JP7466059B2 - 加工機械 - Google Patents

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Description

この発明は、加工機械に関する。
たとえば、特開2017-1078号公報(特許文献1)には、ワークの除去加工のための工具を保持する工具主軸と、工具主軸に着脱可能に装着され、ワークの付加加工時に材料粉末を吐出するとともにレーザ光を照射する付加加工用ヘッドとを備える加工機械が開示されている。
特開2017-1078号公報
クーラントを用いてワークの除去加工(SM(Subtractive manufacturing)加工)を行なうと、加工熱により温められたクーラントがミスト状(霧状)になる。このようなミストが機外に排出されると、工場内を汚損する原因となるため、加工エリア内で生じたミストを回収するためのミストコレクタが用いられる。また、ワークの付加加工(AM(Additive manufacturing)加工)またはレーザ加工などのレーザ光を用いたワーク加工では、加工エリア内に、金属の加熱によって生じる粉塵であるヒュームが発生する。このヒュームもまた工場内を汚染する原因となるため、ヒュームを回収するためのヒュームコレクタが用いられる。
しかしながら、ワークの除去加工と、ワークの付加加工またはレーザ加工とが可能なハイブリッドタイプの加工機械に、ミストコレクタおよびヒュームコレクタの両方が備わる場合、ミストがヒュームコレクタに回収されたり、ヒュームがミストコレクタに回収されたりする可能性がある。これにより、ヒュームコレクタおよびミストコレクタの本来の性能が損なわれる懸念が生じる。
一方、このような懸念を解消するための方策として、加工エリアに対するミストの回収口と、ヒュームの回収口とを互いに離して設けることが考えられる。しかしながら、この場合、ミストの回収口と、ヒュームの回収口とが、別々に加工エリアに開口することになるため、加工エリアを区画形成するカバー体において、スペース上の制約が生じる可能性がある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、加工エリアを区画形成するカバー体においてスペース上の制約が生じることがなく、かつ、ミストおよびヒュームをそれぞれミストコレクタおよびヒュームコレクタにより適正に回収することが可能な加工機械を提供することである。
この発明に従った加工機械は、加工エリアを区画形成する第1カバー体と、加工エリア内からミストを回収するためのミストコレクタと、加工エリア内からヒュームを回収するためのヒュームコレクタと、第1カバー体に接続され、加工エリア内に連通する第1配管と、第1配管から分岐し、ミストコレクタおよびヒュームコレクタにそれぞれ接続される第2配管および第3配管と、第1配管および第2配管の間を連通させ、第1配管および第3配管の間を遮断する第1切り替えモードと、第1配管および第2配管の間を遮断し、第1配管および第3配管の間を連通させる第2切り替えモードとの間で動作可能な第1切り替えバルブとを備える。
このように構成された加工機械によれば、第2配管および第3配管を介してミストコレクタおよびヒュームコレクタにそれぞれ通じる第1配管が第1カバー体に接続されるため、第2配管および第3配管が第1カバー体に接続される場合と比較して、第1配管をよりコンパクトな範囲で第1カバー体に接続することができる。また、第1切り替えバルブを第1切り替えモードに動作させることによって、加工エリア内で発生したミストを第1配管および第2配管を通じてミストコレクタに回収しつつ、ミストが第1配管および第3配管を通じてヒュームコレクタに向かうことを防止できる。また、第1切り替えバルブを第2切り替えモードに動作させることによって、加工エリア内で発生したヒュームを第1配管および第3配管を通じてヒュームコレクタに回収しつつ、ヒュームが第1配管および第2配管を通じてミストコレクタに向かうことを防止できる。
したがって、加工エリアを区画形成する第1カバー体においてスペース上の制約が生じることがなく、かつ、ミストおよびヒュームをそれぞれミストコレクタおよびヒュームコレクタにより適正に回収することが可能な加工機械を実現することができる。
また好ましくは、第1切り替えバルブは、第1配管と、第2配管および第3配管との分岐位置に設けられる。
このように構成された加工機械によれば、第1切り替えモードと、第2切り替えモードとの間で動作可能な第1切り替えバルブを、簡易に構成することができる。
また好ましくは、加工機械は、ワークの除去加工時に第1切り替えモードが選択され、ワークの付加加工時に第2切り替えモードが選択されるように、第1切り替えバルブの動作を制御する制御装置をさらに備える。
このように構成された加工機械によれば、加工エリア内でミストが発生するタイミングで、第1切り替えバルブを第1切り替えモードに動作させ、加工エリア内でヒュームが発生するタイミングで、第1切り替えバルブを第2切り替えモードに動作させることができる。
また好ましくは、加工機械は、加工エリア内に向けて粉末を供給するためのパウダーフィーダと、パウダーフィーダを収容する空間を区画形成する第2カバー体と、第3配管の管路上から分岐し、第2カバー体に接続され、空間内に連通する第4配管と、第3配管および第4配管の間を遮断する第3切り替えモードと、第3配管および第4配管の間を連通させる第4切り替えモードとの間で動作可能な第2切り替えバルブとをさらに備える。
このように構成された加工機械によれば、第1切り替えバルブが第2切り替えモードとされている場合に、第2切り替えバルブを第3切り替えモードに動作させることによって、加工エリア内で発生したヒュームをより効率的にヒュームコレクタに回収することができる。また、第2切り替えバルブを第4切り替えモードに動作させることによって、パウダーフィーダを収容する空間に飛散する粉末を第4配管および第3配管を通じてヒュームコレクタに回収することができる。このとき、第1切り替えバルブが第2切り替えモードとされている場合に、加工エリア内からヒュームコレクタへのヒュームの回収と、パウダーフィーダを収容する空間からヒュームコレクタへの粉末の回収とを同時に実行することができる。
また好ましくは、加工機械は、パウダーフィーダに対する粉末の非補充時に、第3切り替えモードが選択され、パウダーフィーダに対する粉末の補充時に、第4切り替えモードが選択されるように、第2切り替えバルブの動作を制御する制御装置をさらに備える。
このように構成された加工機械によれば、パウダーフィーダを収容する空間で粉末が飛散しないタイミングで、第2切り替えバルブを第3切り替えモードに動作させ、パウダーフィーダを収容する空間で粉末が飛散するタイミングで、第2切り替えバルブを第4切り替えモードに動作させることができる。
以上に説明したように、この発明に従えば、加工エリアを区画形成するカバー体においてスペース上の制約が生じることがなく、かつ、ミストおよびヒュームをそれぞれミストコレクタおよびヒュームコレクタにより適正に回収することが可能な加工機械を提供することができる。
この発明の実施の形態における加工機械を示す正面図である。 図1中の加工機械において、付加加工時の加工エリア内の様子を示す斜視図である。 ワークの除去加工時、かつ、パウダーの非補充時における加工機械を模式的に示す図である。 ワークの付加加工時、かつ、パウダーの非補充時における加工機械を模式的に示す図である。 ワークの除去加工時、かつ、パウダーの補充時における加工機械を模式的に示す図である。 ワークの付加加工時、かつ、パウダーの補充時における加工機械を模式的に示す図である。 図1中の加工機械において、第1切り替えバルブおよび第2切り替えバルブの動作制御に関連する制御系を示すブロック図である。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
図1は、この発明の実施の形態における加工機械を示す正面図である。図1中には、加工機械の外観をなすカバー体を透視することにより、加工機械の内部が示されている。図2は、図1中の加工機械において、付加加工時の加工エリア内の様子を示す斜視図である。
図1および図2を参照して、加工機械100は、ワークの付加加工と、ワークの除去加工(切削加工)とが可能なAM/SMハイブリッド加工機である。加工機械100は、SM加工の機能として、固定工具を用いた旋削機能と、回転工具を用いたミーリング機能とを有する。
加工機械100は、コンピュータによる数値制御によって、ワーク加工のための各種動作が自動化されたNC(Numerically Control)加工機械である。
なお、本明細書においては、加工機械100の左右方向(幅方向)に平行で、水平方向に延びる軸を「Z軸」といい、加工機械100の前後方向(奥行き方向)に平行で、水平方向に延びる軸を「Y軸」といい、鉛直方向に延びる軸を「X軸」という。X軸、Y軸およびZ軸は、互いに直交する3軸である。
まず、加工機械100の全体構造について説明すると、加工機械100は、第1カバー体210を有する。第1カバー体210は、加工エリア200を区画形成している。
加工エリア200は、ワークの加工が行なわれる空間であり、ワークの除去加工に伴う切屑およびクーラント(ミスト)、ならびに、ワークの付加加工に伴うヒュームが加工エリア200の外側に漏出しないように密閉されている。
加工機械100は、ベッド136と、第1ワーク主軸111と、第2ワーク主軸116と、工具主軸121と、刃物台131とをさらに有する。
ベッド136は、第1ワーク主軸111、第2ワーク主軸116、工具主軸121および刃物台131等を支持するためのベース部材であり、工場などの床面に設置されている。
第1ワーク主軸111および第2ワーク主軸116は、Z軸方向において、互いに対向して配置されている。第1ワーク主軸111および第2ワーク主軸116は、ワークを保持可能なように構成されている。第1ワーク主軸111および第2ワーク主軸116には、ワークを着脱可能に保持するためのチャック機構(不図示)が設けられている。第1ワーク主軸111は、主に、固定工具を用いたワークの旋削加工時に、保持したワークをZ軸に平行な回転軸101を中心に回転させる。第2ワーク主軸116は、主に、固定工具を用いたワークの旋削加工時に、保持したワークをZ軸に平行な回転軸102を中心に回転させる。
第1ワーク主軸111は、ベッド136に固定されている。第2ワーク主軸116は、各種の送り機構、案内機構およびサーボモータなどにより、Z軸方向に移動可能に設けられている。第2ワーク主軸116は、ベッド136に固定される構成であってもよい。第2ワーク主軸116に替わって、第1ワーク主軸111に保持されたワークの回転中心を支持するための心押し台が設けられてもよい。
工具主軸121は、加工エリア200内に設けられている。工具主軸121は、ワークの除去加工(ミーリング加工)のための回転工具を保持可能なように構成されている。工具主軸121には、回転工具を着脱可能に保持するためのクランプ機構(不図示)が設けられている。工具主軸121は、回転工具を用いたワークのミーリング加工時に、保持した回転工具をX軸-Z軸平面に平行な回転軸103を中心に回転させる。
工具主軸121は、さらに、Y軸に平行な旋回軸104を中心に旋回可能に設けられている(B軸旋回)。工具主軸121の旋回範囲は、工具主軸121の主軸端面122が下方を向く基準姿勢(図1および図2中に示す姿勢)に対して±90°以上の範囲であることが好ましい。一例として、工具主軸121の旋回範囲は、基準姿勢に対して±120°の範囲である。
工具主軸121は、図示しないコラム等によりベッド136上に支持されている。工具主軸121は、コラム等に設けられた各種の送り機構、案内機構およびサーボモータなどにより、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動可能に設けられている。工具主軸121に装着された回転工具による加工位置は、3次元的に移動する。
なお、図1中には示されていないが、第1ワーク主軸111の周辺には、工具主軸121に保持される工具を自動交換するための自動工具交換装置(ATC:Automatic Tool Changer)と、工具主軸121に保持する交換用の工具を収容する工具マガジンとが設けられている。
刃物台131は、旋削加工のための複数の固定工具を装着する。刃物台131は、いわゆるタレット形であり、複数の固定工具が放射状に取り付けられ、旋回割り出しを行なう。
より具体的には、刃物台131は、旋回部132を有する。旋回部132は、Z軸に平行な中心軸106を中心に旋回可能に設けられている。中心軸106を中心にその周方向に間隔を隔てた位置には、固定工具を保持するための工具ホルダが取り付けられている。旋回部132が中心軸106を中心に旋回することによって、工具ホルダに保持された固定工具が周方向に移動し、旋削加工に用いられる固定工具が割り出される。
刃物台131は、図示しないサドル等によりベッド136上に支持されている。刃物台131は、サドル等に設けられた各種の送り機構、案内機構およびサーボモータなどにより、X軸方向およびZ軸方向に移動可能に設けられている。刃物台131は、回転工具を回転させるミーリング機能を備えてもよい。
加工機械100は、付加加工用ヘッド141をさらに有する。付加加工用ヘッド141は、ワークに対して粉末(材料粉末)を吐出するとともにレーザ光を照射することにより付加加工を行なう(指向性エネルギ堆積法(Directed Energy Deposition))。粉末としては、ステンレス、ニッケル基合金、コバルト基合金もしくはチタン等の金属粉末を利用することができる。なお、粉末は、金属粉末に限られない。
付加加工用ヘッド141は、ヘッド本体146と、レーザツール147とを有する。ヘッド本体146には、レーザ光および粉末が導入される。レーザツール147は、ワークに向けてレーザ光を出射するとともに、ワークにおけるレーザ光の照射領域を定める。付加加工用ヘッド141に導入された粉末は、ノズル(不図示)を通じてワークに向けて吐出される。
加工機械100は、ワーク上に定められるレーザ光の照射領域の形状および/または大きさが異なる複数のレーザツール147を有してもよい。この場合に、ヘッド本体146には、実行する付加加工の条件に合わせて、複数のレーザツール147のうちいずれか1つのレーザツール147が選択的に装着されてもよい。
付加加工用ヘッド141は、工具主軸121に対して着脱可能に設けられている。付加加工用ヘッド141および工具主軸121には、バネ力等を利用したクランプ機構が内蔵されており、工具主軸121に対する付加加工用ヘッド141の装着時、そのクランプ機構が動作することによって、付加加工用ヘッド141が工具主軸121に連結される。
ワークの付加加工時、付加加工用ヘッド141は、工具主軸121に連結されることにより、工具主軸121と一体となって、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動したり、旋回軸104を中心に旋回したりする。ワークの除去加工時、付加加工用ヘッド141は、工具主軸121から分離され、図示しないヘッドストッカに格納される。
加工機械100は、パウダーフィーダ170と、レーザ発振装置176と、ライン体143とをさらに有する。
パウダーフィーダ170およびレーザ発振装置176は、加工エリア200の外部に設置されている。パウダーフィーダ170は、付加加工に用いられる粉末を付加加工用ヘッド141に向けて送り出す。レーザ発振装置176は、付加加工に用いられるレーザ光を発振する。
ライン体143は、パウダーフィーダ170からの粉末を付加加工用ヘッド141に供給し、レーザ発振装置176からのレーザ光を付加加工用ヘッド141に供給する。ライン体143は、付加加工用ヘッド141から延出し、パウダーフィーダ170およびレーザ発振装置176に接続されている。ライン体143は、レーザ光を導くための光ファイバと、粉末を導くための配管と、空気の流路となるエア配管と、不活性ガスの流路となるガス配管と、冷媒の流路となる冷却配管と、電気配線と、これらを収容するフレキシブルチューブとを含む。
パウダーフィーダ170は、パウダーホッパー172と、混合部171とを有する。パウダーホッパー172は、付加加工に用いられる粉末を収容するための密閉空間を形成する。混合部171は、パウダーホッパー172に収容された粉末と、粉末のキャリア用のガスとを混合する。パウダーホッパー172は、混合部171に対して着脱可能に設けられている。
加工機械100は、第2カバー体230と、扉部237とをさらに有する。第2カバー体230は、収容空間220を区画形成している。収容空間220は、加工エリア200から分離された空間である。パウダーフィーダ170は、収容空間220に収容されている。
第2カバー体230には、開口部236が設けられている。収容空間220は、開口部236を通じて外部に開放されている。開口部236は、パウダーホッパー172と対向する位置に設けられている。扉部237は、開口部236に設けられている。扉部237は、開口部236を開口させる開状態と、開口部236を閉塞する閉状態との間で動作が可能である。
パウダーフィーダ170に対して粉末を補充する場合、作業者は、まず、扉部237を開状態に動作させる。作業者は、開口部236を通じて、パウダーホッパー172を収容空間220から取り出し、取り出したパウダーホッパー172に粉末を補充する。この際、予め粉末が充填された別のパウダーホッパー172が準備されていてもよい。作業者は、開口部236を通じて、パウダーホッパー172を収容空間220に進入させ、混合部171に装着する。作業者は、最後に、扉部237を閉状態に動作させることによって、粉末の補充作業が完了する。
図3は、ワークの除去加工時、かつ、パウダーの非補充時における加工機械を模式的に示す図である。図4は、ワークの付加加工時、かつ、パウダーの非補充時における加工機械を模式的に示す図である。図5は、ワークの除去加工時、かつ、パウダーの補充時における加工機械を模式的に示す図である。図6は、ワークの付加加工時、かつ、パウダーの補充時における加工機械を模式的に示す図である。
図1から図6を参照して、加工機械100は、ミストコレクタ31と、ヒュームコレクタ41とをさらに有する。
ワークの除去加工時、加工エリア200内でクーラントを用いてワークの加工を行なうと、加工熱により温められたクーラントが霧状となったミスト(オイルミスト)が発生する。ミストコレクタ31は、加工エリア200内からそのミストを回収するための装置である。また、ワークの付加加工時、加工エリア200内に、金属の加熱によって生じる粉塵であるヒュームが発生する。ヒュームコレクタ41は、加工エリア200内からそのヒュームを回収するための装置である。
ミストコレクタ31は、加工エリア200の外部に設けられている。ミストコレクタ31は、フィルタ(不図示)と、モータ32(後出の図7を参照)とを有する。フィルタは、ミストを捕集可能なメッシュ体からなる。モータ32は、その回転に伴って、加工エリア200からミストコレクタ31に向かう空気流れを形成する。ミストコレクタ31は、フィルタによって、空気中に含まれるオイルミストを回収し、清浄な空気を排出する。
ヒュームコレクタ41は、加工エリア200の外部に設けられている。ヒュームコレクタ41は、フィルタ(不図示)と、モータ42(後出の図7を参照)とを有する。フィルタは、ヒュームを捕集可能なメッシュ体からなる。モータ42は、その回転に伴って、加工エリア200からヒュームコレクタ41に向かう空気流れを形成する。ヒュームコレクタ41は、フィルタによって、空気中に含まれるヒュームを回収し、清浄な空気を排出する。
図1および図3に示されるように、加工機械100は、第1配管51と、第2配管52と、第3配管53とをさらに有する。第1配管51、第2配管52および第3配管53の各配管は、空気が流通可能な管部材からなる。第1配管51、第2配管52および第3配管53は、加工エリア200の外部に設けられている。
第1配管51は、第1カバー体210に接続されている。第1配管51は、加工エリア200内に連通している。第1配管51は、加工エリア200内で開口している。
第1カバー体210に対する第1配管51の接続位置は、特に限定されない。第1配管51は、図1に示されるように、第1ワーク主軸111の上方の位置で加工エリア200内に連通するように、第1カバー体210の側面部に接続されてもよい。第1配管51は、加工エリア200の上部に連通するように、第1カバー体210の天井部に接続されてもよい。
第2配管52および第3配管53は、第1配管51から分岐している。第2配管52は、ミストコレクタ31に接続されている。第3配管53は、ヒュームコレクタ41に接続されている。
本明細書においては、ミストコレクタ31およびヒュームコレクタ41の運転時に形成される空気流れの上流側の配管の端部を「一方端部」といい、下流側の配管の端部を「他方端部」という。
第1配管51は、第1接続部51pを有する。第1接続部51pは、第1配管51の一方端部である。第1接続部51pは、第1カバー体210に接続されている。第2配管52は、第2接続部52pを有する。第2接続部52pは、第2配管52の他方端部である。第2接続部52pは、ミストコレクタ31に接続されている。第3配管53は、第3接続部53pを有する。第3接続部53pは、第3配管53の他方端部である。第3接続部53pは、ヒュームコレクタ41に接続されている。
第2配管52および第3配管53は、第1分岐部56において、第1配管51から分岐している。第1分岐部56は、第1配管51の他方端部であり、第2配管52および第3配管53の各配管の一方端部である。第1配管51は、第1接続部51pおよび第1分岐部56の間で延びている。第2配管52は、第1分岐部56および第2接続部52pの間で延びている。第3配管53は、第1分岐部56および第3接続部53pの間で延びている。
加工機械100は、第1切り替えバルブ61をさらに有する。第1切り替えバルブ61は、図3および図5に示される、第1配管51および第2配管52の間を連通させ、第1配管51および第3配管53の間を遮断する第1切り替えモード61Sと、図4および図6に示される、第1配管51および第2配管52の間を遮断し、第1配管51および第3配管53の間を連通させる第2切り替えモード61Tとの間で動作可能である。
第1切り替えバルブ61は、第1配管51と、第2配管52および第3配管53との分岐位置に設けられている。第1切り替えバルブ61は、第1分岐部56に設けられている。
第1切り替えバルブ61は、第1軸部62と、第1弁体63と、第1アクチュエータ64(後出の図7を参照)とを有する。第1軸部62は、軸状に延びている。第1弁体63は、第1軸部62から、第1軸部62の半径方向外側に向けて板状に延出している。第1アクチュエータ64は、その駆動に伴って、第1軸部62を中心に第1弁体63を回動動作させる。第1アクチュエータ64は、たとえば、ピストンシリンダーからなる。第1弁体63は、第1切り替えモード61Sにおいて、第2配管52を開放し、第3配管53を閉塞するように配置され、第2切り替えモード61Tにおいて、第2配管52を閉塞し、第3配管53を開放するように配置される。
加工エリア200を取り囲む第1カバー体210の内壁には、X軸方向およびZ軸方向における工具主軸121の移動に伴って変形するテレスコカバー、加工エリア200に対して自動工具交換装置、付加加工用ヘッド141を進退させる場合に開閉される各種シャッター、ならびに、クーラント吐出用の配管などが設けられている。このため、加工エリア200と、ミストコレクタ31およびヒュームコレクタ41との間を配管により連通させる場合に、第1カバー体210に対する配管の接続場所の設定にスペース上の制約が生じる。
これに対して、本実施の形態では、第2配管52および第3配管53を介してミストコレクタ31およびヒュームコレクタ41にそれぞれ通じる第1配管51が第1カバー体210に接続されている。このような構成により、第2配管52および第3配管53が直接、第1カバー体210に接続される構成と比較して、第1配管51をよりコンパクトな範囲で第1カバー体210に接続することができる。
また、第1切り替えバルブ61は、第1配管51と、第2配管52および第3配管53との分岐位置に設けられている。このような構成により、第1切り替えモード61Sと、第2切り替えモード61Tとを切り替えるためのバルブが、単一の第1切り替えバルブ61によって実現されるため、加工機械100を簡易な構成にできる。
図1および図3に示されるように、加工機械100は、第4配管54をさらに有する。第4配管54は、空気が流通可能な管部材からなる。第4配管54は、加工エリア200の外部に設けられている。
第4配管54は、第2カバー体230に接続されている。第4配管54は、収容空間220内に連通している。第4配管54は、収容空間220内で開口している。第4配管54は、第3配管53の管路上から分岐している。
第2カバー体230に対する第4配管54の接続位置は、特に限定されない。第4配管54は、図1に示されるように、収容空間220の上部に連通するように、第2カバー体230の天井部に接続されてもよい。
第4配管54は、第4接続部54pを有する。第4接続部54pは、第4配管54の一方端部である。第4接続部54pは、第2カバー体230に接続されている。第4配管54は、第2分岐部57において、第3配管53から分岐している。第4配管54は、第4接続部54pおよび第2分岐部57の間で延びている。第2分岐部57は、第3配管53において、第1分岐部56および第3接続部53pの間に位置している。第2分岐部57は、第1分岐部56から、第3配管53における空気流れの下流側に離れた位置に配置されている。第2分岐部57は、第3接続部53pから、第3配管53における空気流れの上流側に離れた位置に配置されている。
加工機械100は、第2切り替えバルブ66をさらに有する。第2切り替えバルブ66は、図3および図4に示される、第3配管53および第4配管54の間を遮断する第3切り替えモード66Sと、図5および図6に示される、第3配管53および第4配管54の間を連通させる第4切り替えモード66Tとの間で動作可能である。
第2切り替えバルブ66は、第3配管53および第4配管54の分岐位置に設けられている。第2切り替えバルブ66は、第2分岐部57に設けられている。なお、第2切り替えバルブ66は、第4配管54の管路上のいずれの位置に設けられてもよい。
第2切り替えバルブ66は、第2軸部67と、第2弁体68と、第2アクチュエータ69(後出の図7を参照)とを有する。第2軸部67は、軸状に延びている。第2弁体68は、第2軸部67から、第2軸部67の半径方向外側に向けて板状に延出している。第2アクチュエータ69は、その駆動に伴って、第2軸部67を中心に第2弁体68を回動動作させる。第2アクチュエータ69は、たとえば、ピストンシリンダーからなる。第2弁体68は、第3切り替えモード66Sにおいて、第4配管54を閉塞するように配置され、第4切り替えモード66Tにおいて、第4配管54を開放するように配置される。
なお、第1切り替えバルブ61および第2切り替えバルブ66の形状、動作および駆動方式は、特に限定されない。
図7は、図1中の加工機械において、第1切り替えバルブおよび第2切り替えバルブの動作制御に関連する制御系を示すブロック図である。図1から図7を参照して、加工機械100は、制御装置321をさらに有する。
制御装置321は、加工機械100を制御する。制御装置321は、加工機械100に備え付けられ、加工機械100における各種動作を制御するための制御盤に内装されている。
制御装置321は、プログラム記憶部322と、プログラム実行部323と、工具主軸制御部325と、ワーク主軸制御部326と、レーザ光・粉末供給制御部327と、外部機器制御部328とを有する。
プログラム記憶部322には、加工機械100の作業者によって作成されたワーク加工のための実行プログラム(数値制御プログラム)が記憶されている。プログラム記憶部322は、一例として、フラッシュメモリである。
プログラム実行部323は、プログラム記憶部322に記憶された実行プログラムを実行する。プログラム実行部323は、実行プログラムの命令を読み取って、工具主軸制御部325、ワーク主軸制御部326、レーザ光・粉末供給制御部327および外部機器制御部328の各制御部に制御信号を出力する。
工具主軸制御部325は、ワークの除去加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、工具主軸121を回転させるための工具主軸モータ329を制御し、ワークの除去加工および付加加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、工具主軸121をX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向に移動させるための工具主軸送りモータ330を制御する。
ワーク主軸制御部326は、ワークの除去加工および付加加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、第1ワーク主軸111を回転させるためのワーク主軸モータ331を制御する。なお、図7中に示されていないが、第2ワーク主軸116の回転および移動も、第1ワーク主軸111と同様に、プログラム実行部323からの制御信号に従って制御される。
レーザ光・粉末供給制御部327は、ワークの付加加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、加工エリア200に向けてレーザ光および粉末が供給されるようにレーザ発振装置176およびパウダーフィーダ170を制御する。
外部機器制御部328は、ワークの除去加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、クーラントポンプ332の駆動を開始させる。
外部機器制御部328は、ワークの除去加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、ミストコレクタ31におけるモータ32の駆動を開始させる。外部機器制御部328は、ワークの付加加工時、プログラム実行部323からの制御信号に従って、ヒュームコレクタ41におけるモータ42の駆動を開始させる。さらに、外部機器制御部328は、後述する扉開閉センサ71からの検出信号に基づいて、扉部237が開状態であると判断した場合には、ヒュームコレクタ41におけるモータ42の駆動を開始させる。
なお、ミストコレクタ31およびヒュームコレクタ41の駆動のオンオフは、作業者により操作盤(不図示)を通じて指示されてもよい。
制御装置321は、ワークの除去加工時に第1切り替えモード61Sが選択され、ワークの付加加工時に第2切り替えモード61Tが選択されるように、第1切り替えバルブ61の動作を制御する。
より具体的には、制御装置321は、バルブ制御部324をさらに有する。バルブ制御部324は、プログラム実行部323において実行される実行プログラムを参照することによって、ワークの除去加工および付加加工のいずれの加工が実行されるかを判断する。バルブ制御部324は、ワークの除去加工が実行されると判断した場合に、第1切り替えバルブ61において第1切り替えモード61Sが選択されるように、第1アクチュエータ64を制御する。バルブ制御部324は、ワークの付加加工が実行されると判断した場合に、第1切り替えバルブ61において第2切り替えモード61Tが選択されるように、第1アクチュエータ64を制御する。
制御装置321は、パウダーフィーダ170に対する粉末の非補充時に、第3切り替えモード66Sが選択され、パウダーフィーダ170に対する粉末の補充時に、第4切り替えモード66Tが選択されるように、第2切り替えバルブ66の動作を制御する。
より具体的には、加工機械100は、扉開閉センサ71をさらに有する。扉開閉センサ71は、扉部237の位置を検出可能である。扉開閉センサ71は、第2カバー体230に設けられている。扉開閉センサ71は、非接触式の近接センサであってもよいし、接触式のリミットセンサであってもよい。扉開閉センサ71は、扉部237の位置に関する検出信号を、バルブ制御部324および外部機器制御部328に出力する。
バルブ制御部324および外部機器制御部328は、扉開閉センサ71からの検出信号に基づいて、扉部237が開状態であるか、閉状態であるかを判断する。バルブ制御部324は、扉部237が閉状態であると判断した場合に、第2切り替えバルブ66において第3切り替えモード66Sが選択されるように、第2アクチュエータ69を制御する。バルブ制御部324は、扉部237が開状態であると判断した場合に、第2切り替えバルブ66において第4切り替えモード66Tが選択されるように、第2アクチュエータ69を制御する。
図3および図5に示されるように、ワークの除去加工時、クーラントを用いたワーク加工に伴って、加工エリア200内にミストが発生する。この場合に、第1切り替えバルブ61を第1切り替えモード61Sに動作させる。これにより、第1配管51および第2配管52の間が連通されるため、加工エリア200内で発生したミストを、第1配管51および第2配管52を通じてミストコレクタ31に導くことができる。また、第1配管51および第3配管53の間が遮断されるため、ミストが第1配管51および第3配管53を通じてヒュームコレクタ41に導かれることを防止できる。
図4および図6に示されるように、ワークの付加加工時、レーザ光を用いたワーク加工に伴って、加工エリア200内にヒュームが発生する。この場合に、第1切り替えバルブ61を第2切り替えモード61Tに動作させる。これにより、第1配管51および第3配管53の間が連通されるため、加工エリア200内で発生したヒュームを、第1配管51および第3配管53を通じてヒュームコレクタ41に導くことができる。また、第1配管51および第2配管52の間が遮断されるため、ヒュームが第1配管51および第2配管52を通じてミストコレクタ31に導かれることを防止できる。
図3および図4に示されるように、パウダーフィーダ170に対する粉末の非補充時、第2カバー体230に設けられた扉部237は、閉状態とされている。この場合に、第2切り替えバルブ66を第3切り替えモード66Sに動作させる。図4に示されるように、ワークの付加加工時であって、かつ、パウダーフィーダ170に対する粉末の非補充時である場合、第3配管53および第4配管54の間が遮断されるため、収容空間220からヒュームコレクタ41に向けた空気流れが形成されず、加工エリア200からヒュームコレクタ41に向けた空気流れのみが形成される。これにより、加工エリア200内で発生したヒュームをより効率的にヒュームコレクタ41に回収することができる。
図5および図6に示されるように、パウダーフィーダ170に対する粉末の補充時、第2カバー体230に設けられた扉部237は、開状態とされている。作業者による粉末の補充作業に伴って、収容空間220には、粉末が飛散している。この場合に、第2切り替えバルブ66を第4切り替えモード66Tに動作させる。これにより、第3配管53および第4配管54の間が連通されるため、収容空間220からヒュームコレクタ41に向けて空気流れが形成される。これにより、収容空間220に飛散する粉末をヒュームコレクタ41に回収することができる。
以上に説明した、この発明の実施の形態における加工機械100の構造についてまとめると、本実施の形態における加工機械100は、加工エリア200を区画形成する第1カバー体210と、加工エリア200内からミストを回収するためのミストコレクタ31と、加工エリア200内からヒュームを回収するためのヒュームコレクタ41と、第1カバー体210に接続され、加工エリア200内に連通する第1配管51と、第1配管51から分岐し、ミストコレクタ31およびヒュームコレクタ41にそれぞれ接続される第2配管52および第3配管53と、第1配管51および第2配管52の間を連通させ、第1配管51および第3配管53の間を遮断する第1切り替えモード61Sと、第1配管51および第2配管52の間を遮断し、第1配管51および第3配管53の間を連通させる第2切り替えモード61Tとの間で動作可能な第1切り替えバルブ61とを備える。
このように構成された、この発明の実施の形態における加工機械100によれば、第1カバー体210に対する配管の接続場所をコンパクトな範囲に抑えつつ、ワークの付加加工時に生じるミストをミストコレクタ31により適正に回収し、ワークの除去加工時に生じるヒュームをヒュームコレクタ41により適正に回収することができる。
なお、本実施の形態では、ワークの切削加工と、ワークの付加加工とが可能な加工機械100について説明したが、本発明は、これに限られず、ワークの切削加工と、ワークのレーザ加工とが可能な加工機械に適用されてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、たとえば、ワークの除去加工と、ワークの付加加工とが可能なハイブリッドタイプの加工機械に適用される。
31 ミストコレクタ、32,42 モータ、41 ヒュームコレクタ、51 第1配管、51p 第1接続部、52 第2配管、52p 第2接続部、53 第3配管、53p 第3接続部、54 第4配管、54p 第4接続部、56 第1分岐部、57 第2分岐部、61 第1切り替えバルブ、61S 第1切り替えモード、61T 第2切り替えモード、62 第1軸部、63 第1弁体、64 第1アクチュエータ、66 第2切り替えバルブ、66S 第3切り替えモード、66T 第4切り替えモード、67 第2軸部、68 第2弁体、69 第2アクチュエータ、71 扉開閉センサ、100 加工機械、101,102,103 回転軸、104 旋回軸、106 中心軸、111 第1ワーク主軸、116 第2ワーク主軸、121 工具主軸、122 主軸端面、131 刃物台、132 旋回部、136 ベッド、141 付加加工用ヘッド、143 ライン体、146 ヘッド本体、147 レーザツール、170 パウダーフィーダ、171 混合部、172 パウダーホッパー、176 レーザ発振装置、200 加工エリア、210 第1カバー体、220 収容空間、230 第2カバー体、236 開口部、237 扉部、321 制御装置、322 プログラム記憶部、323 プログラム実行部、324 バルブ制御部、325 工具主軸制御部、326 ワーク主軸制御部、327 粉末供給制御部、328 外部機器制御部、329 工具主軸モータ、330 工具主軸送りモータ、331 ワーク主軸モータ、332 クーラントポンプ。

Claims (5)

  1. 加工エリアを区画形成する第1カバー体と、
    前記加工エリア内からミストを回収するためのミストコレクタと、
    前記加工エリア内からヒュームを回収するためのヒュームコレクタと、
    前記第1カバー体に接続され、前記加工エリア内に連通する第1配管と、
    前記第1配管から分岐し、前記ミストコレクタおよび前記ヒュームコレクタにそれぞれ接続される第2配管および第3配管と、
    前記第1配管および前記第2配管の間を連通させ、前記第1配管および前記第3配管の間を遮断する第1切り替えモードと、前記第1配管および前記第2配管の間を遮断し、前記第1配管および前記第3配管の間を連通させる第2切り替えモードとの間で動作可能な第1切り替えバルブとを備える、加工機械。
  2. 前記第1切り替えバルブは、前記第1配管と、前記第2配管および前記第3配管との分岐位置に設けられる、請求項1に記載の加工機械。
  3. ワークの除去加工時に前記第1切り替えモードが選択され、ワークの付加加工時に前記第2切り替えモードが選択されるように、前記第1切り替えバルブの動作を制御する制御装置をさらに備える、請求項1または2に記載の加工機械。
  4. 前記加工エリア内に向けて粉末を供給するためのパウダーフィーダと、
    前記パウダーフィーダを収容する空間を区画形成する第2カバー体と、
    前記第3配管の管路上から分岐し、前記第2カバー体に接続され、前記空間内に連通する第4配管と、
    前記第3配管および前記第4配管の間を遮断する第3切り替えモードと、前記第3配管および前記第4配管の間を連通させる第4切り替えモードとの間で動作可能な第2切り替えバルブとをさらに備える、請求項1から3のいずれか1項に記載の加工機械。
  5. 前記パウダーフィーダに対する粉末の非補充時に、前記第3切り替えモードが選択され、前記パウダーフィーダに対する粉末の補充時に、前記第4切り替えモードが選択されるように、前記第2切り替えバルブの動作を制御する制御装置をさらに備える、請求項4に記載の加工機械。
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