JP7473368B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

本発明は、薄型の二次電池セルと回路基板を備える電池パックに関する。
スマートフォンやタブレット、ノートパソコン等の携帯電子機器等の電源として、充電可能な二次電池セルを備える電池パックが用いられている。電池パックの二次電池セルとしては、薄型化が可能なパウチ電池が使用されている。一方で、携帯性などのため、電池パックの小型化と高性能化という相反する要求が高まっている。
一般に電池パックは、ケースやフレーム内に、二次電池セルや、その充放電制御回路や保護回路を実装した回路基板を配置する構造となっている。そのため、二次電池セルの高性能化を図るには、二次電池セルや回路基板を大きくする必要がある。この場合において、電池パックの大型化を避けるには、相対的に内部の収納空間を広く確保する必要があり、ケースやフレーム等の保持部材側を薄くしなければならない。
従来、薄型の電池パックに使用されている保持部材であるホルダとカバーは、図16に示すように、カバー96側に爪97を設け、ホルダ90側にこの爪97を受ける溝94を設けた爪嵌合が採用されている。
特開2013-080569号公報
しかしながら、このような嵌合構造では、図16に示すように、カバー96側の爪97と、その両側を挟むホルダ90側の壁92、93の3枚分の厚さD2が必要となり、このような厚手の壁によってホルダ内の収納空間91が圧迫される結果、二次電池セルや回路基板等の収納スペースが小さくなっていた。
本発明の目的の一は、パック電池の外形を大きくすることなく、内部の収納空間を広く確保できるようにした電池パックを提供することにある。
本発明のある態様にかかる電池パックは、一以上の二次電池セルと、二次電池セルと電気的に接続された回路を実装した回路基板と、一以上の壁部で画成された空間を収納空間として、収納空間と連通する一面を開口したホルダ部と、壁部に連結されて、ホルダ部の開口部を閉塞するカバー部と、ホルダ部の開口部をカバー部で閉塞した状態で、ホルダ部とカバー部の表面に貼付される外装ラベルとを備えている。電池パックは、壁部とカバー部を、平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凹部と嵌合凸部とからなる嵌合連結部を介して連結している。
本発明の電池パックによると、パック電池の外形を大きくすることなく、内部の収納空間を広く確保することができる。
本発明の一実施形態に係る電池パックの斜視図である。 図1に示す電池パックの分解斜視図である。 図2に示す電池パックをさらに分解した分解斜視図である。 図1に示す電池パックの外装ラベルを取り除いた一部拡大平面図である。 二次電池セルの一例を示す斜視図である。 ホルダ部とカバー部の連結構造を示す拡大分解斜視図である。 嵌合連結部の一例を示す拡大平面図である 嵌合連結部の他の一例を示す拡大平面図である 嵌合連結部の他の一例を示す拡大平面図である 嵌合連結部の他の一例を示す横断面斜視図である 図10に示す嵌合連結部の縦断面斜視図である。 嵌合連結部の他の一例を示す横断面斜視図である 図12に示す嵌合連結部の縦断面斜視図である。 ホルダ部とカバー部の連結構造の他の一例を示す拡大分解斜視図である。 第2のラベルを貼付した保持部材に第1のラベルを貼付する状態を示す底面斜視図である。 従来の電池パックの要部拡大断面図である。
本発明の第1の実施態様の電池パックは、一以上の二次電池セルと、二次電池セルと電気的に接続された回路を実装した回路基板と、一以上の壁部で画成された空間を収納空間として、収納空間と連通する一面を開口したホルダ部と、壁部に連結されて、ホルダ部の開口部を閉塞するカバー部と、ホルダ部の開口部をカバー部で閉塞した状態で、ホルダ部とカバー部の表面に貼付される外装ラベルとを備える電池パックであって、壁部とカバー部が、平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凹部と嵌合凸部とからなる嵌合連結部を介して連結されている。
上記構成によると、カバー部側に爪を設けて壁部側の溝で受ける従来の嵌合構造と比較して、壁部の厚さを薄くできるため、壁部で画成される収納空間を大きく確保することが可能となり、もって電池パックの外形を大きくすることなく、二次電池セルや回路基板等の収納空間を広く確保することが可能となる。
本明細書において、蟻溝形状とは、横断面形状が逆ハの字状となるように形成された蟻溝に近似する形状を意味するものとする。したがって、平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凹部とは、平面視において、互いに当接する境界面から内側に向かって次第に幅が広くなるように切欠された凹部形状を意味しており、平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凸部とは、平面視において、互いに当接する境界面から嵌合凹部に向かって次第に幅が広くなるように突出する凸部形状を意味するものとする。
本発明の第2の実施態様の電池パックは、壁部が、先端部の内側にホルダ部の開口縁に沿う段差凹部を形成して、先端部の外側を段差凸条としており、カバー部の外周縁部を段差凹部に嵌合させて、カバー部の外周面を段差凸条の内周面に接近させて配置している。
上記構成により、ホルダ部の壁部に設けた段差凹部でカバー部の外周縁部を支持することで、カバー部を安定して保持しながら、カバー部と壁部とを接近させた状態で連結することで連結部分を目立たなくできる。
本発明の第3の実施態様の電池パックは、嵌合連結部を、カバー部の外周縁部を平面視蟻溝状に切欠して形成された嵌合凹部と、壁部の段差凸条から段差凹部に突出して、嵌合凹部に嵌合される形状に形成された嵌合凸部とで構成している。
上記構成によると、壁部の段差凸条から段差凹部に突出して形成された嵌合凸部に、カバー部の外周縁部に形成された嵌合凹部を嵌合させて連結するので、カバー部の位置ずれを確実に防止しながら連結できる。それは、カバー部の外周縁部を段差凹部に配置することでカバー部を安定して支持しながら、平面視蟻溝状に形成された嵌合凹部と嵌合凸条との嵌合により、カバー部の前後左右の位置ずれを確実に防止できるからである。
とくに、壁部は、段差凸条から突出する嵌合凸部を段差凹部に形成するので、嵌合凸部を形成するために壁部を厚く成形することなく省スペースに嵌合凸部を成形できる。また、カバー部においても、外周縁部に嵌合凹部を形成することで、嵌合凹部を嵌合凸部に嵌合させて強固に連結しながら、嵌合凹部のない外周縁部の領域を段差凹部に載せることで安定して支持される。
本発明の第4の実施態様の電池パックは、嵌合連結部を、カバー部の外周縁から外側に向かって平面視蟻溝形状に突出する嵌合凸部と、壁部の段差凸条を、嵌合凸部を嵌合させる蟻溝形状に切欠して形成された段差凹部とで構成している。
上記構成によると、壁部の段差凸条を切欠して形成された嵌合凹部に、カバー部の外周縁から突出して形成された嵌合凸部を嵌合させて連結するので、カバー部の位置ずれを確実に防止しながら連結できる。それは、カバー部の外周縁部を段差凹部に配置することでカバー部を安定して支持しながら、平面視蟻溝状に形成された嵌合凹部と嵌合凸条との嵌合により、カバー部の前後左右の位置ずれを確実に防止できるからである。
とくに、壁部は、段差凸条を切欠して段差凹部に形成するので、嵌合凹部を形成するために壁部を厚く成形することなく省スペースに嵌合凹部を成形できる。また、カバー部においても、外周縁から突出する嵌合凸部を形成することで、嵌合凸部を嵌合凹部に嵌合させて強固に連結しながら、外周縁部を段差凹部に載せることで安定して支持される。
本発明の第5の実施態様の電池パックは、嵌合凸部と嵌合凹部が、互いに対向する対向面同士を、各々アンダーカット状に形成している。
上記構成によると、嵌合凸部と嵌合凹部の対向面において、アンダーカット形状に形成された対向面同士を当接させることで、嵌合凸部が嵌合凹部から抜けるのを防止して、カバー部をホルダ部の定位置に外れないように保持できる。
本発明の第6の実施態様の電池パックは、嵌合凸部と嵌合凹部が、互いに対向する対向面同士のいずれか一方に節度突起を設けて、他方に節度突起を案内する節度凹部を設けている。
上記構成によると、嵌合凸部と嵌合凹部の対向面において、節度突起を節度凹部に案内することで嵌合凸部が嵌合凹部から抜けるのを防止して、カバー部をホルダ部の定位置に外れないように保持できる。
本発明の第7の実施態様の電池パックは、ホルダ部が、収納空間を画成する壁部を少なくとも三方に備えており、各壁部とカバー部との連結部分に各々嵌合連結部を設けている。
上記構成により、収納空間を画成する少なくとも三方に配置される壁部に蟻溝状の嵌合連結部を設けてカバー部を連結するので、カバー部の位置ずれを確実に防止できると共に、各壁部を薄くすることにより、これらの壁部で画成される収納空間を広く確保することができる。
本発明の第8の実施態様の電池パックは、外装ラベルを、壁部とカバー部とを連結してなる嵌合連結部を覆うように貼付している。
上記構成により、蟻溝状の嵌合連結部で嵌合されたカバー部と壁部に外装ラベルを貼付することで、カバー部がホルダ部から外れる事態を確実に防止できる。
本発明の第9の実施態様の電池パックは、カバー部の表面側に貼付される外装ラベルが、外周縁から突出する複数の折り返し片を備えており、折り返し片を、カバー部の表面側からホルダ部の底面側に折り返して貼付するようにしてなり、嵌合連結部に対応する領域に、折り返し片を配置している。
上記構成によると、カバー部の表面側に貼付される外装ラベルの外周縁に複数の折り返し片を設けると共に、この折り返し片をカバー部の表面側からホルダ部の底面側に跨がって貼付することで、外装ラベルを強固に貼付できる。とくに、ホルダ部とカバー部に設けた嵌合連結部に対応する領域に折り返し片を設けることで、嵌合連結部を介して連結された領域をより確実に外れないように保持できる。
本発明の第10の実施態様の電池パックは、ホルダ部が、壁部で画成される収納空間を、回路基板を収納する空間としている。上記構成により、回路基板の収納空間を広く確保することが可能となる。
本発明の第11の実施態様の電池パックは、二次電池セルを複数枚備えており、ホルダ部が、複数の二次電池セルを、各主面が同一平面状となるように並べて挿入する挿入空間を窓状に形成している。
以下、図面に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が制限されるものではない。また、複数の図面に表れる同一符号の部分は同一もしくは同等の部分又は部材を示す。
さらに以下に示す実施形態は、本発明の技術思想の具体例を示すものであって、本発明を以下に限定するものではない。また、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、例示することを意図したものである。また、一の実施の形態、実施例において説明する内容は、他の実施の形態、実施例にも適用可能である。また、図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため、誇張していることがある。
本発明の電池パックは、主としてスマートフォンやタブレット、ノートパソコン等の携帯電子機器の電源として使用するのに適している。ただし、本発明は、電池パックの用途を特定するものではなく、他の種々の電子機器用の電源としても使用することもできる。
(実施の形態1)
本発明の一実施の形態に係る電池パックを図1~図4に示す。図1は電池パックの斜視図を、図2は図1に示す電池パックの分解斜視図を、図3は図2の電池パックをさらに分解した分解斜視図を、図4は図1に示す電池パックの外装ラベルを取り除いた一部拡大平面図をそれぞれ示している。
図1~図4に示す電池パック100は、一以上の二次電池セル1と、二次電池セル1と電気的に接続された回路を実装した回路基板4と、一以上の壁部8で画成された空間を収納空間9として、収納空間9と連通する一面を開口したホルダ部20と、壁部27に連結されて、ホルダ部20の開口部を閉塞するカバー部26と、ホルダ部20の開口部をカバー部26で閉塞した状態で、ホルダ部20とカバー部26の表面に貼付される外装ラベル3とを備えている。
図に示す電池パック100は、内側に収納空間9を形成するホルダ部20とカバー部26とで保持部材2を構成しており、この保持部材2に二次電池セル1と回路基板4とを収納して定位置に保持する構造としている。図1~図4に示す電池パック100は、3個の二次電池セル1を備えており、各々の二次電池セル1が同一平面に並ぶ姿勢となるように保持部材2に配置している。ただ、本発明の電池パックは、二次電池セルの個数を限定しない。電池パックは1つの二次電池セルを備えることができ、あるいは2以上の二次電池セルを備えることができる。
(二次電池セル1)
二次電池セル1は、全体の形状を扁平状とする薄型の二次電池で、図5に示すように、対向する第1の主面1A及び第2の主面1Bの外形を四角形としている。さらに、二次電池セル1は、一方の端部に正負の電極端子15を設けて出力側端部1Eとして、この出力側端部1Eと反対側の面を端面1Dとし、さらに、第1の主面1A及び第2の主面1Bの両側の面を側面1Cとしている。
図5に示す二次電池セル1は、電極体(図示せず)の周囲を外装フィルム11で被覆しているパウチ電池としている。薄型のパウチ電池は、厚さ3mm~10mmのリチウムイオンポリマー電池である。ただ、本発明は、パウチ電池をリチウムイオンポリマー電池には特定しない。パウチ電池は、充放電できる全てのパウチ電池とすることができる。
さらに、本発明は、二次電池セルをパウチ電池に特定しない。二次電池セルには、外形を四角形とする扁平状の薄型電池であれば、金属製の外装缶を備える二次電池セルも使用できる。このような二次電池セルとして、金属製の外装缶の開口部を封口板で気密に閉塞している薄型の角形電池が使用できる。したがって、二次電池セルは、リチウムイオン電池やニッケル-水素電池としてもよい。
(保持部材2)
保持部材2は、二次電池セル1と、二次電池セル1が接続される回路基板4とを収納して定位置に保持する。図に示す保持部材2は、複数の壁部8で画成された収納空間9を内側に形成し、この収納空間9と連通する一面を開口してなるホルダ部20と、壁部8に連結されて、ホルダ部20の開口部を閉塞するカバー部26とを備えている。図に示す保持部材2は、壁部8により枠形状に形成されたホルダ部20の開口部を部分的にカバー部26で閉塞する構造としている。ただ、保持部材は、ホルダ部全体を底板のある容器形状に成形すると共に、ホルダ部の一面に開口された開口部の全面をカバー部で閉塞する構造とすることもできる。
(ホルダ部20)
図3に示すホルダ部20は、二次電池セル1と回路基板4とを外周縁に沿って保持する枠状であって、二次電池セル1の第1の主面1A及び第2の主面1Bを表出させる開口部を両面に開口している。図のホルダ部20は、全体の外形を長方形状としており、長方形の一辺に沿う端部に、回路基板4を収納する基板収納空間21を設けている。さらに、図のホルダ部20は、3個の二次電池セル1を同一平面状に並べて挿入する挿入空間22を回路基板4の延長方向に並べて設けており、3個の二次電池セル1を横並びの姿勢で配置しながら、各二次電池セル1の出力側端部1Eに配置された電極端子15を回路基板4に接続するようにしている。
(壁部8、中間壁部27)
図2~図4に示すホルダ部20は、外周縁に沿う複数の壁部8で内側に収納空間9を画成すると共に、内部にも複数の中間壁部27を設けることで、収納空間9を二次電池セル1の挿入空間22と基板収納空間21とに区画して、複数の二次電池セル1や回路基板3を区画されたスペースに位置決めしながら収納できるようにしている。ホルダ部20の外周縁に沿う壁部8は、基板収納空間21の両端部及び隣接して配置される二次電池セル1の外側の側面1Cを覆う一対の側面壁部23と、一対の側面壁部23に連結されて二次電池セル1の端面1Dを覆う端面壁部24と、この端面壁部24に対向して配置されて、電池収納空間21の1辺を覆う周壁部25とを備えている。さらに、図のホルダ部20は、内部に配置される中間壁部27として、隣接する二次電池セル1同士の間に配置される第1の中間壁部27Aと、端面壁部24と周壁部25との間に配置されて、第1の中間壁部27Aの一端が連結される第2の中間壁部27Bとを備えている。第2の中間壁部27Bは、ホルダ部20の内側において周壁部25と平行な姿勢で形成されており、中間部において、第1の中間壁部27Aの一端が連結されている。この構造は、第1の中間壁部27Aと第2の中間壁部27Bとを交差姿勢で一体的に成形することにより、互いに強度を高め合っている。さらに、第2の中間壁部27Bは、二次電池セル1の電極端子15と対向する領域を切り欠いて切欠部27aを設けており、この切欠部27aに電極端子15を通過させて、あるいは電極端子15に接続されたリード板(図示せず)等を通過させて回路基板4に接続するようにしている。
(挿入空間22)
ホルダ部20は二次電池セル1の側面1Cを覆う側面壁部23及び第1の中間壁部27Aと、端面1Dを覆う端面壁部24の内側に、両側の二次電池セル1を挿入する挿入空間22を設けると共に、二次電池セル1の両側面1Cを覆う一対の第1の中間壁部27Aと、端面1Dを覆う端面壁部24の内側に、中間の二次電池セル1を挿入する挿入空間22を設けている。ホルダ部20は、各挿入空間22に挿入される二次電池セル1を側面壁部23及び第1の中間壁部27Aと端面壁部24とで定位置に位置決めしながら、出力側端部1Eに配置された電極端子15を回路基板4の定位置に対向して配置するようにしている。
(基板収納空間21)
さらに、保持部材2は、ホルダ部20の端部と、このホルダ部20の端部において開口部を閉塞するカバー部26とで形成される内部の空間を、回路基板4を収納する基板収納空間21としている。図3と図6に示す基板収納空間21は、細長い長方形状の回路基板4を収納できるように、回路基板4の外周縁に沿う複数の壁部8及び中間壁部27をホルダ部20の底板部28に連結して画成している。図に示す基板収納空間21は、回路基板4の長辺側の1辺に対向して設けられてホルダ部20の外周面を構成する周壁部25と、回路基板4の短辺側の2辺に対向して設けられてホルダ部20の外周壁を構成する側面壁部23の一端部と、回路基板4の長辺側の他の1辺と対向して設けられてホルダ部20の内部に配置される第2の中間壁部27Bとで画成されている。
(カバー部26)
カバー部26は、プラスチック製の板材で、ホルダ部20の開口部の一部であって、回路基板4の外周に沿って配置される壁部8と第2の中間壁部27Bで画成される空間の開口部を閉塞している。カバー部26は、壁部8の上端部に嵌合構造で連結されて、ホルダ部20の開口部を閉塞している。図6に示す壁部8は、カバー部26を位置決めしながら連結できるように、先端部の内側にホルダ部20の開口縁に沿う段差凹部29を形成して、先端部の外側に段差凸条17を設けている。カバー部26は、外周縁部を段差凹部29に嵌合させる状態でホルダ部20に連結されており、その外周面を段差凸条17の内周面に接近させている。段差凹部29の深さはカバー部26の厚さと等しくしており、段差凹部29にカバー部26を嵌合させた状態でホルダ部20とカバー部26の表面側が同一平面状となるようにしている。
さらに、本実施形態に係る電池パック100は、ホルダ部20の内部に形成される収納空間9を広く確保するために、カバー部26が連結される壁部8の厚さを従来よりも薄く成形しながら、カバー部26を確実に連結できる構造としている。このことを実現するために、本実施形態に係る電池パックでは、壁部8とカバー部26とを、平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bとからなる嵌合連結部7を介して連結している。
(嵌合連結部7)
嵌合連結部7は、図6に示すように、カバー部26の外周縁部を平面視において蟻溝状に切欠して形成された嵌合凹部7Aと、壁部8の段差凸条17から段差凹部29に突出して、嵌合凹部7Aに嵌合される形状に形成された嵌合凸部7Bとで構成されている。図に示すように、ホルダ部20とカバー部26とを連結する嵌合連結部7の形状は、嵌合凹部7Aや嵌合凸部7Bを設ける場所や条件、個数等により種々に変更される。したがって、ここでは、図7の拡大平面図で示す嵌合連結部7を一例として、その構造について詳述する。
(嵌合凹部7A)
嵌合凹部7Aは、カバー部26の外周面26aの開口縁から内側に向かって、逆ハの字状に次第に幅が広くなるように形成された一対の内側面26bと、一対の内側面26bの他端を連結する底面26cとで構成している。図の嵌合凹部7Aは、カバー部26の外周面26aと内側面26bとがなす角αを鋭角として、平面視における凹部の開口幅よりも凹部の底面26cの幅の方が広くなるようにしている。外周面26aと内側面26bとがなす角αは、20~75度、より好ましくは30~60度、さらに好ましくは40~50度に設計される。底面26cは、平面視において、凹部の開口縁を含む外周面26aと平行に設けられている。
(嵌合凸部7B)
嵌合凸部7Bは、嵌合凹部7Aに嵌合される外形であって、段差凸条17の内周面17aから内側に向かって、逆ハの字状に次第に幅が広くなるように形成された一対の側面17bと、一対の側面17bの先端を連結してなる突出端面17cとで構成している。図に示すように、嵌合凸部7Bは、嵌合凹部7Aの内形に沿う外形に形成されるので、嵌合凸部7Bの側面17bが段差凸条17の内周面17aとなす角αを鋭角として、平面視における凸部の後端の幅よりも先端の突出端面17cの幅の方が広くなるようにしている。段差凸条17の内周面17aと側面17bがなす角αは、20~75度、より好ましくは30~60度、さらに好ましくは40~50度とし、突出端面17cは、平面視において、段差凸条17の内周面17aと平行に設けている。
図4に示すホルダ部20は、収納空間9を画成する壁部8を少なくとも三方に備えており、各壁部8とカバー部26との連結部分に各々嵌合連結部7を設けている。図4に示すホルダ部20とカバー部26は、回路基板4の長辺に沿う周壁8である周壁部25の3カ所に嵌合連結部7を設けると共に、回路基板4の短辺に沿う周壁8である両側の側面壁部23に各々1つの嵌合連結部7を設けている。この構造、カバー部26を、三方で位置決めしながら連結できるので、カバー部26の位置ずれを確実に防止できる特長がある。ただ、ホルダ部20とカバー部26の連結部に設ける嵌合連結部の位置や個数は、カバー部の大きさや形状等に応じて種々に変更することができる。
(嵌合連結部の他の例)
平面視において蟻溝形状に形成される嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bは、前述のように、好ましくは、逆ハの字状に次第に幅が広くなるように形成される。ただ、嵌合凹部と嵌合凸部は、逆ハの字状に形成される内周面と側面を必ずしも平面状の傾斜面とする必要はなく、湾曲面とすることもできる。図8に示す嵌合凹部7Aは、外周面26aから内側に切欠された内側面26dを中央凹の湾曲面とし、これと対向する嵌合凸部7Bの側面17dを中央凸の湾曲面としている。この場合、嵌合凹部7Aの開口縁における、湾曲された内側面26dと外周面26aとなす角は、20度よりも小さな鋭角としてもよい。
また、図9に示す嵌合凹部7Aは、外周面26aから内側に切欠された内側面26eを中央凸の湾曲面とすると共に、両側の内側面を連結する底面26fも湾曲面としている。図9の嵌合凹部7Aは、底面26fを中央凹の湾曲面としている。さらに、この嵌合凹部7Aと嵌合する嵌合凸部7Bは、内側面26eと対向する側面17eを中央凹の湾曲面とすると共に、底面26fと対向する突出端面17fを中央凸の湾曲面としている。図に示す嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bは、平面視における全体形状を略イチョウの葉形状としている。
さらに、図示しないが、嵌合連結部は、嵌合凹部と嵌合凸部の形状を、平面視が蟻溝形状に近似する種々の形状とすることができる。例えば、嵌合凹部は、平面視において、外周面から内側に向かって次第に幅が広くなるように切欠された種々の凹部形状とすることができ、嵌合凸部は、嵌合凹部に嵌合する外形であって、平面視において、次第に幅が広くなるように突出する種々の凸部形状とすることができる。すなわち、本明細書においては、これらの形状を総括して蟻溝形状と呼ぶことにする。
以上の嵌合連結部7は、互いに嵌合される嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bにより、前後左右方向の動きが抑制されて、所定の位置で確実に連結される。嵌合連結部7は、カバー部26の厚さ方向にカバー部26を平行移動させることによって、カバー部26の嵌合凹部7Aを壁部8の嵌合凸部7Bに案内して嵌合状態で連結される。嵌合連結部7を介して嵌合されるホルダ部20とカバー部26は、嵌合構造によって前後左右の移動は制限されるが、カバー部26の挿入方向には移動可能である。したがって、ホルダ部20に連結されたカバー部26が外れないように、カバー部26の表面には、後述する外装ラベル3が貼付されて定位置に保持される。
さらに、嵌合連結部7は、互いに嵌合される嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bを抜けないように連結する構造とすることもできる。図10及び図11に示す嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bは、互いに対向する対向面同士を各々アンダーカット状に形成して抜けないように連結している。図10に示す嵌合連結部7は、嵌合凹部7Aの両側の内側面26bと嵌合凸部7Bの両側面17bをアンダーカット形状としている。また、図11に示す嵌合連結部7は、嵌合凹部7Aの底面26cと嵌合凸部7Bの突出端面17cをアンダーカット形状としている。以上の構造は、嵌合凸部7Bと嵌合凹部7Aの対向面において、アンダーカット形状に形成された側面17bと内側面26bとを当接させることで、嵌合凸部7Bが嵌合凹部7Aから抜けるのを防止して、カバー部26をホルダ部20の定位置に外れないように保持できる。図に示す嵌合連結部26は、カバー部26をホルダ部20に対して圧入することで、言い換えると嵌合凸部7Bに対して嵌合凹部7Aを圧入することで互いに連結される。
ここで、図10に示す嵌合連結部7は、アンダーカット状に形成された側面17bの傾斜角(β2)と内側面26bの傾斜角(β1)を等しくしている。また、図11に示す嵌合連結部7は、アンダーカット状に形成された突出端面17cの傾斜角(β2)と底面26cの傾斜角(β1)を等しくしている。ただ、嵌合連結部7は、図示しないが、アンダーカット状に形成される側面の傾斜角(β2)に対して内側面の傾斜角(β1)を小さくすることも、アンダーカット状に形成される突出端面の傾斜角(β2)に対して底面の傾斜角(β1)を小さくすることもできる。この構造よると、カバー部をホルダ部に対して圧入しやすくできる。
さらに、図12と図13に示す嵌合連結部7は、嵌合される嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bの互いに対向する対向面同士のいずれか一方に節度突起38を設けると共に、他方にはこの節度突起38に案内される節度凹部39を設けている。図に示す嵌合連結部7は、嵌合凸部7Bの側面17bと突出端面17cに節度突起38を設け、嵌合凹部7Aの内側面26bと底面26cであって、節度突起38と対向する節度凹部39を設けている。ただ、嵌合連結部は、図示しないが、嵌合凹部の内側面または底面に節度突起を設け、嵌合凸部の側面または突出端面に節度凹部を設けることもできる。以上の構造は、嵌合凸部7Bと嵌合凹部7Aの対向面において、節度突起38を節度凹部39に案内することで嵌合凸部7Bが嵌合凹部7Aから抜けるのを防止して、カバー部26をホルダ部20の定位置に外れないように保持できる。
以上の嵌合連結部7は、カバー部26に嵌合凹部7Aを設けて、壁部8に嵌合凸部7Bを設ける例を示したが、嵌合連結部7は、図14に示すように、カバー部26に嵌合凸部7Dを設けて、壁部8に嵌合凹部7Cを設けることもできる。この図に示す嵌合連結部7は、カバー部26の外周縁から外側に向かって平面視において蟻溝形状に突出する嵌合凸部7Dと、壁部8の段差凸条17を、嵌合凸部7Dを嵌合させる蟻溝形状に切欠して形成された段差凹部7Cとで構成している。図に示す嵌合凸部7Dは、カバー部26の外周面から外側に向かって、逆ハの字状に次第に幅が広くなるように形成された一対の側面26gと、一対の側面26gの先端を連結してなる突出端面26hとで構成している。嵌合凹部7Cは、段差凸条17の内周面17aに形成された開口縁から外側に向かって逆ハの字状に次第に幅が広くなるように切欠して形成された一対の内側面17gと、段差凹部29の段差面と同一平面状に形成された支持面17hとで構成している。
以上の構造の嵌合連結部7は、カバー部26の外周縁から突出する嵌合凸部7Dを、壁部8の段差凸条17を切欠して形成された嵌合凹部7Cに嵌合させて連結することで、カバー部26の位置ずれを確実に防止しながら連結できる。さらに、図示しないが、この構造の嵌合連結部においても、互いの対向面をアンダーカット形状に形成し、あるいは、互いの対向面に節度突起と節度凹部を設けることで、嵌合凸部が嵌合凹部から抜けないように連結可能な構造とすることもできる。
(突出部19)
さらに、ホルダ部20は、図1~図4に示すように、外周面から外側に向かって突出する複数の突出部19を一体成形して設けている。この突出部19は、電池パック100を携帯電子機器に装着する際の位置決め用の位置決凸部や固定用の連結凸部として使用される。図の保持部材2は、対向する側面壁部23から各々突出する1個の連結凸部19Aを備えると共に、端面壁部24から突出する5個の位置決凸部19Bと、周壁部25の両端部から突出する2個の位置決凸部19Bを備えている。
以上のホルダ部20とカバー部26は、プラスチックで成形している。ホルダ部20とカバー部26を成形するプラスチックは、例えば、ポリカーボネートが適している。ポリカーボネートは、成形が容易で、かつ優れた強度を有する特長がある。また、ポリカーボネートは、難燃性に優れているので、例えば、保持部材の材質にポリカーボネートを使用した場合、板厚を0.8mmまで薄くしても、UL規格等で定められている難燃性に関する基準を満たすことができる。したがって、ポリカーボネートは、難燃性を保ちながら、保持部材を薄くすることができ、その分、電池パックの小型化を図ることができる。ただし、保持部材のプラスチックは、ポリカーボネート以外のプラスチックも使用できるので、プラスチックをポリカーボネートには特定しない。
(回路基板4)
回路基板4は、二次電池セル1の保護回路などを実現する電子部品を実装している。保護回路は、二次電池セル1の温度や電圧を検出して、充放電の電流をコントロールする。このことを実現するために、回路基板4は、二次電池セル1の電圧を検出する電圧検出回路(図示せず)と、二次電池セル1を保護するブレーカーやPTC素子やヒューズなどの安全部品と、二次電池セル1の温度を検出する温度センサと、二次電池セル1の電流をコントロールするFETなどの半導体スイッチング素子(図示せず)を実装している。
回路基板4は、二次電池セル1を接続して電池組立とした状態で保持部材2に収納することができる。例えば、二次電池セル1は、治具等を介して回路基板4に対して正確に位置決めした状態で電極端子15をリード板(図示せず)や保護素子(図示せず)を介して回路基板4に接続して、電池組立とすることができる。ただ、電池パックは、回路基板と複数の二次電池セルを保持部材2の定位置に配置した後、二次電池セル1の電極端子15を回路基板4に接続することもできる。リード板や保護素子は、抵抗スポット溶接やレーザー溶接して二次電池セル1の電極端子15に接続され、抵抗スポット溶接やレーザー溶接し、あるいは半田付けして回路基板4に接続される。
図1~図4に示す電池パック100は、回路基板4に接続している引出線35を保持部材2から外部に引き出している。引出線35は先端にコネクタ36を接続している。引出線35は、保持部材2に収納される回路基板4を介して定位置に配置される。
(外装ラベル3)
外装ラベル3は、内面に粘着層を設けたプラスチックシートである。図2と図3の外装ラベル3は、保持部材2の両面に各々貼付される第1のラベル3Aと第2のラベル3Bとを備えている。第1のラベル3Aは、ホルダ部20の底面側に貼付され、第2のラベル3Bはカバー部26が連結されたホルダ部20の表面側に貼付される。第1のラベル3Aと第2のラベル3Bは、その外形をホルダ部20の外形と等しくしている。
さらに、第2のラベル3Bは、外周縁に沿って複数の折り返し片31を有しており、これらの折り返し片31をホルダ部20の外周縁で折り返して、底面側に貼付するようにしている。図2と図3に示す第2のラベル3Bは、ホルダ部20の外形と等しい外形の長方形状の本体部30の4辺から外側に向かって突出する複数の折り返し片31を設けている。この第2のラベル3Bは、図15に示すように、ホルダ部20の外周縁に沿って本体部30を貼付した状態で、4辺から突出する折り返し片31を外周縁で折り返して、ホルダ部20の壁部8から底面側に跨がって貼付される。底面側まで折り返された折り返し片31は、図15に示すように、ホルダ部20の底面側において、壁部8から二次電池セル1の第1の主面1Aまで延長して貼付され、あるいは、底板部28に貼付される。
第2のラベル3Bの折り返し片31は、保持部材2の外周面から外側に向かって突出する複数の突出部19を避けるように配置されている。言い換えると、突出部19と非対応の位置に折り返し片31を設けている。これらの折り返し片31は、保持部材2の突出部19を避けて、確実に外周面に貼付される。図の保持部材2は、外周面において、折り返し片31を付着する部分に浅い段差部を設けて、ここに折り返し片31を接着することにより、電池パック100の外形が大きくなるのを防止している。
ホルダ部20の底面側に貼付される第1のラベル3Aは、ホルダ部20の外形と等しい外形の長方形状であって図15に示すように、ホルダ部20の外周縁に沿って貼付される。
図に示す電池パック100は、2枚のラベルからなる第1のラベル3Aと第2のラベル3Bを保持部材2の両面に貼付している。パック電池は、図示しないが、第1のラベルと第2のラベルを1枚のラベルで構成して、中間で折り返して保持部材の両面に貼付することもできる。このラベルは、第1のラベルと第2のラベルの間に保持部材の突出部を表出させる開口部を設けることができる。
以上の電池パックは以下の工程で組み立てられる。
1.回路基板4に二次電池セル1を接続して電池組立とする。二次電池セル1は正負の電極端子15がリード板や保護素子を介して回路基板4に接続される。
2.電池組立をホルダ部20の定位置に収納する。このとき、二次電池セル1は、ホルダ部20の挿入空間22に挿入されて定位置に保持され、回路基板2は基板収納空間21の定位置にセットされる。
3.ホルダ部20の開口部をカバー部26で閉塞する。カバー部26は、外周縁部がホルダ部20の壁部8に設けた段差凹部29に嵌合される。壁部8とカバー部26は、平面視において蟻溝形状に形成された嵌合凹部7Aと嵌合凸部7Bからなる嵌合連結部7を介して互いに連結される。
4.カバー部26が連結されたホルダ部20の表面に第2のラベル3Bを貼付する。第2のラベル3Bは、本体部30の外周縁がホルダ部20の外周縁に一致するように貼付されて、壁部8とカバー部26とを連結してなる嵌合連結部7を被覆する。さらに、本体部30の外周縁から突出する複数の折り返し片31をホルダ部20の外周縁で折り返して、ホルダ部20の外周面から底面側に跨がって貼付する。
5.さらに、第2のラベルが貼付されたホルダ部20の底面側に第1のラベル3Aを貼付する。第1のラベル3Aは、外周縁がホルダ部20の外周縁に一致するように貼付する。
本発明の電池パックは、スマートフォンやタブレット、ノートパソコン等の携帯電子機器に内蔵されて便利に使用される。
100…電池パック
1…二次電池セル
1A…第1の主面
1B…第2の主面
1C…側面
1D…端面
1E…出力側端部
2…保持部材
3…外装ラベル
3A…第1のラベル
3B…第2のラベル
4…回路基板
7…嵌合連結部
7A、7C…嵌合凹部
7B、7D…嵌合凸部
8…壁部
9…収納空間
11…外装フィルム
15…電極端子
17…段差凸条
17a…内周面
17b、17d、17e…側面
17c、17f…突出端面
17g…内側面
17h…支持面
19…突出部
19A…連結凸部
19B…位置決凸部
20…ホルダ部
21…基板収納空間
22…挿入空間
23…側面壁部
24…端面壁部
25…周壁部
26…カバーケース
26a…外周面
26b、26d、26e…内側面
26c、26f…底面
26g…側面
26h…突出端面
27…中間壁部
27A…第1の中間壁部
27B…第2の中間壁部
27a…切欠部
28…底板部
29…連結凹部
30…本体部
31…折り返し片
35…引出線
36…コネクタ
38…節度突起
39…節度凹部
90…ホルダ
91…収納空間
92、93…壁
94…溝
96…カバー
97…爪

Claims (11)

  1. 一以上の二次電池セルと、
    前記二次電池セルと電気的に接続された回路を実装した回路基板と、
    一以上の壁部で画成された空間を収納空間として、前記収納空間と連通する一面を開口したホルダ部と、
    前記壁部に連結されて、前記ホルダ部の開口部を閉塞するカバー部と、
    前記ホルダ部の開口部をカバー部で閉塞した状態で、前記ホルダ部と前記カバー部の表面に貼付される外装ラベルと、
    を備える電池パックであって、
    前記壁部と前記カバー部は、
    平面視において蟻溝形状に形成してなる嵌合凹部と嵌合凸部とからなる嵌合連結部を介して連結されてなることを特徴とする電池パック。
  2. 請求項1に記載される電池パックであって、
    前記壁部は、
    先端部の内側に前記ホルダ部の開口縁に沿う段差凹部を形成して、先端部の外側を段差凸条としており、
    前記カバー部の外周縁部を前記段差凹部に嵌合させて、
    該カバー部の外周面を前記段差凸条の内周面に接近させて配置してなることを特徴とする電池パック。
  3. 請求項2に記載される電池パックであって、
    前記嵌合連結部が、
    前記カバー部の外周縁部を平面視蟻溝状に切欠して形成された前記嵌合凹部と、
    前記壁部の前記段差凸条から前記段差凹部に突出して、前記嵌合凹部に嵌合される形状に形成された前記嵌合凸部と、
    で構成されてなることを特徴とする電池パック。
  4. 請求項2に記載される電池パックであって、
    前記嵌合連結部が、
    前記カバー部の外周縁から外側に向かって平面視蟻溝形状に突出する前記嵌合凸部と、
    前記壁部の前記段差凸条を、前記嵌合凸部を嵌合させる蟻溝形状に切欠して形成された前記段差凹部とで構成してなることを特徴とする電池パック。
  5. 請求項3または4に記載される電池パックであって、
    前記嵌合凸部と前記嵌合凹部が、
    互いに対向する対向面同士を、各々アンダーカット状に形成してなることを特徴とする電池パック。
  6. 請求項3または4に記載される電池パックであって、
    前記嵌合凸部と前記嵌合凹部が、
    互いに対向する対向面同士のいずれか一方に節度突起を設けて、他方に前記節度突起を案内する節度凹部を設けてなることを特徴とする電池パック。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記ホルダ部は、前記収納空間を画成する前記壁部を少なくとも三方に備えており、
    各壁部と前記カバー部との連結部分に各々前記嵌合連結部を設けてなることを特徴とする電池パック。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記外装ラベルが、
    前記壁部と前記カバー部とを連結してなる前記嵌合連結部を覆うように貼付されてなることを特徴とする電池パック。
  9. 請求項8に記載される電池パックであって、
    前記カバー部の表面側に貼付される前記外装ラベルが、
    外周縁から突出する複数の折り返し片を備えており、
    前記折り返し片を、前記カバー部の表面側から前記ホルダ部の底面側に折り返して貼付するようにしてなり、
    前記嵌合連結部に対応する領域に、前記折り返し片が配置されてなることを特徴とする電池パック。
  10. 請求項1から9のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記ホルダ部が、前記壁部で画成される前記収納空間を、前記回路基板を収納する空間としてなることを特徴とする電池パック。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載される電池パックであって、
    前記二次電池セルを複数枚備えており、
    前記ホルダ部が、複数の前記二次電池セルを、各主面が同一平面状となるように並べて挿入する挿入空間を窓状に形成してなることを特徴とする電池パック。
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