JP7459395B1 - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

半導体装置(100)は、絶縁層(4)と、第1電極パターン(1)とを有している。第1電極パターン(1)は、第1本体部(21)と、第1段差部(31)とを有している。第1本体部(21)は、第1面(11)と、第2面(12)と、第1側面(41)とを有している。第1面(11)は、絶縁層(4)に対面している。第2面(12)は、第1面(11)の反対側にある。第1段差部(31)は、第3面(13)と、第1段差面(25)とを有している。第3面(13)は、絶縁層(4)に対面している。第1段差面(25)は、第3面(13)の反対側にある。第2面(12)と第1側面(41)との境界は、第1境界(91)とされる。第1側面(41)と第1段差面(25)との境界は、第2境界(92)とされる。第2面(12)に垂直な断面において、第1側面(41)の長さは、第1境界(91)と第2境界(92)とを繋ぐ線分の長さよりも長い。

Description

本開示は、半導体装置に関する。
高電圧または大電流に対応する半導体素子は、一般的にパワー半導体素子と呼ばれている。通常、パワー半導体素子の通電経路は、素子の厚み方向である。パワー半導体素子とは、たとえばIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、バイポーラトランジスタ、ダイオード等である。パワー半導体素子が絶縁基板上に実装され、封止部材によりパッケージングされた装置は、半導体装置と呼ばれている。
半導体装置は、産業機器、自動車および鉄道等の幅広い分野において用いられている。近年、半導体装置を搭載する機器の高性能化に伴い、半導体装置の定格電圧および定格電流の増加、半導体装置の使用温度範囲の拡大(高温化および低温化)が進んでいる。言い換えれば、半導体装置の高性能化および高信頼性化への要求が高まってきている。この要求に対応するために、半導体素子を搭載する絶縁基板の高放熱化および高信頼性化が必要となる。
特開2004-296619号公報(特許文献1)には、金属層の少なくとも一部をミリング加工することによって、側面に段差部を設けた電極パターンを形成する絶縁基板の製造方法が開示されている。
特開2004-296619号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている製造方法を用いて製造された絶縁基板によれば、電極パターンの側面の形状は直線状となる。このため、熱サイクルが負荷された際に、段差部によって電極パターンと絶縁基板との間における剥離を抑制できるものの、封止部材と絶縁基板との間における剥離が発生するおそれがある。これによって、半導体装置の絶縁性能が劣化するおそれがある。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、熱サイクルに起因した絶縁性能の劣化を抑制可能な半導体装置を提供することである。
本開示に係る半導体装置は、絶縁基板と、半導体素子と、ケースと、封止部材とを備えている。絶縁基板は、絶縁層と、第1電極パターンとを有している。第1電極パターンは、絶縁層上に設けられている。半導体素子は、第1電極パターン上に設けられている。ケースは、絶縁基板を取り囲んでいる。封止部材は、絶縁基板および半導体素子の各々を覆っている。第1電極パターンは、第1本体部と、第1段差部とを有している。第1段差部は、第1本体部から突出している。第1本体部は、第1面と第2面と第1側面とを有している。第1面は、絶縁層に対面している。第2面は、第1面の反対側にある。第2面は、半導体素子に対面している。第1側面は、第2面に連なっている。第1段差部は、第3面と、第1段差面とを有している。第3面は、第1面に連なっている。第3面は、絶縁層に対面している。第1段差面は、第3面の反対側にある。第1段差面は、第1側面に連なっている。第2面に垂直な断面において、第1側面は曲線状である。第2面に垂直な断面において、第2面と第1側面との境界は、第1境界とされる。第2面に垂直な断面において、第1側面と第1段差面との境界は、第2境界とされる。第2面に垂直な断面における第1境界と第2境界とを繋ぐ線分の長さは、第1長さとされる。第2面に垂直な断面における第1側面の長さは、第1長さよりも長い。
本開示によれば、第1電極パターンの第1段差部によって、第1電極パターンと絶縁層との間の接合力を向上しつつ、第1側面と封止部材との間におけるアンカー効果によって、封止部材と絶縁基板との間の剥離を抑制できる。これによって、熱サイクルに起因した絶縁性能の劣化を抑制可能な半導体装置を提供できる。
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す断面模式図である。 図1の領域IIの拡大断面模式図である。説明の便宜上、図2において封止部材は図示されていない。 絶縁層に金属板を接合する工程を示す拡大断面模式図である。 金属板を切削する工程を示す拡大断面模式図である。 金属板にエッチングレジストを印刷する工程を示す拡大断面模式図である。 実施の形態1の変形例に係る半導体装置の構成を示す拡大断面模式図である。 実施の形態2に係る半導体装置の構成を示す断面模式図である。 実施の形態3に係る半導体装置の構成を示す断面模式図である。 図8の領域IXの拡大断面模式図である。 実施の形態3の変形例に係る半導体装置の構成を示す拡大断面模式図である。
以下、図面に基づいて本開示の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
実施の形態1.
(半導体装置の構成)
図1および図2を用いて半導体装置100の構成について説明する。図1に示されるように、半導体装置100は、ベース板5と、絶縁基板10と、第1接合部51と、半導体素子9と、第2接合部52と、配線8と、端子7と、ケース6と、蓋70と、封止部材60とを主に有している。
ベース板5は、半導体装置100の底面を構成している。言い換えれば、ベース板5は、半導体装置100の底板である。絶縁基板10は、ベース板5上にある。絶縁基板10とベース板5とは、たとえば第1接合部51によって接合されている。半導体素子9は、絶縁基板10上にある。半導体素子9と絶縁基板10とは、たとえば第2接合部52によって接合されている。ケース6は、ベース板5と組み合わされている。ケース6は、半導体装置100の側面を構成している。端子7は、ケース6上にある。蓋70は、ケース6上にある。蓋70とケース6とは、たとえば非図示の接着剤により接着されている。封止部材60は、ベース板5とケース6と蓋70とによって囲まれる領域内に充填されている。配線8は、半導体素子9と半導体装置100の外部の装置(図示せず)とを電気的に接続するための部分である。
ベース板5は、たとえば平板状である。ベース板5は、第7面17と第8面18とを有している。第7面17は、半導体装置100の底面である。第8面18は、第7面17の反対側にある。ベース板5は、たとえば銅によって構成されている。絶縁基板10は、ベース板5の第8面18に対面している。絶縁基板10は、絶縁層4と、第1電極パターン1と、第2電極パターン2と、第3電極パターン3とを有している。
第3電極パターン3は、ベース板5の第8面18に対面している。第3電極パターン3は、たとえば銅によって構成されている。第3電極パターン3とベース板5とは、たとえば第1接合部51によって接合されている。第1接合部51は、たとえばはんだである。第1接合部51は、たとえば銀または銀合金によって構成されていてもよい。
絶縁層4は、第3電極パターン3上にある。絶縁層4は、第9面19と、第10面20とを有している。第9面19は、第3電極パターン3に対面している。第9面19において、絶縁層4は、第3電極パターン3に接している。第3電極パターン3は、たとえば直接接合法、ろう材接合法、溶湯接合法またはめっき法を用いて、絶縁層4の第9面19に設けられている。第10面20は、第9面19の反対側にある。
絶縁層4は、半導体素子9と、ベース板5とを絶縁している。絶縁層4は、放熱性を有していることが望ましい。絶縁層4は、たとえば酸化アルミニウム(Al23)、二酸化珪素(SiO2)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化ホウ素(BN)、窒化珪素(Si34)等のセラミックによって構成されている。
第1電極パターン1は、絶縁層4上に設けられている。第1電極パターン1は、たとえば直接接合法、ろう材接合法、溶湯接合法またはめっき法を用いて、絶縁層4上に設けられている。第1電極パターン1は、絶縁層4に対面している。第1電極パターン1は、たとえば銅によって構成されている。第1電極パターン1は、第1面11と、第2面12とを有している。
第1面11は、絶縁層4に対面している。第1面11において、第1電極パターン1は、たとえば絶縁層4に接している。第1面11において、第1電極パターン1は、接合材(図示せず)を介して絶縁層4に接合されていてもよい。第2面12は、第1面11の反対側にある。
第2電極パターン2は、絶縁層4上に設けられている。第2電極パターン2は、絶縁層4の第10面20に対面している。第2電極パターン2は、たとえば直接接合法、ろう材接合法、溶湯接合法またはめっき法を用いて絶縁層4上に設けられている。第2電極パターン2は、第1電極パターン1から離間している。第2電極パターン2は、たとえば銅によって構成されている。第2電極パターン2は、第4面14と、第5面15とを有している。
第4面14は、絶縁層4に対面している。第4面14において、第2電極パターン2は、たとえば絶縁層4に接している。第4面14において、第2電極パターン2は、接合材(図示せず)を介して絶縁層4に接合されていてもよい。第5面15は、第4面14の反対側にある。なお、図1に示される断面は、第2面12に垂直な断面である。具体的には、図1に示される断面は、第2面12に垂直であり且つ第1電極パターン1および第2電極パターン2の各々と交差する断面である。
半導体素子9は、第1電極パターン1上に設けられている。半導体素子9は、第1電極パターン1の第2面12に対面している。半導体素子9と第1電極パターン1とは、第2接合部52によって接合されている。別の観点から言えば、半導体素子9および第1電極パターン1の各々は、第2接合部52に接している。第2面12は、半導体素子9から離間している。第2接合部52は、たとえばはんだである。第2接合部52は、たとえば銀または銀合金によって構成されていてもよい。半導体素子9の個数は、たとえば2個である。2個の半導体素子9は、配線8によって互いに電気的に接続されている。
半導体素子9は、たとえば炭化珪素(SiC)、窒化ガリウム(GaN)系材料またはダイヤモンド等によって構成されているワイドバンドギャップ半導体である。なお、ワイドギャップ半導体とは、珪素(Si)に比べてバンドギャップが大きい半導体である。半導体素子9は、たとえば動作時の温度が150℃以上に達する電力用半導体素子である。具体的には、半導体素子9は、たとえばMOSFET等の大電流を制御する半導体素子である。半導体素子9は、還流用のダイオードであってもよい。
ケース6の形状は環状である。ケース6は、絶縁基板10を取り囲んでいる。ケース6は、半導体装置100の使用温度範囲内で熱変形しない材料によって構成されていることが好ましい。ケース6は、絶縁性を有している材料によって構成されていることが好ましい。具体的には、ケース6は、熱軟化点が高い樹脂材料によって構成されていることが好ましい。より具体的には、ケース6は、たとえばポリフェニレンサルファイド(PPS:Poly Phenylene Sulfide)樹脂によって構成されている。
蓋70は、半導体装置100の内部と、半導体装置100の外部とを隔離している。蓋70は、半導体装置100の内部への粉じん等の侵入を防ぐ部分である。端子7は、蓋70とケース6との間にある。端子7は、ケース6と蓋70とによって挟まれていてもよい。端子7の一部は、半導体装置100の外部に露出している。端子7は、たとえば銅によって構成されている。
配線8は、端子7と半導体素子9とを電気的に接続している。配線8は、半導体素子9と第2電極パターン2とを電気的に接続している。配線8は、第2電極パターン2と端子7とを電気的に接続している。配線8の形状は線状である。配線8の断面は、たとえば円形である。配線8は、たとえば金またはアルミニウムによって構成されている。
封止部材60は、絶縁基板10、半導体素子9および配線8の各々を覆っている。封止部材60は、絶縁基板10、半導体素子9および配線8の各々を絶縁している。封止部材60は、端子7、ケース6およびベース板5の各々に接している。封止部材60は、蓋70から離間している。封止部材60は、所定の弾性率と耐熱性とを有している樹脂によって構成されている。具体的には、封止部材60は、たとえばエポキシ樹脂によって構成されている。封止部材60は、絶縁性と接着性とを有している樹脂によって構成されていてもよい。具体的には、封止部材60は、たとえばシリコーン樹脂によって構成されていてもよい。
図2に示されるように、第1電極パターン1は、第1本体部21と、第1段差部31とを有している。第1段差部31は、第1本体部21から突出している。具体的には、第1段差部31は、第1本体部21から第1面11と平行な方向に沿って突出している。
第1本体部21は、第1電極パターン1の第1面11および第2面12の各々を構成している。第1本体部21は、第1側面41を有している。第1側面41は、第2面12に連なっている。第1側面41は、第2電極パターン2に対面している。第1側面41は、第2電極パターン2から離間している。第2面12に垂直な断面において、第1側面41は曲線状である。第2面12に垂直な断面において、第1側面41は円弧状であってもよい。第2面12に垂直な断面において、第1側面41は、たとえば第1本体部21の内側に凹んでいる。
第1段差部31は、第3面13と、第1段差面25と、第1段差側面43とを有している。第3面13は、第1本体部21の第1面11に連なっている。第3面13は、第1電極パターン1の底面の一部を構成している。第3面13は、絶縁層4に対面している。第3面13において、第1電極パターン1は、たとえば絶縁層4に接している。第3面13において、第1電極パターン1は、接合材(図示せず)を介して絶縁層4に接合されていてもよい。第3面13は、第1面11の延在する方向に沿って延在している。
第1段差面25は、第3面13の反対側にある。第1段差面25は、第1側面41に連なっている。第1段差面25は、たとえば平面状である。第1段差面25は、たとえば第1面11と平行な方向に沿って延在している。第2面12に垂直な方向において、第1段差面25は、第1面11と第2面12との間にある。
第1段差側面43は、第3面13および第1段差面25の各々に連なっている。第1段差側面43は、第2電極パターン2に対面している。第1段差側面43は、第2電極パターン2から離間している。第1段差側面43は、第1側面41よりも第1電極パターン1の外側にある。第2面12に垂直な断面において、第1段差側面43は、たとえば曲線状である。第2面12に垂直な断面において、第1段差側面43は、円弧状であってもよい。第2面12に垂直な断面において、第1段差側面43は、たとえば第1本体部21の内側に凹んでいる。
図2に示されるように、第2面12に垂直な断面において、第2面12と第1側面41との境界は、第1境界91とされる。第2面12に垂直な断面において、第1側面41と第1段差面25との境界は、第2境界92とされる。第2面12に垂直な断面において、第1境界91と第2境界92とを繋ぐ線分は、第1線分71とされる。第1線分71は、第2面12に垂直な方向に沿って延在していてもよい。第1線分71の長さは、第1長さD1とされる。第2面12に垂直な断面における第1側面41の長さは、第1長さD1よりも長い。なお、第2面12に垂直な断面において、第1側面41の長さとは、第1境界91から第2境界92までの第1側面41に沿った距離である。
第2電極パターン2は、第2本体部22と、第2段差部32とを有している。第2段差部32は、第2本体部22から突出している。具体的には、第2段差部32は、第2本体部22から第4面14と平行な方向に沿って突出している。なお、図1および図2に示される断面は、第2面12に垂直であり且つ第1段差部31および第2段差部32の各々と交差する断面である。
第2本体部22は、第2電極パターン2の第4面14および第5面15の各々を構成している。第2本体部22は、第2側面42を有している。第2側面42は、第5面15に連なっている。第2側面42は、第1電極パターン1の第1側面41に対面している。第2側面42は、第1側面41から離間している。第2面12に垂直な断面において、第2側面42は曲線状である。第2面12に垂直な断面において、第2側面42は円弧状であってもよい。第2面12に垂直な断面において、第2側面42は、たとえば第2本体部22の内側に凹んでいる。
第2段差部32は、第6面16と、第2段差面26と、第2段差側面44とを有している。第6面16は、第2本体部22の第4面14に連なっている。第6面16は、第2電極パターン2の底面の一部を構成している。第6面16は、絶縁層4に対面している。第6面16において、第2電極パターン2は、たとえば絶縁層4に接している。第6面16において、第2電極パターン2は、接合材(図示せず)を介して絶縁層4に接合されていてもよい。第6面16は、第4面14の延在する方向に沿って延在している。
第2段差面26は、第6面16の反対側にある。第2段差面26は、第2側面42に連なっている。第2段差面26は、たとえば平面状である。第2段差面26は、たとえば第4面14と平行な方向に沿って延在している。第2面12に垂直な方向において、第2段差面26は、第4面14と第5面15との間にある。
第2段差側面44は、第6面16および第2段差面26の各々に連なっている。第2段差側面44は、第1電極パターン1の第1段差側面43に対面している。第2段差側面44は、第1段差側面43から離間している。第2段差側面44は、第2側面42よりも第2電極パターン2の外側にある。第2面12に垂直な断面において、第2段差側面44は、たとえば曲線状である。第2面12に垂直な断面において、第2段差側面44は円弧状であってもよい。第2面12に垂直な断面において、第2段差側面44は、たとえば第2本体部22の内側に凹んでいる。
図2に示されるように、第2面12に垂直な断面において、第5面15と第2側面42との境界は、第3境界93とされる。第2面12に垂直な断面において、第2側面42と第2段差面26との境界は、第4境界94とされる。第2面12に垂直な断面において、第3境界93と第4境界94とを繋ぐ線分は、第5線分75とされる。第5線分75は、第2面12に垂直な方向に沿って延在していてもよい。第5線分75の長さは、第5長さD5とされる。第2面12に垂直な断面における第2側面42の長さは、第5長さD5よりも長い。なお、第2面12に垂直な断面において、第2側面42の長さとは、第3境界93から第4境界94までの第2側面42に沿った距離である。
図2に示されるように、第2面12に垂直な断面において、第1境界91と第3境界93とを繋ぐ線分は、第2線分72とされる。第2線分72は、たとえば第2面12の延在する方向であり且つ第1電極パターン1から第2電極パターン2に向かう方向に沿って延びている。第2線分72の長さは、第2長さD2とされる。
第2面12に垂直な断面において、第2境界92と第4境界94とを繋ぐ線分は、第3線分73とされる。第3線分73は、たとえば第2面12に平行な方向であり且つ第1電極パターン1から第2電極パターン2に向かう方向に沿って延びている。第3線分73は、第2線分72と実質的に平行であってもよい。第3線分73の長さは、第3長さD3とされる。第3長さD3は、第2長さD2と実質的に同じであってもよい。第3長さD3は、第2長さD2よりも長くてもよい。
第2面12に垂直な断面において、第1側面41の中間点は、第1中間点81とされる。第2面12に垂直な方向において、第1境界91と第1中間点81との間の距離と、第2境界92と第1中間点81との間の距離は等しい。第2面12に垂直な断面において、第2側面42の中間点は、第2中間点82とされる。第2面12に垂直な方向において、第3境界93と第2中間点82との間の距離と、第4境界94と第2中間点82との間の距離は等しい。
第2面12に垂直な断面において、第1中間点81と第2中間点82とを繋ぐ線分は、第4線分74とされる。第4線分74は、第2線分72と実質的に平行であってもよい。第2面12に垂直な方向において、第4線分74は、第2線分72と第3線分73との間にある。第4線分74の長さは、第4長さD4とされる。第4長さD4は、第2長さD2および第3長さD3の各々よりも長い。
図2に示されるように、第2面12に垂直な方向における第1電極パターン1の厚みは、第1厚みH1とされる。第1厚みH1は、第2面12に垂直な方向における第1面11と第2面12との間の距離である。第1厚みH1は、たとえば0.3mm以上5mm以下である。第1厚みH1は、たとえば0.5mm以上であってもよい。
第2面12に垂直な方向における第2電極パターン2の厚みは、第2厚みH2とされる。第2厚みH2は、第2面12に垂直な方向における第4面14と第5面15との間の距離である。第2厚みH2は、たとえば0.3mm以上5mm以下である。第2厚みH2は、たとえば0.5mm以上であってもよい。第2厚みH2は、第1厚みH1と実質的に同じであってもよい。
第2面12に垂直な方向における第1段差部31の厚みは、第3厚みH3とされる。第3厚みH3は、第2面12に垂直な方向における第3面13と第1段差面25との間の距離である。第3厚みH3は、たとえば0.2mmである。第3厚みH3は、第1厚みH1よりも小さい。第3厚みH3は、たとえば第1厚みH1の0.1倍以上0.8倍以下である。
第2面12に垂直な方向における第2段差部32の厚みは、第4厚みH4とされる。第4厚みH4は、第2面12に垂直な方向における第6面16と第2段差面26との間の距離である。第4厚みH4は、たとえば0.2mmである。第4厚みH4は、第2厚みH2よりも小さい。第4厚みH4は、たとえば第2厚みH2の0.1倍以上0.8倍以下である。第4厚みH4は、第3厚みH3と実質的に同じであってもよい。
第2面12に垂直な方向における絶縁層4の厚みは、第5厚みH5とされる。第5厚みH5は、第2面12に垂直な方向における第9面19と第10面20との間の距離である。第5厚みH5は、たとえば0.2mmである。第1厚みH1は、たとえば第5厚みH5の4倍以上である。第1厚みH1の下限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の6倍以上であってもよいし、第5厚みH5の8倍以上であってもよい。第1厚みH1の上限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の20倍以下であってもよいし、第5厚みH5の10倍以下であってもよい。
第2厚みH2は、たとえば第5厚みH5の4倍以上である。第2厚みH2の下限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の6倍以上であってもよいし、第5厚みH5の8倍以上であってもよい。第2厚みH2の上限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の20倍以下であってもよいし、第5厚みH5の10倍以下であってもよい。
第3厚みH3は、たとえば第5厚みH5の2分の1以上である。第3厚みH3の下限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5以上であってもよいし、第5厚みH5の2倍以上であってもよい。第3厚みH3の上限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の5倍以下であってもよいし、第5厚みH5の4倍以下であってもよい。
第4厚みH4は、たとえば第5厚みH5の2分の1以上である。第4厚みH4の下限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5以上であってもよいし、第5厚みH5の2倍以上であってもよい。第4厚みH4の上限は、特に限定されないが、たとえば第5厚みH5の5倍以下であってもよいし、第5厚みH5の4倍以下であってもよい。
(電極パターンの形成方法)
次に、図3から図5を用いて実施の形態1に係る半導体装置100の第1電極パターン1および第2電極パターン2の形成方法について説明する。なお、以下において、第1電極パターン1と第2電極パターン2とを合わせて、単に電極パターンとも称する。
まず、図3に示されるように、たとえば直接接合法を用いて、絶縁層4の第10面20上に金属板90が接合される。金属板90は、第11面86と、第12面87とを有している。第11面86は、たとえば絶縁層4に接している。第12面87は、第11面86の反対側にある。
次に、図4に示されるように、たとえばミリング加工およびブラスト加工を用いて、金属板90が切削される。これによって、金属板90において、壁面98と底面97とが形成される。壁面98は、第12面87に連なっている。壁面98は、第12面87に垂直な方向に沿って延びている。底面97は、壁面98に連なっている。壁面98と底面97とは、溝99を形成している。
次に、図5に示されるように、金属板90に対してエッチングレジスト96が印刷される。エッチングレジスト96は、底面97の一部および第12面87の各々に印刷される。別の観点から言えば、第12面87は、エッチングレジスト96に覆われる。底面97の一部は、エッチングレジスト96から露出している。壁面98の一部は、エッチングレジスト96から露出している。
金属板90に対して、エッチング加工が実施される。エッチング液として、たとえば塩化第二鉄溶液等が用いられる。金属板90の底面97および壁面98の各々はエッチングされる。絶縁層4の一部は、金属板90から露出する。以上のようにして、第1電極パターン1および第2電極パターン2(図1および図2参照)が形成される。
エッチング加工のみを用いて絶縁基板10の電極パターンを形成する場合、ミリング加工とエッチング加工とを用いて電極パターンを形成する場合と比較して、電極パターンの形成に必要な時間が増大する。特に、金属板90の厚みがたとえば0.5mm以上である場合において、エッチング加工に必要な時間が長くなる。このため、金属板90に対するエッチング液のかかり方が不均一な場合には、電極パターンの寸法のバラツキが大きくなる。実施の形態1に係る半導体装置100の電極パターンの形成方法によれば、ミリング加工とエッチング加工とを用いて電極パターンを形成する。このため、電極パターンの寸法のバラツキを低減できる。
また、エッチング加工のみを用いて絶縁基板10の電極パターンを形成する場合、電極パターンの底面から頂面に近づくにつれて、エッチングによって削られる電極パターンの量が大きくなる。言い換えれば、電極パターンの底面から頂面に近づくにつれて、電極パターンの側面は、電極パターンの内側に近づく。このため、ミリング加工とエッチング加工とを用いて電極パターンを形成する場合と比較して、第2長さD2が長くなる。言い換えれば、電極パターンにおける底面の面積に対する頂面の面積の比率が小さくなる。実施の形態1に係る半導体装置100の電極パターンの形成方法によれば、電極パターンにおける底面の面積に対する頂面の面積の比率を増大できる。言い換えれば、絶縁層4の第10面20の面積に対する電極パターンの頂面の面積の比率を増大することができる。このため、半導体装置100における半導体素子9の個数を変更することなく、絶縁基板10を小型化できる。この結果、半導体装置100を小型化できる。
ミリング加工のみを用いて電極パターンを形成する場合、絶縁層4の近傍における電極パターンを加工する際に、絶縁層4が損傷するおそれがある。これによって、絶縁基板10の信頼性が低下するおそれがある。実施の形態1に係る半導体装置100の電極パターンの形成方法によれば、絶縁層4の近傍における電極パターンは、エッチング加工を用いて加工する。このため、絶縁基板10の信頼性の低下を抑制できる。
次に、実施の形態1に係る半導体装置100の作用効果について説明する。
半導体装置100に熱サイクルが負荷される場合、半導体装置100の部品間の熱膨張係数の差に起因して、部品間の剥離が生じるおそれがある。具体的には、第1電極パターン1と絶縁層4との間の熱膨張係数の差に起因して、第1電極パターン1が絶縁層4から剥離するおそれがある。
実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第1電極パターン1は、第1本体部21と、第1段差部31とを有している。第1段差部31は、第1本体部21から突出している。第1段差部31は、第3面13を有している。第3面13は、絶縁層4に対面している。このため、第1電極パターン1と絶縁層4との間の接合面積を増大できる。また、第1本体部21のサイズを増大することによって第1電極パターン1と絶縁層4との間の接合面積を増大した場合と比較して、第1電極パターン1と絶縁層4との間の熱応力の増大を抑制できる。このため、第1電極パターン1と絶縁層4との間の剥離を抑制できる。
また、封止部材60と絶縁基板10との間の熱膨張係数の差に起因して、封止部材60が絶縁基板10から剥離するおそれがある。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第1電極パターン1の第1本体部21は、第1側面41を有している。第2面12に垂直な断面において、第1側面41は曲線状である。第2面12に垂直な断面において、第1側面41の長さは、第1境界91と第2境界92とを繋ぐ線分の長さよりも長い。このため、第1側面41に沿うようにして、封止部材60は配置される。これによって、封止部材60に対してアンカー効果が発揮される。アンカー効果とは、たとえば第1側面41の凹凸に封止部材60が入り込むことによって、封止部材60が第1側面41に食い込み、封止部材60と第1電極パターン1との間の接合力が向上する効果である。
このため、第1電極パターン1の第1側面41の形状が直線状である場合と比較して、封止部材60と絶縁基板10との間の剥離を抑制できる。これによって、実施の形態1に係る半導体装置100は、第1電極パターン1と絶縁層4との間の剥離を抑制しつつ、封止部材60と絶縁基板10との間の剥離を抑制できる。この結果、熱サイクルに起因して半導体装置100の絶縁性能が劣化することを抑制できる。
実施の形態1に係る半導体装置100は、第2電極パターン2を有していてもよい。第2面12に垂直な断面において、第1中間点81と第2中間点82とを結ぶ線分の長さ(第4長さD4)は、第1境界91と第3境界93とを繋ぐ線分の長さ(第2長さD2)および第2境界92と第4境界94とを繋ぐ線分の長さ(第3長さD3)の各々よりも長くてもよい。このため、封止部材60は、第1側面41と第2側面42との間に食い込むように配置される。これによって、封止部材60と、第1側面41および第2側面42との間におけるアンカー効果が増強される。この結果、封止部材60が絶縁基板10から剥離することを抑制できる。
半導体装置100の熱拡散性向上のため、電極パターンの厚みを厚くする場合がある。電極パターンの厚みが厚くなるにつれて、熱サイクルが負荷された際に、電極パターンと絶縁層4との間における熱応力が増大する。このため、第1電極パターン1の剥離が発生しやすくなる。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第2面12に垂直な方向において、第1電極パターン1の厚みは、絶縁層4の厚みの4倍以上であってもよい。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、このように第1電極パターン1の厚みが厚い絶縁基板10においても、熱サイクルが負荷された際の絶縁層4と第1電極パターン1との間の剥離および封止部材60と絶縁基板10との間の剥離を抑制できる。この結果、半導体装置100の絶縁性能の劣化を抑制できる。
電極パターンの段差部の厚みが過度に薄い場合、電極パターンと絶縁層4との間の接合力に対して段差部が寄与する割合が小さくなる。このため、電極パターンと絶縁層4との間の剥離を抑制する効果が減少する。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第1段差部31の厚みは、絶縁層4の厚みの2分の1以上であってもよい。このため、第1電極パターン1と絶縁層4との間の剥離をより確実に抑制できる。
電極パターンの段差部の厚みが過度に厚い場合、段差部における熱膨張量が過度に増大する。このため、電極パターンと絶縁層4との間の剥離が発生するおそれがある。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第1段差部31の厚みは、絶縁層4の厚みの5倍以下であってもよい。このため、第1電極パターン1と絶縁層4との間の剥離を抑制できる。
また、電極パターンの厚みに対する段差部の厚みの比率が過度に大きい場合、電極パターンの本体部の側面の長さが過度に短くなるため、封止部材60に対するアンカー効果が小さくなる。このため、封止部材60と絶縁基板10との間の剥離が発生するおそれがある。実施の形態1に係る半導体装置100によれば、第1段差部31の厚みは、第1電極パターン1の厚みの0.8倍以下であってもよい。このため、封止部材60と絶縁基板10との間の剥離を抑制できる。
(実施の形態1の変形例)
次に、図6を用いて、実施の形態1の変形例に係る半導体装置100の構成について説明する。図6に示される断面模式図は、図2に示される断面模式図に対応している。図6に示されるように、第2長さD2は、第3長さD3よりも大きくてもよい。第2面12に垂直な断面において、第1境界91は、第2境界92よりも第1電極パターン1の内側にあってもよい。第2面12に垂直な断面において、第3境界93は、第4境界94よりも第2電極パターン2の内側にあってもよい。
第2長さD2は、第4長さD4よりも大きくてもよい。第2面12に垂直な断面において、第1境界91は、第1中間点81よりも第1電極パターン1の内側にあってもよい。第2面12に垂直な断面において、第3境界93は、第2中間点82よりも第2電極パターン2の内側にあってもよい。
なお、上記においては、絶縁層4がセラミックによって構成されている場合について説明した。しかしながら、半導体装置100の構成は、上記の構成に限定されない。具体的には、絶縁層4は、たとえば粉体が分散された樹脂硬化物によって構成されていてもよいし、粉体は、たとえばAl23、SiO2、AlN、BN、Si34などのセラミックによって構成されている。粉体は、たとえばダイヤモンド、炭化珪素または酸化ホウ素(B23)によって構成されていてもよいし、シリコーン樹脂やアクリル樹脂などの樹脂材料によって構成されていてもよい。粉体の形状は、たとえば球状である。粉体の形状は、破砕状、粒状、鱗片状または凝集体であってもよい。粉体の充填量は、必要な放熱性と絶縁性が得られる量であればよい。絶縁層4は、セラミック板を埋め込んだ樹脂硬化物によって構成されていてもよい。
半導体装置100における半導体素子9の個数は、2個に限定されない。半導体装置100における半導体素子9の個数は、半導体装置100の用途に応じた必要な個数であってもよい。
第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々の材質は、必要な放熱特性を有するものであれば特に限定はされない。具体的には、第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々は、たとえばアルミニウムと鉄の複合材料、アルミニウムまたは鉄によって構成されていてもよい。第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々は、銅/インバー/銅クラッド材などの複合材料によって構成されていてもよいし、アルミニウムと炭化珪素の複合材料(AlSiC)によって構成されていてもよい。第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々は、銅モリブデン(CuMo)等の合金によって構成されていてもよい。
第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々の表面は、必要な電流と電圧を半導体素子に供給できる構造である。具体的には、第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々の表面において、たとえばニッケルメッキが施されている。第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々の表面において、金メッキまたは錫メッキが施されていてもよい。第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々の表面において、微小な凹凸が設けられていてもよい。これによって、第1電極パターン1、第2電極パターン2、第3電極パターン3、ベース板5および端子7の各々と、封止部材60との密着性を向上できる。
配線8は、例えば帯状の銅板であってもよい。言い換えれば、配線8の断面は、たとえば方形であってもよい。配線8の本数は、たとえば4本である。配線8の本数は、半導体素子9の電流密度などに応じて、必要な本数であってもよい。
半導体素子9、第2電極パターン2および端子7の各々と配線8との接合部は、必要な電流と電圧とを半導体素子9に供給できる構造である。具体的には、たとえば、半導体素子9、第2電極パターン2および端子7の各々と配線8とは、溶融された銅または錫などを用いて接合されていてもよいし、超音波接合を用いて接合されていてもよい。
実施の形態2.
次に、図7を用いて、実施の形態2に係る半導体装置100の構成について説明する。実施の形態2に係る半導体装置100の構成は、主に、絶縁基板10の絶縁層4が有機材料によって構成されている点において、実施の形態1に係る半導体装置100の構成と異なっており、その他の点については、実施の形態1に係る半導体装置100の構成と実質的に同一である。以下、実施の形態1に係る半導体装置100の構成と異なる点を中心に説明する。なお、図7に示される断面模式図は、図1に示される断面模式図に対応している。
図7に示されるように、絶縁基板10の絶縁層4は、ベース板5に接合されていてもよい。絶縁層4の第9面19は、ベース板5の第8面18に接している。絶縁層4とベース板5は、たとえば加熱加圧接合(ホットプレス)を用いて接合されている。言い換えれば、絶縁層4とベース板5との接合において、たとえばろう材等の接合剤は用いられていない。絶縁層4の第9面19の面積は、ベース板5の第8面18の面積と実質的に同じであってもよい。
絶縁層4は、たとえば有機材料によって構成されている。具体的には、絶縁層4は、たとえばエポキシ樹脂によって構成されていてもよい。絶縁層4は、ポリイミド樹脂、シリコーン樹脂またはアクリル樹脂等の熱硬化性樹脂によって構成されていてもよい。絶縁層4は、たとえばエポキシ樹脂等にセラミック粉が充填された有機材料によって構成されていてもよい。
次に、実施の形態2に係る半導体装置100の作用効果について説明する。
絶縁層4の面積が大きくなるにつれて、絶縁層4は、熱サイクルの負荷に伴う半導体装置100の反りの影響を受けやすくなる。このため、絶縁層4の面積が過度に大きい場合、絶縁層4にクラックが発生するおそれがある。実施の形態2の半導体装置によれば、絶縁層4は有機材料によって構成されている。通常、有機材料は、セラミックよりも柔らかい。このため、絶縁層4の面積が過度に大きい場合であっても、絶縁層4におけるクラックの発生を抑制できる。
絶縁層4が有機材料によって構成されている場合、絶縁層4がセラミック材料によって構成されている場合と比較すると、絶縁層4は脆く且つ摩耗しやすい。このため、ミリング加工等を用いて絶縁層4の近傍の電極パターンを加工する場合、絶縁層4が摩耗するおそれがある。本開示に係る半導体装置によれば、絶縁層4の近傍の電極パターンを形成する際に、エッチング加工が用いられる。このため、絶縁層4の摩耗を抑制できる。この結果、半導体装置100の信頼性の低下を抑制できる。
実施の形態3.
次に、図8および図9を用いて、実施の形態3に係る半導体装置100の構成について説明する。実施の形態3に係る半導体装置100の構成は、主に、封止部材60が第1封止部61と第2封止部62とを有している点において、実施の形態2に係る半導体装置100の構成と異なっており、その他の点については、実施の形態2に係る半導体装置100の構成と実質的に同一である。以下、実施の形態2に係る半導体装置100の構成と異なる点を中心に説明する。なお、図8に示される断面模式図は、図1に示される断面模式図に対応している。
図8および図9に示されるように、封止部材60は、第1封止部61と、第2封止部62とを有している。第1封止部61は、第1電極パターン1と第2電極パターン2との間にある。第1封止部61は、絶縁層4、第1段差部31、第2段差部32、第1本体部21および第2本体部22の各々に接している。
第2面12に垂直な方向における第1封止部61の厚みは、第6厚みH6とされる。第6厚みH6は、たとえば第1厚みH1以下である。第1封止部61は、たとえばエポキシ樹脂によって構成されている。なお、第1封止部61は、シリコーン樹脂またはポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂によって構成されていてもよい。
第2封止部62は、第1封止部61上にある。第2封止部62は、絶縁層4、第1封止部61、第1段差部31、第2段差部32、第1本体部21および第2本体部22の各々に接している。第2封止部62は、たとえばシリコーン樹脂によって構成されている。第2封止部62は、エポキシ樹脂またはポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂によって構成されていてもよい。第2封止部62を構成する材料の密着性は、第1封止部61を構成する材料の密着性よりも高くてもよい。
第1封止部61を構成する材料の粘度は、第2封止部62を構成する材料の粘度よりも低い。なお、第1封止部61を構成する材料の粘度とは、第1封止部61を構成する材料の液体状態における粘度である。同様に、第2封止部62を構成する材料の粘度とは、第2封止部62を構成する材料の液体状態における粘度である。
なお、上記においては、第1封止部61が第1電極パターン1と第2電極パターン2との間にある構成について説明したが、第1封止部61は、第1電極パターン1および第2電極パターン2の各々を取り囲んでいてもよい。別の観点から言えば、第1封止部61は、第1段差部31および第2段差部32の各々を覆っていてもよい。第2封止部62は、第1段差部31および第2段差部32の各々から離間していてもよい。第2封止部62は、第1側面41および第2側面42の各々から離間していてもよい。
次に、実施の形態3に係る半導体装置100の作用効果について説明する。
電極パターンの厚みが過度に厚い場合、第1電極パターン1と第2電極パターン2との間において、封止部材60がうまく充填されず、ボイドが生じるおそれがある。これによって、半導体装置100の性能が低下するおそれがある。実施の形態3に係る半導体装置100によれば、封止部材60は、第1封止部61と、第2封止部62とを有している。第1封止部61は、絶縁層4、第1段差部31および第2段差部32の各々に接している。第1封止部61を構成する材料の粘度は、第2封止部62を構成する材料の粘度よりも低い。このため、第1封止部61は、電極パターン間の狭い領域においても充填されやすい。これによって、封止部材60と絶縁基板10との間におけるボイドの発生を抑制できる。この結果、半導体装置100の絶縁信頼性を向上できる。
実施の形態3に係る半導体装置100によれば、第1封止部61は、エポキシ樹脂によって構成されていてもよい。第2封止部62は、シリコーン樹脂によって構成されていてもよい。一般に、エポキシ樹脂は、シリコーン樹脂よりも水分の透過率が低い。このため、絶縁層4が吸湿することを抑制できる。また、一般に、シリコーン樹脂は、エポキシ樹脂よりも耐熱性が高い。このため、第2封止部62の耐熱性を向上することができる。この結果、半導体装置100の耐熱性を向上できる。
絶縁層4が有機材料によって構成されている場合、絶縁層4がセラミックによって構成されている場合と比較して吸湿しやすい。実施の形態3に係る半導体装置100によれば、絶縁層4が有機材料によって構成されている場合においても、絶縁層4が吸湿することを抑制できる。
(実施の形態3の変形例)
次に、図10を用いて実施の形態3の変形例に係る半導体装置100の構成について説明する。図10に示される断面模式図は、図9に示される断面模式図に対応している。
図10に示されるように、第6厚みH6は、たとえば第3厚みH3以下であってもよい。第6厚みH6の上限は、特に限定されないが、たとえば第3厚みH3の2分の1以下であってもよいし、第3厚みH3の4分の1以下であってもよい。第6厚みH6の下限は、特に限定されないが、たとえば第3厚みH3の10分の1以上であってもよいし、第3厚みH3の8分の1以上であってもよい。
第1封止部61は、第1段差側面43および第2段差側面44の各々の一部に接している。第1封止部61は、第1本体部21および第2本体部22の各々から離間している。第1封止部61は、第1段差面25および第2段差面26の各々から離間している。
第2封止部62の一部は、第1電極パターン1と第2電極パターン2との間にある。第2封止部62は、第1側面41、第2側面42、第1段差面25および第2段差面26の各々に接している。第2封止部62は、第1段差側面43および第2段差側面44の各々の一部に接している。
次に、実施の形態3の変形例に係る半導体装置100の作用効果について説明する。
実施の形態3の変形例に係る半導体装置100によれば、第6厚みH6は、たとえば第3厚みH3以下であってもよい。このため、第2封止部62は、電極パターンの間に充填される。これによって、第2封止部62に対して、第1側面41および第2側面42の各々によるアンカー効果が発揮される。この結果、熱サイクルに起因する第2封止部62と絶縁基板10との間の剥離を抑制できる。
(サンプル準備)
次に、サンプルを用いた試験について説明する。まず、サンプル1からサンプル10に係る半導体装置を3台ずつ準備した。サンプル1からサンプル5に係る半導体装置は、比較例である。サンプル6からサンプル10に係る半導体装置100は、実施例である。
サンプル1からサンプル10に係る半導体装置100は、実施の形態2に係る半導体装置100に対応する。サンプル1からサンプル10に係る半導体装置100において、ベース板5のサイズは、100mm×150mmとした。半導体素子9のサイズは、10mm×11mmとした。半導体素子9と絶縁基板10とは、はんだを用いて接合した。配線8の径は、0.4mmまたは0.2mmとした。配線8の材質は、アルミニウムとした。ベース板5とケース6とは、接着剤を用いて接着した。
サンプル1からサンプル10に係る半導体装置100の電極パターンは、上記の実施の形態1に係る半導体装置100の電極パターンの形成方法に沿って作製した。サンプル1からサンプル5に係る半導体装置100は、第1段差部31および第2段差部32の各々を有していない。サンプル6からサンプル10に係る半導体装置100は、第1段差部31および第2段差部32の各々を有している。サンプル6からサンプル10に係る半導体装置100の第1段差部31および第2段差部32の各々の厚みは、0.2mmとした。
サンプル1およびサンプル6に係る半導体装置の電極厚み(第1厚みH1および第2厚みH2)は、0.3mmとした。サンプル2およびサンプル7に係る半導体装置の電極厚みは、0.5mmとした。サンプル3およびサンプル8に係る半導体装置の電極厚みは、0.8mmとした。サンプル4およびサンプル9に係る半導体装置の電極厚みは、1mmとした。サンプル5およびサンプル10係る半導体装置の電極厚みは、2mmとした。
(実験方法)
サンプル1からサンプル10に係る半導体装置100に対して、熱サイクル試験を実施した。まず、熱サイクルを負荷する前に、半導体装置100の絶縁耐圧評価を行った。絶縁耐圧評価において、半導体装置100に対して実効値4kVの電圧を負荷した。3台の半導体装置100の内、絶縁破壊された半導体装置100の台数を確認した。
次に、半導体装置100を温度制御が可能な恒温槽に入れ、恒温槽の温度を-40℃~180℃の間で繰り返し変化させた。恒温槽の温度を-40℃で30分間保持し、その後180℃で30分間保持することを1サイクルとし、1000サイクル繰り返した。250サイクル毎に、半導体装置100の絶縁耐圧評価を行った。
(実験結果)
Figure 0007459395000001
表1は、サンプル1からサンプル10に係る半導体装置100の絶縁耐圧評価の結果を示している。表1において、Aは、絶縁破壊された半導体装置100の台数が0台であったことを示している。Bは、絶縁破壊された半導体装置100の台数が1台または2台であったことを示している。Cは、絶縁破壊された半導体装置100の台数が3台であったことを示している。
表1に示されるように、サンプル2からサンプル5に係る半導体装置100においては、1000サイクル後の絶縁耐圧評価において、絶縁破壊された半導体装置100が確認された。言い換えれば、比較例の半導体装置100においては、電極厚みが0.5mm以上である場合、熱サイクル試験によって絶縁性能が劣化した。
表1に示されるように、サンプル6からサンプル9に係る半導体装置100においては、1000サイクル後の絶縁耐圧評価において、絶縁破壊された半導体装置100が確認されなかった。言い換えれば、実施例の半導体装置100においては、電極厚みが1mm以下である場合、熱サイクル試験によって絶縁性能が劣化しなかった。
表1に示されるように、サンプル5に係る半導体装置100においては、1000サイクル後の絶縁耐圧評価において、全ての半導体装置100が絶縁破壊された。一方で、サンプル10に係る半導体装置100においては、1000サイクル後の絶縁耐圧評価において、絶縁破壊された半導体装置100は、1台のみであった。
以上の結果より、比較例の半導体装置100と比較して、実施例の半導体装置100は、熱サイクルが負荷された際の半導体装置100の絶縁性能の劣化を抑制可能であることが確認された。
今回開示された実施の形態および実施例はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 第1電極パターン、2 第2電極パターン、3 第3電極パターン、4 絶縁層、5 ベース板、6 ケース、7 端子、8 配線、9 半導体素子、10 絶縁基板、11 第1面、12 第2面、13 第3面、14 第4面、15 第5面、16 第6面、17 第7面、18 第8面、19 第9面、20 第10面、21 第1本体部、22 第2本体部、25 第1段差面、26 第2段差面、31 第1段差部、32 第2段差部、41 第1側面、42 第2側面、43 第1段差側面、44 第2段差側面、51 第1接合部、52 第2接合部、60 封止部材、61 第1封止部、62 第2封止部、70 蓋、71 第1線分、72 第2線分、73 第3線分、74 第4線分、75 第5線分、81 第1中間点、82 第2中間点、86 第11面、87 第12面、90 金属板、91 第1境界、92 第2境界、93 第3境界、94 第4境界、96 エッチングレジスト、97 底面、98 壁面、99 溝、100 半導体装置、D1 第1長さ、D2 第2長さ、D3 第3長さ、D4 第4長さ、D5 第5長さ、H1 第1厚み、H2 第2厚み、H3 第3厚み、H4 第4厚み、H5 第5厚み、H6 第6厚み。

Claims (8)

  1. 絶縁層と、前記絶縁層上に設けられている第1電極パターンとを有する絶縁基板と、
    前記第1電極パターン上に設けられている半導体素子と、
    前記絶縁基板を取り囲んでいるケースと、
    前記絶縁基板および前記半導体素子の各々を覆う封止部材とを備え、
    前記第1電極パターンは、第1本体部と、前記第1本体部から突出している第1段差部とを有し、
    前記第1本体部は、
    前記絶縁層に対面している第1面と、
    前記第1面の反対側にあり且つ前記半導体素子に対面している第2面と、
    前記第2面に連なる第1側面とを有し、
    前記第1段差部は、
    前記第1面に連なり且つ前記絶縁層に対面している第3面と、
    前記第3面の反対側にあり且つ前記第1側面に連なる第1段差面とを有し、
    前記第2面に垂直な断面において、前記第1側面は、曲線状であり、
    前記第2面に垂直な断面において、
    前記第2面と前記第1側面との境界を第1境界とし、
    前記第1側面と前記第1段差面との境界を第2境界とし、
    前記第1境界と前記第2境界とを繋ぐ線分の長さを第1長さとした場合、
    前記第2面に垂直な断面における前記第1側面の長さは、前記第1長さよりも長く、
    前記第1段差面は、平面状である、半導体装置。
  2. 前記絶縁基板は、前記絶縁層上に設けられており且つ前記第1電極パターンから離間している第2電極パターンをさらに有し、
    前記第2電極パターンは、第2本体部と、前記第2本体部から突出している第2段差部とを有し、
    前記第2本体部は、
    前記絶縁層に対面している第4面と、
    前記第4面の反対側にある第5面と、
    前記第5面に連なり且つ前記第1側面に対面している第2側面とを有し、
    前記第2段差部は、
    前記第4面に連なり且つ前記絶縁層に対面している第6面と、
    前記第6面の反対側にあり且つ前記第2側面に連なる第2段差面とを有し、
    前記第2面に垂直な断面において、
    前記第5面と前記第2側面との境界を第3境界とし、
    前記第2側面と前記第2段差面との境界を第4境界とし、
    前記第1境界と前記第3境界とを繋ぐ線分の長さを第2長さとし、
    前記第2境界と前記第4境界とを繋ぐ線分の長さを第3長さとし、
    前記第1側面の中間点と前記第2側面の中間点とを繋ぐ線分の長さを第4長さとした場合、
    前記第4長さは、前記第2長さおよび前記第3長さの各々よりも長い、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記封止部材は、
    前記絶縁層、前記第1段差部および前記第2段差部の各々に接している第1封止部と、
    前記第1封止部上にある第2封止部とを有している、請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記第2面に垂直な方向において、前記第1封止部の厚みは、前記第1段差部の厚み以下である、請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第1封止部は、エポキシ樹脂によって構成されており、
    前記第2封止部は、シリコーン樹脂によって構成されている、請求項3または請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記絶縁層は、有機材料によって構成されている、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記第2面に垂直な方向において、前記第1電極パターンの厚みは、前記絶縁層の厚みの4倍以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 前記第2面に垂直な方向において、前記第1段差部の厚みは、前記絶縁層の厚みの2分の1以上である、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の半導体装置。
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