JP7466605B2 - 誤り検出装置および誤り検出方法 - Google Patents

誤り検出装置および誤り検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、被測定物に入力して折り返される既知パターンのテスト信号と基準となる参照信号とを比較してテスト信号に含まれる誤りを検出する誤り検出装置および誤り検出方法に関する。
誤り率測定装置は、例えば下記特許文献1に開示されるように、被測定物(DUT:Device Under Test )を信号パターン折り返しのステートに遷移させた状態で固定データを含む既知パターンのテスト信号を被測定物に送信し、このテスト信号の送信に伴って被測定物から折り返して受信した被測定信号と基準となる参照信号とをビット単位で比較してビット誤り率を測定する装置として従来から知られている。
特開2007-274474号公報
ところで、有線ネットワーク技術の主流であるイーサネット(登録商標)において、例えば400Gイーサネット(登録商標)では、C2M(チップ2モジュール)インタフェースにStressed Input testが規定されている。Stressed Input testは、PRBS13Qなどの疑似ランダムパターンの他、RS-FEC(Reed- Solomon Forward Error Correction)エンコード付きのスクランブルアイドルパターンが定義されている。
RS-FECエンコード付きのスクランブルアイドルパターンでは、FECによる誤り訂正が行われているため、FECシンボルエラー数を確認することで、FECによるエラー訂正効果を評価することができる。
FECによる誤り訂正では、1FECシンボル内に複数ビットの誤りがあっても、それは訂正可能である。1FECコードワード内に複数のFECシンボルエラーがあっても、FECシンボルエラー数が閾値を超えなければ、1コードワード内の誤りは訂正可能である。このようなことから、ビットエラーを確認するだけでは、FECによるエラー訂正効果を正しく評価することが難しい。
200G,400Gイーサネット(登録商標)では、FECによるエラー訂正が前提となっているため、RS-FECエンコード付きのスクランブルアイドルパターンで、FECの効果を評価することは重要である。
しかし、RS-FECエンコード付きのスクランブルアイドルパターンを生成するためには、例えば400G送信PCS層を実装しなければならない。加えて、FECシンボルエラーを検出するためには例えば400G受信PCS層の実装も必要である。これら400G送信PCS層および400G受信PCS層を実装した上でテスト系を構築することは難易度が高く、コストも増大してしまうという問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、FECシンボルエラーやFECコードワードエラーを推定することができる誤り検出装置および誤り検出方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1に記載された誤り検出装置は、既知のPAM4信号によるエラー測定パターンをパターン発生器3にて発生して被測定物Wに入力したときに折り返される入力パターンのエラーをエラー検出器4にて検出する誤り検出装置1Bであって、
FECシンボルとFECコードワードのサイズ、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を設定する設定部2aを備え、
前記エラー検出器は、
前記被測定物から折り返されるPAM信号の入力パターンを最上位ビット列データと最下位ビット列データにデコードするPAM4デコーダ4Cと、
前記最上位ビット列データのエラーを検出するMSBエラー検出器4Aと、
前記最下位ビット列データのエラーを検出するLSBエラー検出器4Bと、を備え、
前記MSBエラー検出器は、
前記最上位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最上位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを発生する第1のリファレンスパターン発生部11Aと、
前記最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する第1のタイミング生成部12Aと、
前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最上位ビット列データのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第1の入力パターン境界生成部13Aと、
前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第1のリファレンスパターン境界生成部14Aと、
前記第1の入力パターン境界生成部からの最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出する第1のFECシンボルエラー検出部15Aと、
前記第1のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを解析する第1のエラー解析部16Aと、を含み、
前記LSBエラー検出器は、
前記最下位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最下位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを発生する第2のリファレンスパターン発生部11Bと、
前記最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する第2のタイミング生成部12Bと、
前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最下位ビット列データのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第2の入力パターン境界生成部13Bと、
前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第2のリファレンスパターン境界生成部14Bと、
前記第2の入力パターン境界生成部からの最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出する第2のFECシンボルエラー検出部15Bと、
前記第2のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを解析する第2のエラー解析部16Bと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載された誤り検出方法は、既知のPAM4信号によるエラー測定パターンをパターン発生器3にて発生して被測定物Wに入力したときに折り返される入力パターンのエラーをエラー検出器4にて検出する誤り検出方法であって、
FECシンボルとFECコードワードのサイズ、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を設定部2aにて設定するステップと、
前記被測定物から折り返されるPAM信号の入力パターンを、PAM4デコーダ4Cにて最上位ビット列データと最下位ビット列データにデコードするステップと、
前記最上位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最上位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを第1のリファレンスパターン発生部11Aにて発生するステップと、
前記最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を第1のタイミング生成部12Aにて生成するステップと、
前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最上位ビット列データのビット列を、第1の入力パターン境界生成部13Aにて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、第1のリファレンスパターン境界生成部14Aにて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
前記第1の入力パターン境界生成部からの最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを第1のFECシンボルエラー検出部15Aにて前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出するステップと、
前記第1のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを第1のエラー解析部16Aにて解析するステップと、
前記最下位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最下位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを第2のリファレンスパターン発生部11Bにて発生するステップと、
前記最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を第2のタイミング生成部12Bにて生成するステップと、
前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最下位ビット列データのビット列を、第2の入力パターン境界生成部13Bにて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、第2のリファレンスパターン境界生成部14Bにて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
前記第2の入力パターン境界生成部からの最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを第2のFECシンボルエラー検出部15Bにて前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出するステップと、
前記第2のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを第2のエラー解析部16Bにて解析するステップと、を含むことを特徴とする。
本発明の請求項3に記載された誤り検出装置は、請求項1の誤り検出装置において、
前記第1のタイミング生成部12Aは、前記第1の入力パターン境界生成部13Aと前記第1のリファレンスパターン境界生成部14Aとの間で前記タイミング信号を共用するように、前記第1の入力パターン境界生成部または前記第1のリファレンスパターン境界生成部に内蔵され、
前記第2のタイミング生成部12Bは、前記第2の入力パターン境界生成部13Bと前記第2のリファレンスパターン境界生成部14Bとの間で前記タイミング信号を共用するように、前記第2の入力パターン境界生成部または前記第2のリファレンスパターン境界生成部に内蔵されていることを特徴とする。
本発明の請求項4に記載された誤り検出方法は、請求項2の誤り検出方法において、
前記第1の入力パターン境界生成部13Aと前記第1のリファレンスパターン境界生成部14Aとの間で前記タイミング信号を共用するように、前記第1の入力パターン境界生成部または前記第1のリファレンスパターン境界生成部に前記第1のタイミング生成部12Aを内蔵するステップと、
前記第2の入力パターン境界生成部13Bと前記第2のリファレンスパターン境界生成部14Bとの間で前記タイミング信号を共用するように、前記第2の入力パターン境界生成部または前記第2のリファレンスパターン境界生成部に前記第2のタイミング生成部12Bを内蔵するステップと、を含むことを特徴とする
本発明の請求項5に記載された誤り検出装置は、請求項1または3の誤り検出装置において、
前記第1の入力パターン境界生成部13Aと前記第2の入力パターン境界生成部13Bと前記第1のリファレンスパターン境界生成部14Aと前記第2のリファレンスパターン境界生成部14Bは、入力がシリアルビット列で出力がパラレルビット列、入力と出力の両方がシリアルビット列、入力と出力の両方がパラレルビット列の何れかの組み合わせからなることを特徴とする。
本発明の請求項6に記載された誤り検出方法は、請求項2または4の誤り検出方法において、
前記第1の入力パターン境界生成部13Aと前記第2の入力パターン境界生成部13Bと前記第1のリファレンスパターン境界生成部14Aと前記第2のリファレンスパターン境界生成部14Bは、入力がシリアルビット列で出力がパラレルビット列、入力と出力の両方がシリアルビット列、入力と出力の両方がパラレルビット列の何れかの組み合わせからなることを特徴とする。
本発明によれば、FECエンコードされたパターンを用いず、エラー測定に一般的に用いられているPRBSパターンなどの既知パターンを用いることにより、FECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーの発生状況を把握することが可能となる。
本発明に係る誤り検出装置の第1実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る誤り検出装置の第2実施の形態を示すブロック図である。 本発明に係る誤り検出装置の入力パターン境界生成部とリファレンスパターン境界生成部においてFECシンボル単位、FECコードワード単位で区切られた出力の一例を示す図である。 本発明に係る誤り検出装置のFECシンボルエラー検出部においてFECシンボル単位でのパターン比較結果の出力の一例を示す図である。 本発明に係る誤り検出装置のFECシンボルエラー検出部の入出力の一例を示す図である。 図1の誤り検出装置によるエラー検出動作のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
[本発明の概要]
例えば400Gイーサネット(登録商標)などは、FECによる誤り訂正を前提とした伝送となっている。そのため、この系では、ビットエラーを測るだけでは系の品質を正しく評価することができず、エラー訂正後の誤り率を正しく把握する必要がある。
一方、FECエンコードされたパターンを生成するためには、400Gイーサネット(登録商標)のPCS層を実装する必要があり、テスト系構築の難易度、コストが高い。
そこで、本発明は、FECエンコードされていない任意の既知パターンに対して、FECシンボルおよびFECコードワードの境界(区切り)を擬似的に定め、FECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーを推定する機能を有し、RS-FECエンコード付きのスクランブルアイドルパターンを用いず、エラー測定で一般的に用いられているパターン(PRBSパターンなど疑似ランダムパターン)を用いて、FECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーの発生状況を把握することが可能な誤り検出装置および誤り検出方法を提供する。
[第1実施の形態]
図1に示すように、第1実施の形態の誤り検出装置1Aは、FECエンコードされていない任意の既知パターンであるNRZ信号を用いてFECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーを推定する機能を実現するため、操作部2、パターン発生器3、エラー検出器4を備えて概略構成される。
操作部2は、ユーザの操作に応じて各種設定(例えばFECシンボルとFECコードワードのサイズ設定、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値の設定、パターンの選択設定など)や各種指示(既知パターンのNRZ信号の発生の指示、リファレンスパターンの発生の指示など)を行うための設定部2aと、測定結果を表示するための表示部2bを含むグラフィカルユーザインタフェース(GUI)で構成される。
なお、図1では、設定部2aと表示部2bを含む操作部2として図示しているが、設定部2aと表示部2bを個別に設ける構成としてもよい。
パターン発生器3は、パターン発生部3aを備え、被測定物Wに入力されるエラー測定パターンとして、既知パターンのNRZ信号を発生する。パターン発生部3aは、操作部2からの指示に従い、エラー測定に一般的に用いられているPRBSなどの既知の疑似ランダムパターンを生成し、NRZエンコードして出力する。
FECシンボルエラーの測定対象の被測定物Wは、パターン発生器3で生成した既知パターンのNRZ信号が入力され、入力された既知パターンのNRZ信号をエラー検出器4に折り返して出力する。
エラー検出器4は、パターン発生器3から被測定物Wに入力して折り返される既知パターンのNRZ信号(エラー測定パターン)のエラーを検出するもので、リファレンスパターン発生部11、タイミング生成部12、入力パターン境界生成部13、リファレンスパターン境界生成部14、FECシンボルエラー検出部15、エラー解析部16を備える。
リファレンスパターン発生部11は、操作部2からの指示に従い、エラー測定におけるリファレンスパターンとして、パターン発生器3が発生するNRZ信号と同じパターンを生成する。リファレンスパターン発生部11は、被測定物Wから折り返されるNRZ信号の入力パターンと比較できるように、入力パターンを元にリファレンスパターンを生成し、生成したリファレンスパターンの先頭が入力パターンの先頭と同位相となるように、リファレンスパターンを出力する。
タイミング生成部12は、操作部2から指示されたサイズになるように、NRZ信号の入力パターンとリファレンスパターンのビット列を、設定部2aにて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する。
なお、タイミング生成部12は、入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14との間でタイミング信号を共用するように、入力パターン境界生成部13またはリファレンスパターン境界生成部14に内蔵する構成としてもよい。
入力パターン境界生成部13は、被測定物Wから入力されたNRZ信号による入力パターンのビット列を、FECシンボルの単位に区切る。例えば1FECシンボル=10bitに設定されていれば、図3や図4に示すように、10bit単位に区切る。図3では、1FECシンボル=10bitに対応して入力パターンのシリアルビット列の先頭から「1110011000」(398:ヘキサ表記)で区切られた例を示している。この入力パターンのシリアルビット列を区切るタイミングは、タイミング生成部12にて生成されるタイミング信号により行う。
リファレンスパターン境界生成部14は、リファレンスパターン発生部11から入力されたNRZ信号によるリファレンスパターンのビット列を、FECシンボルの単位に区切る。例えば1FECシンボル=10bitに設定されていれば、図3や図4に示すように、10bit単位に区切る。図3では、1FECシンボル=10bitに対応してリファレンスパターンのシリアルビット列の先頭から「1111111000」(3F8:ヘキサ表記)で区切られた例を示している。このリファレンスパターンのシリアルビット列を区切るタイミングは、タイミング生成部12にて生成されるタイミング信号により行う。
ここで、被測定物Wからの入力パターンとリファレンスパターン発生部11からのパターンとは同位相となっているので、入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14でビット列の区切りの位置が同じ位置となる。入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14は、タイミング生成部12にて生成されるタイミング信号により、図5に示すように、FECシンボル単位(例えば10bit)×N(N:FECコードワードのサイズ「544」となる。)のパラレルビット列でFECコードワード毎に出力してFECシンボルエラー検出部15に入力する。
なお、上記の説明では、入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14の入力をシリアルビット列、出力をパラレルビット列としているが、入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14の入力と出力の両方をシリアルビット列、両方をパラレルビット列としてもよい。この場合、タイミング生成部12にて生成されたタイミング信号をFECシンボルエラー検出部15にも入力し、入力されるパターン(入力パターン、リファレンスパターン)をFECシンボル単位で区切ったパターンのシリアルビット列またはパラレルビット列を入力パターン境界生成部13とリファレンスパターン境界生成部14から出力し、このFECシンボル単位で区切ったパターンのシリアルビット列またはパラレルビット列をFECシンボルエラー検出部15の入力としてFECシンボル単位で比較し、タイミング生成部12にて生成されたタイミング信号によりFECコードワード単位で区切る。
FECシンボルエラー検出部15は、入力パターン境界生成部13からの入力パターンとリファレンスパターン境界生成部14からのリファレンスパターンとをFECシンボル単位で比較してFECシンボルエラーを検出し、FECシンボルエラーの有無を検出結果として出力する。
さらに説明すると、今、図4に示すように、1FECコードワード(=544FECシンボル)内においてFECシンボル(10bit)単位で区切られた入力パターンとして、ヘキサ表記で390→011→250→042→…→2FFのビット列が入力パターン境界生成部13から入力され、1FECコードワード(=544FECシンボル)内においてFECシンボル(10bit)単位で区切られたリファレンスパターンとして、ヘキサ表記で3F0→012→250→042→…→3FFのビット列がリファレンスパターン境界生成部14から入力されているものとする。この場合、FECシンボルエラー検出部15は、FECシンボル(10bit)単位で区切られた入力パターンとリファレンスパターンの1番目のビット列「390」と「3F0」を比較し、両者のビット列が異なるので、FECシンボルエラー有り:「1」と検出する。以下、FECシンボル単位で区切られた入力パターンとリファレンスパターンの2番目のビット列「011」と「012」との比較、3番目のビット列「250」と「250」との比較、4番目のビット列「042」と「042」との比較、…、544番目のビット列「2FF」と「3FF」との比較を行い、FECシンボルエラーの有無(1:エラー有り、0:エラー無し)を検出する。
エラー解析部16は、FECシンボルエラー検出部15の検出結果に基づいてエラーの解析を行うもので、FECシンボルエラー解析部16aとFECコードワードエラー解析部16bを備える。FECシンボルエラー解析部16aは、FECシンボルエラー検出部15の検出結果に基づき、例えばFECシンボルエラーのカウントや、1FECコードワード内のFECシンボルエラーの分布の測定などを行い、FECシンボルエラーの発生状況を解析し、解析結果を操作部2の表示部2bに表示出力する。
FECコードワードエラー解析部16bは、FECシンボルエラー検出部15の検出結果に基づき、例えばFECコードワードエラーのカウントや、FECコードワードエラーのキャプチャなどを行い、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、操作部2から指定された1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況を解析し、解析結果を操作部2の表示部2bに表示出力する。
[第2実施の形態]
図2に示すように、第2実施の形態の誤り検出装置1Bは、FECエンコードされていない任意の既知パターンとしてPAM4信号を用いてFECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーを推定する機能を実現するため、操作部2、パターン発生器3、エラー検出器4を備えて概略構成される。なお、第1実施の形態の誤り検出装置1Aと同一または同等に機能する構成要素には同一番号を付して説明する。
操作部2は、ユーザの操作に応じて各種設定(例えばFECシンボルとFECコードワードのサイズ設定、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値の設定、パターンの選択設定など)や各種指示(既知パターンのPAM4信号の発生の指示、リファレンスパターンの発生の指示など)を行うための設定部2aと、測定結果を表示するための表示部2bを含むグラフィカルユーザインタフェース(GUI)で構成される。
なお、図2では、設定部2aと表示部2bを含む操作部2として図示しているが、設定部2aと表示部2bを個別に設ける構成としてもよい。
パターン発生器3は、パターン発生部3aとPAM4エンコーダ3bを備え、被測定物Wに入力されるエラー測定パターンとしての既知パターンのPAM4信号を発生する。パターン発生部3aは、操作部2からの指示に従い、エラー測定に一般的に用いられているPRBSなどの既知の疑似ランダムパターンによる最上位ビット列データ(以下、MSBデータと言う)と最下位ビット列データ(以下、LSBデータという)を生成し、PAM4エンコーダ3bにてPAM4エンコードして出力する。
FECシンボルエラーの測定対象の被測定物Wは、パターン発生器3で生成した既知パターンのPAM4信号が入力され、入力された既知パターンのPAM4信号をエラー検出器4に折り返して出力する。
エラー検出器4は、パターン発生器3から被測定物Wに入力して折り返される既知パターンのPAM4信号(エラー測定パターン)のエラーを検出するもので、MSBエラー検出器4A、LSBエラー検出器4B、PAM4デコーダ4Cを備える。
PAM4デコーダ4Cは、パターン発生器3から被測定物Wに入力して折り返される既知パターンのPAM4信号をデコードしてMSBデータとLSBデータを生成し、生成したMSBデータをMSBエラー検出器4Aに入力し、LSBデータをLSBエラー検出器4Bに入力する。
MSBエラー検出器4Aは、第1のリファレンスパターン発生部11A、第1のタイミング生成部12A、第1の入力パターン境界生成部13A、第1のリファレンスパターン境界生成部14A、第1のFECシンボルエラー検出部15A、第1のエラー解析部16Aを備える。
なお、図2ではMSBエラー検出器4Aの内部構成を示しているが、LSBエラー検出器4BはMSBエラー検出器4Aの内部構成(11A,12A,13A,14A,15A,16A(16Aa,16Ab))と同等の内部構成(第2のリファレンスパターン発生部11B,第2のタイミング生成部12B,第2の入力パターン境界生成部13B,第2のリファレンスパターン境界生成部14B,第2のFECシンボルエラー検出部15B,第2のエラー解析部16B(FECシンボルエラー解析部16Ba,FECコードワードエラー解析部16Bb))を備えている。以下、MSBエラー検出器4Aの内部構成について説明するが、LSBエラー検出器4BではMSBエラー検出器4AのMSBデータをLSBデータに置き換えて動作するものである。
第1のリファレンスパターン発生部11Aは、操作部2からの指示に従い、エラー測定におけるリファレンスパターンとして、パターン発生器3が発生するMSBデータと同じパターンを生成する。第1のリファレンスパターン発生部11Aは、PAM4デコーダ4CにてデコードされたMSBデータの入力パターンと比較できるように、入力パターンを元にリファレンスパターンを生成し、生成したリファレンスパターンの先頭が入力パターンの先頭と同位相となるように、リファレンスパターンを出力する。
第1のタイミング生成部12Aは、操作部2から指示されたサイズになるように、MSBデータの入力パターンとリファレンスパターンのビット列を、設定部2aにて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する。
なお、第1のタイミング生成部12Aは、第1の入力パターン境界生成部13Aと第1のリファレンスパターン境界生成部14Aとの間でタイミング信号を共用するように、第1の入力パターン境界生成部13Aまたは第1のリファレンスパターン境界生成部14Aに内蔵する構成としてもよい。
第1の入力パターン境界生成部13Aは、PAM4デコーダ4Cから入力されたMSBデータ(入力パターン)のビット列を、FECシンボルの単位に区切る。例えば1FECシンボル=10bitに設定されていれば、図3や図4に示すように、10bit単位に区切る。図3では、1FECシンボル=10bitに対応して入力パターンのシリアルビット列の先頭から「1110011000」(398:ヘキサ表記)で区切られた例を示している。この入力パターンのシリアルビット列を区切るタイミングは、第1のタイミング生成部12Aにて生成されるタイミング信号により行う。
第1のリファレンスパターン境界生成部14Aは、第1のリファレンスパターン発生部11Aから入力されたMSBデータ(リファレンスパターン)のビット列を、FECシンボルの単位に区切る。例えば1FECシンボル=10bitに設定されていれば、図3や図4に示すように、10bit単位に区切る。図3では、1FECシンボル=10bitに対応してリファレンスパターンのシリアルビット列の先頭から「1111111000」(3F8:ヘキサ表記)で区切られた例を示している。このリファレンスパターンのシリアルビット列を区切るタイミングは、第1のタイミング生成部12Aにて生成されるタイミング信号により行う。
ここで、PAM4デコーダ4Cからの入力パターンと第1のリファレンスパターン発生部11Aからのリファレンスパターンとは同位相となっているので、第1の入力パターン境界生成部13Aと第1のリファレンスパターン境界生成部14Aでビット列の区切りの位置が同じ位置となる。第1の入力パターン境界生成部13Aと第1のリファレンスパターン境界生成部14Aは、第1のタイミング生成部12Aにて生成されるタイミング信号により、図5に示すように、FECシンボル単位(例えば10bit)×N(N:FECコードワードのサイズ「544」となる。)のパラレルビット列でFECコードワード毎に出力して第1のFECシンボルエラー検出部15Aに入力する。
第1のFECシンボルエラー検出部15Aは、図4を用いて前述したように、第1の入力パターン境界生成部13Aからの入力パターンと第1のリファレンスパターン境界生成部14AからのリファレンスパターンとをFECシンボル単位で比較してFECシンボルエラーを検出し、FECシンボルエラーの有無を検出結果として出力する。
第1のエラー解析部16Aは、第1のFECシンボルエラー検出部15Aの検出結果に基づいてエラーを解析するもので、FECシンボルエラー解析部16AaとFECコードワードエラー解析部16Abを備える。FECシンボルエラー解析部16Aaは、第1のFECシンボルエラー検出部15Aの検出結果に基づき、例えばFECシンボルエラーのカウントや、1FECコードワード内のFECシンボルエラーの分布の測定などを行い、FECシンボルエラーの発生状況を解析し、解析結果を操作部2の表示部2bに表示出力する。
FECコードワードエラー解析部16Abは、第1のFECシンボルエラー検出部15Aの検出結果に基づき、例えばFECコードワードエラーのカウントや、FECコードワードエラーのキャプチャなどを行い、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、操作部2から指定された1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況を解析し、解析結果を操作部2の表示部2bに表示出力する。
次に、上記構成による誤り検出装置1Aの動作について図6のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、FECシンボルとFECコードワードのサイズ設定、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値設定、NRZ信号のパターンの選択設定を操作部2の設定部2aにて行う(ST1)。
パターン発生器3が操作部2の指示に従ってNRZ信号のエラー測定パターンを発生し、発生したエラー測定パターンのNRZ信号をFECシンボルエラー測定対象の被測定物Wに入力する(ST2)。
被測定物Wに対してパターン発生器3からエラー測定パターンのNRZ信号が入力されると、このエラー測定パターンのNRZ信号は被測定物Wで折り返されてエラー検出器4に入力される(ST3)。
エラー検出器4のリファレンスパターン発生部11は、被測定物Wから折り返されるエラー測定パターンのNRZ信号と同じパターンのリファレンスパターンを発生し、発生したリファレンスパターンの先頭がエラー測定パターンのNRZ信号の先頭と同位相となるようにリファレンスパターンを出力する(ST4)。
次に、入力パターン境界生成部13は、タイミング生成部12にて生成されるタイミング信号により、被測定物Wから折り返されるエラー測定パターンのNRZ信号のビット列をFECシンボル単位で区切り、FECコードワード毎にFECシンボルエラー検出部15に出力する(ST5)。
また、リファレンスパターン境界生成部14は、タイミング生成部12にて生成されるタイミング信号により、リファレンスパターン発生部11にて生成されるリファレンスパターンのNRZ信号のビット列をFECシンボル単位で区切り、FECコードワード毎にFECシンボルエラー検出部15に出力する(ST6)。
そして、FECシンボルエラー検出部15は、入力パターン境界生成部13からのエラー測定パターンのNRZ信号のビット列とリファレンスパターン境界生成部14からのリファレンスパターンのNRZ信号のビット列をFECシンボル単位で比較し、FECシンボルエラーの有無を検出する(ST7)。
次に、FECシンボルエラー解析部16aは、FECシンボルエラー検出部15の検出結果に基づいてFECシンボルエラーの発生状況を解析し、解析結果を表示部2bに表示出力する(ST8)。
また、FECコードワードエラー解析部16bは、FECシンボルエラー検出部15の検出結果に基づいてFECコードワードエラーの発生状況を解析し、解析結果を表示部2bに表示出力する(ST9)。
ところで、図6のフローチャートはエラー測定パターンのNRZ信号が被測定物Wに入力される場合の誤り検出装置1Aの動作説明であるが、エラー測定パターンのPAM4信号が被測定物Wに入力される場合には、図2の誤り検出装置1Bが用いられる。この場合、操作部2の設定に従ってパターン発生部3aが発生するMSBデータとLSBデータをPAM4エンコーダ3bがPAM4エンコードし、エラー測定パターンのPAM4信号を被測定物Wに入力する。そして、エラー測定パターンとして入力されるPAM4信号は被測定物Wで折り返されてエラー検出器4のPAM4デコーダ4Cに入力される。PAM4デコーダ4Cでは、PAM4信号をMSBデータとLSBデータにデコードし、MSBデータをMSBエラー検出器4Aに入力し、LSBデータをLSBエラー検出器4Bに入力する。そして、MSBエラー検出器4Aでは上述したエラー検出器4によるNRZ信号のビット列と同様の処理がMSBデータのビット列に対して実行され、LSBエラー検出器4Bでは上述したエラー検出器4によるNRZ信号のビット列と同様の処理がLSBデータのビット列に対して実行される。
このように、誤り検出装置1A,1Bは、入力パターンと、リファレンスパターンを任意の単位、位置で区切り、その単位でパターンの比較を行い、単位毎のエラーの有無を算出する。これは、FECシンボル単位でのエラーの有無の判定と同様な処理となるため、RS-FECエンコード付きのスクランブルアイドルパターンでFEC演算を行ったときと同様の結果(FECシンボルエラーの数とFECコードワードエラーの数の算出) を、任意のパターンで行うことができる。しかも、エラー測定に用いられる任意パターンは、ランダムパターンとなっているため、パターンに依存した違いは少ない。
そして、上述した本実施の形態によれば、エラー測定に一般的に用いられている例えばPRBSパターンなどの既知パターンを用いることにより、FECシンボルエラーおよびFECコードワードエラーの発生状況を把握することが可能となる。これにより、FECエンコードされたパターンを用いなくても、エラー訂正後の誤り率を推定することが可能となり、テスト系構築の難易度、コストの削減を図ることができる。
以上、本発明に係る誤り検出装置および誤り検出方法の最良の形態について説明したが、この形態による記述および図面により本発明が限定されることはない。すなわち、この形態に基づいて当業者等によりなされる他の形態、実施例および運用技術などはすべて本発明の範疇に含まれることは勿論である。
1A,1B 誤り検出装置
2 操作部
2a 設定部
2b 表示部
3 パターン発生器
3a パターン発生部
3b PAM4エンコーダ
4 エラー検出器
4A MSBエラー検出器
4B LSBエラー検出器
4C PAM4デコーダ
11 リファレンスパターン発生部
11A 第1のリファレンスパターン発生部
11B 第2のリファレンスパターン発生部
12 タイミング生成部
12A 第1のタイミング生成部
12B 第2のタイミング生成部
13 入力パターン境界生成部
13A 第1の入力パターン境界生成部
13B 第2の入力パターン境界生成部
14 リファレンスパターン境界生成部
14A 第1のリファレンスパターン境界生成部
14B 第2のリファレンスパターン境界生成部
15 FECシンボルエラー検出部
15A 第1のFECシンボルエラー検出部
15B 第2のFECシンボルエラー検出部
16 エラー解析部
16A 第1のエラー解析部
16B 第2のエラー解析部
16Aa,16Ba FECシンボルエラー解析部
16Ab,16Bb FECコードワードエラー解析部
W 被測定物

Claims (6)

  1. 既知のPAM4信号によるエラー測定パターンをパターン発生器(3)にて発生して被測定物(W)に入力したときに折り返される入力パターンのエラーをエラー検出器(4)にて検出する誤り検出装置(1B)であって、
    FECシンボルとFECコードワードのサイズ、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を設定する設定部(2a)を備え、
    前記エラー検出器は、
    前記被測定物から折り返されるPAM信号の入力パターンを最上位ビット列データと最下位ビット列データにデコードするPAM4デコーダ(4C)と、
    前記最上位ビット列データのエラーを検出するMSBエラー検出器(4A)と、
    前記最下位ビット列データのエラーを検出するLSBエラー検出器(4B)と、を備え、
    前記MSBエラー検出器は、
    前記最上位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最上位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを発生する第1のリファレンスパターン発生部(11A)と、
    前記最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する第1のタイミング生成部(12A)と、
    前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最上位ビット列データのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第1の入力パターン境界生成部(13A)と、
    前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)と、
    前記第1の入力パターン境界生成部からの最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出する第1のFECシンボルエラー検出部(15A)と、
    前記第1のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを解析する第1のエラー解析部(16A)と、を含み、
    前記LSBエラー検出器は、
    前記最下位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最下位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを発生する第2のリファレンスパターン発生部(11B)と、
    前記最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を生成する第2のタイミング生成部(12B)と、
    前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最下位ビット列データのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第2の入力パターン境界生成部(13B)と、
    前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切る第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)と、
    前記第2の入力パターン境界生成部からの最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出する第2のFECシンボルエラー検出部(15B)と、
    前記第2のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを解析する第2のエラー解析部(16B)と、を含むことを特徴とする誤り検出装置。
  2. 既知のPAM4信号によるエラー測定パターンをパターン発生器(3)にて発生して被測定物(W)に入力したときに折り返される入力パターンのエラーをエラー検出器(4)にて検出する誤り検出方法であって、
    FECシンボルとFECコードワードのサイズ、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を設定部(2a)にて設定するステップと、
    前記被測定物から折り返されるPAM信号の入力パターンを、PAM4デコーダ(4C)にて最上位ビット列データと最下位ビット列データにデコードするステップと、
    前記最上位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最上位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを第1のリファレンスパターン発生部(11A)にて発生するステップと、
    前記最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を第1のタイミング生成部(12A)にて生成するステップと、
    前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最上位ビット列データのビット列を、第1の入力パターン境界生成部(13A)にて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
    前記第1のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第1のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)にて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
    前記第1の入力パターン境界生成部からの最上位ビット列データと前記第1のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを第1のFECシンボルエラー検出部(15A)にて前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出するステップと、
    前記第1のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを第1のエラー解析部(16A)にて解析するステップと、
    前記最下位ビット列データと同位相となるように、前記エラー測定パターンの最下位ビット列データと同じパターンのリファレンスパターンを第2のリファレンスパターン発生部(11B)にて発生するステップと、
    前記最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、前記設定部にて設定されたFECシンボル、FECコードワードの単位に区切るためのタイミング信号を第2のタイミング生成部(12B)にて生成するステップと、
    前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記最下位ビット列データのビット列を、第2の入力パターン境界生成部(13B)にて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
    前記第2のタイミング生成部にて生成されるタイミング信号により、前記第2のリファレンスパターン発生部にて発生したリファレンスパターンのビット列を、第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)にて前記FECシンボル、前記FECコードワードの単位に区切るステップと、
    前記第2の入力パターン境界生成部からの最下位ビット列データと前記第2のリファレンスパターン境界生成部からのリファレンスパターンとを第2のFECシンボルエラー検出部(15B)にて前記FECシンボルの単位で比較してFECシンボルエラーを検出するステップと、
    前記第2のFECシンボルエラー検出部の検出結果に基づいて前記FECシンボルエラーの発生状況と、1FECコードワード内のFECシンボルエラー数が、前記1FECコードワード内のFECシンボルエラー数の閾値を超えたか否かによりFECコードワードエラーの発生状況とを第2のエラー解析部(16B)にて解析するステップと、を含むことを特徴とする誤り検出方法。
  3. 前記第1のタイミング生成部(12A)は、前記第1の入力パターン境界生成部(13A)と前記第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)との間で前記タイミング信号を共用するように、前記第1の入力パターン境界生成部または前記第1のリファレンスパターン境界生成部に内蔵され、
    前記第2のタイミング生成部(12B)は、前記第2の入力パターン境界生成部(13B)と前記第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)との間で前記タイミング信号を共用するように、前記第2の入力パターン境界生成部または前記第2のリファレンスパターン境界生成部に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の誤り検出装置。
  4. 前記第1の入力パターン境界生成部(13A)と前記第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)との間で前記タイミング信号を共用するように、前記第1の入力パターン境界生成部または前記第1のリファレンスパターン境界生成部に前記第1のタイミング生成部(12A)を内蔵するステップと、
    前記第2の入力パターン境界生成部(13B)と前記第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)との間で前記タイミング信号を共用するように、前記第2の入力パターン境界生成部または前記第2のリファレンスパターン境界生成部に前記第2のタイミング生成部(12B)を内蔵するステップと、を含むことを特徴とする請求項2に記載の誤り検出方法。
  5. 前記第1の入力パターン境界生成部(13A)と前記第2の入力パターン境界生成部(13B)と前記第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)と前記第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)は、入力がシリアルビット列で出力がパラレルビット列、入力と出力の両方がシリアルビット列、入力と出力の両方がパラレルビット列の何れかの組み合わせからなることを特徴とする請求項1または3に記載の誤り検出装置。
  6. 前記第1の入力パターン境界生成部(13A)と前記第2の入力パターン境界生成部(13B)と前記第1のリファレンスパターン境界生成部(14A)と前記第2のリファレンスパターン境界生成部(14B)は、入力がシリアルビット列で出力がパラレルビット列、入力と出力の両方がシリアルビット列、入力と出力の両方がパラレルビット列の何れかの組み合わせからなることを特徴とする請求項2または4に記載の誤り検出方法。
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