JPH083733B2 - 数値制御装置の原点復帰方式 - Google Patents

数値制御装置の原点復帰方式

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JPH083733B2
JPH083733B2 JP61003625A JP362586A JPH083733B2 JP H083733 B2 JPH083733 B2 JP H083733B2 JP 61003625 A JP61003625 A JP 61003625A JP 362586 A JP362586 A JP 362586A JP H083733 B2 JPH083733 B2 JP H083733B2
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正義 磯村
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は数値制御装置の原点復帰方式に関し、特に
インクリメンタルなパルスを出力する位置検出器を用い
た数値制御装置の原点復帰方式に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、数値制御装置に用いられる位置検出器はレゾル
バ,インダクトシンなど、各種の検出器が用いられてい
るが、最近ではロータリーエンコーダやリニアパルスス
ケールが用いられていることが多い。これらの位置検出
器は最小移動(または角度)を検出すると、A相および
B相のパルスの他、Z相またはマーカと呼ばれるパルス
を出力する(第5図(a)〜第5図(c)参照)。この
Z相またはマーカはロータリエンコーダの場合には1回
転に1パルス、リニアパルススケールの場合には全スト
ロークで1パルス発生するのが通常である。次に、この
種の位置検出器を用いたサーボ方式において、機械原点
を定めるための原点復帰を行なう場合の例を第4図に示
す。第4図は従来の数値制御装置の原点復帰方式を示す
ブロツク図である。同図において、1は移動指令信号1a
を出力するメインプロセツサ、2はサーボ制御部、3は
このサーボ制御部2によつて駆動されるモータ、4はこ
のモータ3の回転軸に接続されたボールネジ、5はこの
ボールネジ4に噛み合い、ボールネジ4の回転によつて
直線的に移動する機械部、6はこの機械部5に固定さ
れ、マーカ6aが設けられたリニアパルススケール、7は
このリニアパルススケール6の位置を読みとり、第5図
(a)および第5図(b)に示すA相信号およびB相信
号からなる位置フイードバツク信号7aと第5図(c)に
示すZ相(マーカ)のマーカ検出信号7bを出力するリニ
アパルススケール6の読取りヘツド、8は前記機械部5
に取り付けられた原点復帰用の減速ドグ、9はこの減速
ドグ8に対応して設けられ、減速検出信号9aを出力する
リミツトスイツチ、10は前記マーカ検出信号7bによつて
セツトされるフリツプフロツプである。
次に上記構成による数値制御装置の原点復帰方式の動
作について第6図に示すタイムチヤートを参照して説明
する。まず、メインプロセツサ1は決められた方向に決
められた速度で移動させるため、第6図の指令位置11で
示す移動指令1aをサーボ制御部2に出力する。したがつ
て、このサーボ制御部2はこの移動指令1aを受けて、モ
ータ3を駆動制御する。このため、サーボネジ4が回転
し、機械部5が第6図の実際位置12で示すように移動す
る。そして、機械部5が移動し、減速ドグ8が第6図の
時刻t1でリミツトスイツチ9を踏むと、減速検出信号9
aがメインプロセツサ1に出力される(なお、第6図の
時刻t2で減速ドグ8がリミツトスイツチ9を通過して
オフになる)。このため、メインプロセツサ1はこの減
速検出信号9aの入力により減速の指令を出力し、マーカ
6aの検出を開始する。そして、読取りヘツド7が第6図
の時刻t3でマーカ6aを検出すると、マーカ検出信号7b
をフリツプフロツプ10に出力する。したがつて、このフ
リツプフロツプ10はこのマーカ検出信号7bによつてセツ
トされ、メインプロセツサ1にマーカを検出したことを
伝える。このため、メインプロセツサ1はマーカ6aから
原点までの距離(予め設定されている)だけ、移動指令
1aをサーボ制御部2に与える。そして、原点位置で機械
部5が停止すると、原点復帰の動作が完了する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の数値制御装置の原点復帰方式では数値
制御工作機械の高速,高精度化の要求は近年ますます強
くなつているが、指令位置と実際位置との間には偏差、
いわゆるドループ13(第6図参照)がある。このドルー
プ13が生じる理由はサーボ制御部2において、加減速制
御を行ない、かつ位置のフイードバツクループを組むた
めに、時間的遅れが存在することにある。このドループ
は一般的に、指令速度に比例して増大する。したがつ
て、原点復帰の際、マーカを検出した瞬間において、メ
インプロセツサ1はその時の指令位置を基準に原点位置
を計算するのであるが、実際位置はドループだけ異なる
のであるから、原点位置もドループ分だけずれることに
なる。したがつて、原点位置の精度を上げるためには、
ドループを無視できるほど小さくする必要があり、マー
カを検出するときに、減速する必要がある。また、マー
カを検出したことをメインプロセツサが知る応答時間も
原点位置の精度を悪化させる原因となり、このためにも
マーカを検出するときに減速する必要がある。このよう
に、マーカを検出する前に十分減速する必要があるた
め、原点復帰の動作が非常に遅いという問題点があつ
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る数値制御装置の原点復帰方式は指令位
置およびこの指令位置と実際位置との差を監視する監視
手段を設け、この監視手段の持つデータによつて原点位
置までの残り移動量をドループの影響を無くすように計
算して制御するようにしたものである。
〔作用〕
この発明はサーボ制御部の中に存在するドループの影
響をなくすことができ、しかもメインプロセツサの処理
の遅れがあつたとしても、高速で高精度の原点復帰を実
現することができる。
〔実施例〕
第1図はこの発明に係る数値制御装置の原点復帰方式
の一実施例を示すブロツク図である。同図において、14
はマーカ検出信号7bが入力したとき、そのときのドルー
プ信号14aを下記の原点復帰監視部に出力するサーボ制
御部、15はこのサーボ制御部14から入力するドループ信
号14aを監視すると共に、メインプロセツサ1から入力
する移動指令信号aを監視し、マーカ受信信号15aおよ
びマーカ位置情報15bをメインプロセツサ1に出力する
原点復帰監視部である。なお、マーカ検出時のドループ
および指令位置を総称してマーカ位置情報と称するもの
とする。
次に、上記構成による数値制御装置の原点復帰方式の
動作について第2図および第3図を参照して説明する。
まず、メインプロセツサ1は決められた方向に速度で移
動させるため、指令位置16で示す移動指令aをサーボ制
御部14に出力する。したがつて、サーボ制御部14はその
移動指令aを受けてモータ3を駆動制御する。このた
め、ボールネジ4が回転し、機械部5が第2図の実際位
置17で示すように移動する。そして、リニアパルススケ
ーラ6が移動し、読取りヘツド7がマーカ6a(第2図に
おけるマーカ位置P1)を検出すると、マーカ検出信号7
bを原点復帰監視部15に出力する。したがつて、この原
点復帰監視部15はその瞬間のドループおよび指令位置
(なお、これは移動指令aの累積値である)を記憶する
と共に、マーカ受信信号15aをメインプロセツサ1に出
力し、マーカ6aを受信したことを伝える。したがつて、
メインプロセツサ1はマーカ受信信号15aが入力したと
き、マーカ位置情報15bを読みとることができる。ここ
で、第2図に示すように、マーカ検出時のドループ13を
D,指令位置をPM,予め定められたマーカから原点まで
の距離をPX,メインプロセツサ1がこの計算を行なお
うとする瞬間の指令位置をPPとすると、原点P2(第2
図参照)までの残り移動量PRは次式で示すことができ
る。
R=PX−(PP−PM+D) したがつて、マーカ検出時の速度がいくら高速であつ
ても、またマークを検出してからメインプロセツサ1が
処理する時間T(第2図参照)がいくら大きくても、前
記PP,PM,Dが正確に把握されているので、残りの移動量
の計算は正しく行なわれ、減速することなしに高精度な
原点復帰を行なうことができる。なお、メインプロセツ
サ1の処理時点t2(第2図参照)において、処理中に
指令位置が変化しないことであり、これはメインプロセ
ツサにおけるサーボ制御部14への指令の与え方により容
易に解決できることはもちろんである。どうしても、原
点復帰の処理とサーボ処理部14への指令を与える処理と
の同期をとることが困難であれば、一旦移動指令を停止
させる必要があるが、メインプロセツサ1が前記の式を
計算する間だけなので、通常はほとんど機械部の動きに
影響を与えることはない。また、位置検出器として、ロ
ータリエンコーダを用いた場合には、第3図に示すよう
に、エンコーダの1回転(ボールネジのリードが例えば
10mmとすれば、機械部の動きの10mmに相当する)ごと
に、マーカが発生し、そのマーカ位置をP1a,P1b,P1
で示す。したがつて、機械部の全ストロークの中で、ど
のマーカを基準に原点P2を決めるかという判定のた
め、ドグとリミツトスイツチおよび、ドループがマーカ
の1周期を超えないようにある程度の減速は必要であ
り、時刻t1で減速ドグがオンになり、時刻t2で減速ド
グがオフになり、時刻t3でマーカを検出し、時刻t4
メインプロセツサ1の処理時点を示す。このようにし
て、原点復帰を高速に、高精度に行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上詳細に説明したように、この発明に係る数値制御
装置の原点復帰方式によればドループの影響がなくな
り、しかもメインプロセツサの処理の遅れがあつても、
高速,高精度の原点復帰を実現することができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係る数値制御装置の原点復帰方式の
一実施例を示すブロツク図、第2図および第3図は第1
図の動作を示す指令位置と実際位置の関係を示す図、第
4図は従来の数値制御装置の原点復帰方式を示すブロツ
ク図、第5図(a)〜第5図(c)は第4図のリニアパ
ルススケールの出力波形を示すタイムチヤート、第6図
は第4図の動作を示す指令位置と実際位置の関係を示す
図である。 1……メインプロセツサ、3……モータ、4……ボール
ネジ、5……機械台、6……リニアパルススケール、7
……読取りヘツド、14……サーボ制御部、15……原点復
帰監視部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最少移動量を弁別するパルスと1周期また
    は全ストロークで1つ出るパルスとを出力する、ロータ
    リーエンコーダやリニアパルススケールである位置検出
    器を用いてサーボ制御を行なう数値制御装置において、
    前記位置検出器がマーカを検出し、マーカ検出信号を出
    力したとき、そのマーカ検出時のドループD及び指令位
    置PM、予め定められたマーカから原点までの距離PX
    メインプロセツサが計算を行なおうとする瞬間の指令位
    置PPから、原点位置までの残り移動量PRを、PR=PX
    −(PP−PM+D)を用いて前記ドループDの影響を無
    くすように計算し、原点復帰するようにしたことを特徴
    とする数値制御装置の原点復帰方式。
JP61003625A 1986-01-13 1986-01-13 数値制御装置の原点復帰方式 Expired - Lifetime JPH083733B2 (ja)

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JP12385486U JPS62201457U (ja) 1986-01-13 1986-08-12
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JPS62163108A JPS62163108A (ja) 1987-07-18
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JP2558252B2 (ja) * 1986-02-19 1996-11-27 フアナツク株式会社 原点復帰方法
JPH0345178A (ja) * 1989-07-11 1991-02-26 Yokogawa Electric Corp モータの位置制御システム

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