JP7473396B2 - 足場における楔緊結装置 - Google Patents
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Description
図示のように、楔緊結装置は、例えば仮設足場における支柱11と横架材等の連結部材12を着脱自在に連結するための装置であり、支柱11の長手方向に間隔をあけて固設したフランジ13に設けた緊結孔14に対して、連結部材12の端部に固設した連結金具15を楔部材16により緊結するように構成されている。
図2ないし図4に示すように、楔部材16は、頭部24及び脚部25を備えた楔本体部16Aと、枝部16Bを並設一体化しており、楔本体部16Aと枝部16Bは、脚部25と枝部16Bの上端部を相互に連結する横向きの連結部16Cを介して一体化され、楔部材16の全体が鍛造等により成形されている。
前記連結金具15の空所部26には保持手段37が設けられている。図2ないし図6に示すように、保持手段37は、楔部材16の枝部16Bの両側面を挟む位置に配置された金属板製の第1揺動板38及び第2揺動板39により構成され、両揺動板38、39の上下部からそれぞれ折曲形成されたブラケット40、41を相互に重ね合わせた状態で、縦軸を構成する枢軸42により回動自在に枢結している。
図7ないし図9に示すように、楔部材16は、連結金具15の上下顎部18、19に対して、楔本体部16Aの脚部25を上下の挿通孔21、22に挿通自在とされると共に、枝部16Bを上下の案内孔28、29と保持手段37の案内通路47に挿通され、該枝部16Bの下端部に挿着されたリベットの頭部等により抜止め手段32を設けている。
以下、上記のように構成された緊結装置の作用を説明する。
連結金具15をフランジ13に接続するに先立ち、楔部材16は、図7及び図8に示すように、待機位置(P1)に位置させられている。この状態で、楔部材16は、自重によりストッパ部36が保持部48に載置された状態で当接することにより静止しており、楔本体部16Aにおける脚部25の下端部25eを載置面30から下向きに距離(t)だけ突出させている。
緊結作業を行うため、連結金具15をフランジ13の側方に臨ませた状態からフランジ13に向けて横方向に移動させ、受入部20にフランジ13を進入させると共に、上顎部18の載置面30をフランジ13に載置する工程を図9ないし図15に示している。
待機位置(P1)で静止している楔部材16は、頭部24をハンマーの殴打等により強く押下すると、図16及び図17に示すように、緊結位置(P2)まで下動され、緊結状態を形成する。
構築された仮設足場の解体に際して、連結金具15をフランジ13から離脱させる場合には、図18及び図19に示すように、下側の案内孔29から下方に突出した枝部16Bの下端部をハンマーの殴打等により強く押上すると、下端部の抜止め手段32が下側の案内孔29の縁部に当接するまで上動し、楔部材16を解体位置(P3)に移動する。これにより、楔本体部16Aの下端部25eがフランジ13の緊結孔14から抜き出され、連結金具15をフランジ13から引き離すことが可能となる。
上記の図示実施形態は、保持部48を第1揺動板38の自由端部38aに設けた構成のものを説明したが、図20に示す別の実施形態のように、第2揺動板39の自由端部39aにも保持部48を設け、枝部16Bの両側面に形成したストッパ部36、36を一対の保持部48、48の上に載置させ、枝部16Bに外力を与えることにより上下動させたとき、第1揺動板38及び第2揺動板39をバネ手段43に抗して回動させることにより、それぞれの保持部48、48を変位させるように構成しても良い。
12 連結部材
13 フランジ
14 緊結孔
14a 接支縁部
15 連結金具
16 楔部材
16A 楔本体部
16B 枝部
16C 連結部
16b 枝部の腹部
17 基部
18 上顎部
19 下顎部
18a、19a 当接部
19b 下顎部の先端傾斜部
20 受入部
21 上側の挿通孔
21a 受縁部
22 下側の挿通孔
22a 受縁部
23 楔部
23a 腹部
23b 背部
24 頭部
25 脚部
25e 下端部
26 空所部
27 開口部
27a、27b 平坦面
28 上側の案内孔
29 下側の案内孔
30 載置面
31 受止め部
32 抜止め手段
33 ガイド部
34 遊動面
34a 上側遊動面
34b 下側遊動面
35 案内リブ
36 ストッパ部
36a、36b 傾斜案内部
37 保持手段
38 第1揺動板
38a 自由端部
39 第2揺動板
39a 自由端部
40、41 ブラケット
42 枢軸
43 バネ手段
44、45 舌片部
46 制御手段
47 案内通路
48 保持部
48a 突出部
48a、48b 傾斜案内部
49 係止部
Claims (8)
- 支柱に固設されたフランジに連結部材を連結する楔緊結装置であって、前記連結部材に固設された連結金具(15)と楔部材(16)により構成されており、
前記連結金具(15)は、上顎部(18)と下顎部(19)の間にフランジを進入させる受入部(20)を形成し、
前記楔部材(16)は、それぞれ前記上下顎部(18)(19)に挿通される楔本体部(16A)と枝部(16B)を並設一体化しており、
前記楔本体部(16A)の下端部(25e)を下顎部(19)の上面から所定高さ(h)に位置させた待機位置(P1)から、楔本体部(16A)をフランジの緊結孔(14)に打ち込んで緊結位置(P2)まで下動させることにより緊結する構成において、
前記楔部材(16)の枝部(16B)の遊動面(34)にストッパ部(36)を突設し、前記連結金具(15)に内装した保持手段(37)に保持部(48)を設けており、
前記ストッパ部を保持部に載置したとき、楔部材(16)の自重を支持することにより楔部材を待機位置(P1)に静止させるが、該静止状態から楔部材(16)に下向きの外力を与えたとき、ストッパ部(36)が前記保持部(48)を押動し変位させることにより通過し、楔部材(16)を緊結位置(P2)に向けて下動させるように構成されており、
前記保持手段(37)は、枢軸(42)の廻りで回動自在な自由端部(38a)を有する揺動板(38)と、該揺動板の回動を制御する制御手段(46)により構成され、
前記揺動板(38)は、バネ手段(43)により前記自由端部(38a)を前記枝部(16B)の遊動面(34)に向けて前進させるように弾発付勢され、該自由端部から前記遊動面(34)に向けて突設した突部により前記保持部(48)を構成しており、
前記制御手段(46)は、弾発付勢された揺動板(38)を対向方向から受け止めることにより、保持部(48)を遊動面(34)に圧接させない所定位置で停止し保持するように構成され、
楔部材(16)の上下動によりストッパ部(36)が保持部(48)を押動したとき、該ストッパ部と保持部の相互間に形成された傾斜案内部を介して、前記自由端部(38a)を前記バネ手段(43)に抗して回動させることにより該保持部(48)を遊動面(34)から離反方向に変位させるように構成して成ることを特徴とする足場における楔緊結装置。 - 前記楔部材の枝部(16B)を両側から挟む位置に第1揺動板(38)と第2揺動板(39)を配置すると共に、両揺動板を枢軸(42)により枢結し、該枢軸に設けたバネ手段(43)により両揺動板の自由端部(38a)(39a)を合掌方向に回動付勢し、両揺動板のうち少なくとも第1揺動板(38)の自由端部(38a)と枝部(16B)の側面にそれぞれ前記保持部(48)と遊動面(34)を構成しており、
両揺動板(38)(39)のうち少なくとも一方の揺動板の自由端部から延設された舌片部(44,45)の先端を他方の揺動板の自由端部に当接させることにより、前記制御手段(46)を構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の足場における楔緊結装置。 - 前記保持手段(37)は、前記第1揺動板(38)及び第2揺動板(39)と、前記舌片部(44,45)により、楔部材(16)の枝部(16B)の上下移動を案内する案内通路(47)を形成して成ることを特徴とする請求項2に記載の足場における楔緊結装置。
- 前記待機位置(P1)において、楔本体部(16A)の下端部(25e)は、上顎部(18)の下面に形成された載置面(30)から受入部(20)の内部に向けて距離(t)だけ突出させられると共に、該下端部(25e)にガイド部(33)を形成しており、
楔部材(16)は、待機位置(P1)とした状態でフランジ(13)を受入部(20)に向けて進入させたとき、前記ガイド部(33)がフランジ(13)の縁部に当接して乗り上げることにより、下端部(25e)を前記載置面(30)と面一にする退避位置(P0)に向けて上動され、下端部(25e)がフランジの緊結孔(14)に臨まされたとき、自重により待機位置(P1)に向けて下動され、下端部(25e)を緊結孔(14)に挿入係止するように構成されており、
前記保持手段(37)の保持部(48)に対して、楔部材(16)の枝部(16B)は、ストッパ部(36)の下側に下側遊動面(34b)を形成しており、
前記保持部(48)と下側遊動面(34b)は、相互に、前記待機位置(P1)と退避位置(P0)の間において楔部材(16)が上下動することを許すように構成されて成ることを特徴とする請求項1、2又は3に記載の足場における楔緊結装置。 - 前記距離(t)をフランジの厚さ(T)に対してt<Tとするように構成されて成ることを特徴とする請求項4に記載の足場における楔緊結装置。
- 楔部材(16)を待機位置(P1)としたとき、楔本体部(16A)の下端部(25e)と下顎部(19)の間の空間の高さ(h)をフランジの厚さ(T)に対してT≦hとするように構成されており、
前記載置面(30)から下向きに突出する下端部(25e) の突出距離(t)を構成する下側距離(g)と上側距離(e)をe<gとするように構成され、
下端部(25e) のうち、下側距離(g)に含まれる領域に前記ガイド部(33)を形成し、上側距離(e)に含まれる領域に係止部(49)を形成し、
楔部材(16)を待機位置(P1)として上顎部(18)の載置面(30)をフランジ(13)に載置したとき、前記係止部(49)がフランジの緊結孔(14)に係止することにより、上顎部(18)の横向き移動を阻止するように構成して成ることを特徴とする請求項4又は5に記載の足場における楔緊結装置。 - 前記ガイド部(33)は、楔本体部(16A)の下端部(25e)において、下端中心に向かうほぼ円錐状となる円錐面により形成されて成ることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の足場における楔緊結装置。
- 前記ガイド部(33)は、楔本体部(16A)の下端部(25e)において、ほぼ球状となる球面により形成されて成ることを特徴とする請求項4、5又は6に記載の足場における楔緊結装置。
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