JP6322920B2 - クリーム状洗浄料 - Google Patents

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Description

本発明はクリーム状洗浄料に関するものである。
従来、クリーム状洗浄料においては、使用時ののび、泡立ち、泡質、洗浄性、すすぎ時のぬめり感のなさが優れる点から、脂肪酸石けんが主成分として使用されてきた。しかし、脂肪酸石けんは、洗浄力の高さや金属石けんのできやすさから、すすぎ時にきしみ感が生じるという問題があった。さらに、脱脂力が強いので、肌の水分量の低下を引き起こして肌が乾燥することや、過剰な皮脂分泌を引き起こして肌のべたつきが生じることも問題であった。
脂肪酸石けんによるすすぎ時のきしみ感は、他の界面活性剤と組み合わせて使用することによって軽減させることができる。例えば、特許文献1には、脂肪酸塩、アミドエーテルサルフェート型アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ソルビタンエステル型ノニオン性界面活性剤を配合した洗浄剤組成物が開示されている。
特許文献2には、洗浄後の肌にすべり感を付与することができる洗浄剤組成物として、脂肪酸化合物、ポリメタクリル酸メチル系樹脂、カチオン性ポリマーを含有する洗浄剤組成物が開示されている。この洗浄剤組成物は、洗浄後の肌にすべり感を付与することができるものの、しっとりとした感触は十分ではなかった。
一方、特許文献3には、洗浄後の肌にうるおいを与え、肌にはりを与えることを目的として、脂肪酸石けん、両性界面活性剤、(メタ)アクリロイルオキシエチルホスホリルコリンを構成モノマーとするポリマーを含有する洗浄剤組成物が開示されている。しかし、この洗浄剤組成物は、洗浄後のすべり感が十分ではなかった。
このように、脂肪酸石けんを配合した洗浄料に水溶性高分子を配合することで洗浄後の肌にしっとり感やすべり感を付与することができることは知られていたが、経時での肌の乾燥や皮脂の分泌が原因となり、良好な肌の状態を維持することは困難であった。
肌の乾燥によるかさつき、および皮脂の分泌によるべたつきを防ぎ、良好な肌の状態を維持するためには、しっとり感とすべすべ感をバランス良く付与することが重要であるが、このような洗浄料は未だ開発されていないのが現状である。
特開平8−325594号公報 特開2005−162719号公報 特開2001−72998号公報
本発明の目的は、上記課題を解決することであり、使用時ののび、起泡性、泡のクリーミー性、すすぎ時や乾燥後の感触に優れ、良好な肌状態を持続させることができるクリーム状洗浄料を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行った結果、(A)飽和脂肪酸、(B)水酸化カリウム、(C)特定のジメチルアミノ酢酸ベタイン、(D)メタクリル系ポリマー、(E)塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマー、(F)グリセリン、および(G)水を含有してなり、各成分の含有量やモル比が所定の関係を有することによって、上記課題を解決できることを見いだした。
すなわち、本発明は、(A)炭素数12〜18の飽和脂肪酸を20〜40質量%、(B)水酸化カリウムを3〜10質量%、(C)式(1)で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、または式(2)で示される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜10質量%、(D)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマーとするポリマーを0.005〜0.5質量%、(E)塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマーを0.01〜0.5質量%、(F)グリセリンを10〜35質量%、および(G)水を含有してなり、成分(A)と成分(B)と成分(C)の合計含有量が28〜53質量%、成分(A)と成分(B)のモル比{(B)/(A)}が7/10〜19/20、成分(D)と成分(E)の質量比{(D)/(E)}が1/5〜2/1のクリーム状洗浄料である。
Figure 0006322920
(式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。)
Figure 0006322920
(式中、RCOは炭素数8〜20のアシル基を示す。)
本発明のクリーム状洗浄料によれば、使用時ののび、起泡性、泡のクリーミー性、すすぎ時や乾燥後の感触に優れ、良好な肌状態を持続させることができる。
以下、本発明の実施形態を説明する。
本発明のクリーム状洗浄料は、(A)炭素数12〜18の飽和脂肪酸、(B)水酸化カリウム、(C)上記式(1)で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、または上記式(2)で示される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、(D)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマー、(E)塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマー、(F)グリセリンを10〜35質量%、および(G)水を含有してなる。これらの成分を順次説明する。
なお、成分(A)〜(G)の各成分の合計含有量は100質量%である。また本明細書において記号「〜」を用いて規定された数値範囲は「〜」の両端(上限及び下限)の数値を含むものとする。例えば「2〜5」は2以上5以下を表す。本明細書において(メタ)アクリルはアクリルまたはメタクリルを、(メタ)アクリロイルはアクリロイルまたはメタクリロイルをそれぞれ表す。
〔(A)炭素数12〜18の飽和脂肪酸〕
本発明に用いられる成分(A)は、炭素数12〜18の飽和脂肪酸である。具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸が挙げられる。炭素数12〜18の飽和脂肪酸として、これら飽和脂肪酸のうち1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
但し、ステアリン酸(炭素数18の飽和脂肪酸)の含有量は少ないことが好ましく、成分(A)として使用する炭素数12〜18の飽和脂肪酸の合計含有量を100質量%とすると、炭素数12〜16の飽和脂肪酸の合計含有量は、好ましくは60質量%以上であり、さらに好ましくは80質量%以上である。言い換えれば、成分(A)の合計含有量100質量%に対して、ステアリン酸の含有量は、40質量%以下が好ましく、さらに好ましくは20質量%以下である。ステアリン酸の含有量が40質量%より多い場合、起泡性が低下し、すすぎ時にきしみ感が発生することがある。
〔(B)水酸化カリウム〕
本発明に用いられる成分(B)は、水酸化カリウムである。成分(B)は成分(A)の中和剤として用いられ、成分(A)と反応して脂肪酸カリウムを形成する。
〔(C)アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインまたは脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン〕
本発明に用いられる成分(C)は、上記式(1)で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、または上記式(2)で示される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインである。
式(1)中のR1は炭素数8〜20のアルキル基であり、具体的には、ラウリル基、ミリスチル基、パルミチル基、ステアリル基等が挙げられる。また、アルキル基は混合脂肪酸由来のアルキル基、例えばヤシ油アルキル基等の混合アルキル基であってもよい。アルキル基の炭素数は好ましくは10〜18、より好ましくは12〜16の範囲のものである。炭素数が8未満の場合は泡質が低下することがあり、20を超える場合は泡立ちが低下することがある。
式(1)で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタインとして具体的には、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン〔日油(株)製「ニッサンアノン(登録商標)BL」〕が挙げられる。
式(2)中のR2COは炭素数8〜20のアシル基であり、具体的には、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基が挙げられる。また、アシル基は混合脂肪酸由来のアシル基、例えばヤシ油アシル基等の混合アシル基であってもよい。アシル基の炭素数は好ましくは10〜18、より好ましくは12〜16の範囲のものである。炭素数が8未満の場合は泡質が低下することがあり、20を超える場合は泡立ちが低下することがある。
式(2)で示される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインとして具体的には、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル酢酸ベタイン〔日油(株)製「ニッサンアノン(登録商標)BDF−R」〕が挙げられる。
なお、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインと脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインとを併用してもよい。
〔(D)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマーとするポリマー〕
本発明に用いられる成分(D)は、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマーとするポリマーである。具体的には、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルを共重合させることによって得られるポリマーであり、ポリマー中の2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンとメタクリル酸ブチルのモル比は1:0.2〜1:3であることが好ましい。
成分(D)のポリマーの重量平均分子量は、好ましくは10,000〜2,000,000であり、さらに好ましくは100,000〜1,000,000である。なお、重量平均分子量はゲルパーミュエーションクロマトグラフィーにより測定することができる。
2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマーとするポリマーとして具体的には、商品名「LIPIDURE−PMB」〔日油(株)製、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン80モル%、メタクリル酸ブチル20モル%、重量平均分子量:60万〕が挙げられる。
〔(E)塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマー〕
本発明に用いられる成分(E)は、塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマーである。具体的には、塩化ジメチルジアリルアンモニウムを単独で重合させることで得られるポリマー、あるいは、塩化ジメチルジアリルアンモニウムと(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリルアミド等の他のモノマーとを共重合させることによって得られるコポリマーである。
本発明においては、乾燥後のすべすべ感の点から、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドとを構成モノマーとして共重合させて得られるポリマーが好ましく、コポリマー中の塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドとのモル比は1:1〜1:3であることが好ましい。
成分(E)のポリマーの重量平均分子量は、好ましくは10,000〜4,000,000であり、さらに好ましくは50,000〜2,000,000である。なお、重量平均分子量はゲルパーミュエーションクロマトグラフィーにより測定することができる。
塩化ジメチルジアリルアンモニウムを単独で重合させることで得られるポリマーとして具体的には、商品名「MERQUAT 100」〔ナルコジャパン(株)製、重量平均分子量:15万〕が挙げられる。また、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリル酸やアクリルアミドとを共重合させることによって得られるポリマーとして具体的には、塩化ジメチルジアリルアンモニウムとアクリルアミドの共重合体として、商品名「MERQUAT 550」〔ナルコジャパン(株)製、塩化ジメチルジアリルアンモニウム30モル%、アクリルアミド70モル%、重量平均分子量:160万〕が挙げられる。
〔(F)グリセリン〕
本発明に用いられる成分(F)は、グリセリンである。グリセリンは、油脂を加水分解して得られる水溶液を蒸留などにより精製する方法で生産することができる。
〔(G)水〕
本発明のクリーム状洗浄料は、上記(A)〜(F)の各成分の他に成分(G)として水を含有する。
本発明のクリーム状洗浄料における(A)成分の含有量は、洗浄料全量に対して、20〜40質量%であり、好ましくは24〜38質量%、より好ましくは28〜36質量%である。20%未満では泡質が十分ではなく、すすぎ時にぬめり感が発生することがあり、40質量%を超えるとすすぎ時にきしみ感が発生することがある。
成分(B)の含有量は、洗浄料全量に対して、3〜10質量%であり、好ましくは4〜9質量%、より好ましくは5〜8質量%である。
成分(C)の含有量は、洗浄料全量に対して、0.5〜10質量%であり、好ましくは2〜8質量%、より好ましくは3〜6質量%である。0.5質量%未満では泡立ちが不十分となることがあり、すすぎ時にきしみ感が生じることがある。また、10質量%を超えるとすすぎ時にぬめり感が生じることがある。
なお、アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインと脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインとを併用する場合は、両化合物の合計含有量が上記範囲内となるよう設定される。
成分(D)の含有量は、洗浄料全量に対して、0.005〜0.5質量%であり、好ましくは0.025〜0.3質量%、より好ましくは0.05〜0.2質量%である。0.005質量%未満では乾燥後にしっとり感がないことがあり、0.5質量%を超えるとすすぎ時にぬめり感が生じることがある。
成分(E)の含有量は、洗浄料全量に対して、0.01〜0.5質量%であり、好ましくは0.1〜0.4質量%、より好ましくは0.15〜0.3質量%である。0.01質量%未満では乾燥後にすべすべ感がないことがあり、0.5質量%を超えるとすすぎ時にぬめり感が生じることがある。
成分(F)の含有量は、洗浄料全量に対して、10〜35質量%であり、好ましくは15〜30質量%、より好ましくは20〜25質量%である。10質量%未満では使用時ののびが悪くなることがあり、35質量%を超えるとすすぎ時にぬめり感が生じることがある。
成分(G)の含有量は、上記成分(A)〜成分(F)の合計含有量を100質量%から差し引いた含有量、すなわち残量であり、通常、10〜65質量%である。
成分(A)と成分(B)と成分(C)の合計含有量は、洗浄料全量に対して、28〜53質量%であり、好ましくは33〜50質量%、より好ましくは38〜47質量%である。28質量%未満では泡立ち、泡質が不十分となることがあり、53質量%を超えると使用時ののびが悪くなることがある。
また、上述のとおり、成分(B)は成分(A)の中和剤として用いられるので、成分(A)と成分(B)のモル比{(B)/(A)}は、7/10〜19/20であり、好ましくは73/100〜23/25、より好ましくは19/25〜89/100である。7/10未満では泡立ちが十分とならないことがあり、19/20を超えると使用時ののびが悪くなることがあり、すすぎ時にきしみ感が生じることがある。
なお、成分(A)が2種以上の飽和脂肪酸からなる混合脂肪酸である場合には、成分(A)のモル数は、加重平均により算出することができる。
成分(D)と成分(E)の質量比{(D)/(E)}は1/5〜2/1である。1/5未満では肌の水分量低下を感じやすくなって、経時でかさつきを感じることがあり、2/1を超えると皮脂の分泌を感じやすくなって、経時でべたつきを感じることがある。
本発明のクリーム状洗浄料は、上記の成分(A)〜成分(G)の他にも、化粧品や洗浄料に使われる一般的な成分を添加成分としてさらに含有していてもよい。
本発明のクリーム状洗浄料は公知の方法により製造することができる。例えば、成分(A)としての飽和脂肪酸を加熱して溶融させた後、成分(B)としての中和剤や成分(C)としての両性界面活性剤、成分(F)としてのグリセリン、成分(G)としての水などを添加し混合する。さらに、成分(D)および成分(E)としての水溶性高分子を添加して均一に混合した後、これを室温付近まで攪拌冷却して本発明のクリーム状洗浄料を製造することができる。
以下、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
表1(実施例1〜7)および表2(比較例1〜9)に示すクリーム状洗浄料を調製し、下記の方法により評価した。
なお、表1および表2において、各成分の数値は洗浄料全量に対する含有量(質量%)を示す。
また、成分(C)〜(E)として以下の化合物を用いた。
・ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン:日油(株)製「ニッサンアノン(登録商標)BL」
・ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチル酢酸ベタイン:日油(株)製「ニッサンアノン(登録商標)BDF−R」
・ポリマー1:日油(株)製「LIPIDURE−PMB」(2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン80モル%、メタクリル酸ブチル20モル%、重量平均分子量:60万)
・ポリマー2:ナルコジャパン(株)製「MERQUAT 100」(塩化ジメチルジアリルアンモニウムの重合体。重量平均分子量:15万)
・ポリマー3:ナルコジャパン(株)製「MERQUAT 550」(塩化ジメチルジアリルアンモニウム30モル%、アクリルアミド70モル%の構成単位の共重合体。重量平均分子量:160万)
<評価方法>
(1)使用時ののびの評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によくのばした時ののびについて、下記基準で評価を行った。
2点:のびが非常に良いと感じた場合。
1点:のびがやや良いと感じた場合。
0点:のびが悪いと感じた場合。
(2)起泡性の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立て、泡立ちについて下記基準で評価を行った。
2点:泡立ちが非常に良好であると感じた場合。
1点:泡立ちがやや良好であると感じた場合。
0点:泡立ちが悪いと感じた場合。
(3)泡のクリーミー性の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立て、泡質について下記基準で評価を行った。
2点:非常に泡が細かくクリーミーであると感じた場合。
1点:やや泡が細かくクリーミーであると感じた場合。
0点:泡がクリーミーではないと感じた場合。
(4)すすぎ時のきしみ感の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立てて、顔を洗った。その後、ぬるま湯ですすぎ、きしみ感について下記基準で評価を行った。
2点:きしみ感が全くないと感じた場合。
1点:きしみ感がほとんどないと感じた場合。
0点:きしみ感があると感じた場合。
(5)すすぎ時のぬめり感の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立てて、顔を洗った。その後、ぬるま湯ですすぎ、ぬめり感について下記基準で評価を行った。
2点:ぬめり感が全くないと感じた場合。
1点:ぬめり感がほとんどないと感じた場合。
0点:ぬめり感があると感じた場合。
(6)乾燥後のしっとり感の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立てて、顔を洗った後、ぬるま湯ですすいだ。その後、タオルドライをしてよく乾燥させ、しっとり感について下記基準で評価を行った。
2点:非常にしっとり感があると感じた場合。
1点:ややしっとり感があると感じた場合。
0点:しっとり感がないと感じた場合。
(7)乾燥後のすべすべ感の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立てて、顔を洗った後、ぬるま湯ですすいだ。その後、タオルドライをしてよく乾燥させ、すべすべ感について下記基準で評価を行った。
2点:非常にすべすべ感があると感じた場合。
1点:ややすべすべ感があると感じた場合。
0点:すべすべ感がないと感じた場合。
(8)翌朝の肌状態の評価
25歳から55歳までの女性20名をパネラーとし、就寝前に、クリーム状洗浄料1gをとり、掌全体によく伸ばした後、約35℃のぬるま湯を徐々に加えながら泡立てて、顔を洗い、ぬるま湯ですすいだ。その後、タオルドライをしてよく乾燥させ、化粧水や乳液、クリーム等を使用したスキンケアは行わずに、翌朝の肌の状態を評価した。
2点:非常にしっとり且つすべすべとしており、良好な肌状態であると感じた場合。
1点:しっとり且つすべすべとしており、やや良好な肌状態であると感じた場合。
0点:しっとり且つすべすべとしておらず(かさつくあるいはべたつく)、肌状態が良好ではないと感じた場合。
上記(1)〜(8)の評価について下記の基準で判定して、表1および表2にそれぞれ示した。なお、「◎」および「○」を合格と判定した。
◎:合計点が35点以上
○:合計点が30点以上35点未満
△:合計点が20点以上30点未満
×:合計点が20点未満
Figure 0006322920
Figure 0006322920
実施例1〜7のクリーム状洗浄料はいずれも、使用時ののびがよく、泡立ち、泡質に優れ、すすぎ時にきしみ感やぬめり感がなかった。また、乾燥後の肌にはしっとり感とすべすべ感があり、さらに翌朝の肌状態も良好であった。
これに対して比較例1〜9では十分な性能が得られていない。
比較例1は成分(A)の含有量が少ないので、泡立ちが十分ではなく、泡質が悪く、すすぎ時にぬめり感があった。
比較例2は成分(C)が配合されていないので、泡立ちが十分ではなく、すすぎ時にきしみ感があった。
比較例3は成分(C)の含有量が多すぎるので、すすぎ時にぬめり感があった。
比較例4は成分(D)が配合されていないので、乾燥後のしっとり感がなく、翌朝の肌状態も良好ではなく、乾燥後のすべすべ感が劣っていた。
比較例5は成分(E)が配合されていないので、乾燥後のすべすべ感がなく、翌朝の肌状態も良好ではなく、乾燥後のしっとり感が劣っていた。
比較例6は(D)/(E)が小さすぎるので、経時でかさつきを感じ、翌朝の肌状態が良好ではなかった。
比較例7は(D)/(E)が大きすぎるので、経時でべたつきを感じ、翌朝の肌状態が良好ではなかった。
比較例8は成分(F)の含有量が少なすぎるので、使用時ののびが悪く、翌朝の肌状態もあまり良好ではなかった。
比較例9は成分(F)の含有量が多すぎるので、すすぎ時にぬめり感があり、乾燥後のすべすべ感が劣り、翌朝の肌状態もあまり良好ではなかった。

Claims (1)

  1. (A)炭素数12〜18の飽和脂肪酸を20〜40質量%、
    (B)水酸化カリウムを3〜10質量%、
    (C)式(1)で示されるアルキルジメチルアミノ酢酸ベタイン、または式(2)で示される脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタインを0.5〜10質量%、
    (D)2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリンおよびメタクリル酸ブチルを構成モノマーとするポリマーを0.005〜0.5質量%、
    (E)塩化ジメチルジアリルアンモニウムを構成モノマーとして含むポリマーを0.01〜0.5質量%、
    (F)グリセリンを10〜35質量%、および
    (G)水を含有してなり、
    成分(A)と成分(B)と成分(C)の合計含有量が28〜53質量%、
    成分(A)と成分(B)のモル比{(B)/(A)}が7/10〜19/20、
    成分(D)と成分(E)の質量比{(D)/(E)}が1/5〜2/1であるクリーム状洗浄料。
    Figure 0006322920
    (式中、Rは炭素数8〜20のアルキル基を示す。)
    Figure 0006322920
    (式中、RCOは炭素数8〜20のアシル基を示す。)
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