JP7470523B2 - 制御装置、制御方法及び制御プログラム - Google Patents
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Description
に収集した困りごとを表す情報を出力させるようにしてもよい。このようにすれば、避難前のユーザは、避難所の状況を把握し、備えることができるようになる。
図1は、本実施形態に係るシステムの構成の一例を示す図である。図1のシステム1は、スマートスピーカーを制御する制御装置2と、ユーザの自宅30内及び避難所40にそれぞれ設置されるスマートスピーカー3と、ユーザが携帯するスマートフォン等のユーザ装置4と、無線LAN(Local Area Network)のアクセスポイントとして機能するルータ5と、避難所に設けられるコンピュータである避難所装置6とを含み、これらの構成要素が、ネットワーク7を介して通信可能に接続されている。なお、システムを構成する装置の数は、図1の例には限定されない。ネットワーク7は、有線又は無線で接続される電気通信回線網であり、例えばインターネット網やいわゆるキャリア網を含む。
図2は、制御装置2の構成の一例を示すブロック図である。制御装置2は、一般的なサーバであり、通信インターフェース(I/F)21と、記憶装置22と、入出力装置23と、プロセッサ24とを備えている。通信I/F21は、例えばネットワークカードや通信モジュールであり、所定のプロトコルに基づき、ネットワーク7を介して他のコンピュータと通信を行う。記憶装置22は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の主記憶装置、及びHDD(Hard-Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等の補助記憶装置(二次記憶装置)である。主記憶装置は、プロセッサ24が読み出すプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報を一時的に記憶したり、プロセッサ24の作業領域を確保したりする。補助記憶装置は、プロセッサ24が実行するプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報等を記憶する。例えば、家庭のスマートスピーカー3の識別情報と対応付けて、当該スマートスピーカー3が設置される地域を表す情報を記憶する。また、気象警報や注意報、地震情報(震度速報)、避難所のスマートスピーカー3を介して収集した情報が記憶される。入出力装置23は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置、モニタ等の出力装置、タッチパネルのような入出力装置等のユーザインターフェースである。プロセッサ24は、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置であり、プログラムを実行することにより本実
施形態に係る各処理を行う。図2の例では、プロセッサ24内に機能ブロックを示している。すなわち、プロセッサ24は、例えば所定のプログラムを実行することにより、ユーザ管理部241、防災情報配信部242、避難情報管理部243及び混雑予測部244として機能する。
レス等の識別情報を含む。
ルドには、ユーザのスマートスピーカー3を設置する、例えばユーザの自宅が位置する地域が登録される。地域は、例えば、スマートスピーカー3の使用開始時に郵便番号を入力させ、入力された郵便番号又はこれに対応する地域を示す情報を登録する。また、ユーザIDのフィールドには、ユーザを一意に特定するための識別情報が登録される。なお、スマートスピーカー3を共有する複数のユーザのユーザIDが対応付けられるようにしてもよい。説明の便宜上、1つのレコードに複数のユーザIDを記憶させているが、データベースは、適宜正規化又は非正規化して実装することができる。例えば、制御装置2のユーザ管理部241は、ユーザのスマートスピーカー3又はユーザ装置4からネットワーク7を介して図3に示すような情報を取得し、予め記憶装置22に記憶させておくものとする。
図5は、家庭側に設置される装置の構成の一例を示すブロック図である。図6は、避難所側に設置される装置の構成の一例を示すブロック図である。ユーザの自宅に設置されるスマートスピーカー3及び避難所の受付に設置されるスマートスピーカー3は、通信I/
F31と、記憶装置32と、入力装置33と、出力装置34と、プロセッサ35とを備えている。通信I/F31は、例えば通信モジュールであり、所定のプロトコルに基づき、ネットワーク7を介して他のコンピュータと通信を行う。記憶装置32は、RAMやROM等の主記憶装置、及びHDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置である。主記憶装置は、プロセッサが読み出したプログラムやデータを一時的に記憶したり、プロセッサの作業領域を確保したりする。補助記憶装置は、プロセッサが実行するプログラムや、他の装置との間で送受信される情報等を記憶する。また、記憶装置32には、本実施形態に係る処理を実行させるためのアプリケーションプログラムが記憶されるものとする。入力装置33は、マイクロフォン等のユーザインターフェースである。出力装置34は、スピーカー等のユーザインターフェースである。プロセッサ35は、CPU等の演算処理装置であり、プログラムを実行することにより本実施の形態に係る各処理を行う。スマートスピーカー3においても、プロセッサ35内に機能ブロックを示している。すなわち、プロセッサ35は、所定のプログラムを実行することにより、例えば、入力処理部351、及び出力処理部352として機能する。
ユーザ装置4は、スマートフォン等のコンピュータであり、通信I/F41と、記憶装置42と、入出力装置43と、プロセッサ44とを備えている。通信I/F41は、例えば通信モジュールであり、所定のプロトコルに基づき、ネットワーク7を介して他のコンピュータと通信を行う。記憶装置42は、RAMやROM等の主記憶装置、及びHDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置である。主記憶装置は、プロセッサ44が読み出すプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報を一時的に記憶したり、プロセッサ44の作業領域を確保したりする。補助記憶装置は、プロセッサ44が実行するプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報等を記憶する。入出力装置43は、例えばタッチパネルのようなユーザインターフェースである。プロセッサ44は、CPU等の演算処理装置であり、プログラムを実行することにより本実施形態に係る各処理を行う。ユーザ装置4についても、プロセッサ44内に機能ブロックを示している。すなわち、プロセッサ44は、例えば所定のプログラムを実行することにより、通信処理部441として機能する。
図6に示す避難所装置6は、PC(Personal Computer)やサーバ等の一般的なコンピ
ュータであり、通信I/F61と、記憶装置62と、入出力装置63と、プロセッサ64
とを備えている。通信I/F61は、例えばネットワークカードや通信モジュールであり、所定のプロトコルに基づき、ネットワーク7を介して他のコンピュータと通信を行う。記憶装置62は、RAMやROM等の主記憶装置、及びHDDやSSD、フラッシュメモリ等の補助記憶装置である。主記憶装置は、プロセッサ64が読み出すプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報を一時的に記憶したり、プロセッサ64の作業領域を確保したりする。補助記憶装置は、プロセッサ64が実行するプログラムや他のコンピュータとの間で送受信する情報等を記憶する。入出力装置63は、例えば、キーボード、マウス等の入力装置、モニタ等の出力装置、タッチパネルのような入出力装置等のユーザインターフェースである。プロセッサ64は、CPU等の演算処理装置であり、プログラムを実行することにより本実施形態に係る各処理を行う。避難所装置6についても、プロセッサ64内に機能ブロックを示している。すなわち、プロセッサ64は、例えば所定のプログラムを実行することにより、接続装置管理部641として機能する。
図7は、避難所のスマートスピーカーが実行する受付処理の一例を示す処理フロー図である。受付処理は、避難所において避難者を受け入れる際に行われる処理である。避難所のスマートスピーカー3の入力処理部351及び出力処理部352は、例えば音声対話により、避難者の受付けを行う(図7:S1)。本ステップでは、避難者の氏名、住所、世帯の人数等を対話形式で取得する。なお、スマートスピーカー3は、例えばBluetoothで
接続される端末のBDアドレスを取得し、通信I/F31を介して制御装置2へ送信するようにしても良い。
取得できたMACアドレスを避難所に存在する端末のリストに追加する。S2においては、このようにして作成されるリストが制御装置2へ送信される。
22に記憶させる(図7:S5)。本ステップでは、避難情報管理部243は、受信した音声データをそのまま記憶させるようにしても良いし、既存の音声認識技術を利用して音声データを文字列に変換したり、さらに形態素解析を用いて所定の品詞を抽出して記憶させるようにしてもよい。
以上のような受付処理によれば、受付を省力化できると共に、避難所における案内を徹底させることができる。
図9は、家庭のスマートスピーカーが実行する避難支援処理の一例を示す処理フロー図である。制御装置2の防災情報配信部242は、他の装置から所定の防災情報を取得する(図9:S11)。本ステップでは、例えば気象庁が発表する気象警報や注意報、地震情報等の防災情報を取得する。また、防災情報は、警報等の対象となっている区域を示す情報を含むものとする。
難命令等の避難情報が発令されている場合は、さらに避難情報を登録するようにしてもよい。
以上のような避難支援処理によれば、災害が発生するおそれがある場合に、速やかに情報を伝達し、状況に応じて避難を促すことができる。家庭のスマートスピーカーは、一般的に外出時に持ち歩くものではない。したがって、スマートスピーカーを設置する地域を初期的に設定しておけば、当該地域に適した情報を出力させることができる。
制御装置2の防災情報配信部242は、S14において、既に避難所に避難している人物の情報をユーザのスマートスピーカー3にさらに出力させるようにしてもよい。例えば、図3に示したスピーカーの一覧において同一のスピーカーIDに対応付けられた複数のユーザIDの一部が、図8に示す避難者の一覧に存在する場合、当該スピーカーに当該ユーザが既に避難している旨のメッセージを出力させるようにしてもよい。また、制御装置2に予め知人のユーザIDを登録させておき、知人がすでに避難している旨のメッセージを出力させるようにしてもよい。
形態素解析して品詞に分解した情報を統計解析し、困り事や他の人に伝えたいことを抽出するようにしてもよい。
なお、上述した構成は一例であり、本発明は例示した構成に限定されない。上述した事項は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で適宜組み合わせて実施することができる。
2 制御装置
22 記憶装置
23 入出力装置
24 プロセッサ
241 ユーザ管理部
242 防災情報配信部
243 避難情報管理部
244 混雑予測部
3 スマートスピーカー
4 ユーザ装置
Claims (5)
- 家庭に設置されるユーザのスマートスピーカー及び避難所に設置されるスマートスピーカーとネットワークを介して通信可能に接続される制御装置であって、
前記ユーザの識別情報と当該ユーザのスマートスピーカーが設置される地域を示す情報と前記ユーザが携帯する装置の識別情報とを対応付けて記憶する記憶装置と、
警報の内容及び当該警報の対象となる地域の情報を含む防災情報を受信し、前記設置される地域が前記警報の対象となる地域に含まれる場合、前記ユーザのスマートスピーカーに前記警報の内容を再生させる防災情報配信部と、
前記避難所に設置されるアクセスポイントに接続された装置の識別情報を取得し、前記ユーザが携帯する装置の識別情報と一致した場合に、前記ユーザが前記避難所に避難したと判断する避難情報管理部と、
を備え、
前記防災情報配信部は、前記避難所に設置されるスマートスピーカーを介して前記避難所に避難した避難者の困りごと表す情報を収集すると共に、前記ユーザのスマートスピーカーに収集した前記困りごとを表す情報を出力させる
制御装置。 - 前記避難情報管理部は、前記避難所に避難したと判断された前記ユーザに関する情報を、他のユーザのスマートスピーカーに出力させる
請求項1に記載の制御装置。 - 前記避難所に設置されるスマートスピーカーは、前記避難所の受付に設置され、
前記避難所に設置されるスマートスピーカーに入力される音圧の強さに基づいて前記受付に形成された避難者の列の長さ、及び当該列の長さに基づく前記避難所の将来的な混雑の程度を推定し、前記ユーザのスマートスピーカーに、前記避難所の前記将来的な混雑の程度を出力させる
請求項1又は2に記載の制御装置。 - 家庭に設置されるユーザのスマートスピーカー及び避難所に設置されるスマートスピーカーとネットワークを介して通信可能に接続される制御装置が実行するスマートスピーカーの制御方法であって、
警報の内容及び当該警報の対象となる地域の情報を含む防災情報を受信し、
前記ユーザの識別情報と当該ユーザのスマートスピーカーが設置される地域を示す情報と前記ユーザが携帯する装置の識別情報とを対応付けて記憶する記憶装置から、前記設置される地域が前記警報の対象となる地域に含まれるスマートスピーカーを抽出し、抽出された前記ユーザのスマートスピーカーに前記警報の内容を再生させ、
前記避難所に設置されるアクセスポイントに接続された装置の識別情報を取得し、前記ユーザが携帯する装置の識別情報と一致した場合に、前記ユーザが前記避難所に避難したと判断し、
前記避難所に設置されるスマートスピーカーを介して前記避難所に避難した避難者の困りごと表す情報を収集すると共に、前記ユーザのスマートスピーカーに収集した前記困りごとを表す情報を出力させる
制御方法。 - 家庭に設置されるユーザのスマートスピーカー及び避難所に設置されるスマートスピーカーとネットワークを介して通信可能に接続される制御装置に、
警報の内容及び当該警報の対象となる地域の情報を含む防災情報を受信し、
前記ユーザの識別情報と当該ユーザのスマートスピーカーが設置される地域を示す情報と前記ユーザが携帯する装置の識別情報とを対応付けて記憶する記憶装置から、前記設置される地域が前記警報の対象となる地域に含まれるスマートスピーカーを抽出し、抽出された前記ユーザのスマートスピーカーに前記警報の内容を再生させ、
前記避難所に設置されるアクセスポイントに接続された装置の識別情報を取得し、前記ユーザが携帯する装置の識別情報と一致した場合に、前記ユーザが前記避難所に避難したと判断し、
前記避難所に設置されるスマートスピーカーを介して前記避難所に避難した避難者の困りごと表す情報を収集すると共に、前記ユーザのスマートスピーカーに収集した前記困りごとを表す情報を出力させる
処理を実行させるための制御プログラム。
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