JP7467068B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関するものであり、特に放熱フィンを用いて放熱する撮像装置に関するものである。
撮像装置により撮像した画像を用いて対象物の状態を検出する技術が知られている。特許文献1には、移動する列車ににつけたカメラで撮像した画像を用いて線路の異常を検出する技術が開示されている。
特開2019-84955号公報
しかしながら、線路などの対象物の状態を精度よく検出するために、高いフレームレートで撮像する必要があるが、高いフレームレートで撮像を続けるとカメラ自体が高温になり、検出する精度に悪い影響を与えてしまう可能性がある。
従来、撮像装置の熱対策としては、たとえば、ファンやダクト、ペルチェ素子、ヒートパイプなどを用いる方法がある。しかし、寿命や故障により放熱に用いられる装置の交換が必要になる場合があり、装置全体のメンテナンス性が損なわれてしまう。また、装置が大型化してしまう可能性もあり、限られているスペースでは設置できないという課題も生じる。
本発明は、上記の課題を鑑みてなされたものであり、小型でメンテナンス性を損なわない撮像装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、本願発明は、撮像装置であって、撮像素子を搭載したセンサー基板を備えたセンサー部と、前記センサー基板の出力信号を処理する処理部を搭載したメイン基板を備えたメイン部と、前記センサー部と前記メイン部を繋ぐ一対の腕部と、前記センサー部と前記メイン部を電気的に接続するための接続ワイヤーと、前記センサー部で発生する熱を放出するための複数の放熱フィンと、を有し、前記接続ワイヤーは、前記一対の腕部の少なくとも一つの内部を通って前記センサー部と前記メイン部を電気的に接続するように構成され、前記複数の放熱フィンは、前記一対の腕部の間に、前記センサー基板と略直交する方向に延出して前記一対の腕部と略平行に設けられることを特徴とする撮像装置を提供する。
本発明の構成によれば、移動中に放熱フィンを用いて効率的に放熱する撮像装置を提供することができる。
本発明の実施形態における線路検査システムの概略を説明するための図である。 本発明の実施形態における線路検査システムの構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるカメラの外観斜視図を説明するための図である。 第1の実施形態におけるカメラの要部分解斜視図を説明するための図である。 第1の実施形態におけるカメラが列車に取り付けられた状態を説明するための図である 第1の実施形態における放熱フィンの例示的な別形状を説明するための図である。 第1の実施形態におけるセンサー基板とメイン基板との接続を説明するための図である。 第2の実施形態におけるカメラの上面を説明するための図である 第3の実施形態におけるカメラの上面を説明するための図である。 第4の実施形態におけるカメラの上面を説明するための図である。 第5の実施形態におけるカメラの外観を説明するための図である。
以下では、添付の図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態における線路検査システムの概略を説明するための図である。線路検査システム1000は、線路Rに異常が存在するか否かを検査するための装置である。なお、本実施形態では線路検査システムに関して説明しているが、本発明は線路検査システムに限定されるものではない。例えば、列車上部にカメラを取り付けてパンタグラフの損傷や摩耗を検査するものや鉄橋やトンネルの状態を確認するためのもの、自動車に取り付けて高速道路上の状況を撮像するものなど、移動体にカメラを取り付けて撮像するシステムに適用することができる。
図1に示すように、線路検査システム1000は、複数のカメラ1と、複数の照明部3と、検査部2と、GNSS(Global Navigation Satellite System、全球測位衛星システム)ユニット4とを備える。複数のカメラ1はフレームレートが120fps以上の高速度撮像可能なカメラであり、列車5の底面部から線路Rを複数方向から撮像可能に取り付けられ、例えば左レール、右レール、中央枕木が画角に入るよう構成されている。列車5は、たとえば、最高時速80kmから120km程度の速度で走行する鉄道車両である。本実施形態の線路検査システム1000は、複数のカメラ1での撮像画像の画質は走行中に安定するものとする。また、複数の照明部3は高速度撮像時に被写体像を高輝度で照らす。また、検査部2は、列車5の車体内部に設置され、複数のカメラ1によって撮像された複数の画像に基づいて、線路Rの異常を検出する情報処理部200を有する。GNSSユニット4は、人工衛星から送信される航法信号を受信し、自装置の地球上の位置を測定するユニットである。
複数のカメラ1と複数の照明部3、GNSSユニット4は、検査部2と電気的に接続され、後述するように、複数のカメラ1は撮像した複数の画像を映像信号として検査部2に出力する。なお、図1には、カメラ1の個数は2個で例示されているが、本実施形態では、カメラ1の個数が1個でも3個以上であってもよい。カメラ1が、軌道の軌条である線路Rを撮像し、撮像方向は列車5の移動方向と略直交する。
次に、線路検査システムの構成について説明する。図2は、本実施形態における線路検査システムの構成を示すブロック図である。線路検査システム1000はカメラ1の内部システムであるカメラ部100と、検査部2の内部システムである情報処理部200と、照明部3と、GNSSユニット4から成る。図2に示すように、レンズ101、撮像素子102、撮像部103、画像処理部104、画像出力部105によりカメラ部100は構成されている。レンズ101を透過した被写体光は、撮像素子102の受光面に結像され、結像された光学像は撮像部103に入力される。撮像部103では、入力された光学像に対して光電変換を行い、アナログ映像信号を生成する。更に、撮像部103では、アナログ信号をデジタル信号へと変換し、画像処理部104へデジタル信号を出力する。画像処理部104は、入力されたデジタル信号を情報処理部200へ出力するための画像ファイルへと変換する。画像出力部105は、USBやHDMI(登録商標)などの外部インターフェースを備え、画像処理部104で生成された画像ファイルを情報処理部200へ出力する。
情報処理部200は、画像取得部201、システム制御部202、記憶部203、記憶部203内にある画像データベース204、表示部205、操作部206、位置取得部207により構成されている。画像取得部201は、USBやHDMIなどの外部インターフェースを備え、複数のカメラ1から出力された複数の画像を取得する。システム制御部202は、画像取得部201が取得した画像に基づいて、記憶部203に記憶されているプログラムに従った処理を実行することによって、情報処理部200の各部の動作を制御する。位置取得部207は、GNSSユニット4からの位置情報を取得する。記憶部203は、画像取得部201から取得した画像データと、位置取得部207から取得した位置情報を合わせて記憶する。また、画像データベース204には、画像データと位置情報を読み出して検索するためのデータベースが記憶されている。表示部205は、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等であり、画像を表示する。操作部206は、タッチパネルや押し釦やスライドスイッチ等で構成され、ユーザーの入力操作を受け付ける。
ユーザーは、取得した位置情報の付与された画像データを表示部205により閲覧しながら、操作部206を操作して、画像データベース204に記憶されたデータから、同じ位置情報の過去の画像データを記憶部203より読み出して表示部205に表示させる。両方の画像データを比較し、線路Rの状態の変化の有無を確認する。線路Rの状態の変化とは、例えば線路R上にヒビが入っていないか、レール端部や中間部に変形が発生していないか、隣り合うレール同士を電気的に接続する電気導体に劣化が無いか、などである。画像の比較により異常が発見された場合は、当該画像の位置情報に基づいて保線箇所を特定し、保線作業を実施する。
または、線路検査システム1000に不図示の検出部を設け、検出部が、画像データベース204に記憶されたデータから、同じ位置情報の過去の画像データを記憶部203より読み出す。検出部が、画像データベース204から読みだされた所定のデータと画像出力部の出力信号とに対して、自動に画像の比較を行い検出対象の状態の変化の有無を確認する。ここでの検出対象が前述の線路Rである。
次に、線路検査システム1000のカメラ1について説明する。
図3は本実施形態におけるカメラの外観斜視図を説明するための図である。なお、以降の説明においては、カメラ1のレンズユニット11側を前側とし、その反対側を後側とする。
また、図3に示したように、カメラ1を基準に3次元座標を設定し、図中のX、Y、Z軸方向は、それぞれ前後、左右、上下方向に対応する。この左右方向および上下方向としては、カメラ1を前側から見た場合の左右方向および上下方向を指す。具体的に、カメラ1のレンズユニット11の光学系の光軸方向において、カメラ1から被写体側に向かう方向をX軸正方向とし、その反対方向をX軸負方向とする。また、X軸と直交しカメラ1を前側からみて右側に向かう方向をY軸正方向として、その反対方向をY軸負方向とする。さらに、X軸及びY軸と直交し、カメラ1を前側から見て上側に向かう方向をZ軸正方向とし、その反対側をZ軸負方向とする。カメラ1においては、X軸正方向の面を正面、X軸負方向の面を背面、Y軸正方向を右側面、Y軸負方向を左側面、Z軸正方向を上面、Z軸負方向を底面とする。
図3に示したように、カメラ1は主に、レンズユニット11、センサー部12、メイン部13、インターフェース部14から成る。以下では各構成要素の詳細について説明する。
図4は、本実施形態におけるカメラの要部分解斜視図を説明するための図である。図4において、光学系のレンズ101と保護カバー111とから構成されるレンズユニット11が示されている。レンズ101は、列車5の底面部に取り付けられたカメラ1において、線路Rに合焦可能な焦点距離を持つレンズである。保護カバー111は、レンズ101側面と前面を覆うカバーであり、外部からの粉塵や水滴からレンズを保護する。レンズ101と保護カバー111は後部にレンズマウント部を形成しており、それぞれセンサー部12に設けられるマウント部121aにねじ込み式などのマウント方法により固定されている。
また、図4では、センサー部12が示されている。センサー部12は、ねじ120、フロントカバー121、ローパスフィルタ122、センサーマスク123、撮像素子124、センサープレート125、センサー基板126、熱伝導部材127、ヒートシンクカバー128、接続ワイヤー129より構成されている。接続ワイヤー129には接続ワイヤー129aと接続ワイヤー129bとがある。フロントカバー121とヒートシンクカバー128とは、アルミニウムダイキャストなどの熱伝導率の高い材料により成形された外観部材である。図4では、フロントカバー121とヒートシンクカバー128との内部にセンサー部12のいくつかの部品が配置されていることが示されている。フロントカバー121とヒートシンクカバー128とが、ねじ120を用いて前後を封止されている。
撮像素子124はCCDセンサーやCMOSセンサーなどの撮像素子であり、レンズ101から入射した光が結像させられると共に、発熱する。ローパスフィルタ122は、モアレや偽色を低減する光学部材である。センサーマスク123は、撮像素子124とローパスフィルタ122の間を密閉すると共に、レンズ101の入射光以外の光を遮断し有効光束のみ撮像素子124に入射するためのマスク部材である。センサー基板126には、撮像素子124が電気的に接続されて搭載され、撮像素子124から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換回路等が実装されており、それらを実行する電気部品は発熱する。センサープレート125は、銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い材料で形成されており、フロントカバー121とセンサー基板126の間に配置されて撮像素子124とセンサー基板126で生じた熱をフロントカバー121に伝熱している。熱伝導部材127は、放熱ゴムなどの熱伝導性材料であり、センサー基板126裏面とヒートシンクカバー128の間に圧縮された状態で狭持されることで、熱伝導可能に接続されている。接続ワイヤー129a、129bは可撓性を有し、センサー基板126とメイン部13に備えられたメイン基板132とを電気的に接続する。接続ワイヤー129a、129bの接続方法については後述する。フロントカバー121のレンズ101側の面(X軸正方向の面)には、放熱フィン121bが筐体外部に露出してセンサー基板126と直交する方向に、マウント部121aを挟んだ両側に突出して設けられている。また、ヒートシンクカバー128のレンズ101と反対側の面(X軸負方向の面)の中央部には、放熱フィン128cが筐体外部に露出してセンサー基板126と直交する方向に突出して設けられている。放熱フィン121b、128cは、複数の略長方形状のフィンが等間隔で突設されたものである。放熱フィン121bは、センサープレート125からフロントカバー121に伝熱した熱を、放熱フィン128cは、熱伝導部材127を介してセンサー基板126から伝熱した熱を拡散し自然放熱により外気に放熱する。さらにフロントカバー121のマウント部121aの周囲には、円形フィン121cが形成されており、撮像素子124周囲の空気を伝熱して自然放熱により外気に熱を放出している。なお、放熱フィン121b、128cは、フロントカバー121及びヒートシンクカバー128に一体成形されているものに限らず、別体の放熱フィンが外観カバーに取り付けられていてもよい。
さらに、図4では、断熱プレート130、断熱材131、電子部品132aを実装するメイン基板132、熱伝導部材133、134、右側カバー135、左側カバー136、ねじ137ないし139から構成されるメイン部13が示されている。センサー基板126とメイン基板132との接面に位置する断熱プレート130は、ステンレス板などの熱伝導率の低い材料で形成され、センサー部12とメイン部13をねじ139により接続しながらも、互いに伝熱しないよう構成されている。断熱プレート130には、穴部130a、130bが形成され、後述する接続ワイヤー129a、129bが穴部130a、130bに挿通される。断熱材131は、グラスウールやウレタンフォームなどからなる断熱材であり、断熱プレート130に粘着テープなどにより貼り付けられることにより、メイン部13とセンサー部12の断熱を行う。メイン基板132は、センサー基板126と接続ワイヤー129a、129bにより電気的に接続され、実装された電子部品132aにより、センサー基板126から出力された信号を画像ファイルに変換する画像処理を行う。電子部品132aは前記処理を行う際に発熱する。熱伝導部材133は、放熱ゴムなどの熱伝導性材料であり、電子部品132aと右側カバー135の間に圧縮された状態で狭持されることで、電子部品132aで生じた熱を右側カバー135に伝熱している。熱伝導部材134も熱伝導部材133と同様に放熱ゴムなどの熱伝導性材料であり、メイン基板132のY軸負方向の面と左側カバー136の間に圧縮された状態で狭持されている。これにより、熱伝導部材134は、電子部品132aの熱が拡散されたメイン基板132の熱を左側カバー136に伝熱している。右側カバー135及び左側カバー136は、アルミニウムダイキャストなどの熱伝導率の高い材料により成形された外観部材であり、メイン基板132に対向して配置され、ねじ136を用いて左右方向に封止される。右側カバー135の外観側(Y軸正方向)の面には、放熱フィン135aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。左側カバー136の外観側(Y軸負方向)の面には、放熱フィン136aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。放熱フィン135a、136aは、複数の略長方形状のフィンが等間隔で突設されたものである。放熱フィン135aは、熱伝導部材133を介して電子部品132aから伝熱した熱を拡散し自然放熱により外気に放熱する。放熱フィン136aは、熱伝導部材134を介してメイン基板132から伝熱した熱を拡散し自然放熱により外気に放熱する。なお、放熱フィン135a、136aは、右側カバー135及び左側カバー136に一体成形されているものに限らず、別体の放熱フィンが外観カバーに取り付けられていてもよい。
また、図4では、リアカバー140、インターフェース基板141、電源コネクタ142、ねじ143から構成されるインターフェース部14が示されている。リアカバー140は、インターフェース基板141に実装されているUSBコネクタやBNCコネクタ、電源コネクタ142などの外部インターフェースを挿通する開口部を有し、ねじ143によりメイン部13の右側カバー135及び左側カバー136に固定される。インターフェース基板141及び電源コネクタ142は、接続ワイヤー141a、142aによりメイン基板132に電気的に接続される。
図5は、本実施形態におけるカメラが列車に取り付けられた状態を説明するための図である。
図5(a)は、図1のカメラ1取り付け部分の拡大図であり、列車5の正面から見た正面図である。図5(b)は、図5(a)の左側面(Y軸負方向)から見た側面図である。図5では、列車5に固定された支柱50、ねじ51、接続プレート144が示されている。カメラ1は、インターフェース部14に接続プレート144が取り付けられ、支柱50に対して接続プレート144がねじ51により固定される。なお、接続プレート144はリアカバー140から延在した板形状であってよい。また、本実施形態では、列車5への固定部をインターフェース部14に取り付けた接続プレート144としたが、これに限定されるものではなく、例えばセンサー部12のフロントカバー121より延在した板形状を支柱50に固定するようなものであってもよい。カメラ1は、図5(b)に示すように、移動方向Dに対してカメラ1上面(Z軸正方向)が向いている状態で取り付けられており、列車5の走行中は、列車5と空気との相対運動による風Fがカメラ1の上面側(Z軸正方向)から底面側(Z軸負方向)へと流れる。この場合、図5(a)に示すように、各放熱フィン121b、121c、128c、135a、136aのZ軸方向投影上には、風Fの流れを遮るものがない。このようにしてカメラ1を列車5に取り付けることによって、列車5走行中は、各放熱フィン121b、121c、128c、135a、136aの複数の隣り合うフィンの間を風Fが流れていくため、効率的に放熱することが可能となる。また、インターフェース部14はカメラ1の背面側に設けることにより、上記風Fの流れを妨げることがない。列車5の移動方向と略平行の方向に放熱フィンを延出して配置することで、風Fの流れを妨げないようにする。なお、本実施例では、放熱フィン121b、128cは、センサー基板126に対して略直交、放熱フィン135a、136aは、メイン基板132に対して略直交に形成されているが、本発明はこれに限定されるものではない。また、個々の放熱フィンは略長方形状としているが、本発明はこれに限定されるものではない。
図6に、本実施形態における放熱フィンの例示的な別形状を説明するための図である。図6(a)、(b)に示すように、放熱フィンはセンサー基板126やメイン基板132に対して傾いて形成されたものや、S字状に形成されたものでもよい。また、図6(c)、(d)に示すように、放熱に用いられる放熱部は、一つ一つのフィン形状は長方形に限定したものではなく、ピン形であっても、等間隔で配置されたリブ状のフィンであってもよい。風Fがフィンの間を滑らかに流れるように形成されていればよい。
次に、図7を用いてセンサー基板126とメイン基板132を電気的に接続する接続ワイヤー129a、129bについて説明する。
図7は、本実施形態におけるセンサー基板とメイン基板との接続を説明するための図である。図7(a)は、カメラ1の上面図、図7(b)は、接続ワイヤー129a、129bの接続状態を示す要部斜視図である。図7(a)において、点線部は接続ワイヤー129a、129bを、二点鎖線部はセンサー基板126及びメイン基板132を示す。図7(a)、図7(b)に示したように、接続ワイヤー129aは、センサー基板126背面(X軸負方向の面)に実装されたコネクタ126aに接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128a内を通り断熱プレート130の穴部130aを挿通してメイン基板132に実装されたコネクタ132cに接続される。同様に、接続ワイヤー129bは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126bに接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128b内を通り断熱プレート130の穴部130bを挿通してメイン基板132に実装されたコネクタ132bに接続される。腕部128a、128bは、放熱フィン128cのY軸正負方向の外観側に設けられており、放熱フィン128cに流れ込む風Fの流れを妨げないような配置となっている。このように、腕部128a、128bを設けてその中に接続ワイヤー129a、129bを通すことで、風Fによるセンサー部12の放熱を妨げずにセンサー基板126とメイン基板132の接続を可能にする。また、腕部128a、128bをメイン部13に固定することで、センサー部12とメイン部13を強固に固定することができる。
上記説明の通り本実施形態によれば、列車5の走行中において、カメラ1に設けられた各放熱フィンの隣り合うフィンの間に風が流れることにより、ファンやペルチェ素子などの強制冷却装置を用いずに効率的に放熱することができる。放熱フィンが、センサー部12とメイン部13との少なくとも一方で発生している熱を放出することができる。そのため、画質の劣化を招くことなく撮像が可能となる。そのため、メンテナンス性を損なうことが無く、かつ小型なカメラを提供することができる。また、センサー部12とメイン部13を腕部128a、128bと断熱プレート130で接続することで、互いの熱を伝熱することなくセンサーの冷却を効率的に行うことができる。
(第2の実施形態)
以下では、図を用いながら第2の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態では、センサー部12とメイン部330とインターフェース部340との配置において、第1の実施形態と異なる。
図8は、本実施形態におけるカメラ300の上面を説明するための図である。図8で第1の実施形態の図4と同様なものについて説明を省略する。
図8では、メイン部330、前カバー331、後カバー332、インターフェース部340、断熱プレート341が示されている。カメラ300は、図5(a)、(b)と同様に、列車5の移動方向Dに対してカメラ300上面(Z軸正方向、紙面手前側)が向いている状態で取り付けられている。列車5の走行中は、風Fがカメラ300の上面側(Z軸正方向、紙面手前側)から底面側(Z軸負方向、紙面奥側)へと流れる。
メイン部330は、内部にメイン基板132(二点鎖線部)や不図示の熱伝導部材133、134を有し、前カバー331と後カバー332はねじ(不図示)により前後方向(X軸方向)に封止されている。前カバー331のレンズ側の面(X軸正方向の面)には、放熱フィン135aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。後カバー332のレンズと反対側の面(X軸負方向の面)には、放熱フィン136aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。腕部332a、332bは、後カバー332の放熱フィン136aのY軸正負方向の外観側に設けられており、放熱フィン136aに流れ込む風Fの流れを妨げないよう配置されている。センサー部12とメイン部330はY軸方向に横並びに配置され、センサー部12の腕部128a、128bとメイン部330の腕部332a、332bがインターフェース部340に、断熱プレート341を介してねじ(不図示)により固定されている。断熱プレート341を介することにより、センサー部12とメイン部330の熱を互いに伝熱しないよう構成されている。
次に、センサー基板126とメイン基板132を電気的に接続する接続ワイヤー129a、129bについて説明する。図8において、点線部は接続ワイヤー129a、129bを、二点鎖線部はセンサー基板126及びメイン基板132を示す。図8に示すように、接続ワイヤー129aは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126a(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128a内を通り断熱プレート341の穴部341aを挿通してインターフェース部340内に入る。更に、接続ワイヤー129aは、インターフェース部340から断熱プレート341の穴部341cを挿通して後カバー332の腕部332a内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132c(不図示)に接続される。同様に、接続ワイヤー129bは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126b(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128b内を通り断熱プレート341の穴部341bを挿通してインターフェース部340内に入る。さらに、接続ワイヤー129bは、インターフェース部340から断熱プレート341の穴部341cを挿通して後カバー332の腕部332a内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132b(不図示)に接続される。なお、インターフェース部340に備えられた外部インターフェースは、接続ワイヤーを後カバー332の腕部332b内に通してメイン基板132へ電気的に接続される。
以上説明したように、第2の実施形態では、第1の実施形態と同様に、メンテナンス性を損なうことが無く、且つ小型なカメラで画質の劣化を招くことなく撮像が可能なカメラを提供することができる。さらに、本実施形態では、第1の実施形態より上下方向(X軸方向)の構造をさらに縮めることができるため、列車5などの移動体と撮像対象の距離が近くてスペースが無い場合などに有効である。
(第3の実施形態)
以下では、図を用いながら第3の実施形態について説明する。なお、第3の実施形態では、センサー部12とメイン部430とインターフェース部440との配置において、第1の実施形態と第2の実施形態と異なる。
図9は、本実施形態におけるカメラ400の上面を説明するための図である。図9で第1の実施形態の図4と同様なものについて説明を省略する。
図9では、センサー部12とメイン部430の間にインターフェース部440が配置されている。図9では、メイン部430の前カバー431、メイン部430の後カバー432が示されている。前カバー431と後カバー432は、ねじ(不図示)により前後方向(X軸方向)に封止されている。また、図9では、前側断熱プレート441、後側断熱プレート442が示されている。カメラ400は、図5(a)、(b)と同様に、列車5の移動方向Dに対してカメラ400上面(Z軸正方向、紙面手前側)が向いている状態で取り付けられている。列車5の走行中は、風Fがカメラ400の上面側(Z軸正方向、紙面手前側)から底面側(Z軸負方向、紙面奥側)へと流れる。前カバー431のレンズ側の面(X軸正方向の面)には、放熱フィン135aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。後カバー432のレンズと反対側の面(X軸負方向の面)には、放熱フィン136aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。腕部431a、431bは、前カバー431の放熱フィン135aのY軸正負方向の外観側に設けられており、放熱フィン135aに流れ込む風Fの流れを妨げないよう配置されている。また、センサー部12の腕部128a、128bとインターフェース部440は、前側断熱プレート441を介してねじ(不図示)により固定されている。前カバー431の腕部431a、431bは、インターフェース部440に、後側断熱プレート442を介してねじ(不図示)により固定されている。前側断熱プレート441と後側断熱プレート442を介すると共に、センサー部12とメイン部430の間にインターフェース部440が配置されることにより、センサー部12とメイン部430の熱を互いに伝熱しないよう構成されている。
次に、図9を用いて、センサー基板126とメイン基板132を電気的に接続する接続ワイヤー129a、129bについて説明する。図9において、点線部は接続ワイヤー129a、129bを、二点鎖線部はセンサー基板126及びメイン基板132を示す。図9に示すように、接続ワイヤー129aは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126a(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128a内を通り前側断熱プレート441の穴部441aを挿通してインターフェース部440内に入る。更に、接続ワイヤー129aは、インターフェース部440から後側断熱プレート442の穴部442aを挿通して前カバー431の腕部431a内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132c(不図示)に接続される。同様に、接続ワイヤー129bは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126b(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128b内を通り前側断熱プレート441の穴部441bを挿通してインターフェース部440内に入る。更に、接続ワイヤー129bは、インターフェース部440から後側断熱プレート442の穴部442bを挿通して前カバー431の腕部431b内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132b(不図示)に接続される。なお、インターフェース部440に備えられた外部インターフェースは、接続ワイヤーを前カバー431の腕部431a、431b内に通してメイン基板132へ電気的に接続される。
以上説明したように、第3の実施形態では、第1の実施形態と同様に、メンテナンス性を損なうことが無く、且つ小型なカメラで画質の劣化を招くことなく撮像が可能なカメラを提供することができる。さらに、本実施形態では、センサー部12とメイン部430とインターフェース部440とを上述のように配置することにより、外部インターフェースをカメラ400側面(Y軸方向)に配置することができる。この配置により、第1の実施形態と比べ、カメラ400を列車5の側面に取り付ける場合などに外部インターフェースの接続ケーブルの取り回しが煩雑にならずに設置することができる。
(第4の実施形態)
以下では、図を用いながら第4の実施形態について説明する。なお、第4の実施形態では、センサー部12とメイン部530とインターフェース部540との配置において、第1の実施形態と第2の実施形態と第3の実施形態と異なる。
図10は、本実施形態におけるカメラ500の上面を説明するための図である。図10で第1の実施形態の図4と同様なものについて説明を省略する。
図10では、センサー部12の背面側(X軸負方向側)にメイン部530とインターフェース部540が直交に並んで配置されている様子が示されている。図10では、メイン部530の右カバー531、メイン部530の左カバー532が示されている。右カバー531と左カバー532は、ねじ(不図示)により左右方向(Y軸方向)に封止されている。また、図10には、断熱プレート520も示されている。カメラ500は、図5(a)、(b)と同様に、列車5の移動方向Dに対してカメラ500上面(Z軸正方向、紙面手前側)が向いている状態で取り付けられている。列車5の走行中は、風Fがカメラ500の上面側(Z軸正方向、紙面手前側)から底面側(Z軸負方向、紙面奥側)へと流れる。右カバー531の右側の面(Y軸正方向の面)には、放熱フィン135aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。左カバー532の左側の面(Y軸負方向の面)には、放熱フィン136aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。腕部531a、531bは、右カバー531の放熱フィン135aのX軸正負方向の外観側に設けられており、放熱フィン135aに流れ込む風Fの流れを妨げないよう配置されている。腕部531a、531bは、インターフェース部540に不図示のねじにより固定されており、インターフェース部540に備えられた外部インターフェースは、接続ワイヤー(不図示)を右カバー531の腕部531b内に通してメイン基板132に電気的に接続される。
センサー部12の腕部128a、128bは断熱プレート520に不図示のねじによって固定されている。断熱プレート520は、メイン部530の右カバー531とインターフェース部540に接続され、ねじ(不図示)により固定されている。断熱プレート520と接続する右カバー531には、穴部532aが形成されており、後述する接続ワイヤー129aが挿通される。また、断熱プレート520と接続するインターフェース部540にも同様に、穴部540aが形成されており、接続ワイヤー129bが挿通される。断熱プレート520を介して、センサー部12とメイン部530を接続することにより、センサー部12とメイン部530の熱を互いに伝熱しないよう構成されている。
次に、図10を用いて、センサー基板126とメイン基板132を電気的に接続する接続ワイヤー129a、129bについて説明する。図10において、点線部は接続ワイヤー129a、129bを、二点鎖線部はセンサー基板126及びメイン基板132を示す。図10に示すように、接続ワイヤー129aは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126a(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128a内を通り断熱プレート520の穴部520aを挿通する。更に、接続ワイヤー129aは、右カバー531の穴部532aを挿通して、メイン基板132に実装されたコネクタ132c(不図示)に接続される。同様に、接続ワイヤー129bは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126b(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128b内を通り断熱プレート520の穴部520bを挿通する。更に、接続ワイヤー129bは、インターフェース部540の穴部540aを挿通して右カバー531の腕部531a内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132b(不図示)に接続される。
以上説明したように、第4の実施形態では、第1の実施形態と同様に、メンテナンス性を損なうことがなく、かつ小型なカメラで画質の劣化を招くことなく撮像が可能なカメラを提供することができる。さらに、本実施形態では、センサー部12とメイン部530とインターフェース部540とを上述のように配置することにより、外部インターフェースをカメラ500側面(Y軸方向)に配置することができる。この配置により、第1の実施形態と比べ、カメラ500を列車5の側面に取り付ける場合などに外部インターフェースの接続ケーブルの取り回しが煩雑にならずに設置することができる。
(第5の実施形態)
以下では、図を用いながら第5の実施形態について説明する。なお、第5の実施形態では、センサー部12とメイン部630とインターフェース部640との配置において、第1の実施形態と第2の実施形態と第3の実施形態と第4の実施形態と異なる。
図11は、本実施形態におけるカメラ600の外観を説明するための図である。図11(a)はカメラ600の上面図、図11(b)はカメラ600の右側側面図を示す。図11で第1の実施形態の図4と同様なものについて説明を省略する。
図11に示すように、センサー部12とメイン部630が上下(Z軸方向)に並んで配置され、背面側(X軸負方向側)にインターフェース部640が配置される。図11では、断熱プレート620、メイン部630の後カバー631、メイン部630の前カバー632が示されている。メイン部630において、前カバー632と後カバー631は、ねじ(不図示)により前後方向(X軸方向)に封止されている。センサー部12とメイン部630は、断熱プレート620を介してインターフェース部640に固定される。
カメラ600は、図5(a)、(b)と同様に、列車5の移動方向Dに対してカメラ600上面(Z軸正方向側)が向いている状態で取り付けられており、列車5の走行中は、風Fがカメラ600の上面側(Z軸正方向側)から底面側(Z軸負方向側)へと流れる。前カバー632のレンズ側の面(X軸正方向の面)には、放熱フィン136aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。後カバー631のレンズと反対側の面(X軸負方向の面)には、放熱フィン135aが筐体外部に露出してメイン基板132と直交する方向に突出して設けられている。腕部631a、631bは、後カバー631の放熱フィン135aのY軸正負方向の外観側に設けられており、放熱フィン135aに流れ込む風Fの流れを妨げないよう配置されている。腕部631a、631bは、断熱プレート620を介してインターフェース部640に不図示のねじにより固定されている。インターフェース部640に備えられた外部インターフェースは、接続ワイヤー(不図示)を後カバー631の腕部631b内に通してメイン基板132に電気的に接続される。
センサー部12の腕部128a、128bとインターフェース部640は、断熱プレート620を介してねじ(不図示)により固定されている。断熱プレート620とインターフェース部640を介して、センサー部12とメイン部630が配置されることにより、センサー部12とメイン部630の熱を互いに伝熱しないよう構成されている。
次に、図11を用いて、センサー基板126とメイン基板132を電気的に接続する接続ワイヤー129a、129bについて説明する。図11(a)、(b)において、点線部は接続ワイヤー129a、129bを、二点鎖線部はセンサー基板126及びメイン基板132を示す。図11(a)、(b)に示すように、接続ワイヤー129aは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126a(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128a内を通り断熱プレート620の穴部620aを挿通する。更に、接続ワイヤー129aは、インターフェース部640内を通り、断熱プレート620の穴部620c(不図示)を挿通して後カバー631の腕部631a内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132c(不図示)に接続される。同様に、接続ワイヤー129bは、センサー基板126背面に実装されたコネクタ126b(不図示)に接続され、ヒートシンクカバー128の腕部128b内を通り断熱プレート620の穴部620bを挿通する。更に、接続ワイヤー129bは、インターフェース部640内を通り、断熱プレート620の穴部620dを挿通して後カバー631の腕部631b内を通り、メイン基板132に実装されたコネクタ132b(不図示)に接続される。
以上説明したように、第5の実施形態では、第1の実施形態と同様に、メンテナンス性を損なうことがなく、かつ小型なカメラで画質の劣化を招くことなく撮像が可能なカメラを提供することができる。さらに、本実施形態では、第1の実施形態より上下方向(X軸方向)の構造をさらに縮めることができるため、列車5などの移動体と撮像対象の距離が近くてスペースが無い場合などに有効である。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記に記載の実施形態はあくまで一例であって、発明の範囲を限定することは意図していない。上記に記載の実施形態は、様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
1 カメラ
2 検査部
3 照明部
4 GNSSユニット
5 列車
11 レンズユニット
12 センサー部
13 メイン部
14 インターフェース部
1000 線路検査システム
100部 カメラ
200 情報処理部
101 レンズ
111 保護カバー
102 撮像素子
103 撮像部
104 画像処理部
105 画像出力部
201 画像取得部
202 システム制御部
203 記憶部
204 画像データベース部
205 表示部
206 操作部
207 位置取得部
120 ねじ
121a マウント部
121 フロントカバー
121b 放熱フィン
121c 円形フィン
122 ローパスフィルタ
123 センサーマスク
124 撮像素子
125 センサープレート
126 センサー基板
126a、126b コネクタ
127 熱伝導部材
128 ヒートシンクカバー
128a、128b 腕部
128c 放熱フィン
129a、129b 接続ワイヤー
130 断熱プレート
130a、130b 穴部
132 メイン基板
132a 電子部品
132b、132c コネクタ
133、134 熱伝導部材
135 右側カバー
135a、136a 放熱フィン
136 左側カバー
140 リアカバー
141 インターフェース基板
141a、142a 接続ワイヤー
142 電源コネクタ
143 ねじ
144 接続プレート
50 支柱
51 ねじ

Claims (17)

  1. 撮像装置であって、
    撮像素子を搭載したセンサー基板を備えたセンサー部と、
    前記センサー基板の出力信号を処理する処理部を搭載したメイン基板を備えたメイン部と、
    前記センサー部と前記メイン部を繋ぐ一対の腕部と、
    前記センサー部と前記メイン部を電気的に接続するための接続ワイヤーと、
    前記センサー部で発生する熱を放出するための複数の放熱フィンと、
    を有し、
    前記接続ワイヤーは、前記一対の腕部の少なくとも一つの内部を通って前記センサー部と前記メイン部を電気的に接続するように構成され、
    前記複数の放熱フィンは、前記一対の腕部の間に、前記センサー基板と略直交する方向に延出して前記一対の腕部と略平行に設けられることを特徴とする撮像装置。
  2. 放熱のためのファンを有しないことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. さらに、外部インターフェースを備えたインターフェース部を有することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記複数の放熱フィンは、前記センサー部に接して設けられることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 記メイン部における前記センサー部と面する側に断熱プレートが設けられることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記複数の放熱フィンは、等間隔で設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記複数の放熱フィンは、外部に露出して設けられていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記複数の放熱フィンは、ピン型またはリブ状であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記センサー部の出力信号を用いて検出対象の状態を検出する検出部を有することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 予め所定のデータが記憶されている記憶部を有し、
    前記検出部は、前記記憶部に記憶されている前記所定のデータと前記センサー部の出力信号とを比較することによって前記検出対象の状態を検出することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  11. 移動体に取り付けられて前記移動体の移動方向に沿って移動しながら撮像することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 前記移動体は軌道に沿って移動する車両であり、前記軌道を撮像することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 前記移動体は鉄道車両であり、前記鉄道車両が走行する軌道に設けられた軌条を撮像することを特徴とする請求項12に記載の撮像装置。
  14. 前記撮像素子による撮像方向は、前記移動方向と略直交することを特徴とする請求項11ないし13のいずれか1項に記載の撮像装置。
  15. さらに光学系を有し、前記光学系の光軸方向は、前記移動方向と略直交することを特徴とする請求項11ないし14のいずれか1項に記載の撮像装置。
  16. 前記複数の放熱フィンは、前記移動方向と略平行な方向に設けられることを特徴とする請求項11ないし15のいずれか1項に記載の撮像装置。
  17. 前記複数の放熱フィンは、前記移動方向と略平行な方向に外気が流れるように設けられことを特徴とする請求項11ないし16のいずれか1項に記載の撮像装置。
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