JP7467905B2 - アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム - Google Patents

アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム Download PDF

Info

Publication number
JP7467905B2
JP7467905B2 JP2019230067A JP2019230067A JP7467905B2 JP 7467905 B2 JP7467905 B2 JP 7467905B2 JP 2019230067 A JP2019230067 A JP 2019230067A JP 2019230067 A JP2019230067 A JP 2019230067A JP 7467905 B2 JP7467905 B2 JP 7467905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
setup
wireless
wireless device
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019230067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021100159A (ja
Inventor
加奈子 小竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2019230067A priority Critical patent/JP7467905B2/ja
Publication of JP2021100159A publication Critical patent/JP2021100159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7467905B2 publication Critical patent/JP7467905B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Function (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、情報処理装置と無線通信を行なう端末装置のコンピュータが読み取り可能なアプリケーションプログラム等に関する。
下記特許文献1には、モバイル通信端末と複合機を、ルータを介さずに直接無線で接続するダイレクト接続に係わる技術が記載されている。特許文献1のモバイル通信端末は、ダイレクト接続の設定をする際に、無線通信で接続可能な複合機のSSID(Service Set Identifierの略)の一覧を表示し、設定する複合機の選択を受け付ける。
特開2019-79417号公報
上記特許文献では、例えば、Wi-Fi(登録商標)で接続可能な複合機が複数存在した場合、複数の複合機の各々のSSIDを一覧として表示するが、どのSSIDが設定したい複合機のSSIDであるのかが分かりにくく、複合機に対するセットアップの手順が繁雑となる場合があった。そこで、本明細書は、無線接続を行ないたい情報処理装置に対するセットアップを容易に実行できることを課題とする。
上記課題を解決するために、実施例に開示するアプリケーションプログラムは、無線インタフェースと、ユーザインタフェースと、を備える端末装置のコンピュータが読み取り可能なアプリケーションプログラムであって、前記コンピュータを、前記無線インタフェースが検出した無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得手段として機能させ、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、前記コンピュータを、無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得手段により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断手段と、前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていないと、前記セットアップ判断手段により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信手段と、して機能させ、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含む。
また、上記課題を解決するために、実施例に開示する情報処理装置は、無線インタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して送信する送信処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、前記制御部は、前記無線機器発信情報を取得した端末装置から、前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を、前記無線インタフェースを介して取得する取得処理を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに接続するための情報を含み、前記制御部は、前記取得処理により取得した前記セットアップ情報を、自装置にセットアップするセットアップ処理と、前記セットアップ処理によるセットアップが完了したことに基づいて、セットアップが完了したことを示す前記無線機器発信情報に変更する変更処理と、を実行する。
また、上記課題を解決するために、実施例に開示する端末装置は、無線インタフェースと、ユーザインタフェースと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記無線インタフェースが検出した無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、前記制御部は、無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得処理により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断処理と、前記無線機器発信情報取得処理により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていないと、前記セットアップ判断処理により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である情報処理装置に対し、前記情報処理装置が端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信処理と、を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含む。
尚、本明細書に開示された技術は、種々の形態で実現可能であり、例えば、端末装置と情報処理装置とを含む無線システム、制御方法、アプリケーションプログラムを記録した記録媒体、等の形態で実現することができる。
実施例に開示する技術では、無線接続を行ないたい情報処理装置に対するセットアップを、無線機器発信情報に基づいて容易に実行できる。
第1実施形態に係わる無線システムのブロック図である。 プリンタのセットアップの流れを示す図である。 携帯端末が実行するセットアップ情報送信処理の内容を示すフローチャートを示す図である。 携帯端末が実行するセットアップ情報送信処理の内容を示すフローチャートを示す図である。 携帯端末が実行するセットアップ情報送信処理の内容を示すフローチャートを示す図である。 LCDの表示画面を示す図である。 LCDの表示画面を示す図である。 プリンタのSSIDを示す図である。 設定履歴情報の内容を示す図である。 LCDの表示画面を示す図である。 プリンタが実行するセットアップ情報取得処理の内容を示すフローチャートを示す図である。
<第1実施形態>
図1に、本願に係る一実施形態として例示される無線システム1のブロック図を示す。無線システム1は、携帯端末(端末装置の一例)10、プリンタ(情報処理装置の一例)50を備える。
携帯端末10は、CPU(コンピュータの一例)12、メモリ14、ネットワークI/F16、LCD20、タッチパネル22を主に備えている。これらの構成要素は、バス28を介して互いに通信可能とされている。携帯端末10は、例えば、スマートフォンである。尚、携帯端末10は、スマートフォンに限らず、タブレットやノートパソコンなどの他の端末装置でも良い。また、図1に示す携帯端末10の構成は、一例である。例えば、携帯端末10は、携帯基地局との間で無線通信を行う携帯端末通信I/Fや、撮像を行なうカメラなどを備えても良い。
CPU12は、メモリ14内のアプリケーション(アプリケーションプログラムの一例)30に従って処理を実行する。アプリケーション30は、例えば、プリンタ50による印刷やスキャンを実行させるアプリケーションプログラムである。アプリケーション30は、印刷用画像データを作成し、作成した印刷用画像データをプリンタ50に送信することで、プリンタ50による印刷処理を実行する。また、アプリケーション30は、プリンタ50によるスキャンを実行させ、プリンタ50で読み取ったスキャンデータを取得する。尚、アプリケーション30を実行するCPU12のことを、単にプログラム名でも記載する場合がある。例えば、「アプリケーション30は」という記載は、「アプリケーション30を実行するCPU12は」ということを意味する場合がある。
また、メモリ14は、データ記憶領域32を備える。データ記憶領域32は、アプリケーション30の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。アプリケーション30は、後述するセットアップ情報送信処理(図3~図5参照)において、デバイスリスト33や設定履歴情報35をデータ記憶領域32に記憶する。デバイスリスト33は、セットアップを行なうプリンタ50の選択をユーザから受け付ける選択肢を表示するためのデータである。設定履歴情報35は、セットアップを実行したプリンタ50の情報を記憶した情報である。デバイスリスト33及び設定履歴情報35の詳細については後述する。
ネットワークI/F16は、ルータ72やプリンタ50のネットワークI/F56との間で無線通信を行なう無線インタフェースである。携帯端末10、ルータ72及びプリンタ50は、例えば、Wi-Fi(登録商標)の無線LANにより互いに電子データを送受信する。尚、携帯端末10、ルータ72及びプリンタ50の間の無線方式は、特に限定されない。例えば、携帯端末10、ルータ72及びプリンタ50は、Bluetooth(登録商標)やNFC(登録商標)により無線通信を行なっても良い。
携帯端末10は、ルータ72をアクセスポイントとして設定されており、ネットワークI/F16及びルータ72を介してインターネット73にアクセス可能となっている。また、プリンタ50は、携帯端末10と同様に、無線LANの設定を行なうことで、ルータ72を介してインターネット73にアクセス可能である。アプリケーション30は、ユーザの操作入力に基づいて、無線LANを介して携帯端末10やルータ72と無線通信を行なうためのセットアップ情報をプリンタ50へ送信し、プリンタ50のセットアップを実行する。このセットアップ情報は、例えば、ルータ72のSSIDやネットワークキーである。即ち、セットアップ情報は、携帯端末10が接続した無線ネットワークにプリンタ50を接続させ、携帯端末10とプリンタ50とをルータ72を介して通信可能にするための情報である。プリンタ50は、携帯端末10から受信したセットアップ情報に基づいて、ルータ72に接続するセットアップを実行し、セットアップが完了すると、ルータ72を介してインターネット73や携帯端末10と通信する。これにより、携帯端末10は、ルータ72を介してプリンタ50に対するプリント指示やスキャン指示を行うことが可能となる。
LCD20は、携帯端末10の各種機能を表示する表示画面を備える。タッチパネル22は、タッチセンサを有し、LCD20の表示画面を覆うように配置されている。タッチパネル22は、ユーザの指、タッチペン等のタッチパネル22への接近・接触を検出し、検出に応じて電気信号を出力する。
また、プリンタ50は、CPU52、メモリ54、ネットワークI/F56、LCD58、入力I/F60、プリンタ部62、スキャン部63を主に備えている。これらの構成要素は、バス64を介して互いに通信可能とされている。
CPU52は、メモリ54内のプログラム66に従って処理を実行する。プログラム66は、印刷処理やスキャンを実行するためのアプリケーションプログラムである。プログラム66は、携帯端末10から印刷用画像データを受信すると、その印刷用画像データに基づく画像の印刷処理をプリンタ部62により実行する。また、プログラム66は、携帯端末10からスキャン指示を受信すると、スキャン部63によるスキャンデータの生成や生成したスキャンデータの送信を実行する。また、メモリ54は、データ記憶領域68を備える。データ記憶領域68は、プログラム66の実行に必要なデータなどを記憶する領域である。
尚、プリンタ50のメモリ54及び、携帯端末10のメモリ14は、RAM、ROM、フラッシュメモリ、HDD、CPU12,52が備えるバッファなどが組み合わされて構成されている。また、プリンタ50のメモリ54及び、携帯端末10のメモリ14は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
また、プリンタ50のネットワークI/F56は、携帯端末10のネットワークI/F16やルータ72と無線通信を行うための無線インタフェースである。上記したように、プリンタ50は、例えば、携帯端末10からセットアップ情報を受信し、セットアップを行なうことで、ルータ72を介して携帯端末10との通信やインターネット73へのアクセスを実行可能となる。
また、プリンタ50は、ネットワークI/F56へ無線LANでアクセスするためのSSID(無線機器発信情報の一例)を発信する。SSIDの発信を開始する条件は、特に限定されないが、例えば、プリンタ50は、電源を投入された後、プログラム66をCPU52で実行してシステムを起動した後、SSIDの発信を開始する。あるいは、プリンタ50は、入力I/F60に対する所定の操作入力を受け付けた場合(例えば、セットアップモードへの移行指示などを受け付けた場合)に、SSIDの発信を開始しても良い。詳細については後述するが、携帯端末10は、プリンタ50のSSIDをネットワークI/F16で検出し、検出したSSIDに基づく情報をLCD20へ表示し、セットアップ対象を受け付ける。
LCD58は、プリンタ50の各種機能を表示する表示画面を備える。また、入力I/F60は、例えば、LCD58と一体的に構成されているタッチパネルであり、LCD58の表示画面に表示されたアイコン、ボタン等へのユーザ操作を受け付ける。尚、プリンタ50は、タッチパネル以外にも、ハードキー等を備えても良い。
プリンタ部62は、シート(例えば、紙やOHPなど)に画像を形成する。プリンタ部62は、電子写真方式により印刷を実行する構成や、インクジェット方式で印刷する構成であっても良い。プリンタ50は、印刷指示を携帯端末10から受信すると、受信した印刷指示に含まれる印刷用画像データをプリンタ部62により印刷する。
スキャン部63は、原稿から画像を読み取るための読取センサを有する。プリンタ50は、スキャン指示を携帯端末10から受信すると、スキャン部63によりスキャンデータを生成し、生成したスキャンデータを携帯端末10へ送信する。
次に、携帯端末10のアプリケーション30がプリンタ50に対するセットアップを行なうセットアップ情報送信処理について図2~図10を参照しつつ、説明する。ここでいうセットアップとは、携帯端末10が接続しているアクセスポイント(ルータ72)にプリンタ50を接続させ、ルータ72を介して携帯端末10と接続可能にする設定をプリンタ50に実行することをいう。図2は、プリンタ50のセットアップの流れの一例を示している。例えば、携帯端末10へSSIDを送信可能な通信範囲に、4台のプリンタ50A,50B,50C,50Dが設置されていたとする。以下の説明では、例えば、各プリンタ50を個別に説明する場合は、符号の後ろにアルファベットを付し、4台のプリンタ50を総称する場合は、プリンタ50とアルファベットを付さずに記載する。
また、図3~図5は、セットアップ情報送信処理の内容を示している。携帯端末10のCPU12は、例えば、LCD20に表示したアプリケーション30のアイコンをタッチ操作されると、アプリケーション30を起動する。起動したアプリケーション30によって、CPU12は、図6に示すトップ画面をLCD20に表示し、図3~図5に示す処理を実行する。尚、本明細書では、主に、プログラムに記述された命令に従ったCPU12の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「取得」、「指示」、「設定」、「送信」等の処理は、CPU12の処理を表している。CPU12による処理は、アプリケーション30を介したハードウェア制御も含む。尚「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。即ち、CPU12が要求することなくデータを受信するという処理も、「CPU12がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コンピュータに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。また、「指示」、「要求」等の処理は、「指示」、「要求」等を示す情報を通信することにより行われる。また、「設定」等の処理は、入力された設定情報をメモリに記憶することで行われる。
図6に示すように、トップ画面は、印刷ボタン81、スキャンボタン82、及びセットアップボタン83を含む。CPU12は、印刷ボタン81に対する操作入力を受け付けると、印刷の設定画面を表示する。CPU12は、印刷の設定画面で受け付けた印刷条件に基づいて、プリンタ50へ印刷を指示する。また、CPU12は、スキャンボタン82に対する操作入力を受け付けると、スキャンの設定画面を表示する。CPU12は、スキャンの設定画面で受け付けたスキャン条件に基づいて、プリンタ50へスキャンの実行を指示する。CPU12は、後述するように、セットアップボタン83でセットアップしたプリンタ50を、印刷やスキャンを実行する際のデフォルトのプリンタ50として設定する。
CPU12は、図6に示す画面をLCD20に表示した状態で、セットアップボタン83に対するタッチ操作を検出すると(S11:YES)、図7に示す画面をLCD20に表示する。図7に示すように、CPU12は、新規セットアップボタン85及び再セットアップボタン86をLCD20に表示する。CPU12は、新規セットアップボタン85に対するタッチ操作を検出すると、再セットアップを実行しないと判断し(S13:NO)、S15を実行する。また、CPU12は、再セットアップボタン86に対するタッチ操作を検出すると、再セットアップを実行すると判断し(S13:YES)、図5のS41を実行する。例えば、ユーザは、新規に購入したプリンタ50に対するセットアップをしたい場合、新規セットアップボタン85をタッチ操作する。また、ユーザは、例えば、一度、プリンタ50のセットアップをした後、ルータ72を買い換えた場合や、プリンタ50の設置場所を変えた場合など、再セットアップボタン86をタッチ操作して再セットアップを行なう。再セットアップの処理については、後述する。
S15において、CPU12は、SSIDの検索を実行し、検出したSSIDを一時的にメモリ14に記憶する。上記したように、本実施形態のプリンタ50は、ネットワークI/F56へアクセスするためのSSIDを発信する(図2のSSID参照)。図2に示すように、例えば、携帯端末10と無線LANで通信可能な範囲に4台のプリンタ50A~50Dが設置されている場合、S15において、CPU12は、4台のプリンタ50A~50DのSSIDを検出する。
また、本実施形態のプリンタ50は、セットアップの状態に応じて、SSIDを変更する。図8は、プリンタ50のSSIDの設定情報を示している。プリンタ50は、例えば、セットアップを実行していない未セットアップの状態では、プリンタ50のモデル名に「_SETUP0」を追加したテキストをSSIDとして用いる。また、プリンタ50は、携帯端末10からセットアップ情報を取得してセットアップを実行している最中は、モデル名に「_SETUP1」を追加したテキスト(セットアップ中情報の一例)をSSIDとして用いる。また、プリンタ50は、セットアップが完了すると、モデル名に「_SETUP2」を追加したテキスト(セットアップ完了情報の一例)をSSIDとして用いる。従って、本実施形態のプリンタ50は、SSIDとして、プリンタ50の機種を識別するテキストと、セットアップの段階を識別可能なテキストと用いる。
尚、プリンタ50がSSIDを変更する処理の詳細については後述する(図11参照)。また、プリンタ50は、モデル名に加えて又は替えて、プリンタ50のシリアル番号をSSIDに設定しても良い。即ち、SSIDに設定する識別情報は、モデル名に限らず、プリンタ50を識別可能な他の情報でも良い。例えば、同一モデルのプリンタ50が複数存在する場合に、シリアル番号で個体の区別が付けられるようにしても良い。具体的には、未セットアップのSSIDを、「モデル名_シリアル番号の一部_SETUP0」としても良い。また、プリンタ50は、「プリンタ名」の設定・変更を受け付けても良い。例えば、プリンタ50は、入力I/F60を介した操作によってプリンタ名の変更を受け付けても良いし、ネットワークI/F56を介して受け付けた指示によってプリンタ名を変更しても良い。そして、例えば、未セットアップのSSIDを、「プリンタ名_SETUP0」として、プリンタ名で個体の区別が付けられるようにしても良い。あるいは、「モデル名_プリンタ名_SETUP0」としても良い。また、上記したSSIDのテキストの内容は、一例である。例えば、プリンタ50は、未セットアップのSSIDとして、モデル名のみを設定し、「_SETUP0」などの未セットアップの情報を設定しなくとも良い。この場合、CPU12は、S15で検出したSSIDのうち、モデル名に「_SETUP1」や「_SETUP2」が付加されていないSSIDを、未セットアップのSSIDとして判断すればよい。同様に、例えば、プリンタ50は、セットアップが完了したSSIDとして、モデル名のみを設定し、「_SETUP2」などのセットアップが完了したことを示す情報を設定しなくとも良い。この場合、CPU12は、例えば、後述する図5のS49でセットアップが完了したSSIDを判断したい場合、検出したSSIDのうち、モデル名に「_SETUP0」や「_SETUP1」が付加されていない(未セットアップやセットアップ中を除く)SSIDを、セットアップが完了したSSIDとして判断すればよい。
CPU12は、S17において、S15で検出したSSIDのうち、未だS19の判断を実行していないSSIDが存在するか否かを判断する。CPU12は、S15で検出した全てのSSIDについて、S19の判断処理を実行すると(S17:NO)、図4のS23を実行する。また、CPU12は、未選択のSSIDが残っていた場合(S17:YES)、その中からSSIDを1つ選択し、選択したSSIDを対象としてS19の判断処理を実行する。尚、CPU12は、再度S17を実行する前に、S15を実行し、SSIDの情報を更新しても良い。
S19において、CPU12は、未だS19の判断対象としていない1つのSSIDを選択し、選択したSSIDが「モデル名_SETUP0」であるか判断する。即ち、CPU12は、S19において選択したSSIDが、セットアップが行われていないこと(_SETUP0)を示すか判断する。
CPU12は、S19において、「モデル名_SETUP0」のSSIDでないと判断すると(S19:NO)、S17を再度実行する。一方、CPU12は、S19において選択したSSIDが、「モデル名_SETUP0」のSSIDであると判断すると(S19:YES)、選択したSSIDをデバイスリスト33(図1参照)に記憶する(S21)。CPU12は、S21を実行すると、S17からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、S15で検出したSSIDの中から未セットアップのSSIDを抽出し、デバイスリスト33に蓄積することができる。
尚、CPU12は、同一モデル名のプリンタ50が存在し、「モデル名_SETUP0」の識別が困難である場合、他の識別情報を付加してデバイスリスト33に記憶しても良い。例えば、CPU12は、プリンタ50のシリアル番号、プリンタ50のネットワークI/F56のMACアドレスなどの識別情報をSSIDに付加してデバイスリスト33に記憶しても良い。これにより、CPU12は、後述する表示処理において、同一モデル名且つ同一のセットアップ状態のSSIDを、シリアル番号やMACアドレスを付加して識別可能に表示できる。また、CPU12は、S17~S21の処理を実行することで、未セットアップのプリンタ50のSSIDを検出する。このため、CPU12は、S15で検出したSSIDのうち、ルータ72などのプリンタ50以外のSSIDを、S19の判断処理の対象外としても良い。
図4のS23において、CPU12は、デバイスリスト33に複数のSSIDが記憶されているか否かを判断する。図2に示す例では、プリンタ50Aと、プリンタ50DのSSIDが、「モデル名_SETUP0」となっている。この場合、CPU12は、図3のS15~S21の処理を実行することで、プリンタ50A,50DのSSID(MFC-AAA_SETUP0、MFC-DDD_SETUP0)を、デバイスリスト33に記憶する。CPU12は、S23において、複数のSSIDが記憶されていた場合(S23:YES)、S25を実行し、複数のSSIDが記憶されていなかった場合(S23:NO)、S27を実行する。
S25において、CPU12は、デバイスリスト33に記憶された情報に基づいて、モデル名の一覧をLCD20に表示する。図2に示すように、CPU12は、デバイスリスト33に記憶された複数のSSIDの各々についてモデル名を抽出し、抽出したモデル名(MFC-AAA、MFC-DDD)をLCD20に表示する。CPU12は、S25の処理を実行した後、S29を実行する。従って、本実施形態のCPU12は、新規のセットアップ情報送信処理において、S15で検出したSSIDのうち、セットアップ中「モデル名_SETUP1」やセットアップ完了「モデル名_SETUP2」のSSIDについてデバイスリスト33に記憶せず、LCD20への表示も実行しない。尚、CPU12は、デバイスリスト33に、同一モデル名のSSIDが存在する場合、シリアル番号やMACアドレスを付加して表示しても良い。これにより、同一モデル名のプリンタ50を識別可能に表示することができる。
S29において、CPU12は、S25で表示したモデル名の何れかに対するタッチ操作を検出すると(S29:YES)、S31を実行する。S31において、CPU12は、S29でタッチ操作を検出した、即ち、ユーザによって選択されたモデル名が示すプリンタ50のデバイス情報を取得する。CPU12は、例えば、ユーザによって選択されたモデル名に対応するSSIDをデバイスリスト33から取得する。CPU12は、S31で取得したSSIDが示すプリンタ50へセットアップ情報を送信する(S33)。CPU12は、セットアップ情報として、携帯端末10が接続している無線ネットワークのアクセスポイントであるルータ72のSSIDやネットワークキーを送信する。CPU12は、ネットワークI/F16を介してプリンタ50のSSIDが示す無線LANに接続し、セットアップ情報をプリンタ50へ送信する。図2に示す例では、プリンタ50Aがユーザによって選択された場合を示している。この場合、CPU12は、S33において、プリンタ50Aへセットアップ情報を送信する。尚、CPU12は、セットアップ情報を暗号化してプリンタ50へ送信しても良い。
CPU12は、S33を実行すると、セットアップ情報を送信したプリンタ50の情報(装置識別情報の一例)を設定履歴情報35(図1参照)に記憶する(S35)。CPU12は、例えば、携帯端末10を操作するユーザごとに設定履歴情報35を記憶する。CPU12は、例えば、アプリケーション30の起動時において、ユーザ名とパスワードを用いたログイン処理を実行し、ログインユーザごとに設定履歴情報35を記憶しても良い。これより、後述する再セットアップにおいて、携帯端末10を操作するユーザと、他のユーザとの判断を行なうことができる。尚、CPU12は、S33でセットアップ情報を送信した後、送信先のプリンタ50のSSIDが「モデル名_SETUP0」から「モデル名_SETUP2」に変更された、即ち、セットアップが完了したことを検出したことに基づいて、設定履歴情報35への記憶を実行しても良い。CPU12は、送信先のプリンタ50に、携帯端末10が接続している無線ネットワークのアクセスポイントを介してSSIDを問い合わせ、返信されたSSIDが変更後のSSIDであるかを判断してもよい。即ち、セットアップの完了を確認してから設定履歴情報35の登録を実行しても良い。あるいは、CPU12は、プリンタ50からセットアップの完了通知を取得しても良い。また、後述する再セットアップの場合は、CPU12は、例えば、プリンタ50のSSIDが「モデル名_SETUP2」→「モデル名_SETUP1」→「モデル名_SETUP2」の順に変更された、即ち、再セットアップが完了したことを検出したことに基づいて、設定履歴情報35への記憶を実行しても良い。
また、CPU12は、S35において、デフォルトデバイスの登録を実行する。ここでいうデフォルトデバイスとは、図6に示す印刷ボタン81やスキャンボタン82がタッチ操作された場合に、印刷やスキャンを実行させるプリンタ50として初期設定するプリンタ50である。例えば、CPU12は、印刷ボタン81をタッチ操作され、印刷の設定画面を表示する際に、印刷に使用するプリンタ50の初期値として、デフォルトデバイスのプリンタ50を設定する。
CPU12は、例えば、S35において、デフォルトデバイスのプリンタ50が設定されていなかった場合、S33でセットアップ情報を送信したプリンタ50をデフォルトデバイスに設定する。CPU12は、セットアップ情報を送信した後、プリンタ50のSSIDが「モデル名_SETUP2」に変更されたことを検出すると、即ち、セットアップが完了してたことを検出すると、そのプリンタ50をデフォルトデバイスとして登録する。尚、CPU12は、SSIDの変更を確認せずに、セットアップ情報を送信したプリンタ50をデフォルトデバイスとして登録しても良い。また、CPU12は、S35において、既にデフォルトデバイスが設定されていた場合、S33でセットアップ情報を送信しSSIDの変更を検出したプリンタ50を新たなデフォルトデバイスとして登録するかユーザの指示を受け付けても良い。
また、CPU12は、S35において、デバイスリスト33の初期化を実行する。これにより、今回のセットアップ情報送信処理で記憶したSSIDの情報をデバイスリスト33から削除することができる。CPU12は、S35を実行すると、図3~図5に示すセットアップ情報送信処理を終了する。
図9は、設定履歴情報35の一例を示している。CPU12は、例えば、セットアップ情報を送信したプリンタ50(図2の場合であればプリンタ50A)のSSID、シリアル番号、及びMACアドレスを関連付けて1つのレコードとして設定履歴情報35に記憶する。CPU12は、例えば、SSIDとして、セットアップが完了したことを示す「モデル名_SETUP2」を記憶する。尚、図9に示す設定履歴情報35の内容は、一例である。例えば、CPU12は、SSIDのみを設定履歴情報35に記憶しても良く、未セットアップのSSID「モデル名_SETUP0」を設定履歴情報35に記憶しても良い。
一方、CPU12は、図4のS23において、複数のSSIDが記憶されていなかった場合(S23:NO)、デバイスリスト33に1つのSSIDが記憶されているか否かを判断する(S27)。CPU12は、デバイスリスト33に1つのSSIDが記憶されている場合(S27:YES)、そのSSIDのプリンタ50に対しS31以降の処理を実行し、セットアップを実行する。従って、本実施形態のCPU12は、未セットアップのSSIDを1つだけ検出した場合、そのSSIDのプリンタ50に対するセットアップを自動で実行する。このようにして、CPU12は、プリンタ50に対するセットアップを実行するごとに、セットアップを実行したプリンタ50の情報を設定履歴情報35に蓄積する。尚、CPU12は、SSIDが1つの場合でも、そのSSIDに含まれるモデル名をLCD20に表示し、ユーザによるセットアップ対象の確認を実行しても良い。
また、CPU12は、S27において、デバイスリスト33に1つもSSIDが記憶されていない場合、即ち、S15で未セットアップのSSIDを検出できなかった場合(S27:NO)、メッセージをLCD20に表示する(S37)。CPU12は、例えば、「セットアップ前のプリンタ50は見つかりませんでした」というメッセージをLCD20に表示する。これにより、携帯端末10と無線通信が可能な範囲に、未セットアップのSSIDを発信するプリンタ50が存在しないことをユーザに認識させることができる。ユーザは、全てのプリンタ50に対するセットアップが完了したことを確認できる。あるいは、ユーザは、携帯端末10を操作する場所を変えて未セットアップのプリンタ50が存在しないか確認することができる。CPU12は、S37を実行すると、図3~図5に示す処理を終了する。
また、CPU12は、図7に示す再セットアップボタン86に対するタッチ操作を検出すると(図3のS13:YES)、図5のS41を実行する。S41において、CPU12は、自分が設定したプリンタ50の再設定を実行するか否かを判断する。CPU12は、図7に示す再セットアップボタン86のタッチ操作を検出すると(S13:YES)、図10に示す画面をLCD20に表示する。図10に示すように、CPU12は、再セットアップボタン87,88をLCD20に表示する。再セットアップボタン87は、自分でセットアップしたプリンタ50の再セットアップを指示するボタンである。再セットアップボタン88は、他のユーザがセットアップしたプリンタ50の再セットアップを指示するボタンである。
CPU12は、再セットアップボタン87に対するタッチ操作を検出すると(S41:YES)、S43を実行する。CPU12は、S43において、設定履歴情報35に有効なデータが記憶されているか否かを判断する。CPU12は、アプリケーション30にログインしているログインユーザの設定履歴情報35がメモリ14に記憶されている場合(S43:YES)、S45を実行する。この場合、携帯端末10を操作するユーザが過去にセットアップしたプリンタ50に係わる設定履歴情報35が存在することとなる。
一方、CPU12は、アプリケーション30にログインしているログインユーザの設定履歴情報35がメモリ14に記憶されていない場合(S43:NO)、S44を実行する。CPU12は、S44において、メッセージをLCD20に表示する。例えば、CPU12は、「あなたが過去にセットアップした履歴がありません」といったメッセージをLCD20に表示する。CPU12は、S44を実行すると、図3~図5に示す処理を終了する。
また、CPU12は、図10の再セットアップボタン88に対するタッチ操作を検出すると(S41:NO)、S45を実行する。例えば、ルータ72の買い換えなどのネットワーク環境が変更された場合に、システム管理者は、過去に自分でセットアップしたプリンタ50の再セットアップを実行するため、再セットアップボタン87を選択する。また、例えば、システム管理者が変わった場合、新たなシステム管理者は、前任のシステム管理者(他のユーザ)がセットアップしたプリンタ50の再セットアップを実行するため、再セットアップボタン88を選択することができる。
S45において、CPU12は、S15と同様に、SSIDの検索を実行する。次に、CPU12は、S47において、図3のS17と同様の処理を実行し、S45で検出した全てのSSIDについてS49以降の判断処理を実行する(S47:YES)。CPU12は、全てのSSIDについてS49以降の判断処理を実行すると(S47:NO)、図4のS23以降を実行する。また、CPU12は、S45でSSIDを検出できなかった場合(S47:NO)、図4のS23以降を実行する。この場合、CPU12は、デバイスリスト33にSSIDが登録されていないため、S23、S27で否定判断し(S23:NO、S27:NO)、S37を実行する。CPU12は、例えば、「あなたがセットアップしたプリンタ50は見つかりませんでした」又は「他のユーザがセットアップしたプリンタ50は見つかりませんでした」といったメッセージをLCD20に表示する。
一方、図5のS49において、CPU12は、S45で検出したSSIDのうち、1つのSSIDを選択し、選択したSSIDが「モデル名_SETUP2」であるか否かを判断する。即ち、CPU12は、S49において選択したSSIDが、セットアップが完了したこと(_SETUP2)を示すか判断する。
CPU12は、S49において、「モデル名_SETUP2」のSSIDでないと判断すると(S49:NO)、図3のS17と同様に、S47を再度実行する。尚、CPU12は、S47を実行する前に、S45を実行し、SSIDの情報を更新しても良い。
一方、CPU12は、S49において、選択したSSIDが、「モデル名_SETUP2」のSSIDであると判断すると(S49:YES)、選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されているか否かを判断する(S51)。ここで、設定履歴情報35に記憶されたSSIDは、携帯端末10を操作しているユーザが過去にセットアップしたプリンタ50のSSIDである。従って、CPU12は、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されているか否かを判断することで、そのSSIDが過去に自分でセットアップしたプリンタ50のSSIDであるか否かを判断できる。
CPU12は、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されてた場合(S51:YES)、S53を実行する。S53において、CPU12は、自分が設定したプリンタ50の再設定であるか否かを判断する。CPU12は、S41において、再セットアップボタン87のタッチ操作を検出した場合、S53において肯定判断し(S53:YES)、S55を実行する。CPU12は、S55において、S49で選択したSSIDをデバイスリスト33に記憶する。従って、CPU12は、自分が設定したプリンタ50の再セットアップを受け付けた場合、検出したSSIDのうち、「モデル名_SETUP2」のSSIDを抽出し(S49:YES)、さらに設定履歴情報35に記憶されたSSIDを抽出することで(S53:YES)、過去に自分がセットアップしたSSIDのみをデバイスリスト33に記憶できる。CPU12は、S55を実行すると、S47からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、S45で検出したSSIDの中から、自分がセットアップしたプリンタ50のSSIDを抽出し、デバイスリスト33に蓄積することができる。
また、CPU12は、S41において再セットアップボタン88のタッチ操作を検出した場合、S53において否定判断し(S53:NO)、S47からの処理を再度実行する。従って、CPU12は、他のユーザがセットアップしたプリンタ50の再セットアップを受け付けた場合、セットアップが完了した(「モデル名_SETUP2」)のSSIDを検出しても、設定履歴情報35に記憶されている場合は、デバイスリスト33に記憶しない。これにより、自分が過去にセットアップしたプリンタ50のSSIDを、再セットアップの対象外にできる。
同様に、CPU12は、S51において、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されていない場合(S51:NO)、自分が設定したプリンタ50の再設定であるか否かを判断する(S57)。CPU12は、S41において再セットアップボタン88のタッチ操作を検出した場合、S57で否定判断し(S57:NO)、S49で選択したSSIDをデバイスリスト33へ記憶する(S55)。また、CPU12は、S41において再セットアップボタン87のタッチ操作を検出した場合、S57で肯定判断し(S57:YES)、S47からの処理を再度実行する。これにより、CPU12は、S45で検出したSSIDの中から、他のユーザがセットアップしたSSIDを抽出し、デバイスリスト33に蓄積することができる。
CPU12は、S45で検出したSSIDの全てについてS49以降の判断処理を実行すると、S49で否定判断し(S49:NO)、上記した新規のセットアップと同様に、図4のS23以降の処理を実行する。CPU12は、図5のS55でデバイスリスト33に記憶したSSIDに基づいて、モデル名を選択させるための表示(S25)や、選択されたSSIDに対応するプリンタ50へセットアップ情報を送信し再セットアップする処理(S33)を実行する。CPU12は、S35において、他のユーザがセットアップしたプリンタ50への再セットアップを実行した場合、そのプリンタ50に関する情報を設定履歴情報35に記憶する。また、CPU12は、自分がセットアップしたプリンタ50への再セットアップを実行した場合、S35の処理を省略しても良い。
従って、本実施形態のCPU12は、再セットアップにおいて、S45で検出したSSIDのうち、未セットアップ「モデル名_SETUP0」やセットアップ中「モデル名_SETUP1」のSSIDについてデバイスリスト33に記憶せず、LCD20への表示も実行しない。従って、CPU12は、セットアップ中「モデル名_SETUP1」のSSIDについては、新規のセットアップ、及び再セットアップの両方において表示処理を実行しない。
次に、プリンタ50のプログラム66が行なうセットアップ情報取得処理について、図11を参照しつつ、説明する。図11は、セットアップ情報取得処理の内容を示している。プリンタ50は、図11に示すセットアップ情報取得処理を実行することで、SSIDの発信を実行し、SSIDを受信した携帯端末10からセットアップ情報を取得し、取得したセットアップ情報に基づいて、ルータ72に接続するセットアップ処理を実行する。また、プリンタ50は、セットアップ処理の段階に合せて自装置のSSIDを変更する。プリンタ50のCPU52は、例えば、プリンタ50の電源を投入され、プログラム66を実行してシステムを起動した後、図11に示す処理を開始する。あるいは、CPU52は、入力I/F60に対する所定の操作入力(セットアップモードへの移行指示など)を受け付けた場合に、図11に示す処理を開始しても良い。
まず、図11のS61において、CPU52は、SSIDの発信を開始する。CPU52は、ネットワークI/F56を介してSSIDを発信する。例えば、プリンタ50が未セットアップである場合、CPU52は、「モデル名_SETUP0」のテキストを含むSSIDを発信する。
次に、CPU52は、セットアップ情報を取得したか否かを判断する(S63)。携帯端末10は、上記したように、図4のS33において、セットアップを行ないたいプリンタ50へセットアップ情報を送信する。CPU52は、自装置のSSIDを取得した携帯端末10からセットアップ情報を取得するまでの間(S63:NO)、S63の判断処理を繰り返し実行する。プリンタ50は、SSIDを発信しながらセットアップ情報の通知を待つ状態となる。
CPU52は、携帯端末10からセットアップ情報を取得すると(S63:YES)、セットアップ処理を開始する(S65)。CPU52は、セットアップ情報に含まれているルータ72のSSIDやネットワークキーに基づいてルータ72に接続する処理を開始する。従って、CPU52は、セットアップ情報に基づいて、携帯端末10が接続している無線ネットワークに接続し、携帯端末10と接続するための処理を行なう。
CPU52は、S65を実行した後、自装置のSSIDを「モデル名_SETUP1」、即ち、セットアップ中であることを示すSSIDに変更する(S67)。CPU52は、「モデル名_SETUP1」のSSIDの送信を開始する。これにより、上記した携帯端末10のセットアップ情報送信処理において、新規のセットアップや再セットアップの選択肢として携帯端末10側に表示されなくなる。換言すれば、セットアップ中のプリンタ50に対して、携帯端末10からセットアップ情報を送信する、あるいはセットアップを指示するなどの事態の発生を抑制できる。プリンタ50は、セットアップ中に取得したセットアップ情報を破棄等する不要な処理を減らすことができる。
CPU52は、S67を実行した後、S69を実行する。CPU52は、S69において、S65で開始したセットアップ処理が完了したか否かを判断する。CPU52は、無線LANによるルータ72との接続が完了し、携帯端末10やインターネット73等への接続が可能な状態になると、セットアップ処理が完了したと判断し(S69:YES)、S71を実行する。
CPU52は、S71において、自装置のSSIDを「モデル名_SETUP2」、即ち、セットアップが完了したことを示すSSIDに変更する。CPU52は、「モデル名_SETUP2」のSSIDの送信を開始する。これにより、携帯端末10が新規のセットアップを実行する場合に、セットアップの対象から除外される(図3のS19)。また、携帯端末10が再セットアップを実行する場合に、再セットアップの対象として処理される(図5のS49)。
CPU52は、S71を実行した後、S63からの処理を再度実行する。CPU52は、携帯端末10から再度セットアップ情報を受信すると、SSIDを変更しながら、再セットアップを実行する。これにより、携帯端末10が接続するルータ72が変更された場合など、新たな無線ネットワークへの接続を行なうことができる。尚、CPU52は、所定の条件に基づいて、図12の処理を終了しても良い。例えば、CPU52は、一定時間だけ経過してもセットアップ情報を受信しない場合、図12に示す処理を終了しても良い。
プリンタ50のセットアップが完了すると、携帯端末10からプリンタ50に対する印刷指示やスキャン指示を、ルータ72を介して実行することができ。上記したように、携帯端末10は、図4のS35において、セットアップ情報を送信したプリンタ50をデフォルトデバイスとして登録する。そして、携帯端末10のCPU12は、図2~図5に示すセットアップ情報送信処理を終了すると、図6に示す画面をLCD20に再度表示する。例えば、CPU12は、図6に示す印刷ボタン81をタッチ操作され、印刷の設定画面を表示した後、印刷を指示する操作入力を受け付けると、印刷ジョブ(画像形成ジョブの一例)を受け付ける。CPU12は、図2に示すように、例えば、デフォルトデバイスとして設定したプリンタ50Aへ、受け付けた印刷ジョブに基づく印刷指示を送信する(図2の印刷指示やスキャン指示参照)。上記した図11に示すセットアップ情報取得処理により、プリンタ50Aは、セットアップ処理を完了させると、ルータ72と通信可能となっている。CPU12は、ルータ72を介して印刷指示をプリンタ50へ送信する。プリンタ50は、携帯端末10から受信した印刷指示に基づく印刷を実行する。尚、図6に示すスキャンボタン82を操作された場合も、印刷指示と同様に、デフォルトデバイスへスキャン指示を行なうことができる。このようにして、本実施形態のアプリケーション30は、セットアップから印刷等への一連の指示をプリンタ50へ順番に実施することができる。
因みに、携帯端末10は、端末装置の一例である。CPU12は、コンピュータ、制御部、端末装置側制御部の一例である。ネットワークI/F16は、無線インタフェース、端末装置側無線インタフェースの一例である。タッチパネル22は、ユーザインタフェースの一例である。アプリケーション30は、アプリケーションプログラムの一例である。プリンタ50は、無線機器、情報処理装置、画像形成装置の一例である。CPU52は、コンピュータ、制御部、情報処理装置側制御部の一例である。ネットワークI/F56は、無線インタフェース、情報処理装置側無線インタフェースの一例である。S15,S45を実行するCPU12は、無線機器発信情報取得手段の一例である。S19を実行するCPU12は、セットアップ判断手段の一例である。S33を実行するCPU12は、セットアップ情報送信手段、第2セットアップ情報送信手段の一例である。S25を実行するCPU12は、選択肢表示手段、変更対象選択肢表示手段の一例である。S35を実行するCPU12は、指示対象登録手段の一例である。印刷指示を実行するCPU12は、画像形成指示手段の一例である。S49を実行するCPU12は、セットアップ完了判断手段の一例である。
<第1実施形態の効果>
以上、上記した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)携帯端末10のCPU12は、ネットワークI/F16が検出したSSIDを、ネットワークI/F16を介して取得するS15の処理(無線機器発信情報取得処理の一例)と、無線通信するためのセットアップがSSIDによって識別されるプリンタ50に行われていないことを、取得したSSIDが示すか否かを判断するS19の処理(セットアップ判断処理の一例)と、取得した複数のSSIDのうち、S19で肯定判断したSSIDによって識別されるプリンタ50に対し、プリンタ50が携帯端末10と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するS33の処理(セットアップ情報送信処理の一例)と、を実行する。
これによれば、例えば、Wi-Fi(登録商標)で接続可能なプリンタ50が複数存在する場合に、SSIDの情報に基づいて、未セットアップのプリンタ50だけをセットアップの対象に絞ることがでる。そして、その未セットアップのプリンタ50へセットアップ情報を送信しセットアップを実行できる。従って、無線接続を行ないたいプリンタ50に対するセットアップを容易に実行できる。
(2)また、CPU12は、取得した複数のSSIDのうち、S19で肯定判断したSSIDに対応するプリンタ50のそれぞれを示すモデル名(選択肢の一例)を、セットアップの対象とする候補の選択肢として表示する(S25、図2参照)。CPU12は、表示したモデル名の何れかを選択する操作を、タッチパネル22を介して受け付けた場合に(S29:YES)、選択されたモデル名に対応するプリンタ50に対しセットアップ情報を送信する(S33)。
これによれば、未セットアップのプリンタ50が複雑存在する場合に、複数のプリンタ50を選択可能に表示することができる。ユーザは、表示されたモデル名を確認して、セットアップを行ないたいプリンタ50を選ぶことができる。
(3)また、プリンタ50が送信するSSIDは、プリンタ50のモデル名を識別するテキストを含んでいる(図8参照)。CPU12は、プリンタ50のモデル名を、テキスト情報としてLCD20に表示する(図2参照)。これによれば、モデル名で識別可能に、未セットアップのプリンタ50を選択肢として表示することができる。ユーザは、モデル名を確認することで、セットアップしたプリンタ50を容易に識別することができる。
(4)また、CPU12は、S15において、ネットワークI/F16が検出したSSIDを取得する。これによれば、SSIDを送信するプリンタ50に対し、取得したSSIDの内容を判断しセットアップ情報を送信する未セットアップのプリンタ50を決定できる。
(5)また、CPU12は、S33でセットアップ情報を送信しSSIDが「モデル名_SETUP2」に変更された(セットアップが完了した)プリンタ50を、印刷やスキャンの指示対象(デフォルトデバイス)として登録する(S35)。CPU12は、印刷ジョブやスキャンジョブを受け付けた場合に、登録したデフォルトデバイスのプリンタ50へ印刷やスキャンを指示する(図2の印刷指示やスキャン指示参照)。これによれば、セットアップしたプリンタ50をデフォルトデバイスとして登録しておき、印刷やスキャンの際に、用いることができる。セットアップから印刷等までの一連の処理をプリンタ50に対して順番に実行できる。
(6)また、CPU12は、ルータ72のSSIDやネットワークキーを含むセットアップ情報を、プリンタ50へ送信する(S33)。CPU12は、セットアップ情報を送信してセットアップが完了しているプリンタ50をデフォルトデバイスとして登録する。これによれば、自装置が接続するアクセスポイントのSSIDやネットワークキーをプリンタ50に送信しセットアップを完了させ、その完了したプリンタ50をデフォルトデバイスとして利用できる。
(7)また、CPU12は、S45で取得したSSIDに「モデル名_SETUP2」のテキストが含まれているか否かを判断するS49の処理と、S45で取得した複数のSSIDのうち、S49で肯定判断したSSIDのプリンタ50に対し、設定済みのセットアップを変更するのに必要なセットアップ情報(第2セットアップ情報の一例)を送信するS33の処理(S47で否定判断した後のS33の処理)と、を実行する。これによれば、接続可能なプリンタ50が複数存在する場合に、SSIDの情報に基づいてセットアップが完了したプリンタ50だけを再セットアップの対象に絞ることができる。そして、そのセットアップが完了したプリンタ50へセットアップ情報を送信し、再セットアップを実行できる。従って、無線接続を行ないたいプリンタ50に対する再セットアップを容易に実行できる。
(8)また、CPU12は、S45で取得した複数のSSIDのうち、S49で肯定判断したSSIDのプリンタ50のそれぞれを示すモデル名を、設定済みのセットアップを変更する候補の変更対象選択肢としてLCD20に表示する(S47で否定判断した後のS25)。CPU12は、表示したモデル名の何れかを選択されると、セットアップ情報を送信する(S33)。これによれば、セットアップが完了したプリンタ50が複雑存在する場合に、複数のプリンタ50を選択可能に表示することができる。ユーザは、表示されたモデル名を確認して、再セットアップを行ないたいプリンタ50を選ぶことができる。
(9)また、本実施形態のプリンタ50が設定するSSIDは、セットアップ中を示す「SETUP1」のテキスト(セットアップ中情報の一例)や、セットアップが完了したことを示す「SETUP2」のテキスト(セットアップ完了情報の一例)を含む。CPU12は、S25の表示処理において、「SETUP1」が含まれているSSID(プリンタ50)のモデル名を表示しない。これによれば、セットアップの対象として、セットアップ中のプリンタ50を除外することができる。プリンタ50が、セットアップ中に新たなセットアップ情報を取得することがなくなり、新たなセットアップ情報を破棄するなどの不要な処理をなくすことができる。
(10)また、セットアップ情報は、携帯端末10がアクセスするアクセスポイントのルータ72に接続するのに必要な情報である。これによれば、プリンタ50をアクセスポイントに接続するセットアップを行なうことができる。携帯端末10とプリンタ50を、アクセスポイントを介して通信させることができる。
(11)また、プリンタ50のCPU52は、S61にて、SSIDの、ネットワークI/F56を介した発信を開始する(送信処理の一例)。CPU52は、自装置のSSIDを取得した携帯端末10からセットアップ情報を取得するS63の処理(取得処理の一例)を実行する。CPU52は、取得したセットアップ情報を、自装置にセットアップするS65の処理(セットアップ処理の一例)と、S65によるセットアップが完了したことに基づいて、セットアップが完了したことを示すSSID「モデル名_SETUP2」に変更するS71の処理(変更処理の一例)と、を実行する。
これによれば、プリンタ50は、ルータ72を介して携帯端末10に接続するセットアップが完了すると、セットアップが完了したSSIDに変更する。携帯端末10は、新規にセットアップするプリンタ50を検索する場合に、「モデル名_SETUP2」のSSIDを除外することができる(S19)。従って、未セットアップのプリンタ50を比較的容易に見つけ出すことができる。
<第2実施形態>
次に、本願に係わる第2実施形態について説明する。上記した第1実施形態では、セットアップ情報を送信したプリンタ50の情報を設定履歴情報35に記憶しておき(図4のS35)、再セットアップの際に、携帯端末10を操作するユーザ(アプリケーション30のログインユーザ)と、他のユーザとの判断に設定履歴情報35を用いた(図5のS51)。これに対し、第2実施形態では、設定履歴情報35を用いずにユーザの識別を実行する。第2実施形態の携帯端末10は、セットアップ情報と併せて、送信元の識別情報を送信する。プリンタ50は、取得した送信元識別情報をSSIDに設定する。これにより、再セットアップ時のユーザの判断を行なう。尚、以下の説明では、上記した第1実施形態の図面を用いて、第2実施形態を実施する上で変更する箇所を中心に説明する。
詳述すると、例えば、第2実施形態のCPU12は、図4のS33において、S29で選択したプリンタ50へセットアップ情報を送信する際に、セットアップ情報の送信元を識別する送信元識別情報をプリンタ50へ送信する。この送信元識別情報は、例えば、アプリケーション30にログインしているログインユーザのユーザ名である。尚、送信元識別情報は、ユーザ名に限らず、例えば、アプリケーション30のシリアル番号、携帯端末10のシリアル番号、携帯端末10(ネットワークI/F16)のMACアドレス、携帯端末10の登録ユーザ名など、他の送信元を識別可能な情報でも良い。また、CPU12は、図4のS35において、設定履歴情報35の記憶処理を実行せず、デフォルトデバイスの登録やデバイスリスト33の初期化処理のみを実行して、新規のセットアップを終了しても良い。
また、CPU12は、例えば、図5のS41の判断処理に替えて、図10に示す画面をLCD20に表示した状態で、再セットアップボタン87,88のタッチ操作を受け付け、受け付けた内容を、データ記憶領域32に記憶する処理を実行する。この場合、図5に示すS43、S44の処理は不要となる。
一方、第2実施形態のプリンタ50のCPU52は、図11のS71の処理において、携帯端末10から受信した送信元識別情報をSSIDに設定する。CPU52は、例えば、セットアップが完了したSSIDとして、「モデル名_送信元識別情報_SETUP2」を設定する。また、携帯端末10のCPU12は、図5のS49に替えて、S45で検出したSSIDのうち、1つのSSIDを選択し、選択したSSIDが「モデル名_送信元識別情報_SETUP2」であるか判断する処理を実行する。即ち、CPU12は、選択したSSIDが、セットアップが完了したこと(_SETUP2)を示し、且つ送信元識別情報が設定されているか判断する。
そして、CPU12は、選択したSSIDが「モデル名_送信元識別情報_SETUP2」である場合、そのSSIDに設定されている送信元識別情報が自分の送信元識別情報であるか否かを判断する処理をS51の替わりに実行する。これにより、選択したSSIDが示すプリンタ50をセットアップしたユーザが、現在携帯端末10を操作しているユーザであるか否かを判断できる。
CPU12は、例えば、SSIDのユーザ名(送信元識別情報)と、現在のログインユーザのユーザ名とが一致した場合、S53を実行する。S53において、CPU12は、上記した図10に示す画面を表示して受け付けてデータ記憶領域32に記憶した情報(再セットアップボタン87,88の操作情報)に基づいて、自分が設定したプリンタ50の再設定であるか否かを判断する。CPU12は、再セットアップボタン87を操作されていた場合(S53:YES)、S55を実行する。これにより、送信元識別情報に基づいてユーザを判断し、携帯端末10を操作中のユーザが過去にセットアップしたプリンタ50のSSIDをデバイスリスト33に蓄積することができる。そして、CPU12は、図4のS25を実行することで、ログインユーザが自分でセットアップしたプリンタ50のモデル名を表示することができる。
同様に、CPU12は、SSIDのユーザ名(送信元識別情報)と、現在のログインユーザのユーザ名とが一致しない場合、S57を実行する。CPU12は、再セットアップボタン88を操作されていた場合(S57:NO)、S55を実行する。これにより、送信元識別情報に基づいて、他のユーザが過去にセットアップしたプリンタ50のSSIDをデバイスリスト33に蓄積することができる。CPU12は、他のユーザがセットアップしたプリンタ50のモデル名を表示することができる(図4のS25)。
<第2実施形態の効果>
上記した第2実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)CPU12は、セットアップ情報の送信元を識別する送信元識別情報を送信する。プリンタ50は、送信元識別情報をSSIDに設定する。CPU12は、「SETUP2」が含まれ、且つモデル名を表示する指示をしたユーザを示す送信元識別情報と一致する送信元識別情報が設定されたSSIDのモデル名を表示する(S25)。これによれば、過去に自分でセットアップしたプリンタ50のモデル名のみを、送信元識別情報に基づいて表示することができる。ルータ72などが買い換えられネットワークの環境が変更された場合に、過去に自分がセットアップしたプリンタ50のみを効率良く再セットアップできる。
(2)また、プリンタ50のCPU52は、セットアップ情報の送信元を識別する送信元識別情報を、SSIDに設定する。これにより、SSIDを確認するだけで、セットアップが完了した情報だけでなく、誰が過去にセットアップしたプリンタ50であるのかを識別できる。
<第3実施形態>
次に、本願に係わる第3実施形態について説明する。上記した第1実施形態では、再セットアップにおいて自分でセットアップしたプリンタ50の再セットアップが選択された場合、検出したSSIDが設定履歴情報35に登録されていると(図5のS51:YES)、そのSSIDのモデル名を選択可能に表示した(図4のS25)。これに対し、第3実施形態では、SSIDの検索を実行する前に、設定履歴情報35に登録されたSSID(モデル名)から再セットアップの対象のプリンタ50の選択を受付け、選択を受け付けたプリンタ50に対する再セットアップを実行する。尚、以下の説明では、上記した第1実施形態の図面を用いて、第3実施形態を実施する上で変更する箇所を中心に説明する。
例えば、第3実施形態の携帯端末10のCPU12は、図5のS43において、ログインユーザの設定履歴情報35がメモリ14に記憶されている場合(S43:YES)、S45の処理の前に表示処理を実行する。CPU12は、設定履歴情報35に基づいて、再セットアップのプリンタ50を選択する画面を表示する。CPU12は、図2のLCD20に示すように、設定履歴情報35のSSIDの欄(図9参照)からモデル名を抽出し、抽出したモデル名を選択可能にLCD20に表示する。このモデル名は、ログインユーザが過去にセットアップしたプリンタ50のモデル名となる。換言すれば、第3実施形態のCPU12は、設定履歴情報35に基づいて、ログインユーザが過去にセットアップしたプリンタ50のみを選択可能に表示する。
次に、CPU12は、表示したモデル名の何れかが選択された場合、選択されたモデル名の情報をデータ記憶領域32に記憶し、第1実施形態と同様に、S45からS49の処理を実行する。CPU12は、S49において、S45で検出した複数のSSIDから選択したSSIDが、「モデル名_SETUP2」のSSIDであると判断すると(S49:YES)、S51の判断処理に替えて再設定の判断処理を実行する。CPU12は、自分が設定したプリンタ50の再設定であるか否かを判断する。CPU12は、S41において、再セットアップボタン87のタッチ操作を検出した場合、自分が設定したプリンタ50の再設定であると判断し、モデル名の一致判断を実行する。
具体的には、CPU12は、S49で選択したSSIDのモデル名が、LCD20の表示画面でユーザによって選択されたモデル名と一致するか否かを判断する。即ち、CPU12は、選択されたモデル名との一致を判断することで、ログインユーザが再セットアップしたいプリンタ50のSSIDが選択されている状態であるか判断する。CPU12は、S49で選択したSSIDのモデル名が、選択されたモデル名と一致する場合、第1実施形態とは異なりデバイスリスト33に記憶するS55の処理を実行せず、図4のS33以降の処理を実行する。これにより、ユーザによって選択されたモデル名のプリンタ50に対する再セットアップを実行することができる。
また、CPU12は、S49で選択したSSIDのモデル名が、選択されたモデル名と一致しない場合、S47からの処理を再度実行し、選択されたモデル名のプリンタ50を検出するまでモデル名の一致を判断する。また、仮に、選択されたモデル名のSSIDが存在しない場合(S47:NO)、エラー等のメッセージを表示しても良い(図4のS37)。例えば、選択されたモデル名のプリンタ50が、無線ネットワーク内に存在しない場合、CPU12は、エラーのメッセージを表示する。
また、CPU12は、上記したS51の判断処理に替えて実行する再設定の判断処理において、他のユーザが設定したプリンタ50の再セットアップであると判断した場合(S41において再セットアップボタン88のタッチ操作を検出した場合)、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されているか否かを判断する処理を実行する。CPU12は、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されていない場合、その選択したSSIDをデバイスリスト33へ記憶する(S55)。CPU12は、S55を実行した後、S47からの処理を再度実行する。また、CPU12は、S49で選択したSSIDが設定履歴情報35に記憶されている場合、S55を実行せずに、S47からの処理を再度実行する。これにより、第1実施形態と同様に、他のユーザがセットアップしたプリンタ50の再セットアップについても、SSIDをデバイスリスト33に蓄積して選択可能に表示できる。
因みに、図4のS35を実行するCPU12は、記憶手段の一例である。設定履歴情報35に基づいて再セットアップのプリンタ50を選択する画面を表示するCPU12は、変更対象選択肢表示手段の一例である。S41を実行するCPU12は、再セットアップ指示受付手段の一例である。
<第3実施形態の効果>
上記した第3実施形態によれば、以下の効果を奏する。
(1)携帯端末10のCPU12は、S33でセットアップ情報を送信したプリンタ50のSSID(装置識別情報の一例)を設定履歴情報35として記憶する(図4のS35)。CPU12は、設定履歴情報35に記憶されたSSIDに含まれるモデル名を、再セットアップの変更対象選択肢として表示する。これによれば、設定履歴情報35にセットアップを完了したSSIDを記憶しておき、再セットアップの際に、設定履歴情報35に基づいて、過去に自分が設定したプリンタ50の装置識別情報(モデル名など)を表示できる。SSIDの検索を実行する前に、再セットアップの対象となるプリンタ50を絞ることができる。
(2)また、CPU12は、セットアップ情報を送信し、セットアップを過去に実行したプリンタ50に対し、設定済みのセットアップを変更する指示を受け付けるS41の処理を実行する。CPU12は、S41で肯定判断した場合(S41:YES)、設定履歴情報35にSSIDが記憶されたプリンタ50を示すモデル名を表示する。これによれば、過去に自分が設定したプリンタ50の再セットアップを受け付けた場合に、設定履歴情報35に基づいて、再セットアップの対象となるプリンタ50のモデル名を容易に表示することができる。
<その他>
また、本開示は、上記実施形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することが可能である。
具体的には、例えば、プリンタ50は、未セットアップを示す情報「モデル名_SETUP0」をSSIDに設定しなくとも良い。プリンタ50は、セットアップ中「モデル名_SETUP1」や、セットアップが完了した状態「モデル名_SETUP2」と異なるSSID(例えば、モデル名のみのSSIDなど)を、未セットアップの状態で用いても良い。即ち、未セットアップのSSIDは、セットアップ中やセットアップが完了したことを示すSSIDの一部を変更したSSID(相対的に変更したSSID)でなくとも良い。
また、上記実施形態では、無線機器発信情報としてSSIDを採用したが、Wi-Fi(登録商標)以外の無線LANの規格等を採用する場合は、その通信規格で用いられる識別情報を、無線機器発信情報として採用できる。
また、プリンタ50のSSIDに、プリンタ50のモデル名を設定したが、情報処理装置を識別する情報は、モデル名に限らない。例えば、情報処理装置を識別する情報として、プリンタ50のシリアル番号、MACアドレス、プログラム66のシリアル番号等を採用し、SSIDに設定しても良い。
また、本開示の制御部は、CPU12,52に限らない。制御部は、ASICや他の論理集積回路でも良く、CPU、ASIC、他の論理集積回路が協働する構成でも良い。
10 携帯端末(端末装置)、12 CPU(コンピュータ、制御部、端末装置側制御部)、16 ネットワークI/F(無線インタフェース、端末装置側無線インタフェース)、22 タッチパネル(ユーザインタフェース)、30 アプリケーション(アプリケーションプログラム)、35 設定履歴情報、50 プリンタ(無線機器、情報処理装置、画像形成装置)、52 CPU(コンピュータ、制御部、情報処理装置側制御部)、56 ネットワークI/F(無線インタフェース、情報処理装置側無線インタフェース)。

Claims (16)

  1. 無線インタフェースと、ユーザインタフェースと、を備える端末装置のコンピュータが読み取り可能なアプリケーションプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記無線インタフェースが検出した無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得手段として機能させ、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記コンピュータを、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得手段により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断手段と、
    前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていない、と前記セットアップ判断手段により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信手段と、して機能させ、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含み、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に対して完了していることを、前記無線機器発信情報取得手段により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ完了判断手段と、
    前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが完了していると、前記セットアップ完了判断手段により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更するのに必要な第2セットアップ情報を送信する第2セットアップ情報送信手段と、して機能させ、前記第2セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含む、アプリケーションプログラム。
  2. 前記コンピュータを、
    前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが完了していると、前記セットアップ完了判断手段により判断された前記無線機器発信情報に対応する前記無線機器である前記情報処理装置それぞれを示す選択肢を、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更する候補の変更対象選択肢として表示する変更対象選択肢表示手段として機能させ、
    前記第2セットアップ情報送信手段は、
    前記変更対象選択肢表示手段により表示した複数の前記変更対象選択肢のうち、何れかの変更対象選択肢を選択する操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けた場合に、選択された前記変更対象選択肢に対応する前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更するのに必要な前記第2セットアップ情報を送信する、請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
  3. 前記セットアップ情報送信手段は、
    セットアップ情報の送信元を識別する送信元識別情報を送信し、
    前記情報処理装置は、
    前記送信元識別情報を前記無線機器発信情報に設定し、
    前記変更対象選択肢表示手段は、
    前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが完了していると、前記セットアップ完了判断手段により判断された前記無線機器発信情報のうち、前記送信元識別情報が設定された前記無線機器発信情報で、且つ前記変更対象選択肢を表示する指示をしたユーザを示す前記送信元識別情報と一致する前記送信元識別情報が設定された前記無線機器発信情報の前記変更対象選択肢を表示する、請求項2に記載のアプリケーションプログラム。
  4. 前記コンピュータを、
    前記セットアップ情報送信手段により前記セットアップ情報を送信した前記情報処理装置の装置識別情報を設定履歴情報として記憶する記憶手段として機能させ、前記装置識別情報は、前記情報処理装置の機種又は個体を識別するテキストであり、
    前記コンピュータを、
    前記設定履歴情報に記憶された前記装置識別情報それぞれを示す選択肢を、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更する候補の変更対象選択肢として表示する変更対象選択肢表示手段として機能させる、請求項1に記載のアプリケーションプログラム。
  5. 前記コンピュータを、
    前記セットアップ情報送信手段により前記セットアップ情報を送信し、セットアップを過去に実行した前記情報処理装置に対し、設定済みのセットアップを変更する指示を受け付ける再セットアップ指示受付手段として機能させ、
    前記変更対象選択肢表示手段は、
    前記再セットアップ指示受付手段により、設定済みのセットアップを変更する指示を受け付けた場合、前記設定履歴情報に前記装置識別情報が記憶された前記情報処理装置を示す前記変更対象選択肢を表示する、請求項4に記載のアプリケーションプログラム。
  6. 無線インタフェースと、ユーザインタフェースと、を備える端末装置のコンピュータが読み取り可能なアプリケーションプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記無線インタフェースが検出した無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得手段として機能させ、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記コンピュータを、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得手段により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断手段と、
    前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていない、と前記セットアップ判断手段により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信手段と、して機能させ、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含み、
    前記無線機器発信情報は、
    セットアップ中情報又はセットアップ完了情報を含み、前記セットアップ中情報は、前記無線機器が情報処理装置として機能することを示し、且つ、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップを行なっている最中であることを示す情報であり、前記セットアップ完了情報は、前記無線機器が前記情報処理装置として機能することを示し、且つ、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップが完了していることを示す情報であり、
    前記セットアップ中情報が含まれている前記無線機器発信情報について表示を実行しない、アプリケーションプログラム。
  7. 前記コンピュータを、
    前記無線機器発信情報取得手段により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていない、と前記セットアップ判断手段により判断された前記無線機器発信情報に対応する前記無線機器である前記情報処理装置それぞれを示す選択肢を、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップの対象とする候補の選択肢として表示する選択肢表示手段として機能させ、
    前記セットアップ情報送信手段は、
    前記選択肢表示手段により表示した複数の前記選択肢のうち、何れかの選択肢を選択する操作を、前記ユーザインタフェースを介して受け付けた場合に、選択された前記選択肢に対応する前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要な前記セットアップ情報を送信する、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のアプリケーションプログラム。
  8. 前記無線機器発信情報は、
    前記情報処理装置の機種又は個体を識別するテキストを含み、
    前記選択肢表示手段は、
    前記情報処理装置の機種又は個体を識別するテキストを、前記選択肢として表示する、請求項7に記載のアプリケーションプログラム。
  9. 前記無線機器発信情報は、
    無線LANのSSIDであり、
    前記無線インタフェースは、
    無線LANインタフェースであり、
    前記無線機器発信情報取得手段は、
    前記無線LANインタフェースが検出した前記SSIDを取得する、請求項7又は請求項8に記載のアプリケーションプログラム。
  10. 前記情報処理装置は、
    画像データに基づいて画像を形成する画像形成装置であり、
    前記コンピュータを、
    前記セットアップ情報送信手段による前記セットアップ情報の送信先である前記画像形成装置であって、前記端末装置と無線通信するためのセットアップが完了している前記画像形成装置を、画像形成の指示対象として登録する指示対象登録手段と、
    画像形成ジョブを受け付けた場合に、前記指示対象登録手段により登録した前記画像形成装置へ画像の形成を指示する画像形成指示手段と、
    して機能させる、請求項7乃至請求項9の何れか1項に記載のアプリケーションプログラム。
  11. 前記無線機器発信情報は、
    無線LANのSSIDであり、
    前記無線インタフェースは、
    無線LANインタフェースであり、
    前記セットアップ情報送信手段は、
    前記無線LANインタフェースを介して、選択された前記選択肢に対応する前記無線機器である前記情報処理装置が発信したSSIDが示す前記無線LANに接続し、前記端末装置が接続した前記無線ネットワークのSSIDを含むセットアップ情報を、接続した前記無線LANを介して前記情報処理装置に送信し、
    前記指示対象登録手段は、
    前記セットアップ情報送信手段による前記SSIDの送信先である前記画像形成装置であって、前記端末装置と前記無線LANを介して無線通信するためのセットアップが完了している前記画像形成装置を、画像形成の指示対象として登録する請求項10に記載のアプリケーションプログラム。
  12. 前記セットアップ情報は、
    前記端末装置がアクセスするアクセスポイントに接続するのに必要な情報である、請求項1乃至請求項11の何れか1項に記載のアプリケーションプログラム。
  13. 無線インタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して送信する送信処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記制御部は、
    前記無線機器発信情報を取得した端末装置から、前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を、前記無線インタフェースを介して取得する取得処理を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに接続するための情報を含み、
    前記制御部は、
    前記取得処理により取得した前記セットアップ情報を、自装置にセットアップするセットアップ処理と、
    前記セットアップ処理によるセットアップが完了したことに基づいて、セットアップが完了したことを示す前記無線機器発信情報に変更する変更処理と、
    を実行し、
    前記制御部は、
    前記無線機器発信情報として、セットアップ中情報又はセットアップ完了情報を含ませることが可能であり、
    前記セットアップ中情報は、前記無線機器が情報処理装置として機能することを示し、且つ、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップを行なっている最中であることを示す情報であり、前記セットアップ完了情報は、前記無線機器が前記情報処理装置として機能することを示し、且つ、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップが完了していることを示す情報であり、
    前記端末装置のアプリケーションプログラムは、
    前記セットアップ中情報が含まれている前記無線機器発信情報について表示を実行しない、情報処理装置。
  14. 無線インタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して送信する送信処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記制御部は、
    前記無線機器発信情報を取得した端末装置から、前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を、前記無線インタフェースを介して取得する取得処理を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに接続するための情報を含み、
    前記制御部は、
    前記取得処理により取得した前記セットアップ情報を、自装置にセットアップするセットアップ処理と、
    前記セットアップ処理によるセットアップが完了したことに基づいて、セットアップが完了したことを示す前記無線機器発信情報に変更する変更処理と、
    前記変更処理において、前記セットアップ情報の送信元を識別する送信元識別情報を、前記無線機器発信情報に設定する、情報処理装置。
  15. 無線インタフェースと、
    ユーザインタフェースと、
    制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記無線インタフェースが検出した無線機器発信情報を、前記無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記制御部は、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得処理により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断処理と、
    前記無線機器発信情報取得処理により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていないと、前記セットアップ判断処理により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である情報処理装置に対し、前記情報処理装置が端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信処理と、を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含み、
    前記制御部は、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に対して完了していることを、前記無線機器発信情報取得処理により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ完了判断処理と、
    前記無線機器発信情報取得処理により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが完了していると、前記セットアップ完了判断処理により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更するのに必要な第2セットアップ情報を送信する第2セットアップ情報送信処理と、を実行し、前記第2セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含む、端末装置。
  16. 端末装置と、
    情報処理装置と、
    を備える無線システムであって、
    前記端末装置は、
    端末装置側無線インタフェースと、
    ユーザインタフェースと、
    端末装置側制御部と、
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    情報処理装置側無線インタフェースと、
    情報処理装置側制御部と、
    を備え、
    前記情報処理装置側制御部は、
    無線機器発信情報を、前記情報処理装置側無線インタフェースを介して送信する送信処理を実行し、前記無線機器発信情報は、前記無線機器発信情報を発信している無線機器を識別する情報であり、
    前記端末装置側制御部は、
    前記端末装置側無線インタフェースが検出した前記無線機器発信情報を、前記端末装置側無線インタフェースを介して取得する無線機器発信情報取得処理と、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に行われていないことを、前記無線機器発信情報取得処理により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ判断処理と、
    前記無線機器発信情報取得処理により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが行われていないと、前記セットアップ判断処理により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するためのセットアップに必要なセットアップ情報を送信するセットアップ情報送信処理と、を実行し、前記セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含み、
    前記情報処理装置側制御部は、
    前記端末装置から前記セットアップ情報を、前記情報処理装置側無線インタフェースを介して取得する取得処理と、
    前記取得処理により取得した前記セットアップ情報を、自装置にセットアップするセットアップ処理と、
    前記セットアップ処理によるセットアップが完了したことに基づいて、セットアップが完了したことを示す前記無線機器発信情報に変更する変更処理と、
    を実行し、
    前記端末装置側制御部は、
    無線通信するためのセットアップが前記無線機器発信情報によって識別される無線機器に対して完了していることを、前記無線機器発信情報取得処理により取得した前記無線機器発信情報が示すか否かを判断するセットアップ完了判断処理と、
    前記無線機器発信情報取得処理により取得した複数の前記無線機器発信情報のうち、前記無線機器発信情報によって識別される無線機器には無線通信するためのセットアップが完了していると、前記セットアップ完了判断処理により判断された前記無線機器発信情報によって識別される前記無線機器である前記情報処理装置に対し、前記情報処理装置が前記端末装置と無線通信するために、設定済みのセットアップを変更するのに必要な第2セットアップ情報を送信する第2セットアップ情報送信処理と、を実行し、前記第2セットアップ情報は、前記端末装置が接続した無線ネットワークに前記情報処理装置を接続させるための情報を含む、無線システム。
JP2019230067A 2019-12-20 2019-12-20 アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム Active JP7467905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019230067A JP7467905B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019230067A JP7467905B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021100159A JP2021100159A (ja) 2021-07-01
JP7467905B2 true JP7467905B2 (ja) 2024-04-16

Family

ID=76541490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019230067A Active JP7467905B2 (ja) 2019-12-20 2019-12-20 アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7467905B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014509155A (ja) 2011-03-08 2014-04-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド アドホック無線ネットワーキングを実現するためのシステムおよび方法
JP2017034560A (ja) 2015-08-04 2017-02-09 セイコーエプソン株式会社 無線通信装置、無線通信方法及びプログラム
JP2017505087A (ja) 2014-12-01 2017-02-09 シャオミ・インコーポレイテッド ルータ設定インターフェイス表示方法、装置、プログラム及び記録媒体
JP2018117168A (ja) 2017-01-16 2018-07-26 セイコーエプソン株式会社 接続支援のためのサーバー、端末装置、システム、方法、及び、プログラム
JP2020039060A (ja) 2018-09-05 2020-03-12 セイコーエプソン株式会社 端末装置、無線接続制御方法および無線接続制御プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014509155A (ja) 2011-03-08 2014-04-10 クゥアルコム・インコーポレイテッド アドホック無線ネットワーキングを実現するためのシステムおよび方法
JP2017505087A (ja) 2014-12-01 2017-02-09 シャオミ・インコーポレイテッド ルータ設定インターフェイス表示方法、装置、プログラム及び記録媒体
JP2017034560A (ja) 2015-08-04 2017-02-09 セイコーエプソン株式会社 無線通信装置、無線通信方法及びプログラム
JP2018117168A (ja) 2017-01-16 2018-07-26 セイコーエプソン株式会社 接続支援のためのサーバー、端末装置、システム、方法、及び、プログラム
JP2020039060A (ja) 2018-09-05 2020-03-12 セイコーエプソン株式会社 端末装置、無線接続制御方法および無線接続制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021100159A (ja) 2021-07-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6414413B2 (ja) 文書印刷システム
US9137419B2 (en) Communication apparatus capable of executing a direct wireless communication, communication apparatus control method, and program
JP4311440B2 (ja) 印刷システム、印刷装置、端末装置、印刷設定方法及び印刷設定プログラム
JP5219777B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びコンピュータプログラム
JP6265192B2 (ja) 通信装置、通信システムおよびアプリケーションプログラム
JP2016155270A (ja) 画像形成装置、画像形成システム及びプログラム
US10477041B2 (en) Non-transitory recording medium storing instructions for mobile terminal using NFC and mobile terminal using NFC
JP6292202B2 (ja) 画像形成システム、通信端末、および、プログラム
US11509560B2 (en) Information processing apparatus, communication system, and information processing method
US11281416B2 (en) Image reading apparatus
JP6915464B2 (ja) 画像処理プログラムおよび情報処理装置
JP6215043B2 (ja) 情報表示システム及び電子機器
JP2012168820A (ja) 画像処理装置、アプリケーション選択画面の表示制御方法及び表示制御プログラム
JP2016143173A (ja) 通信装置
JP7467905B2 (ja) アプリケーションプログラム、情報処理装置、端末装置、及び無線システム
JP5685935B2 (ja) 制御装置及びプログラム
US20120327441A1 (en) Scanners that display setting screens, image forming systems comprising such scanners, and methods for controlling such scanners
JP6909432B2 (ja) プログラム及び携帯端末
JP2019186860A (ja) プログラム、情報処理装置、および制御方法
JP6693196B2 (ja) プログラム
JP6746982B2 (ja) プログラム
JP6962361B2 (ja) プログラム
JP6638459B2 (ja) プログラム
JP6527566B2 (ja) 画像形成装置及び情報表示システム
JP6852413B2 (ja) プログラム及び携帯端末

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230912

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240305

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7467905

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150