JP7468131B2 - 画像形成装置、プログラム及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置、プログラム及び画像形成システムに関する。
画像形成装置では、印刷色に経時変化が生じた場合に、インラインセンサ等で取得した印刷画像の色情報に基づき、印刷色を補正する技術が知られている。
しかし、記録媒体の両面印刷時に印刷色を補正する場合、両面印刷された記録媒体の一方の面の画像が他方の面に透ける裏写りが生じ、印刷画像の色情報を適切に取得できなくなる場合がある。
このような裏写りの影響を抑制する技術として、画像が形成されていない記録媒体の地肌部分の色情報が補正で使用されないように、印刷画像のハイライト側の色情報を用いずに、印刷色を補正する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の技術では、印刷画像の色情報を適切に取得できない場合があった。
開示の技術は、印刷画像の色情報を適切に取得することを課題とする。
開示の技術の一態様に係る画像形成装置は、印刷部と、前記印刷部により記録媒体に印刷された画像の色情報を取得する読取部と、前記記録媒体の第1面と前記第1面とは異なる第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定する印刷条件判定部と、両面印刷された前記記録媒体の一方の面の画像が他方の面に透ける裏写りが発生するか否かを判定する裏写り判定部と、前記印刷条件判定部及び裏写り判定部のそれぞれの判定結果に基づいて、前記読取部が前記画像の色情報を取得する前記記録媒体の面を、前記第1面のみ、又は、前記第1面及び前記第2面の双方、のどちらか一方に決定する決定部と、を有し、前記読取部は、前記1面、及び前記2面の両面に印刷するとき前記裏写りが発生すると判定された場合、前記第1面に印刷された後、前記第2面に印刷される前に、前記第1面に印刷された前記画像の色情報を取得する。
開示の技術によれば、印刷画像の色情報を適切に取得できる。
実施形態に係る画像形成システムの構成例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例のブロック図である。 実施形態に係るコンピュータのハードウェア構成例のブロック図である。 第1の実施形態に係るDFEの機能構成例のブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成例のブロック図である。 第1の実施形態に係るDFEの印刷処理例のフローチャートである。 第1の実施形態に係る画像形成装置の動作例のフローチャートである。 第1の実施形態に係るDFEの補正処理例のフローチャートである。 第2の実施形態に係るDFEの機能構成例のブロック図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の機能構成例のブロック図である。 第2の実施形態に係るDFEの印刷処理例のフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置の動作例のフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
実施形態に係る画像形成装置は、記録媒体の両面に印刷する時に裏写りが発生すると判定された場合に、記録媒体の第1面への印刷後、第2面への印刷前に、第1面に印刷された画像の色情報を取得する。そして、取得した色情報に基づき、印刷される画像の色(印刷色)を補正する。
以下の説明では、実施形態に係る画像形成装置を備える画像形成システム100を例に説明する。
なお、実施形態の用語における印刷、画像形成、及び印字は何れも同義とする。
<画像形成システムの全体構成>
まず、画像形成システム100の構成の一例を説明する。図1は、画像形成システム100の構成の一例を説明する図である。図1に示すように、画像形成システム100は、クライアントPC(Personal Computer)101と、DFE(Digital Front End)102と、画像形成装置103と、管理サーバ104とを備え、これらはインターネット等を介して相互に通信可能に接続されている。
クライアントPC101は、画像形成装置103に実行させる印刷ジョブを生成し、DFE102又は管理サーバ104に出力する。DFE102は、クライアントPC101又は管理サーバ104から受信した印刷ジョブに基づき、RIP(Raster Image Processor)エンジンにより生成された描画データを画像形成装置103に送信する。なお、DFE102は、画像処理装置の一例である。
画像形成装置103は、DFE102から受信した描画データに基づき、記録媒体に印刷を行う。また、画像形成装置103は、装置内に設けられたインラインセンサにより取得された色情報をDFE102に送信する。DFE102は、印刷色を補正するために、画像形成装置103から受信した色情報に基づいて、DFE102が格納する階調変換用のガンマカーブを補正する。
管理サーバ104は、クライアントPC101から受信した印刷ジョブを管理し、DFE102からの要求に応答して、印刷ジョブをDFE102に送信する。
<実施形態に係る画像形成装置の構成>
次に、実施形態に係る画像形成装置103の構成を説明する。図2は、画像形成装置103の構成の一例を説明する図である。図2に示すように、画像形成装置103は、タンデム式の電子写真方式の作像部403K、403C、403M、及び403Yと、中間転写ベルト402と、二次転写ローラ404と、給紙部400と、搬送ローラ対401と、定着ローラ405と、反転パス407とを備える。
作像部403K、403C、403M、及び403Yのそれぞれは、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、及びクリーニング工程)を行うことでトナー像を形成し、形成したトナー像を中間転写ベルト402に一次転写する。実施形態では、作像部403Kはブラック(K)のトナー像を形成し、作像部403Cはシアン(C)のトナー像を形成する。また、作像部403Mはマゼンタ(M)のトナー像を形成し、作像部403Yはイエロー(Y)のトナー像を形成する。但し、作像部403K、403C、403M、及び403Yの配置の順番はこれに限定されるものではなく、適宜変更されてもよい。また、画像形成装置103は、Y、M、C及びK以外の色のトナー像を形成する作像部を備えてもよい。K、C、M及びY以外の色は白色等である。
中間転写ベルト402は、作像部403K、403C、403M、及び403Yにより重ね合わせて一次転写されたフルカラーのトナー像を、二次転写ローラ404による二次転写位置に搬送する。実施形態では、中間転写ベルト402には、まず、Kトナー像が一次転写され、続いて、Cトナー像、Mトナー像、及びYトナー像が順次重ね合わされて一次転写される。なお、以下では、色を特に区別しない場合は、作像部403K、403C、403M、及び403Yを、作像部403という。
給紙部400は、複数の記録媒体が重ね合わされて収容されており、記録媒体を給紙する。記録媒体としては、記録紙(転写紙)等が挙げられるが、これに限定されるものではなく、画像を形成(記録)可能な媒体であれば、コート紙、厚紙、OHP(Overhead Projector)シート、プラスチックフィルム、プリプレグ、及び銅箔等であってもよい。
搬送ローラ対401は、給紙部400から給紙された記録媒体を搬送路上で矢印s方向に搬送する。二次転写ローラ404は、中間転写ベルト402により搬送されたフルカラーのトナー像を、搬送ローラ対401により搬送された記録媒体上に二次転写位置で一括転写(二次転写)する。定着ローラ405は、フルカラーのトナー像が転写された記録媒体を加熱及び加圧することにより、フルカラーのトナー像を記録媒体に定着させる。
矢印s方向における定着ローラ405の下流側には、インラインセンサ406a及び406bが設けられている。インラインセンサ406aは、インラインセンサ406aに対向する記録媒体の第1面に印刷された画像を読み取って、印刷画像の色情報を取得する。インラインセンサ406bは、インラインセンサ406bに対向する記録媒体の第2面に印刷された画像を読み取って、印刷画像の色情報を取得する。なお、第2面は、記録媒体の第1面(表面)とは反対側の面(裏面)である。なお、図2では、インラインセンサ406a及び406bの2つが設けられた例を示したが、インラインセンサ406aのみであってもよい。
ここで、インラインセンサ406a及び406bは、受光した光強度に応じた電気信号を出力する画素が一次元アレイ状に配列されたCCD(Charge Coupled Device)ラインセンサである。画素の配列方向は、記録媒体が搬送される矢印s方向に交差している。また、インラインセンサ406a及び406bは、赤色の光(R)を受光する画素アレイと、緑色の光(G)を受光する画素アレイと、青色の光(B)を受光する画素アレイとを含んでいる。
インラインセンサ406a及び406bは、各色の画素アレイによって、記録媒体に印刷された画像による反射光の光強度に応じた電気信号を出力する。インラインセンサ406a及び406bの出力を用いて、記録媒体に印刷された画像が読み取られる。読み取られた画像の各色の光強度(濃度)は、色情報として、印刷色の補正に用いられる。
なお、インラインセンサ406a及び406bは、それぞれ記録媒体に光を照射する光源を備えてもよい。光源から記録媒体に光を照射することで、インラインセンサ406a及び406bによる読み取りの明るさを確保できる。また、インラインセンサ406a及び406bは、CCDに代えて、CMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)やPD(Photo Diode)アレイ等で構成されてもよい。
画像形成装置103は、片面印刷(第1面のみに印刷)の場合、フルカラーのトナー像が定着された記録媒体を排紙する。一方、両面印刷(第1面及び第2面の両方に印刷)の場合、画像形成装置103は、フルカラーのトナー像が定着された記録媒体を反転パス407へ送る。
反転パス407は、送られた記録媒体をスイッチバックすることにより、記録媒体の表面・裏面を反転して矢印t方向に搬送する。反転パス407により搬送された記録媒体は、搬送ローラ対401により再搬送され、二次転写ローラ404により第1面と反対側の第2面にフルカラーのトナー像が転写され、定着ローラ405により定着される。その後、画像形成装置103から排紙される。
<実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成>
次に、画像形成装置103のハードウェア構成について説明する。図3は、画像形成装置103のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。図3に示すように、画像形成装置103は、コントローラ910と、近距離通信回路920と、エンジン制御部930と、操作パネル940と、ネットワークI/F(Interface)950と、インラインセンサ406a及び406bとを備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU(Central Processing Unit)901と、システムメモリ(MEM-P)902と、ノースブリッジ(NB)903と、サウスブリッジ(SB)904と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906と、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907と、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ908と、記憶部であるHD(Hard Disk)909とを備える。なお、HD909は、SSD(Solid State Drive)であってもよい。また、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
CPU901は、画像形成装置103の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを備える。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM(Read Only Memory)902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリ等として用いるRAM(Random Access Memory)902bとからなる。
なお、ROM902aに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を備える画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を備える。
このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。
なお、ASIC906には、USBのインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。
AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。
コントローラ910は、画像形成装置103全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置103は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択できる。
ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、ネットワークを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
インラインセンサ406a及び406bは、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<コンピュータのハードウェア構成>
次に、画像形成システム100で用いられるコンピュータ105のハードウェア構成を説明する。
図4は、コンピュータ105のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。画像形成システム100におけるクライアントPC101、DFE102、及び管理サーバ104は、図4に示すコンピュータ105により構築される。
図4に示すように、コンピュータ105は、CPU501と、ROM502と、RAM503と、HD504と、HDDコントローラ505とを備えている。なお、HD909は、SSD(Solid State Drive)であってもよい。また、コンピュータ105は、ディスプレイ506と、外部機器接続I/F508と、ネットワークI/F509と、データバス510と、キーボード511と、ポインティングデバイス512と、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514と、メディアI/F516とを備えている。
これらのうち、CPU501は、コンピュータ105全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。
外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークを利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバス510は、CPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段の一種である。
DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<第1の実施形態に係るDFEの機能構成>
次に、第1の実施形態に係るDFE102の機能構成について説明する。図5は、DFE102の機能構成の一例を説明するブロック図である。図5に示すように、DFE102は、受信部111と、ラスタライズ部112と、色変換部113と、RGBYデータ格納部114と、送信部115と、補正部116とを備える。
受信部111は、クライアントPC101で生成された印刷ジョブを受信し、ラスタライズ部112に出力する。また、受信部111は、読取部126により取得された印刷画像の色情報を画像形成装置103から受信し、補正部116に出力する。
受信部111が受信する印刷ジョブには、記録媒体に印刷する画像データと、片面印刷か両面印刷かを区別する情報を含む印刷条件情報と、記録媒体の厚みや坪量に対応付いた記録媒体の種類情報とが含まれている。印刷条件と記録媒体の種類は、クライアントPC101にインストールされたプリンタドライバがクライアントPC101のディスプレイ506(図4参照)に表示する設定画面を介して、印刷を所望するユーザにより設定される。
ラスタライズ部112は、印刷ジョブに含まれる画像データをラスタ形式に変換して描画データを生成し、生成した描画データを色変換部113に出力する。
色変換部113は、入力した描画データをCMYK形式に変換する。但し、描画データがもともとCMYK形式である場合はこの変換は行わない。また、色変換部113は、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブを参照して、CMYK形式の描画データを階調変換する。ここで、ガンマカーブとは、描画データにおける色の階調値と、記録媒体への印刷色(印刷濃度)との関係を示すデータをいう。
ここで、作像部403の経時変化等で画像形成装置103による印刷色が経時変化すると、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブが、色の階調値と印刷色の現実の関係からずれる場合がある。ガンマカーブが現実からずれると、各色の階調値が所望の印刷色に合うように階調変換できなくなる。
これに対し、補正部116は、読取部126(図6参照)により取得された色情報に基づき、各色の階調値が所望の印刷色に合うように、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブの現実からのずれを補正する。補正部116は、受信部111を介して入力した、読取部126によるRGB形式の色情報をCMYK形式の色情報に変換し、変換したCMYK形式の色情報を用いてガンマカーブを生成する。そして、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブを、生成したガンマカーブに置き換える。このようにして、補正部116はガンマカーブを補正できる。なお、補正部116は、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブの一部を書き換えて、ガンマカーブを補正してもよい。
RIP(Raster Image Processor)エンジンは、上記のラスタライズ部112及び色変換部113を含んで構成されている。RIPエンジンで生成された描画データは、送信部115を介して画像形成装置103に送信される。また、描画データとともに印刷条件情報及び記録媒体の種類情報が、送信部115を介して画像形成装置103に送信される。
<第1の実施形態に係る画像形成装置の機能構成>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置103の機能構成について説明する。図6は、画像形成装置103の機能構成の一例を説明するブロック図である。図6に示すように、画像形成装置103は、受信部121と、印刷条件判定部122と、裏写り判定部123と、決定部124と、印刷部125と、読取部126と、補正前処理部127と、送信部128とを備える。
これらのうち、印刷条件判定部122、裏写り判定部123、決定部124、及び補正前処理部127は、図3のCPU901が所定のプログラムを実行することにより実現される。印刷部125は、作像部403、中間転写ベルト402、二次転写ローラ404、搬送ローラ対401と、定着ローラ405及び反転パス407等を含む構成により実現される。また、読取部126は、インラインセンサ406a及び406b等により実現される。
受信部121は、DFE102から受信した描画データ、印刷条件情報、及び記録媒体の種類情報を印刷条件判定部122、裏写り判定部123、及び印刷部125のそれぞれに出力する。
印刷条件判定部122は、入力した印刷条件情報に基づき、記録媒体の第1面及び第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定し、判定結果を決定部124に出力する。
裏写り判定部123は、入力した記録媒体の種類情報に基づき、画像形成装置103が両面印刷を行う時に裏写りが発生するか否かを判定し、判定結果を決定部124に出力する。ここで、裏写りとは、両面印刷された記録媒体の一方の面の印刷画像を読み取った時に、他方の面の印刷画像が透けて読み取られる現象をいう。
裏写りは、記録媒体が薄いほど、また、記録媒体の坪量が小さいほど発生しやすく、記録媒体の厚みや坪量は、記録媒体の種類に対応付いている。そのため、裏写り判定部123は、記録媒体の種類情報(所定の条件の一例)に基づき、裏写りが発生するか否かを判定できる。
例えば、裏写り判定部123は、記録媒体の坪量が、80.0g/m未満である場合、裏写り判定部は、画像形成装置103が両面印刷を行うときに裏写りが発生すると判定してもよい。
つまり、裏写り判定部123は、両面印刷を行う記録媒体の坪量が所定の坪量以下の場合は、裏写りが発生すると判定してもよい。
また、裏写り判定部123は、記録媒体の坪量が80.0g/m以上の場合、画像形成装置103が両面印刷を行うときに裏写りが発生しないと判定してもよい。
なお、裏写り判定部123が、裏写りが発生すると判定する条件はこれに限らない。裏写り判定部123は、坪量が70.0g/m未満の記録媒体で裏写りが発生すると判定してもよい。
つまり、裏写り判定部123は、両面印刷を行う記録媒体の坪量が所定の坪量よりも大きい場合は、裏写りが発生しないと判定してもよい。
また、裏写り判定部123は、記録媒体の種類情報に加え、記録媒体に形成する画像に基づいて裏写りの判定を行ってもよい。例えば、裏写り判定部123は、記録媒体の坪量が小さい又は記録媒体が薄い場合でも、記録媒体上に形成する画像の濃度が所定の濃度よりも薄い場合は、裏写りしないと判定してもよい。つまり、裏写り判定部123は、記録媒体の種類情報とDFE102から受け取った描画データ(画像データの一例)に基づいて裏写りが発生するか否かを判定してもよい。
決定部124は、印刷条件判定部122、及び裏写り判定部123の判定結果に基づき、読取部126により印刷画像の色情報を取得する記録媒体の面(以下、読取面という)を、記録媒体の第1面、又は第2面の少なくとも一方に決定する。
具体的には、印刷条件判定部122が両面印刷しない(片面印刷する)と判定した場合、決定部124は、読取面を記録媒体の第1面に決定する。また、印刷条件判定部122が両面印刷すると判定し、且つ裏写り判定部123が裏写りすると判定した場合、決定部124は、読取面を記録媒体の第1面に決定する。さらに、印刷条件判定部122が両面印刷すると判定し、且つ裏写り判定部123が裏写りしないと判定した場合、決定部124は、読取面を記録媒体の第1面及び第2面に決定する。決定部124は、決定結果を印刷部125及び読取部126に出力する。
印刷部125は、入力した描画データに基づき、記録媒体に印刷する。また、印刷部125は、決定部124により決定された読取面に対応したタイミングで、記録媒体の第1面及び第2面に印刷する。
具体的には、決定部124が片面印刷時の読取面を記録媒体の第1面に決定した場合、印刷部125は第1面のみに印刷する。また、決定部124が両面印刷時の読取面を記録媒体の第1面に決定した場合、印刷部125は第1面に印刷し、その後、読取部126が第1面に印刷された画像の色情報を取得した後に、第2面に印刷する。さらに、決定部124が両面印刷時の読取面を記録媒体の第1面及び第2面に決定した場合、印刷部125は、読取部126が第1面及び第2面に印刷された画像の色情報を取得する前に、第1面及び第2面の両面に印刷する。
読取部126は、読取面に印刷された画像の色情報を取得し、取得した色情報を補正前処理部127に出力する。
具体的には、決定部124が片面印刷時の読取面を記録媒体の第1面に決定した場合、読取部126は、第1面に印刷された画像の色情報を取得する。また、決定部124が両面印刷時の読取面を記録媒体の第1面に決定した場合、読取部126は、第1面に印刷された後、第2面に印刷される前に、第1面に印刷された画像の色情報を取得する。この場合、読取部126が取得した色情報は、図3のRAM902bに一時保持される。その後、第2面に印刷された後で、一次保持された色情報はRAM902bから読み出され、補正前処理部127に出力される。
また、決定部124が両面印刷時の読取面を記録媒体の第1面及び第2面に決定した場合、読取部126は、第1面及び第2面の両面に印刷された後で、第1面及び第2面のそれぞれに印刷された画像の色情報を取得する。
換言すると、読取部126は、記録媒体の第1面と第2面の両面に印刷する時に裏写りが発生すると判定された場合には、第1面に印刷された後、第2面に印刷される前に、第1面に印刷された画像の色情報を取得する。また、読取部126は、記録媒体の第1面と第2面の両面に印刷する時に裏写りが発生しないと判定された場合には、第1面及び第2面に印刷された後で、第1面及び第2面のそれぞれに印刷された画像の色情報を取得する。
なお、決定部124は、裏写り判定部123の機能を有していてもよい。
補正前処理部127は、読取部126から色情報に対し、インラインセンサ毎での個体差をキャンセルするための処理を、ガンマカーブの補正の前処理として実行する。その後、補正前処理部127は前処理後の色情報を、送信部128を介してDFE102に送信する。
<第1の実施形態に係るDFEによる印刷指令処理>
次に、第1の実施形態に係るDFE102による印刷指令処理について説明する。図7は、DFE102による印刷指令処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS71において、受信部111は、クライアントPC101で生成された印刷ジョブを受信し、ラスタライズ部112に出力する。
続いて、ステップS72において、ラスタライズ部112は、印刷ジョブに含まれる画像データをラスタ形式に変換して描画データを生成し、生成した描画データを色変換部113に出力する。
続いて、ステップS73において、色変換部113は、入力した描画データをCMYK形式に変換する。また、色変換部113は、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブを参照し、CMYK形式の描画データを階調変換する。その後、色変換部113は、変換後の描画データを送信部115に出力する。
続いて、ステップS74において、送信部115は、描画データを画像形成装置103に送信する。また、送信部115は、印刷条件情報及び記録媒体の種類情報を画像形成装置103に送信する。
このようにして、DFE102は、描画データ、印刷条件情報、及び記録媒体の種類情報を画像形成装置103に送信し、画像形成装置103に対して印刷指令を行うことができる。
<第1の実施形態に係る画像形成装置による色情報取得動作>
次に、第1の実施形態に係る画像形成装置103による色情報取得動作について説明する。図8は、画像形成装置103による色情報取得動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS81において、受信部121は、DFE102から受信した描画データ、印刷条件情報、及び記録媒体の種類情報を、印刷条件判定部122、裏写り判定部123、及び印刷部125のそれぞれに出力する。
続いて、ステップS82において、印刷条件判定部122は、印刷条件情報に基づき、記録媒体の第1面及び第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定する。
ステップS82で、両面に印刷する印刷条件でないと判定された場合(ステップS82、No)、ステップS84において、印刷部125は、記録媒体の第1面に印刷する。
続いて、ステップS85において、読取部126は、第1面に印刷された画像を読み取り、印刷画像の色情報を取得する。そして、取得した色情報を補正前処理部127に出力する。その後、ステップS94に移行する。
一方、ステップS82で、両面に印刷する印刷条件であると判定された場合(ステップS82、Yes)、ステップS83において、裏写り判定部123は、記録媒体の種類情報に基づき、裏写りが発生するか否かを判定する。
ステップS83で、裏写りが発生すると判定された場合(ステップS83、Yes)、ステップS86において、決定部124は、読取面を記録媒体の第1面に決定する。
続いて、ステップS87において、印刷部125は、記録媒体の第1面に印刷する。
続いて、ステップS88において、読取部126は、第1面に印刷された画像を読み取り、印刷画像の色情報を取得する。
続いて、ステップS89において、RAM902bは、読取部126が取得した色情報を一時保持する。
続いて、ステップS90において、印刷部125は、記録媒体の第2面に印刷する。第2面に印刷された後に、一時保持された色情報は、RAM902bから読み出され、補正前処理部127に出力される。その後、ステップS94に移行する。
なお、ステップS83で、裏写りが発生すると判定された場合は、第2面に印刷された画像の読取部126による読み取りは行われず、第1面に印刷された画像の色情報のみを用いて印刷色が補正される。
一方、ステップS83で、裏写りが発生しないと判定された場合(ステップS83、No)、ステップS91において、決定部124は、読取面を記録媒体の第1面及び第2面に決定する。
続いて、ステップS92において、印刷部125は、記録媒体の第1面及び第2面の両面に印刷する。
続いて、ステップS93において、読取部126は、第1面及び第2面に印刷された画像を読み取り、印刷画像の色情報を取得する。そして、取得した色情報を補正前処理部127に出力する。その後、ステップS94に移行する。
続いて、ステップS94において、補正前処理部127は、読取部126から入力した色情報に対して、インラインセンサ毎での個体差をキャンセルするための処理を、ガンマカーブの補正の前処理として行う。補正前処理部127は、前処理後の色情報を送信部128に出力する。
続いて、ステップS95において、送信部128は、補正前処理部127から入力した前処理後の色情報をDFE102に送信する。
このようにして、画像形成装置103は、記録媒体に印刷された画像の色情報を取得し、DFE102に送信できる。
<第1の実施形態に係るDFEによる印刷色の補正処理>
次に、第1の実施形態に係るDFE102による印刷色の補正処理について説明する。図9は、DFE102による印刷色の補正処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS101において、受信部111は、読取部126により取得された色情報を画像形成装置103から受信し、補正部116に出力する。
続いて、ステップS102において、補正部116は、読取部126によるRGB形式の色情報をCMYK形式に変換し、CMYK形式の色情報を用いてガンマカーブを生成する。
続いて、ステップS103において、補正部116は、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブを、生成したガンマカーブに置き換える。
このようにして、DFE102は、ガンマカーブを補正できる。
<第1の実施形態の作用効果>
以上説明してきたように、本実施形態では、記録媒体の両面に印刷する時に裏写りが発生すると判定された場合に、記録媒体の第1面への印刷後、第2面への印刷前に、第1面に印刷された画像の色情報を取得する。第1面に印刷された画像の色情報の取得時には、第2面の印刷がまだ行われていないため、裏写りは生じていない。従って、裏写りの影響を受けずに、記録媒体に印刷された画像の色情報を適切に取得できる。また、印刷画像に含まれる色の色情報を適切に取得できる。そして、取得した色情報に基づいて、印刷色を適切に補正できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る画像形成システム100aについて説明する。なお、既に説明した実施形態と同一の構成部についての説明を省略する。
第1の実施形態では、印刷条件判定部122、裏写り判定部123、及び決定部124を画像形成装置103が備える例を示したが、本実施形態では、これらの構成をDFE102aが備える例を説明する。
図10は、本実施形態に係る画像形成システム100aの備えるDFE102aの機能構成の一例を説明するブロック図である。図10に示すように、DFE102aは、受信部111aと、印刷条件判定部122aと、裏写り判定部123aと、決定部124aと、送信部115aとを備える。
受信部111aは、クライアントPC101で生成された印刷ジョブを受信し、ラスタライズ部112、印刷条件判定部122a、及び裏写り判定部123aにそれぞれ出力する。
印刷条件判定部122aは、入力した印刷条件情報に基づき、記録媒体の第1面及び第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定し、判定結果を決定部124aに出力する。
裏写り判定部123aは、入力した記録媒体の種類情報に基づき、画像形成装置103aが両面印刷を行う時に裏写りが発生するか否かを判定し、判定結果を決定部124aに出力する。
決定部124aは、印刷条件判定部122a、及び裏写り判定部123aのそれぞれによる判定結果に基づき、読取面を、記録媒体の第1面、又は第2面の少なくとも一方に決定し、決定結果を送信部115aに出力する。
送信部115aは、描画データ、読取面情報、及び両面印刷するか否かを示す印刷モード情報のそれぞれを、画像形成装置103aに出力する。
図11は、本実施形態に係る画像形成システム100aの備える画像形成装置103aの機能構成の一例を説明するブロック図である。図11に示すように、画像形成装置103aは、受信部121aと、印刷部125aとを備える。
受信部121aは、DFE102aから受信した描画データ、読取面情報、及び印刷モード情報を、印刷部125a及び読取部126のそれぞれに出力する。
印刷部125aは、描画データに基づき記録媒体に印刷する。また、印刷部125aは、決定された読取面に対応したタイミングで、記録媒体の第1面及び第2面に印刷する。
図12は、本実施形態に係るDFE102aによる印刷指令処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS121において、受信部111aは、クライアントPC101で生成された印刷ジョブを受信し、ラスタライズ部112、印刷条件判定部122a、及び裏写り判定部123aにそれぞれ出力する。
続いて、ステップS122において、ラスタライズ部112は、印刷ジョブに含まれる画像データをラスタ形式に変換して描画データを生成し、生成した描画データを色変換部113に出力する。
続いて、ステップS123において、色変換部113は、入力した描画データをCMYK形式に変換する。また、色変換部113は、RGBYデータ格納部114に格納されたガンマカーブを参照し、CMYK形式の描画データを階調変換する。その後、色変換部113は、変換後の描画データを送信部115に出力する。
続いて、ステップS124において、印刷条件判定部122aは、印刷条件情報に基づき、記録媒体の第1面及び第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定する。
ステップS124で、両面に印刷を行う印刷条件であると判定された場合(ステップS124、Yes)、ステップS125において、印刷条件判定部122aは、印刷モードを両面印刷モードに決定する。一方、両面印刷を行う印刷条件でないと判定された場合(ステップS124、No)、ステップS126において、印刷条件判定部122aは、印刷モードを片面印刷モードに決定する。
続いて、ステップS127において、裏写り判定部123aは、記録媒体の種類情報に基づき、画像形成装置103が両面印刷を行う時に裏写りが発生するか否かを判定し、判定結果を決定部124aに出力する。
ステップS127で、裏写りが発生すると判定された場合(ステップS127、Yes)、ステップS128において、決定部124aは、読取面を記録媒体の第1面に決定する。一方、ステップS127で、裏写りが発生しないと判定された場合(ステップS127、No)、ステップS129において、決定部124aは、読取面を記録媒体の第1面及び第2面に決定する。
続いて、ステップS130において、送信部115aは、描画データ、読取面情報、及び印刷モード情報のそれぞれを、画像形成装置103aに出力する。
このようにして、DFE102aは、描画データ、印刷条件情報、及び記録媒体の種類情報を画像形成装置103aに送信し、画像形成装置103aに対して印刷指令を行うことができる。
次に、図13は、画像形成装置103aによる色情報取得動作の一例を示すフローチャートである。
まず、ステップS131において、受信部121aは、DFE102aから受信した描画データ、読取面情報、及び両面印刷モード情報を、印刷部125a及び読取部126のそれぞれに出力する。
続いて、ステップS132において、印刷部125aは、印刷モードが両面印刷モードであるか否かを判定する。
ステップS132で、両面印刷モードでないと判定された場合(ステップS132、No)、ステップS134において、印刷部125aは、記録媒体の第1面に印刷する。
続いて、ステップS135において、読取部126は、第1面に印刷された画像を読み取り、画像の色情報を取得する。そして、取得した色情報を補正前処理部127に出力する。その後、ステップS141に移行する。
一方、ステップS132で、両面印刷モードであると判定された場合(ステップS132、Yes)、ステップS133において、印刷部125aは、読取面は第1面のみであるか否かを判定する。
ステップS132で、読取面は第1面のみであると判定された場合(ステップS133、Yes)、ステップS136において、印刷部125aは、記録媒体の第1面に印刷する。
続いて、ステップS137において、読取部126は、第1面に印刷された画像を読み取り、印刷画像の色情報を取得する。
続いて、ステップS138において、RAM902bは、読取部126が取得し色情報を一時保持する。
続いて、ステップS139において、印刷部125aは、記録媒体の第2面に印刷する。第2面に印刷された後に、一時保持された色情報はRAM902bから読み出され、補正前処理部127に出力される。その後、ステップS141に移行する。
一方、ステップS133で、裏写りが発生しないと判定された場合(ステップS133、No)、ステップS140において、印刷部125aは、記録媒体の第1面及び第2面に印刷する。
続いて、ステップS141において、読取部126は、第1面及び第2面のそれぞれに印刷された画像を読み取り、印刷画像の色情報を取得する。そして、取得した色情報を補正前処理部127に出力する。その後、ステップS141に移行する。
ステップS141~S142の動作は、図8のステップS94~S95の動作と同様であるため、ここでは重複する説明を省略する。
このようにして、画像形成装置103aは、記録媒体に印刷された画像の色情報を取得し、DFE102aに送信できる。
以上説明してきたように、本実施形態では、印刷条件判定部122a、裏写り判定部123a、及び決定部124aをDFE102aが備え、これにより、第1の実施形態で説明した効果と同様の効果を得ることができる。
以上、実施形態を説明したが、本発明は、具体的に開示された上記の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
なお、画像形成装置103の備える機能の一部、或いはDFE102の備える機能の一部又は全部の機能を外部装置に設けて画像形成システム100を構成してもよい。外部装置として、クラウドサーバ等が挙げられる。又は、DFE102の備える機能を、画像形成装置103が備えてもよい。
また、上述した実施形態では、電子写真方式の画像形成装置を備える画像形成システムについて説明したが、インクジェット方式等の他方式の画像形成装置を備える画像形成システムにも適用できる。
また、実施形態は、プログラムも含む。例えば、プログラムは、記録媒体の第1面、及び前記第1面とは異なる第2面の両面に印刷する時に裏写りが発生すると判定された場合には、前記第1面に印刷された後、前記第2面に印刷される前に、印刷部により記録媒体に印刷された画像の色情報を取得する読取部に、前記第1面に印刷された画像の色情報を取得させる処理をコンピュータに実行させる。このようなプログラムにより、上述した画像形成システムと同様の効果を得ることができる。
さらに、上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
100 画像形成システム
101 クライアントPC
102 DFE
103 画像形成装置
104 管理サーバ
402 中間転写ベルト
403 作像部
405 定着ローラ405
406a、406b インラインセンサ
111 受信部
112 ラスタライズ部
113 色変換部
114 RGBYデータ格納部
115 送信部
116 補正部
121 受信部
122 印刷条件判定部
123 裏写り判定部
124 決定部
125 印刷部
126 読取部
127 補正前処理部
128 送信部
特開2003-87568号公報

Claims (7)

  1. 印刷部と、
    前記印刷部により記録媒体に印刷された画像の色情報を取得する読取部と、
    前記記録媒体の第1面と前記第1面とは異なる第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定する印刷条件判定部と、
    両面印刷された前記記録媒体の一方の面の画像が他方の面に透ける裏写りが発生するか否かを判定する裏写り判定部と、
    前記印刷条件判定部及び裏写り判定部のそれぞれの判定結果に基づいて、前記読取部が前記画像の色情報を取得する前記記録媒体の面を、前記第1面のみ、又は、前記第1面及び前記第2面の双方、のどちらか一方に決定する決定部と、を有し、
    前記読取部は、
    前記1面、及び前記2面の両面に印刷するとき前記裏写りが発生すると判定された場合、前記第1面に印刷された後、前記第2面に印刷される前に、前記第1面に印刷された前記画像の色情報を取得する
    画像形成装置。
  2. 前記決定部は、
    前記記録媒体の種類に基づき、前記読取部が前記色情報を取得する前記記録媒体の面を決定する
    請求項に記載の画像形成装置。
  3. 前記決定部は、
    前記記録媒体の量が所定の坪量以下ある場合、前記読取部が前記色情報を取得する前記記録媒体の面を前記第1面に決定する
    請求項に記載の画像形成装置。
  4. 前記決定部は、前記記録媒体の量が前記所定の坪量よりも大きい合、前記読取部が前記色情報を取得する前記記録媒体の面を前記第1面及び前記第2面に決定する
    請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記決定部は、さらに、画像データに基づいて、前記読取部が前記色情報を取得する前記記録媒体の面を決定する
    請求項又はに記載の画像形成装置。
  6. 読取部により、記録媒体に印刷された画像の色情報を取得し、
    印刷条件判定部により、前記記録媒体の第1面と前記第1面とは異なる第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定し、
    裏写り判定部により、両面印刷された前記記録媒体の一方の面の画像が他方の面に透ける裏写りが発生するか否かを判定し、
    決定部により、前記印刷条件判定部及び前記裏写り判定部のそれぞれの判定結果に基づいて、前記読取部が前記画像の色情報を取得する前記記録媒体の面を、前記第1面のみ、又は、前記第1面及び前記第2面の双方、のどちらか一方に決定し、
    前記読取部は、
    前記第1面、及び前記第2面の両面に印刷するときに前記裏写りが発生すると判定された場合に、前記第1面に印刷された後、前記第2面に印刷される前に、前記第1面に印刷された前記画像の色情報を取得する
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
  7. 画像形成装置と、印刷ジョブに基づいて生成された描画データを前記画像形成装置に送信する画像処理装置と、を備える画像形成システムであって、
    印刷部と、
    前記印刷部により記録媒体に印刷された画像の色情報を取得する読取部と、
    前記記録媒体の第1面と前記第1面とは異なる第2面の両面に印刷を行う印刷条件であるか否かを判定する印刷条件判定部と、
    所定の条件に基づいて判定する裏写り判定部と、
    前記印刷条件判定部及び前記裏写り判定部のそれぞれの判定結果に基づいて、前記読取部が前記画像の色情報を取得する前記記録媒体の面を、前記第1面のみ、又は、前記第1面及び前記第2面の双方、のどちらか一方に決定する決定部と、を有し、
    前記読取部は、
    前記1面、及び前記2面の両面に印刷するときに前記裏写りが発生すると判定された場合、前記第1面に印刷された後、前記第2面に印刷される前に、前記第1面に印刷された前記画像の色情報を取得する
    画像形成システム。
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