JP2004281309A - バッテリパック及びケース - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明は、コーナーに近接した部位に、蟻溝15と、この蟻溝15に嵌み合う突条16とを形成する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリパック及びケースに関し、例えばいわゆるノートパソコンのバッテリパックに適用することができる。本発明は、コーナーに近接した部位に、蟻溝と、この蟻溝に嵌み合う突条とを形成することにより、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化することができるようにする。
【0002】
【従来の技術】
従来、いわゆるノートパソコン等の電子機器においては、例えば特開平11−176409号公報に開示のように、バッテリパックを装着した場合、このバッテリパックの一部の面があたかもこの電子機器の外装面を構成するようになされ、これにより全体形状を小型化し得るようになされている。以下、このように機器に装着した場合に、あたかもこの機器の外装面であるかのように、外部から見て取れる面を体裁面と呼ぶ。
【0003】
このためこの種のバッテリパックにおいては、例えば上ケース及び下ケースによりケースを構成する場合、これら上ケース及び下ケースの突き合わせ面が体裁面に表れないように、外装面以外の部分に上ケース及び下ケースの突き合わせ面を設けるようになされている。
【0004】
この種のバッテリパックは、このような上ケース及び下ケースに充電可能な二次電池、この二次電池の充放電を制御する制御回路等を収納した後、上ケース及び下ケースを一体化して作成されるようになされており、これら上ケース及び下ケースの一体化に超音波溶着、接着剤により接着が適用され、さらにはラベルの巻き付けにより上ケース及び下ケースが一体化されるようになされている。またいわゆるスナップイン構造の採用により、上ケースと下ケースとを簡易に一体化し得るようになされている。
【0005】
すなわち図3(A)は、この種のバッテリパックに適用されるケースについて、コーナーを示す分解斜視図であり、図3(B)は、この図3(A)をB−B線により切り取って示す断面図であり、また図3(C)は、この図3(B)をC−C線により切り取って示す断面図である。
【0006】
このバッテリパック1は、下ケース2及び上ケース3により形成され、下ケース2の側面2Aが体裁面に設定される。これにより下ケース2において、この体裁面2Aにあっては、この体裁面2A側におけるバッテリパック1の長さ及び高さにより作成される。また上ケース3においては、この体裁面2A側の先端が、体裁面2Aの内側に突き当った後、体裁面2Aの内側に沿って、下ケース2側に板状に延長するように形成される。これによりケース1は、体裁面2Aにおいては、この体裁面2Aであるケースの側面2Aと、上ケース3の側面3Aとが重なり合うように形成される。
【0007】
下ケース2は、体裁面2Aの内側にほぼ体裁面2Aと平行につば2Bが形成され、このつば2Bと、体裁面2Aの内側面とにより、上ケース3の下ケース2に向かって板状に延出する部位3Aを挟持するようになされている。これらによりケース1においては、体裁面2A側において、挟持させるのに十分な面積により下ケース2と上ケース3とを密着させて、これら下ケース2と上ケース3とを一体化できるようになされている。
【0008】
また上ケース3においては、下ケース2のつば2Bに対応する部位が部分的に内側に延出してツメ3Cが形成されるのに対し、下ケース2においては、ツメ3Cが引っ掛かるように窓2Cがつば2Bに形成される。これによりバッテリパック1は、上ケース3のツメ3Cを下ケース2の窓2Cに嵌め合せて、下ケース2と上ケース3とを一体化できるようになされ、これらツメ3C及び窓2Cにより、下ケース2及び上ケース3を一体化して保持する係止機構を構成するようになされている。
【0009】
これに対してバッテリパック1において、この体裁面2Aと直交する側面1Dは、機器に装着して外部から見て取られないようになされ、これによりこの側面1Dのほぼ中央に下ケース2と上ケース3との突き合わせ面2E、3Eが形成される。すなわち下ケース2においては、この側面1D側の面2Dがバッテリパック1の略半分の高さだけ立ち上がるように形成され、これに対応して上ケース3においては、この側面1D側の面3Dが、バッテリパック1の略半分の高さだけ立ち下がるように形成される。
【0010】
上ケース3は、この側面3Dにおける突き合わせ面3Eの部分が、部分的に下ケース2に向かってさらに延出され、下ケース2の側面2Aの内側に沿って延長するように形成される。これに対応して下ケース2は、側面2Dの内側に側面2Dとほぼ平行につば2Fが形成され、このつば2Fと、側面2Dの内側面とにより、上ケース3の下ケース2に向かって板状に延出する部位3Fを挟持するようになされている。これらによりバッテリパック1においては、側面1D側において、十分な面積により下ケース2と上ケース3とを密着させて、これら下ケース2と上ケース3とを一体化できるようになされている。
【0011】
また上ケース3においては、この側面2D側においても、下ケース2に向かって延長する部位3Fのうちの、つば2Fに対応する箇所が部分的に内側に延出してツメ3Gが形成されるのに対し、下ケース2においては、ツメ3Gが引っ掛かるようにつば2Fに窓2Gが形成される。これによりバッテリパック1は、側面1Dにおいても、上ケース3のツメ3Gを下ケース2の窓2Gに嵌め合せて、下ケース2と上ケース3とを一体化できるようになされ、これらツメ3G及び窓2Gにより、下ケース2及び上ケース3を一体化して保持する係止機構を構成するようになされている。
【0012】
バッテリパック1は、他の面についても、同様に形成され、これらにより十分な強度を確保して下ケース2と上ケース3とを一体化するようになされている。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−176409号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種のケースにおいては、何れの手法により上ケースと下ケースとを一体化する場合にあっても、体裁面側のコーナーが落下等の衝撃によって上ケースと下ケースとに分離し易い問題がある。
【0015】
すなわち図3について上述したスナップイン方式による構成の場合、つば2B、2Fの窓2C、2G、ツメ3C、3Gにおいては、スライド部分を金型に設けることが必要になる。しかしながら体裁面2Aのコーナーの部分においては、これらスライド部分を近接させて設けることが困難なことにより、つば2B、2Fにおいては、何れかをコーナーの部分から一定の距離だけ隔てた位置に設けざるを得ず、これによりコーナーの部分においては、衝撃に弱くなる。
【0016】
因みに、このスナップイン方式によるケースにおいては、コーナーの部分に接着剤を塗布して補強することも考えられるが、この場合、作業工数が増大し、さらには接着剤が外部にはみ出して製品不良となる欠点もある。
【0017】
これに対して超音波溶着にあっても、コーナーの部分を溶着時のストッパーとして使用してケースの高さを所望の高さに設定することが多く、コーナーの部分においては、上ケースと下ケースとが面により接触して超音波により溶着することになり、側面方向に外力が働くと容易にコーナーが剥がれることになる。
【0018】
また接着剤のみにより上ケースと下ケースとを一体化する場合にあっては、スナップイン方式について接着剤を併せて使用する場合と同様の問題がある。またラベルを巻き着けて一体化する場合にあっては、実際上、コーナーにはラベルを貼り付けるのが困難で、また貼り付けたとしても、容易に剥がれてしまい、これにより結局、コーナーの部分にあっては、剥がれ易くなる。
【0019】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化してなるバッテリパック及びケースを提案しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、下ケースと上ケースとによるケースに充電可能な二次電池を収納して形成されたバッテリパックに適用して、少なくとも1つの側面においては、下ケースの側面と、上ケースの側面とが重なり合うように形成され、重なり合った部分のコーナーに近接した部位において、一方のケースに、他方のケース側に向かって延長する蟻溝が形成され、他方のケースに、蟻溝に嵌み合う突条が形成されてなるようにする。
【0021】
また請求項5の発明においては、下ケースと上ケースとによるケースに適用して、少なくとも1つの側面においては、下ケースの側面と、上ケースの側面とが重なり合うように形成され、重なり合った部分のコーナーに近接した部位において、一方のケースに、他方のケース側に向かって延長する蟻溝が形成され、他方のケースに、蟻溝に嵌み合う突条が形成されてなるようにする。
【0022】
請求項1の構成によれば、下ケースと上ケースとによるケースに充電可能な二次電池を収納して形成されたバッテリパックに適用して、少なくとも1つの側面においては、下ケースの側面と、上ケースの側面とが重なり合うように形成され、重なり合った部分のコーナーに近接した部位において、一方のケースに、他方のケース側に向かって延長する蟻溝が形成され、他方のケースに、蟻溝に嵌み合う突条が形成されてなることにより、このような蟻溝と突条とにあっては、金型にスライド機構等を設けなくても作成することができ、これによりコーナーの部分に近接した部位に蟻溝と突条とを設けて、これら蟻溝と突条との嵌み合せによりコーナーの部分を剥がれ難くすることができ、その分、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化することができる。
【0023】
これにより請求項5の構成によれば、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化してなるケースを提供することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。
【0025】
(1)実施の形態の構成
図2は、本発明の実施の形態に係るバッテリパックを示す分解斜視図である。このバッテリパック11は、略長方形形状により形成され、長手方向に延長する一方の側面11Aと、この図における底面とが体裁面に設定され、体裁面の側面11Aと対向する他方の側面側が部分的に延出されて、この延出された部位の一部に、電源入出力用端子等が設けられるようになされている。
【0026】
バッテリパック11は、二次電池ユニット12を下ケース13及び上ケース14によるケースに収納して形成される。ここで二次電池ユニット12は、充電可能な二次電池セル12Aと基板12Bとを接続して構成され、この基板12Bには、二次電池セル12Aの充放電を制御する制御回路、電源入出力用端子等が設けられる。バッテリパック11は、下ケース13及び上ケース14に二次電池ユニット12を収納した際に、この基板12Bの部分を覆って、電源入出力用端子等の部分が露出するように、下ケース13及び上ケース14が形成されるようになされている。
【0027】
下ケース13及び上ケース14は、図3について上述した下ケース2及び上ケース3と同様に、下ケース13の側面13Aが体裁面に設定され、この側面13Aがバッテリパック11の長さ及び高さにより作成される。またこれに対応して上ケース14は、体裁面13Aの内側に突き当って、体裁面13Aの内側に沿って下ケース13側に板状に延出されるように形成される(符号14Aにより示す部位)。これによりバッテリパック11は、体裁面13Aにおいては、下ケース13の側面13Aと、上ケース14の側面14Aとが重なり合うように形成される。またこの体裁面13Aの両側面においては、ほぼ中央に、下ケース13と上ケース14との端面による突き合わせ面13D、14Dが形成され、下ケース13及び上ケース14においては、これに対応してそれぞれ側面13B、13C及び14B、14Cが形成されるようになされている。
【0028】
また図3との対比により図1に示すように、下ケース13及び上ケース14は、図3について上述した下ケース2及び上ケース3と同様に、それぞれ窓13G、13Iを設けてなるつば13E、13H、ツメ14G、14Iが所定のピッチにより設けられるようになされ、これらつば13E、13H、ツメ14G、14Iによる係止機構により下ケース13及び上ケース14を簡易に一体化して保持できるようになされている。
【0029】
下ケース13及び上ケース14は、体裁面13A側のつば13Eが、両側面13B、13Cのつば13Iに比して、コーナーより遠ざかった位置に形成され、その分、側面13B側のつば13Hがコーナーに近接して設けられるようになされている。上ケース14は、このようにしてつば13Eが遠ざかった位置に配置されてなる体裁面13A側に、コーナーに近接して蟻溝15が形成される。ここで蟻溝15は、下ケースに向かって延長するように形成され、この蟻溝15の深さが蟻溝15の作成されてなる部位14Aの厚みにより形成され、これによりこの蟻溝15がスリット形状により形成される。下ケース13においては、この蟻溝15に対応して、体裁面13Aの内側面に突条16が形成される。
【0030】
ここで蟻溝15は、延長方向に直交する面により断面を見ると(図1(C))、逆テーパーにより形成されるのに対し、延長方向にあっては(図1(B))、先端側が広がるように所定のテーパーにより形成され、これによりコーナーに近接した部位に形成して、スライド機構等の特別な機構を金型に設けなくても、確実に金型から取り出すことができるようになされている。
【0031】
これに対して突条16は、この蟻溝15に嵌み合うように、体裁面13Aの内側面に、根元側が幅広に形成される。これにより突条16は、コーナーに近接した部位に形成して、スライド機構等の特別な機構を金型に設けなくても、確実に金型から取り出すことができるようになされ、さらに容易に蟻溝15に嵌合させることができるようになされている。
【0032】
これによりこのバッテリパック11においては、このコーナーに近接して設けられた突条16と蟻溝15との嵌み合いとにより、コーナー部分における剥がれを防止するようになされている。
【0033】
(2)実施の形態の動作
以上の構成において、このバッテリパック11は、所定の電子部品を搭載してなる基板12Bに二次電池セル12Aを接続して二次電池ユニット12が形成され、この二次電池ユニット12を下ケース13、上ケース14によるケースに収納して形成される。
【0034】
バッテリパック11においては、長手方向に延長する側面が体裁面11Aに設定され、この体裁面11Aにおいては、下ケース13の側面13Aにより形成されて、下ケース13と上ケース14との突き合わせ面が体裁面11Aに表れないように構成され、これにより凹凸がなく、平滑に外装面を形成して、外装面を美しく見せることができるようになされている。
【0035】
バッテリパック11は、この体裁面11Aにおいて、下ケース13の側面13Aの内側にて、途中まで上ケース14の側面14Aとが重なり合うように形成され、この重なり合った部位の下ケース13及び上ケース14にそれぞれ窓13Gを形成してなるつば13E及びツメ14Gが形成される。これによりバッテリパック11は、下ケース13に上ケース14を持ち来して押し下げることにより、ツメ14Gにより上ケース14の側面14Aがガイドされて、この側面14Aが、下ケース13の側面13Aの内側面とつば13Eにより挟持される。またこの状態で、上ケース14のツメ14Gが下ケース13の窓13Gに嵌合する。これによりバッテリパック11は、簡易な組み立て作業により下ケース13及び上ケース14を一体化して保持することができる。
【0036】
また同様に、この体裁面11Aの両側面13B、13C、14B、14Cにおいても、それぞれ下ケース13及び上ケース14に形成された窓13Iを形成してなるつば13H及びツメ14Iにより、下ケース13に上ケース14を持ち来して押し下げるだけで、ツメ14Hによりガイドされ、上ケース14のツメ14Iが下ケース13の窓13Iに嵌合し、これにより簡易な組み立て作業により下ケース13及び上ケース14を一体化して保持することができる。
【0037】
バッテリパック11では、体裁面11A側のつば13E、ツメ14Gが金型に作成するスライドの分、コーナーから遠ざかった部位に形成され、これにより何ら対策を施さない場合には、落下等の衝撃により、コーナーの部分が剥がれ隙間が発生する。バッテリパック11では、このため上ケース14の側面14Aに、コーナーに近接して、下ケース13に向かって延長する蟻溝15が形成され、またこの蟻溝15に嵌み合う突条16が下ケース13に形成され、これら蟻溝15及び突条16の嵌合によりコーナーの剥がれが防止される。
【0038】
すなわち体裁面11Aに垂直な方向に外力が加わった場合には、蟻溝15が深さ方向に広がるように形成され、突条16がこの蟻溝15に嵌み合っていることにより、この外力に十分に抗することができる。これに対してこの体裁面11Aと直交する側面13Bに垂直な方向に外力が加わった場合には、この側面13Bにコーナーに近接して設けられたつば13Hとこの側面13Bの内側面とにより、この外力に十分に抗することができる。これにより外力が働いた場合にあっても、コーナー部における隙間の発生を有効に回避することができる。
【0039】
このようにして下ケース13に上ケース14を持ち来して押し下げて下ケース13と上ケース14とを一体化するにつき、蟻溝15及び突条16においては、下ケース13側が幅広に形成されていることにより、これらを幅狭に形成した場合でも、簡易に組み立てることができる。また十分な強度により下ケース及び上ケースを一体化して保持することができる。
【0040】
(3)実施の形態の効果
以上の構成によれば、コーナーに近接して、下ケース及び上ケースに突条及びこの突条に嵌み合う蟻溝を形成することにより、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化することができる。
【0041】
また下ケースに向かうに従って、これら蟻溝及び突条を幅広に形成することにより、簡易に組み立てることができる。
【0042】
またこの蟻溝及び突条を形成してなる面を体裁面に設定し、蟻溝及び突条よりコーナーから遠ざかった部位に、上ケース及び下ケースを一体に保持する係止機構を形成することにより、この係止機構を金型のスライドにより形成するようにして、簡易な組み立て作業により一段と確実に、下ケース及び上ケースを一体に保持することができる。
【0043】
また具体的に、この係止機構を、上ケースに形成されたツメと、このツメを引っかける窓とにより形成することにより、簡易な構成で、確実に下ケース及び上ケースを一体化して保持することができる。
【0044】
(4)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、体裁面側に蟻溝及び突条を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、体裁面側においては、コーナーに係止機構を近づけるようにし、体裁面の側面側に蟻溝及び突条を形成するようにしてもよい。
【0045】
また上述の実施の形態においては、ツメと窓とにより係止機構を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、係止機構にあっては、他の構成を適用することもできる。
【0046】
また上述の実施の形態においては、バッテリパックの長手側の側面及び底面を体裁面とする場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の面を体裁面とする場合にも広く適用することができる。
【0047】
また上述の実施の形態においては、体裁面の側面については、下ケースと上ケースとの突き合わせ面がほぼ中央になるように設定する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、この側面をも体裁面に設定する場合等にも広く適用することができる。
【0048】
また上述の実施の形態においては、いわゆるスナップイン方式により下ケース及び上ケースを一体化する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、超音波溶着、接着剤等、他の方式により一体化する場合にも広く適用することができる。
【0049】
また上述の実施の形態においては、ノートパソコンのバッテリパックに本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の電子機器のバッテリパックに、さらにはバッテリパック以外の種々のケースに広く適用することができる。
【0050】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、コーナーに近接して、下ケース及び上ケースに突条及びこの突条に嵌み合う蟻溝を形成することにより、コーナーの部分にあっても十分な強度により上ケース及び下ケースを一体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るバッテリパックを詳細に示す斜視図及び断面図である。
【図2】図1のバッテリパックの分解斜視図である。
【図3】従来のバッテリパックを詳細に示す斜視図及び断面図である。
【符号の説明】
1、11……バッテリパック、1D、2A、2D、3A、3D、13A、13B、13C、14A、14B、14C……側面、2、13……下ケース、2B、2F、13E、13H……つば、2C、2G、13G、13I……窓、2E、3E、13D、14D……突き合わせ面、3、14……上ケース、3C、3G、14G、14I……ツメ、12……二次電池ユニット、15……蟻溝、16……突条
Claims (5)
- 下ケースと上ケースとによるケースに充電可能な二次電池を収納して形成されたバッテリパックにおいて、
少なくとも1つの側面においては、
前記下ケースの側面と、前記上ケースの側面とが重なり合うように形成され、
前記重なり合った部分のコーナーに近接した部位において、
一方のケースに、他方のケース側に向かって延長する蟻溝が形成され、
前記他方のケースに、前記蟻溝に嵌み合う突条が形成された
ことを特徴とするバッテリパック。 - 前記蟻溝及び突条は、
前記他のケース側に向かうに従って幅広に形成された
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。 - 前記1つの側面が体裁面であり、
前記重なり合った部分の、前記蟻溝及び突条より前記コーナーから遠ざかった部位に、前記上ケール及び下ケースを一体に保持する係止機構が形成された
ことを特徴とする請求項1に記載のバッテリパック。 - 前記係止機構が、
前記上ケースの前記側面を形成する側壁に形成されたツメと、
前記下ケースの前記側面を形成する側壁の内側に形成された、前記ツメを引っかける窓である
ことを特徴とする請求項3に記載のバッテリパック。 - 下ケースと上ケースとによるケースにおいて、
少なくとも1つの側面においては、
前記下ケースの側面と、前記上ケースの側面とが重なり合うように形成され、
前記重なり合った部分のコーナーに近接した部位において、
一方のケースに、他方のケース側に向かって延長する蟻溝が形成され、
前記他方のケースに、前記蟻溝に嵌み合う突条が形成された
ことを特徴とするケース。
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