JP2017034560A - 無線通信装置、無線通信方法及びプログラム - Google Patents

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陽平 小川
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Abstract

【課題】同じネットワーク識別情報が設定された無線通信デバイスが複数発見された場合でも、ユーザーが希望する無線通信デバイスとの無線接続を確立することができる無線通信装置、無線通信方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】無線通信装置10は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイス20のSSID(ネットワーク識別情報)を、無線通信部16を介して探索する探索部151と、探索により発見された無線通信デバイス20のSSIDのうち無線通信部16の探索対象から一旦消失し、その後再出したSSIDを特定する特定部152と、特定したSSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして、接続対象デバイスとの無線接続処理を行う無線接続処理部153とを備える。なお、ユーザーは無線通信装置10の案内画面に従って、操作部24を操作してソフトアクセスポイント314を一旦オフさせた後にオンさせる。
【選択図】図2

Description

本発明は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスとの無線接続が可能な無線通信装置、無線通信方法及びプログラムに関する。
従来、無線通信機能を備えた機器同士の無線通信の接続を確立するためのユーザーの設定作業を簡単にする手法が種々提案されている。例えば特許文献1には、第1の通信機器と第2の通信機器が無線通信を行う無線通信システムにおいて、第1の通信機器(例えばPC)は、自身が中継装置(例えばアクセスポイント)に接続しているか否かを判定する判定部を備える。第1の通信機器は、中継装置に接続している場合、中継装置を介して第2の通信機器(例えばプリンター)と通信を行う第1接続モードの無線通信を行い、中継装置に接続していない場合、中継装置を介さずに第2の通信装置と通信を行う第2接続モードの無線通信を行う通信部を備える。
第2接続モードでは、中継装置に無線接続済みの第1の通信機器があるネットワーク環境に対して、新たに第2の通信機器を無線接続しようとする際、第2の通信機器は、アドホックなどの仮接続で第1の通信機器に接続する。そして、第2の通信機器は、第1の通信機器に設定された無線接続情報を、仮接続の無線通信を通じて第1の通信機器から取得する。その後、第2の通信機器は、取得した無線接続情報を使ってアクセスポイントに接続することで、第1の通信機器と第2の通信機器間が本接続で無線通信可能となる。
また、例えば特許文献2には、CDをセットされたコンピューターからなる無線通信装置はセットアッププログラムを起動し、プリンター等の無線通信デバイスの電源をオンさせる案内を出す。電源オンされた無線通信デバイスは、電源オン以外のユーザーの操作を受けることなく、自動的に無線接続するためのモードに移行し、無線通信デバイスに対して無線通信装置(コンピューター)からアドホックな無線接続を行う技術が開示されている。
特開2013−219430号公報 特開2015−60383号公報
ところで、無線通信装置に設定された仮接続用のネットワーク識別情報(SSID等)と、プリンター等の無線通信デバイスが仮接続に用いるネットワーク識別情報は一致させておく必要がある。しかし、ネットワーク識別情報を無線通信デバイスごとに個別に異なるコードで設定することは、無線通信デバイスの生産性の低下に繋がる。そこで、例えば機種ごとに共通のネットワーク識別情報を設定することが望ましい。
しかし、無線通信デバイスの機種ごとに仮接続用のネットワーク識別情報が共通になっていると、周辺に同じ機種の無線通信デバイスが複数存在する場合、無線通信装置により複数の同じネットワーク識別情報が発見される虞がある。その場合、発見された複数の同じネットワーク識別情報のうち、ユーザーが接続を希望する無線通信デバイスを特定できず、無線通信装置と所望する無線通信デバイスとの無線接続が困難になってしまう。
なお、同じネットワーク識別情報が複数発見される場合としては、ネットワーク識別情報がメーカーで共通の場合、無線通信デバイスの発売時期などの時期ごとに共通の場合、生産ロットごとに共通の場合、販売地域等の地域ごとに共通の場合などもありうる。さらにネットワーク識別情報は機器ごとに一意の情報ではないので、仮に無線通信デバイスごとに個別のネットワーク識別情報が設定されていても、無線通信装置が複数の同じネットワーク識別情報を発見する場合もありうる。また、無線通信装置と無線通信デバイスとを無線接続して行う処理が、無線通信デバイスへの無線接続情報の設定処理である場合に限らず、他の処理を目的とする場合であっても、無線通信装置と無線通信デバイスとが、ネットワーク識別情報に基づき無線接続される構成であれば、この種の課題は概ね共通する。
本発明の目的は、同じネットワーク識別情報が設定された無線通信デバイスが複数発見された場合でも、ユーザーが希望する無線通信デバイスとの無線接続を確立することができる無線通信装置、無線通信方法及びプログラムを提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する無線通信装置は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索部と、探索により発見されたネットワーク識別情報のうち前記無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定部と、特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、当該接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理部とを備えている。
この構成によれば、無線通信装置の探索部は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する。特定部は、探索により発見されたネットワーク識別情報のうち、無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する。そして、無線接続処理部は、特定されたネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、この接続対象デバイスとの無線接続を行う。よって、無線通信装置が探索部で探索した際に、同じネットワーク識別情報が複数発見されても、そのうちユーザーが意図する無線通信デバイスに対応するネットワーク識別情報を特定して、その特定した無線通信デバイス(接続対象デバイス)と無線接続することができる。
上記無線通信装置は、接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う第1案内部と、接続対象デバイスの無線機能をオンする第2操作を促す案内を行う第2案内部と、を更に備え、前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、前記第1操作により前記無線通信部の探索対象から消失し、且つ前記第2操作により再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、第1案内部は、接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う。ユーザーは案内に従って第1操作を行うことで接続対象デバイスの無線機能をオフする。次に、第2案内部は、接続対象デバイスの無線機能をオンする第2操作を促す案内を行う。ユーザーは案内に従って第2操作を行うことで接続対象デバイスの無線機能をオンする。特定部は、探索部の探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、第1操作により無線通信部の探索対象から消失し、且つ第2操作により再出したネットワーク識別情報を接続対象デバイスのものとして特定することができる。無線接続処理部は、ネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、接続対象デバイスとの無線接続処理を行う。よって、ユーザーは第1案内部による案内どおりに第1操作を行い、続いて第2案内部による案内どおりに第2操作を行えば、無線機能がオフした後にオンし、この無線機能のオフとオンにより、探索により発見された無線通信デバイスのうち接続対象デバイスを無線通信装置に知らせることができる。
上記無線通信装置は、接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う第1案内部を更に備え、前記接続対象デバイスは、前記第1操作により無線機能をオフしてから設定時間経過後に無線機能をオンする構成であり、前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、第1操作により無線通信部の探索対象から消失し、その後再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を確立することが好ましい。
この構成によれば、第1案内部は、接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う。ユーザーは接続対象デバイスに対して第1操作を行って無線機能をオフし、この無線機能のオフ時点から設定時間経過すれば、無線機能はオンする。無線通信部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、第1操作により無線通信部の探索対象から消失し、且つ設定時間経過後に再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、この接続対象デバイスとの無線接続を行う。よって、無線機能のオフ時点から設定時間経過すれば、無線機能がオンして再出するので、接続対象デバイスの無線機能をオンする操作を促す案内を行う必要がない。つまり、ユーザーは無線機能をオフする第1操作を行えば、ユーザーが意図する無線通信装置に接続対象デバイスを特定させることができる。
上記無線通信装置では、無線機能をオフする前記第1操作と、無線機能をオンする前記第2操作とのうち少なくとも一方は、前記無線通信デバイスの電源をオン・オフさせる際に操作される電源操作部の操作によって行われることが好ましい。
この構成によれば、無線機能をオフする第1操作と、無線機能をオンする第2操作とのうち少なくとも一方は、無線通信デバイスの電源をオン・オフさせる際に操作される電源操作部の操作によって行われる。電源のオン・オフの際に操作される電源操作部なので、無線機能のオン/オフに用いても違和感がない。
上記無線通信装置では、無線機能をオフする前記第1操作と、無線機能をオンする前記第2操作とのうち少なくとも前記第1操作は、前記無線通信デバイスの電源をオン・オフさせる際に操作される電源操作部の操作によって行われ、前記無線通信デバイスは、前記電源操作部により前記第1操作が行われても、電源をオフさせることなく、無線機能をオフさせる構成であり、前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、前記第1操作により前記無線通信部の探索対象から消失し、且つ前記第2操作により再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、無線機能をオフする第1操作と、無線機能をオンする第2操作とのうち少なくとも第1操作は、電源操作部の操作によって行われる。このとき、電源操作部が第1操作されても、電源をオフさせることなく、無線機能をオフさせる。例えば電源をオフすると、その後、第2操作のときに、電源オフ状態にある無線通信デバイスの電源を再びオンする際の起動に時間を要し、起動後に行われる設定処理を完了するまでに時間を要することになる。しかし、電源操作部による第1操作を行ったときに、電源をオフさせないので、その後の第2操作の際に起動時間に起因する待ち時間が発生せず、比較的短時間で設定処理を終えることができる。
上記無線通信装置では、前記第2案内部は、探索で発見された前記ネットワーク識別情報のうち、前記第1操作によりいずれか1つのネットワーク識別情報が消失してから、前記第2操作を促す案内を行うことが好ましい。
この構成によれば、探索で発見されたネットワーク識別情報のうち、第1操作により少なくとも1つのネットワーク識別情報が消失してから、第2案内部によって、第2操作を促す案内が行われる。探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、接続対象デバイスに対応するネットワーク識別情報の第1操作による消失と、その後の第2操作による再出とをより確実に行うことができる。
上記無線通信装置では、前記探索部の探索により発見されたネットワーク識別情報のうち前記第1操作によって消失したネットワーク識別情報に対応するデバイス識別情報を取得して記憶部に記憶しておき、その後の前記探索部の探索によって同じデバイス識別情報に対応するネットワーク識別情報が再出した場合、前記無線接続処理部は、当該ネットワーク識別情報の無線通信デバイスを接続対象デバイスとし、当該接続対象デバイスに無線接続することが好ましい。
この構成によれば、探索部の探索により発見されたネットワーク識別情報のうちユーザーの第1操作によって消失したネットワーク識別情報に対応するデバイス識別情報を取得して記憶部に記憶する。その後の探索部の探索で、消失したネットワーク識別情報と対応するデバイス識別情報と同じデバイス識別情報に対応するネットワーク識別情報が再出した場合に、無線通信装置は、そのネットワーク識別情報の無線通信デバイスを接続対象デバイスとして無線接続する。例えばネットワーク識別情報のみで管理すると、消失したもの再出したものとが異なる無線通信デバイスである場合もありうるが、一意のデバイス識別情報と関連付けされているので、消失したものと再出したものとが同じ無線通信デバイスであることを確認したうえで、接続対象デバイスを特定することができる。
上記無線通信装置では、前記無線接続処理部は、接続対象デバイスと無線接続すると、無線中継機に接続するため自身に設定された無線接続情報を、無線接続を介して接続対象デバイスに送信し、前記接続対象デバイスが無線接続情報に従って無線中継機の無線ネットワークに参加することで、無線通信デバイスとの無線中継機を介した無線接続を確立することが好ましい。
この構成によれば、無線接続処理部は、接続対象デバイスと無線接続すると、無線中継機に接続するため自身に設定された無線接続情報を、無線接続を介して接続対象デバイスに送信する。接続対象デバイスが無線接続情報に従って無線中継機の無線ネットワークに参加することで、無線通信装置と無線通信デバイスとの間の無線中継機を介した無線接続が確立される。よって、無線接続を介して無線接続情報を送信するので、無線中継機を介した無線通信装置と無線通信デバイスとの間の無線接続を確立できる。
上記課題を解決する無線通信方法は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索ステップと、探索により発見されたネットワーク識別情報のうち、無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定ステップと、特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理ステップとを備えている。この方法によれば、無線通信装置と同様の作用効果を得ることができる。
上記課題を解決するプログラムは、無線通信装置のコンピューターが実行するプログラムであって、コンピューターに、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索ステップと、探索により発見されたネットワーク識別情報のうち、無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定ステップと、特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理ステップとを実行させる。このプログラムをコンピューターが実行することによって、無線通信装置と同様の作用効果を得ることができる。
第1実施形態における無線通信システムを示す模式図。 無線通信システムを構成する無線通信装置と無線通信デバイスとの電気的構成及び機能的構成を示すブロック図。 無線通信装置に表示される電源オフ操作を促す案内画面を示す図。 無線通信装置に表示される通知画面を示す図。 無線通信装置に表示される電源オン操作を促す案内画面を示す図。 無線接続情報の設定処理における仮接続処理を示すシーケンス図。 本接続処理を示すシーケンス図。 第2実施形態における無線接続情報の設定処理における仮接続処理を示すシーケンス図。 第3実施形態における無線接続情報の設定処理における仮接続処理を示すシーケンス図。
(第1実施形態)
以下、無線通信システムの第1実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、無線通信システムWCSは、無線通信装置10と、無線通信デバイス20と、無線中継機の一例であるアクセスポイント50とによって構成されている。図1に示す例では、無線通信装置10は一例としてパーソナルコンピューター(以下「PC11」という。)からなり、無線通信デバイス20(20A,20B,20C)は一例として印刷装置21(21A,21B,21C)からなる。また、図1の例では、アクセスポイント50の無線ネットワークのエリア内に、1つの無線通信装置10と複数(図1では3つ)の無線通信デバイス20(20A〜20C)が配置されている。本例において、無線通信装置10、無線通信デバイス20及びアクセスポイント50は、IEEE802.11の規格に準じた無線通信機能を備える。以下では、IEEE802.11に準じた通信を無線LAN通信というものとする。
図1に示すように、無線通信装置10(PC11)は、本体12と操作部13と表示部14とを備えている。本体12には、CD又はDVD等からなるセットアップディスク60をセット可能な挿入口12A(図1参照)が設けられている。セットアップディスク60には、無線通信デバイス20のセットアップに必要な各種のプログラムが記憶されている。挿入口12Aにセットされたセットアップディスク60に記憶された各種のプログラムは、不図示の読取装置により読み出され、無線通信装置10内へインストールされる。各種プログラムには、無線通信デバイス20を駆動させるドライバープログラムの他、無線通信デバイス20にアクセスポイント50を介した無線通信を可能とするために必要な無線接続情報を設定することを支援する無線設定支援プログラム等が含まれる。なお、無線通信装置10は、PC11である場合、図1に一例として示すラップトップ型PCに限らず、デスクトップ型PCやタブレットPC等でもよく、さらにPC11以外に、無線通信デバイス20と無線LAN通信が可能な携帯情報端末(PDA(Personal Digital Assistants))又はスマートフォン等のスマートデバイスなどであってもよい。
図1に示すように、無線通信デバイス20の一例を構成する印刷装置21は、略直方体形状を有する本体22と、本体22の前面(図1では右手前面)に配置された操作パネル23とを備える。操作パネル23には、操作部24及び表示部25が設けられている。操作部24は、電源操作部の一例である電源ボタン24A(電源スイッチ)と、表示部25に表示されたメニューの中から希望する項目を選択する選択スイッチや印刷の実行を指示する際に操作される実行ボタン等を含む他の操作部の一例としての各種の操作ボタン24B(操作スイッチ)とを備える。
本体22の下部には、複数枚の用紙等の媒体を収容可能なカセット26が着脱可能な状態で挿着されている。印刷装置21は、例えば無線通信装置10(例えばPC11)から無線LAN通信を介して印刷データを受信すると、カセット26から媒体を本体22内の印刷部(図示せず)へ給送し、給送された媒体に印刷部が印刷データに基づく文書又は画像を印刷する。また、印刷装置21は、PC11と通信ケーブル(図示せず)を介して有線で通信可能に接続し、PC11から有線で受信した印刷データに基づく印刷を行うこともできる。さらに印刷装置21を、例えばメモリーカード又はUSBメモリー等の携帯型記憶媒体を本体22の挿入口に挿着して、操作部24を操作して携帯型記憶媒体から不図示の読取装置で読み込んだ画像データ等に基づく画像等を印刷媒体に印刷させるスタンドアロンとして使用することも可能である。
図2に示すように、無線通信装置10は、第1制御部15及び無線通信部16を備えている。無線通信部16は、IEEE802.11に準じた無線LAN通信をするための電子回路を備える。第1制御部15は、図示しないCPU、記憶部17及び入出力回路等を備える。記憶部17は、図示しないメインメモリー及びROM等により構成される。第1制御部15は、記憶部17に記憶された各種のプログラムをCPUで実行することによって無線通信部16の制御及び表示部14の表示制御等を含む各種の制御及び処理を行う。
プログラムには、OS(Operating System)の他、セットアップディスク60又はインターネット等を用いてインストールされた無線設定支援プログラムが含まれている。無線設定支援プログラムは、ユーザーによってセットアップディスク60が本体12の挿入口12A(図1参照)にセットされたとき、あるいは電子マニュアル(プログラム起動リンクを含むデータ)の「無線設定」の項目を選択操作したときなどに、これらの操作をトリガーとして第1制御部15を構成するCPUによって起動される。本例では、無線設定支援プログラムを実行する第1制御部15(コンピューター)により、第1制御部15を、探索部151、特定部152及び無線接続処理部153として機能させる。
探索部151は、無線通信部16を介してネットワーク識別情報の一例であるSSID(Service Set Identifire)を探索(スキャン)する機能を有する。探索部151は、例えばアクセスポイント機能を有する無線通信デバイス20(例えば印刷装置21)のSSIDを探索(スキャン)する。本例の無線通信デバイス20の一例である印刷装置21には、機種ごとに共通のネットワーク識別情報として例えば仮接続用のSSIDが予め設定されている。第1制御部15は、無線設定支援プログラムの起動によって、無線通信デバイス20にネットワーク識別情報の一例である本接続用のSSIDを設定する無線設定処理を支援する。
無線通信装置10は、アクセスポイント50の無線ネットワークに参加する際に必要なネットワーク識別情報の一例である本接続用のSSIDが既に設定されている。記憶部17には、アクセスポイント50と本接続するために必要な本接続用のSSIDと暗号鍵(暗号化キー)を含む無線接続情報が記憶されている。本例では、無線通信装置10は、無線通信デバイス20の初回使用時に電源を初めてオンさせたときに、無線通信デバイス20にネットワーク識別情報の一例である本接続用のSSIDを設定する。なお、本実施形態では、SSID及び暗号鍵が、無線接続情報の一例に相当する。
無線通信装置10は、無線設定支援時においては、設定対象の無線通信デバイス20と無線の仮接続を確立し、無線通信装置10に予め設定されているアクセスポイント50の無線ネットワークへの参加に必要な本接続用のSSID及び暗号鍵を含む無線接続情報を、通信相手の要求に応じて仮接続の無線通信を介して無線通信デバイス20へ送信する。無線通信装置10は、本接続用のSSIDを無線通信デバイス20へ送信することで、無線通信デバイス20に本接続用のSSIDを設定する。
探索部151は、無線通信デバイス20の無線設定を支援するときは、SSIDスキャンにより仮接続用のSSIDを探索し、仮接続用のSSIDを発見すると、発見した仮接続用のSSIDを設定対象として記憶部17に保存する。探索部151がスキャンする仮接続用のSSIDは、予め無線設定支援プログラムに含まれている値が用いられる。このとき、探索部151は、発見した仮接続用のSSIDに対応する無線通信デバイス20を識別可能なデバイス識別情報の一例として、無線通信デバイス20ごとに一意なMACアドレスを取得し、取得したMACアドレスを記憶部17に一時保存する。
無線接続処理部153は、探索部151が発見した仮接続用のSSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして、接続対象デバイスとの無線接続処理(仮接続)を行う。無線接続処理部153は、はじめにPC11のOSに問い合わせて、予め設定されているアクセスポイント50のSSID(本接続用のSSID)と暗号鍵とを含む無線接続情報を取得する。また、OSに設定されている暗号鍵は、例えば無線設定支援プログラムにおいて予め決められた規則に基づいてSSIDから生成されたものである。
ところで、同一のネットワークエリア内に、同じ機種の印刷装置21からなる無線通信デバイス20が複数台存在する場合、探索部151はSSIDスキャンしたときに、同じ仮接続用のSSIDを複数発見することになる。この場合、無線通信装置10は、設定対象の無線通信デバイス20を特定する必要がある。このように探索により仮接続用のSSIDが複数発見された場合に、探索で発見された複数の仮接続用のSSIDのうち設定対象デバイスとなる1つの無線通信デバイス20に対応する仮接続用のSSIDを特定するために、特定部152が用いられる。
図2に示す特定部152は、探索部151の探索により発見された無線通信デバイス20に設定された仮接続用のSSIDのうち、無線通信部16の探索対象から一旦消失し、その後、消失したものと同じMACアドレスに対応するSSIDが再出すると、その再出したSSIDを、設定対象の無線通信デバイス20として特定する機能を有する。特定部152は、設定対象として特定した無線通信デバイス20のMACアドレスを仮接続の接続対象として特定する。
無線接続処理部153は、特定部152により特定された仮接続用のSSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして、接続対象デバイスとの無線接続処理(仮接続)を行う。また、無線接続処理部153は、無線設定支援プログラムの実行時以外のときは、無線通信デバイス20と本接続する無線接続処理を行う。なお、本接続には、アクセスポイント50を介して無線通信デバイス20と接続する無線接続処理と、アクセスポイント50を介さず無線通信デバイス20と直接接続する無線接続処理とがある。
また、第1制御部15は、無線通信デバイス20の無線機能をオフする第1操作をユーザーに促す案内画面71(図3参照)を表示部14に表示させる第1案内部154と、第1操作を行ったユーザーに、次に無線機能をオンする第2操作を促す案内画面73(図5)を表示部14に表示させる第2案内部155とを備える。本例では、第1操作と第2操作の両方を、無線通信デバイス20の電源をオン・オフさせる際に操作される電源ボタン24Aの操作により行う。詳しくは、第1操作を電源オフ操作とし、第2操作を電源オン操作としている。なお、第1操作及び第2操作を共に電源ボタン24Aの操作で行うことに限定されず、第1操作及び第2操作のうち少なくとも一方を電源ボタン24Aの操作で行ってもよい。また、第1操作及び第2操作のうち一方又は両方を電源ボタン24A以外の他の操作ボタン24Bの操作で行ってもよい。また、第1案内部154及び第2案内部155が、第1操作及び第2操作を促す案内は、表示案内に限らず、音声案内でもよい。
図2に示すように、例えば印刷装置21である無線通信デバイス20は、第2制御部31、無線通信部32及び印刷部33を備えている。印刷部33は、電子写真方式又はインクジェット方式等の周知の印刷方式によって、普通紙、写真紙、合成樹脂製シートなどの媒体に印刷データに基づく文書又は画像を印刷する。また、印刷装置21は、印刷部33を構成する印刷ヘッドが走査方向に往復移動しながら1行ずつ印刷するシリアルプリンターでもよいし、1行分の印刷を一度にできる長さを有する長尺状の印刷ヘッドを備えたラインプリンターでもよい。印刷部33は、印刷対象の媒体を搬送する搬送機構及びその動力源となる搬送モーターと、媒体にインクを吐出して印刷する印刷ヘッドとを備える。
無線通信部32は、IEEE802.11に準じた無線LAN通信をするための電子回路を備える。第2制御部31は、本体22内に設置された基板上の集積回路(ICチップ)等により構成されるコンピューターからなり、図示しないCPU、記憶部34及び入出力回路等を備える。記憶部34は、例えばRAM等からなるメインメモリー及び不揮発性メモリーにより構成される。記憶部34には、無線設定処理用プログラム、及び無線通信デバイス20の動作(例えば印刷動作)を制御する制御プログラムを含む各種のプログラムが格納されている。
図2に示す第2制御部31は、不揮発性メモリーに格納されている制御プログラムをメインメモリーにロードしてCPUで実行することによって、表示部25、無線通信部32及び印刷部33等を制御する。また、第2制御部31を構成するCPUが無線設定処理用プログラムを実行することにより、第2制御部31を、仮接続通信部311、本接続通信部312及び通信設定部313及びソフトアクセスポイント314(以下「ソフトAP314」ともいう。)として機能させる。ソフトAP314は、無線通信デバイス20を仮想的に無線アクセスポイントとして機能させる。無線通信デバイス20は、ソフトAP314を備えることで、アクセスポイント機能を有する。
仮接続通信部311は、無線設定処理を行うときにソフトAP314のアクセスポイント機能を用いて無線通信装置10と仮接続で無線接続する。仮接続通信部311は、仮接続用のSSIDを、無線通信部32を介してブロードキャストする。そして、仮接続通信部311は、仮接続用のSSIDをスキャンにより発見した無線通信装置10と仮接続の無線接続を確立する。第2制御部31は、仮接続の無線通信を介して無線通信装置10から本接続用のSSID及び暗号鍵を含む無線接続情報を取得する。無線通信装置10がアクセスポイント50との接続履歴がある場合、第2制御部31は、無線通信装置10から本接続用のSSIDとしてアクセスポイント50のSSIDを取得する。また、無線通信装置10がアクセスポイント50との接続履歴がない場合、第2制御部31は、無線通信装置10から無線通信装置10とアドホックな無線通信を行うことが可能なSSIDを本接続用に取得する。
本接続通信部312は、無線通信部32を介してSSIDスキャンを行って本接続用のSSIDを発見すると、本接続用のSSIDに基づきアクセスポイント50と無線接続し、インフラストラクチャーモードでアクセスポイント50を介して無線通信装置10と無線接続する。また、本接続通信部312は、アクセスポイント50を無線通信部32の探索エリア内に発見できない場合、無線通信装置10とアドホックモードで無線通信を確立する。
通信設定部313は、無線通信装置10から受信した無線接続情報に基づいて本接続の設定を行う。通信設定部313は、無線通信装置10から仮接続の無線通信を介してアクセスポイント50のSSIDを含む無線接続情報を受信すれば、その無線接続情報と共にインフラストラクチャーモードを設定する。また、通信設定部313は、無線通信装置10のアドホックモードのSSIDを含む無線接続情報を受信すれば、その無線接続情報と共にピアツーピアの無線通信モードを設定する。
図2に示す無線通信装置10内の第1案内部154は、ユーザーが希望する接続対象デバイスである無線通信デバイス20の無線機能を実現するソフトAP314をオフする第1操作の一例として電源オフ操作をユーザーに促す案内画面71(図3)を表示部14に表示させる。さらに第1案内部154は、探索部151による探索(スキャン)の結果、電源オフ操作された無線通信デバイス20に対応する仮接続用のSSIDが、無線通信部16の探索対象(探索エリア)から消えることで、ネットワーク探索一覧から消えると、その消えた旨を通知する図4に示す通知画面72を表示部14に表示させる。
第2案内部155は、接続対象デバイスである無線通信デバイス20の無線機能を実現するソフトAP314をオンする第2操作の一例として電源オン操作をユーザーに促す案内画面73を表示部14に表示させる。第2案内部155は、探索により発見された無線通信デバイス20のSSIDのうち、第1操作(例えば電源オフ操作)により無線通信部16の探索対象からいずれか1つのSSIDが消失したことを確認してから、第2操作を促す案内画面73を表示させる。
無線接続処理部153は、探索により発見された無線通信デバイス20のSSIDのうち、無線通信部16の探索対象から第1操作(例えば電源オフ操作)により消失し、且つその後の第2操作(例えば電源オン操作)により再出した仮接続用SSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとする。そして、無線接続処理部153は、接続対象デバイスとして特定した無線通信デバイス20との無線接続(仮接続)を確立する。
次に図6を参照しながら、無線通信システムWCSの作用を説明する。アクセスポイント50が無線中継機(以下、単に「中継機」ともいう。)となる無線LANを介して無線通信デバイス20を無線通信装置10に接続するための無線通信方法を説明する。ここでは、無線通信装置10がPC11であり、無線通信デバイス20が印刷装置21である場合を例にして説明する。
PC11には、アクセスポイント50が中継機となる無線LANのSSID及び暗号鍵が予め設定されており、PC11とアクセスポイント50とは無線LANのインフラストラクチャーモードにより接続されているものとする。
ところで、印刷装置21は、購入後初めて使用するときは無線接続情報が未設定である。このため、ユーザーは印刷装置21に無線接続情報をまず設定する必要がある。しかし、ユーザーが印刷装置21の取扱いに不慣れな初心者である場合、操作部24を操作してSSID及び暗号鍵等の必要な無線接続情報を印刷装置21に入力して設定する無線設定作業は比較的複雑でかつ面倒である。そこで、本実施形態では、印刷装置21を購入したときに同梱されているセットアップディスク60をユーザーがPC11の挿入口12Aにセットすれば、PC11内の読取装置によりセットアップディスク60から無線設定支援プログラムが自動的にロードされてPC11にインストールされる。そして、インストールされた無線設定支援プログラムを、第1制御部15を構成するCPUが実行することにより、第1制御部15が各部151〜155として機能する。PC11の第1制御部15内の記憶部17には、無線設定支援プログラムのインストール時に書き込まれた仮接続用SSIDが設定されている。また、印刷装置21の第2制御部31内の記憶部34には、製品出荷前に書き込まれた仮接続用SSIDが設定されている。仮接続用SSIDは、印刷装置21の機種ごとに共通のコードとなっている。
そして、PC11内の第1制御部15内の各機能部によって、PC11がその仮接続用SSIDをスキャンして印刷装置21を探索する。PC11は探索で発見した印刷装置21とピアツーピア(P2P)で仮接続する。PC11は設定済みのアクセスポイント50の無線接続情報(本接続用SSID等)を、仮接続を介した無線通信によって印刷装置21に送る。印刷装置21は、受信した無線接続情報(本接続用SSID等)を自身の記憶領域に書き込むことで設定する。その結果、その無線接続情報を用いて印刷装置21はアクセスポイント50に本接続し、アクセスポイント50を介してPC11とインフラストラクチャーモードで無線通信が可能になる。
また、図1に示すように、PC11の無線通信可能エリア内には、複数(同図の例では3つ)の無線通信デバイス20(例えば印刷装置21)が配置されている。図1の例では、複数の印刷装置21のうち少なくとも2つは同一機種であり、機種に共通の同じ仮接続用SSIDが設定されており、本接続用のSSIDが未設定であるものとする。例えばユーザーが電源ボタン24Aを操作して印刷装置21の電源を初めてオンした際に、無線設定処理を行わなかった場合、仮接続用SSIDが設定されたままで、本接続用のSSIDを含む無線接続情報が未設定のままとなっている。この場合、仮接続用SSIDが設定された複数の印刷装置21(例えば印刷装置21A〜21C)が、PC11の無線通信部16の通信エリア内に存在することになる。
ここで、図1に示すように、PC11の周辺に、無線設定が未設定の同一機種の印刷装置21が電源オン状態で複数存在する場合、PC11は、探索部151により探索した際に、同じコードの仮接続用SSIDを複数発見することになる。このため、PC11の第1制御部15は、ユーザーが設定を希望する印刷装置21(例えば印刷装置21B)を特定することができない。
図6に示すPC11が行う処理は、ユーザー操作をトリガーとしてPC11が無線設定支援プログラムを起動することより開始される。具体的には、印刷装置21に同梱されているセットアップディスク60をPC11の挿入口12Aにセットすると、セットアップディスク60から無線設定支援プログラムが第1制御部15に自動的にロードされて起動される。無線設定支援プログラムが起動すると、第1制御部15は無線設定支援処理を行う。このセットアップディスク60をPC11にセットするユーザーの操作が、PC11が簡単接続処理(無線設定支援処理)を開始するトリガーとされる。また、図6に示す印刷装置21が行う処理は、ユーザーが電源ボタン24Aを操作して印刷装置21の電源をはじめてオンにする操作をトリガーとして、印刷装置21の簡単接続処理(無線設定処理)が開始される。すなわち、本例の無線設定支援処理は、印刷装置21に同梱されているセットアップディスク60を、ユーザーがPC11の挿入口12Aへセットし、かつ印刷装置21の電源をはじめてオン操作することによって有効に機能する。また、PC11の表示部14に開いた電子マニュアルの無線設定の項目の中に用意されたリンクを選択する操作をトリガーとして、PC11はそのリンクに関連づけられた無線設定支援プログラムを起動させることで、簡単接続処理を開始する。
起動した無線接続処理部153は、はじめにアクセスポイント50のSSIDと暗号鍵(つまり本接続用のSSIDと暗号鍵)を取得する(S11)。具体的には、無線接続処理部153は、アクセスポイント50のSSIDと暗号鍵をPC11のOSに問い合わせて取得する。ここで取得されるSSIDには予め無線設定支援プログラムに含まれている値が用いられる。また、OSに設定されている暗号鍵は、無線設定支援プログラムにおいて予め決められた規則に基づいてSSIDから生成されたものである。
次に無線接続処理部153は、アクセスポイント50の無線LANとの接続を切断する(S12)。具体的には、無線接続処理部153は、アクセスポイント50のSSIDによって識別されるインフラストラクチャーモードの無線LANとの接続を切断するように無線通信部16に指示する。これにより、PC11は、SSIDのスキャンが可能な状態になる。そして、PC11はSSIDをスキャンする(S13)。スキャン中のPC11は、仮接続用SSIDを発見したか否かを判断する(S14)。なお、本実施形態では、ステップS13の処理が、探索ステップの一例に相当する。
一方、ユーザーは、印刷装置21(21B)の電源ボタン24Aをはじめて操作することにより、印刷装置21に簡単接続処理を開始させる。すなわち、印刷装置21はユーザーによってはじめて電源ボタン24Aが操作されることによって、簡単接続処理を開始する。そして、まずソフトAP314をオンする(S31)。すなわち、ソフトAP314を起動させる。
そして、ソフトAP314は印刷装置21の無線通信部32によって、仮接続用SSIDと属性とをブロードキャストする(S32)。ここでブロードキャストされる属性は、印刷装置21がアクセスポイント(中継機)であることを示す情報である。なお、印刷装置21は、ソフトAP314に替え、あるいはソフトAP314に加え、アドホックモードでピアツーピア(P2P)での無線通信が可能なアドホックモード通信部を、アクセスポイント機能を持つために備えることもできる。アドホックモード通信部を起動した場合、仮接続用SSIDと共に印刷装置21の属性が無線通信部32によってブロードキャストされる。属性は、アドホックモードでの無線LAN通信において親機であることを示す情報を含む。また、アクセスポイント機能は、Wi−Fiダイレクト(登録商標)によるものでもよい。
こうして印刷装置21が仮接続用SSIDをブロードキャストすることによって、スキャン中のPC11は、仮接続用SSIDを発見する(S14で肯定判定)。そして、発見した仮接続用SSIDに対応する印刷装置21のMACアドレス(デバイス識別情報)を記憶部17の所定記憶領域に保存する(S15)。次にPC11は、ユーザーに印刷装置21の電源オフ操作を促す案内画面71(図3)を表示部14に表示させる(S16)。すなわち、第1案内部154が、電源オフ操作を促す案内をする図3に示す案内画面71を表示部14に表示させる。この案内画面71の表示の後、PC11は仮接続用SSIDをスキャンする(S17)。そして、スキャン中のPC11は、仮接続用SSIDが1つ以上消えたか否かを判断する(S18)。仮接続用SSIDが1つ以上消えなかった場合は、ステップS17に戻り、仮接続用SSIDが1つ以上消えるまでスキャンを継続する。
一方、表示部14に表示された図3に示す案内画面71を見たユーザーは、接続対象の印刷装置21(21B)の電源ボタン24Aをオフ操作する。すると、そのオフ操作による電源オフ操作信号の入力を受け付けた第2制御部31は、印刷装置21(21B)の電源をオフする(S33)。そして、第2制御部31は、印刷装置21の電源のオフに伴ってソフトAP314をオフする(S34)。詳しくは、第2制御部31は、電源オフ操作の入力をトリガーにして電源オフ時の終了処理を開始し、この終了処理の中でソフトAP314をオフさせる。ソフトAP314のオフによって、仮接続用SSID等のブロードキャストが停止される。その結果、PC11において仮接続用SSIDが1つ消えることになる(S18で肯定判定)。次に、消えた仮接続用SSIDに対応するMACアドレスを接続用のデバイス識別情報として記憶部17の所定記憶領域に保存する。このとき、PC11の第1案内部154は、図4に示すように電源オフを確認した旨を通知する通知画面72を表示部14に表示する。
次に、PC11は、印刷装置21の電源オン操作を促す図5に示す案内画面73を表示部に表示させる(S20)。すなわち、第2案内部155が、ユーザーに電源オン操作を促す図5に示す案内画面73を表示部14に表示させる。その後、PC11は仮接続用SSIDをスキャンする(S21)。そして、スキャン中のPC11は、接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見したか否かを判断する(S22)。接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見できない場合は、ステップS21に戻り、接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見するまでスキャンを継続する。
一方、図5に示す案内画面73を見たユーザーは、案内画面73の指示に従って接続対象の印刷装置21(21B)の電源ボタン24Aをオン操作する。すると、その電源オン操作を受け付けた印刷装置21は電源をオンする(S35)。電源オンすると、次にソフトAP314をオンする(S36)。すなわち、印刷装置21は、ソフトAP314を起動させる。
そして、ソフトAP314は、印刷装置21の無線通信部32によって、仮接続用SSIDと属性とをブロードキャストする(S32)。ここでブロードキャストされる属性は、印刷装置21がアクセスポイント(中継機)であることを示す情報である。
こうして印刷装置21が仮接続用SSIDをブロードキャストすることによって、スキャン中のPC11は、接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見する(S22で肯定判定)。そして、発見した仮接続用SSIDに基づき印刷装置21とピアツーピア(P2P)で仮接続する(S23)。このとき、印刷装置21では、ソフトAP314がPC11とピアツーピアで仮接続する(S38)。なお、本実施形態では、ステップS17〜S19,S21,S22の各処理が、特定ステップの一例に相当する。また、ステップS23の処理が、無線接続処理ステップの一例に相当する。
こうして印刷装置21とPC11とが仮接続されると、次にPC11と印刷装置21との間で本接続処理を行う(S39)。
次に図7を参照して本接続処理について説明する。図7に示すように、印刷装置21は、本接続の確立に必要な無線接続情報をPC11に要求する(S41)。すなわち、印刷装置21は、アクセスポイント50が中継機となる無線LANを介して印刷装置21をPC11に本接続するのに必要な無線接続情報をPC11に要求する。
PC11は、本接続の無線接続情報を要求されると、印刷装置21と仮接続した状態でアクセスポイント50のSSIDと暗号鍵を印刷装置21に送信する(S24)。
続いてPC11は、印刷装置21との仮接続を切断する(S25)。具体的には、アクセスポイント50のSSIDと暗号鍵を印刷装置21に送信した後に、第1制御部15は、無線通信部16に指示することで、仮接続に用いた仮接続用SSIDで特定される無線LANとの接続を切断する。
続いてPC11は、アクセスポイント50の無線LANとの再接続を確立する(S26)。具体的には、無線接続処理部153は、アクセスポイント50のSSIDによって識別される無線LANとの接続を確立するように無線通信部16に指示する。その結果、無線通信部16は規格で定められたインフラストラクチャーモードの通信方式でアクセスポイント50との接続を確立する。
印刷装置21は、仮接続したPC11から本接続用のSSID及び暗号鍵を含む無線接続情報を受信すると、本接続用のSSIDと暗号鍵を設定する(S42)。具体的には、通信設定部313は、PC11との仮接続中に受信したアクセスポイント50のSSIDと暗号鍵を無線通信部32に設定する。
続いて印刷装置21は、アクセスポイント50のSSIDと暗号鍵を用いてアクセスポイント50の無線LANとの本接続を確立する(S43)。具体的には、本接続通信部312は、アクセスポイント50のSSIDによって識別される無線LANとの接続を確立するように無線通信部32に指示する。その結果、印刷装置21の無線通信部32は、規格で定められたインフラストラクチャーモードの通信方式でアクセスポイント50を中継機としてPC11との本接続を確立する。
以上の処理によって、接続対象の印刷装置21とPC11とは、アクセスポイント50を介したインフラストラクチャーモードの無線LANで接続された状態となる。すなわち、印刷装置21とPC11とはアクセスポイント50を中継器としてインフラストラクチャーモードの通信方式で無線通信できる状態となる。
以上説明した第1実施形態によると、ユーザーは、印刷装置21に同梱されているセットアップディスク60をPC11にセットし、印刷装置21の電源をオンにするだけで、印刷装置21とPC11とをインフラストラクチャーモードの無線LANで接続することができる。そして、PC11にソフトAP314がインストールされているか否かに関わらず、印刷装置21とPC11とを仮接続した後に、アクセスポイント50を中継器とするインフラストラクチャーモードの無線LANで本接続することができる。したがって、本実施形態によると、印刷装置21にソフトAP314がインストールされているか否かに関わらず、無線通信装置としてのPC11と、第2無線通信装置のセキュアな無線通信の接続(本接続)を容易に確立することができる。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)探索部151は、アクセスポイント機能を有する無線通信デバイス20(例えば印刷装置21)を探索する。探索により発見された無線通信デバイス20のネットワーク識別情報の一例であるSSIDのうち、特定部152によって、無線通信部16の探索対象から一旦消失し、その後再出したSSIDが特定される。そして、無線接続処理部153は、特定部152により特定されたSSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして、接続対象デバイスとの無線接続処理(仮接続)が行われる。これにより、例えば機種が同一であるために、同一の仮接続用SSIDを有する無線通信デバイス20がPC11の周囲に複数存在する場合であっても、SSIDの消失・再出により接続対象とすべき無線通信デバイス20を認識して適切に無線接続することができる。
(2)第1案内部154は、接続対象の無線通信デバイス20(接続対象デバイス)の無線機能を実現するソフトAP314をオフする第1操作の一例として電源オフ操作を促す案内を案内画面71(図3)の表示により行う。第2案内部155は、接続対象の無線通信デバイス20の無線機能を実現するソフトAP314をオンする第2操作の一例として電源オン操作を促す案内を案内画面73の表示により行う。無線接続処理部153は、探索により発見された無線通信デバイス20のSSIDのうち、探索部151の探索対象から第1操作(電源オフ操作)により消失し、且つ第2操作(電源オン操作)により再出した仮接続用SSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象とし、その接続対象の無線通信デバイス20との無線接続(仮接続)を確立する。よって、ユーザーは第1案内部154の案内に従って第1操作(電源オフ操作)を行えば、無線機能がオフになる。さらに、ユーザーは第2案内部155による案内に従って第2操作(電源オン操作)を行えば、ソフトAP314の無線機能がオンになる。このようにユーザーに操作を促す案内をするので、ユーザーの操作による無線機能のオフとオンによって、接続対象デバイスを無線通信装置10に知らせることができ、所望の無線通信デバイス20と無線通信装置10とを簡単に無線接続することができる。
(3)ソフトAP314(無線機能)をオフする第1操作と、ソフトAP314(無線機能)をオンする第2操作とのうち少なくとも一方は、無線通信デバイス20(印刷装置21)の電源をオン/オフさせる際に操作される電源ボタン24A(電源操作部)の操作によって行われる。電源のオン/オフの際に操作される電源ボタン24Aなので、無線機能のオン/オフに用いても違和感がない。
(4)無線機能をオフする第1操作(電源オフ操作)と、無線機能をオンする第2操作(電源オン操作)とのうち少なくとも一方は、無線通信デバイス20である印刷装置21の電源をオン・オフさせる際に操作される電源ボタン24Aの操作によって行われる。電源のオン・オフの際に操作される電源ボタン24Aなので、電源ボタン24Aを無線機能のオン・オフに用いても違和感がない。
(5)無線通信装置10(PC11)は、探索部151の探索により発見されたSSIDのリストからユーザーの第1操作(電源オフ操作)によって消失した仮接続用SSIDに対応するMACアドレス(デバイス識別情報の一例)を取得して記憶部17に記憶する。その後同じMACアドレスに対応する仮接続用SSIDが再出した場合に、無線接続処理部153は、その仮接続用SSIDの無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして無線接続する。
(6)第1操作(電源オフ操作)によりいずれかの無線通信デバイス20の仮接続用SSIDが消失してから、第2操作(電源オン操作)を促す案内を行う。
(7)無線通信装置の無線接続処理部は、接続対象デバイスと無線接続すると、アクセスポイント50(無線中継機の一例)に接続するため自身に設定されたSSID及び暗号鍵(無線接続情報の一例)を、無線接続を介して接続対象の無線通信デバイス20に送信する。接続対象の無線通信デバイス20がSSID及び暗号鍵に従ってアクセスポイント50の無線ネットワークに参加することで、アクセスポイント50を介してPC11と無線通信デバイスとの間の無線接続が確立される。よって、無線接続を介してSSID及び暗号鍵を送信するので、アクセスポイント50を介した無線通信装置10と無線通信デバイス20との間の無線接続を確立できる。
(第2実施形態)
次に図8を参照して、第2実施形態について説明する。前記第1実施形態では、無線通信デバイス20の無線機能をオフさせるために電源ボタン24Aをオフ操作すると、ソフトAP314のみならず電源もオフさせていた。これに対して、本実施形態では、ソフトAP314をオフさせるものの、無線通信デバイス20の電源はオフさせない。無線通信システムWCSの構成は基本的に第1実施形態と同様であり、無線通信デバイス20における処理のみが異なる。以下に示す図8における処理の説明では、無線通信装置10をPC11とし、無線通信デバイス20を印刷装置21とした例で説明する。なお、本実施形態では、第1操作及び第2操作のうち少なくとも無線機能をオフさせる第1操作は、電源ボタン24Aのオフ操作により行われるものとする。
図8に示すように、ユーザーによる簡単接続開始操作に基づくPC11の第1制御部15が行う各処理(S11〜S15)、及び印刷装置21が行う各処理(S31,S32)は、第1実施形態と同様である。この処理までに、PC11の第1制御部15は、SSIDスキャン(S13)を行って、仮接続用SSIDを発見し(S14)、発見した仮接続用SSIDのMACアドレスを記憶部17に保存する(S15)。なお、仮接続用SSIDは複数発見され、それぞれに対応する複数のMACアドレスが記憶部17に保存されたものとする。
図8に示すように、PC11の表示部14には、ユーザーに印刷装置21の電源オフ操作を促す図3に示す案内画面71が表示される(S16)。ユーザーは案内画面71の指示に従って、接続対象の印刷装置21(21B)の電源ボタン24Aをオフ操作する。すると、印刷装置21内の第2制御部31は、起動中のソフトAP314をオフしてその起動を停止させる(S34)。このとき、第2制御部31は、第1実施形態の図6のステップS33で行った印刷装置21の電源オフを行わない。このため、印刷装置21は電源オン状態を維持する。
PC11内の第1制御部15は、図3に示す案内画面71の表示に続き、SSIDスキャンを行っている(S17)。1つ以上の仮接続用SSIDが消えると(S18で肯定判定)、その消えたSSIDに対応するMACアドレスを、接続用として記憶部17の所定記憶領域に保存する(S19)。続いて第1制御部15は、1つ以上の仮接続用SSIDが消えたことを確認した旨の通知画面72(図4)と、印刷装置21の電源オン操作を促す図5に示す案内画面73を表示部14に順次表示させる(S20)。なお、本実施形態では、図4に示す通知画面72には、第1実施形態で表示された電源オフを確認した旨を通知するメッセージに替え、無線機能のオフを確認した旨を通知するメッセージが表示される。
ユーザーは、図5の案内画面73の指示に従って、接続対象の印刷装置21の電源ボタン24Aを押下する電源オン操作を行う。印刷装置21の第2制御部31は、電源ボタン24Aが押下された際の信号を入力すると、ソフトAP314をオンさせてこれを起動させる(S36)。このとき、印刷装置21は電源オン状態にあるので、第2制御部31は、第1実施形態における図6のステップS35で行った印刷装置21の電源をオンさせる起動処理を行う必要がない。
電源オン操作を促す図5の案内画面73の表示に続き、PC11の第1制御部15は、SSIDスキャンを行っている(S21)。このSSIDスキャンの期間で、消えていたSSIDがソフトAP314のオンによって再出し、接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見すると(S22で肯定判定)、その接続用MACアドレスで特定される印刷装置21と仮接続用SSIDに基づき仮接続する。このとき、印刷装置21では、ソフトAP314が仮接続用SSIDに基づきPC11と仮接続する。こうしてPC11と印刷装置21は、仮接続用SSIDに基づき仮接続される。
このように本実施形態では、印刷装置21の電源オフ操作を行ったときに、ソフトAP314をオフさせるだけで印刷装置21の電源はオフさせない。よって、印刷装置21は、電源オン状態に維持されるので、その後、ユーザーが電源オン操作を行ったときに、印刷装置21の起動を待つ待機時間が発生しない。この結果、PC11と印刷装置21とを仮接続させるまでに要する処理時間を相対的に短く抑えることができる。したがって、無線設定処理の開始時点から本接続を完了して無線設定処理を終えるまでの所要時間を相対的に短く抑えることができる。よって、無線通信デバイス20への無線接続情報の設定を、第1実施形態の構成に比べ、短時間で行うことができる。
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態で述べた前記(1)〜(7)の効果を同様に得られる他、以下に示す効果が更に得られる。
(8)無線通信デバイス20の電源オフ操作の際にソフトAP314をオフするものの、無線通信デバイス20の電源はオフしないので、その後の電源オン操作時にソフトAP314をオンするだけで、無線通信デバイス20の電源をオンして起動させる必要がない。よって、無線通信デバイス20への無線接続情報の設定処理を比較的短時間で済ませることができる。
(第3実施形態)
次に図9を参照して、第3実施形態について説明する。前記第1及び第2実施形態では、ソフトAP314のオフ時とオン時の2回に亘りユーザーが電源ボタン24Aを操作する必要があったが、本実施形態では、電源ボタン24Aの操作が、ソフトAP314をオフさせるときの1回で済む点が前記各実施形態と異なる。無線通信システムWCSの構成は基本的に第1実施形態と同様であり、無線通信デバイス20の処理のみが異なる。なお、無線通信デバイス20の第2制御部31を構成するCPUは、例えばクロック信号を入力してそのパルスエッジの数を計数するカウンターからなるタイマー(図示しない)を備える。以下、図9を用いた説明では、無線通信装置10をPC11とし、無線通信デバイス20を印刷装置21とした例で説明する。
PC11の第1制御部15は、SSIDスキャンの結果(図6、図8のS13)、仮接続用SSIDを発見すると(図6、図8のS14で肯定判定)、仮接続用SSIDのMACアドレスを記憶部17の所定記憶領域に保存する(図6、図8のS15)。ここでまでの処理を終えた後、その続きの処理として図9に示される処理が開始される。
図9に示すように、PC11(無線通信装置10)の第1制御部15は、表示部14に印刷装置21の電源オフ操作を促す図3の案内画面71を表示させる(S16)。続いて、PC11内の第1制御部15は、仮接続用SSIDスキャン(S17)を行って、仮接続用SSIDが1つ以上消えたか否かを判断する(S18)。消えたSSIDが存在すると(S18で肯定判定)、その消えたSSIDに対応するMACアドレスを接続用として記憶部17の所定記憶領域に保存する(S19)。また、第1制御部15は、消えたことを確認した旨を通知する通知画面72(図4)と、電源オン操作を促す旨の案内画面73(図5)とを表示部14に順次表示させる。
ユーザーは案内画面71の指示に従って、接続対象の印刷装置21(無線通信デバイス20)の電源ボタン24Aをオン操作する。すると、印刷装置21内の第2制御部31は、起動中のソフトAP314をオフしてその起動を停止させる(S34)。このとき、第2制御部31は、印刷装置21の電源はオフさせない。第2制御部31は、ソフトAP314をオフさせた時点からの経過時間をタイマーに計時させる。そして、タイマーの計時時間が設定時間に達したか否かを判断する(S40)。ソフトAP314をオフした時点から設定時間を経過すると、第2制御部31は、ソフトAP314をオンさせてこれを起動させる(S36)。なお、設定時間は、探索部151が探索エリア内の全てのSSIDを発見するのに必要な所要時間に少しのマージン時間を加えた値に設定されている。設定時間は、例えば100ミリ秒〜5秒の範囲内の値である。
このソフトAP314のオンに続き、印刷装置21の第2制御部31は、仮接続用SSIDと属性とのブロードキャストを行う(S37)。SSIDスキャンを開始していた第1制御部15は、消えていたSSIDがソフトAP314のオンによって再出し、その再出によって接続用MACアドレスと一致する仮接続用SSIDを発見すると(S22で肯定)、仮接続用SSIDに基づき印刷装置21とピアツーピア(P2P)で仮接続する。また、このとき、印刷装置21では、ソフトAP314が仮接続用SSIDに基づきPC11と仮接続する。こうしてPC11と印刷装置21は仮接続用SSIDに基づき仮接続される。
このように本実施形態では、ユーザーが電源ボタン24Aを操作して印刷装置21内のソフトAP314をオフさせる操作を1回行えばよく、その後、ソフトAP314をオンさせる操作を行わなくて済む。そのため、ユーザーが無線設定を行ううえで必要な操作部24の操作回数を減らすことができる。
また、第2実施形態と同様に、ユーザーが案内画面71に従って、印刷装置21の電源オフ操作を行っても、ソフトAP314がオフするだけで印刷装置21の電源はオフされない。よって、電源ボタン24Aをオフ操作してソフトAP314をオフさせた後、印刷装置21の電源オン時の起動時間を待つ必要がないので、PC11と印刷装置21とを仮接続させるまでの所要時間を相対的に短く済ませることができる。したがって、無線設定処理の開始時点から仮接続を完了するまでの所要時間を相対的に短く済ませることができる。よって、無線通信デバイス20へのネットワーク識別情報を含む無線接続情報の設定を、第1実施形態の構成よりも、短時間に行うことができる。
(9)第1案内部154は、接続対象の無線通信デバイス20のソフトAP314の無線機能をオフする電源オフ操作(第1操作)を促す案内を行う。無線通信装置10は、探索により発見された仮接続用SSIDのうち、電源オフ操作により無線通信部16の探索対象から消失し、且つ設定時間経過後に再出した仮接続用SSIDに対応する無線通信デバイス20を接続対象デバイスとして、この無線通信デバイス20との仮接続(無線接続)を確立する。よって、設定時間を経過すれば、ソフトAP314(無線機能)がオンして再出するので、接続対象デバイスの無線機能をオンする操作を促す案内を行う必要がないうえ、ユーザーに無線機能をオンさせるために操作部24を操作させる必要がない。
(第4実施形態)
次に第4実施形態について説明する。第3実施形態において、スタンドアロンで使用されている印刷装置21を特定できる構成とし、第1操作(電源オフ操作)と第2操作(電源オン操作)を共にユーザーには行わせない構成である。例えば印刷装置21がタイマーの計時時間に基づいて所定時点から設定時間が経過したことをもってソフトAP314のオフとオンを自動で行う。例えば初回電源オン時に無線設定が行われていないスタンドアロンで使用されている他の同機種の印刷装置が存在する場合、そのスタンドアロンの印刷装置21の記憶部には、無線設定が未設定である旨の未設定機器情報が保存されている。ユーザーが無線通信装置10にセットアップディスク60をセットすると、第1制御部15は、無線設定支援プログラムを起動する。まず表示部14に無線通信デバイス20の電源オン操作を促す不図示の案内画面を表示部14に表示させる。ユーザーはこの案内画面の指示に従って無線通信デバイス20の電源オン操作を行う。この結果、無線通信デバイス20(例えば印刷装置21)は電源オンされる。このとき、スタンドアロンである旨の未設定機器情報が記憶部34に設定されている場合、第2制御部31は、ユーザーに無線接続情報の設定の意思がないものとして、以降の処理を中止する。そして、未設定機器情報が設定されていない場合、ソフトAP314をオンにする。無線通信デバイス20の第2制御部31は、電源オン操作信号の入力時点又はソフトAP314のオン時点からの経過時間をタイマーに計時させる。そして、タイマーの計時時間が第1の設定時間に達すると、第2制御部31はソフトAP314をオフする。この第1の設定時間は、無線通信装置10のソフトAP314のオン時間から無線通信デバイス20が、無線通信デバイス20からブロードキャストされたSSIDを発見できるに十分な時間に設定されている。そのため、無線通信装置10の探索部151は、ユーザーが電源オンした無線通信デバイス20からの仮接続用のSSIDを発見する。無線通信装置10の特定部152は、探索で発見された仮接続用SSIDのうち一旦消え、その後再出したSSIDを無線設定対象として特定する。このとき、SSIDが消えたときに、消えたSSIDに対応する無線通信デバイス20のMACアドレスを記憶部17に保存する。
次に第2制御部31は、ソフトAP314のオフ時点からの経過時間をタイマーに計時させ、タイマーの計時時間が第2の設定時間に達すると、ソフトAP314をオンする。第2の設定時間は、無線通信装置10の第1制御部15が、探索で発見されたSSIDのうちいずれか1つが消えたことを確認するうえで十分な時間に設定されている。このソフトAP314のオフとオンにより、無線通信装置10では、複数発見された同じ仮接続用SSIDのうち一旦消えてから再出したSSIDを無線設定対象として特定する。こうして無線通信装置10は、無線通信デバイス20を特定して仮接続を行うことができる。このようスタンドアロンで使用される印刷装置21を特定できる場合は、ソフトAP314のオフとオンを第2制御部31がユーザー操作に依らず自動で行う。このため、ユーザーが操作部24を操作しなくても、無線通信装置10をユーザーが無線接続情報の設定を希望する無線通信デバイス20と仮接続することができる。
なお、上記各実施形態は以下のような形態に変更することもできる。
・仮接続の無線通信方式は、無線通信装置と無線通信デバイスとのうち少なくとも一方がアクセスポイント機能を有し無線中継機として機能する方式であればよい。例えば無線通信装置10にソフトアクセスポイントが内蔵されていてもよいし、無線通信装置10と無線通信デバイス20の両方にソフトアクセスポイントがそれぞれ内蔵されていてもよい。
・無線通信装置10との仮接続により無線通信デバイス20に無線接続情報を設定し、無線通信デバイス20を本接続させる構成としたが、アクセスポイント機能を備えた無線通信デバイス20と無線通信装置10とをピアツーピアで接続することができれば、その接続は仮接続に限らず本接続であってもよい。また、仮接続である場合でも、その仮接続で行う処理は、無線接続情報の設定処理に限らず、他の設定処理又は設定処理以外の他の処理であってもよい。例えば仮接続により印刷制御プログラムなどのプログラムや、無線通信デバイス20の機能を追加するプログラムを無線通信装置10から無線通信デバイス20へ送信する構成としてもよい。
・ネットワーク識別情報としてのSSIDはESSID(Extended Service Set Identifier)を含むものとして構成してもよいし、ネットワーク識別情報として、SSIDのかわりにBSSID(Basic Service Set Identifier)を用いてもよい。また、仮接続または本接続を確立するための無線接続情報には、暗号鍵などの何らかのパスフレーズを含めることが望ましいが、必ずしも暗号鍵を含めなくてもよい。
・簡単接続処理を開始するトリガーを、印刷装置21の電源ボタン24Aをはじめて操作したときとしたが、電源ボタン24Aのオン操作に加え、表示部14のメニューで指示された電源ボタン24A以外の所定の他の操作ボタン24Bを操作することによってもよい。この場合は、印刷装置21にとってはじめての操作でなくてもよい。
・仮接続と本接続は異なる無線通信方式でもよい。本接続は無線LANとし、仮接続の無線通信方式として、例えば無線LANの代わりに、BlueTooth(登録商標)や赤外線通信(IrDA等)の方式を用いてもよい。また、本接続を、無線LANの代わりにBlueTooth(登録商標)や赤外線通信(IrDA等)の方式を用いてもよい。無線LAN以外の通信方式の場合は、探索時にネットワーク識別情報以外の情報を探索してもよい。
・前記各実施形態において、無線通信装置をPCとし、無線通信デバイスを印刷装置とし、PCから印刷装置に対して無線接続情報の設定を支援したが、逆にしてもよい。すなわち、無線通信装置を印刷装置とし、無線通信デバイスをPCとし、印刷装置がPCに対してPCのアクセスポイント機能を使って、無線接続情報の設定を支援する無線設定支援処理を行ってもよい。
・前記各実施形態において、無線通信装置をPCとし、無線通信デバイスを印刷装置としたが、他の組合せとしてもよい。例えば、無線通信装置と無線通信デバイスとが、共に印刷装置であってもよいし、共にPCであってもよい。さらに無線通信装置と無線通信デバイスとの組合せが、PCと携帯端末との組合せ、携帯端末と印刷装置との組合せであってもよい。さらに無線通信デバイスは、印刷装置に替え、スキャナー装置(画像読取装置)、ファクシミリ、デジタルカメラ、プロジェクター等の映像機器、家電製品、スマートフォンなど、その他の電子機器でもよい。なお、印刷装置の場合、スキャン機能及びファクシミリ機能等を備えた複合機であってもよい。
・探索で同じネットワーク識別情報が複数発見される場合としては、仮接続用のネットワーク識別情報(例えばSSID)が無線通信デバイス20の機種で共通の場合に限らない。例えばメーカーで共通の場合、さらに無線通信デバイスの発売時期や生産時期などの時期ごとに共通の場合、生産ロットごとに共通の場合、販売地域や生産地域等の地域ごとに共通の場合などでもよい。また、仮接続用のネットワーク識別情報が無線通信デバイス20ごとに個別に設定されている場合でも、何らかの理由により同じネットワーク識別情報が存在した場合でもよい。要するに、同じネットワーク識別情報を有する無線通信デバイスが、同じ無線ネットワークに複数発見される状況が発生する構成であれば足りる。
・第1制御部15が行う無線設定支援処理は、プログラムを実行するコンピューターによりソフトウェアで実現された構成に限定されず、例えば電子回路によりハードウェアで実現されたり、ソフトウェアとハードウェアとの協働により実現されたりしてもよい。
10…無線通信装置、11…パーソナルコンピューター(PC)、13…操作部、14…表示部、15…第1制御部、16…無線通信部、17…記憶部、20,20A〜20C…無線通信デバイス、21,21A〜21C…印刷装置、23…操作パネル、24…操作部、24A…電源操作部の一例としての電源ボタン、24B…操作ボタン、25…表示部、31…第2制御部、32…無線通信部、33…印刷部、34…記憶部、50…無線中継機の一例としてのアクセスポイント、151…探索部、152…特定部、153…無線接続処理部、154…第1案内部、155…第2案内部、311…仮接続通信部、312…本接続通信部、313…通信設定部、314…ソフトアクセスポイント(ソフトAP)、WCS…無線通信システム。

Claims (10)

  1. アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索部と、
    探索により発見されたネットワーク識別情報のうち前記無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定部と、
    特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、当該接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理部と
    を備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う第1案内部と、
    接続対象デバイスの無線機能をオンする第2操作を促す案内を行う第2案内部と、を更に備え、
    前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、前記第1操作により前記無線通信部の探索対象から消失し、且つ前記第2操作により再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 接続対象デバイスの無線機能をオフする第1操作を促す案内を行う第1案内部を更に備え、
    前記接続対象デバイスは、前記第1操作により無線機能をオフしてから設定時間経過後に無線機能をオンする構成であり、
    前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、第1操作により無線通信部の探索対象から消失し、その後再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を確立することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 無線機能をオフする前記第1操作と、無線機能をオンする前記第2操作とのうち少なくとも一方は、前記無線通信デバイスの電源をオン・オフさせる際に操作される電源操作部の操作によって行われることを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 無線機能をオフする前記第1操作と、無線機能をオンする前記第2操作とのうち少なくとも前記第1操作は、前記無線通信デバイスの電源をオン・オフさせる際に操作される電源操作部の操作によって行われ、
    前記無線通信デバイスは、前記電源操作部により前記第1操作が行われても、電源をオフさせることなく、無線機能をオフさせる構成であり、
    前記無線接続処理部は、探索により発見された無線通信デバイスのネットワーク識別情報のうち、前記第1操作により前記無線通信部の探索対象から消失し、且つ前記第2操作により再出したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを前記接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続処理を行うことを特徴とする請求項4に記載の無線通信装置。
  6. 前記第2案内部は、探索で発見された前記ネットワーク識別情報のうち、前記第1操作によりいずれか1つのネットワーク識別情報が消失してから、前記第2操作を促す案内を行うことを特徴とする請求項2、4及び5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記探索部の探索により発見されたネットワーク識別情報のうち前記第1操作によって消失したネットワーク識別情報に対応するデバイス識別情報を取得して記憶部に記憶しておき、その後の前記探索部の探索によって同じデバイス識別情報に対応するネットワーク識別情報が再出した場合、前記無線接続処理部は、当該ネットワーク識別情報の無線通信デバイスを接続対象デバイスとし、当該接続対象デバイスに無線接続することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記無線接続処理部は、接続対象デバイスと無線接続すると、無線中継機に接続するため自身に設定された無線接続情報を、無線接続を介して接続対象デバイスに送信し、前記接続対象デバイスが無線接続情報に従って無線中継機の無線ネットワークに参加することで、無線通信デバイスとの無線中継機を介した無線接続を確立することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索ステップと、
    探索により発見されたネットワーク識別情報のうち、無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定ステップと、
    特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理ステップと
    を備えたことを特徴とする無線通信方法。
  10. 無線通信装置のコンピューターが実行するプログラムであって、
    コンピューターに、
    アクセスポイント機能を有する無線通信デバイスのネットワーク識別情報を、無線通信部を介して探索する探索ステップと、
    探索により発見されたネットワーク識別情報のうち、無線通信部の探索対象から一旦消失し、その後再出したネットワーク識別情報を特定する特定ステップと、
    特定したネットワーク識別情報に対応する無線通信デバイスを接続対象デバイスとして、前記接続対象デバイスとの無線接続を行う無線接続処理ステップと
    を実行させるプログラム。
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