JP3806665B2 - 電池パック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケースに薄型電池を固定している電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】
薄型電池の電池パックは、種々の携帯用の電気機器に装着されて便利に使用される。とくに、携帯電話のように、全体を薄く設計する必要がある電気機器に最適な形状である。この形状の電池パックは、薄型電池を薄くしないかぎり、全体を薄くできないので、いかにして薄型電池を薄くできるかの研究がなされている。現在、極めて薄い薄型電池としてポリマー電池が開発されている。ポリマー電池は、アルミのラミネートフィルムを外装に使用するので全体を極めて薄くできる。さらに、外装缶に鉄やアルミニウムを使用するリチウムイオン二次電池の薄型電池も開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
現在開発されているポリマー電池やリチウムイオン二次電池等の薄型電池は、すでに相当に薄く設計されている。さらに、これらの薄型電池は、充電容量を減少させることなく、より薄くするための研究も行われている。また、薄型電池を内蔵するパック電池においても、全体を薄くするための設計が行われている。とくに、携帯用の電気機器のように、より薄くすることが要求される機器に装着される電池パックは、さらに薄く設計することが要求されている。このため、薄型電池の充電容量を減少させることなく、電池パックを薄く設計することは極めて重要であり、このことを実現できる電池パックが求められている。
【0004】
本発明は、極めて簡単な構造で、薄型電池自体を薄くすることなく、電池パックを薄くすることを目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、薄型電池の厚さを変えることなく電池パック全体の厚さを極限まで薄くできる電池パックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の電池パックは、外装ケース1に、電池の厚さが電池の幅よりも薄い薄型電池2を装着している。外装ケース1は、薄型電池2の表裏面を外部に表出させる開口部3を設けて、薄型電池2の両側面と両端面とをカバーする方形枠形に成形している。外装ケース1の厚さは薄型電池2の厚さにほぼ等しく、あるいは外装ケース1を薄型電池2よりも薄くしている。さらに、外装ケース1は、薄型電池2の表裏面に分割されてなる第1ケース1A及び第2ケース1Bとで構成できる。この外装ケース1は、第1ケース1Aと第2ケース1Bに、側面ケース部1aと端部ケース部1bとを備える構造とし、第1ケース1Aと第2ケース1Bの側面ケース部1aと端部ケース部1bとを連結して薄型電池2を保持することができる。また、薄型電池2が両側面を湾曲面として両側面にコーナー縁に沿った面取り部と中央の突出部を形成している。そして、側面ケース部1aが薄型電池2の面取り部に位置して、側面ケース部1aで薄型電池2の両側を保持して表裏方向に抜けるのを防止する。
【0006】
外装ケース1は、薄型電池2の両側面をカバーする側面ケース部1aと、薄型電池2の両端面をカバーする端部ケース部1bとを備える構造とすることができる。側面ケース部1aには、内面に保持溝4を設けて、この保持溝4に、薄型電池2両側面の中央突出部を入れて固定できる。また、外装ケース1の端部ケース部1bには、出力端子8の端子ホルダ5を配設することができる。
【0007】
1ケース1Aと第2ケース1Bは、溶着して連結できる。さらに、薄型電池2は、表面を絶縁材6で被覆することができる。さらにまた、薄型電池2と外装ケース1に絶縁シート7を接着して、薄型電池2を被覆することもできる。絶縁シート7が接着される薄型電池2と外装ケース1の接着面に凹凸または段差などの非平面部20がある電池パックは、この非平面部20に沿うように成形されてなる絶縁シート7を薄型電池2と外装ケース1の接着面に接着することができる。この絶縁シート7は、非平面部20に沿って成形された非平面形状を目立たなくする表面処理をすることができる。
【0008】
出力端子8を配設している端部ケース部1bには、保護回路を内蔵するための収納室を設けることができ、この収納室に保護回路を内蔵して外部から絶縁することができる。出力端子8を定位置に配置する端子ホルダ5に保護回路を内蔵することもできる。この端子ホルダ5は、外装ケース1の端部ケース部1bに内蔵できる。薄型電池2の凸部電極10を設けている端面には、絶縁リング9を配設し、絶縁リング9に凸部電極10を突出させる貫通孔11を設け、貫通孔11に凸部電極10を入れて薄型電池2の端面を絶縁することができる。さらに、薄型電池2は、正負の電極に保護素子12を連結でき、また、薄型電池2は、リチウムイオン二次電池やポリマー電池とすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための電池パックを例示するものであって、本発明は電池パックを以下のものに特定しない。
【0010】
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0011】
図1に示す電池パックは、外装ケース1と、この外装ケース1に装着している薄型電池2とを備える。薄型電池2は、電池の厚さを電池の幅よりも薄くしている二次電池である。薄型電池2は、リチウムイオン二次電池、又はポリマー電池である。ポリマー電池はリチウムポリマー電池である。ただ、本発明は、薄型電池をリチウムイオン二次電池やポリマー電池に特定しない。薄型電池には、これ等の電池以外の電池、たとえばニッケル−水素電池やニッケル−カドミウム電池とすることもできる。
【0012】
外装ケース1は、絶縁材を成形して製作される。外装ケース1を成形する絶縁材は好ましくはプラスチックである。図の外装ケース1は、薄型電池2の表裏面を外部に表出させる開口部3を設けて、薄型電池2の両側面と両端面とをカバーする方形枠形に成形している。外装ケース1は、薄型電池2の両側面をカバーする側面ケース部1aと、薄型電池2の両端面をカバーする端部ケース部1bとを備える。側面ケース部1aは、図2の横断面図に示すように、保持溝4を内面に設けている。外装ケース1は、側面ケース部1aの保持溝4に、薄型電池2の両側面の中央突出部を入れている。この構造の外装ケース1は、側面ケース部1aで薄型電池2の両側を保持して、薄型電池2が図の矢印A、Bで示すように、表裏方向に抜けるのを防止する。図2の断面図に示すように、中央に突出部のある薄型電池2は、突出部を保持溝4に入れることにより、側面ケース部1aを薄型電池2の表裏面に突出させることなく、表裏方向にずれるの阻止できる。リチウムイオン二次電池やポリマー電池等の薄型電池は、両側面を所定の曲率半径で湾曲する形状としている。湾曲面である薄型電池2の両側面は、コーナー縁に沿って面取り部があって、中央に突出部がある。このため、面取り部に、保持溝4の両側壁を案内する構造として、側面ケース部1aが薄型電池2の表裏に突出しないようにしながら、薄型電池2の表裏方向のずれを阻止できる。ただ、本発明の電池パックは、側面ケース部1aに必ずしも保持溝4を設けることなく、薄型電池の両側面を側面ケース部の内面に接着剤で接着し、あるいは粘着剤で付着し、あるいはまた両面粘着テープで付着して固定することもできる。
【0013】
外装ケース1は、図2と図3の断面図に示すように、側面ケース部1aと端部ケース部1bの両方を薄型電池2の表裏面から突出しない形状に成形して、外装ケース1の厚さを薄型電池2の厚さにほぼ等しくしている。図の外装ケース1は、側面ケース部1aと端部ケース部1bの一部を薄型電池2の表裏面と同一平面に成形している。薄型電池2の表裏にラベル等の絶縁シート7を接着する電池パックは、絶縁シート7の厚さに相当するだけ外装ケース1を薄型電池2よりも厚く成形して、薄型電池2と外装ケース1とを同じ厚さにできる。ただし、本発明の電池パックは、外装ケースを薄型電池よりも薄く成形することもでき、また、外装ケースが薄型電池の表面からわずかに突出する形状とすることもできる。外装ケースが薄型電池から突出している電池パックは、突出部を嵌入する凹部を電気機器の電池装着部に設けて電気機器に装着できる。したがって、本明細書において、外装ケースの厚さを薄型電池の厚さにほぼ等しくするとは、外装ケースが薄型電池の表面からわずかに突出する程度、たとえば、1mm以下に突出する程度に外装ケースが薄型電池より厚くなる状態を含むものとする。
【0014】
図1と図3の電池パックは、外装ケース1の端部ケース部1b内に、出力端子8の端子ホルダ5を配設している。図の電池パックは、薄型電池2の凸部電極10側をカバーする端部ケース部1bに端子ホルダ5を内蔵させて、ここに出力端子8を配設している。凸部電極10と反対側の端部ケース部1bは、薄型電池2の底面をカバーしている。端子ホルダ5は、絶縁材を成形して製作される。端子ホルダ5を成形する絶縁材は、好ましくはプラスチックである。端子ホルダ5は、その外形を、薄型電池2の凸部電極10のある端面の外形にほぼ等しくし、あるいは端面の外形よりも多少は小さく成形して、薄型電池2を電池端面から見る状態で、端子ホルダ5が薄型電池2から外部に突出しない形状としている。この端子ホルダ5は、電池端面との対向面の反対側に一対の出力端子8を設けている。出力端子8は金属板で、出力端子8である金属板は、端子ホルダ5に固定され、あるいは端子ホルダ5と外装ケース1との間に挟着されて定位置に固定される。
【0015】
端子ホルダ5は、外装ケース1の端部ケース部1bの内部に配設される。ここに配設される端子ホルダ5は、端部ケース部1bの内面と薄型電池2の電池端面とに間に挟着されて定位置に固定される。外装ケース1は、端部ケース部1bに電極窓13を開口している。電極窓13は、端子ホルダ5に固定している出力端子8を外装ケース1の外部に表出させる。したがって、電極窓13は、端子ホルダ5を外装ケース1の内部の定位置に固定して、出力端子8を外部に表出できる位置に開口される。外装ケース1に内蔵される端子ホルダ5は、薄型電池2に押されて定位置に固定されて、出力端子8を正確に定位置に配置する。
【0016】
電池パックは、一対の出力端子8を、保護素子12を介して、薄型電池2の正負の電極に接続している。図4は、電池パックの回路図を示す。この電池パックは、正負の電極を、保護素子12を介して一対の出力端子8に接続している。一方の電極はPTCを介して出力端子8に接続され、他方の電極はヒューズを介して出力端子8に接続している。この回路図の電池パックは、正極側の出力端子8をヒューズを介して薄型電池2の正極に接続し、負極側の出力端子8をPTCを介して薄型電池2の負極に接続している。この回路図とは反対にPTCとヒューズを接続することもできる。また、両方の出力端子8をヒューズを介して薄型電池2の電極に接続し、あるいはPTCを介して薄型電池2の電極に接続することもできる。薄型電池2の正負の両電極に保護素子12を接続している電池パックは、出力端子8と薄型電池2の電極とを間違ってショートしても安全に使用できる。それは、薄型電池2の何れの電極が出力端子8に接続されても、保護素子12が動作してショート電流を遮断するからである。電池パックは、外装缶と凸部電極10の両方の表面を絶縁している。したがって、通常の使用状態においては、ショート電流が流れることはない。ただ、薄型電池2の外装缶の表面を被覆している絶縁シート7が破損され、あるいは外装ケース1の内部に金属線が挿入されて凸部電極10に接触すると、ショート電流が流れることがある。たとえば、薄型電池2の外装缶と負極側の出力端子8とが金属で接続されるとき、外装缶の絶縁が不完全であると、ショート電流が流れる。また、外装ケース1と薄型電池2との間に金属線が挿入され、この金属線が正極側の出力端子8に接触するとショート電流が流れる。両出力端子8と正負の電極との間に保護素子12を接続している電池パックは、ショート電流が流れると、これが動作してショート電流を遮断する。
【0017】
保護素子12は、図5の断面図に示すように、端子ホルダ5の内部に配置される。図の端子ホルダ5は、薄型電池2との対向面に保護素子12の収納部14を設けて、ここに保護素子12を配置している。端子ホルダ5のない電池パックは、外装ケース1の端部ケース部1bに収納部を設けて、ここに保護素子12を内蔵させる。
【0018】
図の電池パックは、保護回路として保護素子12を備える。ただ、電池パックは、保護回路として、電流を検出して過電流が流れると電流を遮断する回路、電池電圧を検出して電池の過充電や過放電を検出して電流を遮断する回路等を、端子ホルダ5や外装ケース1に内蔵することもできる。保護回路を内蔵させる外装ケースは、これを収納する収納室を設けて、ここに保護回路を内蔵して外部から絶縁する。保護回路は、プリント基板に電子部品を実装して実現される。保護回路を内蔵する電池パックは、出力端子8を定位置に配置する端子ホルダ5に保護回路を内蔵させて、この端子ホルダ5を外装ケース1の端部ケース部1bに内蔵させることもできる。
【0019】
薄型電池2は、図6に示すように、端子ホルダ5を配設する電池端面に絶縁リング9を配設している。電池端面は、薄型電池2の凸部電極10を設けている電池端面に配設されるので、絶縁リング9も凸部電極10のある電池端面に配設される。ここに配置される絶縁リング9は、凸部電極10を突出させるための貫通孔11を設けており、この貫通孔11に凸部電極10を入れて、電池端面に固定されて電池端面を絶縁する。絶縁リング9は、接着して電池端面に固定され、あるいは、両面接着テープを介して電池端面に接着して固定され、あるいはまた粘着層を介して、電池端面に接着して固定される。絶縁リング9の幅(W1)は、電池端面の幅(W2)よりも小さい。さらに好ましくは、絶縁リング9の長さも、端子ホルダ5の長さよりも短くする。この絶縁リング9は、図3の断面図に示すように、端子ホルダ5の内側に嵌入して定位置に固定される。
【0020】
絶縁リング9は、プラスチック等の絶縁材を成形して製作される。絶縁リング9は、図7と図8に示すように、上面に保護素子12や端子ホルダ5に嵌合される嵌合凸部16を一体的に成形して設けることができる。図の絶縁リング9は、リブ状の嵌合凸部16を両端部分に設けている。嵌合凸部16は、図9に示すように、電池端面に配設される保護素子12に嵌合されて、これ等を定位置に保持する。さらに、端子ホルダ5の下面を、嵌合凸部16に嵌着できる形状に成形し、嵌合凸部16を端子ホルダ5に嵌合して、端子ホルダ5を定位置に配置することができる。
【0021】
また、薄型電池2の電池端面に絶縁リング9を配置する電池パックは、絶縁リング9で薄型電池2の長さの寸法誤差を吸収する構造とすることもできる。とくに、絶縁リング9に、厚さが弾性的に変形できるシート材、たとえば不織布、絶縁紙、ゴム状弾性シートを使用して、1枚の絶縁リング9で薄型電池2の寸法誤差を吸収できる。また、弾性的に変形しない絶縁リング9は、積層枚数を調整して薄型電池2の寸法誤差を吸収できる。ただし、絶縁リング9で薄型電池2の寸法誤差を吸収する電池パックは、絶縁リングを端子ホルダの内側に完全に入れるのではなく、絶縁リングの一部、あるいは全周を、電池端面と端子ホルダで挟着する構造とし、絶縁リングの弾性復元力で端子ホルダを押圧する構造とする。この構造の電池パックは、薄型電池の寸法に関係なく、端子ホルダを外装ケースの定位置に配置して、出力端子を正確な位置に配置できる。
【0022】
図1〜図3の外装ケース1は、薄型電池2の表裏面に分割されてなる第1ケース1A及び第2ケース1Bを備える。第1ケース1Aと第2ケース1Bは、互いに側壁17を連結して薄型電池2に装着される。第1ケース1Aと第2ケース1Bは、それぞれが側面ケース部1aと端部ケース部1bとを備える。第1ケース1Aと第2ケース1Bは、側面ケース部1aの側壁17を互いに連結し、また、第1ケース1Aと第2ケース1Bの端部ケース部1bも側壁17を連結している。第1ケース1Aと第2ケース1Bは、互いに側壁17の対向面を超音波溶着して簡単かつ確実に連結される。超音波溶着される第1ケース1Aと第2ケース1Bは、熱可塑性のプラスチックで一体的に成形されている。超音波溶着される側壁17の対向面は、図1の斜視図と図2の断面図に示すように、一方に縦溝を設け、他方には縦溝に入れられる凸条を設け、凸条を縦溝に入れる状態で超音波溶着して、より確実に離れないように溶着して連結される。ただし、第1ケース1Aと第2ケース1Bは、対向面を接着して連結することもできる。
【0023】
図の外装ケース1は、第1ケース1Aと第2ケース1Bの側壁17をほぼ同じ高さとしている。この外装ケース1は、第1ケース1Aに薄型電池2を入れ、その後、第1ケース1Aに第2ケース1Bの側壁17を連結し、この状態で側壁17を超音波溶着して連結できる。このようにして連結される外装ケース1は、側壁17の対向面に設けている縦溝に凸条を入れることにより、第1ケース1Aと第2ケース1Bの側壁17を位置ずれしないように連結できる。このため、この状態で連結して両側壁17を、正確な位置で連結できる。
【0024】
互いに連結された第1ケース1Aと第2ケース1Bに収納された薄型電池2は、図2の断面図と図10の背面図に示すように、表面にラベル等の絶縁シート7を接着して被覆される。絶縁シート7は、図1に示すように、外装ケース1の開口部3の全面を塞ぐように接着されて、外装ケース1の外部に表出している薄型電池2の外装缶の全面を絶縁する。この構造は、表面を絶縁処理していない外装缶の薄型電池2を使用して、外装缶を絶縁できる。ただし、本発明の電池パックは、外装缶の表面に絶縁シート7を接着することなく、図7のクロスハッチングで示すように、外装缶の表面に絶縁材6を塗布して、外装缶を絶縁することもできる。この薄型電池2を内蔵する電池パックは、外装ケース1の開口部3に絶縁シート7を接着する必要がない。ただ、外装缶の表面を絶縁材6で絶縁して、外装ケース1の開口部3に絶縁シート7を接着して、二重に絶縁することもできる。
【0025】
さらに、絶縁シート7は、薄型電池2と外装ケース1に接着して被覆することができる。図2に示す絶縁シート7は、その外周部を、外装ケース1の開口部3の開口端部にラップさせる状態で接着している。このように、絶縁シート7の外周部を薄型電池2に接着する構造は、外装ケース1と薄型電池2とを絶縁シート7を介して一体的に連結できるので、これらの位置ずれを確実に防止できる特長がある。さらに、絶縁シートが接着される薄型電池と外装ケースの接着面に凹凸または段差などの非平面部がある電池パックは、この非平面部に沿うように成形している絶縁シートを接着面に接着することができる。図11と図12に示す電池パックは、外装ケース1を薄型電池2の外周部よりも厚く設計しており、これらの境界部分に段差形状の非平面部20が形成されている。この電池パックは、図13に示すように、中央部の電池被覆部7Aが外周部のケース被覆部7Bよりも内側にくぼんだ形状に成形されてなる絶縁シート7を、薄型電池2と外装ケース1の接着面に接着している。ただ、図14に示すように、外装ケース1を薄型電池2の外周部より薄く設計している電池パックは、電池被覆部7Aをケース被覆部7Bよりも外側に突出する形状に成形してなる絶縁シート7を薄型電池2と外装ケース1の接着面に接着することができる。
【0026】
図12と図13に示す絶縁シート7は、薄型電池2の外装缶に接着される電池被覆部7Aと、外装ケース1に接着されるケース被覆部7Bとの間に、非平面形状である段差部7Cを成形している。この段差部7Cは、電池被覆部7Aとケース被覆部7Bとの間であって、接着面の非平面部20に対向する位置に成形される。この形状の絶縁シート7は、たとえば、平面状のシートをプレス加工して段差形状に成形することができる。図11に示す電池パックは、外装ケース1の開口部3に沿って非平面部20が形成されているので、絶縁シート7の段差部7Cを開口部3に沿って成形している。この形状の絶縁シート7は、非平面形状である段差部7Cを接着面の非平面部20に配設した状態で薄型電池2と外装ケース1とに接着できるので、この部分にシワができるのを防止しながら速やかに接着できる特長がある。とくに、図12に示す絶縁シート7は、段差部7Cを傾斜面としているので、前後左右方向への位置ずれをこの傾斜面で吸収しながら接着して、しかもこの部分を目立たなくできる特長もある。
【0027】
さらに、絶縁シート7は、非平面部20に沿って成形された非平面形状を目立たなくする表面処理をすることができる。この表面処理としては、図示しないが、複数の平行線や、方向性のない無数の曲線を表示し、あるいは、濃淡差や色の違いを利用した装飾を施すことができる。これらの表面処理は、明暗や色彩等の目の錯覚を利用して、絶縁シート7の非平面形状を目立たなくする。このように、絶縁シート7の非平面形状を目立たなくできる電池パックは、外観をよくできる特長がある。
【0028】
さらに、第1ケース1Aと第2ケース1Bを連結してなる外装ケース1は、薄型電池2の底面に位置する端部ケース部1bに、取出用ツメ18を突出して設けている。図の電池パックは、取出用ツメ18を第2ケース1Bに突出するように設けている。第2ケース1Bは、第1ケース1Aに溶着等の方法でしっかりと連結されるので、取出用ツメ18を設けている部分を充分な強度にできる。とくに、図3の断面図に示すように、端部ケース部1bの内面に、薄型電池2の底面に溶着しているリード15を嵌入する凹部19を設けて、この凹部19にリード15を嵌入する構造と、ラベル等の絶縁シート7で薄型電池2と外装ケース1とを連結する構造は、外装ケース1と薄型電池2とをしっかりと連結して、取出用ツメ18のある外装ケース1と薄型電池2とをしっかりと連結できる特長がある。
【0029】
【発明の効果】
本発明の電池パックは、薄型電池を薄くすることなく、これを収納する電池パック全体の厚さを極限まで薄くできる特長がある。それは、本発明の電池パックが、薄型電池を収納する外装ケースに、薄型電池の表裏面を外部に表出させる開口部を設けて、薄型電池の両側面と両端面とをカバーする方形枠形に成形しているからである。この構造の電池パックは、従来のように薄型電池の表裏面を外装ケースで被覆しない構造であるから、外装ケースに薄型電池を収納しながら、電池パック全体の厚さを薄型電池と同じにすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかる電池パックの分解斜視図
【図2】図1に示す電池パックの横断面図
【図3】図1に示す電池パックの縦断面図
【図4】図1に示す電池パックの回路図
【図5】薄型電池に端子ホルダを連結した状態を示す一部断面正面図
【図6】薄型電池と絶縁リングを示す分解斜視図
【図7】薄型電池の電池端面に絶縁リングを積層している状態を示す正面図
【図8】薄型電池の電池端面に絶縁リングを積層している状態を示す平面図
【図9】薄型電池にふたつの保護素子を連結している状態を示す正面図
【図10】図1に示す電池パックの背面図
【図11】本発明の他の実施例にかかる電池パックの平面図
【図12】図11に示す電池パックの横断面図
【図13】図12に示す電池パックに接着される絶縁シートの断面図
【図14】本発明の他の実施例にかかる電池パックの平面図
【符号の説明】
1…外装ケース 1a…側面ケース部 1b…端部ケース部
1A…第1ケース 1B…第2ケース
2…薄型電池
3…開口部
4…保持溝
5…端子ホルダ
6…絶縁材
7…絶縁シート 7A…電池被覆部 7B…ケース被覆部
7C…段差部
8…出力端子
9…絶縁リング
10…凸部電極
11…貫通孔
12…保護素子
13…電極窓
14…収納部
15…リード
16…嵌合凸部
17…側壁
18…取出用ツメ
19…凹部
20…非平面部

Claims (13)

  1. 外装ケース(1)に、電池の厚さが電池の幅よりも薄い薄型電池(2)を装着してなる電池パックにおいて、
    外装ケース(1)に、薄型電池(2)の表裏面を外部に表出させる開口部(3)を設けて、薄型電池(2)の両側面と両端面とをカバーする方形枠形に成形しており、外装ケース(1)の厚さを薄型電池(2)の厚さにほぼ等しく、あるいは外装ケース(1)を薄型電池(2)よりも薄くしてなり、
    外装ケース (1) が、薄型電池 (2) の表裏面に分割されてなる第1ケース (1A) 及び第2ケース (1B) を備え、第1ケース (1A) と第2ケース (1B) は側面ケース部 (1a) と端部ケース部 (1b) とを備え、第1ケース (1A) と第2ケース (1B) が側面ケース部 (1a) と端部ケース部 (1b) とを連結して薄型電池 (2) を保持し、
    薄型電池 (2) が両側面を湾曲面として両側面にコーナー縁に沿った面取り部と中央の突出部を形成しており、
    側面ケース部 (1a) の縁部が薄型電池 (2) の面取り部に位置して、側面ケース部 (1a) で薄型電池 (2) の両側を保持して表裏方向に抜けるのを防止したことを特徴とする電池パック。
  2. 外装ケース(1)が、薄型電池(2)の両側面をカバーする側面ケース部(1a)と、薄型電池(2)の両端面をカバーする端部ケース部(1b)とを備え、側面ケース部(1a)は、内面に保持溝(4)を設けており、この保持溝(4)に、薄型電池両側面の中央突出部を入れている請求項1に記載される電池パック。
  3. 外装ケース(1)の端部ケース部(1b)に、出力端子(8)の端子ホルダ(5)を配設している請求項1に記載される電池パック。
  4. 第1ケース(1A)と第2ケース(1B)とを溶着して連結している請求項に記載される電池パック。
  5. 薄型電池(2)の表面を絶縁材(6)で被覆している請求項1に記載される電池パック。
  6. 薄型電池(2)と外装ケース(1)に絶縁シート(7)を接着して被覆している請求項1に記載される電池パック。
  7. 絶縁シート(7)が接着される薄型電池(2)と外装ケース(1)の接着面に凹凸または段差などの非平面部(20)があり、この非平面部(20)に沿うように成形されてなる絶縁シート(7)が薄型電池(2)と外装ケース(1)の接着面に接着されてなる請求項に記載される電池パック。
  8. 絶縁シート(7)が、非平面部(20)に沿って成形された非平面形状を目立たなくする表面処理をしてなる請求項に記載される電池パック。
  9. 出力端子(8)を配設している端部ケース部(1b)に、保護回路を内蔵する収納室を設けており、収納室に保護回路を内蔵して外部から絶縁している請求項1に記載される電池パック。
  10. 出力端子(8)を定位置に配置する端子ホルダ(5)が保護回路を内蔵しており、この端子ホルダを外装ケース(1)の端部ケース部(1b)に内蔵させている請求項1に記載される電池パック。
  11. 薄型電池(2)の凸部電極(10)を設けている端面に絶縁リング(9)を配設しており、絶縁リング(9)は凸部電極(10)を突出させる貫通孔(11)を有し、貫通孔(11)に凸部電極(10)を入れて端面を絶縁している請求項1に記載される電池パック。
  12. 薄型電池(2)の正負の電極に保護素子(12)を連結している請求項1に記載される電池パック。
  13. 薄型電池(2)が、リチウムイオン二次電池、またはポリマー電池である請求項1に記載される電池パック。
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