JP7457358B2 - アクチュエータ - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたアクチュエータは、折り返し部があり、この折り返し部の同じ側にアクチュエータ本体とモータユニットが取り付けられた折り返し型のアクチュエータである。
上記モータユニット内にはモータが内装されている。上記アクチュエータ本体内には、ボールねじ軸と、上記ボールねじ軸の回転により移動されるボールねじナットが内装されている。また、上記折り返し部内には、上記モータの出力軸により回転されるプーリと、上記ボールねじ軸の基端側に取り付けられたプーリと、上記二つのプーリに巻回されたベルトが内装されている。
すなわち、特許文献1に記載されたアクチュエータでは、上記アクチュエータ本体の外周には筐体があるとともに上記モータユニットの外周にはモータケーシングがあり、上記モータの出力軸と上記ボールねじ軸の間の距離を小さくするとともに折り返し部も併せて小さくすることでアクチュエータの小型化と軽量化を図る場合、上記筐体や上記モータケーシングの壁が邪魔になり、小型化や軽量化が阻害されるという問題があった。
又、請求項2によるアクチュエータは、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記ハウジング固定用凹部は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸方向全域に延長されることを特徴とするものである。
又、請求項3によるアクチュエータは、請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記ハウジング固定用凹部の底部側は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸心方向へ向けて指向されていることを特徴とするものである。
又、請求項4によるアクチュエータは、請求項1~請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの側面側の一か所が開口されており、上記モータハウジングには上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの一方が設けられていて、上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの他方は上記アクチュエータ本体ハウジングの複数の側面に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項5によるアクチュエータは、請求項4記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングは上記アクチュエータ本体ハウジングの任意の側面に接続されることを特徴とするものである。
又、請求項6によるアクチュエータは、請求項1~請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの断面形状は略四角形であり、上記ハウジング固定用凹部は上記略四角形の角部に設けられていることを特徴とするものである。
又、請求項7によるアクチュエータは、請求項1~請求項6の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの軸方向長さは上記アクチュエータ本体ハウジングの軸方向長さと略同じであることを特徴とするものである。
又、請求項8によるアクチュエータは、請求項1~請求項7の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの開口部の両端が上記ハウジング固定用凸部となっており上記ハウジング固定用凸部は互いに接近する方向に指向されていることを特徴とするものである。
又、請求項9によるアクチュエータは、請求項1~請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、テーブル型であることを特徴とするものである。
又、請求項2記載のアクチュエータによると、請求項1記載のアクチュエータにおいて、上記ハウジング固定用凹部は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸方向全域に延長されるので、上記モータハウジングを上記アクチュエータ本体ハウジングに安定した状態で取り付けることができ、取付作業を行いやすくすることができる。
又、請求項3記載のアクチュエータによると、請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、上記ハウジング固定用凹部の底部側は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸心方向へ向けて指向されているので、上記モータハウジングの上記アクチュエータ本体ハウジングからの脱落を防止し、取付作業を行いやすくすることができる。
又、請求項4記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの側面側の一か所が開口されており、上記モータハウジングには上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの一方が設けられていて、上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの他方は上記アクチュエータ本体ハウジングの複数の側面に設けられているので、上記モータハウジングの取り付け位置を容易に選択することができる。
又、請求項5記載のアクチュエータによると、請求項4記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングは上記アクチュエータ本体ハウジングの任意の側面に接続されるので、上記アクチュエータを設置する際の自由度を高めることができる。
又、請求項6記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの断面形状は略四角形であり、上記ハウジング固定用凹部は上記略四角形の角部に設けられているので、アクチュエータの構成を簡略化できる。
又、請求項7記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項6の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの軸方向長さは上記アクチュエータ本体ハウジングの軸方向長さと略同じであるので、アクチュエータの設置場所の自由度を高めることができる。
又、請求項8記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項7の何れかに記載のアクチュエータにおいて、上記モータハウジングの開口部の両端が上記ハウジング固定用凸部となっており上記ハウジング固定用凸部は互いに接近する方向に指向されているので、上記モータハウジングの脱落を防止でき、取付作業を容易に行うことができる。
又、請求項9記載のアクチュエータによると、請求項1~請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、テーブル型であるので、テーブル型のアクチュエータについて小型化と軽量化を図ることができる。
まず、アクチュエータ1には、例えば図1乃至図5に示すように、アクチュエータ本体3がある。上記アクチュエータ本体3には、アクチュエータ本体ハウジング5がある。上記アクチュエータ本体ハウジング5は、例えば図3に示すように、横断面形状が略四角形で、円形の横断面形状の駆動機構収容部7が形成された中空の部材である。
上記駆動機構21には、図5及び図6に示すように、ボールねじナットホルダ23がある。上記ボールねじナットホルダ23は中空の部材で、上記ボールねじナットホルダ23は軸受25を介して上記アクチュエータ本体ハウジング5の駆動機構収容部7内に回転可能に設置されている。
上記ボールねじナット29が回転されると、上記ボールねじ軸41が軸方向に移動されるようになっている。
なお、例えば図2に示すように、上記モータハウジング51と上記アクチュエータ本体ハウジング5の軸方向長さ(図2中左右方向長さ)は同じに設定されている。
上記モータ61の出力軸67が回転されると、上記タイミングベルト73を介して、上記ボールねじナット29が回転されるようになっている。
図5に示すように、上記折り返し部材81は上記アクチュエータ本体ハウジング5及び上記モータハウジング51側(図5中右側)と上記ボールねじ軸41が貫通する部分が開口された中空形状の部材で、内部に動力伝達機構収容部83が形成されている。上記動力伝達機構収容部83内に上記動力伝達機構65が収容されている。また、図5に示すように、上記動力伝達機構収容部83内には軸受76が設置されている、上記軸受76によって上記ボールねじナットホルダ23の先端側(図5中左側)が回転可能に支持されている。上記軸受76の前面(図5中左側)側と上記折り返し部材81の間には上記軸受76に与圧を与える波型座金78が介挿されている。
また、上記ボールねじナットホルダ23の外周側に形成された環状溝には軸受内輪止めリング84が介挿されている。
また、図2に示すように、上記折り返し部材81の前面(図2中左側)のモータ61側(図2中上側)にも前面開口部86が設けられていて、上記前面開口部86はフロントカバー88によって閉塞されている。上記フロントカバー88はスナップフィットによって固定されている。
まず、アクチュエータ1の動作について説明する。
モータ61の出力軸67が回転されると動力伝達機構65を介してボールねじナット29が回転される。上記ボールねじナット29が回転されるとボールねじ軸41が軸方向に移動され、テーブルブラケット131によって上記ボールねじ軸41に連結されたテーブル123も連動して移動される。
まず、アクチュエータ本体ハウジング5に駆動機構21を内装してアクチュエータ本体3を組み立てる。
次に、折り返し部材81の動力伝達機構収容部83内にあらかじめタイミングベルト73を配置しておく。
次に、上記モータ61の出力軸67にモータ側タイミングプーリ69を取り付ける。
次に、上記モータ側タイミングプーリ69と上記ボールねじナットホルダ側タイミングプーリ部71に上記タイミングベルト73を巻回させる。この作業は、上記折り返し部材81の前面開口部86を介して行い、作業完了後にフロントカバー88を取り付ける。
次に、図4に示すように、モータハウジング51を上記アクチュエータ本体ハウジング5に取り付ける。このとき、上記モータハウジング51のハウジング固定用凸部53、55を上記アクチュエータ本体ハウジング5のハウジング固定用凹部11、13、15、17のうちの上記モータ61の取り付け位置に対応した隣接する何れか二つに後方側(図4中右上側)から差し込んで係合させる。
次に、上記アクチュエータ本体ハウジング5にテーブルガイド105を取り付け、テーブル123を取り付ける。
次に、テーブルブラケット131を取り付け、上記ボールねじ軸41の先端側と上記テーブル123の先端側を上記テーブルブラケット131によって連結する。
まず、モータハウジング51はアクチュエータ本体3側が開口されていて上記モータハウジング51のアクチュエータ本体3側の開口部の両端はハウジング固定用凸部53、55となっている。そして、上記モータハウジング51のハウジング固定用凸部53、55をアクチュエータ本体ハウジング5のハウジング固定用凹部11、13、15、17のうちの上記モータ61の取り付け位置に対応した隣接する何れか二つに後方側(図4中右上側)から差し込んで係合させるよういしているので、従来はモータハウジングのアクチュエータ本体側にあった壁がなくなり、駆動機構21とモータ61の距離を小さくできるため折り返し部材81も小さくすることができ、アクチュエータ1の小型化と軽量化を図ることができる。
上記ハウジング固定用凹部11、13、15、17は、底部側が軸心方向(図3中中央)に指向されているので、上記モータハウジング51のアクチュエータ本体ハウジング5からの脱落を防止し、取付作業を行いやすくすることができる。
また、上記ハウジング固定用凹部11、13、15、17は上記アクチュエータ本体ハウジング5の横断面形状である略四角形の角部に設けられているので、アクチュエータ1の構成を簡略化できる。
また、例えば図2に示すように、上記モータハウジング51と上記アクチュエータ本体ハウジング5の軸方向長さ(図2中左右方向長さ)は同じに設定されているので、アクチュエータ1の設置場所の自由度を高めることができる。
この第2の実施の形態の場合も、前記第1の実施の形態の場合と略同様の構成であるが、上記アクチュエータ本体ハウジング5の図8中右側の側面にはハウジング固定用凹部201、203が設けられ、上記アクチュエータ本体ハウジング5の図5中下側の側面にはハウジング固定用凹部205、207が設けられ、上記アクチュエータ本体ハウジング5の図8中左側の側面にはハウジング固定用凹部209、211が設けられている。また、上記ハウジング固定用凹部201、203、205、207、209、211の同じ側面に設けられたものは、底部側が互いに接近する方向に向いている。
また、上記モータハウジング51の横断面方向の大きさは上記アクチュエータ本体ハウジング5の横断面方向の大きさより小さくなっており、ハウジング固定用凸部213、215は互いに接近する方向に指向されている。
なお、その他の構成は前期第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、その他の構成は前記第2の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
なお、その他の構成は前記第1の実施の形態の場合と同じであり、図中同一部分には同一符号を付して示しその説明を省略する。
この第8の実施の形態の場合も前記第1の実施の形態の場合と同様の作用と効果を奏する。
この第9の実施の形態の場合も前記第1の実施の形態の場合と同様の作用と効果を奏する。
この第10の実施の形態の場合も前記第1の実施の形態の場合と同様の作用と効果を奏する。
この第11の実施の形態の場合も前記第1の実施の形態の場合と同様の作用と効果を奏する。
この第12の実施の形態の場合も前記第1の実施の形態の場合と同様の作用と効果を奏する。
まず、ハウジング固定用凸部とハウジング固定用凹部の横断面形状は様々な場合が考えられる。例えば、T字型やL字形の横断面形状を成すハウジング固定用凸部とハウジング固定用凹部が考えられる。
また、アクチュエータ本体ハウジングやモータハウジングの形状は様々な場合が考えられる。
その他、図示した構成はあくまで一例である。
5 アクチュエータ本体ハウジング
11 ハウジング固定用凹部
13 ハウジング固定用凹部
15 ハウジング固定用凹部
17 ハウジング固定用凹部
21 駆動機構
51 モータハウジング
53 ハウジング固定用凸部
55 ハウジング固定用凸部
65 動力伝達機構
81 折り返し部材
201 ハウジング固定用凹部
203 ハウジング固定用凹部
205 ハウジング固定用凹部
207 ハウジング固定用凹部
209 ハウジング固定用凹部
211 ハウジング固定用凹部
213 ハウジング固定用凸部
215 ハウジング固定用凸部
301 ハウジング固定用凸部
303 ハウジング固定用凸部
401 ハウジング固定用凸部
403 ハウジング固定用凸部
601 アクチュエータ本体ハウジング
603 モータハウジング
607 ハウジング固定用凹部
609 ハウジング固定用凹部
611 ハウジング固定用凸部
613 ハウジング固定用凸部
701 アクチュエータ本体ハウジング
703 モータハウジング
707 ハウジング固定用凹部
709 ハウジング固定用凹部
711 ハウジング固定用凸部
713 ハウジング固定用凸部
801 アクチュエータ本体ハウジング
803 モータハウジング
807 ハウジング固定用凹部
809 ハウジング固定用凹部
811 ハウジング固定用凸部
813 ハウジング固定用凸部
815 ハウジング固定用凸部
817 ハウジング固定用凸部
901 アクチュエータ本体ハウジング
903 モータハウジング
907 ハウジング固定用凹部
909 ハウジング固定用凹部
911 ハウジング固定用凸部
913 ハウジング固定用凸部
1001 アクチュエータ本体ハウジング
1003 モータハウジング
1007 ハウジング固定用凸部
1009 ハウジング固定用凸部
1011 ハウジング固定用凹部
1013 ハウジング固定用凹部
Claims (9)
- 駆動機構が収容されたアクチュエータ本体ハウジングと、
上記アクチュエータ本体ハウジングとは軸方向に重合するように配置され内部にモータが収容されるモータハウジングと、
上記アクチュエータ本体ハウジングの一端側と上記モータハウジングの一端側を接続し内部に動力伝達機構が収容される折り返し部材と、
を具備し、
上記アクチュエータ本体ハウジングと上記モータハウジングの両方または何れか一方の向かい合う側面の全面が開口されており、
上記アクチュエータ本体ハウジングと上記モータハウジングの何れか一方の互いに向かい合う側にはハウジング固定用凸部が設けられているとともに上記アクチュエータ本体ハウジングと上記モータハウジングの何れか他方の互いに向かい合う側にはハウジング固定用凹部が設けられていて、
上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部が係合されることで上記アクチュエータ本体ハウジングと上記モータハウジングの側面側が接続されることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1記載のアクチュエータにおいて、
上記ハウジング固定用凹部は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸方向全域に延長されることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1又は請求項2記載のアクチュエータにおいて、
上記ハウジング固定用凹部の底部側は上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの軸心方向へ向けて指向されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1~請求項3の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
上記モータハウジングの側面側の一か所が開口されており、
上記モータハウジングには上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの一方が設けられていて、
上記ハウジング固定用凹部と上記ハウジング固定用凸部のうちの他方は上記アクチュエータ本体ハウジングの複数の側面に設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項4記載のアクチュエータにおいて、
上記モータハウジングは上記アクチュエータ本体ハウジングの任意の側面に接続されることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1~請求項5の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
上記アクチュエータ本体ハウジングまたは上記モータハウジングの断面形状は略四角形であり、
上記ハウジング固定用凹部は上記略四角形の角部に設けられていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1~請求項6の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
上記モータハウジングの軸方向長さは上記アクチュエータ本体ハウジングの軸方向長さと略同じであることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1~請求項7の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
上記モータハウジングの開口部の両端が上記ハウジング固定用凸部となっており上記ハウジング固定用凸部は互いに接近する方向に指向されていることを特徴とするアクチュエータ。 - 請求項1~請求項8の何れかに記載のアクチュエータにおいて、
テーブル型であることを特徴とするアクチュエータ。
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