JP7214617B2 - プログラム、通信方法、および通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、通信機器と無線通信を行う情報処理装置により実行されるプログラムに関する。
インターネットに接続されたLAN(ローカルエリアネットワーク)を介して複数の情報処理装置(以降PCと称す)で通信機器としてのプリンタ等の機器を共有する技術がある。また、LANが無線ネットワークで構築される場合があり、この場合、有線ネットワークと比べて、機器の設置場所を選ばないという利便性がある。しかし、プリンタ等の機器を無線ネットワークに参加させるための設定がユーザとって困難となる場合がある。
特許文献1には、既に構築されたLANにプリンタを容易に参加させるための技術として、以下の記載がある。PCとプリンタが、USB(Universal SerialBus)ケーブル接続によってPeer to Peer接続される。そして、特定のアクセスポイントにプリンタを接続させるための情報を、PCがUSBケーブルを介してプリンタに送信することが記載されている。
特許第4378323号公報
プリンタ等の機器が接続のための情報を用いて特定のアクセスポイントに接続しようとした場合、その情報が有効でないことがある。この場合、特許文献1における上記の記載のように、PC等の情報処理装置がその情報をプリンタ等の機器に送信して、その機器を該アクセスポイントへ接続させようとしたとしても、その機器が接続に失敗してしまうことがある。この場合、プリンタ等の機器が特定のアクセスポイントとの接続を試みた処理が無駄になってしまうことが起こりうる。
上記の課題を鑑みて本発明は、情報処理装置が通信機器をアクセスポイントに接続させる場合に、その通信機器がアクセスポイントとの接続に失敗するケースを低減させることを目的とする。
通信機器と無線通信を行う情報処理装置により実行されるプログラムであって、前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントのリストを、前記通信機器から受信する受信工程と、前記リストからいずれかのアクセスポイントが選択されたことに基づいて、前記選択されたアクセスポイントに関する認証処理で用いられ、且つユーザによって入力された認証情報に基づき、前記選択されたアクセスポイントとの接続のための接続処理を実行する実行工程と、前記実行工程における接続処理により前記入力された認証情報を用いた前記認証処理が実行され、且つ前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われて成功したことに基づいて、前記入力された認証情報を、前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない所定の通信により前記通信機器に送信する送信工程と、を前記情報処理装置に実行させ、前記送信工程では、前記選択されたアクセスポイントとの接続が成功しなかった場合、前記入力された認証情報を、前記所定の通信により前記通信機器に送信せず、前記通信機器は、前記送信工程において前記認証情報が送信されたことに基づいて、前記認証情報を用いて前記アクセスポイントと接続することを特徴とする。
本発明によれば、情報処理装置が通信機器をアクセスポイントに接続させる場合に、その通信機器がアクセスポイントとの接続に失敗するケースを低減させることができる。
本実施形態におけるシステム構成を説明するための図である。 本実施形態におけるPCとプリンタの構成図である。 PCが指示した無線設定をプリンタが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 PCから事前に接続確認を行う処理の一例を示すフローチャートである。 アクセスポイントの選択を行うための画面の一例を示す図である。 PCで表示される各種メッセージ画面を示す図である。 PCでSSIDの存在確認を行う処理の一例を示すフローチャートである。 PCでSSID設定情報確認を行う処理の一例を示すフローチャートである。 PCでプリンタのスペックの確認を行う処理の一例を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。以降、本実施形態における通信機器として、画像を印刷するプリンタを例に説明する。しかしこれに限らず、PC、スマートフォン、デジタルカメラ等の種々の機器について本実施形態における処理が適用されてもよい。また本実施形態における情報処理装置として、PCを例に説明する。しかしこれに限らず、スマートフォン、デジタルカメラ等の種々の機器について本実施形態における処理が適用されてもよい。
本実施形態では、PCがプリンタに対して、プリンタに接続させるアクセスポイントに関する情報をプリンタに送信し、プリンタを該アクセスポイントに接続させる。例えば、プリンタが接続可能なアクセスポイントのうち、PCが接続されていたアクセスポイントをPCが自動的に特定し、そのアクセスポイントに関する情報をプリンタに送信する。そして、プリンタがその情報を用いて該アクセスポイントに接続する。アクセスポイントに関する情報としては、アクセスポイントの特定情報(SSID等)や、アクセスポイントの認証処理で使用される認証情報(パスワード等)がある。
ただし、例えばPCが5GHzの周波数帯を用いるアクセスポイントと接続していた一方で、プリンタが2.4GHzの周波数帯での無線LAN通信のみサポートしている場合があるとする。このときプリンタに接続させるアクセスポイントの無線プロファイルはPCに保存されていない。そのため、この場合には、ユーザ所望のアクセスポイントについて、SSID、パスワードなどのアクセスポイントの情報をPC上でユーザに指定させる必要がある。
しかしながら、ユーザがパスワードなどの入力を間違えてしまった場合、パスワードを受け取ったプリンタはアクセスポイントとの接続が失敗し、接続エラーとなってしまう。そのため、ユーザはプリンタが接続エラーとなるのを待ってから、パスワードの入力間違いを認識することになる。またプリンタが接続エラーとなると、ユーザはプリンタに移動して、エラーを解除するための操作や、再度接続するためのプリンタの準備を行う必要がある。パスワードはセキュリティを確保するために複雑であることがあり、上記のように、ユーザが入力を間違えてしまうことは容易に起こり得る。
そこで本実施形態では、ユーザにより入力されたSSID、パスワードをPCがプリンタに対して送信する前に、PCがそのSSID、パスワードを用いてアクセスポイントへの接続を試みる。そしてPCは、接続に成功したことに基づいて、そのSSID、パスワードをプリンタに通知する。また接続が失敗した場合、PCにおいてユーザに対してエラーが通知される。これにより、PCにおけるパスワードの入力間違い等が要因でプリンタがアクセスポイントとの接続が失敗し、接続エラーとなってしまうことができる。そのため、ユーザにプリンタでのエラー解除等の操作を行わせることを低減できるとともに、ユーザにより早くパスワードの入力間違い等のエラーを通知することができる。以下、本実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態におけるシステム構成を説明するための図である。本実施形態のシステムは、PCとプリンタ等の機器、また1または複数のアクセスポイントを含む。
図1(a)では、PC100がアクセスポイント102のSSID1に無線LANで接続されている。また、プリンタ101もアクセスポイント102のSSID1と接続されている。つまり、PC100は、プリンタ101と、アクセスポイント102を介して通信可能な状態となっている。このようにアクセスポイントを介して接続する方法は、インフラストラクチャー接続(以降インフラ接続と称す)と呼ばれる。インフラ接続では、PCが二台以上の複数のデバイスと相互に通信可能なネットワーク環境を構築することができる。
一方、二台のデバイス間でのみ通信可能な無線Ad-hoc接続という接続方式が存在する。PC100とプリンタ101は無線Ad-hoc接続によりPeer to Peer接続(以降、P2P接続と称す)することも可能である。ただし、無線Ad-hoc接続をしている間、PC100もプリンタ101も、無線LANドングルを無線Ad-hoc接続で利用しているため、互いのデバイス以外のデバイスと通信ができなくなる。そのために無線Ad-hoc接続は一時的な接続として用いることが多い。
PC100は、プリンタ101を無線LAN接続でアクセスポイント102に接続させるための処理を行う。そのために、PC100は、無線Ad-hoc接続を用いてプリンタ101にネットワーク設定情報を送信することで、プリンタ101をアクセスポイント102に接続させる。
図2は、PC100とプリンタ101を含む通信システムの構成図である。PC100は、CPU201とROM202、RAM206、表示装置207、入力インターフェース(I/F)208を有する。また、PC100は、USB I/F205、有線LANI/F209、無線LAN I/F210を有する。ただし、PC100は、USB I/F205、有線LAN I/F209、無線LAN I/F210、のうち少なくとも一つを有していればよい。ROM202は、無線ネットワークの設定をプリンタに指示するための無線ネットワーク設定処理のプログラムを含む各種の処理に対応するプログラム203や後述する無線プロファイル204などを記憶している。上記の無線ネットワーク設定処理についての詳細は後述する。CPU201は、ROM202からのプログラム203をRAM206に読み出し、実行することで、上記の指示処理を含む各種の処理を実行することができる。また、ネットワーク設定処理のプログラム(アプリケーション等)がPC100にインストールされたときに、固有のSSIDもROM202に記憶される。この固有のSSIDは、例えばプリンタの製造者やプリンタ機種に対して一意に決められている。
PC100は、USBケーブル220を介して、もしくは、無線Ad-hoc接続223を介して、プリンタ101とP2P通信可能である。また、PC100はEthernetケーブル224を介してLAN221に接続することも可能であり、プリンタ101もLAN221に接続できれば、同一のLAN221環境上でPC100とプリンタ101は相互に通信可能となる。さらに、PC100は無線LAN(インフラ接続)によってアクセスポイント222と接続し、アクセスポイント222がEthernetケーブル225を介してLAN221に接続することで、PC100はLAN221に接続可能となる。
ここで、無線プロファイル204は、無線LAN I/F210で接続したアクセスポイント222の特定情報(SSID等)や、認証処理で用いられる認証情報(パスワード等)などを含む情報である。無線プロファイル204は、CPU201が、ROM202に含まれる不図示のOS(Operating System)を実行することで、記憶され又管理される。
プリンタ101は、CPU242、ROM243、RAM247、表示装置248、入力I/F249、印刷部250、USB I/F241、無線LAN I/F246を有する。ROM243は、プログラム244や無線プロファイル245などを記憶している。CPU242は、プログラム244をROM243からRAM247に読み出し、実行することで、プリンタ101による各種の制御を実行する。なお、プリンタ101は、USB I/F241を有していなくてもよい。
プリンタ101は、USBケーブル220を介して、もしくは、無線Ad-hoc接続223を介して、PC100とP2P通信可能である。また、プリンタ101は無線LAN(インフラ接続)によってアクセスポイント222と接続し、アクセスポイント222がEthernetケーブル225を介してLAN221に接続することで、プリンタ101はLAN221に接続可能となる。ここで、無線プロファイル245は、無線LANI/F246で接続したアクセスポイント222のSSIDや認証情報(パスワード等)などの設定を含む情報である。無線プロファイル245は、CPU242がROM243に含まれるプログラム244を実行することで、記憶され又管理される。
また、ROM243には、PC100のROM202に記憶される上記の固有のSSIDも記憶される。そして、プリンタ101の無線LAN I/F246は、この固有のSSIDに対応するアクセスポイントとして動作することが可能である。
本実施形態における無線Ad-hoc接続223によるP2P通信は、アクセスポイントが用いられない通信方法でもよいし、PC100またはプリンタ101がアクセスポイントとして動作する方法でもよい。例えば、無線LAN I/F246が、上記の固有のSSIDに対応するアクセスポイントとして動作する。この場合、無線LAN I/F210が、固有のSSIDに対応するアクセスポイントとしての無線LAN I/F246と接続される。この方法によれば、PC100は、外部のアクセスポイント222と同様の接続処理によりプリンタ101とのダイレクト接続が可能である。そのため、アクセスポイントを介さないAd-hoc接続のための処理をPC100が実行できない場合でも、プリンタ101とのP2P通信が可能となる。
図2では例としてPC100とプリンタ101の処理分担を上記のように示したが、特にこの分担形態限らず他の形態であっても構わない。
なお、本実施形態のプリンタ101では、表示装置248による表示にしたがって、ユーザが、プリンタ101を所望のアクセスポイントに接続させるための操作を行うことができる。例えばユーザは、所望のアクセスポイントに対応するSSIDやパスワードの入力をプリンタ101の表示装置248で行うことで、プリンタ101を該アクセスポイントに接続させることができる。
ただし、プリンタ101の表示装置248は、小型のLCDディスプレイまたはセグメント表示液晶、LEDで点滅表示など、プリンタ101の種類によって様々な形態が存在する。例えばプリンタ101の表示装置248がLEDで点滅表示を行うのみである場合、十分な表現が可能であるLCDディスプレイである場合に比べて、プリンタ101を所望のアクセスポイントに接続させるための操作が困難となることがある。
そこで本実施形態では、PC100がプリンタ101に対して、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させるための無線ネットワーク設定処理を行う。これにより、例えばプリンタ101での操作に不慣れなユーザにとっては、プリンタ101を容易に所望のアクセスポイントに接続させることができる。特に、上記のように表示装置248において、プリンタ101を所望のアクセスポイントに接続させるための操作を行うことが困難な場合、ユーザは、PC100のディスプレイによる表示にしたがって、容易に操作を行うことができる。
しかしながら、PC100が無線ネットワーク設定処理を行った結果、プリンタ101が該アクセスポイントに接続できない場合がある。例えばその所定のアクセスポイントのSSIDが5GHzの周波数帯を用いているが、プリンタ101が2.4GHzの周波数帯しかサポートしていない場合、その所定のアクセスポイントにプリンタ101が接続できないことがある。この場合、PC100がプリンタ101に対して行った無線ネットワーク設定処理や、プリンタ101がアクセスポイントに接続を試みた処理が無駄となってしまう。
そこで本実施形態では、PC100がプリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させる際に、PC100は、プリンタ101が該所定のアクセスポイントに接続可能であるかを事前に判定する。そして、PC100は、プリンタ101が接続可能であると判定してから、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させるための無線ネットワーク設定処理を行う。以下、詳細に説明する。
図3は、PCが指示した無線設定をプリンタが実行する処理の一例を示すフローチャートである。PC100による処理は、CPU201がプログラム203を実行することで実現され、同様にプリンタ101による処理は、CPU242がプログラム244を実行することで実現される。プリンタ101の無線設定をPC100から指示する手法が存在し、図3はその手法の処理の流れを説明するものである。なお、ここではPC100が外部のアクセスポイント102と既に接続されており、アクセスポイント102のSSIDパスワードが無線プロファイル204に記憶されているものとする。
PC100においてプログラム203に含まれているネットワーク設定処理のプログラム(アプリケーション等)により、表示装置207に所定の画面が表示される。その画面においてユーザがPC100をプリンタに接続させるための所定の指示を行うことで、PC100は、無線設定指示のための処理を開始する(S300)。まずPC100は、アクセスポイント102との無線接続を切断する(S301)。次にPC100は、後述する無線設定モードになっているプリンタ101を検索(S302)し、検出結果を判断する(S303)。具体的には、上記の固有のSSIDに対応するアクセスポイントを探索し、その探索に成功したかが判断される。S303において、無線設定モードになっているプリンタを検出した(固有のSSIDのアクセスポイントが検出した)と判断された場合、PC100はプリンタ101と無線Ad-hoc接続を行う(S304)。具体的には、PC100は、無線LAN I/F210を固有のSSIDのアクセスポイントに接続する。
次にPC100は、プリンタ101に対して情報取得要求を行い、プリンタ101からその応答を得ることで、SSIDリストを受信する(S305)。このSSIDリストは、プリンタ101がサーチしたアクセスポイントを示す。詳細は後述する。またS305でPC100は、プリンタ101の識別情報(MACアドレス等)もプリンタ101から受信する。
次にPC100は無線プロファイル204を参照し(S306)、図3に示す処理開始時に接続しており且つS301で無線接続が切断されたアクセスポイント102のSSIDを含む無線プロファイルを取得する。PC100は、S306で取得されたアクセスポイント102のSSIDが、S305で得られたSSIDリストに含まれるかを確認する(S307)。本実施形態では、S307における処理を、事前確認処理1と呼ぶ。
PC100は、S307における事前確認処理1の結果、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させるか判断する(S308)。S308では、S307においてアクセスポイント102のSSIDがSSIDリストに存在することが確認された場合、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させると判断される。S308において、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させると判断された場合、PC100は、プリンタ101に無線設定を指示する情報を送信する(S309)。具体的には、S309においてPC100は、アクセスポイント102の無線プロファイル(SSIDとパスワードを含む)をプリンタ101に送信する。次にPC100は、プリンタ101との無線Ad-hoc接続を切断し、アクセスポイント102と再び接続する(S310)。PC100内のROM202にアクセスポイント102の無線プロファイル204が保存されているため、S310でPC100は、ユーザによるパスワード等の再入力を必要とせずにアクセスポインと102に再接続を行うことができる。
次に、PC100は、無線Ad-hoc接続で一時的に残った無線プロファイルが存在する場合はそれを削除する(S311)。S311における処理は、ユーザの意図しない接続の無線プロファイルが残ることを避けるため行われる。その後PC100は、アクセスポイント102経由のインフラ接続で、プリンタ101を探索し(S312)、プリンタ101が検出できたかを判断する(S313)。具体的には、S312においてPC100は、アクセスポイント102に接続されているデバイスから識別情報(MACアドレス等)を受信する。そして、受信された識別情報において、S305においてプリンタ101から取得された識別情報と一致する識別情報が含まれるかが判断される。
S313においてプリンタ101が検出できたと判断された場合、PC100は表示装置207に図6(a)で示すような設定成功画面600を表示する(S314)。設定成功画面600で「次へ」ボタン601をユーザが押下すると、PC100は無線設定指示処理を終了する(S315)。なお、PC100は、S313においてプリンタ101が検出できたと判断されたタイミングで、プリンタ101と接続してもよいし、「次へ」ボタン601が押下されたタイミングでプリンタ101と接続してもよい。
一方、S303、S308、S313のいずれかにおける処理により、プリンタ101における無線設定に失敗したと判断された場合、PC100は、エラー表示として、図6(b)で示すような設定失敗画面610を表示する(S316)。設定失敗画面610上の「次へ」ボタン611をユーザが押下することで、PC100は無線設定指示処理を終了する(S315)。
続いて、プリンタ101の無線設定処理を説明する。プリンタ101の表示装置248においてユーザが所定の指示を行うことで、無線設定処理を開始する(S350)。無線設定処理が開始されるとプリンタ101は、無線設定モードとなる。この無線設定モードでPC100は、無線LAN I/F246を、上記の固有のSSIDのアクセスポイントとして動作させる。なお、無線設定モードは、上記の所定の指示として無線設定モードへの移行指示がユーザにより行われたことを条件に開始されてもよいし、他の条件により開始されてもよい。例えばプリンタ101の電源投入時に無線非接続である場合や購入後初回の電源投入である場合などの条件により一時的に無線設定モードに移行する構成であってもよい。
無線設定モードに移行する前にプリンタ101は、最初に周囲のSSIDをサーチ(パッシブスキャン)して、検出されたSSIDを含むSSIDリストを作成する(S351)。その後、プリンタ101は、無線設定モードに移行し、無線Ad-hoc接続の準備を完了させる(S352)。具体的には、無線LAN I/F246を、上記の固有のSSIDのアクセスポイントとして動作させる。この状態でPC100によりS302~S304の処理が実行されると、プリンタ101はPC100からの接続要求によりP2P通信を開始する。プリンタ101は、PC100からの情報取得要求があったか確認を行い(S353)、要求があったと判断(S354)した場合、情報送信処理(S355)を行い、処理がS353に戻る。S355においてプリンタ101は、SSIDリストと、プリンタ101の識別情報(MACアドレス等)をPC100に送信する。
一方、S354で情報取得要求がないと判断された場合、プリンタ101はPC100から無線設定指示があったかを確認し(S356)、無線設定指示がなかったと判断(S357でNo)した場合、処理がS353に戻る。プリンタ101は、S357で無線設定指示があったと判断した場合、PC100から指定されたアクセスポイント102に対して接続処理を実行する(S358)。具体的には、プリンタ101はS358において、PC100から受信した無線プロファイルに含まれているSSIDおよびパスワードを用いて、アクセスポイント102に対して接続処理を実行する。そして、プリンタ101は接続処理が成功したかどうかを判断(S359)し、失敗したと判断された場合は設定失敗エラー(不図示)をプリンタ101の表示装置248に表示する(S360)。ユーザがプリンタ101の表示装置248に表示された設定エラー(不図示)の解除操作を行うことで、プリンタ101は無線設定処理を終了する(S361)。S359で接続処理が成功したと判断された場合、プリンタ101は、無線設定処理を終了する(S361)。
このように、PC100が既に接続しているアクセスポイント102の無線プロファイルをプリンタ101に送信することで、プリンタ101でパスワードなどの入力操作を必要とせずにプリンタ101とアクセスポイント102とを接続させることができる。
しかし、事前確認処理1(S307)の判断(S308)の結果、図3に示した無線設定処理は失敗(S316)することがある。例えば、プリンタ101に接続させるアクセスポイントの無線プロファイルをPC100が保持していない場合がある。この場合、事前確認処理1では、SSIDリストに、アクセスポイント112のSSIDが含まれると判定されないため(S308でNo)、図3に示した設定処理は失敗となる。図1(b)~図1(d)は、このような原因で図3に示した設定処理が失敗となるケースを示す。
図1(b)のケースは、アクセスポイント112とPC100が有線LANを介して接続されているケースで、アクセスポイント112とプリンタ101を無線LANで接続する例である。図1(b)のシステム構成図で示すように、PC100とアクセスポイント112とがインフラNWに有線LANで接続しており互いに通信可能な状態である場合、PC100上にアクセスポイント112の無線プロファイルが存在しない。この場合、事前確認処理1では、SSIDリストに、アクセスポイント112のSSIDが含まれると判定されないため(S308でNo)、図3に示した設定処理は失敗となる。このようなケースであってもプリンタ101をアクセスポイント112と接続させ、PC100はアクセスポイント112を介してプリンタ101と相互通信可能な状態を構築することが望まれる。なお、PC100は無線LAN I/F210も保有しており、プリンタ101と無線Ad-hoc接続によるP2P通信が可能である。
図4を用いて、アクセスポイント112とPC100が有線LANであるLAN221、224、225で接続されているケースで、アクセスポイント112とプリンタ101を無線LANで接続させる処理を説明する。図4のフローチャートで示すPC100の事前確認処理2は、図3の事前確認処理1(S307)の代わりに行われる。
PC100は事前確認処理2を開始する(S400)と、プリンタ101を接続させるアクセスポイント112の無線プロファイルがPC100に保存されているかを判断する(S401)。ここで、S401でYesと判断された場合は、アクセスポイント112のSSIDがプリンタ101から得たSSIDリストに存在するかを判断する(S402)。アクセスポイント112のSSIDがSSIDリストにある場合は、PC100は、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させると判定する(S409)。この場合、PC100は事前確認処理2を終了し(S410)、プリンタ101に無線設定を指示する(S309)。なお、S402における処理は、S307の事前確認処理1と同様である。
一方、S401においてアクセスポイント112の無線プロファイルがPC100に保存されていないと判断された場合は、アクセスポイント選択画面を表示(S403)する。また後述するように、S403における処理は、パスワードを入力する入力画面の表示である入力画面表示処理でもある。アクセスポイント112の無線プロファイルをPC100が保有していないケースとしては、図1(b)で示したようなPC100がインフラNWに有線LANで接続しているケースがある。図5(a)は、S403で表示されるアクセスポイント選択画面500であり、SSID一覧501とパスワード設定部503、WEPキー選択部504、手動追加ボタン505(後述する)、「次へ」ボタン506を有する。また、図5(a)はSSID一覧501のSSID-Aが選択状態でありフォーカス502が表示されている様子を示している。SSID一覧501には、プリンタ101がS351で作成されPC100がS305で取得したSSIDリストが一覧表示される。ユーザはSSID一覧501の中から所望のアクセスポイント112のSSIDを選択し、アクセスポイント112のパスワード(文字または数字)をパスワード設定部503で入力する。すなわち図5(a)に示す画面は、アクセスポイント(SSID)の選択画面であり、またパスワードの入力画面である。なお、PC100はSSIDリストを取得するとき(S305)、各SSIDの暗号化方式とチャネル(周波数帯)情報をプリンタ101から入手している。より具体的には、プリンタ101はパッシブスキャン実行時に、各アクセスポイントから発信されるビーコンの情報からSSIDと暗号方式とチャネル情報とを記憶しておく。そして、S305においてPC100は、それらの情報をSSIDリストとともにプリンタ101から取得する。SSID一覧501で選択したSSIDがWEPで暗号化されている場合、PC100はWEPキー選択部504を有効化し、WEPキーを選択させる。
ユーザが図5(a)に示す「次へ」ボタン506を押下すると、PC100はアクセスポイント選択画面500を閉じる。このときPC100は、SSID一覧501において選択されていたSSIDを、S309における無線設定指示によりプリンタ101が接続するアクセスポイントのSSIDとして決定する。そしてPC100は、S404、S405、S406において、ユーザにより入力された情報に基づき、プリンタ101によるアクセスポイントへの接続が可能か判断する。それら判断により、プリンタ101によるアクセスポイントへの接続が不可能とは判断されなかった場合、処理はS407に移る。S404~S407における処理により、プリンタ101に無線設定を指示すると判定されない場合、図6(c)~(h)に示す各種のエラー画面表示が行われる。また、S404、S405、S406における処理については後述する。
S407でPC100は、アクセスポイント選択画面500で選択したSSIDについて、プリンタ101に送信する前に、事前に接続確認を行う。つまり、アクセスポイント選択画面500では、プリンタ101が接続するアクセスポイントが選択されるが、S407でPC100は、該アクセスポイントに対して接続試験を実施(S407)する。S407における接続試験では、PCは、ユーザにより入力されたパスワードを用いて、アクセスポイントに接続するための処理を実行する。この処理により、アクセスポイントにおいて、このパスワードを用いた認証処理が実行される。そしてPC100は、S407による接続の成否を判断する(S408)。ユーザにより入力されたパスワードが、アクセスポイントのパスワードと一致する場合に、上記の認証処理が成功してPC100と該アクセスポイントは接続される。S408では、PC100とアクセスポイントが接続された場合に、接続が成功と判断される。S408で接続が成功と判断された場合、PC100はプリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させると判断し(S409)、事前確認処理2を終了する(S410)。
なお、S407で実施された接続によって作成された無線プロファイルは、S311における処理によって削除される。そのため、ユーザが意図せずPC100が作成したプロファイルがROM202に残されることを防ぐことができる。
またS407における接続試験においてPC100がアクセスポイントへの接続に成功した場合、PC100は、そのまま接続状態を維持して、S310におけるアクセスポイントとの接続は行わず、S312におけるプリンタサーチを行ってもよい。或いは、事前確認処理2を終了するときにアクセスポイントとの接続を切断し、S310において再び該アクセスポイントとの接続を確立してもよい。後者の場合、仮にS309におけるプリンタ101への無線設定の指示が行えなかったときにも、PC100がユーザが指定したアクセスポイントと継続して接続されることを防ぐことができる。
S408において接続失敗と判断された場合、PC100は、エラー表示として、パスワード不一致を示すエラー画面を表示する(S411)。図6(c)は、S411で表示されるパスワード不一致を示すエラー画面620である。エラー画面620の表示により、PC100は、アクセスポイント112との接続に失敗した旨と、ユーザにより入力されたパスワードが正しくない旨をユーザに通知する。エラー画面620の「戻る」ボタン621が押下されることにより、PC100はエラー画面620を閉じて、S403において再びアクセスポイント選択画面500を表示し、パスワードの再入力をユーザに促す。
S407、S408に示す処理により、PC100が無線プロファイルを保有していないSSIDに対しても、プリンタ101に接続指示を行うことができる。そして、プリンタ101にSSIDやパスワードを含むアクセスポイントの無線プロファイルを送信する前に、PC100でアクセスポイントへの接続確認を行うことができる。
これによって、仮にユーザがパスワードの入力を間違えた場合に、そのパスワードがプリンタ101に通知されることを防ぐことができる。仮に図4に示す事前確認処理2が実施されず、事前確認処理1(S307)のみ実施された場合、PC100はプリンタ101に、誤っているパスワードで接続設定指示を行う(S309)こととなる。その結果、プリンタ101はアクセスポイントへの接続が失敗となり、プリンタ101は接続失敗エラーを表示する(S360)。また、PC100で設定失敗表示(S316)が行われる。この場合、これらの表示の前に、プリンタ101による接続処理やPC100によるプリンタサーチ等の処理が行われため、ユーザが接続失敗を認識するまでに、時間を要することになる。また、プリンタ101の無線設定を再試行するために、ユーザはプリンタ101のエラーを解除し再度無線設定モードに移行させる操作が必要となることがある。そこで、図3のS307に、図4に示した事前確認処理2を適用することにより、ユーザはプリンタ101が接続失敗エラーとなる前に、パスワードの入力ミスを知ることができる。
また、プリンタ101に接続させるアクセスポイントの無線プロファイルをPC100が保持していない他のケースを、図1(c)を例に説明する。図1(c)に示すケースは、アクセスポイント122、アクセスポイント123がブリッジ接続されている。具体的にはアクセスポイント122に、ブリッジモードに設定されたアクセスポイント123がリレーされ、アクセスポイント122、アクセスポイント123が同一サブネットで接続されている。ブリッジ接続は、例えば複数の部屋をまたいで同一サブネットの無線NW環境を構築したい場合などに用いられる。図1(c)に示すシステム構成では、PC100が無線LAN I/F210でアクセスポイント122(SSID1)と接続し、プリンタ101が無線LAN I/F246でアクセスポイント123(SSID2)と接続している。アクセスポイント122とアクセスポイント123を介して、PC100はプリンタ101と相互に通知可能となっている。このようなインフラNW環境を構築すべく、プリンタ101をアクセスポイント123に接続させるよう、PC100は無線Ad-hoc通信を用いてプリンタ101に無線設定を送信する。例えば、PC100とプリンタ101との距離が無線Ad-hoc通信できるほど近くでない場合、ユーザが一時的にPC100をプリンタ101に近づけてプリンタ101の無線設定を行うことが想定される。
しかし図1(c)に示すケースでは、PC100はアクセスポイント123に接続しておらず、アクセスポイント123のSSID2やその他設定情報を無線プロファイルとして保存していない。この場合であっても、図4に示した処理によれば、ユーザはアクセスポイント選択画面500において、SSID2を選択することで、プリンタ101をアクセスポイント123に接続させることができる。また、S407において、事前の接続確認がPC100により実施されることによって、ブリッジ接続環境でも、誤ったパスワードをプリンタ101に送信することを防ぐことができる。
プリンタ101に接続させるアクセスポイント(SSID)の無線プロファイルをPC100が保持していない他のケースを、図1(d)を例に説明する。アクセスポイント132は、異なる周波数帯のSSIDを2種類以上サポートする。家庭環境で利用されるアクセスポイントでも、802.11ac規格など5GHzの周波数帯をサポートしたアクセスポイントが市販されている。5GHzの周波数帯で接続することで、従来広く用いられてきた2.4GHz帯の混線状況を回避することが可能となる。
図1(d)に示すシステム構成図では、PC100が無線LAN I/F210でアクセスポイント132の5GHzの周波数帯をサポートする規格のSSID1に接続している。ここで、プリンタ101の無線LAN I/F246は、5GHzの周波数帯をサポートしていない場合、PC100が接続しているSSID1への接続指示を実施しても、プリンタ101はSSID1に接続することができない。また、PC100では、5GHzの周波数帯を用いて、SSID1と接続されているため、SSID1の無線プロファイルは保存しているが、SSID2については無線プロファイルを保存していないことがある。そのため、S403においてアクセスポイント選択画面500が表示され、ユーザが、プリンタ101が接続可能な2.4GHzの周波数帯をサポートしたSSID2を選択することがある。この場合に、PC100からプリンタ101に接続指示(S309)を行うことで、プリンタ101はアクセスポイント132に接続できることとなる。また接続指示(S309)の実施の前に、S408の処理が実施されるため、誤ったパスワードをプリンタ101に送信することを防ぐことができる。
なお、以上の説明では図1(d)を用いて、プリンタ101に接続させるアクセスポイントの無線プロファイルをPC100が保持していない場合について説明した。一方で、アクセスポイント選択画面500に所望のアクセスポイント132のSSID2が表示されない場合がある。つまり、プリンタ101のSSIDサーチ処理(S351)でSSID2が検出されない場合もある。具体的には、アクセスポイント132にステルスモードが設定されている場合である。ステルスモードはよりセキュアな設定を考慮して設定される場合があり、アクセスポイントが周囲に発信するビーコン上にSSID名が表示されない設定、または、周囲にビーコンを発信しない設定が可能である。そのため、ステルスモードが設定されている場合、アクセスポイント132のSSID2は、プリンタ101のSSIDサーチ処理で検知されず、SSID一覧501にも表示されない。
このようなケースでは、ユーザはアクセスポイント選択画面500に含まれる手動追加ボタン505を押下することで、SSIDを手動で追加することができる。手動追加ボタン505が押下されることにより表示された図5(b)で示すアクセスポイント手動追加画面520によって、ユーザはアクセスポイント132のSSID2を手動追加する。ステルスモードが設定されていたとしても、SSID名を指定して検索策する方法(アクティブスキャン)であれば、アクセスポイント132は応答する。アクセスポイント手動追加画面520では、SSID入力部521と暗号化方式選択部522、暗号化方式の設定部523、OKボタン524、Cancelボタン525を有する。暗号化方式の設定部523は、暗号化方式選択部522で選択した暗号化方式によって、選択できる設定項目を切り替える。例えば、暗号化方式選択部522でWEPを選択している場合と、WPA/WPA2を選択している場合と、では暗号化方式の設定部523で表示する項目を切り替える。OKボタン524またはCancelボタン525が押下されると、PC100の事前確認処理2はアクセスポイント選択画面500に戻る。なお、OKボタン524を押下した場合、PC100の事前確認処理2はアクセスポイント手動追加画面のSSID入力部521で入力したSSID名をSSID一覧501に追加表示する。SSIDサーチ処理(パッシブスキャン)S351により発見したSSIDであれば暗号化方式や周波数帯を判断するためのチャネル情報などの無線設定情報を、PC100は予め入手できる。しかし、アクセスポイント手動追加画面520によりSSID入力した場合はこれら無線設定情報を保持していないため、ユーザに各種無線設定情報の入力を促す必要がある。しかし、暗号化方式やプリンタ101に適合した周波数帯をサポートするSSIDを正しく選択し入力されないことが起こりうる。これを鑑みて、図4では、S404において、SSIDの存在確認が行われる。
図7は、S404において実行されるSSIDの存在確認を行う処理を示すフローチャートである。
図5(a)に示した「次へ」ボタン506が押下されると、PC100はSSID存在確認処理(S700)を開始する。ここでは、アクセスポイント手動追加画面520で入力されたアクセスポイント132のSSID2(SSID-D)がアクセスポイント選択画面500で選択され、そのうえで「次へ」ボタン506が押下されたとする。
PC100は、指定されたSSID2が存在するかサーチ処理(アクティブスキャン)(S701)を行い、検出したかどうかを判断(S702)する。S702において、SSID2が検出されたと判断した場合、PC100はSSID存在確認処理を終了(S703)し、次のSSID情報確認処理(S405)に処理を移す。なお、S702においてSSID2が検出された場合、S701におけるサーチで得られたSSID2のアクセスポイントの無線設定情報がROM202に記憶される。この無線設定情報が、後述するS405における処理(図8に示す処理)、S406における処理(図9に示す処理)に用いられる。
一方、S702において、アクセスポイント132のSSID2が検出されなかったと判断した場合、PC100はエラー表示として、図6(h)のSSID不検出警告画面670を表示する(S704)。これにより、PC100からはSSID2が見つからなかった旨が通知される。SSID不検出警告画面670でPC100は、「次へ」ボタン672と「戻る」ボタン671を表示し、ユーザにアクセスポイント選択画面500による再選択を行うか否かを問う。そして、PC100は、ユーザがSSID不検出警告画面670でどのボタンを押したか判断する(S705)。ユーザが「戻る」ボタン671を押した場合、すなわちSSIDを再選択することを希望した場合、PC100はSSID不検出警告画面670を閉じる。そして、PC100はSSID存在確認処理を終了し(S706)、処理はS403に戻る。ユーザが「次へ」ボタン672を押した場合、PC100はSSID不検出警告画面670を閉じる。そして、PC100は、SSID存在確認処理を終了し(S707)、プリンタ101を所定のアクセスポイントに接続させると判定(S409)する。よって、アクセスポイント選択画面500やアクセスポイント手動追加画面520で入力した無線設定で、プリンタ101に無線設定指示が行われる。
ユーザが図6(h)において、「戻る」ボタン671を選択するケースとして、SSID名の入力を間違えているケースが想定される。「次へ」ボタン672を選択するケースとして、PC100からは検出できない位置にアクセスポイント132が配置されているケースが想定される。後者のケースにおいては、アクセスポイント132がPC100からは検出されずとも、プリンタ101からは検出可能な場合が想定される。この場合、例えばプリンタ101がアクセスポイント132に接続した後に、PC100をアクセスポイント132に近づける場合が想定される。そのため、図6(h)に示す画面が表示されることで、PC100をアクセスポイント132に近づけることを促すことができる。或いは、PC100とアクセスポイント132が有線で接続されており、且つ、アクセスポイント132がPC100から検出されない位置に配置されていることも想定される。この場合、PC100とアクセスポイント132とが無線接続される必要はないため、アクセスポイント132のSSIDがPC100により検出されなくても問題がないとユーザが判断することも考えられる。この場合に、ユーザが「次へ」ボタン672を選択することが考えられる。
このようにユーザは「次へ」ボタン672を選択することで、PC100からはアクセスポイント132が検出されない場合に、ユーザが意図せずに設定失敗エラー(S316)に陥ることを防ぎ、プリンタ101に無線設定を行うことが可能となる。
なお、上述の説明では、アクセスポイント選択画面500に所望のアクセスポイント132のSSID2が表示されない事例として、アクセスポイント132にステルスモードが設定されている場合を挙げた。他の事例として、プリンタ101が保持できるSSIDリストのサイズに制限がある場合がある。プリンタ101のROM243のサイズが小さい場合、SSIDリスト作成時(S351)にユーザ所望のSSID2がリストに記憶されないことが起こりうる。例えば、集合住宅など周辺にアクセスポイントの数が多く、SSIDリストに含めるべきSSIDの数が多い場合に、ユーザ所望のSSIDがSSIDに含まれないことが起こりうる。他にも、例えば大きいチャネル番号が割り当たっているケースにおいて、ユーザ所望のSSIDがSSIDに含まれないことが起こりうる。SSIDリストには、S351において順次検出されるSSIDが順次記憶される。そのため、これらのケースでは、ユーザ所望のSSID2を検出する前に、SSIDリストに記憶できる数を超えてしまい、SSID2がSSIDリストから漏れてしまう。
次に、図8を用いて、図4のS405のSSID情報確認について説明する。図8の処理は、図7に示したS404の処理において、ユーザがリストから選択したSSIDもしくは手動で入力したSSIDが、PC100により検出された場合(図7のS702でYes)に実行される。
PC100は、SSID確認処理を開始すると(S800)、SSID2を指定検索(S701)したときにROM202に記憶されていた、SSID2のアクセスポイントの無線設定情報を取得する(S801)。無線設定情報には、例えば、アクセスポイントで使用される認証方式、暗号化方式、周波数帯(チャネル)、無線規格が含まれる。アクセスポイントで使用される周波数帯の取得方法として、例えば以下の方法が用いられる。S701でPC100は、複数の周波数帯でサーチを行い、SSID2が検出されたときに用いられた周波数帯が、SSID2のアクセスポイントがサポートする周波数帯としてROM202に無線設定情報として記憶される。無線設定情報のその他の情報は、S701におけるサーチにおいて、例えばSSID2のアクセスポイントから取得される。
続いて、PC100は、アクセスポイント手動追加画面520で設定した認証方式と暗号化方式を、S801で取得された無線設定情報に含まれている認証方式と暗号化方式と比較する(S802)。そしてPC100は、認証方式、暗号化方式の両方について、両者が一致しているかを判定する(S803)。
S803において一致と判定された場合、SSID確認処理を終了する(S804)。一方、S803において、一致と判定されなかった場合、PC100は、エラー表示として、図6(d)に示す認証方式・暗号化方式不一致エラーを表示(S805)する。図6(d)に示す表示により、アクセスポイント132のSSID2に設定されている認証方式・暗号化方式の少なくとも一方が、アクセスポイント手動追加画面520で入力したものと一致していない旨がユーザに通知される。「戻る」ボタン631を押下すると、PC100は認証方式・暗号化方式不一致エラー画面630を閉じ、SSID確認処理を終了する(S806、S412)。そして、PC100はアクセスポイント選択画面500を再び表示し、ユーザに再設定を促すことが可能となる。これにより、ユーザは、認証方式・暗号化方式の入力が正しくなかった旨を、プリンタ101に無線設定指示(S309)が行われる前に知ることができる。即ち、プリンタ101が接続失敗エラー(S360)に陥ることを未然に防ぐことが可能となる。そして、ユーザは「戻る」ボタン631を押下することで、認証方式と暗号化方式について再び入力することできる。
一方、SSID確認処理がS804において終了した場合、PC100は次の確認処理として、プリンタスペック確認処理を実行する(S406)。S406における処理について、図9を用いて説明する。
なお、図9における処理において、プリンタの能力情報が用いられる。PC100はプリンタから情報を取得する処理(S305)のとき、プリンタ101の情報送信処理(S355)によって、プリンタ101の能力情報を得ておく。プリンタの能力情報は、周波数帯を判断するためのサポートチャネル情報、サポート認証方式・暗号化方式情報、サポート無線規格情報、などのプリンタ101がサポートする各種無線情報を含む。
PC100は、プリンタスペック確認処理を開始(S900)すると、プリンタ101のスペックを確認(S901)する。S902において、アクセスポイント132のSSID2がサポートする周波数帯を、プリンタ101がサポートしているか(プリンタ101で使用可能か)判定する。S902における判定では、S701においてROM202に記憶されS801で取得された無線設定情報に含まれている、アクセスポイントがサポートする周波数帯と、プリンタ101の能力情報に含まれている周波数帯が比較される。
S902でYesと判断された場合、PC100は次の判断(S903)を行う。S903でPC100は、アクセスポイント132のSSID2に設定されている認証方式・暗号化方式を、プリンタ101がサポートしているか(プリンタ101で使用可能か)判定する(S903)。S903における判定では、上記の無線設定情報に含まれている、アクセスポイントがサポートする認証方式・暗号化方式と、プリンタ101の能力情報に含まれている認証方式・暗号化方式が比較される。
S903でYesと判断された場合、PC100は次の判定(S904)を行う。S904でPC100は、アクセスポイント132のSSID2が動作している無線規格(802.11b/g/nなど)を、プリンタ101がサポートしているか(プリンタ101で使用可能か)判定する(S904)。S904における判定では、上記の無線設定情報に含まれている、アクセスポイントがサポートする無線規格と、プリンタ101の能力情報に含まれている無線規格が比較される。S904でYesと判断された場合、PC100はスペック確認処理を終了する(S905)。
一方、S902、S903、S904のいずれかにおいて、プリンタ101がサポートしていないと判断した場合、各種エラー画面を表示する。S902で非サポートと判断された場合、PC100は、エラー表示として、図6(e)で示す周波数帯非サポートエラー画面(640)を表示(S906)する。これにより、ほかのSSIDの選択をユーザに促す通知が行われる。S903において非サポートと判断された場合、PC100は、図6(f)で示す認証方式・暗号化方式非サポートエラー画面(650)を表示(S907)する。S907による表示により、PC100は、ほかのSSIDの選択、またはアクセスポイント132のSSID2の設定の変更をユーザに促す通知を行う。S904で非サポートと判断された場合、PC100は、エラー表示として、図6(g)で示す無線規格非サポートエラー画面(660)を表示する(S908)。これにより、他のSSIDの選択をユーザに促す通知が行われる。なお、各エラー画面の「戻る」ボタン(641、651、661)を押下することで、PC100はエラー画面を閉じ、処理を終了する(S909、S412)。即ち、プリンタ101が接続失敗エラー(S360)に陥ることを未然に防ぐことが可能となる。
以上の実施形態によれば、S407、S408に示す処理により、プリンタ101にSSIDやパスワードを含むアクセスポイントの無線プロファイルを送信する前に、PC100でアクセスポイントへの接続確認を行うことができる。そして、例えばユーザがパスワードを誤って入力した場合、無線プロファイルのプリンタ101への送信の前に、図6(c)に示したようにユーザに通知を行うことができる。またS404~S407に示す処理により、ユーザが入力したSSID、認証方式、暗号化方式が誤っている場合や、所望のアクセスポイントとプリンタ101の無線通信に関する能力情報とが整合しない場合に、ユーザへの通知を行うことができる。
またプリンタ101への無線設定指示(S309)の前の確認処理により、ユーザへの通知が行われる場合、図6(c)~図6(h)に示したように、その通知の要因(確認ステップ)により表示内容が異なる。そのため、ユーザは各種情報の再入力やアクセスポイントの再選択を行う場合に、適切な項目について情報の再入力を行い、また適切なアクセスポイントを再選択することができる。なお、S411の後にS403において画面の再表示が行われる場合、図6(c)に示すエラー画面の表示前にユーザにより入力されていた文字や数字、および選択されていた内容が表示される。
さらに、図4に示した処理では、S404におけるSSID存在確認処理の後に、S407におけるAPへの接続試験が行われる。そして、S404においてSSIDが存在しないと判断された場合、S407における処理が行われていない状態で、図6(h)に示すエラー表示が行われる。すなわち、S404においてエラーと判断された場合、S407の処理によって実行されるアクセスポイントにおける認証処理を待たずに、エラー表示が行われる。そのため、ユーザに対してより早くエラーを通知することができる。
また、以上の実施形態において、プリンタ101とPC100とをP2P接続する技術として、無線LANによる無線Ad-hoc接続を例に説明した。その他、USB接続やEthernetケーブル接続、NFC(Near Field radio Communication)などの近距離無線通信が上記の無線Ad-hoc接続として適用されてもよい。また接続、BLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)接続などのP2P接続が本実施形態の無線Ad-hoc接続として適用されてもよい。
[その他の実施例]
なお、本実施形態の機能は以下の構成によっても実現することができる。つまり、本実施形態の処理を行うためのプログラムコードをシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)がプログラムコードを実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することとなり、またそのプログラムコードを記憶した記憶媒体も本実施形態の機能を実現することになる。
また、本実施形態の機能を実現するためのプログラムコードを、1つのコンピュータ(CPU、MPU)で実行する場合であってもよいし、複数のコンピュータが協働することによって実行する場合であってもよい。さらに、プログラムコードをコンピュータが実行する場合であってもよいし、プログラムコードの機能を実現するための回路等のハードウェアを設けてもよい。またはプログラムコードの一部をハードウェアで実現し、残りの部分をコンピュータが実行する場合であってもよい。
201 CPU
202 ROM
206 RAM

Claims (21)

  1. 通信機器と無線通信を行う情報処理装置により実行されるプログラムであって、
    前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントのリストを、前記通信機器から受信する受信工程と、
    前記リストからいずれかのアクセスポイントが選択されたことに基づいて、前記選択されたアクセスポイントに関する認証処理で用いられ、且つユーザによって入力された認証情報に基づき、前記選択されたアクセスポイントとの接続のための接続処理を実行する実行工程と、
    前記実行工程における接続処理により前記入力された認証情報を用いた前記認証処理が実行され、且つ前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われて成功したことに基づいて、前記入力された認証情報を、前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない所定の通信により前記通信機器に送信する送信工程と、
    を前記情報処理装置に実行させ、
    前記送信工程では、前記選択されたアクセスポイントとの接続が成功しなかった場合、前記入力された認証情報を、前記所定の通信により前記通信機器に送信せず、
    前記通信機器は、前記送信工程において前記認証情報が送信されたことに基づいて、前記認証情報を用いて前記アクセスポイントと接続することを特徴とするプログラム。
  2. 前記実行工程における接続処理により前記情報処理装置と前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われず成功しなかった場合、第1のエラー画面を表示する第1のエラー表示工程を前記情報処理装置にさらに実行させることを特徴とする請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記ユーザが前記認証情報として文字または数字を入力するための入力画面を表示する入力画面表示工程を前記情報処理装置にさらに実行させ、
    前記入力画面表示工程において表示された前記入力画面において認証情報が入力され、且つ前記入力された認証情報を用いた前記実行工程における前記接続処理により、前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われず成功しなかった場合、前記入力画面表示工程において前記入力画面が再び表示されることを特徴とする請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記ユーザによる指示に基づいて、前記実行工程において前記接続処理を実行させるアクセスポイントの特定情報を決定する決定工程を前記情報処理装置にさらに実行させ、
    前記実行工程では、前記認証情報と、前記決定工程において決定された特定情報を用いて、前記接続処理を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプログラム。
  5. 前記通信機器により検出されたアクセスポイントの特定情報を前記通信機器から受信する受信工程を前記情報処理装置にさらに実行させ、
    前記決定工程では、前記ユーザによる指示に基づいて、前記受信工程で受信された特定情報を、前記実行工程において前記接続処理を実行させるアクセスポイントの特定情報として決定することを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記情報処理装置が接続されていたアクセスポイントの第1の特定情報と認証情報を前記情報処理装置に記憶する記憶工程を前記情報処理装置にさらに実行させ、
    前記受信工程において受信された第2の特定情報が、前記記憶工程において記憶された前記第1の特定情報に対応する場合、前記実行工程における前記接続処理は行われずに、前記送信工程では、前記記憶工程において記憶された前記認証情報を送信することを特徴とする請求項5に記載のプログラム。
  7. 前記受信工程では、前記情報処理装置が接続されていたアクセスポイントとの無線接続を切断し、前記通信機器との無線接続を行うことにより、前記特定情報を前記通信機器から受信することを特徴とする請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記送信工程における前記認証情報の前記通信機器への送信の後に、前記通信機器を検索する検索工程を前記情報処理装置にさらに実行させることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 前記受信工程では、前記通信機器の識別情報を前記通信機器からさらに受信し、
    前記検索工程では、前記識別情報を用いて、前記送信工程において送信された前記認証情報に対応するアクセスポイントを介して、前記通信機器を検索することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記決定工程において決定された特定情報に対応するアクセスポイントを探索する探索工程と、
    前記探索工程において、前記決定工程において決定された特定情報に対応するアクセスポイントが検出されなかった場合、第2のエラー画面を表示する第2のエラー画面表示工程と、
    を前記情報処理装置にさらに実行させることを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記第2のエラー画面表示工程において、前記第2のエラー画面は、前記実行工程における接続処理が行われていない状態で表示されることを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
  12. 無線通信に関する無線設定情報として、前記決定工程において決定された特定情報に対応するアクセスポイントに関する第1の無線設定情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された第1の無線設定情報と、前記無線設定情報として前記ユーザにより入力された第2の無線設定情報とが対応しないことに基づいて、第3のエラー画面を表示する第3のエラー表示工程と、
    を前記情報処理装置にさらに実行させることを特徴とする請求項4乃至11のいずれか1項に記載のプログラム。
  13. 前記無線設定情報は、無線LANの暗号化方式と認証方式の少なくとも一方を含むことを特徴とする請求項12に記載のプログラム。
  14. 無線通信に関する前記通信機器の能力情報を確認する確認工程と、
    前記確認工程において確認された能力情報と、前記取得工程において取得された前記第1の無線設定情報とが対応しないことに基づいて、第4のエラー画面を表示する第4のエラー画面表示工程と、
    をさらに前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項12または13に記載のプログラム。
  15. 前記確認工程では、前記通信機器とのPeer to Peer接続によって前記能力情報を前記通信機器から取得することで、前記能力情報を確認することを特徴とする請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記第4のエラー画面表示工程では、前記能力情報が含む、無線通信で使用される周波数帯と、前記第1の無線設定情報が含む、無線通信で使用される周波数帯とが対応しないことに基づいて、前記第4のエラー画面を表示することを特徴とする請求項14または15に記載のプログラム。
  17. 前記送信工程では、前記通信機器と前記情報処理装置による無線LANによる通信により前記認証情報が送信され、前記通信機器は、前記認証情報を用いて前記選択されたアクセスポイントと無線LANにより接続することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載のプログラム。
  18. 前記送信工程では、前記通信機器と前記情報処理装置によるBLEによる通信により前記認証情報が送信され、前記通信機器は、前記認証情報を用いて前記選択されたアクセスポイントと無線LANにより接続することを特徴とする請求項1乃至16のいずれか1項に記載のプログラム。
  19. 前記通信機器は、画像を印刷するプリンタであることを特徴とする請求項1乃至18のいずれか1項に記載のプログラム。
  20. 通信機器と、前記通信機器と無線通信を行う情報処理装置を含む通信システムにおける通信方法であって、
    前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントのリストを、前記通信機器から受信する受信工程と、
    前記情報処理装置が、前記リストからいずれかのアクセスポイントが選択されたことに基づいて、前記選択されたアクセスポイントに関する認証処理で用いられ、且つユーザによって入力された認証情報に基づき、前記選択されたアクセスポイントとの接続のための接続処理を実行する第1の実行工程と、
    前記実行工程における接続処理により前記入力された認証情報を用いた前記認証処理が実行され、且つ前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われて成功したことに基づいて、前記情報処理装置が前記入力された認証情報を、前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない所定の通信により前記通信機器に送信する送信工程と、
    前記通信機器が、前記送信工程において前記認証情報が送信されたことに基づいて、前記認証情報を用いて前記アクセスポイントと接続するための接続処理を実行する第2の実行工程と、
    を有し、
    前記送信工程では、前記選択されたアクセスポイントとの接続が成功しなかった場合、前記入力された認証情報を、前記所定の通信により前記通信機器に送信しないことを特徴とする通信方法。
  21. 通信機器と、前記通信機器と無線通信を行う情報処理装置を含む通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントのリストを、前記通信機器から受信する受信手段と、
    前記リストからいずれかのアクセスポイントが選択されたことに基づいて、前記選択されたアクセスポイントに関する認証処理で用いられ、且つユーザによって入力された認証情報に基づき、前記選択されたアクセスポイントとの接続のための接続処理を実行する第1の実行手段と、
    前記第1の実行手段による接続処理により前記入力された認証情報を用いた前記認証処理が実行され、且つ前記選択されたアクセスポイントとの接続が行われて成功したことに基づいて、前記入力された認証情報を、前記通信機器の外部且つ前記情報処理装置の外部のアクセスポイントを介さない所定の通信により前記通信機器に送信する送信手段と、
    を有し、
    前記送信手段は、前記選択されたアクセスポイントとの接続が成功しなかった場合、前記入力された認証情報を、前記所定の通信により前記通信機器に送信せず、
    前記通信機器は、
    前記送信手段により前記認証情報が送信されたことに基づいて、前記認証情報を用いて前記アクセスポイントと接続するための接続処理を実行する第2の実行手段を有することを特徴とする通信システム。
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