JP7468105B2 - 放射線検出器 - Google Patents

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Description

本発明は、放射線検出器に関する。
基板と、基板の撮像面に形成された半導体素子と、を備える放射線検出器が従来知られている。
従来の放射線検出器は、基板が主にガラスで形成されていた。このため、例えば、ベッドに横たわる被検者の下に放射線検出器を敷き被検者の上方から放射線を照射して撮影するような場合に、放射線検出器に被検者の荷重がかかることで放射線検出器が撓み、中の基板が割れてしまう可能性がある。
また、持ち歩き時に放射線検出器を誤ってぶつけたり落下させたりすることで、放射線検出器が衝撃を受け、基板が割れてしまう可能性もある。
そこで、従来、荷重や衝撃を受けたときに基板が破損しにくくなるよう、基板の支持構造を工夫することが行われてきた。
例えば特許文献1には、センサーパネルと、センサーパネルを支持する支持体と、センサーパネル及び支持体を収納する筐体と、を備え、支持体は、空隙を有し、センサーパネルの下面を、厚さ方向および平面方向に隙間なく支持する放射線画像撮影装置について記載されている。
また、特許文献2には、筐体の底部部材における放射線検出パネルの側の内表面は、放射線検出パネルを支持する支持面を含み、底部部材における放射線検出パネルの側とは反対の側に凹部が形成され、凹部は、筐体の外部に露出された底部部材の外表面の一部によって画定され、凹部に電気部品が配置される放射線画像撮影装置について記載されている。
特開2019-196944号公報 特開2015-200606号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載されたような従来の放射線検出器において、荷重や衝撃を受けたときにガラスでできた基板を破損しないように支持するためには、基板を支持する支持部材に一定以上の剛性が必要となる。
支持部材の剛性を確保するためには、例えば、支持部材を厚く形成したり、支持部材の少なくとも一部(例えば、表層部)に高剛性の材料(例えば繊維強化樹脂や金属)を用いたりする必要がある。
しかし、このようにして支持部材の剛性を確保しようとすると、支持部材の重量が増加し、放射線検出器が重くなってしまうという課題があった。
また、基板を形成するガラスも、比較的重い材料であることから、放射線検出器が重くなる要因の一つとなっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、基板とその表面に形成された半導体素子とを備える放射線検出器において、荷重や衝撃を受けたときの基板の破損のしにくさを維持しつつ、軽量化することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る放射線検出器は、
可撓性を有する樹脂基板と、前記樹脂基板の撮像面に形成された半導体素子と、を有する放射線検出部と、
発泡体で形成され前記放射線検出部を支持する支持部材と、
前記撮像面と対向し、放射線が入射する前面部と、前記放射線検出部を挟んで前記前面部と対向する背面部と、を備え、前記放射線検出部を収容する筐体とを備え、
前記支持部材は、前記放射線検出部と前記背面部との間に設けられている。
本発明によれば、荷重や衝撃を受けたときの基板の破損のしにくさを維持しつつ、軽量化することができる。
本発明の第一,第二実施形態に係る放射線検出器の斜視図である。 図1の放射線検出器(第一実施形態の場合)のA-A断面図である。 図2の部分断面図である。 図1の放射線検出器の一部(光電変換部)の一例を示す平面図である。 図1の放射線検出器が備える支持部材の一例を示す側面図である。 図1の放射線検出器の製造途中の状態を示す側面図である。 図1の放射線検出器の製造途中の状態を示す斜視図である。 (a)は取付部材の一例を示す斜視図、(b)は支持部材に固定された状態の(a)の取付部材を示す断面図である。 (a)は取付部材の一例を示す斜視図、(b)は支持部材に固定された状態の(a)の取付部材を示す断面図である。 (a)は取付部材の一例を示す斜視図、(b)~(d)は支持部材に固定された状態の(a)の取付部材を示す断面図である。 取付部材の一例を示す斜視図である。 図1の放射線検出器(第二実施形態の場合)のA-A断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。しかし、本発明は、図面に図示されたものに限定されるものではない。
<第一実施形態>
まず、本発明の第一実施形態について説明する。
始めに、本実施形態に係る放射線検出器(以下、検出器100)の概略構成について説明する。
図1は検出器100の斜視図、図2は検出器100のA-A断面図、図3は図2の部分(図2におけるIIIで示した領域の)断面図、図4は検出器100の一部(光電変換部)の一例を示す平面図、図5は検出器100が備える支持部材4の一例を示す側面図、図6は検出器100の製造途中の状態を示す側面図、図7は検出器100の製造途中の状態を示す斜視図、図8~10(a)は取付部材の一例を示す斜視図、図8~10(b)、10(c)、10(d)は支持部材に固定された状態の(a)の取付部材を示す断面図、図11は取付部材の一例を示す斜視図である。
なお、図に括弧書きされた符号は、後述する第二実施形態のものである。
検出器100は、受けた放射線に応じた放射線画像を生成するためのものである。
検出器100は、例えば図1に示すように、筐体110と、内部モジュール120と、を備えている。
本実施形態に係る検出器100は、各種スイッチS(電源スイッチ、操作スイッチ等)、インジケーターI等を備えている。
[1.筐体]
筐体110は、内部モジュール120を収容する。
また、筐体110は、図2に示すように、箱体1と、蓋体2と、を備えている。
本実施形態に係る筐体110は、矩形のパネル状をしている。
〔1-1、箱体〕
箱体1は、前面部11を有している。
また、本実施形態に係る箱体1は、側面部12を更に有している。
本実施形態に係る前面部11及び側面部12は一体に形成されている。
なお、前面部11と側面部12とは別部材であってもよい。
(1-1-1.前面部)
前面部11は、内部モジュール120が備える後述する撮像面312gと対向するとともに当該撮像面312gと平行に広がっている。
また、前面部11の外側表面が検出器100(筐体110)の放射線入射面11a(前面)となる。
本実施形態に係る前面部11は、矩形の板状に形成されている。
本実施形態に係る放射線入射面11aには、センサーパネル31の有効画像領域(複数の半導体素子312bが配列された領域)の範囲が図示しない枠で示されている。
前面部11は、放射線の透過を邪魔しない材料で形成されている。
本実施形態に係る筐体110の材質は、炭素繊維強化樹脂(Carbon Fiber ReinforcedPlastic:CFRP)、ガラス繊維強化樹脂(Glass Fiber Reinforced Plastic:GFRP)、軽金属、又は軽金属を含む合金である。
なお、筐体110の材質は、炭素繊維強化熱可塑性樹脂(Carbon Fiber RenforcedThermo Plastics:CFRTP)であってもよい。
また、筐体110の材質を炭素繊維強化(熱可塑性)樹脂又はガラス繊維強化樹脂とする場合、プリプレグよりも短い繊維を含む材料であるSMC(Sheet Molding Compound))を用いて形成されたものとしてもよい。
軽金属には、アルミニウムやマグネシウムのような相対的に比重が低い金属が含まれる。
こうすることで、筐体110の剛性を保ちつつ筐体110を軽量化することができる。
特に、炭素繊維強化樹脂は、放射線透過率が大きいため、被検者を透過してきた放射線が途中で減衰することなく内部モジュール120へ到達する。このため、放射線画像の画質を、筐体110を他の材質とした場合よりも高くすることができる。
(1-1-2.側面部)
側面部12は、前面部11の周縁部から、放射線入射面11aと直交する方向であって背面部21が存在する方向に延設されている。
また、側面部12の外側表面が検出器100(筐体110)の側面となる。
〔1-2.蓋体〕
蓋体2は、背面部21を有している。
本実施形態に係る蓋体2は、全体が背面部21となっている。
背面部21は、内部モジュール120を挟んで箱体1の前面部11と対向するとともに当該前面部11と平行に広がっている。
また、背面部21の外側表面が検出器100(筐体110)の背面となる。
また、本実施形態に係る背面部21は、前面部11と略等しい矩形に形成されている。
本実施形態に係る背面部21の材質は、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、軽金属、又は軽金属を含む合金である。
なお、背面部21の材質は、箱体1と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
このように構成された蓋体2(背面部21)は、箱体1の側面部12に当接するとともに側面部12に取り付けられる。
これにより、側面部12は、前面部11と背面部21とをつなぐことになる。
本実施形態に係る蓋体2は、箱体1にネジ止めされる。
このため、検出器100を修理したりメンテナンスしたりする場合に、ネジを緩めて取り外すだけで背面部21を前面部11と側面部12から分離することができる。すなわち、検出器100をメンテナンスする人は、前面部11と側面部12により収納された内部モジュール120に容易にアクセスすることができる。
また、蓋体2と箱体1の間にパッキンを挟んでネジ止め、あるいは接着することにより、防水構造としてもよい。水分が浸入しないことで、発泡体が吸水してセンサーパネルや電気部品に影響することを防止できる。
〔1-3.その他〕
なお、図1には、側面部12が前面部11と一体形成された筐体110(箱体1)を例示したが、筐体110は、側面部12が背面部21と一体になったものであってもよいし、前面部11、側面部12及び背面部21がそれぞれ別々の部材となっているものであってもよい。
また、前面部11と背面部21の両方が側面部を備えたものであってもよい。
また、図1には、箱体1と蓋体2とを備える筐体110を例示したが、前面部11と、背面部21と、前面部11の両端と背面部21の両端とをそれぞれつなぐ一対の側面部12と、を有し筒状に形成された筒体と、筒体の開口部を閉塞する蓋体と、を備えたものであってもよい。
また、筐体110は、背面部21における周縁部に凹部が設けられたものであってもよい。このようにすれば、凹部に指をかけることができるため、検出器100の把持性が向上し、持ち運ぶ人が検出器100を落としにくくなる。
また、筐体110は、表面全体又は材料自体に練りこまれた抗菌加工が施されたものであってもよい。
また、筐体110は、角部(前面部11の四隅及び背面部21の四隅のうちの少なくともいずれか)に保護部材が設けられたものであってもよい。
保護部材の材質は、金属であってもよいが、本実施形態に係る検出器100は軽量で、衝突によって受ける衝撃が小さいため、弾性体(樹脂やゴム、エラストマー等)であってもよい。
なお、少なくとも一つの保護部材は、色及び形状のうちの少なくとも一方が他の保護部材と異なっていてもよい。このようにすれば、色及び形状のうちの少なくとも一方が他と異なる保護部材の位置によって、検出器100の向きを容易に識別することができる。
[2.内部モジュール]
内部モジュール120は、筐体110の前面部11、背面部21及び側面部12のうちの少なくともいずれかの内面に固定されている。
本実施形態に係る内部モジュール120は、図2に示したように、前面部11の内面に固定されている。
内部モジュール120の筐体110への固定方法には、接着剤を用いた接着、粘着テープを用いた粘着、内面に形成された凹部又は凸部への嵌合、内面に形成された係合部への係合等が含まれる。
こうすることで、検出器100の側面と略直交する方向から衝撃を受けたときに、内部
モジュール120が移動してしまうことを抑制することができる。
なお、内部モジュール120は、背面部21の内面又は側面部の内面に固定されていてもよい。
また、内部モジュール120は、前面部11の内面と背面部21の内面、前面部11の内面と側面部12の内面、側面部12の内面と背面部21の内面とにそれぞれ固定されていてもよい。
また、内部モジュール120は、前面部11の内面、側面部12の内面及び背面部21の内面にそれぞれ固定されていてもよい。
また、本実施形態に係る内部モジュール120は、側面部12の内面と所定距離d1だけ離間している。すなわち、内部モジュール120と側面部12との間には幅がd1以上の空隙が存在する。
こうすることで、検出器100は、検出器100の側面と略直交する方向から衝撃を受けたときに、内部モジュール120が側面部12に衝突して破損してしまうことを防ぐことができる。
内部モジュール120は、放射線検出部3と、支持部材4と、を備えている。
また、本実施形態に係る内部モジュール120は、電気部品5を更に備えている。
〔2-1.放射線検出部〕
放射線検出部3は、筐体の前面部11と支持部材4との間に設けられている。
本実施形態に係る放射線検出部3は、接着層6を介して前面部11と支持部材4との間に設けられている。
放射線検出部3は、図3に示すように、センサーパネル31を備えている。
また、本実施形態に係る放射線検出部3は、放射線遮蔽層32と、電磁界シールド層33と、緩衝材34と、を更に備えている。
(2-1-1.センサーパネル)
本実施形態に係るセンサーパネル31は、放射線遮蔽層32と電磁界シールド層33との間に設けられている。
また、本実施形態に係るセンサーパネル31は、波長変換部311と、光電変換部312と、を備えている。
波長変換部311は、放射線を可視光などに変換するためのものである。
本実施形態に係る波長変換部311は、電磁界シールド層33と光電変換部312との間に設けられている。
また、本実施形態に係る波長変換部311は、筐体110の放射線入射面11aと平行に広がるように配置されている。
また、本実施形態に係る波長変換部311は、図示しない支持層と、蛍光体層と、を有している。
支持層は、可撓性材料でフィルム状(薄い板状)に形成されている。
可撓性材料には、例えば、ポリエチレンナフタレート、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルイミド、アラミド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、フッ素樹脂、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、又はこれらのうちの少なくとも二種以上を混合させた複合材料が含まれる。
特に、上記材料のうち、ポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルイミド、PTFE、又はこれらの複合材料とするのが、耐熱性を向上させる観点から好ましい。
また、本実施形態に係る支持層は、矩形に形成されている。
また、蛍光体層は、支持層の表面に蛍光体で形成されている。
蛍光体は、α線、γ線、X線等の電離放射線が照射されたときに原子が励起されることにより発光する物質のことである。すなわち、蛍光体は、放射線を紫外線や可視光に変換するものである。
蛍光体には、例えばヨウ化セシウム(CsI)の柱状結晶等を用いることができる。
本実施形態に係る蛍光体層は、支持層における光電変換部312と対向する面全体に形成されている。
すなわち、波長変換部311は、矩形に形成されていることになる。
また、本実施形態に係る蛍光体層は、支持層が撓んだときに共に撓む(弾性変形する)ことが可能な厚さとなっている。
このように構成された波長変換部311は、可撓性を有する板状をなし、放射線を受けた領域が、受けた放射線の線量に応じた強度で発光する。
光電変換部312は、光を電気信号に変換するためのものである。
本実施形態に係る光電変換部312は、波長変換部311と放射線遮蔽層32との間に設けられている。
また、本実施形態に係る光電変換部312は、波長変換部311と平行に広がるように配置されている。
光電変換部312は、波長変換部311に貼り合わされている。
光電変換部312は、図4に示すように、基板312aと、複数の半導体素子312bと、を有している。
また、本実施形態に係る光電変換部312は、複数の走査線312cと、複数の信号線312dと、複数のスイッチ素子312eと、複数のバイアス線312fと、有している。
基板312aは、可撓性材料でフィルム状(薄い板状)に形成されている。
本実施形態に係る基板312aの正面視形状は、波長変換部311と略等しい矩形となっている。
本実施形態に係る基板312aは、上記波長変換部311の支持層と同じ材料で形成されている。
すなわち、本実施形態に係る基板312aは可撓性を有しており、その熱膨張率及び熱収縮率は、支持層の熱膨張率及び熱収縮率と等しくなっている。
このため、光電変換部312が熱膨張する際、波長変換部311も一緒に熱膨張するため、光電変換部312と波長変換部311の積層体が反りにくくなる。その結果、波長変換部311のある発光位置と対向する半導体素子312bとがずれなくなり、放射線画像の画質が低下するのを防ぐことができる。
なお、基板312aを、熱膨張率及び熱収縮率が上記支持層と同じで、且つ上記支持層とは異なる材料で形成するようにしてもよい。
複数の半導体素子312bは、それぞれ受けた光の強度に応じた量の電荷を発生させるようになっている。
また、複数の半導体素子312bは、基板312aの表面に二次元状に分布するように形成されている。
具体的には、複数の半導体素子312bは、基板312aにおける、波長変換部311と接する(貼り合わされる)面にマトリクス(行列状)に配列されている。
本実施形態に係る複数の半導体素子312bは、撮像面312gの中央部に、マトリクス(行列)状に配列されている。具体的には、基板312aの表面における、等間隔且つ
互いに平行に伸びるように形成された図示しない複数の走査線312cと、等間隔且つ走査線と直交するように形成された図示しない複数の信号線312dと、によって囲まれる複数の矩形領域(放射線画像の各画素に対応)内にそれぞれ配置されている。
また、各矩形領域内には、スイッチ素子312eがそれぞれ設けられている。スイッチ素子312eは、例えばTFTで構成されており、各スイッチ素子312eのゲートは走査線312cに、ソースは信号線312dに、ドレインは半導体素子312bに、それぞれ接続されている。
以下、基板312aにおける半導体素子312bが形成されている面を撮像面312gと称する。
このように構成された光電変換部312は、可撓性を有し、半導体素子312bが形成された撮像面312gが波長変換部311の方を向くように配置されている。
(2-1-2.放射線遮蔽層)
放射線遮蔽層32は、散乱線が電気回路51へ到達するのを防ぐためのものである。
本実施形態に係る放射線遮蔽層32は、図3に示したように、センサーパネル31(光電変換部312)と電磁界シールド層33との間に設けられている。
また、本実施形態に係る放射線遮蔽層32は、図示しない取り付け部によってセンサーパネル31を固定している。
(2-1-3.電磁界シールド層33)
電磁界シールド層33は、ノイズをシールドするためのものである。
電磁界シールド層33は、放射線検出部3の撮像面312g、及び撮像面312gと反対側の面のうちの少なくとも一方の面側に設けられている。
本実施形態に係る電磁界シールド層33は、撮像面312g側と反対側の面側の両方にそれぞれ設けられている。
なお、撮像面312gと反対側の面側の電磁界シールド層33は、支持部材4に貼りつけられていてもよい。
電磁界シールド層33は、一部に導電性材料を含む層状部材である。
本実施形態に係る電磁界シールド層33には、樹脂フィルムの表面に金属層が形成されたもの、透明導電材料(例えば酸化インジウムスズ(ITO)等)で形成されたフィルム等が含まれる。
金属には、例えば、アルミ、銅等が含まれる。
金属層の形成方法には、例えば、金属箔を貼りつける方法、金属を蒸着する方法等が含まれる。
電磁界シールド層33には、アルペット(登録商標、パナック株式会社)のようなフィルムが好適である。
電磁界シールド層33は、一の面に少なくとも1層以上設けられている。
撮像面312g側に電磁界シールド層33が設けられていれば、前面部側から入り込む外部ノイズをシールドすることができる。
一方、撮像面312gと反対側に電磁界シールド層33が設けられれば、電気回路51が発生させるノイズをシールドすることができる。
なお、電磁界シールド層33は、例えばグランド(GND)と接続されていてもよい。このようにすれば、電磁界シールド層33の電位が一定に保たれ、ノイズのシールド効果をより高めることができる。
また、この場合、アルミや銅とのイオン化傾向の差が小さい金属(例えば、ニッケル)を介在させるようにするのが好ましい。
イオン化傾向の差が小さい金属は、例えば、イオン化傾向の差が小さい金属でメッキされた中間部材や、イオン化傾向の差が小さい金属を導電フィラーとして含む導電テープの形で介在させる。
イオン化傾向の差が大きい金属同士(例えば、アルミと銅)が接触すると、電蝕が起きてしまう場合があるが、このようにすれば、電食を防止することができる。
(2-1-4.緩衝材)
緩衝材34は、外からの荷重や衝撃を吸収するためのものである。
本実施形態に係る緩衝材34は、筐体110の前面部11と電磁界シールド層33との間に設けられている。
こうすることで、前面部11側から受けた荷重や衝撃がセンサーパネル31に伝わってしまうのを防ぐことができる。
〔2-2.支持部材〕
支持部材4は、放射線検出部3を支持するものである。
この「支持する」には、前面部11側から受けた荷重に対し放射線検出部3を支えることだけではなく、支持部材4上に放射線検出部3が設けられていることも含まれる。
支持部材4は、図2に示したように、放射線検出部3と背面部21との間に設けられている。
こうすることで、筐体110が外から受けた荷重を支持部材4が分散させるため、放射線検出部3(センサーパネル31)が撓むのを抑制することができる。
支持部材4は、発泡体で形成されている。
発泡体の材質には、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、変性ポリフェニレンエーテル、ポリウレタン、アクリル、エポキシ、これらの樹脂のうちの少なくとも二種以上が混合されたものが含まれる。
一般に、軟質樹脂は、硬質樹脂に比べて剛性が低い。一方、軟質樹脂からなる発泡体は、発泡倍率が低いほど剛性が高いことが知られている。このため、発泡体を製造する際の発泡倍率を調整することにより必要な剛性を得ることができる。
発泡倍率は、例えば30倍以下とすることが好ましい。このようにすれば、支持部材の一部(例えば表層部)に発泡体よりも剛性の高い材料(例えば繊維強化樹脂や金属)を用いることなく必要な剛性を得つつ、支持部材4を軽量化することができる。
なお、支持部材4は、熱膨張率がセンサーパネル31と同じ又は差が所定以下の樹脂で形成されたものであってもよい。
また、支持部材4は、弾性を有したものであってもよい。
センサーパネル31は、従来のガラス基板を備えたものに比べて熱膨張率が大きい。しかし、上述したようにすれば、センサーパネル31が膨張しても、支持部材4も同程度に膨張する、又は弾性変形してセンサーパネル31の膨張を吸収するため、センサーパネル31だけが膨張してセンサーパネル31にしわができてしまうのを防ぐことができる。
支持部材4は、第一部分4aと、第二部分4bとを有している。
第一部分4aは、センサーパネル31の光電変換部312における撮像面312gと反対側の面(光電変換部312の撮像面312gと反対側の面側にある電磁界シールド層33の表面又は接着層6の表面)に沿って隙間なく設けられている部分である。
第一部分4aは、撮像面312gと反対側の面と直交する方向に所定の厚さを有し、当該面と平行に広がる板状をなしている。このようにすることで、筐体110が外から受けた荷重を支持部材4がより一層分散させるため、放射線検出部3のたわみを更に抑制することができる。
第二部分4bは、放射線検出部3から背面部21にかけて隙間なく設けられた部分である。
このようにすることで、筐体110が外から受けた荷重を支持部材4がより一層分散させるため、放射線検出部3の撓みを更に抑制することができる。
また、支持部材4は、上述した第一部分4aと第二部分4bとを有することにより、筐体110の背面部21と対向する面に凹部4cを有することになる。
凹部4cの幅、奥行き及び深さは、後述する電気回路51を収容することが可能な大きさとなっている。
本実施形態に係る支持部材4には、凹部4cが複数(少なくとも電気回路51の数)形成されている。
本実施形態に係る支持部材4は、複数の部材に分割されている。
すなわち、本実施形態に係る支持部材4は、第一支持部41と、第二支持部42と、を有している。
(2-2-1.第一支持部)
第一支持部41は、一方の面が放射線検出部3に接し他方の面が電気回路51に接する。
本実施形態に係る第一支持部41は、上述した第一部分4aに相当する。
本実施形態に係る第一支持部41は、放射線検出部3と接する面が平坦になっている。
以下、第一支持部41における放射線検出部3に接する一方の面を支持面41aと称する。
本実施形態に係る支持面41aは、センサーパネル31と同じ又はそれよりも一回り大きくなっている。このため、第一支持部41は、センサーパネル31全体を支持することができる。
第一支持部41の厚さ(支持面41aとその反対側の面との距離)は、2~5mmの範囲内となっていることが好ましい。このようにすることで、第一支持部41の剛性を確保しつつ、後述する電気回路51を実装するための空間を確保することができる。
本実施形態に係る第一支持部41は、剛性が異なる2種類の発泡体をそれぞれ含んでいる。
本実施形態に係る第一支持部41は、第一発泡体F1と、第二発泡体F2と、を有している。
第一発泡体F1は、放射線検出部3又は第二支持部42と接する表層部をなしている。
第二発泡体F2は、放射線検出部3と第二支持部42とが並ぶ方向において表層部と接する芯部をなしている。
すなわち、第一支持部41は、発泡倍率の分布が支持面41aと直交する方向に沿って変化している。
第一発泡体F1の発泡倍率は、第二発泡体F2よりも小さい。すなわち、第一発泡体F1は第二発泡体F2よりも剛性が高い。
こうすることで、第一支持部41の曲げに対する剛性を向上させることができる。その結果、検出器100の曲げに対する剛性を向上させることができる。
なお、図2、図5(a)には、厚さ(支持面41aと直交する方向の幅)が均一の第一支持部41を例示したが、第一支持部41は、支持面41aに沿う方向の周縁部が中央部より厚くなっていてもよい。このようにすれば、荷重や衝撃に対する剛性を更に高めることができる。
また、第一支持部41は、中央部が周縁部より厚くなっていてもよい。
(2-2-2.第二支持部)
第二支持部42は、図2に示したように、一方の面が第一支持部41に接し他方の面が背面部21に接する。
すなわち、本実施形態に係る第二支持部42は、図6に示すように、第一支持部41とは別の部材となっている。
本実施形態に係る第二支持部42は、第一支持部41の支持面41aと反対側の面における、後述する電気回路51と接しない領域から背面部21へ延びている。
このように、第二支持部42は、第一支持部41と異なり、光電変換部312における撮像面312gと反対側の面(光電変換部312の撮像面312gと反対側の面側にある電磁界シールド層33の表面又は接着層6の表面)に沿って一部領域を充填するように形成されるため、背面部21の側方(支持面41aに沿う方向)には、凹部4cが形成される。
本実施形態に係る第二支持部42は、上記第一支持部41と同様に、剛性が異なる2種類の発泡体をそれぞれ含む。
本実施形態に係る第二支持部42も、図5(a)に示したように、第一発泡体F1と、第二発泡体F2と、を有している。
第二支持部42における第一発泡体F1は、第一支持部41から背面部21へと延びる表層部をなしている。
第二支持部42における第二発泡体F2は、背面部21の内面に沿う方向において表層部と接する芯部をなしている。
すなわち、第二支持部42は、発泡倍率の分布が支持面41aに沿う方向に沿って変化しており、分布の仕方が第一支持部41と異なっている。
こうすることで、第二支持部42の支持面41aと直交する方向からかかる荷重に対する剛性を向上させることができる。その結果、検出器100の前面又は背面と直交する方向からかかる荷重に対する剛性を向上させることができる。
(2-2-3.支持部材その他)
なお、本実施形態のように、第一支持部41と第二支持部42とで強度に異方性がある(第一発泡体F1と第二発泡体F2との並び方向が異なる)場合、厚さ方向(支持面41aと直交する方向)から受ける荷重や衝撃に対する強度が、支持面に沿う方向から受ける荷重や衝撃に対する強度よりも大きくなるようにされていてもよい。
また、第一発泡体F1と第二発泡体F2とで構成されるのは、第一支持部41と第二支持部42のいずれか一方だけでもよい。その場合、他方は第一発泡体F1又は第二発泡体F2のみで形成されていてもよい。
また、第一支持部41、第二支持部42共に、第一発泡体F1又は第二発泡体F2のみで形成されていてもよい。
また、支持部材4は、図5(b)に示したように、第一支持部41と第二支持部42とが単一の発泡体で一体成形されたものであってもよい。
その場合、凹部4cは、凹部4cとする予定箇所を切削することで形成してもよいし、部分プレスすることで形成してもよいが、部分プレスで形成することが好ましい。
支持部材4における凹部4cの形成箇所は、それ以外の部分(第二部分4b)よりも薄い(支持面41aと直交する方向の幅が小さい)。しかし、凹部4cを部分プレスで形成した場合、凹部4cの表面は発泡倍率が低下し強度が向上する。このため、凹部4cにおける支持部材4の剛性を第二部分4bと同等にすることができる。
また、支持部材4は、シート状に形成された発泡体を複数枚積層することで作製されたものであってもよい。
〔2-3.電気部品〕
電気部品5は、図2に示したように、電気回路51と、配線52と、図示しない熱拡散シートと、を備えている。
本実施形態に係る電気回路51は、支持部材4に取り付けられている。
すなわち、放射線検出部3、支持部材4及び電気回路51は、互いに固定された内部モジュール120を構成している。
(2-3-1.電気回路)
電気回路51は、支持部材4における支持面41aとは反対側の面に配置されている。
電気回路51は、支持部材4の凹部4c(第二支持部42と第二支持部42との間)に収容されている。
電気回路51と筐体110の背面部21とは離間している。こうすることで、筐体110が外から受けた荷重が電気回路51に伝わってしまうのを抑制することができる。
電気回路51には、走査回路、読み出し回路、無線通信回路、制御回路、電源回路、バッテリー、コネクター等が含まれる。
走査回路は、各スイッチ素子を制御する回路である。
読み出し回路は、電荷を信号値として読み出す回路である。
無線通信回路は、他の装置と無線通信するための回路である。
制御回路は、各回路を制御して画像データを生成する回路である。
電源回路は、半導体素子に電圧を印加したり、上記回路へ電力を供給したりするための回路である。
コネクターは、図1に示したように、他の装置と有線通信するためのケーブルを差し込むことが可能となっている。
(2-3-2.電気回路の支持部材への取り付け)
本実施形態に係る電気回路51は、図6に示したように、取付部材7を介して支持部材4に取り付けられている。
本実施形態に係る取付部材7は、例えば図7に示すように、電気回路51と接合する板部71と、凸部72と、を有している。
また、支持部材4の第一支持部41には、凸部72と輪郭が同じ嵌合穴41bが形成されている。
本実施形態に係る凸部72は、板部71の中心から板部71の径方向に放射状に広がる放射部72aが複数形成されている。こうすることで、支持部材4に嵌合したときの支持部材4との間の摩擦力が向上し、取付部材7が支持部材4から外れにくくなる。
また、電気回路51を取付部材7にネジ止めする際に、回転トルクが取付部材7に作用する。このとき、放射部72aのように回転トルクと直交する方向に突出する部分が存在することで、取付部材7自体がネジとともに回転してしまうことを防止できる。
さらに、放射部72aのように所定以上の面積をもって支持部材4と係合することで、支持部材4が受ける圧力を下げ、剛性の低い発泡体であっても破損することなく、ネジ止め時の回転トルクを大きくすることができ、その結果ネジ緩みを防止できる。
なお、取付部材7の構造は、上述したものに限られない。
取付部材7は、例えば図8に示すように、第一部材7aと、第二部材7bと、を備えたものであってもよい。
この取付部材7の第一部材7aは、筒部73と、鍔部74と、を有している。
筒部73は、第一支持部41に形成された嵌合穴41bに嵌合するようになっている。
鍔部74は、支持部材4の支持面41aに当接するようになっている。
第二部材7bは、雌ネジ部75と、鍔部76と、を有している。
なお、第二部材7bは、支持部材4と同じ発泡体で形成されていてもよい。
雌ネジ部75は、筒部73に嵌合するようになっている。
雌ネジ部75の中央部にはインサートネジ75aが埋め込まれている。なお、雌ネジ部75に直接雌ネジが切られていてもよい。
鍔部76は、第一支持部41における支持面41aと当接するようになっている。すなわち、取付部材7は、鍔部74と鍔部76とで支持部材4を挟みこむようになっている。
第二部材7bが発泡体で形成されている場合、支持部材4を形成するときの熱で、第二部材7bを接合することが可能である。
雌ネジ部75には、電気回路51のネジ孔51aに通されたネジBが螺合するようになっている。
これにより、電気回路51が支持部材4に固定される。
電気回路51が有するグランド配線は、ネジ孔51aの周囲まで延びている。このため、電気回路51を取り付ける際にネジBで共締めすることにより、ネジ孔51aの近傍に設けられたグランド端子に接続することができる。
また、取付部材7は、例えば図9に示すように、雌ネジ部75Aと、鍔部76Aと、を有するものであってもよい。
この取付部材7の鍔部76Aは、支持部材4の支持面41aに当接するようになっている。
雌ネジ部75Aは、第一支持部41に形成された嵌合穴41bに嵌合するようになっている。
雌ネジ部75Aは、側周面が波状になっている。
波の頂と頂との距離d2は、発泡体の粒の径以上となっている。
こうすることで、雌ネジ部75Aの波と波との間に支持部材4の発泡体の粒が入り込むため、電気回路51をネジBで固定するときに、ネジBから取付部材7に回転トルクが作用しても、取付部材7がネジBと共に回転してしまうのを防ぐことができる。
また、図10(a)に示すように、雌ネジ部75Bと、板部71Aと、を有するものであってもよい。
雌ネジ部75Bは、図10に示したように円筒状になっていてもよいし、図9に示したように側周面が波状になっていてもよい。
板部71Aは、雌ネジ部75の幅に対して十分に広い接合面71aを有している。
板部71Aの接合面71aは、図10(b)に示すように、第一支持部41に接着されるようになっている。
なお、取付部材7は、図10(c)に示すように、板部71Aにおける、雌ネジ部75Bが設けられている面と反対側の面が、第一支持部41に接合されるようになっていてもよい。
また、取付部材7は、図10(d)に示すように、放射線遮蔽層32と接合されていてもよい。
また、取付部材7は、例えば図11に示すように、係合部77を有するものであってもよい。
係合部77は、スナップフィット方式により、電気回路51に形成されたネジ孔51aに係合するようになっている。
支持部材4を形成する発泡材は回転トルクに弱いため、電気回路51をネジ止めしようとすると、取付部材7が回転してしまいやすい。しかし、このように、スナップフィット方式で電気回路51を係合するようにすれば、電気回路51を容易に取り付けることができる。
なお、電気回路51の支持部材4への取り付けに、取付部材7を用いなくてもよい。
すなわち、電気回路51は、接着剤又は粘着テープにより支持部材4に直接固定されていてもよい。
この場合、配線の共締めができないため、端子間を例えば導電テープを用いた配線等で接続するようにしてもよい。
(2-3-3.配線)
配線52は、例えばフレキシブルプリント配線板(Flexible Printed Circuits)で構成され、光電変換部312と、各種電気回路51と、を接続している。
具体的には、光電変換部312の各走査線(スイッチ素子)の端子と走査回路、各信号線(半導体素子312b)の端子と読み出し回路、各バイアス線の各端子と電源回路、をそれぞれ接続している。
(2-3-4.熱拡散シート)
熱拡散シートは、電気回路51を構成する素子のうち電気回路51の動作時に発熱する素子と対向する位置に設けられている。
素子と対向する位置には、例えば、電気回路51の裏面、支持部材4、筐体110等が含まれる。
このようにすることで、素子が発生させた熱を熱拡散シートが拡散することにより、素子が過度に高温になりその機能が低下してしまうのを防ぐことができる。
また、素子と対向する領域にヒートスポットができてしまうのを防ぐことができる。
なお、熱拡散シートは、伝熱部材を介して素子と対向配置されていてもよい。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、本実施形態においては、上記第一実施形態と同様の構成に同一の符号を付し、その説明を省略する。
図12は本実施形態に係る放射線検出器(以下、検出器100A)のA-A断面図である。
本実施形態に係る検出器100Aは、筐体110Aの構造が上記第一実施形態と異なる。
[3.蓋体]
本実施形態に係る蓋体2Aは、背面部21Aと、キャップ22と、を備えている。
〔3-1.背面部〕
背面部21Aは、凹部21aを有している。
凹部21aは、背面部21Aの外面から筐体110Aの内部に向かって窪んでいる。
凹部21aの側面には、図示しないスリットが形成されている。
凹部21aの幅、奥行き及び深さは、電気回路51を収容することが可能な大きさとなっている。
本実施形態に係る背面部21Aには、凹部21aが複数(電気回路51の数)形成されている。
本実施形態に係る凹部21aの底面(最も前面部11に近い面)は平坦になっている。
背面部21Aにおける凹部21aの内壁を形成する部分(凹部21aと凹部21aとの間の部分)は、背面部21Aの背面に沿って形成されるリブとして機能する。これにより、検出器100が荷重を受けても、筐体110Aが撓んだりねじれたりするのを抑制することができる。
〔3-2.キャップ〕
キャップ22は、凹部21aの開口部に嵌合するようになっている。
凹部21aにキャップ22が嵌合すると、凹部21aに収容された電気回路51が遮蔽される。
本実施形態に係るキャップ22は、凹部21aに嵌合すると、その外面が、背面部21の外面と面一になる。
キャップ22の材質と厚さは、背面部21と同じであることが好ましい。このようにすれば、蓋体2Aは、背面部21Aの部分の剛性とキャップ22の部分の剛性との差をなくすことができる。
なお、キャップ22は、背面部21Aとの剛性の差をなくすため、背面部21より高剛性な材料で薄く形成されていてもよいし、あるいは低剛性な材料で厚く形成されたものであってもよい。
これにより、熱伝導性が良く高剛性な炭素繊維強化樹脂や金属を用いて電気回路の熱を拡散させたり、あるいは低剛性だが電波を透過する樹脂類を用いることにより無線通信に適した構成としたりすることができる。
なお、キャップ22は、その周縁部にパッキンが設けられたものであってもよい。このようにすれば、凹部21aに塵や液体が入り込むのを防ぎ、電気回路51を保護することができる。
本実施形態に係るキャップ22は、背面部21に対して着脱可能となっている。こうすることで、検出器100のメンテナンスを行う際に、電気回路51に容易にアクセスすることができる。
[4.支持部材]
支持部材4Aは、支持面41aで放射線検出部3を支持し、対向する他方の面が筐体110Aの背面部21Aの内面に接している。
本実施形態に係る支持部材4Aは、筐体110A内における、放射線検出部3と背面部21とに挟まれる領域(放射線検出部3における撮像面312gに沿う方向の先にある領域及び側面部12の内面近傍を除く領域)全体を充填している。このため、支持部材4Aにおける他方の面(背面部21との接触面)の形状は、背面部21の形状に倣ったものとなっている。
支持部材4Aは、背面部21Aと一体成形されていてもよいし、背面部21Aに固定されていてもよい。
支持部材4Aの背面部21Aへの固定方法には、接着剤を用いた接着、粘着テープを用いた粘着、背面部21Aの凹部へ自身の凸部を嵌合、背面部21Aの凸部を自身の凹部へ嵌合等が含まれる。
[5.電気部品]
本実施形態に係る電気回路51は、背面部21Aの凹部21aに収容されている。
また、本実施形態に係る電気回路51は、凹部21aの底面に取り付けられている。
本実施形態に係る電気回路51の背面部21Aへの固定方法には、取付部材7を用いた固定、接着剤を用いた接着、粘着テープを用いた粘着等が含まれる。
電気回路51と筐体110Aのキャップ22とは離間している。こうすることで、筐体110Aが外から受けた荷重が電気回路51に伝わってしまうのを抑制することができる。
本実施形態に係る配線52は、凹部21aのスリットに通されている。
<効果>
検出器100,100Aは、センサーパネル31が可撓性を有している。このため、筐体110,110Aが荷重や衝撃を受けた場合であっても、センサーパネル31が損傷しにくくなっている。
また、可撓性材料は、一般にガラスよりも軽量であるため、センサーパネル31は、従
来のものよりも軽量化されている。
また、センサーパネル31が軽量かつ損傷しにくいものとなったことに伴い、センサーパネル31を支持する支持部材4,4Aは、従来ほどの剛性が不要となっている。このため、支持部材4,4Aの形成に用いられる材料を従来よりも低減したり、従来のような高剛性の材料(金属や繊維強化樹脂)を用いたりする必要がない。その結果、支持部材4,4Aを軽量化することができる。
また、支持部材4,4Aは発泡体で形成されているためさらに軽いものとなっている。
このため、検出器100によれば、荷重や衝撃を受けたときの基板の破損のしにくさを維持しつつ、軽量化することができる。
また、センサーパネル31(可撓性材料)は熱伝導率が低い。このため、電気回路51からセンサーパネル31に多くの熱が届くと、その熱が拡散せず、センサーパネル31に温度が高い領域が局所的に生じてしまう。センサーパネル31に部位ごとの温度差が生じると、生成される放射線画像に画像ムラとなって表れてしまう。
しかし、検出器100,100Aは、電気回路51とセンサーパネルとの間に支持部材4(第一支持部41)を備えている。支持部材4,4Aを形成する発泡体は、一般に断熱性が高い。このため、このようにすることで、電気回路51が発生させた熱がセンサーパネル31に届くのを抑制することができる。
特に、支持部材4,4Aは、空隙(凹部4c)を有しており、電気回路51が発生させた熱が凹部4cにも逃げていくため、熱がセンサーパネル31に届くのをより一層抑制することができる。
また、センサーパネル31(可撓性材料)は変形し易い。このため、変形した部分が電気回路51に近づき、電気回路51が発生させるノイズの影響を受け易くなってしまう。
しかし、検出器100,100Aは、発泡体からなる支持部材4,4Aでセンサーパネル31を支持している。発泡体は軽量であるため、重量を大きく増加させることなく支持部材4を厚く形成することができる。支持部材4,4Aが厚くなれば、センサーパネル31が変形しても電気回路51との距離を保つことができる。このため、このようにすれば、センサーパネル31が電気回路51によるノイズの影響を受けるのを抑制することができる。
また、センサーパネル31(可撓性材料)は低周波の振動の影響を受け易い。このため、低周波の振動が届くと振幅が大きくなり、ノイズを発生させ易くなってしまう。
しかし、検出器100,100Aは、発泡体からなる支持部材4,4Aでセンサーパネル31を支持している。発泡体は低周波の振動を吸収するため、このようにすることで、センサーパネル31が低周波の振動の影響を受けるのを抑制することができる。
この振動抑制効果は、支持部材4,4Aが筐体110,110A内における充填率が高いほど高いものとなる。
100,100A 放射線検出器
110,110A 筐体
1 箱体
11 前面部
11a 放射線入射面
12 側面部
2,2A 蓋体
21,21A 背面部
21a 凹部
22 キャップ
120 内部モジュール
3 放射線検出部
31 センサーパネル
311 波長変換部
312 光電変換部
312a 基板
312b 半導体素子
312c 走査線
312d 信号線
312e スイッチ素子
312f バイアス線
312g 撮像面
32 放射線遮蔽層
33 電磁界シールド層
34 緩衝材
4,4A 支持部材
4a 第一部分
4b 第二部分
4c 凹部
41 第一支持部
41a 支持面
41b 嵌合穴
42 第二支持部
5 電気部品
51 電気回路
51a ネジ孔
52 配線
6 接着層
7 取付部材
7a 第一部材
7b 第二部材
71,71A 板部
71a 接合面
72 凸部
72a 放射部
73 筒部
74 鍔部
75,75A,75B 雌ネジ部
75a インサートネジ
76,76A 鍔部
77 係合部
B ネジ
1 第一発泡体
2 第二発泡体
I インジケーター
S 各種スイッチ
1 所定距離
2 距離

Claims (13)

  1. 可撓性を有する樹脂基板と、前記樹脂基板の撮像面に形成された半導体素子と、を有する放射線検出部と、
    発泡体で形成され前記放射線検出部を支持する支持部材と、
    前記撮像面と対向し、放射線が入射する前面部と、前記放射線検出部を挟んで前記前面部と対向する背面部と、を備え、前記放射線検出部を収容する筐体とを備え、
    前記支持部材は、前記放射線検出部と前記背面部との間に設けられている放射線検出器。
  2. 前記支持部材は、熱膨張率が前記放射線検出部の熱膨張率と同じ樹脂である請求項1に記載の放射線検出器。
  3. 前記支持部材の発泡倍率は30倍以下である請求項1又は請求項2に記載の放射線検出器。
  4. 前記支持部材は、前記撮像面と反対側の面に沿って隙間なく設けられている部分を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  5. 前記支持部材に取り付けられた電気回路を更に備える請求項から請求項4のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  6. 前記放射線検出部、前記支持部材及び前記電気回路は、互いに固定された内部モジュールを構成しており、
    前記内部モジュールは、前記前面部、前記背面部、及び前記前面部と前記背面部とをつなぐ側面部のうちの少なくともいずれかの内面に固定されている請求項5に記載の放射線検出器。
  7. 前記背面部は、凹部を有しており、
    前記凹部に収容された電気回路を更に備える請求項に記載の放射線検出器。
  8. 電気回路と、
    前記電気回路を構成する素子のうち前記電気回路の動作時に発熱する素子と対向する位置に設けられた熱拡散シートと、を更に備える請求項から請求項7のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  9. 前記筐体の材質は、炭素繊維強化樹脂、ガラス繊維強化樹脂、軽金属、又は前記軽金属を含む合金である請求項から請求項8のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  10. 前記撮像面、及び前記撮像面と反対側の面のうちの少なくとも一方の面側に設けられた少なくとも1層以上の電磁界シールド層を更に備える請求項から請求項9のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  11. 前記支持部材は、剛性が異なる2種類の発泡体をそれぞれ含む請求項から請求項10のいずれか一項に記載の放射線検出器。
  12. 電気回路を更に備え、
    前記支持部材は、
    一方の面が前記放射線検出部に接し他方の面が前記電気回路に接する第一支持部と、
    一方の面が前記第一支持部に接し他方の面が前記背面部に接する第二支持部と、を有し、
    前記第一支持部は前記放射線検出部又は前記第二支持部と接する表層部をなす第一発泡体と、
    前記放射線検出部と前記第二支持部とが並ぶ方向において前記表層部と接する芯部をなす第二発泡体と、を有し、
    前記第一発泡体の発泡倍率は、前記第二発泡体よりも小さい請求項11に記載の放射線検出器。
  13. 電気回路を更に備え、
    前記支持部材は、
    一方の面が前記放射線検出部に接し他方の面が前記電気回路に接する第一支持部と、
    一方の面が前記第一支持部に接し他方の面が前記背面部に接する第二支持部と、を有し、
    前記第二支持部は、
    前記第一支持部から前記背面部へと延びる表層部をなす第一発泡体と、
    前記背面部の内面に沿う方向において前記表層部と接する芯部をなす第二発泡体と、を有し、
    前記第一発泡体の発泡倍率は、前記第二発泡体よりも小さい請求項11に記載の放射線検出器。
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