JP6081138B2 - 放射線検知装置 - Google Patents
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Description
特許文献1の記載の従来の放射線検知装置では、600[keV]以上の放射線エネルギーまで検出することができなかった。
本発明の目的は、放射線のエネルギーが600[keV]以上の高エネルギーであっても検出可能な放射線検知装置を提供することにある。
コンソールPC182は、入力された情報を取り込み、かつ外部機器等に出力する。即ち、コンソールPC182は、入力されたエネルギーの情報を、直接あるいはネットワークを介して、モニタ、プリンタ、記憶装置、等の外部機器に出力する。また、コンソールPC182は、エネルギーの情報を自機に内蔵されたメモリに格納することや自機に装備されたモニタ画面に表示するようにしても良い。
なお、制御基板121が外部機器に出力するためのインタフェースの方式は、USB2.0方式であってもUSB3.0方式でも良く、また、USB方式ではなく、他の方式のインタフェースを用いて外部機器等に出力しても良い。
また、高電圧電源基板161の電源部162は、DC電源基板141から供給された電源(電圧D+5[V])から−500〜−1000[V]の高電圧HVを生成し、HVスイッチ162に出力する。HVスイッチ162は、制御基板121から入力される制御信号に応じて、−500〜−1000[V]の高電圧HVを放射線検出モジュール101−0〜101−14に供給する。
図2の放射線検出モジュール101において、1011は検出素子実装基板、1012はASIC(Application Specific Integrated Circuit)基板である。また、検出素子実装基板1101において、111は32個のCdTe素子を含む素子ブロック、112は素子ブロック111を構成するCdTe回路である。1つの素子ブロック111は、32個のCdTe回路によって構成される。32個のCdTe回路は、それぞれ、高電圧電源基板161から電力HVを供給される。また、検出素子実装基板1101は、3組の素子ブロック111で構成される。
ASIC回路113とFPGA117−1または117−2間には、各種信号線114が接続される。各種信号線114は、例えば、Reset信号線、SCI信号線、Trigger信号線、及びControl信号線である。なお、2組のASIC回路113は、FPGA117−1と接続され、もう1組のASIC回路113は、FPGA117−2と接続される。さらに、FPGA117−2には、Pull−up/down回路116が接続される。
即ち、放射線モジュール101をフレーム構造とし、短冊状の基板の両面に縦方向に4個(合計8個)のCdTe素子を搭載する。この短冊状の基板を放射線検出モジュール101のフレームの上下で固定するようにして取付けるようにしたものである。この結果、放射線検出モジュール101毎に交換せずに、不良のCdTe素子があった場合には、短冊状の検出素子実装基板単位で、不良品を交換可能とした。
以下、図面を使って、本発明の放射線検知装置100について説明する。放射線検知装置の回路構成は、図1を用いる。
401はサイドフレーム、402は検出素子実装基板、403は検出素子実装基板402をサイドフレーム401の上辺に固定するためのネジ、404はFPC、405は検出素子実装基板402とFPC404の接続部である。また、406は櫛状のフィン83に貼ったガスケット82を接触させる梁、407はサイドフレーム401と梁406とを固定するネジ、1012はASIC基板、409はASIC基板1012の下側に取り付けられたピンヘッダである。さらに、410はネジ、411はガイド、412は位置決めピン、42は検出素子実装基板402の取付け方向、441〜449、44a、44b、44cは検出素子実装基板402の上部取付け穴、451、45cは検出素子実装基板402の下部取付け穴、41は空間(開口部)である。
なお、検出素子実装基板402には、サイドフレーム401に固定するためのネジ穴の他に、上部と下部の両側に2つの位置決め用の凹部442が設けられている。位置決め用凹部442が、サイドフレーム401に設けられた位置決めピン412に嵌合することによって、検出素子実装基板402はサイドフレーム401に位置決めされる。
50は検出素子実装基板本体、52はCdTe素子、54はFPC、56は検出素子実装基板402とASIC基板との所定の電極同士を電気的に接続するための基板接続用FPCである。
検出素子実装基板本体50には、上述の部品が搭載される他に、電気的に動作させるための電子部品509が搭載される。
例えば、電極パッド501にアノード電極525が接続された場合には、当該CdTe素子のカソード電極は、FPC54の電極541と接続される。そして、電極パッド502と電極542は、同じCdTe素子の当該アノード電極及びカソード電極が接続される。同様に、電極パッド503と電極543が同じCdTe素子の当該アノード電極及びカソード電極が接続され、電極パッド504と電極544が同じCdTe素子の当該アノード電極及びカソード電極が接続される。
上述のように、検出素子実装基板402は、放射線検出モジュール101のサイドフレーム401にネジ等の固定具で固定されるが、不良品であった場合には、固定具を着脱することによって、個々に、別の検出素子実装基板と交換可能である。
図6は、ASIC基板1012のB面を検出素子実装基板402のB面より0.3[mm]浮かせた場合の間隔を数値(単位:mm)で示した図である。検出素子実装基板402がASIC基板1012のA面とB面とに均等に振り分けられる。また、放射線検出モジュール101間の間隔は、6.8[mm]である。
図7において、放射線検出モジュール101は、そのサイドフレーム401の両辺(両端)が、下部ガイドレール71に沿って挿入され、ピンヘッダ409が、ベース部701の制御基板121のコネクタ72に嵌合され、両者は電気的及び機械的に接続される。
15組の放射線検出モジュール101は、端から順にガイドに沿って挿入される。これらの放射線検出モジュール101間の隙間の保持は、下部ガイドレール71がサイドフレーム401の両端を挟み込むことで実現される。またその他に、放射線検出モジュール101のサイドフレーム401に設けられ、上下に板状に伸びて間隔方向に突きだしたガイド411が、放射線検出モジュール101間の間隔を保持する機能を有する。
上述のように、ガイド411及び下部ガイドレール71は、放射線検出モジュール101を、放射線の入射方向に平行にガイドする。
図7では、ベース部701に15組の放射線検出モジュール101を15組挿入することについて説明した。その後、図8に示すようなストパーテション81を図9に示すように、ベース部701に15組の放射線検出モジュール101の下部に挿入する。即ち、図9に示すように、ダストパーテション81の櫛状のフィン83をモジュール101間に挿入する。
ダストパーテション81は、下方からの塵埃及び光の侵入を防ぐためのものである。また、ダストパーテション81の、少なくとも櫛状のフィン83及びその隣の部分(全面でも良い)の下面には、導電性のガスケット82が貼りつけられ、密閉性及び遮光性を増す効果と共に、放射線検出モジュールとダストパーテション、ケースとの導通を図り、検出信号のノイズを低減させるようにしている。
ダストパーテション81の挿入部分は、図2に示した放射線検出モジュール101の、検出素子実装基板1011とASIC基板1012の間である。
図10において、セル部702は、箱状であり、下方の1面(図10では、上面)だけが空いている。その空いた面から、2個の上部ガイドレール91を箱の底の面の両端に対向して配置し、ネジ92によってセル部702に固定する。固定後のセル部を、セル703と称する。この上部ガイドレール91のガイド方向は、下方にある下部ガイドレール71のガイド方向と同じで、かつ、放射線検出モジュール101が上下2つのガイドレール71と91に垂直に挿入可能に設けられる。上部ガイドレール91もまた、放射線検出モジュール101を放射線の入射方向に沿って平行にガイドする。
このセル部703を、図9で説明したダストパーテション81がすでに取り付けられているベース部701に被せて取付ける(後述の図11参照。)。
この時、上部ガイドレール91と下部ガイドレール71は、放射線検出モジュール101が上下2つのガイドレール71と91に垂直に挿入され、保持されるように、上下2つのガイドレールが対向するように設けられる。
このセル部703の上部をガイドして固定する。この結果、15組の放射線検出モジュール101は、すべて、上下2つのガイドレール71と91で固定することができるため、耐振動性が向上する。
また、例えば、本発明の放射線検知装置は、セル部703の上部の面77にガンマ線等の放射線を入射させて、入射した放射線のエネルギーを測定するものである。このことから、この面77だけを、ある程度強度があって、遮光性があって、かつ軽量で、塵埃の侵入を防ぐことが可能な材料を使用するようにしても良い。即ち、好ましくは、機械的強度が確保可能であるならば、面77をできるだけ薄い板で構成し、入射する放射線を妨げない(面77を構成する材料が放射線を吸収しない)ようにする。
特に、CdTe素子はシンチレーション効率による検出ロスがなく、Cd、Teそれぞれの原子の原子量が比較的大きいため、放射線の検出効率が高い。
また、CdTe素子は、ワイドギャップ・エネルギー半導体として分類されるので、室温でも性能を維持することが可能である。
また、本発明の放射線検知装置では、多チャネルの入力ポートを有したASICを用いて、多数のCdTe素子からの信号を同時に処理することができるようにした。即ち、本発明の放射線検知装置は、非常に高レートで放射線を検出可能である。
また、上記実施例では、ガンマ線を検出するためにCdTe素子を使用したが、他の半導体素子であっても良いことは自明である。さらに、ガンマ線以外の放射線を、CdTe素子あるいは他の素子を使って検出するような放射線検知装置にも適用可能である。
Claims (5)
- 放射線を検出可能な半導体素子が前記放射線の入射方向に複数個並べて、プリント配線基板の表面及び裏面それぞれに搭載され、前記半導体素子が検出した放射線を当該検出したエネルギーに応じた電気信号に変換して出力する、前記入射方向に長い短冊状の検出素子実装基板と、
前記検出素子実装基板を前記入射方向に直交する第1の方向に複数個並べて搭載した板状の放射線検出モジュールと、
前記入射方向及び前記第1の方向に直交する第2の方向に複数個並べて搭載された前記放射線検出モジュールを含み、前記放射線検出モジュールを防塵しかつ遮光する外壁を備えたセル部と、
前記セル部の下方に設けられ、前記検出素子実装基板それぞれが出力する電気信号を集計するベース部と、を備え、
前記検出素子実装基板は、コネクタを備え、前記半導体素子が搭載される検出素子実装基板本体と、前記検出素子実装基板本体の前記コネクタに接続される基板接続用FPCとからなる
ことを特徴とする放射線検知装置。 - 請求項1記載の放射線検知装置において、
前記基板は、前記放射線検出モジュールにネジ等の固定具で固定され、個々に別の検出素子実装基板と交換可能である
ことを特徴とする放射線検知装置。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載の放射線検知装置において、
前記ベース部は、前記放射線検出モジュールの両端下部を前記入射方向に沿ってガイドする第1のガイドレールと、前記放射線検出モジュールのそれぞれと前記ベース部とを電気的に接続するコネクタを有し、前記入射方向に沿って前記放射線検出モジュールを着脱可能とした
ことを特徴とする放射線検知装置。 - 請求項3記載の放射線検知装置において、
前記セル部は、前記放射線検出モジュールの両端上部を前記入射方向に沿ってガイドする第2のガイドレールを有した
ことを特徴とする放射線検知装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の放射線検知装置において、
前記セル部は、前記ベース部との境界部に、前記ベース部からの塵埃の侵入を防ぐためのダストパーテションが挿入される
ことを特徴とする放射線検知装置。
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