JP7470826B1 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】獲得されても有効期限内に使用されることなく無駄に廃棄・放置される獲得済クーポンの有効活用を可能とする情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供する。【解決手段】複数の端末装置10とサーバ装置100とが、ネットワークを介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される情報処理システムにおいて、情報処理装置の一種であるサーバ装置100は、利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付部と、受付部が受け付けた複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成部と、作成された新たなクーポンを利用者に提供する提供部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
顧客毎に適したクーポンを発行することができるクーポン発行システムに関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
特開2019-197448号公報
しかしながら、上記の従来技術では、クーポンを発行することには言及しているが、クーポンが使用される保証はなく、使用されないクーポンに関する取扱いについても考慮されていない。電子マネー/フリマ/オークション等のアプリ内で日々様々なクーポンが配布されており、ユーザは常に数枚のクーポンを保有している。しかし、ユーザが保有しているクーポンをすべて使用するとは限らず、保有していても使用されることなく期限切れとなってしまうケースも多い。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、獲得されても有効期限内に使用されることなく無駄に廃棄(放置)される獲得済クーポンの有効活用につながるサービスを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付部と、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成部と、作成された新たなクーポンを前記利用者に提供する提供部と、を備え、前記合成部は、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、前記利用者に関する利用者情報に応じて前記新たなクーポンの内容を変更することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、獲得されても有効期限内に使用されることなく無駄に廃棄(放置)される獲得済クーポンの有効活用につながるサービスを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る端末装置の構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係るサーバ装置の構成例を示す図である。 図5は、利用者情報データベースの一例を示す図である。 図6は、履歴情報データベースの一例を示す図である。 図7は、合成情報データベースの一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。 図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法の概要〕
まず、図1を参照し、実施形態に係る情報処理装置が行う情報処理方法の概要について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の概要を示す説明図である。なお、図1では、利用者が複数枚保有する電子クーポンを合成し、別のクーポンを作成する場合を例に挙げて説明する。
図1に示すように、情報処理システム1は、端末装置10とサーバ装置100とを含む。端末装置10とサーバ装置100とは、ネットワークN(図2参照)を介して有線又は無線で互いに通信可能に接続される。本実施形態では、端末装置10は、サーバ装置100と連携する。
端末装置10は、利用者U(ユーザ)により使用されるスマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイスであり、4G(Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。また、端末装置10は、液晶ディスプレイ等の画面であって、タッチパネルの機能を有する画面を有し、利用者Uから指やスタイラス等によりタップ操作、スライド操作、スクロール操作等、コンテンツ等の表示データに対する各種の操作を受付ける。なお、画面のうち、コンテンツが表示されている領域上で行われた操作を、コンテンツに対する操作としてもよい。また、端末装置10は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
サーバ装置100は、各利用者Uの端末装置10と連携し、各利用者Uの端末装置10に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、コンピュータやクラウドシステム等により実現される。
また、サーバ装置100は、各利用者Uの端末装置10に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、サーバ装置100は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、サーバ装置100は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
なお、サーバ装置100は、利用者Uに関する利用者情報を取得可能である。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの性別、年代、居住地域といった利用者Uの属性に関する情報を取得する。そして、サーバ装置100は、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)とともに利用者Uの属性に関する情報を記憶して管理する。
また、サーバ装置100は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの位置や日時の履歴である位置履歴を端末装置10から取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を検索サーバ(検索エンジン)から取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴をコンテンツサーバから取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uの商品購入や決済処理の履歴である購入履歴(決済履歴)を電子商取引サーバや決済処理サーバから取得する。また、サーバ装置100は、利用者Uのマーケットプレイスへの出品の履歴である出品履歴や販売履歴を電子商取引サーバや決済処理サーバから取得してもよい。また、サーバ装置100は、利用者Uの投稿の履歴である投稿履歴を口コミの投稿サービスを提供する投稿サーバやSNSサーバから取得する。なお、上記の各種サーバ等は、サーバ装置100自体であってもよい。すなわち、サーバ装置100が上記の各種サーバ等として機能してもよい。
〔1-1.クーポン合成〕
本実施形態では、サーバ装置100は、利用者Uが複数枚保有する電子クーポンを合成し、別のクーポンを作成する機能を有する。合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)は消滅する。すなわち、利用者Uは、自身が保有する複数のクーポンを消費して新たなクーポンを獲得することができる。
例えば、図1に示すように、サーバ装置100は、ネットワークN(図2参照)を介して、利用者Uの端末装置10から、利用者Uが保有するクーポンのうち、合成に用いられる複数のクーポンの選択を受け付ける(ステップS1)。
続いて、サーバ装置100は、利用者Uに関する利用者情報(属性、履歴、有料会員、ランク等)を確認する(ステップS2)。
続いて、サーバ装置100は、クーポン合成に対する利用者Uの消費ポイントを確認する(ステップS3)。例えば、サーバ装置100は、利用者Uがクーポン合成に関して消費したポイント(ポイント消費量)を確認する。なお、消費ポイントは「0」であってもよい。また、ポイントは、電子マネー(又はそのボーナスポイント)等であってもよい。
続いて、サーバ装置100は、利用者情報及び消費ポイントを考慮した上で、選択されたクーポンを合成して新たなクーポンを作成するとともに、作成された新たなクーポンを、利用者Uが新たに獲得したクーポンとして保管する(ステップS4)。すなわち、利用者Uは、選択されたクーポンを失う代わりに、新たなクーポンを獲得して保有する。なお、サーバ装置100は、新たなクーポンを作成した際に、作成された新たなクーポン及び/又はその内容を、利用者Uに提示(端末装置10に通知又は表示)してもよい。
このとき、サーバ装置100は、新たなクーポンの内容を決定する際、利用者情報及び消費ポイントを反映させる。例えば、サーバ装置100は、同一の組み合わせでクーポンを合成する場合であっても、利用者情報及び消費ポイントに応じて、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の内容が異なるようにする。サーバ装置100は、新たなクーポンの内容が無作為(ランダム)に決定される場合には、利用者情報及び消費ポイントに応じて、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の内容の変動幅(割引の上限/下限、候補、選択肢、等)を変更してもよい。すなわち、サーバ装置100は、利用者情報及び消費ポイントに応じて、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の内容の選択の幅・範囲、選択肢を変更する。
続いて、サーバ装置100は、クーポンを保有している利用者Uの決済時に、クーポンを適用可能か判定する(ステップS5)。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの決済時に、利用者Uが決済に適用可能なクーポンを保有しているか判断して、保有している場合は、クーポンを適用する。なお、適用可能なクーポンは複数であってもよい。すなわち、他のクーポンを併用してもよい。
このとき、サーバ装置100は、利用者Uからのクーポンの提示を必要とせず、電子マネー等の決済アプリ等と連携し、決済処理において自動的にクーポンを適用可能か判定するようにしてもよい。
続いて、サーバ装置100は、クーポンを適用可能であると判定した場合には、クーポンの内容に応じた決済処理を行う(ステップS6)。例えば、サーバ装置100は、クーポンの対象となる商品又はサービスの代金に対して、クーポンの割引率を適用して決済処理を行う。
本実施形態において、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の内容は、単純に合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)の内容よりも有利な内容であると好ましい。ただし、実際には、新たなクーポン(合成後のクーポン)の内容は、合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)の内容よりも有利な内容に限らず、元のクーポン(合成前のクーポン)の内容よりも不利な内容であってもよい。例えば、サーバ装置100は、複数の候補の中から無作為(ランダム)にクーポンの内容を決定し、元のクーポン(合成前のクーポン)の内容よりも有利な内容となることも、不利な内容となることもあるようにしてもよい。すなわち、クーポンの合成に、ゲーム性やギャンブル性を持たせてもよい。
なお、一度に合成可能なクーポンの枚数は、2枚に限らず、3枚以上であってもよい。このとき、一度に合成可能なクーポンの枚数の上限を設定(枚数制限)してもよい。また、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の枚数は、1枚に限らず、2枚以上であってもよい。例えば、サーバ装置100は、5枚のクーポンを合成し、2枚のクーポンを作成してもよい。なお、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の枚数は、クーポンの内容とともに、規定に従って(又はルールベースで)決定されてもよいし、無作為(ランダム)に決定されてもよい。
合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の枚数は、合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)の枚数よりも少ないと好ましいが、実際には同数でもよいし、多くてもよい。例えば、サーバ装置100は、2枚のクーポンを合成して、新たに別の2枚のクーポンを作成してもよいし、3枚以上のクーポンを作成してもよい。
また、サーバ装置100は、合成の結果として作成された新たなクーポン(合成後のクーポン)を、さらに他のクーポンと合成し、別のクーポンを作成することもできる。例えば、サーバ装置100は、合成の結果として作成された新たなクーポン同士を合成し、さらに別のクーポンを作成することもできる。すなわち、サーバ装置100は、クーポンを複数回合成(多段階合成)することができる。このとき、合成可能な回数の上限を設定(回数制限)してもよい。
また、サーバ装置100は、同一のサービス内で使用可能なクーポン同士を合成することに限らず、他のサービスで使用されるクーポン(利用対象が異なるクーポン)や、グループ会社又は無関係の他社の発行するクーポン(発行主体が異なるクーポン)等とも合成して新たなクーポンを作成することができる。すなわち、サーバ装置100は、サービスの種別や発行元の枠組みに縛られることなく、利用者Uが保有する複数のクーポンをまとめて管理し、必要に応じて合成するプラットフォームとなる。
また、サーバ装置100は、同一のアプリ内で使用可能なクーポン同士を合成することに限らず、異なるアプリや端末で使用されるクーポン等とも合成して新たなクーポンを作成することができる。例えば、サーバ装置100は、同一の利用者U(ユーザ)が自宅PCでネットショッピングをした際に取得したクーポンと、スマートフォンの電子決済アプリで獲得したクーポンとを、共通のユーザID等に基づいて紐づけ、同一ユーザが使用する異なるアプリや端末で得られたクーポン同士を合成することもできる。
利用者Uが保有するクーポンは、利用者Uが獲得した後にサーバ装置100上で管理されているクーポンであってもよいし、利用者Uの端末装置10にダウンロードしたクーポンであってもよい。利用者Uの端末装置10上にクーポンが存在する場合には、サーバ装置100と連携するアプリを介して(又はサーバ装置100から提供されたアプリ上で)クーポンが合成される。なお、当該アプリは、クーポン合成専用のアプリであってもよいし、クーポンを管理しているアプリであってもよい。例えば、サーバ装置100は、既存のクーポン管理アプリの一機能として、クーポン合成機能を付加・提供してもよい。
また、利用者Uは、サーバ装置100を介して、又はアプリ/近距離通信を介して端末装置10同士(携帯端末間)で、他のユーザからクーポンを受け取ってもよい。クーポンには、誰でも無料で獲得できるクーポンに限らず、特定のユーザ(又は所定の条件を満たしたユーザ)のみ獲得できるクーポンもある。また、クーポンの配布期間と利用期間(有効期限)とがずれている場合、クーポンの利用期間が残っていても配布期間が終了している場合には獲得することができない。したがって、利用者Uは、自身が獲得できないクーポンを保有している他のユーザから当該クーポンを受け取ってもよい。
このとき、利用者Uは、サーバ装置100を介して、又はアプリ/近距離通信を介して端末装置10同士(携帯端末間)で、他のユーザに対してクーポンの対価(ポイント、金額、他のクーポン等)を渡すようにしてもよい。すなわち、サーバ装置100を介して、又はアプリ/近距離通信を介して端末装置10同士(携帯端末間)で、ユーザ間でのクーポンのトレードを行ってもよい。利用者Uが他のユーザから受け取ったクーポンは、新たに利用者Uが保有するクーポンとなる。そして、サーバ装置100は、利用者Uが以前から保有するクーポンと、利用者Uが他のユーザから受け取ったクーポンとを合成して、新たなクーポンを作成してもよい。
利用者Uは自身が保有するクーポンを合成するためにポイントを消費するようにしてもよい。なお、無償でもクーポンを合成することは可能であるが、ポイントを消費した場合のほうがより良い合成結果(より良い特典のクーポン)となる。また、サーバ装置100は、ポイントの消費量が大きいほど、より良い合成結果(より良い特典のクーポン)となる確率が高くなるようにしてもよい。例えば、5ポイントを消費した場合、10ポイントを消費した場合のように、段階的に、より良い合成結果(より良い特典のクーポン)となる確率が変わるようにしてもよい。
クーポンの有効活用方法として、クーポン自体のアップグレードが考えられる。例えば、10%オフ(10%引き)のクーポン2枚は要らないが、20%オフのクーポン1枚なら欲しいという利用者U側のニーズが存在する。このとき、利用者Uは、10%オフのクーポン2枚を20%オフのクーポン1枚に変更できるなら、対価として一定の金額やポイントを消費してもよいと考える。
さらに、サーバ装置100は、利用者Uのサービス利用履歴や利用者Uのランク等に応じて、より良い合成結果(より良い特典のクーポン)となる確率が高まるようにしてもよい。
合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)の有効期限は、新たに発行されるクーポンとして新規に設定してもよいし、合成に用いられたクーポン(合成前のクーポン)のうち最も期限の末日の近い(又は遠い)クーポンに合わせてもよい。
以上のように、本実施形態では、サーバ装置100は、利用者Uが選択した複数のクーポンの内容と、利用者情報(属性、履歴、有料会員、ランク等)と、対価(無料、ポイント/金額消費等)とに基づいて、当該複数のクーポンに変えて利用者Uに提供する新たなクーポンの内容を決定し、決定した内容のクーポンを提供する。なお、複数のクーポンの各々は、同じ会社のクーポンであってもよいし、違う会社のクーポンであってもよい。
例えば、サーバ装置100は、利用者情報が所定の条件を満たす場合に、各クーポンの割引率の合計よりも高いクーポンとなるように新たなクーポンの内容を決定する。また、サーバ装置100は、クーポンの利用頻度が高い利用者Uである場合は、複数のクーポンの各々が対象とする商品に応じて、新たなクーポンの内容を決定する。
クーポンの内容は、クーポンの適用対象の商品又は店舗、支払金額に対する割引率(割合)、クーポンの適用対象となる支払金額の上限(〇〇円以下)又は下限(〇〇円以上)等である。このとき、サーバ装置100は、これらのそれぞれ又は組み合わせについて、利用者情報(利用者Uのランク等)に応じて又は無作為(ランダム)に内容を決定する。また、実際には、サーバ装置100は利用者情報に応じて、ランダムに選定される範囲を変更してもよい。
なお、サーバ装置100は、新たなクーポンの内容として、クーポンの適用対象商品を提供する旨の内容を決定してもよい。このとき、サーバ装置100は、複数の対象商品の候補の中から、利用者情報(利用者Uのランク等)に応じて又は無作為(ランダム)にクーポンの適用対象商品を選定し、選定された適用対象商品を提供する旨の内容を新たなクーポンの内容として決定してもよい。また、実際には、サーバ装置100は利用者情報に応じて、ランダムに選定される範囲を変更してもよい。
本実施形態によれば、獲得されても有効期限内に使用されることなく無駄に廃棄(放置)される獲得済クーポンの有効活用につながるサービスを提供することができる。また、有効期限内に使用する機会がなくても合成に回すことができるため、クーポンの合成のための素材(原材料)として、ユーザが興味関心に関係なく多くのクーポンを獲得することを促進することができる。これにより、獲得されたクーポンを介して間接的にユーザの興味関心の幅を広げることにもつながる可能性がある。
〔2.情報処理システムの構成例〕
次に、図2を用いて、実施形態に係るサーバ装置100が含まれる情報処理システム1の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム1の構成例を示す図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム1は、端末装置10とサーバ装置100とを含む。これらの各種装置は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、LAN(Local Area Network)や、インターネット等のWAN(Wide Area Network)である。
また、図2に示す情報処理システム1に含まれる各装置の数は図示したものに限られない。例えば、図2では、図示の簡略化のため、端末装置10を1台のみ示したが、これはあくまでも例示であって限定されるものではなく、2台以上であってもよい。
端末装置10は、利用者Uによって使用される情報処理装置である。例えば、端末装置10は、スマートフォン(スマホ)やタブレット端末等のスマートデバイス、フィーチャーフォン(ガラケー・ガラホ)等の携帯電話、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、通信機能を備えたゲーム機やAV機器、情報家電・デジタル家電、カーナビゲーションシステム、スマートウォッチやヘッドマウントディスプレイ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)、スマートグラス等である。また、端末装置10は、IOT(Internet of Things)に対応した住宅・建物、車、家電製品、電子機器等であってもよい。
また、かかる端末装置10は、LTE(Long Term Evolution)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation:第5世代移動通信システム)等の無線通信網や、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(Local Area Network)等の近距離無線通信を介してネットワークNに接続し、サーバ装置100と通信することができる。
サーバ装置100は、例えばPCやブレードサーバ(blade server)等のコンピュータ、あるいはメインフレーム又はワークステーション等である。なお、サーバ装置100は、クラウドコンピューティングにより実現されてもよい。
〔3.端末装置の構成例〕
次に、図3を用いて、端末装置10の構成について説明する。図3は、端末装置10の構成例を示す図である。図3に示すように、端末装置10は、通信部11と、表示部12と、入力部13と、測位部14と、センサ部20と、制御部30(コントローラ)と、記憶部40とを備える。
(通信部11)
通信部11は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、サーバ装置100との間で情報の送受信を行う。例えば、通信部11は、NIC(Network Interface Card)やアンテナ等によって実現される。
(表示部12)
表示部12は、位置情報等の各種情報を表示する表示デバイスである。例えば、表示部12は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(Organic Electro-Luminescent Display)である。また、表示部12は、タッチパネル式のディスプレイであるが、これに限定されるものではない。
(入力部13)
入力部13は、利用者Uから各種操作を受け付ける入力デバイスである。例えば、入力部13は、文字や数字等を入力するためのボタン等を有する。なお、入力部13は、入出力ポート(I/O port)やUSB(Universal Serial Bus)ポート等であってもよい。また、表示部12がタッチパネル式のディスプレイである場合、表示部12の一部が入力部13として機能する。また、入力部13は、利用者Uから音声入力を受け付けるマイク等であってもよい。マイクはワイヤレスであってもよい。
(測位部14)
測位部14は、GPS(Global Positioning System)の衛星から送出される信号(電波)を受信し、受信した信号に基づいて、自装置である端末装置10の現在位置を示す位置情報(例えば、緯度及び経度)を取得する。すなわち、測位部14は、端末装置10の位置を測位する。なお、GPSは、GNSS(Global Navigation Satellite System)の一例に過ぎない。
また、測位部14は、GPS以外にも、種々の手法により位置を測位することができる。例えば、測位部14は、位置補正等のための補助的な測位手段として、下記のように、端末装置10の様々な通信機能を利用して位置を測位してもよい。
(Wi-Fi測位)
例えば、測位部14は、端末装置10のWi-Fi(登録商標)通信機能や、各通信会社が備える通信網を利用して、端末装置10の位置を測位する。具体的には、測位部14は、Wi-Fi通信等を行い、付近の基地局やアクセスポイントとの距離を測位することにより、端末装置10の位置を測位する。
(ビーコン測位)
また、測位部14は、端末装置10のBluetooth(登録商標)機能を利用して位置を測位してもよい。例えば、測位部14は、Bluetooth(登録商標)機能によって接続されるビーコン(beacon)発信機と接続することにより、端末装置10の位置を測位する。
(地磁気測位)
また、測位部14は、予め測定された構造物の地磁気のパターンと、端末装置10が備える地磁気センサとに基づいて、端末装置10の位置を測位する。
(RFID測位)
また、例えば、端末装置10が駅改札や店舗等で使用される非接触型ICカードと同等のRFID(Radio Frequency Identification)タグの機能を備えている場合、もしくはRFIDタグを読み取る機能を備えている場合、端末装置10によって決済等が行われた情報とともに、使用された位置が記録される。測位部14は、かかる情報を取得することで、端末装置10の位置を測位してもよい。また、位置は、端末装置10が備える光学式センサや、赤外線センサ等によって測位されてもよい。
測位部14は、必要に応じて、上述した測位手段の一つ又は組合せを用いて、端末装置10の位置を測位してもよい。
(センサ部20)
センサ部20は、端末装置10に搭載又は接続される各種のセンサを含む。なお、接続は、有線接続、無線接続を問わない。例えば、センサ類は、ウェアラブルデバイスやワイヤレスデバイス等、端末装置10以外の検知装置であってもよい。図3に示す例では、センサ部20は、加速度センサ21と、ジャイロセンサ22と、気圧センサ23と、気温センサ24と、音センサ25と、光センサ26と、磁気センサ27と、画像センサ(カメラ)28とを備える。
なお、上記した各センサ21~28は、あくまでも例示であって限定されるものではない。すなわち、センサ部20は、各センサ21~28のうちの一部を備える構成であってもよいし、各センサ21~28に加えてあるいは代えて、湿度センサ等その他のセンサを備えてもよい。
加速度センサ21は、例えば、3軸加速度センサであり、端末装置10の移動方向、速度、及び、加速度等の端末装置10の物理的な動きを検知する。ジャイロセンサ22は、端末装置10の角速度等に基づいて3軸方向の傾き等の端末装置10の物理的な動きを検知する。気圧センサ23は、例えば端末装置10の周囲の気圧を検知する。
端末装置10は、上記した加速度センサ21やジャイロセンサ22、気圧センサ23等を備えることから、これらの各センサ21~23等を利用した歩行者自律航法(PDR:Pedestrian Dead-Reckoning)等の技術を用いて端末装置10の位置を測位することが可能になる。これにより、GPS等の測位システムでは取得することが困難な屋内での位置情報を取得することが可能になる。
例えば、加速度センサ21を利用した歩数計により、歩数や歩くスピード、歩いた距離を算出することができる。また、ジャイロセンサ22を利用して、利用者Uの進行方向や視線の方向、体の傾きを知ることができる。また、気圧センサ23で検知した気圧から、利用者Uの端末装置10が存在する高度やフロアの階数を知ることもできる。
気温センサ24は、例えば端末装置10の周囲の気温を検知する。音センサ25は、例えば端末装置10の周囲の音を検知する。光センサ26は、端末装置10の周囲の照度を検知する。磁気センサ27は、例えば端末装置10の周囲の地磁気を検知する。画像センサ28は、端末装置10の周囲の画像を撮像する。
上記した気圧センサ23、気温センサ24、音センサ25、光センサ26及び画像センサ28は、それぞれ気圧、気温、音、照度を検知したり、周囲の画像を撮像したりすることで、端末装置10の周囲の環境や状況等を検知することができる。また、端末装置10の周囲の環境や状況等から、端末装置10の位置情報の精度を向上させることが可能になる。
(制御部30)
制御部30は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM、入出力ポート等を有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。また、制御部30は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路等のハードウェアで構成されてもよい。制御部30は、送信部31と、受信部32と、処理部33とを有する。
(送信部31)
送信部31は、例えば入力部13を用いて利用者Uにより入力された各種情報や、端末装置10に搭載又は接続された各センサ21~28によって検知された各種情報、測位部14によって測位された端末装置10の位置情報等を、通信部11を介してサーバ装置100へ送信することができる。
(受信部32)
受信部32は、通信部11を介して、サーバ装置100から提供される各種情報や、サーバ装置100からの各種情報の要求を受信することができる。
(処理部33)
処理部33は、表示部12等を含め、端末装置10全体を制御する。例えば、処理部33は、送信部31によって送信される各種情報や、受信部32によって受信されたサーバ装置100からの各種情報を表示部12へ出力して表示させることができる。
(記憶部40)
記憶部40は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、光ディスク等の記憶装置によって実現される。かかる記憶部40には、各種プログラムや各種データ等が記憶される。
〔4.サーバ装置の構成例〕
次に、図4を用いて、実施形態に係るサーバ装置100の構成について説明する。図4は、実施形態に係るサーバ装置100の構成例を示す図である。図4に示すように、サーバ装置100は、通信部110と、記憶部120と、制御部130とを備える。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。また、通信部110は、ネットワークN(図2参照)と有線又は無線で接続される。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、HDD、SSD、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図4に示すように、記憶部120は、利用者情報データベース121と、履歴情報データベース122と、合成情報データベース123とを有する。
(利用者情報データベース121)
利用者情報データベース121は、利用者Uに関する利用者情報を記憶する。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの属性等の種々の情報を記憶する。図5は、利用者情報データベース121の一例を示す図である。図5に示した例では、利用者情報データベース121は、「利用者ID(Identifier)」、「年齢」、「性別」、「自宅」、「勤務地」、「興味」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。なお、「利用者ID」は、利用者Uの連絡先(電話番号、メールアドレス等)であってもよいし、利用者Uの端末装置10を識別するための識別情報であってもよい。
また、「年齢」は、利用者IDにより識別される利用者Uの年齢を示す。なお、「年齢」は、利用者Uの具体的な年齢(例えば35歳など)を示す情報であってもよいし、利用者Uの年代(例えば30代など)を示す情報であってもよい。あるいは、「年齢」は、利用者Uの生年月日を示す情報であってもよいし、利用者Uの世代(例えば80年代生まれなど)を示す情報であってもよい。また、「性別」は、利用者IDにより識別される利用者Uの性別を示す。
また、「自宅」は、利用者IDにより識別される利用者Uの自宅の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「自宅」は、「LC11」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「自宅」は、地域名や住所であってもよい。
また、「勤務地」は、利用者IDにより識別される利用者Uの勤務地(学生の場合は学校)の位置情報を示す。なお、図5に示す例では、「勤務地」は、「LC12」といった抽象的な符号を図示するが、緯度経度情報等であってもよい。また、例えば、「勤務地」は、地域名や住所であってもよい。
また、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uの興味を示す。すなわち、「興味」は、利用者IDにより識別される利用者Uが関心の高い対象を示す。例えば、「興味」は、利用者Uが検索エンジンに入力して検索した検索クエリ(キーワード)等であってもよい。なお、図5に示す例では、「興味」は、各利用者Uに1つずつ図示するが、複数であってもよい。
例えば、図5に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uの年齢は、「20代」であり、性別は、「男性」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、自宅が「LC11」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、勤務地が「LC12」であることを示す。また、例えば、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「スポーツ」に興味があることを示す。
ここで、図5に示す例では、「U1」、「LC11」及び「LC12」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「LC11」及び「LC12」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。以下、他の情報に関する図においても、抽象的な値を図示する場合がある。
なお、利用者情報データベース121は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、利用者Uの端末装置10に関する各種情報を記憶してもよい。また、利用者情報データベース121は、利用者Uのデモグラフィック(人口統計学的属性)、サイコグラフィック(心理学的属性)、ジオグラフィック(地理学的属性)、ベヘイビオラル(行動学的属性)等の属性に関する情報を記憶してもよい。例えば、利用者情報データベース121は、氏名、家族構成、出身地(地元)、職業、職位、収入、資格、居住形態(戸建、マンション等)、車の有無、通学・通勤時間、通学・通勤経路、定期券区間(駅、路線等)、利用頻度の高い駅(自宅・勤務地の最寄駅以外)、習い事(場所、時間帯等)、趣味、興味、ライフスタイル等の情報を記憶してもよい。
(履歴情報データベース122)
履歴情報データベース122は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図6は、履歴情報データベース122の一例を示す図である。図6に示した例では、履歴情報データベース122は、「利用者ID」、「位置履歴」、「検索履歴」、「閲覧履歴」、「購入履歴」、「投稿履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「位置履歴」は、利用者Uの位置や移動の履歴である位置履歴を示す。また、「検索履歴」は、利用者Uが入力した検索クエリの履歴である検索履歴を示す。また、「閲覧履歴」は、利用者Uが閲覧したコンテンツの履歴である閲覧履歴を示す。また、「購入履歴」は、利用者Uによる購入の履歴である購入履歴を示す。また、「投稿履歴」は、利用者Uによる投稿の履歴である投稿履歴を示す。なお、「投稿履歴」は、利用者Uの保有物に関する質問を含んでいてもよい。
例えば、図6に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uは、「位置履歴#1」の通りに移動し、「検索履歴#1」の通りに検索し、「閲覧履歴#1」の通りにコンテンツを閲覧し、「購入履歴#1」の通りに所定の店舗等で所定の商品等を購入し、「投稿履歴#1」の通りに投稿したことを示す。
ここで、図6に示す例では、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購入履歴#1」及び「投稿履歴#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「位置履歴#1」、「検索履歴#1」、「閲覧履歴#1」、「購入履歴#1」及び「投稿履歴#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、履歴情報データベース122は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、履歴情報データベース122は、利用者Uの所定のサービスの利用履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの実店舗の来店履歴又は施設の訪問履歴等を記憶してもよい。また、履歴情報データベース122は、利用者Uの端末装置10を用いた決済(電子決済)での決済履歴等を記憶してもよい。
(合成情報データベース123)
合成情報データベース123は、利用者Uの行動を示す履歴情報(ログデータ)に関する各種情報を記憶する。図7は、合成情報データベース123の一例を示す図である。図7に示した例では、合成情報データベース123は、「利用者ID」、「第1クーポン」、「第2クーポン」、「利用者情報」、「消費ポイント」、「合成クーポン」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者Uを識別するための識別情報を示す。また、「第1クーポン」は、利用者Uが獲得して保有しているクーポンであって、利用者Uにより選択され、第2クーポンとの合成に用いられる元のクーポン(合成前のクーポン)を示す。また、「第2クーポン」は、利用者Uが獲得して保有しているクーポンであって、利用者Uにより選択され、第1クーポンとの合成に用いられる元のクーポン(合成前のクーポン)を示す。
また、「利用者情報」は、利用者Uに関する利用者情報(属性、履歴、有料会員、ランク等)を示す。なお、利用者情報は、利用者情報データベース121から取得・抽出してもよい。また、利用者情報は、合成の条件として求められる情報が異なる場合がある。そのため、同一の利用者Uであっても、合成ごとに、求められる利用者情報が異なる場合がある。
また、「消費ポイント」は、クーポン合成に対する利用者Uの消費ポイント(利用者Uがクーポン合成に関して消費したポイント)を示す。なお、「消費ポイント」は、金額や電子マネー等であってもよい。
また、「合成クーポン」は、利用者情報及び消費ポイントに応じて、第1クーポンと第2クーポンの合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)を示す。なお、合成クーポンの内容は、第1クーポン及び第2クーポンの内容や、利用者情報及び消費ポイントに応じて変化する。
なお、第1クーポンや第2クーポンはそれぞれ1枚に限らず、複数枚であってもよい。また、第1クーポン及び第2クーポンに限らず、3種類以上のクーポンを合成して合成クーポンを作成するようにしてもよい。すなわち、第1クーポン及び第2クーポンだけではなく、さらに他のクーポンも合成してもよい。また、第1クーポンや第2クーポンは、他のユーザから譲渡されたクーポンであってもよい。
例えば、図7に示す例において、利用者ID「U1」により識別される利用者Uが獲得して保有しているクーポンのうち、「第1クーポン#1」と「第2クーポン#1」とが選択され、「利用者情報#1」と「消費ポイント#1」とに応じて「合成クーポン#1」が作成されたことを示す。
ここで、図7に示す例では、「U1」、「第1クーポン#1」、「第2クーポン#1」、「利用者情報#1」、「消費ポイント#1」及び「合成クーポン#1」といった抽象的な値を用いて図示するが、「U1」、「第1クーポン#1」、「第2クーポン#1」、「利用者情報#1」、「消費ポイント#1」及び「合成クーポン#1」には、具体的な文字列や数値等の情報が記憶されるものとする。
なお、合成情報データベース123は、上記に限らず、目的に応じて種々の情報を記憶してもよい。例えば、合成情報データベース123は、クーポンを合成した日時や、合成クーポンの有効期限等を記憶してもよい。また、合成情報データベース123は、合成クーポンの内容の候補(合成の際に選定される候補)に関する情報を記憶してもよい。
(制御部130)
図4に戻り、説明を続ける。制御部130は、コントローラ(Controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等によって、サーバ装置100の内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等の記憶領域を作業領域として実行されることにより実現される。図4に示す例では、制御部130は、取得部131と、受付部132と、合成部133と、管理部134と、提供部135と、決済処理部136とを有する。
(取得部131)
取得部131は、利用者U(ユーザ)により入力された検索クエリを取得する。例えば、取得部131は、利用者Uが検索エンジン等に検索クエリを入力してキーワード検索を行った際に、通信部110を介して、当該検索クエリを取得する。すなわち、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uにより検索エンジンやサイト又はアプリの検索窓に入力されたキーワードを取得する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uに関する利用者情報を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、利用者Uを示す識別情報(利用者ID等)や、利用者Uの位置情報、利用者Uの属性情報等を取得する。また、取得部131は、利用者Uのユーザ登録時に、利用者Uを示す識別情報や、利用者Uの属性情報等を取得してもよい。そして、取得部131は、利用者情報を、記憶部120の利用者情報データベース121に登録する。
また、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報(ログデータ)を取得する。例えば、取得部131は、利用者Uの端末装置10から、あるいは利用者ID等に基づいて各種サーバ等から、利用者Uの行動を示す各種の履歴情報を取得する。そして、取得部131は、各種の履歴情報を、記憶部120の履歴情報データベース122に登録する。
(受付部132)
受付部132は、利用者Uから複数のクーポンの選択を受け付ける。また、受付部132は、他の利用者Uからクーポンの譲渡を受け付ける。また、受付部132は、利用者Uからクーポンの合成に対する利用者Uの消費ポイントの指定又は選択を受け付ける。なお、受付部132は、利用者Uの端末装置10にインストールされたアプリと連携・連動していてもよい。また、受付部132は、上記の取得部131であってもよい。
(合成部133)
合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する。例えば、合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、新たなクーポンの内容に関する複数の候補の中から、ランダムに新たなクーポンの内容を選定するようにしてもよい。
このとき、合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、利用者Uに関する利用者情報に応じて新たなクーポンの内容を変更する。また、合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、クーポンの合成に対する利用者Uの消費ポイントに応じて新たなクーポンの内容(又はその選択の幅・範囲、選択肢)を変更する。
合成部133は、選択された複数のクーポンを消費して新たに複数のクーポンを作成してもよい。また、合成部133は、作成された新たなクーポンを合成に使用して、さらに新たなクーポンを作成することも可能である。
なお、合成部133は、同一のサービス内で使用可能なクーポンに限らず、他のサービスで使用されるクーポン又は他社の発行するクーポンも合成に使用して新たなクーポンを作成することも可能である。また、合成部133は、他の利用者Uから譲渡されたクーポンを合成に使用して新たなクーポンを作成することも可能である。
(管理部134)
管理部134は、利用者Uが獲得して保有しているクーポンを管理する。また、管理部134は、作成された新たなクーポンを利用者Uが新たに獲得したクーポンとして保管する。
(提供部135)
提供部135は、作成された新たなクーポンを利用者Uに提供する。例えば、提供部135は、通信部110を介して、作成された新たなクーポンを利用者Uの端末装置10に送信・表示し、利用者Uに提示する。なお、実際には、提供部135は、作成された新たなクーポンを、利用者Uが新たに獲得したクーポンとして上記の管理部134に保管することで、利用者Uに提供してもよい。
決済処理部136は、利用者Uの決済時に、作成された新たなクーポンを適用可能か判定し、適用可能である場合には、新たなクーポンの内容に応じた決済処理を行う。例えば、決済処理部136は、クーポンを獲得して保有している利用者Uの決済時に、クーポンを適用可能か判定し、適用可能である場合には、当該クーポンの内容に応じた決済処理を行う。
〔5.処理手順〕
次に、図8を用いて実施形態に係るサーバ装置100による処理手順について説明する。図8は、実施形態に係る処理手順を示すフローチャートである。なお、以下に示す処理手順は、サーバ装置100の制御部130によって繰り返し実行される。
例えば、図8に示すように、サーバ装置100の受付部132は、利用者Uから複数のクーポンの選択を受け付ける(ステップS1)。例えば、受付部132は、利用者Uから、利用者Uが獲得して保有しているクーポン(例えば、管理部134で管理されているクーポン)の中から、クーポンの合成に使用するクーポンの選択を受け付ける。
続いて、サーバ装置100の取得部131は、利用者Uに関する利用者情報を取得する(ステップS2)。なお、取得部131は、通信部110を介して、利用者Uの端末装置10から利用者Uに関する利用者情報を取得してもよいし、利用者情報データベース121から利用者Uに関する利用者情報を抽出してもよい。
続いて、サーバ装置100の受付部132は、利用者Uからクーポンの合成に対する利用者Uの消費ポイント(利用者Uがクーポン合成に関して消費するポイント)の指定又は選択を受け付ける(ステップS3)。
続いて、サーバ装置100の合成部133は、利用者情報及び消費ポイントに応じて、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポン(合成クーポン)を作成する(ステップS4)。このとき、合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、利用者Uに関する利用者情報、及び/又はクーポンの合成に対する利用者Uの消費ポイントに応じて、新たなクーポンの内容(又はその選択の幅・範囲、選択肢)を変更する。
続いて、サーバ装置100の管理部134は、作成された新たなクーポン(合成クーポン)を利用者Uが新たに獲得したクーポンとして保管する(ステップS5)。
続いて、サーバ装置100の提供部135は、作成された新たなクーポン(合成クーポン)を利用者Uに提供する(ステップS6)。例えば、提供部135は、通信部110を介して、作成された新たなクーポンを利用者Uの端末装置10に表示し、利用者Uに提示する。
続いて、サーバ装置100の決済処理部136は、クーポンを獲得して保有している利用者Uが決済を行っている場合(ステップS104:Yes)、クーポンを獲得して保有している利用者Uの決済時に、クーポンを適用可能か判定する(ステップS107)。
サーバ装置100の決済処理部136は、クーポンを適用可能ではない場合には(ステップS107:No)、クーポンを適用せず、通常の決済処理を行う(ステップS108)。
サーバ装置100の決済処理部136は、クーポンを適用可能である場合には(ステップS107:Yes)、クーポンを適用し、クーポンの内容に応じた決済処理を行う(ステップS109)。
〔6.変形例〕
上述した端末装置10及びサーバ装置100は、上記実施形態以外にも種々の異なる形態にて実施されてよい。そこで、以下では、実施形態の変形例について説明する。
上記の実施形態において、サーバ装置100が実行している処理の一部又は全部は、実際には、端末装置10が実行してもよい。例えば、スタンドアローン(Stand-alone)で(端末装置10単体で)処理が完結してもよい。この場合、端末装置10に、上記の実施形態におけるサーバ装置100の機能が備わっているものとする。また、上記の実施形態では、端末装置10はサーバ装置100と連携しているため、利用者Uから見れば、サーバ装置100の処理も端末装置10が実行しているように見える。すなわち、他の観点では、端末装置10は、サーバ装置100を備えているともいえる。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、クーポンを保有している利用者Uの決済時に、決済の対象となる商品に適用可能な複数のクーポンを自動的に合成して、利用者Uにとってより有利な内容のクーポンを自動的に作成して適用してもよい。例えば、サーバ装置100は、利用者Uの決済時に、決済の対象となる商品に対する10%オフのクーポン2枚を20%オフのクーポン1枚に自動的に変更して適用してもよい。あるいは、サーバ装置100は、利用者Uの決済時に、合成の結果として作成される新たなクーポン(合成後のクーポン)がより有利な内容のクーポンとなる組み合わせのクーポン(合成前のクーポン)を利用者Uが保有している場合に、これらのクーポン(合成前のクーポン)を自動的に合成して、作成された新たなクーポン(合成後のクーポン)を自動的に適用してもよい。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)も消滅させずに残すようにしてもよい。例えば、無料会員等の通常の利用者Uであれば合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)は消滅するが、有料会員等の所定の条件を満たす利用者Uであれば合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)は消滅せずに残るようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、クーポンAとクーポンBを合成すればクーポンCが作成されるといったクーポンの合成パターンを示した配合表のようなものを、利用者Uに提示してもよい。あるいは、サーバ装置100は、適用対象が同一の10%引きクーポンと10%引きクーポンとを合成すれば、20%引きクーポンが作成されるといったクーポンの合成の法則(ルール)を示したものを、利用者Uに提示してもよい。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、利用者情報と、合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)と、合成の結果として作成された新たなクーポン(合成後のクーポン)との組み合わせについて、機械学習により学習してモデルを作成してもよい。例えば、サーバ装置100は、利用者情報と、合成の結果として作成された新たなクーポン(合成後のクーポン)の使用状況(使用率)とを分析(又は学習)し、利用者Uの利用者情報と、合成に用いられた元のクーポン(合成前のクーポン)とに基づいて、最適な新たなクーポン(合成後のクーポン)又はその内容を決定するようにしてもよい。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、単一のユーザが保有するクーポン同士を合成することに限らず、グループで保有するクーポン同士を合成することができる。例えば、サーバ装置100は、複数人のメンバーで共有するアカウント(共有アカウント)に紐づくクーポン同士を合成することもできる。
また、上記の実施形態において、サーバ装置100は、複数のユーザが供出したクーポンを収集して合成し、クーポンを供出したユーザ全員に合成後のクーポンを提供してもよい。すなわち、クーポンの合成に賛同するユーザが皆でクーポンを出し合い、合成後のクーポンを皆が獲得するようにしてもよい。サーバ装置100は、複数のユーザからクーポンを集めて合成するプラットフォームとなる。このとき、サーバ装置100の方から、不特定多数のユーザに対してクーポンを募集してもよい(募集しているクーポンの種類や枚数を提示してもよい)。また、サーバ装置100は、収集したクーポンが同じクーポンであっても、枚数によって、合成後のクーポンの内容を変更するようにしてもよい。例えば、サーバ装置100は、複数のユーザから同種のクーポンが供出されても、それらが10枚の場合(10人から供出された場合)と、100枚の場合(100人から供出された場合)とで、合成後のクーポンの内容を異なるものとしてもよい。さらに、サーバ装置100は、合成後のクーポンの内容が変わるまでの残り枚数を提示してもよい。例えば、サーバ装置100は、「クーポンAがあと○○枚集まれば目標達成、ランクアップ!」等のメッセージを表示、又はプッシュ通知してもよい。一部のサービスでは、ユーザがクーポンの提供元(配信主)をフォローすることでクーポンを獲得する形式のものもあるため、クーポンの合成を目的としてクーポンを獲得するためにクーポンの提供元(配信主)をフォローするユーザが増加することが期待できる。
〔7.効果〕
上述してきたように、本願に係る情報処理装置(端末装置10及びサーバ装置100)は、利用者Uから複数のクーポンの選択を受け付ける受付部132と、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成部133と、作成された新たなクーポンを利用者Uに提供する提供部135と、を備えることを特徴とする。
合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、新たなクーポンの内容に関する複数の候補の中から、ランダムに新たなクーポンの内容を選定する。
合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、利用者Uに関する利用者情報に応じて新たなクーポンの内容を変更する。
合成部133は、選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する際に、クーポンの合成に対する利用者Uの消費ポイントに応じて新たなクーポンの内容を変更する。
合成部133は、選択された複数のクーポンを消費して新たに複数のクーポンを作成する。
合成部133は、作成された新たなクーポンを合成に使用して、さらに新たなクーポンを作成する。
合成部133は、同一のサービス内で使用可能なクーポンに限らず、他のサービスで使用されるクーポン又は他社の発行するクーポンも合成に使用して新たなクーポンを作成する。
受付部132は、他の利用者Uからクーポンの譲渡を受け付ける。合成部133は、他の利用者Uから譲渡されたクーポンを合成に使用して新たなクーポンを作成する。
本願に係る情報処理装置は、作成された新たなクーポンを利用者Uが新たに獲得したクーポンとして保管する管理部134をさらに備える。
本願に係る情報処理装置は、利用者Uの決済時に、作成された新たなクーポンを適用可能か判定し、適用可能である場合には、新たなクーポンの内容に応じた決済処理を行う決済処理部136をさらに備える。
上述した各処理のいずれかもしくは組合せにより、本願に係る情報処理装置は、獲得されても有効期限内に使用されることなく無駄に廃棄(放置)される獲得済クーポンの有効活用につながるサービスを提供することができる。
〔8.ハードウェア構成〕
また、上述した実施形態に係る端末装置10やサーバ装置100は、例えば図9に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、サーバ装置100を例に挙げて説明する。図9は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力I/F(Interface)1060、入力I/F1070、ネットワークI/F1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。演算装置1030は、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現される。
一次記憶装置1040は、RAM(Random Access Memory)等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。二次記憶装置1050は、内蔵ストレージであってもよいし、外付けストレージであってもよい。また、二次記憶装置1050は、USB(Universal Serial Bus)メモリやSD(Secure Digital)メモリカード等の取り外し可能な記憶媒体であってもよい。また、二次記憶装置1050は、クラウドストレージ(オンラインストレージ)やNAS(Network Attached Storage)、ファイルサーバ等であってもよい。
出力I/F1060は、ディスプレイ、プロジェクタ、及びプリンタ等といった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインターフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力I/F1070は、マウス、キーボード、キーパッド、ボタン、及びスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインターフェースであり、例えば、USB等により実現される。
また、出力I/F1060及び入力I/F1070はそれぞれ出力装置1010及び入力装置1020と無線で接続してもよい。すなわち、出力装置1010及び入力装置1020は、ワイヤレス機器であってもよい。
また、出力装置1010及び入力装置1020は、タッチパネルのように一体化していてもよい。この場合、出力I/F1060及び入力I/F1070も、入出力I/Fとして一体化していてもよい。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、又は半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。
ネットワークI/F1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力I/F1060や入力I/F1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000がサーバ装置100として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部130の機能を実現する。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器から取得したプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行してもよい。また、コンピュータ1000の演算装置1030は、ネットワークI/F1080を介して他の機器と連携し、プログラムの機能やデータ等を他の機器の他のプログラムから呼び出して利用してもよい。
〔9.その他〕
以上、本願の実施形態を説明したが、これら実施形態の内容により本発明が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上述したサーバ装置100は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 端末装置
100 サーバ装置
110 通信部
120 記憶部
121 利用者情報データベース
122 履歴情報データベース
123 合成情報データベース
130 制御部
131 取得部
132 受付部
133 合成部
134 管理部
135 提供部
136 決済処理部

Claims (12)

  1. 利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付部と、
    選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成部と、
    作成された新たなクーポンを前記利用者に提供する提供部と、
    を備え
    前記合成部は、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、前記利用者に関する利用者情報に応じて前記新たなクーポンの内容を変更する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付部と、
    選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成部と、
    作成された新たなクーポンを前記利用者に提供する提供部と、
    を備え、
    前記合成部は、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、クーポンの合成に対する前記利用者の消費ポイントに応じて前記新たなクーポンの内容を変更する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 前記合成部は、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、前記新たなクーポンの内容に関する複数の候補の中から、ランダムに前記新たなクーポンの内容を選択する場合、前記利用者に関する利用者情報及びクーポンの合成に対する前記利用者の消費ポイントに応じて、ランダムに選択される前記新たなクーポンの内容の変動幅を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記合成部は、前記利用者に関する利用者情報及びクーポンの合成に対する前記利用者の消費ポイントに応じて前記新たなクーポンの内容の選択幅、選択範囲、又は選択肢を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記合成部は、選択された前記複数のクーポンを消費して新たに複数のクーポンを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  6. 前記合成部は、作成された新たなクーポンを合成に使用して、さらに新たなクーポンを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  7. 前記合成部は、同一のサービス内で使用可能なクーポンに限らず、他のサービスで使用されるクーポン又は他社の発行するクーポンも合成に使用して新たなクーポンを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  8. 前記受付部は、他の利用者からクーポンの譲渡を受け付け、
    前記合成部は、前記他の利用者から譲渡されたクーポンを合成に使用して新たなクーポンを作成する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  9. 作成された新たなクーポンを前記利用者が新たに獲得したクーポンとして保管する管理部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  10. 前記利用者の決済時に、作成された前記新たなクーポンを適用可能か判定し、適用可能である場合には、前記新たなクーポンの内容に応じた決済処理を行う決済処理部と
    をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  11. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付工程と、
    選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成工程と、
    作成された新たなクーポンを前記利用者に提供する提供工程と、
    を含み、
    前記合成工程では、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、前記利用者に関する利用者情報に応じて前記新たなクーポンの内容を変更する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  12. 利用者から複数のクーポンの選択を受け付ける受付手順と、
    選択された複数のクーポンを合成して新たなクーポンを作成する合成手順と、
    作成された新たなクーポンを前記利用者に提供する提供手順と、
    をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムであって、
    前記合成手順では、選択された前記複数のクーポンを合成して前記新たなクーポンを作成する際に、前記利用者に関する利用者情報に応じて前記新たなクーポンの内容を変更する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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