JP2010124048A - 無線端末装置、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

無線端末装置、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の無線アクセスポイントから所望の無線アクセスポイントの識別を容易に行う。
【解決手段】第1のスキャン、第2のスキャン、第3のスキャンを順に行って無線アクセスポイントを検出し、検出した無線アクセスポイントの基地局情報を記憶部105に記憶し、前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかった無線アクセスポイントに対応する基地局情報に消失フラッグを立て、前記第2のスキャンで検出されず前記第3のスキャンで検出された無線アクセスポイントに対応する基地局情報に再出フラッグを立て、前記消失フラッグ及び前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別し、識別した無線基地局の情報を表示部に表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、無線端末装置、通信方法、及び通信プログラムに関するものである。
IEEEにおいて、無線LAN規格として承認されている802.11では、物理層とMAC層が定義されている。MAC層とは、IPベースのネットワークにおいて物理層の上に位置するデータリンク層のサブセットである。
IEEE802.11は、最初に規格化された後、2.4GHz帯を用いた高速無線LANとしてIEEE802.11b(最大11Mbps)、IEEE802.11g(最大54Mbps)などが規格化され、5GHz帯を用いた高速無線LANとしてIEEE802.11a(最大54Mbps)が規格化され、広く一般に普及している。また、100Mbps以上の高スループット化を実現するIEEE802.11nの規格化が検討されている。
IEEE802.11のネットワークトポロジーは、アドホックネットワークとインフラストラクチャネットワークの2種類がある。アドホックネットワークは、ステーション(STA)と呼ばれる無線端末局2台以上から構成され、それぞれピアツーピアに通信するネットワーク構成である。
一方、インフラストラクチャネットワークは、無線アクセスポイントと呼ばれる無線基地局と、無線アクセスポイントに接続する1台以上の無線端末局から構成されるBSS(Basic Service Set)ネットワークである。通常、無線アクセスポイントはネットワークに接続されている。従って、無線端末局は接続関係が確立している無線アクセスポイントを介してネットワーク上の通信装置と通信することが可能となる。
ユーザは、無線端末局を無線アクセスポイントに接続されるために、無線アクセスポイントと無線端末局に対して接続設定を行う必要がある。無線アクセスポイントには、そのアクセスポイントのSSID(Service Set ID)、セキュリティ情報を設定する。ここでセキュリティ情報は暗号化方式及び秘密情報であり、例えばWEPキーである。この無線アクセスポインのSSID、セキュリティ情報を無線端末局にも設定する。
このような接続設定を行うことは、技術に詳しくないユーザにとっては難しいため、無線アクセスポイントの中には、販売時に予めSSIDとセキュリティ情報が設定され、その値が無線アクセスポイントの取扱説明書や無線アクセスポイントの筺体に記されているものもある。
また、無線アクセスポイントから送信されるビーコンを受信し、無線アクセスポイントのSSID、セキュリティ設定の有無、受信電波強度、接続状態等をアイコン表示する無線端末局もある。無線端末局の近くに複数の無線アクセスポイントが存在し、無線端末局が各々の無線アクセスポイントからビーコンを受信している場合は、各無線アクセスポイントに対応したアイコンを表示する。
ユーザが、表示されているSSIDから自身が接続したいアクセスポイントに対応したアイコンを選択すると、無線端末はそのSSIDの無線アクセスポイントに対して接続処理を開始し、必要に応じて無線LAN設定画面を表示する。ユーザが、設定画面にセキュリティ情報(例えば、WEPキー)等の必要情報を入力することにより、接続設定が完了する。
このように、アイコンを用いたGUI(Graphical User Interface)による設定手段を用意することで、技術に詳しくないユーザでも容易に接続設定を行うことができる無線LANシステムが知られている。
無線LANシステムでは、当初使用できていた無線端末局が通信できなくなるという不具合が発生することがある。不具合の原因として、無線端末局の障害や、無線アクセスポイントの障害など様々な要因が考えられるため、ユーザは様々な情報をチェックして不具合原因を探しあてることが必要となる。このような不具合原因の絞り込みは、例えば、以下の手順にて行われる。
手順1:無線端末局が無線アクセスポイントからの電波を受信できているかを確認する。例えば無線端末局にて、接続されるべき無線アクセスポイントのアイコンが表示されているかを確認する。
手順2:無線端末局と無線アクセスポイントとの間の無線LANに関する設定が正しいかを確認する。例えば、アイコンをクリックして接続できるか否か確認する。
手順3:無線端末局のIPに関する設定を確認する。例えば、無線インタフェースのIPアドレスが設定されているかを確認する。
手順4:無線端末局と無線アクセスポイントとの間のIPに関する設定を確認する。例えば、Pingコマンド等を使って無線アクセスポイントとのIP接続確認を行う。
手順5:無線アクセスポイントのIP転送に関する機能および、無線端末局上の個々のアプリケーション毎の機能を確認する。例えば、WEBブラウザを起動し、所望のWEBページを表示できるか、又はメールソフトウェアを起動し、メールの送受信を行えるか等を確認する。
このような絞り込みを行い、正常動作していない手順を検出する。その手順に対応した箇所に問題があることが分かる。
上述した不具合原因の絞り込み手順は、ユーザ自身が行う以外に、ユーザが無線端末局、又は無線アクセスポイント、又はISP(インターネット接続提供業者)などのサポートセンターに電話をかけ、サポートセンターのオペレータの指示により不具合原因の絞り込みを行う場合がある。この場合も不具合原因の絞り込み手順は上述したものと本質的な違いはない。
また、無線端末局のスキャン処理により得られる情報から障害原因をユーザに提示する無線通信装置が知られている。例えば無線端末局に設定されている接続先SSIDを含んだビーコンを受信しなければ、「電波受信外」を原因として推定する(例えば特許文献1参照)。また、無線端末局の接続障害を解決するために、無線アクセスポイントからの電波強度を観測する手法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
上述したように、無線端末局の通信に関する不具合が発生した場合には、ユーザはいくつかの手順を踏んで、不具合原因を絞り込む必要がある。この不具合原因の絞り込み手順の中には、上述の手順1に示すように、接続すべき無線アクセスポイントが無線端末局上で表示されているか否かを確認する必要がある。
しかし、例えば、無線LANシステムを集合住宅で使用する場合、ユーザの部屋に隣接する部屋や上下の部屋において、別の住民が無線アクセスポイントを設置している可能性がある。その場合、ユーザの無線端末局上には、ユーザの設置した無線アクセスポイントの他に、これら近隣の無線アクセスポイントが表示される。
この場合、ユーザは複数表示される無線アクセスポイントの中から、自分の設置した無線アクセスポイントを探索する必要がある。無線アクセスポイントの識別は、各無線アクセスポイントに設定されているSSIDにて行う必要があるが、この場合、以下の問題が生じる。
ユーザによる設定を省略するため、無線アクセスポイントは予めSSIDが設定されて販売されている場合がある。すなわちユーザが設定するのではなく、無線アクセスポイントメーカーの手で設定されている場合がある。この場合、無線端末局上で同じメーカーの無線アクセスポイントが複数表示されると、ユーザはどの無線アクセスポイントが自分で設置したものか識別できないという問題があった。
また、ユーザ自身がSSIDを設定した場合であっても、その設定したSSIDを忘れてしまう場合がある。この場合も、上述したように、無線アクセスポイントの識別ができないという問題が生じる。
また、ユーザが設置した無線アクセスポイントがステルスモードであった場合、無線端末局上にはSSIDが表示されないという問題もあった。ここでステルスモードとは、無線アクセスポイントが自身のSSIDを記さないビーコンを送信するモードをいう。
さらに、オフィスのように無線アクセスポイントを多数設置し、無線端末局が接続可能なエリアを広くする構成を採用している場合、ある無線アクセスポイントが無線端末局上で表示されているいずれであるか識別できないという問題もある。
従来の無線通信装置は、予め無線端末局にSSIDを設定することが必要であるため、上述のようなSSIDが分からない場合の問題を解決することができない。さらに、複数の無線アクセスポイントが設置されている環境において、無線端末局が観測している電波が物理的にどの無線アクセスポイントから送信されているものか識別することもできない。
特開2006−33251号公報 特開2007−134748号公報
本発明は、無線アクセスポイントの識別を容易に行うことができる無線端末装置、通信方法、及び通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様による無線端末装置は、第1のスキャン、第2のスキャン、及び第3のスキャンを順に行い、無線基地局を検出するスキャン実行手段と、前記スキャン実行手段で検出した無線基地局の基地局情報を記憶する無線基地局記憶部と、前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかった無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に消失フラッグを立て、前記第2のスキャンで検出されず前記第3のスキャンでは検出された無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に再出フラッグを立て、前記消失フラッグ及び前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別するスキャン管理部とを備えるものである。
また、本発明は、上記無線端末装置を実行することができる方法およびプログラムである。
本発明によれば、無線アクセスポイントの識別を容易に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に本発明の実施形態に係る無線システムを含むネットワークの構成を示す。無線システムは無線端末装置100、無線アクセスポイント(無線基地局)110、及びホームルータ120を有し、インフラストラクチャネットワークを構成する。無線端末装置100と無線アクセスポイント110は例えばIEEE802.11gなどの無線通信方式で接続されている。無線アクセスポイント110とホームルータ120は例えばイーサネット(TM)のような有線で接続されている。
ホームルータ120は、例えばADSL方式やPONのような光通信方式により、複数のルータ200で構成されるインターネットに接続されている。インターネットにはWEBサーバ、POPサーバ、SMTPサーバ、映像配信サーバ等の無線端末装置100と通信する相手ノードが接続されている。
無線端末装置100の近く、例えば隣の部屋や向かいのビル、には他の無線アクセスポイント及び無線端末装置を含む近隣無線システム300が1つ以上存在するものとする。
無線端末装置100は、インフラストラクチャネットワークを構成するために、スキャン機能、認証機能、アソシエーション機能を有する。また、無線アクセスポイント110は、ビーコン送信機能、認証機能、アソシエーション機能を有する。
ビーコン送信機能は、無線アクセスポイント110が、自局が開設しているBSSネットワークに関する情報をビーコンフレームにのせて、周期的に報知する機能である。周期は一般的に100ms程度に設定される。無線アクセスポイント110が報知するビーコン情報は、タイムスタンプ情報、ビーコンインターバル情報、ケーパビリティ情報(Capability Information)、SSID、Supported Rates(サポートレート)、TIM(Traffic Indication Map)を含む。
タイムスタンプ情報は、無線アクセスポイント110が起動してから進み続けるタイマーの値である。ビーコンインターバル情報は、ビーコン周期を示す。ケーパビリティ情報は、ポーリング集中制御(PCF)を行うか否か、暗号化を行うか否かなどの情報を示す。SSIDは、ESSまたはIBSSの識別子を示す。Supported Ratesは、サポートしている全ての無線伝送レートの一覧を示す。TIMは、パワーマネージメントに関する情報を示す。
スキャン機能は、無線端末装置100が最良のビーコン信号を検出する機能である。スキャンには、パッシブスキャンとアクティブスキャンの2種類が定義されている。
パッシブスキャンとは、IEEE802.11の必須機能であり、無線端末装置100が、利用可能な周波数チャネルを切り替えながらビーコン信号の受信を行うものである。そして、受信したビーコン信号の中で、自局に予め設定されているSSIDと同じSSID情報をのせているビーコン信号を送信した無線アクセスポイントを選択する。同じSSID情報をのせているビーコンを送信している無線アクセスポイントが2台以上存在する場合は、所定の判断基準に基づいて、1台の無線アクセスポイントを選択する。一般的には、ビーコン信号の受信電力が最も強いもの、つまり、通信品質が最も良いと判断できる無線アクセスポイントを選択する。
アクティブスキャンは、本質的にはパッシブスキャンと同等であるが、無線端末装置100が無線アクセスポイントを探索するための探索パケット(プローブ要求(Probe Request)フレーム)を送信する。プローブ要求フレームには、無線端末装置100に設定されているSSID情報、Supported Rates、ケーパビリティ情報などが含まれている。
このプローブ要求フレームを受信した無線アクセスポイントのうち、SSIDが一致した無線アクセスポイントは、ビーコン送信タイミングに依存せずに、ビーコンとほぼ同様の情報をのせたプローブ応答(Probe Response)フレームを送信する。プローブ応答フレームには、タイムスタンプ情報、ビーコンインターバル情報、ケーパビリティ情報、SSID、Supported Ratesなどが含まれる。
このように、無線端末装置100は、定期的に送信されるビーコンを待たずに、自局が接続できる無線アクセスポイントの存在を認識することができる。
オフィスなど、SSIDが共通であり、それぞれ使用する周波数チャネルが異なる複数台の無線アクセスポイントが存在する環境では、スキャン時に、無線チャネルを切り替えるたびに定期的に報知されるビーコンを待つよりも、プローブ要求フレームを送信し、プローブ応答フレームが返信されない場合は直ちに周波数チャネルを切り替えて、別の無線アクセスポイントをスキャンした方が、適切な無線アクセスポイントを短時間に探索することが可能となる。
次に認証機能について説明する。無線端末装置100は、適切な無線アクセスポイントを選択すると、その無線アクセスポイントに対して認証要求を行う。認証機能には、オープンシステム認証と呼ばれる認証方法と、共通鍵認証と呼ばれる認証方法の2種類がある。
オープンシステム認証は、無線端末装置100が無線アクセスポイントに対して認証要求フレーム(open設定)を送信し、無線アクセスポイントは、SSID等の簡易チェックのみを行い、認証を許可する方法である。認証を許可する場合は、その応答信号として認証応答フレーム(open)を送信する。これを受信した無線端末装置100は、認証処理が完了したと判断して次に説明するアソシエーション処理を実行する。
一方、共通鍵認証は、代表的な方式としてWEP方式がある。まず、無線端末装置100は、無線アクセスポイントに対して認証要求フレーム(shared,1)を送信する。これを受信した無線アクセスポイントは、その応答フレームとして、チャレンジテキスト情報を付加した認証応答フレーム(shared,2)を返信する。無線端末装置100は、付加されたチャレンジテキスト情報と、自局に設定されているセキュリティ情報(例えばWEPキー)を用いて、チャレンジテキストを暗号化し、その暗号化した情報を付加した認証要求フレーム(shared,3)を送信する。
無線アクセスポイントは、受信した認証要求フレーム(shared,3)に付加されている暗号化されたチャレンジテキストを、自局に設定されているセキュリティ情報(例えばWEPキー)を用いて復号し、復号したチャレンジテキストと、無線端末装置100へ送信したチャレンジテキストとの比較を行う。
比較結果が一致した場合は、無線アクセスポイントのWEPキーと無線端末装置100のWEPキーが一致している、つまり、不正な無先端末装置ではないと判断して、認証許可を示す情報を付加した認証応答フレーム(shared,4)を送信する。この認証応答フレーム(shared,4)を受信した無線端末装置は、認証処理が完了したと判断して、以下に説明するアソシエーション処理を実行する。
続いてアソシエーション機能について説明する。無線端末装置100は、無線アクセスポイントとの認証処理が完了すると、無線アクセスポイントに対してアソシエーション要求フレームを送信する。アソシエーション要求フレームには、無線端末装置100のSSIDや通信能力に係わる情報などが付加されている。アソシエーション要求フレームを受信した無線アクセスポイントは、無線端末装置100がBSSネットワークに加入するのに適切であるかを判断するために、SSIDや通信能力等のチェックを行う。無線アクセスポイントは、加入が適切であると判断した場合、無線端末装置100に対してアソシエーション応答フレームを送信する。
無線端末装置100は、アソシエーション応答フレームを受信すると、無線アクセスポイントが開設しているBSSネットワークへの参加が許可されたと判断し、それ以降、無線アクセスポイントとの通信や、無線アクセスポイントを介したネットワーク上の他の通信装置との通信を開始する。
無線端末装置100と無線アクセスポイント110は上述したビーコン送信機能、スキャン機能、認証機能、アソシエーション機能などにより、通信が確立される。なお、無線端末装置100上では、無線アクセスポイント110以外に、近隣無線システム300の無線アクセスポイントも表示される。本実施形態による無線端末装置100は、表示されている複数の無線アクセスポイントのうちどれが無線アクセスポイント110であるかを容易に識別できるものであり、その構成、機能を以下に説明する。
図2に無線端末装置100の概略構成を示す。無線端末装置100は、無線入出力部101、アクティブスキャン実行部102、パッシブスキャン実行部103、スキャン管理部104、無線アクセスポイント記憶部105、中央制御部106、及びユーザインタフェース制御部107を有する。
無線入出力部101は、プローブ要求フレーム等の無線フレームを外部に送信する。また、無線入出力部101は、ビーコンやプローブ応答フレーム等の無線フレームを外部から受信する。
アクティブスキャン実行部102は、スキャン管理部104からSSIDの値と無線チャネル(CH)を受け取り、受け取ったSSIDを記したプローブ要求フレームを、無線入出力部101を介して、指定された無線チャネルにて送信する。また、アクティブスキャン実行部102は、無線入出力部101を介して受信したプローブ応答フレームに記された情報をスキャン管理部104へ出力する。
パッシブスキャン実行部103は、スキャン管理部104に指示された無線チャネルにて、無線入出力部101を介してビーコンを受信し、ビーコンに記された情報をスキャン管理部104へ出力する。
スキャン管理部104は、中央制御部106からの指示に基づいて、any又は無線アクセスポイント記憶部105から読み出した値をSSIDの値としてアクティブスキャン実行部102へ出力する。また、スキャン管理部104は、アクティブスキャン実行部102から受け取ったプローブ応答に記されていた情報を無線アクセスポイント記憶部105へ出力する。また、スキャン管理部104は、パッシブスキャン実行部103から受け取ったビーコンに記されていた情報を無線アクセスポイント記憶部105へ出力する。
無線アクセスポイント記憶部105は、スキャン管理部104から受け取った情報を例えば図3に示すような形式で記憶する。図3では、各無線アクセスポイントに関する情報が1列になっている。ビーコン受信時刻は、最新のビーコンを受信した時刻である。プローブ応答受信時刻は、最新のプローブ応答を受信した時刻であり、プローブ応答を受信していない場合は、値は記されない。
無線アクセスポイント情報源は、図3のタイムスタンプからCHまでの情報が、ビーコンに記された値であるか、又はプローブ応答に記された値であるかを示す。無線アクセスポイント情報生存時刻は、保持している無線アクセスポイントに関する情報が有効である期限を記しており、この期限を過ぎると該当する無線アクセスポイントに関する情報は廃棄される。図3の例では、最新の無線アクセスポイント情報を記してから10000(msec)後に有効期限が切れる。
無線アクセスポイント消失フラッグは、スキャン管理部104の指示によりON(1)/OFF(0)のいずれかの値をとる。無線アクセスポイント再出フラッグは、スキャン管理部104の指示によりON(1)/OFF(0)のいずれかの値をとる。スキャン管理部104の指示については後述する。
ユーザインタフェース制御部107は、ユーザからマウスあるいはキーボードあるいはタッチスクリーン等の入力イベントを受け取ると、これを中央制御部106に伝える。またユーザインタフェース制御部107は、中央制御部106からの指示に基づいて、スピーカー、LED、ディスプレイに、音や光の表示を行う。
このような無線端末装置100を用いて無線アクセスポイントを識別する方法を図4に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1)中央制御部106が、ユーザインタフェース制御部107を介して、無線アクセスポイント識別機能の起動及び実行指示を受信する。例えば、無線端末装置100に付属のマウスやタッチスクリーンやキーボードで本機能の起動を示すアイコンを開くことにより起動が指示され、図5に示すような初期画面が表示される。そして、「無線アクセスポイント識別実行」ボタンが押されることで実行が指示される。
なお、「近隣無線アクセスポイント一覧」表示は、無線端末装置100がアクティブスキャン又はパッシブスキャンにより取得した無線アクセスポイントの情報を示す。また、「近隣無線アクセスポイント更新」ボタンを押すと、無線端末装置100はアクティブスキャン又はパッシブスキャンを実行し、周囲の無線アクセスポイントの情報を再取得し、「近隣無線アクセスポイント一覧」に表示する。
(ステップS2)中央制御部106が第1のスキャンを実行するようスキャン管理部104を制御する。スキャン管理部104はSSIDとしてanyをアクティブスキャン実行部102へ出力し、アクティブスキャン実行部102がアクティブスキャンを実行する。スキャン管理部104は、アクティブスキャンにより検出された無線アクセスポイントに関する情報を無線アクセスポイント記憶部105へ出力し、記憶させる。
なお、第1のスキャンはパッシブスキャンでもよい。
従って、このステップでは、スキャン実行手段(アクティブスキャン実行部102、パッシブスキャン実行部103)がスキャンを行い、無線アクセスポイントから受信したプローブ応答やビーコンに記された情報(基地局情報)をスキャン管理部104へ出力する。そして、スキャン管理部104は、スキャン実行手段から受け取った基地局情報を無線アクセスポイント記憶部105へ出力して記憶させる。
(ステップS3)中央制御部106が、ユーザインタフェース制御部107を介して、無線アクセスポイント本体の電源オフを要求する音を出力する。これによりユーザは識別したい無線アクセスポイント本体の電源をオフする。
(ステップS4)中央制御部106が第2のスキャンを実行するようスキャン管理部104を制御する。スキャン管理部104は、無線アクセスポイント記憶部105に記憶された各無線アクセスポイントのSSID及びCHを取り出してアクティブスキャン実行部102へ出力する。アクティブスキャン実行部102は、受け取ったSSIDを用いてアクティブスキャンを実行し、得られた基地局情報をスキャン管理部104へ出力する。
スキャン管理部104は、無線アクセスポイント記憶部105に対して、第1のスキャンにより検出されて無線アクセスポイント記憶部105に基地局情報が記憶されているが、第2のスキャンでは検出されなかった無線アクセスポイントに対応する基地局情報の無線アクセスポイント消失フラッグをONとする(立てる)よう指示する。
なお、第2のスキャンは、SSIDをanyとしたアクティブスキャンでもよく、またパッシブスキャンでもよい。
(ステップS5)中央制御部106が、ユーザインタフェース制御部107を介して、無線アクセスポイント本体の電源オンを要求する音を出力する。これによりユーザはステップS3で電源をオフした無線アクセスポイント本体の電源をオンする。
(ステップS6)中央制御部106が第3のスキャンを実行するようスキャン管理部104を制御する。スキャン管理部104は、無線アクセスポイント記憶部105から、無線アクセスポイント消失フラッグがONになっている無線アクセスポイントのSSID及びCHを取り出してアクティブスキャン実行部102へ出力する。アクティブスキャン実行部102は、受け取ったSSIDを用いてアクティブスキャンを実行し、得られた基地局情報をスキャン管理部104へ出力する。
スキャン管理部104は、無線アクセスポイント記憶部105に対して、無線アクセスポイント消失フラッグがONとなっているが、第3のスキャンで検出された無線アクセスポイントに対して、無線アクセスポイント再出フラッグをONとするよう指示する。
なお、第3のスキャンは、無線アクセスポイント記憶部105に記憶された各無線アクセスポイントに対するアクティブスキャンでもよく、またSSIDをanyとしたアクティブスキャンでもよく、またパッシブスキャンでもよい。
(ステップS7)中央制御部106は、ユーザインタフェース制御部107を介して、無線アクセスポイント識別の結果画面を表示する。この時、スキャン管理部104は無線アクセスポイント記憶部105から無線アクセスポイント再出フラッグがONとなっている無線アクセスポイントを識別し、中央制御部106へ通知する。中央制御部106はスキャン管理部104から通知された無線アクセスポイントをユーザが識別したいアクセスポイントとしてユーザインタフェース制御部107を介して表示部(図示せず)に表示させる。
図6に結果画面の一例を示す。ユーザにより「接続」ボタンが押されると、この無線アクセスポイントに対する接続処理を開始する。この接続処理にIEEE802.1X実行又はWEPキー等の設定情報が必要であれば、その設定画面が表示される。
ユーザにより「無線アクセスポイント識別再実行」ボタンが押されると、再度、無線アクセスポイントの識別動作(ステップS2〜S7)が行われる。「初期画面に戻る」ボタンが押されると表示画面が図5に示すような初期画面に戻る。
ステップS7で識別された無線アクセスポイントが無い場合は、無線アクセスポイントに関する情報及び「接続」ボタンは表示しない。この時、「識別失敗」のようにエラーを示すメッセージを表示するようにしてもよい。
図4における第1〜第3のスキャンでSSIDにanyを記したアクティブスキャンを実行する場合の無線端末装置100の動作を図7に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS11)無線入出力部101が使用できるCH(無線チャネル)のうち、まだ使用していないCHの1つを選択する。
(ステップS12)アクティブスキャン実行部102が、ステップS11で選択されたCHを使用して、SSIDにanyを記したプローブ要求を送信する。
(ステップS13)所定時間プローブ応答の受信を待つ。SSIDがanyの場合、複数の無線アクセスポイントからプローブ応答を受信する可能性がある。
(ステップS14)アクティブスキャン実行部102が、受信したプローブ応答に記された情報をスキャン管理部104へ出力する。スキャン管理部104はアクティブスキャン実行部102から受け取った情報や、消失無線アクセスポイントフラッグの値、再出無線アクセスポイントフラッグの値を無線アクセスポイント記憶部105へ出力する。
(ステップS15)無線入出力部101が使用できるすべてのCHがプローブ要求の送信に使用されたか否かが判定される。すべて使用された場合は処理を終了し、使用されていない場合はステップS11に戻る。
次に、図4における第2のスキャン又は第3のスキャンで無線アクセスポイント記憶部105に記憶された各無線アクセスポイントに対するアクティブスキャンを実行する場合の無線端末装置100の動作を図8に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS21)スキャン管理部104が無線アクセスポイント記憶部105に記憶されている無線アクセスポイントのうち、まだSSID及びCHを読み出していない無線アクセスポイントに対応するSSID及びCHを読み出す。
(ステップS22)スキャン管理部104が、ステップS21で読み出したSSID及びCHをアクティブスキャン実行部102へ出力する。
(ステップS23)アクティブスキャン実行部102が、スキャン管理部104から受け取ったSSIDを記したプローブ要求を、スキャン管理部104から受け取ったCHで送信する。
(ステップS24)ステップS23でプローブ要求を送信したCHでプローブ応答の受信を待つ。
(ステップS25)アクティブスキャン実行部102が、受信したプローブ応答に記された情報をスキャン管理部104へ出力する。スキャン管理部104は、受け取った情報に基づいて、消失無線アクセスポイントフラッグの値、再出無線アクセスポイントフラッグの値を無線アクセスポイント記憶部105へ出力する。
(ステップS26)スキャン管理部104が無線アクセスポイント記憶部105に記憶されているすべての無線アクセスポイントのSSID及びCHを読み出したか否かが判定される。すべて読み出した場合は処理を終了し、読み出していない場合はステップS21に戻る。
続いて、図4における第1〜第3のスキャンでパッシブスキャンを実行する場合の無線端末装置100の動作を図9に示すフローチャートを用いて説明する。
(ステップS31)無線入出力部101が使用できるCH(無線チャネル)のうち、まだ使用していないCHの1つを選択する。
(ステップS32)パッシブスキャン実行部103が、ステップS31で選択されたCHを使用して、ビーコン受信を所定時間待つ。複数の無線アクセスポイントからビーコンを受信する可能性がある。
(ステップS33)パッシブスキャン実行部103が、受信したビーコンに記された情報をスキャン管理部104へ出力する。スキャン管理部104はアクティブスキャン実行部102から受け取った情報や、消失無線アクセスポイントフラッグの値、再出無線アクセスポイントフラッグの値を無線アクセスポイント記憶部105へ出力する。
(ステップS34)無線入出力部101が使用できるすべてのCHがビーコン受信に使用されたか否かが判定される。すべて使用された場合は処理を終了し、使用されていない場合はステップS31に戻る。
このように、本実施形態では、無線端末装置100が無線アクセスポイントに関する情報を収集し、識別したい無線アクセスポイントの電源オフにより検出できなくなり、識別したい無線アクセスポイントの電源オンにより検出できるようになった無線アクセスポイントを探索することで、複数の無線アクセスポイントの中からユーザが識別したい無線アクセスポイントを容易に識別することができる。
上記実施形態では、結果画面の一例として図6に示す結果画面について説明したが、ステップS1〜S7の実行により複数の無線アクセスポイントが識別された場合は、結果画面は図10に示すようなものとなる。図10は2つの無線アクセスポイントが識別された結果画面である。2つの無線アクセスポイントそれぞれの情報を示し、それぞれに対応した「接続」ボタンを表示する。「接続」ボタンが押された場合には、対応する無線アクセスポイントとの接続動作を開始する。
図10は2つの無線アクセスポイントを識別した場合であるが、2つ以上の場合も同様に識別した数の無線アクセスポイントを表示する。ここで、2つ以上の無線アクセスポイントが識別された場合、近隣の無線アクセスポイントが偶然、識別したい無線アクセスポイントと同じタイミングでオン、オフした可能性があるため、無線アクセスポイント識別再実行を促す画面を表示するようにしても良い。また、ユーザの指示なしに無線アクセスポイント識別を再実行するようにしてもよい。
上記実施形態ではユーザに無線アクセスポイントの電源オフを促す際に(ステップS3)音を発していたが、この音は単なるビープ音でも良いし、「無線アクセスポイントをオフにしてください」等の音声であっても良い。また、音でなくとも良く、無線端末装置100が細かく振動することでも良いし、LED等の発光デバイスを具備するならば光を用いても良い。
また、無線端末装置100がディスプレイを具備するならばディスプレイにその旨を表示しても良い。さらには、無線端末装置がディスプレイにステップS2が終了した旨を表示し、ユーザから電源オフを実行した旨の入力を受け付けたら、ステップS4を開始するようにしてもよい。
また、取扱説明書等に、ステップS2の終了後に所定時間(例えば10秒)以内に無線アクセスポイントの電源をオフにすること、等の指示があれば、無線端末装置100はステップS3を実行せず、ステップS2の終了後、所定時間待ってステップS4を行えばよい。
上記実施形態ではユーザに無線アクセスポイントの電源オンを促す際に(ステップS5)音を発していたが、この音は単なるビープ音でも良いし、「無線アクセスポイントをオンにしてください」等の音声であっても良い。また、音でなくとも良く、無線端末装置100が細かく振動することでも良いし、LED等の発光デバイスを具備するならば光を用いても良い。
また、無線端末装置100がディスプレイを具備するならばディスプレイにその旨を表示しても良い。さらには、無線端末装置がディスプレイにステップS4が終了した旨を表示し、ユーザから電源オンを実行した旨の入力を受け付けたら、ステップS6を開始するようにしてもよい。
また、取扱説明書等に、ステップS4の終了後に所定時間(例えば60秒)以内に無線アクセスポイントの電源をオンにすること、等の指示があれば、無線端末装置100はステップS5を実行せず、ステップS4の終了後、所定時間待ってステップS6を行えばよい。
上記実施形態において、無線端末装置100が定期的に近隣アクセスポイントのスキャンを実施している場合は第1のスキャンを省略し得る。
無線アクセスポイントが電源オフ後にオンした場合に、タイムスタンプの値が0にクリアされる特性を利用することもできる。無線アクセスポイント記憶部105に記されているタイムスタンプの値と、第3のスキャンによって得られたビーコンあるいはプローブ応答に記されたタイムスタンプの値を比較し、第3のスキャンにより得られたタイムスタンプの値が、無線アクセスポイント記憶部105に記憶されているタイムスタンプの値よりも小さく、かつあらかじめ定められた値より小さい場合に無線アクセスポイント再出フラッグをONとする(立てる)ようにしてもよい。この場合、第2のスキャンを省略することも可能である。またこの場合、無線アクセスポイントの電源のオフを要求する音とオンを要求する音を、オフ&オンを要求する音という具合にひとつにまとめることも可能である。
あるいは、無線アクセスポイントが電源オフ&オンされた場合に、タイムスタンプが0にクリアされるのではなく、例えば無線アクセスポイントの持つ時計の現在時刻に基づいて設定される場合も考えられる。この場合は、第1のスキャンで複数のビーコンあるいはプローブ応答を受信し、その単位時間当たりのタイムスタンプ増加量を無線アクセスポイント記憶部に保持しておき、以下の式により、第3のスキャン時のタイムスタンプ値を推定することができる。
TS3’ = X * (t3-t1) + TS1
ここで、TS3’は第3のスキャン時のタイムスタンプ推定値、TS1は第1のスキャン時に得たタイムスタンプ値、Xは単位時間当たりのタイムスタンプ増加量、t3は第3のスキャン実行時刻、t1は第1のスキャン実行時刻である。
第3のスキャンにより得たタイムスタンプの値TS3が以下の関係の時、該無線アクセスポイントの電源がオフ&オンされたと判断できる。
α<|TS3−TS3’|
ここで|x|は実数値xの絶対値を示す。また、αは予め与えられる値で、推定誤差による誤判断を防止する。
一般に、ユーザが無線端末装置を設定しようとする無線アクセスポイントは、無線端末装置の近くに位置している場合が多い。その場合、無線端末装置は、比較的強度の高い電波をその無線アクセスポイントから受信することが期待できる。従って、無線アクセスポイント消失フラッグおよび無線アクセスポイント再出フラッグをONにする条件に、あらかじめ定められた値以上の電波強度でビーコン又はプローブ応答を受信したという条件を追加してもよい。
図4のフローチャートにおいて、ステップS5とS6を省略し、無線アクセスポイント消失フラッグがONになっている無線アクセスポイントを無線アクセスポイント識別結果画面に表示するようにしてもよい。
また、図4のフローチャートにおいて、ステップS3とS4を省略することもできる。この場合、予めユーザが識別させたい無線アクセスポイントの電源をオフにしておいてから、図4のフローチャートの手順を行う。そして、ステップS6のスキャンでは、SSIDをanyとしたアクティブスキャンあるいは、パッシブスキャンを行う。無線アクセスポイント再出フラッグは、無線アクセスポイント記憶部105に記憶されていない無線アクセスポイントが発見された場合にONとする。無線アクセスポイント再出フラッグがONとなっている無線アクセスポイントがユーザが識別したい無線アクセスポイントである。
無線アクセスポイントの中には、ひとつの無線機で複数の無線アクセスポイントの動作を模擬するものがあり、これはバーチャル無線アクセスポイント機能と呼ばれる。バーチャル無線アクセスポイント機能では、複数の異なるSSIDの値のビーコンを送信するなどして、あたかも複数の異なる無線アクセスポイントが存在するかのように振る舞う。
しかし、物理的には1つであることから、電源オフ時にはその複数のバーチャル無線アクセスポイントは同時に停止し、電源オン時には同時に再開する。また、ビーコン又はプローブ応答に記されるタイムスタンプの値は物理的な無線アクセスポイントが有する1つの時計に従って記される。このため、図4のフローチャートにおいて、物理的な実態を共有するバーチャル無線アクセスポイントに関する無線アクセスポイント消失フラッグ及び無線アクセスポイント再出フラッグはそれぞれオンになる。これによって、無線アクセスポイント識別の結果画面には、物理的な実態を共有するバーチャル無線アクセスポイントをすべて表示することができる。
また、上述したタイムスタンプにより無線アクセスポイントを識別する場合も、バーチャル無線アクセスポイントの全てにおけるビーコンあるいはプローブ応答に記されたタイムスタンプの値がいったん0に戻るため、通常の無線アクセスポイントの場合と同様に識別することが可能である。
また、無線アクセスポイントの中には、複数の無線機を有し、それぞれの無線機を用いて無線アクセスポイントの機能を実現することにより、複数の無線アクセスポイントとして無線端末装置から認識されるものがある。このような無線アクセスポイントをマルチ無線アクセスポイントと呼ぶ。この場合も、上述のバーチャル無線アクセスポイントと同様に、電源は共有するため、電源をオフ又はオンにした場合の振る舞いは、通常の無線アクセスポイントと同じであるため、バーチャル無線アクセスポイントの場合と同様に、物理的な実態を共有する無線アクセスポイントすべてを識別することが可能である。
また、無線アクセスポイントの中には、ステルス機能を有するものがある。ステルス機能とは、ビーコンのSSIDフィールドに値を入れておらず、またSSIDにanyを記したプローブ要求には返答しないものである。これにより、SSIDを知らない無線端末からは接続することができなくする機能である。
この場合、無線端末装置にSSIDがあらかじめ設定されていれば、上述の通り、無線アクセスポイントを識別することができる。しかし、無線端末装置にSSIDが設定されていない場合は、以下のような手順の変形が必要である。
図4のフローチャートにおいて、ステップS2、S4、S6でのスキャンはパッシブスキャンの使用が望ましい。また、フローチャート内の処理において、無線アクセスポイントの識別にはSSIDではなくBSSIDを用いることが望ましい。
図11は、無線アクセスポイント識別結果の画面例を示す。図11では、無線アクセスポイントの識別子としてSSIDではなくBSSIDを表示している。また、ステルス機能が使用されている無線アクセスポイントである旨も表示している。
ただし、無線端末装置に、識別された無線アクセスポイントのSSIDがあらかじめ設定されている場合は、その無線アクセスポイントのSSIDを記したプローブ要求を送信し、プローブ応答の返信があるかを確認するなどして、無線アクセスポイントが当該SSIDを持つことを確認できた後は、無線アクセスポイント識別結果の画面にSSIDも表示することが望ましい。
図11の「接続」ボタンが押されると、図12の無線LAN設定画面が表示される。無線LAN設定画面では無線アクセスポイントに接続するために必要な情報を設定できるようにしておくことが望ましい。図12では無線端末装置に、識別された無線アクセスポイントのSSIDが設定されていない場合として、SSIDを設定項目として表示している。もし、無線端末装置に予め正しいSSIDが設定されているのであれば、SSID設定項目には、その値をあらかじめ入力済みとして、設定画面を表示しても良い。
無線端末装置の中には、コンボ無線機と呼ばれるものを搭載したものがある。これは、例えばIEEE802.11gだけでなく、IEEE802.11aのような異なる無線方式を使用可能とするものであり、複数の無線方式を同時には使用できないという制限を有する。この場合、図4の第1又は第2又は第3のスキャンの際に、サポートするすべての無線方式に対してCHを変更してスキャンを行うようにすることで、容易に対応が可能である。
無線端末装置の中には、マルチ無線機と呼ばれるものを搭載したものがある。これは、例えばIEEE802.11gだけでなく、IEEE802.11aのような異なる無線方式の無線機を複数搭載したものであり、複数の無線方式を同時に使用できる。この場合、図4の第1又は第2又は第3のスキャンを各無線方式に対して同時に実行することができ、それにより効率的に無線アクセスポイント識別手順を実施することが可能である。
上記実施形態において、第2のスキャンや第3のスキャンでパッシブスキャンを行う場合、無線アクセスポイントのビーコン間隔を保持しておき、無線チャネル毎に最長ビーコン間隔を算出し、この最長ビーコン間隔の時間のみ無線チャネルをリッスンすることが好適である。
上述の説明では、ユーザが無線アクセスポイント識別機能を起動する場合を例に説明を行ったが、その他の方法でも構わない。例えば、無線アクセスポイント設定ウィザードが本無線アクセスポイント識別機能を実行しても良い。
無線端末装置100は図1ではPCのように図示されているが、PDAや携帯電話機などでもよい。
上述した実施形態で説明した無線端末装置100の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、無線端末装置100の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、無線端末装置100の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る無線システムを含むネットワークの構成図である。 同実施形態に係る無線端末装置の概略構成図である。 同実施形態に係る無線アクセスポイント記憶部における基地局情報の記憶形式の一例を示す図である。 同実施形態に係る無線アクセスポイント識別方法を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る無線端末装置上に表示される初期画面の一例を示す図である。 同実施形態に係る無線端末装置上に表示される結果画面の一例を示す図である。 同実施形態に係る無線端末装置のアクティブスキャン動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る無線端末装置のアクティブスキャン動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る無線端末装置のパッシブスキャン動作を説明するフローチャートである。 同実施形態に係る無線端末装置上に表示される結果画面の一例を示す図である。 同実施形態に係る無線端末装置上に表示される結果画面の一例を示す図である。 同実施形態に係る無線端末装置上に表示される無線LAN設定画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 無線端末装置
101 無線入出力部
102 アクティブスキャン部
103 パッシブスキャン部
104 スキャン管理部
105 無線アクセスポイント記憶部
106 中央制御部
107 ユーザインタフェース制御部
110 無線アクセスポイント
120 ホームルータ
200 ルータ
300 近隣無線システム

Claims (18)

  1. 第1のスキャン、第2のスキャン、及び第3のスキャンを順に行い、無線基地局を検出するスキャン実行手段と、
    前記スキャン実行手段で検出した無線基地局の基地局情報を記憶する無線基地局記憶部と、
    前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかった無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に消失フラッグを立て、前記第2のスキャンで検出されず前記第3のスキャンでは検出された無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に再出フラッグを立て、前記消失フラッグ及び前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別するスキャン管理部とを備える無線端末装置。
  2. 表示手段と、
    前記表示手段を制御する制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記スキャン管理部で識別した無線基地局の基地局情報を前記無線基地局記憶部から取得して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  3. 前記表示手段は音又は光を発することが可能であり、
    前記制御部は、前記スキャン実行手段が前記第1のスキャンを行った後、及び前記第2のスキャンを行った後に、前記表示手段が音又は光を発するように制御することを特徴とする請求項2に記載の無線端末装置。
  4. 前記スキャン実行手段は、前記第2のスキャン及び/又は前記第3のスキャンでは、前記第1のスキャンにより検出された無線基地局が使用する無線チャネルのみスキャンを行うことを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  5. 前記スキャン実行手段は、前記第3のスキャンでは、前記消失フラッグの立てられた無線基地局が使用する無線チャネルのみスキャンを行うことを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  6. 前記スキャン実行手段は、パッシブスキャンを行い、
    前記スキャン管理部は、前記基地局情報に含まれるBSSIDを用いて、無線基地局が前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかったか否か、前記第2のスキャンで検出されず前記第3のスキャンでは検出されたか否かを判別することを特徴とする請求項1に記載の無線端末装置。
  7. 第1のスキャン及び第2のスキャンを順に行い、無線基地局を検出するスキャン実行手段と、
    前記スキャン実行手段で検出した無線基地局の基地局情報を記憶する無線基地局記憶部と、
    前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかった無線基地局、又は前記第1のスキャンで検出されず前記第2のスキャンでは検出された無線基地局を識別するスキャン管理部とを備える無線端末装置。
  8. 前記スキャン管理部は、前記第1のスキャンで検出され前記第2のスキャンでは検出されなかった無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に消失フラッグを立て、前記前記消失フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別することを特徴とする請求項7に記載の無線端末装置。
  9. 前記スキャン実行手段は、前記第2のスキャンでは、前記第1のスキャンにより検出された無線基地局が使用する無線チャネルのみスキャンを行うことを特徴とする請求項8に記載の無線端末装置。
  10. 表示手段と、
    前記表示手段を制御する制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記スキャン管理部で識別した無線基地局の基地局情報を前記無線基地局記憶部から取得して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項8に記載の無線端末装置。
  11. 前記表示手段は音又は光を発することが可能であり、
    前記制御部は、前記スキャン実行手段が前記第1のスキャンを行った後に、前記表示手段が音又は光を発するように制御することを特徴とする請求項8に記載の無線端末装置。
  12. 前記スキャン管理部は、前記第1のスキャンで検出されず前記第2のスキャンでは検出された無線基地局に対応する基地局情報に再出フラッグを立て、前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別することを特徴とする請求項7に記載の無線端末装置。
  13. 第1のスキャン及び第2のスキャンを順に行い、無線基地局を検出するスキャン実行手段と、
    前記スキャン実行手段で検出した無線基地局の基地局情報を記憶する無線基地局記憶部と、
    前記第1のスキャンで検出された基地局情報に含まれるタイムスタンプと、前記第2のスキャンで検出された基地局情報に含まれるタイムスタンプとを比較し、タイムスタンプが小さい無線基地局を識別するスキャン管理部とを備える無線端末装置。
  14. 前記スキャン管理部は、前記第2のスキャンで検出された基地局情報に含まれるタイムスタンプが、前記第1のスキャンで検出された基地局情報に含まれるタイムスタンプと、前記第2のスキャンと前記第2のスキャンの時間間隔とに基づく推定範囲外である無線基地局を識別することを特徴とする請求項13に記載の無線端末装置。
  15. 表示手段と、
    前記表示手段を制御する制御部とをさらに備え、
    前記制御部は、前記スキャン管理部で識別した無線基地局の基地局情報を前記無線基地局記憶部から取得して前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項13に記載の無線端末装置。
  16. 前記表示手段は音又は光を発することが可能であり、
    前記制御部は、前記スキャン実行手段が前記第1のスキャンを行った後に、前記表示手段が音又は光を発するように制御することを特徴とする請求項15に記載の無線端末装置。
  17. 第1のスキャンを行って無線基地局を検出し、
    前記第1のスキャンにより検出された無線基地局の基地局情報を無線基地局記憶部に記憶し、
    第2のスキャンを行って無線基地局を検出し、
    前記第1のスキャンで検出され、前記第2のスキャンで検出されなかった無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に消失フラッグを立て、
    第3のスキャンを行って無線基地局を検出し、
    前記第2のスキャンで検出されず、前記第3のスキャンで検出された無線基地局に対応する前記無線基地局情報記憶部に記憶されている基地局情報に再出フラッグを立て、
    前記消失フラッグ及び前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別することを特徴とする通信方法。
  18. 第1のスキャンを行って無線基地局を検出するステップと、
    前記第1のスキャンにより検出された無線基地局の基地局情報を無線基地局記憶部に記憶するステップと、
    第2のスキャンを行って無線基地局を検出するステップと、
    前記第1のスキャンで検出され、前記第2のスキャンで検出されなかった無線基地局に対応する前記無線基地局情報記憶部に記憶されている基地局情報に消失フラッグを立てるステップと、
    第3のスキャンを行って無線基地局を検出するステップと、
    前記第2のスキャンで検出されず、前記第3のスキャンで検出された無線基地局に対応する前記無線基地局記憶部に記憶されている基地局情報に再出フラッグを立てるステップと、
    前記消失フラッグ及び前記再出フラッグが立っている基地局情報に対応する無線基地局を識別するステップとをコンピュータに実行させる通信プログラム。
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