JP2016512402A - 切り替え可能な信号ルーティング回路 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路が提供される。ポートは、可変抵抗器を介して共通ノードに接続され、切り替え可能な信号ルーティング回路は、活性ポートの数に依存して、可変抵抗器の抵抗値を設定するように構成される。

Description

本発明の実施形態は、少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路に関する。更なる実施形態は、切り替え可能な信号ルーティング回路を操作する為の方法に関する。幾つかの実施形態は、組み合わされたRF可変スプリッタ+スイッチ(RF=無線周波数)に関する。
1個の入力ポートの信号をN個の出力ポートに同時に送信するように設計された、以下の追加要件(又は制約)を備えた分配ネットワークを有することが望ましいであろう。
1.分配ネットワークは、理想的にはDCから無限周波数(DC=直流)までの広帯域であるべきである。
2.分配ネットワークにおけるN個の出力ポートのそれぞれは、伝送又は非伝送ポートとして個別に選択可能であるべきである。
3.最低要件として、伝送するように選択された分配ネットワークの入力ポート及びM個(1≦M≦N)全ての出力ポートは、インピーダンス整合されるべきである。
4.追加要件として、M個の伝送ポートだけでなく残りのポートも、インピーダンス整合されるべきである。即ち、分配ネットワークのN+1個の全てのポートは、どのポートが伝送しているかとは無関係に、インピーダンス整合されるべきである。
5.分配ネットワークの挿入損失は、低減(又は最小化さえ)されるべきである。
6.分配ネットワークの温度依存性は、低減(又は最小化さえ)されるべきである。
7.分配ネットワークの線形性は、増加(又は最大化さえ)されるべきである。
8.製造プロセス変動及び製造後調整要件に対する分配ネットワークの感度は、低減(又は最小化さえ)されるべきである。
上記で列挙された要件の幾つか(しかし全てでない)を維持する可能な1つの構造は、単極N投(SPNT)スイッチであり、これに関連して、Nは、整数倍であり、「倍数」を表す。SPNTスイッチの詳細な説明は、(非特許文献1)に見い出すことができる。SPNTスイッチの主な欠点は、同時に1個の出力ポートだけが、利用可能なN個の出力ポートの間で選択され得るということである。
従って、N個の出力ポートのそれぞれが、伝送又は非伝送ポートとして個別に選択可能であるべきであると述べる少なくとも要件2は、満たされない。
上記で列挙された要件の幾つか(しかし再び全てでない)を満たす他の1つの回路が、図1に図式化されたN出力スプリッタ10である。それは、R〜RN+1として図1に示されているN+1個の等価抵抗器と、P〜PN+1として図1に示されているN+1個のポートからなる。N+1個の等価R〜RN+1抵抗器は、N+1個のポートP〜PN+1を共通ノード12に接続する。それによって、等価抵抗器R〜RN+1は、固定又は定抵抗値を含む。
N+1個のポートP〜PN+1の全てを同時に整合させる為の(即ち、伝送するように選択された入力ポート、及びM個の出力ポートの全てが、インピーダンス整合されるべきであることを述べる要件3と、M個の伝送ポートだけでなく残りのポートもまた、インピーダンス整合されるべきであることを述べる要件4とを満たす為の)条件は、
Figure 2016512402
であり、式中、Rは、名目上50Ωに等しい基準インピーダンスである。
式(1)に記載されている条件下で、図1におけるネットワークの散乱パラメータは、全てのポートが完全に均等であるため、
Figure 2016512402
である。
式(3)は、構造のインピーダンス整合を確認し、それ以上の解説を必要としない。式(2)は、スプリッタ10が、そのN個の出力ポートP〜PN+1のそれぞれに入力電力を伝送し、線形ユニットにおける減衰が出力ポートP〜PN+1自体の数Nの逆数と等しいことを述べる。また、式(2)から、入力電力PIN(入力ポートPに存在する)と出力ポートP〜PN+1に全体的に伝送される出力電力POUTとの間の比率が、
Figure 2016512402
ということになる。
換言すれば、利用可能な入力電力PINの1/Nだけが、出力ポートP〜PN+1間で共有され、利用可能な入力電力PINの残りの(N−1)/Nは、構造10の内部で消散される。それは、分配ネットワークの挿入損失が低減(又は最小化さえ)されるべきであることを述べる要件5と異なる可能性がある。他方で、非消散的なNウェイ電力分割器構造を実現する唯一の方法は、抵抗器の代わりに反応素子を用いることによる。かかる可能性の1つは、(非特許文献2)に説明されているように、いわゆるウィルキンソン電力分割器に基づいている。残念なことに、反応素子は、本来的に周波数依存性である。従って、非消散的な分配ネットワークは、比較的わずかなオクターブの相対帯域幅で実現できるだけである。
図2は、Nウェイ電力スプリッタの抵抗値及び伝送係数を表に列挙する。換言すれば、図2は、固定等価抵抗器の抵抗値(R=50Ωと仮定する)と、1〜16の出力ポート数を有する電力スプリッタ用の入力−出力伝送係数と、を表に列挙する(1出力電力スプリッタは、直接入力−出力接続からなるささいな構造である)。
図1に示されている構造によって満たされない追加要件は、N個の出力ポートP〜PN+1のそれぞれが、伝送又は非伝送ポートとして個別に選択可能であるべきであることを述べる要件2である。
ロベルト・ソレンティーノ(Roberto Sorrentino)、ジョバンニ・ビアンキ(Giovanni Bianchi)著、「マイクロ波及びRF工学(Microwave and RF Engineering)」、第10章、p.363〜389 ジョバンニ・ビアンキ(Giovanni Bianchi)著、「マイクロ波及びRF工学(Microwave and RF Engineering)」、第7章、p.205〜209 ジョバンニ・ビアンキ(Giovanni Bianchi)著、「マイクロ波及びRF工学(Microwave and RF Engineering)」、第10章、p.389〜400
従って、本発明の目的は、上記の欠点を低減又は回避さえすることである。
この目的は、請求項1に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路、請求項15に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路を操作する為の方法、及び請求項17に記載のコンピュータプログラムによって解決される。
少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路が提供される。ポートは、可変抵抗器を介して共通ノードに接続され、切り替え可能な信号ルーティング回路は、活性ポートの数に依存して、可変抵抗器の抵抗値を設定するように構成される。
更に、少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路を操作する為の方法が提供される。ポートは、可変抵抗器によって共通ノードに接続される。方法は、活性ポートの数に依存して、可変抵抗器の抵抗値を設定することを含む。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照しながら本明細書で説明される。
受動Nウェイスプリッタのブロック図を示す。 Nウェイ電力スプリッタの抵抗値及び伝送係数を表に列挙する。 受動の切り替え可能な電力スプリッタのブロック図を示す。 直列素子を備えた吸収SPSTのブロック図を示す。 分路素子を備えた吸収SPSTのブロック図を示す。 本発明の実施形態に従った切り替え可能な信号ルーティング回路のブロック図を示す。 可変抵抗器のブロック図を示す。 図6aに示されている可変抵抗器のPINダイオードベースの実装形態を示す。 図6aに示されている可変抵抗器のFETベースの実装形態を示す。 可変抵抗器のブロック図を示す。 本発明の実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器の実装形態のブロック図を示す。 本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器の実装形態のブロック図を示す。 本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器の実装形態のブロック図を示す。 本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器の実装形態のブロック図を示す。 図7bに示されている可変抵抗器及び図に7c示されている可変抵抗器が提供できる異なる抵抗値を表に列挙する。 同じ数の異なる抵抗値を提供する為に、図7bに示されている可変抵抗器を必要とする抵抗器ユニットの数、及び図に7c示されている可変抵抗器を必要とする抵抗器ユニットの数を表において比較する。
等しい又は均等な機能を備えた等しい又は均等な要素は、以下の説明において等しい又は均等な参照数字によって表示される。
本発明の実施形態を説明する前に、出力部に追加のSPSTスイッチを導入することによって、(N個の出力ポートのそれぞれが、伝送又は非伝送ポートとして個別に選択可能であるべきであることを述べる)要件2を満たす受動の切り替え可能な電力スプリッタを提示する。
図3は、受動の切り替え可能な電力スプリッタ20のブロック図を示す。図3に示されている構造が、P〜PN+1で表示されているN個の出力ポートにおけるN単極単投(SPST)スイッチ22〜22N+1を追加した、図1に示されている構造に基づいていることに留意されたい。その結果、SPSTスイッチは、N=1を備えたSPNTスイッチの特別で単純化された事例である。
換言すれば、受動の切り替え可能な電力スプリッタ20は、N+1個の等価抵抗器R〜RN+1を含む受動スプリッタ21と、等価抵抗器R〜RN+1と出力ポートP〜PN+1との間に接続されたN単極単投(SPST)スイッチ22〜22N+1と、を含む。
図3で用いられるSPSTスイッチ22〜22N+1は、それぞれのポートが伝送(即ち活性)若しくは非伝送(即ち不活性)かどうかに依存せず、又は換言すれば設定状態に依存せず、それらのスイッチが、それらのポートの両方に理想的に完全なインピーダンス整合を提供するという点で吸収性である。このように、図3に示されている受動スプリッタ20は、通常の場合(その全てのポートが、インピーダンス整合されている)におけるように機能し、一方で出力ポートP〜PN+1の全ては、伝送するか又は伝送しないように個別に選択することができる。
図4a及び4bは、非伝送状態においてインピーダンス整合を備えた吸収SPSTスイッチ用の2つの代替構造を示す。より正確には、図4aは、直列素子を備えた吸収SPSTスイッチ(Rを備えたSW及びRを備えたSW)の実現を示し、図4bは、分路素子を備えた吸収SPSTスイッチ(Rを備えたSW及びRを備えたSW)の実現を示す。
図4aに示されている吸収SPSTスイッチ22は、入力ポートP’、出力ポートP、基準端子24、第1のスイッチSW、第2のスイッチSW、第3のスイッチSW、第1の基準インピーダンスR、及び第2の基準インピーダンスRを含む。
第1のスイッチSW及び第2のスイッチSWは、入力ポートP’と出力ポートPとの間で直列に接続される。第1のスイッチSWと第2のスイッチSWとの間の共通ノード23が、第3のスイッチSWを介して基準端子24に接続される。基準端子24は、基準電位、例えば接地電位を供給するように構成することができる。従って、基準端子24は、接地端子とすることができる。
換言すれば、第1のスイッチSW、第2のスイッチSW、及び第3のスイッチSWは、入力ポートP’、出力ポートP、及び基準端子24間のスター結線を形成する。
第1の基準インピーダンスRは、第1のスイッチSWと並列に接続され、第2の基準インピーダンスRは、第2のスイッチSWと並列に接続される。
図4bに示されている吸収SPSTスイッチ22は、入力ポートP’、出力ポートP、基準端子24、第4のスイッチSW、第5のスイッチSW、第6のスイッチSW、第7のスイッチSW、第8のスイッチSW、第1の基準インピーダンスR、及び第2の基準インピーダンスRを含む。
第5のスイッチSW及び第7のスイッチSWは、入力ポートP’と出力ポートPとの間に直列に接続される。第5のスイッチSWと第7のスイッチSWとの間の共通ノード23が、第6のスイッチSWを介して基準端子24(の1つ)に接続される。換言すれば、第5のスイッチSW、第6のスイッチSW、及び第7のスイッチSWは、入力ポートP’、出力ポートP、及び基準端子24(の1つ)間のスター結線を形成する。
第4のスイッチSW及び第1の基準インピーダンスRは、入力ポートP’と基準端子24(の1つ)との間に直列に接続される。第8のスイッチSW及び第2の基準インピーダンスRは、出力ポートPと基準端子24(の1つ)との間に直列に接続される。
基準端子24が、接地電位を供給する接地端子とされ得ることに留意されたい。
既に言及したように、図4aに示されている吸収SPSTスイッチ22又は図4bに示されている吸収SPSTスイッチ22のいずれかは、図2に示されている受動の切り替え可能な電力スプリッタ20を得る為に、図1に示されている受動Nウェイスプリッタ10の出力部のそれぞれに追加することができる。
それによって、各SPSTスイッチ22は、非常に高い(理想的には無限大)又は非常に低い(理想的にはゼロ)インピーダンス値を仮定することが可能な直列及び分路スイッチング装置を有する。スイッチSW、SW、SW、及びSWが短絡された場合に、SPSTスイッチ22は、その2個のRFポートP’及びPを互いに接続する。スイッチSW、SW、SW、及びSWが短絡された場合に、SPSTスイッチ22は、その2個のRFポートP’及びPを互いに分離する。伝送にしろ非伝送にしろ、SPSTスイッチ22は、整合されたポートP’及びPを受動スプリッタ21及び外部出力ポートP〜PN+1に常に提示する。
図3に示されている構造の主な不都合は、その挿入損失であり、それは、利用可能な出力ポートP〜PN+1の数Nに依存し、実際に選択された又は活性出力ポートP〜PM+1の数M(M≦N)には依存しない。伝送係数が、出力ポートP〜PN+1の数Nに反比例するため、最低可能挿入損失は、利用可能な出力ポート未満が選択された場合、即ちM<Nの場合でも実現されない。次の例は、これを明確にし得る。
その結果、ネットワークが、R=50Ωを備えた4個(N=4)の出力ポートを含むことが仮定される。式(1)及び(3)から、図2に示されている表の第4の行の値が得られる。即ち、等価抵抗器R〜Rのそれぞれの為の30Ωの抵抗R、及び−12.04dBの入力−出力伝送係数(20・log10(|sk1|))が得られる。
4個の出力ポートのうちの2個だけが、伝送するように選択された場合、いずれにしても−12.04dBの入力−出力の伝送係数(20・log10(|sk1|))が得られ、一方で図2に示されている表の第2の行は、2個の出力ポートを含む受動スプリッタ用の伝送係数が、単に−6.02dBであるはずであることを述べる。
従って、図3に示されている構造は、活性出力ポートの数が低減された場合に、より低い挿入損失値を実現する為にスプリッタによって提供される機会を利用しない。全ては、分配ネットワークの挿入損失が低減(又は最小化さえ)されるべきであることを述べる要件5と著しく異なる。
続いて、上記の欠点を低減又は回避さえする本発明の実施形態を説明する。
次の説明において、本発明の実施形態のより詳細な説明を提供する為に、複数の詳細が述べられる。しかしながら、本発明の実施形態が、これらの特定の詳細なしに実施され得ることが当業者には明らかであろう。他の例において、本発明の実施形態を曖昧にするのを避ける為に、周知の構造及び装置が、詳細にではなく、ブロック図の形式で示されている。更に、以下で説明される異なる実施形態の特徴は、特に別段の言及がなければ、互いに組み合わされても良い。
図5は、本発明の実施形態に従った切り替え可能な信号ルーティング回路100のブロック図を示す。切り替え可能な信号ルーティング回路100は、少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングするように構成され、ポートP〜PN+1は、可変抵抗器R〜RN+1を介して共通ノード102に接続される。切り替え可能な信号ルーティング回路100は、活性ポートP〜Pの数Lに依存して、可変抵抗器R〜RN+1の抵抗値を設定するように構成される。
本発明の概念によれば、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、図1の場合におけるように、固定等価抵抗器ではなく、可変抵抗器R〜RN+1を含む。換言すれば、図1に示されている受動Nウェイスプリッタの固定等価抵抗器R〜RN+1は、可変抵抗器R〜RN+1によって取り替えられる。更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、活性ポートP〜Pの数Lに依存して、可変抵抗器R〜RN+1の抵抗値を設定するように構成される。
それによって、Nは、2以上の自然数(N≧2)とすることができ、Lは、2以上の自然数に、且つN+1以下とすることができる(2≦L≦N+1)。
例えば、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、3、4、5、10、20、30、40、50、100個、又は更に多くのポートP〜PN+1を含むことができる。
切り替え可能な信号ルーティング回路100が、複数の入力/出力ポートP〜PN+1を含むことができ、複数の入力/出力ポートP〜PN+1の少なくとも1個が、入力ポートとして用いられ、複数の入力/出力ポートP〜PN+1の少なくとももう1個が、出力ポートとして用いられることに留意されたい。
例えば、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、1個の入力ポートP及び複数の出力ポートP〜PN+1を含むことができる。その場合に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、信号スプリッタと呼ぶことができる。
更に、切り替え可能な信号ルーティング回路は、複数の入力ポートP〜PN+1及び1個の出力ポートPを含むことができる。その場合に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、信号結合器と呼ぶことができる。
当然、切り替え可能な信号ルーティング回路100はまた、複数の入力ポート及び複数の出力ポートを同時に含むことができる。又は換言すれば、切り替え可能な信号ルーティング回路100はまた、2個以上の入力ポート(例えば2、3、5、10、20、30、50個、又は更に多くの入力ポート)及び2個以上の出力ポート(例えば2、3、5、10、20、30、50個、又は更に多くの出力ポート)を同時に含むことができる。
幾つかの実施形態において、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、活性ポートP〜Pの数Lを示す制御情報を受信するように、且つ制御情報に応じて可変抵抗器R〜RN+1の抵抗値を自動的に設定するように構成することができる。
それによって、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、全ての可変抵抗器R〜RN+1の抵抗値を設定するように構成することができる。更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、活性ポートP〜Pに接続された可変抵抗器R〜Rの抵抗値だけを設定するように構成することができる。
更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、各可変抵抗器R〜RN+1、又は活性ポートP〜Pに接続された各可変抵抗器R〜Rの抵抗値を個別に設定するように構成することができる。
更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、可変抵抗器R〜RN+1の抵抗値、又は活性ポートP〜Pに接続された抵抗器R〜Rの抵抗値を同じ値に設定するように構成することができる。
例えば、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、式
Figure 2016512402
に基づいて、±10%(又は5%、3%、若しくは1%)の許容誤差内で、可変抵抗器R〜RN+1のそれぞれにおける抵抗値Rを設定するように構成することができ、式中、M=L−1であり、Lは、活性ポートの数であり、Rは、例えば50Ω(又は60Ω、70Ω、若しくは110Ω)の抵抗を有する基準インピーダンスである。
更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、終端抵抗器で不活性ポートPL+1〜PN+1を終端するように構成することができる。
終端抵抗器は、不活性ポートPL+1〜PN+1において基準インピーダンスを提供しても良い。例えば、終端抵抗器は、50Ω(又は60Ω、70Ω、若しくは110Ω)の基準インピーダンスRを有しても良い。
更に、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、不活性ポートPL+1〜PN+1を共通ノード102から切断するように構成することができる。
切り替え可能な信号ルーティング回路100(N+1ポートネットワーク)は、少なくとも1個の入力ポートに存在する1つの入力信号をM個の選択可能な出力ポートに分配するか、又はM個の選択可能な入力ポートに接続されたM個のソースを共通出力ポートに組み合わせる為に用いることができる。第1の場合に、ネットワーク100のポートPは、入力ポートとすることができ、残りのN個のポートP〜PN+1は、出力ポートとすることができる。第2の場合に、ネットワーク100のポートPは、出力ポートとすることができ、残りのN個のポートP〜PN+1は、入力ポートとすることができる。
再構成可能な分配ネットワーク100は、純粋に受動的に、且つ理想的に又はほとんどは線形にすることができる。このことから、実際上、ネットワーク100はまた、相補的であるということになる。従って、ソース分配器(若しくはスプリッタ)又はソース結合器としての使用事例は、完全に均等である。従って、使用事例をソース分配器と呼ぶ以下の考察は、ソース結合器としての使用事例にもまた当てはまり得る。
換言すれば、下記において、切り替え可能な信号ルーティング回路100が、1個の入力ポートP及び複数の出力ポートP〜PN+1を含むと仮定される。それによって、選択された出力ポート又は活性出力ポートの数は、Mで表示され、Mは、活性ポートの数L(即ち、活性入力及び出力ポート)マイナス1(M=L−1)と等しい。
既に示したように、本発明の背後にある基本概念は、図1に示されている受動スプリッタ10の固定抵抗器R(1≦k≦N+1)を可変制御抵抗器と取り替えることである。より正確には、入力ポートP及び選択された出力ポートP〜PL=M+1に接続されるL=M+1個の抵抗器は、値R・(M−1)/(M+1)を仮定し、M(1≦M≦N)は、選択された(又は活性)出力ポートの数である。選択されていない出力ポートPL+1〜PN+1に接続される残りのN−M個の抵抗器RL+1〜RN+1は、理想的には開回路である。
無線周波数(RF)における電流(電圧)制御型抵抗器の古典的な実装形態は、(非特許文献3)に説明されているようなPIN(正−真性−負)ダイオード又は電界効果トランジスタ(FET)を用いる。
図6a〜6cは、結果としての構造の概要を示す。それによって、図6aは、可変抵抗器R(1≦k≦N+1)のブロック図を示し、図6bは、図6aに示されている可変抵抗器RのPINダイオードベースの(電流制御型)実装形態を示し、図6cは、図6aに示されている可変抵抗器RのFETベースの(電圧制御型)実装形態を示す。
以下の問題は、図6a〜6cに示されている可変抵抗実装形態の主な欠点である。
9.結果としてのRF抵抗は、制御量(電流又は電圧)の値に対する決定的な依存性を有する可能性がある。
10.結果としてのRF抵抗はまた、温度とともに変化する。
11.所与の制御量及び温度に対する結果としてのRF抵抗は、一点ごとに変化している。
12.結果としてのネットワークは、特に可変抵抗が中間状態(その最低可能インピーダンスにも最高可能インピーダンスにも近くない)に設定される場合に、本来的に非線形的である。
問題9〜11は、要件6(分配ネットワークの温度依存性は、低減(又は最小化さえ)されるべきであることを述べる)及び要件8(製造プロセス変動及び製造後調整要件に対する分配ネットワークの感度は、低減(又は最小化さえ)されるべきであることを述べる)と著しく異なる。それによって、特に、問題10は、要件6と著しく異なる。
更に、問題12は、要件7(分配ネットワークの線形性は、増加(又は最大化さえ)されるべきであることを述べる)の達成を妨げる傾向がある。
これらの検討は、図7a〜7cの方式を用いた「デジタル」制御型可変抵抗器の実装形態を提案する。図7a〜7cのスイッチング素子は、図4a又は4bにそれぞれ示されているタイプの回路解決策と共に、PINダイオード又はFETのいずれかを用いて実現することができる。図7b及び7cの場合における特性は、半導体デバイス(PINダイオード又はFET)が、その中間抵抗においてではなく、極限状態、即ち理想的には開又は短絡回路においてのみ用いられることである。その解決策は、問題9を取り除き、問題10、11及び12を強く緩和する。実際に、PIN(FET)は、最小又は最大抵抗値状態用の所与の限界を超えるか又はそれより下の駆動電流(電圧)を必要とする。更に、一点ごとの非線形性、温度依存性、及びパラメータ変動は、中間インピーダンス領域におけるよりも、極限において典型的にははるかに小さい。
図7aは、本発明の実施形態に従った、可変抵抗器のブロック図を示す。図7aに示されている可変抵抗器Rは、図5に示されている切り替え可能な信号ルーティング回路100の可変抵抗器R〜RN+1を実現する為に使用されても良く、kは、1以上の自然数であり、且つN+1(1≦k≦N+1)以下である。
図7bは、本発明の実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器Rの実装形態のブロック図を示す。
図7bに示されている可変抵抗器Rは、共通ノード102と複数のポートP〜PN+1のうちの1個との間で接続することができる。従って、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、複数のポートP〜PN+1と共通ノード102との間に接続された複数の可変抵抗器Rを含んでも良い。
可変抵抗器Rのそれぞれは、それぞれのポートが不活性状態にある場合に、それを共通ノード102から切断する為に、スイッチSWを含むことができる。切り替え可能な抵抗器Rの一部として図7bに示されているが、スイッチSWはまた、可変抵抗器Rの外部に実現されても良いことに留意されたい。その場合に、スイッチSWは、ポートが不活性状態にある場合に、それを共通ノード102から切断する為に(且つポート活性状態にある場合に、それを共通ノードに接続する為に)、共通ノード102とそれぞれのポートとの間で可変抵抗器Rと直列に接続されても良い。
更に、各可変抵抗器Rは、直列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、活性及び不活性間で切り替え可能である。
抵抗器ユニットは、その抵抗が有効な場合に、その活性状態にあり得、切り替え可能な抵抗器ユニットは、その抵抗が無効である、例えば迂回される場合に、その不活性状態にあり得ることに留意されたい。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、異なる抵抗値を含んでも良く、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、1つ又は複数のそれぞれの抵抗器ユニット104〜104N−1を選択的に活性化することによって、それぞれの可変抵抗器Rの抵抗値を設定するように構成することができる。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のそれぞれは、抵抗器素子及びスイッチの並列接続を含んでも良い。
図7bに示されているように、複数の可変抵抗器R〜RN+1の各可変抵抗器Rは、N個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、N個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のj番目の切り替え可能な抵抗器ユニットの抵抗値Rは、式
Figure 2016512402
によって、±10%(又は5%、3%、若しくは1%)の許容誤差内で与えられる。式中、jは、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のインデックスであり、Nは、切り替え可能な信号ルーティング回路100のポートP〜PN+1の数マイナス1であり、Rは、50Ω(又は60Ω、70Ω、若しくは110Ω)などの基準インピーダンスである。
それによって、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、インデックスj=M=L−1を有する切り替え可能な抵抗器ユニット104を活性化するように、且つ他の切り替え可能な抵抗器ユニットを不活性化するように構成することができる。
換言すれば、図7bの解決策は、N個の抵抗器を迂回するN+1個のスイッチング素子SW〜SWを含む。SWで表示された0番目のスイッチング素子は、抵抗自体に対応する出力ポートが伝送していない場合に、抵抗器共通ノード102にロードする為に、可変抵抗構造(それは、それぞれの出力ポートが不活性である場合にそれぞれの出力ポートにおいて、又はそれぞれの不活性出力ポートに接続された可変抵抗器の端子において、いずれにしてもRで終端される)を阻止する為に用いることができる。残りのN個のスイッチング素子は、1個を除いて全て常に短絡され、その1個は、M(1≦M≦N)個の出力ポートが伝送するように選択された場合に、SWJ=Mである。1個の単一の出力ポート(M=1)が選択される特殊な場合、そのポートに対する、且つ入力に対する抵抗器の全てのスイッチング素子は短絡され、他の全ては開放される。
スイッチSWの肯定的な副作用は、選択されていない出力部が、(少なくとも理想的には)今やスプリッタから分離されるということである。従って、対応する出力SPSTスイッチ22は、スプリッタ側でもはや吸収性である必要がない。即ち、図4a又は4bにおけるSW又はSWは、関連するRと一緒に除去することができる。これは、構造を単純化し、一方で同時に挿入損失及びリターンロスを改善する。
図7bの抵抗分布が一意ではないことに留意されたい。SW用のR・1/3、SW用のR・(2/4−1/3)、SW用のR・(3/5−2/4−1/3)など、異なるスイッチ作動戦略を備えた他の実行可能な実装形態が可能である。この場合に、SWからSWまでのM個全てのスイッチング素子は開であり、一方でSWM+1からSWまでの残りのN−M個のスイッチング素子は短絡される。
図7cは、本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器Rの実装形態のブロック図を示す。
各可変抵抗器Rは、直列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、活性及び不活性間で切り替え可能である。
抵抗器ユニットは、その抵抗が有効な場合に、その活性状態にあり得、切り替え可能な抵抗器ユニットは、その抵抗が無効である、例えば迂回される場合に、不活性状態にあり得ることに留意されたい。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、異なる抵抗値を含んでも良く、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、1つ又は複数のそれぞれの抵抗器ユニット104〜104N−1を選択的に活性化することによって、それぞれの可変抵抗器Rの抵抗値を設定するように構成することができる。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のそれぞれは、抵抗器素子及びスイッチの並列接続を含んでも良い。
図7cに示されているように、可変抵抗器R〜RN+1の各抵抗器Rは、Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104を含むことができ、Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104のi番目の切り替え可能な抵抗器ユニットの抵抗値Rは、式
=2l−1(1≦l≦Q) (7)
によって、±10%(又は5%、7%、若しくは10%)の許容誤差内で与えられる。式中、iは、切り替え可能な抵抗器ユニットのインデックスであり、Q=logNであり、Nは、切り替え可能な信号ルーティング回路100のポートP〜PN+1の数マイナス1であり、Rは、所与のインピーダンスである。
換言すれば、異なる数の選択された出力ポート用に必要とされる様々な抵抗値は、7cに示されている2進構造で近似することができる。これは、実現される抵抗値におけるより低い精度という犠牲においてではあるものの、少なくとも理想的な場合には構造を単純化する。
実際上、スイッチング素子の一貫してより低い数
Figure 2016512402
は、はるかに低いRF寄生を与え、それは、恐らく精度の不足を過補償する。
図7dは、本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器Rの実装形態のブロック図を示す。
更に、各可変抵抗器Rは、並列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、活性及び不活性間で切り替え可能である。
抵抗器ユニットは、その抵抗が有効な場合に、その活性状態にあり得、切り替え可能な抵抗器ユニットは、その抵抗が無効である、例えば迂回される場合に、その不活性状態にあり得ることに留意されたい。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、異なる抵抗値を含んでも良く、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、1つ又は複数のそれぞれの抵抗器ユニット104〜104N−1を選択的に活性化することによって、それぞれの可変抵抗器Rの抵抗値を設定するように構成することができる。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のそれぞれは、抵抗器素子及びスイッチの直列接続を含んでも良い。
図7dに示されているように、複数の可変抵抗器R〜RN+1の各可変抵抗器Rは、N個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、N個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のj番目の切り替え可能な抵抗器ユニットの抵抗値Rは、式
Figure 2016512402
によって、±10%(又は5%、3%、若しくは1%)の許容誤差内で与えられる。式中、jは、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のインデックスであり、Nは、切り替え可能な信号ルーティング回路100のポートP〜PN+1の数マイナス1であり、Rは、50Ω(又は60Ω、70Ω、若しくは110Ω)などの基準インピーダンスである。
それによって、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、インデックスj=M=L−1を有する切り替え可能な抵抗器ユニット104を活性化するように、且つ他の切り替え可能な抵抗器ユニットを不活性化するように構成することができる。
図7eは、本発明の更なる実施形態に従った、図7aに示されている可変抵抗器Rの実装形態のブロック図を示す。
各可変抵抗器Rは、並列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1を含むことができ、切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、活性及び不活性間で切り替え可能である。
抵抗器ユニットは、その抵抗が有効な場合に、その活性状態にあり得、切り替え可能な抵抗器ユニットは、その抵抗が無効である、例えば迂回される場合に、その不活性状態にあり得ることに留意されたい。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1は、異なる抵抗値を含んでも良く、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、1つ又は複数のそれぞれの抵抗器ユニット104〜104N−1を選択的に活性化することによって、それぞれの可変抵抗器Rの抵抗値を設定するように構成することができる。
複数の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104N−1のそれぞれは、抵抗器素子及びスイッチの直列接続を含んでも良い。
図7eに示されているように、可変抵抗器R〜RN+1の各抵抗器Rは、Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104を含むことができ、Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット104〜104のi番目の切り替え可能な抵抗器ユニットの抵抗値Rは、式
=2l−1(1≦l≦Q) (7)
によって、±10%(又は5%、7%、若しくは10%)の許容誤差内で与えられる。式中、iは、切り替え可能な抵抗器ユニットのインデックスであり、Q=logNであり、Nは、切り替え可能な信号ルーティング回路100のポートP〜PN+1の数マイナス1であり、Rは、所与のインピーダンスである。
要約すると、図7bの回路実装形態は、1つの分路抵抗器を備えた1つのFETをそれぞれ含むN+1個の直列セルを用いる(明白な例外は、SWであり、それは、分路抵抗器を有しないが、しかしそのセルは、分路に無限抵抗を備えた1つのFETと見なすことができる)。完全に(少なくとも原理によって)均等な実装形態が、図7dに示されている。図7dにおけるネットワークは、単にスイッチングFETの異なる作動戦略を用いて、図7bにおけるネットワークとまさに同じ抵抗値を[0、R/3、...R・(N−1)/(N+1)、∞]実現することができる。
同様に、図7cの回路はまた、図7eの回路として実現することができる。即ち、後者はまた、2の異なる抵抗値(もちろん、その上に開及び短絡回路)を実現する。計算戦略は、様々な状態において異なる抵抗値を備えているだけで、図7cにおけるネットワークの場合と同一である(図7c及び同様に7dのネットワークが、様々な状態において必要とされる抵抗を正確には実現しないことを思い出されたい。両方とも、近似値を提供し、2つのネットワークの値は、同じではないが、しかし結果としての反射係数(9)は、2つのネットワークに対して同一にすることが可能である)。
図8は、図7bに示されている可変抵抗器R及び図7cに示されている可変抵抗器Rが提供できる抵抗値を表に列挙する。それによって、図7bに示されている構造は、図8に示されている表の第1の行に列挙された抵抗値を実現し、図5cに示されている構造は、図8に示されている表の第2の行に列挙された抵抗値を実現する。
図9は、同じ数の異なる抵抗値を提供する為に、図7bに示されている可変抵抗器Rを必要とする抵抗器ユニット104〜104の数N、及び図7cに示されている可変抵抗器Rを必要とする抵抗器ユニット104〜104の数Qを表において比較する。
換言すれば、図9は、第1及び第2の列において、正確で(図7b)2進的な(図7c)実現の為に必要とされるスイッチング素子の数をそれぞれ表に列挙する。
下記において、図に7cに示されている2進デジタル可変抵抗器Rで実現されるコンポーネント値(又は抵抗値)が説明される。任意の抵抗器の抵抗R=R(M)は、2の可能な値、即ち0、R、2・R、3・R、...(2−1)・R間の値を仮定する。入力ポートPにおいて提示される抵抗は、
Figure 2016512402
である。
結果としての反射係数は、
Figure 2016512402
である。
可能な設計法は、反射係数(8)の振幅を最小化する為に、2進ステップ可変抵抗器Rの2の利用可能な状態間で、ビット抵抗R及びNを選択することを含んでも良い。その点で、1つの可能な自由度は、検討すべき値、即ち異なる数の選択されたポート間の最悪ケース又は値間若しくは異なる組み合わせ間の平均である。
例えば、N=4の場合に、最良の最悪ケースリターンロス用の最適ビット抵抗は、R≒12.1Ωであり、それは、M=2に対して約22.67dBの最悪ケースリターンロスを与える。
2の整数乗の数の出力部の特別な(しかし頻繁な)場合に(N=2N_INTEGERであり、N_INTEGERは、整数であり、例えばN=2、4、8、...である)、利用可能な状態の数は、必要とされる数ほど大きくはない。その場合に、設計手順は、柔軟性及びより良いインピーダンス整合を獲得する為に、より多くの段階が2進ステップ可変抵抗器において導入されない限りは、Rの選択へと制限される。
要約すると、上記の切り替え可能な信号ルーティング回路100(線形N+1ポートネットワーク)は、限定するわけではないが、共通入力ポートに存在する信号をM個の選択可能な出力ポートに分割すること、又はM個の選択可能な入力ポートに存在する信号を共通出力ポートに組み合わせることができる。それによって、切り替え可能な信号ルーティング回路100は、以下の要件(又は制約)の(少なくとも幾つか)を満たす。
1.切り替え可能な信号ルーティング回路は、広帯域である(理想的にはDCから無限周波数まで)。回路の低周波数限界は、DC(0Hz)とすることができる。高周波数限界は、(理想的なFETの場合に)理想的には無限とすることができる。最高使用可能周波数用の実際的値は、幾つかの要因、即ちポート数(本明細書の表示ではN+1、Nが高ければ、それだけ最高周波数は低い)、理想的な場合に対する許容可能な性能劣化、FET技術(即ち、実際のFETは、理想的に制御されたスイッチとしては動作せず、むしろそれらは、オン及びオフ状態の両方で、抵抗において有限の寄生リアクタンスを示す)、組み立て技術の種類(それはまた、寄生リアクタンスを追加する)の組み合わせに起因する。典型的な数は、N=4、ガリウムヒ素モノリシックマイクロ波集積回路(Ga−A MMIC)技術、最高周波数における挿入損失に関して1〜2dBの劣化[s21=0.25、即ち−12dBを提供する式(2)の理想的な場合に比較して]、最高周波数=10GHzとすることができる。
2.N個の出力ポートP〜PN+1のそれぞれは、伝送又は非伝送出力ポートとして個別に選択することができる。
3.伝送するように選択された入力ポートP及びM個の出力ポートP〜PM+1の全ては、インピーダンス整合することができる。
4.M個の伝送ポートP〜PM+1だけではなく、残りの出力ポートPM+2〜PN+1もまた、インピーダンス整合することができる。即ち、装置100のN+1個のポートの全ては、どのポートが伝送しているかと無関係に、インピーダンス整合することができる。
5.切り替え可能な信号ルーティング回路100の挿入損失は、低減(又は最小化さえ)される。
6.切り替え可能な信号ルーティング回路100の温度依存性は、低減(又は最小化さえ)される。
7.切り替え可能な信号ルーティング回路100の線形性は、増加(又は最大化さえ)される。
8.製造プロセス変動及び製造後調整要件に対する切り替え可能な信号ルーティング回路の感度は、低減(又は最小化さえ)される。
更なる実施形態は、少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路を操作する為の方法を提供し、ポートは、可変抵抗器によって共通ノードに接続される。方法は、活性ポートの数に依存して、可変抵抗器の抵抗値を設定することを含む。
それによって、方法は、活性ポートの数を変更することと、活性ポートの数の変更に応じて、可変抵抗器の抵抗値を自動的に設定することとを含んでも良い。
更なる実施形態は、可変最小挿入損失電力結合器構造(切り替え可能な信号ルーティング回路)、即ち固定抵抗器R〜RN+1が可変制御抵抗器と取り替えられた図1又は図2を提供する。可変抵抗器R〜RN+1は、図7b又は7cに示されているように実現することができる。
幾つかの態様が、機器との関連で説明されたが、これらの態様がまた、対応する方法の説明を表し、ブロック又は装置が、方法ステップ又は方法ステップの特徴に対応することが明らかである。同様に、方法ステップとの関連で説明される態様はまた、対応する機器の対応するブロック、アイテム又は特徴の説明を表す。方法ステップの幾つか又は全ては、例えばマイクロプロセッサ、プログラム可能なコンピュータ、又は電子回路のようなハードウェア機器によって(又はそれを用いて)実行されても良い。幾つかの実施形態において、最も重要な方法ステップのどれか1つ又はより多くが、かかる機器によって実行されても良い。
或る実装形態要件に依存して、本発明の実施形態は、ハードウェア又はソフトウェアで実行することができる。実装形態は、電子的に読み取り可能な制御信号をそれ自体に記憶したデジタル記憶媒体、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、DVD、ブルーレイ、CD、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、FLASHメモリを用いて実行でき、それらの記憶媒体は、それぞれの方法が実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働する(又は協働することができる)。従って、デジタル記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能であっても良い。
本発明による幾つかの実施形態は、電子的に読み取り可能な制御信号を有するデータキャリアを含み、これらの制御信号は、本明細書で説明される方法の1つが実行されるように、プログラム可能なコンピュータシステムと協働することができる。
一般に、本発明の実施形態は、プログラムコードを備えたコンピュータプログラムプロダクトとして実行することができ、プログラムコードは、コンピュータプログラムプロダクトがコンピュータ上で実行される場合に、方法の1つを実行するように動作する。プログラムコードは、例えば、機械読み取り可能キャリア上に記憶されても良い。
他の実施形態は、本明細書で説明される方法の1つの実行の為の、機械読み取り可能キャリア上に記憶されたコンピュータプログラムを含む。
従って、換言すれば、本発明の方法の実施形態は、コンピュータプログラムがコンピュータ上で実行される場合に、本明細書で説明される方法の1つを実行する為のプログラムコードを有するコンピュータプログラムである。
従って、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書で説明される方法の1つを実行する為のコンピュータプログラムをそれ自体に記録して含むデータキャリア(又はデジタル記憶媒体若しくはコンピュータ読み取り可能媒体)である。データキャリア、デジタル記憶媒体、又は記録媒体は、典型的には、有形及び/又は無形である。
従って、本発明の方法の更なる実施形態は、本明細書で説明される方法の1つを実行する為のコンピュータプログラムを表すデータストリーム又は信号シーケンスである。例えば、データストリーム又は信号シーケンスは、データ通信接続を介して、例えばインターネットを介して転送されるように構成されても良い。
更なる実施形態は、本明細書で説明される方法の1つを実行するように構成又は適合された処理手段、例えばコンピュータ又はプログラム可能な論理装置を含む。
更なる実施形態は、本明細書で説明される方法の1つの実行の為のコンピュータプログラムをそれ自体にインストールしたコンピュータを含む。
本発明による更なる実施形態は、本明細書で説明される方法の1つを実行する為のコンピュータプログラムを受信機に転送(例えば、電子的又は光学的に)するように構成された機器又はシステムを含む。受信機は、例えば、コンピュータ、携帯装置、メモリ装置などであっても良い。機器又はシステムは、例えば、コンピュータプログラムを受信機に転送する為のファイルサーバを含んでも良い。
幾つかの実施形態において、プログラム可能な論理装置(例えばフィールドプログラマブルゲートアレイ)が、本明細書で説明される方法における機能の幾つか又は全てを実行する為に用いられても良い。幾つかの実施形態において、フィールドプログラマブルゲートアレイは、本明細書で説明される方法の1つを実行する為に、マイクロプロセッサと協働しても良い。一般に、方法は、任意のハードウェア機器によって実行されるのが好ましい。
上記の実施形態は、単に本発明の原理の為の実例である。本明細書で説明される配置及び詳細の修正形態及び変形形態が、当業者には明らかであることが理解される。従って、本明細書の実施形態の記載及び説明によって提示される特定の詳細によってではなく、以下の特許請求の範囲によってのみ限定されることが意図されている。

Claims (19)

  1. 少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号を伝送する為の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)であって、前記ポート(P〜PN+1)が、可変抵抗器(R〜RN+1)を介して共通ノード(102)に接続され、前記切り替え可能な信号ルーティング回路(102)が、活性ポート(P〜P)数(L)に依存して、前記可変抵抗器(R〜RN+1)の抵抗値を設定するように構成される、切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  2. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、前記活性ポート(P〜P)数(L)を示す制御情報を受信するように、且つ前記制御情報に応じて前記可変抵抗器(R〜RN+1)の前記抵抗値を自動的に設定するように構成される、請求項1に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  3. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、終端抵抗器で不活性ポート(PL+1〜PN+1)を終端するように構成される、請求項1又は2に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  4. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、不活性ポート(PL+1〜PN+1)を前記共通ノード(102)から切断するように構成される、請求項1〜3のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  5. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、前記不活性ポート(PL+1〜PN+1)を前記共通ノードから切断する為に、前記共通ノード(102)と前記ポート(P〜PN+1)との間で前記可変抵抗器(R〜RN+1)と直列に接続されたスイッチ(SW)を含む、請求項4に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  6. 前記可変抵抗器(R〜RN+1)のそれぞれが、直列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)を含み、前記切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)が、活性及び不活性間で切り替え可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  7. 前記複数の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)のそれぞれが、抵抗器素子及びスイッチの並列接続を含む、請求項6に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  8. 前記可変抵抗器(R〜RN+1)のそれぞれが、並列に接続された複数の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)を含み、前記切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)が、活性及び不活性間で切り替え可能である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  9. 前記複数の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)のそれぞれが、抵抗器素子及びスイッチの直列接続を含む、請求項8に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  10. 前記複数の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)が、異なる抵抗値を含み、前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、1つ又は複数のそれぞれの抵抗器ユニット(104〜104;104〜104)を選択的に活性化することによって、前記複数の可変抵抗器(R〜RN+1)の前記それぞれの可変抵抗器の前記抵抗値を設定するように構成される、請求項6〜10のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  11. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、式
    Figure 2016512402
    に基づいて、±10%の許容誤差内で、前記可変抵抗器(R〜RN+1)のそれぞれにおける前記抵抗値を設定するように構成され、前記式中、M=L−1であり、Lが、前記活性ポート(P〜P)数であり、Rが、基準インピーダンスである、請求項1〜10のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  12. 前記可変抵抗器(R〜RN+1)のそれぞれが、N個の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104)を含み、前記N個の切り替え可能な抵抗器ユニット(104〜104)のj番目の切り替え可能な抵抗器ユニットの抵抗値Rが、式
    Figure 2016512402
    によって、±10%の許容誤差内で与えられ、前記式中、jが、前記切り替え可能な抵抗器ユニットのインデックスであり、Nが、前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)のポート(P〜PN+1)数マイナス1であり、Rが、基準インピーダンスである、請求項6〜10のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  13. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、前記インデックスj=L−1を有する前記切り替え可能な抵抗器ユニットを活性化するように、且つ他の切り替え可能な抵抗器ユニットを不活性化するように構成され、Lが、前記活性ポート数である、請求項12に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  14. 前記可変抵抗器(R〜RN+1)のそれぞれが、Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット(100〜100)を含み、前記Q個の切り替え可能な抵抗器ユニット(100〜100)のi番目の切り替え可能な抵抗器ユニット(100)の抵抗値Rが、式
    =2l−1(1≦l≦Q) (7)
    によって、±10%の許容誤差内で与えられ、前記式中、iが、前記切り替え可能な抵抗器ユニット(100)のインデックスであり、Q=logNであり、Nが、前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)のポート(P〜PN+1)数マイナス1であり、Rが、所与のインピーダンスである、請求項6〜10のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  15. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、1個の入力ポート(P)及び複数の出力ポート(P〜PN+1)を含む、請求項1〜14のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  16. 前記切り替え可能な信号ルーティング回路(100)が、複数の入力ポート(P〜PN+1)及び1個の出力ポート(P)を含む、請求項1〜15のいずれか一項に記載の切り替え可能な信号ルーティング回路(100)。
  17. 少なくとも1個の入力ポートと少なくとも1個の出力ポートとの間で信号をルーティングする為の切り替え可能な信号ルーティング回路を操作する為の方法であって、前記ポートが、可変抵抗器によって共通ノードに接続され、前記方法が、活性ポート数に依存して、前記可変抵抗器の抵抗値を設定することを含む、方法。
  18. 前記活性ポート数を変更することと、
    前記活性ポート数の前記変更に応じて、前記可変抵抗器の前記抵抗値を自動的に設定することと、
    を含む、請求項17に記載の方法。
  19. コンピュータ又はマイクロプロセッサ上で実行される場合に、請求項17又は18に記載の方法を実行する為のプログラムコードを有するコンピュータプログラム。
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