JP7473397B2 - マスフローコントローラおよびハンチング抑制方法 - Google Patents

マスフローコントローラおよびハンチング抑制方法 Download PDF

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Description

本発明は、マスフローコントローラに関するものである。
従来より、流体の流量を制御するマスフローコントローラが製品化されている。マスフローコントローラにより流量制御を行う場合に、流量が一定の値にならずにハンチングを起こす場合がある。特に直動式のソレノイドバルブを用いたマスフローコントローラで2次側(下流側)の圧力損失が大きくなる計装において流量のハンチングが発生し易い。
従来のマスフローコントローラでは、ハンチングを検出したときにPID演算に用いる係数をハンチング低減用の係数に変更するようにしていた(特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ハンチング低減用の係数を予め決めておく必要があり、マスフローコントローラの計装環境に合わせることが難しいという課題があった。また、特許文献1に開示された技術では、比例係数Kpを通常の値から小さくしたものをハンチング低減用の係数としている。しかし、比例係数Kpを小さくする変更では、2次側の圧力損失が大きく、制御時に圧力が大きく変動するような場合に発生するハンチングを抑制できない可能性があった。このような場合には、マスフローコントローラの計装環境を見直す(例えば2次側の配管系を太くするなど)の対処を行う必要があった。
特許第6220699号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、PID定数を計装環境に合わせることができ、2次側の圧力損失が大きく制御時に差圧が大きく変動するような場合であっても、ハンチングを抑制できるマスフローコントローラおよびハンチング抑制方法を提供することを目的とする。
本発明のマスフローコントローラは、流路を流れる流体の流量を計測するように構成されたフローセンサと、前記流体の流量を制御するためのバルブと、流量設定値と前記フローセンサによって得られた流量計測値とを入力として操作量を制御周期毎に算出するように構成されたPID制御部と、前記操作量に応じた駆動電流を前記バルブに出力するように構成されたバルブ駆動回路と、前記流量設定値毎にPID定数を記憶するように構成された記憶部と、前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定するように構成されたPID定数設定部と、前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定するように構成されたハンチング検出部と、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新するPID定数変更部とを備え、前記PID定数変更部は、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの比例係数を所定の変更量だけ大きくするものであり、マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有することを特徴とするものである。
また、本発明のマスフローコントローラは、流路を流れる流体の流量を計測するように構成されたフローセンサと、前記流体の流量を制御するためのバルブと、流量設定値と前記フローセンサによって得られた流量計測値とを入力として操作量を制御周期毎に算出するように構成されたPID制御部と、前記操作量に応じた駆動電流を前記バルブに出力するように構成されたバルブ駆動回路と、前記流量設定値毎にPID定数を記憶するように構成された記憶部と、前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定するように構成されたPID定数設定部と、前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定するように構成されたハンチング検出部と、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新するPID定数変更部とを備え、前記PID定数変更部は、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの積分時間を所定の変更量だけ小さくするものであり、マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有することを特徴とするものである。
また、本発明のマスフローコントローラの1構成例において、前記記憶部は、前記流量設定値の分割された範囲毎にPID定数を記憶し、前記PID定数設定部は、前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定し、前記PID定数変更部は、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を、前記PID制御部に設定した変更後の値に更新することを特徴とするものである。
また、本発明は、PID定数を記憶している記憶部と、操作量を算出するPID制御部と、制御対象の流体の流量を制御するためのバルブを駆動するバルブ駆動回路とを備えたマスフローコントローラを用いる流量制御系におけるハンチング抑制方法であって、流量設定値が変更されたときに、流量設定値毎にPID定数を記憶している前記記憶部を参照し、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定する第1のステップと、前記流量設定値と制御対象の流体の流量計測値とを入力として前記PID制御部が操作量を制御周期毎に算出する第2のステップと、前記バルブ駆動回路に前記操作量を出力する第3のステップと、前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定する第4のステップと、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新する第5のステップとを含み、前記第5のステップは、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの比例係数を所定の変更量だけ大きくするステップを含み、前記マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有する前記マスフローコントローラを用いることを特徴とするものである。
また、本発明は、PID定数を記憶している記憶部と、操作量を算出するPID制御部と、制御対象の流体の流量を制御するためのバルブを駆動するバルブ駆動回路とを備えたマスフローコントローラを用いる流量制御系におけるハンチング抑制方法であって、流量設定値が変更されたときに、流量設定値毎にPID定数を記憶している前記記憶部を参照し、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定する第1のステップと、前記流量設定値と制御対象の流体の流量計測値とを入力として前記PID制御部が操作量を制御周期毎に算出する第2のステップと、前記バルブ駆動回路に前記操作量を出力する第3のステップと、前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定する第4のステップと、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新する第5のステップとを含み、前記第5のステップは、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの積分時間を所定の変更量だけ小さくするステップを含み、前記マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有する前記マスフローコントローラを用いることを特徴とするものである。
本発明によれば、流量計測値にハンチングが発生したときに、PID制御部に設定されているPID定数を自動的に変更するので、PID定数をマスフローコントローラの計装環境に合わせることができ、マスフローコントローラの2次側の圧力損失が大きく制御時に1次側と2次側の差圧が大きく変動するような場合であっても、ハンチングを抑制することができる。
図1は、P-Q特性の1例を示す図である。 図2は、P-Q特性の別の例を示す図である。 図3は、P-Q特性の別の例を示す図である。 図4は、マスフローコントローラの2次側に絞りが設けられている環境において低流量で流量制御した場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。 図5は、マスフローコントローラの2次側に絞りが設けられている環境においてPID定数を変更した場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。 図6は、マスフローコントローラの2次側に絞りが設けられている環境においてPID定数を変更した場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。 図7は、図4~図6における立ち上がり時の操作量MVを示す図である。 図8は、本発明の実施例に係るマスフローコントローラの構成を示すブロック図である。 図9は、本発明の実施例に係るマスフローコントローラのPID制御部とPID定数設定部とハンチング検出部とPID定数変更部の動作を説明するフローチャートである。 図10は、本発明の実施例に係るマスフローコントローラを実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。
[P-Q特性]
P-Q特性、すなわちマスフローコントローラの1次側(上流側)の圧力と2次側(下流側)の圧力との差圧Pと、流体の流量Qとの関係は次のようにモデル化できる。
Q=CP1 (P0/P1<1/2の場合) ・・・(1)
Q=C√(P・P0) (P0/P1≧1/2の場合) ・・・(2)
C=-K0P+K1M-F ・・・(3)
P=P1-P0 ・・・(4)
式(1)~式(4)において、Cは弁容量係数、P1は1次側の流体の圧力、P0は2次側の流体の圧力、Mはバルブ制御量、K0は圧力に対する開度係数、K1は制御量に対する開度係数、F(=-K0P’+K1M’)は流量が流れ始めるときのバルブ制御量M’および差圧P’から求める量である。
流体が気体で、2次側が大気開放の場合、流量Qは次のように表される(P0=0、P=P1)。
Q=-K0{(P-m/2)2-m2/4} ・・・(5)
m=(K1M-F)/K0 ・・・(6)
図1は、流体が気体で、2次側が大気開放という条件で式(5)、式(6)から求めたP-Q特性の例を示す図である。2次側が大気開放の場合、1次側の圧力P1がm/2以上の場合に流量Qがオーバシュートし易いが、バルブとしてはなるべくmが大きなものがよい。1次側の圧力P1がm/2以上の場合に流量Qがオーバシュートし易くなる理由は、流量Qを増やすためにバルブの開度を大きくすると、流量Qが増えて瞬時的に差圧Pが減り、そのために更に流量Qが増えるという現象が起きて、見かけ上、比例帯が小さい(感度が高い)挙動となるためである。
図2、図3は、流体が気体で、2次側が大気開放という条件でマスフローコントローラを用いて調べたP-Q特性の例を示す図である。図2はバルブ口径が6mmの場合、図3はバルブ口径が12mmの場合を示している。図2、図3の例では、バルブの開度を一定にしたまま、1次側の圧力P1を変動させた場合の流量Qを示している。図2、図3のup1,up2は圧力P1を小さい値から大きい値に変化させたときのP-Q特性を示し、down1,down2は圧力P1を大きい値から小さい値に変化させたときのP-Q特性を示している。図2、図3の横軸では、圧力P1がそれぞれ10kPa、20kPa、50kPa、100kPa、150kPa、200kPa、250kPa、300kPa、350kPaの場合を1、2、3、4、5、6、7、8、9として記載している。図2、図3は、圧力P1が変化する方向で流量Qの絶対値が変わるが、最大流量となる圧力や全体の傾向は変わらないことを示している。
1次側の圧力P1が150kPa(図2、図3の横軸では5)より大きくなると、圧力P1の増加に伴って流量Qが減少している。したがって、例えば300kPa(図2、図3の横軸では8)でバルブを急激に開けると、流量Qが増えるが1次側の圧力P1が減少して、そのためにさらに流量Qが増える。このような現象を避けるためには、使用差圧に対して流量Qが単調増加の特性になるようにする必要がある。
[ハンチング安定化]
流量Qのハンチングの要因としては、単純にPIDの標準設定に問題がある場合(比例係数Kpが大き過ぎる、積分時間Tiが小さ過ぎる)以外に、マスフローコントローラの2次側に絞りがあったり、流量Qにより差圧Pが動的に変動したりするような環境においては、これまでに述べたP-Q特性の問題により標準のPID定数でハンチングを起こす可能性が高い。このようなハンチングは、PID定数を変更することにより抑えることが可能である。
以下、PID定数を変更して安定となる例を説明する。図4は、マスフローコントローラの2次側に絞りが設けられている環境において、低流量で流量制御した場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。ここでは、所定の最大値FS(フルスケール)を100%とする正規化した値で流量Qを示している。横軸の時間の単位は5msecである。図4の例では、時刻0msecにおいて流量設定値SPを0から5%FSに変更しており、流量設定値SPと流量Qとを入力とし、標準のPID定数でPID演算した操作量MVをPWM(Pulse Width Modulation)信号でバルブに出力している。1次側の圧力P1は300kPaである。PID定数については、比例係数Kpを0.02、積分時間Tiを4としている。
図4から分かるように、低流量でかつ標準PID設定の場合、流量Qにハンチングが生じている。図5は、図4と同じ条件で比例係数Kpを0.02から0.05に大きくした場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。図6は、図4と同じ条件で積分時間Tiを4から2に小さくした場合の操作量MVと流量Qとを示す図である。図5、図6によれば、比例係数Kpを大きくするか、積分時間Tiを小さくすると、流量Qのハンチングが治まることが分かる。
流量Qがハンチングする場合とハンチングしない場合の操作量MVを比較すると、図7に示すように流量設定値SPの立ち上がり時の操作量MVはほとんど同じであるにも関わらず、流量Qの挙動が極端に異なる。図7の例では、図4の例の操作量MVをMV0、図5の例の操作量MVをMV1、図6の例の操作量MVをMV2としている。
操作量MVがほとんど同じであるにも関わらず、流量Qの挙動が異なる理由として次の(I)、(II)のようなことが考えられる。
(I)比例係数Kpが大きい場合、差圧Pの変動が大きいことにより、動作領域が、差圧Pの増加に対して流量Qが減少する不安定領域(図1のm/2より右側の領域)から、差圧Pの増加に対して流量Qが増加する安定領域(図1のm/2より左側の領域)に移動し、この安定領域において流量制御動作を行うために安定となる。
(II)比例係数Kpが小さい場合、動作領域が、差圧Pの増加に対して流量Qが減少する不安定領域になるために、流量Qにハンチングが生じる。
したがって、2次側の圧力損失が大きく、制御時に差圧Pが大きく変動するような場合のハンチング対策としては、比例係数Kpを大きくするか、積分時間Tiを小さくして、安定領域で制御を行わせるようにすればよい。
[実施例]
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図8は本発明の実施例に係るマスフローコントローラの構成を示すブロック図である。マスフローコントローラは、例えば樹脂製の流路ボディ1と、流路ボディ1に装着されたセンサパッケージ2と、流体の流量を制御するための比例ソレノイドバルブ3と、流量設定値SPと流量計測値Qとを入力として操作量MVを制御周期毎に算出するPID制御部4と、流量設定値SP毎にPID定数を記憶する記憶部5と、流量設定値SPが変更されたときに、変更後の流量設定値SPに対応するPID定数を記憶部5から取得してPID制御部4に設定するPID定数設定部6と、流量計測値Qにハンチングが発生しているかどうかを判定するハンチング検出部7と、ハンチング検出部7によって流量計測値Qのハンチングが検出されたときに、PID制御部4に設定されているPID定数を変更し、記憶部5に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値SPに対応するPID定数をPID制御部4に設定した変更後の値に更新するPID定数変更部8と、比例ソレノイドバルブ3を駆動するバルブ駆動回路9とを備えている。
図8において、10は流路ボディ1の内部に形成された流路、11は流路10の入口側の開口、12は流路10の出口側の開口、13はセンサパッケージ2に搭載されたフローセンサである。
流体は、開口11から流路10に流入して比例ソレノイドバルブ3を通過し、開口12から排出される。このとき、フローセンサ13は流体の流量Qを計測する。フローセンサ13は、センサパッケージ2に搭載され、計測対象の流体に晒されるように流路ボディ1に装着される。
以下、本実施例の特徴的な動作について説明する。図9はPID制御部4とPID定数設定部6とハンチング検出部7とPID定数変更部8の動作を説明するフローチャートである。
PID定数設定部6は、例えばオペレータによって流量設定値SPが変更されたときに(図9ステップS100においてYES)、変更後の流量設定値SPに対応するPID定数をPID制御部4に設定する(図9ステップS101)。記憶部5には、流量設定値SP毎にPID定数(比例係数Kp、積分時間Ti、微分時間Td)が記憶されている。より具体的には、0%FSから100%FSまでの流量設定値SPの全範囲が複数の範囲に分割され(例えば10分割)、分割された範囲毎にPID定数が記憶部5に記憶されている。PID定数設定部6は、変更後の流量設定値SPを含む流量設定値SPの範囲に対応するPID定数を記憶部5から取得してPID制御部4に設定する。
PID制御部4は、流量計測値Qをフローセンサ13から取得する(図9ステップS102)。そして、PID制御部4は、流量設定値SPとステップS102で取得した流量計測値Qとを入力として、流量計測値Qが流量設定値SPと一致するようにPID演算を行って操作量MVを算出する(図9ステップS103)。PID定数を用いるPID演算の式は式(7)のようになる。eは流量設定値SPと流量計測値Qとの偏差である。
Figure 0007473397000001
PID制御部4は、算出した操作量MVをバルブ駆動回路9に出力する(図9ステップS104)。バルブ駆動回路9は、PID制御部4から出力された操作量MVに応じて比例ソレノイドバルブ3にバルブ駆動電流(ソレノイド電流)Iを出力する。こうして、比例ソレノイドバルブ3は、操作量MVに応じた開度となるように制御される。
一方、ハンチング検出部7は、流量計測値Qと流量設定値SPとに基づき流量計測値Qにハンチングが発生しているかどうかを判定する(図9ステップS105)。ハンチング検出部7は、例えば流量設定値SPと流量計測値Qとの偏差e=SP-Qの絶対値|e|が整定判定基準値δ以上となる流量計測値Qのピークが3つ連続したとき、流量計測値Qにハンチングが発生していると判定する。整定判定基準値δは、通常の制御中の変化量(偏差e)より小さく、かつ整定状態で維持されるべき最大の偏差の指標である。なお、ハンチングの検出方法は上記の例に限らないことは言うまでもない。
PID定数変更部8は、流量計測値Qのハンチングが検出されたときに(ステップS105においてYES)、PID制御部4に設定されているPID定数のうちの比例係数Kpを所定の比例係数変更量だけ大きくする(図9ステップS106)。
そして、PID定数変更部8は、記憶部5に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値SPを含む流量設定値SPの範囲に対応する比例係数Kpを、ステップS106で変更した値に更新する(図9ステップS107)。
なお、ステップS106,S107の処理は、流量設定値SPの変更後に最初にハンチングが検出されたときに1回だけ行えばよい。
マスフローコントローラは、例えばオペレータによって装置の動作終了が指示されるまで(図9ステップS108においてYES)、ステップS100~S107の処理を制御周期毎に実行する。
以上のように、本実施例では、流量計測値Qにハンチングが発生したときに、PID制御部4に設定されている比例係数Kpを自動的に大きくするので、PID定数をマスフローコントローラの計装環境に合わせることができ、2次側の圧力損失が大きく、制御時に差圧Pが大きく変動するような場合であっても、ハンチングを抑制することができる。流量設定値SPの変更後にハンチングが発生すれば、再び比例係数Kpの変更が実施されるので、比例係数Kpはハンチングが起きない程度まで徐々に変更される。
なお、本実施例では、ハンチングが発生したときに比例係数Kpを大きくしているが、積分時間Tiを小さくしてもよい。この場合、PID定数変更部8は、流量計測値Qのハンチングが検出されたときに(ステップS105においてYES)、PID制御部4に設定されているPID定数のうちの積分時間Tiを所定の積分時間変更量だけ小さくする(ステップS106)。そして、PID定数変更部8は、記憶部5に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値SPを含む流量設定値SPの範囲に対応する積分時間Tiを、ステップS106で変更した値に更新する(ステップS107)。
なお、従来よりPID制御に関しては様々な方式があり、モデルを用いたPID制御もある。しかし、モデルを用いたものには、例えば以下のような問題点がある。
(A)汎用的な方法は適用範囲が広いが、プログラムが複雑になり、安価なCPUでは実装できない。
(B)モデルを適応的に推定するようなものは演算に時間がかかり、実際の現場向きではない。
本発明では、ハンチングが発生する特定の要因に対処することだけを目的として、より簡単で実用的な方法を提案している。具体的には、本発明は、ソレノイドバルブを用いた直動式バルブ駆動方式上の問題点(P-Q特性が単調増加ではないという問題点)により、下流側の圧力損失が大きい計装の場合に下流側の圧力が流量により変動することに起因するハンチング現象を抑えるための簡単で実用的な方法を提案している。パイロットバルブ方式の場合には、ソレノイドバルブを用いた場合の問題点が発生せず、下流側の圧力変動に起因するハンチングが通常は発生しないので、本発明は適用できない。本発明は、図1に示したように、ある圧力で流量Qにピークが生じるようなP-Q特性を持つマスフローコントローラに有効である。
本実施例のマスフローコントローラのうち少なくともPID制御部4と記憶部5とPID定数設定部6とハンチング検出部7とPID定数変更部8とは、CPU(Central Processing Unit)と記憶装置とインタフェースとを備えたコンピュータと、これらのハードウェア資源を制御するプログラムによって実現することができる。このコンピュータの構成例を図10に示す。
コンピュータは、CPU200と、記憶装置201と、インタフェース装置(I/F)202とを備えている。I/F202には、フローセンサ13とバルブ駆動回路9などが接続される。このようなコンピュータにおいて、本発明のハンチング抑制方法を実現させるためのプログラムは記憶装置201に格納される。CPU200は、記憶装置201に格納されたプログラムに従って本実施例で説明した処理を実行する。
本発明は、流量制御系に適用することができる。
1…流路ボディ、2…センサパッケージ、3…比例ソレノイドバルブ、4…PID制御部、5…記憶部、6…PID定数設定部、7…ハンチング検出部、8…PID定数変更部、9…バルブ駆動回路、10…流路、13…フローセンサ。

Claims (6)

  1. 流路を流れる流体の流量を計測するように構成されたフローセンサと、
    前記流体の流量を制御するためのバルブと、
    流量設定値と前記フローセンサによって得られた流量計測値とを入力として操作量を制御周期毎に算出するように構成されたPID制御部と、
    前記操作量に応じた駆動電流を前記バルブに出力するように構成されたバルブ駆動回路と、
    前記流量設定値毎にPID定数を記憶するように構成された記憶部と、
    前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定するように構成されたPID定数設定部と、
    前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定するように構成されたハンチング検出部と、
    前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新するPID定数変更部とを備え
    前記PID定数変更部は、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの比例係数を所定の変更量だけ大きくするものであり、
    マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有することを特徴とするマスフローコントローラ。
  2. 流路を流れる流体の流量を計測するように構成されたフローセンサと、
    前記流体の流量を制御するためのバルブと、
    流量設定値と前記フローセンサによって得られた流量計測値とを入力として操作量を制御周期毎に算出するように構成されたPID制御部と、
    前記操作量に応じた駆動電流を前記バルブに出力するように構成されたバルブ駆動回路と、
    前記流量設定値毎にPID定数を記憶するように構成された記憶部と、
    前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定するように構成されたPID定数設定部と、
    前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定するように構成されたハンチング検出部と、
    前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新するPID定数変更部とを備え、
    前記PID定数変更部は、前記ハンチング検出部によって流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの積分時間を所定の変更量だけ小さくするものであり、
    マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有することを特徴とするマスフローコントローラ。
  3. 請求項1または2記載のマスフローコントローラにおいて、
    前記記憶部は、前記流量設定値の分割された範囲毎にPID定数を記憶し、
    前記PID定数設定部は、前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定し、
    前記PID定数変更部は、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を、前記PID制御部に設定した変更後の値に更新することを特徴とするマスフローコントローラ。
  4. PID定数を記憶している記憶部と、操作量を算出するPID制御部と、制御対象の流体の流量を制御するためのバルブを駆動するバルブ駆動回路とを備えたマスフローコントローラを用いる流量制御系におけるハンチング抑制方法であって、
    流量設定値が変更されたときに、流量設定値毎にPID定数を記憶している前記記憶部を参照し、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定する第1のステップと、
    前記流量設定値と制御対象の流体の流量計測値とを入力として前記PID制御部が操作量を制御周期毎に算出する第2のステップと、
    前記バルブ駆動回路に前記操作量を出力する第3のステップと、
    前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定する第4のステップと、
    前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新する第5のステップとを含み、
    前記第5のステップは、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの比例係数を所定の変更量だけ大きくするステップを含み、
    前記マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有する前記マスフローコントローラを用いることを特徴とするハンチング抑制方法。
  5. PID定数を記憶している記憶部と、操作量を算出するPID制御部と、制御対象の流体の流量を制御するためのバルブを駆動するバルブ駆動回路とを備えたマスフローコントローラを用いる流量制御系におけるハンチング抑制方法であって、
    流量設定値が変更されたときに、流量設定値毎にPID定数を記憶している前記記憶部を参照し、変更後の流量設定値に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定する第1のステップと、
    前記流量設定値と制御対象の流体の流量計測値とを入力として前記PID制御部が操作量を制御周期毎に算出する第2のステップと、
    前記バルブ駆動回路に前記操作量を出力する第3のステップと、
    前記流量計測値にハンチングが発生しているかどうかを判定する第4のステップと、
    前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数を変更し、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値に対応するPID定数を前記PID制御部に設定した変更後の値に更新する第5のステップとを含み、
    前記第5のステップは、前記流量計測値のハンチングが検出されたときに、前記PID制御部に設定されているPID定数のうちの積分時間を所定の変更量だけ小さくするステップを含み、
    前記マスフローコントローラの上流側の圧力と下流側の圧力との差圧と、前記流体の流量との関係が、ある差圧で流量にピークが生じるような特性を有する前記マスフローコントローラを用いることを特徴とするハンチング抑制方法。
  6. 請求項4または5記載のハンチング抑制方法において、
    前記記憶部は、前記流量設定値の分割された範囲毎にPID定数を記憶し、
    前記第1のステップは、前記流量設定値が変更されたときに、変更後の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を前記記憶部から取得して前記PID制御部に設定するステップを含み、
    前記第5のステップは、前記記憶部に記憶されているPID定数のうち、現在の流量設定値を含む範囲に対応するPID定数を、前記PID制御部に設定した変更後の値に更新するステップを含むことを特徴とするハンチング抑制方法。
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