JP7462584B2 - 高周波集積回路 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、高周波集積回路に関する。
無線通信などの通信技術は高周波化、高機能化が進展している。特に、無線通信では、通信規格が世代(例えば、3G、4G、5Gなど)ごとに見直され、使用帯域の高周波化やモジュール化が急速に進展している。
無線通信に使用される高周波集積回路では、通信規格の世代ごと、或いは世代間に対応するために種々の特性仕様に対応することが求められている。例えば、受信部や送信部の高周波出力端子から出力される信号を利得の異なる複数の種類の出力信号にすることが要求されている。
可変利得増幅器や信号分配器などを単に用いた場合、この要求を満足することができない。また、使用帯域での挿入損失や周波数特性、使用しない経路でのアイソレーション特性を劣化させないことが要求されている。
特開2002-76949号公報
本発明は、複数の高周波出力端子からそれぞれ出力される信号の利得を独立に複数設定することができる高周波集積回路を提供することにある。
一つの実施形態によれば、高周波集積回路は、信号分配器、アッテネータ、第1導通素子、第1乃至8スイッチを含む。信号分配器は、入力端子に高周波信号を入力し、高周波信号を2分配し、第1出力端子と第2出力端子から2分配された信号を出力する。アッテネータは、値の異なる複数の減衰量を設定する。第1導通素子は、第1の減衰量を設定する。第1スイッチは、信号分配器の第1出力端子と第1導通素子の間に設けられ、信号分配器の第1出力端子と第1導通素子の間をオン・オフ制御する。第2スイッチは、信号分配器の第1出力端子とアッテネータの間に設けられ、信号分配器の第1出力端子とアッテネータの間をオン・オフ制御する。第3スイッチは、信号分配器の第2出力端子と第1導通素子の間に設けられ、信号分配器の第2出力端子と第1導通素子の間をオン・オフ制御する。第4スイッチは、信号分配器の第2出力端子とアッテネータの間に設けられ、信号分配器の第2出力端子とアッテネータの間をオン・オフ制御する。第5スイッチは、第1導通素子と第1高周波出力端子の間に設けられ、第1導通素子と第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する。第6スイッチは、第1導通素子と第2高周波出力端子の間に設けられ、第1導通素子と第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する。第7スイッチは、アッテネータと第1高周波出力端子の間に設けられ、アッテネータと第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する。第8スイッチは、アッテネータと第2高周波出力端子の間に設けられ、アッテネータと第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する。高周波集積回路は、第1高周波出力端子と第2高周波出力端子から、それぞれ利得の値が異なる複数の出力信号を出力する。
第1の実施形態に係る高周波集積回路を示す回路図である。 第1の実施形態に係るスイッチを示す回路図である。 図2に示すスイッチを構成するトランジスタを説明する図である。 第1の実施形態に係るアッテネータを示す回路図である。 第1の実施形態に係るアッテネータの損失モードを示す図である。 第1の実施形態に係る導通素子を示す回路図である。 第1の実施形態に係る高周波集積回路の利得設定を説明する図である。 第1の実施形態に係る高周波集積回路の利得設定を説明する図である。 第1の比較例の高周波集積回路を示す回路図である。 第2の比較例の高周波集積回路を示す回路図である。 第2の実施形態に係る高周波集積回路を示す回路図である。 第2の実施形態に係る高周波集積回路の利得設定を示す図である。 第3の実施形態に係る高周波集積回路を示す回路図である。 第4の実施形態に係る高周波集積回路を示す回路図である。
以下本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る高周波集積回路について、図面を参照して説明する。図1は高周波集積回路を示す回路図である。
第1の実施形態では、高周波信号を2分配する信号分配器とアッテネータ及び導通素子の間に第1乃至4のスイッチを並列配置し、アッテネータ及び導通素子と第1高周波出力端子及び第2高周波出力端子の間に第5乃至8のスイッチを並列配置している。第1高周波出力端子と第2高周波出力端子から、それぞれ利得の値の異なる複数の信号を出力している。
図1に示すように、高周波集積回路100は、利得増幅器1、信号分配器2、導通素子3、アッテネータ4、スイッチSW1~SW8、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2を含む。高周波集積回路100は、例えば、通信規格3G、4G、5Gなどの無線通信の受信部或いは送信部などに適用される。
利得増幅器1は、高周波入力端子Pin1とノードN1の間に設けられる。利得増幅器1は、高周波入力端子Pin1を介して入力される高周波信号を増幅し、増幅された所定の利得を有する信号をノードN1から出力する。利得増幅器1は、高周波集積回路100が無線通信の受信部の場合はLNA(ローノイズアンプ)に相当し、高周波集積回路100が無線通信の送信部の場合はPA(パワーアンプ)に相当する。
信号分配器2は、ノード1とノードN2及びノードN3の間に設けられる。信号分配器2は、利得増幅器1から出力される所定の利得を有する高周波信号を入力端子(ノードN1)から入力し、高周波信号を2分配して第1出力端子(ノードN2)、第2出力端子(ノードN3)から2分配された信号をそれぞれ出力する。信号分配器2は、スプリッタ、電力分配器、電力分波器、デバイダーなどとも呼称される。
スイッチSW1乃至SW4は、信号分配器2と導通素子3及びアッテネータ4の間に並列配置される。
スイッチSW1は、ノードN2とノードN4(導通素子3)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN2とノードN4(導通素子3)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW2は、ノードN2とノードN5(アッテネータ4)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN2とノードN5(アッテネータ4)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW3は、ノードN3とノードN4(導通素子3)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN3とノードN4(導通素子3)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW4は、ノードN3とノードN5(アッテネータ4)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN3とノードN5(アッテネータ4)の間をオン・オフ制御する。
導通素子3は、ノードN4とノードN6の間に設けられ、信号の通過帯域で所定の減衰量(損失量とも呼称する)を設定し、ノードN4の信号を減衰して減衰した信号をノードN6から出力する。
アッテネータ4は、ノードN5とノードN7の間に設けられ、信号の通過帯域で値の異なる複数の減衰量を設定し、ノードN5の信号を減衰して減衰した信号をノードN7から出力する。
スイッチSW5乃至SW8は、導通素子3及びアッテネータ4と高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2の間に並列配置される。
スイッチSW5は、ノードN6とノードN8(高周波出力端子Pout1)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN6とノードN8(高周波出力端子Pout1)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW6は、ノードN6とノードN9(高周波出力端子Pout2)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN6とノードN9(高周波出力端子Pout2)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW7は、ノードN7とノードN8(高周波出力端子Pout1)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN7とノードN8(高周波出力端子Pout1)の間をオン・オフ制御する。
スイッチSW8は、ノードN7とノードN9(高周波出力端子Pout2)の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN7とノードN9(高周波出力端子Pout2)の間をオン・オフ制御する。
高周波出力端子Pout1は、利得増幅器1から出力される所定の利得を有する信号に対して、減衰された利得の値の異なる複数の種類の信号を出力する。高周波出力端子Pout2は、利得増幅器1から出力される所定の利得を有する信号に対して、減衰された利得の値の異なる複数の種類の信号を出力する(詳細は後述する)。
本実施形態では、高周波出力端子Pout1と高周波出力端子Pout2からそれぞれ出力される信号の利得の値と種類を同じに設定しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。高周波出力端子Pout1と高周波出力端子Pout2からそれぞれ出力される信号の利得の値と種類が異なってもよい。
スイッチSW1~SW8の具体的な構成を図2、図3を参照して説明する。図2はスイッチを示す回路図である。図3は図2に示すスイッチを構成するトランジスタを説明する図である。
図2に示すように、スイッチSW1~SW8は、それぞれT型のスイッチであり、スイッチSWa~SWcから構成される。スイッチSW1~SW8は、SPST(Single Pole Single Throw)スイッチとも呼称され、オン時の通過帯域(例えば、GHz帯)での挿入損失特性が非常に小さく、オフ時でのアイソレーション特性が大きな高周波用スイッチである。
スイッチSWaは、入力側とノードN11の間に設けられ、制御信号に基づいて入力側とノードN11の間をオン・オフ制御する。スイッチSWbは、ノードN11と出力側の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN11と出力側の間をオン・オフ制御する。スイッチSWcは、ノードN11と接地電位(低電位側電源)Vssの間に設けられ、ノードN11と接地電位(低電位側電源)Vssの間をオン・オフ制御する。なお、スイッチSW1~SW8では、それぞれスイッチを制御する制御信号のオン・オフ制御する時間や期間がそれぞれ異なる。
図3に示すように、スイッチSW1~SW8は、それぞれSOI(Silicon on Insulator)基板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタNMOST1~NMOST3から構成される。
NチャネルMOSトランジスタNMOST1は、第1端子(ドレイン)が入力側に接続され、第2端子(ソース)がノードN11に接続され、制御端子(ゲート)に制御信号が入力される。NチャネルMOSトランジスタNMOST2は、第1端子(ドレイン)がノードN11に接続され、第2端子(ソース)が出力側に接続され、制御端子(ゲート)にNチャネルMOSトランジスタNMOST1の制御端子に入力される制御信号が入力される。NチャネルMOSトランジスタNMOST3は、第1端子(ドレイン)がノードN11に接続され、第2端子(ソース)が接地電位(低電位側電源)Vssに接続され、制御端子(ゲート)に制御信号が入力される。
なお、SOI(Silicon on Insulator)基板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタの代わりにpHEMT(pseudomorphic High Electron Mobility Transistor)、GaAsMESFET、シリコン基板上に形成されたNチャネルMOSトランジスタなどを用いてもよい。
アッテネータ4の具体的な構成と損失モードについて、図4、図5を参照して説明する。図4は、アッテネータを示す回路図である。図5は、アッテネータの損失モードを示す図である。
図4に示すように、アッテネータ4はT型減衰器10、T型減衰器11、導通素子12から構成される。T型減衰器10、T型減衰器11、導通素子12は、入力側と出力側の間に並列配置される。アッテネータ4は、入力される信号を減衰して3種類の損失モードを設定することができる。ここでは、アッテネータ4にT型減衰器10とT型減衰器11の2セット設けているが必ずしもこれに限定されるものではない。例えば、1セットでよい。
導通素子12は、入力側と出力側の間に設けられ、等価回路として直列接続されるスイッチSW10と抵抗R7で表される。導通素子12は、導通素子3と同じ損失量を設定する。スイッチSW10は、入力側とノードN20の間に設けられ、制御信号に基づいて入力側と出力側の間をオン・オフ制御する。抵抗R7は、ノードN20と出力側の間に設けられ、ノードN20での信号を減衰し、減衰された信号を出力側へ出力する。
T型減衰器10は、入力側と出力側の間に設けられ、スイッチSW11~SW13、抵抗R1~R3から構成される。T型減衰器10は、信号が通過する帯域での周波数依存性が小さな減衰器である。T型減衰器10は、入力される信号を導通素子3及び導通素子12よりも大きく減衰し、導通素子3及び導通素子12よりも大きな損失量を設定する。
スイッチSW11は、入力側とノードN21の間に設けられ、制御信号に基づいて入力側とノードN21の間をオン・オフ制御する。抵抗R1は、ノードN21とノードN22の間に設けられ、ノードN21での信号を減衰する。抵抗R2は、ノードN22とノード23の間に設けられ、ノードN22での信号を減衰する。スイッチSW12は、ノードN23と出力側の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN23と出力側の間をオン・オフ制御する。抵抗R3は、ノードN22とノード24の間に設けられ、ノードN22での信号を減衰する。スイッチSW13は、ノードN24と接地電位(低電位側電源)Vssの間に設けられ、制御信号に基づいてノードN24と接地電位(低電位側電源)Vssの間をオン・オフ制御する。
T型減衰器11は、入力側と出力側の間に設けられ、スイッチSW14~SW16、抵抗R4~R6から構成される。T型減衰器11は、信号が通過する帯域での周波数依存性が小さな減衰器である。T型減衰器11は、入力される信号をT型減衰器10よりも大きく減衰し、T型減衰器10より大きな損失量を設定しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
スイッチSW14は、入力側とノードN25の間に設けられ、制御信号に基づいて入力側とノードN25の間をオン・オフ制御する。抵抗R4は、ノードN25とノードN26の間に設けられ、ノードN25での信号を減衰する。抵抗R5は、ノードN26とノード27の間に設けられ、ノードN26での信号を減衰する。スイッチSW15は、ノードN27と出力側の間に設けられ、制御信号に基づいてノードN27と出力側の間をオン・オフ制御する。抵抗R6は、ノードN26とノード28の間に設けられ、ノードN26での信号を減衰する。スイッチSW16は、ノードN28と接地電位(低電位側電源)Vssの間に設けられ、制御信号に基づいてノードN28と接地電位(低電位側電源)Vssの間をオン・オフ制御する。
図5に示すように、アッテネータ4は、3つの損失モードを設定する。損失モード1では、導通素子12を“Active”状態に設定して、T型減衰器10及びT型減衰器11を“inactive”状態に設定する。具体的には、スイッチSW10を“ON”、スイッチSW11/スイッチSW12を“OFF”、スイッチSW13を“ON”、スイッチSW14/SW15を“OFF”、スイッチSW16を“ON”に設定する。損失モード1での損失量は導通素子3の損失量と同一に設定される。
損失モード2では、T型減衰器10を“Active”状態に設定し、導通素子12及びT型減衰器11を“inactive”状態に設定する。具体的には、スイッチSW10を“OFF”、スイッチSW11/スイッチSW12を“ON”、スイッチSW13を“OFF”、スイッチSW14/SW15を“OFF”、スイッチSW16を“ON”に設定する。
損失モード3では、T型減衰器11を“Active”状態に設定し、導通素子12及びT型減衰器10を“inactive”状態に設定する。具体的には、スイッチSW10を“OFF”、スイッチSW11/スイッチSW12を“OFF”、スイッチSW13を“ON”、スイッチSW14/SW15を“ON”、スイッチSW16を“OFF”に設定する。
図6に示すように、導通素子3は入力側と出力側の間に設けられ、等価回路として直列接続されるスイッチSW20と抵抗R8で表される。スイッチSW20は、入力側とノードN30の間に設けられ、制御信号に基づいて入力側と出力側の間をオン・オフ制御する。抵抗R8は、ノードN30と出力側の間に設けられ、ノードN30での信号を減衰し、減衰された信号を出力側へ出力する。
次に、高周波集積回路100の利得設定について図7、図8を参照して説明する。図7、図8は、高周波集積回路の利得設定を説明する図である。
導通素子3及び導通素子12の損失量を損失量1、T型減衰器10の損失量を損失量2、T型減衰器11の損失量を損失量3とすると、
損失量1<損失量2<損失量3・・・・・・式(1)
に設定されている。
利得増幅器1から出力される信号の利得を利得ampとする。信号分配器2で2分配入力されて出力される信号の損失量を3dBとする。スイッチSW1~SW8は、オン時の通過帯域での挿入損失が非常に小さいので、無視できるレベルとすることが可能である。また、オフ時のアイソレーション特性が大きいので、オフしているスイッチからオンしているスイッチへの影響を無視することが可能である。
図7に示すように、スイッチSW1、SW4、SW5、SW8を“ON”に設定し、スイッチSW2、SW3、SW6、SW7を“OFF”に設定した場合、具体的には、ノードN2⇒スイッチSW1⇒ノードN4⇒導通素子3⇒ノードN6⇒スイッチSW5⇒ノードN8⇒高周波出力端子Pout1の第1信号ルートと、ノードN3⇒スイッチSW4⇒ノードN5⇒アッテネータ4⇒ノードN7⇒スイッチSW8⇒高周波出力端子Pout2の第2信号ルートが発生する。
第1信号ルートでの高周波出力端子Pout1から出力される信号の利得が1種類設定される。高周波出力端子Pout1から出力される信号の利得は、利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1として表すことができる。
第2信号ルートでの高周波出力端子Pout2から出力される信号の利得が3種類設定される。一番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1として表すことができ、2番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量2として表すことができ、3番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量3として表すことができる。
図8に示すように、スイッチSW2、SW3、SW6、SW7を“ON”に設定し、スイッチSW1、SW4、SW5、SW8を“OFF”に設定した場合、具体的には、ノードN2⇒スイッチSW2⇒ノードN5⇒アッテネータ4⇒ノードN7⇒スイッチSW7⇒ノードN8⇒高周波出力端子Pout1の第1信号ルートと、ノードN3⇒スイッチSW3⇒ノードN4⇒導通素子3⇒ノードN6⇒スイッチSW6⇒ノードN9⇒高周波出力端子Pout2の第2信号ルートが発生する。
第2信号ルートでの高周波出力端子Pout2から出力される信号の利得が1種類設定される。高周波出力端子Pout2から出力される信号の利得は、利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1として表すことができる。
第1信号ルートでの高周波出力端子Pout1から出力される信号の利得が3種類設定される。一番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1として表すことができ、2番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量2として表すことができ、3番目は利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量3として表すことができる。
なお、スイッチSW1~SW8の通過帯域での損失量が無視できない場合は、スイッチSW1~SW4でのオン時の損失量がすべて同一の損失量SWLoss1とし、スイッチSW5~SW8でのオン時の損失量がすべて同一の損失量SWLoss2とする。
利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1として表す利得は、利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量1-(損失量SWLoss1+損失量SWLoss2)と表すことができる。利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量2として表す利得は、利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量2-(損失量SWLoss1+損失量SWLoss2)と表すことができる。利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量3として表す利得は、利得amp-信号分配器2での損失量(3dB)-損失量3-(損失量SWLoss1+損失量SWLoss2)と表すことができる。
次に、比較例の高周波集積回路について図9、図10を参照して説明する。図9は、第1の比較例の高周波集積回路を示す回路図である。図10は、第2の比較例の高周波集積回路を示す回路図である。
図9に示すように、第1の比較例の高周波集積回路200は、利得増幅器1、信号分配器2、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2を含む。第1の比較例の高周波集積回路200では、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2から一つの利得の値が設定される信号のみ出力される。
図10に示すように、第2の比較例の高周波集積回路201は、可変利得増幅器5、信号分配器2、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2を含む。第2の比較例の高周波集積回路201では、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2から可変利得増幅器5の出力信号の利得に応じて一つの損失量が設定され、利得の値が異なる複数の信号が出力することが可能である。しかし、可変利得増幅器5から出力される一つ信号に対して高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2から利得の値が異なる複数の信号を出力することができない。
上述したように、本実施形態の高周波集積回路では、利得増幅器1、信号分配器2、導通素子3、アッテネータ4、スイッチSW1~SW8、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2が設けられる。高周波信号を2分配する信号分配器2とアッテネータ4及び導通素子3の間にスイッチSW1乃至SW4のスイッチを並列配置し、アッテネータ4及び導通素子3と第1高周波出力端子Pout1及び第2高周波出力端子Pout2の間にスイッチSW5乃至SW8を並列配置している。スイッチSW1~SW8は、オン時の通過帯域での挿入損失特性が小さく、オフ時のアイソレーション特性が大きく、信号分配器2の出力端子(ノードN2)及び出力端子(ノードN3)と高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2の間に、2つの信号ルートを設定する。
このため、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2から利得の値が異なる複数の信号をそれぞれ出力することができる。高周波集積回路100では、使用帯域での周波数特性や使用しない経路でのアイソレーション特性の劣化を低減することができる。
なお、本実施形態では、アッテネータ4は3種類の損失モードを設定しているが必ずしもこれに限定されるものではない。2種類又は4種類以上の損失モードを設定してもよい。導通素子3と導通素子12の損失量の値を同一に設定しているが必ずしもこれに限定されるものではない。異なる値の損失量に設定してもよい。
また、導通素子3をアッテネータ4と同様なアッテネータに置き換えてもよい。この場合、高周波集積回路の回路規模が増大するが、高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout1から出力される利得の値が異なる複数の信号の組合せの種類を5種類から9種類に増やすことができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る高周波集積回路について、図面を参照して説明する。図11は、高周波集積回路を示す回路図である。
第2の実施形態では、高周波集積回路に、可変利得増幅器を用いている。第1高周波出力端子と第2高周波出力端子から、それぞれ利得の値の異なる信号を複数出力している。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図11に示すように、高周波集積回路101は、可変利得増幅器5、信号分配器2、導通素子3、アッテネータ4、スイッチSW1~SW8、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2を含む。高周波集積回路101は、例えば、通信規格3G、4G、5Gなどの無線通信の受信部などに適用される。
可変利得増幅器5は、高周波入力端子Pin1とノードN1の間に設けられる。可変利得増幅器5は、高周波入力端子Pin1を介して入力される信号を入力して増幅した信号をノードN1から出力する。このとき、可変利得増幅器5は、利得の設定を複数段階設定する。信号分配器2は、可変利得増幅器5から出力された可変利得信号を入力して2分配する。
次に、高周波集積回路101の利得設定について図12を参照して説明する。図12は、高周波集積回路の利得設定を説明する図である。
図12に示すように、信号分配器2の減衰量(損失量)を3dB、導通素子3の減衰量(損失量)を1dB、アッテネータ4の導通素子12が選択された場合の減衰量(損失量)を1dB、アッテネータ4の不平衡減衰器10が選択された場合の減衰量(損失量)を3dB、アッテネータ4の不平衡減衰器11が選択された場合の減衰量(損失量)を5dB、スイッチSW1~SW8の減衰量(損失量)を無視できるレベルとすると、
可変利得増幅器5から出力される信号の利得が、例えば20dBの場合、高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2から出力される信号は、16dB、13dB、11dBの3種類の利得を有する信号が出力される。高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2から出力される信号の組み合わせは、16dB/16dB、16dB/13dB、16dB/11dB、13dB/16dB、11dB/16dBの5種類が設定される。
可変利得増幅器5から出力される信号の利得が、例えば15dBの場合、高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2から出力される信号は、11dB、8dB、6dBの3種類の利得を有する信号が出力される。高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout2から出力される信号の組み合わせは、11dB/11dB、11dB/8dB、11dB/6dB、8dB/11dB、6dB/11dBの5種類が設定される。
上述したように、本実施形態の高周波集積回路では、可変利得増幅器5、信号分配器2、導通素子3、アッテネータ4、スイッチSW1~SW8、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2が設けられる。可変利得増幅器5は、高周波入力端子Pin1とノードN1の間に設けられ、可変利得された信号を出力する。
このため、第1の実施形態よりも高周波出力端子Pout1、高周波出力端子Pout2から利得の値が異なる複数の信号を多種類出力することができる。
なお、本実施形態では、導通素子3をアッテネータ4と同様なアッテネータに置き換えてもよい。この場合、高周波集積回路の回路規模が増大するが、高周波出力端子Pout1及び高周波出力端子Pout1から利得の値が異なる複数の信号の組合せの種類を5種類から9種類に増やすことができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る高周波集積回路について、図面を参照して説明する。図13は、高周波集積回路を示す回路図である。
第3の実施形態では、高周波信号をn分配する信号分配器と(n-1)個のアッテネータ及び導通素子の間に第1SPNTスイッチ群を構成するn個のSPNTスイッチを並列配置し、(n-1)個のアッテネータ及び導通素子と第1乃至第n高周波出力端子の間に第2スイッチ群を構成するn個のSPNTスイッチを並列配置している。第1乃至第n高周波出力端子から、それぞれ利得の値の異なる複数の信号を出力している。
以下、第1の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図13に示すように、高周波集積回路110は、利得増幅器1、信号分配器2a、導通素子3、アッテネータ4~4n-1、SPNTスイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1n、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1~Poutnを含む。高周波集積回路110は、例えば、通信規格3G、4G、5Gなどの無線通信の受信部或いは送信部などに適用される。nは3以上の整数である。
信号分配器2aは、利得増幅器1と第1SPNTスイッチ群を構成して並列配置されるSPNTスイッチSPNT~SPNTの間に設けられる。信号分配器2aは、利得増幅器1から出力される信号をn分配(ただし、nは3以上の整数)して第1乃至第n出力端子(ノードN41乃至N4n)からn分配された信号をそれぞれ出力する。なお、信号分配器2aでの信号の減衰量(損失量)は、分配数が増加するほど第1の実施形態の2分配する信号分配器2よりも増大する。
SPNT(Single Pole N Throw)スイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1nは、オン時の通過帯域(例えば、GHz帯)での挿入損失特性が非常に小さく、オフ時でのアイソレーション特性が大きな高周波用スイッチである。SPNTスイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1nは、挿入損失特性を同一に設定するのが好ましい。
第1SPNTスイッチ群を構成して並列配置されるSPNTスイッチSPNT~SPNTは、信号分配器2aと導通素子3及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1の間に設けられる。
SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第1出力端子(ノードN41)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第1出力端子(ノードN41)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、信号分配器2aの第1出力端子(ノードN42)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のその他の間をオフさせる。
SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第2出力端子(ノードN42)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第2出力端子(ノードN42)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、信号分配器2aの第2出力端子(ノードN42)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のその他の間をオフさせる。
SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第n出力端子(ノードN4n)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNTは、信号分配器2aの第n出力端子(ノードN4n)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、信号分配器2aの第n出力端子(ノードN4n)と導通素子3(ノードN51)及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1(ノードN52~N5n)のその他の間をオフさせる。
導通素子3及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1は、第1スイッチ群を構成するSPNTスイッチSPNT~SPNTと第2スイッチ群を構成するSPNTスイッチSPNT11~SPNT1nに設けられる。
導通素子3は、第1の実施形態の導通素子3と同様な構成/特性を有し、ノードN51とノードN61の間に設けられる。(n-1)個のアッテネータアッテネータ4~4n-1は、第1の実施形態のアッテネータ4と同様な構成/特性を有する。
第2スイッチ群を構成するSPNTスイッチSPNT11~SPNT1nは、導通素子3及び(n-1)個のアッテネータ4~4n-1と高周波出力端子Pout1~Poutnの間に設けられる。
SPNTスイッチSPNT11は、導通素子3(ノードN61)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNT11は、導通素子3(ノードN61)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、導通素子3(ノードN61)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のその他の間をオフさせる。
SPNTスイッチSPNT12は、アッテネータ4(ノードN62)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNT12は、アッテネータ4(ノードN62)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、アッテネータ4(ノードN62)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のその他の間をオフさせる。
SPNTスイッチSPNT1nは、アッテネータ4n-1(ノードN6n)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)の間に設けられる。SPNTスイッチSPNT12は、アッテネータ4n-1(ノードN6n)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のいずれか一つの間をオン・オフ制御し、アッテネータ4n-1(ノードN6n)と高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)のその他の間をオフさせる。
高周波出力端子Pout1~Poutn(ノードN71~N7n)は、それぞれ利得の値の異なる複数の信号を出力する。
上述したように、本実施形態の高周波集積回路では、利得増幅器1、信号分配器2a、導通素子3、アッテネータ4~4n-1、SPNTスイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1n、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1~Poutnが設けられる。高周波信号をn分配する信号分配器2aと(n-1)個のアッテネータアッテネータ4~4n-1及び導通素子3の間に第1SPNTスイッチ群を構成するn個のSPNTスイッチSPNT~SPNTを並列配置し、(n-1)個のアッテネータ4~4n-1及び導通素子3と高周波出力端子Pout1~Poutnの間に第2スイッチ群を構成するn個のSPNTスイッチSPNT11~SPNT1nを並列配置している。高周波出力端子Pout1~Poutnから、それぞれ利得の値の異なる複数の信号を出力している。
このため、第1の実施形態よりも複数の高周波出力端子から利得の値の異なる複数の信号を出力することができる。
なお、本実施形態では、導通素子3をアッテネータ4~4n-1と同様なアッテネータに置き換えてもよい。この場合、高周波集積回路の回路規模が増大するが、高周波出力端子Pout1~Poutnから出力される利得の値が異なる複数の信号の組合せの種類を増やすことができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る高周波集積回路について、図面を参照して説明する。図14は、高周波集積回路を示す回路図である。
第4の実施形態では、高周波集積回路に、可変利得増幅器を用いている。第1乃至第n高周波出力端子から、それぞれ利得の値の異なる信号を複数出力している。
以下、第3の実施形態と同一構成部分には、同一符号を付してその部分の説明を省略し、異なる部分のみ説明する。
図14に示すように、高周波集積回路120は、利得増幅器5、信号分配器2a、導通素子3、アッテネータ4~4n-1、SPNTスイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1n、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1~Poutnを含む。高周波集積回路120は、例えば、通信規格3G、4G、5Gなどの無線通信の受信部などに適用される。nは3以上の整数である。
可変利得増幅器5は、高周波入力端子Pin1とノードN1の間に設けられる。可変利得増幅器5は、高周波入力端子Pin1を介して入力される信号を入力して増幅した信号をノードN1から出力する。このとき、可変利得増幅器5は、利得の設定を複数段階設定する。信号分配器2aは、可変利得増幅器5から出力された可変利得信号を入力してn分配する。
上述したように、本実施形態の高周波集積回路では、利得増幅器5、信号分配器2a、導通素子3、アッテネータ4~4n-1、SPNTスイッチSPNT~SPNT、SPNTスイッチSPNT11~SPNT1n、高周波入力端子Pin1、高周波出力端子Pout1~Poutnが設けられる。可変利得増幅器5は、可変利得された信号を出力する。
このため、第3の実施形態よりも高周波出力端子Pout1~Poutnから出力される利得の値が異なる複数の信号を多種類出力することができる。
なお、本実施形態では、導通素子3をアッテネータ4~4n-1と同様なアッテネータに置き換えてもよい。この場合、高周波集積回路の回路規模が増大するが、高周波出力端子Pout1~Poutnから出力される利得の値が異なる複数の信号の組合せの種類を第3の実施形態よりも増やすことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 利得増幅器
2、2a 信号分配器
3、12 導通素子
4、4,4、4n-1 アッテネータ
5 可変利得増幅器
10、11 T型減衰器
100、101、120、200、201 高周波集積回路
N1~N9、N11、N20~N28、N30、N41、N4n、N51、N52、N5n、N61、N62、N6n、N71、N72、N7n ノード
NMOST1~NMOST3 NチャネルMOSトランジスタ
Pin 高周波入力端子
Pout1、Pout2、Poutn 高周波出力端子
R1~R8 抵抗
SPNT、SPNT、SPNT、SPNT11、SPNT12、SPNT1n SPNTスイッチ
SW1~SW8、SW10~SW16、SW20、SWa~SWc スイッチ
Vss 接地電位(低電位側電源)

Claims (9)

  1. 入力端子に高周波信号を入力し、前記高周波信号を2分配し、第1出力端子と第2出力端子から2分配された信号をそれぞれ出力する信号分配器と、
    値の異なる複数の減衰量を設定するアッテネータと、
    第1の減衰量を設定する第1導通素子と、
    前記信号分配器の第1出力端子と前記第1導通素子の入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子と前記第1導通素子の間のオン・オフ制御する第1スイッチと、
    前記信号分配器の第1出力端子と前記アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子と前記アッテネータの間をオン・オフ制御する第2スイッチと、
    前記信号分配器の第2出力端子と前記第1導通素子の入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第2出力端子と前記第1導通素子の間をオン・オフ制御する第3スイッチと、
    前記信号分配器の第2出力端子と前記アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第2出力端子と前記アッテネータの間をオン・オフ制御する第4スイッチと、
    前記第1導通素子の出力側と第1高周波出力端子の間に設けられ、前記第1導通素子と前記第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第5スイッチと、
    前記第1導通素子の出力側と第2高周波出力端子の間に設けられ、前記第1導通素子と前記第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第6スイッチと、
    前記アッテネータの出力側と前記第1高周波出力端子の間に設けられ、前記アッテネータと前記第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第7スイッチと、
    前記アッテネータの出力側と前記第2高周波出力端子の間に設けられ、前記アッテネータと前記第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第8スイッチと、
    を具備し、
    前記第1高周波出力端子と前記第2高周波出力端子から、それぞれ利得の値が異なる複数の出力信号を出力する
    ことを特徴とする高周波集積回路。
  2. 入力端子に高周波信号を入力し、前記高周波信号を2分配し、第1出力端子と第2出力端子から2分配された信号をそれぞれ出力する信号分配器と、
    値の異なる複数の減衰量を設定する第1アッテネータと、
    値の異なる複数の減衰量を設定し、減衰量の設定が前記第1アッテネータと同じである第2アッテネータと、
    前記信号分配器の第1出力端子と前記第1アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子と前記第1アッテネータの間のオン・オフ制御する第1スイッチと、
    前記信号分配器の第1出力端子と前記第2アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子と前記第2アッテネータの間をオン・オフ制御する第2スイッチと、
    前記信号分配器の第2出力端子と前記第1アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第2出力端子と前記第1アッテネータの間をオン・オフ制御する第3スイッチと、
    前記信号分配器の第2出力端子と前記第2アッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第2出力端子と前記第2アッテネータの間をオン・オフ制御する第4スイッチと、
    前記第1アッテネータの出力側と第1高周波出力端子の間に設けられ、前記第1アッテネータと前記第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第5スイッチと、
    前記第1アッテネータの出力側と第2高周波出力端子の間に設けられ、前記第1アッテネータと前記第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第6スイッチと、
    前記第2アッテネータの出力側と前記第1高周波出力端子の間に設けられ、前記第2アッテネータと前記第1高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第7スイッチと、
    前記第2アッテネータの出力側と前記第2高周波出力端子の間に設けられ、前記第2アッテネータと前記第2高周波出力端子の間をオン・オフ制御する第8スイッチと、
    を具備し、
    前記第1高周波出力端子と前記第2高周波出力端子から、それぞれ利得の値が異なる複数の出力信号を出力する
    ことを特徴とする高周波集積回路。
  3. 入力端子に高周波信号を入力し、前記高周波信号をn分配(ただし、nは3以上の整数)し、第1出力端子乃至第n出力端子からn分配された信号をそれぞれ出力する信号分配器と、
    値の異なる複数の減衰量を設定する第1乃至第(n-1)アッテネータと、
    第1の減衰量を設定する第1導通素子と、
    前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子と前記第1乃至第(n-1)アッテネータの入力側及び前記第1導通素子の入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子のいずれか1つと前記第1乃至第(n-1)アッテネータ及び前記第1導通素子のいずれか1つの間のオン・オフ制御し、前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子のいずれか1つと前記第1乃至第(n-1)アッテネータ及び前記第1導通素子のその他の間をオフするSPNT(Single Pole N Throw)スイッチをn個並列に配置する第1SPNTスイッチ群と、
    前記第1乃至第(n-1)アッテネータの出力側及び前記第1導通素子の出力側と第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子の間に設けられ、前記第1乃至第(n-1)アッテネータ及び前記第1導通素子のいずれか1つと第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子のいずれか1つの間をオン・オフ制御し、前記第1乃至第(n-1)アッテネータ及び前記第1導通素子のいずれか1つと第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子のその他の間をオフするSPNTスイッチをn個並列に配置する第2SPNTスイッチ群と、
    を具備し、
    前記第1高周波出力端子乃至前記第n高周波出力端子から、それぞれ利得の値が異なる複数の出力信号を出力する
    ことを特徴とする高周波集積回路。
  4. 入力端子に高周波信号を入力し、前記高周波信号をn分配(ただし、nは3以上の整数)し、第1出力端子乃至第n出力端子からn分配された信号をそれぞれ出力する信号分配器と、
    値の異なる複数の減衰量を設定する第1乃至nアッテネータと、
    前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子と前記第1乃至nアッテネータの入力側の間に設けられ、前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子のいずれか1つと前記第1乃至nアッテネータのいずれか1つの間のオン・オフ制御し、前記信号分配器の第1出力端子乃至第n出力端子のいずれか1つと前記第1乃至nアッテネータのその他の間をオフするSPNTスイッチをn個並列に配置する第1SPNTスイッチ群と、
    前記第1乃至nアッテネータの出力側と第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子の間に設けられ、前記第1乃至nアッテネータのいずれか1つと第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子のいずれか1つの間をオン・オフ制御し、前記第1乃至nアッテネータのいずれか1つと第1高周波出力端子乃至第n高周波出力端子のその他の間をオフするSPNTスイッチをn個並列に配置する第2SPNTスイッチ群と、
    を具備し、
    前記第1高周波出力端子乃至前記第n高周波出力端子から、それぞれ利得の値が異なる複数の出力信号を出力する
    ことを特徴とする高周波集積回路。
  5. 前記第1導通素子は通過信号に対して損失量が少なく、前記アッテネータの最小損失特性と同等の特性を有する
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の高周波集積回路。
  6. 前記信号分配器は、利得増幅器又は可変利得増幅器から出力される信号を前記高周波信号として入力する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高周波集積回路。
  7. 前記第1乃至8スイッチは、通過信号に対してオン時は損失量が少なく、オフ時は高アイソレーション特性を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の高周波集積回路。
  8. 前記第1乃至8スイッチはT型のスイッチから構成され、前記T型のスイッチを構成するトランジスタは同一形状を有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の高周波集積回路。
  9. 前記アッテネータは、スイッチと抵抗から構成されるT型減衰器と前記第1導通素子と損失量が同等の導通素子を含む
    ことを特徴とする請求項1又は3に記載の高周波集積回路。
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