り付けられるため、図10(1)の破線に示すように、後傾型のレッグパイプ12に支援具を取り付けると、第1のパイプフレーム200aと第2のパイプフレーム200bの何れを取り付けても、パイプフレームの前方が上方へ上がり過ぎてしまうこととなる。
また、図10(2)の破線に示すように、前傾型のレッグパイプ12aに支援具を取り付けると、第1のパイプフレーム200aと第2のパイプフレーム200bの何れを取り付けても、パイプフレームの前方が下方へ下がり過ぎてしまうこととなる。
これに対して、実施例1の車椅子移動支援具1では、図10(1)に示すように、後傾型のレッグパイプ12に対しては、第1の支援部材1aを右レッグパイプに取り付け、第2の支援部材1bを左レッグパイプに取り付ける(図示せず)ことでパイプフレーム2を略水平に保つことができる。
また、図10(2)に示すように、前傾型のレッグパイプ12aに対しては、車椅子移動支援具1の上下を反転させて、第2の支援部材1bを右レッグパイプに取り付け、第1の支援部材1aを左レッグパイプに取り付ける(図示せず)ことで、パイプフレーム2を略水平に保つことができる。
具体的に、図9(2)では第2の支援部材1bを上下反転させて、前傾型のレッグパイプ12aに取り付けた状態を示している。この場合は第2の支援部材1bを車椅子の右側のレッグパイプ12aに取り付け、図示しないが、第1の支援部材1aを車椅子の左側のレッグパイプ12aに取り付ける。
前述のように、ここではユーザが、握り部フレーム(3a,3b)が略水平となることを望んでいる場合を例として説明したが、これとは異なり例えば、握り部フレーム(3a,3b)の高さをより高くすることを望んでいる場合は、後傾型のレッグパイプ12に取り付ける場合であっても、車椅子移動支援具1の上下を反転させて、第2の支援部材1bを右レッグパイプに取り付け、第1の支援部材1aを左レッグパイプに取り付けることで、握り部フレーム(3a,3b)の高さをより高くすることも可能である。
また、握り部フレーム(3a,3b)の高さをより低くすることを望んでいる場合は、前傾型のレッグパイプ12aに取り付ける場合であっても、第1の支援部材1aを右レッグパイプに取り付け、第2の支援部材1bを左レッグパイプに取り付けることで、握り部フレーム(3a,3b)の高さをより低くすることも可能である。
なお、図10(1)に示す第1のパイプフレーム2aの軸方向と、レッグパイプ12の軸方向との間の角度θは、100°であり、図10(2)に示す第2のパイプフレーム2bの軸方向と、レッグパイプ12aの軸方向との間の角度θは、80°である。
このように、実施例1の車椅子移動支援具1を用いることで、取付対象となる車椅子のレッグパイプの形状やユーザのニーズに柔軟に対応して取付できる。
図11は、実施例1の取付部材の平面図であり、(1)は非挟着時、(2)は挟着時を示している。図11(1)に示すように、第1の支援部材1aにおいて、取付部材5aは、把持部6aと挟着部7aと位置調整ナット8aを用いてレッグパイプ(図示せず)を挟み付け、レッグパイプを挟着できるようになっている。位置調整ナット8aは、繋ぎ手フレーム4aのパイプフレームの周囲に設けられたネジ山80を螺接し、位置調整ナット8aをパイプフレームの軸心を回転軸として回転させることでパイプフレームの長手方向に沿ってスライド移動する。位置調整ナット8aは、挟着部7aと当接しているため、位置調整ナット8aの移動に伴って、挟着部7aも移動する。かかる構造は第2の支援部材1bについても同様である。
図12は、実施例1の把持部及び挟着部による挟着イメージ図であり、(1)は実施例1の取付部材、(2)は比較例の取付部材を示している。図12(2)に示す比較例の取付部材50において、把持部60は略半円周の円弧に沿って湾曲する形状であり、レッグパイプ12の一部と嵌合して、レッグパイプ12を把持する。また、挟着部70は、レッグパイプ12の一部を圧接し、このようにして、把持部60と挟着部70とが、レッグパイプ12を挟着する。しかしながら、レッグパイプ12の径は車椅子の仕様によって異なるため、把持部60の内径と同じでない場合には、例えば図12(2)に示すように2つの接触箇所(P,P)において挟持されることになる。
これに対して、実施例1の取付部材5aでは、図12(2)に示すように把持部6a及び挟着部7aが何れも内側に屈曲して形成されるため、レッグパイプ12の径の違いをある程度吸収でき、かつ4つの接触箇所(P~P)において挟持でき、安定的な固定が可能となっている。本実施では、径が15mm~32mmのパイプに取付可能であるが、15mm未満のパイプに取付可能な構成としてもよいし、また32mmを超える径のパイプに取付可能な構成としてもよい。
次に、繋ぎ手フレームの内部構造について説明する。図13は、実施例1の繋ぎ手フレームの断面イメージ図であり、図2のA-A断面図を示している。また、図14は、実施例1の繋ぎ手フレームの機能説明図であり、(1)は実施例1の繋ぎ手フレーム、(2)は比較例の繋ぎ手フレームを示している。
図13に示すように、繋ぎ手フレーム4aは、外パイプフレーム42aの内側に内パイプフレーム41aが嵌挿されている。外パイプフレーム42aと内パイプフレーム41aの断面形状は何れも長円形状となっている。図14(2)に示す比較例の繋ぎ手フレーム40では、外パイプフレーム420aと内パイプフレーム410aの断面形状が何れも略円形状であるため、内パイプフレーム410aが不意に回動するという問題があった。これに対して、実施例1の繋ぎ手フレーム4aでは断面形状が略長円形状であるため、図14(1)に示すように、内パイプフレーム41aが不意に回動することのない構造となっている。
なお、パイプフレームの断面形状が長円形状や楕円形状である点に関しては、握り部フレーム(3a,3b)についても、例えば、繋ぎ手フレーム4aの外パイプフレーム42aのように断面形状が長円形状としてもよいし、楕円形状としてもよい。握り部フレーム(3a,3b)の断面形状を長円形状や楕円形状とすることにより、握り易さが向上し、また、握り部フレーム(3a,3b)や挟着部材3に別の部材を係合又は係着する際の安定性を向上できる。
図15は、実施例1の車椅子移動支援具の使用イメージ図であり、(1)は実施例1の車椅子移動支援具が取り付けられた車椅子の外観側面図、(2)はユーザによる使用状態の説明図を示している。
図15(1)に示すように、比較例の車椅子移動支援具100をレッグパイプ12に取り付けた場合は、支援具の前方が上方へ上がり過ぎてしまうが、車椅子移動支援具1は、取付部材(5a,5b)の挟着部位に傾斜が設けられているため、車椅子のレッグパイプ12に略水平に取り付けることが可能である。
これにより図15(2)に示すように、車椅子を牽引する人27は、パイプフレーム2で囲まれた場所に入り、握り部フレーム(3a,3b)のパイプフレーム又は挟着部材3を持ち上げることで容易に前輪21を持ち上げることができ、地、雪道、砂利道、泥沼地などの不整地走行や登り坂における車椅子の走行移動を支援できる。また、災害時等の車椅子の緊急避難の際に限られず、日常生活や旅行などの場合においても、安全で、素早く快適に移動できる。
なお図15では、把持部6と挟着部7がレッグパイプ12を挟み込むようになっているが、例えば車椅子移動支援具1を上下反転させて、フロントパイプ11に取り付けても構わない。
図16は、実施例2の繋ぎ手フレームの断面イメージであり、内パイプフレームに(1)は凸部が形成された場合、(2)は凹部が形成された場合を示している。何れも実施例1における図2のA-A断面図と同様のイメージを示している。
図16(1)に示すように、繋ぎ手フレーム400は、外パイプフレーム42cの内側に内パイプフレーム41cが嵌挿されている。外パイプフレーム42cと内パイプフレーム41cの断面形状は何れも略円形状となっているが、外パイプフレーム42cには凹部44aが設けられ、内パイプフレーム41cには凸部43aが設けられている。凹部44aと凸部43aは嵌合するように設けられているため、入子式となったパイプフレーム部材が不意に回動することを防止できる。
また、図16(2)に示す繋ぎ手フレーム401は、外パイプフレーム42dの内側に内パイプフレーム41dが嵌挿されている。外パイプフレーム42dと内パイプフレーム41dの断面形状は何れも略円形状となっているが、外パイプフレーム42dには凸部43bが設けられ、内パイプフレーム41dには凹部44bが設けられている。凹部44bと凸部43bは嵌合するように設けられているため、入子式となったパイプフレーム部材が不意に回動することを防止できる。
図17は、実施例3の取付部材の平面図であり、(1)は挟着時、(2)は非挟着時を示している。図17(1)に示すように、実施例3の第1の支援部材101では、繋ぎ手フレーム402に取付部材51が設けられている。なお図17では、取付対象となるレッグパイプ又はフロントパイプの図示を省略している。また、なお、第2の支援部材についても上下に線対称となった状態で同様の構造となっている。
取付部材51は、繋ぎ手フレーム402の端部において内側に屈曲して形成された挟着部71と、挟着部71の前方であって繋ぎ手フレーム402の端部に内側に屈曲して付設された把持部61を備える。具体的には、繋ぎ手フレーム402の側面上にL字金具81dが留め具(図示せず)を用いて固定され、L字金具81dにはレバー81aが軸部81cを軸中心に回動自在に取り付けられている。レバー81aには把持部61が軸部81bを軸中心に回動自在に取り付けられている。
図17(1)に示す挟着状態を解除する際には、レバー81aを矢印の方向に移動させることで図17(2)に示す状態となり、挟着状態を解除できる。
また、レッグパイプ等を挟着する際には、挟着部71と把持部61の間にレッグパイプ等を配置した上で、図17(2)に示す状態から、レバー81aを矢印の方向に移動させることで図17(1)に示す状態となり、レッグパイプ等を挟着できる。
このように、取付部材51は、公知のフック型のトグルクランプと同様の構造を用いたものであり、梃子の原理を利用してレバー81aを操作できるため、挟着時又は解除時の何れにおいても、誰でも容易にワンタッチで操作できる。
本発明は、幅広いタイプの車椅子に取付可能な移動支援具として有用である。
1 車椅子移動支援具
1a,101 第1の支援部材
1b 第2の支援部材
2,200 パイプフレーム
2a,200a 第1のパイプフレーム
2b,200b 第2のパイプフレーム
3 挟着部材
3a,3b 握り部フレーム
4a,4b,40,400~402 繋ぎ手フレーム
5,5a,5b,50,51 取付部材
6a,6b,60,61 把持部
7a,7b,71 挟着部
8a,8b 位置調整ナット
9a,9b 継手部材
11 フロントパイプ
12,12a レッグパイプ
13 座シート
14 フットプレート
15 アームパイプ
16 クロスパイプ
17 肘あて
18 背バンド
19 バックレストパイプ
20 後輪(タイヤ)
21 前輪(キャスター)
22 ハンドリム
23 ブレーキレバー
24 ブレーキシュー
25 シャフトプレート
26 レッグベルト
27 車椅子を牽引する人
30 挟着部材本体
30a グリップ
30b 雄螺子部
30c,44a,44b 凹部
30d ヒンジ部
31a,31b,32a,32b 留め具
33a,33b ストッパーリング
41a~41d,410a 内パイプフレーム
42a~42d,420a 外パイプフレーム
43a,43b 凸部
80 ネジ山
81a レバー
81b,81c 軸部
81d L字金具
~P 接触箇所
~W
θ、θ 角度

Claims (9)

  1. 車椅子の左右のフロントパイプ又は左右のレッグパイプの何れかに、挟着させて着脱自在に取付ける一対の取付部材と、前記一対の取付部材が両端部に設けられたコ字状のパイプフレームから成る車椅子移動支援具において、前記パイプフレームは、略直線状の一対の繋ぎ手フレームと、略直線状の一対の握り部フレームと、一対の握り部フレームを両端内部で接続する挟着部材と、繋ぎ手フレームと握り部フレームを直角に繋ぐ一対の継手部材を備え、前記繋ぎ手フレームは、複数の径の異なるパイプフレーム部材から成り、各段のパイプフレーム部材が入子式となっており、多段のパイプフレーム部材が直線的に伸縮して長さが調整できることを特徴とする車椅子移動支援具。
  2. 前記握り部フレームの端部近傍の外周面に凸部が設けられ、
    前記挟着部材は、前記握り部フレームに外嵌する円筒形状で、外周面の中央にグリップ部、外周面の両端に雄螺子部、内周面に前記凸部と係合する複数の凹部が設けられる挟着部材本体と、雌螺子部が設けられた一対の留め具を備え、
    前記円筒形状は、2つの半円筒部材がヒンジ部を介して開閉自在に連結されることを特徴とする請求項に記載の車椅子移動支援具。
  3. 2つの前記半円筒部材の間に弾性部材が設けられ、前記挟着部材本体に外力が加わらない状態で、前記半円筒部材が開いた状態となることを特徴とする請求項に記載の車椅子移動支援具。
  4. 前記繋ぎ手フレームは、断面形状が長円形状若しくは楕円形状、又は凹部若しくは凸部が設けられた形状であことを特徴とする請求項1に記載の車椅子移動支援具。
  5. 前記握り部フレームは、断面形状が長円形状又は楕円形状であることを特徴とする請求項に記載の車椅子移動支援具。
  6. 請求項1~5の何れかに記載の車椅子移動支援具において、
    前記取付部材によりフロントパイプ又はレッグパイプに取り付けた際に、フロントパイプ又はレッグパイプの軸方向とパイプフレームの軸方向との間の角度が75~85°である椅子移動支援具。
  7. 請求項1~5の何れかに記載の車椅子移動支援具において、
    前記取付部材は、
    前記パイプフレームの端部に内側に屈曲して形成された挟着部と、該挟着部の前方であってパイプフレームの端部に内側に屈曲して付設された把持部を備え、
    前記把持部又は前記挟着部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を把持し、
    前記挟着部又は前記把持部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接することを特徴とする椅子移動支援具。
  8. 前記把持部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を把持し、前記挟着部が車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接する場合において、
    前記挟着部がパイプフレームの周囲に設けられたネジ山と螺接する位置調整ナットと当接し、該位置調整ナットをパイプフレームの軸心を回転軸として回転させることで、前記挟着部がパイプフレームの軸心に沿って移動し、車椅子のフロントパイプ又はレッグパイプの一部分を圧接することを特徴とする請求項に記載の車椅子移動支援具。
  9. 前記把持部又は前記挟着部が、トグルクランプを用いてパイプフレームに取り付けられることを特徴とする請求項に記載の車椅子移動支援具。
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