JP6158660B2 - 減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、減速機に係り、少なくとも3つ以上の減速ギアを有する減速機に関する。
減速機は、既に多くの分野で利用されており、また、減速機の構造については高い減速効果を得るための構造が種々開発されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の減速機では、モータの回転運動を減速して出力軸に伝達する際に高い減速効果を得る目的から複数の減速ギアを用いている。
特開平10−6780号公報
ところで、減速機については、その利用分野に関わらず装置サイズの小型化が求められている。一方で、特許文献1に記載の減速機のように、出力軸の径方向において減速ギアの回転中心同士が互いに離れている減速機では、減速ギアの設置スペースが上記の径方向において広がるので、減速機の小型化が阻まれる虞がある。とりわけ、より高い減速比を得るために減速ギアの径を大きくする場合には、出力軸の径方向において減速ギアの回転中心同士がさらに離間するために、減速機の小型化が阻まれるという弊害が特に顕著化する。そして、装置サイズの小型化が阻まれる結果、減速機をその設置スペースに納めきれなくなり、減速機を必要とする機器への減速機の搭載が不能となる可能性がある。
また、各減速ギアを含む減速機内のレイアウトについて、装置サイズの小型化を達成し得るように設計する際には、減速ギアやその周辺機器に掛かる荷重を考慮し、当該荷重によって減速ギアの位置ずれ等が生じないように設計する必要がある。このような要求に対して、減速ギアを含む個々の部品をより高強度の材質によって形成しようとすると、その分、コストが嵩んでしまうことになる。このため、個々の部品を高強度の材質にて形成する場合よりも安価な構成にて、減速ギアの支持状態を安定させることが求められている。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の減速ギア、より具体的には少なくとも3つ以上の減速ギアを備える減速機として、出力軸の径方向におけるサイズをより小型化した装置を提供することである。
また、本発明の他の目的は、小型化された減速機において減速ギアの支持状態を安定させる構成をより安価に実現することである。
前記課題は、本発明の減速機によれば、モータの回転運動を減速して出力軸に伝達する減速機であって、回転する第1減速ギアと、該第1減速ギアの回転運動が少なくとも1つ以上の中間ギアを経由して伝達されることで回転する第2減速ギアと、前記第1減速ギア及び前記第2減速ギアの双方を回転自在に支持するために形成された前記双方に共通のギア支持部を有するギア支持部形成体と、を備え、該ギア支持部形成体において、前記ギア支持部は、前記出力軸の軸方向に沿って突出して形成され、前記軸方向に沿って形成された穴を有しており、前記双方は、前記双方の各々の回転中心が一致し、かつ、前記双方の各々の前記ギア支持部に支持されている部分同士が前記軸方向において互いに重なった状態で前記ギア支持部に支持されており、前記第1減速ギアは、前記第1減速ギアの前記回転中心に沿って形成された貫通穴を有し、該貫通穴に前記ギア支持部が挿入されることで前記ギア支持部の外側に位置した状態で前記ギア支持部に支持され、前記第2減速ギアは、前記第2減速ギアの前記回転中心に沿って設けられた被挿入部を有し、該被挿入部が前記穴に挿入されることで前記ギア支持部の内側に位置した状態で前記ギア支持部に支持されていることにより解決される。
上記の減速機では、第1減速ギア及び第2減速ギアの双方が、双方に共通のギア支持部によって回転自在に支持されている。かかる構成であれば、各減速ギアを支持する部材が減速ギア単位で個別に設けられている構成よりも減速機を小型化することが可能となる。また、第1減速ギア及び第2減速ギアが上記のギア支持部に支持された状態では、両減速ギアの回転中心同士が一致し、各減速ギアのギア支持部に支持されている部分同士が出力軸の軸方向において互いに重なっている。かかる構成であれば、出力軸の径方向において減速ギアの回転中心同士が互いに離れている構成と比較して、当該径方向において減速機のサイズをより小型化することが可能となる。
以上のように、本発明の減速機は、少なくとも3つ以上の減速ギアを備える減速機として、出力軸の径方向におけるサイズをより小型化したものとなる。
また、上記の構成は、両減速ギアの回転中心同士が一致し、かつ、各減速ギアのギア支持部に支持されている部分同士が出力軸の軸方向において互いに重なるように両減速ギアをギア支持部に支持させる構成として有効なものである。
また、上記の減速機において、前記第1減速ギアは、前記第1減速ギアの前記回転中心に沿って並んだ状態で設けられ互いに径が異なる2つの歯車部を有し、前記第2減速ギアは、前記出力軸に取り付けられている軸取り付け部を有し、前記双方が前記ギア支持部に支持されている状態では、前記2つの歯車部中、より大径となった大径歯車部と、前記軸取り付け部と、が少なくとも前記軸方向において互いに重なっていると、好適である。
さらに、上記の減速機において、前記軸取り付け部は、前記出力軸が挿入される軸挿入穴を有し、該軸挿入穴に前記出力軸が挿入されることで前記出力軸に取り付けられ、前記大径歯車部の径方向内側には、前記出力軸に取り付けられた状態の前記軸取り付け部の一部又は全部が配置されていると、より好適である。
以上の構成では、第1減速ギア及び第2減速ギアがギア支持部に支持された状態にあるとき、第1減速ギアが有する大径歯車と、第2減速ギアの軸取り付け部と、が出力軸の軸方向において互いに重なっている。より具体的には、第1減速ギアが有する大径歯車の径方向内側に、第2減速ギアの軸取り付け部の一部又は全部が配置されている。これにより、例えば、軸取り付け部を含む第2減速ギア全体を傾かせる荷重が第2減速ギアに作用したとしても、軸取り付け部が大径歯車部に規制されるので、第2減速ギアの傾きを抑制することが可能となる。こうした効果により、上記の荷重に耐え得る高強度の材質によって第2減速ギアを形成する等の措置を要さず、その分、装置の製造コストを抑えることが可能となる。したがって、上記の構成を採用することにより、小型化された減速機において、より安価な構成にて第2減速ギアの支持状態を安定させることが可能となる。
また、上記の減速機において、前記モータに取り付けられたモータ側歯車と前記大径歯車部とが噛み合って前記モータの回転運動が前記第1減速ギアに伝達されることで前記第1減速ギアが回転し、前記第1減速ギアの回転運動が前記中間ギアを経由して前記第2減速ギアに伝達されることで前記第2減速ギアが前記出力軸と一体的に回転すると、より一層好適である。
以上の構成では、第2減速ギアが減速機において最終段の減速ギアに相当し、出力軸と一体的に回転する。つまり、第2減速ギアには、モータの回転が減速されて出力軸に伝達されるにあたり比較的大きな荷重が作用することになり、結果として、第2減速ギアの位置ずれが起こり易くなる。このような状況の下では、より安価な構成にて第2減速ギアの支持状態を安定させることがより有意義となり、本発明の効果がより有効に発揮されることとなる。
また、上記の減速機において、前記ギア支持部形成体は、前記第1減速ギア、前記中間ギア及び前記第2減速ギアを収容するケースであり、前記ギア支持部は、前記出力軸を支持するために前記ケースの内壁に設けられた軸支持部であると、さらに好適である。
以上の構成では、出力軸を支持するためにケース内壁に設けられた軸支持部を、ギア支持部として兼用することで、軸支持部とは別にギア支持部を設ける構成と比較して、部品点数を削減し装置の製造コストを抑えることが可能となる。
本発明によれば、少なくとも3つ以上の減速ギアを備える減速機について、出力軸の径方向におけるサイズをより小型化することが可能である。これにより、減速機を必要とする機器に対する減速機の搭載性が向上することになる。
また、本発明によれば、上記の如く出力軸の径方向において小型化された減速機において、第2減速ギアの支持状態をより安価な構成にて安定させることが可能である。
本発明の一実施形態に係る減速機の正面図である。 本発明の一実施形態に係る減速機の平面図である。 本発明の一実施形態に係る減速機の分解斜視図である(その1)。 本発明の一実施形態に係る減速機の分解斜視図である(その2)。 本発明の一実施形態に係るケースの側面図である。 図1のA−A断面を示す図である。 図2のB−B断面を示す図である。 図2のC−C断面を示す図である。 図1のD−D断面を示す図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、本実施形態)に係る減速機について図面を参照しながら説明する。なお、以下では、本実施形態に係る減速機を、本装置1と呼ぶこととする。
本装置1は、モータ2の回転運動を減速して出力軸3に伝達するものであり、その外観は、図1及び図2に図示したものとなっている。図1及び図2は、本装置1の外観を示す図であり、図1は、本装置1の正面図を、図2は、本装置1の平面図(モータ2側から見た図)を、それぞれ示している。なお、図1には、矢印にて本装置1の上下方向を表しており、図2には、矢印にて本装置1の厚み方向を表している。
本装置1は、樹脂からなるケース4を備えており、例えば図1に示すように、ケース4の上端部にはモータ2を収容するモータ収容部4aが形成されており、下端部には出力軸3がケース4を貫通した状態で設けられている。なお、本実施形態において、モータ2は、その回転軸が本装置1の上下方向に沿った状態でモータ収容部4aに収容されている。また、出力軸3は、本装置1の厚み方向に沿ってケース4を貫通している。
次に、本装置1の構成部品について図3乃至5を参照しながら説明する。図3及び4は、本装置1の分解斜視図である。図5は、本実施形態に係るケース4の側面図である。
本装置1の主要な構成部品は、側面視で図5に図示の外形形状を有するケース4、及び、ケース4内に収容された複数の減速ギアである。そして、本実施形態では3つの減速ギアが備えられており、具体的には、初期減速ギア5、中間ギア6及び後期減速ギア7が備えられている。
ケース4は、上記3つの減速ギアを内部に収容するものであり、図3及び4に示すように、開口を有する有底箱状のケース本体11と、当該開口を塞ぐケース蓋12と、を組み合わせることで構成されている。ケース本体11及びケース蓋12の各々の下端部には、出力軸3を通すための軸穴11a、12aが形成されている。また、図3に示すように、ケース本体11の内壁のうち、軸穴11aの縁部に相当する部分は、出力軸3の軸方向に沿って円筒状に突出して軸支持部13を形成している。
軸支持部13は、出力軸3を支持するためにケース本体11の内壁に設けられた部分であり、ケース本体11を樹脂にて成形する際にケース本体11中の他の部分と一体的に成形される。また、軸支持部13は、出力軸3の軸方向に沿って形成された穴(すなわち、軸穴11a)を有しており、この穴に出力軸3が挿入されることで出力軸3を回転自在に支持する。さらに、本装置1では、軸支持部13に初期減速ギア5及び後期減速ギア7が回転自在に支持されることになっている。かかる構成については、後に詳しく説明する。
初期減速ギア5、中間ギア6及び後期減速ギア7は、それぞれ歯車部を有しており、モータ2の回転運動を出力軸3に伝達させるために所定方向に回転する。なお、初期減速ギア5は、本発明の第1減速ギアに相当し、後期減速ギア7は、本発明の第2減速ギアに相当する。
以下、図6乃至9を参照しながら、各減速ギアについて個別に説明する。図6は、図1のA−A断面を示す図であり、図7は、図2のB−B断面を示す図であり、図8は、図2のC−C断面を示す図であり、図9は、図1のD−D断面を示す図である。なお、図6及び9の各々には、矢印にて、対応する方向を表している。
初期減速ギア5は、図6に示すように、モータ2の回転軸の先端部に設けられたモータ側歯車としてのウォーム8と噛み合い、モータ2の回転運転を直接受けて回転する減速ギアである。この初期減速ギア5は、例えば樹脂材料からなり、互いに異径となった2つの歯車部5a、5bを有する。当該2つの歯車部5a、5bは、初期減速ギア5の回転中心に沿って並んだ状態で設けられ、そのうち、より大径な歯車部(以下、大径歯車部)5aは、図6に示すように上記のウォーム8と噛み合い、より小径な歯車部(以下、小径歯車部)5bは、図7に示すように中間ギア6と噛み合っている。
また、初期減速ギア5の径方向中央部(中央部分)には、初期減速ギア5の回転中心に沿って形成された円形開口の貫通穴5cが形成されている。この貫通穴5cの径は、ケース本体11の軸支持部13の外径よりも僅かに大きくなっている。そして、初期減速ギア5は、図6に示すように、貫通穴5c内に軸支持部13が挿入されることで、同軸支持部13cに回転可能に支持されている。このように本装置1では、出力軸3を支持するために形成された軸支持部13を初期減速ギア5の支持部として兼用している。
なお、軸支持部13に支持された初期減速ギア5は、図6に示すように、軸支持部13の径方向外側に位置し、さらに、出力軸3の軸方向において大径歯車部5aが小径歯車部5bよりも内側(ケース蓋12とは反対側)に配置された状態にある。
中間ギア6は、初期減速ギア5と後期減速ギア7との間に介在し、初期減速ギア5の回転運動を後期減速ギア7に伝達する減速ギアである。ちなみに、本実施形態では中間ギア6を1つのみ用いており、中間ギア6を複数用いる構成と比較して装置の小型化を達成している。
中間ギア6は、例えば樹脂材料からなり、互いに異径となった2つの歯車部6a、6bを有する。当該2つの歯車部6a、6bは、中間ギア6の回転中心に沿って並んだ状態で設けられ、そのうち、より大径な歯車部(以下、大径歯車部)6aは、図6に示すように、初期減速ギア5が有する小径歯車部5bと噛み合っており、より小径な歯車部(以下、小径歯車部)6bは、図8に示すように後期減速ギア7と噛み合っている。
また、中間ギア6の径方向中央部には円形開口の貫通穴6cが形成されている。この貫通穴6cには図6や図7に図示の支持ピン9が挿入され、これにより、中間ギア6は、当該支持ピン9に回転自在に支持されている。支持ピン9は、図6に示すように、出力軸3と平行となるようにケース本体11及びケース蓋12の各々に取り付けられている。なお、図6に示すように、中間ギア6が支持ピン9に支持された状態では、出力軸3の軸方向において大径歯車部6aが小径歯車部6bよりも外側(ケース蓋12が位置する側)に位置している。
さらにまた、本実施形態に係る中間ギア6は、図3及び図4に示すように、大径歯車部6aを構成するパーツと、小径歯車部6bを構成するパーツと、に分割可能となっている。このように中間ギア6を複数のパーツに分割可能とする構成は、装置重量を低減する上で好適な構成である。
後期減速ギア7は、図6に示すように、出力軸3に支持され、出力軸3と一体的に回転する減速ギアである。すなわち、後期減速ギア7は、本装置1が備える複数の減速ギアのうち、最終段の減速ギアに該当し、初期減速ギア5の回転運動が中間ギア6を経由して後期減速ギア7に伝達されることで回転する。後期減速ギア7は、例えば樹脂材料からなり、その径方向中央部に円筒部7aを備えている。この円筒部7aは、本発明の軸取り付け部に相当し、出力軸3に取り付けられる部分である。
また、後期減速ギア7は、円筒部7aの外周面から鍔状に張り出た鍔状部7bと、当該鍔状部7bの外縁部を取り囲むように設けられたリング型の歯車部7cと、を有する。この歯車部7cは、外周部分に歯車を有し、図8に示すように中間ギア6が備える小径歯車部6bと噛み合っている。
一方、円筒部7aの径方向中央部に形成された内側穴は、軸挿入穴に相当し、図6に示すように、当該内側穴には出力軸3が挿入されている。このように円筒部7aの内側穴に出力軸3が挿入されることで円筒部7aが出力軸3に取り付けられている。
さらに、円筒部7aのうちの一部分は、図6に示すように、ケース本体11の軸支持部13に形成された穴(軸穴11a)に挿入されている。つまり、円筒部7aは、本発明の被挿入部に相当し、出力軸3に取り付けられた状態で出力軸3とともに軸支持部13の穴に挿入されている。そして、円筒部7aが軸支持部13の穴に挿入されることで、後期減速ギア7及び出力軸3が軸支持部13によって回転自在に支持されている。このように本装置1では、出力軸3を支持するために形成された軸支持部13を後期減速ギア7の支持部として兼用している。
なお、後期減速ギア7が軸支持部13に支持された状態では、図6に示すように、円筒部7aの一部、厳密には、鍔状部7bを挟んで互いに反対側に位置する2つの部分のうち、出力軸3の軸方向における長さがより大きい方の部分が軸支持部13の径方向内側に配置されている。
さらにまた、本実施形態に係る後期減速ギア7では、図3及び図4に示すように、歯車部7cを構成する部分が、それ以外の部分(すなわち、円筒部7a及び鍔状部7b)と分離可能となっている。すなわち、本実施形態に係る後期減速ギア7は、中間ギア6と同様、複数のパーツに分割可能となっており、これにより装置重量の低減が図られている。
次に、装置の小型化を図るために本装置1が採用している構成について説明する。
本装置1では、前述したように、出力軸3を支持するためにケース4(厳密にはケース本体11)の内壁に設けられた軸支持部13に、初期減速ギア5及び後期減速ギア7の双方が回転自在に支持されている。つまり、軸支持部13は、本発明のギア支持部に相当し、当該軸支持部13を有するケース(厳密にはケース本体11)は、本発明のギア支持部形成体に相当する。このように軸支持部13をギア支持部として兼用することで、一般的にギア支持部として使用されるピンを削減することが可能となり、その分だけ部品点数が削減し、また、上記のピンを取り付ける作業が省略されることになる。この結果、本装置1については、その製造コストがより抑えられたものとなっている。
また、本装置1では、上述したように、軸支持部13が初期減速ギア5及び後期減速ギア7の双方に共通のギア支持部として機能している。これにより、本装置1は、減速ギア毎に個別のギア支持部を有する減速機と比較して、より小型化されたものとなっている。
さらに、本装置1では、装置小型化のために、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が軸支持部13に支持された状態において、両減速ギアの回転中心同士が一致し、かつ、両減速ギアの各々における軸支持部13に支持されている部分同士が出力軸3の軸方向において互いに重なっている。
図6及び図9を参照しながら具体的に説明すると、初期減速ギア5は、前述したように、軸支持部13が初期減速ギア5の貫通穴5cに挿入された状態で配置されている。つまり、本実施形態において、初期減速ギア5は、図6や9に示すように軸支持部13の径方向外側で当該軸支持部13を取り囲むように配置されている。
一方、後期減速ギア7については、円筒部7aの内側穴に出力軸3が嵌装されることで出力軸3に取り付けられており、かかる状態で円筒部7aの一部分が軸支持部13の穴(軸穴11a)に挿入されている。つまり、本実施形態において、円筒部7aの一部分は、図6や9に示すように、出力軸3に取り付けられた状態で軸支持部13の径方向内側に配置されている。換言すると、後期減速ギア7のうち、円筒部7aの一部分は、初期減速ギア5の貫通穴5cの内側に配置されていることになる。
以上で説明した位置関係により、本装置1では、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が軸支持部13に支持されると、両減速ギアの回転中心同士が一致し、かつ、各減速ギア中の軸支持部13に支持されている部分同士が出力軸3の軸方向において重なるようになる。換言すると、初期減速ギア5の回転中心と中間ギア6の回転中心との間の距離が、後期減速ギア7の回転中心と中間ギア6の回転中心との間の距離と等しくなる。この結果、初期減速ギア5及び後期減速ギア7の設置スペースが出力軸3の径方向において広がるのを抑え、当該径方向において装置サイズがより小さくなる。
そして、装置サイズが小型化することで、本装置1は、減速機を必要とする機器への搭載性が高いものとなり、当該機器へ良好に搭載することが可能となる。こうした効果は、車両のように減速機の設置スペースが限られている場合に特に有効である。さらにまた、装置サイズが小型化することで、例えばクラッチ機構のような付加的な機構を減速機自体に設けたり比較的径が大きな減速ギアを用いたりしても、減速機を必要とする機器への搭載性を確保することが可能となる。
なお、本実施形態では、図6に示すように、初期減速ギア5及び後期減速ギア7と隣り合う位置に中間ギア6が1つのみ配置されている。そして、同図に示すように、出力軸3の軸方向において、中間ギア6の両端は、初期減速ギア5と後期減速ギア7とが配置されている範囲内に位置している。このように中間ギア6の設置スペースが、出力軸の軸方向において初期減速ギア5の設置スペース及び後期減速ギア7の設置スペース内に収まっていることで、本装置1の更なる小型化が実現されている。
また、前述したように、初期減速ギア5及び後期減速ギア7は、出力軸3の軸方向において互いに重なった状態で軸支持部13に支持されているが、具体的に説明すると、図6に示すように、後期減速ギア7の円筒部7aが初期減速ギア5中の大径歯車部5a及び小径歯車部5bと出力軸3の軸方向において重なっている。
より詳しく説明すると、初期減速ギア5の貫通穴5cに軸支持部13が挿入されて初期減速ギア5が軸支持部13の径方向外側に位置している一方で、後期減速ギア7の円筒部7aの一部分が軸支持部13の穴(すなわち、軸穴11a)に挿入されて軸支持部13の径方向内側に位置している。つまり、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が軸支持部13に支持された状態では、円筒部7aの一部分が初期減速ギア5の歯車部5a、5bの径方向内側に配置されている。換言すると、円筒部7aの径方向外側には、軸支持部13の周壁と初期減速ギア5の歯車部5a、5bが配置されていることになる。
以上の位置関係により、本装置1では、後期減速ギア7の支持状態をより安価な構成にて安定させることが可能である。具体的に説明すると、本装置1では、前述したように、円筒部7aの径方向外側に、軸支持部13の周壁と初期減速ギア5の歯車部5a、5bが配置されている。このため、意図しない荷重により後期減速ギア7全体が傾くように動こうとすると、円筒部7aが軸支持部13の内周面に当接する。すなわち、円筒部7aを含む後期減速ギア7全体の動きは、軸支持部13の周壁、及び、当該周壁の外側に位置する初期減速ギア5の大径歯車部5aに規制されるようになる。このような構成により、本装置1では、後期減速ギア7の支持状態を安定させる上で、上記の荷重に耐え得る程度に高強度の材質によって後期減速ギア7を形成することを要しないので、その分、装置の製造コストを抑えることが可能となる。すなわち、本装置1では、より安価な構成にて後期減速ギア7の支持状態を安定させることが可能となる。
なお、より安価な構成にて後期減速ギア7の支持状態を安定させるためには、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が軸支持部13に支持された状態において、初期減速ギア5の大径歯車部5aと後期減速ギア7の円筒部7aとが少なくとも出力軸3の軸方向において互いに重なっていればよい。具体的には、出力軸3に取り付けられた状態の円筒部7aの一部又は全部が大径歯車部5aの径方向内側に配置されていればよい。すなわち、初期減速ギア5の大径歯車部5aは、その径方向において比較的厚みを有するので、当該大径歯車部5aと円筒部7aの一部又は全部が重なっていれば、円筒部7aの傾きを好適に規制し後期減速ギア7の支持状態を安定させることが可能となる。
さらに、上記の構成は、後期減速ギア7が減速機において最終段の減速ギアとして出力軸3と一体的に回転する場合に特に有意義なものとなる。分かり易く説明すると、モータ2の回転運動が減速されて出力軸3に伝達される過程において、最終段の減速ギアには比較的大きな荷重が作用することになる。ゆえに、最終段の減速ギアについては、一般的に、その支持状態が不安定となり易い傾向にある。したがって、最終段の減速ギアである後期減速ギア7の支持状態をより安価な構成にて安定させることは、より小型化された減速機の仕様として有意義であり、その効果についても、より有効に発揮されることになる。
ところで、本実施形態では、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が出力軸3から見て同一方向に回転するようになっている。一方、本実施形態のように出力軸3の軸方向において初期減速ギア5及び後期減速ギア7が互いに重なった構成では、両減速ギア同士を隔てるために仕切部材をギア間に設ける必要がある。そこで、本実施形態では、後期減速ギア7の初期減速ギア5と対向する部分、及び、初期減速ギア5の後期減速ギア7と対向する部分の双方の間に、当該双方の各々と摺接する摺接部材が仕切部材として配置されている。
ここで、後期減速ギア7の初期減速ギア5と対向する部分とは、鍔状部7bの初期減速ギア5との対向面から初期減速ギア5に向かって突出した後期減速ギア側突出部7dである。後期減速ギア側突出部7dは、図4や図6に示すように、円環状に形成されており、その内径は円筒部7aの外径よりも幾分大径となっている。一方で、初期減速ギア5の後期減速ギア7と対向する部分とは、大径歯車部5aの後期減速ギア7との対向面から後期減速ギア7に向かって突出した初期減速ギア側突出部5dである。この初期減速ギア側突出部5dは、図3や図6に示すように、初期減速ギア5の回転方向に沿って一定間隔毎に形成された弧状の凸部となっている。
そして、図6に示すように、出力軸3の軸方向において後期減速ギア側突出部7dと初期減速ギア側突出部5dとの間に挟まれる位置にはワッシャ10が配置されている。このワッシャ10は、金属又は樹脂材料からなる比較的薄肉の円環状体であり、その中央部に形成された穴には出力軸3が挿通されている。そして、初期減速ギア5及び後期減速ギア7が回転すると、ワッシャ10が両減速ギア5、7の各々と摺接して両減速ギア5、7と同じ方向に回転する。
以上のように比較的薄肉のワッシャ10を仕切部材として用いることで、出力軸3の軸方向において装置サイズをより小型化することが可能となる。さらに、上記2つの減速ギア5、7は、それぞれ、互いに対向し合う突出部5d、7dを備えており、当該突出部5d、7dがワッシャ10と摺接する位置に配置されているので、より一層の小型化を図ることが可能となる。なお、突出部5d、7d同士の間に挟まれる位置にワッシャ10を配置することで、ワッシャ10の位置を規制し、各減速ギア5、7をワッシャ10に対して適切に摺接させることが可能となる。
一方、本装置1では、ワッシャ10を介して互いに対向する2つの減速ギア5、7が同一方向に回転し、各減速ギア5、7の回転に伴ってワッシャ10が各減速ギア5、7と同じ回転方向に連れ回るようになる。これにより、各減速ギア5、7とワッシャ10との回転速度差がより小さくなるように抑えられるので、各減速ギア5、7とワッシャ10との摺接によるロス(摺動ロス)が抑えられ、結果として、本装置1における減速効率の低下が抑制されることになる。
以上までの説明において本発明の減速機の一実施形態について説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、上記の実施形態では、減速機の一例として減速ギアを3個備える形式、すなわち、3段減速形式の減速機を例に挙げて説明した。しかし、これに限定されるものではなく、初期減速ギア5と後期減速ギア7との間に少なくとも1個以上の中間ギア6を備えていればよい。つまり、減速の段階が3段以上である減速機に対して本発明は適用可能である。
また、上記の実施形態では、各減速ギア5、6、7の材質として樹脂材料を用いるケースを例に挙げて説明したが、これに限定されず、金属を用いることとしてもよい。
1 本装置(減速機)
2 モータ、3 出力軸
4 ケース(ギア支持部形成体)
4a モータ収容部
5 初期減速ギア(第1減速ギア)
5a 大径歯車部、5b 小径歯車部、5c 貫通穴
5d 初期減速ギア側突出部
6 中間ギア
6a 大径歯車部、6b 小径歯車部、6c 貫通穴
7 後期減速ギア(第2減速ギア)
7a 円筒部(被挿入部、軸取り付け部)
7b 鍔状部、7c 歯車部
7d 後期減速ギア側突出部
8 ウォーム(モータ側歯車)、9 支持ピン
10 ワッシャ(摺接部材)
11 ケース本体、11a 軸穴(穴)
12 ケース蓋、12a 軸穴
13 軸支持部(ギア支持部)

Claims (5)

  1. モータの回転運動を減速して出力軸に伝達する減速機であって、
    回転する第1減速ギアと、
    該第1減速ギアの回転運動が少なくとも1つ以上の中間ギアを経由して伝達されることで回転する第2減速ギアと、
    前記第1減速ギア及び前記第2減速ギアの双方を回転自在に支持するために形成された前記双方に共通のギア支持部を有するギア支持部形成体と、を備え、
    該ギア支持部形成体において、前記ギア支持部は、前記出力軸の軸方向に沿って突出して形成され、前記軸方向に沿って形成された穴を有しており、
    前記双方は、前記双方の各々の回転中心が一致し、かつ、前記双方の各々の前記ギア支持部に支持されている部分同士が前記軸方向において互いに重なった状態で前記ギア支持部に支持されており、
    前記第1減速ギアは、前記第1減速ギアの前記回転中心に沿って形成された貫通穴を有し、該貫通穴に前記ギア支持部が挿入されることで前記ギア支持部の外側に位置した状態で前記ギア支持部に支持され、
    前記第2減速ギアは、前記第2減速ギアの前記回転中心に沿って設けられた被挿入部を有し、該被挿入部が前記穴に挿入されることで前記ギア支持部の内側に位置した状態で前記ギア支持部に支持されていることを特徴とする減速機。
  2. 前記第1減速ギアは、前記第1減速ギアの前記回転中心に沿って並んだ状態で設けられ互いに径が異なる2つの歯車部を有し、
    前記第2減速ギアは、前記出力軸に取り付けられている軸取り付け部を有し、
    前記双方が前記ギア支持部に支持されている状態では、前記2つの歯車部中、より大径となった大径歯車部と、前記軸取り付け部と、が少なくとも前記軸方向において互いに重なっていることを特徴とする請求項1に記載の減速機。
  3. 前記軸取り付け部は、前記出力軸が挿入される軸挿入穴を有し、該軸挿入穴に前記出力軸が挿入されることで前記出力軸に取り付けられ、
    前記大径歯車部の径方向内側には、前記出力軸に取り付けられた状態の前記軸取り付け部の一部又は全部が配置されていることを特徴とする請求項に記載の減速機。
  4. 前記モータに取り付けられたモータ側歯車と前記大径歯車部とが噛み合って前記モータの回転運動が前記第1減速ギアに伝達されることで前記第1減速ギアが回転し、
    前記第1減速ギアの回転運動が前記中間ギアを経由して前記第2減速ギアに伝達されることで前記第2減速ギアが前記出力軸と一体的に回転することを特徴とする請求項又はに記載の減速機。
  5. 前記ギア支持部形成体は、前記第1減速ギア、前記中間ギア及び前記第2減速ギアを収容するケースであり、
    前記ギア支持部は、前記出力軸を支持するために前記ケースの内壁に設けられた軸支持部であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の減速機。
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