JP7468206B2 - 枠練り固形石けん - Google Patents

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Description

本発明は皮膚の洗浄のために使用され、枠練り法で得られる枠練り固形石けんに関する。
従来、顔や身体等の皮膚用の洗浄剤には、脂肪酸塩である石けんが多く使用されている。石けんは、洗浄後に独特のさっぱり感を有するだけでなく、生分解性も良好であり、環境に対しても優しい基剤である。中でも、固形石けんは一般的な皮膚用洗浄剤として広く使用されている。固形石けんのなかでも、枠練り法で得られる枠練り固形石けんは、機械練り法で得られる固形石けんよりも、保湿成分である多価アルコールや糖類を多量に含有させることができるので、皮膚の保護作用に優れ、使用感が温和であることから、主に洗顔用として用いられる。
固形石けんを構成する脂肪酸には、例えば、ヤシ油、パーム油およびパーム核油などの油脂から製造された混合脂肪酸が使用されており、これらの混合脂肪酸には不飽和脂肪酸が30~40質量%程度含有されている。不飽和脂肪酸は、石けんの粉ふき抑制に有効であるものの、保存安定性が低く、変色が生じ易いという問題があった。
固形石けんの保存安定性を向上させるために、飽和脂肪酸のみを使用した固形石けんが提案されている。これにより、変色は抑制されるものの、冷水での泡立ちが良くないことがあった。この課題を解決するために、例えば特許文献1には、炭素数が偶数の飽和脂肪酸の塩、2価アルコール、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよび(メタ)アクリル酸アルキルエステルを構成モノマーとするポリマー、カチオン化ポリマーを含有する枠練り固形石けんが提案されている。
また、忙しい朝の時間短縮の目的で洗顔の前に顔を濡らす工程を省略したり、石けんでメイクを落としたりする場合など、顔が乾いた状態で固形石けんが使用される場合がある。しかし、顔面上に水分がほとんどない状態では泡の滑らかさに欠けるため均一に広げにくく、また泡が消失しやすいため、泡で顔全体をマッサージするように洗顔することが困難であった。例えば特許文献2には、炭素数が偶数の飽和脂肪酸の塩、脂肪酸、界面活性剤、水溶性高分子を含有し、マッサージ性に優れる固形石けんが提案されているが、この固形石けんは顔が乾いた状態で使用した際のマッサージ性には課題があった。
そのため、顔が乾いた状態で使用しても泡によるマッサージ性が良好な枠練り固形石けんが求められていた。
特開2016-79350号公報 特開2016-113489号公報
本発明の目的は、ぬるま湯のみならず冷水でも泡立ちがし易く、顔が濡れた状態か乾いた状態かの如何にかかわらず泡によるマッサージ性に優れる枠練り固形石けんを提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、特定の素材を選択し、その配合割合を特定範囲とすることによって、所期の作用効果を奏する枠練り固形石けんが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は次のとおりである。
(A)炭素数が12~18の偶数炭素数を有する飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を25~60質量%、
(B)炭素数が13~17の奇数炭素数を有する飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を0.001~0.5質量%、
(C)炭素数が3~6の多価アルコールを15~45質量%、
(D)水を10~35質量%
含有してなる枠練り固形石けん。
本発明の枠練り固形石けんによれば、ぬるま湯のみならず冷水でも泡立ちがし易く、顔が濡れた状態か乾いた状態かの如何にかかわらず泡によるマッサージ性に優れるという効果が得られる。
以下、本発明の実施形態を説明する。本発明の枠練り固形石けんは、下記成分(A)、成分(B)、成分(C)、成分(D)を含有する。以下、各成分について説明する。
なお、本明細書において記号「~」を用いて規定された数値範囲は「~」の両端(上限および下限)の数値を含むものとする。例えば「2~10」は2以上10以下を表す。
また、段階的に規定された複数の数値範囲がある場合、各数値は任意の組み合わせで数値範囲を形成することができる。例えば「2~10、好ましくは4~8」の記載がある場合、「2~4」、「2~8」、「4~10」および「8~10」の数値範囲を形成することができる。
<成分(A):偶数飽和脂肪酸のアルカリ金属塩>
本発明に用いられる成分(A)は、炭素数が12~18の偶数炭素数を有する飽和脂肪酸(本明細書において「偶数飽和脂肪酸」ともいう。)のアルカリ金属塩であり、言い換えれば、炭素数が12、14、16、18の飽和脂肪酸のアルカリ金属塩である。
成分(A)として用いられる偶数飽和脂肪酸として、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸およびステアリン酸等が挙げられ、ラウリン酸、ミリスチン酸およびパルミチン酸の3種を組み合わせることが好ましい。成分(A)におけるこれら3種の脂肪酸の含有量は合計で95~100質量%であることが好ましく、97~100質量%であることがより好ましい。かかる質量比が上記範囲であると、冷水での泡立ち性の点でより好ましい。
成分(A)に用いられるアルカリ金属は、カリウムおよびナトリウムであって、カリウムおよびナトリウムを組み合わせることが好ましい。さらに偶数飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を得るために、水酸化カリウムおよび水酸化ナリウムを組み合わせて用いて偶数脂肪酸を中和することが好ましい。この場合、水酸化カリウム/水酸化ナトリウムの質量比は1/4~3/2であることが好ましく、1/3~1/1であることがより好ましく、2/5~4/5であることが特に好ましい。かかる質量比が上記範囲であると、冷水での泡立ち性の点でより好ましい。
成分(A)の含有量は、枠練り固形石けん全量中、25~60質量%であり、好ましくは28~55質量%、より好ましくは30~50質量%である。成分(A)の含有量が少なすぎると、泡立ち性が低下することがある。一方、成分(A)の含有量が多すぎると、冷水での泡立ち性及びマッサージ性が低下することがある。
<成分(B):奇数飽和脂肪酸のアルカリ金属塩>
本発明に用いられる成分(B)は、炭素数が13~17の奇数炭素数を有する飽和脂肪酸(本明細書において「奇数偶数飽和脂肪酸」ともいう。)のアルカリ金属塩であり、言い換えれば、炭素数が13、15、17の飽和脂肪酸のアルカリ金属塩である。
成分(B)に用いられる奇数飽和脂肪酸として、トリデカン酸、ペンタデカン酸およびヘプタデカン酸等が挙げられ、ペンタデカン酸およびヘプタデカン酸が好ましく、ペンタデカン酸およびヘプタデカン酸を組み合わせて用いることがより好ましい。
ペンタデカン酸およびヘプタデカン酸を組み合わせて用いる場合、ペンタデカン酸/ヘプタデカン酸の質量比は1/30~30/1であることが好ましく、1/10~10/1であることがより好ましく、1/5~5/1であることがさらに好ましく、1/3~3/1であることが特に好ましい。かかる質量比が上記範囲であると、マッサージ性の点でより好ましい。
また、成分(B)におけるペンタデカン酸およびヘプタデカン酸の含有量は合計で95~100質量%であることが好ましく、97~100質量%であることがより好ましい。ペンタデカン酸およびヘプタデカン酸の含有量が上記範囲であると、マッサージ性の点でより好ましい。
成分(B)に用いられるアルカリ金属は、カリウムおよびナトリウムであって、カリウムおよびナトリウムを組み合わせることが好ましい。さらに奇数飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を得るために、水酸化カリウムおよび水酸化ナリウムを組み合わせて用いて奇数脂肪酸を中和することが好ましい。この場合、水酸化カリウム/水酸化ナトリウムの質量比は1/4~3/2であることが好ましく、1/3~1/1であることがより好ましく、2/5~4/5であることが特に好ましい。かかる質量比が上記範囲であると、冷水での泡立ち性の点でより好ましい。
成分(B)の含有量は、枠練り固形石けん全量中、0.001~0.5質量%であり、好ましくは0.005~0.4質量%、より好ましくは0.01~0.3質量%、特に好ましくは0.05~0.2質量%である。成分(B)の含有量が少なすぎると、冷水での泡立ち性及びマッサージ性が低下することがある。一方、成分(B)の含有量が多すぎると、配合量に見合った効果が見られず、経済的に不利になることがあり、場合によっては、冷水での泡立ち性及びマッサージ性が低下することがある。
<成分(C):多価アルコール>
本発明に用いられる成分(C)は炭素数が3~6の多価アルコールであり、多価アルコールとしては、例えば、2価アルコール、3価アルコールおよび4価以上のアルコールが挙げられる。2価アルコールとしては、例えば、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、1,3-ブチレングリコール、ジプロピレングリコールが挙げられ、これらのなかでも1,2-プロピレングリコール、1,3-プロパンジオール、ジプロピレングリコールが好ましく、1,3-プロパンジオール、ジプロピレングリコールがより好ましく、1,3-プロパンジオールがさらに好ましい。3価アルコールとしては、例えば、グリセリンが挙げられ、4価以上のアルコールとしては、例えば、ジグリセリン、ソルビトール、マンニトールなどが挙げられる。
これら多価アルコールは、1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができ、このうち2種以上を組み合わせて用いることが好ましく、2価アルコールと3価アルコールとを組み合わせて用いることがより好ましい。2価アルコールと3価アルコールとを組み合わせて用いる場合、2価アルコールと3価アルコールとの質量比は4:1~1:4が好ましく、2:1~1:2がより好ましく、1:1~2:3がさらに好ましい。
成分(C)の含有量は、枠練り固形石けん全量中、15~45質量%であり、好ましくは20~42質量%、より好ましくは25~39質量%である。成分(C)の含有量が少なすぎると、マッサージ性が低下することがある。一方、成分(C)の含有量が多すぎると、泡立ち性が低下することがある。
<成分(D):水>
本発明に用いられる成分(D)は水である。
成分(D)としては、脱イオン水、イオン交換水、または蒸留水が好ましい。
成分(D)の含有量は、枠練り固形石けん全量中、10~35質量%であり、好ましくは14~26質量%、より好ましくは17~23質量%である。成分(D)の含有量が少なすぎると、冷水での泡立ち性やマッサージ性が低下することがある。一方、成分(D)の含有量が多すぎると、石けんが柔らかくなりすぎ成型性が低下することがある。
本発明の枠練り固形石けんは、成分(A)~成分(D)の総含有量が、固形石けん全量中、50.001~100質量%であり、好ましくは83~100質量%、より好ましくは86~100質量%、特に好ましくは90~100質量%である。
<その他の成分>
本発明の枠練り固形石けんは、成分(A)~成分(D)の他にも、枠練り固形石けんに使われる一般的な成分をその他の成分として含有していてもよい。
その他の成分としては、例えば、植物油脂、動物油脂等の油脂類;脂肪酸;pH調整剤;酸化防止剤;金属封鎖剤;色素;香料;顔料等が挙げられる。本発明の枠練り固形石けんがその他の成分を含有する場合、その他の成分の含有量は、枠練り固形石けん全量中、17質量%以下であることが好ましく、14質量%以下であることがより好ましい。
その他の成分として、泡質向上の観点から、飽和脂肪酸を含有することが好ましく、飽和脂肪酸としてラウリン酸、ミリスチン酸およびパルミチン酸の中から1種または複数種を選択することが好ましい。本発明の枠練り固形石けんが脂肪酸を含有する場合の脂肪酸の含有量は0.3~3質量%であることが好ましい。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する。下記表1~4に示した組成および成分を用いて、下記の製造例に示した方法により枠練り固形石けんを調製した。
なお、原料は以下のものを使用した。
・ラウリン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・ミリスチン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・パルミチン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・ステアリン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・ペンタデカン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・ヘプタデカン酸:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・1,2-プロピレングリコール:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・1,3-プロパンジオール:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・ジプロピレングリコール:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
・グリセリン:試薬特級グレード(東京化成工業(株)製)
<成分(A)>
下記表1に記載の配合にしたがって混合した混合脂肪酸に、表1に記載の水酸化カリウム/水酸化ナトリウムの質量比の混合液を添加し攪拌混合して調製した脂肪酸塩(A1)~(A4)を成分(A)として用いた。
Figure 0007468206000001
<成分(B)>
下記表2に記載の配合にしたがって混合した混合脂肪酸に、表2に記載の水酸化カリウム/水酸化ナトリウムの質量比の混合液を添加し攪拌混合して調製した脂肪酸塩(B1)~(B5)を成分(B)として用いた。
Figure 0007468206000002
<製造例:実施例1>
脂肪酸(成分(A)と成分(B)の混合脂肪酸)を5L双腕式混練機((株)入江商会製、PNV-5型)に入れて約80℃で溶解し、28質量%水酸化ナトリウム水溶液と28質量%水酸化カリウム水溶液の混合液を添加して85~95℃で約5分間攪拌混合した。加熱しながら混合することにより乾燥させて水分量を調節し、おおよそ10%の水分の石けん素地を得た。得られた石けん素地を成分(C)(1,2-プロピレングリコール)と水の混合溶液に溶解し、石けん膠を得た。
次に、石けん膠を円筒形の型枠(直径65mm)に流し込み、室温で30℃以下となるまで半日程度放冷して固化させた。固化後、型枠より取り出し、3cm間隔に切断して、7日間トレイの上で静置させ、実施例1の枠練り固形石けんを得た。
<実施例2~9、比較例1~2>
表3および4に示す配合にしたがって上記製造例にて枠練り固形石けんを調製した。
得られた枠練り固形石けんについて下記の方法により評価した。結果を表3および4に示す。なお、「◎」及び「○」を合格と判定した。
(評価方法)
(1)ぬるま湯(38℃)での泡立ち
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、両手および枠練り固形石けんを約38℃のぬるま湯で濡らしてから、枠練り固形石けんを手で10回こすった後、約38℃のぬるま湯を少しずつ加えながら泡立てた際の泡立ちについて、下記基準で評価を行った。
2点:泡立ちが非常に良いと感じた場合。
1点:泡立ちがやや良いと感じた場合。
0点:泡立ちが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が36~40点
○:合計点が31~35点
△:合計点が21~30点
×:合計点が20点以下
(2)冷水(10℃)での泡立ち
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、両手および枠練り固形石けんを約10℃の冷水で濡らしてから、枠練り固形石けんを手で10回こすった後、約10℃の冷水を少しずつ加えながら泡立てた際の泡立ちについて、下記基準で評価を行った。
2点:泡立ちが非常に良いと感じた場合。
1点:泡立ちがやや良いと感じた場合。
0点:泡立ちが悪いと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が36~40点
○:合計点が31~35点
△:合計点が21~30点
×:合計点が20点以下
(3)顔が濡れている状態でのマッサージ性
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、顔、両手および枠練り固形石けんを約38℃のぬるま湯で濡らしてから、枠練り固形石けんを手で10回こすった後、両手で洗顔を行った際のマッサージ性について、下記基準で評価を行った。
2点:泡の滑らかさや持続性が非常に優れ、マッサージ性が非常に良好であると感じた場合。
1点:泡の滑らかさや持続性に優れ、マッサージ性がやや良好であると感じた場合。
0点:泡の滑らかさや持続性に欠け、マッサージ性に乏しいと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が36~40点
○:合計点が31~35点
△:合計点が21~30点
×:合計点が20点以下
(4)顔が乾いている状態でのマッサージ性
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、両手および枠練り固形石けんを約38℃のぬるま湯で濡らしてから、枠練り固形石けんを手で10回こすった後、顔を濡らさず両手で洗顔を行った際のマッサージ性について、下記基準で評価を行った。
2点:泡の滑らかさや持続性が非常に優れ、マッサージ性が非常に良好であると感じた場合。
1点:泡の滑らかさや持続性に優れ、マッサージ性がやや良好であると感じた場合。
0点:泡の滑らかさや持続性に欠け、マッサージ性に乏しいと感じた場合。
20名の合計点を求め、以下のように評価した。
◎:合計点が36~40点
○:合計点が31~35点
△:合計点が21~30点
×:合計点が20点以下
Figure 0007468206000003
Figure 0007468206000004
実施例1~9の枠練り固形石けんはいずれも、ぬるま湯のみならず冷水でも泡立ちがし易く、顔が濡れた状態か乾いた状態かの如何にかかわらず泡によるマッサージ性が良好であった。
これに対して比較例1~2では十分な性能が得られていない。
比較例1は成分(B)が配合されていないため、冷水での泡立ちが悪く、顔が乾いた状態でのマッサージ性が不十分であった。
比較例2は成分(B)の含有量が多いため、冷水での泡立ちが悪く、顔が乾いた状態でのマッサージ性が不十分であった。
<実施例10>
下記に示す配合処方により、枠練り固形石けんを調製し、上記実施例と同様に評価を行った。
(A)A1 30質量%
(B)B3 0.003質量%
(C)グリセリン 3.5質量%
(C)ジグリセリン 5質量%
(C)プロパンジオール 13質量%
(C)ジプロピレングリコール 8質量%
(C)ソルビトール 7質量%
(D)水 20.422質量%
(その他の成分)
スクロース 11質量%
ラウリン酸 0.9質量%
ポリクオタニウム-7 0.01質量%
PEG-90M 0.005質量%
クエン酸 0.1質量%
トコフェロール 0.01質量%
酸化チタン 0.05質量%
香料 1質量%
合計配合量 100質量%
実施例10の枠練り固形石けんは、ぬるま湯のみならず冷水でも泡立ちがし易く、顔が濡れた状態か乾いた状態かの如何にかかわらず泡によるマッサージ性に優れていた。

Claims (1)

  1. (A)炭素数が12~18の偶数炭素数を有する飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を25~60質量%、
    (B)炭素数が13~17の奇数炭素数を有する飽和脂肪酸のアルカリ金属塩を0.001~0.5質量%、
    (C)炭素数が3~6の多価アルコールを15~45質量%、
    (D)水を10~35質量%
    含有してなる枠練り固形石けん。
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