JP2012137966A - 印刷システム及び印刷システムの制御方法並びに制御方法を実行するプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 最終出力物の用途やユーザが期待するクリアトナーを用いた装飾効果、又は印刷システムの処理条件によって版ずれを抑制すべきデータか否か判断し印刷を行う印刷装置を選択する印刷システムを提供する。
【解決手段】 本発明の印刷システムは、第1の記録剤を用いる第1の印刷装置の排紙部と第2の記録剤と第1の記録剤を用いる第2の印刷装置の給紙部が接続されている印刷システムで、入力された画像データが第1の記録剤を用いて印刷される第1のデータと第2の記録剤を用いて印刷される第2のデータから構成され、第1のデータと第2のデータが印刷用紙に印刷される際の位置のずれの発生を抑制すべきデータであるか否かを判定する。判定結果に応じ、第1の印刷装置にて第1及び第2の画像データを一度に転写定着するか、第1の印刷装置にて第1のデータを、第2の装置にて第2のデータを転写し定着するか決める。
【選択図】 図5
【解決手段】 本発明の印刷システムは、第1の記録剤を用いる第1の印刷装置の排紙部と第2の記録剤と第1の記録剤を用いる第2の印刷装置の給紙部が接続されている印刷システムで、入力された画像データが第1の記録剤を用いて印刷される第1のデータと第2の記録剤を用いて印刷される第2のデータから構成され、第1のデータと第2のデータが印刷用紙に印刷される際の位置のずれの発生を抑制すべきデータであるか否かを判定する。判定結果に応じ、第1の印刷装置にて第1及び第2の画像データを一度に転写定着するか、第1の印刷装置にて第1のデータを、第2の装置にて第2のデータを転写し定着するか決める。
【選択図】 図5
Description
複数台の印刷装置が接続され、連携して印刷を行うことで印刷出力を行う印刷システムに関する。
近年、特色記録剤の1種である透明トナー(クリアトナー)を用いて印刷を行う画像処理装置が提案されている。
印刷用紙の印字可能領域全体にクリアトナーを印刷する全面コートは、CMYKトナーのような有色トナーを用いた印刷を行った後の用紙一面にクリアトナーを用いて印刷することで、写真のように用紙全面に対して光沢感を与えることができる。
また、印刷用紙の印字可能領域の指定領域にクリアトナーを用いて印刷した部分コートは、有色トナーを用いて印刷を行った後の用紙に対して部分的にクリアトナーを用いた印刷を行うことで、用紙に対して部分的に光沢感や装飾効果をもたらすことができる。
このようなクリアトナーを用いて印刷を行うと、様々な表現ができるようになり、印刷出力物の付加価値が向上する。
そして、このクリアトナーを用いた印刷を実行するため、有色トナーであるCMYK等のトナーとクリアトナーを用紙に転写後、1度の定着により有色トナー像とクリアトナー像を用紙に定着する仕組みを画像処理装置に組み込む。これによりクリアトナーを用いた出力物を作成している。
しかし、クリアトナーを用いた印刷を行うための構成を付加すると問題が発生する。例えば、トナーの載り量に関する問題が発生する。具体的に述べると、画像処理装置では印刷対象紙の単位面積当たりに対して、一度の定着により定着可能なトナー量に限り(載り量制限)がある。よって、CMYKトナーが多く使われる領域では、載り量制限内にトナー量を抑えるためにクリアトナーが十分に使えないという問題がある。
そこで、有色トナーを用いて印刷を行う画像処理装置とクリアトナーを用いて印刷を行う画像処理装置を接続しクリアトナーを用いた出力物の作成を行う画像処理システムの構築が提案されている(特許文献1)。例えば、クリアトナーを用いるユーザに対しては有色トナーを用いて転写定着を行い、印刷を行う画像処理装置(前段の装置)とクリアトナーを用いて転写定着を行い、印刷を行う画像処理装置(後段の装置)を接続した画像処理システムが提供されている。かかる構成により、印刷対象物に対し、CMYKトナー、クリアトナーの双方を十分に使用することができる。
このような印刷システムにおいては、前段の装置からの出力物がそのまま後段の装置の入力物となる。この際、同一用紙上に印刷する際に版ずれが生じることなく一致するのが理想である。しかし、2つの印刷装置を使用するため同一印刷用紙に対して印字位置に版ずれが発生する可能性が高い。
すなわち従来の1台の印刷装置で画像を形成した場合に比べ、接続された異なる印刷装置により出力される画像の版ずれが大きく目立つという課題がある。例えば前段装置にCMYKトナーを使用して印刷を行う装置と後段装置にクリアトナーを使用して印刷を行う装置を接続して使用する場合、CMYKトナーを用いて印刷した有色画像とクリアトナーを用いて印刷したクリア画像の間で版ずれが大きく目立つ場合がある。
また、このような版ずれを補正することは、従来の印刷装置に比べて困難であるという課題がある。1台の印刷装置であれば内部センサ等を搭載することにより版ずれの自動が可能だが、独立した印刷装置間の版ずれはそれぞれの装置が持つ内部センサ等を使った補正が不可能である。
また、前段装置と後段装置の組み合わせを変更するたびに版ずれが生じる。そのため、版ずれを補正する頻度が高くなるという課題がある。さらに、本システムを構成する際に既存の印刷装置を接続した場合、構成のために新しくセンサなどの位置ずれを補正する手段を後から設けることは困難である。また、そもそもこのような2つの印刷装置間の印字位置ずれを完全に回避することは技術的に困難である。その結果、本システムにおいてなんらかの手段を用いて補正を行っても同一用紙上の版ずれが残ってしまう可能性がある。
一方で、最終出力物の用途やユーザが期待するクリアトナーを用いた装飾効果によっては、必ずしも有色画像とクリア画像の一致を必要としない場合がある。例えば、有色画像が印刷された用紙の印字可能領域全面にクリアトナーを付加する全面クリアコートなどは、多少の版ずれがあったとしても視覚効果への影響は少ない。
また、接続された2台の印刷装置を用いる場合でも、後段装置内に有色トナーを印刷することができる機構を持っている場合は、後段装置のみでも印刷処理を行うことが可能である。これを利用すると、印刷処理条件により必ずしも接続された2台の印刷装置両方で処理を行う必要がない場合に、後段装置でのみ処理を行う動作モードが考えられる。例えば、クリアトナーを多量に付加する必要がない、視覚効果的に高グロスを追求しない場合や、クリアトナーを付加する部分が少ない場合や、あるいは有色画像部分とクリア画像部分の重なりが少ない場合や、高画質を求めない場合などである。このような場合は、後段装置のみで有色画像とクリア画像を印刷処理することで、2つの接続された印刷装置を用いた場合に発生する版ずれは回避することが可能である。
よって、本願発明では、最終出力物の用途やユーザが期待するクリアトナーを用いた装飾効果、または印刷システムの処理条件によって、版ずれを許容するかどうか判断し、実際に印刷を行う印刷装置を選択する印刷システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明における印刷システムは、第1の記録剤を用いる第1の印刷装置の排紙部と、第2の記録剤及び第1の記録剤を用いる第2の印刷装置の給紙部が接続されている印刷システムであり、入力された画像データが、第1の記録剤を用いて印刷される第1のデータと、第2の記録剤を用いて印刷される第2のデータから構成され、該第1のデータが印刷用紙に印刷される際の位置と該第2のデータが印刷用紙に印刷される際の位置のずれの発生を抑制すべきデータであるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によりずれの発生を抑制すべきデータであると判定された場合は、前記第2の印刷装置にて、前記第1のデータと前記第2のデータを印刷するために、前記第1の記録剤及び第2の記録剤を用いて、転写し定着する第1の印刷手段と、前記判定手段によりずれの発生を抑制すべきデータであると判定されない場合は、前記第1の印刷装置にて、前記第1のデータを第1の記録剤を用いて転写し定着した用紙を第2の印刷装置へ搬送し、該用紙を給紙した第2の印刷装置にて、第2の記録剤を用いて第2のデータを転写し、再度定着する第2の印刷手段とを有することを特徴とする。
最終出力物の用途やユーザが期待するクリアトナーを用いた装飾効果、または印刷システムの処理条件によって、版ずれを許容するかどうか判断し、実際に印刷を行う印刷装置を選択する印刷システムを提供することができる。
(実施例1)
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
本実施例では第1の記録剤として有色トナーを使う印刷装置と第2の記録剤として透明トナーを使う印刷装置のいずれを用いるかの判定手法について説明する。
本システムは、前段に第1の印刷装置として有色トナーを用いた印刷を行う印刷装置(通常の印刷装置)と後段に第2の印刷装置としてクリアトナーと有色トナーを用いた印刷を行う印刷装置(クリアトナー印刷装置)を結合したシステムである。
図1は本実施例におけるシステムの構成図である。第1の印刷装置であるMFP101と第2の印刷装置であるMFP121はネットワーク120を介して接続されている。
第1のMFP101では第1の記録剤を用い、印刷を行う。第1の記録剤は、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の有色トナーまたはK(モノクロトナー)単体を切り替えて利用することが可能である。MFP101は、図8に示す様にプリンタ112に4つの感光ドラムとCMYKの各色の現像機を持つ構造となっている。よって有色トナーの印刷と、K(モノクロトナー単体)の印刷を同じ、もしくはほぼ同じ速度で行うことが可能である。
同様に第2のMFP121では少なくとも第2の記録剤であるクリアトナーを用いて印刷を行う。このクリアトナーの他にも淡トナーやレッドやグリーン等の特色トナー、透明インク等の他の透明記録剤を用いてもよい。また、クリアトナーとは、透過性がある画像を付加する特徴を有する透明記録剤である。また、クリアトナーを用いると、有色トナーのみ用いて行われた印刷とは異なった光沢感やつや感を表現することができる。
ここで用いる記録剤は、クリアトナー、クリアトナーとCMYKの有色トナー、クリアトナーとK(モノクロトナー)、CMYKの有色トナー、K(モノクロトナー)単体を切り替えて利用することが可能である。MFP121は、図9に示すように、プリンタ125に1つの感光ドラムとクリアトナーとCMYKの各色の現像機を持つ構造となっており、付加する色数に応じて生産性が変わる。クリアトナーのみ、もしくはK(モノクロトナー単体)のみで印刷する際は、1色の印刷であり、生産性はMFP101と同じ、もしくはほぼ同じである。クリアトナーとK(モノクロトナー)を印刷する際は、2色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/2である。CMYKの有色トナーを印刷する際は、4色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/4である。クリアトナーとCMYKの有色トナーを印刷する際は、5色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/5である。
ここで用いる記録剤は、クリアトナー、クリアトナーとCMYKの有色トナー、クリアトナーとK(モノクロトナー)、CMYKの有色トナー、K(モノクロトナー)単体を切り替えて利用することが可能である。MFP121は、図9に示すように、プリンタ125に1つの感光ドラムとクリアトナーとCMYKの各色の現像機を持つ構造となっており、付加する色数に応じて生産性が変わる。クリアトナーのみ、もしくはK(モノクロトナー単体)のみで印刷する際は、1色の印刷であり、生産性はMFP101と同じ、もしくはほぼ同じである。クリアトナーとK(モノクロトナー)を印刷する際は、2色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/2である。CMYKの有色トナーを印刷する際は、4色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/4である。クリアトナーとCMYKの有色トナーを印刷する際は、5色の印刷であり、生産性はMFP101の約1/5である。
第1のMFP101内のプリンタ112の排紙部114と第2のMFP121内のプリンタ125の給紙部126は接続部136を介して接続されている。よって第1のMFP101から排紙された用紙は、自動的に第2のMFP121へ給紙可能である。
また、第1のMFP101内のプリンタ112の排紙部114とフィニッシャ109の給紙部142は接続部141を介して接続されている。よって、第1のMFP101から排紙された用紙を、第2のMFP121を介さず、出力することも可能である。
もし、第1のMFP101によって印刷が終了した用紙が、印刷終了後、順に接続部136に積載されると、第2のMFP121が、接続部136に複数積載された用紙から給紙を行う際に、積載された用紙の一番下に排紙された用紙を抜き取らなくてはならない。この場合、給紙が上手くいかず、ジャムが発生したり、印刷順の整合が取れなくなったりする恐れがある。
よって、接続部136では以下のように、排紙と給紙のタイミングを制御する。第1のMFP101のプリンタ112による印刷が終了し、有色トナーによって印刷された1枚の用紙が排紙部114に排紙され、そのまま接続部136に搬送される。すると、第1のMFP101のプリンタ112による印刷が終了し新たに印刷された用紙が排紙部114に排紙される前に、第2のMFP121は接続部136上に置かれた用紙を給紙する。これにより、接続部136上には用紙が複数積載することがない。このように、第1のMFP101から第2のMFP121に用紙が搬送される。
PC138はネットワーク137を介して第1のMFP101と接続されている。PC138内のドライバ139は第1のMFP101と第2のMFP121をCMYKの有色トナーとクリアトナーを使う1つの印刷システムとして認識し、印刷データを送信する。この印刷データには、後述する中間言語データを生成するために必要なデータと、これらの中間言語データを印刷後、印刷物に対してどのような後処理(フィニッシング処理等)を行うか示したデータが含まれる。
図1に示すシステムでは、CMYKの有色トナーを用いた印刷とクリアトナーを用いた印刷を1度の指示で実行することができる。
この第2のMFP121で印刷されるクリアトナー画像は用紙全面に印刷することが可能である。また、プリント処理またはコピー処理時に特定の色データを指定し、その指定部分上のみにクリアトナーによる印刷をしたり、特定のオブジェクトのみに部分的にクリアトナーによる印刷をすることもできる。
CMYKの有色トナーを用いる第1のMFP101について詳細に説明する。ネットワークI/F119では印刷データ等の受信や後述するラスター画像や制御データ等の送信を行う。コントローラ102はCPU103と画像処理部111で構成される。CPU103のインタプリタ104は受信した印刷データのPDL部分を解釈し、中間言語データ(通常)105を生成する。ソフトレンダラ107は生成した中間言語データ(通常)105からラスター画像(通常)110を生成する。カラー印刷ジョブの場合には、ラスター画像(通常)110のCMYKの面に画像版が存在する。白黒印刷ジョブの場合には、ラスター画像(通常)110のK(モノクロトナー)の面にだけ画像版が存在する。画像処理部111は、ラスター画像(通常)110やスキャナ116で読み込んだ画像に対して印刷用の画像処理を行う。対象となる画像は、プリンタ112で印刷を行う画像である。コントローラ102と接続されたプリンタ112は給紙された用紙上にコントローラ102からの出力データに応じて、CMYKの有色トナーを用いて印刷をするプリンタである。プリンタ112は印刷に用いる用紙給紙を行う給紙部113と出力データを形成した用紙を排紙する排紙部114を持つ。上述したように、排紙部114は、接続部136を介してMFP121の給紙部126と、接続部141を介して給紙部142と接続されている。どちらの接続部を利用するかはCPU103が制御する。フィニッシャ109はソートやステイプル等の機能を持つ。フィニッシャ109の給紙部142から給紙された紙に対して、ソートやステイプル等のユーザから指定された処理を行った後に排紙部143を用いて出力する。排紙部143が用紙を出力する排紙トレーは、複数あり、ジョブごとに変更することが可能となっている。表示装置115はユーザへの指示や第1のMFP101の状態を示すUIを表示する。スキャナ116はオートドキュメントフィーダーを含むスキャナである。スキャナ116は複数のあるいは一枚の原稿画像を図示しない光源で照射し、原稿反射像をレンズでCCDセンサ等の固体撮像素子上に結像し、固体撮像素子からラスター状の画像読み取り信号を画像データとして得る。入力装置117はユーザからの入力を受け付けるためのインタフェースである。記憶装置118はコントローラ102で処理されたデータ等を保存する。MFP121でCMYKの有色カラーまたはK(モノクロトナー)の印刷を行う場合は、第1のMFP101は、ラスター画像(通常)110をネットワーク120を介して第2のMFP121へ送信する。
インタプリタ104は印刷データ中にクリアトナーを用いて印刷する指示が含まれている場合、中間言語データ(通常)105の他に中間言語データ(クリア)106を生成する。この中間言語データのデータ形式の例として、ある指定部分に対してクリアトナーを用いた印刷を指示するために用いる「名前付きプロファイル」を使用する。このデータ形式を用いた処理について説明する。アプリケーションを用いて、ある入力色に対して特定の文字列を対応させると、その文字列に対応した名前付きプロファイルが選択される。よって、PC138のドライバ139にて、特定の文字列をクリアトナーと対応させると、対応した名前付きプロファイルが選択され、クリアトナーを用いた印刷を望む部分に対して、クリアトナーの選択指示が可能となる。インタプリタ104はクリア指定された部分のみを抽出してレイヤーを作成することで、中間言語データ(クリア)106を作成する。そしてソフトレンダラ107は中間言語データ(クリア)106をラスター画像(クリア)108に変換する。以上のようにして生成したラスター画像(クリア)108を第1のMFP101はネットワーク120を介して第2のMFP121へ送信する。クリアトナーを用いた印刷を望む部分に対して指示する方法として名前付きプロファイルを挙げたが、クリアトナーを用いた印刷を指示するラスター画像108(クリア)が生成できればどのようなものであってもよい。
また、第1のMFP101はネットワーク120を介して制御データ140を第2のMFP121へ送信する。ここで制御データ140とはユーザからドライバ139を介して設定された枚数や用紙サイズ、メディア種類、フィニッシャ設定、クリアトナー設定などの情報である。
次にクリアトナーを用いる第2のMFP121について詳細に説明する。ネットワークI/F135はネットワーク120を介してネットワークI/F119と接続されており、第1のMFP101と第2のMFP121間でデータの送受信を行う。コントローラ122はCPU123、画像処理部124で構成される。コントローラ122と接続されたプリンタ125はクリアトナーおよびCMYKの有色トナーを用いて用紙上に印刷をすることが可能なプリンタである。プリンタ125は用紙の給紙を行う給紙部126と出力データを形成した用紙を排紙する排紙部127を持つ。給紙部126は、印刷に用いる用紙の給紙を行う。給紙部126は接続部136を介して第1のMFP101の排紙部114と接続されており、第1のMFP101から排紙された用紙を自動的に給紙することも可能となっている。この給紙方法については上述した。フィニッシャ128はソートやステイプル等の機能を持つ。プリンタ125の排紙部127とフィニッシャ128の給紙部129は接続されており、ソートやステイプル等のユーザから指定された処理を行った後に排紙部130を用いて出力する。排紙部130が用紙を出力する排紙トレーは、複数あり、ジョブごとに変更することが可能となっている。表示装置131、スキャナ132、入力装置133、記憶装置134については第1のMFP101内のものと同様なので説明を省略する。
第2のMFP121は第1のMFP101からラスター画像(クリア)108とラスター画像(通常)110のいずれかまたは両方と、それに関連付けられた制御データ140を受け取る。そして、画像処理部124によって、ラスター画像(クリア)108とラスター画像(通常)110のいずれかまたは両方に対して処理が施され、制御データ140を用いてプリンタ125やフィニッシャ128の制御が行われる。
また、上述したデータの流れでは、第1のMFP101のコントローラから第2のMFP121のコントローラへ、ラスター画像(クリア)108とラスター画像(通常)110のいずれかまたは両方のデータが送信されていた。これは、中間言語データのレンダリングが第1のMFP101内で行われたためである。第2のMFP121のコントローラ内に、レンダラがあれば、第1のMFP101から第2のMFP121へ中間言語データを送信し、第2のMFP121でラスター画像(クリア)108とラスター画像(通常)110のいずれかまたは両方を生成してもよい。この場合、第1のMFP101内では、第2のMFP121へ送るための中間言語データのレンダリングを行わない。
以下の説明では、MFP101内でクリアデータをレンダリングする。本実施例のシステムにおいてPC138からドライバ139を用いてプリント処理を実行する際の流れについて図2を用いて説明する。
ステップS201からステップS209とステップS213からステップS218とステップS223の処理に係るプログラムは第1のMFP101の記憶装置118に格納されており、不図示のRAMに呼び出されCPU103によって実行される。また、ステップS210からステップS212の処理に係るプログラムは第2のMFP121の記憶装置134に格納されており、不図示のRAMに呼び出されCPU123によって実行される。ステップS219からステップS222とステップS224からステップS226についても同様である。
まず、ステップS201でコントローラ102はPC138から送られた印刷データを取得する。前述の通り、PC138は、例えば印刷データを送る際に印刷データのうち、クリアトナーを用いた印刷を望む部分を名前付きプロファイルに関連付けることで特定の色やオブジェクトに対してクリアトナーによる印刷の指示が可能である。
次に、CPU103は印刷データ中の名前付きプロファイル等を参照してステップS202にてクリアトナーによって印刷が指示されているデータ(以下、クリアジョブと呼ぶ)であるか否か判定する。
次に、CPU103は印刷データ中の名前付きプロファイル等を参照してステップS202にてクリアトナーによって印刷が指示されているデータ(以下、クリアジョブと呼ぶ)であるか否か判定する。
クリアジョブではない場合は、ステップS203にてインタプリタ104が中間言語データ(通常)105を作成する。さらにステップS204にてソフトレンダラ107がレンダリングを行い、ラスター画像(通常)110を作成する。次に、CPU103は、ステップS205において、そのジョブの印刷にプリンタ112を利用するか否かを判定する。判定基準は、処理対象ジョブにクリアデータが含まれていない場合に、システム上でデフォルトの印刷装置に設定されている方を選択する。
プリンタ112を利用すると判定された場合は、ステップS206にて画像処理部111が画像処理を実行する。そしてステップS207にてプリンタ112がCMYKの有色トナーまたはK(モノクロトナー)を用いてラスター画像(通常)110に画像処理を施したデータを用紙上に出力する。最後に、ステップS208において、プリンタ112が排紙した用紙を、フィニッシャ109に給紙する。そして、CPU103の指示に従い、フィニッシャ109がソート等の処理を行い、用紙を出力する。また、CPU103の指示に従い、出力する排紙トレーをジョブごとに選択する。一方、ステップS205において、プリンタ112を利用しないと判定された場合は、ステップS209に進む。ステップS209において、CPU103はネットワークI/F119を介して第2のMFP121のコントローラ122へ制御データ140とラスター画像(通常)110を送信する。次に、ステップS210にて、制御データ140にもとづいて、第2のMFP121の画像処理部124がラスター画像(通常)110に対して画像処理を実行する。そしてステップS211にてプリンタ125がCMYKの有色トナーまたはK(モノクロトナー)を用いてラスター画像(通常)110に画像処理を施したデータを用紙上に出力する。最後に、ステップS212において、プリンタ125が排紙した用紙を、フィニッシャ128に給紙する。そして、制御データ140にもとづく、CPU123の指示に従い、フィニッシャ128がソート等の処理を行い、用紙を出力する。また、CPU123の指示に従い、出力する排紙トレーをジョブごとに選択する。
一方、ステップS202にてクリアトナーを用いた印刷の指示を含んだクリアジョブが印刷データに含まれると判定された場合はステップS213に進む。そこでインタプリタ104は中間言語データ(通常)105と中間言語データ(クリア)106を生成する。そしてステップS214にてソフトレンダラ107は中間言語データ(通常)105をレンダリングして第1の印刷データであるラスター画像(通常)110を生成する。また、ソフトレンダラ107は中間言語データ(クリア)106をレンダリングして第2の印刷データであるラスター画像(クリア)108を生成する。次に、CPU103は、ステップS215において、そのジョブの印刷にプリンタ112を利用するか否かを判定する。この判定処理の詳細については、後述する。プリンタ112を利用すると判定された場合は、ステップS216において、CPU103はネットワークI/F119を介して第2のMFP121のコントローラ122へ制御データ140とラスター画像(クリア)108を送信する。次に、ステップS217にて画像処理部111がラスター画像(通常)110に対して画像処理を行う。そしてステップS218にてプリンタ112がCMYKの有色トナーまたはK(モノクロトナー)を用いてラスター画像(通常)110に画像処理を施したデータを用紙上に出力する。そして、ステップS219にて第2のMFP121は制御データ140を参照して接続部136を介して、排紙されてきたCMYKの有色トナーまたはK(モノクロトナー)が印刷済みの用紙の給紙を行う。また、ステップS220にて画像処理部124は、制御データ140にもとづいて、ラスター画像(クリア)108に対してクリア印刷用の画像処理を行う。そしてステップS221にてプリンタ125は給紙された用紙上にクリアトナーを用いてラスター画像(クリア)を印刷する。最後に、ステップS222において、プリンタ125が排紙した用紙を、フィニッシャ128に給紙する。そして、制御データ140にもとづく、CPU123の指示に従い、フィニッシャ128がソート等の処理を行い、用紙を出力する。また、CPU123の指示に従い、出力する排紙トレーをジョブごとに選択する。一方、ステップS215において、プリンタ112を利用しないと判定された場合には、ステップS223に進む。ステップS223において、CPU103はネットワークI/F119を介して第2のMFP121のコントローラ122へ制御データ140とラスター画像(通常)110とラスター画像(クリア)を送信する。次に、ステップS224にて、制御データ140にもとづいて、第2のMFP121の画像処理部124がラスター画像(通常)110およびラスター画像(クリア)108に対して画像処理を実行する。そしてステップS225にてプリンタ125がCMYKの有色トナーまたはK(モノクロトナー)およびクリアトナーを用いてラスター画像(通常)110とラスター画像(クリア)108に画像処理を施したデータを用紙上に出力する。最後に、ステップS226において、プリンタ125が排紙した用紙を、フィニッシャ128に給紙する。そして、制御データ140にもとづく、CPU123の指示に従い、フィニッシャ128がソート等の処理を行い、用紙を出力する。また、CPU123の指示に従い、出力する排紙トレーをジョブごとに選択する。
以上のようにすることで、第1のMFP101と第2のMFP121の印刷能力を効率良く活用して、各種ジョブの印刷することが可能となる。
なお、中間言語データ(通常)105や中間言語データ(クリア)106の段階で第2のMFP121へ送信された場合、ステップS204およびステップS214は第2のMFP121のコントローラ122で実行される。
次に、図2のフローにおける、ステップSS215における判定処理の詳細について、図3以降を用いて説明する。
図3の(a)では、第1の記録剤(ここではCMYKトナー)を前段の第1の印刷装置(101)で、第2の記録剤(ここではクリアトナー)を後段の第2の印刷装置(121)で印刷する場合に発生する印字結果を示す。以下この印刷方法を2パス印刷と定義する。すなわち、アプリケーションで作成された印刷データの文字部「さくらがさいた」が有色トナーを用いて印刷されるように指定する。さらに同じ文字部をクリアトナーを用いて印字する指定がなされている場合、第1の印刷装置でCMYK画像が印刷され、第2の印刷装置でクリアトナー画像が上書きされる。よって用紙上で、有色トナーを用いて印刷された有色画像とクリアトナーを用いて印刷されたクリア画像の印字位置が図のようにずれる可能性がある。
一方、図3(b)では、第1の印刷装置では印刷処理を行わず、第1及び第2の記録剤を共に第2の印刷装置で印刷する場合の印字結果を示す。以下この印刷方法を1パス印刷と定義する。図3(a)と同じくアプリケーションで作成された文字部「さくらがさいた」を有色トナーとクリアトナーの双方で印字する指定がなされていても、CMYK画像もクリア画像も同じ第2の印刷装置で印字処理される。よって、図3(a)のように印刷装置が異なることに由来する版ずれは発生しない、もしくはほとんど発生しない。
有色トナーを用いた印刷が指示されている有色データを含む画像データに対してクリアトナーを用いた印刷を指示するクリアデータを付加する形態として、以下2種類があげられる。すなわち、印刷用紙の印字可能領域全面にクリアトナーを付加する“全面クリアコート”、と印字可能領域の特定部分にのみクリアトナーを載せる“部分クリアコート“がある。この形態に着目すると、図4(a)のように全面クリアコートを実行する際、有色画像部分との印字位置関係のずれは大きな問題とならない。一方、部分クリアコートを実行する際、有色画像部分との印字位置関係を重視してデータが作られている場合は版ずれが問題になる可能性が高いと考えられる。また部分クリアコートを実行する際であっても、図4(b)のように有色トナーを用いて画像を印刷する位置とクリアトナーを用いて画像を印刷する位置が異なるデータであれば版ずれが問題になる可能性は低い。しかし、図4(c)のように有色トナーを用いて印刷する位置とクリアトナーを用いて印刷する位置が同じデータであれば版ずれが問題になる可能性が高い。
そこで本実施例では、上記クリアデータの付加形態により1パス印刷を行うか2パス印刷を行うかの判断を行う手段を備えることで版ずれを許容するか否かの判定を行う。
ちなみに、“版ずれを許容しない”とは、“ずれの発生を抑制する”と同等である。
以下、図5を用いて処理のフローを説明する。
なお、本フローの各ステップを実現するプログラムコードは、記憶装置(118)に記憶され、CPU(103)によって実行される。
図5では、PC(138)上のアプリケーションで作成され、ドライバ(139)で印刷装置用のプリントジョブを第1の印刷装置であるMFP(101)が受け取ると、CPU(103)上で動作するインタプリタ(104)が中間言語に変換する。そして、S601にて、この時データにクリアトナーを用いて印刷を行うように指示するクリアデータが含まれているか否かにより処理を切り替える。S601にて、クリアデータが含まれていないと判断された場合はシステムのデフォルト印刷(システム上デフォルトの印刷装置に設定されている第1の印刷装置もしくは第2の印刷装置でのみ処理)に移行する。S601にてクリアデータが含まれていると判断された場合は、S602へ進み、このクリアの付加形態が“全面クリアコート”であるか否かを判定する。S602にて全面クリアコートであれば、S603へ進み“版ずれを許容する”ジョブとして判断する。S602にて全面クリアコートではなく“部分クリアコート”であれば、さらにS604へ進み、有色画像部分とクリア画像部分が同じ位置をトナーで印刷するように指定されているか否かを判定する。S604にて、同じ位置が印刷指定されていないと判断されれば、“版ずれを許容する”ジョブとして判断してS603へ進む。S604にて、同じ位置が印刷指定されていると判断されれば“版ずれを許容しない”と判断してS605へ進む。
S605へ進んだプリントジョブは、S606にて、後段装置であるMFP(121)のみを用いて印刷を行う。つまり、前段装置を用いず、後段装置にて有色記録剤及び透明記録剤を用いて用紙上に転写し、定着を行う。
この場合、印刷に用いる用紙はプリンタ112の給紙段からプリンタ112を搬送してプリンタ125へ給紙されてもよいし、プリンタ125独自の給紙段から給紙されてもよい。
S603へ進んだプリントジョブは、S607にて前段装置であるMFP(101)と後段装置であるMFP(121)を用いてで印刷を行う。つまり、前段装置にて有色記録剤を用いて転写、定着を行った用紙を後段装置に搬送し、搬送された用紙上に透明記録剤を用いて転写、再度定着を行う。
これにより、クリアデータを付加する形態である印刷データの内容により、最適な印刷処理を行う印刷装置を決定することが可能となる。
ここでは、“全面クリア/部分クリア”判断と、“有色トナーによる印刷が指示された位置とクリアトナーによる印刷が指示された位置が同一であるか否か”の判断を同時に判定処理条件としているが、個別の判定条件としても構わない。また、プリントジョブだけでなく、スキャナから取り込まれたコピージョブなどでも本実施例は実現可能である。
(実施例2)
本実施例では有色トナーを使うMFPとクリアトナーを使うMFPのいずれを用いるかについて、実施例1と異なる判定手法について説明する。
本実施例では有色トナーを使うMFPとクリアトナーを使うMFPのいずれを用いるかについて、実施例1と異なる判定手法について説明する。
図6の(b)と(c)は、それぞれ図3(a)及び(b)の最終結果だけを表示している。このような版ずれが発生することを許容するか否かをユーザに選択させるユーザインターフェイス(以下UI)の例が図6(a)である。この時(a)のUIはPC(138)上にあっても印刷装置側のMFP(101)または(121)の表示装置(115)、入力装置(117)上にあっても良い。ドライバUI上にある場合は、メニュー「位置合せ」が“要”と設定されているか“不要”と設定されているかを示す情報をMFP101へ送信するプリントジョブに埋め込む。この情報を受け取ったMFP101のコントローラ上のインタプリタ104は“要”の設定がなされていれば1パス印刷で、“不要”の設定がなされていれば2パス印刷で処理するよう判断する。UIが印刷装置上の表示・入力装置上にある場合は、インタプリタが入力装置から受け取り記憶装置118に保持する設定情報を参照して上記判断を行う。
また、1パス印刷と2パス印刷では、版ずれの差以外にも印字結果に差異がある。例えば、2パス印刷であれば有色トナーを用いて印刷を行った際の各色トナーがどれだけ用紙に載せられているかを考慮せず(載り量を考慮せず)充分なクリアトナーを載せることができる。よって、高い光沢感のある印刷結果を得ることができるというメリットがある。そのため、クリア効果を重視するかクリアトナーを用いて印刷を行う部分と有色トナーを用いて印刷を行う部分の位置が合うことを重視するかにより、1パス印刷と2パス印刷のどちらが好ましいかが異なる。そこでUI上に「優先処理」というメニューを設けて、選択肢として“クリア効果”と“印字位置”を選択可能とする。この設定値に応じて“クリア効果”が設定されていれば2パス印刷を、“印字位置”が設定されていれば1パス印刷を行うよう処理を切り替える。
図7を用いて処理のフローを説明する。なお、本フローの各ステップを実現するプログラムコードは、記憶装置(118)に記憶され、CPU(103)によって実行される。
図7では、PC(138)上のアプリケーションで作成され、ドライバ(139)で印刷装置用のプリントジョブを第1の印刷装置であるMFP(101)が受け取ると、CPU(103)上で動作するインタプリタ(104)が中間言語に変換する。この時データにクリアデータが含まれているか否かにより処理を切り替える。S801にてクリアデータが含まれていないと判断された場合は、システムのデフォルト印刷に移行する。S801でクリアデータが含まれていると判断された場合はS802へ進み、UI上で“位置合せ要”と設定されているか否かを判定する。S802で“位置合わせ要”と設定されていないと、S803へ進み“版ずれを許容する”ジョブとして判断する。S802で“位置合わせ要”と設定されている場合は、S804へ進み、さらに「優先処理」設定が“位置合せ優先”であるか否かを判定する。“位置合せ優先”でなければ、S803へ進み”版ずれを許容する”ジョブとして判断する。S804で“位置合せ優先”でなければ(この例では“クリア効果”優先の場合は)、S805へ進み“版ずれを許容しない”と判断する。
ここで判断した結果に基づき、版ずれを許容するプリントジョブは、S807へ進みMFP(101)とMFP(121)で印刷する。一方、版ずれを許容しないプリントジョブ、S806へ進みはMFP121のみで印刷するよう切り替える。
これにより、ユーザの設定内容を解析することにより、最適な印刷処理を行う印刷装置を決定することが可能となる。
ここでは、“位置合せ”と“優先処理”を同時に判定処理条件としているが、個別の判定条件としても構わない。また、プリントジョブだけでなく、スキャナから取り込まれたコピージョブなどでも本実施例は実現可能である。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (11)
- 第1の記録剤を用いる第1の印刷装置の排紙部と、第2の記録剤及び第1の記録剤を用いる第2の印刷装置の給紙部が接続されている印刷システムにおいて、
入力された画像データが、第1の記録剤を用いて印刷される第1のデータと、第2の記録剤を用いて印刷される第2のデータから構成され、該第1のデータが印刷用紙に印刷される際の位置と該第2のデータが印刷用紙に印刷される際の位置のずれの発生を抑制すべきデータであるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によりずれの発生を抑制すべきデータであると判定された場合は、
前記第2の印刷装置にて、前記第1のデータと前記第2のデータを印刷するために、前記第1の記録剤及び第2の記録剤を用いて、転写し定着する第1の印刷手段と、
前記判定手段によりずれの発生を抑制すべきデータであると判定されない場合は、
前記第1の印刷装置にて、前記第1のデータを第1の記録剤を用いて転写し定着した用紙を第2の印刷装置へ搬送し、該用紙を給紙した第2の印刷装置にて、第2の記録剤を用いて第2のデータを転写し、再度定着する第2の印刷手段と、
を有することを特徴とする印刷システム。 - 前記印刷された際の位置のずれの発生を抑制すべきデータとは、
前記第1のデータにおいて前記第1の記録剤を用いて印刷をする位置と
前記第2のデータにおいて前記第2の記録剤を用いて印刷をする位置とが同一であるデータであることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記印刷された際の位置のずれの発生を抑制すべきデータか否か、ユーザにより指定されることを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。
- 前記第2の記録剤による効果を優先させる際には、
前記判定手段によりずれの発生を抑制すべきデータであると判定された場合であっても、
前記第2の印刷手段にて印刷を行うことを特徴とする請求項1に記載の印刷システム。 - 前記第2の記録剤はクリアトナーであることを特徴とする請求項1記載の印刷システム。
- 第1の記録剤を用いる第1の印刷装置の排紙部と、第2の記録剤及び第1の記録剤を用いる第2の印刷装置の給紙部が接続されている印刷システムの制御方法において、
入力された画像データが、第1の記録剤を用いて印刷される第1のデータと、第2の記録剤を用いて印刷される第2のデータから構成され、該第1のデータが印刷用紙に印刷される際の位置と該第2のデータが印刷用紙に印刷される際の位置のずれの発生を抑制すべきデータであるか否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによりずれの発生を抑制すべきデータであると判定された場合は、
前記第2の印刷装置にて、前記第1のデータと前記第2のデータを印刷するために、前記第1の記録剤及び第2の記録剤を用いて、転写し定着する第1の印刷ステップと、
前記判定ステップによりずれの発生を抑制すべきデータであると判定されない場合は、
前記第1の印刷装置にて、前記第1のデータを第1の記録剤を用いて転写し定着した用紙を第2の印刷装置へ搬送し、該用紙を給紙した第2の印刷装置にて、第2の記録剤を用いて第2のデータを転写し、再度定着する第2の印刷ステップと
を有することを特徴とする印刷システムの制御方法。 - 前記印刷された際の位置のずれの発生を抑制すべきデータとは、
前記第1のデータにおいて前記第1の記録剤を用いて印刷をする位置と
前記第2のデータにおいて前記第2の記録剤を用いて印刷をする位置とが同一であるデータであることを特徴とする請求項6に記載の印刷システムの制御方法。 - 前記印刷された際の位置のずれの発生を抑制すべきデータか否か、ユーザにより指定されることを特徴とする請求項6に記載の印刷システムの制御方法。
- 前記第2の記録剤による効果を優先させる際には、
前記判定ステップによりずれの発生を抑制すべきデータであると判定された場合であっても、前記第2の印刷ステップにて印刷を行うことを特徴とする請求項6に記載の印刷システムの制御方法。 - 前記第2の記録剤はクリアトナーであることを特徴とする請求項6記載の印刷システムの制御方法。
- 請求項6乃至10に記載の印刷システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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