JP7461087B1 - 冷却衣服用送風ファン - Google Patents
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Abstract
Description
したがって、ファンの後ケース側面の掃除は簡単に行える。
また、外した後ケースは水洗いも可能となる。
しかしながら、ファンの前ケース側面の掃除はしにくく、しかも、前ケースは水洗いもできない。
前記モータを、前記風洞に固定し、このモータの回転軸に前記ファンを装着し、前記後側ガードの外周に、前記風洞の鍔との間で、服を挟んだ状態にする外周方向に延ばされたフランジを設けるとともに、この後側ガードには、前記風洞と前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係止部に係止させる第2の係止部と、前記風洞と前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係合部に係合させる第2の係合部とを設け、前記後側ガードの第2の係止部を前記第1の係止部に係止させた状態で、前記後側ガードの第2の係合部を前記第1の係合部に係合させる構成とした。
また、本発明の冷却衣服用送風ファンにおける第1の係止部と第1の係合部は、風洞外周部分の対向部分、またはその近傍に配置し、第2の係止部と第2の係合部は、後側ガード外周部分の対向部分、または近傍に配置した。
さらに、本発明の冷却衣服用送風ファンにおける風洞の空気吹き出し口側の軸心部分には、モータへの給電部を設けるとともに、この給電部の外周は、風洞の空気吹き出し口側に、複数の梁で支持した構成とした。
また、本発明の冷却衣服用送風ファンにおける給電部は、給電ケースにより構成し、この給電ケース内に、モータへの給電線の一端側を配置し、給電線の他端側は、梁に沿って風洞外周部に延長し、この風洞外周部に設けた給電端子に接続した構成とした。
さらに、本発明の冷却衣服用送風ファンにおける給電ケースは円形とし、この給電ケース部分に対応する後側ガードには円形の開口部を形成した。
また、本発明の冷却衣服用送風ファンにおいては、後側ガードの円形の開口部の直径を、給電ケースの直径よりも小さくするとともに、この後側ガードの開口部の外周部分には、給電ケースにおける後側ガード側の端部の外周部に被さる保持部を設けた構成とした。
さらに、本発明の冷却衣服用送風ファンにおいては、給電ケースの前側ガード方向で、風洞内にはモータケースを設け、このモータケースと給電ケースを一体化するとともに、モータケース内にモータを配置した。
前記モータを、前記風洞に固定し、このモータの回転軸に前記ファンを装着し、前記後側ガードの外周に、前記風洞の鍔との間で、服を挟んだ状態にする外周方向に延ばされたフランジを設けるとともに、この後側ガードには、前記風洞と前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係止部に係止させる第2の係止部と、前記風洞と前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係合部に係合させる第2の係合部とを設け、前記後側ガードの第2の係止部を前記第1の係止部に係止させた状態で、前記後側ガードの第2の係合部を前記第1の係合部に係合させる構成としたので、ファンの掃除が簡単にできるようになる。
すなわち、ファンとモータを収納した風洞から前側ガードと、後側ガードを取り外すと、ファンの前側ガード側も後側ガード側も風洞外部に露出するので、ファン両面の掃除を簡単に行うことができる。
また、前側ガードも、後側ガードは水洗いも可能となり、利便性が高いものとなる。
さらに、後側ガードを風洞から外せば、冷却衣服から冷却衣服用送風ファンを取り外せ、その時には、ファンの後側ガード側の面は毎回、露出するので、汚れの強いファンの後側ガード側の面、および、後側ガードを頻繁に掃除することができる。
また、本発明における風洞の空気吹き出し口側の軸心部分には、前記モータへの給電部を設けるとともに、この給電部の外周は、前記風洞の空気吹き出し口側に、複数の梁で支持し、前記給電部は給電ケースにより構成し、この給電ケース内に、前記モータへの給電線の一端側を配置し、前記給電線の他端側は、前記梁に沿って風洞外周部に延長し、この風洞外周部に設けた給電端子に接続し、前記給電ケースは円形とし、この給電ケース部分に対応する前記後側ガードには円形の開口部を形成し、前記後側ガードの円形の前記開口部の直径を、前記給電ケースの直径よりも小さくした。
このため、後側ガードを風洞から取り外す時には、後側ガードの開口部に、例えば、一方の手の親指を挿入し、給電ケースに親指を当てた状態で、その一方の手で後側ガード、風洞、を保持し、他方の親指で後側ガードの第2の係合部を、風洞の第1の係合部から外す操作をすることができ、これにより後側ガードを風洞から容易に開放方向に移動させることができる。
また、外した後側ガードを水洗いするときにも、後側ガードの開口部に、例えば一方の手の親指を挿入した状態で、この後側ガードを保持すれば、水洗い時に、後側ガードを落下させることもなく、水洗いが容易に行える。
図1~図6に示すように、本実施形態にかかる冷却衣服用送風ファンは、その外周部に、外側に向けて突出して外周方向に延ばされた衣服装着用の鍔1を有する筒状の風洞2と、この風洞2内に配置されたファン3と、このファン3を駆動するモータ4と、前記風洞2の空気吸い込み口側に、着脱自在に配置した前側ガード5と、前記風洞2の空気吹き出し口側に、着脱自在に配置した後側ガード6とを備えている。
前側ガード5は網目状となっているが、外周部の風洞2側においては、図4、図5に示すように、四つの突起状の係止部5aが90度の間隔で配置されている。
この係止部5aは前側ガード5の外周部から内側に向けて内周方向に突出させられた形状をしている。
係止部2aは、図4、図5に示すように、鍔1の外周を切欠いた開口部2bと、この開口部2bから所定の位置に配置した突起2cとを備えている。
したがって、風洞2の空気吸い込み口側に、前側ガード5を装着するときには、先ず前側ガード5の係止部5aを、係止部2aの開口部2bに合致させた状態で、風洞2の空気吸い込み口側に、前側ガード5を当接させ、その後、前側ガード5を、係止部2aの突起2c側に回動させると、前側ガード5の係止部5aが、風洞2の係止部2aの突起2c下(後側ガード6側)に潜り込んだ状態となり、この結果として、風洞2の空気吸い込み口側に、通気性の円板状の前側ガード5が装着される。
すると、前側ガード5の係止部5aが、風洞2の係止部2aの開口部2bから、後側ガード6側とは反対側に移動させることができ、これによって、前側ガード5を風洞2の空気吸い込み口側から取り外すことができる。
つまり、本実施形態では、前側ガード5を風洞2の空気吸い込み口側に対して、着脱自在の構成としているのである。
モータケース7の後側ガード6側には、モータケース7の給電部として、円形の給電ケース8を一体化している。
給電ケース8の外周部には、この給電ケース8を、風洞2の空気吹き出し口側の軸心部分に固定するための複数の梁2dが設けられている。
つまり、梁2dによって給電ケース8は風洞2の空気吹き出し口側の軸心部分に固定され、また、給電ケース8とモータケース7を一体化することにより、モータケース7は風洞2内の軸心部分に固定され、モータ4も風洞2内の軸心部分に固定されることになる。
そして、モータ4の回転軸にファン3が装着されているのである。
給電端子10には、図8に示すように電源コンセント11が設けられ、電源コンセント11には電池(図示せず)からの電源プラグ12が着脱自在に装着される。
後側ガード6は、図4~図9に示すように通気性があり、風洞2側が開口したお椀形状をしている。
この後側ガード6は、風洞2の空気吹き出し口側に、着脱自在に装着される。
先ず、後側ガード6の外周には、図3のごとく、前記風洞2の鍔1との間で、服13を挟んだ状態にする、外側に向けて突出して外周方向に延ばされたフランジ6aを設けている。
なお、服13には周知のとおり、円形の開口部が設けられ、服13の表側から風洞2の後側ガード6側を挿入し、その後、服13の裏側において、風洞2に後側ガード6を装着することで、図3のごとく、前記風洞2の鍔1との間で、服13をフランジ6aで挟んで、服13への装着を行う。
この後側ガード6には、図5に示すように、風洞2に設けた爪状の第1の係止部2eに係止させる開口部状の第2の係止部6bと、図9に示すように、風洞2に設けた開口部状の第1の係合部2fに係合させる爪状の第2の係合部6cとを設けている。第2の係止部6bと第2の係合部6cとは、後側ガード6の外周部分の対向部分、またはその近傍に配置されている。すなわち、第2の係止部6bと第2の係合部6cとは、後側ガード6の中心に対して反対側に配置されている。第2の係止部6bと第2の係合部6cとは、後側ガード6の中心軸と直交する仮想直線上に揃えて配置され、または、仮想線上から若干ズレて配置されている。
爪状の第2の係合部6cは、レバー6dの遊端側に設けられ、常時、風洞2の第1の係合部2f側に付勢されている。
一方で、爪状の第2の係合部6cを、風洞2の第1の係合部2fへの係合から外す時には、レバー6dの遊端を図4において、後側ガード6の外側に向けて操作すれば、爪状の第2の係合部6cを、風洞2の第1の係合部2fから外し、これにより後側ガード6を風洞2から開放方向に移動させることができる。
なお、風洞2の第1の係合部2fと第1の係止部2eは、風洞2に装着した状態の前側ガード5に設けても良い。また、第1の係合部2fが風洞2に設けられ、第1の係止部2eが前側ガード5に設けられても良いし、第1の係合部2fが前側ガード5に設けられ、第1の係止部2eが風洞2に設けられても良い。
後側ガード6の円形の開口部6eの直径は、前記給電ケース8の直径よりも小さくなっており、この後側ガード6の開口部6eの外周部分には、前記給電ケース8における後側ガード6側の端部の外周部に被さる保持部6fを設けている。
この結果、風洞2の空気吹き出し口側に、後側ガード6が着脱自在に装着される。
したがって、後側ガード6を風洞2から外す時には、先ずは、電源プラグ12を電源コンセント11から抜き出す必要がある。
つまり、後側ガード6が風洞2から外され、ファン3が露出した状態では、モータ4には通電されず、ファン3は回転しないため、安全なものとなる。
このように後側ガード6を風洞2から取り外す時には、図7の状態で、後側ガード6の開口部6eに、例えば一方の手の親指を挿入し、給電ケース8に親指を当てた状態で、その一方の手で後側ガード6、風洞2、前側ガード5を保持し、他方の親指で後側ガード6のレバー6dの遊端を図4において、後側ガード6の外側に向けて操作すれば、爪状の第2の係合部6cを、風洞2の第1の係合部2fから外すことができ、これにより後側ガード6を風洞2から容易に開放方向に移動させることができる。
また、前側ガード5も、後側ガード6も水洗いが可能となり、利便性が高いものとなる。
さらに、後側ガード6を風洞2から外せば、服13から冷却衣服用送風ファンを取り外せ、その時には、ファン3の後側ガード6側の面は毎回、露出するので、汚れの強いファン3の後側ガード6側の面、および、後側ガード6を頻繁に掃除することができる。
後側ガード6の汚れが多いのは、ファン3を通過後の風が乱気流となることによるものと考えている。
2 風洞
2a 係止部
2b 開口部
2c 突起
2d 梁
2e 第1の係止部
2f 第1の係合部
3 ファン
4 モータ
5 前側ガード
5a 係止部
6 後側ガード
6a フランジ
6b 第2の係止部
6c 第2の係合部
6d レバー
6e 開口部
6f 保持部
6g 開口部
6h 端子カバー
7 モータケース
8 給電ケース
9 給電線
10 給電端子
11 電源コンセント
12 電源プラグ
13 服
Claims (4)
- その外周部に、外周方向に延ばされた衣服装着用の鍔を有する筒状の風洞と、この風洞内に配置されたファンと、このファンを駆動するモータと、前記風洞の空気吸い込み口側に、着脱自在に配置した前側ガードと、前記風洞の空気吹き出し口側に、着脱自在に配置した後側ガードとを備え、
前記モータを、前記風洞に固定し、このモータの回転軸に前記ファンを装着し、
前記後側ガードの外周に、前記風洞の前記鍔との間で、服を挟んだ状態にする、外周方向に延ばされたフランジを設けるとともに、この後側ガードには、
前記風洞と前記前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係止部に係止させる第2の係止部と、
前記風洞と前記前側ガードの少なくとも一方に設けた第1の係合部に係合させる第2の係合部とを設け、
前記後側ガードの前記第2の係止部を前記第1の係止部に係止させた状態で、前記後側ガードの前記第2の係合部を前記第1の係合部に係合させる構成とし、
前記風洞の空気吹き出し口側の軸心部分には、前記モータへの給電部を設けるとともに、この給電部の外周は、前記風洞の空気吹き出し口側に、複数の梁で支持し、
前記給電部は給電ケースにより構成し、この給電ケース内に、前記モータへの給電線の一端側を配置し、前記給電線の他端側は、前記梁に沿って風洞外周部に延長し、この風洞外周部に設けた給電端子に接続し、
前記給電ケースは円形とし、この給電ケース部分に対応する前記後側ガードには円形の開口部を形成し、
前記後側ガードの円形の前記開口部の直径を、前記給電ケースの直径よりも小さくした冷却衣服用送風ファン。 - 前記第1の係止部と前記第1の係合部は、前記風洞外周部分の対向部分、またはその近傍に配置し、
前記第2の係止部と前記第2の係合部は、前記後側ガード外周部分の対向部分、またはその近傍に配置した請求項1に記載の冷却衣服用送風ファン。 - 前記後側ガードの前記開口部の外周部分には、前記給電ケースにおける前記後側ガード側の端部の外周部に被さる保持部を設けた請求項1に記載の冷却衣服用送風ファン。
- 前記給電ケースの前記前側ガード方向で、前記風洞内にはモータケースを設け、このモータケースと前記給電ケースを一体化するとともに、前記モータケース内に前記モータを配置した請求項1に記載の冷却衣服用送風ファン。
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JP2020033671A (ja) | 2018-08-30 | 2020-03-05 | 株式会社サンエス | 送風機と、それを装着した冷却服 |
JP2021119303A (ja) | 2019-05-20 | 2021-08-12 | 京セラインダストリアルツールズ株式会社 | 衣服用ファン及びファン付き衣服 |
JP2022115685A (ja) | 2021-01-28 | 2022-08-09 | 株式会社桑和 | 送風手段 |
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