JP7464149B2 - 自動試料注入装置、及び自動試料注入装置を制御するための方法 - Google Patents

自動試料注入装置、及び自動試料注入装置を制御するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動試料注入装置、及び自動試料注入装置を制御するための方法に関する。
ガスクロマトグラフなどの分析装置には、試料を自動的に注入するための自動試料注入装置が用いられる。自動試料注入装置は、試料等を収容したバイアルを載置するためのターレットを備えている。ターレットは、ステッピングモータによって動作する。自動試料注入装置のコントローラは、ステッピングモータを制御することにより、ターレットを所望の位置に動作させる。
自動試料注入装置の起動時等には、ターレット基準位置を、自動試料注入装置の原点位置に合わせるための原点復帰制御が行われる。ターレット基準位置は、ターレットに設けられている。ターレットは、ターレット基準位置を示す被検出部を有している。自動試料注入装置は、所定の検出範囲を有するセンサを備えている。センサは、検出範囲内における被検出部の有無を検出する。例えば、センサは、フォトセンサであり、検出範囲において光を照射する。センサは、被検出部が検出範囲内において光を遮ったことを検出する。
原点復帰制御では、コントローラは、ターレットを動作させることで、ターレット基準位置を、原点位置に向けて移動させる。そして、コントローラは、センサにより被検出部を検出したときに、ターレットを停止させる。原点復帰制御を迅速に完了させるためには、ターレットを高速で動作させることが好ましい。しかし、その場合、センサにより被検出部を検出したときにターレットを急停止させると、ステッピングモータの脱調が生じる可能性がある。そのため、脱調を防止するために、コントローラは、ターレットを減速させてから、ターレットを停止させる。
一方、ターレットには、ターレット基準位置を示す被検出部(以下、第1被検出部と呼ぶ)とは別に、他の用途に用いられる被検出部(以下、第2被検出部と呼ぶ)が設けられる場合がある。例えば、ターレットの種類を識別するために、第2被検出部がターレットに設けられる。その場合、原点復帰制御において、コントローラがターレットを減速して停止させると、第1被検出部が、検出範囲を越えて移動し、センサが第2被検出部を誤検出してしまうことがある。このような誤検出を防止するためには、第1被検出部が検出された時点から、ターレットが停止した時点までの第1被検出部の移動距離をコントローラに記憶させることが考えられる。
例えば、特許文献1のステッピングモータの原点復帰方法では、コントローラは、ステッピングモータの駆動開始時から、ステッピングモータへ入力されるパルス数を積算する。コントローラは、原点位置検出器が原点位置を検出すると、ステッピングモータを減速して停止させる。コントローラは、原点位置を検出した時点からステッピングモータが停止した時点までのパルス数から原点位置までの移動量を算出する。そして、コントローラは、移動量分だけステッピングモータを逆方向に動作させる。
特開平02-246796号公報
上記のように、原点復帰制御において、ターレットを高速で動作させる場合、第1被検出部は、常に一定の最高速でセンサの検出範囲に侵入するとは限らない。ターレットの動作開始時の第1被検出部の位置によっては、第1被検出部は、最高速に到達する前の加速中に、検出範囲に侵入する可能性がある。その場合、算出される移動量にバラツキが発生してしまい、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることが困難になる。
本発明の課題は、ターレットに複数の被検出部が設けられた自動試料注入装置において、迅速、且つ、精度よく原点復帰制御を行うことにある。
本発明の一態様に係る自動試料注入装置は、ターレットと、ステッピングモータと、センサと、コントローラとを備える。ターレットは、複数の被検出部を有する。複数の被検出部は、ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む。ターレットは、第1方向と、第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持される。ステッピングモータは、ターレットを動作させる。センサは、原点位置を含む検出範囲を有する。センサは、検出範囲内における複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力する。コントローラは、センサから信号を受信する。コントローラは、ステッピングモータを制御してターレットを動作させる。コントローラは、ターレット基準位置を原点位置に合わせるための原点復帰制御において、以下の処理を実行する。コントローラは、第1被検出部を、原点復帰制御の開始時の初期位置から第1方向に移動させるように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部の第1方向への移動中に、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させる。コントローラは、ターレットの減速の開始時からターレットの停止時までの第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得する。コントローラは、ターレットの停止時に第1被検出部が位置している第1位置から、第2方向に、第1被検出部を移動距離だけ移動するように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部を、第2方向に、検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部を、第1方向に、第2位置から原点位置まで移動させるように、ターレットを動作させる。
本発明の他の態様に係る方法は、自動試料注入装置において、ターレット基準位置を原点位置に合わせるための方法である。自動試料注入装置は、ターレットと、ステッピングモータと、センサとを備える。ターレットは、複数の被検出部を有する。複数の被検出部は、ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む。ターレットは、第1方向と、第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持される。ステッピングモータは、ターレットを動作させる。センサは、原点位置を含む検出範囲を有する。センサは、検出範囲内における複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力する。
本態様に係る方法は、第1被検出部を、原点復帰制御の開始時の初期位置から第1方向に移動させるように、ターレットを動作させることと、第1被検出部の第1方向への移動中に、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させることと、ターレットの減速の開始時からターレットの停止時までの第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得することと、ターレットの停止時に第1被検出部が位置している第1位置から、第2方向に、第1被検出部を移動距離だけ移動するように、ターレットを動作させることと、第1被検出部を、第2方向に、検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、ターレットを動作させることと、第1被検出部を、第1方向に、第2位置から原点位置まで移動させるように、ターレットを動作させること、を備える。
本発明によれば、原点復帰制御において、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させる。そのため、ステッピングモータの脱調を防ぎながら、ターレットを高速で動作させることができる。それにより、原点復帰制御を迅速に行うことができる。また、ターレットが停止した後に、第1被検出部が、減速の開始時から停止時までの間の移動距離だけ戻る。それにより、他の被検出部がセンサによって誤検出されることが防止される。また、第1被検出部は、検出範囲外に位置する第2位置までさらに戻り、その後、原点位置まで移動する。それにより、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることができる。
実施形態に係る自動試料注入装置の正面図である。 自動試料注入装置の上面図である。 ターレットの底面図である。 ターレットの底面の拡大図である。 原点復帰制御の処理を示すフローチャートである。 原点復帰制御における第1被検出部とセンサの検出範囲との位置を模式的に示す図である。 原点復帰制御における、ステッピングモータへの速度指令と、センサからの信号とのタイミングチャートである。 変形例に係る自動試料注入装置の上面図である。
以下、図面を参照して、実施形態に係る自動試料注入装置1について説明する。図1は、自動試料注入装置1の正面図である。自動試料注入装置1は、分析装置2上に配置される。分析装置2は、例えばガスクロマトグラフである。ただし、分析装置2は、ガスクロマトグラフ以外の装置であってもよい。自動試料注入装置1は、分析装置2に試料を自動的に注入する。
図2は、自動試料注入装置1の上面図である。図2に示すように、自動試料注入装置1は、サンプリング機構11と、ターレット12と、ターレット駆動機構13、コントローラ14とを備えている。サンプリング機構11は、ターレット12上に配置されたバイアル15から試料を採取し、試料を分析装置2へ注入する。なお、図面においては、バイアル15の一部のみに符号15が付されており、他のバイアルの符号は省略されている。
サンプリング機構11は、シリンジ16と、シリンジ駆動機構17とを含む。シリンジ16は先端18を含み、先端18において試料の吸入及び吐出を行なう。シリンジ16は、先端18を下方へ向けて配置されている。分析装置2は、分析装置2内へ試料を注入するための注入ポートを含む。シリンジ16は、注入ポートの上方に配置されている。シリンジ16は、上下方向に移動可能に、シリンジ駆動機構17に支持されている。シリンジ駆動機構17は、モータなどのアクチュエータを含む。シリンジ駆動機構17は、シリンジ16を上下方向に移動させる。
ターレット12は、回転軸19回りに回転可能に支持されている。ターレット12は、円形のテーブル20と、複数のバイアルホルダ21とを含む。複数のバイアルホルダ21は、テーブル20の上面に配置されている。複数のバイアルホルダ21は、円状に配置されている。バイアルホルダ21には、試料などを収容したバイアル15が配置される。なお、図面においては、複数のバイアルホルダ21の一部のみに符号21が付されており、他のバイアルホルダ21の符号は省略されている。ターレット12が回転することで、シリンジ16の下方に配置されるバイアル15が変更される。テーブル20は、ブランク部12aを含む。ブランク部12aは、テーブル20を上下に貫通している。シリンジ16の下方にブランク部12aが配置されている状態で、シリンジ16が、注入ポートへ向かって移動可能となる。
ターレット駆動機構13は、ターレット12を回転させる。ターレット駆動機構13は、ステッピングモータ22を含む。ステッピングモータ22は、例えば図示しないギア機構を介して、ターレット12の回転軸19に接続されている。ステッピングモータ22は、入力されるパルス信号に応じて回転する。ステッピングモータ22は、1つのパルス信号に応じて、所定角度だけ回転する。ステッピングモータ22は、パルス信号の周波数に応じた回転速度で回転する。ステッピングモータ22の回転方向に応じて、ターレット12が第1方向A1と、第1方向A1と反対の第2方向A2とに回転する。なお、第1方向A1と第2方向A2とは、図面に示された方向に限らず、それぞれ逆の方向であってもよい。
コントローラ14は、記憶装置23とプロセッサ24とを含む。記憶装置23は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などのメモリを含む。記憶装置23は、SSD(Solid State Drive)或いは、HDD(Hard Disk Drive)などのストレージを含んでもよい。記憶装置23は、自動試料注入装置1を制御するためのプログラム及びデータを記憶している。プロセッサ24は、記憶装置23に保存されたプログラム及びデータに従って、自動試料注入装置1を制御するための処理を実行する。
コントローラ14は、ステッピングモータ22にパルス信号を入力することで、ステッピングモータ22を制御する。コントローラ14は、ステッピングモータ22の回転角度、回転速度、及び回転方向を制御する。コントローラ14は、ステッピングモータ22を制御することで、ターレット12の位置を制御する。コントローラ14は、ターレット12のバイアルホルダ21の配置を記憶している。コントローラ14は、ターレット12を回転させて、シリンジ16の下方へ所望のバイアルホルダ21を移動させる。それにより、シリンジ16の下方に所望のバイアル15が配置され、シリンジ16によるバイアル15からの試料の抽出が可能となる。また、コントローラ14は、ターレット12を回転させて、シリンジ16の下方へブランク部12aを移動させる。それにより、シリンジ16が、分析装置2の注入ポートへアクセス可能となる。
次に、ターレット基準位置30を自動試料注入装置1の原点位置P0に合わせるための原点復帰制御について説明する。図3は、ターレット12の底面図である。図4は、ターレット12の底面の拡大図である。ターレット基準位置30は、ターレット12に設けられた所定の基準位置である。ターレット基準位置30は、ターレット12に固定されており、ターレット12と共に回転する。原点位置P0は、自動試料注入装置1に設けられている。原点位置P0は、自動試料注入装置1に固定されており、ターレット12の回転に関わらず不動である。
図3及び図4に示すように、ターレット12は、複数の被検出部31,32を含む。複数の被検出部31,32は、テーブル20の底面から下方に突出している。複数の被検出部31,32は、それぞれターレット12の周方向に沿って延びている。複数の被検出部31,32は、第1被検出部31と第2被検出部32とを含む。第1被検出部31と第2被検出部32とは、ターレット12の周方向に互いに間隔をおいて配置されている。第1被検出部31は、ターレット12の周方向において、第2被検出部32よりも長い。第1被検出部31は、原点復帰制御に用いられる。第2被検出部32は、原点復帰制御と異なる用途に用いられる。例えば、第2被検出部32は、ターレット12の種類を識別するために用いられる。
図4に示すように、自動試料注入装置1は、センサ33を備えている。センサ33は、原点位置P0を含む検出範囲34を有する。センサ33は、検出範囲34内における複数の被検出部31,32の有無を検出する。センサ33は、例えばフォトセンサであり、投光部35と受光部36とを含む。投光部35は、検出範囲34に光を照射する。受光部36は、光を検出し、検出した光の量に応じた信号を出力する。複数の被検出部31,32のいずれかが検出範囲34に侵入すると、受光部36が受ける光の量が変化する。コントローラ14は、センサ33からの信号を受信する。コントローラ14は、センサ33からの信号によって、検出範囲34内における複数の被検出部31,32の有無を検出する。なお、図4では、センサ33は透過型であるが、センサ33は、反射型であってもよい。
図4に示すように、第1被検出部31は、第1端部37と第2端部38とを含む。第2端部38は、ターレット12の周方向において、第1端部37の反対に位置する。第1被検出部31は、ターレット基準位置30を示す。本実施形態において、ターレット基準位置30は、第1被検出部31の第1端部37である。ただし、ターレット基準位置30は、第1被検出部31の他の部分であってもよい。
図5は、原点復帰制御の処理を示すフローチャートである。図6は、第1被検出部31とセンサ33の検出範囲34との位置を模式的に示す図である。
図5に示すように、ステップS101で、コントローラ14は、第1被検出部31を初期位置P1から移動させる。初期位置P1は、原点復帰制御の開始時点での、第1被検出部31の位置である。コントローラ14は、ターレット12を第1方向A1に回転させることで、図6(a)に示すように、第1被検出部31を初期位置P1から第1方向A1へ移動させる。
ステップS102で、コントローラ14は、センサ33が検出範囲34において第1被検出部31を検出したかを判定する。コントローラ14は、センサ33から信号から、検出範囲34において検出された被検出部の長さを算出する。コントローラ14は、検出された被検出部の長さが所定の閾値以上であるときに、検出範囲34において第1被検出部31が検出されたと判定する。従って、コントローラ14は、第1被検出部31が検出範囲34に侵入しても第1被検出部31を停止させずに、第1方向A1への移動を継続する。そのため、図6(b)に示すように、第1被検出部31は、検出範囲34を超えて移動する。なお、所定の閾値は、第2被検出部32の長さよりも大きく、且つ、第1被検出部31の長さ以下である。コントローラ14は、センサ33が検出範囲34において第1被検出部31を検出したと判定したときには、処理はステップS103へ進む。
ステップS103では、コントローラ14は、ターレット12を減速して停止させる。ここでは、コントローラ14は、図6(b)に示す位置P2で第1被検出部31の減速を開始する。コントローラ14は、ターレット12が、脱調を起こさない程度の速度まで減速したときに、ターレット12を停止させる。それにより、第1被検出部31は、図6(c)に示す位置P3(第1位置)で停止する。
ステップS104では、コントローラ14は、ターレット12の減速の開始時からターレット12の停止時までの第1被検出部31の移動距離D1を取得する。移動距離D1は、第1被検出部31が減速を開始したときの位置P2と、第1被検出部31が停止した時の位置P3との間の距離である。コントローラ14は、ターレット12の減速の開始時からターレット12の停止時までにステッピングモータ22に入力されたパルス信号の数から、第1被検出部31の移動距離D1を算出する。コントローラ14は、算出した移動距離D1を記憶してもよく、或いは、パルス信号の数を移動距離D1に対応する情報として記憶してもよい。
ステップS105では、コントローラ14は、第1被検出部31を移動距離D1だけ戻す。ここでは、コントローラ14は、ターレット12を第2方向A2に回転させることで、図6(d)に示すように、位置P3から、第2方向A2に、第1被検出部31を移動距離D1だけ移動させる。それにより、第1被検出部31は、位置P3から第2方向A2に移動距離D1だけ離れた位置P4へ移動する。
ステップS106では、コントローラ14は、第1被検出部31を検出範囲34外まで戻す。ここでは、コントローラ14は、ターレット12を第2方向A2に回転させることで、図6(e)に示すように、第1被検出部31を位置P5(第3位置)へ移動させる。コントローラ14は、センサ33の信号から、第1被検出部31が検出範囲34において検出されなくなるまで、ターレット12を第2方向A2に回転させる。位置P5は、第1被検出部31が検出範囲34に無いことをセンサ33が検出した時点で第1被検出部31が位置する位置である。
ステップS107では、コントローラ14は、第1被検出部31を所定距離D2だけさらに戻す。ここでは、コントローラ14は、ターレット12を第2方向A2に回転させることで、図6(f)に示すように、第1被検出部31を位置P5から検出範囲34外に位置する位置P6(第2位置)へ移動させ、位置P6に停止させる。位置P6は、検出範囲34から第2方向A2へ所定距離D2だけ離れた位置である。所定距離D2は、例えば、ターレット12の停止時の振動によって第1被検出部31が動いても、第1被検出部31がセンサ33によって検出されない程度の距離であることが好ましい。
ステップS108では、コントローラ14は、第1被検出部31を原点位置P0へ移動させる。ここでは、コントローラ14は、ターレット12を第1方向A1に回転させることで、第1被検出部31を、第1方向A1に、位置P6から原点位置P0へ移動させる。図6(g)に示すように、コントローラ14は、ターレット基準位置30が原点位置P0に一致したときに、ターレット12を停止させる。以上のようにして、コントローラ14は、ターレット基準位置30を原点位置P0に合わせるための原点復帰制御を実行する。
図7は、原点復帰制御におけるステッピングモータ22への速度指令と、センサ33からの信号とのタイミングチャートである。コントローラ14は、速度指令に応じたパルス信号をステッピングモータ22に入力する。図7において、センサ33からの信号の「Low」は、被検出部31,32が検出範囲34に位置していないことを示す。センサ33からの信号の「Hi」は、被検出部31,32のいずれかが検出範囲34に位置していることを示す。なお、上記とは逆に、「Low」が被検出部31,32のいずれかが検出範囲34に位置していることを意味し、「Hi」が被検出部31,32が検出範囲34に位置していないことを意味してもよい。
図6(a)に示すように、第1被検出部31が初期位置P1から移動するときに、コントローラ14は、図7に示すように、時点t0から、第1被検出部31を第1方向A1に速度V1(第1速度)まで加速させる。第1被検出部31の速度が速度V1に達した後は、コントローラ14は、第1被検出部31を一定の速度V1で移動させる。
時点t1において、第1被検出部31が検出範囲34内に侵入しても、コントローラ14は、第1被検出部31を一定の速度V1で移動させる。コントローラ14は、時点t2において第1被検出部31が検出されたと判定し、時点t2から第1被検出部31の減速を開始する。時点t2において、第1被検出部31は、図6(b)に示す位置P2に位置している。そして、時点t3において、第1被検出部31の速度が所定の速度閾値以下となったときに、コントローラ14は、第1被検出部31を停止させる。このとき、第1被検出部31は、図6(c)に示す位置P3に位置している。コントローラ14は、時点t2から時点t3までの第1被検出部31の移動距離D1を取得する。
第1被検出部31が停止した後、コントローラ14は、時点t4から第1被検出部31を第2方向A2に加速させる。コントローラ14は、第1被検出部31の速度が速度V2(第3速度)に到達した後、第1被検出部31を減速させ、時点t5において第1被検出部31を停止させる。時点t4から時点t5までの間で、第1被検出部31は、位置P3から第2方向A2に移動距離D1だけ移動し、図6(d)に示す位置P4へ移動する。
コントローラ14は、時点t6から、第1被検出部31を、位置P4から第2方向A2に、一定の速度V3で移動させる。コントローラ14は、第1被検出部31が、時点t7において検出範囲34から外れるまで、第1被検出部31を、第2方向A2に、一定の速度V3で移動させる。速度V3は、速度V1より遅い速度である。速度V3は、速度V2より遅い速度である。時点t7において、第1被検出部31は、図6(e)に示す位置P5に位置している。なお、図7では、コントローラ14は、時点t5と時点t6との間において、第1被検出部31を一時的に停止させている。しかし、コントローラ14は、第1被検出部31を、速度V2から減速させ、停止させることなく続けて一定の速度V3で移動させてもよい。
コントローラ14は、時点t7から、第1被検出部31を、第2方向A2に、一定の速度V4(第4速度)で、所定距離D2だけ移動させる。それにより、第1被検出部31は、図6(f)に示す位置P6へ移動し、時点t8において位置P6に停止する。速度V4は、速度V1より遅い速度である。速度V4は、速度V2より遅い速度である。図7では、速度V4は、速度V3と同じ速度であるが、速度V3と異なる速度であってもよい。
第1被検出部31が位置P6で停止した後、コントローラ14は、時点t9から、第1被検出部31を、第1方向A1に、一定の速度V5で移動させる。それにより、図6(g)に示すように、第1被検出部31は、原点位置P0へ向かって移動する。速度V5は、速度V1より遅い速度である。速度V5は、速度V2より遅い速度である。速度V3,V4,V5は、ターレット12を急停止させても、ステッピングモータ22の脱調が生じない程度に遅い速度である。時点t10において、第1被検出部31が検出範囲34に侵入した後、時点t11においてターレット基準位置30が原点位置P0に到達すると、コントローラ14は、第1被検出部31を停止させる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
原点復帰制御における処理は、上記の実施形態のものに限らず、処理の一部が変更、或いは省略されてもよい。上記の実施形態の処理と異なる処理が追加されてもよい。原点復帰制御における処理の実行の順番は、上記の実施形態の順番に限らず、変更されてもよい。
自動試料注入装置1の構成は、上記の実施形態のものに限らず、変更されてもよい。例えば、ターレット12の形状が変更されてもよい。ターレット12は、回転する円形ターレットに限られず、図8に示すような直線的に移動する直線ターレットであってもよい。直線ターレットは、例えばJP2012042253Aに開示されているようなものであってもよい。第1被検出部31、或いは第2被検出部32の形状、或いは配置が変更されてもよい。ターレット12は、3つ以上の被検出部を含んでもよい。センサ33は、フォトセンサに限らず、磁気センサなどの他の種類のセンサであってもよい。
上記の実施形態では、コントローラ14は、位置P6から原点位置P0へ、第1被検出部31を一定の速度V5で移動させている。しかし、第1被検出部31を位置P6から原点位置P0へ移動させるときの速度は、一定に限らず、変化してもよい。第1被検出部31が、位置P6から原点位置P0へ、ステッピングモータが脱調しない程度に遅い速度で移動することで、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることができる。ただし、第1被検出部31が、位置P6から原点位置P0へ一定速度で移動することで、ターレット基準位置を原点位置に、さらに精度よく合わせることができる。
上述した複数の例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
第1の態様に係る自動試料注入装置は、ターレットと、ステッピングモータと、センサと、コントローラとを備える。ターレットは、複数の被検出部を有する。複数の被検出部は、ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む。ターレットは、第1方向と、第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持される。ステッピングモータは、ターレットを動作させる。センサは、原点位置を含む検出範囲を有する。センサは、検出範囲内における複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力する。コントローラは、センサから信号を受信する。コントローラは、ステッピングモータを制御してターレットを動作させる。コントローラは、ターレット基準位置を原点位置に合わせるための原点復帰制御において、以下の処理を実行する。コントローラは、第1被検出部を、原点復帰制御の開始時の初期位置から第1方向に移動させるように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部の第1方向への移動中に、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させる。コントローラは、ターレットの減速の開始時からターレットの停止時までの第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得する。コントローラは、ターレットの停止時に第1被検出部が位置している第1位置から、第2方向に、第1被検出部を移動距離だけ移動するように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部を、第2方向に、検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、ターレットを動作させる。コントローラは、第1被検出部を、第1方向に、第2位置から原点位置まで移動させるように、ターレットを動作させる。
第1の態様に係る自動試料注入装置では、原点復帰制御において、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させる。そのため、ステッピングモータの脱調を防ぎながら、ターレットを高速で動作させることができる。それにより、原点復帰制御を迅速に行うことができる。また、ターレットが停止した後に、第1被検出部が、減速の開始時から停止時までの間の移動距離だけ戻る。それにより、他の被検出部がセンサによって誤検出されることが防止される。また、第1被検出部は、検出範囲外に位置する第2位置までさらに戻り、その後、原点位置まで移動する。それにより、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることができる。
第2の態様に係る自動試料注入装置は、第1の態様に係る自動試料注入装置において、第2位置は、第3位置から、第2方向に所定距離だけ離れた位置である。第3位置は、第1被検出部が検出範囲に無いことをセンサが検出した時点で第1被検出部が位置する位置である。第2の態様に係る自動試料注入装置では、ターレットの振動等によって第1被検出部が動いても、センサによって誤検知されることが防止される。
第3の態様に係る自動試料注入装置は、第2の態様に係る自動試料注入装置において、コントローラは、第1被検出部を、第1方向に、第2位置から前記原点位置まで移動させるように、ターレットを一定速度で動作させる。第3の態様に係る自動試料注入装置では、ターレットが一定速度で動作するため、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることができる。
第4の態様に係る自動試料注入装置は、第1の態様に係る自動試料注入装置において、コントローラは、ターレットを、第1速度で第1方向に動作させることで、第1被検出部を初期位置から移動させる。コントローラは、ターレットを、第1速度より遅い第2速度で、第1方向に動作させることで、第1被検出部を第2位置から原点位置へ移動させる。第4の態様に係る自動試料注入装置では、第2速度よりも早い第1速度で、第1被検出部が初期位置から移動する。それにより、原点復帰制御を迅速に行うことができる。また、第1速度よりも遅い第2速度で、第1被検出部が原点位置へ移動する。それにより、ターレット基準位置を精度よく原点位置に合わせることができる。
第5の態様に係る自動試料注入装置は、第1の態様に係る自動試料注入装置において、コントローラは、ターレットを、第3速度で、第2方向に動作させることで、第1被検出部を第1位置から移動距離だけ移動させる。コントローラは、ターレットを、第3速度より遅い第4速度で、第2方向に動作させることで、第1被検出部を第2位置に移動させる。第5の態様に係る自動試料注入装置では、第4速度よりも早い第3速度で、第1被検出部が第1位置から移動距離だけ移動する。それにより、原点復帰制御を迅速に行うことができる。また、第3速度よりも遅い第4速度で、第1被検出部が第2位置へ移動する。それにより、検出範囲から外れた第2位置に、第1被検出部を精度よく移動させることができる。
第6の態様に係る自動試料注入装置は、第1の態様に係る自動試料注入装置において、複数の被検出部は、第1被検出部から間隔をおいて配置された第2被検出部をさらに含む。第1被検出部は、第2被検出部よりも長い。コントローラは、センサからの信号から、検出範囲において検出された複数の被検出部のいずれかの長さを取得する。コントローラは、長さが所定の閾値以上であるときに、検出範囲において第1被検出部が検出されたと判定する。第6の態様に係る自動試料注入装置では、センサによって検出された被検出部の長さによって、第1被検出部が検出されたか否かを判定することができる。それにより、第1被検出部と第2被検出部とを精度よく識別することができる。
第7の態様に係る方法は、自動試料注入装置において、ターレット基準位置を原点位置に合わせるための方法である。自動試料注入装置は、ターレットと、ステッピングモータと、センサとを備える。ターレットは、複数の被検出部を有する。複数の被検出部は、ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む。ターレットは、第1方向と、第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持される。ステッピングモータは、ターレットを動作させる。センサは、原点位置を含む検出範囲を有する。センサは、検出範囲内における複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力する。
第7の態様に係る方法は、第1被検出部を、原点復帰制御の開始時の初期位置から第1方向に移動させるように、ターレットを動作させることと、第1被検出部の第1方向への移動中に、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させることと、ターレットの減速の開始時からターレットの停止時までの第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得することと、ターレットの停止時に第1被検出部が位置している第1位置から、第2方向に、第1被検出部を移動距離だけ移動するように、ターレットを動作させることと、第1被検出部を、第2方向に、検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、ターレットを動作させることと、第1被検出部を、第1方向に、第2位置から原点位置まで移動させるように、ターレットを動作させること、を備える。
第7の態様に係る方法では、原点復帰制御において、センサが検出範囲において第1被検出部を検出したときに、ターレットを減速して停止させる。そのため、ステッピングモータの脱調を防ぎながら、ターレットを高速で動作させることができる。それにより、原点復帰制御を迅速に行うことができる。また、ターレットが停止した後に、第1被検出部が、減速の開始時から停止時までの間の移動距離だけ戻る。それにより、他の被検出部がセンサによって誤検出されることが防止される。また、第1被検出部は、検出範囲外に位置する第2位置までさらに戻り、その後、原点位置まで移動する。それにより、ターレット基準位置を原点位置に精度よく合わせることができる。
本発明によれば、ターレットに複数の被検出部が設けられた自動試料注入装置において、迅速、且つ、精度よく原点復帰制御を行うことができる。
12 ターレット
14 コントローラ
22 ステッピングモータ
30 ターレット基準位置
31 第1被検出部
32 第2被検出部
33 センサ
34 検出範囲
A1 第1方向
A2 第2方向
D1 移動距離
D2 所定距離
P0 原点位置
P1 初期位置
P3 第1位置
P6 第2位置
P5 第3位置
V1 第1速度
V5 第2速度
V2 第3速度
V4 第4速度

Claims (7)

  1. ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む複数の被検出部を有し、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持されるターレットと、
    前記ターレットを動作させるステッピングモータと、
    原点位置を含む検出範囲を有し、前記検出範囲内における前記複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力するセンサと、
    前記センサから前記信号を受信し、前記ステッピングモータを制御して前記ターレットを動作させるコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記ターレット基準位置を前記原点位置に合わせるための原点復帰制御において、
    前記第1被検出部を、前記原点復帰制御の開始時の初期位置から前記第1方向に移動させるように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部の前記第1方向への移動中に、前記センサが前記検出範囲において前記第1被検出部を検出したときに、前記ターレットを減速して停止させ、
    前記ターレットの減速の開始時から前記ターレットの停止時までの前記第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得し、
    前記ターレットの停止時に前記第1被検出部が位置している第1位置から、前記第2方向に、前記第1被検出部を前記移動距離だけ移動するように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部を、前記第2方向に、前記検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部を、前記第1方向に、前記第2位置から前記原点位置まで移動させるように、前記ターレットを動作させる、
    自動試料注入装置。
  2. 前記第2位置は、前記第1被検出部が前記検出範囲に無いことを前記センサが検出した時点で前記第1被検出部が位置する第3位置から、前記第2方向に所定距離だけ離れた位置である、
    請求項1に記載の自動試料注入装置。
  3. 前記コントローラは、前記第1被検出部を、前記第1方向に、前記第2位置から前記原点位置まで移動させるように、前記ターレットを一定速度で動作させる、
    請求項2に記載の自動試料注入装置。
  4. 前記コントローラは、
    前記ターレットを、第1速度で前記第1方向に動作させることで、前記第1被検出部を前記初期位置から移動させ、
    前記ターレットを、前記第1速度より遅い第2速度で、前記第1方向に動作させることで、前記第1被検出部を前記第2位置から前記原点位置へ移動させる、
    請求項1に記載の自動試料注入装置。
  5. 前記コントローラは、
    前記ターレットを、第3速度で、前記第2方向に動作させることで、前記第1被検出部を前記第1位置から前記移動距離だけ移動させ、
    前記ターレットを、第3速度より遅い第4速度で、前記第2方向に動作させることで、前記第1被検出部を前記第2位置に移動させる、
    請求項1に記載の自動試料注入装置。
  6. 前記複数の被検出部は、前記第1被検出部から間隔をおいて配置された第2被検出部をさらに含み、
    前記第1被検出部は、前記第2被検出部よりも長く、
    前記コントローラは、
    前記信号から、前記検出範囲において検出された前記複数の被検出部のいずれかの長さを取得し、
    前記長さが所定の閾値以上であるときに、前記検出範囲において前記第1被検出部が検出されたと判定する、
    請求項1に記載の自動試料注入装置。
  7. ターレット基準位置を示す第1被検出部を含む複数の被検出部を有し、第1方向と、前記第1方向と反対の第2方向とに動作可能に支持されるターレットと、前記ターレットを動作させるステッピングモータと、原点位置を含む検出範囲を有し前記検出範囲内における前記複数の被検出部のいずれかの有無を示す信号を出力するセンサと、を備える自動試料注入装置において、前記ターレット基準位置を前記原点位置に合わせるための方法であって、
    前記第1被検出部を、前記ターレット基準位置を前記原点位置に合わせるための原点復帰制御の開始時の初期位置から前記第1方向に移動させるように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部の前記第1方向への移動中に、前記センサが前記検出範囲において前記第1被検出部を検出したときに、前記ターレットを減速して停止させ、
    前記ターレットの減速の開始時から前記ターレットの停止時までの前記第1被検出部の移動距離に対応する情報を取得し、
    前記ターレットの停止時に前記第1被検出部が位置している第1位置から、前記第2方向に、前記第1被検出部を前記移動距離だけ移動するように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部を、前記第2方向に、前記検出範囲外に位置する第2位置に移動させるように、前記ターレットを動作させ、
    前記第1被検出部を、前記第1方向に、前記第2位置から前記原点位置まで移動させるように、前記ターレットを動作させる、
    ことを備える方法。
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