JP7474579B2 - レーザ処理装置及びレーザビームのプロファイル測定方法 - Google Patents

レーザ処理装置及びレーザビームのプロファイル測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、レーザ処理装置及びレーザビームのプロファイル測定方法に関する。
基板上のアモルファスシリコン膜にエキシマレーザ光を照射することによって、結晶化し、ポリシリコン膜を形成する技術は、フラットパネルディスプレイ(FPD)の製造工程において、FPDの性能を左右する重要な位置付けになっている。レーザ処理装置では、基板にレーザビームを照射する前に、カメラでレーザビームのプロファイル測定を行い、レーザビームの強度分布や形状を確認している。
特開2018-060888号公報
プロファイル測定においては、カメラの上方に設けられたスリットをビーム長より開いた位置まで全開にする。そして、カメラをビーム長分スキャン動作することにより、ビーム全長のプロファイルを測定する。レーザビームは、カメラの受光面に焦点があるため、チャンバー下部にレーザビームが照射されてもエネルギー密度は小さく、短時間での影響は少ない。しかしながら、長時間、チャンバー下部にレーザビームが照射されると、パーティクルを発生させる要因の1つとなる。また、カメラのカバーの変形を引き起こすこともある。これにより、レーザビームのプロファイル測定に悪影響を及ぼすことになる。したがって、カメラの受光面以外には、レーザビームが照射されないことが望ましい。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
一実施の形態にかかるレーザ処理装置は、基板搬送用のステージ;前記ステージの上方に位置し、前記基板に照射するためのレーザビームを生成するレーザ生成部;前記レーザ生成部の下方に位置し、前記レーザビームの一部を遮蔽するための複数の遮光板;および前記複数の遮光板の間のスリットを通過した前記レーザビームのプロファイルを測定する測定部、ここで、前記測定部は、移動可能であり、前記複数の遮光板は、前記測定部の移動に伴い、前記スリットが前記測定部と平面視において重なるように移動可能である。
前記一実施の形態によれば、レーザビームのプロファイル測定に及ぼす悪影響を抑制することができるレーザ処理装置及びレーザビームのプロファイル測定方法を提供することができる。
実施形態に係るレーザ処理装置の構成を例示した断面図である。 実施形態に係るレーザ処理装置の構成を例示した断面図であり、図1のII-II線の断面を示す。 実施形態1に係るレーザ処理装置の構成を模式的に例示した斜視図である。 実施形態1のレーザ処理装置のスリット部を例示した図である。 比較例に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示したフローチャート図である。 比較例に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 比較例に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示したフローチャート図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。 実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザ処理方法を例示したフローチャート図である。 実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した断面図であり、処理対象をレーザ処理する場合を示す。 実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した上面図であり、処理対象をレーザ処理する場合を示す。 実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した断面図であり、レーザビームのプロファイルを測定する場合を示す。
説明の明確化のため、以下の記載及び図面は、適宜、省略、及び簡略化がなされている。また、各図面において、同一の要素には同一の符号が付されており、必要に応じて重複説明は省略されている。
(実施形態1)
<レーザ処理装置の構成>
実施形態1に係るレーザ処理装置を説明する。本実施形態に係るレーザ処理装置は、例えば、アモルファスシリコン膜が形成された基板にレーザビームを照射し、基板上にポリシリコン膜を形成するエキシマレーザアニール(Excimer Laser Anneal)装置である。なお、レーザ処理装置は、レーザビームを照射するレーザ処理を行うものであれば、エキシマレーザアニール装置に限らず、例えば、基板から半導体膜を剥離するレーザ剥離装置等でもよい。また、処理対象は、アモルファスシリコン膜が形成された基板に限らない。
本実施形態に係るレーザ処理装置は、処理対象にレーザ処理を行う前に、レーザビームの光軸に直交する断面のプロファイルを測定する。
図1及び図2は、実施形態に係るレーザ処理装置の構成を例示した断面図であり、図2は、図1のII-II線の断面を示す。図3は、実施形態1に係るレーザ処理装置の構成を模式的に例示した斜視図である。図1~図3では、図が煩雑にならないように、適宜、構成、符号を省略している。
図1~図3に示すように、レーザ処理装置1は、レーザ生成部10、スリット部20、チャンバー30、ステージ部40、測定部50、制御部60を備えている。レーザ処理装置1は、ステージ部40に配置させた処理対象70をレーザビーム11の集光部12に搬送させて、レーザ処理を行う。処理対象70は、例えば、アモルファスシリコン膜が形成されたガラス基板等の基板である。
なお、以下に示す図では、説明の便宜のため、適宜、XYZ直交座標系を用いている。Z軸方向は、鉛直上下方向であり、X軸方向は、処理対象70の搬送方向である。レーザ生成部10が生成するレーザビーム11の光軸に直交する断面は、Y軸方向に沿ってライン状に延びている。レーザ処理装置1は、処理対象70をX軸方向に搬送しながら、Y軸方向に沿ったライン状のレーザビーム11を処理対象70に照射する。以下で、まず、レーザ処理装置1の各構成を説明する。
<レーザ生成部>
レーザ生成部10は、例えば、基板に照射するためのレーザビーム11を生成する。レーザ生成部10は、例えば、エキシマレーザ光のレーザビーム11を生成し、処理対象70に対して照射する。なお、レーザ生成部10が生成するレーザビーム11は、エキシマレーザ光のレーザビーム11に限らず、目的のレーザ処理に応じたレーザビーム11を生成してもよい。レーザ生成部10は、ステージ部40の上方に位置する。
レーザ生成部10は、例えば、筐体14、ミラー15、封止窓16を有している。筐体14の内部にミラー15等の光学部材が配置されている。筐体14において、レーザビーム11の出射口に封止窓16が配置されている。図示しない光源からのレーザビーム11は、ミラー15で反射し、筐体14の下方に設けられた封止窓16を通って処理対象70へ向かう。
レーザ生成部10は、レーザビーム11の光軸に直交する断面が一方向にライン状に延びたレーザビーム11を生成する。レーザビーム11は、集光部12で集光されている。集光部12の光軸に直交する断面もライン状である。レーザ生成部10が処理対象70の照射面71に対して照射したレーザビーム11の照射スポットは、例えば、Y軸方向に延びたライン状である。なお、以下では、レーザビーム11の断面は、レーザビーム11の光軸に直交する断面を意味する。レーザビーム11の断面は、プロファイルを有している。プロファイルは、レーザビーム11の断面の形状及び強度を含む。
レーザ生成部10は、有線または無線の信号線等により制御部60に接続されてもよい。レーザ生成部10におけるレーザビーム11の照射開始及び停止は、制御部60により制御されてもよい。
<スリット部>
レーザ生成部10から出射したレーザビーム11は、スリット部20に入射する。スリット部20は、遮光部材21及び駆動部22を有している。遮光部材21は、レーザビーム11を通過させるスリット23を形成する。例えば、遮光部材21は、レーザビーム11の一部を遮蔽するための複数の遮光板21a及び21bを含む。遮光板21a及び21bは、Y軸方向に間隔を空けて配置されている。スリット23は、遮光板21a及び21bの間である。レーザビーム11のY軸方向の中央部が、複数の遮光板21a及び21bの間のスリット23を通して測定部50に入射される。遮光部材21は、駆動部22により、レーザビーム11を通過させるスリット23のY軸方向の幅を調整可能である。遮光部材21は、レーザ生成部10と、チャンバー30との間に配置されている。よって、複数の遮光板21a及び21bは、レーザ生成部10の下方に位置する。
レーザビーム11のプロファイル測定時には、遮光部材21は、レーザビーム11がスリット23を通過して、測定部50の受光面51を照射するように、スリット23の幅を調整される。また、遮光部材21は、レーザビーム11において受光面51を照射する部分以外の部分を遮光するように調整される。よって、レーザビーム11は、受光面51を照射する部分と、受光面51を照射する部分以外の部分と、を含む。
一方、処理対象70のレーザ処理時には、遮光部材21は、レーザビーム11のY軸方向の長さが所定の長さになるように、レーザビーム11のY軸方向の端部を遮光する。遮光部材21は、材質として、例えば、アルミニウム等の金属を含んでいる。アルミニウムは、レーザビーム11との反応を抑制することができる。
図4は、実施形態1のレーザ処理装置のスリット部を例示した図である。図4に示すように、スリット部20は、遮光部材21として、遮光板21a及び21bを有している。遮光板21a及び21bの間は、スリット23である。遮光板21a及び21bは、Y軸方向に延びたレール24に取り付けられている。駆動部22は、駆動部22a及び22bを有している。駆動部22aは、遮光板21aに取り付けられている。駆動部22bは、遮光板21bに取り付けられている。よって、駆動部22a及び22bは、それぞれ遮光板21a及び21bをレール24に沿ってY軸方向に移動させることができる。なお、遮光板21a及び21bを一つの駆動部22で移動させるようにしてもよい。
駆動部22(駆動部22a及び22b)は、例えば、モータ付きアクチュエータである。駆動部22は、信号線等により制御部60に接続されている。遮光部材21の移動は、制御部60に制御されている。
スリット部20は、筐体25を有してもよい。筐体25の内部に、遮光部材21及び駆動部22を配置してもよい。筐体25には、ガス導入口27及び排気口28が設けれ、窒素等の不活性ガスをガス導入口27から筐体25の内部に導入してもよい。また、導入した不活性ガスを排気口28から筐体25の外部へ排出させてもよい。筐体25の上面には、レーザビーム11が入射する開口部が設けられ、筐体25の下面には、レーザビーム11が出射する開口部が設けられている。レーザビーム11が入射する開口部は、封止窓16で封止される。レーザビーム11が出射する開口部は、封止窓26で封止される。
スリット部20において、スリット23を通過したレーザビーム11は、チャンバー30内に入射する。例えば、レーザ生成部10の封止窓16から出射したレーザビーム11は、スリット部20におけるスリット23を通過して、封止窓26から出射する。
<チャンバー>
スリット部20から出射したレーザビーム11はチャンバー30に入射する。チャンバー30は、ステージ部40及び測定部50を内部に収納している。チャンバー30には、レーザビーム11が入射する開口部33が設けられている。開口部33には、シールボックス31が配置されてもよい。シールボックス31の上面及び下面には開口部が形成されている。シールボックス31の上面の開口部は、チャンバー30の開口部33と一致している。開口部33からチャンバー30に入射したレーザビーム11は、シールボックス31を通過して、シールボックス31の下面の開口部34から出射する。
シールボックス31には、ガス導入口35が設けられ、窒素ガス等の不活性ガスがシールボックス31の内部に導入されている。シールボックス31に導入されたガスは、シールボックス31の下面の開口部34から排出される。不活性ガスが排出される開口部34は、レーザビーム11の集光部12の直上に位置している。よって、処理対象70をレーザビーム11が照射する照射スポットの直上に位置している。これにより、レーザビーム11の照射による処理対象70の酸化等の化学反応を抑制することができる。
シールボックス31の下面の開口部34から出射したレーザビーム11は、処理対象70のレーザ処理時において、処理対象70を照射する。一方、レーザビーム11のプロファイル測定時において、開口部34から出射したレーザビーム11は、測定部50の受光面51を照射する。
チャンバー30の内部に遮光部材21が配置されてもよい。具体的には、シールボックス31の内部に遮光部材21(遮光板21c及び21d)が配置されてもよい。また、測定部50の上面に遮光部材21(遮光板21e及び21f)が配置されてもよい。例えば、遮光板21e及び21fは、受光面51以外の測定部50の上面に接触して配置されてもよいし、受光面51以外の測定部50の上方に配置されてもよい。
遮光板21c及び21d、並びに、遮光板21c及び21dは、図示しない駆動部によって、Y軸方向に移動させることができる。遮光板21a及び21b、遮光板21c及び21d、並びに、遮光板21c及び21dは、いずれか1組または2組が配置されてもよいし、すべての遮光板21a~21fが配置されてもよい。
遮光板21c及び21d、並びに、遮光板21c及び21dは、遮光板21a及び21bと同様に、レーザビーム11のプロファイル測定時において、レーザビーム11における受光面51を照射する部分以外の部分を遮光する。複数の組の遮光板を組み合わせることによって、レーザビーム11における受光面51を照射する部分以外の部分を遮光してもよい。
一方、処理対象70のレーザ処理時には、遮光板21a~21fは、レーザビーム11のY軸方向の長さが所定の長さになるように、レーザビーム11のY軸方向の端部を遮光する。チャンバー30の内部も、例えば、窒素ガス等の不活性ガスで充填させてもよい。
<ステージ部>
ステージ部40は、処理対象70を搬送する。処理対象70の処理時には、ステージ部40は、レーザビーム11の集光部12に処理対象70を搬送させる。ステージ部40は、搬送ステージ41、X軸駆動系42、Y軸駆動系43、θ軸駆動系44を含む。搬送ステージ41は、上面に処理対象70をバキュームチャック等により接触させて支持する。X軸駆動系42、Y軸駆動系43及びθ軸駆動系44は、搬送ステージ41を集光部12に移動させる駆動系である。
処理対象70の処理時には、X軸駆動系42は、搬送ステージ41をX軸方向に移動させる。Y軸駆動系43は、搬送ステージ41をY軸方向に移動させる。θ軸駆動系44は、搬送ステージ41をXY平面内で回転させる。これらの駆動系が連動して、搬送ステージ41を集光部12に移動させる。
ステージ部40におけるX軸駆動系42、Y軸駆動系43及びθ軸駆動系44は、信号線等により制御部60に接続されている。搬送ステージ41の移動は、制御部60により制御されている。ステージ部40は、チャンバー30の内部に配置されている。
<測定部>
測定部50は、例えば、複数の遮光板21a、21bの間のスリット23を通過したレーザビーム11のプロファイルを測定する。測定部50は、受光面51を有している。受光面51は、レーザビーム11を受光する。測定部50は、受光面51でレーザビーム11の集光部12を受光することにより、集光部12の断面におけるレーザビーム11のプロファイルを測定する。測定部50は、例えば、カメラである。その場合には、カメラは、レーザビーム11の断面を撮像する。なお、測定部50は、受光面51で受光したレーザビーム11のプロファイルを測定できれば、カメラに限らない。
測定部50の受光面51のY軸方向における長さは、集光部12の断面のY軸方向における長さよりも小さい。具体的には、受光面51のY軸方向の長さは、例えば、10[mm]であり、レーザビーム11のY軸方向の長さは、1000[mm]でる。なお、受光面51及びレーザビーム11の長さは、これらに限らない。
測定部50は、例えば、ステージ部40に配置されている。具体的には、測定部50は、搬送ステージ41の端部に固定されている。測定部50の受光面51は、例えば、処理対象70の照射面71とZ軸方向における位置が一致している。測定部50は、ステージ部40におけるX軸駆動系42、Y軸駆動系43及びθ軸駆動系44によって、搬送ステージ41とともに移動可能である。よって、測定部50は、搬送ステージ41の移動に伴って移動してもよい。例えば、測定部50は、レーザビーム11が延びたY軸方向に移動可能である。測定部50は、信号線等により制御部60に接続されている。
測定部50におけるレーザビーム11のプロファイルの測定開始及び停止は、制御部60により制御されている。測定部50により測定されたレーザビーム11のプロファイルは、制御部60に出力される。測定部50は、ステージ部40とともに、チャンバー30の内部に配置されている。
<制御部>
制御部60は、レーザ生成部10、スリット部20、ステージ部40、測定部50等、レーザ処理装置1の各構成と信号線等により、接続されている。制御部60は、レーザ処理装置1における上記各構成以外の構成と信号線等により接続されてもよい。制御部60は、信号線等を介して各構成の動作等を制御する。制御部60は、例えば、PCである。
制御部60は、レーザ生成部10を制御することによって、レーザビーム11の照射開始及び停止、並びに、レーザビーム11の強度の変更等を行わせる。処理対象70のレーザ処理時には、制御部60は、ステージ部40を制御することによって、処理対象70を集光部12へ移動させる。
プロファイルの測定時には、制御部60は、ステージ部40を制御することによって、測定部50を集光部12へ移動させる。そして、受光面51を集光部12の断面に渡ってY軸方向に移動させる。例えば、制御部60は、測定部50をY軸方向に等速に移動させる。それとともに、制御部60は、スリット部20を制御することにより、遮光部材21を、等速にY軸方向に移動させる。その際に、レーザビーム11において受光面51を照射する部分以外の部分を遮光するように、スリット23のY軸方向の幅を一定に保ちながら、受光面51の移動に追随するように、遮光部材21をY軸方向に移動させる。具体的には、遮光板21a及び遮光板21bを同期させながら、両者とも、測定部50の追随するように等速にY軸方向へ移動させる。このように、制御部60の制御によって、複数の遮光板21a、21bは、測定部50の移動に伴い、スリット23が測定部50と平面視において重なるように移動可能である。
制御部60は、測定部50を制御することによって、レーザビーム11のプロファイルの測定開始及び停止、並びに、測定結果の出力を行わせる。制御部60は、測定部50から出力された測定結果から、レーザビーム11の集光部12のプロファイルを取得する。例えば、制御部60は、測定部50であるカメラから出力された画像を合成することにより、レーザビーム11における集光部12全長のプロファイルを取得する。
<処理対象>
処理対象70は、例えば、アモルファスシリコン膜が形成されたガラス基板である。なお、処理対象70は、シリコン基板等の半導体基板でもよい。レーザ処理は、ガラス基板上の半導体膜の多結晶化、単結晶化、改質化、不純物の不活性化、不純物の安定化を目的とする。例えば、レーザビーム11の照射によって、アモルファスシリコン膜の少なくとも一部は、多結晶に変質する。なお、レーザ処理は、これらを目的とする処理に限らない。処理対象70にレーザビーム11を照射して熱処理を行ういかなる処理を含んでもよい。また、処理対象70は、レーザ処理が施されるものであれば、ガラス基板及び半導体基板に限らない。
(レーザ処理装置の動作:プロファイル測定方法)
次に、実施形態1に係るレーザ処理装置1の動作として、レーザビーム11のプロファイル測定方法を説明する。実施形態1におけるプロファイルの測定方法を説明する前に、比較例におけるプロファイルの測定方法を説明する。これにより、実施形態1のプロファイルの測定方法をより明確にする。
まず、比較例におけるレーザビーム11のプロファイル測定方法を説明する。図5は、比較例に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示したフローチャート図である。図6~図7は、比較例に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。
図5のステップS11及び図6に示すように、遮光部材21における遮光板21a及び21bを配置する。例えば、遮光板21a及び21bにより形成されるスリット23をレーザビーム11が通過するようにする。そして、スリット23を全開にする。具体的には、制御部60は、スリット部20の駆動部22に対して、集光部12の断面におけるY軸方向の長さ以上にスリット23が開くように制御する。そして、レーザビーム11を生成し、出射する。具体的には、制御部60は、レーザ生成部10に対して、レーザビーム11の断面がY軸方向にライン状に延びたレーザビーム11を生成し、出射するように制御する。
次に、ステップS12に示すように、測定部50を集光部12に配置する。具体的には、測定部50は、ステージ部40に配置されている。例えば、測定部50は、搬送ステージ41に固定されている。よって、制御部60は、ステージ部40に対して、測定部50をレーザビーム11の集光部12に配置するように制御する。測定部50は、レーザビーム11を受光する受光面51を有している。受光面51のY軸方向における長さは、集光部12の断面のY軸方向の長さよりも小さい。そして、スリット23を通して、レーザビーム11を測定部50に照射する。これにより、測定部50は、所定の位置でのレーザビーム11のプロファイル測定を行う。
次に、ステップS13に示すように、制御部60は、プロファイル測定が終了したか、判断する。ステップS13において、レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了した場合には、プロファイル測定を終了する。一方、ステップS13において、レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了していない場合には、ステップS14及び図7に示すように、測定部50を移動させる。具体的には、制御部60は、ステージ部40に対して、受光面51をレーザビーム11における集光部12の断面に渡ってY軸方向に移動させるように制御する。
次に、ステップS12に戻り、測定部50を、集光部12における異なる位置に配置する。そして、スリット23を通して、レーザビーム11を測定部50に照射する。これにより、測定部50は、レーザビーム11の異なる位置におけるプロファイル測定を行う。次に、ステップS13に示すように、制御部60は、プロファイル測定が終了したか、判断する。レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了するまで、ステップS14及びステップS12を繰り返す。このようにして、レーザ処理装置1は、レーザビーム11の集光部12における断面のプロファイルを測定することができる。
次に、実施形態1に係るレーザ処理装置1のプロファイルの測定方法を説明する。図8は、実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示したフローチャート図である。図9~図12は、実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザビームのプロファイル測定方法を例示した図である。
図8のステップS21及び図9に示すように、遮光部材21における複数の遮光板21a及び21b、並びに、測定部50を所定の位置に配置する。具体的には、スリット23を通過したレーザビーム11が測定部50の受光面51を照射するように、複数の遮光板21a及び21b、並びに、測定部50を配置する。次に、レーザビーム11を生成する。そして、複数の遮光板21a及び21bの間のスリット23を通して、レーザビーム11を測定部に照射する。また、レーザビーム11における受光面51を照射する部分以外の部分を遮光板21a及び21bで遮光する。なお、前述したように、遮光板21a及び21b等の遮光部材21は、レーザ生成部10と、チャンバー30との間に配置されているが、チャンバー30の内部に配置されてもよいし、測定部50の上面上に配置されてもよい。このようにして、レーザビーム11の集光部12における所定の位置のプロファイルを測定する。
次に、ステップS22に示すように、制御部60は、プロファイル測定が終了したか、判断する。ステップS22において、レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了した場合には、プロファイル測定を終了する。一方、ステップS22において、レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了していない場合には、ステップS23及び図10~図11に示すように、測定部50並びに複数の遮光板21a及び21bを移動させる。すなわち、受光面51を移動させるとともに、遮光部材21を移動させる。具体的には、制御部60は、ステージ部40に対して、受光面51を集光部12の断面に渡ってY軸方向に移動させるように制御する。それとともに、制御部60は、スリット部20の駆動部22に対して、レーザビーム11において受光面51を照射する部分以外の部分を遮光するように、スリット23のY軸方向の幅を一定に保ちながら、受光面51の移動に追随するように、遮光部材21をY軸方向に移動させる。
図12に示すように、受光面51のY軸方向の長さは、レーザビーム11における集光部12の断面のY軸方向の長さよりも小さい。よって、測定部50は、Y軸方向に沿って移動させることにより、レーザビーム11の集光部12における断面のプロファイルを測定する。その際に、遮光板21a及び21bは、受光面51以外の部分にレーザビーム11が照射しないように、スリット23の間隔を保ちながら、測定部50のY軸方向への移動に追随する。
次に、ステップS21に戻り、スリット23を通過したレーザビーム11が測定部50の受光面51を照射するように、複数の遮光板21a及び21b、並びに、測定部50を配置する。そして、複数の遮光板21a及び21bの間のスリット23を通して、異なる位置のレーザビーム11を測定部50に照射する。また、レーザビーム11における受光面51を照射する部分以外の部分を遮光板21a及び21bで遮光する。これにより、測定部50は、レーザビーム11の異なる位置におけるプロファイル測定を行う。次に、ステップS22に示すように、制御部60は、プロファイル測定が終了したか、判断する。レーザビーム11のY軸方向に渡って、プロファイル測定が終了するまで、ステップS23及びステップS21を繰り返す。このようにして、レーザ処理装置1は、レーザビーム11の断面におけるプロファイルを測定することができる。
(レーザ処理装置の動作:処理対象のレーザ処理)
次に、実施形態1に係るレーザ処理装置1の動作として、処理対象70のレーザ処理方法を説明する。図13は、実施形態1に係るレーザ処理装置のレーザ処理方法を例示したフローチャート図である。図13のステップS31に示すように、レーザビーム11のプロファイルを測定する。例えば、制御部60は、上述したプロファイルの測定方法を用いて、レーザビーム11のプロファイルを測定する。プロファイルの測定結果に基づいて、レーザビーム11の諸条件を変更してもよいし、レーザ処理装置1の各構成の諸条件を変更してもよい。また、諸条件を変更後に、再度、レーザビーム11のプロファイルを測定してもよい。
次に、ステップS32に示すように、処理対象70をレーザ処理する。例えば、制御部60は、レーザ生成部10を制御することによって、レーザビーム11を生成させ、出射させる。そして、制御部60は、ステージ部40を制御することによって、処理対象70を集光部12へ移動させる。その際に、スリット部20は、処理対象70をレーザ処理することができるように、スリット23の幅を調整する。そして、制御部60は、ステージ部40を制御することによって、処理対象70の所定の領域がレーザ処理されるように、処理対象70を搬送させる。このようにして、所望のプロファイルを有するレーザビーム11を用いて、処理対象70をレーザ処理することができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。本実施形態のレーザ処理装置1は、レーザビーム11のプロファイルの測定時に、受光面51を集光部12の断面に渡って移動させるとともに、レーザビーム11における受光面51を照射する部分以外の部分を遮光するように、スリット23の幅を一定に保ちながら、遮光部材21を移動させる。よって、測定部50の受光面51以外には、レーザビーム11が照射されないようにすることができる。
これにより、レーザビーム11のプロファイル測定に及ぼす悪影響を抑制することができる。例えば、プロファイルの測定時に、チャンバー30の下部、受光面51以外の光学部材等及びカバー等にレーザビーム11が照射されないので、パーティクルの発生及び光学部材等及びカバー等の変形を抑制することができる。
また、本実施形態のレーザ処理装置1は、遮光部材21を、レーザ生成部10と、チャンバー30との間に配置させている。よって、チャンバー30の内部にレーザビーム11が照射されないので、チャンバー30の内部からのパーティクルの発生及びチャンバー30の内部に配置された光学部材等の変形を抑制することができる。
さらに、チャンバー30の内部からのパーティクルの発生を低減するために、レーザビーム11の強度を低減させる必要がない。よって、処理対象70のレーザ処理時と同じ強度のレーザビーム11のプロファイルを測定することができる。よって、レーザ処理時のプロファイルを、精度よく取得することができる。
また、遮光部材21は、処理対象70をレーザ処理する際に用いる部材である。よって、新たに遮光部材21を追加する必要はないので、製造コストの増加を抑制することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2に係るレーザ処理装置を説明する。実施形態2に係るレーザ処理装置は、実施形態1の搬送ステージ41の代わりに、浮上式搬送ステージを有している。
図14は、実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した断面図であり、処理対象をレーザ処理する場合を示す。図15は、実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した上面図であり、処理対象をレーザ処理する場合を示す。図16は、実施形態2に係るレーザ処理装置を例示した断面図であり、レーザビームのプロファイルを測定する場合を示す。
図12~図14に示すように、実施形態2に係るレーザ処理装置2は、レーザ生成部10、スリット部20、チャンバー30、ステージ部140、測定部150、制御部60を備えている。本実施形態のレーザ処理装置2において、ステージ部140は、浮上式搬送ステージ141、着脱部142、着脱アクチュエータ143、測定アクチュエータ152を有している。
浮上式搬送ステージ141は、レーザ処理される処理対象70をガスによって、浮上式搬送ステージ141の上面上に浮上させて集光部12に搬送させる。ガスは、例えば、窒素等の不活性ガスである。浮上式搬送ステージ141は、処理対象70と対向する搬送面と、搬送面と反対側の下面と、を有する。搬送面には、気体を上方に向かって噴射するための噴射孔Hが複数形成されている。
また、浮上式搬送ステージ141は、その一部に取り外し可能な着脱部142を有している。着脱部142を浮上式搬送ステージ141から取り外すことにより、搬送面から下面に(Z軸方向に)達する開口部Sが設けられる。開口部Sは、レーザビーム11が照射される部分に形成されている。よって、着脱部142または開口部Sは、レーザビーム11の光軸上に位置する。
処理対象70のレーザ処理時には、着脱自在の着脱部142が開口部Sに装着される。具体的には、着脱アクチュエータ143は、着脱部142を開口部Sに装着させる。一方、レーザビーム11のプロファイル測定時には、着脱自在の着脱部142は開口部Sから外される。具体的には、着脱アクチュエータ143は、着脱部142を開口部Sから取り外す。
鉛直アクチュエータ144は、着脱部142に連結された軸144aと、軸144aを鉛直方向(Z軸方向)に進退させる駆動源144bと、を含む。水平アクチュエータ145は、鉛直アクチュエータ144の駆動源144bに連結された軸145aと、軸145aを水平方向(X軸方向)に進退させる駆動源145bと、を含む。鉛直アクチュエータ144及び水平アクチュエータ145は、例えばエアシリンダーである。
図16に示すように、鉛直アクチュエータ144は、着脱部142を鉛直方向(Z軸方向)に移動させて、開口部Sから取り外す。水平アクチュエータ145は、開口部Sから取り外した着脱部142を水平方向に移動させる。
本実施形態2において、測定部150は、浮上式搬送ステージ141の下面の下方に配置されている。具体的には、測定部150は、浮上式搬送ステージ141の開口部Sに取り付けられた着脱部142の真下に配置されている。測定部150は、レーザビーム11の光軸上に位置している。測定部150は上面に受光面151が設けられている。
測定アクチュエータ152は、測定部150を移動させるアクチュエータである。測定アクチュエータ152は、挿抜アクチュエータ152aと、スキャンアクチュエータ152bと、を含む。挿抜アクチュエータ152aは、測定部150を鉛直方向(Z軸方向)に移動させ、浮上式搬送ステージ141の開口部Sに測定部150を挿抜する。挿抜アクチュエータ152aは、例えば、エアシリンダーである。
挿抜アクチュエータ152aの駆動により、測定部150は、浮上式搬送ステージ141の下面の下方から開口部Sまで移動可能である。スキャンアクチュエータ152bは、測定部150をY軸方向に移動させる。具体的には、スキャンアクチュエータ152bは、レーザビーム11の断面が延びるY軸方向に沿って、測定部150を移動させる。これにより、測定部150は、開口部Sを介して、レーザビーム11の集光部12におけるプロファイルを測定することができる。これ以外のレーザ処理装置2の構成及び動作は、実施形態1のレーザ処理装置1と同様である。
本実施形態でも、レーザビーム11のプロファイルの測定時に、受光面151を集光部12の断面に渡って移動させるとともに、レーザビーム11における受光面151を照射する部分以外の部分を遮光するように、スリット23の幅を一定に保ちながら、遮光部材21を移動させる。よって、測定部150の受光面151以外には、レーザビーム11が照射されないようにすることができる。これにより、レーザビーム11のプロファイル測定に及ぼす悪影響を抑制することができる。これ以外の効果は、実施形態1の記載に含まれている。
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1、2 レーザ処理装置
10 レーザ生成部
11 レーザビーム
12 集光部
14 筐体
15 ミラー
16 封止窓
20 スリット部
21 遮光部材
21a、21b、21c、21d、21e、21f 遮光板
22、22a、22b 駆動部
23 スリット
24 レール
25 筐体
26 封止窓
27 ガス導入口
28排気口
30 チャンバー
31 シールボックス
33、34 開口部
35 ガス導入口
40 ステージ部
41 搬送ステージ
42 X軸駆動系
43 Y軸駆動系
44 θ軸駆動系
50 測定部
51 受光面
60 制御部
70 処理対象
71 照射面
140 ステージ部
141 浮上式搬送ステージ
142 着脱部
143 着脱アクチュエータ
144 鉛直アクチュエータ
144a 軸
144b 駆動源
145 水平アクチュエータ
145a 軸
145b 駆動源
150 測定部
151 受光面
152 測定アクチュエータ
152a 挿抜アクチュエータ
152b スキャンアクチュエータ

Claims (22)

  1. 以下を含むレーザ処理装置:
    基板搬送用のステージ;
    前記ステージの上方に位置し、前記基板に照射するためのレーザビームを生成するレーザ生成部;
    前記レーザ生成部の下方に位置し、前記レーザビームの一部を遮蔽するための複数の遮光板;および
    前記複数の遮光板の間のスリットを通過した前記レーザビームのプロファイルを測定する測定部、
    ここで、
    前記測定部は、移動可能であり、
    前記複数の遮光板は、前記測定部の移動に伴い、前記スリットが前記測定部と平面視において重なるように移動可能であり、
    前記レーザビームは、光軸に直交する断面が一方向にライン状に延びた形状であり、
    前記レーザビームの前記一方向の中央部が、前記複数の遮光板の間の前記スリットを通して前記測定部に入射され、
    前記測定部は、前記レーザビームの前記一方向に移動可能であり、
    前記測定部は、前記レーザビームを受光する受光面を有し、前記受光面で前記レーザビームの集光部を受光することにより、前記集光部の前記断面における前記レーザビームのプロファイルを測定し、
    前記受光面を前記集光部の前記断面に渡って前記一方向に移動させるとともに、前記レーザビームにおいて前記受光面を照射する部分以外の部分を遮光するように、前記スリットの前記一方向の幅を一定に保ちながら、前記受光面の移動に追随するように、前記複数の遮光板を前記一方向に移動させる制御部を備えたレーザ処理装置。
  2. 前記測定部は、前記ステージに固定されており、前記測定部は、前記ステージと共に移動する、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  3. 前記ステージは、前記基板を浮上させて搬送可能である、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  4. 前記制御部は、前記スリットの前記一方向の幅を調整可能である、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  5. 前記受光面の前記一方向における長さは、前記断面の前記一方向における長さよりも小さい、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  6. 前記ステージを移動させる駆動系をさらに含む、
    請求項2に記載のレーザ処理装置。
  7. 前記ステージは、前記基板と対向する搬送面と、前記搬送面と反対側の下面とを有し、
    前記測定部は、前記ステージの前記下面の下方に配置され、
    前記ステージは、その一部に取り外し可能な着脱部を有し、
    前記着脱部を前記ステージから取り外すことにより、前記搬送面から前記下面に達する開口部が設けられ、
    前記測定部は、前記開口部を介して、前記プロファイルを測定する、
    請求項3に記載のレーザ処理装置。
  8. 前記着脱部または前記開口部は、前記レーザビームの光軸上に位置する、
    請求項7に記載のレーザ処理装置。
  9. 前記測定部は、前記開口部の位置まで移動可能である、
    請求項7に記載のレーザ処理装置。
  10. 前記ステージ及び前記測定部を収納するチャンバーをさらに備え、
    前記複数の遮光板は、前記レーザ生成部と、前記チャンバーとの間に配置された、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  11. 前記ステージ及び前記測定部を収納するチャンバーをさらに備え、
    前記複数の遮光板は、前記チャンバーの内部に配置された、
    請求項1に記載のレーザ処理装置。
  12. 以下の工程を含む、レーザ処理装置におけるレーザビームのプロファイル測定方法:
    (a)複数の遮光板及び測定部を第1の位置に配置し、前記複数の遮光板の間のスリットを通して、前記レーザビームを前記測定部に照射し、前記レーザビームの第1のプロファイルを測定する工程;
    (b)工程(a)の後、前記測定部及び前記複数の遮光板を移動する工程;および
    (c)工程(b)の後、前記複数の遮光板及び前記測定部を第2の位置に配置し、前記スリットを通して前記レーザビームを前記測定部に照射し、前記レーザビームの第2のプロファイルを測定する工程、
    ここで、
    前記レーザビームは、光軸に直交する断面が一方向にライン状に延びた形状であり、
    工程(b)において、前記測定部及び前記複数の遮光板は、前記一方向に移動し、
    前記測定部は、前記レーザビームを受光する受光面を有し、前記受光面で前記レーザビームの集光部を受光することにより、前記集光部の前記断面における前記レーザビームのプロファイルを測定し、
    工程(b)において、制御部は、前記受光面を前記集光部の前記断面に渡って前記一方向に移動させるとともに、前記レーザビームにおいて前記受光面を照射する部分以外の部分を遮光するように、前記スリットの前記一方向の幅を一定に保ちながら、前記受光面の移動に追随するように、前記遮光板を前記一方向に移動させる
  13. 前記レーザ処理装置は、基板搬送用のステージを有し、
    前記測定部は、前記ステージに固定され、
    工程(b)において、前記測定部は、前記ステージと共に移動する、
    請求項12記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  14. 前記レーザ処理装置は、基板搬送用のステージを有し、
    前記ステージは、前記基板を浮上させて搬送可能である、
    請求項12記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  15. 前記制御部は、前記スリットの前記一方向の幅を調整可能である、
    請求項12に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  16. 前記受光面の前記一方向における長さは、前記断面の前記一方向における長さよりも小さい、
    請求項12に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  17. 前記ステージを移動させる駆動系をさらに含む、
    請求項13に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  18. 前記ステージは、前記基板と対向する搬送面と、前記搬送面と反対側の下面とを有し、
    前記測定部は、前記ステージの前記下面の下方に配置され、
    前記ステージは、その一部に取り外し可能な着脱部を有し、
    前記着脱部を前記ステージから取り外すことにより、前記搬送面から前記下面に達する開口部が設けられ、
    前記測定部は、前記開口部を介して、前記第1のプロファイル及び前記第2のプロファイルを測定する、
    請求項14に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  19. 前記着脱部または前記開口部は、前記レーザビームの光軸上に位置する、
    請求項18に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  20. 前記測定部は、前記開口部の位置まで移動可能である、
    請求項18に記載のレーザビームのプロファイル測定方法。
  21. 前記ステージ及び前記測定部を収納するチャンバーをさらに備え、
    前記遮光板は、前記レーザビームを生成するレーザ生成部と、前記チャンバーとの間に配置された、
    請求項13に記載のプロファイル測定方法。
  22. 前記ステージ及び前記測定部を収納するチャンバーをさらに備え、
    前記遮光板は、前記チャンバーの内部に配置された、
    請求項13に記載のプロファイル測定方法。
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